JP2023184307A - 点火コイル - Google Patents

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篤史 篠原
Atsushi Shinohara
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
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Abstract

【課題】水の侵入が抑えられた気道を備える、点火コイルの提供。【解決手段】この点火コイル2は、一次コイル及び二次コイルを含むコイルアセンブリ4と、コイルアセンブリ4から下方に延びる筒状のブーツ10と、を備える。ブーツ10は、点火コイル2が内燃機関20に装着されたとき、外部に露出する主部18と、内燃機関20のプラグホール34に挿入される先端部22と、主部18と前記先端部22との間に位置し主部18の外径よりも大きな外径を有し外部とプラグホール34とを遮断するシール部24と、外部とプラグホール34とを繋ぐ気道28と、を備える。主部18の外周面に、気道28の第一開口44が設けられている。【選択図】図2

Description

本明細書は、内燃機関の点火コイルを開示する。
内燃機関用の点火コイルは、高電圧を発するコイルを内蔵するコイルアセンブリ及びコイルアセンブリから下方に延びるブーツを備える。点火コイルが内燃機関に装着されたとき、ブーツの下側部分が内燃機関のプラグホールに挿入される。内燃機関及び周辺装置をできるだけコンパクトに構成するとの要求から、ブーツは途中で折り曲げられた形状を呈する場合がある。
内燃機関の使用時に、プラグホール内は高温となる。プラグホール内のエアが膨張し、プラグホール内の圧力が大きくなる。プラグホール内のエアを外部に排出するための空気穴を備える点火コイル装置が、特開2012-193670公報で開示されている。
特開2012-193670公報
車両に搭載されるエンジンのように、内燃機関は、雨水や洗浄水に曝されることがある。外部とプラグホール内とを繋ぐ空気穴(気道)を通して、これらの水がプラグホール内に侵入すると、正常な燃焼の妨げとなりうる。プラグホール内への水の侵入が抑えられた点火コイルが求められている。
本発明者の意図するところは、水の侵入が抑えられた気道を備える、点火コイルの提供にある。
一実施形態に係る内燃機関用の点火コイルは、一次コイル及び二次コイルを含むコイルアセンブリと、前記コイルアセンブリから下方に延びる筒状のブーツとを備える。前記ブーツは、前記点火コイルが前記内燃機関に装着されたとき、外部に露出する主部と、前記内燃機関のプラグホールに挿入される先端部と、前記主部と前記先端部との間に位置し前記主部の外径よりも大きな外径を有し外部と前記プラグホールとを遮断するシール部と、外部と前記プラグホールとを繋ぐ気道と、を備える。前記主部の外周面に、前記気道の第一開口が設けられている。
この実施形態の点火コイルでは、ブーツは、内燃機関に装着されたとき外部と内燃機関のプラグホールとを繋ぐ、気道を有する。この気道の第一開口は、ブーツの主部の外周面に設けられている。主部より大きな外径を有するシール部上には、水が滞留し易い。第一開口を、シール部より上側に位置する主部の外周面に設けることで、気道への水の侵入が効果的に抑えられる。この点火コイルでは、気道への水の侵入が抑えられている。
図1は一実施形態に係る点火コイルが示された斜視図である。 図2は、図1の点火コイルが内燃機関に装着された状態が示された、部分断面図である。 図3は、図2の一部が拡大された、断面図である。 図4は、図1の点火コイルの一部が拡大された図である。 図5(A)及び(B)は、それぞれ他の実施形態に係る点火コイルの一部が拡大された図である。 図6は、さらに他の実施形態に係る点火コイルが示された斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態が詳細に説明される。
図1は、一実施形態に係る点火コイル2が示された斜視図である。図1において、矢印Xはこの点火コイル2の前方を表す。この逆が後方である。矢印Yは、この点火コイル2の右方向を表す。この逆が左方向である。矢印Zは、この点火コイル2の上方を表す。この逆が下方である。この点火コイル2は内燃機関用である。典型的な内燃機関としては、自動車等の移動体用のエンジンが挙げられる。この点火コイル2は、コイルアセンブリ4、コネクタ部6、フランジ部8及びブーツ10を備える。図1ではブーツ10で隠れて見えないが、この点火コイル2は、出力部をさらに備えている。
コイルアセンブリ4は、図示されない一次コイル、二次コイル及び鉄芯と、これらを収容するケースとを備える。鉄芯の周りにワイヤを巻きまわすことで一次コイルが形成され、一次コイルの外側にワイヤを巻き回すことで二次コイルが形成されている。二次コイルのワイヤの巻き数は、一次コイルのワイヤの巻き数より大幅に大きい。これにより、一次コイルの電流を変化させることで、二次コイルに高電圧が発生する。
コネクタ部6は、コイルアセンブリ4の上辺の前方に位置している。この実施形態では、コネクタ部6は上方に向けて延びている。図示されないが、コネクタ部6は、外部からの信号が入力される外部端子を有する。外部端子に入力された信号により、点火コイル2の動作が制御されている。
フランジ部8はコイルアセンブリ4の右側面から突出している。フランジ部8は、コイルアセンブリ4のケースと、一体として形成されている。フランジ部8には、上下に貫通する取付孔12が設けられている。点火コイル2が内燃機関に装着されたとき、ボルトが、フランジ部8の取付孔12に通される。このボルトにより、点火コイル2は内燃機関に固定されている。
この実施形態では、コネクタ部6はコイルアセンブリ4の上辺に位置し、フランジ部8は、コイルアセンブリ4の右面に位置している。コネクタ部6とフランジ部8との位置関係は、この関係に限られない。例えば、コネクタ部6とフランジ部8とが、コイルアセンブリ4の互いに対向する面に沿って配置されていてもよい。
ブーツ10で隠れて見えないが、出力部は、コイルアセンブリ4の下方に位置している。出力部は、コイルアセンブリ4から下方に延びる筒状を呈している。出力部は、二次コイルの出力が接続される、抵抗を内蔵している。二次コイルで発生した高電圧は、この抵抗及びブーツ10内に位置するスプリング14(図2参照)を介して、内燃機関に装着された点火プラグ16(図2参照)に供給される。
ブーツ10は、コイルアセンブリ4の下方に位置している。ブーツ10は、コイルアセンブリ4から下方に延びている。ブーツ10は、出力部の周りを覆いつつ、出力部からさに下方に延びている。図1で示されるように、ブーツ10は途中で折れ曲がっている。このブーツ10は、屈曲ブーツ10である。ブーツ10の好ましい材質として、シリコーンゴムが例示される。
図2は、点火コイル2が内燃機関20に装着された状態が示された、部分断面図である。この図には、点火プラグ16及びスプリング14も示されている。ブーツ10は、上面から下面まで貫通する孔を有する。ブーツ10は、筒状である。図2で示されるように、ブーツ10の内部に、スプリング14が位置している。スプリング14は、出力部の抵抗と、点火プラグ16とを電気的に接続している。ブーツ10は、主部18と、先端部22と、シール部24と、ガード26と、気道28とを備える。
主部18は、コイルアセンブリ4から下方に延びている。点火コイル2が内燃機関20に装着されたとき、主部18は外部に露出している。図2に示されるように、主部18は折れ曲がった形状を呈している。この折れ曲がりにより、主部18には、コイルアセンブリ4から下方に延びる第一部30と、第一部30に連続して延びる第二部32とが形成されている。第二部32は、上下方向に対して傾斜している。
図2において、一点鎖線L1は第一部30の中心線を表し、一点鎖線L2は第二部32の中心線を表す。中心線L2は、先端部22及びシール部24の中心線でもある。すなわち、先端部22及びシール部24はいずれも上下方向に対して傾斜しており、先端部22及びシール部24の上下方向に対する傾斜角度は、第二部32のそれと同じである。図2において、符号θは、中心線L2が上下方向となす角度を表す。
図3は、図2の一部が拡大されて示されている。先端部22は、ブーツ10の下端部分を構成する。先端部22は筒状である。図3に示されるように、点火コイル2が内燃機関20に装着されたとき、先端部22は、内燃機関20のプラグホール34に挿入される。先端部22の下端の開口から、点火プラグ16が挿入されている。
シール部24は、主部18と先端部22との間に位置している。図3で示されるように、シール部24は、筒状の胴部36と胴部36から突出した突起部38を備える。図1に示されるように、突起部38は、胴部36の周方向に延びている。突起部38は、リング状を呈する。図3で示されるように、周方向に垂直な断面において、突起部38は、中心線L2に対して傾斜している。突起部38は、中心線L2から離れるにつれて下側に向かうように傾斜している。突起部38の外径(すなわち、シール部24の外径)は、主部18の外径より大きい。突起部38の外径は、プラグホール34の開口の内径より大きい。
図3で示されるように、内燃機関20は、プラグホール34の開口が位置する取付け面40と、プラグホール34の開口を囲む側壁42とを有する。突起部38の先端は、取付け面40と側壁42との角に押しつけられている。これにより、プラグホール34は、外部と遮断されている。
ガード26は、主部18の外周面から突出している。ガード26は、第二部32の外周面から突出している。図1に示されるように、この実施形態では、ガード26は周方向に延びている。ガード26は、リング状を呈する。図3で示されるように、周方向に垂直な断面において、ガード26は、中心線L2に対して傾斜している。ガード26は、中心線L2から離れるにつれて下側に向かうように傾斜している。
図4は、ガード26及びシール部24の近辺を、図2の矢印Aの方向から見た図である。方向Aは、中心線L2に垂直な方向である。図3及び4で示されるように、第二部32の外周面に、気道28の第一開口44が設けられている。第一開口44は、ガード26とシール部24との間に位置している。図3で示されるように、この実施形態では、気道28は、引き出し部46と貫通部48とを備える。引き出し部46は、第一開口44から中心線L2に向う方向に延びている。貫通部48は、引き出し部46の端から、中心線L2に沿って、先端部22の底面まで延びている。先端部22の底面に、気道28の第二開口50が設けられている。第二開口50は、プラグホール34に露出している。すなわちこの気道28は、外部とプラグホール34とを繋いでいる。図3で示されるように、この実施形態では、二つの気道28が設けられている。気道28の数は、二つに限られない。気道28の数は一つでもよい。三つ以上の気道28が設けられていてもよい。
以下では本実施形態の、作用効果が説明される。
この実施形態の点火コイル2では、内燃機関20に装着されたとき、ブーツ10は、外部と内燃機関20のプラグホール34とを繋ぐ気道28を有する。この気道28の第一開口44は、ブーツ10の主部18の外周面に設けられている。主部18より大きな外径を有するシール部24上には、水が滞留し易い。第一開口44を、シール部24より上側に位置する主部18の外周面に設けることで、気道28への水の侵入が効果的に抑えられる。この点火コイル2では、気道28への水の侵入が抑えられている。
この実施形態では、主部18の外周面において主部18から突出したガード26が設けられている。第一開口44は、ガード26と、シール部24との間に設けられている。ガード26は、気道28への水の侵入を効果的に防止する。この点火コイル2では、気道28への水の侵入が抑えられている。
第一開口44は、主部18の第二部32に設けられているのが好ましい。第二部32は第一部30より先端部22に近いため、気道28の長さを短くできる。これは、気道28の形成を容易にする。また、第二部32から先端部22まではブーツ10に折れ曲がりがないため、気道28の貫通部48は折れ曲がりなしに実現できる。これは、気道28の形成を容易にするとともに、気道28を通した効果的な放熱に寄与する。
図3において、符号Sは、傾斜したシール部24の上端を表す。符号Mは、上端Sを通り、水平方向に延びる仮想線である。図3で示されるように、二つの第一開口44は、いずれも仮想線Mより上方に位置している。このように、第一開口44は、仮想線Mよりも上方に位置するのが好ましい。すなわち、第一開口44は、傾斜したシール部24の上端Sよりも上方に位置するのが好ましい。外部からの水は、シール部24の突起部38の上面側に滞留し易い。滞留した水の上面は、仮想線Mの近辺まで達することが起こりうる。第一開口44をシール部24の上端Sよりも上方に位置させることで、気道28への水の侵入が効果的に抑えられる。
図3において、両矢印Eは、第一開口44の下端と、仮想線Mとの上下方向距離を表す。距離Eは、2mm以上が好ましい。距離Eを2mm以上とすることで、気道28への水の侵入がより効果的に抑えられる。この観点から、距離Eは3mm以上がより好ましい。
図3において、直線Gは、ガード26の先端を通る、中心線L2に垂直な仮想線である。第一開口44は、少なくともその一部が仮想線Gより下側に位置するのが好ましい。第一開口44の少なくとも一部を仮想線Gより下側に位置させることで、気道28の引き出し部46の形成の際に、ガード26が邪魔になりにくい。この点火コイル2では、気道28が容易に形成できる。この観点から、第一開口44の全体が仮想線Gより下側に位置するのがより好ましい。
図3において、両矢印Dは、中心線L2の方向に沿って計測した、第一開口44の中心と直線Gとの距離を表す。両矢印Hは、仮想線Gの方向に沿って計測した、ガード26の高さを表す。距離Dは、高さH以下が好ましい。距離Dを高さH以下とすることで、このガード26は気道28への水の侵入をより効果的に防止する。この観点から、距離Dは、高さHの80%以下がより好ましく、50%以下がさらに好ましく、30%以下がさらに好ましい。
この実施形態では、ガード26は周方向に延びるリング状である。ガード26をリング状とすることで、このガード26は、多くの方向から飛来する水に対して、気道28へ侵入を防止することができる。
図5(A)は、他の実施形態に係る点火コイル60の一部が示されている。この図は、点火コイル60を図2の方向Aから見た図に対応する。この図では、シール部66及びガード64の周辺が示されている。図で示されるように、第一開口62は、ガード64の下側に位置する。この実施形態では、ガード64は、周方向に連続して延びていない。ガード64は、途中で途切れている。このガード64は、リング状ではなく、円弧状である。第二部68の周方向において、このガード64の中心の位置は、第一開口62の中心の位置と一致している。この点火コイル60は、ガード64の形状以外は、図1の点火コイル60と同じである。
この点火コイル60では、第一開口62の上方にガード64が位置する。このガード64により、気道への水の侵入が抑えられている。このガード64は円弧状であるため、リング状のガード64に比べて、軽量化と材料費の削減が実現できる。
図5(B)は、さらに他の実施形態に係る点火コイル70の一部が示されている。この図は、点火コイル70を図2の方向Aから見た図に対応する。この図では、シール部72及びガード74の周辺が示されている。この点火コイル70では、ガード74は、図5(A)で示されたガード64と比べて、周方向の両端に側壁部76をさらに備えている。この点火コイル70は、ガード74の形状以外は、図1の点火コイル2と同じである。
この点火コイル70では、ガード74が側壁部76を備えているため、このガード74は、第一開口78の上側からだけでなく、側面側から飛来する水に対して、気道へ侵入を防止することができる。この点火コイル70では、気道への水の侵入が効果的に抑えられている。
ガードの形状は、上記で説明されたものに限られない。例えばガードは、第一開口を囲うリング状であってもよい。ガードは、これらとは異なる形状を呈していてもよい。ガードは、第一開口に上方から水が侵入するのを防止できる形状であればよい。
図6は、さらに他の実施形態に係る点火コイル80が示されている。図6に示されるように、この点火コイル80は、コイルアセンブリ82、コネクタ部84、フランジ部86及びブーツ88を備える。図6ではブーツ88で隠れて見えないが、この点火コイル80は、出力部をさらに備えている。この点火コイル80では、コイルアセンブリ82、コネクタ部84、フランジ部86及び出力部は、図1の点火コイル2のこれらと同じである。
ブーツ88は、コイルアセンブリ82の下方に位置している。ブーツ88は、コイルアセンブリ82から下方に延びている。ブーツ88は、出力部の周りを覆いつつ、出力部からさに下方に延びている。ブーツ88の好ましい材質として、シリコーンゴムが例示される。
この実施形態では、ブーツ88は、折り曲げ可能に形成されている。換言すれば、ブーツ88は、折り曲げ可能な程度の弾性を有している。図6で示されるように、外部から力が付加されない状態では、ブーツ88は直線状に延びている。ブーツ88は途中で折れ曲がっていない。このブーツ88は、直線状ブーツ88である。このブーツ88に折り曲げる方向に力を負荷すると、ブーツ88の主部90は、所定の位置で折れ曲がる。このブーツ88には、図2で示されたブーツ10と同様に、第一部と第二部とが形成される。このブーツ88は、屈曲ブーツ88として使用できる。このブーツ88は、第二部の中心線と上下方向とがなす角度が図2のθとなるように折り曲げられたとき、図1-4で示されたブーツ10と同じ構造となる。このブーツ88は、折り曲げ可能に形成されていることの他は、図1の点火コイル2のブーツ10と同じである。
この点火コイル80では、形成時にブーツ88は直線状である。このブーツ88を形成するための金型は、簡易な構造になる。これは、点火コイル80の製造コストの低減に寄与する。
この点火コイル80では、ブーツ88は直線状及び折れ曲がった形状のいずれにもなりうる。第二部の傾斜角度は、任意に調整できる。このため、この点火コイル80は、様々な内燃機関に取り付けが可能である。これは、点火コイル80のコストの低減に寄与する。
以上説明されたとおり、本実施形態によれば、点火コイルの気道への、水の侵入が抑えられている。このことから、本実施形態の優位性は明らかである。
[開示項目]
以下の項目は、好ましい実施形態の開示である。
[項目1]
内燃機関用の点火コイルであって、
一次コイル及び二次コイルを含むコイルアセンブリと、前記コイルアセンブリから下方に延びる筒状のブーツと、を備え、
前記ブーツが、前記点火コイルが前記内燃機関に装着されたとき、外部に露出する主部と、前記内燃機関のプラグホールに挿入される先端部と、前記主部と前記先端部との間に位置し前記主部の外径よりも大きな外径を有し外部と前記プラグホールとを遮断するシール部と、外部と前記プラグホールとを繋ぐ気道と、を備え、
前記主部の外周面に、前記気道の第一開口が設けられている、点火コイル。
[項目2]
前記先端部の底面に、前記気道の第二開口が設けられている、項目1に記載の点火コイル。
[項目3]
前記ブーツが、前記主部の外周面から突出するガードをさらに備え、
前記第一開口が、前記ガードと前記シール部との間に位置している、項目1又は2に記載の点火コイル。
[項目4]
前記主部が折れ曲がった形状を呈しており、これにより前記主部に、前記コイルアセンブリから延びる第一部と、前記第一部に連続し上下方向に対して傾斜して前記シール部まで延びる第二部とが形成されており、
前記第一開口が、前記第二部に設けられている、項目1から3のいずれかに記載の点火コイル。
[項目5]
前記第二部の傾斜により、前記シール部が上下方向に対して傾斜しており、
前記第一開口が、前記傾斜したシール部の上端よりも上方に位置する、項目4に記載の点火コイル。
[項目6]
前記主部が、直線状及び折れ曲がった形状のいずれにもなりうるように、折り曲げ可能に形成されている、項目1から3のいずれかに記載の点火コイル。
以上説明された点火コイルは、種々の内燃機関に使用される。
2、60、70、80・・・点火コイル
4、82・・・コイルアセンブリ
6、84・・・コネクタ部
8、86・・・フランジ部
10、88・・・ブーツ
12・・・取付孔
14・・・スプリング
16・・・点火プラグ
18、90・・・主部
20・・・内燃機関
22・・・先端部
24、66、72・・・シール部
26、64、74・・・ガード
28・・・気道
30・・・第一部
32、68・・・第二部
34・・・プラグホール
36・・・胴部
38・・・突起部
44、62、78・・・第一開口
46・・・引き出し部
48・・・貫通部
50・・・第二開口
76・・・側壁部

Claims (6)

  1. 内燃機関用の点火コイルであって、
    一次コイル及び二次コイルを含むコイルアセンブリと、前記コイルアセンブリから下方に延びる筒状のブーツと、を備え、
    前記ブーツが、前記点火コイルが前記内燃機関に装着されたとき、外部に露出する主部と、前記内燃機関のプラグホールに挿入される先端部と、前記主部と前記先端部との間に位置し前記主部の外径よりも大きな外径を有し外部と前記プラグホールとを遮断するシール部と、外部と前記プラグホールとを繋ぐ気道と、を備え、
    前記主部の外周面に、前記気道の第一開口が設けられている、点火コイル。
  2. 前記先端部の底面に、前記気道の第二開口が設けられている、請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記ブーツが、前記主部の外周面から突出するガードをさらに備え、
    前記第一開口が、前記ガードと前記シール部との間に位置している、請求項1又は2に記載の点火コイル。
  4. 前記主部が折れ曲がった形状を呈しており、これにより前記主部に、前記コイルアセンブリから延びる第一部と、前記第一部に連続し上下方向に対して傾斜して前記シール部まで延びる第二部とが形成されており、
    前記第一開口が、前記第二部に設けられている、請求項1又は2に記載の点火コイル。
  5. 前記第二部の傾斜により、前記シール部が上下方向に対して傾斜しており、
    前記第一開口が、前記傾斜したシール部の上端よりも上方に位置する、請求項4に記載の点火コイル。
  6. 前記主部が、直線状及び折れ曲がった形状のいずれにもなりうるように、折り曲げ可能に形成されている、請求項1又は2に記載の点火コイル。

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