JP2023511269A - 横編機用の針板・編針の組合せ及び編針選択機構 - Google Patents

横編機用の針板・編針の組合せ及び編針選択機構 Download PDF

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Abstract

横編機用の針板・編針の組合せ及び編針選択機構であって、針板・編針の組合せは、針板(1)と、針板(1)の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片(13)と、針溝(11、111、112)内に設けられる編針(51、52)、針足及び編針選択ユニット(3a、3b、3c、3d)と、を備え、2つの隣接する編目抜き片(13)の間の針溝(11、111、112)内には平行に配列され且つ編目編成、タック編成及び目移し編成を個別に完了することができる2本の編針(51、52)が設けられ、針足は制御針足(60、63、64、65、66)と弾性針足(61、62)を備えるが、制御針足(60、63、64、65、66)、弾性針足(61、62)及び編針選択ユニット(3a、3b、3c、3d)は編針選択機構を構成し、2つの弾性針足(61、62)はそれぞれ2本の編針(51、52)に接続され、制御針足(60、63、64、65、66)は2つの弾性針足(61、62)の上方に嵌合接続され、編針選択ユニット(3a、3b、3c、3d)は2つの弾性針足(61、62)の上方に設けられ且つ弾性針足(61、62)に作用することができ、作用を受けた弾性針足(61、62)は弾性変形が発生して制御針足(60、63、64、65、66)との嵌合を解除し、該弾性針足(61、62)に接続される編針(51、52)は動作せず、それにより該針板・編針の組合せが設けられる2つの針板を有する横編機は通常密度の完全成形編成を実現できるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、横編機分野に関し、特に横編機用の針板・編針の組合せ及び編針二者択一機構に関する。
従来のセーターの加工は、横編機により前後パーツ及び袖、襟に編成し、次に縫合作業者が専用縫合装置により縫合してなるものであり、このようなプロセスは製作工程が複雑で、多くの時間をかけ、効率が低く、生産コストが高い。上記問題を解決するために、現在、2つの針板を有する一般的な横編機を用いて1針の間隔を置いて編む方法で一回で服を作り、即ち、完全成形編成とも呼ばれるような身ごろ、袖及び襟をすべて同時に一回で編むことを実現するセーターメーカーがある。このような方法については、その利点は効率が高く、生産コストが低いことであるが、1針の間隔を置いて形成したゲージは一般的な横編機の標準ゲージに達することができず、ゲージが大幅に増加し、編目間のアーク線が長く、密度が十分に高くなることができず、且つ編線の弾性及び強度に対する要件がいずれも高く、通常のゲージに達しないため、編成されたセーターの全体効果が悪い。現在、更に4つの針板を有する横編機があり、それは、元の2枚の針板の上方に更に2枚の針板を設置し、4つの針板を有する横編機と俗称され、該編機における編針は上下に設置され、編成過程において、構造の原因で上針頭は下針頭のように針板と編目抜き片とが形成した筒口に接近することができず、裏編による編成をする際に編目形成がより困難であり、このため、毛糸の強度及び弾性に対する要件がいずれも高く、機掛けプロセスが複雑で、その構造も複雑で、専用編針の製作難度が大きく、生産コストが高い。
本発明の目的は、通常密度の完全成形編成を行うことができ、且つ2つの針板を有する横編機用の針板・編針の組合せ及び編針選択機構を提供することにある。その技術的解決手段は以下のとおりである。
針板・編針の組合せは、横編機フレームの前後両側に設けられ、且つ、若干の針溝が設けられる針板と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片と、針溝内に設けられる編針及び針足と、を備え、且つ編目抜き片と針板の前端とが編成物により形成される筒口を構成し、2つの隣接する編目抜き片の間の針溝内には左右に配列され、且つ、編目編成、タック編成及び目移し編成を個別に完了することができる2本の編針が設けられる。該2本の編針は、平行に置かれ、又は長さ方向に沿って互いに夾角をなすようにそれぞれの針溝内に置かれてもよく、且つ前端がいずれも筒口に接近する。
平行に置かれる2本の編針については、本発明には関連する針溝及び針足の設計が2種類ある。第1種類としては、2つの隣接する編目抜き片の間の針板には1つの針溝を設置し、2本の平行な編針を該針溝内に置き、且つ更に1つの編針選択ユニットを設置し、且つ針足は弾性針足と制御針足を備え、2つの弾性針足がそれぞれ前記2本の編針に接続され、1つの制御針足が該2つの弾性針足の上方に嵌合接続され、編針選択ユニットは、2つの弾性針足の上方に設けられ且つ弾性針足に作用することができ、作用を受けた弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された編針は動作しない。第2種類としては、2つの隣接する編目抜き片の間の針板には2つの針溝を設置し、2本の編針のそれぞれが対応する1つの針溝内に置かれており、且つ各編針に1つの制御針足が設けられる。
そして、長さ方向に沿って互いに夾角をなすようにそれぞれの針溝内に置かれる2本の編針については、各編針に1つの制御針足が設けられる。
前記編針選択ユニットは、三角底板に設けられる制御素子と、第1押圧接触部及び第1制御部が設けられる第1押圧片と、第2押圧接触部及び第2制御部が設けられる第2押圧片と、を備え、前記第1押圧接触部及び前記第2押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、前記第1制御部及び前記第2制御部はそれぞれ針溝の長さ方向における異なる箇所に位置し、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用して第1押圧片又は第2押圧片を移動させ、第1押圧接触部又は第2押圧接触部が対応する弾性針足を押圧することにより、押圧された弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除して、該弾性針足に接続された対応する編針を動作させない。
上記編針選択ユニットの更なる設計は以下のとおりである。前記第1押圧片及び第2押圧片は上下移動可能に針溝内に並立され、前記第1押圧片及び第2押圧片はいずれも本体及び突起で構成され、第1押圧片上の突起及び第2押圧片上の突起はそれぞれ対応する本体の上側の一端に設置されて第1押圧片上の第1制御部及び第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体の下側はそれぞれ第1押圧接触部及び第2押圧接触部を形成し、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ且つそれぞれ第1押圧片及び第2押圧片の突起の上方に対応する2つの押圧板であり、2つの押圧板に斜面がそれぞれ設けられ、対応する押圧板は三角底板につれて移動する際に斜面により対応する押圧片上の突起に作用して、対応する押圧片を下へ移動させて対応する弾性針足を押圧し、制御素子の押圧片への作用が解消された後、弾性針足の弾性変形による反発力は対応する押圧片を元の位置に戻させる。又は、前記第1押圧片及び第2押圧片は同軸心で針溝内に回転可能に設置され、前記第1押圧片及び第2押圧片はいずれも本体及び突起で構成され、第1押圧片上の突起及び第2押圧片上の突起は、それぞれ回転中心との距離が異なって互いにずれる箇所に設置されて第1押圧片上の第1制御部及び第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体の下側はそれぞれ第1押圧接触部及び第2押圧接触部を形成し、前記制御素子は、前記横編機の三角底板に設けられ、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用するとき、第1押圧片又は第2押圧片を下へ回転させて対応する弾性針足を押圧し、制御素子の押圧片への作用が解消された後、弾性針足の弾性変形による反発力は対応する押圧片を元の位置に戻させる。
2つの押圧片が上下移動可能に針溝内に設置される場合については、少なくとも以下の2種類の設置方式があってもよい。
第1種類としては、前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状はそれぞれ同じであり、2つの押圧片は本体が互いに重畳する形式で針溝内に並列され、且つ対応する弾性針足の上方に位置し、2つの押圧片上の突起を針溝に対応する方向においてそれぞれ対応する押圧片の上側左端及び上側右端且つ互いにずれる箇所に位置させ、前記本体の左右両側は垂直に設置される案内面であり、下部の中心位置には垂直に設置される案内溝が設けられ、案内溝は第1押圧片又は第2押圧片の下側の第1押圧接触部及び第2押圧接触部を2つの部分に仕切らせ、前記針板上の2つの案内面及び案内溝に対応する位置には案内ワイヤがそれぞれ設けられ、第1押圧片又は第2押圧片は案内ワイヤに沿って上下に移動する。
第2種類としては、前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状は同じであり、2つの押圧片は左右に貼合して針溝内に並列され、且つ対応する弾性針足の上方に位置し、2つの押圧片上の突起を針溝に対応する方向においてそれぞれ対応する押圧片の上側左端及び上側右端且つ互いにずれる箇所に位置させ、前記本体及び突起の厚さはいずれも針溝の幅に適合し、本体の下側は凹溝構造により針溝の幅の半分以下の下側辺を形成し、本体の左右両側に案内面及び滑り面がそれぞれ設けられ、前記針板上の案内面に対応する側には案内ワイヤが設けられ、第1押圧片は該押圧板の案内面に対応する側の案内ワイヤ及び第2押圧片上の滑り面に沿って上下に移動し、第2押圧片は該押圧板の案内面に対応する側の案内ワイヤ及び第1押圧片上の滑り面に沿って上下に移動する。
そして、2つの押圧片が針溝内に回転可能に設置される場合については、少なくとも以下の2種類の方式があってもよい。
第1種類としては、前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状はそれぞれ同じであり、2つの押圧片本体の上側面の互いにずれる箇所には前記突起がそれぞれ設置され、2つの押圧片本体の片側の同じ位置には回転孔がそれぞれ設けられ、前記針板上の回転孔及び2つの押圧片に対応する上側面の上方には回転ワイヤ及び制限ワイヤがそれぞれ設けられ、2つの押圧片は回転孔により回転ワイヤを貫通接続して針溝内に回転可能に設置され、且つ制限ワイヤにより押圧片の反発力による移動を制限し、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ且つそれぞれ第1押圧片及び第2押圧片の突起の位置に対応する2つの押圧板であり、2つの押圧板に斜面がそれぞれ設けられ、対応する押圧板は三角底板につれて移動する際に斜面により対応する押圧片上の突起を下へ押圧して、第1押圧片又は第2押圧片を回転ワイヤを中心に下へ回転させる。
第2種類としては、前記編針選択ユニットは更に押動片を備え、前記押動片の上側面及び下側面に針尾及び押動歯がそれぞれ設けられ、前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体の構造形状は同じであり、前記突起は第1突起と第2突起を備え、前記第1突起には、登り面、降下面及び登り面と降下面の上端とを接続する上端面が設けられ、前記第2突起には、少なくとも登り面及び登り面の上端に接続される上端面が設けられ、2つの押圧片本体の上側面に第1突起及び第2突起がそれぞれ設置され、且つ第1突起が回転中心から離れる距離は第2突起が回転中心から離れる距離よりも小さく、2つの押圧片本体の片側の同じ位置には回転孔がそれぞれ設けられ、前記針板上の回転孔及び押動片に対応する上側面及び下側面の位置には回転ワイヤ、鉄栓及び制限ワイヤがそれぞれ設けられ、2つの押圧片は回転孔により回転ワイヤを貫通接続して針溝内に回転可能に設置され、押動片は2つの押圧片の上方に置かれており且つ鉄栓と制限ワイヤとの間を摺動することができ、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ且つ針溝方向に沿って移動できる1つの押動板であり、該押動板には針尾に適合する案内溝が設けられ、対応する押動板は三角底板につれて移動する際に案内溝により押動片上の針尾を挿着し、制御素子は針溝方向に沿う移動によって押動歯により第1突起又は第2突起上の登り面に作用して対応する押圧片を下へ回転させる。
上記編針選択ユニットの更なる設計は更に以下のとおりである。前記弾性針足の下側に制限突起が設けられ、前記針溝の底部に制限溝が設けられ、弾性針足は前記弾性変形により前記制限溝内に落ち、制限溝は弾性針足が前後に移動するように制限し、且つ前記針溝内に支持ロッドが設けられ、制御針足は支持ロッドの支持により2つの弾性針足の上方に位置する。
本発明の有益な効果は以下のとおりである。1)本発明では、2つの編目抜き片の間に2本の編針を設置し、編針を追加するとともに編目抜き片を追加せず、編目抜き片の間隔が同じである針板において、編針の配列数を1倍増加させて、針板の水平空間を最大限に利用し、それにより2つの針板を有する横編機が標準ゲージ・密度の完全成形編成物を編成できるようにする。2)本発明に係る2つの隣接する編目抜き片の間に左右に配列される2本の編針はいずれも筒口に密着し、2本の編針のそれぞれが編成するときの編目形成効果を同様にし、それにより機掛けプロセスは要件が低く、操作しやすく、使用者に受け入れられやすく、且つ編線に対して特別な要件がなく、適用範囲を広げる。3)構造が簡単で、製作しやすく、保守しやすく、生産コストが低い。
実施例1の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 図1に示される針板・編針の組合せのA方向の図である。 図1に示される針板・編針の組合せのB方向の図である。 実施例2の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 図4(及び以下の図18、図29、図42)に示される針板・編針の組合せのC方向の図である。 図4(及び以下の図18、図29、図42)に示される針板・編針の組合せのD方向の図である。 実施例2の針板・編針の組合せの構造模式図である。 図7(及び以下の図19、図30、図43)に示される針板・編針の組合せのE-E位置の断面図である。 実施例2において用いられる編針選択ユニットの構造模式図である。 図9に示される編針選択ユニットのF方向の断面図である。 押圧片本体及び突起で構成される押圧片の構造図である。 図11に示される押圧片の左側面図である。 図9に示される編針選択ユニットにおける1つの押圧板が下へ移動して、その上斜面を対応する第2押圧片上の突起に押圧接触させる模式図である。 図13における第2押圧片が押圧板上の斜面により完全に押下される模式図である。 図14に示される編針選択ユニットのG方向の断面図である。 弾性針足が図9に示される編針選択ユニットの作用によって弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除する模式図である。 図9に示される編針選択ユニットの弾性針足への作用が解消された後、元の状態に回復する模式図である。 実施例3の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 実施例3の針板・編針の組合せの構造模式図である。 実施例3において用いられる編針選択ユニットの構造模式図である。 図20に示される編針選択ユニットのH方向の断面図である。 押圧片の構造模式図である。 図22に示される押圧片の左側面図である。 図21に示される編針選択ユニットにおける1つの押圧板が下へ移動して、その上斜面を対応する第2押圧片上の突起に押圧接触させる模式図である。 図24における第2押圧片が押圧板上の斜面により完全に押下される模式図である。 図25に示される編針選択ユニットのI方向の断面図である。 弾性針足が図20に示される編針選択ユニットの作用によって弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除する模式図である。 図20に示される編針選択ユニットの弾性針足への作用が解消された後、元の状態に回復する模式図である。 実施例4の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 実施例4の針板・編針の組合せの構造模式図である。 実施例4において用いられる編針選択ユニットの構造模式図である。 図31に示される編針選択ユニットのJ方向の断面図である。 第1押圧片の構造模式図である。 図33に示される第1押圧片の左側面図である。 第2押圧片の構造模式図である。 図35に示される第2押圧片の左側面図である。 図31に示される編針選択ユニットにおける1つの押圧板が下へ移動して、その上斜面を対応する第2押圧片上の突起に押圧接触させる模式図である。 図37における第2押圧片が押圧板上の斜面により完全に押下される模式図である。 図38に示される編針選択ユニットのK方向の断面図である。 弾性針足が図31に示される編針選択ユニットの作用によって弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除する模式図である。 図31に示される編針選択ユニットの弾性針足への作用が解消された後、元の状態に回復する模式図である。 実施例5の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 実施例5の針板・編針の組合せの構造模式図である。 実施例5の針板・編針の組合せの三次元構造の模式図である。 実施例5において用いられる編針選択ユニットの構造模式図である。 図45に示される編針選択ユニットのM方向の断面図である。 第1押圧片が押動片の作用を受けて押動歯により完全に押下される模式図である。 図47に示される押動片及び第1押圧片のN方向の断面図である。 弾性針足が図45に示される編針選択ユニットの作用によって弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除する模式図である。 図45に示される編針選択ユニットの弾性針足への作用が解消された後、元の状態に回復する模式図である。 第2押圧片が押動片の作用を受ける模式図である。 図51に示される押動片及び第2押圧片のO方向の断面図である。 実施例6の針板・編針の組合せが横編機に設置される構造模式図である。 実施例6の針板・編針の組合せの構造模式図である。 一方の編針52が針出しされ、他方の編針51が針出しされずに筒口の位置に接近する模式図である。 一方の編針51が針出しされ、他方の編針52が針出しされずに筒口の位置に接近する模式図である。
以下に図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。
実施例1
図1、図2及び図3に示すように、本実施例の針板・編針の組合せは、若干の針溝11が設けられる針板と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52及び針足と、を備え、且つ針板1により上記組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置する。本発明の針板・編針の組合せと従来技術との最大の相違点は、2つの編目抜き片の間の針板1には左右に配列される2本の編針51、52が設置され、該2本の編針が、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了することができることである。
本実施例では、2つの編目抜き片の間の針板に2つの平行な針溝11が設置される。具体的には、スペーサー14によって針板上の2つの鋼片15により仕切られる針溝11を2つに仕切ることで、2つの編目抜き片の間に位置する2つの平行な針溝111が形成される。2本の編針51、52のそれぞれは対応する1つの針溝111内に置かれており、編針51、52は対応する制御針足63、64の駆動を受けてそれぞれ対応する針溝111内を移動するが、制御針足63、64は三角底板上の対応する三角形の押動を受ける。針足は、編針に直接接続される制御針足、例えば本実施例のものであってもよく、2つ以上が組み合わせられて形成した複合針足であってもよい。
針溝内に置かれる編針は平行に置かれており、編針の前端を基本的に一斉に編目抜き片13及び針板1の前端で構成される編成物8により形成される筒口(歯口)91(編目抜き片が歯口片とも称されるため、筒口が歯口とも称される)に接近させる。
実施例2
図4~図7に示すように、本実施例の針板・編針の組合せは、上記実施例1と同様に、鋼片15により若干の平行な針溝11に仕切られる針板1と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52と、を有し、且つ針板1により該針板・編針の組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置する。且つ同様に2つの編目抜き片の間の針溝内には左右に平行配列される2本の編針51、52が設置され、該2本の編針は、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了することができる。
しかしながら、本実施例では、2つの編目抜き片の間の針板に1つの針溝11が設置され、2本の編針は1つの針溝11に平行に置かれており、2本の編針はそれぞれの編成を完了する必要がある場合、1つの選択ユニット3aにより弾性針足61、62及び制御針足60で構成される複合針足と組み合わせて一方の編針を選択して動作(針出し)させ、他方を動作させず、それにより1つの針溝内の2本の平行な編針がそれぞれ編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了できるようにする。従って、本実施例の針板・編針の組合せは、少なくとも編針選択ユニット3aと、弾性針足及び制御針足を備える複合針足とで構成される編針選択機構を更に有する。
2つの弾性針足61、62は、それぞれ前記2つの平行な編針51、52に接続され、例えば図7に示すように嵌合接続され、これにより、2つの弾性針足61、62は編針51、52に1対1で対応して針溝11内に並立される。1つの制御針足60は2つの弾性針足61、62の上方に位置し且つ該2つの弾性針足61、62に嵌合接続され、本実施例では、1つの支持ロッド12により制御針足60を支持してそれを2つの弾性針足61、62の上方に位置させ、該支持ロッド12が針板に設置される2つの支持ワイヤ161により針溝11内に取り外し可能に設置される。一方の編針を選択して動作させ(針出しさせ)、他方の編針を動作させない(針出しさせない)必要がある場合、編針選択ユニットは針出ししない編針に接続される弾性針足に作用して、該弾性針足が押圧されて弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除するようにし、該編針が弾性針足により制御針足60に接続できないようにし、このため、制御針足60の駆動を受けることができず、編成動作を行うことができない。他方の弾性針足は編針選択ユニット3aの作用を受けないため、制御針足60との接続を保持しており、制御針足60の駆動によって編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了することができる。2つの編針を選択する必要がなく、即ち針の非選択状態にある場合、2つの弾性針足はいずれも編針選択ユニットの作用を受けず、このときの編針選択ユニットの状態は初期状態である。
図8~図10に示すように、本実施例に係る1つの編針選択ユニット3aにおいて、該編針選択ユニット3aは、少なくとも制御素子30、第1押圧片3a1及び第2押圧片3a2で構成される。第1押圧片3a1には対応する弾性針足を押圧接触するための押圧接触部及び被制御素子に作用するための第1制御部が設けられ、第2押圧片3a2には同様に押圧接触部及び被制御素子に作用するための第2制御部が設けられ、2つの押圧片はそれぞれ対応する弾性針足の上方に設けられ、その上の押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、第1制御部及び第2制御部は、制御素子がそれぞれそれらに作用するように、それぞれ針溝の長さ方向における互いにずれる異なる箇所に位置し、且つ作用を受けた後に下へ移動する。
図11及び図12に示すように、本実施例の第1押圧片3a1及び第2押圧片3a2はいずれも同じ構造形状の本体3aa及び突起3abで構成されるものと見なされてもよく、第1押圧片上の突起3ab及び第2押圧片上の突起3abは、それぞれ対応する本体3aaの上端の片側に設置されて、それぞれ第1押圧片上の第1制御部及び第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体の下側辺はそれぞれ対応する押圧接触部3acを形成し、第1押圧片3a1及び第2押圧片3a2はその同じ本体が互いに重畳する形式で針溝内に並立され、押圧片上の突起3abを1つの針溝に対応する方向においてそれぞれ第1押圧片3a1の上側左端及び第2押圧片3a2の上側右端且つ互いにずれる箇所に位置させるとともに、第1押圧片3a1及び第2押圧片3a2をそれぞれ弾性針足61、62の上方に位置させる。
本実施例の制御素子は、前記横編機の三角底板2に設けられ且つ上下に調整できる2つの押圧板301、302であり、該2つの押圧板は、第1押圧片及び第2押圧片に対応する箇所に設置され、且つ押圧片を押圧するための斜面が設けられ、押圧板は三角底板に沿って移動する際に斜面により制御部(即ち、対応する突起3ab)に作用して対応する押圧片を下へ移動させる。図13~図15に示すように、編針51が針出しされるが編針52が針出しされない必要がある場合、編針52に接続される弾性針足62の上方の第2押圧板302はまず下へ移動して、その上の斜面3021が第2押圧片3a2上の対応する突起3abに押圧接触できるようにし、図16に示すように、押圧板302は三角底板に沿って移動するとき、第2押圧片3a2を完全に押下して、弾性針足62は弾性変形が発生して制御針足60との嵌合を解除し、図17に示すように、制御素子の押圧片に対する押圧が解消された後、弾性針足の弾性変形による反発力は対応する押圧片を元の位置に戻させて、編針選択ユニット3aの初期状態に回復させる。
上記2つの押圧片は上下摺動可能に針溝11内に設置され、対応する本体3aaの左右両側は垂直に設置される案内面3aa1であり、下部の中心位置には垂直に設置される案内溝3aa2が設けられ、案内溝3aa2は第1押圧片又は第2押圧片の下側の第1押圧接触部及び第2押圧接触部を2つの部分に仕切らせる。本体の厚さは針溝の幅の半分の寸法以下であり、2つの押圧片を針溝内でより安定して上下に摺動させるために、突起3abの上端の厚さは針溝の幅に適合し、これにより針溝の案内作用を受けることができる。針板上の2つの案内面3aa1及び案内溝3aa2に対応する位置には案内ワイヤ162がそれぞれ設けられ、第1押圧片3a1又は第2押圧片3a2は案内ワイヤ162に沿って上下に摺動する。
弾性針足の下側に制限突起611、621が設けられ、前記針溝の底部に制限溝18が設けられ、弾性針足は前記弾性変形により前記制限溝内に落ち、制限溝は弾性針足が前後に移動するように制限する。
同様に、1つの針溝内に置かれる2つの平行な編針は、その前端が基本的に一斉に編目抜き片13及び針板1の前端で構成される編成物8により形成される筒口91に接近する。
実施例3
図18、図19を図5、図6及び図8と併せて参照し、本実施例の針板・編針の組合せは、上記実施例2と同様に、若干の平行な針溝11が設けられる針板1と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52と、を有し、且つ針板1により針板・編針の組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置し、且つ2つの編目抜き片の間の針板には1つの針溝11が設置され、針溝11内には針溝の幅方向に沿って左右に配列される2本の編針51、52が設置される。2本の編針はそれぞれの編成を完了するとき、1つの選択ユニット3bにより弾性針足61、62及び制御針足60で構成される複合針足と組み合わせてその中の一方の編針を選択して動作(針出し)させ、他方を動作させず、それにより1つの針溝内の2本の平行な編針が、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了できるようにする。従って、本実施例の針板・編針の組合せと上記実施例2との相違点は本質的に編針選択ユニットの相違のみである。
図20及び図21に示すように、本実施例に係る1つの編針選択ユニット3bは少なくとも制御素子30、第1押圧片3b1及び第2押圧片3b2で構成される。第1押圧片3b1には対応する弾性針足を押圧接触するための押圧接触部及び被制御素子に作用するための第1制御部が設けられ、同様に、第2押圧片3b2には押圧接触部及び被制御素子に作用するための第2制御部が設けられ、2つの押圧片はそれぞれ対応する弾性針足の上方に設けられ、その上の押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、第1制御部及び前記第2制御部は、制御素子がそれぞれそれらに作用するように、それぞれ針溝の長さ方向における互いにずれる異なる箇所に位置し、且つ作用を受けた後に下へ移動して、対応する弾性針足を押圧する。
図22及び図23に示すように、本実施例の第1押圧片3b1及び第2押圧片3b2はいずれも同じ構造形状の本体3ba及び突起3bbで構成されるものであると見なされてよく、突起3bbは本体3baの上端の片側に設置され、それにより対応する押圧片上の制御部を形成する。本体及び突起の厚さはいずれも針溝の幅に適合し、本体の下側は下側の片側に凹溝を設置することにより針溝の幅の半分以下の下側辺を形成し、それにより対応する押圧片上の押圧接触部3bcを形成する。本体の左右両側に案内面3ba2、3ba3及び滑り面3ba1がそれぞれ設けられる。2つの押圧片は滑り面3ba1を対称中心面として対称的に互いに貼合して針溝内に並列され、2つの押圧片上の突起3bb及び案内面3ba2、3ba3が対称中心面に対して対称的に設置されるようにし、且つ押圧接触部3bcの凹溝が針溝の中心面に対向し、それぞれの押圧接触部3bcが対応する弾性針足に対向するように形成する。そして、2つの押圧片が案内面の片側に対応する針板には案内ワイヤ162が設けられ、第1押圧片3b1は該押圧板の案内面の片側に対応する案内ワイヤ162及び第2押圧片3b2の滑り面に沿って上下に摺動し、第2押圧片3b2は該押圧板の案内面の片側に対応する案内ワイヤ162及び第1押圧片3b1の滑り面に沿って上下に摺動し、2つの押圧片が互いに相対的に上下に摺動できるようにする。
図24に示すように、本実施例の制御素子は、同様に前記横編機の三角底板に設けられ且つそれぞれ第1押圧片3b1及び第2押圧片3b2の位置に対応し且つ上下に調整できる2つの押圧板301、302であり、2つの押圧板にいずれも斜面が設けられ、押圧板は三角底板に沿って移動する際に斜面により制御部(即ち、対応する突起3bb)に作用する。例えば、編針51が針出しされ、編針52が針出しされず、編針52に接続される弾性針足62の上方の第2押圧板302はまず下へ移動し、図25及び図26に示すように、その上の斜面3021が第2押圧片3b2上の対応する突起3bbに押圧接触できるようにし、押圧板302は三角底板に沿って移動するとき、第2押圧片3b2を完全に押下し、図27に示すように、弾性針足62は弾性変形が発生して制御針足60との嵌合を解除し、図28に示すように、押圧板302の押圧片に対する押圧が解消された後、弾性針足62の弾性変形による反発力は第2押圧片3b2を元の位置に戻させて、編針選択ユニット3bの初期状態に回復させる。
本実施例の針板・編針の組合せの他の構造及び対応する動作原理は上記実施例2と同じであり、一々説明しない。
実施例4
図29、図30を図5、図6及び図8と併せて参照し、本実施例の針板・編針の組合せは、上記実施例2又は実施例3と同様に、若干の平行な針溝11が設けられる針板1と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52と、を有し、且つ針板1により針板・編針の組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置し、且つ2つの編目抜き片の間の針板には1つの針溝11が設置され、針溝11内には針溝の幅方向に沿って左右に配列される2本の平行な編針51、52が設置される。2本の編針はそれぞれの編成を完了するとき、1つの選択ユニット3cにより弾性針足61、62及び制御針足60で構成される複合針足と組み合わせてその中の一方の編針を選択して動作(針出し)させ、他方を動作させず、それにより1つの針溝内の2本の平行な編針が、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了できるようにする。従って、本実施例の針板・編針の組合せと上記実施例2又は実施例3との相違点は、本質的に編針選択ユニットの相違のみである。
図31及び図32に示すように、本実施例に係る1つの編針選択ユニット3cは、少なくとも制御素子30、第1押圧片3c1及び第2押圧片3c2で構成される。第1押圧片3c1には対応する弾性針足を押圧接触するための押圧接触部及び被制御素子に作用するための第1制御部が設けられ、同様に、第2押圧片3c2には押圧接触部及び被制御素子に作用するための第2制御部が設けられ、2つの押圧片はそれぞれ対応する弾性針足の上方に設けられ、その上の押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、第1制御部及び前記第2制御部は、制御素子がそれぞれそれらに作用するように、それぞれ針溝の長さ方向における互いにずれる異なる箇所に位置し、且つ作用を受けた後に対応する押圧片を下へ回転させて、対応する弾性針足を押圧する。
図33~図36に示すように、本実施例の2つの押圧片3c1、3c2は同軸線で針溝11内に回転可能に設置され、且ついずれも同じ構造形状の本体3ca及び突起3cbの構造で構成されるものと見なされてよく、第1押圧片上の突起3cbは対応する本体の上側中心の右寄り箇所に設置されて第1押圧片上の第1制御部を形成し、第2押圧片上の突起3cbは対応する本体の上側の右端箇所に設置されて第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体3caの下側には下へ収縮する三角形状を呈する押圧接触部3ccが設けられる。本体3caの厚さは溝幅の半分以下であり、突起3cbが針溝の内側に対してL字形の凹溝面が設けられており、突起の上端の厚さは溝幅に適合し、2つの押圧片上のL字形の凹溝面は針溝の中心面に対して対称的に設置され、2つの押圧片本体3caは並立して重畳された後、その上の突起3cbが互いにずれる箇所に位置する。2つの押圧片の同一側の同じ位置に回転孔がそれぞれ設けられ、前記針板上の回転孔及び2つの押圧片に対応する上側面の上方には回転ワイヤ164及び制限ワイヤ163がそれぞれ設けられ、2つの押圧片は回転孔3cdにより回転ワイヤ164を貫通接続して針溝11内に回転可能に設置され、且つ制限ワイヤ163により2つの押圧片3c1、3c2の弾性針足61又は62の反発力による移動を制限する。
図37に示すように、本実施例の制御素子は同様に前記横編機の三角底板2上の2つの押圧片に対応する位置に設けられる押圧板301、302であり、押圧板に斜面がそれぞれ設けられ、針溝内の編針52を針出しせず、編針51を針出しする必要がある場合、編針52に接続される弾性針足62の上方の第2押圧板302はまず下へ移動して、その上の斜面3021が第2押圧片3c2上の対応する突起3cbに押圧接触できるようにする。図38及び図39に示すように、第2押圧板302は三角底板に沿って移動する際に斜面により第2押圧片3c2上の突起3cbに作用して、第2押圧板302の下端面が完全に第2押圧片3c2を押下するまで、第2押圧片3c2を回転させる。図40に示すように、弾性針足62は押圧されて弾性変形が発生して制御針足60との嵌合を解除し、図41に示すように、第2押圧板302の押圧片3c2に対する押圧が解消された後、弾性針足62は弾性変形により反発力が発生して押圧片3c2を元の位置に戻させて、編針選択ユニット3cの初期状態に回復させる。
本実施例の針板・編針の組合せの他の構造及び対応する動作原理は上記実施例2と同じであり、一々説明しない。
実施例5
図42、図43、図44を図5、図6及び図8と併せて参照し、本実施例の針板・編針の組合せは、上記実施例2~4と同様に、若干の平行な針溝11が設けられる針板1と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52と、を有し、且つ針板1により針板・編針の組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置し、且つ2つの編目抜き片の間の針板には1つの針溝11が設置され、針溝11内には針溝の幅方向に沿って左右に配列される2本の編針51、52が設置される。2本の編針はそれぞれの編成を完了するとき、1つの選択ユニット3dにより弾性針足61、62及び制御針足60で構成される複合針足と組み合わせてその中の一方の編針を選択して動作(針出し)させ、他方を動作させず、それにより1つの針溝内の2本の平行な編針が、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了できるようにする。従って、本実施例の針板・編針の組合せと上記実施例2との相違点は本質的に編針選択ユニットの相違のみである。
図45及び図46に示すように、本実施例に係る1つの編針選択ユニット3dは、上記実施例4において有する制御素子31、第1押圧片3d1及び第2押圧片3d2のほかに、更に1つの押動片3d3を有する。同様に、第1押圧片3d1には押圧接触部及び被制御素子に作用するための第1制御部が設けられ、第2押圧片3d2には押圧接触部及び被制御素子に作用するための第2制御部が設けられ、2つの押圧片はそれぞれ対応する弾性針足61、62の上方に設けられ、第1制御部及び第2制御部はそれぞれ針溝の長さ方向における互いにずれる異なる箇所に位置し、制御素子は押動片3d3により第1制御部又は第2制御部に作用し、第1制御部又は第2制御部は作用を受けた後に対応する押圧片が下へ回転して、対応する弾性針足を押圧する。
図47及び図48に示すように、本実施例の2つの押圧片3d1、3d2は、上記実施例4と同様に同軸線で針溝11内に回転可能に設置され、且つ本体3da及び突起で構成されるものと見なされてよい。2つの押圧片3d1、3d2は同じ構造形状の本体3da(例えば、図47における第1押圧片の断面線部分)を有するが、対応する突起構造は異なり、即ち2種類の突起構造を備える。第1種類は第1突起3db1であり、該第1突起3db1には、登り面3dbp、降下面3dbx及び登り面と降下面の上端とを接続する上端面3dbsが設けられ、第2種類は第2突起3db2であり、第2突起には、少なくとも登り面3dbp及び登り面の上端に接続される上端面3dbsが設けられ、且つ第1突起が回転中心から離れる距離は第2突起が回転中心から離れる距離よりも小さい。2つの押圧片本体3daの下側には下へ収縮する三角形状を呈する押圧接触部3dcが設けられ、押圧接触部3dcは対応する弾性針足61、62に対向する。本実施例の第1押圧片3d1及び第2押圧片3d2の本体3daの上側面に第1突起3db1及び第2突起3db2がそれぞれ設置され、且つ2つの押圧片本体の片側の同じ位置に回転孔3ddがそれぞれ設けられる。針板1の2つの押圧片に対応する回転孔3ddの位置には回転ワイヤ164を設置することにより、2つの押圧片が回転孔により回転ワイヤ164を貫通接続して同軸線で針溝11内に回転可能に設置されるようにする。
押動片3d3は2つの押圧片3d1、3d2の上方に置かれており、押動片の厚さは針溝の幅に適合し、押動片3d3の上側面及び下側面に針尾3d31及び押動歯3d32がそれぞれ設けられる。2つの押圧片に対応する本体3da及び突起の厚さが同じであり、いずれも針溝の幅の半分以下であり、2つの押圧片の本体3daは並立して重畳された後、押動片上の押動歯3d32がそれぞれ作用するようにその上の突起3dbが互いにずれる箇所に位置する。押動片3d3の上側面及び下側面の位置に鉄栓17及び案内ワイヤ162がそれぞれ設けられ、該押動片3d3が鉄栓と制限ワイヤとの間を摺動できるようにし、2つの押圧片3d1、3d2は回転孔3ddにより回転ワイヤ164を貫通接続して針溝11内に回転可能に設置される。
本実施例の制御素子31は前記横編機の三角底板に設けられ且つ針溝方向に沿って移動できる1つの押動板31であり、該押動板31には針尾に適合する案内溝311が設けられ、対応する押動板は三角底板に沿って移動する際に案内溝により押動片上の針尾を挿着することにより、両方の接続を実現する。押動板31は針溝方向において移動することができ、押動片3d3を駆動して図45及び図46に示されるその上の押動歯3d32が第1突起又は第2突起にいずれも接触しない初期位置に移動させることができる。図49に示すように、押動歯3d32が登り面3dbpに沿って上端面3dbsに作用して第1押圧片上の押圧接触部を最下端箇所に位置させて、下方の弾性針足61を押圧して、最も大きな弾性変形を発生させて編針51との嵌合接続を解除するまで、図47及び図48に示されるその上の押動歯3d32が第1突起3db1に接触する位置に移動させて、押動歯3d32が第1突起上の登り面に接触することにより第1押圧片3d1を下へ回転させることもできる。また、図50に示すように、押動板上の押動歯が上端面から離れて前向きに移動して、上端面の前側が上端面よりも低い降下面である場合、押動片の第1押圧片への押圧作用が解消され、弾性針足61は第1押圧片の押圧を受けなくなるため、その弾性変形による反発力の作用によって押圧片を元の位置に戻させる。対応する上端面を押圧して、対応する弾性針足62が弾性変形により対応する編針との嵌合を解除するようにするまで、押動板31は図51及び図52に示される押動歯3d32が第2突起3db2に接触する位置に移動して、押動歯が第2突起上の登り面に接触することにより第2押圧片3d2を下へ回転させてもよく、押動板上の押動歯が第2突起から離れ、即ち完全に第2押圧片3d2から離れる場合、押動片の第2押圧片への押圧作用が解消され、弾性針足62は第2押圧片の押圧を受けなくなるため、その弾性変形による反発力の作用によって押圧片を元の位置に戻させる。
本実施例の針板・編針の組合せの他の構造及び対応する動作原理は上記実施例2と同じであり、一々説明しない。
実施例6
図53及び図54に示すように、本実施例の針板・編針の組合せは、若干の針溝11が設けられる針板1と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片13と、針溝内に設けられる編針51、52及び制御針足65、66と、を備え、且つ針板1により上記組合せを横編機フレーム9の前後両側に設置し、且つ2つの編目抜き片の間の針溝11内には針溝の幅方向に沿って左右に配列される2本の編針52、53が設置され、該2本の編針は長さ方向に沿って互いに夾角をなすようにそれぞれの針溝内に置かれており、編針51、52はそれぞれ制御針足65、66に接続され、2つの編針は、対応する制御針足の駆動によって、それぞれ、編目編成、タック編成及び目移し編成を含む編成動作を完了することができる。
2本の編針に対応する2つの針溝は、2つの鋼片15により仕切られる針溝11内において更にスペーサー14により2つに仕切られたものであり、更に仕切られた針溝111及び針溝112については、針溝111の溝底面は針板1の上端面と基本的に平行し、針溝112の溝底面は針溝111の溝底面に対して傾斜して設置され、互いに夾角αをなし、αは一般的に40°以下である。これにより溝底面が異なる平面である針溝111及び針溝112を形成し、それにより2つの針溝111、112に置かれる2つの編針51、52が長さ方向に沿って互いに夾角αをなすようにし、図55及び図56に示すように、2つの編針51、52は初期状態にある際にその前端がいずれも筒口に接近する。
これに基づいて、本発明では、同じ間隔の2つの編目抜き片の間に2本の編針が設置されることで、編針の配列数を増加させるとともに、編目抜き片を追加せず、針板の水平空間を最大限に利用して、2つの針板を有する横編機が標準ゲージ・密度の完全成形編成物を編成することができるようにし、且つ2つの隣接する編目抜き片の間に左右に配列される2本の編針はいずれも筒口に密着するため、2本の編針のそれぞれが編成するときの編目形成効果を同様にし、それにより機掛けプロセスは要件が低く、操作しやすい。
1 針板
11、111、112 針溝
12 支持ロッド
13 編目抜き片
14 スペーサー
15 鋼片
161 支持ワイヤ
162 案内ワイヤ
163 制限ワイヤ
164 回転ワイヤ
17 鉄栓
18 制限溝
3a、3b、3c、3d 選択ユニット
3a1、3b1、3c1、3d1 第1押圧片
3a2、3b2、3c2、3d2 第2押圧片
3d3 押動片
3aa、3ba、3ca、3da 押圧片上の本体
3ab、3bb、3cb、3db 押圧片上の突起
3ac、3bc、3cc、3dc 押圧片上の押圧接触部
3aa1、3ba2、3ba3 本体上の案内面
3aa2 本体上の案内溝
3ba1 本体上の滑り面
30 制御素子
301、302 押圧板
3021 斜面
31 押動板
311 案内溝
51、52 編針
60、63、64、65、66 制御針足
61、62 弾性針足
611、621 制限突起
8 編成物
9 フレーム
91 筒口

Claims (24)

  1. 横編機フレームの前後両側に設けられ、若干の針溝が設けられる針板と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片と、針溝内に設けられる編針及び針足と、を備え、且つ編目抜き片と針板の前端とが編成物により形成される筒口を構成する横編機用の針板・編針の組合せであって、
    2つの隣接する編目抜き片の間の針溝内には左右に配列され、且つ、編目編成、タック編成及び目移し編成を個別に完了することができる2本の編針が設けられることを特徴とする横編機用の針板・編針の組合せ。
  2. 前記2本の編針は平行に置かれており、且つ前端が筒口に接近することを特徴とする請求項1に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  3. 前記2つの隣接する編目抜き片の間の針板には1つの針溝が設けられ、該針溝内に前記2本の編針が置かれることを特徴とする請求項2に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  4. 2つの隣接する編目抜き片の間に設けられる編針選択ユニットを更に備え、前記針足は弾性針足と制御針足を備え、2つの弾性針足がそれぞれ前記2本の編針に接続され、1つの制御針足が該2つの弾性針足の上方に嵌合接続され、編針選択ユニットは、2つの弾性針足の上方に設けられ且つ弾性針足に作用することができ、作用を受けた弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された編針は動作しないことを特徴とする請求項3に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  5. 前記編針選択ユニットは、三角底板に設けられる制御素子と、第1押圧接触部及び第1制御部が設けられる第1押圧片と、第2押圧接触部及び第2制御部が設けられる第2押圧片と、を備え、前記第1押圧接触部及び前記第2押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、前記第1制御部及び前記第2制御部はそれぞれ針溝の長さ方向における異なる箇所に位置し、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用して第1押圧片又は第2押圧片を移動させ、第1押圧接触部又は第2押圧接触部が対応する弾性針足を押圧することにより、押圧された弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された対応する編針は動作しないことを特徴とする請求項4に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  6. 前記弾性針足の下側に制限突起が設けられ、前記針溝の底部に制限溝が設けられ、弾性針足は前記弾性変形により前記制限溝内に落ち、制限溝は弾性針足が前後に移動するように制限することを特徴とする請求項5に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  7. 前記針溝内に支持ロッドが設けられ、制御針足は支持ロッドの支持により2つの弾性針足の上方に位置することを特徴とする請求項4に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  8. 2つの隣接する編目抜き片の間の針板には2つの平行な針溝が設けられ、前記2本の編針のそれぞれが対応する1つの針溝内に置かれており、且つ各編針に1つの制御針足が設けられることを特徴とする請求項2に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  9. 前記2本の編針は長さ方向に沿って互いに夾角をなすようにそれぞれの針溝内に置かれており、且つ前端がいずれも筒口に接近し、且つ各編針に1つの制御針足が設けられることを特徴とする請求項1に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  10. 横編機フレームの前後両側に設けられ、若干の針溝が設けられる針板と、針板の前端に設けられる若干の平行な編目抜き片と、針溝内に設けられる編針及び針足と、を備え、且つ編目抜き片と針板の前端とが編成物により形成される筒口を構成する横編機用の針板・編針の組合せであって、
    更に編針選択ユニットを備え、且つ2つの隣接する編目抜き片の間の針板には1つの針溝が設けられ、該針溝内には平行に配列され且つ編目編成、タック編成及び目移し編成を個別に完了することができる2本の編針が設けられ、前記針足は制御針足と弾性針足を備え、2つの弾性針足がそれぞれ前記2本の編針に接続され、1つの制御針足が該2つの弾性針足の上方に嵌合接続され、編針選択ユニットは2つの弾性針足の上方に設けられ且つ弾性針足に作用することができ、作用を受けた弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された編針は動作しないことを特徴とする横編機用の針板・編針の組合せ。
  11. 前記2本の編針の前端は筒口に接近することを特徴とする請求項10に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  12. 前記編針選択ユニットは、三角底板に設けられる制御素子と、第1押圧接触部及び第1制御部が設けられる第1押圧片と、第2押圧接触部及び第2制御部が設けられる第2押圧片と、を備え、前記第1押圧接触部及び前記第2押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、前記第1制御部及び前記第2制御部はそれぞれ針溝の長さ方向における異なる箇所に位置し、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用して第1押圧片又は第2押圧片を移動させ、第1押圧接触部又は第2押圧接触部が対応する弾性針足を押圧することにより、押圧された弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された対応する編針を動作させないことを特徴とする請求項11に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  13. 前記弾性針足の下側に制限突起が設けられ、前記針溝の底部に制限溝が設けられ、弾性針足は前記弾性変形により前記制限溝内に落ち、制限溝は弾性針足が前後に移動するように制限することを特徴とする請求項11に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  14. 前記針溝内に支持ロッドが設けられ、制御針足は支持ロッドの支持により2つの弾性針足の上方に位置することを特徴とする請求項11に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  15. 横編機の同一針溝内の2つの平行な編針の編針選択機構であって、
    制御針足、弾性針足及び編針選択ユニットを備え、2つの弾性針足がそれぞれ前記2本の編針に接続され、1つの制御針足が該2つの弾性針足の上方に嵌合接続され、編針選択ユニットは弾性針足の上方に設けられ且つ弾性針足に作用することができ、作用を受けた弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された編針は動作しないことを特徴とする横編機の同一針溝内の2つの平行な編針の編針選択機構。
  16. 前記編針選択ユニットは、三角底板に設けられる制御素子と、第1押圧接触部及び第1制御部が設けられる第1押圧片と、第2押圧接触部及び第2制御部が設けられる第2押圧片と、を備え、前記第1押圧接触部及び前記第2押圧接触部のそれぞれは対応する弾性針足に対向し、前記第1制御部及び前記第2制御部はそれぞれ針溝の長さ方向における異なる箇所に位置し、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用して第1押圧片又は第2押圧片を移動させ、第1押圧接触部又は第2押圧接触部が対応する弾性針足を押圧することにより、作用された弾性針足は弾性変形が発生して制御針足との嵌合を解除し、該弾性針足に接続された対応する編針は動作しないことを特徴とする請求項15に記載の編針選択機構。
  17. 前記第1押圧片及び第2押圧片は上下移動可能に針溝内に並立され、前記第1押圧片及び第2押圧片はいずれも本体及び突起で構成され、第1押圧片上の突起及び第2押圧片上の突起は、それぞれ対応する本体の上側の一端に設置されて第1押圧片上の第1制御部及び第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体の下側はそれぞれ第1押圧接触部及び第2押圧接触部を形成し、前記制御素子は、前記横編機の三角底板に設けられ、且つ、それぞれ第1押圧片及び第2押圧片の突起の上方に対応する2つの押圧板であり、2つの押圧板に斜面がそれぞれ設けられ、対応する押圧板は、三角底板に沿って移動する際に斜面により対応する押圧片上の突起に作用して、対応する押圧片を下へ移動させて対応する弾性針足を押圧し、制御素子の押圧片への作用が解消された後、弾性針足の弾性変形による反発力は対応する押圧片を元の位置に戻させることを特徴とする請求項16に記載の編針選択機構。
  18. 前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状はそれぞれ同じであり、2つの押圧片は本体が互いに重畳する形式で針溝内に並列され、且つ対応する弾性針足の上方に位置し、2つの押圧片上の突起を針溝に対応する方向においてそれぞれ対応する押圧片の上側左端及び上側右端且つ互いにずれる箇所に位置させ、前記本体の左右両側は垂直に設置される案内面であり、下部の中心位置には垂直に設置される案内溝が設けられ、案内溝は第1押圧片又は第2押圧片の下側の第1押圧接触部及び第2押圧接触部を2つの部分に仕切らせ、前記針板上の2つの案内面及び案内溝に対応する位置には案内ワイヤがそれぞれ設けられ、第1押圧片又は第2押圧片は案内ワイヤに沿って上下に移動することを特徴とする請求項17に記載の編針選択機構。
  19. 前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状は同じであり、2つの押圧片は左右に貼合して針溝内に並列され、且つ対応する弾性針足の上方に位置し、2つの押圧片上の突起を針溝に対応する方向においてそれぞれ対応する押圧片の上側左端及び上側右端且つ互いにずれる箇所に位置させ、前記本体及び突起の厚さはいずれも針溝の幅に適合し、本体の下側は凹溝構造により針溝の幅の半分以下の下側辺を形成し、本体の左右両側に案内面及び滑り面がそれぞれ設けられ、前記針板上の案内面に対応する側には案内ワイヤが設けられ、第1押圧片は該押圧板の案内面に対応する側の案内ワイヤ及び第2押圧片上の滑り面に沿って上下に移動し、第2押圧片は該押圧板の案内面に対応する側の案内ワイヤ及び第1押圧片上の滑り面に沿って上下に移動することを特徴とする請求項17に記載の編針選択機構。
  20. 前記第1押圧片及び第2押圧片は同軸心で針溝内に回転可能に設置され、前記第1押圧片及び第2押圧片はいずれも本体及び突起で構成され、第1押圧片上の突起及び第2押圧片上の突起は、それぞれ回転中心との距離が異なって互いにずれる箇所に設置されて第1押圧片上の第1制御部及び第2押圧片上の第2制御部を形成し、2つの押圧片本体の下側はそれぞれ第1押圧接触部及び第2押圧接触部を形成し、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ、制御素子は第1制御部又は第2制御部に作用するとき、第1押圧片又は第2押圧片を下へ回転させて対応する弾性針足を押圧し、制御素子の押圧片への作用が解消された後、弾性針足の弾性変形による反発力は対応する押圧片を元の位置に戻させることを特徴とする請求項16に記載の編針選択機構。
  21. 前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体及び突起の構造形状はそれぞれ同じであり、2つの押圧片本体の上側面の互いにずれる箇所には前記突起がそれぞれ設置され、2つの押圧片本体の片側の同じ位置には回転孔がそれぞれ設けられ、前記針板上の回転孔及び2つの押圧片に対応する上側面の上方には回転ワイヤ及び制限ワイヤがそれぞれ設けられ、2つの押圧片は回転孔により回転ワイヤを貫通接続して針溝内に回転可能に設置され、且つ制限ワイヤにより押圧片の反発力による移動を制限し、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ且つそれぞれ第1押圧片及び第2押圧片の突起の位置に対応する2つの押圧板であり、2つの押圧板に斜面がそれぞれ設けられ、対応する押圧板は三角底板に沿って移動する際に斜面により対応する押圧片上の突起を下へ押圧して、第1押圧片又は第2押圧片を回転ワイヤを中心に下へ回転させることを特徴とする請求項20に記載の編針選択機構。
  22. 前記編針選択ユニットは更に押動片を備え、前記押動片の上側面及び下側面に針尾及び押動歯がそれぞれ設けられ、前記第1押圧片及び第2押圧片に対応する本体の構造形状は同じであり、前記突起は第1突起と第2突起を備え、前記第1突起には、登り面、降下面及び登り面と降下面の上端とを接続する上端面が設けられ、前記第2突起には、少なくとも登り面及び登り面の上端に接続される上端面が設けられ、2つの押圧片本体の上側面に第1突起及び第2突起がそれぞれ設置され、且つ第1突起が回転中心から離れる距離は第2突起が回転中心から離れる距離よりも小さく、2つの押圧片本体の片側の同じ位置には回転孔がそれぞれ設けられ、前記針板上の回転孔及び押動片に対応する上側面及び下側面の位置には回転ワイヤ、鉄栓及び制限ワイヤがそれぞれ設けられ、2つの押圧片は回転孔により回転ワイヤを貫通接続して針溝内に回転可能に設置され、押動片は2つの押圧片の上方に置かれており且つ鉄栓と制限ワイヤとの間を摺動することができ、前記制御素子は前記横編機の三角底板に設けられ且つ針溝方向に沿って移動できる1つの押動板であり、該押動板には針尾に適合する案内溝が設けられ、対応する押動板は三角底板につれて移動する際に案内溝により押動片上の針尾を挿着し、制御素子は針溝方向に沿う移動によって押動歯により第1突起又は第2突起上の登り面に作用して対応する押圧片を下へ回転させることを特徴とする請求項20に記載の編針選択機構。
  23. 前記弾性針足の下側に制限突起が設けられ、前記針溝の底部に制限溝が設けられ、弾性針足は前記弾性変形により前記制限溝内に落ち、制限溝は弾性針足が前後に移動するように制限することを特徴とする請求項15~22のいずれか1項に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
  24. 前記針溝内に支持ロッドが設けられ、制御針足は支持ロッドの支持により2つの弾性針足の上方に位置することを特徴とする請求項15に記載の横編機用の針板・編針の組合せ。
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