JP2023510910A - 望ましくない微生物を制御し動物の健康状態を改善するための組成物及び方法 - Google Patents

望ましくない微生物を制御し動物の健康状態を改善するための組成物及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023510910A
JP2023510910A JP2022543469A JP2022543469A JP2023510910A JP 2023510910 A JP2023510910 A JP 2023510910A JP 2022543469 A JP2022543469 A JP 2022543469A JP 2022543469 A JP2022543469 A JP 2022543469A JP 2023510910 A JP2023510910 A JP 2023510910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spp
cfu
lactobacillus
gram
spores
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022543469A
Other languages
English (en)
Inventor
マシュー ブライオン ビッグス,
ジェイムズ マイケル クレーマー,
ヴァディム ベイリンソン,
ダラネシュ マヒマプラ ガンガイア,
ケリー クレイグ,
Original Assignee
アグバイオーム, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アグバイオーム, インコーポレイテッド filed Critical アグバイオーム, インコーポレイテッド
Publication of JP2023510910A publication Critical patent/JP2023510910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • A61K35/742Spore-forming bacteria, e.g. Bacillus coagulans, Bacillus subtilis, clostridium or Lactobacillus sporogenes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • A61K35/744Lactic acid bacteria, e.g. enterococci, pediococci, lactococci, streptococci or leuconostocs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • A61K35/744Lactic acid bacteria, e.g. enterococci, pediococci, lactococci, streptococci or leuconostocs
    • A61K35/745Bifidobacteria
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K35/00Medicinal preparations containing materials or reaction products thereof with undetermined constitution
    • A61K35/66Microorganisms or materials therefrom
    • A61K35/74Bacteria
    • A61K35/741Probiotics
    • A61K35/744Lactic acid bacteria, e.g. enterococci, pediococci, lactococci, streptococci or leuconostocs
    • A61K35/747Lactobacilli, e.g. L. acidophilus or L. brevis
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

Figure 2023510910000001
望ましくない微生物、例えば、病原性細菌などを制御するための組成物及び方法を提供する。このような組成物及び方法は、動物用のプロバイオティクスとして使用できる細菌株を含む。そのため、例えば、動物の胃腸管における病原性細菌などの望ましくない微生物を制御するための方法や、動物の健康状態を改善するための方法も提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、病原性細菌の成長を阻害し動物の健康状態を促進するための細菌株の使用に関する。
動物の胃腸管は、飼料、床敷、環境に見出される細菌、ウイルス、及び原虫に常に曝露されている。胃腸管は、物理的、化学的、免疫学的な防御によってこれらの望ましくない微生物に対抗している。この防御には、胃腸に常駐する有益な微生物(例えば、細菌)も含まれる。病原体、ストレス、代謝異常、抗微生物剤の使用、及びその他の原因により、腸内マイクロバイオームのバランスが崩れることがあり、これが消化に影響を及ぼし、動物を疾患によりかかりやすくする可能性がある。健康な腸内マイクロバイオームプロファイルの確立または再確立を支援する有益な細菌を動物に提供することは、健康な動物を維持し、動物のパフォーマンスを最大化する助けとなり得る。
望ましくない微生物を制御するための組成物及び方法を提供する。このような組成物及び方法は、望ましくない微生物(病原性細菌株を含む)を制御する有益な細菌株を含む。このような病原性細菌株には、Salmonella spp.及び/またはEscherichia coliの1つ以上の株が含まれる。有益な細菌株は、動物用のプロバイオティクスまたは直接給餌微生物(DFM)として使用することができる。有益な細菌株は、疾患がない場合にも、動物の健康状態の促進や、健康な腸内マイクロバイオームの確立または維持に使用することができる。また、本明細書では、動物の健康状態及びパフォーマンスを改善するために、ならびに/または腸内の望ましくない微生物によって引き起こされる疾患を治療もしくは予防するために、有益な細菌株を製剤化し、動物に投与するための方法も提供する。
図1は、1日平均増体量(ADG)、1日平均飼料摂取量(ADFI)、及び飼料効率(増体量:飼料量の比(G:F)によって定量)を原理証明(POP)動物試験POP1の全体的な成長パフォーマンスの尺度として示すグラフである。**はp<0.001、*はp<0.050、~はp<0.1を示す。 図2は、1日平均増体量(ADG)、1日平均飼料摂取量(ADFI)、及び飼料効率(増体量:飼料量の比(G:F)によって定量)を原理証明(POP)動物試験POP2の全体的な成長パフォーマンスの尺度として示すグラフである。*はp<0.1、**はp<0.01、***はp<0.001を示す。 図3は、1日平均増体量(ADG)、1日平均飼料摂取量(ADFI)、及び飼料効率(増体量:飼料量の比(G:F)によって定量)を原理証明(POP)動物試験POP3の全体的な成長パフォーマンスの尺度として示すグラフである。
I.概要
望ましくない微生物を制御するための組成物及び方法を提供する。本明細書で提供する組成物及び方法は、望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を制御でき、動物の健康状態を促進できる有益な細菌株の使用を含む。
本発明の細菌株及びそのバリアントは、1つ以上の望ましくない微生物を制御する能力、及び/またはある特定のタイプの飼料の消化を改善する能力を保持する。いくつかの実施形態において、本発明の細菌株及びそのバリアントは、有害な、疾患を引き起こす、または病原性を有する細菌を制御する能力を保持する。病原性細菌としては、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.などの病原性株が挙げられる。
望ましくない微生物を「制御する」という用語は、望ましくない微生物またはその集団の成長、摂食、繁殖、及び/または増殖を阻害もしくは低減すること、あるいは望ましくない微生物またはその集団を殺滅する(例えば、罹患もしくは死亡、または増殖の低減/停止を引き起こす)ことのうちの1つ以上を指す。理論に束縛されるものではないが、有益な細菌は、毒性代謝物を分泌するか、または望ましくない微生物に競合し、かつ/もしくは上回って成長すること(「競争排除」)により、望ましくない微生物を制御できると考えられる。制御は、有益な細菌の成長促進によって行われ得る。いくつかの実施形態において、本発明の株及びそのバリアントは、病原性細菌を制御する能力を保持する。さらなる実施形態において、本発明の株及びそのバリアントは、Salmonella spp.、及び/またはEscherichia spp.を制御する能力を保持する。いくつかの実施形態において、病原性細菌は、約0.5log、約1log、約2log、約3log、約4log、約5log、またはそれ以上低減し得る。
本発明の有益な細菌株は、望ましくない微生物(病原性細菌を含む)の制御を目的とした製品(例えば、プロバイオティクス)に利用することができる。プロバイオティクスは、国際連合食糧農業機関(FAO)及び世界保健機関(WHO)により、「妥当な量を投与した場合に宿主に健康上の利益をもたらす生きた微生物」として定義されている。プロバイオティクスには有益な細菌が含まれる。直接給餌微生物(DFM)製品は、生きている生存可能な微生物、とりわけ有益な細菌を含み、このような細菌を胃腸管に定着させるために胃腸管に送達して、動物の健康状態及びパフォーマンスを改善するプロバイオティクス製品である。DFMは、有益な微生物(例えば、有益な細菌)の成長の支持、及び/または望ましくない微生物の制御(例えば、病原性細菌)により、腸内マイクロバイオームにプラス方向の影響を及ぼす。加えて、有益な細菌は腸内を酸性化して、望ましくない微生物の定着に好ましくない環境を作り出すことによって動物の健康を促進することができ、かつ/または特定の飼料成分(例えば、高タンパク家畜飼料である可溶物を含む乾燥蒸留穀物(DDGS))の消化を助けることができる。また、有益な細菌は、宿主動物の免疫系を刺激することも知られている。さらに、有益な細菌は、望ましくない微生物を制御できる抗微生物物質を生成することができる。このような抗微生物物質としては、バクテリオシン、イツリン及びサーファクチンなどのリポペプチド、ならびに酢酸及び乳酸などの短鎖脂肪酸(SCFA)が挙げられる。
II.細菌株
1つ以上の望ましくない微生物を制御し、かつ/または動物の健康状態及びパフォーマンスを改善するために単独でまたは組み合わせて使用することができる、様々な細菌株を提供する。このような細菌株としては、Bacillus spp.株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントが挙げられる。AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの1つ以上を含む細胞集団を提供し、さらにこれらの株の各々に由来する芽胞の集団、またはこれらの任意の調製物も提供する。したがって、本明細書で提供する様々な細菌株及び/または飼料組成物は、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの1つ以上の細胞集団、芽胞、前芽胞、もしくはこれらの組合せ、またはこれらの上清、発酵産物、濾液、もしくは抽出物を活性成分として含む。
AIP088262は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67923が割り当てられている。
AIP068104は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67922が割り当てられている。
AIP016597は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67921が割り当てられている。
AIP004816は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67920が割り当てられている。
AIP053802は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67919が割り当てられている。
AIP004634は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67918が割り当てられている。
AIP006035は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67917が割り当てられている。
AIP029002は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67916が割り当てられている。
AIP066414は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67915が割り当てられている。
AIP093093は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67914が割り当てられている。
AIP022568は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67913が割り当てられている。
AIP032005は、2020年1月17日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67912が割り当てられている。
AIP012656は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67968が割り当てられている。
AIP002364は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67967が割り当てられている。
AIP044543は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67965が割り当てられている。
AIP090377は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67964が割り当てられている。
AIP048352は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67966が割り当てられている。
AIP089343は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67962が割り当てられている。
AIP007305は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67961が割り当てられている。
AIP033189は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67958が割り当てられている。
AIP063641は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67963が割り当てられている。
AIP087760は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67970が割り当てられている。
AIP097873は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67960が割り当てられている。
AIP056374は、2020年6月22日に国際寄託機関Agricultural Research Culture Collection(NRRL)(1815 North University Street,Peoria,Illinois 61604 U.S.A.)に寄託され、NRRL番号B-67959が割り当てられている。
上記で明らかにしている各寄託物は、「特許手続上の微生物の寄託の国際承認に関するブダペスト条約」の条項の下で維持される。各寄託は単に当業者の便宜として行われたものであり、寄託が米国特許法112条の下で要求されることを認めるものではない。
「単離(された)」という用語は、(1)最初に生成された際に(自然界であるか実験的環境であるかにかかわらず)結合していた構成要素の少なくとも一部から分離され、かつ/または(2)人工的に生成、調製、精製、及び/もしくは製造された、細菌、芽胞、または他の実体もしくは物質を包含する。単離された細菌は、それらが最初に結合していた他の構成要素の少なくとも約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%またはそれ以上から分離されてもよい。
本明細書で使用する場合、物質は、他の構成要素を実質的に含まなければ「純粋」である。「精製する」、「精製すること」、及び「精製された」という用語は、最初に生成もしくは産生されたとき(例えば、自然界か実験環境かにかかわらず)、またはその最初の生成後の任意の期間中に結合していた構成要素の少なくとも一部から分離された細菌、芽胞、または他の材料を指す。細菌もしくは芽胞または細菌集団もしくは芽胞集団は、(例えば、細菌または細菌集団または芽胞を含む材料または環境から)生成時または生成後に単離され、精製された細菌または細菌集団または芽胞が他の材料を最大約10%、約20%、約30%、約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、または約90%以上含む場合も、精製されているとみなすことができる。いくつかの実施形態において、精製された細菌または芽胞及び細菌集団または芽胞集団は、約80%超、約85%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、または約99%超純粋である。特定の実施形態において、細菌の培養物は、通常の細菌学的技法によって検出される量の他の細菌種を含まない。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374の実質的に純粋な培養物を含む。また、本発明の組成物は、細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374の実質的に純粋な培養物の後代であって、培養物が、それぞれAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374の生理学的及び形態学的特徴の全てを有する、培養物の後代も提供する。「集団」とは、所与の細菌株の2つ以上の個体(すなわち、10、100、1,000、10,000、1x10、1x10、または1x10、またはそれ以上)を含む群または集合が意図されている。少なくとも1つの細菌株の集団または複数の細菌株からの個体の混合集団を含む様々な組成物を本明細書で提供する。特定の実施形態において、細菌株のうちの少なくとも1つの集団(すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントの細胞、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントののうちの1つ以上から形成された芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ)は、少なくとも約10CFU/ml~約1015CFU/ml、約10CFU/ml~約1012CFU/ml、約10CFU/ml~約1010CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約10CFU/ml、約10CFU/ml~約1010CFU/ml、約1010CFU/ml~約1011CFU/ml、約1011CFU/ml~約1012CFU/ml、約1012CFU/ml~約1013CFU/ml、約1013CFU/ml~約1014CFU/ml、または約1014CFU/ml~約1015CFU/mlの濃度を含む。他の実施形態において、本明細書で提供する細菌株、または本明細書で提供するその組合せ、またはその活性バリアントは、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml、少なくとも約1010CFU/ml、少なくとも約1011CFU/ml、少なくとも約1012CFU/ml、少なくとも約1013CFU/ml、少なくとも約1014CFU/ml、または少なくとも約1015CFU/mlを含むか、またはそれからなる。
「芽胞」とは、少なくとも1つの休眠(適用時)しているが生存可能な細菌種の生殖単位を指す。AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873,及びAIP056374(またはこれらのいずれかのバリアント)の各々から芽胞を形成する非限定的な方法を本明細書の他の箇所で開示する。さらに認識されたいのは、本明細書で開示する集団は、栄養細胞と前芽胞(芽胞形成の中間段階にある細胞)との組合せ、前芽胞と芽胞との組合せ、または前芽胞、栄養細胞、及び/もしくは芽胞の組合せを含み得ることである。
本明細書で使用する場合、「~に由来する」とは、特定の供給源から直接単離もしくは取得されること、または代替的に、特定の供給源から単離もしくは取得される物質もしくは生物の識別特性を有することを意味する。「供給源」が生物である場合、「~に由来する」とは、発酵産物として生物自体から、または当該生物の培養もしくは成長に使用した培養ブロス、懸濁液、もしくは培地から、単離または取得できることを意味する。「~に由来する」または「~から得られる」化合物または組成物は、その化合物または組成物が、細胞培養物もしくは全細胞ブロス、または細胞培養物もしくは全細胞ブロスに由来する懸濁液、濾液、上清、画分、もしくは抽出物から単離できるか、またはそれらによって生成できることを意味する。
本明細書で使用する場合、「全ブロス培養物」または「全細胞ブロス」は、細胞及び培地の両方を含む液体培養物を指す。細菌をプレート上で成長させれば、水または他の液体、全培養物中で細胞を採取することができる。「全ブロス培養物」及び「全細胞ブロス」という用語は、互換的に使用される。
本明細書で使用する場合、「上清」とは、ブロス中で成長した細胞、または寒天プレートからの別の液体中で採取した細胞を、遠心分離、濾過、沈殿、または当技術分野で周知されている他の手段によって取り出した際に残存する液体を指す。いくつかの実施形態において、上清は、別の組成物(例えば、水、緩衝液、新鮮培地、及び/または製剤)で希釈することがある。希釈された上清も本発明の上清とみなす。
本明細書で使用する場合、「濾液」とは、膜を通過した全ブロス培養物からの液体を指す。濾液は、全ブロス培養物または上清中の有効な化合物または代謝物の濃度に比べて濃縮された量の有効な化合物または代謝物を含み得る。本明細書で使用する場合、「抽出物」とは、溶媒(例えば、水、洗浄剤、緩衝液、及び/または有機溶媒)によって細胞から取り出し、遠心分離、濾過、または当技術分野で周知されている他の方法によって細胞から分離した液体物質を指す。抽出物は、抽出前の細胞内の有効な化合物または代謝物の濃度に比べて濃縮された量の有効な化合物または代謝物を含み得る。代替的に、濾液または抽出物は、続いて別の組成物(例えば、水、緩衝液、新鮮培地、及び/または製剤)で希釈してもよい。このような希釈された濾液または抽出物も、本発明の濾液及び抽出物とみなす。
本明細書で使用する場合、「発酵産物」とは、細菌株(すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つ)の発酵からの化合物、物質、または副生成物を指す。発酵産物は、可溶性の場合も不溶性の場合もある。有効な化合物または代謝物は、上清、全細胞ブロス、または細菌株中に存在する発酵産物または化合物であり、これが、1つ以上の望ましくない微生物を制御し、かつ/またはいくつかのタイプの飼料の消化を助けることができる。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、細菌株または一緒に培養された細菌株の組合せに由来する発酵産物、濾液、または抽出物を含み、ここで、組成物は、細菌株の全細胞ブロスまたは上清中の量に比べて、濃縮された有効な化合物または代謝物の量を含み、細菌株は、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つである。他の実施形態において、本発明の組成物は、細菌株に由来する希釈された発酵産物、希釈された濾液、希釈された抽出物、または希釈された上清を含み、ここで、組成物は、細菌株または一緒に培養された細菌株の組合せの全細胞ブロスまたは希釈されていない上清中の量に比べて、希釈された有効化合物または代謝物の量を含み、細菌株は、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つである。希釈された発酵産物、希釈された濾液、希釈された抽出物、または希釈された上清は、有効な化合物または代謝物の有効量を依然として含み得る。
本明細書に記載の組成物及び方法は、細菌株または細菌株の組合せ(すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つ)、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、もしくは/及び芽胞の組合せ)を含むか、またはこれに由来する。方法は、これらの細菌株のうちの少なくとも1つを培養することを含む。いくつかの実施形態において、これらの細菌株の少なくとも1つが培養され、化合物及び/または組成物は、これらの細菌株のうちの少なくとも1つの培養物からこのような化合物及び/または組成物を単離することによって得られる。
本明細書に記載の組成物は、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアントから選択される細菌株の組合せ、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、もしくは/及び芽胞の組合せを含み得るか、またはこれに由来し得る。細菌株の組合せは、本発明の少なくとも2つの細菌株、本発明の少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株を含み得る。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP004816及びAIP053802の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP004816及びAIP097873の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP004816及びAIP012656の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP053802及びAIP087760の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP006035及びAIP097873の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも3つ、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP006035及びAIP053802の組合せを含む。いくつかの実施形態において、少なくとも4つ、少なくとも5つ、少なくとも6つ、少なくとも7つ、少なくとも8つ、少なくとも9つ、または少なくとも10の細菌株の組合せは、少なくともAIP006035、AIP004816、及びAIP053802の組合せを含む。
特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP022568株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP004816株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP053802株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP004634株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP006035株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP088262株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP004816株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP053802株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP004634株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP006035株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP053802株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP004634株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP006035株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP004634株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP006035株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP006035株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035株及びAIP012656株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP012656株及びAIP044543株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP012656株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP012656株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP012656株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP044543株及びAIP033189株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP044543株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP044543株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP033189株及びAIP087760株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP033189株及びAIP097873株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP087760株及びAIP097873株の組合せを含む。
さらに、特定の実施形態において、組成物は、AIP088262と、以下のいずれか1つ以上:AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP068104と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP016597と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004816と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP053802と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP004634と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP006035と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP029002と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP066414と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP093093と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP022568と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP032005と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP012656と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP002364と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP044543と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP090377と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP048352と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP089343と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP007305と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004
816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP033189と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP063641と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP087760、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP087760と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP097873、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP097873と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP056374との株の組合せを含む。特定の実施形態において、組成物は、AIP056374と、以下のいずれか1つ以上:AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760との株の組合せを含む。
いくつかの実施形態において、少なくとも1つの細菌株は、当技術分野で知られている方法を用いて栄養培地中で培養される。細菌株は、振とうフラスコ培養によって培養することも、あるいは好適な培地中で細菌細胞の成長を可能にする条件下で実施される実験用または工業用発酵槽での小規模または大規模の発酵(限定されるものではないが、連続、バッチ、フィードバッチ、もしくは固体発酵を含む)によって培養することもできる。培養は、炭素及び窒素源ならびに無機塩を含む好適な栄養培地中で、当技術分野で知られている手順を用いて行うことができる。好適な培地は、市販の供給元から入手可能であり、または当技術分野で周知されている刊行物に従って調製される。
培養後、培養ブロスから化合物、代謝物、及び/または組成物を抽出することができる。抽出物は、クロマトグラフィーによって分画することができる。抽出物は、当技術分野で周知されている方法を用いてさらに精製することができる。抽出物は、当技術分野で周知されている方法を用いて希釈することもできる。
少なくとも細菌株の細胞または細菌株の組合せからの細胞(すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つ、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つまたは組合せに由来する芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ)を含む組成物はさらに、好適な担体及び/もしくは典型的な飼料成分、またはこれらの組合せを含むことができる。好適な担体は、回復性、有効性、もしくは物理的特性を改善するために、かつ/またはパッケージング及び投与を補助するために加えられる挿入製剤成分である。このような担体は、単独で加えることも組み合わせて加えることもできる。担体については、本明細書の他の箇所でさらに説明する。
A.細菌株の活性バリアント
さらに、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873,及びAIP056374の活性バリアントを提供する。本明細書で提供する様々な細菌株の活性バリアントとしては、例えば、1つ以上の望ましくない微生物を制御し、かつ/またはいくつかのタイプの飼料の消化を補助する能力を保持するAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374の任意の単離物または変異体が挙げられる。活性バリアントは、挙げられた株の全ての識別特性を有する株を含む。「本発明の株」は、その活性バリアントを含む。
「変異体」という用語は、親株のバリアントを指し、さらに、親株が発現する場合よりも抗微生物活性または消化活性が高い変異体またはバリアントを得るための方法も指す。「親株」とは、変異誘発前の元の株である。このような変異体を得るために、親株は、化学物質(例えば、N-メチル-N’-ニトロ-N-ニトロソグアニジン、エチルメタンスルホン(EMS))を用いて、またはガンマ、X線、もしくはUV照射を用いた照射によって、または当業者に周知されている他の手段によって処理され得る。
いくつかの実施形態において、活性バリアントは、寄託株と比較して、少なくとも1つの遺伝子に少なくとも1つの変異を含む。遺伝子(単数または複数)は、例えば、バイオフィルム形成、運動性、走化性、細胞外分泌、輸送(例えば、ABCトランスポータータンパク質)、ストレス応答、揮発性、転写(例えば、代替シグマ因子及びグローバル転写調節物質)、腸内定着、動物の腸内で有益な細菌の成長を高める能力、ならびに/あるいは二次代謝(リポペプチド、ポリケチド、高分子ヒドロラーゼ(例えば、プロテアーゼ及び/もしくはカルボヒドラーゼ)、ならびに/または抗生物質を含む抗微生物化合物の合成を含む)において役割を有し得る。二次代謝とは、抗微生物化合物(環状リポペプチド、ポリケチド、イツリン、バクテリオシン(例えば、プランタゾリシン及びアミロサイクリン)、ならびにジペプチド(例えば、バシリジン)を含む)の非リボソーム合成及びリボソーム合成の両方を指す。
本明細書で提供する様々な細菌のさらなる活性バリアントは、例えば、16SリボソームRNA間の配列同一性関連性を判定する方法、派生した機能的に同一またはほぼ同一の株の群を識別する方法によって同定することができ、これには多座配列タイピング(MLST)、連鎖状共有遺伝子ツリー、全ゲノムアラインメント(WGA)、平均ヌクレオチド同一性、及びMinHash(Mash)距離メトリックが含まれる。
1つの態様において、細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374の活性バリアントは、Bishop MLST生物分類法(Bishop et al.(2009)BMC Biology 7(1)1741-7007-7-3で定義)を用いることによって本開示の株のいずれかと密接に関連する株を含む。したがって、特定の実施形態において、本明細書で開示する細菌株の活性バリアントは、Bishop生物分類法(Bishop et al.(2009)BMC Biology 7(1)1741-7007-7-3(その全体が参照により本明細書に援用される))を用いて少なくとも80%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、98.5%、98.8%、99%、99.1%、99.2%、99.3%、99.4%、99.5%、99.6%、99.7%、99.8%、または99.9%の配列カットオフに収まる細菌株を含む。このような方法によって同定された細菌の活性バリアントは、有効量で動物に投与したときに、少なくとも1つの望ましくない微生物を殺滅もしくは制御する能力、及び/または消化を改善する能力を保持する。
別の態様において、本明細書で開示する細菌株(単数または複数)の活性バリアントは、平均ヌクレオチド同一性(ANI)生物分類法に基づいて本開示の株のいずれかに密接に関連する株を含む。ANI(例えば、Konstantinidis,K.T.,et al.(2005),PNAS USA 102(7):2567-72;及びRichter,M.,et al(2009),PNAS 106(45):19126-31)ならびにバリアント(例えば、Varghese,N.J.,et al.,Nucleic Acids Research(July 6,2015):gkv657参照)は、WGAでアラインメントする株のゲノム間で共有される平均ヌクレオチドの要約に基づく。したがって、特定の実施形態において、本明細書で開示する細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374の活性バリアントは、ANI生物分類法(Konstantinidis,K.T.,et al,(2005)PNAS USA 102(7):2567-72に記載(その全体が参照により本明細書に援用される))を用いて少なくとも90%、95%、96%、97%、97.5%、98%、98.5%、98.8%、99%、99.5%、または99.8%の配列カットオフに収まる細菌株を含む。このような方法によって同定された細菌の活性バリアントは、有効量で動物に投与したときに、少なくとも1つの望ましくない微生物を殺滅もしくは制御する能力、及び/または消化を改善する能力を保持する。
別の態様において、本明細書で開示する単離された細菌株(単数または複数)の活性バリアントは、16S rDNA配列同一性に基づいて上記の株のいずれか(例えば、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374)に密接に関連する株(単数または複数)を含む。細菌における関連性を決定するための16S rDNA配列同一性の使用に関しては、Stackebrandt E.et al.,“Report of the ad hoc committee for re-evaluation of species definition in bacteriology,”IntJ Syst EvoI Microbiol.52(3):1043-7(2002)を参照。1つの実施形態において、活性バリアントは、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも95%同一であるか、I6S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも96%同一であるか、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも97%同一であるか、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも98%同一であるか、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも98.5%同一であるか、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも99%同一であるか、16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも99.5%同一であるか、または16S rDNA配列同一性に基づいて上記のいずれかの株と少なくとも100%同一である。このような方法によって同定された細菌の活性バリアントは、有効量で動物に投与したときに、少なくとも1つの望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を制御する能力、及び/または消化を改善する能力を保持する。
MinHash(Mash)距離メトリックは、微生物を高解像度で階層的に分類するための閾値を定義する比較方法であり、必要なパラメーター及びステップが少ない(Ondov et al.(2016)Genome Biology 17:132)。Mash距離は、2つの配列間の変異率をそれらのMinHashスケッチから直接推定する(Ondov et al.(2016)Genome Biology 17:132)。Mash距離は、階層的分類のための平均ヌクレオチド同一性法(ANI)に強力に対応する(Konstantinidis,K.T.et al.(2005)PNAS USA 102(7):2567-72を参照(その全体が参照により本明細書に援用される)。すなわち、ANI 97%はMash距離0.03とほぼ等しく、そのため、ANIの文献内で有用な分類閾値として記載された値は、直接Mash距離に適用することができる。
本明細書で開示する細菌株(単数または複数)の活性バリアントは、完全なゲノムDNA配列間のMinhash(Mash)距離に基づいてAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374に密接に関連する株を含む。したがって、特定の実施形態において、本明細書で開示する細菌株の活性バリアントは、本開示の株に対し約0.015未満以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む。
他の実施形態において、本明細書で開示する細菌株の活性バリアントは、約0.001、0.0025、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、または0.030未満の距離メトリックを含む。Mash距離に関連するゲノムは、細菌染色体DNA及び細菌プラスミドDNAを共に含む。他の実施形態において、細菌株の活性バリアントは、技術的ばらつきによる非類似度よりも大きく、本開示の株に対するMash距離閾値を超えるゲノムを有する。さらなる実施形態において、細菌株の活性バリアントは、技術的ばらつきによる非類似性よりも大きく、本開示の株に対するMash距離の閾値を超え、約0.015未満のMash距離を有するゲノムを有する。他の実施形態において、細菌株の活性バリアントは、技術的ばらつきによる非類似性よりも大きく、本開示の株に対するMash距離の閾値を超え、約0.001、0.0025、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、または0.030未満のMash距離を有するゲノムを有する。
本明細書で使用する場合、「技術的ばらつきを超える」とは、Illumina HiSeq 2500 DNAシークエンシング技術を用いて少なくとも20Xカバレッジで比較対象のゲノムを各々DNAシークエンシングし、ゲノムが少なくとも99%完全で、コンタミネーションのエビデンスが2%未満である条件で、ゲノムアセンブリのエラーによって生じる2つの株間のMash距離を超えることを指す。20Xカバレッジは技術的に認知された用語であるが、明快性のために20Xカバレッジの一例を示すと、ゲノムサイズが5メガバイト(MB)の場合、ゲノムに沿った各位置で平均20Xシーケンシングカバレッジを有するためには、所与のゲノムから100MBのDNAシーケンシングが必要となる。ゲノム完全性計算に使用するための多くの好適なマーカー遺伝子の集合が存在し、これにはCampbell et al.(2013)PNAS USA 110(14):5540-45、Dupont et al.(2012)ISMU.J 6:1625-1628に見られるセット及びCheckMフレームワーク(Parks et al.(2015)Genome Research 25:1043-1055)が含まれる(これらの参考文献の各々は、その全体が本明細書に援用される)。コンタミネーションは、典型的には、所与のゲノム配列内に複数のコピーで見出される単一のコピーマーカー遺伝子のパーセンテージとして定義される(例えば、Parks et al.(2015)Genome Research 25:1043-1055)。これらの参考文献の各々は、その全体が本明細書に援用される。完全性及びコンタミネーションは、同じマーカー遺伝子の集合を用いて計算される。別段の明記がない限り、完全性及びコンタミネーションアッセイで用いられる集合マーカーのセットは、Campbell et al.(2013)PNAS USA 110(14):5540-45(その全体が参照により本明細書に援用される)に記載のものである。
当該ゲノム間の距離推定値を得るための例示的なステップは以下の通りである。(1)比較のために十分な品質のゲノムを生成しなければならない。十分な品質のゲノムは、Illumina HiSeq 2500技術を用いて少なくとも20Xゲノムカバレッジに相当する十分なDNA配列で作成されたゲノムアセンブリとして定義される。特許請求対象の微生物のゲノムと比較するには、ゲノムが99%以上完全でコンタミネーションが2%未満でなければならない。(2)ゲノムは、Ondov et al.(2016)Genome Biology 17:132(その全体が参照により本明細書に組み込まれる))によって示されたMinhashワークフローを用いて比較するものとする。別段の明記がない限り、用いるパラメーターは以下の通り:「スケッチ」サイズ:1000、k-mer長:21。(3)2つのゲノム間のMash距離が0.001、0.0025、0.005、0.010、0.015、0.020、0.025、または0.030未満であることを確認する。上記のパラメーター及び方法を用いて、2つのゲノム間のMash距離が0.015の場合、予想される変異率は相同位置当たり0.015変異となる。このような方法によって同定された細菌の活性バリアントは、有効量で動物に投与したときに、少なくとも1つの望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を制御する能力、及び/または消化を改善する能力を保持する。
III.配合物
本明細書で提供する細菌株及び株の組合せ(すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントの細胞、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つに由来する芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、ならびに/または組成物)、あるいはこれらに由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物は、細胞ペースト、湿潤性粉末、湿潤性顆粒、細胞ペレット、粉塵、顆粒、スラリー、乾燥粉末、水性または油ベースの液体生成物、ゲルなどとして製剤化することができる。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、噴霧乾燥製剤、湿潤性顆粒製剤、ペレット状製剤、または安定性製剤として製剤化される。一般的なプロバイオティクス調製物は、溶液及び濃縮物、または再懸濁用の凍結乾燥粉末であり、これらはカプセル、バイアル、またはパウチに封入することができる。このような製剤は、担体及び他の薬剤に加えて、本明細書で提供する細菌(もしくはその組合せ)またはその活性バリアント、及び/あるいはこれらに由来する組成物を含むことになる。製剤は、本明細書の他の箇所で開示されているように、様々な方法で使用することができる。
いくつかの実施形態において、飼料及び/または食品組成物は、本発明の製剤化された細菌株を典型的な動物用飼料及び/または食品成分と組み合わせることによって調製することができる。本発明の製剤化された細菌株は、動物用飼料や医薬組成物の調製に使用することができ、かつ/または飲料及び/もしくは飼育水に加えることができる。他の実施形態において、本発明の組成物は、給餌前に動物の飼料または飲料水に加える飼料添加物である。
本明細書で使用する場合、「動物用飼料」は、当技術分野で知られている任意の動物用飼料ブレンドを含み、これには菜種ミール、綿実ミール、大豆ミール、コーンミール、大麦、小麦、サイレージ、及びヘイレージが含まれる。
本明細書で開示する細菌株及びその活性バリアントは、少なくとも1つの担体(例えば、タンパク質、炭水化物、脂肪、酵素、ビタミン、免疫調節物質、オリゴ糖、乳代用品、ミネラル、アミノ酸、抗コクシジウム剤、酸ベース製品、医薬(例えば、抗生物質)、他のプロバイオティクス、及び/またはプレバイオティクス)を含むように製剤化することができる。一般的な担体としては、セルロース、糖、グルコース、ラクトース、ホエイパウダー、または籾殻が挙げられる。担体は、天然でも非天然でもよく、細菌株と共に天然に見出されるものでも細菌株と共に天然に見出されないものでもよい。担体(単数または複数)は、最終組成物の約30%(重量、重量/体積、または体積/体積)を構成し得る。いくつかの実施形態において、担体(単数または複数)は、最終組成物の約40%、約50%、約60%、約70%、約80%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約98.5%、約99.0%、約99.5%、または約99.9%(重量、重量/体積、または体積/体積)を構成し得る。
製剤に加えることができるタンパク質を含む構成要素としては、大豆タンパク質、エンドウ豆タンパク質、小麦グルテン、コーングルテン、及びこれらの組合せが挙げられる。炭水化物を含む構成要素としては、マグサ、粗飼料、小麦ミール、ヒマワリミール、大豆ミール、及びこれらの組合せが挙げられる。脂肪を含む構成要素としては、動物及び/または植物由来の油(植物油、例えば、大豆油、菜種油、ヒマワリ種子油、亜麻仁油、パーム油を含む)、魚油、及びこれらの組合せが挙げられる。加えて、タンパク質も脂肪も含む構成要素としては、魚粉、オキアミミール、二枚貝ミール、イカミール、エビ殻、及びこれらの組合せが挙げられる。
本発明の組成物は、以下のものを含んでも、以下のものと共に(同時にも異なる時にも)投与してもよい:飼料の消化を助ける酵素、例えば、アミラーゼ、グルカナーゼ、グルコアミラーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、アミラーゼ、及び/もしくはペクチナーゼ;免疫調節物質、例えば、抗体、サイトカイン、噴霧乾燥血漿、インターロイキン、及び/もしくはインターフェロン;ならびに/またはオリゴ糖、例えば、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、イヌリン、オリゴフルクトース強化イヌリン、タガトース、及び/もしくはポリデキストロース。
追加の有益な微生物を本発明の細菌株と組み合わせて製剤化された製品にしてもよい。代替的に、追加の製剤化されたプロバイオティクスを、本発明の製剤化された細菌株または本明細書で開示する細菌株の組合せと合わせるかまたは混合して、動物への投与用に飼料もしくは食品組成物または飲料水に入れてもよい。代替的に、追加のプロバイオティクスを異なる時間に投与してもよい。これらの追加の有益な微生物は、Bacillus種、例えば、Bacillus subtilis、Bacillus licheniformis、Bacillus lentus、Bacillus pumilus、Bacillus laterosporus、Bacillus coagulans、Bacillus alevi、Bacillus cereus、Bacillus clausii、Bacillus coagulans、Bacillus inaquosorum、Bacillus mojavensis、Bacillus velezensis、Bacillus vallismortis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus atropheus、Bacillus altitudinis、Bacillus safensis、Bacillus alcalophilus、Bacillus badius、or Bacillus thurigiensis;Enterococcus種、例えば、Enterococcus faecium;Clostridium種、例えば、Clostridium butyricum;Lactococcus種、例えば、Lactococcus lactisもしくはLactoccus cremoris;Bifidobacterium種、例えば、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium animalis、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium pseudolongum、もしくはBifidobacterium thermophilum;Lactobacillus種、例えば、Lactobacillus alactosus、Lactobacillus alimentarius、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus amylophilus、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus agilis、Lactobacillus animalis、Lactobacillus batatas、Lactobacillus bavaricus、Lactobacillus bifermentans、Lactobacillus bidifus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus buchnerii、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus catenaforme、Lactobacillus casei、Lactobacillus cellobiosus、Lactobacillus collinoides、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus coprohilus、Lactobacillus delbrueckii、Lactobacillus fermentum、Lactobacillus gasseri、Lactobacillus jugurti、Lactobacillus kefir、Lactobacillus lactis、Lactobacillus leichmannii、Lactobacillus mali、Lactobacillus malefermentans、Lactobacillus minor、Lactobacillus minutus、Lactobacillus mobilis、Lactobacillus murinus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus pseudoplantarum、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus tolerans、Lactobacillus torquens、Lactobacillus ruminis、Lactobacillus sake、Lactobacillus saliverius、Lactobacillus sharpeae、Lactobacillus sobrius、Lactobacillus trichodes、Lactobacillus vaccinostercus、Lactobacillus viridescens、Lactobacillus vitulinus、Lactobacillus xylosus、Lactobacillus yamanashiensis、もしくはLactobacillus zeae;Megasphaera種、例えば、Megasphaera elsdenil;Prevotella種、例えば、Prevotella bryantii;Pediococcus例えば、Pediococcus acidilacticiもしくはPediococcus pentosaceus;Streptococcus種、例えば、Streptococcus cremoris、Streptococcus discetylactis、Streptococcus faecium、Streptococcus lactis、Streptococcus thermophilus、もしくはStreptococcus intermedius;またはPropionibacterium種、例えば、Propionibacterium freudenreichii、Propionibacterium acidipropionici、Propionibacterium jensenii、Propionibacterium thoenii、Propionibacterium australiense、もしくはPropionibacterium avidum、及び/あるいはこれらの組合せから選択することができる。
本発明の株と合わせるか、混合するか、または製剤化することができる追加の有益な微生物としては、Bacillus subtilis PB6(例えば、Kemin製のCLOSTAT(登録商標)(ATCCアクセッション番号PTA-6737を有し、米国特許第7,247,299号に記載されている(その全体が参照により本明細書に援用される);B.subtilis C-3102(例えば、Quality Technology International製のCALSPORIN(登録商標)、日本のFermentation Research Institute,Agency of Industrial Science and Technologyの寄託番号FERM BP-1096を有し、米国特許第4,919,936号に記載されている(その全体が参照により本明細書に援用される);B.subtilis DSM17299(例えば、Christian Hansen製のGalliPro(登録商標))、Bacillus licheniformis DSM17236(例えば、GalliProTect(登録商標))、B.licheniformis DSMZ5749及びB.subtilis DSMZ5750の混合物(例えば、Christian Hansen製のBioPlus(登録商標)YC)、B.subtilis DSM29784(例えば、Adisseo/Novozymes製のAlterion(登録商標))、Bacillus cereus var.toyoi(例えば、Rubinum Animal Health製のToyocerin(登録商標))、B. clausii DSM8716、及び B.subtilis(例えば、Christian Hansen製のPORCBOOST(登録商標))も挙げられる。いくつかの実施形態において、追加の有益な微生物は、Lactobacillus spp.の株、例えば、MRL1、M35、LA45、LA51、L411、NPC747、NPC750、D3、及び/またはL7株とすることができる。いくつかの実施形態において、追加の有益な微生物は、Propionibacterium spp.の株、例えば、PF24、P5、P63、P1、及び/またはMRP1株とすることができる。いくつかの実施形態において、追加の有益な微生物は、細菌ではない微生物、例えば、Saccharamyces cerevisiae、Candida pintolepesii、及び/またはAspergillus oryzaeとすることができる。追加の有益な微生物は当技術分野で知られており、例えば、2016 FAO刊行物「Probiotics in Animal Nutrition - Production,Impact,and Regulation」(Bajagai et al,Ed:Harinder P.S.Makkar,FAO Animal Production and Health Paper No.179,Rome;その全体が参照により本明細書に援用される)に見出すことができる。
本発明の組成物は、プレバイオティクスも含むことができ、これを本発明の製剤化された細菌株と合わせるかまたは混合して、動物への投与用に飼料もしくは食品組成物または飲料水に入れてもよい。プレバイオティクスとは、腸内の内因性酵素(例えば、動物によって発現する酵素または常在する腸内マイクロバイオームによって発現する酵素)では容易に消化できず、宿主に有益な効果をもたらす選択された腸内微生物群の成長及び活性を選択的に刺激する食品成分である。典型的には、プレバイオティクス化合物の存在によって恩恵を受けるのは、有益な微生物集団である。プレバイオティクスは、有益な微生物が成長するための代謝基質として働くオリゴ糖及び他の低分子からなり得る。一般的なプレバイオティクスとしては、ガラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、イヌリン、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ラクチロール、ラクトスクロース、ラクツロース、キシロスクロース、グリコシルスクロース、ピロデキストリン、大豆オリゴ糖、グアーガム、イナゴマメガム、アラビナン、ガラクタン、ペクチン、及びペクチン性多糖が挙げられる。宿主生物の腸管には億の多様な微生物が生息しているが、プレバイオティクス化合物は有益な微生物にのみ利用され、有益な微生物集団の選択的な強化につながる。プレバイオティクス及びプロバイオティクスの両方を含む製剤は、「シンバイオティクス」と呼ばれることがある。
本発明の細菌株または細菌株もしくはそのバリアントの組合せの保存は、凍結、凍結乾燥、及び/または噴霧乾燥のプロセスを含むことができる。いくつかの実施形態において、保存された細菌は、1x10CFU/グラム~1x1016CFU/グラムの生細胞濃度を含み、限定されるものではないが、これには10CFU/グラム、10CFU/グラム、10CFU/グラム、10CFU/グラム、10CFU/グラム、10CFU/グラム、10CFU/グラム、1010CFU/グラム、1011CFU/グラム、1012CFU/グラム、1013CFU/グラム、1014CFU/グラム、1015CFU/グラム、及び1016CFU/グラムが含まれる。さらなる実施形態において、生細胞濃度は、約10CFU/グラム~約1010CFU/グラム、10CFU/グラム~約10CFU/グラム、または10CFU/グラム~約1010CFU/グラムとすることができる。
本発明の組成物は、本発明の株またはそのバリアントの細菌培養物を含み保存する保存マトリックスも含む。このようなマトリックスは、生物学的に活性の結合剤、抗酸化剤、ポリオール、炭水化物、及びタンパク質性材料を含んでもよい。このようなマトリックスは、例えば、局所塗布用のゲルまたはクリームであってもよい。
本発明の組成物は、本発明の細菌株、そのバリアント、芽胞もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのマイクロカプセル化、ならびに/あるいはこれに由来する組成物を含む。本発明の細菌株またはそのバリアントはマイクロカプセル化することができ、これにより、凍結及び/または乾燥プロセス中の細胞の生存率が著しく改善される可能性がある。マイクロカプセル化の場合、マイクロカプセルの内側コアは本発明の細菌株(単数または複数)を含み、シェルは支持材料によって保持される。支持材料は、多糖、乳清タンパク質、キトサン、ペクチン、ウシ乳、アルギン酸溶液(例えば、藻類由来のヘテロ多糖)、またはコラーゲンを含むことができる。マイクロカプセルはさらに、凍結保護剤、例えば、グルコース、マルトデキストリン、トレハロース、脱脂粉乳、乳清タンパク質、または大豆粉を含むことができる。
いくつかの実施形態において、本発明の細菌株は、動物の健康状態及び/またはパフォーマンスを強化するのに有効な量で飼料または飲料水に加えることができる。1つの実施形態において、細菌株は、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水~約1x1015CFU/グラム飼料またはml飲料水の包含率で加えることができる。別の実施形態において、細菌株は、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水~約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水の包含率で加えることができる。また別の実施形態において、細菌株は、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水~約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水の包含率で加えることができる。いくつかの実施形態において、包含率は、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x10CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x1010CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x1011CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x1012CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x1013CFU/グラム飼料またはml飲料水、約1x1014CFU/グラム飼料またはml飲料水、または約1x1015CFU/グラム飼料またはml飲料水である。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、動物飼料または飲料水に加える際に、上記の範囲のCFU数となるように希釈する必要があり得る。
本発明の組成物は、使用する組成物が動物飼料ペレットの一部を形成するように、ペレット化プロセスの前に動物飼料に加えることができる。いくつかの実施形態において、本発明の細菌株またはそのバリアントは、芽胞の形態で、ペレット化プロセスの前に動物飼料の他の構成要素に加えられる。当業者に知られている標準的なペレット化プロセスを使用することができ、これには乾燥飼料または半湿潤飼料の押出処理が含まれる。いくつかの実施形態において、ペレット化プロセスは少なくとも約65℃の温度を伴う。他の場合には、ペレット化温度は約65℃~約120℃である。さらに他の場合には、ペレット化温度は約80℃~約100℃である。他の実施形態において、ペレット化温度は、約60℃、約65℃、約70℃、約75℃、約80℃、約85℃、約90℃、約95℃、または約100℃である。
本発明の組成物は、医薬的に許容される担体と組み合わせて医薬として経口投与することもできる。様々な動物に対する最適な投与レベルは、当業者が例えば、組成物の(i)様々な用量で腸内の望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を阻害もしくは低減する能力;(ii)様々な用量で有益な細菌のレベルを増加もしくは維持する能力;及び/または(iii)様々な用量で動物の健康状態を強化する能力を評価することにより、容易に定量することができる。
いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、魚飼料と共に製剤化する場合も、魚飼料と組み合わせて添加する場合もある。他の実施形態において、本発明の組成物は、魚類飼育用水に加えることができる。組成物は、魚類または他の水生動物(例えば、エビ)の健康状態を強化するのに有効な量で加えることができる。いくつかの実施形態におけるこのような有効量は、約10~約1015CFU/ml飼育水、約10~約1012CFU/ml飼育水、約10~約1010CFU/ml飼育水、または約10~約10CFU/ml飼育水とすることができる。
組成物または製剤中での細菌株、例えば、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントの生存能は、インタクトな膜または破壊された膜を有する細胞に特異的な蛍光色素を利用する落射蛍光アッセイ(例えば、緑色の蛍光を発して細胞がインタクトな膜を有することを示すSYTO9核酸染色と、赤色の蛍光を発して生存していない破壊された膜を有する細胞を示すヨウ化プロピジウムとを用いるアッセイ(例えば、Molecular Probes製のLIVE/DEAD(登録商標)Bac Light(商標)Bacterial Viability and Counting Kit;及びIvanova et al.(2010)Biotechnology & Biotechnological Equipment 24:supl,567-570を参照))を用いて定量化することができる。乾燥の後、いくつかの細菌株(例えば、ある特定のPseudomonas株)は、細胞が生存可能であるが培養可能ではない(VBNC)代謝的に活性の状態に進むことが知られている(Pazos-Rojas et al.(2019)PLoS ONE 14(7):e0219554)。VBNC状態の細胞は、例えば水または根の滲出液で再構成した場合、特定の金属もしくはイオンに曝露すると、または個々のVBNC細菌株に特異的な他の再構成法で再構成した場合に、培養能力を保持する。
いくつかの実施形態において、組成物または製剤は、少なくとも約10細胞/グラム~約10細胞/グラム、10細胞/グラム~約10細胞/グラム、10細胞/グラム~約10細胞/グラム、10細胞/グラム~約10細胞/グラム、10細胞/グラム~約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム~約1011細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1010細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1011細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1010細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1011細胞/グラム、約1011細胞/グラム~約1012細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1010細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1012細胞/グラム、約10細胞/グラム~約10細胞/グラム、約10細胞/グラム~約10細胞/グラム、約10細胞/グラム~約10細胞/グラム、約10細胞/グラム~約10細胞/グラム、約10細胞/グラム~約1010細胞/グラム、約1010細胞/グラム~約1011細胞/グラム、または約1011細胞/グラム~約1012細胞/グラムの細胞株または細胞株の組合せの濃度(例えば、生存能によって測定した場合)を含む。いくつかの実施形態において、細菌株の濃度は、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約10細胞/グラム、少なくとも約1010細胞/グラム、少なくとも約1011細胞/グラム、少なくとも約1012細胞/グラム、または少なくとも約1013細胞/グラムの生存細胞(落射蛍光アッセイで測定した場合)を含む。
液体組成物及び製剤において、本明細書で開示する細菌株または本発明の細菌株の組合せまたはこれらの活性バリアントの量は、少なくとも約10細胞/mL~約10細胞/mL、10細胞/mL~約10細胞/mL、10細胞/mL~約10細胞/mL、10細胞/mL~約10細胞/mL、10細胞/mL~約10細胞/mL、少なくとも約10~約10細胞/mL、少なくとも約10~約10細胞/mL、少なくとも約10~約1011細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL~約1011細胞/mL、約10細胞/mL~約1010細胞/mL、約10細胞/mL~約1012細胞/mL、約10細胞/mL~約10細胞/mL、約10細胞/mL~約10細胞/mL、約10細胞/mL~約10細胞/mL、約10細胞/mL~約10細胞/mL、約10細胞/mL~約1010細胞/mL、約1010細胞/mL~1011細胞/mL、約1011細胞/mL~約1012細胞/mL、または少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約10細胞/mL、少なくとも約1010細胞/mL、少なくとも約1011細胞/mL、少なくとも約1012細胞/mLの生存細胞(落射蛍光アッセイで測定した場合)を含む。
さらに他の実施形態において、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントから選択される少なくとも1つの株を含む細菌株または細菌株の組合せを含む組成物または製剤内の代謝物の濃度は、組成物または製剤における細菌株の生存能及び/または活性の代用として測定することができる。当該代謝物は、抗微生物活性のレポーター代謝物として使用することができ、さらに、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの活性バリアントにおいて活性である抗微生物代謝物と共制御することができる。レポーター代謝物の存在は、組成物または製剤内のインタクトな細胞及び細胞濃度の尺度である。いくつかの実施形態において、レポーター代謝物は、リポペプチドまたはペプチド毒素である。さらなる実施形態において、レポーター代謝物は、リケニシン、フェンギシン、プリパスタチン、ボトロマイシンA2、バシリジン、スブチリジン、またはマイコスブチリンである。いくつかの実施形態において、レポーター代謝物は細胞内に保持され、分泌されないため、測定にはまず細胞溶解が必要である。次に、レポーター代謝物は、当該分野で知られている任意の分析化学方法を用いて測定することができ、限定されるものではないが、これには組成物または製剤の紫外線検出を備えた高速液体クロマトグラフィー(HPLC-UV)(例えば、Hill et al.(1994)Appl Env Micro 60(1)78-85(その全体が参照により本明細書に援用される)に記載のもの)が含まれる。いくつかの実施形態において、本開示の組成物または製剤は、約50μg/g~2000μg/g、75μg/g~2000μg/g、100μg/g~2000μg/g、200μg/g~1800μg/g、300μg/g~1500μg/g、300μg/g~1300μg/g、400μg/g~1500μg/g、400μg/g~1300μg/g、300μg/g~1000μg/g、400μg/g~1000μg/g、500μg/g~1000μg/g、500μg/g~1300μg/g、600μg/g~1000μg/g、600μg/g~1300μg/g、600μg/g~1500μg/g、または約50μg/g、約75μg/g、約100μg/g、約200μg/g、約300μg/g、約400μg/g、約500μg/g、約600μg/g、約700μg/g、約800μg/g、約900μg/g、約1000μg/g、約1100μg/g、約1200μg/g、約1300μg/g、約1400μg/g、約1500μg/g、約1500μg/g、約1600μg/g、約1700μg/g、約1800μg/g、約1900μg/g、及び約2000μg/gを含む(細菌g当たりのレポーター代謝物のμgとして表現)。
IV.使用方法
A.望ましくない微生物を制御する方法
いくつかの実施形態において、望ましくない微生物の制御は、望ましくない微生物を、a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの有効量;b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントの組合せのうちのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量;ならびに/あるいはc)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントから選択される組合せのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する、上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量、に曝露することによって行うことができる。
望ましくない微生物を「曝露」することは、微生物を本発明の株に直接接触させること、及び/または本発明の株を望ましくない微生物と同じ環境(例えば動物の胃腸管)内に導入することを含む。本発明の株に曝露することにより、当該株を直接接触させずに望ましくない微生物を制御することができる。
「有効量」とは、望ましくない微生物を制御するのに必要な量である。いくつかの実施形態において、細菌株もしくはその活性バリアントまたは細菌株の組合せの有効量は、少なくとも約10CFU/グラム~約1015CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約1012CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約1010CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約10CFU/グラム、または少なくとも約10CFU/グラム~約10CFU/グラムを含むか、これらからなり、限定されるものではないが、これには約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約1010CFU/グラム、約1011CFU/グラム、約1012CFU/グラム、約1013CFU/グラム、約1014CFU/グラム、及び約1015CFU/グラム、または同等の細菌濃度測定値が含まれる。いくつかの実施形態において、細菌株もしくはその活性バリアントまたは細菌株の組合せの有効量は、少なくとも約10CFU/ml~約1015CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約1010CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約10CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約10CFU/ml、または少なくとも約10CFU/ml~約10CFU/mlを含むか、またはこれらからなり、限定されるものではないが、これには約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約1010CFU/ml、約1011CFU/ml、約1012CFU/ml、約1013CFU/ml、約1014CFU/ml、及び約1015CFU/ml、または同等の細菌濃度測定値が含まれる。いくつかの実施形態において、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つまたはいずれかの組合せからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量は、少なくとも約10CFU/グラム~約1015CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約1011CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約1010CFU/グラム、少なくとも約10CFU/グラム~約10CFU/グラム、または少なくとも約10CFU/グラム~約10CFU/グラムを含むか、またはこれらからなり、限定されるものではないが、これには約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約10CFU/グラム、約1010CFU/グラム、約1011CFU/グラム、約1012CFU/グラム、約1013CFU/グラム、約1014CFU/グラム、約1015CFU/グラム、または同等の細菌濃度の測定値が含まれる。いくつかの実施形態において、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つまたはいずれかの組合せからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量は、少なくとも約10CFU/ml~約1015CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約1011CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約1010CFU/ml、少なくとも約10CFU/ml~約10CFU/ml、または少なくとも約10CFU/ml~約10CFU/mlを含むか、またはこれらからなり、限定されるものではないが、これには約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約10CFU/ml、約1010CFU/ml、約1011CFU/ml、約1012CFU/ml、約1013CFU/ml、約1014CFU/ml、約1015CFU/ml、または同等の細菌濃度の測定値が含まれる。特定の実施形態において、有効量は、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントから選択される少なくとも2つの細菌株の合わせた濃度の測定値である。
B.疾患を治療もしくは予防する、または動物の健康状態を高める方法
当技術分野では、動物の腸内で成長する能力を低下させることによって動物の胃腸管に存在する望ましくない微生物を制御することで、当該微生物によって引き起こされる疾患の発生率が低下することが知られている。加えて、有益な微生物(例えば、有益な細菌)を投与することで、動物における望ましくない微生物の発生を低減できることが周知されている(例えば、米国特許第7,063,836号参照(参照により本明細書に援用される))。また、外来の細菌、例えばプロバイオティクスを消費することで宿主に有益な効果を引き出し得ることも認識されている。例えば、ヒトの場合、プロバイオティクスを消費することで、潰瘍性大腸炎の成人において抗生物質関連下痢のリスクを低減し、寛解率を高めることが示されている(Wilkins and Sequoia,American Family Physician(2017),96(3):170-179)。
また、有益な細菌を(例えば、プロバイオティクスとして)動物用飼料に加えると動物の効率及び健康状態を改善できることも十分に確証されている。動物の胃腸管内の健康な微生物集団は、しばしば動物パフォーマンスの強化に関連し、より効率的な消化及び免疫力の改善を反映する。このような改善は、体重増加量:飼料摂取量の比(飼料効率)、1日平均体重増加量、1日平均飼料摂取量、動物内の飼料転換率、及び疾患発生率によって測定することができる(例えば、Liao and Nychoti,Animal Nutrition(2017),3:331-343を参照(その全体が本明細書に援用される))。乳牛の場合、改善は泌乳量または乳組成によっても測定することができる(米国特許第5,529,793号及び同第5,534,271号(参照により本明細書に援用される))。家畜の生産性の増加は、より多くの、もしくはより高品質の卵、乳、もしくは肉の生産、または離乳した子孫の生産増加によって測定することができる。
本明細書では、本明細書で提供する少なくとも1つの細菌株、本明細書で提供する細菌株の組合せ、もしくはこれらの活性バリアント、及び/またはこれらに由来する組成物の有効量を動物に提供することにより、動物の健康状態及び/またはパフォーマンスを改善するための方法を提供する。本発明の組成物は、動物の胃腸管内の健康な微生物集団を改善または確立することにより、動物の健康状態を高めることができる。この改善は、成長率の増加、平均体重増加量の増加、飼料摂取量の上昇、飼料転換率の改善、飼料転換効率の上昇、及び栄養消化率の改善によって定量することができ、これらは全て当業者によって測定することができる(例えば、Liao and Nyachoti(1997),Animal Nutrition 3:331-343及び当該文献内で引用されている参考文献を参照)。いくつかの実施形態において、「動物の健康状態の改善」という用語は、疾患に罹った動物の生理学的状態の改善を指す。いくつかの実施形態において、動物の健康状態(例えば。成長率、平均体重増加量、飼料摂取量、飼料転換率、飼料転換効率、栄養消化率)は、無処置対照動物に比べて少なくとも約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約100%、またはそれ以上改善することができる。
また、本明細書では、望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を制御するための方法であって、動物に、本明細書で提供する少なくとも1つの細菌株もしくはこれらの活性バリアント、及び/またはこれらに由来する組成物の有効量を提供することを含み、細菌株及び/またはそれから得られる組成物が望ましくない微生物(例えば、病原性細菌)を制御する、方法も提供する。病原性細菌としては、限定されるものではないが、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、ならびにVibrio spp.が挙げられる。したがって、本明細書で提供する細菌株または本明細書で提供する細菌株の組合せの有効量の投与は、無処置対照動物に比べて、病原性細菌株の総数または成長率を少なくとも約10%、約11%、約12%、約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、約100%、または約10~20%、約20~30%、約10~50%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~70%、約70~80%、約80~90%、約90~99%、約25~50%、約50~75%、約75~99%、もしくはそれ以上低減することができる。
また、本明細書では、病原性細菌に対する感受性を低下する方法、及び/または耐性を高める方法であって、病原性細菌に感染した動物に、本明細書で提供する少なくとも1つの細菌株もしくはその活性バリアント、及び/またはこれらに由来する組成物の有効量を提供することを含み、細菌株及び/またはそれから得られる組成物が病原性細菌を制御する、方法も提供する。本明細書では、病原性細菌による感染を治療または予防する方法であって、病原性細菌に感染しているか、または病原性細菌からの感染を発症するリスクがある動物に、本明細書で提供する少なくとも1つの細菌株もしくはその活性バリアントの有効量、及び/またはこれらに由来する組成物を提供することを含み、細菌株もしくは細菌株の組合せ及び/またはこれらから得られる組成物が、感染を引き起こす病原性細菌を制御する、方法を提供する。ある特定の実施形態において、本明細書で提供する細菌株(単数または複数)またはその活性バリアントは、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの細胞、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、あるいはAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つの上清、発酵産物、濾液、または抽出物を含み得る。
本明細書で提供する細菌株もしくは細菌株の組合せ、またはこれらの活性バリアントで処置した動物は、病原性細菌の存在下で、疾患の重症度の低下または発症の低減を統計的に有意な量で示すことができる。疾患または損傷の重症度の低下または発症の低減は、無処置対照動物に比べると、約10%~約20%、約20%~約30%、約30%~約40%、約40%~約50%、約50%~約60%、約60%~約70%、約70%~約80%、約80%~約90%、または約90%~100%の低減であり得る。他の事例では、本明細書で提供する細菌株またはその活性バリアントで処置した動物は、無処置対照動物に比べると、病原性細菌の存在下で、少なくとも約10%、約11%、約12%約13%、約14%、約15%、約16%、約17%、約18%、約19%、約20%、約21%、約22%、約23%、約24%、約25%、約26%、約27%、約28%、約29%、約30%、約31%、約32%、約33%、約34%、約35%、約36%、約37%、約38%、約39%、約40%、約41%、約42%、約43%、約44%、約45%、約46%、約47%、約48%、約49%、約50%、約51%、約52%、約53%、約54%、約55%、約56%、約57%、約58%、約59%、約60%、約61%、約62%、約63%、約64%、約65%、約66%、約67%、約68%、約69%、約70%、約71%、約72%、約73%、約74%、約75%、約76%、約77%、約78%、約79%、約80%、約81%、約82%、約83%、約84%、約85%、約86%、約87%、約88%、約89%、約90%、約91%、約92%、約93%、約94%、約95%、約96%、約97%、約98%、約99%、もしくは約100%、または約10~20%、約20~30%、約10~50%、約30~40%、約40~50%、約50~60%、約60~70%、約70~80%、約80~90%、約90~99%、約25~50%、約50~75%、約75~99%の疾患の重症度の低下または発症の低減を示すことができる。動物の疾患の重症度を評価するための方法は知られており、限定されるものではないが、これには下痢発生率(例えば、哺乳類家畜における離乳後の下痢の割合)、死亡率(例えば、哺乳類家畜における離乳前後の死亡率)、体重減少、成長率低下、乳生産量減少、炎症、妊娠の喪失、皮膚病変、咳、くしゃみ、下痢、体温上昇、またはこれらの組合せを含む疾患の任意の症状の低減が含まれる。
特定の実施形態において、本明細書で提供する細菌株、その活性バリアント、及び/またはこれらに由来する組成物は、病原性細菌または他の望ましくない微生物から生じる疾患または疾患症状を統計的に有意な量で(例えば、少なくとも約10%~少なくとも約20%、少なくとも約20%~約50%、少なくとも約10%~約60%、少なくとも約30%~約70%、少なくとも約40%~約80%、または少なくとも約50%~約90%、またはそれ以上を含む)低減する。したがって、本発明の方法は、病原性細菌を含む望ましくない微生物によって引き起こされる疾患または疾患症状から動物を保護するために利用することができる。
「治療する」もしくは「治療すること」という用語またはその派生語は、状態の進行を実質的に抑制、減速、もしくは反転すること、状態の症状を実質的に寛解すること、または病原性細菌によってもたらされる症状または状態の出現を実質的に予防することを含む。特定の実施形態において、状態を治療することは、状態の少なくとも1つの症状の重症度を低下すること、またはその発症を遅らせることを含む。
特定の実施形態において、望ましくない微生物から動物を「制御する」及び「保護する」とは、望ましくない微生物の成長、発芽、生殖、及び/もしくは増殖を阻害もしくは低減すること、及び/または望ましくない微生物の発生及び/もしくは活性を殺滅、除去、破壊、もしくは他の方法で減弱することのうちの1つ以上を指す。そのため、本明細書で提供する細菌株、そのバリアント、及び/またはこれらに由来する組成物で処置した動物は、望ましくない微生物の存在下で、疾患の重症度の低下または発症の低減を統計的に有意な量で示すことができる。代替的に、本明細書で提供する細菌株、そのバリアント、及び/またはこれらに由来する組成物で処置した動物は、動物の健康の徴候の増加を示すことができる。健康の徴候には動物パフォーマンスの改善が含まれ、これは、増体量:飼料摂取量の比(飼料効率)、1日平均体重増加量、1日平均飼料摂取量、動物内の飼料転換率、疾患発生率によって測定することができる。健康の徴候には、動物の集団内での死亡率の低下も含まれる。
「予防する」という用語及びそのバリエーションは、予め病原性微生物の感染、成長、または増殖に対抗することを意味する。いくつかの実施形態において、組成物は、病原性細菌への曝露前に適用される。「阻害する」という用語及びこの用語の全てのバリエーションは、病原性微生物(例えば、病原性細菌)による感染、成長、及び/または増殖の制限または禁止を包含するように意図されている。
「遅らせる」、「遅延させる」、及びこれらの全てのバリエーションは、病原性微生物による感染、成長、及び/または増殖の進行を減速することを包含するように意図されている。「発症を遅らせる」という表現は、ある期間、病原性微生物の感染、成長、及び/または増殖の進行を予防または減速して、当該病原性微生物の感染、成長、及び/もしくは増殖が発症に関する限り進行しない、または本発明に従う処置がない場合よりも遅れて出現するものとして解釈する。
「寛解する」及び「寛解」という用語は、本明細書で提供する組成物及び方法によってもたらされる処置を受けた動物の状態の改善に関する。
また、本発明の株もしくはそのバリアントまたはこれらに由来する組成物の投与は、病原性微生物の成長を阻害し、かつ/または有益な微生物の成長を増加もしくは維持することによって抗生物質の治療量の投与前、投与中、または投与後の腸内微生物のバランスを回復または維持するのに使用することができる。いくつかの実施形態において、「治療量」とは、動物の疾患状態を寛解または反転するのに十分な量を指す。
本発明の組成物は、当技術分野で周知された多数の方法で動物に投与することができる。最も典型的には、本発明の組成物は、飼料添加物またはプロバイオティクスとして、動物に経口的に提供する。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、組成物が動物飼料配合の一部であるようにペレット化プロセスの前に動物飼料に加えるか、または組成物を別個に、ただし動物に提供する前に飼料に加えるようにペレット化プロセスの後に動物飼料に加える。他の実施形態において、本発明の組成物は、動物に提供する飲料水に加える。
他の実施形態において、本発明の組成物は、経口投与以外の手段によって動物に提供する。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、注射として動物に投与する。他の実施形態において、本発明の組成物は、局所的適用として動物に投与する。いくつかの実施形態において、本発明の組成物は、水生動物の場合のように、飼育水に加えて、動物が水生環境内で本発明の組成物に曝露されるようにしてもよい。
本発明の組成物及び方法は、哺乳類(ヒトを含む)などの脊椎動物、爬虫類、鳥類、ならびに魚類及び甲殻類を含む水生動物を含む任意の動物に提供及び/または投与することができる。本発明の組成物で治療され得る動物には、家畜、コンパニオン動物、及びスポーツ、娯楽、または業務に使用する動物が含まれる。これには、ウマ、イヌ、ネコ、鳥類、爬虫類を含むエキゾチックペット、及び動物園の動物が含まれる。動物には単胃動物(例えば、ウマ、ヒト、ブタ、及び鳥類)が含まれる。鳥類には、家禽類(例えば、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウ、さらにダチョウ、エミュー)ならびに狩猟鳥類(例えば、ウズラ、イワシャコ、キジ、ライチョウ、コーニッシュヘン、及びヤマウズラ)が含まれる。ニワトリとは、ブロイラー及び卵を産むニワトリを指す。動物には、多胃動物(反芻動物とも呼ばれる)、例えば、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ラクダ、リャマ、アルパカ、バイソン、バッファロー、シカ、ヌー、及びレイヨウが含まれる。いくつかの実施形態において、動物は前反芻動物(出生から約12週齢までの範囲の反芻動物、例えば仔ウシ)である。本発明の組成物は、離乳期の若い動物(例えば、前反芻動物または離乳子ブタ)にミルクリプレイサーと共に投与することができる。ミルクリプレイサーとは、前反芻動物または離乳期動物の授乳期中の初乳を置き換えることが意図された配合飼料を指す。水生動物には、サケ、マス、ナマズ、ティラピア、カレイ、または観賞魚などの魚類、及びエビ、カニ、またはロブスターなどの甲殻類が含まれる。
本発明の非限定的な実施形態には以下のものが含まれる。
1.組成物であって、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株またはその活性バリアントのうちの少なくとも1つ;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれかからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物
を含み、
組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
2.組成物が、AIP004816もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP053802もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP006035もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
3.組成物が、AIP088262もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP097873もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含み、活性バリアントが約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態2に記載の組成物。
4.組成物が、AIP004816またはその活性バリアント、及びAIP012656またはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
5.組成物が、AIP088262もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP004816もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP053802もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
6.組成物が、AIP006035もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP022568もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含み、活性バリアントが約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態5に記載の組成物。
7.組成物が、AIP088262もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP053802もしくはその活性バリアント、及び/またはAIP006035もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
8.組成物が、AIP087760もしくはその活性バリアントの細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含み、活性バリアントが約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態7に記載の組成物。
9.組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの活性バリアントのいずれかから選択される少なくとも2つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
10.組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの活性バリアントのいずれかから選択される少なくとも3つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
11.組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの活性バリアントのいずれかから選択される少なくとも4つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
12.組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの活性バリアントのいずれかから選択される少なくとも5つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含み、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含む、実施形態1に記載の組成物。
13.細菌株、芽胞、前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、またはこれらの活性バリアントが、約10CFU/グラム~約1010CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1010CFU/mlで存在する、実施形態1~12のいずれか1項に記載の組成物。
14.細菌株、芽胞、前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、またはこれらの活性バリアントが、約10CFU/グラム~約10CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約10CFU/mlで存在する、実施形態1~13のいずれか1つに記載の組成物。
15.組成物が、細胞ペースト、湿潤性粉末、噴霧乾燥製剤、湿潤性顆粒製剤、ペレット状製剤、または安定性製剤を含む、実施形態1~14のいずれかに記載の組成物。
16.組成物が、担体、タンパク質、炭水化物、脂肪、その他のプロバイオティクス、プレバイオティクス、酵素、ビタミン、免疫調節物質、乳代用物、ミネラル、アミノ酸、抗コクシジウム剤、酸ベース製品、及び医薬のうちの少なくとも1つ以上をさらに含む、実施形態1~15のいずれかに記載の組成物。
17.組成物が、少なくとも1つの追加の細菌株を含む、実施形態1~16のいずれかに記載の組成物。
18.追加の細菌株が、Bacillus spp、Enterococcus spp.、Bifidobacterium spp.、Lactobacillus spp.、Streptococcus spp.、Propionibacterium spp.、Megasphaera spp.、Prevotella spp.、及びPediococcus spp.からなる群より選択される、実施形態17に記載の組成物。
19.追加の細菌株が、Bacillus subtilis、Bacillus licheniformis、Bacillus lentus、Bacillus pumilus、Bacillus laterosporus、Bacillus coagulans、Bacillus alevi、Bacillus cereus、Bacillus clausii、Bacillus coagulans、Bacillus mojavensis、Bacillus velezensis、Bacillus vallismortis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus atropheus、Bacillus altitudinis、Bacillus inaquosorum、Bacillus safensis、Bacillus alcalophilus、Bacillus badius、Bacillus thurigiensis、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium animalis、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium pseudolongum、Bifidobacterium thermophilum、Lactobacillus alactosus、Lactobacillus alimentarius、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus amylophilus、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus agilis、Lactobacillus animalis、Lactobacillus batatas、Lactobacillus bavaricus、Lactobacillus bifermentans、Lactobacillus bidifus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus buchnerii、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus catenaforme、Lactobacillus casei、Lactobacillus cellobiosus、Lactobacillus collinoides、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus coprohilus、Lactobacillus delbrueckii、Lactobacillus fermentum、Lactobacillus gasseri、Lactobacillus jugurti、Lactobacillus kefir、Lactobacillus lactis、Lactobacillus leichmannii、Lactobacillus mali、Lactobacillus malefermentans、Lactobacillus minor、Lactobacillus minutus、Lactobacillus mobilis、Lactobacillus murinus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus pseudoplantarum、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus tolerans、Lactobacillus torquens、Lactobacillus ruminis、Lactobacillus sake、Lactobacillus saliverius、Lactobacillus sharpeae、Lactobacillus sobrius、Lactobacillus trichodes、Lactobacillus vaccinostercus、Lactobacillus viridescens、Lactobacillus vitulinus、Lactobacillus xylosus、Lactobacillus yamanashiensis、Lactobacillus zeae、Streptococcus cremoris、Streptococcus discetylactis、Streptococcus faecium、Streptococcus lactis、Streptococcus thermophilus、Streptococcus intermedius、Enterococcus faecium、Propionibacterium freudenreichii、Propionibacterium acidipropionici、Propionibacterium jensenii、Propionibacterium thoenii、Propionibacterium australiense、Propionibacterium avidum、Megasphaera elsdenil、Prevotella bryantii,及びPediococcus acidilacticiからなる群より選択される、実施形態17に記載の組成物。
20.組成物が、細菌株Bacillus subtilis PB6、B.subtilis C-3102、B.subtilis DSM 17299、Bacillus licheniformis DSM 17236、B.licheniformis DSMZ 5749、B.subtilis DSMZ 5750、B.subtilis DSM 29784、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つをさらに含む、実施形態17に記載の組成物。
21.望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、実施形態1~20のいずれかに記載の組成物。
22.病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、実施形態21に記載の組成物。
23.噴霧乾燥製剤を含む組成物であって、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物
を含み、
組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
24.湿潤性粉末(power)を含む組成物であって、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株またはその活性バリアントのうちの少なくとも1つ;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれかからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物
を含み、
組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
25.単離された生物学的に純粋な細菌株の培養物であって、
(a)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株またはその活性バリアント;あるいは
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ
を含み、
培養物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の増殖を制御する、培養物。
26.望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、実施形態25に記載の単離された生物学的に純粋な培養物。
27.病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株である、実施形態26に記載の単離された生物学的に純粋な培養物。
28.細菌培養物であって、
(a)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアント;あるいは
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ
を含み、
少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、細菌培養物。
29.望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、実施形態28に記載の細菌培養物。
30.病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、実施形態29に記載の細菌培養物。
31.少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する方法であって、少なくとも1つの望ましくない微生物を、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量
に曝露することによって制御を行い、
有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する、方法。
32.望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、実施形態31に記載の方法。
33.病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、実施形態32に記載の方法。
34.少なくとも1つの望ましくない微生物によって引き起こされる疾患を治療または予防する方法であって、少なくとも1つの望ましくない微生物を、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量
に曝露することを含み、
有効量が、望ましくない微生物によって引き起こされる疾患を治療または予防する、方法。
35.望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、実施形態34に記載の方法。
36.病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株である、実施形態35に記載の方法。
37.動物の胃腸管内の少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する方法であって、当該方法が、動物に、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量
を含む組成物を投与することを含み、
有効量が、動物の胃腸管内の少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する、方法。
38.望ましくない微生物によって引き起こされる動物の疾患を治療または予防する方法であって、望ましくない微生物に感染しているか、または望ましくない微生物の感染を発生するリスクがある動物に、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントであって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、細菌株またはその活性バリアントのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、活性バリアントが、約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含み、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量
の有効量を含む組成物を投与することを含み、
有効量が、望ましくない微生物によって引き起こされる疾患を治療または予防する、方法。
39.動物が脊椎動物である、実施形態37または38に記載の方法。
40.脊椎動物が哺乳類である、実施形態39に記載の方法。
41.哺乳類が、ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、シカ、またはヒトである、実施形態40に記載の方法。
42.脊椎動物が鳥類または爬虫類である、実施形態39に記載の方法。
43.鳥類が、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウ、ダチョウ、エミュー、ウズラ、イワシャコ、キジ、ライチョウ、コーニッシュヘン、またはヤマウズラである、実施形態42に記載の方法。
44.爬虫類がトカゲまたはヘビである、実施形態42に記載の方法。
45.動物が水生動物である、実施形態39に記載の方法。
46.水生動物が、サケ、マス、ヒラメ、ナマズ、ティラピア、観賞魚、エビ、カニ、またはロブスターである、実施形態45に記載の方法。
47.治療が、望ましくない微生物によって引き起こされる疾患の少なくとも1つの症状を低減する、実施形態38~46のいずれか1つに記載の方法。
48.症状が、体重減少、成長率低下、死亡、乳生産量減少、炎症、妊娠喪失、皮膚病変、咳、くしゃみ、下痢、体温上昇、またはこれらの組合せを含む、実施形態47に記載の方法。
49.動物の健康状態を改善する方法であって、動物に、
(a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
(b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
(c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、または約0.015以内のMash距離のゲノムを有する細菌株を含むこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物の有効量
を含む組成物を投与することを含み、
有効量が、動物の健康状態を改善する、方法。
50.動物の健康状態の改善が、組成物の有効量が供給されなかった対照動物または対照動物群と比較したときの成長率の増加、平均体重増加量の増加、飼料摂取量の上昇、飼料転換率の改善、飼料転換効率の上昇、及び/または栄養消化率の改善によって定量される、実施形態49に記載の方法。
51.動物が脊椎動物である、実施形態49または50に記載の方法。
52.脊椎動物が哺乳類である、実施形態51に記載の方法。
53.哺乳類が、ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、シカ、またはヒトである、実施形態52に記載の方法。
54.脊椎動物が鳥類または爬虫類である、実施形態51に記載の方法。
55.鳥類が、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウ、ダチョウ、エミュー、ウズラ、イワシャコ、キジ、ライチョウ、コーニッシュヘン、またはヤマウズラである、実施形態53に記載の方法。
56.爬虫類がトカゲまたはヘビである、実施形態55に記載の方法。
57.前記動物が水生動物である、実施形態49または50に記載の方法。
58.水生動物が、サケ、マス、ヒラメ、ナマズ、ティラピア、観賞魚、エビ、カニ、またはロブスターである、実施形態57に記載の方法。
以下の実施例は、限定としてではなく、例として提供するものである。
実施例1:細菌株の選択
本発明の細菌株は、ゲノムのプロファイリング、S.entericaに対する拮抗活性、さらに病原性E.coliのスペクトルに対する拮抗活性、細菌の酸及び熱耐性、酸性化、乳酸生産、ならびに選択した培地で成長及び芽胞形成する能力を含む複数の基準に基づいて選択した。これらの基準の大部分を満たすには、後述の実施例で述べるように、細菌株を経験的に評価する必要があった。分類学またはゲノムプロファイリングのいずれに基づいても、所与の株が経験的アッセイでどの程度パフォーマンスを発揮するかを予測することはできなかった。最初に経験的に評価した1,500以上の細菌株のうち、24株が望ましい特性の組合せを有すると判定された。これらの24株を以下の表1で明らかにし、以下の実施例でその特性評価を行う。
Figure 2023510910000002
実施例2:細菌株のバイオインフォマティクス解析
80,000超の細菌株のゲノムをバイオインフォマティクス解析によってプロファイリングした。NCBIで入手可能なAMR Finder Plusツールに基づくバイオインフォマティクス解析により、抗微生物耐性(AMR)に関連する遺伝子を同定した。伝達性のAMR遺伝子を含む株(AMR遺伝子はプラスミドやトランスポゾンに存在した)はいずれも、以降の検討対象に選択しなかった。バイオインフォマティクス解析ではさらに、望ましいゲノム特徴(例えば、リケニシン、フェンギシン、またはバシリジンをコードする生合成遺伝子クラスター)が存在することも明らかになった。他の望ましいゲノム属性としては、短鎖脂肪酸(微生物叢によって生産され、腸の健康に寄与)の生合成生産をコードする遺伝子、炭水化物活性酵素をコードする遺伝子、芽胞生産能力をコードする遺伝子、ならびにフィターゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、アミラーゼ、及び/またはβ-グルカナーゼをコードする遺伝子が挙げられ、これらは全て飼料転換に役立ち得るものである。
実施例3:望ましくない微生物に対し拮抗活性を有する細菌株
バイオインフォマティクススクリーニングの結果に基づいて約1,500の細菌株を選択し、望ましくない微生物に対する拮抗作用を経験的にアッセイした。バイオインフォマティクス解析では、拮抗作用アッセイにおける任意の所与の株のパフォーマンスを予測することはできない。Escherichia coli及びSalmonella entericaの病原性株に対する拮抗活性を、Burkholder他(1966)の寒天拡散アッセイに基づく方法を用いて定量した。2つの拮抗作用アッセイを実施した。第1に、目的細菌株のE.coli株MG1655(ATCC寄託番号700926)及びS.enterica株LT2(ATCC寄託番号19585)に対する拮抗活性をアッセイした。第1の拮抗作用アッセイは、目的細菌株が複数属の病原性細菌に対し拮抗性であるかを示すものであった。第2の拮抗作用アッセイは、E.coli株MG1655及びブタに病原性を有することが知られている他のE.coli株に対し実施した。この第2のアッセイは、目的細菌株が多様な範囲の病原性E.coli株に対し拮抗性であるかを示すものであった。
簡潔に説明すると、病原性株をANSIフットプリントプレートの1%ミュラー・ヒントン寒天培地に埋め込んだ。培地には、pH低下を報告するための0.2%のブロモクレゾールパープルも含めた。細菌株は個々に少なくとも3mm間隔で培地上にスポッティングし、39℃で48時間インキュベートした。各細菌株の活性を、コロニーサイズ、コロニー形態、溶解ゾーン形成、阻害ゾーン形成、及びpH低下を含む因子に基づいてスコア化した。コロニーサイズは、埋め込んだ病原体株を含む寒天培地上で成長する各株のコロニー表面積として定義する。溶解ゾーンとは、溶解した病原性細胞を含む透明化ゾーンを、阻害ゾーンとは病原体細胞を全く含まない透明化ゾーンをそれぞれ指す。試験コロニーの周囲が黄色くなるのは、pHの低下を示す。本発明の細菌株の結果を表2及び表3に示す。活性は、定性的に「あり」または「なし」と示す。E.coli株MG1655及びS.enterica株LT2を示す。病原性E.coli株は「IP株」「2P株」などと示す。
Figure 2023510910000003
Figure 2023510910000004
実施例4:酸及び熱耐性アッセイ
細菌株を、800μl非緩衝ミュラー・ヒントンブロス(uMHB)が入った96ウェルプレートのウェルに接種し、30℃で穏やかに撹拌しながら少なくとも48時間培養した。各株を単一の96ウェルプレートに2回提示した。芽胞形成を誘導するため、96ウェルプレートを4℃で48時間以上置いた。
各芽胞形成株培養物のサンプルを新鮮な96ウェルプレート(「熱プレート」)に移し、80℃で20分間インキュベートした。プレートを冷却した後、各熱処理サンプルの半量を強酸HCl存在下の96ウェルプレート(「酸プレート」)に移した。
室温でインキュベートした後、サンプルをNaOHで中和し、希釈-消去(dilution to extinction)法を使用して、39℃で48時間経っても生存可能でロバストな成長が可能な培養物を同定した。次に、散乱光(AU)の読取り値を測定して各サンプルの成長を定量し、陰性対照と比較した。上記のアッセイを各株ごとに3回繰り返した。本開示の株は全て、39℃で48時間経った後も一貫して旺盛またはロバストな成長を示し、酸及び熱に対する耐性を有するものとみなした。
実施例5:酸性化及び乳酸生産
BioLector(登録商標)Pro(m2p-labs,Inc.Hauppauge,NY)を使用して、目的細菌株が24時間にわたり成長する際の酸生産量を定量した。細菌株を、大規模な発酵培養物中での成長に適した選択培地中で培養し、BioLector(登録商標)で24時間の成長を評価し、その間の培地のpHをメーカーのプロコトルに従って測定した。24時間の間に培地のpHが低下した場合、とりわけpHが5.0~6.0の範囲に達した場合、株が培地を酸性化したものとみなした。
Yellow Springs Instrument(YSI)2900(YSI;Yellow Springs,Ohio)を用いて目的細菌株の乳酸生産量を定量し、乳酸濃度(g/L)をメーカーのプロトコルに従って測定した。
実施例6:培養方法
目的細菌株を、実施例5に記載のものと同様の液体培地中で培養した。以下の表は、インキュベート時間、達成された細菌濃度、及び芽胞形成のパーセンテージを要約したものである。細菌の濃度を、最大(max)散乱光読取り値を測定し、その値を光学密度(OD600)と相関させることによって定量した。これを2つの生物学的反復試験群に対し実施し、平均値を決定した。芽胞形成のパーセンテージは、2つの生物学的反復試験群の芽胞形成パーセンテージを平均することによって決定した。
Figure 2023510910000005
実施例7:Bacillus拮抗作用アッセイ
本発明のいくつかの実施形態において、本明細書で開示する株は、複数の株を含む組合せとして、組成物中に存在することも方法で使用することもできる。本発明の選択した株を評価し、一緒に培養することが、個々に培養する場合に比べて個々の成長速度に影響を及ぼすかを判定した。これを判定するために、実施例3に記載したものと同様の拮抗作用アッセイを実施した。これらの拮抗作用アッセイにおいては、本開示の株の液体培養物をアッセイ培地に埋め込み、選択した株をその埋め込まれた寒天上に並べる。阻害ゾーンを0~3スケールでスコア化した。アッセイを3回実施し、阻害ゾーンを平均化した。これを以下の表5に示す。全てのアッセイした株の阻害ゾーンに基づいて平均拮抗作用スコアを計算し、1を基準に正規化した。このとき、阻害ゾーンが最も高スコアであったAIP033189株の値は1となり、阻害ゾーンにおいてゼロであったAIP006035株の値は0となる。AIP004634株、AIP087760株、及びAIP033189株の平均拮抗作用スコアが最も高く、このことから、これらの3株は、一緒に培養すると他の株の成長に影響を及ぼす可能性があることが示唆される。AIP004816株、AIP053802株、及びAIP006035株は平均拮抗作用スコアが最も低く、このことから、これらの3株は、一緒に、及び/または本明細書で開示する他の株の多くと共に培養すると、十分に成長する可能性があることが示される。
Figure 2023510910000006
実施例8:組合せのコロニー拮抗作用アッセイ
本発明の選択した株のペアワイズ組合せをアッセイして、病原性E.coli及びS.entericaに対する組み合わされた拮抗効果を定量した。この組合せ拮抗作用アッセイは、実施例3に記載のアッセイと同様に、病原性E.coliまたはS.entericaを寒天に埋め込んで行った。これらの拮抗作用アッセイにおいては、2つの選択した株の各々を個別に培養し、寒天表面にスポッティングする直前に混合した。実施例3に記載のE.coliの3つの株及びS.entericaのLT2株に対し、株の各ペアワイズ組合せ及び各株ごとの対照を評価した。各組合せコロニー及び対照単一コロニーを阻害ゾーンのサイズ及び透明度によって評価した。また、各組合せコロニーのサイズも記録した。組合せコロニーの阻害ゾーンの透明サイズを、単独で組み合わせた株のサイズと比較し、コールを行って組合せコロニーのパフォーマンスが個別の株よりも優れているか、同じか、劣っているかを判定した。このとき、単独で組み合わせた株の値は1.00とした。結果を以下の表6に示す。以下のペアワイズ組合せでは、各株単独よりも大きな透明サイズが示された:AIP004816及びAIP053802;AIP004816及びAIP097873;AIP004816及びAIP012656;AIP053802及びAIP087760;AIP006035及びAIP097873。AIP088262を含む組合せコロニーは、阻害ゾーンが見えないほど大きく成長する傾向がある点において異例であった。
Figure 2023510910000007
実施例9:亜鉛、銅、及びタイロシンの適合性
本発明の選択した株と一般的な飼料添加物(すなわち亜鉛(ZnSO)、銅(CuSCE)、タイロシン、及びこれら3つの混合物)との相対的な適合性を定量した。各化合物の最小阻害濃度(MIC)を、各株を化合物の勾配濃度で成長させることによって定量した。3つ全ての混合物(ZnCuTy)についても同様の実験を実施した。この実験は独立して3回実施した。各MICの幾何平均を以下の表7に百万分率で示す。ZnCuTy混合物は、亜鉛の濃度として報告する。値が高いほど、アッセイした株の成長を防ぐためにより高濃度の化合物が必要であったことを示す。
Figure 2023510910000008
実施例10:授乳期ブタの給餌試験
ブタ給餌試験を行い、本明細書に記載の細菌株、すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含む直接給餌微生物(DFM)飼料添加物が授乳期ブタの体重増加量、飼料摂取量、及び飼料効率に及ぼす影響について評価する。例えば、米国特許第10,357,046号(その全体が参照により本明細書に援用される)を参照。出発体重が13.9±2.3ポンドの雌雄混合ブタ(PIC337/C29)のペンを、体重別に、体重に基づく反復試験群に分類し、23~26頭の雌雄混合ブタ/ペン(6.7平方フィート/ブタ飼養密度)の12の反復試験群を作成する。各ペンは、3スペースの乾燥試料用給餌器及び2つの給水ニップルを備える。次に、ペンに無作為に食餌処置を割り付け、直ちに試験を開始する。ペンは実験期間終了まで食餌処置を継続する。飼料は、NRC(1988)の要件を満たすかそれを上回るように配合する。AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、またはこれらの組合せを含むDFMを含む食餌については、株(単数または複数)を7.3×10CFU/kg飼料で飼料に加え、1日平均飼料摂取量(ADFI)に基づきおよそ1×10CFU/頭/日で供給する。
試験は、離乳期から離乳後6週間まで実施する。ペンの総重量を、実験の割付時に、及び実験期間中に一定間隔で記録する。期間中の飼料摂取量をペン重量期間と対応させる。各ペンのペン重量、供給した飼料、給餌器内飼料を使用して、ADG、ADFI、及びF/G比を計算する。全ての罹患率及び死亡率を、主な健康上の問題と共に記録する。
各実験は個別に統計解析する。SAS(SAS Institute,Inc.,Cary,N.C.)の単変量手順を用いて、全てのメトリックについて初期データ解析を実施して、分布の正規性及び外れ値(標準偏差の総平均からの差が±3超)を決定する。体重ならびに累積成長率、飼料摂取量、及び飼料量/増体量比を、SASのMixed手順を用いたランダム化完全ブロック設計に従い、主効果を食餌とし、ランダム効果を反復試験として解析した。連続的な体重、成長率、飼料摂取量、及び飼料/増体量比も同様に解析し、週または期間を反復測定値として含める。罹患率、死亡率、及び他の健康関連測定基準は、SASのNParlway手順を用いたノンパラメトリックデータとして解析する。
実施例11:育成-仕上期(grower-finisher)ブタの給餌試験
ブタ給餌試験を行い、本明細書に記載の細菌株、すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFM飼料添加物が育成-仕上期ブタの体重増加量、飼料摂取量、及び飼料効率に及ぼす影響について評価する。例えば、米国特許第9,089,151号(その全体が参照により本明細書に援用される)を参照。およそ180頭のブタ(EB Ultra種雄と交配したMonsanto Choice Genetics GPK 35雌)を、初期体重別に3つの体重ブロックにブロック化し、授乳期間完了時に5頭/ペンの群に分ける。ブタを離乳-仕上施設に移動し、ブタ5頭/ペンを単穴給餌器及び離乳~仕上期用カップ給水器を備えた完全スラット化ペン(1.52m/3.05m)に収容する。初期の最低周囲室温をおよそ78°Fで維持する。
仕上期の間は、最低気温をさらに70°Fまで下げ、飼料及び水を試験中自由に利用できるようにする。
各ブロック内の各ペン(18ペン/処置)に2つの食餌処置のうち1つを割り付け、フェーズ1(50~90ポンド)、フェーズ2(90~130ポンド)、フェーズ3(130~180ポンド)、フェーズ4(180~230ポンド)、及びフェーズ5(230ポンドから約270ポンドで市場へ)の間投与する。2つの食餌処置は、5つのフェーズの育成-仕上期ブタ試験において、本明細書に記載の細菌株を含むDFMなしの基礎対照食と、本明細書に記載の細菌株を含むDFMを含む基礎食とからなる。食餌は、NRC(1988)の要件を満たすかそれを上回るように配合し、主にコーン、大豆ミール、及びDDGSからなり、それぞれ食餌の47%、18.6%、及び30%で含まれる。AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFMを含む食餌については、株(単数または複数)を7.3/10CFU/kg飼料で食餌に加え、1日平均飼料摂取量(ADFI)に基づきおよそ1×10CFU/頭/日で供給する。収集するデータは、5つの育成-仕上フェーズの各々における1日平均増体量、1日平均飼料摂取量、及び単位増体量あたりの必要飼料量とする。ブタは、小屋全体のブタの平均体重がおよそ270ポンドに達したら試験から除外する。
パフォーマンスデータは、ペンを実験単位とし、ブロックは初期体重に基づくランダム化完全ブロック設計として解析する。分散分析は、SASのGLM手順を用いて実施する。
実施例12:ブロイラーニワトリの給餌試験
ブロイラーニワトリ給餌試験を行い、本明細書に記載の細菌株、すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFM飼料添加物がブロイラーニワトリの体重増加量、カロリー効率、及び生存に及ぼす影響について評価する。例えば、米国公報第2017/0079308号(その全体が参照により本明細書に援用される)を参照。およそ2100羽の孵化した雄のヒナ(Cobb500遺伝子)を7週齢まで評価した。この調査では、合計60のペン(6×6フィート、35平方フィート/ペン(給餌器スペース用に1平方フィート差し引く)を利用し、各ペン当たり35羽の群サイズとした。ペンは、総給餌器スペース50インチ(1.7インチ/1羽)の乾燥チューブ給餌器(飼料容量30ポンド)及びニップル給水器5個/ペン(7羽/ニップル)を備えた。生後1日目のヒナの体重に基づいて鳥をペンに割り付けた。全ての反復試験ペンの初期ペン重量は、最大30グラムの範囲を有する。次にペンを反復試験群内からの食餌処置にランダムに割り付け、直ちに試験を開始した。ペンは実験終了まで食餌処置を継続した。
食餌処置は、本明細書に記載の細菌株を含むDFMなしの基礎対照食餌と、本明細書に記載の細菌株を含むDFMを含む基礎食餌とからなる。基礎対照食餌は、イエローデントコーン、大豆ミール、コーン低油分DDGS、ブタ肉骨粉(Producers Cooperative,Bryan,Tex.)、及び鶏脂肪(Griffin Industries)を含む。全ての食餌を、SID Fys(%、NRC、1994)ならびに他の必須AA、利用可能なP及びCaが適切になるように配合した。AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFMを含む食餌については、株(単数または複数)を飼料に7.3×10CFU/g飼料で加える。コーンを減らしてDFM試験材料を最終的な食餌に補充した。食餌構成要素を水平型ミキサーで混合した。各食餌を、30秒間のコンディショニング後、185°Fでペレット化した。1~2週目の食餌をペレット化後に粉砕した。開始段階ではDFM製剤のペレット安定性を定量した。サンプルを以下のように入手し、分析用に送付した:開始時に2ポンドのマッシュサンプルを得、各DFM含有処置について各ペレット化実行の過程の間にペレット状飼料の5つのサンプル(各サンプル当たり1ポンド)を得た。ペレット化飼料のサンプルを、各ペレット化実行において短期間馴化した後に収集し、各2.0ポンドのサンプルから1.0ポンドを合わせて、各処置のプールサンプルを形成した。ペレット化飼料サンプルを室温に冷却してから出荷用に密封した。マッシュ及びペレット状両方の飼料サンプルを分析用に送付した。各飼料を実験飼料製造の各時点で栄養分析及びマイコトキシン分析用にサンプリングし、最終実験食餌をサンプリングした。
本明細書に記載の細菌株を含むDFM飼料添加物の効果を定量するため、開始時にペンの総重量を定量する。孵化後2、4、6、及び7週目にペン重量、飼料消失量、カロリー効率(kcal/増加ポンド)を定量する。飼料量/増体量の比は、以下の式:総消費飼料量/(ペン重量増加量+死亡重量)によって死亡率に対し調整した。罹患率及び死亡率も定量した。
屠殺体パフォーマンスについては、屠殺体、脂肪パッド、及び胸肉の収量を定量するために、各反復試験ペンのサブセットを処理した。収量定量のため、各反復試験ペン当たり6羽のブロイラーをランダムに選択した。成長及び屠殺体データを、ランダム化完全ブロック設計、反復因子としての生重量(ペン別)、及び10の反復試験を用いて解析した。
統計的手順を以下のように行った。解析の前に、全てのデータに外れ値がないかをチェックした。そのメトリックの総平均から3標準偏差超の差がある観察結果はいずれもデータセットから削除した。累積体重、成長、屠殺体、及び経済的パフォーマンスを、6つの処置及び10の反復試験を伴うRCBDとして解析した。罹患率、死亡率、及び他の健康関連メトリックはノンパラメトリックデータとして解析した。データを一元配置ANOVAに供し、フィッシャーのFSDを用いて分離した。
実施例13:仔ウシへの給餌試験
ウシ給餌試験を行い、本明細書に記載の細菌株、すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFM飼料添加物がウシの体重増加量、病原性微生物の存在に及ぼす影響について評価する。例えば、米国特許第8,540,981号(その全体が参照により本明細書に援用される)を参照。試験は120ストールの機械換気式仔ウシ生産施設で行い、120頭のセールバーン出身ホルスタイン種仔ウシを処置群及び対照群にランダムかつ均等に配置する。給餌試験の開始時に個々の体重計重量を測定し、偶数ストールの全ての仔ウシに1グラム(1×10CFU)の本明細書に記載の細菌株、すなわちAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを、朝の授乳及びその後の各給餌の際に投与し、合計用量2×10CFU/動物/日とする。1頭おきに仔ウシに試験を行う設計にすることで、仔ウシの配置、換気、または飼育者の給餌実施のばらつきが排除される。全ての仔ウシに、配置時に直ちにミルクリプレイサーを与え始める(直接給餌微生物なし)。仔ウシに、給餌ごとに6.4オンス(3ポンド溶液)の20:20全調合乳(Anderson Calf Milk 20:20 non-medicated milk replacer;10オンスの給餌率でBioMos3.4グラム/日)を与え始める。給餌率は10日の期間にわたり毎日およそ0.5オンス増やし、給餌当たり10オンス(5ポンド溶液)のミルクリプレイサーまで増やす。10オンスの給餌率を53日目まで継続し、このとき給餌率を1日1回に減らす。仔ウシを55日目に完全に離乳させる。ミルクリプレイサーは熱湯と混合し、毎日午前5時30分頃及び午後5時頃に与える。飼育者に60グラムの直接給餌微生物が入った個別のホイルの熱密封パウチを提供する。これは、10億CFU/g担体を含む水溶性製剤であり、ベーカーズシュガー、デキストロース、及び/またはベイリス(baylith)を含み得る。DFM飼料添加物を加えること以外では、DFM投与群及び対照群の乳溶液は試験期間を通じて同一である。
仔ウシには、配置時に、対応するストール番号が付された耳タグを個別に付ける。糞便スワブを採取するために20組(40頭)の仔ウシを選択する。試験の6日目、8日目(伝染性下痢症のピーク)、及び15日目に40頭全ての仔ウシからスワブを採取する。部屋全体で均等になるように仔ウシの組を選択する。各組の1頭は処置用仔ウシ、1頭は対照用の仔ウシである。スワブをスクリーニングし、病原性生物Clostridium perfringensA、B、C、及びD型、Salmonella spp.、ならびに/またはE.coliの病原性株の存在の有無をマルチプレックスPCR解析を用いて定量する。同じ40頭の仔ウシから、試験6日目に血清分離チューブを用いて血液サンプルを採取する。サンプルは、仔ウシの免疫学で評価されている業界の専門家が総タンパク質について分析する。全ての仔ウシの体重を試験開始時、21日目、及び52日目に定量する。全ての処置、給餌拒否、死亡損失を記録する。
実施例14:乳牛の給餌試験
乳牛給餌試験を行い、本明細書に記載の細菌株、すなわち、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを含むDFM飼料添加物がウシの健康状態、乳生産量、及び繁殖パラメーターに及ぼす影響について評価する。例えば、米国公報第2015/0216916号(その全体が参照により本明細書に援用される)を参照。本試験は、600~800頭のサイズ範囲の乳牛群を対象に行う。
ウシ群全体に対し、Dairy Comp 305(Valley Agricultural Software,Tulare,Calif.)を用いて乳生産量、生殖、及び健康状態測定基準をモニターする。DFM飼料添加前の3か月間をベースラインとする。次に、ウシ群全体に対し、ウシに毎日DFM飼料添加物を投与する間の10か月間、乳生産量、乳成分、健康、繁殖能力をモニターし、週ごとの個別のウシの乳生産量、月ごとのDHIA乳成分、及び月ごとの健康イベントを測定する。
Bacillus補充期間の間、ウシに、標準的なコーンサイレージ及びアルファルファ乾草ベースの総合混合配給量内で7.35×10CFU/頭/日の生きたAIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374、もしくはこれらのいずれかの活性バリアント、またはこれらの組合せを提供するように、毎日15グラムのBacillus製品を投与する。生殖測定基準は、連続する年の6か月の期間中に評価し、その間にDFM飼料添加物投与前をDFM飼料添加物補充後と比較して、季節変動を制御する。
生産量及び成分データをSASのMIXED手順によって解析し、乳日数(DIM)を共変量として用いて、処置の固定効果及び処置*月*年の相互作用を調べる。健康及び生殖の測定基準をSASのGLIMMIX手順によって評価する。平均値間の有意性をp<0.05で定義し、p<0.1の場合に傾向を指摘する。
実施例15:Bacillus株のin vivo評価
本明細書に記載のBacillus株をin vivoで評価するための3つの原理証明(POP)動物試験:POP1、POP2、及びPOP3を行った。POP1、POP2、及びPOP3試験で評価した15のBacillus株は、AIP053802、AIP006035、AIP088262、AIP004816、AIP004634、AIP022568、AIP087760、AIP093093、AIP012656、AIP032005、AIP066414、AIP033189、AIP016597、AIP097873、及びAIP044543であった。各実験は、7つの処置からなった。これらの処置には、個別に試験した5つのBacillus株、無処置陰性対照、ならびに従来の抗微生物性飼料添加物(酸化亜鉛、硫酸銅、及びタイロシン)を投与した陽性対照が含まれた。POP1試験では、各処置に8つのペンを割り当て、各ペン当たり5頭のブタを飼養した。POP2及びPOP3試験では、各処置に7つのペンを割り当て、各ペン当たり5頭のブタを飼養した。
地元の群れから、E.coli関連の離乳後下痢の既往がある生後およそ21日の離乳子ブタを調達した。ブタをランダムに処置群に割り付け、各処置群内で性別が均衡するようにした。ブタに、第1期(試験0~7日目)、第2期(試験7~21日目)、第3期(試験21~42日目)の3つの食餌期でマッシュ飼料を給餌した。
試験品は、各株を振とうフラスコ内で成長させ、芽胞形成を誘導し、濃縮し、粉砕した籾殻担体に噴霧することによって調製した。芽胞を、飼料に混合して10コロニー形成単位(CFU)/飼料グラムの最終濃度とした。
成長パフォーマンスをブタ個体別及びペン別に測定した。主要なパフォーマンス測定基準は、1日平均増加量(ADG)、1日平均飼料摂取量(ADFI)、及び増体量:飼料量の比(G:F)によって測定した飼料効率とした。個々のADFIを、Lee他(Asian-Australas J Anim Sci.2016;29(12):1756-1760)の手順に従って計算した。POP1、POP2、及びPOP3試験で測定した成長パフォーマンスをそれぞれ図1、図2、及び図3に示す。成長パフォーマンスの概要を以下の表8に示す。
Figure 2023510910000009
離乳後の下痢曝露のレベルを糞便中のE.coli CFU数によって評価した。処置がパフォーマンス変数に及ぼす効果を、各処置群と陰性対照群との間の両側t検定を用いて評価した。ウィルコクソン順位和検定を使用して各処置群及び陰性対照群のE.coli CFU数を比較し、0.1未満のP値を統計的に有意とみなした。次に、成長パフォーマンス及びE.coli CFU数に基づいて株の有効性をランク付けした。POP1、POP2、及びPOP3試験から定量した株の有効性の概要を以下の表9に示す。
Figure 2023510910000010

Claims (58)

  1. 組成物であって、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374であって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラム、または約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株のうちの少なくとも1つ;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374のいずれかからの芽胞、または前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、AIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物、を含み、
    前記組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
  2. 前記組成物が、AIP004816及び/またはAIP053802及び/またはAIP006035の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記組成物が、AIP088262及び/またはAIP097873の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記組成物が、AIP004816及びAIP012656の細胞、芽胞、または前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記組成物が、AIP088262、及び/またはAIP004816、及び/またはAIP053802の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の組成物。
  6. 前記組成物が、AIP006035及び/またはAIP022568の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記組成物が、AIP088262、及び/またはAIP053802、及び/またはAIP006035の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の組成物。
  8. 前記組成物が、AIP087760の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項7に記載の組成物。
  9. 前記組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374のいずれかから選択される少なくとも2つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
  10. 前記組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374のいずれかから選択される少なくとも3つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
  11. 前記組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374のいずれかから選択される少なくとも4つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
  12. 前記組成物が、AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、及びAIP056374のいずれかから選択される少なくとも5つの細菌株の細胞、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
  13. 前記細菌株、芽胞、前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せが、約10CFU/グラム~約1010CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1010CFU/mlで存在する、請求項1~12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 前記細菌株、芽胞、前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せが、約10CFU/グラム~約10CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約10CFU/mlで存在する、請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 前記組成物が、細胞ペースト、湿潤性粉末、噴霧乾燥製剤、湿潤性顆粒製剤、ペレット状製剤、または安定性製剤を含む、請求項1~14のいずれかに記載の組成物。
  16. 前記組成物が、担体、タンパク質、炭水化物、脂肪、その他のプロバイオティクス、プレバイオティクス、酵素、ビタミン、免疫調節物質、乳代用物、ミネラル、アミノ酸、抗コクシジウム剤、酸ベース製品、及び医薬のうちの少なくとも1つ以上をさらに含む、請求項1~15のいずれかに記載の組成物。
  17. 前記組成物が、少なくとも1つの追加の細菌株を含む、請求項1~16のいずれかに記載の組成物。
  18. 前記追加の細菌株が、Bacillus spp、Enterococcus spp.、Bifidobacterium spp.、Lactobacillus spp.、Streptococcus spp.、Propionibacterium spp.、Megasphaera spp.、Prevotella spp.、及びPediococcus spp.からなる群より選択される、請求項17に記載の組成物。
  19. 前記追加の細菌株が、Bacillus subtilis、Bacillus licheniformis、Bacillus lentus、Bacillus pumilus、Bacillus laterosporus、Bacillus coagulans、Bacillus alevi、Bacillus cereus、Bacillus clausii、Bacillus coagulans、Bacillus mojavensis、Bacillus velezensis、Bacillus vallismortis、Bacillus amyloliquefaciens、Bacillus atropheus、Bacillus altitudinis、Bacillus inaquosorum、Bacillus safensis、Bacillus alcalophilus、Bacillus badius、Bacillus thurigiensis、Bifidobacterium adolescentis、Bifidobacterium animalis、Bifidobacterium bifidum、Bifidobacterium infantis、Bifidobacterium longum、Bifidobacterium pseudolongum、Bifidobacterium thermophilum、Lactobacillus alactosus、Lactobacillus alimentarius、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus amylophilus、Lactobacillus amylovorans、Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus agilis、Lactobacillus animalis、Lactobacillus batatas、Lactobacillus bavaricus、Lactobacillus bifermentans、Lactobacillus bidifus、Lactobacillus brevis、Lactobacillus buchnerii、Lactobacillus bulgaricus、Lactobacillus catenaforme、Lactobacillus casei、Lactobacillus cellobiosus、Lactobacillus collinoides、Lactobacillus curvatus、Lactobacillus coprohilus、Lactobacillus delbrueckii、Lactobacillus fermentum、Lactobacillus gasseri、Lactobacillus jugurti、Lactobacillus kefir、Lactobacillus lactis、Lactobacillus leichmannii、Lactobacillus mali、Lactobacillus malefermentans、Lactobacillus minor、Lactobacillus minutus、Lactobacillus mobilis、Lactobacillus murinus、Lactobacillus pentosus、Lactobacillus plantarum、Lactobacillus pseudoplantarum、Lactobacillus reuteri、Lactobacillus rhamnosus、Lactobacillus tolerans、Lactobacillus torquens、Lactobacillus ruminis、Lactobacillus sake、Lactobacillus saliverius、Lactobacillus sharpeae、Lactobacillus sobrius、Lactobacillus trichodes、Lactobacillus vaccinostercus、Lactobacillus viridescens、Lactobacillus vitulinus、Lactobacillus xylosus、Lactobacillus yamanashiensis、Lactobacillus zeae、Streptococcus cremoris、Streptococcus discetylactis、Streptococcus faecium、Streptococcus lactis、Streptococcus thermophilus、Streptococcus intermedius、Enterococcus faecium、Propionibacterium freudenreichii、Propionibacterium acidipropionici、Propionibacterium jensenii、Propionibacterium thoenii、Propionibacterium australiense、Propionibacterium avidum、Megasphaera elsdenil、Prevotella bryantii,及びPediococcus acidilacticiからなる群より選択される、請求項17に記載の組成物。
  20. 前記組成物が、細菌株Bacillus subtilis PB6、B.subtilis C-3102、B.subtilis DSM 17299、Bacillus licheniformis DSM 17236、B.licheniformis DSMZ 5749、B.subtilis DSMZ 5750、B.subtilis DSM 29784、またはこれらのいずれかの活性バリアントのうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項17に記載の組成物。
  21. 前記望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、請求項1~20のいずれかに記載の組成物。
  22. 前記病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、請求項21に記載の組成物。
  23. 噴霧乾燥製剤を含む組成物であって、
    細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つ;及び/あるいは
    AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;
    細胞株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵産物、濾液、または抽出物を含み、
    前記組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
  24. 湿潤性粉末(power)を含む組成物であって、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374であって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラム、または約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株のうちの少なくとも1つ;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のいずれかからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つ;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物、を含み、
    前記組成物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、組成物。
  25. 単離された生物学的に純粋な細菌株の培養物であって、
    (a)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374であって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、細菌株;あるいは
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のいずれかからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せであって、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlで存在する、芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、を含み、
    前記培養物の有効量が、少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、培養物。
  26. 前記望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、請求項25に記載の単離された生物学的に純粋な培養物。
  27. 前記病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株である、請求項26に記載の単離された生物学的に純粋な培養物。
  28. 細菌培養物であって、
    (a)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、もしくはAIP056374;または
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちのいずれか1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せ、から成長し、
    (c)少なくとも1つの望ましくない微生物の成長を制御する、細菌培養物。
  29. 前記望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、請求項28に記載の細菌培養物。
  30. 前記病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、請求項29に記載の細菌培養物。
  31. 少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する方法であって、前記少なくとも1つの望ましくない微生物を、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、またはAIP032005のうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物の有効量、に曝露することによって前記制御を行い、
    前記有効量が、前記少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する、方法。
  32. 前記望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株を含む、請求項32に記載の方法。
  34. 少なくとも1つの望ましくない微生物によって引き起こされる疾患を治療または予防する方法であって、前記少なくとも1つの望ましくない微生物を、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物の有効量、に曝露することを含み、
    前記有効量が、前記望ましくない微生物によって引き起こされる前記疾患を治療または予防する、方法。
  35. 前記望ましくない微生物が、少なくとも1つの病原性細菌を含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記病原性細菌が、Clostridia spp.(例えば、C.perfringens及びC.dificile)、Burkeholderia spp.(例えば、B.pseudomallei)、Pseudomonas spp.(例えば、P.aeruginosa)、Acenitobacter spp.(例えば、A.baumannii)、Salmonella spp.(例えば、S.enterica、S.arizonae、S.typhirium、S.enteritidis、及びS.bonglori)、Listeria spp.(例えば、L.moncytogenes、L.seeligeri、及びL.welshimeri)、Escherichia spp.(例えば、E.coli)、Enterococci spp.(例えば、E.faecalis及びE.bonglori)、Staphylococci spp.(例えば、S.aureus)、Aeromonas spp.、Streptococci spp.、Campylobacter spp.、Haemophilus spp.、Brachyspira spp.、及びVibrio spp.からなる群より選択される株である、請求項35に記載の方法。
  37. 動物の胃腸管内の少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する方法であって、前記方法が、前記動物に、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物の有効量、を含む組成物を投与することを含み、
    前記有効量が、前記動物の胃腸管内の前記少なくとも1つの望ましくない微生物を制御する、方法。
  38. 望ましくない微生物によって引き起こされる動物の疾患を治療または予防する方法であって、前記望ましくない微生物に感染しているか、または前記望ましくない微生物の感染を発生するリスクがある動物に、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つであって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、細菌株;ならびに/あるいは
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つであって、有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物、の前記有効量を含む組成物を投与することを含み、
    前記有効量が、前記望ましくない微生物によって引き起こされる前記疾患を治療または予防する、方法。
  39. 前記動物が脊椎動物である、請求項37または38に記載の方法。
  40. 前記脊椎動物が哺乳類である、請求項39に記載の方法。
  41. 前記哺乳類が、ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、シカ、またはヒトである、請求項40に記載の方法。
  42. 前記脊椎動物が鳥類または爬虫類である、請求項39に記載の方法。
  43. 前記鳥類が、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウ、ダチョウ、エミュー、ウズラ、イワシャコ、キジ、ライチョウ、コーニッシュヘン、またはヤマウズラである、請求項42に記載の方法。
  44. 前記爬虫類がトカゲまたはヘビである、請求項42に記載の方法。
  45. 前記動物が水生動物である、請求項39に記載の方法。
  46. 前記水生動物が、サケ、マス、ヒラメ、ナマズ、ティラピア、観賞魚、エビ、カニ、またはロブスターである、請求項45に記載の方法。
  47. 前記治療が、前記望ましくない微生物によって引き起こされる疾患の少なくとも1つの症状を低減する、請求項38~46のいずれか1項に記載の方法。
  48. 前記症状が、体重減少、成長率低下、死亡、乳生産量減少、炎症、妊娠喪失、皮膚病変、咳、くしゃみ、下痢、体温上昇、またはこれらの組合せを含む、請求項47に記載の方法。
  49. 動物の健康状態を改善する方法であって、前記動物に、
    (a)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;
    (b)AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のいずれかからの芽胞、もしくは前芽胞、または細胞、前芽胞、及び/もしくは芽胞の組合せのうちの少なくとも1つの有効量であって、前記有効量が、約10CFU/グラム~約1012CFU/グラムまたは約10CFU/ml~約1012CFU/mlを含む、有効量;ならびに/あるいは
    (c)細菌株AIP088262、AIP068104、AIP016597、AIP004816、AIP053802、AIP004634、AIP006035、AIP029002、AIP066414、AIP093093、AIP022568、AIP032005、AIP012656、AIP002364、AIP044543、AIP090377、AIP048352、AIP089343、AIP007305、AIP033189、AIP063641、AIP087760、AIP097873、またはAIP056374のうちの少なくとも1つの全細胞培養物に由来する上清、発酵物、濾液または抽出物の有効量、を含む組成物を投与することを含み、
    前記有効量が、前記動物の健康状態を改善する、方法。
  50. 前記動物の健康状態の改善が、前記組成物の有効量が供給されなかった対照動物または対照動物群と比較したときの成長率の増加、平均体重増加量の増加、飼料摂取量の上昇、飼料転換率の改善、飼料転換効率の上昇、及び/または栄養消化率の改善によって定量される、請求項49に記載の方法。
  51. 前記動物が脊椎動物である、請求項49または50に記載の方法。
  52. 前記脊椎動物が哺乳類である、請求項51に記載の方法。
  53. 前記哺乳類が、ウマ、イヌ、ネコ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、シカ、またはヒトである、請求項52に記載の方法。
  54. 前記脊椎動物が鳥類または爬虫類である、請求項51に記載の方法。
  55. 前記鳥類が、ニワトリ、シチメンチョウ、アヒル、ガチョウ、ホロホロチョウ、ダチョウ、エミュー、ウズラ、イワシャコ、キジ、ライチョウ、コーニッシュヘン、またはヤマウズラである、請求項53に記載の方法。
  56. 前記爬虫類がトカゲまたはヘビである、請求項55に記載の方法。
  57. 前記動物が水生動物である、請求項49または50に記載の方法。
  58. 前記水生動物が、サケ、マス、ヒラメ、ナマズ、ティラピア、観賞魚、エビ、カニ、またはロブスターである、請求項57に記載の方法。
JP2022543469A 2020-01-17 2021-01-15 望ましくない微生物を制御し動物の健康状態を改善するための組成物及び方法 Pending JP2023510910A (ja)

Applications Claiming Priority (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US202062962419P 2020-01-17 2020-01-17
US62/962,419 2020-01-17
US202062970907P 2020-02-06 2020-02-06
US62/970,907 2020-02-06
US202063040286P 2020-06-17 2020-06-17
US63/040,286 2020-06-17
US202063047569P 2020-07-02 2020-07-02
US63/047,569 2020-07-02
US202063053142P 2020-07-17 2020-07-17
US63/053,142 2020-07-17
US202063094023P 2020-10-20 2020-10-20
US63/094,023 2020-10-20
PCT/US2021/013675 WO2021146582A1 (en) 2020-01-17 2021-01-15 Compositions and methods for controlling undesirable microbes and improving animal health

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023510910A true JP2023510910A (ja) 2023-03-15

Family

ID=74701546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022543469A Pending JP2023510910A (ja) 2020-01-17 2021-01-15 望ましくない微生物を制御し動物の健康状態を改善するための組成物及び方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20230071245A1 (ja)
EP (1) EP4090342A1 (ja)
JP (1) JP2023510910A (ja)
CN (1) CN115666603A (ja)
AU (1) AU2021207984A1 (ja)
BR (1) BR112022014125A2 (ja)
CA (1) CA3164679A1 (ja)
MX (1) MX2022008789A (ja)
WO (1) WO2021146582A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114540210B (zh) * 2020-11-25 2023-05-26 中国科学院成都生物研究所 一种环保生态厕所用复合菌剂的制备及其应用
CN114107066A (zh) * 2021-11-19 2022-03-01 广东容大生物股份有限公司 高活性高稳定性益生菌规模化制备技术开发与示范
WO2023222664A1 (en) * 2022-05-17 2023-11-23 Chr. Hansen A/S A mixture of probiotic strains to improve health and growth performance of ruminants
CN114836358B (zh) * 2022-06-28 2023-02-24 中国农业科学院北京畜牧兽医研究所 罗伊氏乳杆菌sxdt-32及其应用
CN114854651B (zh) * 2022-07-06 2022-09-30 广东顺德鼎一生物科技有限公司 复合片球菌制剂及其制备方法和应用

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63209580A (ja) 1987-02-25 1988-08-31 Karupisu Shokuhin Kogyo Kk バチルス・ズブチリスc−3102
US5529793A (en) 1994-11-16 1996-06-25 Nutrition Physiology Corporation Compositions for improving the utilization of feedstuffs by ruminants
US5534271A (en) 1994-11-16 1996-07-09 Nutrition Physiology Process for improving the utilization of feedstuffs by ruminants
US20040028665A1 (en) * 2002-01-08 2004-02-12 Garner Bryan E. Compositions and methods for inhibiting pathogenic growth
US7247299B2 (en) * 2002-11-27 2007-07-24 Kemin Industries, Inc. Antimicrobial compounds from Bacillus subtilis for use against animal and human pathogens
US8540981B1 (en) 2008-07-07 2013-09-24 Dupont Nutrition Biosciences Aps Bacillus strains useful against calf pathogens and scours
DK2370585T3 (en) 2008-12-02 2016-09-26 Dupont Nutrition Biosci Aps TRIBES AND PRACTICES TO IMPROVE ruminants HEALTH AND / OR -performance
US9492487B2 (en) * 2010-02-01 2016-11-15 Matthew Ryan Garner Microbial product containing multiple microorganisms
EP2593187A4 (en) * 2010-07-16 2014-04-09 Univ Arkansas METHODS AND COMPOSITIONS COMPRISING SPORTS-CREATING BACTERIA FOR ENHANCING ANIMAL HEALTH
BR112014003950B1 (pt) 2011-08-24 2022-01-11 Dupont Nutrition Biosciences Aps. Uso de cepas de bacillus isoladas produtoras de enzima e alimentação de um animal
WO2015175667A1 (en) 2014-05-13 2015-11-19 Microbial Discovery Group, Llc Direct-fed microbials and methods of their use
US11473052B2 (en) * 2015-01-23 2022-10-18 Novozymes A/S Bacillus subtilis subspecies
BR112019019014A2 (pt) * 2017-03-14 2020-04-14 Chr Hansen As cepas de bacillus subtilis melhorando os parâmetros de desempenho animal
EP3447122A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-27 Evonik Degussa GmbH Bacillus subtilis strain with probiotic activity

Also Published As

Publication number Publication date
EP4090342A1 (en) 2022-11-23
WO2021146582A1 (en) 2021-07-22
CA3164679A1 (en) 2021-07-22
CN115666603A (zh) 2023-01-31
MX2022008789A (es) 2023-01-24
US20230071245A1 (en) 2023-03-09
AU2021207984A1 (en) 2022-08-25
BR112022014125A2 (pt) 2022-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11235035B2 (en) Feed additive composition
CA3004522C (en) Feed additive composition
US11291695B2 (en) Bacillus subtilis strains improving animal performance parameters
JP6991162B2 (ja) プロバイオティック活性を示すバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)菌株
CA2956179C (en) Bacillus amyloliquefaciens probiotic compositions, methods of production, and methods of use
US11856970B2 (en) Bacillus subtilis for animal feed
US20230287329A1 (en) Bacillus subtilis subspecies
JP2023510910A (ja) 望ましくない微生物を制御し動物の健康状態を改善するための組成物及び方法
JP2015205896A (ja) 動物の健康を向上するためにバチルス・ズブチリス株を使用する方法
JP2023123473A (ja) バシラエン産生細菌またはその調製物を含有する組成物
EA043066B1 (ru) Композиция для предупреждения или контролирования бактериальной колонизации или инфекции в кишечнике домашней птицы