JP6749915B2 - 補綴具を組織に固定するための湾曲した外科用締結具 - Google Patents

補綴具を組織に固定するための湾曲した外科用締結具 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年11月24日出願の本願と同一出願人に譲渡された米国意匠特許出願第29/509,958号に関し、該出願の開示は参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本発明は、概して外科用締結具に関し、より詳細には、外科用メッシュなどの補綴具を組織に固定するための湾曲した外科用締結具に関する。
ヘルニアは、患者の腹部筋肉壁又は鼠蹊部内の弱い場所若しくは欠損を貫通して腸管又は腸の小さいループが突出する状態である。この状態は一般的にヒト、特に男性に生じる。ヘルニアは、患者が生まれつきこの問題を有する先天性欠損により起こることがあり、又は過剰な負荷によって、若しくは重いものを持ち上げることによって起こることがある。重いものを持ち上げることにより腹壁に多大な圧力が加わり、腹筋の弱い部分で破裂又は破断が生じて、欠損又は開口を生じさせる場合があることが分かっている。いずれのヘルニアのケースでも、患者にはその欠損を貫通して突出する見た目の悪い腸組織の出っ張りが残る場合があり、これが痛みを生じさせ、持ち上げる力の低下を生じさせる場合があり、場合によっては大腸の圧迫、又は、突出組織への血流が遮断された場合は他の合併症を起こす可能性がある。
ヘルニアの症状を直すための一般的な解決策は手術である。外科的手術の間、開いた切開部を通じて、又はトロカールなどのアクセスポートを通じて内視鏡的に欠損部にアクセスし、欠損部を注意深く検査する。いずれの場合でも、脈管及び神経のネットワークが典型的な欠損領域に存在するため、注意深い検査が必要であり、そのため外科医は、高度なスキル及び注意をもってヘルニア修復術を実施しなければならない。この領域には、胃血管、外腸骨血管、及び下腹壁血管、並びに鼠径床を通じて延びる輸精管などの生殖管などの血管構造が見出され得る。
一旦、外科医が患者の生体構造に精通すると、外科医は欠損部を通して内臓を患者の腹部内に慎重に再配置する。欠損部の修復には、欠損部を縫合糸又は締結具で閉じる工程が含まれ得るが、一般的には、開いた欠損部の上にメッシュパッチなどの外科的補綴物を配置する工程と、メッシュパッチを、縫合糸又は外科用締結具を用いて腹壁又は鼠径床に取り付ける工程とを含み得る。メッシュパッチはバリアとして機能し、欠損部を通した腸の排出を防ぐ。
鼠径ヘルニア修復術は、外科用メッシュを欠損の上に配置して固着させる工程を含む。血管及び神経が存在するので避けなければならない特定部位(運命の三角形(triangle of doom)及び痛みの三角形(triangle of pain)として知られる)、及びメッシュの固着に使用することができる特定部位(クーパー靱帯、裂孔靱帯、腹壁)が存在する。クーパー靱帯は恥骨櫛靭帯としても知られ、骨盤の恥骨上枝上にある。この靭帯の厚さは通常、1mm〜3mmである。
縫合糸はヘルニアメッシュの固着に広く使用され、メッシュをクーパー靱帯に固着させるために用いられる。メッシュパッチを鼠径床に縫合して取り付けることは、開腹処置によく適している。しかしながら、腹腔鏡処置では、縫合は高度なスキル及び時間を必要とするので、好ましくない。
フィブリン接着剤及びシアノアクリレート接着剤などの接着剤もまた、ヘルニアメッシュの固着に使用されている。しかしながら、接着剤は、高額であること、保存条件が特殊であること、調製の問題、及び湿組織上では有効性が低下することから、その使用は限定的である。
自己粘着外科用メッシュもまた、胸腔鏡下ヘルニア修復術で使用される。外科医によっては、自己粘着性であることから取り扱いが若干困難であると指摘するものもいる。加えて、外科医は、メッシュを組織に機械的に固着することによる付加的保証を好む場合が多い。
外科用締結具は、多くの場合、内視鏡的処置又は開腹処置中にメッシュパッチを鼠径床に取り付けるために使用される。内視鏡的処置の最も初期のタイプの1つは、ステープルを組織内に打ち込む外科用ステープラの使用を伴う。外科用ステープラは、典型的には、ステープラカートリッジ内に連続的に収容されている未成形ステープルの積層体を有する。ステープルは、アプリケータ器具内でばね機構によって順に前進するか又は送り込まれる。ステープルが打ち込まれると、アンビルがステープルのアームに係合し、アームを閉じた締付位置に曲げる。
別のヘルニアメッシュ取り付け器具は、ばねの小部分に似た螺旋状ワイヤー締結具を用いる。複数の螺旋状締結具は、アプリケータ器具のシャフト内に連続的に格納されてもよく、組織内へと螺旋状に進められるか又は回転されてもよい。荷重ばねが、複数の螺旋状締結具をシャフト内の遠位に付勢又は送達するために用いられ得る。
外科用締結具は、一般的に、ステンレス鋼、ニチノール、又はチタンなどの金属から作製されている。金属製締結具の使用は、十分な保持強度、様々な補綴メッシュの貫通、及び製造の容易さを提供するために必要であった。金属製メッシュ固着装置は、メッシュをクーパー靱帯に固定する際に非常に効果的であるが、金属製装置が長期間にわたる患者の痛み及び不快感に寄与する疑いがある。
恒久的な金属製締結具の使用に伴う課題に応えて、メッシュを組織に固定するための吸収性メッシュ固着装置が開発されてきた。最近まで、吸収性の組織締結具は市販されておらず、外科医は、身体内に恒久的に残留しない固着手段を提供するために、吸収性縫合糸を使用するしかなかった。しかしながら、縫合糸の使用は、腹腔鏡処置では過度に困難であるので、治療が開放式で行われる場合を除いては一般的に使用されない。手術のトレンドが、異物の蓄積が最小限である、より低侵襲な技術に向かう中、腹腔鏡下で適用することができ、最小外形を有する、メッシュを組織に固着させるための吸収性組織締結具の必要性が依然として存在する。
上に述べたように、上記の進歩にも関わらず、外科用締結具の更なる改善への必要性が依然として存在する。具体的には、最小外形を有する外科用締結具、より小さな外形を有する外科用締結具、組織内で十分な係止力を達成する外科用締結具、腹腔鏡下で適用することが可能な外科用締結具、優れた保持強度を有する外科用締結具、脈管及び神経を傷つけない外科用締結具、及び吸収性である外科用締結具の必要性が依然として存在する。
本特許出願は、外科用メッシュなどの補綴具を組織に固定するための湾曲した外科用締結具を開示する。一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、該締結具の最遠位端に位置する湾曲した組織貫入尖端部を有する。曲率の大きさ及び長さは、組織内への湾曲した外科用締結具の貫入の深さ、及び組織から湾曲した外科用締結具を引き抜くのに必要な引張力を制御する。湾曲部材の近位端の曲率は、好ましくは、近位端において外科用メッシュを効率的に捕捉する、捕捉形状(captivating geometry)を有する。捕捉形状は、メッシュを固定するための半径部分又は接線部分を有してもよい。また、外科用メッシュは、初期貫入位置に固定され、湾曲した外科用締結具の近位端に位置する返し部によって所定位置にロックされることができる。本発明は動作のいかなる特定の理論によっても制限されないが、本明細書に開示される実施形態は、組織厚が比較的薄い又は組織厚が懸念事項である領域内にメッシュを効果的に固定する、低背で浅い深度の組織アンカーを提供すると考えられている。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、望ましくは、近位端と遠位端とを有する細長い湾曲部材を含み、湾曲部材は、第1の平面内で近位端から遠位端まで延びる360度未満の全曲率を有する。湾曲した外科用締結具は、望ましくは、遠位端に組織貫入形状を、近位端の近くに外科用メッシュ捕捉形状を有する。
一実施形態において、湾曲部材は、複数の半径を有する複合曲線を含む。一実施形態において、外科用締結具の全曲率は、締結具の第1の平面の上方に位置する第2の平面内まで延びる。一実施形態において、外科用締結具の全曲率は、締結具の第1の平面の下方に位置する第2の平面内まで延びる。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、組織に係合するための、遠位端に隣接する返し部状の特徴を有する。湾曲部材の近位端のメッシュ捕捉形状は、半径部分又は接線部分を有してもよい。
一実施形態において、返し部などの少なくとも1つの構造特徴は、外科用締結具の近位端に配置されて、外科用メッシュの一部分を捕捉する。
一実施形態において、医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具は、好ましくは、近位端と遠位端とを有する湾曲部材を含み、湾曲部材は、近位端と遠位端との間に360度未満の全曲率を有する。湾曲部材の遠位端は、望ましくは、遠位尖端部を備えた挿入先端部を含む組織貫入端部を有している。一実施形態において、湾曲部材の組織貫入端部は、湾曲している及び/又はテーパ形状であることができる。
一実施形態において、湾曲部材は単一平面内にある。一実施形態において、湾曲部材の近位端は第1の平面内にあり、湾曲部材の遠位端は、第1の平面からオフセットされた第2の平面内にある。一実施形態において、湾曲部材は、湾曲部材の近位端の第1の平面と、湾曲部材の遠位端の第2の平面との間に延在する中間部分を有する。
一実施形態において、湾曲部材は複合曲線を含む。一実施形態において、湾曲部材の近位部分は、好ましくは、第1の曲率半径を有し、湾曲部材の遠位部分は、好ましくは、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する。一実施形態において、第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも小さい。
一実施形態において、湾曲部材の近位端は、真っ直ぐなタングなどのタングを含む。湾曲した外科用締結具が組織に挿入されると、タングは、好ましくは、外科用メッシュに係合して、外科用メッシュを組織に固定する。
一実施形態において、湾曲部材は、好ましくは、湾曲部材から突出している1つ又は2つ以上の返し部を含む。一実施形態において、1つ又は2つ以上の返し部は、湾曲部材の組織貫入端部から突出している。一実施形態において、1つ又は2つ以上の返し部は、湾曲部材の挿入先端部から突出している。1つ又は2つ以上の返し部は、望ましくは、湾曲部材の遠位端から離れる方向に、かつ湾曲部材の近位端に向かって突出する。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、望ましくは、湾曲部材の近位端から突出する第2の返し部を含む。第2の返し部は、好ましくは、湾曲部材の遠位端に向かって突出している。湾曲した外科用締結具が組織に挿入されると、第2の返し部は、好ましくは、外科用メッシュに係合して、外科用メッシュを組織に固定する。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、湾曲部材の近位端と遠位端との間に位置する湾曲部材の中間部分から突出する、1つ又は2つ以上の補助返し部を含んでいてもよい。1つ又は2つ以上の補助返し部は、好ましくは、湾曲部材の遠位端から離れる方向に、かつ湾曲部材の近位端に向かって突出する。湾曲した外科用締結具が組織に挿入されると、1つ又は2つ以上の補助返し部は、好ましくは、組織に係合して、湾曲部材が組織から引き抜かれる又は引き出されるのを防止する。一実施形態において、1つ又は2つ以上の補助返し部は、湾曲部材の中間部分から突出する複数の返し部を含む。
一実施形態において、医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具は、好ましくは、近位端と遠位端とを有する湾曲部材と、湾曲部材の遠位端の湾曲した組織貫入端部と、湾曲部材の遠位端から突出する返し部とを含む。湾曲部材は、望ましくは、近位端と遠位端との間に360度未満の全曲率を有する。湾曲部材の近位部分は、望ましくは、湾曲部材の遠位部分と異なる曲率半径を有する。
一実施形態において、湾曲部材は、好ましくは、第1の平面内にある湾曲部材の近位端と、第1の平面からオフセットされた第2の平面内にある湾曲部材の遠位端とを有する複合曲線を画定する。
一実施形態において、医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具は、望ましくは、近位端と遠位端とを有する湾曲部材を含み、湾曲部材は、湾曲部材の近位端と遠位端との間に360度未満の全曲率を有する複合曲線を画定し、これにより湾曲部材の遠位端は、湾曲した外科用締結具の最遠位端を画定する遠位尖端部を備えた挿入先端部を有する組織貫入端部を含む。
一実施形態において、外科用締結具は吸収性である。外科用締結具は金属で作製されてもよい。
本発明の一実施形態において、挿入先端部の遠位尖端部は、小平面を有してもよい。しかしながら、他の実施形態において、挿入先端部の遠位尖端部は、円錐形の遠位尖端部のような平滑面を有してもよい。
一実施形態において、挿入先端部は、切断されているか、画定されたチゼルポイントを有し、このチゼルポイントは挿入先端部が挿入中に切断することを可能にし、それによって、湾曲した外科用締結具が、GORE(登録商標)二重メッシュなどの困難な材料を貫通する能力を改善する。より強い、更により短い先端部設計を可能にするため、複合的な切断部又は切削角度を有する挿入先端部もまた使用され得る。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は円錐形の挿入先端部を有してもよく、該先端部は切断部ではなく穿刺部を形成し、それによって保持力を改善する。本発明は動作のいかなる特定の理論によっても制限されないが、円錐形の挿入先端部は単一の圧力集中点のみを生じさせるので、湾曲した外科用締結具の後に続く部分が、孔を半径方向に広げる必要があると考えられている。これは、湾曲した外科用締結具の残りの部分が孔を通過することをより困難にし得るが、孔をより狭くすることによって保持力を潜在的に増大させることができると考えられる。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、抗菌物質及び抗接着物質などの活性物質を組み込んでもよい。一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、湾曲した外科用締結具がX線映像装置において可視となることを可能にするX線不透過性を組み込んでもよい。
本発明のこれら及びその他の好ましい実施形態は、下記で詳しく記述される。
本発明の一実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図1Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図1Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図1Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図1Aに示す湾曲した外科用締結具の上面図である。 図1Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第2の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図2Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図2Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図2Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図2Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図2Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第3の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図3Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図3Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図3Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図3Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図3Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第4の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図4Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図4Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図4Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図4Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図4Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第5の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図5Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図5Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図5Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図5Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図5Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第6の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図6Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図6Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図6Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図6Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図6Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の第7の実施形態による、湾曲した外科用締結具の斜視図である。 図7Aに示す湾曲した外科用締結具の正面図である。 図7Aに示す湾曲した外科用締結具の右側面図である。 図7Aに示す湾曲した外科用締結具の左側面図である。 図7Aに示す湾曲した外科用締結具の平面図である。 図7Aに示す湾曲した外科用締結具の底面図である。 本発明の一実施形態による、湾曲した外科用締結具を打ち込むためのアプリケータ器具の分解組立図である。 本発明の一実施形態による、湾曲した外科用締結具を打ち込むための図8Aのアプリケータ器具を使用する方法である。 本発明の一実施形態による、湾曲した外科用締結具を打ち込むための図8Aのアプリケータ器具を使用する方法である。 本発明の一実施形態による、外科用メッシュを組織に固定する湾曲した外科用締結具の斜視図である。 本発明の一実施形態による、外科用メッシュを組織に固定する尖った遠位端を有する湾曲した外科用締結具である。 本発明の一実施形態による、外科用メッシュを組織に固定する返し部をその遠位端に有する湾曲した外科用締結具である。 本発明の一実施形態による、外科用メッシュを組織に固定する、尖った遠位端と、その近位端のタングとを有する、湾曲した外科用締結具である。
図1A〜図1Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具120は、好ましくは、近位端124と遠位端126とを有する湾曲部材122を含む。湾曲した外科用締結具120は、望ましくは、湾曲部材122の最遠位端に位置する組織貫入端部28を含む。組織貫入端部128は、好ましくはテーパ形状である。一実施形態において、組織貫入端部128は湾曲している。組織貫入端部128の遠位端は、好ましくは、遠位尖端部132を有する挿入先端部130を含み、遠位尖端部132は、湾曲部材122の組織貫入端部128の組織への挿入を容易にする。
図1A及び図1Bを参照すると、一実施形態において、湾曲部材122は、近位端124と遠位端126との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材122は、好ましくは、複合曲線を形成する。本明細書で使用するとき、複合曲線という用語は、湾曲反転なく接線方向に接合された、半径が順次短くなる又は長くなる2つ又は3つ以上の円弧から構成される曲線を定義する。複合曲線は、多くの場合、正接曲線から完全曲線への又はその逆のあまり急激でない移行を提供するための緩和曲線として、鉄道線路及び幹線道路で用いられる。
一実施形態において、湾曲部材122の近位部分134は第1の曲率半径を有し、湾曲部材122の遠位部分136は、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する。一実施形態において、第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも小さい。一実施形態において、湾曲部材122の近位部分134の第1の曲率半径は約1.5mmであり、湾曲部材122の遠位部分136の第2の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具120は、約4.5mmの外径D1を有する。
湾曲部材122の曲率の大きさ及び長さは、好ましくは、組織内への湾曲した外科用締結具の貫入深さ、及び湾曲した外科用締結具が組織に挿入された後に湾曲した外科用締結具によって加えられる係止力を制御する。湾曲部材122の近位端124は、好ましくは、装置の近位端において外科用メッシュを捕捉するように適合された形状を有する。湾曲部材122の近位端124の形状は、外科用メッシュを捕捉するための半径部分又は接線部分を有してもよい。また、メッシュは、最初に湾曲した外科用締結具をメッシュに貫通させ、湾曲部材の近位端に位置する返し部によって所定位置にロックすることによって固定されることができる。本発明は動作のいかなる特定の理論によっても制限されないが、360度未満の曲率を有する曲線設計は、組織厚が懸念事項である領域内に外科用メッシュを固定するのに適した、低背で浅い深度の組織アンカーを提供すると考えられる。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、吸収性及び/又は非吸収性材料から作製されてもよい。好ましい吸収性材料としては、PDS、PDS/ラクチド−グリコリドブレンド、PLAなどが挙げられる。一実施形態において、各湾曲した外科用締結具は、外径5mmの管(一般的にはトロカール・カニューレの寸法)の内部にフィットする大きさである。湾曲した外科用締結具は成形によって製造されるが、わずかな修正を加えて、キャスティング、スタンピング、及び機械加工などの他のプロセスを用いることができる。一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、一般的な形状に押し出され、その後形成されることができる。
図1C〜図1Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具120の湾曲部材122は、単一平面P1内にある。
図2A〜図2Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具220は、上記図1A〜図1Fに示すものと略相似であるが、図1A〜図1Fに示す装置よりも大きい曲率半径を有する湾曲部材222を有している。一実施形態において、湾曲部材222は、近位端224と、遠位端226と、湾曲部材222の最遠位端に位置する組織貫入端部228とを有する。組織貫入端部228は、湾曲している及び/又はテーパ形状であるのが好ましい。組織貫入端部228の遠位端は、望ましくは、尖端部232を有する挿入先端部230を含み、尖端部232は、湾曲部材222の組織への挿入を容易にする。
図2A及び図2Bを参照すると、実施形態において、湾曲部材222は、近位端224と遠位端226との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材222は、第1の曲率半径を有する近位部分234と、第1の曲率半径よりも大きい第2の曲率半径を有する遠位部分236とを有する複合曲線を画定する。一実施形態において、湾曲部材222の近位部分234の第1の曲率半径は約1.5mmであり、湾曲部材222の遠位部分236の第2の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具220は、約4.5mmの外径D2を有する。
図2C〜図2Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具220の湾曲部材222は、単一平面P2内にある。
図3A〜図3Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具320は、好ましくは、近位端324と遠位端326とを有する湾曲部材322を含む。湾曲した外科用締結具320は、望ましくは、湾曲部材322の最遠位端に位置する組織貫入端部328を含む。組織貫入端部328は、テーパ形状である及び/又は湾曲しているのが好ましい。組織貫入端部328の遠位端は、好ましくは、遠位尖端部332を有する挿入先端部330を含み、遠位尖端部332は、湾曲部材322の遠位端326の組織への挿入を容易にする。
図3A及び図3Bを参照すると、一実施形態において、湾曲部材322の近位端324は、湾曲部材322から突出するタング340を有する。タング340は、装置320の直線部分を形成することができ、外科用メッシュを組織に固定するために外科用メッシュに係合するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材322は、近位端324と遠位端326との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材322は、第1の曲率半径を有する近位部分334と、第1の曲率半径よりも大きい第2の曲率半径を有する遠位部分336とを有する複合曲線を画定する。一実施形態において、湾曲部材322の近位部分334の第1の曲率半径は約1.5mmであり、湾曲部材322の遠位部分336の第2の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具320は、約4.5mmの外径D3を有する。
図3C〜図3Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具320の湾曲部材322は、単一平面P3内にある。
図4A〜図4Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具420は、好ましくは、近位端424と遠位端426とを有する湾曲部材422を含む。湾曲した外科用締結具420は、望ましくは、湾曲部材422の最遠位端に位置する組織貫入端部428を含む。組織貫入端部428は、テーパ形状である及び/又は湾曲しているのが好ましい。組織貫入端部428の遠位端は、好ましくは、遠位尖端部432を有する挿入先端部430を含み、遠位尖端部432は、湾曲部材422の遠位端426の組織への挿入を容易にする。
図4A及び図4Bを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具420は、好ましくは、組織貫入端部428から突出する返し部442を含む。返し部442は、湾曲部材422の遠位端426から離れる方向に突出しているのが望ましい。返し部442は、挿入先端部430を組織内に前進させた後に、湾曲部材422を適所に保持し、かつ湾曲部材が組織から後退する及び/又は引き抜かれるのを防止するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材422は、近位端424と遠位端426との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材は、第1の曲率半径を有する近位部分434と、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する遠位部分436とを有する複合曲線を画定する。一実施形態において、第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも小さい。一実施形態において、湾曲部材422の近位部分434の第1の曲率半径は約1.5mmであり、湾曲部材422の遠位部分436の第2の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具420は、約4.5mmの外径D4を有する。
図4C〜図4Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具420の湾曲部材422は、単一平面P4内にある。
図5A〜図5Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具520は、図4A〜図4Fに示す湾曲した外科用締結具よりも大きい曲率半径を有する湾曲部材522を有している。一実施形態において、湾曲部材522は、近位端524と、遠位端526と、湾曲部材522の最遠位端に位置する組織貫入端部528とを有する。組織貫入端部528は、テーパ形状である及び/又は湾曲しているのが好ましい。組織貫入端部528の遠位端は、望ましくは、遠位尖端部532を有する挿入先端部530を含み、遠位尖端部532は、湾曲部材522の遠位端526の組織への挿入を容易にする。
図5A及び図5Bを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具520は、好ましくは、組織貫入端部528から突出する返し部542を含む。返し部542は、湾曲部材522の遠位端526から離れる方向に突出しているのが望ましい。返し部542は、挿入先端部530を組織内に前進させた後に、湾曲部材522を適所に保持し、かつ湾曲部材が組織から後退するのを防止するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材522は、近位端524と遠位端526との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材522は、湾曲部材の近位端524と、テーパ形状の組織貫端部528との間に、一定の曲率半径を有する。上記図1A〜図1Fから図4A〜図4Fまでに示した実施形態とは異なり、図5A〜図5Fに示す湾曲部材522は複合曲線を形成しない。一実施形態において、湾曲部材522の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具520は、約5mmの外径D5を有する。
図5C〜図5Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具520の湾曲部材522は、単一平面P5内にある。
図6A〜図6Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具620は、近位端624と、遠位端626と、湾曲部材622の最遠位端に位置する組織貫入端部628とを有する湾曲部材622を含む。一実施形態において、湾曲した外科用締結具620は、組織貫入端部628の遠位端に位置する挿入先端部630を有する。挿入先端部630の最遠位端は、湾曲部材622の遠位端626の組織への挿入を容易にする遠位尖端部632を有する。
図6A及び図6Bを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具620は、好ましくは、挿入先端部630から突出する返し部642を含む。返し部642は、挿入先端部630の遠位尖端部632から離れる方向に突出しているのが望ましい。返し部642は、挿入先端部630を組織内に前進させた後に、湾曲部材622を適所に保持し、かつ湾曲部材が組織から後退するのを防止するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材622は、近位端624と遠位端626との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材622は、第1の曲率半径を有する近位部分634と、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する遠位部分636とを有する複合曲線を形成する。一実施形態において、第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも小さい。一実施形態において、湾曲部材622の近位部分634の第1の曲率半径は約2.5mmであり、湾曲部材622の遠位部分636の第2の曲率半径は約2.5mmである。一実施形態において、湾曲した外科用締結具620は、約5mmの外径D6を有する。
図6C〜図6Fを参照すると、一実施形態において、湾曲部材622の近位端624は第1の平面P6内にあり、湾曲部材622の遠位端626は、第1の平面P6からオフセットされた第2の平面P6’内にある。湾曲部材622は、望ましくは、中間部分625を有し、この中間部分625は、湾曲部材が第1の平面P6から第2の平面P6’に移行するときに湾曲部材622のそれぞれの近位端624と遠位端626とを相互連結する。本発明は動作のいかなる特定の理論によっても制限されないが、2つの異なる平面内に延びる湾曲した外科用締結具を提供することによって、締結具の組織内での係止力が強化され、かつ締結具を組織から引き抜くのがより困難になると考えられる。
図7A〜図7Fを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具720は湾曲部材722を含み、この湾曲部材722は、近位端724と、遠位端726と、湾曲部材722の遠位端に位置する組織貫入端部728とを有する。組織貫入端部728は、テーパ形状である及び/又は湾曲しているのが好ましい。一実施形態において、湾曲した外科用締結具720は、組織貫入端部728の遠位端に位置する挿入先端部730を有する。挿入先端部730の最遠位端は、湾曲部材722の組織への挿入を容易にする遠位尖端部732を有する。
図7A及び図7Bを参照すると、一実施形態において、湾曲した外科用締結具720は、好ましくは、挿入先端部730から突出する遠位返し部742を含む。遠位返し部742は、挿入先端部730の尖端部732から離れる方向に突出しているのが望ましい。湾曲した外科用締結具720はまた、望ましくは、湾曲部材722の中間部分725から突出する1つ又は2つ以上の中間返し部750と、湾曲部材722の近位端724から突出する近位返し部752とを含む。遠位返し部742及び1つ又は2つ以上の中間返し部750は、挿入先端部730を組織内に前進させた後に、湾曲部材722を適所に保持し、かつ湾曲部材が組織から後退するのを防止するように適合されている。湾曲部材の近位端から離れる方向に突出する近位返し部752は、外科用メッシュに係合して、外科用メッシュを組織に固定するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材722の近位端724は、湾曲部材722から突出するタング740を有する。タング740は、装置720の直線部分を形成することができ、外科用メッシュなどの補綴具に係合して、外科用メッシュを組織に固定するように適合されている。
一実施形態において、湾曲部材722は、近位端724と遠位端726との間に360度未満の全曲率を有する。一実施形態において、湾曲部材722は、第1の曲率半径を有する近位部分734と、第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する遠位部分736とを有する複合曲線を形成する。一実施形態において、第1の曲率半径は第2の曲率半径よりも小さい。一実施形態において、湾曲部材722の近位部分734の第1の曲率半径は、湾曲部材722の遠位部分736の第2の曲率半径よりも小さい。
図7C〜図7Fを参照すると、一実施形態において、湾曲部材722の近位端724は第1の平面P7内にあり、湾曲部材722の遠位端726は、第1の平面P7からオフセットされた第2の平面P7’内にある。湾曲部材722は、望ましくは、中間部分725を有し、この中間部分725は、湾曲部材が第1の平面P7から第2の平面P7’に移行するときに湾曲部材722のそれぞれの近位部分724と遠位部分726とを相互連結する。
一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、外科用メッシュなどの補綴具を組織に固定するために使用される。一実施形態において、外科用メッシを組織の上に配置した後、湾曲部材の遠位端の挿入先端部を、メッシュを通して組織の中まで前進させる。組織に適切に挿入したら、湾曲部材の遠位端を組織内に配置し、湾曲部材の近位端を外科用メッシュと接触させて、外科用メッシュを組織に固定する。
一実施形態では、湾曲した外科用締結具を組織に挿入するために、アプリケータ器具を使用してもよい。図8Aを参照すると、一実施形態において、アプリケータ器具860は、好ましくは、近位端864と遠位端866とを有する外側シャフト862と、外側シャフトの近位端から遠位端まで延在する中央導管868とを有する。外側シャフト862は、外側シャフト862の近位端に位置する雌ねじ870を有する。アプリケータ器具860は、好ましくは、近位端874と遠位端876とを有する内側シャフト872を有する。内側シャフト872の近位端874は雄ねじ878を有し、この雄ねじ878は、外側シャフト862の雌ねじ870と噛合して、外側シャフトと内側シャフトとを一体に接続するように適合されている。
一実施形態において、望ましくは、内側シャフト872の近位端874から作動ロッド880が延在する。アプリケータ器具860は、作動シャフト880の近位端に固定可能なハンドル882を含む。ハンドルと作動ロッドとを一体に接続するために、ピンを使用してもよい。一実施形態では、ハンドル882を回転させると、作動ロッド880及び内側シャフト872が同時に回転する。内側シャフト872が外側シャフト862に対して回転すると、内側シャフト872の雄ねじ878は、外側シャフト862の雌ねじ870に係合して、内側シャフトを外側シャフトの遠位端に向けて移動させる。
図8Bは、内側シャフト872が外側シャフト862に対して後退位置にある状態の、図8Aのアプリケータ器具860を示す。内側シャフト872が後退すると、ハンドル882の底面は、外側シャフト862の近位端864から離間する。本出願の図6A〜図6Fに示す湾曲した外科用締結具620のような湾曲した外科用締結具は、内側シャフト872の遠位端に装填される。
図8Cを参照すると、一実施形態において、ハンドル882を時計回りに又は螺旋状に回転させると、作動ロッド880がその長手方向軸線の周りで回転し、これにより続いて内側シャフト872が長手方向軸線の周りで外側シャフト862に対して回転する。外側シャフト862の内ねじ870が内側シャフト872の外ねじ878と係合すると、湾曲した外科用締結具620が外科用メッシュを通って組織内に前進するまで、内側シャフトは外側シャフト862の遠位端866に向かって移動する。一実施形態において、湾曲した外科用締結具は、螺旋状の動きによって組織内に前進する。内側シャフト872の外側シャフト862に対する遠位前進は、ハンドル882の底面が、外側シャフト862の近位端864に係合したときに停止する。
図9及び図10を参照すると、一実施形態において、外科用メッシュSMなどの補綴具は、組織Tを覆って配置される。上記図1A〜図1Fに示し、記載したものと類似である第1の湾曲した外科用締結具120は、湾曲部材の挿入先端部130、組織貫入端部128、及び遠位端が組織T内に配置され、湾曲部材122の近位端124が外科用メッシュSMの上面上に横たわるように、外科用メッシュSMを通して組織Tに挿入される。湾曲部材22の近位端124は、好ましくは、外科用メッシュSMに係合して、外科用メッシュSMを組織Tに固定する。
図9及び図11を参照すると、一実施形態において、上記図6A〜図6Fに示し、記載したものと類似である第2の湾曲した外科用締結具620は、湾曲部材の挿入先端部630、組織貫入端部628、及び遠位端が組織T内に配置され、湾曲部材622の近位端624が外科用メッシュSMの上面上に横たわるように、外科用メッシュSMを通して組織Tに挿入される。湾曲した外科用締結具620は、挿入先端部630から突出する返し部642を有している。返し部642は、湾曲した外科用締結具620が組織Tに挿入された後に、好ましくは、湾曲部材622が組織Tから後退するのを防止する。湾曲部材622の近位端624は、好ましくは、外科用メッシュSMに係合して、外科用メッシュSMを組織Tに固定する。
図9及び図12を参照すると、一実施形態において、上記図3A〜図3Fに示し、記載したものと類似である第3の外科用締結装置320は、湾曲部材322の挿入先端部330、組織貫入端部328、及び遠位端が組織T内に配置され、湾曲部材322の近位端324のタング340が外科用メッシュSMの上面上に横たわるように、外科用メッシュSMを通して組織Tに挿入される。外科用締結装置320が組織Tに挿入された後、湾曲部材322の近位端324のタング340は、好ましくは、外科用メッシュSMに係合して、外科用メッシュSMを組織Tに固定する。
本明細書に開示される湾曲部材の寸法(例えば、曲率半径及び直径)は、外科用締結具を製造するために使用される材料によって(例えば、ポリマー材料か金属かによって)変化し得る。湾曲部材の寸法はまた、外科用締結具を使用することが意図される身体の部位によって変化し得る。一実施形態において、螺旋のピッチは、組織への浅い貫入が必要とされる場合には、より小さくてもよい。一実施形態において、使用した材料が金属の場合には、湾曲部材の曲率半径はより小さくてもよく、材料の直径はより小さくてもよい。
本発明は動作のいかなる特定の理論によっても制限されないが、湾曲した外科用締結具を提供することにより、貫入深さ及び引張力の制御が強化されると考えられる。曲線設計は、組織が比較的薄い領域内の組織に外科用メッシュを固定するのに有用であると同時に、締結装置を組織から容易に引き抜くことができないのを保証する十分な係止力を得るのに有用な、低背で浅い深度のアンカーを提供する。湾曲した外科用締結具は、外科用メッシュを貫通して、骨を覆う軟組織解剖学的構造(クーパー靱帯又は筋膜など)に固着させるために使用することができる。湾曲部材から突出する返し部は、更なる係止力を提供する。
一実施形態において、本発明のアプリケータ器具は、鼠径床などの鼠経組織中に位置する、鼠経ヘルニアなどの欠損部を修復するために使用され得る。一般的に、鼠経ヘルニアは、腸骨筋を通じてアクセスされ得る。よく理解され得るように、典型的な鼠経ヘルニアの領域中には血管の網状組織及び神経が存在し、これは外科医が高度な技術及び注意をもってヘルニア修復を行うことを必要とする。例えば、横方向腹部腱膜においては内部輪が、胃の血管及び輸精管がこれを通じて鼠径靭帯の縁部にわたって延びることを可能にする。大腿管はクーパー靭帯の近くに位置し、外腸骨血管及び下腹壁血管を収容している。
多くの場合において、鼠経靭帯の縁部及びクーバー靭帯は、解剖学的標識及び、上記のものなどの外科用締結具を支持するための支持構造として機能する。外腸骨血管及び輸精管を収容している領域は、一般的に「運命の三角形」として外科医に知られている場合がある。したがって、この領域内の切開、縫合又は締結を行う際は、注意を払わなくてはならない。
補綴パッチ又は外科用メッシュパッチが、鼠径ヘルニアの上に配置され得る。メッシュパッチは、任意の所望の構成、構造又は材料を有し得る。一実施形態において、メッシュパッチは、PROLENE(商標)(繊維から作製される既知のポリマー)から作製される場合があり、好ましくはメッシュとして構成される。
メッシュパッチは、そうでなければ鼠経ヘルニアを通じて突出し、患者に激しい疼痛及び不快感を与える傾向にある腹部の内臓(図示されない)に対して十分なバリアを提供するために、鼠経ヘルニア上に配置され得る。メッシュパッチが鼠径床上に配置された後、メッシュパッチは鼠径床の取り付けに備える。本明細書に開示される湾曲した外科用締結具は、望ましくは、メッシュを鼠径床に取り付けるために使用される。
本明細書に使用される項目は整理目的のものであり、本明細書又は請求項の範囲を制限することを意図したものではない。本願の全体を通じて使用されるとき、「し得る(may)」という語は、義務の意味(即ち必須を意味する)ではなく、許可の意味で使用されている(即ち、あることを行う可能性を有することを意味する)。同様に、「含む」又は「備える」は、含む又は備えるが限定されない、ということを意味する。理解を容易にするために、各図に共通する同様の要素を示すために、可能な限り、同様の参照符号が使用されている。
前述の事項は、本発明の実施形態に向けられているが、本発明の基本的範囲から逸脱することなく、本発明の他の実施形態、及び更なる実施形態を考案することができる。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲に明記されるようにのみ限定される。
〔実施の態様〕
(1) 医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具であって、
近位端と遠位端とを有する湾曲部材と、
前記湾曲部材の前記遠位端の組織貫入端部と、を含み、前記湾曲部材は、前記近位端と前記遠位端との間に360度未満の全曲率を有する、湾曲した外科用締結具。
(2) 前記湾曲部材が単一平面内にある、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(3) 前記組織貫入端部が湾曲している、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(4) 前記湾曲部材が複合曲線を含む、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(5) 前記湾曲部材の近位部分が第1の曲率半径を有し、前記湾曲部材の遠位部分が、前記第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有する、実施態様4に記載の湾曲した外科用締結具。
(6) 前記湾曲部材の前記近位端がタングを含む、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(7) 前記タングが真っ直ぐである、実施態様6に記載の湾曲した外科用締結具。
(8) 前記湾曲部材の前記遠位端から突出する返し部を更に含む、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(9) 前記返し部が、前記湾曲部材の前記遠位端において、前記組織貫入端部から突出している、実施態様8に記載の湾曲した外科用締結具。
(10) 前記返し部が、前記湾曲部材の前記近位端に向かって突出している、実施態様9に記載の湾曲した外科用締結具。
(11) 前記湾曲部材の前記近位端が第1の平面内にあり、前記湾曲部材の前記遠位端が第2の平面内にあり、前記湾曲部材が、前記第1の平面と前記第2の平面との間に延在する中間部分を有する、実施態様1に記載の湾曲した外科用締結具。
(12) 前記湾曲部材の前記近位端から突出する第2の返し部を更に含む、実施態様11に記載の湾曲した外科用締結具。
(13) 前記第2の返し部が、前記湾曲部材の前記遠位端に向かって突出している、実施態様12に記載の湾曲した外科用締結具。
(14) 前記湾曲部材の前記中間部分から突出する少なくとも1つの補助返し部を更に含む、実施態様13に記載の湾曲した外科用締結具。
(15) 前記少なくとも1つの補助返し部が、前記湾曲部材の前記中間部分から突出する複数の返し部を含む、実施態様14に記載の湾曲した外科用締結具。
(16) 医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具であって、
近位端と遠位端とを有する湾曲部材と、
前記湾曲部材の前記遠位端の湾曲した組織貫入端部と、
前記湾曲部材の前記遠位端から突出する返し部と、を含み、前記湾曲部材が、前記近位端と前記遠位端との間に360度未満の全曲率を有し、前記湾曲部材の近位部分が、前記湾曲部材の遠位部分と異なる曲率半径を有する、湾曲した外科用締結具。
(17) 前記湾曲部材は、前記湾曲部材の前記近位端が第1の平面内にあり、前記湾曲部材の前記遠位端が前記第1の平面からオフセットされた第2の平面内にある、複合曲線を画定する、実施態様16に記載の湾曲した外科用締結具。
(18) 前記湾曲部材の前記近位端と接続された真っ直ぐなタングを更に含む、実施態様16に記載の湾曲した外科用締結具。
(19) 前記湾曲部材の前記近位端が、前記湾曲部材の前記遠位端に向かって突出している、前記近位端から突出する第2の返し部を含む、実施態様18に記載の湾曲した外科用締結具。
(20) 医療用装置を組織に係止するための湾曲した外科用締結具であって、
近位端と遠位端とを有する湾曲部材を含み、
前記湾曲部材は、複合曲線を画定し、かつ前記湾曲部材の前記近位端と前記遠位端との間に360度未満の全曲率を有し、
前記湾曲部材の前記遠位端は、遠位尖端部を備えた挿入先端部を有する組織貫入端部を含んでいる、湾曲した外科用締結具。

Claims (7)

  1. 外科用メッシュを組織に係止するための湾曲した外科用締結具であって、
    近位端と遠位端とを有する湾曲部材と、
    前記湾曲部材の前記遠位端の組織貫入端部と、を含み、
    前記湾曲部材はC字型形状を有しており、
    前記外科用締結具が前記組織に固定された際に、前記湾曲部材が単一平面内にあるように構成されており、
    前記湾曲部材が複合曲線を含み、
    前記湾曲部材の近位部分が第1の曲率半径を有し、前記湾曲部材の遠位部分が、前記第1の曲率半径と異なる第2の曲率半径を有し、
    前記第1の曲率半径が、前記第2の曲率半径より小さい、外科用締結具。
  2. 前記組織貫入端部が湾曲している、請求項1に記載の湾曲した外科用締結具。
  3. 前記湾曲部材の前記近位端がタングを含む、請求項1に記載の湾曲した外科用締結具。
  4. 前記タングが真っ直ぐである、請求項に記載の湾曲した外科用締結具。
  5. 前記湾曲部材の前記遠位端から突出する返し部を更に含む、請求項1に記載の湾曲した外科用締結具。
  6. 前記返し部が、前記湾曲部材の前記遠位端において、前記組織貫入端部から突出している、請求項に記載の湾曲した外科用締結具。
  7. 前記返し部が、前記湾曲部材の前記近位端に向かって突出している、請求項に記載の湾曲した外科用締結具。
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