JP2023182909A - キャップ - Google Patents

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秀幸 鈴木
Hideyuki Suzuki
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Abstract

【課題】蓋の開栓時に要するトルクを低減できるキャップを提供する。【解決手段】中栓鍔部13は、容器2の径方向内側の鍔基部16と、鍔基部16から弱化部10に至る鍔縁部17を有し、鍔縁部17は、縁外側面39において鍔縁部17と弱化部10との境を外縁境界34とし、鍔基部16と鍔縁部17との境を内縁境界35とし、容器2の軸心方向における外縁境界34から内縁境界35までの離隔距離を縁厚36とし、中栓鍔部13が容器2の軸心周りの複数個所に破断促進部38を有し、破断促進部38における縁厚36を、容器2の軸心周りで破断促進部38に隣接する中栓鍔部13の他部位の縁厚36よりも大きく形成して、破断促進部38が鍔縁部17と弱化部10との間に応力集中が増加する構造を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、キャップに関し、プルリングレスキャップの開栓トルクを低減する技術に係るものである。
従来、プルリングレスキャップには、例えば特許文献1に記載するものある。これは、容器の口部に取り付けられる中栓と、中栓に着脱自在なねじ式の蓋とを有しており、中栓の離脱部が周囲を破断可能な弱化部で囲まれている。そして弱化部が破断して離脱部が中栓から離脱し、中栓に注出口が形成される。
蓋は、二重筒状の内側保持部および外側保持部を有しており、蓋が閉じた状態で中栓の離脱部が蓋の内側保持部と外側保持部との間に保持される。離脱部は外周に第1の外周側係合部を有し、内周に第1の内周側係合部を有しており、外側保持部は内周に第2の内周側係合部を有し、内側保持部は外周に第2の外周側係合部を有している。
そして、蓋の開方向への回転により、第2の内周側係合部が開方向において第1の外周側係合部に係合し、第2の外周側係合部が開方向において第1の内周側係合部に係合し、蓋と離脱部が一体的に回転して弱化部を破断させ、離脱部が蓋とともに中栓から離脱する。
特許第6941351
従来のプルリングレスキャップでは、蓋の係合部と離脱部の係合部が容器の軸心周りで掛かり合って蓋と離脱部が一体的に回転して弱化部を破断させるが、離脱部が回転する際に、弱化部に繋がる離脱部において生じる撓みによって、離脱部の外周縁と弱化部との境における破断が阻害され、弱化部が破断に至るまでに要するトルクが大きくなることがある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、蓋の開栓時に要するトルクを低減できるキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るキャップは、容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁厚とし、中栓鍔部が容器の軸心周りの複数個所に破断促進部を有し、破断促進部における縁厚を、容器の軸心周りで破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁厚よりも大きく形成して、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とする。
本発明に係るキャップは、容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁厚とし、容器の径方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁幅とし、縁幅に対する縁厚の割合を縁立ち上がり比とし、中栓鍔部が容器の軸心周りの複数個所に破断促進部を有し、破断促進部における縁立ち上がり比を、容器の軸心周りで破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁立ち上がり比よりも大きく形成して、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とする。
本発明に係るキャップは、容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心を含む断面において外縁境界と内縁境界の間の縁外側面が容器の軸心方向に対して平行をなし、または20°以下に傾斜して、容器の軸心周りに破断促進部を形成し、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とする。
本発明に係るキャップにおいて、破断促進部は、容器の軸心方向において中栓突起部に対応する位置に設けることを特徴とする。
上記の構成により、上蓋の開封操作に要するトルクの低減を図れる。すなわち、中栓鍔部が破断促進部を有し、破断促進部の軸心方向の縁厚を、容器の軸心周りにおいて破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁厚に比べて大きく形成することにより、破断促進部に対応する中栓鍔部の撓みが軽減されるとともに、容器の軸心方向に沿った破断促進部と弱化部の断面積が破断促進部と弱化部との境界で急激に変化し、応力集中が高まるので、破断促進部が弱化部との境界位置における応力集中を促進する構造を実現する。
よって、上蓋を容器の軸心周りに回転させることで、中栓突起部を介して容器の軸心周りで掛かり合う中栓封止部が上蓋とともに回転し、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部が容易に破断する。
また、破断促進部における縁立ち上がり比を、容器の軸心周りで破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁立ち上がり比よりも大きく形成することでも、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を実現できる。
さらに、鍔縁部の縁外側面が容器の軸心方向に対して平行をなし、または20°以下に傾斜することでも、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を実現できる。
また、破断促進部は、容器の軸心方向において中栓突起部に対応する位置に設けることで、容器の軸心周りのトルクが弱化部の破断に効率良く作用する。すなわち、上蓋の回転による開封時には、中栓突起部が上蓋からトルクを受け止めるので、中栓突起部付近において中栓封止部が撓み難い構造となる。このため、中栓突起部に対応する位置に破断促進部による応力集中を促進する構造を実現することで、弱化部の破断がより効率的に行われる。
本発明の実施の形態に係るキャップの一部断面正面図 同実施の形態に係る上蓋の一部断面正面図 同実施の形態に係る上蓋の平面図 同実施の形態に係る上蓋の底面図 同実施の形態に係るキャップ本体の一部断面正面図 同実施の形態に係るキャップ本体の平面図 同実施の形態に係る中栓の部分拡大図 同実施の形態に係る中栓の要部拡大図 本発明の他の実施の形態に係る中栓の要部拡大図 本発明のさらに他の実施の形態に係る中栓の要部拡大図 本発明のさらに他の実施の形態に係る中栓の要部拡大図
(実施例1)
以下、本発明に係るキャップの実施の形態を、図面を参照して説明する。図1から図8において、本発明に係るキャップ1は容器2の口部3に装着するキャップ本体4と、上蓋5を有している。キャップ1は全体が樹脂製である。
キャップ本体4は、容器2の口部3を容器2の軸心周りに囲む本体部6と、口部3を覆う中栓7を有している。
中栓7は、中栓開口を囲む注出筒8と、中栓開口を覆う中栓封止部9と、中栓封止部9と注出筒8を繋ぐ弱化部10を有している。
ここでは、未開封のキャップ1を示しているので、注出筒8は中栓開口予定部を囲んでおり、中栓開口予定部を覆う中栓封止部9によって中栓開口が塞がれている。
中栓封止部9は、中栓開口を塞ぐ栓体11と、栓体11から容器2の軸心方向に立ち上がる筒状の中栓筒部12と、容器2の径方向外側に拡がる中栓鍔部13を有している。
中栓筒部12は、中栓開封時に開封トルクを伝達する中栓側の駆動軸をなし、容器2の軸心周りに環状をなす筒内面および筒外面に、容器2の軸心周りで上蓋5に掛かり合う中栓突起部14を有している。中栓突起部14は容器2の軸心方向に延びるリブからなり、筒内面から容器2の径方向内側に突出し、筒外面から容器2の径方向外側に突出している。中栓筒部12は、容器2の軸心方向一側が開口し、開口縁の外周面に中栓嵌合凹部15を有している。中栓筒部12は、中栓筒部12の容器2の軸心方向他側が栓体11と一体をなす。
中栓鍔部13は、中栓筒部12の容器2の軸心方向他側および栓体11と一体をなし、中栓筒部12の外周に容器2の径方向外側に広がっており、中栓筒部12に続く容器2の径方向内側の鍔基部16と、鍔基部16から弱化部10に至る鍔縁部17を有している。中栓鍔部13については後に詳述する。
中栓7は、容器2の口部3に挿入する中栓インナーシール部18を有し、中栓インナーシール部18と本体部6の間に口部3を挿入する嵌合溝19を形成している。
本体部6は、容器2の口部外周に形成した容器外側凹部20に嵌合するキャップ内側凸部21を有している。
上蓋5は、内側天面に注出筒8に対向する上蓋インナー22を有しており、上蓋インナー22は、上蓋5の軸心周りに環状をなしてインナー先端縁が注出筒8の水切り内面に液密に当接し、シール領域を形成する。
また、上蓋5は容器2の径方向外側から径方向内側に向けて順次にスカート部23、ネジ筒24、中栓保持部25を有している。
最外側のスカート部23は、容器2の軸心周りに沿って上蓋5の上蓋天部26の外周に環状をなす筒体であり、外周面に開封時の指掛かりとなるローレット27を有している。
ネジ筒24は、中栓7の外周面に沿って環状をなし、内周面に形成した雌ネジ部28で中栓7の外周面に形成した雄ネジ部29にネジ接合する。
中栓保持部25は、上蓋5の内側天面から容器2の軸心方向に延びる筒状をなし、容器の軸心周りに二重の環状をなす外筒部30と内筒部31を有し、外筒部30と内筒部31の間の環状の空隙に中栓筒部12を挿入する。
中栓保持部25は、中栓開封時に開封トルクを加える上蓋側の駆動軸をなし、容器2の軸心周りに環状をなす外筒部30の筒内面および内筒部31の筒外面に、容器2の軸心周りで中栓筒部12に掛かり合う上蓋突起部32を有している。上蓋栓突起部32は容器2の軸心方向に延びるリブからなり、外筒部30の筒内面から容器2の径方向内側に突出し、内筒部31の筒外面から容器2の径方向外側に突出している。また、外筒部30は、筒内面に中栓7の中栓嵌合凹部15に嵌合する上蓋嵌合凸部33を有している。
中栓鍔部13の鍔縁部17は、縁外側面において鍔縁部17と弱化部10との境を外縁境界34とし、鍔基部16と鍔縁部17との境を内縁境界35とし、容器2の軸心方向における外縁境界34から内縁境界35までの離隔距離を縁厚36とし、容器2の径方向における外縁境界34から内縁境界35までの離隔距離を縁幅37とする。
中栓鍔部13は、容器2の軸心周りの複数個所、本実施の形態では8箇所に破断促進部38を有している。本実施の形態では破断促進部38を、中栓筒部12の筒外面に設けた中栓突起部14に容器2の軸心方向において対応する位置に設けている。しかし、破断促進部38は、その設置数や設置位置に限定はなく、任意の数で任意の位置に設けることができる。
破断促進部38は、その縁厚36が、容器2の軸心周りで破断促進部38に隣接する中栓鍔部13の他部位の縁厚36よりも大きく形成しており、破断促進部38において鍔縁部17と弱化部10との間の境界に応力集中が増加する構造を形成している。
この構成において、破断促進部38は、その縁幅37が、容器2の軸心周りで破断促進部38に隣接する中栓鍔部13の他部位の縁幅37よりも小さくなっている。
以下、上記構成の作用を説明する。キャップ1は上蓋5をキャップ本体4に押し込んで組み付け、容器2の口部3に打栓により装着する。
上蓋5の開封時には、スカート部23のローレット27に加える力で上蓋5を容器2の軸心周りに回転させる。
上蓋5の回転により、上蓋5のネジ筒24の外筒部30および内筒部31の上蓋突起部32と、中栓筒部12の中栓突起部15とが容器2の軸心周りで掛かり合って、中栓封止部9が容器2の軸心周りに回転し、中栓鍔部13の鍔縁部17に繋がる弱化部10が破断する。
弱化部10の破断により中栓封止部9が中栓7から離脱し、雌ネジ部28と雄ネジ部29の掛かり合いにより、上蓋5が容器2の軸心方向に移動する。このとき、中栓筒部12の中栓嵌合凹部15と外筒部30の上蓋嵌合凸部33との嵌合により、中栓封止部9が上蓋5と一体的に中栓7から離脱し、中栓開口予定部を開封し、中栓開口が開口する。この開封操作において、本実施の形態に係るキャップ1では、上蓋5の開封操作に要するトルクの低減を図れる。
すなわち、中栓鍔部13が破断促進部38を有し、破断促進部38の軸心方向の縁厚36を、容器2の軸心周りにおいて破断促進部38に隣接する中栓鍔部13の他部位の縁厚に比べて大きく形成することにより、破断促進部38に対応する中栓鍔部13の撓みが軽減されるとともに、容器2の軸心方向に沿った破断促進部38と弱化部10の断面積が破断促進部38と弱化部10との境界で急激に変化し、応力集中が高まるので、破断促進部38が弱化部10との境界位置における応力集中を促進する構造を実現する。
よって、上蓋5を容器2の軸心周りに回転させて、中栓突起部14と上蓋突起部32を介して容器2の軸心周りで掛かり合う中栓封止部9を上蓋5とともに回転させる際に、中栓封止部9と注出筒8を繋ぐ弱化部10が容易に破断する。
また、破断促進部38は、容器2の軸心方向において中栓突起部14に対応する位置に設けることで、容器2の軸心周りのトルクが弱化部10の破断に効率良く作用する。すなわち、上蓋5の回転による開封時には、中栓突起部14が上蓋5の上蓋突起部32からトルクを受け止めるので、中栓突起部14の付近において中栓封止部が撓み難い構造となる。このため、中栓突起部14に対応する位置に破断促進部38による応力集中を促進する構造を実現することで、弱化部10の破断がより効率的に行われる。
(実施例2)
本発明の他の実施例2を図9に示す。キャップ1の基本的な構造は、先の実施例1のものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
実施例2では、鍔縁部17における縁幅37に対する縁厚36の割合(縁厚/縁幅)を縁立ち上がり比Rとして説明する。
中栓鍔部13が容器2の軸心周りの複数個所に有する破断促進部38において、縁立ち上がり比Rを、容器2の軸心周りで破断促進部38に隣接する中栓鍔部13の他部位の縁立ち上がり比Rよりも大きく形成して、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成する。
すなわち、容器2の軸心方向に沿った破断促進部38と弱化部10の断面積が破断促進部38と弱化部10との境界で急激に変化し、応力集中が高まるので、破断促進部38が弱化部10との境界位置における応力集中を促進する構造を実現できる。よって、本実施例2においても弱化部10の破断がより効率的に行われる。実施例2においても、破断促進部38の設置数や設置位置に限定はなく、任意の数で任意の位置に設けることができる。
(実施例3)
本発明の他の実施例3を図10に示す。キャップ1の基本的な構造は、先の実施例1のものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
実施例3では、中栓鍔部13の鍔縁部17は、容器2の軸心周りに均一な縁厚36を有している。鍔縁部17は、容器2の軸心を含む断面において、外縁境界34と内縁境界35の間の縁外側面39が容器2の軸心方向に対して平行をなし、または20°以下の傾斜角度αで傾斜して、容器2の軸心周りに破断促進部38を形成し、破断促進部38が鍔縁部17と弱化部10との間に応力集中が増加する構造を形成する。
すなわち、容器2の軸心方向に沿った鍔縁部17と弱化部10の断面積が破断促進部38をなす縁外側面39を境として急激に変化し、応力集中が高まるので、破断促進部38が弱化部10との境界位置における応力集中を促進する構造を実現できる。よって、本実施例3においても弱化部10の破断がより効率的に行われる。
(実施例4)
本発明の他の実施例4を図11に示す。キャップ1の基本的な構造は、先の実施例1のものと同様であり、同符号を付して説明を省略する。
実施例4では、中栓鍔部13は外周部の全周にわたって均一な縁厚36を有しており、容器2の軸心を含む断面において、鍔縁部17の縁外側面39が容器2の軸心方向と平行をなす。
すなわち、容器2の軸心方向に沿った鍔縁部17と弱化部10の断面積が破断促進部38をなす縁外側面39を境として急激に変化し、応力集中が高まるので、破断促進部38が弱化部10との境界位置における応力集中を促進する構造を実現できる。よって、本実施例4においても弱化部10の破断がより効率的に行われる。
1 キャップ
2 容器
3 口部
4 キャップ本体
5 上蓋
6 本体部
7 中栓
8 注出筒
9 中栓封止部
10 弱化部
11 栓体
12 中栓筒部
13 中栓鍔部
14 中栓突起部
15 中栓嵌合凹部
16 鍔基部
17 鍔縁部
18 中栓インナーシール部
19 嵌合溝
20 容器外側凹部
21 キャップ内側凸部
22 上蓋インナー
23 スカート部
24 ネジ筒
25 中栓保持部
26 上蓋天部
27 ローレット
28 雌ネジ部
29 雄ネジ部
30 外筒部
31 内筒部
32 上蓋突起部
33 上蓋嵌合凸部
34 外縁境界
35 内縁境界
36 縁厚
37 縁幅
38 破断促進部
39 縁外側面
α 傾斜角度

Claims (4)

  1. 容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、
    キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、
    中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、
    中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、
    中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、
    鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁厚とし、
    中栓鍔部が容器の軸心周りの複数個所に破断促進部を有し、破断促進部における縁厚を、容器の軸心周りで破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁厚よりも大きく形成して、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とするキャップ。
  2. 容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、
    キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、
    中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、
    中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、
    中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、
    鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁厚とし、容器の径方向における外縁境界から内縁境界までの離隔距離を縁幅とし、縁幅に対する縁厚の割合を縁立ち上がり比とし、
    中栓鍔部が容器の軸心周りの複数個所に破断促進部を有し、破断促進部における縁立ち上がり比を、容器の軸心周りで破断促進部に隣接する中栓鍔部の他部位の縁立ち上がり比よりも大きく形成して、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とするキャップ。
  3. 容器の口部に装着するキャップ本体と、キャップ本体に装着する上蓋を有し、
    キャップ本体は、容器の口部を容器の軸心周りに囲む本体部と、容器の口部を覆う中栓を有し、
    中栓は、中栓開口予定部を囲む注出筒と、中栓開口予定部を覆う中栓封止部と、中栓封止部と注出筒を繋ぐ弱化部を有し、
    中栓封止部は、容器の軸心周りで上蓋に掛かり合う中栓突起部と、容器の径方向外側に拡がる中栓鍔部を有し、
    中栓鍔部は、容器の径方向内側の鍔基部と、鍔基部から弱化部に至る鍔縁部を有し、
    鍔縁部は、縁外側面において鍔縁部と弱化部との境を外縁境界とし、鍔基部と鍔縁部との境を内縁境界とし、容器の軸心を含む断面において外縁境界と内縁境界の間の縁外側面が容器の軸心方向に対して平行をなし、または20°以下に傾斜して、容器の軸心周りに破断促進部を形成し、破断促進部が鍔縁部と弱化部との間に応力集中が増加する構造を形成することを特徴とするキャップ。
  4. 破断促進部は、容器の軸心方向において中栓突起部に対応する位置に設けることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
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