JP2023180910A - 金属製建築板および金属製建築板の連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】強固かつ確実な止水性能を備える金属製建築板および金属製建築板の連結構造を提供する。【解決手段】金属製建築板は、芯材1100を金属外皮で被覆してなる上端部に金属外皮を外方へ突出させた雄実100が形成され、その下端部に金属外皮を内方へ凹没させた雌実500が形成され、雄実側第一円弧状連結片130と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片530とを当接させて上下方向で隣接する金属製建築板どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eが雌実側接続目地底面520よりも表面側に位置するように形成される。下からの風により吹き上げられる雨水(水滴)は、雄実側第一傾斜面110から三角状空間部を飛び越えて雌実側接続目地底面520に到達するために、屋内側への雨水の侵入を効率よく抑制することができる。【選択図】図4
Description
本発明は、建築物の外壁等に用いられる金属製建築板(金属サイディングと記載する場合がある)に関し、特に、屋内側(内側、後側、裏側、裏面側、背面側と同義)への雨水の侵入を効率よく抑制することのできる金属製建築板および金属製建築板の連結構造に関する。なお、金属製建築板は、正面視で長方形板状を形成し、その長手方向が水平方向に一致する「横張り」で施工される場合と、その長手方向が鉛直(垂直と同義)方向に一致する「縦張り」で施工される場合とがあるが、本発明に係る金属製建築板および金属製建築板の連結構造は「横張り」に好ましく適用される。
従来、正面視で長方形板状を形成し、その長手方向を水平方向に一致させた(「横張り」で施工される)場合における上下方向の各端部に互いに嵌合可能に構成された嵌合部を有する外壁材としての金属製建築板が知られている。このような外壁材を用いると、建築物の外面に、上下方向に隣り合う外壁材どうしを互いに上下方向に嵌合させて順次設置する方法によって、外壁を形成することができる。この金属製建築板は、金属製の表面材と、シート状の裏打ち材(アルミ箔シート等)と、表面材および裏打ち材のあいだに充填された発泡断熱材からなる充填材とを有することが一般的である。
このような金属製建築板を「横張り」で施工する場合において上下方向で隣接する金属製建築板どうしの連結にあっては、良好な嵌合作業性を確保しつつも強固な水密性能を確保するとともに、その他支障がないように行なわせる必要がある。特許第4306631号公報(特許文献1)は、このような必要に応じて改善された、良好な嵌合作業性を確保しつつも強固な止水性能を確実に得ることのできる金属サイディングの連結構造を開示する。
この特許文献1に開示された金属サイディングの連結構造は、芯材を金属外皮で被覆してなる金属サイディングの一側端部に金属外皮を外方へ突曲させて嵌合凸部を形成するとともにその他側端部に金属外皮を内方へ凹没させて嵌合溝部を凹設し、この金属サイディングの一側端部の建物側端部に嵌合凸部よりも長く金属外皮を外方へ突出させて固定片を突設し、釘等の固定具の打込みにて固定片を下地に固定して金属サイディングを下地に沿わせて配設するとともに隣接する金属サイディングどうしを嵌合凸部と嵌合溝部との嵌合で連結させてなる金属サイディングの連結構造であって、嵌合溝部の奥部の屋外側部位に収納凹部を略半円状に凹設してこの収納凹部に断面円形状の水密材をその一部が嵌合溝部内に突出するように収納配置し、嵌合凸部の突出先端部の屋外側部位に屋外側に突出する押圧膨出部を形成し、押圧膨出部と嵌合溝部の屋外側溝側面との間に隙間を形成し、隣接する金属サイディングのうち、固定片を下地に固定した一方の金属サイディングの嵌合凸部の建物側部位に他方の金属サイディングの嵌合溝部の建物側部位を当接させるとともにこの嵌合凸部の押圧膨出部を水密材に食い込ませることで屋外側に押圧させて嵌合凸部と嵌合溝部とを嵌合したことを特徴とする。
この金属サイディングの連結構造によると、隣接する金属サイディングどうしの嵌合凸部と嵌合溝部との嵌合施工が簡単に行なえるとともに、得られる嵌合状態には、嵌合凸部と嵌合溝部とが建物側部位で当接されて嵌合凸部がパッキンの押圧方向と反対方向にがたつかなく、嵌合溝部の収納凹部に位置ずれなく収納配置された水密材に対して嵌合凸部の押圧膨出部を食い込ませるようにして屋外側に圧接させたから、強固かつ確実な止水性能を備えることができる。
特許文献1に開示された金属サイディングの連結構造は、上述したように強固かつ確実な止水性能を備えることができる点で好評を得ている。
ところで、強固かつ確実な止水性能の実現のために、突き付け部分の隙間をできるだけ小さくすることで雨水(水滴)が溜まるのを抑制しようとするのが従来の基本的な考え方であった。しかしながら、このように雨水が溜まるのを抑制すればするほど溜まる雨水が少なくなるものの、隙間の奥の方に滞留する傾向もあって、上から流れ落ちて来る雨水と一体化され難く、隙間の奥の方にそのまま残りやすいという点で、この考え方には限界があった。
ところで、強固かつ確実な止水性能の実現のために、突き付け部分の隙間をできるだけ小さくすることで雨水(水滴)が溜まるのを抑制しようとするのが従来の基本的な考え方であった。しかしながら、このように雨水が溜まるのを抑制すればするほど溜まる雨水が少なくなるものの、隙間の奥の方に滞留する傾向もあって、上から流れ落ちて来る雨水と一体化され難く、隙間の奥の方にそのまま残りやすいという点で、この考え方には限界があった。
このため、本願出願人は、好評を得ている特許文献1の金属サイディングの連結構造において、新たな考え方である、(1)下からの風により吹き上げられる雨水(水滴)は突き付け部分(嵌合部分)の隙間に入り込みやすい点に鑑みてそのように隙間への入り込みを抑制するという考え方、(2)隙間に入り込んで滞留している雨水(水滴)は他の雨水(水滴)と一緒にして(合体させて)自重を増加させて重力により落下させることにより隙間に入り込んで滞留している雨水(水滴)を排出させるという考え方、を導入して解決を図ることとした。
本発明は、従来技術における基本的な考え方における限界に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、建築物に用いる外壁材の一種である金属製建築板であって、強固かつ確実な止水性能を備える金属製建築板および金属製建築板の連結構造を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のある局面に係る金属製建築板、および、本発明の別の局面に係る金属製建築板の連結構造は、以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明のある局面に係る金属製建築板は、芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、前記金属製建築板の一側端部の建物側端部に前記雄実の先端よりも外方へ前記金属外皮を突出させて固定片を突設し、ビスを含む固定具にて前記固定片を下地に固定して前記金属製建築板を前記下地に沿わせて配設するとともに隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板であって、前記雄実は、前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面とを備え、前記雌実は、前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする。
すなわち、本発明のある局面に係る金属製建築板は、芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、前記金属製建築板の一側端部の建物側端部に前記雄実の先端よりも外方へ前記金属外皮を突出させて固定片を突設し、ビスを含む固定具にて前記固定片を下地に固定して前記金属製建築板を前記下地に沿わせて配設するとともに隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板であって、前記雄実は、前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面とを備え、前記雌実は、前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする。
好ましくは、上述した金属製建築板において、前記雄実側第二傾斜面と前記雌実側第一円弧状連結片との当接部から、前記雄実側第一円弧状連結片と前記雌実側第一円弧状連結片とが連続的に面接触されるとともに、前記雄実側第一当接面と前記雌実側第一当接面とが連続的に面接触されるように構成することができる。
また、本発明の別の局面に係る金属製建築板の連結構造は、芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板の連結構造であって、前記雄実は、前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面を備え、前記雌実は、前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする。
また、本発明の別の局面に係る金属製建築板の連結構造は、芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板の連結構造であって、前記雄実は、前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面を備え、前記雌実は、前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする。
好ましくは、上述した金属製建築板の連結構造において、前記雄実側第二傾斜面と前記雌実側第一円弧状連結片との当接部から、前記雄実側第一円弧状連結片と前記雌実側第一円弧状連結片とが連続的に面接触されるとともに、前記雄実側第一当接面と前記雌実側第一当接面とが連続的に面接触されるように構成することができる。
本発明によると、建築物に用いる外壁材の一種である金属製建築板であって、強固かつ確実な止水性能を備える金属製建築板および金属製建築板の連結構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る金属製建築板1000およびその金属製建築板1000の連結構造について、図面に基づき詳しく説明する。
図1および図2に示すように、この金属製建築板1000は、建築物に用いる外壁10を構成する建築材であって、その全体形状は、正面視で略長方形形状(略矩形形状)であって、その長手方向の寸法Lを4000(相対値であって絶対値ではない)とすると、短手方向(働き幅)Hが360~580で厚みtが14~23の形状を備え、たとえばその絶対値としては長手方向L4000mmまたはL3030mmで(以下においてはL3030mmとする)短手方向H430mm(雄実100および雌実500を除く働き幅400mm)で厚みt16mmである。このような形状を備えるとともに、長手方向が水平方向に一致させた場合に上下端部に嵌合部(雄実100および雌実500)を有して連結構造が安定する等の特徴を備えた外壁材である。
図1および図2に示すように、この金属製建築板1000は、建築物に用いる外壁10を構成する建築材であって、その全体形状は、正面視で略長方形形状(略矩形形状)であって、その長手方向の寸法Lを4000(相対値であって絶対値ではない)とすると、短手方向(働き幅)Hが360~580で厚みtが14~23の形状を備え、たとえばその絶対値としては長手方向L4000mmまたはL3030mmで(以下においてはL3030mmとする)短手方向H430mm(雄実100および雌実500を除く働き幅400mm)で厚みt16mmである。このような形状を備えるとともに、長手方向が水平方向に一致させた場合に上下端部に嵌合部(雄実100および雌実500)を有して連結構造が安定する等の特徴を備えた外壁材である。
なお、この金属製建築板1000は、長手方向が水平方向に一致する「横張り」で施工される。以下においては、この横張り状態を基準として、図1に示すように、短手方向に平行な方向を「上下方向」とし、長手方向に平行な方向を「左右方向」とし、上下方向および左右方向に直交する方向を「前後方向」(表裏方向/表面裏面方向/屋外屋内方向)
とする。
とする。
図1~図6に示すように、この金属製建築板1000は、たとえばポリイソシアヌレートフォームやポリウレタンなどの発泡断熱材で構成される芯材1100を有し、この芯材1100の表面を金属板で構成される表面材(金属外皮)が覆っており、さらに、芯材1100の裏面をアルミニウム箔などで構成される裏面材1110が覆っている。なお、裏面材1110は、発泡断熱材を膨張させて芯材1100を形成した後または膨張させる際に芯材1100の裏面を覆うように設けられる。なお、この金属製建築板1000の前側(表側、屋外側)には、水平方向の凹溝1020が意匠として(金属製建築板1枚について3箇所ずつ)形成されている。この凹溝1020の形状は、嵌合部を形成する雄実100と雌実500とが嵌合した状態と略同じ意匠を形成しており、図1に示すように、複数枚の金属製建築板1000を横張りした外壁10において、略同じ凹溝が繰り返されているように(複数枚の金属製建築板1000ではなく1つの大きな金属製建築板のように、嵌合部が目立たないように)見える。
この金属製建築板1000の上端および下端は、複数の金属製建築板1000を上下方向に並べて互いに嵌合するような形状をなしており、金属製建築板1000の下端には、芯材1100を被覆して金属外皮を内方へ凹没させた雌実500が設けられ、金属製建築板1000の上端には、雌実500に嵌合する、芯材1100を被覆して金属製建築板1000の表面を形成する金属外皮を外方へ突出させた雄実100が形成されている。そして、金属製建築板1000が上下に並べられた状態で、下側の金属製建築板1000の固定片200がビスや釘等の固定具1300にて下地1200に固定され、この下側の金属製建築板1000の雄実100に上側の金属製建築板1000の雌実500が嵌まる(嵌合する)ことで施工される。
金属製建築板1000の表面は、たとえば厚さ0.3mm程度の金属製薄板材(塗装鋼板等)で構成され、金属製建築板1000の外観を形成している。この表面材(金属外皮)は、ロールフォーミング等で成形され、表面には、上述した雄実100と雌実500との間に上から順に、平面部1010、(上述した)凹溝1020、平面部1010、凹溝1020、平面部1010、凹溝1020、平面部1010とが形成されている。すなわち、平面部1010と凹溝1020とが、同じ間隔で形成されて、上下方向に交互に設けられている。
以下において、本実施の形態に係る金属製建築板1000および本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造について詳しく説明する。ここでは、特に、金属製建築板1000が備える雄実100および雌実500を詳しく説明するとともに、雄実100と雌実500とが嵌合することにより形成される連結構造について詳しく説明する。
本実施の形態に係る金属製建築板1000は、芯材1100を(金属製建築板1000の表面を形成する)金属外皮で被覆してなる金属製建築板1000の一側端部(ここでは上端部)に金属外皮を外方へ突出させて雄実100が形成されているとともに、その他側端部(ここでは下端部)に金属外皮を内方へ凹没させて雌実500が形成されている。
本実施の形態に係る金属製建築板1000は、芯材1100を(金属製建築板1000の表面を形成する)金属外皮で被覆してなる金属製建築板1000の一側端部(ここでは上端部)に金属外皮を外方へ突出させて雄実100が形成されているとともに、その他側端部(ここでは下端部)に金属外皮を内方へ凹没させて雌実500が形成されている。
そして、図4および図5に示すように、金属製建築板1000の一側端部の建物側端部に雄実100の先端よりも外方へ金属外皮を突出させて固定片200を突設し、図7(A)に示すように、ビスや釘を含む固定具1300にて固定片200を下地1200に固定して金属製建築板1000を下地1200に沿わせて配設するとともに隣接する(ここでは上下に隣接する)金属製建築板どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結される。
さらに詳しくは、図4および図5に示すように、雄実100は、一側端部(ここでは金属製建築板1000の上端部)の表面側角部102に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面110と、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eから連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面120と、雄実側第二傾斜面120の裏面側端縁120Eから雄実側第一円弧状連結片130を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面140とを備える。また、図4および図6に示すように、雌実500は、他側端部(ここでは金属製建築板1000の下端部)の表面側角部502に位置し、
裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面510と、雌実側第一傾斜面510の裏面側端縁510Eから連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面520と、雌実側接続目地底面520の外方側端縁520Eから雌実側第一円弧状連結片530を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面540とを備える。
裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面510と、雌実側第一傾斜面510の裏面側端縁510Eから連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面520と、雌実側接続目地底面520の外方側端縁520Eから雌実側第一円弧状連結片530を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面540とを備える。
そして、図4に示すように、隣接(ここでは上下方向に隣接)する一方(ここでは下側)の金属製建築板1000の雄実側第一当接面140と他方(ここでは上側)の金属製建築板1000の雌実側第一当接面540を当接させるとともに、一方の金属製建築板1000の雄実側第一円弧状連結片130と他方の金属製建築板1000の雌実側第一円弧状連結片530とを当接させて隣接する金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、図7(A)に直線LMが直線LLよりも表面側(前側、屋外側)に位置することにより示されるように、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eが雌実側接続目地底面520よりも表面側に位置するように形成される。
そして、本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造は、上述した特徴を備えた連結構造である。より詳しくは、上述した構造上の特徴を備えた金属製建築板1000を(上下方向で)隣接させて、隣接する一方(ここでは下側)の金属製建築板1000の雄実側第一当接面140と他方(ここでは上側)の金属製建築板1000の雌実側第一当接面540を当接させるとともに、一方の金属製建築板1000の雄実側第一円弧状連結片130と他方の金属製建築板1000の雌実側第一円弧状連結片530とを当接させて隣接する金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した連結構造であって、図7(A)に直線LMが直線LLよりも表面側(前側、屋外側)に位置することにより示されるように、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eが雌実側接続目地底面520よりも表面側に位置するように形成される特徴を備えた連結構造である。
また、本実施の形態に係る金属製建築板1000は、金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、雄実側第二傾斜面120と雌実側第一円弧状連結片530との当接部130Tから、雄実側第一円弧状連結片130と雌実側第一円弧状連結片530とが連続的に面接触されるとともに、雄実側第一当接面140と雌実側第一当接面540とが連続的に面接触されるように形成される。そして、本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造は、このような雄実側第一円弧状連結片130と雌実側第一円弧状連結片530とが連続的に面接触されるとともに、雄実側第一当接面140と雌実側第一当接面540とが連続的に面接触されるように形成される特徴を備えた連結構造である。
次に、上述した以外の本実施の形態に係る金属製建築板1000および本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造について、図4~図6を参照して詳しく説明する。
図4および図5に示すように、本実施の形態に係る金属製建築板1000が備える雄実100は、雄実側第一当接面140から連続し、裏面側に傾斜する雄実側連結傾斜面150と、雄実側連結傾斜面150から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側連結平面160と、雄実側連結平面160から連続し、180度方向変換する雄実側第二円弧状連結片170と、雄実側第二円弧状連結片170から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雄実側第二当接面180と、雄実側第二当接面180から連続し、180度方向変換する雄実側第三円弧状連結片190と、雄実側第三円弧状連結片190から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する(雄実側)固定片200と、固定片200から連続し、180度方向変換する雄実側第四円弧状連結片210と、雄実側第四円弧状連結片210から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雄実側端部平面220と、をさらに備える。
図4および図5に示すように、本実施の形態に係る金属製建築板1000が備える雄実100は、雄実側第一当接面140から連続し、裏面側に傾斜する雄実側連結傾斜面150と、雄実側連結傾斜面150から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側連結平面160と、雄実側連結平面160から連続し、180度方向変換する雄実側第二円弧状連結片170と、雄実側第二円弧状連結片170から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雄実側第二当接面180と、雄実側第二当接面180から連続し、180度方向変換する雄実側第三円弧状連結片190と、雄実側第三円弧状連結片190から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する(雄実側)固定片200と、固定片200から連続し、180度方向変換する雄実側第四円弧状連結片210と、雄実側第四円弧状連結片210から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雄実側端部平面220と、をさらに備える。
また、図4および図6に示すように、本実施の形態に係る金属製建築板1000が備える雌実500は、雌実側第一当接面540から連続し、裏面側に緩やかに(略20度~略30度)傾斜する雌実側連結傾斜面550と、雌実側連結傾斜面550から連続し、(雌実側連結傾斜面550が緩やか(略20度~略30度)に傾斜しているために180度ではなく)略150度~略160度方向変換する雌実側第二円弧状連結片560と、雌実側
第二円弧状連結片560から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側第二当接面570と、雌実側第二当接面570から連続し、180度方向変換する雌実側第三円弧状連結片580と、雌実側第三円弧状連結片580から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側端部平面590と、をさらに備える。
第二円弧状連結片560から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側第二当接面570と、雌実側第二当接面570から連続し、180度方向変換する雌実側第三円弧状連結片580と、雌実側第三円弧状連結片580から連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側端部平面590と、をさらに備える。
そして、本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造は、金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、図4に示すように、雄実側第二当接面180と雌実側第二当接面570とが連続的に面接触されるように形成される特徴を備えた連結構造である。なお、本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造においては、図4に示すように、雄実側第二円弧状連結片170における雄実100から見た外方と雌実側第二円弧状連結片560における雌実500から見た外方とにより形成される空間に水密材300が設けられる。この水密材300は、たとえば棒円状(直径5mm程度)の弾性変形可能な樹脂固形体である乾式のパッキンが採用される。ここで、図4においては、変形前のこのようなパッキンの形状を点線で示している。なお、湿式でもよく、たとえばホットメルト型接着剤を採用することができる。
次に、上述した特徴を備えた本実施の形態に係る金属製建築板1000および本実施の形態に係る金属製建築板の連結構造の作用効果について、図7および図8を参照して詳しく説明する。
図7(A)に示すように、金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、直線LMが直線LLよりも表面側(前側、屋外側)に位置することにより示されるように、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eが雌実側接続目地底面520よりも表面側に位置するように形成されている。また、雄実側第二傾斜面120と雌実側第一円弧状連結片530とにより、三角状空間部TRが形成されている。
図7(A)に示すように、金属製建築板1000どうしを雄実100と雌実500との嵌合により連結した際に、直線LMが直線LLよりも表面側(前側、屋外側)に位置することにより示されるように、雄実側第一傾斜面110の裏面側端縁110Eが雌実側接続目地底面520よりも表面側に位置するように形成されている。また、雄実側第二傾斜面120と雌実側第一円弧状連結片530とにより、三角状空間部TRが形成されている。
このため、図7(B)に点線矢示で示すように、下からの風により吹き上げられる雨水(水滴)は、雄実側第一傾斜面110から三角状空間部TRを飛び越えて雌実側接続目地底面520に到達するために、屋内側への雨水の侵入を効率よく抑制することができる。また、図7(C)および図8に示すように、三角状空間部TRが形成されているために、この三角状空間部TRに雨水(水滴)を少し滞留させることができ、この三角状空間部TRに滞留させた雨水(水滴)に、さらに上から流れてくる雨水(水滴)と結びつかせて、突き付け部分(嵌合部分)の隙間の雨水(水滴)を一緒に流れ落ち易くすることができる。なお、図8は(A)~(D)の順で時系列で並べて表現している図である。
まず、図8(A)に示すように、三角状空間部TRに雨水W(D)が少し滞留している状態で、実線矢示で示すように上から雨水W(U)が流れ落ちてくる。時間が経過すると、図8(B)に示すように、三角状空間部TRに滞留している雨水W(D)の位置に上からの雨水W(U)が流れ落ちてきて、雨水W(D)と雨水W(U)とが一体化して、図8(C)に示すように、合体雨水W(+)を形成する。すると、図8(D)に示すように、合体雨水W(+)は、自重が増加されて重力により落下させることにより、隙間に入り込んで滞留している雨水W(D)を排出させることができる。
このように、本実施の形態に係る金属製建築板および金属製建築板の連結構造においては、新たな考え方である、(1)下からの風により吹き上げられる雨水(水滴)は突き付け部分(嵌合部分)の隙間に入り込みやすい点に鑑みてそのように隙間への入り込みを抑制するという考え方、(2)隙間に入り込んで滞留している雨水(水滴)は他の雨水(水滴)と一緒にして(合体させて)自重を増加させて重力により落下させることにより隙間に入り込んで滞留している雨水(水滴)を排出させるという考え方、を導入して強固かつ確実な止水性能を実現することができた。
以上のようにして、本実施の形態に係る金属製建築板および金属製建築板の連結構造によると、建築物に用いる外壁材の一種である金属製建築板であって、強固かつ確実な止水性能を備える金属製建築板および金属製建築板の連結構造を提供することができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意
図される。
ここで、本発明に係る金属製建築板および金属製建築板の連結構造(特許請求の範囲における各請求項に記載された金属製建築板および金属製建築板の連結構造)の一例を示す、本発明の実施の形態に係る金属製建築板1000は、上述したように金属製薄板材を成形したものであってその成形の際には(設計上の寸法公差に加えて)製造誤差が必ず発生するために、たとえば、「略平行」ではなく単に「平行」と記載した場合であっても、一般的な技術常識に即して厳密な「平行」のみに限定されるものではない。さらに、このような一般的な技術常識は、特許発明の技術的範囲を定める特許請求の範囲の記載にも適用されるべきであって、たとえば、「略平行」ではなく単に「平行」と特許請求の範囲に記載した場合であっても、一般的な技術常識に即して、厳密な「平行」のみに限定して特許発明の技術的範囲を定めることは認められるものではない。
本発明は、建築物に用いる建築板(外壁材)に好ましく、強固かつ確実な止水性能を備える点で特に好ましい。
10 外壁
100 雄実
110 雄実側第一傾斜面
120 雄実側第二傾斜面
130 雄実側第一円弧状連結片
140 雄実側第一当接面
150 雄実側連結傾斜面
160 雄実側連結平面
170 雄実側第二円弧状連結片
180 雄実側第二当接面
190 雄実側第三円弧状連結片
200 固定片
210 雄実側第四円弧状連結片
220 雄実側端部平面
300 水密材
500 雌実
502 表面側角部
510 雌実側第一傾斜面
520 雌実側接続目地底面
530 雌実側第一円弧状連結片
540 雌実側第一当接面
550 雌実側連結傾斜面
560 雌実側第二円弧状連結片
570 雌実側第二当接面
580 雌実側第三円弧状連結片
590 雌実側端部平面
1000 金属製建築板
1010 平面部
1020 凹溝
1100 芯材
1110 裏面材
1200 下地
1300 固定具
100 雄実
110 雄実側第一傾斜面
120 雄実側第二傾斜面
130 雄実側第一円弧状連結片
140 雄実側第一当接面
150 雄実側連結傾斜面
160 雄実側連結平面
170 雄実側第二円弧状連結片
180 雄実側第二当接面
190 雄実側第三円弧状連結片
200 固定片
210 雄実側第四円弧状連結片
220 雄実側端部平面
300 水密材
500 雌実
502 表面側角部
510 雌実側第一傾斜面
520 雌実側接続目地底面
530 雌実側第一円弧状連結片
540 雌実側第一当接面
550 雌実側連結傾斜面
560 雌実側第二円弧状連結片
570 雌実側第二当接面
580 雌実側第三円弧状連結片
590 雌実側端部平面
1000 金属製建築板
1010 平面部
1020 凹溝
1100 芯材
1110 裏面材
1200 下地
1300 固定具
Claims (4)
- 芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、
前記金属製建築板の一側端部の建物側端部に前記雄実の先端よりも外方へ前記金属外皮を突出させて固定片を突設し、ビスを含む固定具にて前記固定片を下地に固定して前記金属製建築板を前記下地に沿わせて配設するとともに隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板であって、
前記雄実は、
前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、
前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、
前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面とを備え、
前記雌実は、
前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、
前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、
前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、
隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする金属製建築板。 - 前記雄実側第二傾斜面と前記雌実側第一円弧状連結片との当接部から、前記雄実側第一円弧状連結片と前記雌実側第一円弧状連結片とが連続的に面接触されるとともに、前記雄実側第一当接面と前記雌実側第一当接面とが連続的に面接触されるように形成されることを特徴とする、請求項1に記載の金属製建築板。
- 芯材を金属外皮で被覆してなる金属製建築板の一側端部に前記金属外皮を外方へ突出させて雄実を形成するとともに、その他側端部に前記金属外皮を内方へ凹没させて雌実を形成し、隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結される金属製建築板の連結構造であって、
前記雄実は、
前記一側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雄実側第一傾斜面と、
前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、裏面側に傾斜する雄実側第二傾斜面と、
前記雄実側第二傾斜面の裏面側端縁から雄実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雄実側第一当接面を備え、
前記雌実は、
前記他側端部の表面側角部に位置し、裏面側外方に傾斜する雌実側第一傾斜面と、
前記雌実側第一傾斜面の裏面側端縁から連続し、表面と平行となるよう外方に延在する雌実側接続目地底面と、
前記雌実側接続目地底面の外方側端縁から雌実側第一円弧状連結片を介して連続し、表面と平行となるよう内方に延在する雌実側第一当接面とを備え、
隣接する一方の金属製建築板の雄実側第一当接面と他方の金属製建築板の雌実側第一当
接面を当接させるとともに、一方の金属製建築板の雄実側第一円弧状連結片と他方の金属製建築板の雌実側第一円弧状連結片とを当接させて隣接する前記金属製建築板どうしを前記雄実と前記雌実との嵌合により連結した際に、前記雄実側第一傾斜面の裏面側端縁が前記雌実側接続目地底面よりも表面側に位置するように形成されることを特徴とする金属製建築板の連結構造。 - 前記雄実側第二傾斜面と前記雌実側第一円弧状連結片との当接部から、前記雄実側第一円弧状連結片と前記雌実側第一円弧状連結片とが連続的に面接触されるとともに、前記雄実側第一当接面と前記雌実側第一当接面とが連続的に面接触されるように形成されることを特徴とする、請求項3に記載の金属製建築板の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022094591A JP2023180910A (ja) | 2022-06-10 | 2022-06-10 | 金属製建築板および金属製建築板の連結構造 |
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---|---|
JP2023180910A true JP2023180910A (ja) | 2023-12-21 |
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Family Applications (1)
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JP2022094591A Pending JP2023180910A (ja) | 2022-06-10 | 2022-06-10 | 金属製建築板および金属製建築板の連結構造 |
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2022
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