JP2023502997A - 前立腺部尿道内のインプラントの正確な展開および撮像のためのシステム、デバイス、および方法 - Google Patents

Abstract

前立腺部尿道の中へのインプラントの送達のためのシステム、デバイス、および方法が、提供される。送達システムの実施形態は、患者の中への挿入のための送達デバイスと、送達デバイスからのインプラントの解放を制御する際の使用のための近位制御デバイスとを含むことができる。いくつかの実施形態では、送達デバイスは、それぞれ、本明細書により詳細に説明される種々の機能を有する、複数の管状構成要素を含むことができる。送達システムの実施形態は、撮像能力を有する。送達システムとの併用のためのインプラントの複数の実施形態もまた、それらのインプラントの種々の埋込設置と同様に説明される。

Description

本明細書に説明される主題は、前立腺部尿道の中へのインプラントの送達または展開、より具体的には、男性の尿道の蛇行性の屈曲部を通した非外傷性かつ低侵襲性様式における送達のためのシステム、デバイス、および方法に関する。

良性前立腺肥大症（ＢＰＨ）、前立腺癌からの閉塞、膀胱癌、尿路傷害、前立腺炎、膀胱括約筋協調障害、良性または悪性尿道狭窄、および治療が所望される他の条件と関連付けられる尿閉の治療のため等の前立腺部尿道の中へのインプラントの設置に関する多数の臨床的理由が、存在する。自然に複雑かつ蛇行性の解剖学的幾何学形状、患者間の幾何学的および組織的変動性、およびそれらの条件と関連付けられる解剖学的制限に起因して、前立腺部尿道管腔の中へのインプラントの正確かつ一貫した設置は、困難であることが証明されている。さらに、複雑な課題が、そのようなインプラントを低侵襲性様式で送達するための十分な可撓性を伴うシステムの設計および／または加工において提示されている。これらおよび他の理由から、前立腺部尿道へのインプラント送達の改良されたシステム、デバイス、および方法の必要性が、存在する。

本明細書に提供されるものは、前立腺部尿道または身体の他の部分の中にインプラントを送達または展開するための送達システム、およびそれに関連する方法のいくつかの例示的実施形態である。送達システムの実施形態は、前立腺部尿道の中に挿入可能な送達デバイスと、送達デバイスと結合され、送達デバイスからの１つまたはそれを上回るインプラントの展開を制御するように構成される、近位制御デバイスとを含むことができる。いくつかの実施形態では、送達デバイスは、それぞれ、本明細書により詳細に説明される種々の機能を有する、複数の管状構成要素を含むことができる。送達システムの実施形態は、撮像能力を有する。送達システムとの併用のためのインプラントの複数の実施形態もまた、それらのインプラントの種々の埋込設置と同様に説明される。

本明細書に説明される主題の他のシステム、デバイス、方法、特徴、および利点が、以下の図および詳細な説明の検討に応じて、当業者に明白であろう、または明白となるであろう。全てのそのような付加的システム、方法、特徴、および利点が、本説明内に含まれ、本明細書に説明される主題の範囲内であり、付随の請求項によって保護されることを意図している。例示的実施形態の特徴は、請求項にそれらの特徴の明確な列挙がない場合に、添付される請求項を限定するものとしていかようにも解釈されるべきではない。

その構造および動作の両方に関して本明細書に記載される主題の詳細は、同様の参照番号が同様の部分を指す、付随の図の検討によって明白であり得る。図の構成要素は、必ずしも縮尺通りではなく、代わりに、本主題の原理を図示することに重点が置かれている。また、全ての図示は、概念を伝えることを意図しており、相対的サイズ、形状、および他の詳細な属性は、文字通りまたは精密にではなく、図式的に図示され得る。

図１Ａは、送達システムの例示的実施形態を描写する、ブロック図である。

図１Ｂ、１Ｃ、および１Ｄは、それぞれ、インプラントの例示的実施形態を描写する、側面図、端面図、および斜視図である。 図１Ｂ、１Ｃ、および１Ｄは、それぞれ、インプラントの例示的実施形態を描写する、側面図、端面図、および斜視図である。 図１Ｂ、１Ｃ、および１Ｄは、それぞれ、インプラントの例示的実施形態を描写する、側面図、端面図、および斜視図である。

図２Ａ－２Ｂは、インプラントの展開の異なる段階における送達システムの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図２Ａ－２Ｂは、インプラントの展開の異なる段階における送達システムの例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図２Ｃ－２Ｇは、解放機構の実施例を描写する、斜視図である。 図２Ｃ－２Ｇは、解放機構の実施例を描写する、斜視図である。 図２Ｃ－２Ｇは、解放機構の実施例を描写する、斜視図である。 図２Ｃ－２Ｇは、解放機構の実施例を描写する、斜視図である。 図２Ｃ－２Ｇは、解放機構の実施例を描写する、斜視図である。

図２Ｈ－２Ｊは、解放機構の代替実施例を描写する、図である。 図２Ｈ－２Ｊは、解放機構の代替実施例を描写する、図である。 図２Ｈ－２Ｊは、解放機構の代替実施例を描写する、図である。

図３Ａ－３Ｃは、送達システム内で使用される把持器構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図３Ａ－３Ｃは、送達システム内で使用される把持器構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図３Ａ－３Ｃは、送達システム内で使用される把持器構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図４Ａ－４Ｃは、内側シャフトの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図４Ａ－４Ｃは、内側シャフトの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図４Ａ－４Ｃは、内側シャフトの例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図４Ｄ－４Ｅは、内側シャフトの例示的実施形態を描写する、断面図である。 図４Ｄ－４Ｅは、内側シャフトの例示的実施形態を描写する、断面図である。

図５Ａ－５Ｂは、インプラントの展開の種々の段階における送達システムの例示的実施形態を描写する、側面図である。 図５Ａ－５Ｂは、インプラントの展開の種々の段階における送達システムの例示的実施形態を描写する、側面図である。

図５Ｃ－５Ｆは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図５Ｃ－５Ｆは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図５Ｃ－５Ｆは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図５Ｃ－５Ｆは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図５Ｇ－５Ｈは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、断面である。 図５Ｇ－５Ｈは、操向ロックデバイスの例示的実施形態を描写する、断面である。

図６Ａは、インプラントを送達するための方法の例示的実施形態を描写する、フローチャートである。

図６Ｂは、インプラントを展開するためのステップのシーケンスの例示的実施形態を描写する、タイミング図である。

図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図７Ａ－８Ｃは、近位制御デバイス内の構成要素の例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図９Ａ－９Ｂは、外側管状部材の遠位端領域の例示的実施形態を描写する、斜視図である。 図９Ａ－９Ｂは、外側管状部材の遠位端領域の例示的実施形態を描写する、斜視図である。

図１０Ａ－１０Ｂは、伸縮撮像モジュールの実施例を描写する、斜視図である。 図１０Ａ－１０Ｂは、伸縮撮像モジュールの実施例を描写する、斜視図である。

図１０Ｃ－１０Ｄは、伸縮撮像モジュールを伴う送達システムの実施例を描写する、斜視図である。 図１０Ｃ－１０Ｄは、伸縮撮像モジュールを伴う送達システムの実施例を描写する、斜視図である。

図１１Ａ－１１Ｃは、回転アダプタの例示的実施形態の斜視図である。 図１１Ａ－１１Ｃは、回転アダプタの例示的実施形態の斜視図である。 図１１Ａ－１１Ｃは、回転アダプタの例示的実施形態の斜視図である。

図１２Ａ－１２Ｂは、検鏡が異なる場所に位置付けられる、送達システムの例示的実施形態の斜視図である。 図１２Ａ－１２Ｂは、検鏡が異なる場所に位置付けられる、送達システムの例示的実施形態の斜視図である。

図１３は、男性の解剖学的構造の例示的断面である。

図１４Ａは、インプラントの例示的実施形態がその中に展開される、男性の解剖学的構造の例示的断面である。

図１４Ｂは、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｃは、図１４Ｂの線１４Ｃ－１４Ｃに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。 図１４Ｂは、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｃは、図１４Ｂの線１４Ｃ－１４Ｃに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。

図１４Ｄは、インプラントの例示的実施形態がその中に展開される、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｅは、図１４Ｄの線１４Ｅ－１４Ｅに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。 図１４Ｄは、インプラントの例示的実施形態がその中に展開される、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｅは、図１４Ｄの線１４Ｅ－１４Ｅに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。

図１４Ｆは、インプラントの例示的実施形態がその中に展開される、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｇは、図１４Ｇの線１４Ｆ－１４Ｆに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。 図１４Ｆは、インプラントの例示的実施形態がその中に展開される、男性の解剖学的構造の例示的断面であり、図１４Ｇは、図１４Ｇの線１４Ｆ－１４Ｆに沿って得られる、男性の解剖学的構造の例示的断面である。

図１５は、回転アダプタの例示的実施形態の側面図である。

図１６Ａ－１６Ｃは、回転防止機構の例示的実施形態の斜視図である。 図１６Ａ－１６Ｃは、回転防止機構の例示的実施形態の斜視図である。 図１６Ａ－１６Ｃは、回転防止機構の例示的実施形態の斜視図である。

図１６Ｄ－１６Ｅは、本発明の取っ手部分の実施形態の断面である。 図１６Ｄ－１６Ｅは、本発明の取っ手部分の実施形態の断面である。

図１６Ｆは、本発明の取っ手部分の実施形態の前頭面である。

図１６Ｇは、本発明の取っ手部分の実施形態の横断面である。

詳細な説明
本主題が詳細に説明される前に、本開示が、説明される特定の実施形態に限定されず、したがって、当然ながら、変動し得ることを理解されたい。また、本明細書に使用される専門用語が、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、本開示の範囲が添付される請求項によってのみ限定されるであろうため、限定であることを意図していないことを理解されたい。

本明細書に提示される主題は、前立腺部尿道内での１つまたはそれを上回るインプラントの送達または展開の文脈において説明される。前立腺部尿道内でのインプラントの展開に関する目的は、変動し得る。本明細書に説明される実施形態は、特に、ＢＰＨの治療に適しているが、それらは、そのようなものに限定されない。これらの実施形態が使用され得る他の条件は、限定ではないが、前立腺癌からの閉塞、膀胱癌、尿路傷害、前立腺炎、膀胱括約筋協調障害、および／または良性または悪性尿道狭窄の治療を含む。さらに、これらの実施形態は、尿路の他の場所または膀胱内、および心臓、胃、腸、肝臓、脾臓、膵臓、および腎臓内の場所を含む、ヒトの脈管、心臓系、肺系、または胃腸管等の他の生物学的管腔、空洞、または空間内の１つまたはそれを上回るインプラントの展開に関する適用可能性を有することができる。

図１Ａは、近位制御デバイス２００と結合される伸長送達デバイス１０３を有する、送達システム１００の例示的実施形態を描写する、ブロック図である。遠位端領域１０４が、尿道口を通して患者の尿道（または患者の他の管腔または体腔）の中に挿入されるように適合される。遠位端領域１０４は、好ましくは、患者への刺激または外傷を最小限にするために、非外傷性構成（例えば、比較的に軟質かつ丸形）を有する。伸長送達デバイス１０３は、前立腺部尿道内に、またはそれに隣接して送達または展開されるべき１つまたはそれを上回るインプラント１０２（図示せず）を担持または格納する。送達デバイス１０３の近位端領域１０５が、近位制御デバイス２００と結合され、これは、患者の身体の外側に留まり、１つまたはそれを上回るインプラント１０２の送達を制御するために、医師または他の保健医療専門家によって使用されるように構成される。
送達デバイスおよび関連する方法の例示的実施形態

図１Ｂ、１Ｃ、および１Ｄは、それぞれ、静止時構成におけるインプラント１０２の例示的実施形態を描写する、側面図、端面図、および斜視図である。埋込可能デバイス１０２は、ここで描写される静止時構成に向かって付勢され、静止時構成と送達デバイス１０３内にインプラント１０２を格納するための比較的により伸長の格納（または送達）構成（例えば、図３Ａ参照）との間で変形可能である。格納構成は、曲率を殆ど伴わない直線状または線状状態であり得る。静止時構成は、格納構成よりも比較的に大きい側方幅と、比較的に短い縦方向長とを有する。送達デバイス１０３の開放端から退出することに応じて、インプラント１０２は、その形状を静止時構成のものに向かって戻るように自由に遷移させるが、患者の尿道壁によって付与される拘束は、インプラント１０２が静止時構成に完全に到達することを防止し得る。インプラント１０２は、静止時構成に向かって付勢されるため、インプラント１０２は、送達デバイス１０３の拘束から解放されたときに自動的に拡張するように構成され、「自己拡張式」と称され得る。例えば、患者の尿道内のその展開状態におけるインプラント１０２の形状は、展開構成と称され得、多くの場合、周辺組織によって静止時構成から変形される形状であろうが、展開構成は、静止時構成と同一であり得る。

インプラント１０２は、米国特許公開第２０１５／０２５７９０８号および／または国際公開第ＷＯ２０１７／１８４８８７号（その両方は、あらゆる目的のために参照することによって本明細書に組み込まれる）に説明される、それらのインプラント構成のあらゆるものを含む、多数の異なる方法で構成されることができる。

インプラント１０２は、様々な幾何学形状の１つまたはそれを上回る離散本体（例えば、ワイヤ、リボン、管状部材）から形成されることができる。図１Ｂ－１Ｄの実施形態を参照すると、インプラント１０２は、所定の形状に設定される唯一の単一のワイヤ部材から形成される主要本体を有する。インプラント１０２は、隣接するリング形構造１１１の各対の間に延在する１つまたはそれを上回る相互接続１１２とともに（本実施形態では、合計３つ、すなわち、１１２ａ、１１２ｂ、および１１２ｃのために、各隣接する対の間に１つの相互接続が、存在する）、２つまたはそれを上回るリング形構造１１１（本実施形態では、４つ、すなわち、１１１ａ、１１１ｂ、１１１ｃ、および１１１ｄが、存在する）を有することができる。各相互接続１１２は、１つのリング形構造１１１から直接隣接するリング形構造１１１まで延在する。各相互接続１１２は、図１Ｂ－１Ｄに示されるように、比較的に直線状形状（図示せず）または曲線状（例えば、半円形または半楕円形）形状を有することができる。

リング形構造１１１は、格納構成から拡張されたとき、完全または部分的開放状態において尿道を維持するように構成される。デバイス１００は、各リング形構造１１１の幅（例えば、直径）が、尿道の幅よりもわずかに大きく、各相互接続１１２の長さが、リング形構造１１１の間の間隔を決定するように、所望に応じて種々のサイズにおいて製造されることができる。リング形構造１１１は、同一または異なる幅を有することができる。例えば、ここで描写される実施形態では、リング形構造１１１ａは、同一の幅を有する構造１１１ｂ－１１１ｄよりも比較的に小さい幅を有する。これは、膀胱頸部の前により小さい幾何学形状に収束する、前立腺部尿道に適応することができる。

各リング形構造１１１は、単一の平面内に位置する、または横たわることができ、いくつかの実施形態では、その単一の平面は、（図１Ｂに描写されるように）インプラント１０２の中心軸１２４に垂直な法線軸を伴って配向されることができる。他の実施形態では、リング形構造１１１は、複数の平面内に位置することができる。リング形構造１１１は、中心軸１２６の周囲に延在し、完全な円（例えば、３６０度回転）を形成することができる、またはここで示されるような完全に満たない円（例えば、３６０度未満）を形成することができる。そのようなものに限定されないが、多くの実施形態では、リング形構造１１１は、２７０～３６０度に延在する。

図１Ｂ－１Ｄから分かり得るように、インプラント１０２の幾何学形状は、円形または楕円形断面を伴う円筒形または略円筒形の輪郭形状を有することができる。他の実施形態では、インプラント１０２は、三角形または略三角形断面を伴う、または別様である、角柱または略角柱形状を有することができる。

インプラント１０２はまた、それぞれ、送達デバイス１０３の要素と係合するように構成される、遠位係合部材１１４と、近位係合部材１１５とを含むことができる。送達デバイス１０３との係合は、インプラント１０２の解放の制御を可能にすること、相互に対するインプラント１０２の端部の移動を可能にすること、および／または、例えば、医師がインプラント１０２を再捕捉し、異なる位置においてインプラント１０２を再展開することを所望する事例において、展開後にインプラント１０２の回収を可能にすること等の１つまたはそれを上回る目的を果たすことができる。本実施形態では、遠位係合部材１１４は、送達デバイス１０３との係合のために好適な場所に非外傷性端部１１６（例えば、丸形、球形、ボール状）を位置付けるための曲線状（例えば、Ｓ字様）形状を有し、それによって、インプラント１０２の遠位端領域の制御を可能にする、リング形構造１１１ａからのワイヤ様延在部である。同様に、近位係合部材１１５は、送達デバイス１０３との係合のために好適な場所に別の非外傷性端部１１７を位置付け、それによって、インプラント１０２の近位端領域の制御を可能にするための曲線状形状を有する。他の実施形態では、遠位係合部材１１４および近位係合部材１１５は、非外傷性端部１１６および１１７が、異なる方向に向くように構成されることができる。例えば、非外傷性端部１１６および１１７は、近位に向く代わりに、遠位に向くことができる。別の実施形態では、非外傷性端部１１６および１１７は、反対方向に向くことができる（例えば、非外傷性端部１１６は、遠位に向くことができ、非外傷性端部１１７は、近位に向くことができ、逆もまた同様である）。他の実施形態では、遠位係合部材１１４および近位係合部材１１５は、省略されることができ、送達デバイス１０３は、リング形構造１１１または相互接続１１２の上等の１つまたはそれを上回る他の遠位および／または近位場所においてインプラント１０２と結合することができる。また、（遠位係合部材１１４および近位係合部材１１５と同様に）非外傷性端部を有する延在部が、インプラントの中間部分の設置を制御するための付加的構造を提供するために、インプラント１０２の中間において取り付けられることができる。

送達デバイス１０３は、それぞれ、１つまたはそれを上回る内側管腔を有する、１つまたはそれを上回る伸長可撓性部材（例えば、下記に説明されるような１２０、１３０、１４０、および１５０）を含むことができる。代替として、送達デバイス１０３の１つまたはそれを上回る伸長可撓性部材は、いかなる内側管腔も伴わない中実または非中空部材であり得る。図２Ａは、送達デバイス１０３の遠位端領域１０４の例示的実施形態を描写する、斜視図である。本実施形態では、送達デバイス１０３は、第１の伸長管状部材１２０と、第２の伸長管状部材１３０と、第３の伸長管状部材１４０と、第４の伸長管状部材１５０とを含む。送達デバイス１０３は、変動し得、他の実施形態では、より多いまたは少ない管状部材を含むことができる。

本実施形態では、第１の伸長管状部材１２０は、最外側管状部材であり、可撓性であるが、その中に含有される部材のための支持を提供する。第１の管状部材１２０は、本明細書では外側シャフト１２０と称され、１つまたはそれを上回る内側管腔を有することができる。本実施形態では、外側シャフト１２０は、本明細書では内側シャフト１３０と称される、第２の伸長管状部材１３０を格納する、第１の内側管腔１２１を含む。外側シャフト１２０および内側シャフト１３０は、それぞれ、他方から独立して制御可能である。内側シャフト１３０は、管腔１２１内で遠位および近位に摺動することができ、ここでは、外側シャフト１２０の開放遠位末端から部分的に延在して示される。

本実施形態では、外側シャフト１２０は、３つの付加的管腔１２２、１２３、および１２４を含む。照明デバイス（図示せず）および撮像デバイス（図示せず）が、管腔１２２－１２４のうちの２つ（例えば、管腔１２２および１２３）の中に格納されることができる。撮像デバイスは、光学または超音波撮像等の任意の所望のタイプの撮像モダリティを利用することができる。一例示的実施形態では、撮像デバイスは、前（遠位）向きのＣＭＯＳ撮像装置を利用する。照明デバイスは、光学撮像のための適正な照明を提供するように構成されることができ、一実施形態では、１つまたはそれを上回る発光ダイオード（ＬＥＤ）を含む。超音波撮像のため等に照明が要求されない実施形態では、照明デバイスおよびその個別の管腔は、省略されることができる、または管腔は、代替目的のために、例えば、潅注または洗除チャネルとして使用され得る。照明デバイスおよび／または撮像デバイスは、それぞれ、管腔１２２および１２３の遠位末端において固定して固着されることができる、またはそれぞれ、外側シャフト１２０から遠位へのさらなる前進および／または外側シャフト１２０の中への後退を可能にするように、管腔１２２および１２３内で摺動可能であり得る。一例示的実施形態では、照明デバイスおよび撮像デバイスは、ともに搭載され、単一の管腔１２２または１２３のみが、その目的のために存在する。残りの管腔（例えば、管腔１２４）は、それから生理食塩水等の流体が尿道に導入され、領域を洗除し、それを通してインプラント１０２および周辺前立腺部尿道壁が撮像され得る、適正な流体を提供し得る、潅注または洗除ポートとして構成されることができる。一実施形態では、外側シャフトは、流体管理のために２つの別個の管腔を含有してもよい。一方の管腔は、潅注のために使用されてもよく、他方の管腔は、洗除のために使用されてもよい。

外側シャフト１２０は、近位制御デバイス２００と結合される、近位端（図示せず）を有する。送達デバイス１０３は、蛇行性の解剖学的構造をナビゲートするように操向可能であるように構成されることができる。操向可能性は、用途の必要性に応じて、一方向（例えば、単一の引動ワイヤを使用する）または多方向（例えば、デバイス１０３を中心として異なる半径方向場所に配列される２つまたはそれを上回る引動ワイヤを使用する）であり得る。いくつかの実施形態では、操向可能性のための構造（例えば、引動ワイヤ）は、送達デバイス１０３の遠位端領域１０４（例えば、引動ワイヤの遠位端が遠位端領域１０４内の板または他の構造に固着される）から、それらが送達デバイス１０３を操向するようにユーザによって操作され得る、近位制御デバイス２００まで延在する。操向構造は、外側シャフト１２０の１つまたはそれを上回る管腔内に位置することができる、または外側シャフト１２０の側壁に結合される、またはその中に埋設されることができる。送達デバイス１０３は、デバイス１０３が、その様式で自動的に偏向し、送達デバイス１０３を操向するように付与される力が、本付勢偏向と反対であるように、特定の側方方向に偏向する（例えば、屈曲する）ように付勢されることができる。送達デバイス１０３を操向するための他の機構もまた、使用されることができる。操向機構はまた、解剖学的構造内のインプラント１０２の位置を制御するために、インプラント１０２の展開の間に係止または調節されてもよい（例えば、展開の間に前方に操向することは、より望ましい前方位置にインプラント１０２を設置することに役立ち得る）。

内側シャフト１３０は、１つまたはそれを上回るインプラント１０２および／または他の構成要素を格納するための１つまたはそれを上回る内側管腔を含むことができる。本実施形態では、内側シャフト１３０は、１つまたはそれを上回るインプラント１０２が格納され得る、第１の管腔１３１と、第３の伸長管状部材１４０が格納され得る、第２の管腔１３２とを含む。本実施形態では、第３の伸長管状部材１４０は、インプラント１０２の遠位端領域と解放可能に結合するように構成され、遠位制御部材またはテザー１４０と称される。遠位制御部材１４０は、内側シャフト１３０に対して摺動可能に前進および／または後退されることができる。遠位制御部材１４０は、ここでは遠位制御部材１４０の開放遠位末端から延在して示される、第４の伸長管状部材１５０を格納する、内側管腔１４１を含むことができる。第４の伸長管状部材１５０は、患者の解剖学的構造に対して送達デバイス１０３を係留し、例えば、インプラント１０２の展開の間に送達デバイス１０３の構成要素を解剖学的構造に対して定常に保つように構成され、アンカ送達部材１５０と称される。

図２Ａに描写される構成では、アンカ送達部材１５０は、遠位制御部材１４０の管腔１４１から延在され、遠位制御部材１４０は、内側シャフト１３０とともに、外側シャフト１２０の管腔１２１から延在されて示される。送達デバイス１３０が、尿道を通して前進されるとき、アンカ送達部材１５０は、好ましくは、完全に遠位制御部材１４０内に格納され、遠位制御部材１４０は、内側シャフト１３０とともに、それらが、外側シャフト１２０の管腔１２１内に存在し、管腔１２０の開放遠位末端から延在しないように、図２Ａに示される位置から後退される。言い換えると、いくつかの実施形態では、外側シャフト１２０の開放遠位末端は、尿道を通した初期前進に応じて、デバイス１０３の最遠位構造を形成する。これは、外側シャフト１２０による送達デバイス１０３の操向を促進する。医師は、所望の埋込部位と近接するように、または完全に患者の膀胱の中に、送達デバイス１０３の遠位端領域１０４を前進させることができる。アンカ送達部材１５０は、アンカ送達部材１５０をさらに膀胱の中に遠位に前進させることによって、またはすでに膀胱内に存在している場合、送達デバイス１０３の他の構成要素を近位に後退させることによってのいずれかで、遠位制御部材１４０の開放遠位末端から暴露されることができる。この時点で、アンカ送達部材１５０からのアンカは、膀胱内で展開されることができる。

図２Ｂは、種々の構成要素が展開される、送達デバイス１０３の遠位端領域１０４を描写する、斜視図である。本実施形態では、アンカ送達部材１５０は、膨張可能部材またはバルーンの形態におけるアンカ１５２を含む。

アンカ１５２の他の実施形態が、２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる）に説明されている。アンカ１５２は、アンカ１５２が、近位後退（例えば、比較的に軽い張力）に抵抗するように、膀胱頸部のものを上回るサイズまで拡張する（または別様に遷移する）。アンカ１５２がバルーンである実施形態では、そのバルーンは、弾性または非弾性であり、１つまたはそれを上回る膨張ポート１５３を通してバルーン１５２の中に導入される膨張媒体（例えば、空気または生理食塩水等の液体）を用いて膨張可能であり得る。ここでは、３つの膨張ポート１５３が、アンカ送達部材１５０のシャフト上に位置し、シリンジを用いた膨張のためのポートを含み得る、近位制御デバイス２００に戻るように近位に延在する膨張管腔と連通する。アンカ１５２の展開に応じて、医師は、アンカ１５２が（まだ接触していない場合）膀胱頸部および／または壁と接触するまで、送達システム１００を近位に後退させることができる。

医師は、外側シャフト１２０の撮像デバイスを使用し、医師がインプラント１０２の展開を開始するために尿道内の所望の位置に来るまで、アンカ１５２から離れるように近位に送達デバイス１０３を移動させることができる。遠位制御部材１４０上の保定器１４２が、インプラント１０２の遠位係合部材１１４と解放可能に結合される。医師は、医師がインプラント１０２の遠位端が展開することを所望する、尿道の長さに沿った場所に保定器１４２を位置付けることができる。これは、アンカ送達部材１５０に対して近位および／または遠位に、遠位制御部材１４０および内側シャフト１３０をともに移動させることを伴うことができる。別の実施形態では、保定器１４２の位置は、解剖学的構造内のインプラント１０２の縦方向位置が、医師によるいずれの操作からも独立して本システムによって設定されるように、アンカ１５２に対して固定される。保定器１４２との遠位係合部材１１４の結合はまた、遠位制御部材１４０および内側シャフト１３０をともに回転させることによって、医師がインプラント１０２の半径方向配向を操作することを可能にする。遠位制御部材１４０の能動または受動成形は、インプラント１０２のより望ましい設置を可能にし得る。例えば、部材１４０は、より前方の解剖学的位置にインプラントを設置する曲率を有してもよい。本曲率は、部材１５０内で本質的に設定される、または制御ワイヤ等の別個の実体を通して医師によって能動的に適用されてもよい。いったん所望の場所および配向に来ると、医師は、遠位制御部材１４０に対して内側シャフト１３０を近位に後退させ、インプラント１０２の展開を開始することができる。

遠位係合部材１１４は、保定器１４２によって遠位制御部材１４０に対して定位置に保持され、遠位制御部材１４０に対する内側シャフト１３０の近位後退は、リング形構造１１１を順に（１１１ａ、次いで、１１１ｂ、次いで、１１１ｃ、次いで、１１１ｄ（図示せず））展開し始めさせる。遠位制御部材１４０は、展開の間に尿道に対して定常のままである、または縦方向に移動されることができる。いくつかの実施形態では、遠位制御部材１４０は、インプラント１０２の角形成を可能にし、比較的に蛇行性の解剖学的構造に適応するように操向可能である。遠位制御部材１４０の操向可能性はまた、膀胱頸部に対するインプラントの比較的に前方の設置を遂行することができ、これは、潜在的に、改良された流動結果に寄与する。例えば、図２Ｃ－２Ｇおよび図１０Ｃおよび１０Ｄに示されるような遠位制御部材１４０を参照されたい。操向可能性を遂行するための機構は、本明細書の別の場所に議論され、同様に遠位制御部材１４０に適用されることができる。これらまたは他の実施形態では、遠位制御部材１４０は、蛇行性解剖学的構造に受動的に適応するように有意に可撓性であり得る。いくつかの実施形態では、遠位制御部材１４０は、所定の曲線を有し、ナビゲーションを支援する。

展開を支援するために、内側シャフト１３０は、遠位制御部材１４０を中心として時計回りおよび反時計回りに（矢印１３４によって描写されるように）回転することができる。再び図１Ｂ－１Ｃを参照すると、インプラント１０２は、遠位係合部材１１４から始まると見なされると、近位係合部材１１５において終了するまで、リング形構造１１１ａに沿って時計回りに進み、次いで、リング形構造１１１ｂに関して相互接続１１２ａに沿って反時計回り方向に逆転し、次いで、リング形構造１１１ｃに関して相互接続１１２ｂに沿って時計回り方向に逆転し、次いで、リング形構造１１１ｄに関して相互接続１１２ｃに沿って反時計回り方向に逆転する、一定ではない巻回の方向を有する。管腔１３１の開放遠位末端から退出しようとしているインプラント１０２の一部の巻回の方向に応じて、静止時構成に向かうインプラント１０２の遷移は、インプラント１０２が展開されるにつれて、シャフト１３０が能動的に回転されない場合、シャフト１３０上にトルクを付与することができる。そのトルクは、それに応じて、シャフト１３０を時計回りまたは反時計回りのいずれかに受動的に（ユーザ介入を伴わずに）回転させることができる。本明細書の別の場所に説明される、ある実施形態では、シャフト１３０は、展開の間に能動的に回転される。遠位制御部材１４０に対する内側シャフト１３０の回転は、したがって、送達デバイス１０３が回転し、インプラント１０２の巻回の方向に従うことを可能にする。いくつかの実施形態では、全てのリング形構造１１１は、（例えば、完全渦巻状または螺旋インプラントの場合におけるように）時計回りまたは反時計回りの同一の方向に巻回される、または設定された巻回の方向を有していない。

本または他の実施形態では、内側シャフト１３０の遠位端領域は、内側シャフト１３０のより近位の部分よりも比較的に可撓性であるように構成され、これは、展開の間に残りのデバイス１０３の過剰な運動の回避を可能にし、より良好な可視化およびデバイス１０３によるより少ない組織接触をもたらすことができる。そのような構成はまた、送達の間にデバイス１０３によってインプラント１０２に対して付与される応力を低減させることができる。例えば、展開の間に外側シャフト１２０から延在する内側シャフト１３０の一部は、外側シャフト１２０内に留まる内側シャフト１３０の一部よりも比較的に可撓性であり、したがって、インプラント１０２が内側管腔１３１から退出するにつれて、内側シャフト１３０がより容易に撓曲することを可能にすることができる。これは、ひいては、送達デバイス１０３を安定させ、医師が定置プロセスの安定した画像を取得することを可能にすることができる。

代替実施形態では、図４Ａ－４Ｅに見られるように、内側シャフト２３０は、外側トルク付与管２３３（図４Ｂ－４Ｅ）と、１つまたはそれを上回るインプラント１０２および／または他の構成要素を格納するための１つまたはそれを上回る管腔と、１つまたはそれを上回るトルク付与支持体２３５とを含むことができる。本実施形態では、内側シャフト２３０は、１つまたはそれを上回るインプラント１０２が格納され得る、第１の管腔２３１を有する、第１の伸長管状部材２３１ａを含む。第１の伸長管状部材２３１ａはまた、膨張管腔として作用し得る、第３の伸長管状部材１４０および第４の伸長管状部材２４０が格納され得る、第２の管腔２３２を有する、第２の伸長管状部材２３２ａ（またはテザー）を有する。代替実施形態では、第２の伸長管状部材２３２ａ（またはテザー）は、解放／作動のために使用されることができ、膨張管腔は、テザーと同心であり得る。図４Ｄおよび４Ｅに見られるように、第１の伸長管状部材２３１ａおよび第２の伸長管状部材２３２ａは、並んで着座し、トルク付与支持体２３５によって定位置に保持されることができる。トルク付与支持体２３５は、外側トルク付与管２３３の近位端から遠位端まで外側トルク付与管２３３内に離間される、小さい板であり得る。例えば、トルク付与支持体２３５は、約３～約６インチ離れて、代替として、約２～約５インチ離れて、代替として、約１～約４インチ離れて設置されてもよい。トルク付与支持体２３５は、外側トルク付与管２３３の軸方向および角度位置が、ユーザによって維持され得ることを確実にするために、外側トルク付与管２３３に対して定位置に接合される、または別様に固定されることができる。第１の伸長管状部材２３１ａは、第１の伸長管状部材２３１ａが、外側トルク付与管２３３に伴って移動することを確実にするために、トルク付与支持体２３５に固定されることができる。第２の伸長管状部材２３２ａは、第２の伸長管状部材２３２ａが、支持板および外側トルク付与管２３３に対して軸方向に回転的に移動し得るように、トルク付与支持体２３５に固定されなくてもよい。

図４Ｂに見られるように、可撓性先端２４３は、その遠位端２３７が、約０ｃｍ～１．５ｃｍ、代替として、約０ｃｍ～１．０ｃｍ、代替として、約０．２～１．０ｃｍだけ外側トルク付与管２３３の遠位先端２３９を越えて延在するように、第１の伸長管状部材またはインプラント送達管２３１ａを固定することによって作成されてもよい。

内側シャフトの構成要素は、適切な材料から作製されてもよい。第１の伸長管状部材またはインプラント送達管２３１ａは、潤滑性ライナを伴う編組管状アセンブリであってもよい。これは、潤滑性ライナを伴うレーザ切断されたハイポチューブ、単一のポリマー押出物、または他の適切な材料から作製されてもよい。外側トルク付与管２３３は、レーザ切断されたハイポチューブ、編組構造体、ポリマー押出物、または他の適切な材料から作製されてもよい。トルク付与支持体２３５は、レーザ切断された金属板、成型されたプラスチック構成要素、押出された材料、または他の適切な材料であってもよい。

図２Ｂは、３つのリング形構造１１１ａ、１１１ｂ、および１１１ｃが展開された後のインプラント１０２を描写する。シャフト１３０の近位後退は、インプラント１０２の全体またはリング形構造１１１の少なくとも全てが管腔１３１から退出するまで継続する。医師が、インプラント１０２の展開された位置およびインプラント１０２の展開された形状に満足している場合、インプラント１０２は、送達デバイス１０３から解放されることができる。制御ワイヤ１４６（図２Ｂに図示せず）が、アンカ送達部材１５０と同一の管腔内で、または異なる管腔内でのいずれかで、制御部材１４０の長さ内に延在し、保定器１４２に結合される。制御ワイヤ１４６は、開口部１４８を通して部材１４０の中に配策されることができる。

インプラント１０２の遠位端の解放は、保定器１４２を解放することによって遂行されることができる。保定器１４２は、インプラント１０２の一部が格納される、空洞または陥凹にわたって線形に、または回転的に作動する、円筒形構造または他のスリーブであり得る。図２Ｂの実施形態では、保定器１４２は、遠位係合部材１１４がそれを通して通過することを可能にする、開口部またはスロットを含む。保定器１４２は、開口部またはスロットが部材１１４にわたって位置付けられ、その時点で部材１１４が自由に遠位制御部材１３０から解放されるまで、遠位係合部材１１４（図示せず）が格納される空洞または陥凹に対して回転することができる。保定器１４２の回転は、保定器１４２と結合される（かつ近位制御デバイス２００においてアクセス可能である）回転可能シャフト、ロッド、または他の部材の回転によって遂行されることができる。保定器の代替実施形態が、２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として前述に組み込まれた）の図２Ｃ－２Ｆに見出されることができる。

図２Ｃ－２Ｇは、テザーロックを用いて定位置に固定され得る代替保定器１４２を伴う、システム１００の別の例示的実施形態を描写する、斜視図である。他の実施形態におけるように、保定器１４２は、遠位制御部材１４０に対して遠位および／または近位に摺動する。インプラント１０２の遠位係合部材１１４は、遠位制御部材１４０の対応する陥凹１４３（図２Ｇ）内に受容されることができる。保定器１４２は、保定器１４２が、その遠位端の近傍に位置する開口部２４１を有する、部材１４０の一部に当接するまで、本陥凹１４３内に受容されながら、遠位係合部材１１４にわたって摺動することができる。制御ワイヤ２４６が、アンカ送達部材１５０と同一の管腔内で、または異なる管腔内でのいずれかで、制御部材１４０の長さ内に延在し、その遠位端２４８において保定器１４２に取り付けられる、または結合する。図２Ｅに見られるように、制御ワイヤ２４６は、制御部材２４６が、開口部から突出し、遠位制御部材の縦方向軸および保定器１４２の縦方向軸に垂直な軸に沿って延在するループ２４７を形成するように、遠位制御部材１４０内の開口部２４１から外に通過し、その中に戻るように通過する。保定器１４２に隣接して、その近位に位置するループ２４７は、保定器１４２が遠位制御部材１４０にわたって近位方向に移動することを防止する。

例えば、図２Ｃの状態における、尿道内のインプラント１０２の満足の行く展開に応じて、制御ワイヤ２４６は、制御ワイヤ２４６を近位方向に（インプラント１０２から離れるように）引動することによって架張されることができる。図２Ｆに見られるように、張力は、ループ２４７を遠位制御部材１４０の管腔の中に引動し、それによって、保定器１４２が近位に摺動することを防止する障害物を除去する。図２Ｇに見られるように、ループが、遠位制御部材１４０の管腔の中に抜去された後、保定器１４０は、係合部材１１４を暴露し、部材１４０からのその解放を可能にするように制御ワイヤ２４６を近位にさらに引動することによって、近位に後退される。

制御部材１４６、２４６は、ニチノール、ケブラ、ステンレス鋼、縫合糸、液晶ポリマー（ＬＣＰ）、または任意の他の架張可能材料から作製されてもよい。

図２Ｈ－２Ｊは、定位置に固定され得る代替保定器２４２を伴う、システム１００の別の例示的実施形態を図示する。説明される他の実施形態のように、保定器２４２は、インプラント１０２の一部が格納される、空洞または陥凹にわたって線形に、または回転的に作動する、円筒形構造または他のスリーブであり得る。保定器２４２は、制御デバイス２００まで延在する外側管２４９に結合される、カバー２４５を含む。図２Ｈ－２Ｊの実施形態では、保定器２４２は、遠位係合部材１１４がそれを通して通過することを可能にする、開口部またはスロット（図示せず）を含む。図２Ｈは、遠位係合部材１１４を保持するように適合される、陥凹１４３にわたって閉鎖される、カバー２４５を示す。保定器２４２は、開口部またはスロットが部材１１４にわたって位置付けられ、その時点で部材１１４が自由に遠位制御部材１３０から解放されるまで、遠位係合部材１１４が格納される空洞または陥凹に対して近位に抜去されることができる。図２Ｉに見られるように、カバー２４５は、外側管２４９を近位に作動させることによって抜去されている。保定器２４２のカバー２４５の抜去は、近位制御デバイス２００においてアクセス可能である、外側管２４９を近位に抜去することによって遂行されることができる。図２Ｊは、保定器２４２と、アンカ１５２と連通する膨張管腔とを示す、断面である。アンカバルーンの膨張直径は、約１ｃｍ～７ｃｍ、代替として、約２ｃｍ～６ｃｍ、代替として、約１ｃｍ～６ｃｍであり得る。

インプラント１０２の近位端の解放もまた、制御可能である。図３Ａは、インプラント１０２の一部が内側シャフト１３０の内側管腔１３１内に示される、システム１００の例示的実施形態を描写する、部分断面図である。ここでは、インプラント１０２は、近位係合部材１１５が管腔１３１内で遠位および／または近位に摺動可能である把持器１３６と結合される、展開に先立つ線状状態にある。把持器１３６は、シャフト１３８上に、またはそれと結合される、遠位端領域１３７を含むことができる。把持器１３６は、好ましくは、内側シャフト１３０に対してインプラント１０２を回転させ、縦方向に平行移動させる（例えば、押動および引動する）ように制御可能である。

図３Ｂおよび３Ｃは、それぞれ、インプラント１０２を伴わない、およびインプラント１０２を伴う、把持器１３６の遠位端領域１３７の例示的実施形態を描写する、斜視図である。把持器１３６は、近位係合部材１１５を受容および保持するための陥凹（空洞またはポケットとも称される）１３９を含む。ここで、拡大部分１１５は、比較的により小さい幅を有する遠位縮径状領域によって、陥凹１３９内で保定される。内側管腔１３１内にある間に、内側シャフト１３０の側壁は、陥凹１３９内に近位係合部材１１５を維持する。遠位端領域１３７が、（把持器１３６に対して内側シャフト１３０を後退させることによって、または内側シャフト１３０に対して把持器１３６を前進させることによってのいずれかで）内側管腔１３１から退出するとき、内側シャフト側壁によって付与される拘束は、もはや存在しなくなり、係合部材１１５は、自由に把持器１３６から解放される。したがって、医師が、展開されたインプラント１０２の設置に満足しているとき、遠位係合部材１１４は、保定器１４２を移動させ、遠位係合部材１１４が制御部材１４０から結合解除されることを可能にすることによって、解放されることができ、近位係合部材１１５は、内側シャフト１３０内から把持器１３６を暴露し、近位係合部材１１５が把持器１３６から結合解除されることを可能にすることによって、解放されることができる。

把持器１３６はまた、インプラント１０２を装填することを支援することができる。いくつかの実施形態では、（インプラント１０２の反対端部が、例えば、保定器１４２によって固着されている間の）把持器１３６を用いたインプラント１０２に対する引張力の印加は、静止時構成から内側シャフト１３０の中へのインプラント１０２の挿入のために好適な線状構成へのインプラント１０２の遷移を促進する。

アンカ送達部材１５０は、複数の異なる構成および幾何学形状（例えば、膀胱壁を横断して１つの方向、膀胱壁を横断して２つの方向（例えば、左および右）、または膀胱壁を横断して３つまたはそれを上回る方向に延在するものを含む）を有することができる。アンカ送達部材およびアンカの付加的実施例が、２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として前述に組み込まれた）の図２Ｂおよび４Ａ－４Ｊに説明されている。

インプラント展開手技の完了に応じて、アンカ１５２は、送達デバイス１０３の除去を可能にするように圧潰または後退されることができる。例えば、アンカ１５２がバルーンである実施形態では、そのバルーンは、収縮され、随意に、デバイス１０３の管腔の中に戻るように後退され、続いて、膀胱および尿道から抜去される。アンカ１５２がワイヤ形態または他の拡張可能部材（２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として前述に組み込まれた）の図４Ａ－４Ｇに関して説明されるもの等）である実施形態では、アンカ１５２は、それからこれが展開されたデバイス１０３の管腔の中に戻るように後退され、デバイス１０３は、続いて、膀胱および尿道から抜去されることができる。後退は、流体または空気圧式作動、ねじタイプ機構、またはその他を使用して遂行されることができる。
近位制御デバイスおよび関連する方法の例示的実施形態

図５Ａは、インプラント１０２の展開に先立つ送達システム１００の例示的実施形態を描写する、側面図であり、図５Ｂは、展開構成におけるインプラント１０２を伴う本実施形態を描写する、側面図である（アンカ送達部材１５０および遠位制御部材１４０は、示されていない）。本実施形態では、近位制御デバイス２００は、取っ手２０１と、第１のユーザアクチュエータ２０２（本実施例ではトリガとして構成される）と、主要本体２０３と、第２のユーザアクチュエータ２０５とを有する、ハンドヘルドデバイスである。送達デバイス１０３の縦方向軸が、破線２０４によって示される。近位制御デバイス２００は、デバイス１０３の構成要素の相対運動を引き起こすようにアクチュエータ２０２の作動によって手動で給電される機構を含むことができる。他の実施形態では、近位制御デバイス２００は、代わりに、電動機構を利用することができる。第２のユーザアクチュエータ２０５は、送達デバイス１０３の操向を制御するように構成されることができる。ここでは、図５Ｇおよび５Ｈに見られるように、アクチュエータ２０５は、送達デバイス１０３内の引動ワイヤ２２１を巻回または巻解し、ここで描写されるように、上向きおよび下向きにデバイス１０３の偏向を引き起こし得る、回転可能車輪２２５として構成される。第２のユーザアクチュエータ２０５は、延在部２１２の第１の端部２１５から延在するパドル２０６を有する、延在部２１２を含む。図５Ａに見られるように、展開に先立って、延在部２１２は、取っ手２０１により近接し、例えば、延在部２１２は、取っ手２０１に向かって角度付けられる。図５Ｂに見られるように、インプラント１０２が、少なくとも部分的に、遠位端領域１０４から展開された後、延在部２１２は、取っ手２０１から離れるように角度付けられ、遠位端領域１０４に向かって角度付けられる、または向けられる。図５Ｂの点線はまた、内側管状部材１２０の遠位端が、インプラントをさらに前方に設置することを可能にするように偏向され得ることを示す。近位制御デバイス２００は、リング形構造１１１の全てが内側管腔１３１から展開された後であるが、管腔１３１内からの近位係合特徴１１５および陥凹１３９の前進に先立って、インプラント１０２のさらなる展開が、自動的に防止されるように構成されることができる。これは、送達デバイス１０３からインプラント１０２を解放することに先立って、インプラント１０２が適切に展開および設置されていることを検証する機会を医師に提供する。制御デバイス２００およびその中に含有される部品および歯車アセンブリの詳細な説明が、例えば、２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として前述に組み込まれた）の図６Ａ－９Ｆに見出されることができる。

本デバイスはまた、ユーザが操向を前方に係止し、インプラントをより前方の位置に設置することを可能にする、操向ロックを含んでもよい。前述で議論されるように、本デバイスの操向可能性は、送達デバイス１０３の遠位端領域１０４（例えば、引動ワイヤの遠位端が遠位端領域１０４内の板または他の構造に固着される）から、それらが送達デバイス１０３を操向するようにユーザによって操作され得る、近位制御デバイス２００まで延在する、引動ワイヤ２２５を含むことができる。操向構造は、外側シャフト１２０の１つまたはそれを上回る管腔内に位置することができる、または外側シャフト１２０の側壁に結合される、またはその中に埋設されることができる。送達デバイス１０３は、デバイス１０３が、その様式で自動的に偏向し、送達デバイス１０３を操向するように付与される力が、本付勢偏向と反対であるように、特定の側方方向に偏向する（例えば、屈曲する）ように付勢されることができる。

操向ロックは、アクチュエータ２０５に取り付けられる延在部２１２の部分である。図５Ｃ－５Ｈに見られるように、アクチュエータ２０５は、回転可能車輪２２５と、延在部２１２と、ラッチ２０９と、レッジ２０７とを含む。アクチュエータ２０５の筐体は、２つの半体、すなわち、右取っ手半体２０５ａと、左取っ手半体２０５ｂとを含んでもよい。回転可能車輪２２５は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、それに結合される。延在部２１２は、ラッチ２０９と、パドル２０６とを含み、これは、第１の端部２１５から延在し、間隙が、戻り止め２０８と延在部２１２の第２の端部２１７との間に存在するように、戻り止め２０８において終端する。延在部２１２の第２の端部２１７は、左取っ手半体２０５ｂに取り付けられ、第１の端部は、右取っ手半体２０５ａの一部に隣接する。延在部２１２の第２の端部２１７は、戻り止め２０８と、間隙とを含む。操向ロックはまた、筐体の右取っ手半体２０５ａから延在部２１２の第１の端部２１５に近接して延在する、レッジ２０７を含む。ラッチ２０９は、パドル２０６に沿って作動または摺動するように適合される。ラッチ２０９が、第２の端部２１７上に位置するとき、戻り止め２０８は、ラッチ２０９に摩擦して係合し、それによって、ラッチ２０９を第２の端部２１７に拘束する。

使用時、図５Ｅに見られるように、ユーザは、戻り止め２０８からラッチ２０９を係脱させ、パドル２０６に沿って延在部２１２の第２の端部２１７から第１の端部２１５にラッチ２０９を移動させることができる。いったんラッチ２０９が、第１の端部２１５に来ると、延在部２１２は、ラッチ２０９がレッジ２０７と接触するまで、ユーザによって遠位端領域１０４に向かう方向に押動されることができる。レッジ２０７は、次いで、ラッチ２０９に摩擦して係合し、「係止」位置において遠位端領域１０４に向かって角度付けられる位置に延在部２１２を保持する。係止位置において、回転可能車輪２２５は、引動ワイヤ２２１を巻回または巻解することができず、ユーザは、外側管状部材１０３の遠位端領域１０４を移動させる（偏向または直線化させる）ことができない。図５Ｆに見られるように、「係止」位置からパドル２０６を解放するために、ユーザは、レッジ２０７からラッチ２０９を解放し、パドル２０６に沿って延在部２１２の第１の端部２１５から第２の端部２１７にラッチ２０９を摺動させることができる。ラッチ２０９が、もはやレッジ２０７によって摩擦して係合されなくなると、延在部２１２は、延在部２１２が、ばね荷重に起因して取っ手２０１に向かって（すなわち、遠位端領域１０４から離れるように）角度付けられる、静止位置に受動的に戻ることができる。係止解除位置において、回転可能車輪２２５は、引動ワイヤ２２１を巻回および巻解し、それによって、外側管状部材１０３の遠位端領域１０４を移動させる（偏向または直線化させる）ことが可能である。
送達方法の例示的実施形態

図６Ａは、システム１００を使用してインプラント１０２を送達する方法１０００の例示的実施形態を描写する、フローチャートである。外側シャフト１２０の遠位端領域は、好ましくは、いかなる部分も、外側シャフト１２０の開放遠位末端から延在していないように、後退状態において外側シャフト１２０内に完全に含有された内側シャフト１３０、遠位制御部材１４０、およびアンカ送達部材１５０を伴って、尿道の中に挿入される。尿道の中への前進後、ステップ１００２において、アンカ送達部材１５０は、送達デバイス１０３の残りの部分（例えば、部材１２０、１３０、および１４０）に対して遠位に前進され、膀胱内でアンカ１５２を展開するために使用される。いくつかの実施形態では、アンカ１５２の展開は、注入（例えば、ルアーテーパ）ポートを通した膨張媒体の導入による、（例えば、図２Ｂに描写されるような）１つまたはそれを上回るバルーンの膨張であり得る。アンカ送達部材１５０および／または任意のワイヤ形態部材の縦方向位置付け（例えば、前進および後退）は、直接または近位制御デバイス２００を用いてのいずれかで、ユーザがアンカ送達部材１５０および／または任意のワイヤ形態部材の近位端を操作することによって、手動で遂行されることができる。

ステップ１００４において、アンカ１５２は、デバイス２００に対する近位に指向された力の付与によって、膀胱壁に対して張力を受けて保持されることができる。アンカ１５２は、したがって、それから正確な場所においてインプラント１０２を展開する、システム１００のための縦座標を提供することができる。本特徴は、インプラントが膀胱頸部に接近しすぎた状態で設置されないことを確実にすることができる。

１００６において、遠位制御部材１４０および内側シャフト１３０は、次いで、それらがまだそうではない場合、外側シャフト１２０内から遠位に前進されることができる（例えば、ステップ１００６は、ステップ１００２および／または１００４に先立って行われることができる）。ユーザは、インプラント１０２が所望の位置に来るまで、（本明細書に説明されるような）撮像を用いて近位制御デバイス２００の位置を操作することができる。いったんインプラント１０２が、所望の位置に来ると、インプラント展開手技が、開始されることができる。インプラント展開のためのステップは、近位制御デバイス２００のユーザ作動（例えば、トリガ２０２の作動、スイッチ６０４のための位置の選択等）によって自動的に実施されることができる、またはステップは、送達デバイス１０３の各構成要素の手動操作によって、または特定の実装のための所望に応じた２つの組み合わせによって、直接実施されることができる。

いくつかの実施形態では、管腔１３１内からのインプラント１０２の展開は、（１）内側シャフト１３０が移動されていない間、内側シャフト１３０に対して把持器１３６を遠位に前進させることによって、完全に遂行される一方、他の実施形態では、内側管腔１３１内からのインプラント１０２の展開は、（２）把持器１３６が移動されていない間、把持器１３６に対して内側シャフト１３０を近位に後退させることによって、完全に遂行される。いくつかの実施形態では、インプラント１０２の展開は、（３）両方の移動の組み合わせによって、完全に遂行される。なおも他の実施形態では、インプラント１０２の展開は、遠位制御部材１４０に対する１つまたはそれを上回る方向（例えば、時計回りまたは反時計回り）における内側シャフト１３０の１つまたはそれを上回る回転と組み合わせて、（１）、（２）、または（３）によって、完全に遂行される。

インプラント１０２を展開するためのステップ１００８、１０１０、および１０１２のシーケンスの例示的実施形態が、図６Ａおよび図６Ｂのタイミング図を参照して説明される。最初に図６Ａを参照すると、ステップ１００８において、第１のリング形構造１１１ａが、内側シャフト１３０の管腔１３１から退出させられ、ステップ１０１０において、相互接続１１２が、管腔１３１から退出させられ、ステップ１０１２において、第２のリング形構造１１１ｂが、管腔１３１から退出させられる。ステップ１０１０および１０１２は、インプラント１０２上に存在する付加的相互接続１１２およびリング形構造１１１毎に繰り返されることができる。

図６Ｂでは、ステップ１００８は、Ｔ０においてタイミング図の左端から開始される。リング形構造１１１ａの展開は、１００８とマーキングされた持続時間に対応し、相互接続１２３の展開は、期間１０１０に対応し、リング形構造１１１ｂの展開は、期間１０１２に対応する。当業者は、インプラント１０２のそれらの部分の間の遷移が、漸進的であり得、精密な境界を有する必要性がないため、リング形構造１１１の展開と相互接続１１２の展開との間の区別が、近似であることを認識するであろう。

図６Ｂに関して説明される実施形態は、反対の巻回方向（例えば、時計回り、次いで、反時計回り、次いで、時計回り等）を有する、リング形構造１１１を伴うインプラントに関するものである。３つの異なる運動が、図６Ｂに示される。上は、１つの方向（例えば、時計回り）における内側シャフト１３０の回転運動であり、中央は、送達デバイス１０３の１つまたはそれを上回る構成要素の縦方向運動（例えば、近位または遠位）であり、下は、上に示されるものと反対の方向（例えば、反時計回り）における内側シャフト１３０の回転運動である。インプラント１０２のリング形構造１１１が全て、同一の１つの方向に巻回される実施形態では、内側シャフト１３０の回転もまた、１つのみの方向にあろう。

時間Ｔ０からＴ１まで、インプラント１０２の展開は、領域１０３１に示されるように、内側シャフト１３０を回転させることによって遂行される。同時に、領域１０３２では、把持器１３６、したがって、インプラント１０２は、外側シャフト１２０を縦方向にも（遠位にも、または近位にも）、または回転的にも移動させることなく、また、内側シャフト１３０を（遠位にも、または近位にも）縦方向に移動させることなく、遠位に前進される。

時間Ｔ１からＴ２まで、内側シャフト１３０の回転は、停止されるが、把持器１３６の遠位前進が、継続する一方、シャフト１２０および１３０は、縦方向に移動しない。

時間Ｔ２からＴ４まで、第１の相互接続１１２の展開が、起こる。領域１０３３では、時間Ｔ２からＴ４まで、把持器１３６（およびインプラント１０２）のいかなる遠位前進も、起こらない。相互接続１１２の展開は、定位置で把持器１３６を保持しながら、外側シャフト１２０および内側シャフト１３０の両方の近位後退によって遂行される。これは、相互接続１１２をシャフト１３０の内側管腔１３１から退出させる。

内側シャフト１３０の回転に対して、時間Ｔ２からＴ３まで、内側シャフト１３０のいかなる回転も、起こらない。近位制御デバイス２００内で、環状歯車８０２の断続部分は、継続し、中心歯車８１６によるシャフト１３０のいかなる回転も、存在しない。

相互接続１１２が直線状である実施形態では、次いで、相互接続１１２が時間Ｔ２からＴ４まで展開されている間、シャフト１３０を回転させることを控えることが、望ましくあり得る。図１Ｂ－１Ｄの実施形態等の相互接続１１２が曲線状である実施形態に関して、相互接続展開の間に内側シャフト１３０の回転を開始することが、望ましくあり得る。図６Ｂは、曲線状相互接続１１２のための展開を描写し、Ｔ３からＴ４まで、内側シャフト１３０は、領域１０３４によって示されるように反対方向に回転される。

Ｔ４において、相互接続１１２の展開が、完了し、第２のリング形構造１１１ｂの展開が、開始される。シャフト１２０および１３０の近位後退は、領域１０３３の中断によって示されるように停止される。把持器シャフト１３８の遠位前進が、Ｔ４において領域１０３５内で再開される一方、外側シャフト１２０は、回転的にも、または縦方向にも移動されない。内側シャフト１３０の回転は、領域１０３４に示されるように継続するが、内側シャフト１３０は、縦方向に移動されない。

これらの運動は、時間Ｔ５まで継続し、その時点で、内側シャフト１３０の回転は、停止される。近位制御デバイス２００内で、環状歯車８０２の断続部分に到達され、歯車８０２が、遊星歯車から係脱し、中心歯車８１６の回転が、停止される。トリガ２０２のユーザ押下は、時間Ｔ５からＴ６まで継続し、構成要素は、時間Ｔ１からＴ２まで説明されるものと類似する運動を伴って動作する。別の相互接続１１２およびリング形構造１１１が、存在する場合、時間Ｔ６において開始されるシーケンスは、時間Ｔ２において開始され、時間Ｔ６まで継続して説明されるものと同一であり得る。

ここで説明される多くの実施形態では、リング形構造１１１の全ての展開は、トリガ２０２の単一の連続的押下とともに起こることができる。これらの実施形態の全てでは、近位制御デバイス２００は、代わりに、トリガ２０２の繰り返しの引動が、インプラント１０２のリング形構造１１１の全てを展開するために要求されるように構成されることができる。

展開の間、例えば、時間Ｔ０後、最近位リング形構造１１２の完全展開まで、医師が、インプラント１０２を再捕捉することを所望する場合、トリガ２０２の押下は、停止されることができる。トリガ２０２は、最外側位置に戻るようにばね荷重される、または別様に付勢されることができる。図６Ｂを参照されたい。

医師が、展開に満足している場合、１０１４において、インプラント１０２の遠位係合部分１１４および近位係合部分１１５が、それぞれ、遠位制御部材１４０および把持器１３６から解放されることができる。実施例として、近位制御デバイス２００では、医師は、タブ９１０を引動し、トリガ２０２が残りまで押下されることを可能にすることができ、これは、ひいては、把持器１３６の遠位前進、シャフト１２０および１３０の近位後退、または両方のいずれかによって、インプラント１０２の近位係合部分１１５を展開することができる。タブは、制御ワイヤ１４６と結合されることができ、タブの引動は、ワイヤ１４６を引動し、遠位係合部分１１４から保定器１４２を除去することができる。

アンカ１５２は、次いで、所望される場合、再捕捉され（例えば、バルーンの収縮またはワイヤ形態部材の後退）、アンカ送達部材１５０の中に抜去されることができる。アンカ送達部材１５０、遠位制御部材１４０、および内側シャフト１３０は、外側シャフト１２０の中に後退され、次いで、尿道から抜去されることができる。

それによって制御デバイスにおける構成要素が上記のステップを遂行するプロセスのより詳細な説明が、２０１９年５月１６日に出願された、国際出願第ＰＣＴ／ＵＳ１９／３２６３７号（あらゆる目的のために参照することによってその全体として前述に組み込まれた）に提供されている。
近位制御デバイスのユーザ組立の例示的実施形態

再び図５Ａを参照すると、近位制御デバイス２００は、より近位に位置する取っ手部分１１０３に対して移動し得る、移動可能（例えば、後退可能および／または前進可能）取っ手部分１１０２を含むことができる。図５Ａは、インプラント１０２の展開に先立つ遠位に前進された位置における移動可能取っ手部分１１０２を描写し、図５Ｂは、インプラント１０２の展開後の近位に後退された位置における部分１１０２を描写する。移動可能部分１１０２は、外側シャフト１２０に固着され、それに伴って移動されることができ、また、内側シャフト１３０、遠位制御部材１４０、およびアンカ送達部材１５０（図示せず）から独立して移動されることができる。

図１６Ａ－Ｇを参照すると、近位制御デバイス２００は、外側シャフト１３０のいかなる回転も、インプラント送達の間に所望されない場合、外側シャフト１２０が内側シャフト１３０に対して回転することを防止する、回転防止機構を含んでもよい。遠位取っ手部分（または検鏡取っ手）１１０２は、遠位取っ手部分１１０２の縦方向軸に沿って延在し、近位に位置する取っ手部分１１０３の遠位区分１１０５の内面上に位置する支柱１００９に取り付けられる戻り止め１１１３を受容するように構成される、溝１１１１を含有してもよい。図１６Ｄおよび１６Ｅに見られるように、支柱１００９は、第１の端部１００７において内面に取り付けられ、側方に延在し、内面に取り付けられない第２の自由端において戻り止め１１１３において終端する。戻り止め１１１３が、溝１１１１内に格納されるように、遠位取っ手部分１１０２および／または近位に位置する取っ手部分が、回転された後、遠位取っ手部分および近位に位置する取っ手部分１１０３は、ともに係止される。遠位取っ手部分１１０２は、近位に位置する取っ手部分１１０３に対して受動的に回転することができず、近位に位置する取っ手部分１１０３は、遠位取っ手部分１１０２に対して受動的に回転することができず、したがって、外側シャフト１２０は、インプラント送達および／または展開の間に内側シャフト１３０に対して受動的に回転することが可能ではない。戻り止め１１１３は、偏向可能である。図１６Ｃに見られるように、内側シャフト１３０に対する外側シャフト１２０の（受動的または能動的）回転を可能にすることが、所望されるとき、付加的力が、印加されることができ、遠位取っ手部分１１０２は、戻り止め１１１３が、溝１１１１から外れ、遠位取っ手部分１１０２の本体の中に偏向されるように、回転されることができる。例えば、ユーザは、自身の手を使用し、戻り止め１１１３から外れるように検鏡取っ手１１０２を回転させることによって、回転防止機構に打ち勝つことができる。戻り止め１１１３が、溝１１１１内に格納されていないとき、遠位取っ手部分１１０２および近位に位置する取っ手部分は、相互に対して回転することが可能であり、したがって、外側シャフト１２０は、内側シャフト１３０に対して回転することが可能である。

図７Ａは、図５Ａ－５Ｂと比較して逆転される図から得られる、近位制御デバイス２００の移動可能部分１１０２の例示的実施形態の内部図である。送達デバイス１０３の近位端領域１０５は、右に移動可能部分１１０２の筐体１１０３と結合されて示され、多側面シャフト７０８は、左に示される。（シャフト７０８は、ハブ７０７との締まり嵌めを可能にするように多側面であり得るが、他の構成および固着技法も、シャフト７０８が円筒形である（例えば、接着剤を用いてハブ７０７に固着される）ように使用されることができる）。結合機構１１０６が、筐体１１０３内に搭載または形成され、図１１Ｂ－１１Ｅに関してより詳細に説明されるであろう。また、筐体１１０３内に含まれるものは、図１２Ａ－９Ｂに関してより詳細に説明されるであろう、撮像ハードウェア１２０２である。

図７Ｂは、図７Ａよりも近い視点から描写される結合機構１１０６の内部図である。ここでは、結合機構１１０６は、本実施形態では、筐体１１０９によって提供される軌道１１０８内で摺動可能なラッチとして構成される、ユーザアクチュエータ１１０７を含む。図７Ｃは、内部構成要素が見られることを可能にするために、筐体１１０９の近位側が除去される、結合機構１１０６を描写する。図７Ｄは、ラッチ１１０７もまた除去される、図７Ｃの結合機構１１０６を描写し、図７Ｅは、説明をさらに容易にするために、筐体１１０９が除去される、図７Ｄの結合機構１１０６を描写する。

ラッチ１１０７は、筐体１１０９内に着座される弾性の偏向可能部材１１１０と結合される。（ここで描写されるような）最左位置から最右位置までのラッチ１１０７の移動は、部材１１１０を傾斜表面１１１９に対して屈曲させる。部材１１１０は、直線状構成（図１１Ｃ－１１Ｄに示されるような）に向かって付勢され、最右位置におけるラッチ１１０７の解放は、ラッチ１１０７が部材１１１０の弾性作用によって最左位置に戻ることを可能にする。部材１１１０は、用途の必要性のための所望に応じて構成されることができる。例えば、本実施形態では、部材１１１０は、ニチノールワイヤである。

最左位置にあるとき、部材１１１０は、回転アダプタ１１１２内の１つまたはそれを上回る溝内に受容されることができる。図７Ｅの実施形態では、２つの溝１１１４および１１１５が、存在し、そのそれぞれは、回転アダプタ１１１２が回転されるにつれて、部材１１１０が、溝１１１４および１１１５内で摺動し得るが、回転アダプタ１１１２の任意の縦方向移動（前進および／または後退）が、同様の移動を部材１１１０に引き起こすであろうように、部材１１１０を受容することができる。

埋込手技における使用に先立って、内側シャフト１３０の近位端は、回転アダプタ１１１２と結合され、これは、順に、多側面シャフト７０８と結合され、これは、順に、近位制御デバイス２００の近位部分１１０３と結合される。外側シャフト１２０は、移動可能部分１１０２と結合されるが、部分１１０３および１１０２は、分離され、ともに結合されない。医療専門家または他のユーザは、回転アダプタ１１１２の溝１１１４および／または１１１５が偏向可能部材１１１０と係合するまで、内側シャフト１３０の遠位端を近位制御デバイス２００の移動可能部分１１０２の中に前進させることができる。部分１１０２を通した内側シャフト１３０の挿入は、図７Ｂに描写される１つまたはそれを上回る斜面１１２０を用いて遂行されることができる。回転アダプタ１１１２の遠位端１１１８は、第１の溝１１１５がそれに直接隣接して位置し、その時点で、部材１１１０が溝の中にスナップ嵌合するであろうまで、部材１１１０を偏向させることによって、本挿入を支援するように１つまたはそれを上回る領域内でテーパ状または縮径状であり得る。溝１１１４または１１１５のうちの１つとのワイヤ１１１０の係合に応じて、移動可能部分１１０２は、近位制御デバイス２００の近位部分１１０３と結合される。ある実施形態では、この時点で、近位制御デバイス２００は、組み立てられ、埋込手技において使用する準備ができている。
撮像デバイスおよび使用の例示的実施形態

ある例示的実施形態では、回転アダプタ１１１２（順に、多側面シャフト７０８、ガイド部材７０６、および内側シャフト１３０に固着される）への移動可能部分１１０２（外側シャフト１２０に固着される）の結合は、外側シャフト１２０に、内側シャフト１３０の移動を追跡させる。図２Ａに関して説明されるように、撮像デバイスおよび照明デバイス（図９Ａ－９Ｂ参照）が、外側シャフト１２０の遠位端における管腔１２２－１２４のうちの１つまたはそれを上回るものの中に設置されることができる。これらのデバイスは、それらの個別の管腔の遠位末端に搭載される（または管腔を共有する）ことができ、その場所は、送達の間にそれからインプラント１０２が退出する、内側シャフト１３０の遠位末端の近位からすぐの距離である。内側シャフト１３０が縦方向に近位に移動するにつれて、外側シャフト１２０もまた、それらの相対遠位末端の間で維持される同一の間隔を伴って縦方向に近位に移動する。逆に、内側シャフト１３０が遠位に移動するにつれて、外側シャフト１２０もまた、維持される同一の間隔を伴って（すなわち、同一の率において）遠位に移動する。したがって、システム１００は、内側シャフト１３０からのインプラント１０２の送達が、内側シャフト１３０の遠位末端から一定の間隔を伴って撮像されることを可能にする。溝１１１４および１１１５が、環状（例えば、回転アダプタ１１１２の周辺を中心として延在するリング様）であるため、内側シャフト１３０は、外側シャフト１２０に同様の回転を引き起こすことなく、回転することを可能にされる。偏向可能部材１１１０は、単純に、個別の溝１１１４または１１１５に沿って摺動する。

ユーザまたは医療専門家が、撮像デバイスが内側シャフト１３０の遠位末端から異なる間隔に設置されることを所望する場合、結合機構１１０６は、移動可能部分１１０２と１１０３との間の結合を解放するために使用されることができ、移動可能部分１１０２は、異なる溝が偏向可能部材１１１０と係合するように、移動されることができる。例えば、溝１１１５を係脱させ、溝１１１４と係合させることは、外側シャフト１２０の遠位末端における撮像デバイスと内側シャフト１３０の遠位末端との間の間隔を増加させ、したがって、ユーザが比較的により広い視野で撮像することを可能にするであろう。本特徴は、視野を調節する能力をユーザに提供する。結合機構１１０６は、溝１１１４および１１１５のうちの第１のものに対応する第１の位置において結合されることができ、撮像視野が、最適ではない場合、ユーザは、機構１１０６を結合解除し、溝１１１４および１１１５のうちの他方のものに対応する第２の位置に切り替えることができる。本明細書に説明される実施形態では、２つのみの溝１１１４および１１１５が、存在するが、それぞれ、他のものから独立して選択可能であり、それぞれ、異なる位置および視野に対応する、任意の数の１つ、２つ、３つ、４つ、またはそれを上回る溝が、使用されることができる。展開の間に内側シャフト１３０の縦方向移動と揃って自動的に移動する撮像および照明デバイスの能力は、本明細書に説明される任意の実施形態と併用されることができる。

図８Ａは、撮像ハードウェア１２０２のための筐体１２０３を描写する。図８Ｂは、筐体１２０３の内部上の構成要素を描写し、図８Ｃは、より近い視点からこれらの構成要素を描写する。図９Ａは、外側管状部材１２０の遠位端領域の近位側を描写する、斜視図であり、図９Ｂは、外側管状部材１２０の遠位端領域の遠位側を描写する、斜視図である。本実施形態ではリボンケーブルの形態である、第１のバス１２０４が、その遠位端（図９Ａ）において外側管状部材１２０（図示せず）の遠位端領域先端１２２４内の撮像デバイス１２２０に接続される。第１のバス１２０４は、外側管状部材１２０の管腔（例えば、管腔１２２－１２４のうちの１つ）を通して配索され、１つまたはそれを上回る接点（図８Ｃ）、本実施例では、電力、接地、受信された信号、およびクロックのための４つの接点１２０５－１２０８に接続される、その近位端を有することができる。

本実施形態では同様にリボンケーブルの形態である、第２のバス１２１０が、その遠位端（図９Ａ）において遠位端領域先端１２２４内の照明デバイス１２２２に接続される。第２のバス１２１０は、外側管状部材１２０の同一または異なる管腔（例えば、管腔１２２－１２４のうちの１つ）を通して配索され、１つまたはそれを上回る接点（図８Ｃ）、本実施例では、電力および接地のための２つの接点１２１１および１２１２に接続される、その近位端を有することができる。これらの接点は、受動ＲＬＣ構成要素および能動構成要素（例えば、トランジスタ、ダイオード、および／または半導体チップ）を含む、それに結合された付加的撮像ハードウェア（図示せず）を有し得る、プリント回路基板１２１６上に位置する。受信された画像を伝送するための出力回路は、ケーブルを介してディスプレイに画像を出力する有線回路またはディスプレイを伴うローカル受信機に無線で画像を伝送する無線回路であり得る。洗除ポート管腔１２２３もまた、図９Ａ－９Ｂに示される。撮像デバイス１２２０、照明デバイス１２２２、および洗除ポート管腔１２２３の位置の順序は、ここで説明され、示される位置から再配列されることができる。

代替実施形態では、撮像デバイスは、伸縮モジュールの一部であってもよい。ユーザまたは医療専門家は、例えば、インプラントの全てまたは一部の検鏡のビューが、組織によって不明瞭にされるため、撮像デバイスを移動させることを所望し得る。図１０Ａ－１０Ｂは、外側管状部材１２０の遠位端領域の遠位側を描写する、斜視図である。伸縮撮像モジュール２２２０は、外側管状部材１２０の管腔２２２０から延在する、少なくとも１つ、代替として、少なくとも２つ、代替として、少なくとも３つの伸長部材２２２３に搭載される、カメラと、ＬＥＤ等の光源とを含んでもよい。伸縮撮像モジュールは、外側管状部材１２０の遠位端領域先端２２２４から約０～約５．０ｃｍ、代替として、約０．２５ｃｍ～約５．０ｃｍ、代替として、約０．５～約４．０ｃｍに延在してもよい。図１０Ｃ－１０Ｄに見られるように、伸縮撮像モジュール２２２０は、送達システムまたはインプラント１０２の位置に影響を及ぼすことなく、インプラントを通して近位に前進されてもよい。したがって、インプラント１０２の最終位置は、送達デバイス１０３からのインプラント１０２の解放に先立って評価されることができる。また、伸縮撮像モジュール２２２０は、インプラント１２０を通してより大きい外側管状部材１２０を通過させるリスクを伴わずに、これが送達デバイス１０３から解放された後、外尿道括約筋および膀胱頸部等の重要な解剖学的目印に対するインプラント１０２の位置付けのさらなる評価を可能にし得る。

他の実施形態に説明されるように、１つまたはそれを上回るバスが、外側管状部材１２０の管腔を通して配策されることができる。１つまたはそれを上回るバスの遠位端は、伸縮撮像モジュール２２２０に接続される。１つまたはそれを上回るバスの近位端は、例えば、電力、接地、受信された信号、および／またはクロックのための１つまたはそれを上回る接点に接続される。これらの接点は、受動ＲＬＣ構成要素および能動構成要素（例えば、トランジスタ、ダイオード、および／または半導体チップ）を含む、それに結合された付加的撮像ハードウェア（図示せず）を有し得る、プリント回路基板上に位置する。受信された画像を伝送するための出力回路は、ケーブルを介してディスプレイに画像を出力する有線回路またはディスプレイを伴うローカル受信機に無線で画像を伝送する無線回路であり得る。

代替実施形態では、図１１Ａ－１１Ｃに見られるように、撮像デバイスは、インプラント１０２の異なる部分を一時的に視認するために、インプラント１０２および／または送達システムの位置に対して近位および遠位方向に調節可能であってもよい。撮像デバイスおよび送達システムは、回転アダプタ２１１２等のばね荷重接続を通して接続されてもよい。図７Ｅに関して前述で解説されるように、内側シャフト１３０の近位端は、回転アダプタと結合され、これは、順に、多側面シャフト７０８と結合され、これは、順に、近位制御デバイス２００の近位部分１１０３と結合される。図１１Ａ－１１Ｂに見られるように、代替実施形態では、回転アダプタ２１１２は、遠位構成要素２１１４と、近位構成要素２１１６と、摺動構成要素２１１８と、ばね２１２０とを含む。遠位構成要素２１１４は、内側シャフト１３０に結合され、近位端から遠位端までテーパ状になる、円錐形状を有してもよい。遠位構成要素２１１４に隣接して、その近位に位置する、摺動構成要素２１１８は、環状またはリング形状を有する。撮像デバイス（図示せず）は、摺動構成要素２１１８の環状溝２１２２に結合されることができる。ばね２１２０は、摺動構成要素２１１８と近位構成要素２１１６との間に、摺動構成要素２１１８の近位に、それに隣接して位置する。近位構成要素２１１６は、ばね２１２０の近位に、それに隣接して位置し、多側面シャフト７０８と結合される。

使用時、摺動構成要素２１１８に接続される検鏡は、近位方向に戻るように引動され、ばね２１２０は、ユーザによって、外側取っ手１１０２を保持し、送達システム取っ手１１０３に対して後方に取っ手を引動することによって、手動で圧縮される（図１１Ａ－１１Ｂ参照）。検鏡が、解放されるとき、ばね２１２０は、伸張し、検鏡は、その静止位置（ばね２１２０が圧縮されない場所）に戻るであろう。図１２Ａに見られるように、検鏡が、デフォルト（静止時）位置にあるとき、インプラント１０２の最後のリングの底部は、検鏡の視野内になく、ユーザは、解剖学的構造に対して最後のリングの底部を可視化することができない。図１２Ｂに見られるように、検鏡が、回転アダプタ２１１２を使用して、送達システムに対して近位方向に位置付けられるとき、視野は、ここで、インプラント１０２の最後のリングの底部を含み、ユーザは、送達デバイスからインプラント１０２を解放する前に、インプラント１０２の設置をより良好に査定することが可能である。

代替実施形態では、ばね２１２０は、遠位構成要素２１１４と摺動構成要素２１１８との間に位置する。使用時、検鏡は、ばね２１２０を圧縮することによって、遠位方向に前方に前進されてもよい。検鏡が、解放されるとき、ばね２１２０は、伸張し、検鏡は、その静止位置（ばね２１２０が圧縮されない場所）に戻るであろう。

代替実施形態では、回転アダプタは、電気を伝導し、外部源から電力を受電するために接続する、または撮像デバイスのプリント回路基板と接続するように設計されてもよい。図１５に見られるように、回転アダプタは、電気接触板またはリング２１３０を含んでもよい。例えば、電気接触板またはリングが、摺動構成要素２１１８内に含まれてもよい。例えば、リボンケーブルの形態におけるバスが、その近位端において電気接触板またはリングに接続され、その遠位端において内側シャフト１３０または遠位制御部材またはテザー１４０の遠位端上に搭載される光源、例えば、ＬＥＤに接続されてもよい。したがって、電力は、内側シャフト１３０またはテザーシャフト１４０を介して配策される。代替実施形態では、電気接触板またはリングは、図７Ｅを参照して説明されるように、回転アダプタ１１１２内に含まれてもよい。
インプラント設置の例示的実施形態

本明細書に説明されるシステム１００の全ての実施形態は、インプラント１０２を前立腺に近接する種々の場所またはヒト解剖学的構造内の他の場所に送達するために使用されることができる。図１３は、前立腺部尿道内の埋込場所の種々の実施例を説明する際の使用のための状況を提供する、男性の解剖学的構造の断面である。ここでは、前立腺１３０２は、中心に位置し、膀胱壁１３０４および膀胱１３０５は、上方に位置する。前立腺部尿道１３０６は、膀胱１３０５から射精管１３０７を過ぎて、前立腺１３０２を通して下方に延在する。前立腺部尿道１３０６は、外尿道括約筋１３０９の一般的場所において尿道膜性部１３０８になり、継続して身体から退出する。直腸は、１３１０によって示される。

図１４Ａは、後方方向がページの中に延在し、前方方向がページから外に延在するように、図１３の視点から回転された断面である。ここでは、インプラント１０２の例示的実施形態は、前立腺部尿道１３０６内に位置付けられて示される。インプラント１０２は、概して、本視点から視認されるように前立腺部尿道１３０６内で中心に、言い換えると、概して、前立腺１３０２の上および下縁から等距離に位置付けられる。インプラント１０２の設置は、概して、医療専門家の判断により、ここで示される位置から上方または下方にのいずれかで、オフセットされることができるが、しかしながら、前立腺部尿道１３０６内の位置が、概して、好ましい。

図１４Ｂは、概して、図１３のものと同一の視点からであるが、より詳細に前立腺１３０２の面積を描写する。ここでは、前立腺１３０２は、前立腺部尿道１３０６の中に突出する中葉１４０２を伴って肥大状態である。図１４Ｃは、図１４Ｂの線１４Ｃ－１４Ｃに沿って得られる、断面であり、尿道１３０６の幅が、前方側から後方側まで進むにつれて広くなる、本肥大前立腺１３０２内の前立腺部尿道１３０６のスリット様性質を示す。

図１４Ｄは、図１４Ｂに関して説明される例示的解剖学的構造内の後方に設置されたインプラント１０２の例示的実施形態を描写し、図１４Ｅは、図１４Ｄの線１４Ｅ－１４Ｅに沿って得られる、断面である。ここで見られ得るように、インプラント１０２は、概して、前立腺部尿道１３０６の最後方表面に沿って設置される。インプラント１０２は、インプラント１０２が、実質的に前立腺部尿道１３０６の後方側上に存在し、尿道１３０６の最前方側と接触しないものとして説明され得るように、その最大中心幅における前立腺部尿道１３０６の幅未満（例えば、幅の５０％未満、幅の６５％未満、幅の８０％未満等）である最大直径を有するようにサイズ決めされる。本設置の含意は、インプラント１０２によって作成される前立腺１３０２を通した開口部が、主として前立腺１３０２および尿道１３０６の後方側上に位置付けられる、図１４Ｅに示される。

図１４Ｆは、図１４Ｂに関して説明される例示的解剖学的構造内の前方に設置されたインプラント１０２の例示的実施形態を描写し、図１４Ｇは、図１４Ｅの線１４Ｇ－１４Ｇに沿って得られる、断面である。ここで見られ得るように、インプラント１０２は、概して、前立腺部尿道１３０６の最前方表面に沿って設置される。インプラント１０２は、インプラント１０２が、実質的に前立腺部尿道１３０６の前方側上に存在し、尿道１３０６の最後方側と接触しないものとして説明され得るように、その最大中心幅における前立腺部尿道１３０６の幅未満（例えば、幅の５０％未満、幅の６５％未満、幅の８０％未満等）である最大直径を有するようにサイズ決めされることができる。本設置の含意は、インプラント１０２によって作成される前立腺１３０２を通した開口部が、主として前立腺１３０２および尿道１３０６の前方側上に位置付けられる、図１４Ｇに示される。後方設置および前方設置の両方を用いると、インプラント１０２は、依然として、図１４Ａに示されるように、前立腺１３０２に対して略中心に設置されることができる。後方または前方位置におけるインプラント１０２の展開は、概して、医療専門家の判断による。尿道１３０６の最後方側と最内側との間で中心に位置する設置、およびインプラント１０２がここで示されるよりも前立腺１３０２に対して比較的に大きいまたは小さい直径を有するようなサイズ決めの変形例を含む、設置の他の変形例もまた、使用されることができる。

本明細書に説明される実施形態は、図を明示的に参照することなく、以下の段落で再記述および発展される。多くの例示的実施形態では、埋込可能デバイスを送達するためのシステムが、提供され、本システムは、外側管状部材と、第１の内側管腔および第２の内側管腔を有する、内側管状部材であって、内側管状部材は、外側管状部材内で摺動可能であり、第１の内側管腔は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材を格納するように適合される、内側管状部材と、第２の内側管腔内で摺動可能である、遠位制御部材であって、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を含む、遠位制御部材とを含む、送達デバイスを含む。

いくつかの実施形態では、インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成される。いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを含む、本体を有する。インプラントの本体は、単一のワイヤのみであり得る。インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材および／または伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される、近位係合部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントの最遠位部分から離れるように近位に延在する、ワイヤ様遠位係合部材および／またはワイヤ様近位係合部材を含む。いくつかの実施形態では、第１のリング形構造は、インプラントの最遠位リング形構造であり得、第２のリング形構造よりも比較的に小さい幅を有する。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、遠位制御部材に対して摺動可能かつ回転可能である一方、保定器は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合される。本システムはさらに、保定器と結合され、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするようにユーザによって操作可能である、近位端を有する、伸長部材を含むことができる。いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、遠位制御部材に沿って摺動するように適合される。遠位制御部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を含むことができ、保定器は、陥凹を露出させるように移動可能であり得る一方、インプラントの遠位部分は、陥凹内に受容される。いくつかの実施形態では、保定器は、それを通してインプラントが通過し得る、スロットを含む。

いくつかの実施形態では、本システムは、伸長アンカ部材を含む。伸長アンカ部材は、膀胱壁に接触するように構成される、アンカを含むことができる。アンカは、膨張可能バルーンまたは複数の膨張可能バルーンであり得る。いくつかの実施形態では、伸長アンカ部材は、展開されるとき、自動的に偏向するように構成される一部を有する、ワイヤ形態部材を含む。

いくつかの実施形態では、伸長把持器部材は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、陥凹を含む。いくつかの実施形態では、本システムは、陥凹が第１の内側管腔によって拘束されていないとき、インプラントの近位部分が、自由に伸長把持器部材の陥凹から解放されるように構成される。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスが、含まれ、送達デバイスの近位端領域と結合される。近位制御デバイスは、送達デバイスからのインプラントの展開を制御するようにユーザによって操作可能であり得る。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、筐体を含み、筐体および内側管状部材に対して伸長把持器部材を遠位に前進させるように構成される、および／または筐体および遠位制御部材に対して内側管状部材を近位に後退させ、回転させるように構成される、および／または筐体に対して外側管状部材を近位に後退させるように構成される。

多くの実施形態では、埋込可能デバイスを送達するためのシステムが、提供され、本システムは、内側管腔を有する、第１の伸長部材と、内側管腔内で摺動可能であり、インプラントの近位部分を保持するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分を保持するように構成される、遠位制御部材とを含む、送達デバイスと、送達デバイスの近位端領域と結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、ユーザアクチュエータと、筐体とを含む、近位制御デバイスとを含む。

多くの実施形態では、患者の身体管腔内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、インプラントを格納する、第１の管状部材と、第１の管状部材内で摺動可能であり、インプラントの遠位部分と解放可能に結合される、遠位制御部材と、第１の管状部材内で摺動可能あり、インプラントの近位部分と解放可能に結合される、伸長把持器部材とを含む、ステップと、伸長把持器部材と第１の管状部材との間の相対運動を引き起こし、第１の管状部材内からインプラントの少なくとも一部を暴露するステップと、遠位制御部材からインプラントの遠位部分を、伸長把持器部材からインプラントの近位部分を解放するステップとを含む、インプラントを送達する方法が、提供される。

いくつかの実施形態では、身体管腔は、ヒトの前立腺部尿道である。いくつかの実施形態では、遠位部分および近位部分の解放に応じて、インプラントは、少なくとも部分的開放状態に前立腺部尿道を維持するように適合される状態で、送達デバイスから解放される。

いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを含む、本体を有し、相対運動を引き起こすステップは、伸長把持器部材を遠位に前進させるステップを含むことができる。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、第１の管状部材からの第１のリング形構造の暴露の間に、遠位制御部材に対して第１の方向に第１の管状部材を回転させるステップを含む。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、第１の管状部材からの第２のリング形構造の暴露の間に、遠位制御部材に対して第２の方向に第１の管状部材を回転させるステップを含み、第２の方向は、第１の方向と反対である。第１および第２の方向における第１の管状部材の回転は、遠位制御部材がインプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間に起こることができる。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、伸長把持器部材および遠位制御部材に対して第１の管状部材を近位に後退させ、第１の管状部材から相互接続を暴露するステップを含む。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、第１の管状部材を近位に後退させながら、第１の管状部材を回転させるステップを含む。これらの実施形態では、相互接続は、曲線状であり得る。

いくつかの実施形態では、保定器が、インプラントの遠位部分を遠位制御部材に結合し、本方法は、保定器を解放し、遠位制御部材からインプラントの遠位部分を解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、制御ワイヤが、その遠位端において保定器に結合され、制御部材の長さ内に近位に延在する。制御ワイヤは、遠位制御部材の遠位端の近傍に位置する開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、ループを形成する。保定器に隣接して、その近位に位置するループは、保定器が遠位制御部材にわたって近位方向に移動することを防止する。

いくつかの実施形態では、保定器は、近位制御デバイスまで近位に延在する、伸長管状部材に結合される。近位制御デバイスは、保定器が、近位に抜去または移動され得るように、伸長管状部材を近位に抜去するように適合され、それによって、遠位制御部材からインプラントの遠位部分を解放する。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、第１の管状部材内からインプラントの近位部分を暴露し、伸長把持器部材からインプラントの近位部分を解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、伸長把持器部材と第１の管状部材との間の相対運動を引き起こす前に、膀胱壁に対して送達デバイスを係留するステップを含む。いくつかの実施形態では、送達デバイスを係留するステップは、膀胱内でバルーンを膨張させるステップを含む。

いくつかの実施形態では、第１の管状部材は、送達デバイスの外側管状部材内に摺動可能に受容される、内側管状部材である。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔を有する、第２の伸長管状部材と、内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する、少なくとも１つの支持体とを備える、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを含む。

いくつかの実施形態では、本システムはまた、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスを含み、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、本システムは、インプラントを含み、インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成される。いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを備える、本体を有する。

いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを含む。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、本システムはまた、保定器と結合され、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する、伸長部材を含む。いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、遠位制御部材に沿って摺動するように適合される。

いくつかの実施形態では、本システムはまた、伸長アンカ部材を含む。いくつかの実施形態では、伸長アンカ部材は、膀胱壁に接触するように構成される、アンカを備える。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、少なくとも２つの支持体を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも２つの支持体はそれぞれ、約３～約６インチだけ分離される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの支持体は、内側管状部材に固定して取り付けられる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの支持体は、第１の伸長管状部材に固定して取り付けられる。

いくつかの実施形態では、第２の伸長管状部材は、少なくとも１つの支持体に対して移動可能である。

いくつかの実施形態では、第１の伸長管状部材はさらに、潤滑性ライナを備える。

いくつかの実施形態では、第１の伸長管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、またはポリマー押出物から作製される。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、またはポリマー押出物から作製される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの支持体は、レーザ切断された金属板、成型されたプラスチック構成要素、または押出された材料である。

多くの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔を有する、第２の伸長管状部材と、内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する、少なくとも１つの支持体とを備える、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、尿道は、前立腺部尿道であり、本方法はさらに、内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップを含む。いくつかの実施形態では、外側管状部材は、内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、近位制御デバイスに対して内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）外側管状部材を近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いてインプラントを照明するステップを含む。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、少なくとも２つの支持体を含む。いくつかの実施形態では、少なくとも２つの支持体はそれぞれ、約３～約６インチだけ分離される。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの支持体は、内側管状部材に固定して取り付けられる。

いくつかの実施形態では、少なくとも１つの支持体は、第１の伸長管状部材に固定して取り付けられる。

いくつかの実施形態では、第２の伸長管状部材は、少なくとも１つの支持体に対して移動可能である。

いくつかの実施形態では、第１の伸長管状部材はさらに、潤滑性ライナを備える。

いくつかの実施形態では、第１の伸長管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、またはポリマー押出物から作製される。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、またはポリマー押出物から作製される。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムであって、送達デバイスを備える、システムが、説明される。本システムは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、第２の伸長管状部材の管腔内で近位に延在する、伸長部材に結合され、伸長部材は、開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造とを含んでもよい。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスを含み、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する。

いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを含む。いくつかの実施形態では、伸長把持器部材は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、陥凹を備える。いくつかの実施形態では、本システムは、陥凹が、第１の内側管腔によって拘束されていないとき、インプラントの近位部分が、伸長把持器部材の陥凹から自由に解放するように構成される。

いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成され、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、伸長部材は、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を備える。いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分が、陥凹内に受容されている間、陥凹を露出するように移動可能である。いくつかの実施形態では、保定器は、スロットを備える。

いくつかの実施形態では、インプラントは、伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される、近位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、遠位制御部材が、インプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間、遠位制御部材に対して内側管状部材を回転させ、縦方向に移動させるように構成される。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、外側管状部材を回転させることなく、内側管状部材を回転させるように構成される。いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、遠位制御部材に沿って摺動するように適合される。

いくつかの実施形態では、伸長部材は、第２の伸長管状部材の管腔の中にループを引動し、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する。

いくつかの実施形態では、伸長部材は、ニチノール、ケブラ、ステンレス鋼、縫合糸、および液晶ポリマーから成る群から選択される材料から作製される。

いくつかの実施形態では、伸長部材は、架張可能材料から作製される。

多くの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、第２の伸長管状部材の管腔内で近位に延在する、伸長部材に結合され、伸長部材は、開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、伸長部材を近位方向に引動することによって送達デバイスからインプラントを解放するステップであって、ループは、第２の伸長管状部材の管腔の中に抜去され、保定器は、近位方向に移動される、ステップとを含む。

いくつかの実施形態では、尿道は、前立腺部尿道であり、本方法はさらに、内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップを含む。いくつかの実施形態では、外側管状部材は、内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、近位制御デバイスに対して内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）外側管状部材を近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いてインプラントを照明するステップを含む。

いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、第２の伸長管状部材に沿って摺動するように適合される。

いくつかの実施形態では、第２の伸長管状部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を備える。

いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分が、陥凹内に受容されている間、陥凹を露出するように移動可能である。

いくつかの実施形態では、保定器は、スロットを備える。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、第１および第２の管腔と、遠位端とを備える、外側管状部材と、第２の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される、撮像モジュールであって、撮像モジュールは、少なくとも１つの伸長部材の遠位前進に応じて、外側管状部材の遠位端の遠位に位置付けられるように構成される、撮像モジュールと、外側管状部材の第１の管腔内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材とを含む。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスとを含み、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを備える。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、インプラントは、伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される、近位係合部材を備える。

いくつかの実施形態では、インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成される。いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを備える、本体を有する。

いくつかの実施形態では、外側管状部材の遠位端領域はさらに、照明デバイスを備える。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、カメラと、光源とを備える。いくつかの実施形態では、光源は、少なくとも１つのＬＥＤである。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、少なくとも２つの伸長部材に搭載される。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、少なくとも３つの伸長部材に搭載される。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、外側管状部材の遠位端の約０ｃｍ～約５ｃｍ遠位に位置付けられるように構成される。

多くの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、第１および第２の管腔と、遠位端とを備える、外側管状部材と、第２の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される、撮像モジュールと、第１の管腔を通して延在し、インプラントの少なくとも一部を格納する、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、外側管状部材の遠位端を越えて遠位に撮像モジュールを延在させるステップと、少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、尿道は、前立腺部尿道である。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、近位制御デバイスに対して内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）外側管状部材を近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを備える、本体を有し、第２のリング形構造は、第１のリング形構造の近位にある。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、外側管状部材の遠位端の遠位に延在された後、第２のリング形構造の設置を可視化することができる。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、撮像した後、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、外側管状部材の遠位端から約０ｃｍ～約５ｃｍ遠位に延在される。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、回転アダプタを備える、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスと、回転アダプタに結合される、撮像デバイスとを含み、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、インプラントを含む。いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを備える、本体を有する。いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを備える。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、インプラントは、伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される、近位係合部材を備える。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、遠位制御部材が、インプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間、遠位制御部材に対して内側管状部材を回転させ、縦方向に移動させるように構成される。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、外側管状部材を回転させることなく、内側管状部材を回転させるように構成される。いくつかの実施形態では、本システムはさらに、保定器と結合され、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する、伸長部材を含む。いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、遠位制御部材に沿って摺動するように適合される。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を備える。いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分が、陥凹内に受容されている間、陥凹を露出するように移動可能である。

いくつかの実施形態では、外側管状部材の遠位端領域はさらに、照明デバイスを備える。

いくつかの実施形態では、内側管状部材の遠位端領域は、ある分離距離だけ外側管状部材の遠位端領域の遠位にあり、近位制御デバイスは、分離距離を変化させることなく、外側管状部材および内側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、内側管状部材の近位端は、回転アダプタと結合される。

いくつかの実施形態では、回転アダプタは、遠位構成要素と、摺動構成要素と、ばねと、近位構成要素とを備え、撮像デバイスは、摺動構成要素に結合される。いくつかの実施形態では、摺動構成要素は、環状溝を備え、撮像デバイスは、環状溝に結合される。いくつかの実施形態では、ばねは、遠位構成要素と摺動構成要素との間に位置する。いくつかの実施形態では、ばねは、摺動構成要素と近位構成要素との間に位置する。いくつかの実施形態では、摺動構成要素は、電気を伝導する電気板またはリングを含む。

いくつかの実施形態では、回転アダプタは、電気を伝導する。

いくつかの実施形態では、回転アダプタはさらに、電気を伝導する電気板またはリングを備える。

いくつかの実施形態では、回転アダプタは、光源に電気的に接続される。いくつかの実施形態では、光源は、内側管状部材の遠位端または内側管状部材内で摺動可能に前進可能な１つまたはそれを上回る構造の遠位端上に搭載される。

いくつかの実施形態では、回転アダプタは、撮像デバイスに電気的に接続される。

いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、内側管状部材の遠位端に対して縦方向に前進することが可能である。

いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、内側管状部材の遠位端に対して縦方向に後退することが可能である。

多くの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にあり、インプラントの少なくとも一部を格納する、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、撮像デバイスとを備え、外側管状部材、内側管状部材、１つまたはそれを上回る構造、および撮像デバイスは、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合され、近位制御デバイスは、撮像デバイスに結合される、回転アダプタを備える、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材の遠位端に対して撮像デバイスを縦方向に移動させるステップと、撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、尿道は、前立腺部尿道である。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、近位制御デバイスに対して内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）外側管状部材を近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いてインプラントを照明するステップを含む。

いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを備える、本体を有し、第２のリング形構造は、第１のリング形構造の近位にある。いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、部分的展開後、第２のリング形構造の設置を可視化することができる。いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、インプラントの部分的展開後、第２のリング形構造に対して近位に抜去される。いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、インプラントの部分的展開後、第２のリング形構造に対して遠位に前進される。いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、内側管状部材の遠位端に対して縦方向に前進される。いくつかの実施形態では、撮像デバイスは、内側管状部材の遠位端に対して縦方向に後退される。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、撮像した後、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを含む。

いくつかの実施形態では、回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することは、外側管状部材の偏向をもたらす。

いくつかの実施形態では、回転可能車輪から引動ワイヤを巻解することは、外側管状部材の直線化をもたらす。

いくつかの実施形態では、延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。いくつかの実施形態では、延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。いくつかの実施形態では、第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。いくつかの実施形態では、延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。いくつかの実施形態では、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。いくつかの実施形態では、第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられる。

いくつかの実施形態では、延在部はさらに、戻り止めにおいて終端する、パドルを備える。いくつかの実施形態では、ラッチは、パドルに沿って摺動可能である。

いくつかの実施形態では、レッジは、筐体の右側上に位置する。

いくつかの実施形態では、延在部は、筐体の左側に取り付けられる。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤは、外側管状部材の管腔を通して延在する。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤは、外側管状部材の側壁に結合される、またはその中に埋設される。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤの遠位端は、外側管状部材の遠位端領域において外側管状部材に固着される。

多くの実施形態では、インプラントを送達する方法が、説明される。本方法は、（ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ステップと、（ｂ）近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、（ｃ）送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含み、外側管状部材は、ステップ（ａ）、（ｂ）、または（ｃ）のうちの少なくとも１つの間に、またはステップ（ａ）および（ｂ）または（ｂ）および（ｃ）の間に、回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することによって偏向され、外側管状部材は、外側管状部材が偏向された後、ラッチをレッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、前進させるステップ（ａ）の間に偏向され、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、ステップ（ａ）と（ｂ）との間に偏向され、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、後退させるステップ（ｂ）の間に偏向され、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、ステップ（ｂ）と（ｃ）との間に偏向され、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、解放するステップ（ｃ）の間に偏向され、偏向位置に係止される。

いくつかの実施形態では、延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。いくつかの実施形態では、延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、係止解除され、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。いくつかの実施形態では、延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、係止され、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。いくつかの実施形態では、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、レッジからラッチを係脱させることによって、外側管状部材を偏向位置から係止解除するステップを含み、延在部は、第１の位置に戻る。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤは、外側管状部材の管腔を通して延在する。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤは、外側管状部材の側壁に結合される、またはその中に埋設される。

いくつかの実施形態では、引動ワイヤの遠位端は、外側管状部材の遠位端領域において外側管状部材に固着される。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、近位制御デバイスまで近位に延在する、第３の伸長管状部材に結合される、１つまたはそれを上回る構造とを含む。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、第３の伸長管状部材を近位に抜去するように適合される。

いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成され、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を備える。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合され、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを含む。

いくつかの実施形態では、伸長部材は、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する。

多くの実施形態では、インプラントを送達する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、近位制御デバイスまで近位に延在する、第３の伸長管状部材に結合される、１つまたはそれを上回る構造とを備える、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、第３の伸長管状部材を近位方向に抜去することによって、送達デバイスからインプラントを解放するステップであって、保定器は、近位方向に移動される、ステップとを含む。

いくつかの実施形態では、保定器は、第２の伸長管状部材に沿って摺動するように適合される。

いくつかの実施形態では、第２の伸長管状部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を備える。

いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分が、陥凹内に受容されている間、陥凹を露出するように移動可能である。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、説明される。本システムは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である、移動可能取っ手部分を備え、移動可能取っ手部分は、近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される、溝を備える、近位制御デバイスとを含む。

いくつかの実施形態では、戻り止めは、近位取っ手部分の遠位区分の内面上に位置する。

いくつかの実施形態では、戻り止めは、偏向可能である。

いくつかの実施形態では、近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有する、ステントを備え、ステントの第１の端部は、近位取っ手部分の内面に取り付けられ、ステントは、第２の端部において戻り止めにおいて終端する。

いくつかの実施形態では、近位取っ手部分は、移動可能取っ手部分の周囲で回転可能である。

いくつかの実施形態では、近位取っ手の回転は、溝から戻り止めを取り外すことができる。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、インプラントを含む。

多くの実施形態では、インプラントを送達する方法が、説明される。本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、近位制御デバイスにおける機構は、外側管状部材が内側管状部材に対して回転することを防止する、近位制御デバイスとを備える、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である、移動可能取っ手部分を備え、機構は、近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される、移動可能取っ手部分上の溝を備える。いくつかの実施形態では、戻り止めは、偏向可能である。いくつかの実施形態では、戻り止めは、近位取っ手部分の遠位区分の内面上に位置する。いくつかの実施形態では、近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有する、ステントを備え、ステントの第１の端部は、近位取っ手部分の内面に取り付けられ、ステントは、第２の端部において戻り止めにおいて終端する。いくつかの実施形態では、近位取っ手部分は、移動可能取っ手部分の周囲で回転可能である。いくつかの実施形態では、近位取っ手の回転は、溝から戻り止めを取り外すことができる。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、外側管状部材が内側管状部材に対して回転することを可能にするために、機構を解放するステップを含む。いくつかの実施形態では、機構を解放するステップは、溝から戻り止めを除去するステップを含む。いくつかの実施形態では、戻り止めは、移動可能取っ手部分の周囲の近位取っ手部分の回転によって溝から除去される。

多くの実施形態では、インプラントを送達するためのシステムが、提供され、本システムは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを含む、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、近位制御デバイスとを含む、送達デバイスを含む。

いくつかの実施形態では、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔を有する、第２の伸長管状部材と、内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する、少なくとも１つの支持体とを含む。内側管状部材は、２つ、代替として、３つ、代替として、４つ、代替として、５つ、代替として、６つ、代替として、７つ、代替として、８つ、またはそれを上回る支持体を含有してもよい。支持体は、内側管状部材に固定して取り付けられてもよい。支持体はまた、第１の伸長管状部材に固定して取り付けられてもよい。第２の伸長管状部材は、支持体に対して移動可能であってもよい。支持体は、約３～約６インチだけ分離されてもよい。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、インプラントを含む。インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成されることができる。いくつかの実施形態では、インプラントは、第１および第２のリング形構造と、第１および第２のリング形構造の間に延在する、相互接続とを含む、本体を有する。

いくつかの実施形態では、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、伸長把持器部材と、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、遠位制御部材とを含む。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を含み、インプラントは、保定器と解放可能に結合するように構成される、遠位係合部材を含む。いくつかの実施形態では、インプラントは、伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される、近位係合部材を含む。いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントの最遠位部分から離れるように近位に延在する、ワイヤ様遠位係合部材を含む。いくつかの実施形態では、インプラントは、ワイヤ様近位係合部材を含む。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、遠位制御部材が、インプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間、遠位制御部材に対して内側管状部材を回転させ、縦方向に移動させるように構成される。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、外側管状部材を回転させることなく、内側管状部材を回転させるように構成される。

いくつかの実施形態では、本システムは、外側管状部材が回転することを防止する、回転防止機構を含んでもよい。本システムは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である、移動可能取っ手部分を備え、移動可能取っ手部分は、近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される、溝を備える、近位制御デバイスとを備える、送達デバイスを含んでもよい。近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有する、ステントを含んでもよく、ステントの第１の端部は、近位取っ手部分の内面に取り付けられ、ステントは、第２の端部において戻り止めにおいて終端する。戻り止めは、偏向可能である。近位取っ手部分は、移動可能取っ手部分の周囲で回転可能であり、近位取っ手部分または移動可能取っ手部分に印加される付加的回転力は、溝から戻り止めを取り外すことができる。

いくつかの実施形態では、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、内側管状部材および外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、近位制御デバイスにおける機構は、外側管状部材が内側管状部材に対して回転することを防止する、近位制御デバイスとを備える、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含む。近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である、移動可能取っ手部分を含み、機構は、近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される、移動可能取っ手部分上の溝を備える。近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有する、ステントを含んでもよく、ステントの第１の端部は、近位取っ手部分の内面に取り付けられ、ステントは、第２の端部において戻り止めにおいて終端する。戻り止めは、偏向可能である。近位取っ手部分は、移動可能取っ手部分の周囲で回転可能であり、近位取っ手の回転は、溝から戻り止めを取り外すことができる。本方法はさらに、外側管状部材が内側管状部材に対して回転することを可能にするために、機構を解放するステップを含んでもよい。機構を解放するステップは、近位取っ手部分または移動可能取っ手部分を移動可能取っ手部分および近位取っ手部分のうちの他方の周囲で回転させることによって、溝から戻り止めを除去するステップを含む。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、操向ロックを含む。本システムは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、送達デバイスを含む。回転可能車輪の周囲の引動ワイヤの巻回は、外側管状部材の偏向をもたらし、回転可能車輪からの引動ワイヤの巻解は、外側管状部材の直線化をもたらす。延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられ、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。

いくつかの実施形態では、本方法は、インプラントの送達の間に外側管状部材を操向および係止するステップを含む。本方法は、（ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ステップと、（ｂ）近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、（ｃ）送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含み、外側管状部材は、ステップ（ａ）、（ｂ）、または（ｃ）のうちの少なくとも１つの間に、またはステップ（ａ）および（ｂ）または（ｂ）および（ｃ）の間に、回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することによって偏向され、外側管状部材は、外側管状部材が偏向された後、ラッチをレッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される。回転可能車輪の周囲の引動ワイヤの巻回は、外側管状部材の偏向をもたらし、回転可能車輪からの引動ワイヤの巻解は、外側管状部材の直線化をもたらす。延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられ、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。本方法はさらに、レッジからラッチを係脱させることによって、外側管状部材を偏向位置から係止解除するステップを含んでもよく、延在部は、第１の位置に戻る。

いくつかの実施形態では、本方法は、送達デバイスの前進の間またはその後、インプラントの送達の間に外側管状部材を操向および係止するステップを含む。本方法は、（ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ステップと、（ｂ）近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、（ｃ）送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含み、外側管状部材は、前進させるステップ（ａ）の間またはその後、例えば、内側管状部材を後退させる前に、回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することによって偏向され、外側管状部材は、外側管状部材が偏向された後、ラッチをレッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される。回転可能車輪の周囲の引動ワイヤの巻回は、外側管状部材の偏向をもたらし、回転可能車輪からの引動ワイヤの巻解は、外側管状部材の直線化をもたらす。延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられ、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。本方法はさらに、レッジからラッチを係脱させることによって、外側管状部材を偏向位置から係止解除するステップを含んでもよく、延在部は、第１の位置に戻る。

いくつかの実施形態では、本方法は、インプラントを部分的に展開する間またはその後、インプラントの送達の間に外側管状部材を操向および係止するステップを含む。本方法は、（ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ステップと、（ｂ）近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、（ｃ）送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含み、外側管状部材は、ステップ（ｂ）において少なくとも部分的に、インプラントを展開するために、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造を後退させる間またはその後、例えば、インプラントを解放する前に、回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することによって偏向され、外側管状部材は、外側管状部材が偏向された後、ラッチをレッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される。回転可能車輪の周囲の引動ワイヤの巻回は、外側管状部材の偏向をもたらし、回転可能車輪からの引動ワイヤの巻解は、外側管状部材の直線化をもたらす。延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられ、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。本方法はさらに、レッジからラッチを係脱させることによって、外側管状部材を偏向位置から係止解除するステップを含んでもよく、延在部は、第１の位置に戻る。

いくつかの実施形態では、本方法は、インプラントの解放の間に外側管状部材を操向および係止するステップを含む。本方法は、（ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にある、内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスであって、近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、引動ワイヤは、外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、延在部は、第１および第２の側を有し、筐体から延在し、ラッチは、延在部内に格納され、延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、レッジは、筐体上に配置され、ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ステップと、（ｂ）近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して外側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、（ｃ）送達デバイスからインプラントを解放するステップとを含み、外側管状部材は、ステップ（ｃ）においてインプラントを解放するステップの間に回転可能車輪の周囲に引動ワイヤを巻回することによって偏向され、外側管状部材は、外側管状部材が偏向された後、ラッチをレッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される。回転可能車輪の周囲の引動ワイヤの巻回は、外側管状部材の偏向をもたらし、回転可能車輪からの引動ワイヤの巻解は、外側管状部材の直線化をもたらす。延在部は、筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である。延在部が、第１の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である。延在部が、第２の位置にあるとき、回転可能車輪は、引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない。第１の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる。第２の位置において、延在部は、外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられ、ラッチは、延在部が、第２の位置にあるとき、レッジによって摩擦して係合される。本方法はさらに、レッジからラッチを係脱させることによって、外側管状部材を偏向位置から係止解除するステップを含んでもよく、延在部は、第１の位置に戻る。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、保定器と結合され、保定器からのインプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である、近位端を有する、伸長部材を含む。いくつかの実施形態では、保定器は、管状であり、遠位制御部材に沿って摺動するように適合される。いくつかの実施形態では、遠位制御部材は、インプラントの遠位部分を受容するように適合される、陥凹を含む。いくつかの実施形態では、保定器は、インプラントの遠位部分が、陥凹内に受容されている間、陥凹を露出するように移動可能である。いくつかの実施形態では、保定器は、スロットを含む。

いくつかの実施形態では、本システムはさらに、伸長アンカ部材を含む。いくつかの実施形態では、伸長アンカ部材は、膀胱壁に接触するように構成される、アンカを含む。いくつかの実施形態では、アンカは、膨張可能バルーンである。いくつかの実施形態では、伸長アンカ部材は、複数のバルーンを含む。いくつかの実施形態では、伸長アンカ部材は、展開されるとき、自動的に偏向するように構成される一部を有する、ワイヤ形態部材を含む。アンカバルーンの膨張直径は、約１ｃｍ～７ｃｍ、代替として、約２ｃｍ～６ｃｍ、代替として、約１ｃｍ～６ｃｍであり得る。

いくつかの実施形態では、伸長把持器部材は、インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される、陥凹を含む。いくつかの実施形態では、本システムは、陥凹が、第１の内側管腔によって拘束されていないとき、インプラントの近位部分が、伸長把持器部材の陥凹から自由に解放するように構成される。

いくつかの実施形態では、外側管状部材の遠位端領域はさらに、照明デバイスを含む。

いくつかの実施形態では、第２の部分は、第２の部分内のプリント回路基板に電気的に接続される第１の端部と、撮像デバイスに電気的に接続される第２の端部とを有する、第１の可撓性バスと、第２の部分内のプリント回路基板に電気的に接続される第１の端部と、照明デバイスに電気的に接続される第２の端部とを有する、第２の可撓性バスとを含む。

いくつかの実施形態では、撮像モジュールは、外側管状部材の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される。撮像モジュールは、少なくとも１つの伸長部材の遠位前進に応じて、外側管状部材の遠位端の遠位に位置付けられるように構成される。撮像モジュールは、カメラと、光源とを含んでもよい。撮像モジュールは、少なくとも１つ、２つ、３つ、またはそれを上回る伸長部材に搭載されてもよい。撮像モジュールは、外側管状部材の遠位端の約０ｃｍ～約５ｃｍ遠位に位置付けられるように構成されてもよい。

いくつかの実施形態では、近位制御デバイスは、撮像デバイスに結合される、回転アダプタを含む。近位制御デバイスは、内側管状部材および１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて外側管状部材と解放可能に結合される。回転アダプタは、遠位構成要素と、摺動構成要素と、ばねと、近位構成要素とを含むことができる。撮像デバイスは、回転アダプタの摺動構成要素に結合されることができる。ばねは、遠位構成要素と摺動構成要素との間に位置し、ばねが圧縮されるとき、撮像デバイスが遠位方向に前進されることを可能にし得る。代替として、ばねは、摺動構成要素と近位構成要素との間に位置し、ばねが圧縮されるとき、撮像デバイスが近位方向に前進されることを可能にし得る。

いくつかの実施形態では、回転アダプタはまた、電気を伝導してもよい。回転アダプタは、電気を伝導する電気板またはリングを備えてもよい。いくつかの実施形態では、摺動構成要素は、電気板またはリングを含んでもよい。回転アダプタはまた、光源または撮像デバイスに接続されてもよい。

いくつかの実施形態では、内側管状部材の遠位端領域は、ある分離距離だけ外側管状部材の遠位端領域の遠位にあり、近位制御デバイスは、分離距離を変化させることなく、外側管状部材および内側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される。

いくつかの実施形態では、インプラントは、前立腺部尿道内に完全に嵌合するようにサイズ決めされる。いくつかの実施形態では、送達システムは、インプラントを前立腺部尿道内の前方位置に送達するために使用可能である。いくつかの実施形態では、送達システムは、インプラントを前立腺部尿道内の後方位置に送達するために使用可能である。

多くの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを含む、外側管状部材と、外側管状部材内にあり、インプラントの少なくとも一部を格納する、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを含み、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）外側管状部材の遠位端領域に位置する撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。いくつかの実施形態では、尿道は、前立腺部尿道である。

いくつかの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔を有する、第２の伸長管状部材と、内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する、少なくとも１つの支持体とを含む、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップとを含む。本方法はさらに、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させるステップと、（ｂ）内側管状部材が、縦方向に後退されている間、撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含んでもよい。

いくつかの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、第１および第２の管腔と、遠位端とを備える、外側管状部材と、第２の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される、撮像モジュールと、第１の管腔内にあり、インプラントの少なくとも一部を格納する、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、外側管状部材の遠位端を越えて遠位に撮像モジュールを延在させるステップと、少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を備える、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、第２の伸長管状部材の管腔内で近位に延在する、伸長部材に結合され、伸長部材は、開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、伸長部材を近位方向に引動することによって送達デバイスからインプラントを解放するステップであって、ループは、第２の伸長管状部材の管腔の中に抜去され、保定器は、近位方向に移動される、ステップとを含む。本方法はさらに、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させるステップと、（ｂ）内側管状部材が、縦方向に後退されている間、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含んでもよい。

いくつかの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材と、外側管状部材内にあり、インプラントの少なくとも一部を格納する、内側管状部材と、内側管状部材内からのインプラントの展開を引き起こすために、内側管状部材内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造と、撮像デバイスとを備え、外側管状部材、内側管状部材、１つまたはそれを上回る構造、および撮像デバイスは、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合され、近位制御デバイスは、撮像デバイスに結合される、回転アダプタを備える、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材の遠位端に対して撮像デバイスを縦方向に移動（例えば、後退または前進）させるステップと、撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。いくつかの実施形態では、本方法はさらに、インプラントが、完全に前立腺部尿道内にあるように、送達デバイスからインプラントを解放するステップを含む。

いくつかの実施形態では、インプラントは、拡張状態である間に解放され、拡張状態におけるインプラントの直径は、インプラントが解放される、前立腺部尿道の最も小さい幅未満である。

いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントが、前立腺部尿道の最後方組織表面に接触するように解放される。いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントが、前立腺部尿道の最前方組織表面に接触しないように解放される。

いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントが、前立腺部尿道の最前方組織表面に接触するように解放される。いくつかの実施形態では、インプラントは、インプラントが、前立腺部尿道の最後方組織表面に接触しないように解放される。

いくつかの実施形態では、インプラントの送達を撮像する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップであって、送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを備える、外側管状部材と、外側管状部材内の内側管状部材であって、内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する、第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する、第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、インプラントの展開を引き起こすために、第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である、１つまたはそれを上回る構造であって、１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される、保定器を備え、保定器は、第２の伸長管状部材の管腔内で延在する、伸長部材に結合され、伸長部材は、開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造とを備え、外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ステップと、近位制御デバイスおよび１つまたはそれを上回る構造に対して内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）近位制御デバイスに対して外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）外側管状部材の遠位端領域に位置する撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップと、伸長部材を近位方向に引動することによって送達デバイスからインプラントを解放するステップであって、ループは、第２の伸長管状部材の管腔の中に抜去され、保定器は、近位方向に移動される、ステップとを含む。

いくつかの実施形態では、外側管状部材は、内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、近位制御デバイスに対して内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、内側管状部材からインプラントを展開するステップと、内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）外側管状部材を近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）撮像デバイスを用いて少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップに先立って実施される以下のステップ、すなわち、内側管状部材を外側管状部材の中に挿入するステップであって、内側管状部材は、近位制御デバイスの第１の部分と結合され、外側管状部材は、近位制御デバイスの第２の部分と結合される、ステップと、近位制御デバイスの第１の部分を近位制御デバイスの第２の部分に結合するステップとを含む。いくつかの実施形態では、近位制御デバイスの第１の部分を近位制御デバイスの第２の部分に結合するステップは、第２の部分の偏向可能部材を第１の部分の溝に結合するステップを含む。

いくつかの実施形態では、本方法はさらに、外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いてインプラントを照明するステップを含む。

多くの実施形態では、近位制御デバイスのユーザ組立の方法が、提供され、本方法は、内側管状部材を外側管状部材の中に挿入するステップであって、内側管状部材は、近位制御デバイスの第１の部分と結合され、外側管状部材は、近位制御デバイスの第２の部分と結合される、ステップと、結合機構を用いて近位制御デバイスの第１の部分を近位制御デバイスの第２の部分に結合するステップとを含み、内側管状部材は、近位制御デバイスの第１の部分に対して縦方向かつ回転的に移動可能であり、第１の部分は、内側管状部材の縦方向移動が、第２の部分および外側管状部材の縦方向移動を引き起こすように、第２の部分に結合され、第１の部分は、内側管状部材の回転移動が、第２の部分および外側管状部材の回転移動を引き起こさないように、第２の部分に結合される。

いくつかの実施形態では、第１の部分は、１つを上回る位置において第２の部分に結合することができ、本方法は、第１の位置にける結合機構を用いて近位制御デバイスの第１の部分を近位制御デバイスの第２の部分に結合するステップと、近位制御デバイスの第２の部分から近位制御デバイスの第１の部分を結合解除するステップと、第２の位置における結合機構を用いて近位制御デバイスの第１の部分を近位制御デバイスの第２の部分に結合するステップとを含む。

いくつかの実施形態では、第１の位置は、内側管状部材の遠位末端と外側管状部材の遠位末端との間の第１の距離に対応し、第２の位置は、内側管状部材の遠位末端と外側管状部材の遠位末端との間の第２の距離に対応し、第１および第２の距離は、異なる。いくつかの実施形態では、第２の距離は、第１の距離を上回り、第１の位置と比較して、第２の位置に関して比較的により広い撮像野に対応する。

多くの実施形態では、インプラントを送達する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップと、送達デバイスから完全に患者の前立腺部尿道内の位置までインプラントを展開するステップであって、インプラントは、展開に応じて未拡張状態から拡張状態に遷移する、ステップと、インプラントが、前立腺部尿道を通して経路を維持する拡張状態において前立腺部尿道内に留まっている間、患者から送達デバイスを除去するステップであって、拡張状態におけるインプラントの直径は、インプラントに隣接する前立腺部尿道の最も小さい幅未満である、ステップとを含み、送達デバイスの除去後、インプラントは、前立腺部尿道の最後方組織表面に接触する。

いくつかの実施形態では、送達デバイスの除去後、インプラントは、前立腺部尿道の最後方組織表面に接触し、前立腺部尿道の最前方組織表面に接触しない。

多くの実施形態では、インプラントを送達する方法が、提供され、本方法は、患者の尿道内で送達デバイスを前進させるステップと、送達デバイスから完全に患者の前立腺部尿道内の位置までインプラントを展開するステップであって、インプラントは、展開に応じて未拡張状態から拡張状態に遷移する、ステップと、インプラントが、前立腺部尿道を通して経路を維持する拡張状態において前立腺部尿道内に留まっている間、患者から送達デバイスを除去するステップであって、拡張状態におけるインプラントの直径は、インプラントに隣接する前立腺部尿道の最も小さい幅未満である、ステップとを含み、送達デバイスの除去後、インプラントは、前立腺部尿道の最前方組織表面に接触する。

いくつかの実施形態では、送達デバイスの除去後、インプラントは、前立腺部尿道の最前方組織表面に接触し、前立腺部尿道の最後方組織表面に接触しない。

本明細書に提供される任意の実施形態に関して説明される全ての特徴、要素、構成要素、機能、およびステップは、任意の他の実施形態からのものと自由に組み合わせ可能かつ代用可能であることを意図している。ある特徴、要素、構成要素、機能、またはステップが、１つのみの実施形態に関して説明される場合、その特徴、要素、構成要素、機能、またはステップが、別様に明示的に記載されない限り、本明細書に説明される全ての他の実施形態と併用され得ることを理解されたい。本段落は、したがって、随時、異なる実施形態からの特徴、要素、構成要素、機能、およびステップを組み合わせる、または続く説明が、特定の事例において、そのような組み合わせまたは代用が可能であることを明示的に記載しない場合でも、一実施形態からの特徴、要素、構成要素、機能、およびステップを別の実施形態のものと代用する、請求項の導入のための先行基礎および書面による支援としての役割を果たす。特に、あらゆるそのような組み合わせおよび代用の許容性が当業者によって容易に認識されるであろうことを前提として、全ての可能性として考えられる組み合わせおよび代用の明確な列挙が、過度に負担であることが明示的に確認される。

本明細書および添付される請求項に使用されるように、単数形「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」は、文脈が別様に明確に決定付けない限り、複数指示物を含む。

実施形態は、種々の修正および代替形態の影響を受け得るが、その具体的実施例が、図面に示され、本明細書に詳細に説明される。しかしながら、これらの実施形態が、開示される特定の形態に限定されるものではなく、反対に、これらの実施形態が、本開示の精神内に該当する全ての修正、均等物、および代替物を網羅するものであることを理解されたい。さらに、実施形態の任意の特徴、機能、ステップ、または要素、および請求項の発明の範囲内に該当しない特徴、機能、ステップ、または要素によってその範囲を定義する否定的限定が、請求項に列挙される、またはそれに追加され得る。

Claims (180)

1. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
   外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを備える外側管状部材と、
   前記外側管状部材内の内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔を有する第２の伸長管状部材と、前記内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する少なくとも１つの支持体とを備える、内側管状部材と、
   前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と
   を備える、システム。
2. 前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイス
   をさらに備え、
   前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、請求項１に記載のシステム。
3. 前記インプラントをさらに備え、前記インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成される、請求項１に記載のシステム。
4. 前記インプラントは、第１および第２のリング形構造と、前記第１および第２のリング形構造の間に延在する相互接続とを備える本体を有する、請求項３に記載のシステム。
5. 前記１つまたはそれを上回る構造は、
   前記インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される伸長把持器部材と、
   前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される遠位制御部材と
   を備える、請求項１に記載のシステム。
6. 前記遠位制御部材は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記インプラントは、前記保定器と解放可能に結合するように構成される遠位係合部材を備える、請求項５に記載のシステム。
7. 前記保定器と結合され、前記保定器からの前記インプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である近位端を有する伸長部材をさらに備える、請求項６に記載のシステム。
8. 前記保定器は、管状であり、前記遠位制御部材に沿って摺動するように適合される、請求項７に記載のシステム。
9. 伸長アンカ部材をさらに備える、請求項１に記載のシステム。
10. 前記伸長アンカ部材は、膀胱壁に接触するように構成されるアンカを備える、請求項９に記載のシステム。
11. 前記内側管状部材は、少なくとも２つの支持体を含む、請求項１に記載のシステム。
12. 前記少なくとも２つの支持体はそれぞれ、約３～約６インチだけ分離される、請求項１１に記載のシステム。
13. 前記少なくとも１つの支持体は、前記内側管状部材に固定して取り付けられる、請求項１に記載のシステム。
14. 前記少なくとも１つの支持体は、前記第１の伸長管状部材に固定して取り付けられる、請求項１に記載のシステム。
15. 前記第２の伸長管状部材は、前記少なくとも１つの支持体に対して移動可能である、請求項１に記載のシステム。
16. 前記第１の伸長管状部材はさらに、潤滑性ライナを備える、請求項１に記載のシステム。
17. 前記第１の伸長管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、およびポリマー押出物から成る群から選択される材料から作製される、請求項１に記載のシステム。
18. 前記内側管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、およびポリマー押出物から成る群から選択される材料から作製される、請求項１に記載のシステム。
19. 前記少なくとも１つの支持体は、レーザ切断された金属板、成型されたプラスチック構成要素、または押出された材料である、請求項１に記載のシステム。
20. インプラントの送達を撮像する方法であって、前記方法は、
    患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域内に位置する撮像デバイスを備える外側管状部材と、前記外側管状部材内の内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔を有する第２の伸長管状部材と、前記内側管状部材の縦方向軸に略垂直である平面を画定する少なくとも１つの支持体とを備える、内側管状部材と、前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造とを備え、前記外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、前記患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ことと、
    前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと
    を含む、方法。
21. 前記尿道は、前記前立腺部尿道であり、前記方法はさらに、
    前記内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）前記近位制御デバイスに対して前記外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）前記外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することを含む、請求項２０に記載の方法。
22. 前記送達デバイスから前記インプラントを解放することをさらに含む、請求項２０に記載の方法。
23. 前記外側管状部材は、前記内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される、請求項２１に記載の方法。
24. 前記近位制御デバイスに対して前記内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
    前記内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）前記外側管状部材を前記近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）前記撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
    をさらに含む、請求項２１に記載の方法。
25. 前記外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いて前記インプラントを照明することをさらに含む、請求項２０に記載の方法。
26. 前記内側管状部材は、少なくとも２つの支持体を含む、請求項２０に記載の方法。
27. 前記少なくとも２つの支持体はそれぞれ、約３～約６インチだけ分離される、請求項２６に記載の方法。
28. 前記少なくとも１つの支持体は、前記内側管状部材に固定して取り付けられる、請求項２０に記載の方法。
29. 前記少なくとも１つの支持体は、前記第１の伸長管状部材に固定して取り付けられる、請求項２０に記載の方法。
30. 前記第２の伸長管状部材は、前記少なくとも１つの支持体に対して移動可能である、請求項２０に記載の方法。
31. 前記第１の伸長管状部材はさらに、潤滑性ライナを備える、請求項２０に記載の方法。
32. 前記第１の伸長管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、およびポリマー押出物から成る群から選択される材料から作製される、請求項２０に記載の方法。
33. 前記内側管状部材は、ハイポチューブ、編組材料、およびポリマー押出物から成る群から選択される材料から作製される、請求項２０に記載の方法。
34. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
    外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える外側管状部材と、
    前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、
    前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造であって、前記１つまたはそれを上回る構造は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記保定器は、前記第２の伸長管状部材の管腔内で近位に延在する伸長部材に結合され、前記伸長部材は、前記開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、前記保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造と
    を備える、システム。
35. 前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスをさらに備え、
    前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、請求項３４に記載のシステム。
36. 前記撮像デバイスは、前記外側管状部材の遠位端領域内に位置する、請求項３４に記載のシステム。
37. 前記１つまたはそれを上回る構造は、
    前記インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される伸長把持器部材と、
    前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される遠位制御部材と
    を備える、請求項３４に記載のシステム。
38. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成され、前記インプラントは、前記保定器と解放可能に結合するように構成される遠位係合部材を備える、請求項３４に記載のシステム。
39. 前記インプラントは、前記伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される近位係合部材を備える、請求項３４に記載のシステム。
40. 前記近位制御デバイスは、前記遠位制御部材が、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間、前記遠位制御部材に対して前記内側管状部材を回転させ、縦方向に移動させるように構成される、請求項３５に記載のシステム。
41. 前記近位制御デバイスは、前記外側管状部材を回転させることなく、前記内側管状部材を回転させるように構成される、請求項４０に記載のシステム。
42. 前記伸長部材は、前記保定器からの前記インプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である近位端を有する、請求項３８に記載のシステム。
43. 前記保定器は、管状であり、前記遠位制御部材に沿って摺動するように適合される、請求項４０に記載のシステム。
44. 前記遠位制御部材は、前記インプラントの遠位部分を受容するように適合される陥凹を備える、請求項３８に記載のシステム。
45. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分が、前記陥凹内に受容されている間、前記陥凹を露出するように移動可能である、請求項４２に記載のシステム。
46. 前記保定器は、スロットを備える、請求項４５に記載のシステム。
47. 前記伸長把持器部材は、インプラントの前記近位部分と解放可能に結合するように構成される陥凹を備える、請求項３７に記載のシステム。
48. 前記システムは、前記陥凹が、前記第１の内側管腔によって拘束されていないとき、前記インプラントの近位部分が、前記伸長把持器部材の陥凹から自由に解放するように構成される、請求項４７に記載のシステム。
49. 前記伸長部材は、前記第２の伸長管状部材の管腔の中に前記ループを引動し、前記保定器からの前記インプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である近位端を有する、請求項３４に記載のシステム。
50. 前記伸長部材は、ニチノール、ケブラ、ステンレス鋼、縫合糸、および液晶ポリマーから成る群から選択される材料から作製される、請求項３４に記載のシステム。
51. 前記伸長部材は、架張可能材料から作製される、請求項３４に記載のシステム。
52. インプラントの送達を撮像する方法であって、前記方法は、
    患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える外側管状部材と、前記外側管状部材内の内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造であって、前記１つまたはそれを上回る構造は、インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記保定器は、前記第２の伸長管状部材の管腔内で近位に延在する伸長部材に結合され、前記伸長部材は、前記開口部から外に通過し、その中に戻るように通過し、前記保定器が近位方向に移動することを防止するループを形成する、１つまたはそれを上回る構造とを備え、前記外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、前記患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ことと、
    前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
    前記伸長部材を近位方向に引動することによって前記送達デバイスから前記インプラントを解放することであって、前記ループは、前記第２の伸長管状部材の管腔の中に抜去され、前記保定器は、近位方向に移動される、ことと
    を含む、方法。
53. 前記尿道は、前記前立腺部尿道であり、前記方法はさらに、
    前記内側管状部材が、縦方向に後退されている間、並行して、（ａ）前記近位制御デバイスに対して前記外側管状部材を縦方向に後退させ、（ｂ）前記外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することを含む、請求項５１に記載の方法。
54. 前記撮像デバイスは、前記外側管状部材の遠位端領域内に位置する、請求項５１に記載の方法。
55. 前記外側管状部材は、前記内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される、請求項５３に記載の方法。
56. 前記近位制御デバイスに対して前記内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
    前記内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）前記外側管状部材を前記近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）前記撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
    をさらに含む、請求項５３に記載の方法。
57. 前記外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いて前記インプラントを照明することをさらに含む、請求項５１に記載の方法。
58. 前記保定器は、管状であり、前記第２の伸長管状部材に沿って摺動するように適合される、請求項５１に記載の方法。
59. 前記第２の伸長管状部材は、前記インプラントの遠位部分を受容するように適合される陥凹を備える、請求項５１に記載の方法。
60. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分が、前記陥凹内に受容されている間、前記陥凹を露出するように移動可能である、請求項５１に記載の方法。
61. 前記保定器は、スロットを備える、請求項５１に記載の方法。
62. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
    第１および第２の管腔と、遠位端とを備える外側管状部材と、
    前記第２の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される撮像モジュールであって、前記撮像モジュールは、前記少なくとも１つの伸長部材の遠位前進に応じて、前記外側管状部材の遠位端の遠位に位置付けられるように構成される、撮像モジュールと、
    外側管状部材の前記第１の管腔内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と
    を備える、システム。
63. 前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、
    前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスと
    をさらに備え、
    前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、請求項６２に記載のシステム。
64. 前記インプラントは、前立腺部尿道を少なくとも部分的開放状態に維持するように構成される、請求項６２に記載のシステム。
65. 前記インプラントは、第１および第２のリング形構造と、前記第１および第２のリング形構造の間に延在する相互接続とを備える本体を有する、請求項６４に記載のシステム。
66. 前記１つまたはそれを上回る構造は、
    前記インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される伸長把持器部材と、
    前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される遠位制御部材と
    を備える、請求項６３に記載のシステム。
67. 前記遠位制御部材は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記インプラントは、前記保定器と解放可能に結合するように構成される遠位係合部材を備える、請求項６６に記載のシステム。
68. 前記インプラントは、前記伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される近位係合部材を備える、請求項６６に記載のシステム。
69. 前記外側管状部材の遠位端領域はさらに、照明デバイスを備える、請求項６２に記載のシステム。
70. 前記撮像モジュールは、カメラと、光源とを備える、請求項６２に記載のシステム。
71. 前記光源は、少なくとも１つのＬＥＤである、請求項７０に記載のシステム。
72. 前記撮像モジュールは、少なくとも２つの伸長部材に搭載される、請求項６２に記載のシステム。
73. 前記撮像モジュールは、少なくとも３つの伸長部材に搭載される、請求項６２に記載のシステム。
74. 前記撮像モジュールは、前記外側管状部材の遠位端の約０ｃｍ～約５ｃｍ遠位に位置付けられるように構成される、請求項６２に記載のシステム。
75. インプラントの送達を撮像する方法であって、前記方法は、
    患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、第１および第２の管腔と、遠位端とを備える外側管状部材と、前記第２の管腔を通して延在する少なくとも１つの伸長部材に搭載される撮像モジュールと、前記第１の管腔を通して延在し、インプラントの少なくとも一部を格納する内側管状部材と、前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造とを備え、前記外側管状部材、内側管状部材、および１つまたはそれを上回る構造は、それぞれ、前記患者の外側の近位制御デバイスと結合される、ことと、
    前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
    前記外側管状部材の遠位端を越えて遠位に前記撮像モジュールを延在させることと、
    前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
    を含む、方法。
76. 前記尿道は、前記前立腺部尿道である、請求項７４に記載の方法。
77. 前記送達デバイスから前記インプラントを解放することをさらに含む、請求項７４に記載の方法。
78. 前記外側管状部材は、前記内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される、請求項７４に記載の方法。
79. 前記近位制御デバイスに対して前記内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
    前記内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）前記外側管状部材を前記近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）前記撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
    をさらに含む、請求項７４に記載の方法。
80. 前記インプラントは、第１および第２のリング形構造と、前記第１および第２のリング形構造の間に延在する相互接続とを備える本体を有し、前記第２のリング形構造は、前記第１のリング形構造の近位にある、請求項７４に記載の方法。
81. 前記撮像モジュールは、前記外側管状部材の遠位端の遠位に延在された後、前記第２のリング形構造の設置を可視化することができる、請求項７４に記載の方法。
82. 撮像した後、前記送達デバイスから前記インプラントを解放するステップをさらに含む、請求項８１に記載の方法。
83. 前記撮像モジュールは、前記外側管状部材の遠位端から約０ｃｍ～約５ｃｍ遠位に延在される、請求項７４に記載の方法。
84. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
    外側管状部材と、
    前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、
    前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、
    回転アダプタを備える近位制御デバイスであって、前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を用いて前記外側管状部材と解放可能に結合される、近位制御デバイスと、
    前記回転アダプタに結合される撮像デバイスと
    を備え、
    前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、システム。
85. インプラントをさらに備える、請求項８４に記載のシステム。
86. 前記インプラントは、第１および第２のリング形構造と、前記第１および第２のリング形構造の間に延在する相互接続とを備える本体を有する、請求項８５に記載のシステム。
87. 前記１つまたはそれを上回る構造は、
    前記インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される伸長把持器部材と、
    前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される遠位制御部材と
    を備える、請求項８５に記載のシステム。
88. 前記遠位制御部材は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記インプラントは、前記保定器と解放可能に結合するように構成される遠位係合部材を備える、請求項８７に記載のシステム。
89. 前記インプラントは、前記伸長把持器部材と解放可能に結合するように構成される近位係合部材を備える、請求項８７に記載のシステム。
90. 前記近位制御デバイスは、前記遠位制御部材が、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合されている間、前記遠位制御部材に対して前記内側管状部材を回転させ、縦方向に移動させるように構成される、請求項８７に記載のシステム。
91. 前記近位制御デバイスは、前記外側管状部材を回転させることなく、前記内側管状部材を回転させるように構成される、請求項９０に記載のシステム。
92. 前記保定器と結合され、前記保定器からの前記インプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である近位端を有する伸長部材をさらに備える、請求項８８に記載のシステム。
93. 前記保定器は、管状であり、前記遠位制御部材に沿って摺動するように適合される、請求項９２に記載のシステム。
94. 前記遠位制御部材は、前記インプラントの遠位部分を受容するように適合される陥凹を備える、請求項８７に記載のシステム。
95. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分が、前記陥凹内に受容されている間、前記陥凹を露出するように移動可能である、請求項９４に記載のシステム。
96. 前記外側管状部材の遠位端領域はさらに、照明デバイスを備える、請求項８４に記載のシステム。
97. 前記内側管状部材の遠位端領域は、ある分離距離だけ前記外側管状部材の遠位端領域の遠位にあり、前記近位制御デバイスは、前記分離距離を変化させることなく、前記外側管状部材および内側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、請求項８４に記載のシステム。
98. 前記内側管状部材の近位端は、前記回転アダプタと結合される、請求項８４に記載のシステム。
99. 前記回転アダプタは、遠位構成要素と、摺動構成要素と、ばねと、近位構成要素とを備え、前記撮像デバイスは、前記摺動構成要素に結合される、請求項８４に記載のシステム。
100. 前記摺動構成要素は、環状溝を備え、前記撮像デバイスは、前記環状溝に結合される、請求項９９に記載のシステム。
101. 前記ばねは、前記遠位構成要素と前記摺動構成要素との間に位置する、請求項９９に記載のシステム。
102. 前記ばねは、前記摺動構成要素と前記近位構成要素との間に位置する、請求項９９に記載のシステム。
103. 前記回転アダプタは、電気を伝導する、請求項８４に記載のシステム。
104. 前記回転アダプタはさらに、電気を伝導する電気板またはリングを備える、請求項８４に記載のシステム。
105. 前記摺動構成要素は、電気を伝導する電気板またはリングを含む、請求項９９に記載のシステム。
106. 前記回転アダプタは、光源に電気的に接続される、請求項８４に記載のシステム。
107. 前記光源は、前記内側管状部材の遠位端または前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能な前記１つまたはそれを上回る構造の遠位端上に搭載される、請求項１０６に記載のシステム。
108. 前記回転アダプタは、前記撮像デバイスに電気的に接続される、請求項８４に記載のシステム。
109. 前記撮像デバイスは、前記内側管状部材の遠位端に対して縦方向に前進することが可能である、請求項８４に記載のシステム。
110. 前記撮像デバイスは、前記内側管状部材の遠位端に対して縦方向に後退することが可能である、請求項８４に記載のシステム。
111. インプラントの送達を撮像する方法であって、前記方法は、
     患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材と、前記外側管状部材内にあり、インプラントの少なくとも一部を格納する内側管状部材と、前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、撮像デバイスとを備え、前記外側管状部材、内側管状部材、１つまたはそれを上回る構造、および撮像デバイスは、それぞれ、前記患者の外側の近位制御デバイスと結合され、前記近位制御デバイスは、前記撮像デバイスに結合される回転アダプタを備える、ことと、
     前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
     前記内側管状部材の遠位端に対して前記撮像デバイスを縦方向に移動させることと、
     前記撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
     を含む、方法。
112. 前記尿道は、前記前立腺部尿道である、請求項１１１に記載の方法。
113. 前記送達デバイスから前記インプラントを解放することをさらに含む、請求項１１１に記載の方法。
114. 前記外側管状部材は、前記内側管状部材と同一の率において縦方向に後退される、請求項１１１に記載の方法。
115. 前記近位制御デバイスに対して前記内側管状部材を回転させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
     前記内側管状部材が、回転されている間、並行して、（ａ）前記外側管状部材を前記近位制御デバイスに対して回転的に固定された位置に維持し、（ｂ）前記撮像デバイスを用いて前記少なくとも部分的に展開されたインプラントを撮像することと
     をさらに含む、請求項１１１に記載の方法。
116. 前記外側管状部材の遠位端領域における照明デバイスを用いて前記インプラントを照明することをさらに含む、請求項１１１に記載の方法。
117. 前記インプラントは、第１および第２のリング形構造と、前記第１および第２のリング形構造の間に延在する相互接続とを備える本体を有し、前記第２のリング形構造は、前記第１のリング形構造の近位にある、請求項１１１に記載の方法。
118. 前記撮像デバイスは、部分的展開後、前記第２のリング形構造の設置を可視化することができる、請求項１１７に記載の方法。
119. 撮像した後、前記送達デバイスから前記インプラントを解放するステップをさらに含む、請求項１１１に記載の方法。
120. 前記撮像デバイスは、前記インプラントの部分的展開後、前記第２のリング形構造に対して近位に抜去される、請求項１１７に記載の方法。
121. 前記撮像デバイスは、前記インプラントの部分的展開後、前記第２のリング形構造に対して遠位に前進される、請求項１１７に記載の方法。
122. 前記撮像デバイスは、前記内側管状部材の遠位端に対して縦方向に前進される、請求項１１７に記載の方法。
123. 前記撮像デバイスは、前記内側管状部材の遠位端に対して縦方向に後退される、請求項１１７に記載の方法。
124. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
     外側管状部材と、
     前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、
     前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、
     前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスであって、前記近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、前記回転可能車輪は、前記引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、前記延在部は、第１および第２の側を有し、前記筐体から延在し、前記ラッチは、前記延在部内に格納され、前記延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、前記レッジは、前記筐体上に配置され、前記ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスと
     を備える、システム。
125. 前記回転可能車輪の周囲に前記引動ワイヤを巻回することは、前記外側管状部材の偏向をもたらす、請求項１２４に記載のシステム。
126. 前記回転可能車輪から前記引動ワイヤを巻解することは、前記外側管状部材の直線化をもたらす、請求項１２４に記載のシステム。
127. 前記延在部は、前記筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である、請求項１２４に記載のシステム。
128. 前記延在部が、前記第１の位置にあるとき、前記回転可能車輪は、前記引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である、請求項１２７に記載のシステム。
129. 前記第１の位置において、前記延在部は、前記外側管状部材の遠位端から離れるように角度付けられる、請求項１２７に記載のシステム。
130. 前記延在部が、前記第２の位置にあるとき、前記回転可能車輪は、前記引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない、請求項１２７に記載のシステム。
131. 前記第２の位置において、前記延在部は、前記外側管状部材の遠位端に向かって角度付けられる、請求項１２７に記載のシステム。
132. 前記ラッチは、前記延在部が、前記第２の位置にあるとき、前記レッジによって摩擦して係合される、請求項１３０に記載のシステム。
133. 前記延在部はさらに、戻り止めにおいて終端するパドルを備える、請求項１２４に記載のシステム。
134. 前記ラッチは、前記パドルに沿って摺動可能である、請求項１３３に記載のシステム。
135. 前記レッジは、前記筐体の右側上に位置する、請求項１２４に記載のシステム。
136. 前記延在部は、前記筐体の左側に取り付けられる、請求項１２４に記載のシステム。
137. 前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の管腔を通して延在する、請求項１２４に記載のシステム。
138. 前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の側壁に結合されるかまたはその中に埋設される、請求項１２４に記載のシステム。
139. 前記引動ワイヤの遠位端は、前記外側管状部材の遠位端領域において前記外側管状部材に固着される、請求項１２４に記載のシステム。
140. インプラントを送達する方法であって、前記方法は、
     （ａ）患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材と、前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスであって、前記近位制御デバイスは、引動ワイヤと、アクチュエータとを備え、前記アクチュエータは、回転可能車輪と、延在部と、ラッチと、レッジとを備え、前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の少なくとも一部を通して延在し、前記回転可能車輪は、前記引動ワイヤを巻回および巻解するように適合され、筐体内に位置し、前記延在部は、第１および第２の側を有し、前記筐体から延在し、前記ラッチは、前記延在部内に格納され、前記延在部の第１の側から第２の側に摺動可能であり、前記レッジは、前記筐体上に配置され、前記ラッチに摩擦して係合するように適合される、近位制御デバイスとを備える、ことと、
     （ｂ）前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
     （ｃ）前記送達デバイスから前記インプラントを解放することと
     を含み、
     前記外側管状部材は、ステップ（ａ）、（ｂ）、または（ｃ）のうちの少なくとも１つの間に、またはステップ（ａ）および（ｂ）または（ｂ）および（ｃ）の間に、前記回転可能車輪の周囲に前記引動ワイヤを巻回することによって偏向され、前記外側管状部材は、前記外側管状部材が偏向された後、前記ラッチを前記レッジと摩擦して係合させることによって、偏向位置に係止される、方法。
141. 前記外側管状部材は、前記前進させるステップ（ａ）の間に偏向され、前記偏向位置に係止される、請求項１４０に記載の方法。
142. 前記外側管状部材は、ステップ（ａ）と（ｂ）との間に偏向され、前記偏向位置に係止される、請求項１４０に記載の方法。
143. 前記外側管状部材は、前記後退させるステップ（ｂ）の間に偏向され、前記偏向位置に係止される、請求項１４０に記載の方法。
144. 前記外側管状部材は、ステップ（ｂ）と（ｃ）との間に偏向され、前記偏向位置に係止される、請求項１４０に記載の方法。
145. 前記外側管状部材は、前記解放するステップ（ｃ）の間に偏向され、前記偏向位置に係止される、請求項１４０に記載の方法。
146. 前記延在部は、前記筐体の少なくとも一部を回転させることによって、第１の位置から第２の位置に移動可能である、請求項１４０に記載の方法。
147. 前記延在部が、前記第１の位置にあるとき、前記回転可能車輪は、係止解除され、前記引動ワイヤを巻回または巻解することが可能である、請求項１４６に記載の方法。
148. 前記延在部が、前記第２の位置にあるとき、前記回転可能車輪は、係止され、前記引動ワイヤを巻回または巻解することが可能ではない、請求項１４６に記載の方法。
149. 前記ラッチは、前記延在部が、前記第２の位置にあるとき、前記レッジによって摩擦して係合される、請求項１４６に記載の方法。
150. 前記レッジから前記ラッチを係脱させることによって、前記外側管状部材を前記偏向位置から係止解除するステップをさらに含み、前記延在部は、前記第１の位置に戻る、請求項１４６に記載の方法。
151. 前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の管腔を通して延在する、請求項１４０に記載の方法。
152. 前記引動ワイヤは、前記外側管状部材の側壁に結合される、またはその中に埋設される、請求項１４０に記載の方法。
153. 前記引動ワイヤの遠位端は、前記外側管状部材の遠位端領域において前記外側管状部材に固着される、請求項１４０に記載の方法。
154. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
     外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える外側管状部材と、
     前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、
     前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造であって、前記１つまたはそれを上回る構造は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記保定器は、近位制御デバイスまで近位に延在する第３の伸長管状部材に結合される、１つまたはそれを上回る構造と
     を備える、システム。
155. 前記近位制御デバイスは、前記第３の伸長管状部材を近位に抜去するように適合される、請求項１５４に記載のシステム。
156. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成され、前記インプラントは、前記保定器と解放可能に結合するように構成される遠位係合部材を備える、請求項１５４に記載のシステム。
157. 前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して前記外側管状部材と解放可能に結合され、
     前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成される、請求項１５４に記載のシステム。
158. 前記１つまたはそれを上回る構造は、
     前記インプラントの近位部分と解放可能に結合するように構成される伸長把持器部材と、
     前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される遠位制御部材と
     を備える、請求項１５４に記載のシステム。
159. 前記伸長部材は、前記保定器からの前記インプラントの遠位部分の解放を可能にするためにユーザによって操作可能である近位端を有する、請求項１５４に記載のシステム。
160. インプラントを送達する方法であって、前記方法は、
     患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材の遠位端領域と関連付けられる撮像デバイスを備える外側管状部材と、前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される管腔を有する第１の伸長管状部材と、管腔と連通する遠位端領域内の開口部を有する第２の伸長管状部材とを備える、内側管状部材と、前記インプラントの展開を引き起こすために、前記第２の伸長管状部材の管腔内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造であって、前記１つまたはそれを上回る構造は、前記インプラントの遠位部分と解放可能に結合するように構成される保定器を備え、前記保定器は、近位制御デバイスまで近位に延在する第３の伸長管状部材に結合される、１つまたはそれを上回る構造とを備える、ことと、
     前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
     前記第３の伸長管状部材を近位方向に抜去することによって、前記送達デバイスから前記インプラントを解放することであって、前記保定器は、近位方向に移動される、ことと
     を含む、方法。
161. 前記保定器は、前記第２の伸長管状部材に沿って摺動するように適合される、請求項１６０に記載の方法。
162. 前記第２の伸長管状部材は、前記インプラントの遠位部分を受容するように適合される陥凹を備える、請求項１６０に記載の方法。
163. 前記保定器は、前記インプラントの遠位部分が、前記陥凹内に受容されている間、前記陥凹を露出するように移動可能である、請求項１６０に記載の方法。
164. インプラントを送達するためのシステムであって、前記システムは、送達デバイスを備え、前記送達デバイスは、
     外側管状部材と、
     前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、
     前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、
     前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスであって、前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、前記近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である移動可能取っ手部分を備え、前記移動可能取っ手部分は、前記近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される溝を備える、近位制御デバイスと
     を備える、システム。
165. 前記戻り止めは、前記近位取っ手部分の遠位区分の内面上に位置する、請求項１６４に記載のシステム。
166. 前記戻り止めは、偏向可能である、請求項１６４に記載のシステム。
167. 前記近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有するステントを備え、前記ステントの第１の端部は、前記近位取っ手部分の内面に取り付けられ、前記ステントは、前記第２の端部において前記戻り止めにおいて終端する、請求項１６４に記載のシステム。
168. 前記近位取っ手部分は、前記移動可能取っ手部分の周囲で回転可能である、請求項１６４に記載のシステム。
169. 前記近位取っ手の回転は、前記溝から前記戻り止めを取り外すことができる、請求項１６４に記載のシステム。
170. インプラントをさらに備える、請求項１６４に記載のシステム。
171. インプラントを送達する方法であって、前記方法は、
     患者の尿道内で送達デバイスを前進させることであって、前記送達デバイスは、外側管状部材と、前記外側管状部材内にある内側管状部材であって、前記内側管状部材は、インプラントの少なくとも一部を格納するように適合される、内側管状部材と、前記内側管状部材内からの前記インプラントの展開を引き起こすために、前記内側管状部材内で摺動可能に前進可能である１つまたはそれを上回る構造と、前記内側管状部材および前記１つまたはそれを上回る構造と結合され、結合機構を通して前記外側管状部材と解放可能に結合される近位制御デバイスであって、前記近位制御デバイスは、前記内側管状部材および前記外側管状部材を並行して縦方向に移動させるように構成され、前記近位制御デバイスにおける機構は、前記外側管状部材が前記内側管状部材に対して回転することを防止する、近位制御デバイスとを備える、ことと、
     前記近位制御デバイスおよび前記１つまたはそれを上回る構造に対して前記内側管状部材を縦方向に後退させ、少なくとも部分的に、前記内側管状部材から前記インプラントを展開することと、
     前記送達デバイスから前記インプラントを解放することと
     を含む、方法。
172. 前記近位制御デバイスは、近位取っ手部分に対して移動可能である移動可能取っ手部分を備え、前記機構は、前記近位取っ手部分の内面に結合される戻り止めを受容するように構成される前記移動可能取っ手部分上の溝を備える、請求項１７１に記載の方法。
173. 前記戻り止めは、偏向可能である、請求項１７２に記載の方法。
174. 前記戻り止めは、前記近位取っ手部分の遠位区分の内面上に位置する、請求項１７２に記載の方法。
175. 前記近位取っ手部分はさらに、第１の端部と、第２の端部とを有するステントを備え、前記ステントの第１の端部は、前記近位取っ手部分の内面に取り付けられ、前記ステントは、前記第２の端部において前記戻り止めにおいて終端する、請求項１７２に記載の方法。
176. 前記近位取っ手部分は、前記移動可能取っ手部分の周囲で回転可能である、請求項１７２に記載の方法。
177. 前記近位取っ手の回転は、前記溝から前記戻り止めを取り外すことができる、請求項１７２に記載の方法。
178. 前記外側管状部材が前記内側管状部材に対して回転することを可能にするために、前記機構を解放するステップをさらに含む、請求項１７２に記載の方法。
179. 前記機構を解放することは、前記溝から前記戻り止めを除去することを含む、請求項１７８に記載の方法。
180. 前記戻り止めは、前記移動可能取っ手部分の周囲の前記近位取っ手部分の回転によって前記溝から除去される、請求項１７９に記載の方法。

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