JP2023510250A - 折り畳み式プロペラアセンブリ - Google Patents
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Abstract
空中ビークル用の折り畳み式プロペラアセンブリ1。プロペラアセンブリ1は、回動軸P周りに回動可能に配置されたプロペラブレード2と、回動軸に対して静止して配置された第1のハブ要素3と、を備える。プロペラブレード2または第1のハブ要素3は、回動軸Pの周りに設けられた少なくとも2つの開口13を含み、各開口は、プロペラブレード2および第1のハブ要素3の他方の一つに設けられた隆起部分12とインターロックするように構成される。少なくとも2つの開口13は、開口が前記隆起部分とインターロックしているときにプロペラブレードが回動軸P周りの制限された遊びを有するように、隆起部分12よりも回動軸P周りにさらに延在している。付勢要素14が、回動軸の周りに配置され、プロペラブレードおよび第1のハブ要素を回動軸Pに沿って軸方向に互いに向かって付勢するように構成されている。
Description
本発明は、折り畳み式プロペラアセンブリに係わり、詳細には、ドローンなどの空中ビークル用の折り畳み式プロペラアセンブリに関する。
空中ビークル、特にドローンの重要な要素となるのは重量である。空中ビークルが軽量であるほど持ち上げ能力は高くなり、飛行時間は長くなる。そのため、今日の空中ビークルの設計は、大部分が重量効果を考慮した設計に基づいている。
また、ドローンなどの空中ビークルは、実用的でかつ保管と輸送の両方が簡単である必要があるが、これは、大きなプロペラブレードを備えた大型のドローンに特に当てはまることである。空中ビークルのプロペラブレードは機全体の幅および長さを増加させる可能性があるため、折り畳み式のプロペラは、空中ビークルの全体のサイズを小さくするための迅速かつ効果的な手段である。
そのような折り畳み式のプロペラアセンブリは多く存在するが、それらはすべて、そういった機能を可能にするためのいくつかのコンポーネントを備えており、複雑な機械的アセンブリとなっている。また、多くの既知のアセンブリは、折り畳み式プロペラが提供すべき柔軟性を提供していない。つまり、プロペラブレードは、回動軸周りに両方向に折り畳み可能である必要があり、プロペラアセンブリのすべてのプロペラブレードが折り畳み可能であり、かつ、プロペラブレードは互いに独立して折り畳み可能である必要がある。
製造公差や、ローターブレードに対する潜在的な損傷などのために、プロペラブレードは、好ましくは、制限された遊びを有している必要、つまり、プロペラブレードが展開位置にある場合でもある程度自由に回動できるようにする必要がある。そのような制限された遊びは、ローターブレードまたはプロペラアセンブリの不均衡を防ぐことができる。これは、大きくて比較的重いプロペラブレードを備えた大型の空中ビークルの場合に特に重要である。大型の空中ビークルの場合には、プロペラブレードの不均衡は小型の空中ビークルよりも機の性能に大きな影響を与える。さらに、当該技術分野では、プロペラブレードの振動を軽減する折り畳み式プロペラアセンブリが必要とされている。
したがって、軽量で、折り畳み方向に制限がなく、展開位置でもいくらか回動することのできる、改良された折り畳み式プロペラアセンブリが必要である。シンプルで費用効果の高いコンポーネントから形成される折りたたみ式プロペラを創出することはさらなる利点となる。本発明の目的は、これを達成し、先端技術に勝るさらなる利点を提供することである。
本発明の目的は、先行技術における上記で指摘した欠陥および不利な点の1つまたは複数を軽減または排除し、少なくとも上記の問題を解決することである。
第1の態様によれば、回動軸の周りに回動可能に配置されたプロペラブレードと、前記回動軸に対して静止して配置された第1のハブ要素と、を備え、前記プロペラブレードまたは前記第1のハブ要素が、前記回動軸の周りに提供される少なくとも2つの開口を有し、かつ、各開口部が、前記プロペラブレードおよび前記第1のハブ要素の他方の1つに固定的に提供された隆起部分とインターロックするように構成され、開口が前記隆起部分とインターロックしているときに前記プロペラブレードが前記回動軸の周りに制限された遊びを有するように、少なくとも2つの前記開口が隆起部分よりも前記回動軸の周りにさらに延在しており、さらに、前記回動軸の周りに配置され、前記プロペラブレードと前記第1のハブ要素とを前記回動軸に沿って軸方向に互いに向かって付勢するように構成された付勢要素を備えてなる、空中ビークル用の折り畳み式プロペラアセンブリが提供される。
本発明の一実施形態によれば、前記プロペラブレードはブッシング要素を有し、少なくとも2つの前記開口または前記隆起部分は該ブッシング要素上に固定的に配置されている。
本発明の一実施形態によれば、前記ブッシング要素は、前記プロペラブレード上の対応する非円形プロペラ開口部と嵌合するように構成された非円形部分を備える。
本発明の一実施形態によれば、前記隆起部分は、前記プロペラブレード上または前記第1のハブ要素上の固定要素である。
本発明の一実施形態によれば、複数の開口部および複数の隆起部分が、前記回動軸の周りに対で設けられている。
本発明の一実施形態によれば、該折り畳み式プロペラアセンブリは、前記回動軸に対して静止して配置された第2のハブ要素をさらに備える。
本発明の一実施形態によれば、前記プロペラブレードおよび前記付勢要素は、前記第1のハブ要素と前記第2のハブ要素との間に軸方向に配置される。
本発明の一実施形態によれば、前記付勢要素は前記プロペラブレードの下方に配置され、前記プロペラブレードは前記第1のハブ要素の下方に配置される。
本発明の一実施形態によれば、前記付勢要素はばね座金である。
本発明の一実施形態によれば、該折り畳み式プロペラアセンブリは、3つのプロペラブレードを備え、これらプロペラブレードのそれぞれは各回動軸を中心に回動可能に配置されている。
本発明は、以下に示す詳細な説明から明らかになるであろう。詳細な説明および特定の例は、単なる例示として本発明の好ましい実施形態を開示するものである。当業者は、詳細な説明を手引きとして、本発明の範囲内で変更および修正を行うことができることを理解する。
したがって、本明細書に開示される発明は、記載される装置の特定の構成部品または記載される方法のステップに限定されないことを理解されたい。そのような装置および方法は変化し得るからである。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、限定することを意図するものではないことも理解されたい。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される場合、冠詞「a」、「an」および「the」は、文脈が他に明示的に指示しない限り、1つまたは複数の要素が存在することを意味することを意図していることに留意されたい。したがって、例えば、「ユニット」または「前記ユニット」との記載は、いくつかのデバイス等を含み得る。さらに、「備える」、「含む」、「有してなる」などの表現は、他の要素またはステップを除外するものではない。
本発明の上記の目的、ならびに追加の目的、特徴および利点は、添付の図面をと併せて、本発明の例示的な実施形態の以下の例示的かつ非限定的な詳細な説明を参照することによってより完全に理解されるであろう。
以下、本発明の好ましい例示的な実施形態が示されている添付の図を参照して、本発明を説明する。しかしながら、本発明は、他の形態で具体化することができ、本明細書に開示される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。開示された実施形態は、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるために提供される。
まず、図1および図2を参照すると、折り畳み式プロペラアセンブリ1の一実施形態が示されている。折り畳み式プロペラアセンブリ1は、例えば、ドローンなどの空中ビークルであってよい。折りたたみ式プロペラアセンブリ1は、図1では折り畳まれていない状態で、そして、図2では折り畳まれた状態で示されている。折り畳み式プロペラアセンブリ1の図示の実施形態は、3つのプロペラブレード2を含み、図1の展開位置では、それらプロペラブレード2は、中心軸Cから放射方向に延在している。中心軸Cは、プロペラアセンブリ1が回転する軸である。折り畳み式プロペラアセンブリ1は、通常、中心軸1を中心に回転するモーターによって駆動される。プロペラブレード2は、第1のハブ要素3に接続され、かつ、第1のハブ要素3は、中心軸Cを中心に回転するように、すなわちプロペラブレード2を回転させるよう、構成される。
プロペラブレード2を展開状態から折り畳み状態に回動させるために、オペレータは、プロペラブレード2を、手で、展開状態の第1のハブ要素3とのインターロック位置から単に引っ張るかまたは押して、プロペラブレード2が図2に示す折り畳み状態の如き第2の位置で第1のハブ要素3とインターロックするまで、個々のプロペラブレード2をそれぞれの回動軸P周りに回動させることができる。
図2の折り畳み位置では、3つのプロペラブレード2全てが同じ方向に平行に延びるように、2つのプロペラブレード2がそれぞれの回動軸Pを中心に回動されている。第1のハブ要素3は回転されないようにすることができる。図示の実施形態では、折り畳まれたプロペラブレード2の方向は、プロペラブレード2のうちの1つの展開された方向に対応する。図示の実施形態の折り畳み位置では、上方のプロペラブレード2は時計回りに回動されており、下方のプロペラブレード2は反時計回りに回動されている。プロペラブレード2は折り畳まれた状態にあるので、プロペラアセンブリはよりコンパクトになり、したがって、プロペラアセンブリ1自体、およびそれが取り付けられている空中ビークルは、保管および搬送が容易になる。
図3を参照すると、折り畳み式プロペラアセンブリ1の分解図が示されている。プロペラブレード2は回動軸Pを中心に回動可能に配置されている。第1のハブ要素3は、回動軸Pに対して静止して配置され、かつ、図示の実施形態では、第1のハブ要素3はプロペラブレード2の上部に配置される。ハブ要素3は、任意の数のプロペラブレード2および回動軸Pを接続することができるが、図2に示すように3つのプロペラブレード2全てを同じ方向に平行に配置することを可能にするために、3つのプロペラブレード2を含む折り畳み式プロペラアセンブリ1が好ましいであろう。ハブ要素3は、中心軸Cから延びる3つのアームを含む星形として形成することができる。
第1のハブ要素3は、接続部材5によって第2のハブ要素4に接続することができる。接続部材5は、ボルトまたは他の締結部材であり得、第1のハブ要素3を第2のハブ要素4に接続すると同時に、プロペラブレード2が回動するための支持を提供するように構成され得る。第2のハブ要素4は、回動軸Pに対して静止して配置され得、かつ、前記第1のハブ要素3に対応した形状、すなわち、回動軸Pを支持する部分を備えた形状とされている。また、第2のハブ要素4も、 中心軸Cを中心に回転するように構成されている。中心接続部材17がさらに、第1のハブ要素3を中心軸Cに沿って第2のハブ要素4に固定することができる。
プロペラブレード2は、図示の実施形態では、第1のハブ要素3と第2のハブ要素4との間で回動軸Pに沿って配置されている。接続部材5は、第2のハブ要素4のハブ開口部6を通って延在して第1のハブ要素3の接続部7に固定されるボルトとすることができる。接続部7は、接続部材5との十分な固定を確保してプロペラブレード2を支持するために、プロペラブレード2内に延びていてもよい。図示の実施形態では、回動軸Pは、接続部材5の長手方向軸と一致する。
プロペラブレード2は、ブッシング要素8を備えていても良い。ブッシング要素8は、プロペラブレード2内のインサートであってよく、かつ、プロペラブレード2とは異なる、好ましくはより硬い材料で作製され得る。プロペラブレード2は、例えば複合プラスチック材料から作製することができ、かつ、ブッシング要素8は、例えば金属から作製することができる。第1のハブ要素3とブッシング要素8との間の接触が金属対金属となるように、第1のハブ要素3もまた金属で作製されてもよい。ブッシング要素8は、非円筒形であり得るプロペラ開口部9に挿入され得る。ブッシング要素8は、プロペラ開口部9に挿入するように構成された対応する非円筒形部分10を有することができる。非円筒形部分10は、図7を参照してさらに説明される。ブッシング要素8の非円筒部分10がプロペラ開口部9に挿入されると、ブッシング要素8は、プロペラブレード2に対して回転することが防止され、したがって、ブッシング要素8は、プロペラブレード2の補強材として機能する。さらに、ブッシング要素8は、プロペラブレード開口部9に接着あるいは固定され得る。ブッシング要素8は、中心を貫通するボア11を備える。ボア11は円筒形であり得、非円筒部分10を通って延びることができる。接続部分7および接続部材5は、ボア11を部分的または完全に通って延びることができる。
ブッシング要素8は、1つまたは複数の隆起部分12を備えることができる。あるいは、プロペラブレード2がブッシング要素8を含まない場合、1つまたは複数の隆起部分12は、プロペラブレード2上に直接提供されていてもよい。図示の実施形態では、ブッシング要素8は、回動軸Pの周りに均等に分布して提供される3つの隆起部分12を備え、すなわち、これら隆起部分は、回動軸Pの周りに120°の間隔で配置されている。隆起部分12は、第1のハブ要素3上の対応する開口13とインターロックするように構成されたこぶ、突起、または同様のものであってもよい。図3に開口13は描かれていないが、開口13の位置は矢印で示してある。開口13は、図5により詳細に示してある。隆起部分12は、開口13との確実なインターロックを提供するように、ブッシング要素8(あるいはブッシング要素8がない場合はプロペラ2)に好ましく固定される。
開口13は、貫通穴、くぼみ、溝、または同様の材料の欠落であり得、したがって、開口13は、隆起部分12を受け入れるように構成される。開口13は、回動軸Pの周りに設けられている。
開口13は、隆起部分12を収容するために、好ましくは、その深さが隆起部分12の高さよりも大きくなるような寸法とされる。隆起部分12が開口13とインターロックするように回動されるインターロック位置にあるとき、図4に示されるように、プロペラブレード2の上部は第1のハブ要素3の下側と平行であり、そこに接触する。
開口13は、隆起部分12よりも回動軸P周りにさらに延在しており、隆起部分12が開口13の内側に収容されたとき、プロペラブレード2は、回動軸P周りにいくらか自由に回動することができる。すなわち、ブレード2は制限された遊びを有している。開口13は、回動軸Pを中心に、隆起部分12の延在長さよりも例えば数ミリメートル長く延びることができる。開口13は、隆起部分12が延在するよりも、回動軸Pの周りに例えば1~5ミリメートル長く延びることができる。そのようにして、隆起部分12が開口13の内側に収容されたとき、プロペラブレード2は、例えば1~10°の範囲で回動することができる。この許容される動きの許容範囲は、プロペラアセンブリ1が中心軸Cを中心に回転するとき、プロペラアセンブリ1に、プロペラブレード2を自己平衡化する能力を提供する。
プロペラブレード2が第1のハブ要素3とインターロックされた位置にあるとき、前記1つまたは複数の隆起部分12は、対応する開口13の内部に収容される。ユーザがプロペラブレード2をそれぞれの回動軸Pを中心に回動させると、隆起部分12はそれぞれ対応する開口13から押し出される。プロペラブレード2は、1つまたは複数の隆起部分12が次の開口13に収容されるまで回動させることができる。
第1のハブ要素3に回動軸Pの周りにより多くの開口13が設けられるほど、折り畳み式プロペラアセンブリ1にはそのようなインターロック位置がより多く提供され得る。プロペラブレード2と第1のハブ要素3との間のインターロックを最大とするために、隆起部分12と開口13とは対で設けることができる。図示の実施形態は、3つの隆起部分12および3つの対応する開口13を備え、各プロペラブレード2が、図1に示す展開位置から、図2に示す折り畳み位置まで回動軸Pを左周りまたは右周りに折り畳み位置に回動され得る。
熟練した読者であれば理解するように、隆起部分12が第1のハブ要素3に提供され、かつ開口13がプロペラブレード2またはハブ要素8に提供され得るように、隆起部分12および開口13の配置は逆にすることができる。
折り畳み式プロペラアセンブリ1はさらに付勢要素14を備える。付勢要素14は、プロペラブレード2および第1のハブ要素3を、回動軸Pに沿って軸方向に互いに向かって付勢するように構成されている。図示の実施形態では、付勢部材14はプロペラブレード2の下に配置されている。付勢要素14は、プロペラブレード2および第1のハブ要素3を互いに押し付け、隆起部分12および開口13は、それらが互いに向かい合って配置されている場合には嵌合する。隆起部分12が開口13に収容されていない場合、付勢要素14の圧縮性によって、プロペラブレード2は第1のハブ要素3からいくらか分離し、それにより、隆起部分12が一の開口13から次の開口13との収容へと回動することを可能にする。
付勢要素14は、図示の実施形態ではばね座金であるが、それ自体、付勢力を発揮するように構成された任意の要素であってもよい。ばね座金は、円盤状の円錐形の部材であり、通常は鋼製であり、軸の周りに配置され、該部材の形状により、圧縮時に軸方向に力を加えることができる。あるいは、付勢要素14は、巻きばねまたは他の圧縮性要素であってもよい。しかしながら、ばね座金はコンパクトであり、プロペラブレード2に付勢力を回動軸Pの周りに均等に分配することができる。付勢要素14は、回動軸Pの周りに配置され、図示の実施形態では、プロペラブレード2と第2のハブ要素4との間に配置される。付勢要素14は圧縮可能であり、回動軸Pの周りに配置されているので、その付勢力は均等に分散され、かつ、プロペラブレード2の振動を安定させ、低減する。
図示の実施形態では、付勢要素14は、プロペラブレード2の下方に配置され、第1のハブ要素3はプロペラブレード2の上方に配置される。折り畳み式プロペラアセンブリ1が回転すると生じる揚力のためにプロペラブレード2が上向きに強制されるため、このような配置が好ましい場合がある。空中ビークルに上向きの動きを与えるのはこの揚力である。この揚力は、付勢要素14がプロペラブレード2に及ぼす力に加えられる。プロペラブレード2からハブ要素3への上向きの付勢力が付与される間、開口13および隆起部分12はさらに一緒に押され、プロペラブレード2およびハブ要素3が一緒に力を受けるときのインターロックの効果を増大させる。
プロペラブレード2が回動軸Pを中心に回動されるときの摩擦を低減するために、座金15が付勢要素14とプロペラ2との間に設けられてもよい。
第2のハブ要素4は、中央で回転手段に接続することができる。回転手段は示されていないが、例えば、折り畳み式プロペラアセンブリ1を中心軸Cを中心に回転させるように構成された歯車、シャフト、またはモーターである。図示の実施形態は、折り畳み式プロペラアセンブリ1をそのような回転手段に接続するために、中心軸Cの周りに間隔を置いて配置された6つの接続手段16を備える。これら接続手段16は、単に穴であってもよく、その場合、それを通して、ボルト等の固定手段が、折り畳み可能なプロペラアセンブリ1を回転手段に固定することができる。第1のハブ要素3はまた、中央で第2のハブ要素4に接続することができ、あるいは、第1のハブ要素3は、第2のハブ要素4なしで前記回転手段に直接接続することもできる。
図4を参照すると、折り畳み式プロペラアセンブリ1の一部を側面から示してある。図4は、1つまたは複数の隆起部分が対応する開口に収容されているときに、折り畳み式プロペラアセンブリ1の異なる部分が一の回動軸Pの周りにどのように一緒に挟まれているかを示している。第1のハブ部材3は最上部に配置されている。第1のハブ部材3は、下側に設けられた開口(図4には示されておらず、図5を参照)を含んでいる。プロペラブレード2は、ブッシング要素8を含み、ブッシング要素8上の隆起部分(図4には示されておらず、図3および図6を参照)は、第1のハブ部材3に向かって略軸方向上方に延びている。隆起部分が開口とインターロックしているとき、第1のハブ部材3とブッシング要素8は密接に接触している。
プロペラブレード2、したがってブッシング要素8を回動軸Pの周りに回転させると、隆起部分はそれぞれの開口から押し出され、したがって、第1のハブ部材3およびブッシング要素8は、隆起部分の高さに対応する距離だけ離れる。付勢要素14の柔軟な性質によってこの分離が可能となる。付勢要素14は、プロペラブレード2の下で、プロペラブレード2と第2のハブ要素4との間に設けられている。上述したように、ワッシャ15は、付勢要素14とプロペラブレード2との間の摩擦を低減するため、付勢要素14とプロペラブレード2の下側との間に設けることができる。
図5は、第1のハブ要素3の下側の一実施形態を示している。図示の実施形態による第1のハブ要素3は3つの回動軸Pを含み、かつ、3つのプロペラブレードは、それぞれが各回動軸Pを中心に回動可能に第1のハブ要素3に接続されるように構成される。図示の実施形態では、第1のハブ要素3上の各回動軸Pの周りに3つの開口13が提供される。図示の実施形態では、これら開口13は、細長く、回動軸Pを中心に円周方向に延びている。3つの開口13は、回動軸Pの周りに等間隔に配置されており、したがって、これら開口は、回動軸の周りに120°間隔に配置されている。
図6および図7を参照すると、ブッシング要素8がより詳細に示されている。隆起部分12は、ブッシング要素8のフランジ部18上に設けられ、プロペラブレードおよびブッシング要素8が回動軸Pを中心に回動するときに前記開口の内および外に回動できる滑らかなこぶとして提供される。非円形部分10は、図示の実施形態では楕円形であるが、収容開口部に挿入されたときにそのように回転を妨げる任意の形状とすることができる。プロペラ開口部は、それ自体、非円形部分10に正確に対応しなくともよいが、ブッシング要素8がプロペラ開口部に挿入されるときに該ブッシング要素が回転するのを防止しなければならない。
当業者は、本発明が上記の好ましい実施形態に限定されないことを理解している。当業者はさらに、添付の特許請求の範囲内で修正および変形が可能であることを理解している。さらに、図面、開示、および添付の特許請求の範囲の検討から、開示された実施形態の変形は、特許請求の範囲の発明を実施する当業者によって理解されかつ実施することができる。
1 折り畳み式プロペラアセンブリ
2 プロペラブレード
3 第1のハブ要素
4 第2のハブ要素
8 ブッシング要素
9 プロペラ開口部
10 非変形部分
12 隆起部分
13 開口
14 付勢要素
C 中心軸
P 回動軸
2 プロペラブレード
3 第1のハブ要素
4 第2のハブ要素
8 ブッシング要素
9 プロペラ開口部
10 非変形部分
12 隆起部分
13 開口
14 付勢要素
C 中心軸
P 回動軸
Claims (10)
- 空中ビークル用の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)であって、
回動軸(P)周りに回動可能に配置されたプロペラブレード(2)と、
前記回動軸(P)に対して静止して配置された第1のハブ要素(3)と、
を備え、
前記プロペラブレード(2)または前記第1のハブ要素(3)は、前記回動軸(P)の周りに設けられた少なくとも2つの開口(13)を含み、かつ、各開口(13)は、前記プロペラブレード(2)および前記第1のハブ要素(3)の他方の一つに固定的に設けられた隆起部分(12)とインターロックするように構成され、
少なくとも2つの前記開口(13)は、開口(13)が前記隆起部分(12)とインターロックしているときに前記プロペラブレード(2)が回動軸(P)周りの制限された遊びを有するように、前記隆起部分(12)よりも回動軸(P)の周りにさらに延在しており、
前記回動軸(P)の周りに配置され、前記プロペラブレード(2)および前記第1のハブ要素(3)を前記回動軸(P)に沿って軸方向に互いに向かって付勢するように構成された付勢要素(14)を備えている、
ことを特徴とする折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。 - 前記プロペラブレード(2)はブッシング要素(8)を有し、少なくとも2つの前記開口(13)または前記隆起部分(12)が該ブッシング要素(8)上に固定的に配置されている、請求項1に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記ブッシング要素(8)は、前記プロペラブレード(2)上の対応する非円形プロペラ開口部(9)と嵌合するように構成された非円形部分(10)を備える,請求項1または2に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記隆起部分(12)は、前記プロペラブレード(2)上または前記第1のハブ要素(3)上の固定要素である、請求項1から3のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 複数の開口(13)および複数の隆起部分(12)が、前記回動軸(P)の周りに対で設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記回動軸(P)に対して静止して配置された第2のハブ要素(4)をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記プロペラブレード(2)および前記付勢要素(14)は、前記第1のハブ要素(4)と前記第2のハブ要素(3)との間に軸方向に配置される、請求項6に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記付勢要素(14)は前記プロペラブレード(2)の下方に配置され、前記プロペラブレード(2)は前記第1のハブ要素(3)の下方に配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 前記付勢要素(14)はばね座金である、請求項1から8のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
- 3つのプロペラブレード(2)を備え、これらプロペラブレード(2)のそれぞれが各回動軸(P)を中心に回動可能に配置されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の折り畳み式プロペラアセンブリ(1)。
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