JP2023505821A - デューティサイクル補正回路とその応用 - Google Patents

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Abstract

デューティサイクル補正回路は、デューティサイクルを有するデジタル出力信号(VOUT_RX)を出力するバッファステージ(120)を備える。バッファステージ(120)の少なくとも1つのバッファ(125)は、制御可能なトリップ閾値を示すように構成される。制御ループ回路(130)は、基準電位にリセットされ、デジタル出力信号(VOUT_RX)を時間積分するスイッチトキャパシタ(410)を含む検知回路(133)を備える。コンパレータ(134)は、コンデンサの端子の電位を基準電位と比較するように構成される。レジスタは、少なくとも1つのバッファ(125)のトリップ閾値を調整するために、コンパレータ(134)によって決定された補正値を格納する。【選択図】図1

Description

本開示は、デューティサイクル補正回路に関する。具体的には、本開示は、バッファステージと、調整されたデューティサイクルを有するデジタル出力信号を生成する制御ループとを含むデューティサイクル補正回路に関する。本開示は、デューティサイクル補正回路を含む低電圧差動信号レシーバ、低電圧差動信号レシーバを含む医療画像装置、及び低電圧デジタル信号レシーバを含むデータ処理装置にも関する。
デジタル信号のデューティサイクルは、デジタル信号の周期のハイ部分とロー部分の比率で示される。実質的にバランスのとれたデューティサイクルは、デジタル信号の処理中に、信号のハイ部分とロー部分を処理するためのバランスのとれた決定ウィンドウを実現するのに有効である。伝送路を介したデジタル信号の伝送中に、伝送路のミスマッチ、非コモンモード電磁干渉、その他の影響により、デューティサイクルが逸脱する場合がある。さらに、デジタル信号レシーバは、製造プロセス、電源電圧の変動、動作温度の変動、及び回路レイアウト内の差動相互接続の非理想的なマッチングによって引き起こされる可能性のあるp側及びn側の回路部分の変動、差動信号経路の上昇時間及び下降時間の対応の違いによるデューティサイクルの偏差を引き起こす可能性がある。デジタル信号のデューティサイクルをバランスさせることで、回路の動作を改善することができる。動作周波数が高くなると、デジタル信号の決定ウィンドウとインパルスの持続時間が短くなるため、バランスの取れたデューティサイクルがさらに必要になる。
デジタル信号は、デジタル信号のハイフェーズとローフェーズの規則的なパターンを有するクロック信号であり得る。デジタル信号は、送信された情報に依存して信号のハイとローのフェーズが不規則になるようにも、データを含み得る。クロック信号とデータ信号は、デューティサイクル補正されたクロック信号が送信データ信号の処理を向上させるように、同じ伝送路を次々に伝送される場合がある。
受信したデジタル信号のデューティサイクルをバランスさせるデューティサイクル補正回路が必要とされている。デューティサイクル補正回路は、プロセス、電圧、及び温度の影響から実質的に独立し、回路に固有の任意のオフセットから実質的に独立して、デューティサイクル補正をできるだけ正確に実行する必要がある。
本開示の目的は、正確に動作するデューティサイクル補正回路を提供することである。
プロセス、電源電圧、及び動作温度の変動から独立して動作するデューティサイクル補正回路を提供することが、本開示の他の目的である。
本開示のさらに別の目的は、高い補正分解能でバランスの取れたデューティサイクルを提供し、バランスの取れたデューティサイクルを迅速に達成するデューティサイクル補正回路を提供することである。
本開示のさらに別の目的は、強化されたデューティサイクル補正を提供する低電圧差動信号レシーバを提供することである。
本開示のさらに別の目的は、動作速度を高めても確実に動作する医療画像装置及びデータ処理装置を提供することである。
上記の目的の1つ以上は、本請求項1に記載の特徴を備えるデューティサイクル補正回路によって達成される。
一実施形態によれば、デューティサイクル補正回路は、入力端子でデジタル入力信号を受信するバッファステージを備える。デジタル入力信号は、デューティサイクルを示す。デューティサイクルは、信号周期などの決められた持続時間内の高フェーズと低フェーズとの間の比率など、デジタル信号の2値部分間の比率によって示される。デジタル信号は、クロック信号であってもよい。デジタル信号は、処理すべき情報を含むデータ信号でもあってもよい。バッファステージは、制御、調整されたデューティサイクルを有するデジタル出力信号が提供される出力端子をさらに備える。デューティサイクル制御は、制御可能なバッファのトリップ閾値を示すバッファステージ内の少なくとも1つのバッファによって実行される。
入力信号から元のデューティサイクルを決定し、デューティサイクルがよりバランスのとれたデューティサイクルに向かって補正されるように少なくとも1つのバッファのトリップ閾値が制御されるように補正値を決定する制御ループ回路が提供される。制御ループ回路で補正動作を複数回行うことで、50%又はそれに近いほぼバランスのとれた均等なデューティサイクルを生成することができる。他の目標デューティ比も可能である。
制御ループ回路は、バッファステージの出力端子に連結され、修正されたデューティサイクルを有する出力信号を受信する検知回路を備える。検知回路は、検知回路によって検知された信号内のデューティサイクルを代表する検知サイクルの終了時に電荷又は電位を運ぶスイッチトキャパシタを含む。検知回路は、キャパシタを基準電位にリセットし、その後、デジタル信号をキャパシタに時間積分するように構成される。時間積分は、キャパシタがリセットされた基準電位とデューティサイクル偏差の量との差を増幅する。検知サイクルが長いほど、増幅される差は大きくなる。
制御ループ回路は、検知回路のキャパシタに連結される入力を有するコンパレータをさらに備える。コンパレータは、キャパシタ内の電荷又はキャパシタノードの電位を、キャパシタが最初にリセットされた基準電位と比較する。比較の符号は、基準電位によって定義された目標値と比較して、デューティサイクルが大きすぎるか、小さすぎるかを示す。
検出回路は、コンパレータによって決定された補正値を格納する少なくとも1つのレジスタをさらに備える。格納された補正値は、バッファステージにおける少なくとも1つのバッファのトリップ閾値を制御するために使用される。バッファのトリップ閾値の補正により、デジタル出力信号のデューティサイクルは、目標値に向かって移動するように、例えば、50%又は50%に近い値でバランス又は均等化するように修正及び調整される。
制御ループ回路のスイッチトキャパシタは、クロック信号であってもよいバッファリングされたデジタル入力信号を直接受け取る。プロセス、電圧、温度(PVT)、オフセット誤差による歪みを避けるため、検知キャパシタと補正されるクロック信号の間に他の能動素子はない。検知回路は、時間積分のために1つの容量を使用し、検知と補正のサイクルごとに基準電圧にリセットされる。これにより、検知キャパシタが飽和するのを防ぐ。検知回路は、電源電位用端子と接地電位用端子にそれぞれ接続されたハイサイドとローサイドの電流源からなり、制御ループへの入力信号であるバッファステージのデジタル出力信号と検知回路への入力信号に応答して電流源が選択的に検知キャパシタに接続される。
キャパシタは、デジタル入力信号の高フェーズと低フェーズに依存して、対応する電流源を介して充電又は放電され、時間積分処理が実行される。複数の充放電イベントにより、基準電位で設定された目標デューティサイクルからの偏差が増幅される。多数の充放電イベントを含む大きな時間積分期間は、処理時間が長くなる代償として、高い増幅率と高い精度につながる。
基準電位は、電源電圧のほぼ中間の電位、又は接地電位と電源電位の両者の中間の電位である電源電圧の約半分の電位で示されるコモンモード電位であってもよい。
キャパシタは、新しい検出サイクルを開始し、以前の検出サイクルからの出力信号の前の期間の数が経過した後、コモンモード電位にリセットされる。検出サイクルごとにキャパシタをコモンモード電圧にリセットし、時間積分したキャパシタ電位をコンパレータでコモンモード電圧と比較することにより、精度は基準電圧の変動にほとんど依存しなくなる。電源電圧からコモンモード電圧を生成するには、抵抗分圧器などの簡単な回路を使用することができる。検出がコモンモードのコンデンサ電位で開始するという事実は、供給電圧範囲の中央でVDD/2である可能性があり、コンパレータがより少ないオフセットで動作することを可能にする。コンパレータのオフセットは、主にPVTやミスマッチの変動により、どの回路でも実質的に避けられないものであるが、接地やVDD電位に近づくとより重要になり、コモンモード又はその近傍で減少する。シングルエンドのデジタル出力信号を直接検知キャパシタに与え、キャパシタをコモンモード電位にリセットすることで、検知サイクル終了時のキャパシタの電位はコモンモード電位にデューティサイクル偏差による電位寄与を加えたものとなる。これにより、検知動作は非常に堅牢になる。補正サイクルの前に多数の時間積分検知サイクルを開始し、デューティサイクル誤差を十分に増幅することによって、より高い補正分解能を達成することができる。増幅されたデューティサイクル誤差が高い場合、コンパレータオフセットは重要でなくなる。
実施形態によれば、検知回路は、検知キャパシタを充電及び放電するための電流源を含んでもよい。第1の電流源は、第1のスイッチと直列に接続され、供給電位用端子に接続されてもよく、第2の電流源は、第2のスイッチと直列に接続され、接地電位用端子に接続されてもよい。
キャパシタは、第1と第2の電流源の間、及び第1と第2のスイッチの間に配置されたノードに接続される。検出用キャパシタの別の端子は、接地電位用端子に接続される。
分圧器は、電圧供給源からコモンモード電圧などの基準電位を生成し、検知キャパシタを基準/コモンモード電位にリセットするときに動作する第3のスイッチを介してキャパシタに接続される。電流源と直列に接続された第1及び第2のスイッチは、バッファステージの出力端子に連結され、デジタル出力信号を受信する。第1及び第2のスイッチは、バッファを介してバッファステージの出力端子に連結され、バッファリングされたデジタル出力信号を受信することができる。第1及び第2の電流源は、出力信号のデューティサイクルに応答して、検知キャパシタを充電及び放電するための定義されたハイサイド及びローサイド電流を生成する対応するカレントミラー回路の一部である。
コンパレータは、チョップドクロック駆動のコンパレータであってもよい。コンパレータは、第1及び第2の差動ブランチを含んでもよく、コンパレータの入力端子は、チョッピング信号に応答して、第1と第2の差動ブランチのいずれか一方に交互に連結される。チョッピングは、比較動作毎に行われてもよい。出力信号は、第1と第2のブランチのいずれか一方から取り出される。チョップされたコンパレータは、コンパレータの入力オフセットの場合、最大1つの連続した誤った決定を行う。したがって、最大デューティサイクル誤差は、等化プロセスの1つのステップであってもよく、コンパレータの入力オフセットによって左右されることはない。最大誤差は、バッファステージのトリップ閾値制御のトランジスタの幅対長さ(W/L)比を低減することによってさらに最小化することができ、インバータトランジスタのW/L比は、デューティサイクル制御の分解能の指標である。
バッファステージは、電源電位端子と接地電位端子との間に接続された切替可能な経路である少なくとも1つのバッファを含む。さらに、供給電位端子及び接地電位端子と、少なくとも1つのバッファの切替経路の入力端子及び出力端子との間に接続される他の切替経路が設けられる。他の切替経路は、記憶された補正値によって制御される第1スイッチ及び第2スイッチを含む。したがって、対応するスイッチを閉じることによる、入力端子及び出力端子と電源電位端子及び接地電位端子のうちの1つとの間の他の切替経路の活性化は、バッファの切替経路と他の切替経路の組み合わせのトリップ閾値が補正値に依存して変更されるように、バッファに非対称性を挿入する。切替可能な経路の非対称なトリップ閾値は、そこを伝搬するデジタル信号のデューティサイクルを変化させる。バッファステージは、バッファチェーンに直列に接続された複数のバッファで構成することができる。入力信号はバッファチェーンの一端部に供給され、デジタル出力信号はバッファチェーンの別の端部に供給される。バッファチェーン内のバッファは、制御可能なトリップ閾値を有し、トリップ閾値は、検知回路及びコンパレータによって決定される補正値に応答して制御され、これにより、出力信号のデューティサイクルが目標デューティサイクルに向けて補正される。目標デューティサイクルは、50%又はそれに近いバランスの取れたデューティサイクルである。
バッファチェーンのバッファの駆動強度を制御する補正値は、シフトレジスタに格納されてもよく、シフトレジスタの各出力は、バッファの少なくともサブセットに関連付けられ接続された他の切替可能な経路を制御する。シフトレジスタの1つに格納された値は、ハイサイド又はローサイドに向かう駆動強度を増加させることができるように、他の切替経路の対応するスイッチを介してバッファの入力及び出力を電源電圧レールの1つに接続又は切断し、対応するトリップ閾値の非対称性を生じさせる。
実施形態によれば、バッファステージは、互いに直列に接続された複数のインバータから構成することができる。複数の他のインバータは、電源電位及び接地電位のための端子にスイッチを介して接続され、バッファステージのインバータの少なくともサブセットの入力端子及び出力端子に接続される入力端子及び出力端子を有する。シフトレジスタのような複数のレジスタが設けられ、そのレジスタの各1つが他のインバータの1つに関連付けられ、その中のスイッチを制御する。
インバータのトリップ閾値の調整は、検知と比較の繰り返し動作によってコンパレータによって決定されるシフトレジスタに格納された補正値に依存して達成される。他のインバータとバッファインバータの関連付けについては、いくつかの可能性が考えられる。バッファインバータの各1つに別のインバータを関連付けることができる。代替的には、バッファインバータの2つ目ごとに別のインバータを関連付けることもできる。この場合、バッファチェーン内の奇数番目のバッファインバータごとに別のインバータを関連付けることもでき、偶数番目のバッファインバータごとに別のインバータを関連付けることもできる。この場合、シフトレジスタに格納された補正値は、バッファインバータのフェーズ符号と一致させる必要がある。互いに組み合わせることが可能であり得る。
例示的な実施形態では、検知機構の結果に基づくコンパレータによって行われる決定に従って、バッファインバータのp-MOS側及びn-MOS側の駆動強度を変更し調整することによって、バッファの各1つのトリップ閾値を修正する。駆動強度の変更は、バッファチェーンを介した信号の伝搬遅延にほとんど影響を与えない程度である。分解能は、他のインバータのトランジスタのサイズが、ゲート領域の幅と長さの比となり得るトランジスタのW/L(幅/長さ)比を設定することによって適応されるという点で調整することができる。W/L比を小さくすることで、デューティサイクル補正ステップの分解能を細かくすることができる。
デューティサイクル補正回路の消費電力に関しては、制御ループが数マイクロ秒だけ、例えば0.5GHzのクロック信号の補正の場合は約1~3μsだけ動作することに留意されたい。動作時間は、実際に要求される分解能に依存する。分解能が±2%の場合、必要な時間は約1μsとなる場合がある。レギュレーションループは、定常状態が満たされたときにデューティサイクルの補正を確定した後、スリープ状態になり、将来起こりうるイネーブル信号を待つ。スリープモード中、補正回路からアクティブになるのは、シフトレジスタなどのレジスタと、トリップ閾値制御のための他の切り替え可能な経路/インバータを含むバッファチェーンだけである。検知回路及びコンパレータは、周波数分割と同期化回路とタイミングとシーケンス回路と同様に、定常状態中にスイッチオフされる可能性がある。そのため、全体の電力消費は実質的に軽微である。制御ループ内の対応する回路ブロックのスイッチオフは、デューティサイクルが十分に均衡するように、シミュレーションによって決定される特定の時間の経過後に実行されてもよい。制御ループ回路は、デューティサイクルを再補正するために、別の所定時間の経過後にスイッチオンしてもよい。代替的には、定常状態を決定するために、デューティサイクルの偏差が特定のレベル以下であることを含む他の戦略を用いてもよい。回路は、電圧や温度などの環境条件が変化したときにオンにすることができる。周囲温度やチップ温度を代表する信号は、他の理由によりシステムレベルで既に利用可能である場合がある。
この制御ループ回路は、ダブルデータレート(DDR)伝送にも適用可能であり、起動時に例えば1~3μsだけクロック信号を送信してバランシングコードをレジスタに保存し、その後データ伝送を継続させることができる。
デューティサイクル補正回路は、低電圧差動信号レシーバ(LVDS-RX)などの受信回路に用いてもよい。LVDS-RXは、クロック信号もしくはデータ信号、又はクロック信号とデータ信号のインターリーブ伝送などの差動入力信号の入力端子を備える。増幅ステージは、差動入力信号を受けて増幅されたシングルエンド出力信号を生成し、デューティサイクル補正回路に転送して、バランスされた等しいデューティサイクルを有するシングルエンドデューティサイクル補正出力信号を生成する。LVDS-RXは、集積回路上の入力部に配置されて、プリント回路基板から伝送路を介して低振幅の信号を受信することができる。デューティサイクル補正回路は、均等化されたデューティサイクル及びレールツーレールの振幅を有する信号を回復し、本開示の原理によるデューティサイクル補正回路は、PVT変動から実質的に独立である。
LVDS-RXの例示的な応用分野は、例えばコンピュータ断層撮影装置においてX線などの放射線を使用する医療画像である。CT装置などの医療画像装置における放射線は、人間や動物などの生体を治療するためにX線放射線を発生させ、生体の一部分の画像を生成する。医療画像型装置では、動作速度を上げることで、より高解像度で大きな画像をリアルタイムに処理することができるため、常に動作速度を上げることが求められる。本開示の原理に係るLVDSーRXは、デューティサイクルを平衡レベルに補正することができるので、補正された信号の精度を向上させることにより、動作速度を向上させることが可能である。放射線事象は、例えば、イメージセンサから後処理回路に伝送されるときに、伝送信号のデューティサイクルを乱す場合があるが、本開示の原理に係るデューティサイクル補正回路は、放射線事象によって歪められたときに、バランスのとれたデューティサイクルを再確立する。この回路は、放射線に汚染された環境において高速かつ堅牢に動作する。
本開示の原理に係るデューティサイクル補正回路を含むLVDS-RXは、プロセッサが、プロセッサによって処理され生成された情報を表示するために表示デバイスに接続されるデータ処理の分野でも使用され得る。そのような表示デバイスは、ディスプレイを動作させるために必要な全ての情報を送信するために、高い動作速度を有するシリアルインターフェースを有してもよい。このインターフェースは、ディスプレイシリアルインターフェース(DSI)のMIPI(Mobile Industry Processor Interface)アライアンスの仕様に準拠し得る。デューティサイクル補正回路とそれに対応するLVDS-RXは、堅牢でPVTに強い高速差動信号のポイントツーポイントシリアルバスを提供する。MIPI DSI伝送は、プロセッサから表示画面などの表示デバイスのシリアルインターフェースに表示する情報を伝送するための速度クロックレーン及び1つ以上のデータレーンを備える。
前述の一般的な説明と以下の詳細な説明の両方は、単なる例示であり、特許請求の範囲の性質と特徴を理解するための概要又は枠組みを提供することを意図していることを理解されたい。添付の図面は、さらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は、1つ以上の実施形態を示し、明細書とともに、様々な実施形態の原理及び動作を説明するのに役立つ。図面の異なる図における同じ要素は、同じ参照符号で示される。
本開示の原理に係るデューティサイクル補正回路を含むLVDSレシーバの原理ブロック図を示す。 図1の回路の周波数分割及び同期化ブロックの詳細な回路図を示す。 図1のタイミング及びシーケンスブロックの詳細な回路図を示す。 図1の検知回路の詳細な回路図を示す。 図4の検知回路で使用するコモンモード電圧発生器を示す。 図1のチョップドコンパレータの詳細な回路図を示す。 図1のバッファチェーンの記憶回路とトリップ閾値制御の詳細な回路図を示す。 図1~図7の回路で使用される信号の波形図を示す。 図1~図7の回路で使用される信号のシミュレーションを示す。 デューティサイクル補正動作の開始時のデジタル出力信号の例を示す デューティサイクル補正後のデジタル出力信号の例を示す図を示す。 LVDSレシーバを含むCT装置を示す。 LVDSレシーバを含むデータ処理装置を示す。
ここで、以下、本開示の実施形態を示す添付図面を参照して、本開示をより完全に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、当業者に本開示の範囲を完全に伝えるように提供される。図面は、必ずしも縮尺通りに描かれていないが、本開示を明確に説明するように構成されている。
図1は、本開示の原理に係るデューティサイクル補正回路を含むLVDSレシーバのブロック図である。デューティサイクル補正回路は、デューティサイクル補正が必要とされる他の回路においても使用することができる。LVDSレシーバ100は、プリント回路基板上に配置された伝送線路から差動信号を受信する集積回路チップの入力ポートとしてすることができる。レシーバ100の入力端子は、信号源TX_p及びTX_nからクロック及びデータを伝送するために差動信号の正負部分を伝送する対応するワイヤ151、152に接続される。信号は、電流信号I_IN+、I_IN-として伝送ワイヤライン上を伝送される。伝送線路は、受信機が差動入力信号V_IN+、V_IN-を得るように、100Ωの抵抗によって終端される。レシーバ100は、低電圧差動入力信号をシングルエンドフルスイング信号VINに増幅するために、レシーバ入力に接続されたレシーバコア110を含む。バッファ125、126、127、128の直列接続又はチェーンを含むバッファステージ120は、レシーバコア110の下流に接続され、LVDSレシーバ100の出力端子122に出力信号VOUT_RXを生成する。レシーバコア110は、複数の増幅ステージでの差動信号の増幅、差動信号のシングルエンド信号への変換、静電気放電保護、レシーバ入力がフローティングの場合に規定信号を生成するフェイルセーフ機能などを実行する。バッファステージ120は、電源電位VDDと接地電位VSSの端子間に接続されたp-及びn-MOSトランジスタ1251、1252を備えるバッファ125などのCMOSインバータバッファを含み、125などの1つのインバータバッファの出力はチェーン内の126などの下流に接続された次のバッファの入力に接続される。図1には、例示的な理由からバッファのサブセットのみが示されているが、バッファステージは、30又は40などの数十のバッファを含むことができる。原理的には、消費電力の制約を考慮し、アプリケーションの要求に応じて、さらに多くのバッファをチェーン内で使用することができる。
受信した入力信号VINのデューティサイクルは、複数の理由により、デューティサイクルの偏差の影響を受ける。例えば、伝送線路151、152がミスマッチを有するか、電磁干渉を受けるか、又は送信機TX_P、TX_Nがすでに非バランスのデューティサイクルの信号を生成している可能性がある。さらに、LVDSレシーバは、例えば、プロセス、電圧、温度(PVT)の影響、レイアウト内の差動相互接続の非理想的マッチングなどに起因し得るそのp-及びn-MOS回路の異なる立ち上がり及び立ち下がり時間によって、デューティサイクル偏差をもたらす可能性がある。
デューティサイクル補正回路は、入力信号VINから補正されたデューティサイクルを有する出力信号VOUT_RXを生成するために提供される。デューティサイクル補正回路は、出力信号VOUT_RXのデューティサイクル偏差を反復的に検知し、多数の反復補正サイクルの後に50%又は50%に近いバランスのとれた均等なデューティサイクルを達成するように偏差を補正する制御ループを含む。制御ループ回路130は、出力端子122からの出力信号VOUT_RXを受ける検知回路133を備える。比較回路134は、検知されたデューティサイクルレベルを、所望の目標デューティサイクルレベルを示す基準レベルと比較する。格納回路135は、比較ステージ134から得られる補正値を提供する。格納された補正値は、出力信号VOUT_RXのデューティサイクルが調整されるようにバッファステージ120を制御し、検知、比較及び格納を含む制御ループ動作が再開し、ループ動作は定常状態が達成されるまで繰り返される。
格納ブロック135からの補正値は、立ち上がり及び立ち下がりエッジを選択的に加速又は減速できるように、バッファチェーン120内の個々のバッファ125、...、128のトリップ閾値を制御し、信号期間の低部及び高部の比率としてのデューティサイクルが修正され調整される。LVDSレシーバV_IN+、V_IN-への差動入力信号、及びバッファチェーンVINへの入力信号は、動作周波数においてハイからロー及びローからハイの遷移を有するクロック信号とすることができる。入力信号は、送信情報によって遷移が支配されるデータ信号でもあってもよい。クロック信号に対してデューティサイクル補正を行い、補正値をストレージ135に格納しておくことで、予め決定したバッファステージのトリップ閾値設定を用いて、以後データ信号を受信できるようにすることが可能である。バッファチェーンにおける制御機構は、p側とn側の部品やトランジスタの非対称性によって生じるデューティサイクルの偏差の根本原因の1つを修正するトリップ閾値の調整を採用している。本開示の制御概念は、可能な最小遅延を規定する特定の設計限界があるため、分解能を低下させる可能性のある遅延の追加を回避することができる。
バッファ125、...、128のトリップ閾値の調整は、端子z1、z2、z3、z4、z5、...zx、zx+1などのバッファステージ120のバッファ125、...、128の入力端子及び出力端子に接続された切替可能経路720、730、740によって達成される。切替経路720、730、740の切替状態は、格納回路135によって制御される。切替経路720、730、740の詳細については、以下に説明する。切替可能経路は、図1に描かれているように、バッファチェーンにおける第1、第3、第5などのバッファなどのすべての第2バッファの入力端子及び出力端子に並列に接続され得る。代替的には、切替可能な経路は、バッファチェーン内の2番目、4番目、6番目などのバッファの入力及び出力に並列に接続することができる。バッファチェーンのすべてのバッファの入力と出力に並列に切替可能な経路を接続することも可能である。
定常状態が達成されたとき、例えば、いくつかの補正サイクルの実行後、又はデューティサイクル偏差が分解能基準以下であると判断されたとき、制御ループ回路130のほとんどの部分は、電力を節約するためにスイッチオフすることが可能である。例えば、検知比較回路133、134、ならびに周波数分割同期化回路131及びタイミングシーケンス回路132をスイッチオフすることができる。これにより、消費電力が有意に削減される。格納レジスタを含む格納回路135は、アクティブのままの唯一の回路であり、バッファステージ120のバッファのトリップ閾値を制御するための補正値を格納する。これらのレジスタの消費電力は、それらが定常状態中に切り替わらないため、無視できる程度である。制御ループ回路は、タイマーで決定された所定時間経過後、又は電源電圧の変動やシステムレベルにある温度センサーによる温度変化などの外部事象に応答して起動することができる。このような事象が発生すると、信号Bal_duty_enが起動し、制御ループの回路ブロックが再活性化される。
以下では、図1に示した高レベルの表現からいくつかのブロックを、詳細な回路表現に基づいて図2~図7で説明する。
図2は、周波数分割及び同期化ブロック131の詳細な回路図を示す。この回路は、レギュレーションループへの入力信号であるバッファステージ120の出力信号VOUT_RXを端子122で受け取る。この信号のバッファリングバージョンVOUT_bufは4つのフリップフロップ211、212、213、214で周波数分割されて、2分割したクロック周波数、4分割したクロック周波数、8分割したクロック周波数、16分割したクロック周波数を生成する。他のクロック分割回路も可能であり、例えば、非オーバーラップ型クロックジェネレータなどが考えられる。いくつかのフリップフロップ215は、分割されたクロック信号を出力クロック信号に同期させ、分割クロック信号f_div2_phi1、...、f_div16_phi1の同期を生成するために使用される。相補的な分割同期クロック信号f_div2_phi2、...、f_div16_phi2もフリップフロップ215によって提供される。
図3は、タイミング及びシーケンスブロック132の回路図を示す。タイミング及びシーケンスブロック132は、他のブロック133、134、135の動作を制御するために使用される制御信号を生成する。制御信号は、分割されたクロック信号とバッファリングされた出力クロック信号から生成される。イネーブル信号Bal_duty_en_bは、制御ループ回路の全体的な動作を可能にする。このイネーブル信号は、例えば、システムのスイッチオン、環境条件の変化、タイマーの満了などに応答して活性化することができる。
図4は、検知回路133の詳細な回路図である。検知回路133は、キャパシタ410がデューティサイクル偏差を代表する電荷を運ぶように、デジタル出力信号VOUT_RXを時間積分するために使用されるスイッチトキャパシタ410を備える。キャパシタ410は、電源電位VDD用端子と接地電位VSS用端子とにそれぞれ接続されているそれぞれの電流源431、421に接続される。対応するスイッチ423、424は、電流源431、421と、キャパシタ410に接続されるノード425との間に接続される。キャパシタ410は、ノード425と接地電位VSS用端子との間に接続される。スイッチ423、424は、基本的にバッファリングされた出力信号VOUT_RXから得られるタイミング及びシーケンスブロック132からの信号trim_up_b及びtrim_downにより制御される。したがって、スイッチトキャパシタ410は、キャパシタ410における電位Vbalが、バランスのとれた、均等化されたデューティサイクルであってよい基準レベルからのデューティサイクルの偏差を表すように、出力信号に応じてスイッチ423、424を介して電流源431、421に選択的に接続される。
電流源431、421は、第1のカレントミラーの入力ブランチのダイオード接続されたトランジスタ422を介して電流源421にミラーリングされ、第2のカレントミラーの入力ブランチのダイオード接続されたトランジスタ432を介して電流源431を通る電流を制御する対応する電流Idcによって供給されるカレントミラーの一部分である。電流源431、421は常にスイッチオンで導通しており、電流源トランジスタ431、421のドレインの電流経路はスイッチ423、424の操作によりオン/オフされる。この構成では、電流源トランジスタ431、421のゲートで相互作用が起こらず、電流源トランジスタのチャネル反転が維持される。回路の速度が向上するため、制御ループ回路130への入力信号である出力クロック信号VOUT_RXの速度も向上する。
キャパシタ410は、検知サイクルの開始時に、スイッチ440を介して端子441の基準電位VREFにリセットされる。キャパシタ442は、信号VREFを平滑化し、キャパシタ410の電位Vbalを迅速に駆動するのに十分な電荷を供給する。基準電位VREFは、電圧供給レールVDD、VSSの間にある任意の基準電位であってもよい。実施形態では、基準電位VREFは、基本的に電圧供給レールVDD、VSSの間の中間電圧又はほぼ中間であるコモンモード電圧Vcmである。コモンモード電圧は、電圧供給の中央付近のマージン内、例えば、コモンモード電圧は、電圧供給の中央付近のマージン内、たとえば、電圧供給の半分の±30%、VDD/2±30%のマージン内にすることができ、ここで、VSSは接地電位又は0Vである。基準電圧VREFが電源電圧VDD/2の半分に近いほど、デューティサイクル補正がより適切に実行される。
コモンモード電圧Vcmは、図5に示すように、抵抗分圧器511、512によって生成することができる。検知サイクルの開始時にスイッチトキャパシタ410をコモンモード電圧にリセットすることにより、出力信号VOUT_RXに応答してキャパシタ410の特定の数の充放電ステップの後にキャパシタ410及び電位Vbalがデューティサイクル偏差の情報を運ぶように高速動作が可能になる。キャパシタ410の電位Vbalとリセット用コモンモード電圧Vcmの差は、平衡レベルからのデューティサイクル偏差の情報を含む。積分サイクル数が多いほど、デューティサイクルの偏差の増幅率は高くなる。いくつかの時間積分ステップ後に回路410をリセットすることで、検知回路153が飽和状態になるのを防ぐことができる。
図6は、コンパレータ134の詳細な回路図を示す。コンパレータは、本実施例ではコモンモード信号Vcmである基準信号と、デューティサイクルの偏差を表すスイッチトキャパシタ410での電位Vbalを受け取る第1及び第2の差動分岐610、620から構成される。コンパレータは、ローサイド電流源631をスイッチオフできるように、信号clk_compによってクロック制御される。ハイサイドの経路はトランジスタ632、633を介してスイッチオフすることもできる。コンパレータ134は、比較動作が行われるときのみ電力を消費し、アイドル時間帯にはスイッチオフされるので、消費電力が低減される。さらに、コンパレータ134はチョッピングモードで動作するので、入力信号Vbal、Vcmはチョッピング回路641を介して判定ごとにブランチ610、620間で交換され得る。これに対応して、出力端子643における出力信号v_dom_cは、チョッピング回路642を介してブランチ610、620間で交換される。どのコンパレータもブランチ610、620間の不一致に起因し得る固有のオフセットを有するので、最大オフセット誤差は最初の比較で一度だけ生じ、チョッピング動作はブランチの機能が交換されるので、さらなるオフセット誤差を回避することができる。コンパレータは、キャパシタ電位Vbalによって表されるデューティサイクル誤差がコモンモード電位Vcmを超えるかそれ未満かを判断し、バッファチェーン120のバッファのうちの1つ以上のトリップ閾値を修正するために対応する出力信号V_dom_cを生成する。
図7は、バッファチェーン120のトリップ閾値制御のための格納回路135と切替経路720、730、740の詳細図である。格納回路135は、4つのレジスタステージ711、712、713、714が直列に接続されたシフトレジスタ710によって実現される。検知及びコンパレータ回路133、134における積分及び比較動作を確定した後、補正値を表すコンパレータ134からの出力信号V_dom_cは、シフトレジスタ710に供給され、次の供給動作ごとにシフトレジスタを介して転送される。シフトレジスタの1つのレジスタステージは、すべての切替可能なパスの1つのインスタンス<n>と関連付けられる。すべての切替可能な経路は、各々レジスタによって制御される<n>個のインスタンスを含む。例えば、レジスタ711は、信号Equalize_P<n>がp-MOSトランジスタMP1<n>、MP3<n>、・・・、MPx<n>を制御し、信号Equalize_N<n>がn-MOSトランジスタMN1<n>、MN3<n>、・・・、MNx<n>を制御するように切替経路720、730、・・・,740のトランジスタ<n>と関係付けられる。レジスタ712は、切替経路720、730、...、740のトランジスタ<n-1>と、レジスタ713は、切替経路720、730、...、740のトランジスタ<1>などと関連付けられる。
信号Equalize_N<n>がH(High(ハイ))である場合、トランジスタMN1<n>は導通しているので、トランジスタMN1_bal<n>はバッファ125のn-MOSトランジスタ1252にn-MOSトランジスタMN1_bal<n>の追加駆動力を加えてトランジスタ1252のプルダウンの駆動能力を増加させるようにイネーブルされる。この場合、トランジスタ1252とMN1_bal<n>とは互いに並列に接続される。同時に、信号Equalize_P<n>はL(Low(ロー))であるので、トランジスタMP1<n>のゲートはBUFX<n>とINVX<n>によりH駆動され、トランジスタMP1<n>はインバータ125のp-MOS側トランジスタ1251に駆動能力を付加しないように遮断される。信号Equalize_N<n>がLのとき、トランジスタMN1<n>は遮断される。同時に、信号Equalize_P<n>はHであるので、トランジスタMP1<n>のゲートは、BUFX<n>とINVX<n>によってL駆動されてトランジスタMP1<n>をイネーブルにし、バッファ125のp-MOSトランジスタMP1_bal<n>の追加駆動力を、トランジスタ1251のプルアップ駆動能力を増加させて、バッファ125のp-MOSトランジスタ1251に付加することができる。この場合、トランジスタ1251とMP1_bal<n>は互いに並列に接続される。トランジスタMN1_bal<n>とMP1_bal<n>は、バッファステージの一方のバッファの端子z1、z2に接続される入出力端子を有するインバータとして、デューティサイクルを補正すべき信号によって制御されるように接続される。トランジスタMN1<n>及びMP1<n>は、インバータと電源電位及び接地電位用端子との間に接続され、補正信号Equalize_N<n>及びEqualize_P<n>に依存して前記インバータをイネーブルする。同様に、トランジスタMN3_bal<n>及びMP3_bal<n>は、バッファステージのバッファの別の1つの端子z3、z4に接続される入力及び出力端子を有するインバータとして接続される。トランジスタMN3<n>及びMP3<n>は、インバータと電源電位及び接地電位用端子との間に接続され、補正信号Equalize_N<n>及びEqualize_P<n>に依存して前記インバータをイネーブルする。これは、すべてのインスタンス<n>に適用される。
切替経路720のトランジスタMP1<n>がイネーブルされると、同時に切替経路730のトランジスタMP3<n>及び切替経路740のトランジスタMPx<n>がイネーブルされる。同様に、切替可能経路720のトランジスタMN1<n>がイネーブルされると、同時に、切替可能経路730のトランジスタMN3<n>及び切替可能経路740のトランジスタMNx<n>がイネーブルされる。要約すると、格納素子711、712、...、713、714の各々は、すべての切替可能経路720、730、...、740上の1つのインスタンス<n>を制御する。各インスタンス<n>は、p-MOSトランジスタMP1<n>、MP3<n>、・・・、MPx<n>及びn-MOSトランジスタMN1<n>、MN3<n>、・・・、MNx<n>等の切替可能経路720、730、・・・、740ごとに1つのp-MOSトランジスタ及び1つのn-MOSトランジスタを備える。
図7は、図1に示したバージョンで、切替経路が奇数バッファ125、127、128の入力/出力に並列に接続される場合を描いている。代替バージョンでは、切替可能経路が偶数バッファ(図示せず)の入力/出力に並列に接続されるとき、補正信号Equalize_N<n>及びEqualize_P<n>は、切替可能経路730、740での対応信号と同様に切替可能経路720で反転される必要がある。図7に示す指標は、以下の規則に従うことができる:
n=1~N、
xが奇数の場合、x=1~X、又は
xが偶数の場合、x=2~X、ここで、Equilize_PとEqualize Nは反転されることになる。
トランジスタMP1_bal<n:0>及びMN1_bal<n:0>の幅と長さの比(W/L)は、W/L比が制御ループ動作の分解能とステップサイズを決定するようにトランジスタの駆動強度を表し、したがってレギュレーションのダイナミックレンジが決定される。
図8は、図1~図7に示した回路からの信号の波形図である。出力信号VOUT_RXはクロック信号であり、クロック周期ごとに遷移を有する。分割クロック信号f_div2_phi1、...、f_div16_phi1は、分割同期ブロック131から得られ、入力クロック信号の分割を行う。タイミングシーケンスブロック132で信号trim_up_b、trim_downを生成し、スイッチトキャパシタ410を充放電してクロック信号の時間積分を行わせる。充電及び放電は、電流源431、421の動作に応答して上昇及び下降部分を有する信号Vbalで示される。信号Vbalとコモンモード電圧Vcmとの間の結果の偏差810は、コモンモード基準電位Vcmによって表される理想的な等化レベルからのデューティサイクルの偏差を表す。偏差の符号は、信号clk_compに応答して、コンパレータ134によって決定される。信号reset_Vbalに応答して、スイッチトキャパシタ410における電位Vbalは、820で示されるように、コモンモード電圧Vcmに戻される。図8は、例として、8回の充放電動作の数を描いている。一般に、より多くの充放電動作を実行することで、より大きなデューティサイクル偏差の増幅を達成することができるが、処理時間がより長くなる。出力信号VOUT_RXがバランスのとれたデューティサイクルになるまで、波形図の右端のドットで示すように、1つの検知サイクルと1つの比較動作を含む1つの判断サイクルのみを連続して実行することができる。バランスのとれたデューティサイクルは、有限のレギュレーション分解能のため、50%又は50%に近い値であってもよい。
図9は、3つの測定サイクル及び決定サイクルに対するシミュレーションによる波形図を示す。曲線910によって表されるデューティサイクルは、最初は48.6%付近であり、3回目のサイクルの後に49.4%近くまで増加する。
ここで、図10によると、デューティサイクル補正処理の開始時のクロック信号VOUT_RXを示す。クロック信号は、低クロックサイクル周期1010及び高クロックサイクル周期1020が実質的に異なる持続時間を有し、デューティサイクルを表す曲線の領域1030において36.5%のデューティサイクルをもたらすという点で、非常にアンバランスなデューティサイクルを示す。
図11は、デューティサイクル補正処理の終了時の状況を示す低期間1110と高期間1120は、デューティサイクルが49%になるように、実質的に同じ持続時間を有する。理想的な目標デューティサイクルは50%であるが、制御ループの分解能により定常状態がわずかにずれる場合がある。
図12は、コンピュータ断層撮影(CT)装置における図1の本開示の原理に係るLVDSレシーバの適用を示す図である。X線源1210によってX線放射1211を生成して、領域1212に配置される人間又は動物を調査する。X線イメージセンサ1220は、生体によって改変されたX線放射を受信する。画像センサ1220は、X線フォトダイオード、アナログ/デジタル変換器、及びデジタル画像情報を後処理装置1230に送信するためのデジタルシリアルインターフェースを含むことができる。センサ1220は、比較的大きな領域をカバーし、医療分析を改善するために画像センサのサイズ及び解像度を増加させる必要性が常にあるため、生成され送信されるデータ量は比較的高く、利用可能な技術の先端にある。環境はX線によって汚染され、回路はX線から保護されて得るが、保護は完全ではないので、放射線が伝送路や電子デバイスに到達する危険性がある。LVDSレシーバ1231は、イメージセンサ1220からシリアルデータを受信し、ポストプロセッサ1232にデータを転送する。ポストプロセッサ1230で受信したデータの検知ウィンドウが最適に動作するように、デューティサイクル補正を行うことが重要である。さらに、X線環境に起因してデューティサイクル歪みが発生する可能性がある。本開示の原理に係る、前述の図1~図11に関連して説明したデューティサイクル補正制御ループは、X線干渉事象によるデューティサイクル歪み状況を検出し、デューティサイクル補正制御ループを有効にしてデューティを再び均一化させることを可能にする。
図13は、コンピュータ、モバイルコンピューティングデバイス又はスマートフォンなどのデータ処理装置を示す。プロセッサ1310は、表示画面1320に表示される情報を生成する。情報は、本開示の原理に従って、LVDSレシーバ1321でシリアルに受信してもよい。LVDS-RX1321は、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)アライアンスディスプレイシリアルインターフェース(DSI)などのシリアルデータ伝送の業界標準に準拠してもよい。
本開示の原理に係るデューティサイクル制御ループは、PVT偏差に対して非常に堅牢であるプロセッサ1310から表示画面1320への高速シリアル通信を可能にする。
LVDS-RX 1321で受信されたシリアルクロック及びデータストリームは、ディスプレイデバイス1322に転送され、ユーザによる光受信のために送信された情報を視覚化する。
添付の特許請求の範囲に記載された本開示の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変形がなされ得ることは、当業者には明らかであろう。当業者には、本開示の精神及び実質を組み込んだ開示された実施形態の修正、組み合わせ、下位組み合わせ及び変形が生じ得るので、本開示は、添付の請求項の範囲内の全てを含むと解釈されるべきである。

Claims (18)

  1. バッファステージ(120)と制御ループ回路(130)とを備えるデューティサイクル補正回路であって、
    前記バッファステージ(120)は、
    デューティサイクルを有するデジタル入力信号(VIN)の入力端子(121)と、
    修正されたデューティサイクルを有するデジタル出力信号(VOUT_RX)のための出力端子(122)と、
    少なくとも1つのバッファ(125)であって、前記バッファが、制御可能なトリップ閾値を示すように構成されたバッファ(125)と、
    を備え、
    前記制御ループ回路(130)は、
    スイッチトキャパシタ(410)を備える前記バッファステージの出力端子(122)に連結され、前記キャパシタを基準電位(Vref、Vcm)にリセットし、前記キャパシタ(410)内の前記デジタル出力信号(VOUT_RX)を時間積分するように構成された検知回路(133)と、
    前記キャパシタ(410)に連結され、前記キャパシタの端子における電位(Vbal)を基準電位(Vref、Vcm)と比較するように構成されたコンパレータ(134)と、
    前記コンパレータ(134)によって決定された補正値(Equalize_N、Equalize_P)を格納するレジスタ(711、...、714)であって、前記少なくとも1つのバッファ(125)のトリップ閾値が前記補正値に依存して制御される、レジスタ(711、...、714)と、
    を備える、
    デューティサイクル補正回路。
  2. 前記検知回路(133)が、電源電位(VDD)用端子に接続された電流源(431)と接地電位(VSS)用端子に接続された電流源(421)をさらに備え、前記検知回路は、前記バッファステージの前記出力端子(122)のデジタル出力信号(VOUT_RX、trim_up_b、trim_down)に応答して前記電流源(431、421)を選択的に前記キャパシタ(410)へ接続するように構成された、請求項1に記載のデューティサイクル補正回路。
  3. 前記基準電位がコモンモード電位(Vcm)であり、前記検知回路が、前記出力信号の連続する期間の数の後に前記キャパシタ(410)を前記コモンモード電位(Vcm)にリセットするように構成される、請求項1又は2に記載のデューティサイクル補正回路。
  4. 前記コモンモード電位(Vcm)が、電源電位(VDD)と接地電位(VSS)との間の電圧の半分の±30%の範囲、又は電源電位(VDD)と接地電位(VSS)との間の電圧の半分の範囲である、請求項3に記載のデューティサイクル補正回路。
  5. 前記検知回路(133)が、前記電源電位(VDD)用端子に接続された第1の電流源(431)及び第1のスイッチ(423)と、前記接地電位(VSS)用端子に接続された第2の電流源(421)及び第2のスイッチ(424)とをさらに備え、前記キャパシタ(410)が前記第1と前記第2の電流源(431、421)の間に配置されたノード(425)に、及び前記接地電位(VSS)用端子に接続されている、請求項1に記載のデューティサイクル補正回路。
  6. 前記検知回路(133)が、電源電位(VDD)用端子に接続された第1の電流源(431)及び第1のスイッチ(423)と、接地電位(VSS)用端子に接続された第2の電流源(421)及び第2のスイッチ(424)とをさらに備え、前記キャパシタ(410)が、前記第1と前記第2の電流源(431、421)の間に配置されたノード(425)及び前記接地電位(VSS)用の端子に接続され、分圧器(511、512)が、前記供給電位(VDD)用の端子及び前記接地電位(VSS)用の端子に接続され、第3のスイッチ(440)を通じて前記キャパシタ(410)に接続され、前記第1及び第2のスイッチ(424、423)が前記バッファステージの前記出力端子に連結され、前記第3のスイッチ(440)が、前記バッファステージの前記出力端子における前記デジタル出力信号のクロックサイクル数の満了に応答して制御される、請求項1に記載のデューティサイクル補正回路。
  7. 前記第1及び第2の電流源(431、421)が、対応するカレントミラー(431、432;421、422)の出力経路に各々含まれる、請求項5又は6に記載のデューティサイクル補正回路。
  8. 前記検知回路(133)が、前記キャパシタ(410)の基準電位(Vref、Vcm)へのリセット(reset_vbal)後の前記デジタル出力信号(VOUT_RX)の複数のサイクル中に、前記キャパシタ(410)の前記デジタル出力信号を時間積分するよう構成される、請求項1~7のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  9. 前記コンパレータ(134)が、第1の差動ブランチ(610)及び第2の差動ブランチ(620)と、前記キャパシタ(410)に連結された第1の入力端子(611)及び前記基準電位の端子(Vref、Vcm)と、出力端子(643)とを備え、前記コンパレータ(134)が、チョッピングを行うように構成され、前記第1及び前記第2の入力端子(611、612)が、前記第1及び第2の差動ブランチ(610、620)に交互に連結され、前記出力端子(643)が、前記第1及び第2の差動ブランチ(610、620)の1つに交互に連結されている、請求項1~8のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  10. 前記少なくとも1つのバッファ(125)が、電源電位(VDD)用端子と接地電位(VSS)用端子との間に接続された切替経路(1251、1252)をさらに備え、前記電源電位(VDD)用端子には第1のスイッチ(723)を通じて接続し、前記接地電位(VSS)用端子には第2のスイッチ(724)を通じて接続する他の切替経路(720)を備え、前記切替経路(125)と前記他の切替経路(720)の入出力端子(z1、z2)が互いに接続され、前記他の切替経路(720)の前記第1及び第2のスイッチ(723、724)が、前記レジスタ(711)に格納された補正値(Equalize_N、Equalize_P)により制御される、請求項1~9のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  11. 前記バッファステージ(120)が、互いに直列接続されたバッファチェーン(125、126、127、128)を備え、デジタル入力信号(VIN)の前記入力端子(121)が前記バッファチェーン(120)の一端部に接続され、デジタル出力信号(VOUT_RX)の前記出力端子が前記バッファチェーン(120)の他端部に接続される、請求項1~10のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  12. 前記バッファステージ(120)が、互いに直列に接続されたバッファチェーン(125、126、127、128)を備え、デジタル入力信号(VIN)の前記入力端子(121)が前記バッファチェーン(120)の一端部に接続され、デジタル出力信号(VOUT_RX)の前記出力端子が前記バッファチェーン(120)の別の端部に接続され、前記バッファステージが、複数の他の切替経路(720、730、740)をさらに備え、前記複数の他の切替経路の各1つが、前記バッファチェーンの前記バッファのサブセットに関連し、前記他の切替可能な経路と前記バッファの前記関連する1つの入力及び出力端子(z1、z2;z3、z4;z(x)、z(x+1))が互いに接続される、請求項1~11のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  13. シフトレジスタ(710)をさらに備え、前記シフトレジスタの各レジスタ(711、712、713、714)が、前記他の切替経路(720、730、740)の少なくとも1つ以上と接続され、前記他の切替経路の各1つが、前記制御ループ回路(130)の動作に応答して、電源電位(VDD)の端子に接続と切断のいずれかになるように構成され、接地電位の端子(VSS)に接続と切断のいずれかになるよう構成される、請求項12に記載のデューティサイクル補正回路。
  14. 前記バッファステージ(120)が、
    互いに直列に接続された複数のインバータ(125、126、127、128)と、
    スイッチ(723、724)を介して電源及び接地電位(VDD、VSS)用の端子に接続され、少なくともインバータ(125、127、128)のサブセットの入力及び出力端子に接続された入力及び出力端子(z1、z2)を有する複数の他のインバータ(721、722)と、を備え、
    複数のレジスタ(711、712、713、714)であって、前記レジスタの各1つが、前記他のインバータ(721、722)の少なくとも1つ以上と関連付けられ、コンパレータ(134)によって決定された補正値(Equalize_N、Equalize_P)に依存して、前記他のインバータ(721、722)の関連する1つのトリップ閾値を調整するために、前記他のインバータ(721、722)の前記関連する1つに接続された前記スイッチ(723、724)を制御するように構成された、複数のレジスタ(711、712、713、714)、を更に備える、請求項1~9のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  15. 定常状態が達成されると、前記検知回路(133)及び前記コンパレータ(134)を含む前記制御ループ回路の一部分がスイッチオフされる、請求項1~14のいずれか1項に記載のデューティサイクル補正回路。
  16. 差動デジタル入力信号(V_IN+、V_IN-)用の入力端子と、
    -シングルエンドの増幅信号(VIN)用の出力端子を有する増幅ステージ(110)と、
    請求項1~15のいずれかに1項に記載のデューティサイクル補正回路であって、前記デューティサイクル補正回路の前記入力端子(121)が、前記増幅ステージ(110)の前記出力端子に接続されている、ティサイクル補正回路と、
    を備える、低電圧差動信号レシーバ(100)。
  17. 生体の少なくとも一部分の画像を生成するために、生体の治療のための放射線(1211)を発生させる放射線源(1210)を備え、前記画像を運ぶ信号を処理する請求項16に記載の前記低電圧差動信号レシーバ(1231)をさらに備える、医療画像装置。
  18. データを処理するプロセッサ(1310)と、前記プロセッサによって処理されたデータに依存する情報を表示する表示デバイス(1322)とを備え、前記プロセッサ(1310)によって処理されたデータを受信し、前記データを前記表示デバイス(1322)に転送する請求項16に記載の前記データ低電圧差動信号レシーバ(1321)をさらに備える、データ処理装置。
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