JP2023177975A - 情報端末及びそのプログラム - Google Patents
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
Abstract
【課題】ユーザが、店舗に入店する前に情報端末でその店舗の販促に係る情報等を容易に把握できるようにする情報端末及びそのプログラムを提供する。【解決手段】携帯電話通信網を利用してサーバシステムにアクセスする情報端末と、インターネットプロトコルを利用したネットワークを通じて双方向のデータ通信を可能としているサーバシステム及びPOSシステムを有するセルフ商品登録システムにおいて、情報端末40は、設定部411と、第1取得部412と、報知部414と、を備える。設定部411は、複数の店舗の中からユーザのお気に入り店舗を設定する。第1取得部412は、複数の店舗毎に消費者に通知すべき情報を有するか否かを示すデータをサーバから無線通信により取得する。報知部414は、第1取得部412で取得したデータを基にユーザのお気に入り店舗が消費者に通知すべき情報を有する場合に報知する。【選択図】図8
Description
本発明の実施形態は、情報端末及びそのプログラムに関する。
客がスマートフォン、タブレット端末等の情報端末を利用して購買商品の登録に必要なデータを自ら入力するようにしたセルフ商品登録システムは、スーパーマーケット等の店舗で実用化されている。この種のセルフ商品登録システムにおいて、客が店舗で情報端末を使用する際に、その店舗の特売品に関する情報、その店舗で使用可能なクーポンに関する情報等の販促に係る情報を情報端末の表示デバイスに表示することで、販促効果を高める技術はすでに知られている。
しかしながら、情報端末から店舗の販促に係る情報を得るためには客がその店舗に行かなければならない。このため、複数の店舗の販促に係る情報を情報端末で事前に把握して買物に行く店舗を決めるということはできない。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、セルフ商品登録システムの商品登録用端末として利用される情報端末のユーザが、店舗に入店する前にその情報端末でその店舗の販促に係る情報等を容易に把握できるようにすることにある。
一実施形態において、情報端末は、店舗において購買商品の登録に必要なデータの入力をユーザがセルフで行うための携帯型の情報端末である。当該情報端末は、設定部と、第1取得部と、報知部とを備える。設定部は、複数の店舗の中からユーザのお気に入り店舗を設定する。第1取得部は、複数の店舗毎に消費者に通知すべき情報を有するか否かを示すデータをサーバから無線通信により取得する。報知部は、第1取得部で取得したデータを基にユーザのお気に入り店舗が消費者に通知すべき情報を有する場合に報知する。
以下、一実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態は、セルフ商品登録システムの商品登録用端末として利用される情報端末のユーザが、店舗に入店する前にその情報端末でその店舗の販促に係る情報等を容易に把握できるようにしたものである。なお、以下の説明では、情報端末のユーザを消費者、客、会員又は操作者と称する場合がある。
本実施形態は、セルフ商品登録システムの商品登録用端末として利用される情報端末のユーザが、店舗に入店する前にその情報端末でその店舗の販促に係る情報等を容易に把握できるようにしたものである。なお、以下の説明では、情報端末のユーザを消費者、客、会員又は操作者と称する場合がある。
[セルフ商品登録システムの構成説明]
はじめに、セルフ商品登録システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るセルフ商品登録システム100の概略構成を示すブロック図である。セルフ商品登録システム100は、クラウドコンピューティングを利用したサーバシステム10と、店舗に構築されるPOS(Point Of Sales)システム20とを含む。店舗は、商品が陳列された売場と、会計を行うための会計場(レジ)とが区分けされたスーパーマーケット等の小売店舗である。店舗は、例えばサーバシステム10を運営する企業体と加盟店契約を結んだ加盟店である。加盟店は、1店舗に限らない。セルフ商品登録システム100は、1店舗以上の加盟店のPOSシステム20とサーバシステム10とによって構成される。
はじめに、セルフ商品登録システムの構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るセルフ商品登録システム100の概略構成を示すブロック図である。セルフ商品登録システム100は、クラウドコンピューティングを利用したサーバシステム10と、店舗に構築されるPOS(Point Of Sales)システム20とを含む。店舗は、商品が陳列された売場と、会計を行うための会計場(レジ)とが区分けされたスーパーマーケット等の小売店舗である。店舗は、例えばサーバシステム10を運営する企業体と加盟店契約を結んだ加盟店である。加盟店は、1店舗に限らない。セルフ商品登録システム100は、1店舗以上の加盟店のPOSシステム20とサーバシステム10とによって構成される。
サーバシステム10とPOSシステム20とは、インターネットプロトコルを利用したネットワーク30を通じて双方向のデータ通信を可能としている。ネットワーク30は、公衆回線又は専用回線を中継網とし、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、移動体通信網、携帯電話通信網等をアクセス網とした広域のネットワークである。
セルフ商品登録システム100は、商品登録用端末として機能する情報端末40を必要とする。情報端末40は、例えば携帯電話通信網を利用してサーバシステム10にアクセスできる携帯型の無線通信端末である。情報端末40は、そのユーザが、加盟店において購買商品の登録に必要なデータを自ら入力するために利用する。例えば、一般の消費者が所有するスマートフォン,タブレット端末等が情報端末40となり得る。
サーバシステム10は、支援サーバ11とルータ12とを備え、双方を通信回線13で接続する。ルータ12は、ネットワーク30とも接続しており、支援サーバ11とPOSシステム20とのネットワーク30を利用したデータ通信の中継拠点となる。
支援サーバ11は、加盟店に出向いた客が、情報端末40を利用して購買商品の登録に必要なデータを自ら入力するセルフ登録業務を支援するためのコンピュータである。その支援のために支援サーバ11は、少なくとも以下の2つの機能を有する。第1の機能は、情報端末40で入力された購買商品の登録に必要なデータを基に、その情報端末40を利用する客との取引に係るデータを生成する機能である。第2の機能は、情報端末40からの会計指示に応じて、その情報端末40を利用する客との取引の決済に必要なデータをPOSシステム20に提供する機能である。
また支援サーバ11は、第3の機能として、お知らせ情報を情報端末40に配信する機能を有する。お知らせ情報とは、加盟店から消費者に通知すべき情報である。例えば特売品に関する情報、新商品に関する情報、キャンペーンに関する情報、タイムセール等の販促に関する情報等の販促に係る情報がお知らせ情報となる。情報端末40に配信されたお知らせ情報は、例えば表示デバイスに表示されて、情報端末40のユーザである消費者に通知される。
支援サーバ11は、第3の機能を実現するために、少なくとも会員データファイル14、店舗データファイル15、及び、配信データファイル16を有する。会員データファイル14は、会員毎に作成される会員データ141(図2を参照)の集合体である。店舗データファイル15は、加盟店毎に作成される店舗データ151(図3を参照)の集合体である。配信データファイル16は、お知らせ情報毎に作成される配信データ161(図4を参照)の集合体である。
図2は、会員データ141の要部構成を示す模式図である。図示するように会員データ141は、会員ID、お気に入り店舗数k、その店舗数k分の店舗ID、及び稼働中フラグFaを含む。
会員IDは、各会員を識別するために会員毎に設定される一意のコードである。会員とは、情報端末40を利用して購買商品の登録に必要なデータを自ら入力するために会員登録を行った消費者である。加盟店でセルフ登録を希望する消費者は、前もって会員登録を行う。会員登録は、情報端末40に専用のアプリケーションソフトウェアであるセルフ登録プログラムをインストールして行う。情報端末40のユーザである消費者が会員登録を行うことによって、その消費者に対して一意の会員IDが割り当てられる。
お気に入り店舗数kは、会員IDで識別される会員がお気に入り店舗として設定した加盟店の数である。会員は、加盟店のなかから1店舗以上をお気に入り店舗として設定することができる。会員がお気に入り店舗を設定することによって、その会員の会員データ141にお気に入り店舗の店舗IDが含まれる。店舗IDは、各加盟店を個々に識別するために加盟店毎に割り当てられた一意のコードである。
稼働中フラグFaは、会員IDで識別される会員がユーザである情報端末40において、セルフ登録プログラムが稼働中であるか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、稼働中を示す稼働中フラグFaを“1”とし、非稼働中を示す稼働中フラグFaを“0”とする。すなわち、情報端末40においてセルフ登録プログラムが起動すると、その情報端末40のユーザである会員の会員IDを記述した会員データ141の稼働中フラグFaが“1”となる。その後、セルフ登録プログラムが終了すると、同稼働中フラグFaが“0”となる。
図3は、店舗データ151の要部構成を示す模式図である。図示するように店舗データ151は、店舗ID、店舗名、及び配信データ数nを含む。店舗IDは、前述したように、各加盟店を個々に識別するために加盟店毎に割り当てられた一意のコードである。店舗名は、店舗IDで識別される加盟店の固有名称である。配信データ数nは、その加盟店が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報の件数である。後述するが、お知らせ情報には、配信期間が定められている。現時点で有効なお知らせ情報とは、現在の日時が配信期間内のお知らせ情報である。現在の日時が配信期間外のお知らせ情報は、無効なお知らせ情報である。
図4は、配信データ161の要部構成を示す模式図である。図示するように配信データ161は、データID、店舗ID、配信開始日時、配信終了日時、配信中フラグFb、及びお知らせ情報を含む。お知らせ情報は、前述したように、加盟店から消費者に通知すべき情報である。データIDは、配信データファイル16に保存される配信データ161を個々に識別するためにデータ毎に割り当てられた一意のコードである。店舗IDは、お知らせ情報を有する加盟店の店舗IDである。配信開始日時及び配信終了日時は、お知らせ情報に対する配信期間の開始日時と終了日時である。配信中フラグFbは、現在の日時がお知らせ情報の配信期間中か否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、配信開始日時から配信終了日時までの配信期間中を示す配信中フラグFbを“1”とし、配信開始日時よりも前又は配信終了日時よりも後の配信期間外を示す配信中フラグを“0”とする。
図1の説明に戻る。
POSシステム20は、店舗サーバ21、監視端末22、POS端末23及び専用会計機24等を備え、これらを店舗内ネットワーク25で接続している。またPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にルータ26を接続し、このルータ26を介してネットワーク30と接続している。さらにPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にアクセスポイント27を接続し、このアクセスポイント27を介して情報端末40と無線LANによるデータ通信を可能としている。
POSシステム20は、店舗サーバ21、監視端末22、POS端末23及び専用会計機24等を備え、これらを店舗内ネットワーク25で接続している。またPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にルータ26を接続し、このルータ26を介してネットワーク30と接続している。さらにPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にアクセスポイント27を接続し、このアクセスポイント27を介して情報端末40と無線LANによるデータ通信を可能としている。
店舗サーバ21は、当該POSシステム20が構築される加盟店で決済された取引の情報を基に、当該加盟店の売上情報、商品の在庫情報及び発注情報等を管理するためのコンピュータである。
監視端末22は、情報端末40を利用して購買商品のセルフ登録操作を行っている客を監視するための端末である。監視端末22は、モニタを備えており、店舗内における客の行動、その客の購買商品に係るデータ等がモニタに写し出される。
POS端末23は、情報端末40を利用しない客との取引の決済を処理する会計機である。POS端末23は、店員が操作者となる。POS端末23は、登録機と会計機とに分離され、登録機は店員が操作し、会計機は客が操作するセミセルフ方式のものであってもよい。POS端末23は、客が操作するフルセルフ方式のものであってもよい。
専用会計機24は、情報端末40を利用する客との取引の決済を処理する会計機である。専用会計機24は、客が操作者となる。専用会計機24は、情報端末40に表示される会計用バーコードをスキャンする機能、電子マネー、クレジットカード、現金等の種々の支払方法に対応した支払処理機能、電子マネーのチャージ機能等を有する。
なお、図1に示すPOSシステム20は、一例である。POSシステム20の構成は、加盟店毎に異なっていてもよい。
[支援サーバの構成説明]
次に、支援サーバ11の構成について説明する。
図5は、支援サーバ11の要部回路構成を示すブロック図である。支援サーバ11は、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114、通信インターフェース115及びシステム伝送路116を備える。システム伝送路116は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。支援サーバ11は、システム伝送路116に、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115を接続する。支援サーバ11では、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115と、これらを接続するシステム伝送路116とによってコンピュータが構成される。
次に、支援サーバ11の構成について説明する。
図5は、支援サーバ11の要部回路構成を示すブロック図である。支援サーバ11は、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114、通信インターフェース115及びシステム伝送路116を備える。システム伝送路116は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。支援サーバ11は、システム伝送路116に、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115を接続する。支援サーバ11では、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115と、これらを接続するシステム伝送路116とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ111は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ111は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、支援サーバ11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ111は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ112は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ112は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ112は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ112は、プロセッサ111が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。上記データは、不揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ112は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ111によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス113は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス113となり得る。補助記憶デバイス113は、プロセッサ111が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ111での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス113は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計114は、日付及び時刻を計時する。支援サーバ11は、時計114によって計時される日付及び時刻を、現時点の日付及び時刻として取得する。
通信インターフェース115は、ネットワーク30を介して接続される各機器との間で、所定の通信プロトコルに従いデータの送受信を行うための回路である。
支援サーバ11は、メインメモリ112における揮発性領域の一部を取引ファイル51と店舗リスト52の記憶領域としている。取引ファイル51と店舗リスト52は、いずれも情報端末40のユーザ毎に作成されるデータ群であり、したがって記憶領域は、複数の取引ファイル51と複数の店舗リスト52とを記憶可能な容量を確保している。
図6は、取引ファイル51に保存される主要なデータ群を示す模式図である。図示するように取引ファイル51には、会員ID、店舗ID、明細データ数m、その数mの商品明細データ、合計点数、合計金額、会計コード等が保存される。これらのデータは、取引の決済に必要なデータである。すなわち取引ファイル51において、会員IDは、客との取引を識別するための取引識別コードとして機能する。取引識別コードは、会員IDでなくてもよい。取引識別コードは、情報端末40を識別するためのコードであってもよく、例えば情報端末40の機器ID、携帯電話番号等が取引識別コードとなり得る。取引識別コードは、例えば、取引を識別するための取引番号であってもよいし、取引番号に加えて、店舗ID、入店日時などの日時情報を組み合わせたものであってもよい。
店舗IDは、会員IDで識別される客が情報端末40を利用して購買商品のセルフ登録を行っている加盟店の店舗IDである。商品明細データは、その購買商品の商品コード、商品名、価格、販売点数、販売金額等の項目を含むデータある。合計点数は、明細データ数m分の商品明細データの販売点数を合算した点数である。合計金額は、明細データ数m分の商品明細データの販売金額を合算した金額である。販売金額は、価格に販売点数を乗算することによって算出される。会計コードは、会員IDで識別される客がその店舗で会計を行う際に使用するコードである。
図7は、店舗リスト52に保存される主要なデータ群を示す模式図である。図示するように店舗リスト52には、会員IDが保存される。また、各加盟店の店舗IDと関連付けて、店舗名、お気に入りフラグFc、及び、配信データ数nを記述したリストデータが保存される。リストデータにおいて、お気に入りフラグFcは、会員IDで特定される会員が、関連付けられた店舗IDで特定される加盟店をお気に入り店舗として登録しているか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、お気に入り店舗として登録している場合のお気に入りフラグFcを“1”とし、登録していない場合のお気に入りフラグFcを“0”とする。配信データ数nは、前述したように、関連付けられた店舗IDで識別される加盟店が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報の件数である。
[情報端末の構成説明]
次に、情報端末40の構成について説明する。
図8は、情報端末40の要部回路構成を示すブロック図である。情報端末40は、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45、無線ユニット46及びシステム伝送路47を備える。システム伝送路47は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末40は、システム伝送路47に、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45及び無線ユニット46を接続する。情報端末40では、プロセッサ41、内蔵メモリ42及び外部メモリ43と、これらを接続するシステム伝送路47とによってコンピュータが構成される。
次に、情報端末40の構成について説明する。
図8は、情報端末40の要部回路構成を示すブロック図である。情報端末40は、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45、無線ユニット46及びシステム伝送路47を備える。システム伝送路47は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末40は、システム伝送路47に、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45及び無線ユニット46を接続する。情報端末40では、プロセッサ41、内蔵メモリ42及び外部メモリ43と、これらを接続するシステム伝送路47とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ41は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ41は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、情報端末40としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ41は、例えばCPUである。
内蔵メモリ42は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。内蔵メモリ42は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。内蔵メモリ42は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。内蔵メモリ42は、プロセッサ41が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。また内蔵メモリ42は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ41によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
外部メモリ43は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばSDメモリカード、USBメモリ等が外部メモリ43となり得る。外部メモリ43は、プロセッサ41が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ41での処理によって作成されたデータ等を保存する。外部メモリ43は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
タッチパネル44は、表示部としてのディスプレイと、検知部としてのタッチセンサとを組み合わせたデバイスである。ディスプレイは、種々の画像を表示するための画面を有する。タッチセンサは、操作者によってタッチされた画面上の位置を検知する。タッチパネル44は、タッチセンサによって検知された画面上の位置と、その位置に表示されている画像の情報とから、操作者によって入力されたデータを取得する。このようにタッチパネル44は、表示デバイスの一例であり、入力デバイスの一例でもある。
カメラ45は、情報端末40に内蔵された撮像デバイスである。プロセッサ41は、カメラ45で撮影された画像からバーコード、二次元コード等のコードを読み取る読取部としての機能を有する。多くの商品には、当該商品の商品コードを所定のバーコード体系で表したバーコードが付されている。プロセッサ41は、カメラ45で撮影された画像から商品に付されたバーコードを読み取ることにより、購買商品の商品コードを取得する。このようにカメラ45は、情報端末40の入力デバイスとして機能する。
無線ユニット46は、アクセスポイント27との間で無線LANの通信プロトコルに従いデータ通信を行う通信デバイスである。
かかる構成の情報端末40は、内蔵メモリ42又は外部メモリ43にセルフ登録プログラムがインストールされる。セルフ登録プログラムを内蔵メモリ42又は外部メモリ43にインストールする方法は特に限定されない。リムーバブルな記録媒体にセルフ登録プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信によりセルフ登録プログラムを配信して、セルフ登録プログラムを内蔵メモリ42又は外部メモリ43にインストールすることができる。記録媒体は、SDメモリカード、USBメモリ等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
セルフ登録プログラムがインストールされた情報端末40においては、外部メモリ43の一部の領域を会員IDの領域431とする。また、内蔵メモリ42の一部の領域を、店舗リストの領域421、お気に入り店舗数kの領域422、お知らせ総数Nの領域423及びお知らせ情報の領域424とする。各領域421,422,423,424は、少なくとも1つが外部メモリ43に形成されてもよい。
セルフ登録プログラムがインストールされた情報端末40においては、プロセッサ41が、設定部411、第1取得部412、第2取得部413、報知部414、出力部415、通知部416及び特定部417としての機能を有する。
設定部411は、複数の加盟店の中から情報端末40のユーザである消費者のお気に入り店舗を設定する機能である。設定部411は、設定手段と言い換えることができる。第1取得部412は、複数の加盟店毎に消費者に通知すべき情報、つまりは有効なお知らせ情報を有するか否かを示すデータを支援サーバ11から無線通信により取得する機能である。かかるデータは、店舗リスト52のデータである。第1取得部412は、第1取得手段と言い換えることができる。第2取得部413は、ユーザのお気に入り店舗が有する消費者に通知すべき情報を支援サーバ11から無線通信により取得する機能である。第2取得部413は、第2取得手段と言い換えることができる。報知部414は、第1取得部412で取得したデータを基にユーザのお気に入り店舗が消費者に通知すべき情報を有する場合に報知する機能である。また報知部414は、ユーザのお気に入り店舗が有する消費者に通知すべき情報が更新される毎に報知する機能でもある。報知部414は、報知手段と言い換えることができる。出力部415は、第2取得部413で取得した情報を出力する機能である。出力部415は、出力手段と言い換えることができる。通知部416は、報知部414でお知らせ情報を有することが報知されたお気に入り店舗の中からユーザにより指定されたお気に入り店舗を支援サーバ11に通知する機能である。特定部417は、ユーザが入店した加盟店を特定する機能である。通知部416は、特定部417で特定された加盟店がお気に入り店舗である場合に当該お気に入り店舗を支援サーバ11に通知する機能でもある。通知部416は、通知手段と言い換えることができる。特定部417は、特定手段と言い換えることができる。これらの機能411~417は、プロセッサ41が、セルフ登録プログラムに従って種々の情報処理を行うことにより実現される。
[セルフ商品登録システムの動作説明]
次に、セルフ商品登録システムの動作について、情報端末40のプロセッサ41が実行する情報処理の手順と、支援サーバ11のプロセッサ111が実行する情報処理の手順とに基づいて説明する。
図9乃至図17は、情報端末40のプロセッサ41がセルフ登録プログラムに従って実行する主要な情報処理の要部手順を示す流れ図である。図18乃至図26は、支援サーバ11のプロセッサ111が情報端末40と協働して実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図27乃至図34は、情報端末40のタッチパネル44に表示される種々の画面の一例である。なお、以下に説明する情報処理の手順及び内容は一例である。同様な効果を奏し得るのであればその手順又は内容は適宜変更することができる。また、各画面のレイアウト、画像、テキスト等も、図示するものに限定されるものではない。
次に、セルフ商品登録システムの動作について、情報端末40のプロセッサ41が実行する情報処理の手順と、支援サーバ11のプロセッサ111が実行する情報処理の手順とに基づいて説明する。
図9乃至図17は、情報端末40のプロセッサ41がセルフ登録プログラムに従って実行する主要な情報処理の要部手順を示す流れ図である。図18乃至図26は、支援サーバ11のプロセッサ111が情報端末40と協働して実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図27乃至図34は、情報端末40のタッチパネル44に表示される種々の画面の一例である。なお、以下に説明する情報処理の手順及び内容は一例である。同様な効果を奏し得るのであればその手順又は内容は適宜変更することができる。また、各画面のレイアウト、画像、テキスト等も、図示するものに限定されるものではない。
情報端末40においてセルフ登録プログラムが起動すると、プロセッサ41は、図9乃至図17の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。先ず、プロセッサ41は、図9のACT1として領域431から会員IDを取得する。そしてプロセッサ41は、ACT2として起動通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46から起動通知コマンドが無線送信される。起動通知コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。起動通知コマンドには、ACT1において取得した会員IDが含まれる。
起動通知コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図18の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆる起動通知コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT201として起動通知コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT202として会員データファイル14を検索して、取得した会員IDを含む会員データ141の稼働中フラグFaを“0”から“1”へと変更する。
プロセッサ111は、ACT203として取得した会員IDを含む会員データ141を会員データファイル14から読み込む。またプロセッサ111は、ACT204として店舗データファイル15から全加盟店の店舗データ151を読み込む。そしてプロセッサ111は、ACT205として起動通知コマンドから取得した会員IDを保存し、店舗データファイル15から読み込んだ全加盟店の店舗データ151をリストデータとする店舗リスト52を作成する。このときプロセッサ111は、ACT206としてリストデータのお気に入りフラグFcを全て“0”とする。
店舗リスト52を作成し終えたプロセッサ111は、ACT207として加算カウンタPを“0”にリセットする。次いでプロセッサ111は、ACT208として加算カウンタPを“1”だけカウントアップする。そしてプロセッサ111は、ACT209として加算カウンタPが最大値Pmaxを超えたか否かを確認する。最大値Pmaxは、店舗データファイル15に保存されている店舗データ151の総数である。
加算カウンタPが最大値Pmaxを超えていない場合、プロセッサ111は、ACT209からACT210へと進む。プロセッサ111は、ACT210として店舗リスト52からP番目の店舗IDを取得する。P番目の“P”は、加算カウンタPのカウント値である。P番目の店舗IDは、店舗リスト52におけるリストデータの先頭からP番目の店舗IDである。
P番目の店舗IDを取得したならば、プロセッサ111は、ACT211として会員データファイル14から読み込んだ会員データ141と照合する。以下では、会員データファイル14から読み込んだ会員データ141を対象会員データ141と表す。プロセッサ111は、ACT212として対象会員データ141にP番目の店舗IDが含まれているか否かを確認する。対象会員データ141にP番目の店舗IDが含まれている場合、すなわち、P番目の店舗IDで識別される加盟店が会員IDで識別される会員のお気に入り店舗である場合、プロセッサ111は、ACT212からACT213へと進む。プロセッサ111は、ACT213として店舗リスト52におけるリストデータの先頭からP番目の店舗IDに関連付けられたお気に入りフラグFcを“0”から“1”に変更する。その後、プロセッサ111は、ACT208へと戻る。これに対し、対象会員データ141にP番目の店舗IDが存在しない場合、すなわちP番目の店舗IDで識別される加盟店が会員IDで識別される会員のお気に入り店舗でない場合には、プロセッサ111は、ACT213の処理をスキップしてACT208へと戻る。
ACT208へと戻ったプロセッサ111は、加算カウンタPが最大値Pmaxを超えるまで、ACT208乃至ACT213の処理を前述したのと同様に実行する。すなわちプロセッサ111は、加算カウンタPを“1”ずつカウントアップし、その都度、リストデータの先頭からP番目の店舗IDを取得して、その店舗IDが対象会員データ141に含まれているか否かを確認する。そして含まれている場合には、プロセッサ111は、リストデータの先頭からP番目の店舗IDに関連付けられたお気に入りフラグFcを“0”から“1”に変更する。
加算カウンタPが最大値Pmaxを超えると、プロセッサ111は、ACT209からACT214へと進む。プロセッサ111は、ACT214として店舗リスト52をメインメモリ112に保存する。またプロセッサ111は、ACT215として起動通知コマンド送信元の情報端末40に店舗リスト52を送信するように通信インターフェース115を制御する。この制御により、店舗リスト52のデータがネットワーク30を経由して起動通知コマンド送信元の情報端末40に無線送信される。以上で、プロセッサ111は、起動通知コマンドの受信処理を終了する。
このように、起動通知コマンドを受信した支援サーバ11においては、その起動通知コマンドに含まれる会員IDを記憶した店舗リスト52が作成されて保存されるとともに、店舗リスト52が起動通知コマンド送信元の情報端末40へと送信される。店舗リスト52は、会員IDで識別される会員のお気に入り店舗であるか否かを識別する情報、すなわちお気に入りフラグFcと、加盟店が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報の件数、すなわち配信データ数nとを含むデータである。
ところで、現時点で有効なお知らせ情報の件数、すなわち配信データ数nは日時の経過とともに更新される。そこで支援サーバ11は、配信データ数nの更新に合わせて作成済の店舗リスト52を更新し、更新済の店舗リスト52を、当該店舗リスト52の会員IDが設定された情報端末40に送信する機能を有している。この更新は、次に説明するタイマ割込み処理によって実現される。
図19は、支援サーバ11のプロセッサ111が実行するタイマ割込み処理の要部手順を示す流れ図である。プロセッサ111は、タイマ割込み信号を受信する毎にタイマ割込み処理を開始する。タイマ割込み信号は、例えば時計114で計時される時刻が所定時間を経過する毎に発生する。所定時間は、配信開始日時と配信終了日時を分単位とする場合、1分であることが望ましい。
プロセッサ111は、タイマ割込み処理を開始すると、ACT221として加算カウンタQを“0”にリセットする。次いでプロセッサ111は、ACT222として加算カウンタQを“1”だけカウントアップする。そしてプロセッサ111は、ACT223として加算カウンタQが最大値Qmaxを超えたか否かを確認する。最大値Qmaxは、配信データファイル16に保存されている配信データ161の件数である。
加算カウンタQが最大値Qmaxを超えていない場合、プロセッサ111は、ACT224として配信データファイル16からQ番目の配信データ161を読み込む。Q番目の“Q”は、加算カウンタQのカウント値である。Q番目の配信データ161は、配信データファイル16に保存されている配信データ161のうち、先頭からQ番目の配信データ161である。
配信データファイル16からQ番目の配信データ161を読み込んだならば、プロセッサ111は、ACT225としてそのQ番目の配信データ161が配信期間中であるか否かを確認する。プロセッサ111は、時計114によって計時されている現在日時が配信データ161の配信開始日時から配信終了日時までの期間内である場合、配信期間中であるとする。プロセッサ111は、現在日時が配信開始日時よりも前、又は配信終了日時よりも後の場合には、配信期間外であるとする。
Q番目の配信データ161が配信期間外である場合、プロセッサ111は、ACT225からACT226へと進む。プロセッサ111は、ACT226としてQ番目の配信データ161の配信中フラグFdを調べる。配信中フラグFdが“0”の場合、プロセッサ111は、ACT226からACT222へと戻る。そしてプロセッサ111は、ACT222以降の処理を前述したのと同様に実行する。
配信中フラグFdが“1”の場合には、プロセッサ111は、ACT226からACT227へと進む。プロセッサ111は、ACT227としてQ番目の配信データ161の配信中フラグFdを“1”から“0”へと変更する。またプロセッサ111は、ACT228としてQ番目の配信データ161から店舗IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT229として店舗データファイル15に記憶されている店舗データ151のうち、ACT228の処理で取得した店舗IDを含む店舗データ151の配信データ数nを“1”だけ減らす。
一方、ACT225においてQ番目の配信データ161が配信期間内であった場合には、プロセッサ111は、ACT225からACT230へと進む。プロセッサ111は、ACT230としてQ番目の配信データ161の配信中フラグFdを調べる。配信中フラグFdが“1”の場合、プロセッサ111は、ACT230からACT222へと戻る。そしてプロセッサ111は、ACT222以降の処理を前述したのと同様に実行する。
配信中フラグFdが“0”の場合には、プロセッサ111は、ACT230からACT231へと進む。プロセッサ111は、ACT231としてQ番目の配信データ161の配信中フラグFdを“0”から“1”へと変更する。またプロセッサ111は、ACT232としてQ番目の配信データ161から店舗IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT233として店舗データファイル15に記憶されている店舗データ151のうち、ACT232の処理で取得した店舗IDを含む店舗データ151の配信データ数nを“1”だけ増やす。
ACT229又はACT233において、店舗データ151の配信データ数nを更新したプロセッサ111は、ACT234へと進む。プロセッサ111は、ACT234としてQ番目の配信データ161から取得した店舗IDで識別される加盟店をお気に入り店舗とする会員を検出する。具体的にはプロセッサ111は、会員データファイル14に保存されている会員データ141のうち、Q番目の配信データ161から取得した店舗IDを含む会員データ141の会員IDを検出する。以下では、検出された会員IDの会員をお気に入り会員と称する。
お気に入り会員を全て検出し終えると、プロセッサ111は、ACT235へと進む。プロセッサ111は、ACT235としてお気に入り会員の中から所有する情報端末40のセルフ登録プログラムが稼働中の会員、すなわち会員データ141に記憶される稼働中フラグFaが“1”のお気に入り会員を一括して抽出する。プロセッサ111は、ACT236として抽出したお気に入り会員の会員IDを含む店舗リスト52の配信データ数nを更新する。具体的には、ACT229において店舗データ151の配信データ数nを“1”だけ減らした場合には、店舗リスト52の配信データ数nを“1”だけ減らす。ACT233において店舗データ151の配信データ数nを“1”だけ増やした場合には、店舗リスト52の配信データ数nを“1”だけ増やす。
こうして、お気に入り会員の会員IDを含む店舗リスト52の配信データ数nを更新し終えると、プロセッサ111は、ACT237としてその配信データ数nを更新した店舗リスト52を、その店舗リスト52に記憶される会員IDが設定された情報端末40に送信するように通信インターフェース115を制御する。この制御により、配信データ数nが更新された店舗リスト52の会員IDが設定された情報端末40に、更新済の店舗リスト52が送信される。
配信データ数nを更新した店舗リスト52の送信を終えたプロセッサ111は、ACT222へと戻る。そしてプロセッサ111は、ACT222以降の処理を前述したのと同様に実行する。かくして、ACT223において加算カウンタQが最大値Qmaxを超えると、プロセッサ111は、タイマ割込み処理を終了する。
このように、起動通知コマンドに応じて作成され、起動通知コマンド送信元の情報端末40に送信された店舗リスト52は、配信データ数nが更新される毎にリアルタイムで起動通知コマンド送信元の情報端末40に再送信される。
図9の説明に戻る。
起動通知コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT3として店舗リスト52を待ち受ける。無線ユニット46を介して店舗リスト52を受信すると、プロセッサ41は、ACT3からACT4へと進む。プロセッサ41は、ACT4としてその店舗リスト52を領域421に記憶させる。
起動通知コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT3として店舗リスト52を待ち受ける。無線ユニット46を介して店舗リスト52を受信すると、プロセッサ41は、ACT3からACT4へと進む。プロセッサ41は、ACT4としてその店舗リスト52を領域421に記憶させる。
プロセッサ41は、ACT5として店舗リスト52のお気に入りフラグFcが“1”に設定されている店舗IDの数Sを計数する。数Sが“0”の場合、すなわち情報端末40のユーザがお気に入り店舗を設定していない場合、プロセッサ41は、ACT5からACT6へと進む。プロセッサ41は、ACT6として領域422のお気に入り店舗数kを“0”とする。またプロセッサ41は、ACT7として領域423のお知らせ総数Nも“0”とする。
これに対し、数Sが“1”以上である場合、すなわち情報端末40のユーザがお気に入り店舗を設定している場合には、プロセッサ41は、ACT5からACT8へと進む。プロセッサ41は、ACT8として領域422のお気に入り店舗数kを数Sとする。またプロセッサ41は、ACT9としてお気に入りフラグFcが“1”に設定されている店舗IDと関連付けて店舗リスト52に記述されている配信データ数nを全て取得する。そしてプロセッサ41は、ACT10としてその取得した配信データ数nの合計を領域423のお知らせ総数Nとする。
ACT6及びACT7の処理又はACT8乃至ACT10の処理を終えると、プロセッサ41は、ACT11へと進む。プロセッサ41は、ACT11としてタッチパネル44にトップ画面SCa(図27を参照)を表示させる。
図27はトップ画面SCaの一表示例を示す模式図である。図示するようにトップ画面SCaには、買物開始ボタンBTa、店舗検索ボタンBTb、お気に入りボタンBTc、お知らせボタンBTd及び終了ボタンBTeの各種ソフトキーが配置されている。買物開始ボタンBTaは、情報端末40のユーザが加盟店に入店して購買商品のセルフ登録を開始する場合に入力操作するソフトキーである。店舗検索ボタンBTbは、ユーザが加盟店を検索する場合に入力操作するソフトキーである。ユーザは、検索し得た加盟店の中から所望の店舗をお気に入り店舗として設定することができる。お気に入りボタンBTcは、ユーザがお気に入り店舗に設定している加盟店を確認する場合に入力操作するソフトキーである。ユーザは、確認し得たお気に入り店舗のお気に入り状態を解除することができる。お知らせボタンBTdは、ユーザがお気に入り店舗のお知らせ情報を確認する場合に入力操作するソフトキーである。お知らせボタンBTdには、領域423で記憶されているお知らせ総数Nが表示される。お知らせ総数Nは、例えば円で囲われてお知らせボタンBTdの右上角に表示される。なお、お知らせ総数Nが“0”の場合には、お知らせ総数Nは表示されてもよいし、表示されなくてもよい。また、お知らせ総数Nの表示形態は、図27に示すものに限定されない。要は、ユーザがお知らせ総数Nを知り得る表示形態であればよい。終了ボタンBTeは、ユーザがセルフ登録プログラムを終了させる場合に入力操作するソフトキーである。
トップ画面SCaを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT12として更新済の店舗リスト52を受信したか否かを確認する。更新済の店舗リスト52を受信していない場合、プロセッサ41は、ACT12からACT13へと進む。プロセッサ41は、ACT13としてトップ画面SCaに配置されたいずれかのソフトキーが入力されたか否かを確認する。いずれのソフトキーも入力されていない場合、プロセッサ41は、ACT12へと戻る。このようにプロセッサ41は、ACT12及びACT13において更新済の店舗リスト52を受信するか、トップ画面SCaのソフトキーが入力されるのを待ち受ける。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、更新済の店舗リスト52を受信すると、プロセッサ41は、ACT12からACT14へと進む。プロセッサ41は、ACT14として領域421の店舗リスト52を更新済の店舗リスト52に更新する。その後、プロセッサ41は、ACT5へと戻り、ACT5以降の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、更新済の店舗リスト52から新たなお気に入り店舗数kとお知らせ総数Nとが導出され、領域422及び領域423の値が更新される。また、トップ画面SCaに表示されていたお知らせ総数Nも、更新後の値に変更される。そしてプロセッサ41は、再びACT12及びACT13の待ち受け状態となる。
ここに、プロセッサ41は、ACT3及びACT4の処理、さらにはACT12及びACT14の処理を実行することにより、第1取得部412としての機能を実現する。またプロセッサ41は、タッチパネル44と協働してACT5乃至ACT11の処理を実行することにより、報知部414としての機能を実現する。
このように、情報端末40のユーザが、セルフ登録プログラムを起動すると、タッチパネル44の画面がトップ画面SCaとなる。トップ画面SCaのお知らせボタンBTdには、お知らせ総数Nが表示される。お知らせ総数Nは、ユーザがお気に入り店舗として設定している加盟店が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報の件数である。したがってユーザは、セルフ登録プログラムを起動するだけで、現時点で有効なお知らせ情報があるか否かを容易に確認することができる。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、いずれかのソフトキーが操作入力された場合には、プロセッサ41は、ACT13からACT15へと進む。プロセッサ41は、ACT15として操作入力されたソフトキーが終了ボタンBTeであるか否かを確認する。終了ボタンBTeのソフトキーが操作入力された場合には、プロセッサ41は、ACT15からACT16へと進む。プロセッサ41は、ACT16として終了通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46から終了通知コマンドが無線送信される。終了通知コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。終了通知コマンドには、会員IDが含まれる。終了通知コマンドを送信したプロセッサ41は、セルフ登録プログラムに従った情報処理を終了する。
終了通知コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図20の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆる終了通知コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT251としてその終了通知コマンドから会員IDを取得する。以下では、終了通知コマンドから取得した会員IDを取得会員IDと称する。プロセッサ111は、ACT252として取得会員IDを含む店舗リスト52をメインメモリ112から削除する。またプロセッサ111は、ACT253として取得会員IDを含む会員データの稼働中フラグFaを“0”にリセットする。以上で、プロセッサ111は、終了通知コマンドの受信処理を終了する。
このように、情報端末40のユーザがトップ画面SCaの終了ボタンBTeにタッチすると、セルフ登録プログラムが停止する。また、支援サーバ11のメインメモリ112に記憶されていた当該ユーザに係る店舗リスト52がクリアされる。
図9の説明に戻る。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、トップ画面SCaに配置された終了ボタンBTe以外のソフトキーが操作入力された場合には、プロセッサ41は、ACT15から図10のACT21へと進む。プロセッサ41は、ACT21として操作入力されたソフトキーが買物開始ボタンBTaであるか否かを確認する。買物開始ボタンBTaでない場合、プロセッサ41は、ACT22として操作入力されたソフトキーが店舗検索ボタンBTbであるか否かを確認する。店舗検索ボタンBTbでもない場合、プロセッサ41は、ACT23として操作入力されたソフトキーがお気に入りボタンBTcであるか否かを確認する。お気に入りボタンBTcでもない場合、プロセッサ41は、ACT24として操作入力されたソフトキーがお知らせボタンBTdであるか否かを確認する。お知らせボタンBTdもない場合、プロセッサ41は、ACT25として他の処理を実行する。他の処理とは、トップ画面SCaには買物開始ボタンBTa、店舗検索ボタンBTb、お気に入りボタンBTc、お知らせボタンBTd及び終了ボタンBTe以外の図示しないボタンが配置されている場合を想定しており、その図示しないボタンが操作された場合に実行する処理である。他の処理を終えると、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、トップ画面SCaに配置された終了ボタンBTe以外のソフトキーが操作入力された場合には、プロセッサ41は、ACT15から図10のACT21へと進む。プロセッサ41は、ACT21として操作入力されたソフトキーが買物開始ボタンBTaであるか否かを確認する。買物開始ボタンBTaでない場合、プロセッサ41は、ACT22として操作入力されたソフトキーが店舗検索ボタンBTbであるか否かを確認する。店舗検索ボタンBTbでもない場合、プロセッサ41は、ACT23として操作入力されたソフトキーがお気に入りボタンBTcであるか否かを確認する。お気に入りボタンBTcでもない場合、プロセッサ41は、ACT24として操作入力されたソフトキーがお知らせボタンBTdであるか否かを確認する。お知らせボタンBTdもない場合、プロセッサ41は、ACT25として他の処理を実行する。他の処理とは、トップ画面SCaには買物開始ボタンBTa、店舗検索ボタンBTb、お気に入りボタンBTc、お知らせボタンBTd及び終了ボタンBTe以外の図示しないボタンが配置されている場合を想定しており、その図示しないボタンが操作された場合に実行する処理である。他の処理を終えると、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、店舗検索ボタンBTbが操作入力された場合には、プロセッサ41は、ACT22から図11のACT31へと進む。プロセッサ41は、ACT31としてタッチパネル44の画面を加盟店リスト画面SCb(図28を参照)とする。
図28は、加盟店リスト画面SCbの一表示例を示す模式図である。図示するように加盟店リスト画面SCbには、店舗リスト52に記憶されている全加盟店の店舗名が順番に表示される。また、閉じるボタンBTfのソフトキーが表示される。さらに、お気に入りフラグFcが“1”に設定されている加盟店の店舗名には、お気に入り店舗であることを示すマークMAaが表示される。お気に入りフラグFcが“0”に設定されている加盟店の店舗名には、お気に入り店舗でないことを示すマークMAbが表示される。なお、マークMAa及びマークMAbの形態は、図28に示すものに限定されない。要は、情報端末40のユーザが、お気に入り店舗に設定した加盟店とお気に入り店舗に設定していない加盟店とを区別できればよい。
加盟店リスト画面SCbを確認したユーザは、新たなお気に入り店舗を追加する場合、マークMAbが表示されている店舗名にタッチする。加盟店リスト画面SCbを閉じる場合には、ユーザは、閉じるボタンBTfにタッチする。
図11の説明に戻る。
加盟店リスト画面SCbを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT32として閉じるボタンBTfが入力されるか、ACT33としていずれか1つの店舗名がタッチ操作により選択されるのを待ち受ける。ACT32及びACT33の待ち受け状態において、店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT33からACT34へと進む。プロセッサ41は、ACT34としてその選択された店舗名の店舗IDと関連付けて店舗リスト52に記憶されているお気に入りフラグFcを調べる。お気に入りフラグFcが“1”である場合、すなわちユーザがお気に入り店舗である加盟店の店舗名を選択した場合には、プロセッサ41は、ACT32及びACT33の待ち受け状態に戻る。
加盟店リスト画面SCbを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT32として閉じるボタンBTfが入力されるか、ACT33としていずれか1つの店舗名がタッチ操作により選択されるのを待ち受ける。ACT32及びACT33の待ち受け状態において、店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT33からACT34へと進む。プロセッサ41は、ACT34としてその選択された店舗名の店舗IDと関連付けて店舗リスト52に記憶されているお気に入りフラグFcを調べる。お気に入りフラグFcが“1”である場合、すなわちユーザがお気に入り店舗である加盟店の店舗名を選択した場合には、プロセッサ41は、ACT32及びACT33の待ち受け状態に戻る。
これに対し、お気に入りフラグFcが“0”である場合、すなわちユーザがお気に入り店舗でない加盟店の店舗名を選択した場合には、プロセッサ41は、ACT34からACT35へと進む。プロセッサ41は、ACT35としてお気に入り通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46からお気に入り通知コマンドが無線送信される。お気に入り通知コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。お気に入り通知コマンドには、会員IDとともに、選択された店舗名と関連付けて店舗リスト52に記述されている店舗IDが含まれる。
お気に入り通知コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図21の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆるお気に入り通知コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT261としてそのお気に入り通知コマンドから会員IDと店舗IDとを取得する。以下では、お気に入り通知コマンドから取得した会員IDを取得会員IDと称する。同様に、お気に入り通知コマンドから取得した店舗IDを取得店舗IDと称する。
プロセッサ111は、ACT262として会員データファイル14から取得会員IDを含む会員データ141を検出する。そしてプロセッサ111は、ACT263として取得会員IDを含む会員データ141に取得店舗IDを追加する。またプロセッサ111は、ACT264として取得会員IDを含む会員データ141のお気に入り店舗数kを“1”だけ増やす。
プロセッサ111は、ACT265として取得会員IDを含む店舗リスト52を検出する。そしてプロセッサ111は、ACT266として取得会員IDを含む店舗リスト52の取得店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグFcを“0”から“1”へと変更する。その後、プロセッサ111は、ACT267としてお気に入り通知コマンド送信元の情報端末40に、お気に入りフラグFcを変更した店舗リスト52を送信するように通信インターフェース115を制御する。この制御により、お気に入りフラグFcを変更した店舗リスト52のデータがネットワーク30を経由してお気に入り通知コマンド送信元の情報端末40に無線送信される。以上で、お気に入り通知コマンドの受信処理を終了する。
図11の説明に戻る。
お気に入り通知コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT32及びACT33の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、別の店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT34及びACT35の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、加盟店リスト画面SCbに表示されている店舗名の中から、お気に入り店舗でない加盟店の店舗名が選択される毎に、プロセッサ41は、その加盟店の店舗IDと会員IDとを含むお気に入り通知コマンドを支援サーバ11へと送信する。これに応じて支援サーバ11においては、図21を用いて説明したお気に入り通知コマンドの受信処理が実行される。したがって、会員IDを含む店舗リスト52の店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグが“0”から“1”に更新され、更新後の店舗リスト52が、お気に入り通知コマンド送信元の情報端末40へと送信される。
お気に入り通知コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT32及びACT33の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、別の店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT34及びACT35の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、加盟店リスト画面SCbに表示されている店舗名の中から、お気に入り店舗でない加盟店の店舗名が選択される毎に、プロセッサ41は、その加盟店の店舗IDと会員IDとを含むお気に入り通知コマンドを支援サーバ11へと送信する。これに応じて支援サーバ11においては、図21を用いて説明したお気に入り通知コマンドの受信処理が実行される。したがって、会員IDを含む店舗リスト52の店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグが“0”から“1”に更新され、更新後の店舗リスト52が、お気に入り通知コマンド送信元の情報端末40へと送信される。
ACT32及びACT33の待ち受け状態において、閉じるボタンBTfが入力された場合には、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。したがって、支援サーバ11からお気に入りフラグFcを変更した更新後の店舗リスト52を受信すると、プロセッサ41は、領域421の店舗リスト52を更新後の店舗リスト52に変更する。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、お気に入りボタンBTcが操作入力された場合には、プロセッサ41は、図10のACT23からACT26へと進む。プロセッサ41は、ACT26として領域422のお気に入り店舗数kが“1”以上であるか否かを確認する。お気に入り店舗数kが“0”の場合、すなわちユーザがお気に入り店舗を設定していない場合には、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。
お気に入り店舗数kが“1”以上である場合には、プロセッサ41は、ACT26から図12のACT51へと進む。プロセッサ41は、ACT51として領域421に記憶されている店舗リスト52からお気に入りフラグFcが“1”に設定されている加盟店の店舗IDと店舗名を検出する。すなわちプロセッサ41は、情報端末40のユーザがお気に入り店舗と設定した加盟店の店舗IDと店舗名を検出する。そしてプロセッサ41は、ACT52としてタッチパネル44の画面をお気に入り画面SCc(図29を参照)とする。
図29は、お気に入り画面SCcの一表示例を示す模式図である。図示するようにお気に入り画面SCcには、店舗リスト52から検出された店舗名、つまりはお気に入り店舗の店舗名が順番に表示される。また、閉じるボタンBTgのソフトキーが表示される。さらに各店舗名には、お気に入り店舗であることを示すマークMAaが表示される。
お気に入り画面SCcを確認したユーザは、任意のお気に入り店舗のお気に入り状態を解除する場合、そのお気に入り店舗の店舗名にタッチする。お気に入り画面SCcを閉じる場合には、ユーザは、閉じるボタンBTfにタッチする。
図12の説明に戻る。
お気に入り画面SCcの表示を制御したプロセッサ41は、ACT53として閉じるボタンBTgが入力されるか、ACT54としていずれか1つの店舗名がタッチ操作により選択されるのを待ち受ける。ACT53及びACT54の待ち受け状態において、店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT55へと進む。プロセッサ41は、ACT55としてお気に入り状態を解除するか否かをユーザに問い合わせるための確認画面をタッチパネル44に表示させる。確認画面は、例えば「お気に入り店舗を解除しますか?」という確認メッセージとともに「はい」のボタンと「いいえ」のボタンを配置した画面である。確認画面は、例えばお気に入り画面SCcの上にポップアップ表示させる。
お気に入り画面SCcの表示を制御したプロセッサ41は、ACT53として閉じるボタンBTgが入力されるか、ACT54としていずれか1つの店舗名がタッチ操作により選択されるのを待ち受ける。ACT53及びACT54の待ち受け状態において、店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT55へと進む。プロセッサ41は、ACT55としてお気に入り状態を解除するか否かをユーザに問い合わせるための確認画面をタッチパネル44に表示させる。確認画面は、例えば「お気に入り店舗を解除しますか?」という確認メッセージとともに「はい」のボタンと「いいえ」のボタンを配置した画面である。確認画面は、例えばお気に入り画面SCcの上にポップアップ表示させる。
プロセッサ41は、ACT56としてお気に入り状態の解除が指令されるか否かを確認する。「いいえ」ボタンがタッチされた場合、プロセッサ41は、解除が取り消されたと認識する。プロセッサ41は、ACT53及びACT54の待ち受け状態に戻る。
「はい」ボタンがタッチされた場合には、プロセッサ41は、お気に入りの解除が指令されたと認識する。プロセッサ41は、ACT57へと進む。プロセッサ41は、ACT57として解除通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46から解除通知コマンドが無線送信される。解除通知コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。解除通知コマンドには、会員IDとともにお気に入りの解除が指定された加盟店の店舗IDが含まれる。
解除通知コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図22の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆる解除通知コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT271としてその解除通知コマンドから会員IDと店舗IDとを取得する。以下では、解除通知コマンドから取得した会員IDを取得会員IDと称する。同様に、解除通知コマンドから取得した店舗IDを取得店舗IDと称する。
プロセッサ111は、ACT272として会員データファイル14から取得会員IDを含む会員データ141を検出する。そしてプロセッサ111は、ACT273として取得会員IDを含む会員データ141から取得店舗IDを削除する。またプロセッサ111は、ACT274として取得会員IDを含む会員データ141のお気に入り店舗数kを“1”だけ減らす。
プロセッサ111は、ACT275として取得会員IDを含む店舗リスト52を検出する。プロセッサ111は、ACT276として取得会員IDを含む店舗リスト52の取得店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグFcを“1”から“0”へと変更する。その後、プロセッサ111は、ACT277として解除通知コマンド送信元の情報端末40に、お気に入りフラグFcを変更した店舗リスト52を送信するように通信インターフェース115を制御する。この制御により、お気に入りフラグFcを変更した店舗リスト52のデータがネットワーク30を経由して解除通知コマンド送信元の情報端末40に無線送信される。以上で、解除通知コマンドの受信処理を終了する。
図12の説明に戻る。
解除通知コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT53及びACT54の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、別の店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT56乃至ACT57の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、お気に入り画面SCcに表示されている店舗名の中からいずれかの店舗名が選択され、かつ、お気に入りの解除が指令される毎に、プロセッサ41は、その店舗名の加盟店の店舗IDと会員IDとを含む解除通知コマンドを支援サーバ11へと送信する。これに応じて支援サーバ11においては、図22を用いて説明した解除通知コマンドの受信処理が実行される。したがって、会員IDを含む店舗リスト52の店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグが“1”から“0”に更新され、更新後の店舗リスト52が、解除通知コマンド送信元の情報端末40へと送信される。
解除通知コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT53及びACT54の待ち受け状態に戻る。この待ち受け状態において、別の店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT56乃至ACT57の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、お気に入り画面SCcに表示されている店舗名の中からいずれかの店舗名が選択され、かつ、お気に入りの解除が指令される毎に、プロセッサ41は、その店舗名の加盟店の店舗IDと会員IDとを含む解除通知コマンドを支援サーバ11へと送信する。これに応じて支援サーバ11においては、図22を用いて説明した解除通知コマンドの受信処理が実行される。したがって、会員IDを含む店舗リスト52の店舗IDと関連付けられたお気に入りフラグが“1”から“0”に更新され、更新後の店舗リスト52が、解除通知コマンド送信元の情報端末40へと送信される。
ACT53及びACT54の待ち受け状態において、閉じるボタンBTgが入力された場合には、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。したがって、支援サーバ11からお気に入りフラグFcを変更した更新後の店舗リスト52を受信すると、プロセッサ41は、領域421の店舗リスト52を更新後の店舗リスト52に変更する。
ここに、プロセッサ41は、図11のACT31乃至ACT35の処理及び図12のACT51乃至ACT57の処理を実行することにより、設定部411としての機能を実現する。
このように、情報端末40のユーザが、トップ画面SCaの店舗検索ボタンBTbを入力すると、タッチパネル44の画面が加盟店リスト画面SCbとなる。この加盟店リスト画面SCbにより、ユーザは、情報端末40を利用して購買商品のセルフ登録操作ができる加盟店のリストを確認することができる。その上、ユーザは、お気に入り店舗に設定した加盟店と、お気に入り店舗に設定していない加盟店とを識別することができる。そして、新たなお気に入り店舗と設定する場合には、ユーザは、加盟店リスト画面SCbにマークMAbとともに表示されている店舗名にタッチする。この操作により、支援サーバ11においては、タッチされた加盟店がユーザのお気に入り店舗として登録される。したがってユーザは、簡単な操作により、所望の加盟店をお気に入り店舗として設定することができる。
一方、ユーザが、トップ画面SCaのお気に入りボタンBTcを入力すると、タッチパネル44の画面がお気に入り画面SCcとなる。このお気に入り画面SCcにより、ユーザは、お気に入り店舗に設定した加盟店を知ることができる。ここで、お気に入り店舗のお気に入り状態を解除する場合には、ユーザは、お気に入り画面SCcにマークMAaとともに表示されている店舗名にタッチする。この操作により、支援サーバ11においては、タッチされた加盟店がユーザのお気に入り店舗でないとして管理される。したがってユーザは、簡単な操作により、お気に入り店舗のお気に入り状態を解除することができる。
ACT12及びACT13の待ち受け状態において、お知らせボタンBTdが操作入力された場合には、プロセッサ41は、図10のACT24からACT27へと進む。プロセッサ41は、ACT27として領域423のお知らせ総数Nが“1”以上であるか否かを確認する。お知らせ総数Nが“0”の場合、すなわち現時点で有効なお知らせ情報が存在しない場合には、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。
お知らせ総数Nが“1”以上である場合には、プロセッサ41は、ACT27から図13のACT61へと進む。プロセッサ41は、ACT61として領域421に記憶されている店舗リスト52からお気に入りフラグFcが“1”に設定され、かつ配信データ数nが“1”以上の加盟店の店舗IDと店舗名を検出する。すなわちプロセッサ41は、ユーザのお気に入り店舗であって現時点で有効なお知らせ情報が1件以上ある加盟店の店舗IDと店舗名を検出する。プロセッサ41は、ACT62としてタッチパネル44の画面をお知らせ店舗画面SCd(図30を参照)とする。
図30は、お知らせ店舗画面SCdの一表示例を示す模式図である。図示するようにお知らせ店舗画面SCdには、店舗リスト52から検出された店舗名、つまりはお気に入り店舗であって現時点で有効なお知らせ情報が1件以上ある加盟店の店舗名が順番に表示される。また、閉じるボタンBThのソフトキーが表示される。さらに、各店舗名には、それぞれ配信データ数n、すなわち現時点で有効なお知らせ情報の件数が、例えば丸数字によって表示される。
お知らせ店舗画面SCdを確認したユーザは、任意のお気に入り店舗のお知らせ情報を確認したい場合、そのお気に入り店舗の店舗名にタッチする。お知らせ店舗画面SCdを閉じる場合には、ユーザは、閉じるボタンBThにタッチする。
図13の説明に戻る。
お知らせ店舗画面SCdの表示を制御したプロセッサ41は、ACT63として閉じるボタンBThが入力されるか、ACT64としていずれか1つの店舗名が選択されるのを待ち受ける。ACT63及びACT64の待ち受け状態において店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT65へと進む。プロセッサ41は、ACT65としてお知らせ要求コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46からお知らせ要求コマンドが無線送信される。お知らせ要求コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。お知らせ要求コマンドには、会員IDとともに選択された店舗名の加盟店の店舗IDが含まれる。
お知らせ店舗画面SCdの表示を制御したプロセッサ41は、ACT63として閉じるボタンBThが入力されるか、ACT64としていずれか1つの店舗名が選択されるのを待ち受ける。ACT63及びACT64の待ち受け状態において店舗名が選択された場合には、プロセッサ41は、ACT65へと進む。プロセッサ41は、ACT65としてお知らせ要求コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46からお知らせ要求コマンドが無線送信される。お知らせ要求コマンドは、携帯電話通信網をアクセス網としたネットワーク30を経由して支援サーバ11へと送信される。お知らせ要求コマンドには、会員IDとともに選択された店舗名の加盟店の店舗IDが含まれる。
お知らせ要求コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図23の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆるお知らせ要求コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT281としてそのお知らせ要求コマンドから会員IDと店舗IDとを取得する。以下では、お知らせ要求コマンドから取得した会員IDを取得会員IDと称する。同様に、お知らせ要求コマンドから取得した店舗IDを取得店舗IDと称する。
プロセッサ111は、ACT282として件数カウンタrを“0”にリセットする。プロセッサ41は、ACT283として配信データファイル16に保存されている配信データ161を検出する。そしてプロセッサ111は、ACT284として配信データ161を検出し得たか否かを確認する。
配信データファイル16に未検出の配信データ161が1つも保存されていない場合、配信データ161を検出することができない。配信データファイル16に未検出の配信データ161が保存されており、その配信データ161を検出し得た場合には、プロセッサ111は、ACT284からACT285へと進む。以下では、検出し得た配信データ161を検出配信データ161と称する。プロセッサ111は、ACT285として検出配信データ161の店舗IDが取得店舗IDと一致するか否かを確認する。両店舗IDが一致しない場合、プロセッサ111は、ACT283へと戻る。プロセッサ41は、配信データファイル16から未検出の配信データ161を検出する。
検出配信データ161の店舗IDが取得店舗IDと一致する場合には、プロセッサ111は、ACT286へと進む。プロセッサ111は、ACT286として検出配信データ161の配信中フラグFbを調べる。配信中フラグFbが“0”、すなわち検出配信データ161が配信期間外のお知らせ情報を含む配信データ161である場合には、プロセッサ111は、ACT283へと戻る。プロセッサ41は、配信データファイル16から未検出の配信データ161を検出する。
検出配信データ161の配信中フラグFbが“1”、すなわち検出配信データ161が配信期間内のお知らせ情報を含む配信データ161である場合には、プロセッサ111は、ACT287へと進む。プロセッサ111は、ACT287として検出配信データを一時メモリ領域で記憶する。またプロセッサ111は、ACT288として件数カウンタrを“1”だけカウントアップする。一時メモリ領域は、例えばメインメモリ112の揮発性メモリ領域の一部である。その後、プロセッサ111は、ACT283へと戻る。プロセッサ41は、配信データファイル16から未検出の配信データ161を検出する。
このように、プロセッサ111は、配信データファイル16から配信データ161を検出する毎に、ACT285乃至ACT288の処理を繰り返し実行する。そして、全ての配信データ161を検出し終えると、プロセッサ111は、ACT284からACT289へと進む。プロセッサ111は、ACT289としてお知らせ要求コマンド送信元の情報端末40に応答コマンドを送信するように通信インターフェース115を制御する。応答コマンドには、一時メモリ領域に記憶されたr件分の検出配信データ161が含まれる。以上で、プロセッサ111は、お知らせ要求コマンドの受信処理を終了する。なお、一時メモリ領域に記憶された検出配信データ161は、ACT290の処理の後にクリアされる。
図13の説明に戻る。
お知らせ要求コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT66として応答コマンドを待ち受けている。店舗サーバ21から応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT67としてその応答コマンドに含まれているr件分の検出配信データのお知らせ情報を領域424で記憶する。そしてプロセッサ41は、ACT68としてタッチパネル44にお知らせ画面SCe(図31を参照)を表示させる。
お知らせ要求コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT66として応答コマンドを待ち受けている。店舗サーバ21から応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT67としてその応答コマンドに含まれているr件分の検出配信データのお知らせ情報を領域424で記憶する。そしてプロセッサ41は、ACT68としてタッチパネル44にお知らせ画面SCe(図31を参照)を表示させる。
図31は、お知らせ画面SCeの一表示例を示す模式図である。図示するようにお知らせ画面SCeには、お知らせ店舗画面SCdで選択した店舗名と、領域424で記憶したお知らせ情報のテキストが表示される。また、閉じるボタンBTiが表示される。さらにお知らせ画面SCeには、店舗名とともに検出配信データの件数rが丸数字で表示される。この件数rは、お知らせ店舗画面SCdで選択した店舗名と関連付けて表示されていた丸数字と一致する。
図13の説明に戻る。
お知らせ画面SCeを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT69として閉じるボタンBTiが入力されるのを待ち受ける。閉じるボタンBTiが入力されると、プロセッサ41は、ACT70へと進む。プロセッサ41は、ACT70として領域424で記憶したお知らせ情報をクリアする。その後、プロセッサ41は、ACT62へと戻る。すなわちプロセッサ41は、タッチパネル44の画面をお知らせ画面SCeからお知らせ店舗画面SCdへと戻す。そしてプロセッサ41は、ACT63及びACT64の待ち受け状態となる。
お知らせ画面SCeを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT69として閉じるボタンBTiが入力されるのを待ち受ける。閉じるボタンBTiが入力されると、プロセッサ41は、ACT70へと進む。プロセッサ41は、ACT70として領域424で記憶したお知らせ情報をクリアする。その後、プロセッサ41は、ACT62へと戻る。すなわちプロセッサ41は、タッチパネル44の画面をお知らせ画面SCeからお知らせ店舗画面SCdへと戻す。そしてプロセッサ41は、ACT63及びACT64の待ち受け状態となる。
ACT63及びACT64の待ち受け状態において、お知らせ店舗画面SCdの閉じるボタンBThが入力された場合には、プロセッサ41は、図9におけるACT12及びACT13の待ち受け状態に戻る。
ここに、プロセッサ41は、図13のACT61乃至ACT65の処理を実行することにより、通知部416としての機能を実現する。またプロセッサ41は、ACT66及びACT67の処理を実行することにより、第2取得部413としての機能を実現する。またプロセッサ41は、タッチパネル44と協働して図13のACT68の処理を実行することにより、出力部415としての機能を実現する。
このように、情報端末40のユーザが、トップ画面SCaのお知らせボタンBTdを入力すると、タッチパネル44の画面がお知らせ店舗画面SCdとなる。このお知らせ店舗画面SCdにより、ユーザは、お気に入り店舗に設定した加盟店別に、現時点で有効なお知らせ情報の件数を知ることができる。
さらに、ユーザがお知らせ店舗画面SCdに表示されているいずれかの店舗名にタッチすると、タッチパネル44の画面がお知らせ画面SCeとなる。このお知らせ店舗画面SCdにより、ユーザは、選択した店舗名の加盟店が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報の内容を知ることができる。したがってユーザは、簡単な操作により、お気に入り店舗毎に現時点で有効なお知らせ情報を確認することができる。かくしてユーザは、お気に入り店舗の特売品に関する情報、新商品に関する情報、キャンペーンに関する情報、タイムセール等の販促に関する情報等の販促に係る情報を事前に把握し、買物に行く店舗を決めることができる。
さて、お気に入り店舗に着いたユーザは、トップ画面SCaの買物開始ボタンBTaを入力する。買物開始ボタンBTaが入力されると、情報端末40のプロセッサ41は、図10のACT21から図14のACT71へと進む。プロセッサ41は、タッチパネル44の画面を読取画面SCf(図32を参照)とする。
図32は、読取画面SCfの一表示例を示す模式図である。図示するように読取画面SCfには、入店用コードのスキャンを案内するガイダンスとともに、コード読取領域を示すフレームCMを配置する。入店用コードは、例えば店舗の入口に用意されている。入店用コードは、店舗に係る設定情報を二次元コード体系でコード化したものである。設定情報は、店舗ID、店内LANデータ、モバイル通信データ等を含む。店内LANデータは、情報端末40が無線LANを利用してアクセスポイント27と接続するために必要なSSID、パスワード、セキュリティ情報等である。モバイル通信データは、情報端末40がセルフ商品登録システム100の各機器と通信するために必要なタイムアウト時間、リトライ回数等である。
ユーザが読取画面SCfのフレームCMに入店用コードが収まるように情報端末40のカメラ45を入店用コードに翳すと、カメラ45によって入店用コードが読み取られる。このように、情報端末40のカメラ45を入店用コードに翳す操作をチェックイン操作と称する。読取画面SCfを確認したユーザは、買物を始める前にチェックイン操作を行う。
読取画面SCfを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT72としてチェックイン操作が行われるのを待ち受ける。この待ち受け状態においてチェックイン操作が行われてカメラ45で入店用コードが読み取られると、プロセッサ41は、ACT73へと進む。プロセッサ41は、ACT73としてチェックイン要求コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、入店用コードから得られた店内LANデータを基に、アクセスポイント27と無線LANで接続する。そして、アクセスポイント27と接続後、無線ユニット46は、チェックイン要求コマンドを無線送信する。チェックイン要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して支援サーバ11へと送信される。チェックイン要求コマンドには、情報端末40に設定された会員IDが含まれる。また、入店用コードから得られた店舗IDもチェックイン要求コマンドに含まれる。
チェックイン要求コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図24の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆるチェックイン要求コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT301としてチェックイン要求コマンドから会員IDを取得する。またプロセッサ111は、ACT302としてチェックイン要求コマンドから店舗IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT303としてメインメモリ112に新規の取引ファイル51を作成して、チェックイン要求コマンドから取得した会員IDと店舗IDとを保存する。その後、プロセッサ111は、ACT304としてチェックイン要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。以上で、プロセッサ111は、チェックイン要求処理を終了する。
図14の説明に戻る。
チェックイン要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT74として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT75へと進む。プロセッサ41は、ACT75としてタッチパネル44の画面を登録画面SCg(図33を参照)とする。
チェックイン要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT74として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT75へと進む。プロセッサ41は、ACT75としてタッチパネル44の画面を登録画面SCg(図33を参照)とする。
またプロセッサ41は、ACT76として入店用コードから得られた店舗IDを取得する。そしてプロセッサ41は、ACT77として領域421の記憶している店舗リスト52を検索し、入店用コードから取得した店舗IDに関連付けられたお気に入りフラグFcが“1”であるか否かを確認する。お気に入りフラグFcが“1”、すなわち入店した店舗がユーザのお気に入り店舗である場合には、プロセッサ41は、ACT78へと進む。プロセッサ41は、ACT78として店舗リスト52を検索し、入店用コードから取得した店舗IDに関連付けられた配信データ数nが“1”以上であるか否かを確認する。
入店用コードから取得した店舗IDに関連付けられた気に入りフラグFcが“1”であり、かつ配信データ数nが“1”以上である場合、プロセッサ41は、ACT79へと進む。プロセッサ41は、ACT79として登録画面SCgにお知らせボタンBTj(図33を参照)のソフトキーを追加する。入店用コードから取得した店舗IDに関連付けられた気に入りフラグFcが“0”、若しくは配信データ数nが“0”の場合、プロセッサ41は、ACT79の処理をスキップする。したがって、登録画面SCgにお知らせボタンBTjのソフトキーは追加されない。
図33は、お知らせボタンBTjのソフトキーを追加した登録画面SCgの一表示例を示す模式図である。図示するように登録画面SCgは、お知らせボタンBTj以外に、スキャンボタンBTkとバーコード無ボタンBTmと支払いボタンBTnとを配置する。また登録画面SCgは、画面の一部を取引の合計表示部ARaとし、残りを購買商品の明細リスト表示部ARbとする。明細リスト表示部ARbは、例えば5つの明細エリアに区分されており、最大で5品目の購買商品に係る情報、例えば商品名、税区分、販売金額、販売点数等を表示可能とする。購買商品が6品目を超える場合、登録が古い購買商品から順に商品名等は明細リスト表示部ARbに表示されなくなる。ただし、例えば明細リスト表示部ARbを上下にスワイプさせることによって、登録が古い購買商品に係る情報を明細リスト表示部ARbに表示させることができる。販売金額は、価格に販売点数を乗算して算出された金額である。
お知らせボタンBTjは、お知らせ情報の確認を指示する操作子である。スキャンボタンBTkは、商品に付されたバーコードのスキャンを指示する操作子である。バーコード無ボタンBTmは、バーコードが付されていない商品の登録を指示する操作子である。支払いボタンBTnは、取引の代金支払いを指示する操作子である。
登録画面SCgを確認した情報端末40のユーザは、買物を始める。ユーザは、売場にて購買商品を見つけると、その購買商品にバーコードが付されているか否かを確認する。購買商品にバーコードが付されている場合、ユーザは、スキャンボタンBTkにタッチする。スキャンボタンBTkにタッチすると、タッチパネル44の画面がスキャン画面となる。スキャン画面は、バーコード読取領域を示すフレームを配置した画面である。ユーザは、購買商品のバーコードがフレームの内側に収まるように情報端末40のカメラ45を購買商品に翳す。そうすると、情報端末40の読取部の機能によりバーコードが読み取られる。かくして、バーコードが付された商品の登録操作が行われる。
一方、購買商品にバーコードが付されていない場合には、ユーザは、バーコード無ボタンBTmにタッチする。バーコード無ボタンBTmにタッチすると、タッチパネル44の画面がバーコード無商品の一覧画面となる。ユーザは、一覧画面から購入しようとする商品を選択するための操作を行う。これにより、バーコードが付されていない商品の登録操作が行われる。
また、買物の途中でお知らせ情報を確認したい場合には、ユーザは、お知らせボタンBTjにタッチする。買物を終えて会計に移行する場合には、ユーザは、支払いボタンBTnにタッチする。
図14の説明に戻る。
登録画面SCgを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT80としてスキャンボタンBTk又はバーコード無ボタンBTmのタッチ操作により商品の登録操作が行われるか、ACT81として支払いボタンBTnがタッチ操作されるか、ACT82としてお知らせボタンBTjがタッチ操作されるのを待ち受ける。なお、ACT79の処理がスキップされて、登録画面SCgにお知らせボタンBTjが追加されていない場合には、ACT82の処理は省略される。
登録画面SCgを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT80としてスキャンボタンBTk又はバーコード無ボタンBTmのタッチ操作により商品の登録操作が行われるか、ACT81として支払いボタンBTnがタッチ操作されるか、ACT82としてお知らせボタンBTjがタッチ操作されるのを待ち受ける。なお、ACT79の処理がスキップされて、登録画面SCgにお知らせボタンBTjが追加されていない場合には、ACT82の処理は省略される。
前述した商品の登録操作が行われると、情報端末40に商品コードが入力される。商品コードが入力されると、プロセッサ41は、図15のACT91へと進む。プロセッサ41は、ACT91として登録要求コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、登録要求コマンドを無線送信する。登録要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して支援サーバ11へと送信される。登録要求コマンドには、購買商品の識別情報である商品コードが含まれる。また、登録要求コマンドには、会員IDも含まれる。
登録要求コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図25の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆる登録要求コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT311として登録要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT312として当該会員IDが保存された取引ファイル51を選択する。以下では、選択した取引ファイルを対象取引ファイル51と称する。
プロセッサ111は、ACT313として登録要求コマンドに含まれる購買商品の商品コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT314として当該商品コードと関連付けられて予め設定されている価格を含む商品データを取得する。プロセッサ111は、ACT315として商品データを基に商品明細データを作成し、対象取引ファイル51に保存する。このときプロセッサ111は、対象取引ファイル51の明細データ数mを“1”だけ加算し、合計点数及び合計金額を計算する。
ACT315の処理を終えると、プロセッサ111は、ACT316として登録要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、対象取引ファイル51に保存されている明細データ数m個分の商品明細データと合計点数と合計金額とが含まれる。以上で、プロセッサ111は、登録要求コマンドを受信したときの情報処理を終了する。
図15の説明に戻る。
登録要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT92として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT93へと進む。プロセッサ41は、ACT93として許諾応答コマンドに含まれる明細データ数m個分の商品明細データ、合計点数、合計金額等で登録画面SCgを更新する。具体的にはプロセッサ41は、合計点数と合計金額とを合計表示部ARaに表示させる。またプロセッサ41は、明細リスト表示部ARbの各明細エリアに購買商品の商品名、税区分、販売金額、販売点数等を表示させる。登録画面SCgの更新を終えると、プロセッサ41は、図14のACT77へと戻る。そしてプロセッサ41は、ACT77以降の処理を前述したのと同様に実行する。
登録要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT92として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT93へと進む。プロセッサ41は、ACT93として許諾応答コマンドに含まれる明細データ数m個分の商品明細データ、合計点数、合計金額等で登録画面SCgを更新する。具体的にはプロセッサ41は、合計点数と合計金額とを合計表示部ARaに表示させる。またプロセッサ41は、明細リスト表示部ARbの各明細エリアに購買商品の商品名、税区分、販売金額、販売点数等を表示させる。登録画面SCgの更新を終えると、プロセッサ41は、図14のACT77へと戻る。そしてプロセッサ41は、ACT77以降の処理を前述したのと同様に実行する。
図14のACT80、ACT81及びACT82の待ち受け状態において、支払いボタンBTnが入力された場合には、プロセッサ41は、図16のACT101へと進む。プロセッサ41は、ACT101として決済要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、決済要求コマンドを無線送信する。決済要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して支援サーバ11へと送信される。決済要求コマンドには、会員IDが含まれる。
決済要求コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、図26の流れ図に示す手順の情報処理、いわゆる決済要求コマンドの受信処理を開始する。プロセッサ111は、ACT321として決済要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT322として当該会員IDが保存された対象取引ファイル51を選択する。プロセッサ111は、ACT323として一意の会計コードを作成する。そしてプロセッサ111は、ACT324としてその会計コードを対象取引ファイル51に保存する。その後、プロセッサ111は、ACT325として決済要求コマンド送信元の情報端末40に対し、許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、会計コードが含まれる。
図16の説明に戻る。
決済要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT102として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT103へと進む。プロセッサ41は、ACT013としてタッチパネル44の画面を会計画面SCh(図34を参照)とする。
決済要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT102として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT103へと進む。プロセッサ41は、ACT013としてタッチパネル44の画面を会計画面SCh(図34を参照)とする。
図34は、会計画面SChの一表示例を示す模式図である。図示するように、会計画面SChには、許諾応答コマンドに含まれていた会計コードがバーコードBCとなって表示される。また、戻るボタンBTpが配置される。
会計画面SChを確認した客は、専用会計機24のスキャナで会計画面SChのバーコードBCをスキャンする。そうすると、専用会計機24から支援サーバ11に対して決済コマンドが送信される。決済コマンドには、バーコードBCのデータ、つまりは会計コードが含まれる。
決済コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、決済コマンドから会計コードを取得する。そしてプロセッサ111は、当該会計コードが保存された取引ファイル51のデータを決済コマンド送信元の専用会計機24へと送信する。これにより、専用会計機24のディスプレイに取引の内容が表示されるので、情報端末のユーザは、内容を確認後、代金を支払う。そして、代金の支払いが完了すると、専用会計機24から支援サーバへと決済完了コマンドが送信される。
取引ファイル51のデータを専用会計機24へと送信したプロセッサ111は、決済完了コマンドを待ち受ける。決済完了コマンドを受信すると、プロセッサ111は取引ファイル51の会員IDが設定された情報端末40に対し、決済終了コマンドを送信する。
図16の説明に戻る。
会計画面SChを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT104として決済終了コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して決済終了コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT105へと進む。プロセッサ41は、ACT105として会計画面SChを消去する。その後、プロセッサ41は、図9のACT5へと戻る。そしてプロセッサ41は、ACT5以降の処理を前述したのと同様に実行する。
会計画面SChを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT104として決済終了コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して決済終了コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT105へと進む。プロセッサ41は、ACT105として会計画面SChを消去する。その後、プロセッサ41は、図9のACT5へと戻る。そしてプロセッサ41は、ACT5以降の処理を前述したのと同様に実行する。
図14のACT80、ACT81及びACT82の待ち受け状態において、お知らせボタンBTjが入力された場合には、プロセッサ41は、図17のACT111へと進む。プロセッサ41は、ACT111としてお知らせ要求コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、お知らせ要求コマンドを無線送信する。お知らせ要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して支援サーバ11へと送信される。お知らせ要求コマンドには、情報端末40に設定された会員IDが含まれる。また、入店用コードから得られた店舗IDもお知らせ要求コマンドに含まれる。
お知らせ要求コマンドを受信した支援サーバ11のプロセッサ111は、前述したように、図23の流れ図で示すお知らせ要求コマンドの受信処理を実行する。すなわち、プロセッサ111は、お知らせ要求コマンドから会員IDと店舗IDとを取得する。そしてプロセッサ111は、店舗IDがお知らせ要求コマンドから取得した店舗IDと一致し、かつ、配信中フラグFbが“1”の配信データ161を配信データファイル16から検出し、その検出した配信データ161を含む応答コマンドを、お知らせ要求コマンド送信元の情報端末40へと送信するように通信インターフェース115を制御する。
図17の説明に戻る。
お知らせ要求コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT112として応答コマンドを待ち受けている。店舗サーバ21から応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT113としてその応答コマンドに含まれている配信データ161のお知らせ情報を領域424で記憶する。そしてプロセッサ41は、ACT114としてタッチパネル44にお知らせ画面SCe(図31を参照)を表示させる。
お知らせ要求コマンドを送信した情報端末40のプロセッサ41は、ACT112として応答コマンドを待ち受けている。店舗サーバ21から応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT113としてその応答コマンドに含まれている配信データ161のお知らせ情報を領域424で記憶する。そしてプロセッサ41は、ACT114としてタッチパネル44にお知らせ画面SCe(図31を参照)を表示させる。
お知らせ画面SCeを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT115として閉じるボタンBThが入力されるのを待ち受ける。閉じるボタンBThが入力されると、プロセッサ41は、ACT116へと進む。プロセッサ41は、ACT116としてお知らせ画面SCeを消去する。その後、プロセッサ41は、図14のACT77へと戻る。プロセッサ41は、ACT77以降の処理を前述したのと同様に実行する。
ここに、プロセッサ41は、図14のACT71乃至ACT76の処理を実行することにより、特定部417としての機能を実現する。またプロセッサ41は、図14のACT77乃至ACT79の処理と、図17のACT111の処理とを実行することにより、特定部417で特定された店舗がお気に入り店舗である場合に当該お気に入り店舗を支援サーバ11に通知する通知部416としての機能を実現する。またプロセッサ41は、図17のACT112及びACT113の処理を実行することにより、通知部416で通知したお気に入り店舗が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報を支援サーバから取得する第2取得部413としての機能を実現する。さらにプロセッサ41は、タッチパネル44と協働して、図17のACT114の処理を実行することにより、第2取得部413で取得した情報を出力する出力部415としての機能を時限する。
このように、情報端末40のユーザが加盟店である店舗に出向いてチェックイン操作を行うと、タッチパネルに登録画面SCgが表示される。このとき、店舗がお気に入り店舗であり、かつその店舗が有するお知らせ情報のうち現時点で有効なお知らせ情報がある場合には、登録画面SCgにお知らせボタンBTjが表示される。したがって、ユーザは、登録画面SCgにお知らせボタンBTjが表示されたことから、入店したお気に入り店舗が現時点で有効なお知らせ情報のある店舗であることを容易に知り得る。
そしてユーザがお知らせボタンBTjにタッチすると、その現時点で有効なお知らせ情報を表すお知らせ画面SCeがタッチパネル44に表示される。このお知らせ画面SCeに表示されるお知らせ情報は、ユーザが入店している加盟店のお知らせ情報である。したがって、ユーザは入店した加盟店において現時点で有効なお知らせ情報を容易に確認することができる。その結果、特売品に関する情報、新商品に関する情報、キャンペーンに関する情報、タイムセール等の販促に関する情報等の販促に係る情報をリアとタイムに取得できるので、ユーザの購買意欲が高まり、ひいては店舗の販売促進効果を高めることができる。
[変形例]
前記実施形態では、お気に入り画面SCcからお気に入り店舗のお気に入り状態を解除する場合を例示した。お気に入り状態を解除する方法はこれに限定されない。例えば加盟店リスト画面SCbにおいて、マークMAaとともに表示されている店舗名にタッチする。この店舗名の加盟店は、お気に入り店舗である。マークMAaとともに表示されている店舗名がタッチ操作により選択されると、プロセッサ41は、解除通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。このような構成を採用することにより、加盟店リスト画面SCbからお気に入り店舗のお気に入り状態を解除することができる。
前記実施形態では、お気に入り画面SCcからお気に入り店舗のお気に入り状態を解除する場合を例示した。お気に入り状態を解除する方法はこれに限定されない。例えば加盟店リスト画面SCbにおいて、マークMAaとともに表示されている店舗名にタッチする。この店舗名の加盟店は、お気に入り店舗である。マークMAaとともに表示されている店舗名がタッチ操作により選択されると、プロセッサ41は、解除通知コマンドを送信するように無線ユニット46を制御する。このような構成を採用することにより、加盟店リスト画面SCbからお気に入り店舗のお気に入り状態を解除することができる。
お知らせ情報は、販促に係る情報に限定されない。例えばカテゴリで検索した商品の在庫に関する情報、事前に注文した商品の取り寄せに関する情報等が、お知らせ情報として情報端末40のユーザに通知されてもよい。
加盟店リスト画面SCbに表示される加盟店のリストは、店舗データファイル15に保存される全店舗のリストでなくてもよい。例えば、情報端末40のGPS機能を利用して、ユーザの近傍に位置している加盟店のリストであったり、キーボード検索によりヒットした加盟店のリストであったりしてもよい。
お知らせ画面SCeに表示されるお知らせ情報にタッチすることで、さらに詳細なお知らせ情報が表示されるようにしてもよい。例えばお知らせ画面SCeに表示されるお知らせ情報が「新商品入荷しました」であった場合、このお知らせ情報にタッチすると、入荷した商品のリストが表示される、というようなものであってもよい。
前記実施形態では、店舗内において、情報端末40は、アクセスポイント27を介して店舗内ネットワーク25に接続し、さらに通信ネットワーク30を介してサーバシステム10の支援サーバ11と通信する場合を例示した。この点に関しては、店舗内においても、情報端末40が直接、通信ネットワーク30を介して支援サーバ11と通信してもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…サーバシステム、11…支援サーバ、14…会員データファイル、15…店舗データファイル、16…配信データファイル、20…POSシステム、21…店舗サーバ、
22…監視端末、23…POS端末、24…専用会計機、27…アクセスポイント、30…ネットワーク、40…情報端末、41…プロセッサ、42…内蔵メモリ、43…外部メモリ、44…タッチパネル、45…カメラ、46…無線ユニット、47…システム伝送路
51…取引ファイル、52…店舗リスト、100…セルフ商品登録システム、411…設定部、412…第1取得部、413…第2取得部、414…報知部、415…出力部、416…通知部、417…特定部。
22…監視端末、23…POS端末、24…専用会計機、27…アクセスポイント、30…ネットワーク、40…情報端末、41…プロセッサ、42…内蔵メモリ、43…外部メモリ、44…タッチパネル、45…カメラ、46…無線ユニット、47…システム伝送路
51…取引ファイル、52…店舗リスト、100…セルフ商品登録システム、411…設定部、412…第1取得部、413…第2取得部、414…報知部、415…出力部、416…通知部、417…特定部。
Claims (6)
- 店舗において購買商品の登録に必要なデータの入力をユーザがセルフで行うための携帯型の情報端末であって、
複数の店舗の中からユーザのお気に入り店舗を設定する設定部と、
前記複数の店舗毎に消費者に通知すべき情報を有するか否かを示すデータをサーバから無線通信により取得する第1取得部と、
前記第1取得部で取得したデータを基に前記ユーザのお気に入り店舗が前記消費者に通知すべき情報を有する場合に報知する報知部と、
を具備する情報端末。 - 前記ユーザのお気に入り店舗が有する前記消費者に通知すべき情報を前記サーバから無線通信により取得する第2取得部と、
前記第2取得部で取得した情報を出力する出力部と、
をさらに具備する請求項1記載の情報端末。 - 前記報知部で前記消費者に通知すべき情報を有することが報知された前記お気に入り店舗の中から前記ユーザにより指定されたお気に入り店舗を前記サーバに通知する通知部、
をさらに具備し、
前記第2取得部は、前記通知部で通知した前記お気に入り店舗が有する前記消費者に通知すべき情報を前記サーバから取得する、請求項2記載の情報端末。 - 前記ユーザが入店した店舗を特定する特定部、
をさらに具備し、
前記通知部はさらに、前記特定部で特定された前記店舗が前記お気に入り店舗である場合に当該お気に入り店舗を前記サーバに通知する、請求項3記載の情報端末。 - 前記報知部は、前記ユーザのお気に入り店舗が有する前記消費者に通知すべき情報が更新される毎に報知する、請求項1乃至4のうちいずれか一記載の情報端末。
- 店舗において購買商品の登録に必要なデータの入力をユーザがセルフで行うための携帯型の情報端末のコンピュータを、
複数の店舗の中からユーザのお気に入り店舗を設定する設定手段、
前記複数の店舗毎に消費者に通知すべき情報を有するか否かを示すデータをサーバから無線通信により取得する第1取得手段、及び、
前記第1取得手段により取得したデータを基に前記ユーザのお気に入り店舗が前記消費者に通知すべき情報を有する場合に報知する報知手段、
として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022090974A JP2023177975A (ja) | 2022-06-03 | 2022-06-03 | 情報端末及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022090974A JP2023177975A (ja) | 2022-06-03 | 2022-06-03 | 情報端末及びそのプログラム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2023177975A true JP2023177975A (ja) | 2023-12-14 |
Family
ID=89124081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022090974A Pending JP2023177975A (ja) | 2022-06-03 | 2022-06-03 | 情報端末及びそのプログラム |
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JP (1) | JP2023177975A (ja) |
-
2022
- 2022-06-03 JP JP2022090974A patent/JP2023177975A/ja active Pending
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