JP2023501274A - 使い捨て安全針ガード - Google Patents

Abstract

皮下注射針安全ガードが提供される。安全ガードは、ばね張力、複数のヒンジ、および針ロックを含む、２つの対称的に配置された多機能アームを含む。これらのアームは、近位のルアー本体と遠位の位置合わせ頂点とを接続し、それによって、手動の圧力が加えられると、ガードが開く、閉じる、および針上にロックされることが可能になり得る。皮下注射針の使用中のガード位置は、針先の露出を調整することにより、鋭利物による傷害を防ぐ傾向にある。【選択図】図１

Description

関連出願の相互参照
本件は、３５Ｕ．Ｓ．Ｃ．§１１９に基づき、２０１９年１０月２８日に出願された米国特許出願第１６／６６５，６６２号に対する優先権を主張する。

発明は、安全デバイスに関し、より具体的には、使い捨て安全皮下注射針ガードに関する。

今日の市場には、鋭利物による傷害の予防に使用されるもので、皮下注射針が装着された注射器と一体化されていたり、または注射器に取り付けられたりする、複数のタイプの安全ガードが存在する。安全ガードの主な機能は、皮下注射針の取り扱い中および廃棄中の、針および注射器の安全な使用である。皮下注射針の調製、充填、投与、および廃棄のプロセスを通して、安全ガードは、典型的には、針から取り外され、それによって、鋭利物であっても、他の形態であっても、使用者を傷害の可能性に曝露する。傷害の可能性を防止し、リスクを低減するために、注射器および針の全使用の間、すなわち充填、適用、および廃棄の間、ユーザにとってより安全である、所定の位置に留まる針ガードが必要である。

発明の一実施形態では、皮下注射針の使用のすべての段階の間、針の上または近くに留まるガードが存在する。当該実施形態では、ガードは、針が保管、充填、輸送、使用、または使用が禁止されるときなど、その使用または操作中に形状が変化する。

一実施形態では、輸送中および保管中などに針が鋭利物による傷害を引き起こすのを防ぎ、それでも、針または注射器からガードを手動で取り外すことなく、針を使用することを可能にする、使い捨て針安全ガードが、皮下注射針を覆う。ガードは、保管から、注射器に液体を充填するまで、それを輸送して液体を投与するまで、潜在的には、廃棄のために「ロックされる」までにも、有用である傾向にある。そのようなガードは、皮下注射針を使用する間の鋭利物による傷害を、それを廃棄するまで防ぐように機能することができ、代替実施形態はまた、使用されて最終的に閉じられロックされたときに、代替的または追加的に針の二次使用を防ぐように機能することもできる。

一実施形態では、鋭利物による傷害の可能性を低減し、全体的な使用の安全性を高めるように構成された、皮下注射針または注射針ガードが存在する。当該実施形態のガードは、針本体に永久的に取り付けることができ、針の使用中、より多大な使用の安全性を提供する形態をなすように構成されている。ガードは、保管／移動のための第１の形態から、充填／投与のための第２の形態に、そしてさらなる使用に抵抗するための第３の形態に、形態を変化させるように構成することができる。当該実施形態では、形態は、一体的なまたは機能部が形成されたヒンジによって、および位置的針ロックを用いて、変化させることができる。ガードは、そのように構成されているので、針または注射器から離れたり、または外されたりする必要がないので、そのような形態変化は、針の使用サイクル中、より高度な融通性および安全性を可能にする傾向にある。一実施形態のガードは、流体が所定の位置に留まるので、流体の投与において機能的利益をさらに提供することができる。例えば、あるガード面は、使用中、皮膚表面の圧力フットプリントを拡大して、注射に付随する感覚を軽減するように構成することができる。一実施形態では、使い捨て機能は、例えば、ガードの破壊によってのみ二次使用を可能にする、針の管の周りに位置する１回限りのロック機能部を有するガードによって達成することができる。

一実施形態では、皮下注射針用のガード装置が存在する。ガードは、そこを通る針管に適合された針周囲体と、針周囲体から延在する複数のアームとを備え、各アームは、第１の位置から第２の位置に可動であり、第１の位置では、各アームは、実質的に針管の長さに伸びる。複数のアームが第２の位置に動かされたとき、アームは、針管の周りの針周囲体を、針管の長さの一部分がそこに通ることを可能とする状態にする。

複数のアームの各々は、各アームを第１の位置から第２の位置に再形状化するように適合され得る。各アームの再形状化は、各アームの２つ以上のヒンジによって提供され得る。第１のヒンジは、針周囲体に近接し得、第２のヒンジは、さらに各アームに沿って、第１のヒンジの遠位に配置され得る。

アームは、成形プラスチックであり得、各ヒンジは、アームの他のセクションよりも可撓性である肉薄プラスチックセクションによって提供される。肉薄プラスチックセクションアームヒンジは、固有の変動ばね値を作り出す形態で製造され得る。針周囲体は、成形プラスチックであり得る。アームおよび針周囲体は、一緒に成形され得る。

アームは、アームが第１の位置にあるときに針管と取り外し可能に係合するように適合された保持機能部をその上に有し得、保持機能部が針管と取り外し可能に係合されているとき、機能部は、アームが実質的に針管の長さに沿って伸びる第１の位置から第２の位置までアームを動かすことに対抗する抵抗力を提供し得る。抵抗力に打ち勝つ解放力が加えられると、保持機能部は、針管から係合解除されて、保持機能部が第２の位置に移動することが可能になり得る。アームは、第２の保持機能部を備え得る。第２の保持機能部は、アームが第３のロック位置に動かされたときに針と係合可能であり得る。第２の保持機能部は、解放力よりも大きいロック力を提供して、アームをロック位置に維持し得、それによって、アームは実質的に針管の長さに沿って伸びる。保持機能部は、形状が三角形であり得る。保持機能部は、針管の直径の６０％未満であり得る。第２の保持機能部は、形状が三角形であり得る。第２の保持機能部は、針管の直径の６０％以上であり得る。

第１および第２の保持機能部は、各々、アームから延在する保持機能部アーム上に成形された溝であり得る。保持機能部アームは、アームと一緒に成形され得る。第２の保持機能部は、第１の保持機能部よりもアームに近接し得る。

第１の保持機能部は、第１のセットの溝を備え得、第２の保持機能部は、第２のセットの溝を備え得る。第１のセットの溝の各溝および第２のセットの溝の各溝は、それぞれ、アームから延在する別個の保持機能部アーム上に成形され得る。そのような各保持機能部アームは、アームと一緒に成形され得る。第２のセットの溝の各溝は、第１のセットの溝の各溝よりもアームに近接し得る。

第１の保持機能部は、アームから第１の距離に延在する第１の保持機能部アーム上に三角形状係合ブロックを備え得る。第２の保持機能部は、アームから第２の距離に延在する第２の保持機能部アーム上に三角形状係合ブロックを備え得る。第２の距離は、第１の距離よりも短くし得る。

ガード装置は、針管に接続された皮下注射針の針本体ハウジングと一体化され得る。ガード装置は、針管に接続された皮下注射針の針本体ハウジングに取り付け可能であり得る。ガード装置は、ルアーロックによって針本体ハウジングに取り付け可能であり得る。

針上に組み立てられた、発明による針ガードの等角図である。 図１の組み立てられた針ガードおよび針の別の等角図である。 図１の針ガードアセンブリの上面図である。 図１の針ガードアセンブリの正面図である。 図１の場合、針ガードアセンブリの背面図である。 線６－６に沿った、図３の針ガードアセンブリの断面図である。 線７－７に沿った、図５の針ガードアセンブリの別の断面図である。 ガードが第１の位置にある、図１の針ガードアセンブリの側面図である。 ガードが第２の位置にある、図１の針ガードアセンブリの別の側面図である。 ガードが第３の位置にある、図１の針ガードアセンブリの別の側面図である。 前面の後ろ側から示された、針ガードアセンブリの一実施形態のガードロック機能部の断面図である。 針および針ガードアセンブリを分解図で示す等角図である。 皮下注射器本体に関して針ガードアセンブリを示す等角図である。 皮下注射器本体に組み立てられた針ガードアセンブリを示す等角図である。 図１４の組み立てられた針ガードアセンブリおよび皮下注射器本体の断面図である。 部分的開位置にある、図１の針ガードアセンブリの等角図である。 部分的開位置にある、図１の針ガードの等角図である。 第１の位置にある、針ガードアセンブリの一実施形態の等角図である。 第２の位置にある、図１８の針ガード針アセンブリの上面図である。 線２０－２０に沿った、代替の管ロック機能部を有する、図１９の針ガードアセンブリの一実施形態の正面断面図である。 針ガードアセンブリの管ロック機能部の一実施形態の等角図である。

説明の簡潔性および明確性のために、適切と考えられる場合、参照番号は、対応するまたは類似の要素またはステップを示すために図面間で繰り返され得ることが理解されるであろう。加えて、本明細書に記載される例示的な実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、本明細書に記載される実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることが当業者によって理解されるであろう。他の事例では、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないように、周知の方法、手順、および構成要素は、詳細には記載されていない。さらに、この説明は、何らかの方法で本明細書に記載される実施形態の範囲を限定するものではなく、本明細書に記載される様々な実施形態の実施を単に説明するものと見なされるべきである。

発明の一実施形態に存在するのは、ユーザを偶発的な鋭利物による傷害から保護する、皮下注射針用の取り付け可能な針ガード、または一体化された針およびガードであり、いったん針上に組み立てられると、ガードは、注射針に永久的に取り付けられているように設計されている。一実施形態では、ガードは、中央本体から針管の２つ以上の側面上に延在し、かつ前方に延在する２つのアーム、中央針孔を有し、針先の前方にある中実体、で構成することができる。前方に延在するアームは、一体的であり得るヒンジによってなど、撓曲および再形状化することができる。一実施形態では、これらのヒンジは、それが撓曲および再形状化することを可能にする肉薄プラスチック部品領域とすることができる。構成されている通り、ガードの前面に力が加えられたとき、ガードのアームの部分は、ヒンジによって、針管から離れるように撓曲することができる。撓曲の方向、角度、および／または位置は、ガードの初期形成または製造業者によって制御することができる。例えば、成形プロセス中、アームは、ガードの前面に圧力が加えられたとき、アームが外向きの方向に撓曲して開くことができ、針がガードの面を越えて伸展すること（または針が露出するようにガードの面を後退させること）を可能にするように配置され得る。ガードの前面から力が取り除かれたとき、アームは、部分的に開いた形態に戻って、針および先端を保護するように構成することができる。一実施形態では、位置は、アームの内側表面から延在するロック機能部によって制御することができる。これらのロックは、位置的であることができる。ロック機能部の位置は、一時的ロックおよび永久ロックのためなど、針管の周りに構成することができる。一実施形態では、一時的ロックは、輸送中または一般的な使用中、鋭利物による傷害を防ぐために係合することができ、一方、永久ロックは、再使用に抵抗するように使用後など、針を廃棄することができるように係合することができる。一実施形態では、ロックは、アームを一緒に、管に向かって挟持することによって、完全に係合させることができる。アームが針管に向かって内側に挟持されたとき、アームは、凹形状などの、開くことができる形態から、凸形状などの、ロック機能部によってロックされ、開くことに抵抗を示すようになるものに変化する。針管のロック機能部は、各アーム上の複数の部品で構成され得る。現実施形態では、一次機能部および二次機能部が存在する。一次機能部は、初期針保持位置と、次いで、二次永久ロックとを提供する。位置およびロック機能の違いは、表面機能部である。これらの機能部は、高さが変わり、アセンブリ中、異なる干渉度を提供する。例えば、ガードの面が押されると、ガードが開き、針が伸展する。この形状変更に必要な干渉は、最小限である。ガードが廃棄のために挟持されたとき、干渉量はより多く、打ち勝たれないように意図されている。さらに、廃棄ステップ中の干渉の形状は、一定または増加性力要件を可能にするように、線形とするかまたは傾斜させることができる。現実施形態は、増加性力要件をもたらす三角形状機能部を組み込んでいる。一次機能部の次にあるのは、第１の機能部の上にあるか、または第１の機能部からオフセットされた追加機能部である。その配置は、針の第１の機能部のロックを作り出す。変形を通して、ガードが操作された場合、針は、二次機能部によって永久的に所定の位置にロックされる。この機能部は、追加的に、一定および増加性力要件を提供するように形状化され得る。針ガードの一般的な安全機能に加えて、ガードは、針が皮膚に挿入されたときに、皮膚上に、ガードの面を通してより大きな表面積を提供することもできる。この増加した表面積は、針の投与中に使用者が感じる疼痛の量を減少させる傾向にあることができる。

例えば、一実施形態では、針ガードの形態は、その使用サイクル中、加えられた圧力によって変化することができる。ガードの前面が、身体と接触して置かれ、次いで針本体に力が加えられると、ガードのアームが開き、次いで、針先がガードの面を越えて伸展することができる。ガードアームが開くと、一体的ヒンジのばね機能部が圧縮される。そのような実施形態では、針先が対象者の身体内に伸展するように針本体に加えられる力は、ヒンジ内のばねが折り畳まれたり、または開かれたりするのに必要な力よりも大きくなければならない。前進する力が、取り除かれたか、またはばねヒンジ力よりも小さいとき、ガードアームは、実質的にそれらの初期の伸展形態に戻り始める。ガードの表面に加えられる力が存在しない場合、力は、ばねアームに保存されない。

ここで図１を参照すると、周知の皮下注射針２上に組み立てられた例示的な針ガード１が示されている。示されたように、ガード１は、針２の針本体３に適合するようにサイズ決定され、永久的に組み立てられている。ガードは、任意選択的に、皮下注射針に締まり嵌めされ得る。針ガード１は、針３の本体上に配置され、針管４の周りにアーム９を有する。この実施形態では、ロック機能部が、針管４の周りに配置された管ロック（または保持機能部）５によって提供され、管ロック（または保持機能部）５はまた、実施形態では、ガード１を部分的開位置に保持することもできる。一実施形態では、部分的開位置、または開きの少ない位置は、アームから延在するタブ上の溝によって規定することができる。これらの溝は、二方向機能部によって、針がロック位置に滑り込むことおよび滑り出ることを可能にする。双方向性機能部は、導入部を縮小し、深さを浅くすることによって達成することができる。また、針２が使用され、廃棄の準備ができたときに、ガード１上に圧力を加えて針管４の周りでガード１を閉じるために使用することができる、ガード１上の挟持位置６が示されている。ガード１の前面７が、ガードが完全に開いているときなど、ガード１がより開いた位置にあるときに管ロック５を収容して占有することができる、アーム９内のレリーフ切欠部８と共に、追加的に示されている。

ここで図２を参照すると、挟持位置６の配向が上部位置および下部位置に示された、ガード１の等角図が示されている。この図は、管ロック５およびガード１、アーム９、ならびに切欠部８を第２の視点から示す。また、当該実施形態では、ガード１が、その使用中、異なる位置で撓曲して開閉することを可能にする、アーム９内の一体的ヒンジ１１も示されている。示されたように、ガード１は、前面７を有し、ガード１が第２の位置に開くときに針２が貫通孔１０を通過し得ることを示す。

図３は、ガード１および針２の上面図である。それは、ガード本体、アーム９、挟持位置６、レリーフ切欠部８、一体的ヒンジ１１、および前面７を示す。追加的に、それは、この実施形態の針２、針本体３、およびルアーロック機能部を示す。

図４は、針ガード１および針２のアセンブリの前面を示す。この図は、ガード１の前面７、挟持位置６、および針１の本体を示す。針管４もまた、前面７の中央で、針貫通孔１０を貫いているのを見ることができる。

図５は、ガード１および針２のアセンブリの背面図である。針本体３の二重Ｄ字形状および針管４の主中心位置が示されている。挟持位置６も示されている。示された実施形態では、二重Ｄ字形状は、ルアーロック１４および皮下注射針本体３に取り付けられる機能部である。

図６および図７には、一実施形態の第１の、使用前位置にあるアセンブリの断面図がある。この図は、針本体３および針ガード１の組み立てられたアセンブリを示す。中央針管４およびその針ガード１との関係も見ることができる。断面図はまた、針管４の周りに構成された管ロック５を示し、それは、前面７に近接したガード１の本体内に、貫通孔１０を通過するように配置された針先１２を示す。貫通孔１０内の、この位置では孔を越えて伸展していない、この針先１２の配置は、先端１２が保護されていること、およびユーザが偶発的な鋭利物による傷害から保護されていることを意味する。構成され示されたように、ロック５が針管４を解放し、前面１０が針先１２から、針本体３に向かって後方に遠ざかることがないと、先端１２にはアクセスすることができない。ロック５が管４から解放されたとき、ガード１上のアーム９は、一体的ヒンジ１１によって撓曲することができる。

図８は、ガード１の機能部を示す、ガード１および針２のアセンブリの側面図を示す。本体１、アーム９、一体的ヒンジ１１、アーム９内の切欠部８、挟持位置６、針管ロック５、針先１２、針管４、および前面７を見ることができる。この図はまた、アーム９の肉薄セクションとして一体的ヒンジ１１を有する一実施形態を示す。ヒンジ１１のこの肉薄セクションは、アーム９のプラスチックが、所望によりアーム９に沿って調整され得る特定の位置で撓曲することを可能にする。

図８は、初期の成形または形成された凹部位置にあるアーム９をさらに示す。この位置は、アーム９がそこから遠ざかるための初期形態を提供する。例えば、ガード１の前面７に圧力が加えられると、管ロック５が管４を解放し、ガード１のアーム９が開き始める。示された実施形態では、開くことは、それらの間の角度が減少するように、アーム９が動くことである。それらの初期形態は、示されたように、おそらく針管４に対して小さな凹部がある状態で、実質的に平坦な、または実質的に１８０度の配向のアーム９の部分を有する。アーム９が開くと、各アーム９の部分が実質的に平行になるにつれて、アーム９の部分が折り畳まれ始める。

図９は、開位置または第２の位置にあるアセンブリの断面図を示す。ここで、各ガードアーム９の部分は互いに平行に近く、それらの間の角度はゼロに近い。示されたように、管ロック５は、アーム９の相補的な切欠部８を占有することができるように配置されている。示されたように、この実施形態における管ロック５は、２つの位置ロック機能部を有する。一実施形態では、ロック機能部は、針がその中に複数回、滑り込んだり滑り出たりすることを可能にする浅い角度の機能部をその上に有する、アーム上のタブの第１の溝を有することができる。タブはまた、アームに対して撓曲する能力を有することができる。ロック機能部は、ロック位置として使用するように構成された第２の機能部を有することができ、第２の機能部は、いったん係合されると、針管が滑り込んだり滑り出たりするのを防ぐより急な角度を有することができる。そうすると、例えば、針管が角度付きの表面に接触すると、その上を移動することができる。管が、それに垂直な表面と４５～９０度の間で接触すると、管は、停止してロックされる。そのような表面は、実施形態のロック要素として使用することができ、ガードが針にロックおよびロック解除されることを可能にする。

図１０および図１１を参照すると、使用後に、圧力がくぼみ６に加えられて、ガード１を針管４の周りで再び閉じている、アセンブリの第３の位置にある、針２上のガード１の断面図が示されている。この図は、管ロック５が針管４上の位置につくことを示す。これらのロックは、図９に示された位置から、針管４が溝１４を越えてロック５の永久ロック溝１３内に移動する、図１０および図１１に示された位置につく。一実施形態では、溝１３は、いったん管４が溝１３に押し込まれると、（管が図８に示された初期位置の溝１２にあったときとは対照的に）ガードの面７を押すだけでは、ガード１が再び開かないように構成される。

図１１は、一実施形態における針管ロック５の２つの位置を示す。（１２として示されている）位置１は、針の保管、輸送、または使用の間に使用することができ、比較的容易に係合および係合解除することができる。（１２として示されている）位置２は、針管４のより永久的なロックである。このより永久的な位置は、指用くぼみ６を針管４に向かって押して、ロック５のより永久的な位置が、ガード面７を越えて針先１２をさらに露出させることに抵抗するので、針のさらなる使用に抵抗するように、ガードを針にロックすることによって達成される。

図１２は、永久的に接合することによってなど、一緒に組み立てられる前の針ガード１および針２を分解図で示す。

図１３は、皮下注射針本体１５に取り付けられようとする針ガード１および注射針２のアセンブリを示す。

図１４は、皮下注射針１５に設置された針ガード１および針２を示す。

図１５は、針本体３が皮下注射針本体１５のルアーロック１４にロックされ、その上にロックされていることを示す、組み立てられた針ガードおよび針の断面図を示す。

図１６は、管ロック５および二次ロックガード機能部１６を有するガードアームの形状を示す、部分的開位置にある針およびガードを示す。見ることができるように、この実施形態のロックガード機能部１６は、溝１３と協働して、いったん管４が溝１４を越えて移動すると針管４をロックし、したがって、ガード１は、（いったん針管４が溝１３およびロックガード機能部１６内になると）ガードの面７を押すだけでは再び開かない。

図１７は、開きの少ない位置からより開いた位置に動いている間など、部分的開位置にある針ガードを示す。それが一体型製品である一実施形態では、針は、ガードを伴って製造され、それによって、本体から取り外すことができないように構成され得る。一実施形態では、ハブ周囲ガードには、皮下注射針ハブのスリップアンドツイストルアーロック機能部が組み込まれる。

図１８は、部分的開位置にある針ガードアセンブリの別の実施形態を示す。当該実施形態では、針管４を捕捉するための代替の管ロック機能部または保持機能部が示されている。当該実施形態では、ロック機能部または保持機能部は、保持機能部アーム、または捕捉アーム１７および１８として示されおり、一次ロック捕捉または保持機能部（第１の溝など）が一方のアーム１７上にあり、二次ロック捕捉または保持機能部（第２の溝など）が第２のアーム１８上にある。この実施形態では、保持機能部を２つの独立したアームに分割することで、針４を異なる使用位置に捕捉およびロックする複数の力を生じさせる。当該実施形態では、第１および第２のアーム１７および１８は、アーム９から異なる距離にロック捕捉機能部（溝など）を提供して、多段階位置保持またはロックを提供するように構成されている。

図１９は、閉鎖または部分的ロック位置にある、針ガードの代替実施形態の上面図を示す。図は、機能部保持アーム１７および１８が、管４はアーム１７の保持機能部（溝など）内にあるが、アーム１８のロック機能部（溝など）の手前にある第１の位置に、針管４を捕捉することを示す。

図２０は、部分的ロック位置にある、図１９の針ガードアセンブリの断面図を示す。この図では、針管４は、アーム１７の保持機能部によって保持される第１の位置に示されている。示されているように、二次ロック位置は、係合されていないが、アーム９が圧縮されてアーム１８の保持機能部を係合させると、係合することができる。

追加のアームおよび／またはロック機能部が使用され得ることが理解されるであろう。例えば、図２１は、針ガードの管捕捉機能部の別の実施形態の詳細な等角図を示す。図示の実施形態では、３つの保持機能部アームまたは捕捉アーム２０、２３、および２４が示され、各々がその上に溝２１および２２を有する。当該実施形態では、溝２１および２２は、アーム９が上述のように圧縮されると、針管４を第１のロック位置および二次ロック位置に捕捉するための一次ロックおよび二次ロックを提供する。

本発明を、好ましい実施形態に関して説明してきた。しかしながら、本明細書に記載のごとき発明の範囲から逸脱することなく、いくつかの変形および改変を行うことができることは、当業者には明らかであろう。

Claims (15)

1. 皮下注射針用のガード装置であって、
   そこを通る針管に適合された針周囲体と、
   前記針周囲体から延在する複数のアームであって、前記複数のアームの各アームは、第１の位置から第２の位置に移動可能であり、各アームの前記第１の位置では、実質的に前記針管の長さに伸びる、複数のアームと、を備え、
   前記複数のアームが前記第２の位置に動かされたとき、前記複数のアームの各々は、前記針管の周りの前記針周囲体を、前記針管の長さの一部分がそこに通ることを可能とする状態にする、ガード装置。
2. 前記複数のアームの各々は、前記複数のアームの各アームを前記第１の位置から前記第２の位置に再形状化するように適合されている、請求項１に記載のガード装置。
3. 前記複数のアームの各アームの前記再形状化は、複数のヒンジを含む、請求項２に記載のガード装置。
4. 前記複数のアームの各アーム上に、前記針周囲体に近接して配置された第１のヒンジと、さらに前記複数のアームの各アームに沿って、前記第１のヒンジから遠位に配置された第２のヒンジとを含む、請求項３に記載のガード装置。
5. 前記複数のアームは、成形プラスチックであり、前記第１のヒンジおよび前記第２のヒンジは、前記複数のアームの各アームの他のセクションよりも可撓性である肉薄プラスチックセクションを含み、前記肉薄プラスチックセクションは、固有の変動ばね値を作り出す形態で製造されている、請求項４に記載のガード装置。
6. 前記複数のアームのうちの少なくとも１つは、前記アームが前記第１の位置にあるとき、前記針管と取り外し可能に係合するように適合された第１の保持機能部を含み、前記第１の保持機能部が前記針管と取り外し可能に係合されたとき、前記第１の保持機能部は、前記アームが実質的に前記針管の前記長さに沿って伸びる前記第１の位置から前記第２の位置に前記アームを動かすことに対抗する抵抗力を提供し、前記抵抗力に打ち勝つ解放力が加えられると、前記保持機能部は、前記針管から係合解除されて、前記保持機能部が前記第２の位置まで動くことを可能にする、請求項５に記載のガード装置。
7. 前記複数のアームの各アームは、第２の保持機能部を含み、前記第２の保持機能部は、前記アームが第３のロック位置に動かされたときに前記針と係合可能であり、前記第２の保持機能部は、前記第１の保持機能部の前記解放力よりも大きいロック力を提供して、前記複数のアームの各々をロック位置に維持し、それによって、前記アームは、実質的に前記針管の長さに沿って伸びる、請求項６に記載のガード装置。
8. 前記第１および第２の保持機能部は、各々、形状が三角形であり、前記針管の直径の６０％未満である、請求項７に記載のガード装置。
9. 前記第１および第２の保持機能部は、各々、前記複数のアームのアームのうちの１つから延在する保持機能部アーム上に成形された溝であり、前記保持機能部アームは、前記複数のアームのアームのうちの１つと一緒に成形されており、前記第２の保持機能部は、前記第１の保持機能部よりも、前記複数のアームのアームのうちの１つに近接している、請求項７に記載のガード装置。
10. 前記第１の保持機能部は、第１のセットの溝を含み、前記第２の保持機能部は、第２のセットの溝を含み、前記第１のセットの溝の各溝、および前記第２のセットの溝の各溝は、それぞれ、前記アームから延在する別個の保持機能部アーム上に成形されており、そのような各保持機能部アームは、前記アームと一緒に成形されており、前記第２のセットの溝の各溝は、前記第１のセットの溝の各溝よりも前記アームに近接している、請求項７に記載のガード装置。
11. 前記第１の保持機能部は、前記アームから第１の距離に延在する第１の保持機能部アーム上に三角形状係合ブロックを含み、前記第２の保持機能部は、前記アームから第２の距離に延在する第２の保持機能部アーム上に三角形状係合ブロックを含み、前記第２の距離は前記第１の距離よりも短い、請求項７に記載のガード装置。
12. 前記針周囲体は、成形プラスチックであり、前記複数のアームと一緒に成形されている、請求項７に記載のガード装置。
13. 前記ガード装置は、前記針管に接続された前記皮下注射針の針本体ハウジングと一体化されている、請求項１２に記載のガード装置。
14. 前記ガード装置は、前記針管に接続された前記皮下注射針の針本体ハウジングに取り付け可能である、請求項１２に記載のガード装置。
15. 前記ガード装置は、ルアーロックによって前記針本体ハウジングに取り付け可能である、請求項１４に記載のガード装置。

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