JP2023168821A - 情報端末及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】購買者が売場で商品を購入する際に、その商品に対して他者が行った評価を容易に確認できる情報端末及びそのプログラムを提供する。【解決手段】登録支援サーバを有するサーバシステムと、POSシステムと、情報端末とが、インターネットプロトコルを利用したネットワークを通じて双方向のデータ通信しているセルフ商品登録システムにおいて、商品の売場に居る購買者によって操作され、当該購買者が購入しようとする購買商品の売上登録を支援する登録支援サーバと通信を行う情報端末40は、入力手段、登録要求手段及び出力手段を備える。入力手段は、購買商品を識別する識別情報を入力する。登録要求手段は、入力手段により入力された識別情報で識別される購買商品の売上登録をサーバに要求する。出力手段は、登録要求手段により売上登録を要求した購買商品に対して他者による評価情報がある場合に当該評価情報を出力する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、情報端末及びそのプログラムに関する。
小売店では、通常、1つの品目に対して例えば製造業者が異なる複数種類の商品が販売されており、客は、売場に陳列された複数種類の商品の中から購入する商品を選んでいる。このため、他の客や店舗の販売員による評価を参考に商品を選ぶことができると好都合である。
一方、スマートフォン、タブレット端末等の情報端末を商品登録用端末として利用したセルフ商品登録システムは、スーパーマーケット等ですでに実用化されている。そこで、情報端末のユーザである購買者が売場で商品を購入する際に、その商品に対して他者が行った評価を確認できる仕組みがあると、セルフ商品登録システムの優位性をさらに高めることができる。
特開2021-093216号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、セルフ商品登録システムで使用される情報端末のユーザである購買者が売場で商品を購入する際に、その商品に対して他者が行った評価を容易に確認できる技術を提供しようとするものである。
一実施形態において、情報端末は、商品の売場に居る購買者によって操作され、当該購買者が購入しようとする購買商品の売上登録を支援するサーバと通信を行う情報端末である。当該情報端末は、入力手段、登録要求手段及び出力手段を備える。入力手段は、購買商品を識別する識別情報を入力する。登録要求手段は、入力手段により入力された識別情報で識別される購買商品の売上登録をサーバに要求する。出力手段は、登録要求手段により売上登録を要求した購買商品に対して他者による評価情報がある場合に当該評価情報を出力する。
図1は、一実施形態に係るセルフ商品登録システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、会員データファイルに保存される会員データの要部構成を示す模式図である。 図3は、商品データファイルに保存される商品データの要部構成を示す模式図である。 図4は、評価データファイルに保存される評価データの要部構成を示す模式図である。 図5は、登録支援サーバの要部回路構成を示すブロック図である。 図6は、取引ファイルに保存される主要なデータを示す模式図である。 図7は、情報端末の要部回路構成を示すブロック図である。 図8は、情報端末のプロセッサがセルフ登録プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。 図9は、情報端末のプロセッサがセルフ登録プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。 図10は、図9における評価確認処理の要部手順を示す流れ図である。 図11は、図9における評価確認処理の要部手順を示す流れ図である。 図12は、情報端末のプロセッサがセルフ登録プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。 図13は、登録支援サーバのプロセッサが実行するチェックイン要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図14は、登録支援サーバのプロセッサが実行する登録要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図15は、登録支援サーバのプロセッサが実行する評価要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図16は、登録支援サーバのプロセッサが実行する比較要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図17は、登録支援サーバのプロセッサが実行する取消要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図18は、登録支援サーバのプロセッサが実行する決済要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図19は、登録支援サーバのプロセッサが実行する評価待ち要求処理の要部手順を示す流れ図である。 図20は、登録支援サーバのプロセッサが実行する評価通知処理の要部手順を示す流れ図である。 図21は、情報端末のタッチパネルに表示される第2のトップ画面の一例を示す模式図である。 図22は、情報端末のタッチパネルに表示される登録画面の一例を示す模式図である。 図23は、情報端末のタッチパネルに表示される評価画面の一例を示す模式図である。 図24は、情報端末のタッチパネルに表示される比較画面の一例を示す模式図である。 図25は、情報端末のタッチパネルに表示される会計画面の一例を示す模式図である。 図26は、情報端末のタッチパネルに表示される評価入力画面の一例を示す模式図である。 図27は、評価データファイルに保存される評価データの他の実施形態を示す模式図である。 図28は、情報端末のタッチパネルに表示される評価画面の他の実施形態を示す模式図である。 図29は、他の実施形態において情報端末のタッチパネルに表示される評価者リスト画面の一例を示す模式図である。
以下、実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態は、スマートフォン、タブレット端末等の情報端末を商品登録用端末として利用したセルフ商品登録システムにおいて、情報端末のユーザである購買者が売場で商品を購入する際に、その商品に対して他者が行った評価を容易に確認できるようにしたものである。評価情報は、購買商品を購入した他の購買者が当該購買商品に対して行った評価に関する情報である。
[セルフ商品登録システムの構成説明]
図1は、本実施形態に係るセルフ商品登録システム100の概略構成を示すブロック図である。セルフ商品登録システム100は、クラウドコンピューティングを利用したサーバシステム10と、店舗に構築されるPOS(Point Of Sales)システム20とを含む。店舗は、商品が陳列された売場と、会計を行うための会計場(レジ)とが区分けされたスーパーケット等の小売店舗である。店舗は、1店舗に限らない。チェーン店等の複数店舗のPOSシステム20と1つのサーバシステム10とによって、セルフ商品登録システム100が構成されてもよい。
サーバシステム10とPOSシステム20とは、インターネットプロトコルを利用したネットワーク30を通じて双方向のデータ通信を可能としている。ネットワーク30は、公衆回線又は専用回線を中継網とし、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、移動体通信網、携帯電話通信網等をアクセス網とした広域のネットワークである。
携帯電話通信網を利用し得る情報端末40は、ネットワーク30を介してサーバシステム10にアクセスすることができる。情報端末40は、商品登録用端末として機能する。情報端末40としては、例えば、客が所有するスマートフォン、店舗に用意された専用の携帯端末、ショッピングカートに取り付けられたタブレット端末等を用いることができる。本実施形態は、スマートフォンを例に説明する。
サーバシステム10は、登録支援サーバ11とルータ12とを備え、双方を通信回線13で接続する。ルータ12は、ネットワーク30とも接続しており、登録支援サーバ11とPOSシステム20とのネットワーク30を利用したデータ通信の中継拠点となる。
登録支援サーバ11は、情報端末40を利用して店舗で買物を行う客、すなわち購買者による購買商品のセルフ登録業務を支援するためのコンピュータである。その支援のために登録支援サーバ11は、少なくとも以下の2つの機能を有する。第1の機能は、情報端末40で入力された購買商品に係る情報を基に商品販売データを登録処理する機能である。このとき登録支援サーバ11は、購買商品に対して他者による評価情報がある場合にその評価情報を情報端末40に出力させる機能を含む。第2の機能は、情報端末40からの会計指示に応じて、その情報端末40を利用する購買者との取引を決済させる機能である。
登録支援サーバ11は、第1の機能を実現するために、少なくとも会員データファイル14、商品データファイル15、及び、評価データファイル16を有する。会員データファイル14は、会員毎に作成される会員データ141(図2を参照)の集合体である。会員は、例えば既知のポイント会員である。商品データファイル15は、商品毎に作成される商品データ151(図3を参照)の集合体である。商品は、少なくとも店舗で販売されている商品である。評価データファイル16は、購買者に商品の意義、価値等の評価を求める評価対象商品毎に作成される評価データ161(図4を参照)の集合体である。どの商品を評価対象商品とするかは、例えば店舗によって決定される。商品のメーカが評価対象商品を決定してもよい。
図2は、会員データ141の要部構成を示す模式図である。図示するように会員データ141は、会員ID、サービスポイント、評価回数及び評価待ちリストの項目を含む。会員IDは、各会員を個々に識別するために会員毎に設定された一意のコードである。会員は、会員専用のアプリケーションソフトウェアを情報端末40にインストールする。このインストールにより、情報端末40に固有の会員IDが設定される。かかる会員が店舗で情報端末40を利用して買物を行うと、会員は購買者となる。
サービスポイントは、会員に対して付与されたポイントの総数である。会員は、サービスポイントを商品の代金支払い等に利用することができる。評価回数は、会員が購買商品に対して評価を行った回数である。評価は、情報端末40からオンラインで行うことができる。評価待ちリストは、1乃至複数の評価待ちデータで構成される。評価待ちデータは、会員が購入した評価対象商品のうち評価を行っていない商品の商品コードと商品名とを含む。
図3は、商品データ151の要部構成を示す模式図である。図示するように商品データ151は、商品コード、商品名、特売フラグFa、標準価格、特売価格、商品画像、税区分、評価フラグFb、類似商品件数k及び件数k分の類似商品コードを含む。商品コードは、各商品を識別するために商品毎に設定された一意のコードである。多くの商品には、商品コードを表したバーコードが付されている。ただし、生鮮食品等のようにバーコードが付されていない商品も存在する。商品名、特売フラグFa、標準価格、特売価格、商品画像、税区分、評価フラグFb、類似商品件数k及び類似商品コードは、対応した商品コードで特定される商品(以下では当該商品と称する)に対して設定された情報である。
特売フラグFaは、当該商品が通常価格で販売されるのか特売価格で販売されるのかを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、通常価格で販売される商品の特売フラグFaを“0”とし、特売価格で販売される商品の特売フラグFaを“1”とする。
評価フラグFbは、当該商品が評価対象商品であるか否かを識別する1ビットデータである。本実施形態では、評価対象商品の評価フラグFbを“1”とし、評価対象外商品の評価フラグFbを“0”とする。
類似商品件数kは、当該商品に類似する他の商品、例えば同じ品目でメーカが異なる類似商品の件数である。例えばドレッシングのように、同じメーカであっても味が異なる商品を類似商品としてもよい。類似商品コードは、類似商品に設定された商品コードである。なお、必ずしも全ての商品に類似商品が存在するというものではない。類似商品が存在しない商品の商品データ151については、類似商品件数kが“0”となる。類似商品コードは含まれない。
図4は、評価データ161の要部構成を示す模式図である。図示するように評価データ161は、商品コードと、評価件数と、評価情報と、ユーザレビューとを含む。商品コードは、評価対象商品の商品コードである。評価件数、評価情報及びユーザレビューは、商品コードで特定される評価対象商品に対して、その商品の購買者が行った評価に関する情報である。評価件数は、評価が行われた件数である。
評価情報は、5段階に設定した評価(評価A、評価B、評価C、評価D、評価E)別の点数(点数Va、点数Vb、点数Vc、点数Vd、点数Ve)からなる情報である。本実施形態では、評価対象商品の評価を、高い順に評価A、評価B、評価C、評価D、評価Eの5段階で行う。点数は、対応する段階の評価が下された回数である。例えば購買者が評価対象商品の評価を評価Aとすると、その商品の評価データ161における評価情報の点数Vaが1点加算される。
ユーザレビューは、評価に関しての購買者による任意のコメントである。例えば「トマトのサラダに合うと思います」、「少し量が少ないと感じました」等の評価の根拠となるようなコメントがユーザレビューとして評価データ161に追加される。ユーザレビューは、商品を購入した購買者によって投稿される。投稿できる購買者は、情報端末40を利用して買物を行った会員である。ユーザレビューのコメントには、投稿した購買者の会員IDとその購買者の評価(評価A、評価B、評価C、評価D又は評価E)とが付加される。コメントには、購買者の性別、年代等を付加してもよい。また、投稿日を付加し、投稿日から一定期間を経過したユーザレビューを評価データ161から自動的に削除するようにしてもよい。そうすることにより、評価データファイル16のデータ容量を節約することができる。
図1の説明に戻る。
POSシステム20は、店舗サーバ21、監視端末22、POS端末23及び専用会計機24等を備え、これらを店舗内ネットワーク25で接続している。またPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にルータ26を接続し、このルータ26を介してネットワーク30と接続している。さらにPOSシステム20は、店舗内ネットワーク25にアクセスポイント27を接続し、このアクセスポイント27を介して情報端末40と無線LANによるデータ通信を可能としている。
店舗サーバ21は、当該POSシステム20が構築される店舗で決済された取引の情報を基に、当該店舗の売上情報、商品の在庫情報及び発注情報等を管理するためのコンピュータである。
監視端末22は、情報端末40を利用して購買商品のセルフ登録操作を行っている購買者を監視するための端末である。監視端末22は、モニタを備えており、店舗内における購買者の行動、その購買者の購買商品に係るデータ等がモニタに写し出される。
POS端末23は、情報端末40を利用しない購買者との取引の決済を処理する会計機である。POS端末23は、店員が操作者となる。POS端末23は、登録機と会計機とに分離され、登録機は店員が操作し、会計機は購買者が操作するセミセルフ方式のものであってもよい。POS端末23は、購買者が操作するフルセルフ方式のものであってもよい。
専用会計機24は、情報端末40を利用する購買者との取引の決済を処理する会計機である。専用会計機24は、購買者が操作者となる。専用会計機24は、情報端末40に表示される会計用バーコードをスキャンする機能、電子マネー、クレジットカード、現金等の種々の支払方法に対応した支払処理機能、電子マネーのチャージ機能等を有する。
[登録支援サーバの構成説明]
図5は、登録支援サーバ11の要部回路構成を示すブロック図である。登録支援サーバ11は、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114、通信インターフェース115及びシステム伝送路116を備える。システム伝送路116は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。登録支援サーバ11は、システム伝送路116に、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115を接続する。登録支援サーバ11では、プロセッサ111、メインメモリ112、補助記憶デバイス113、時計114及び通信インターフェース115と、これらを接続するシステム伝送路116とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ111は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ111は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、登録支援サーバ11としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ111は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ112は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ112は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ112は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ112は、プロセッサ111が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。上記データは、不揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ112は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ111によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス113は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス113となり得る。補助記憶デバイス113は、プロセッサ111が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ111での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス113は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計114は、日付及び時刻を計時する。登録支援サーバ11は、時計114によって計時される日付及び時刻を、現時点の日付及び時刻として取得する。
通信インターフェース115は、ネットワーク30を介して接続される各機器との間で、所定の通信プロトコルに従いデータの送受信を行うための回路である。
登録支援サーバ11は、メインメモリ112における揮発性領域の一部を複数の取引ファイル50の記憶領域としている。取引ファイル50は、情報端末40を利用して買物を行う購買者毎に作成される。取引ファイル50には、購買者との商品販売取引に関する種々のデータが記憶される。
図6は、取引ファイル50に保存される主要なデータを示す模式図である。図示するように取引ファイル50には、会員ID、店舗コード、明細データ数n、その数nの商品明細データ、合計点数、合計金額、会計コード等が記憶される。取引ファイル50において、会員IDは、購買者との取引を識別するための取引識別コードとして機能する。取引識別コードは、会員IDでなくてもよい。取引識別コードは、情報端末40を識別するためのコードであってもよく、例えば情報端末40の機器ID、携帯電話番号等が取引識別コードとなり得る。取引識別コードは、例えば、取引を識別するための取引番号であってもよいし、取引番号に加えて、店舗コード、入店日時などの日時情報を組み合わせたものであってもよい。
店舗コードは、店舗を個々に識別するために店舗毎に設定された一意のコードである。商品明細データは、購買商品の商品コード、商品名、特売フラグFa、価格、販売点数、販売金額、税区分、評価フラグFb等の項目からなるデータある。価格は、特売フラグFaが“1”の特売品については特売価格となり、特売フラグFaが“0”の非特売品については通常価格となる。
合計点数は、各商品明細データの販売点数を合算した点数である。合計金額は、各商品明細データの販売金額を合算した金額である。販売金額は、価格に販売点数を乗算することによって算出される。会計コードは、情報端末40を利用して店舗コードで特定される店舗にチェックインした購買者が、取引の会計の際に使用するコードである。
[情報端末の構成説明]
図7は、情報端末40の要部回路構成を示すブロック図である。図7に示すように情報端末40は、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45、無線ユニット46及びシステム伝送路47を備える。システム伝送路47は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。情報端末40は、システム伝送路47に、プロセッサ41、内蔵メモリ42、外部メモリ43、タッチパネル44、カメラ45及び無線ユニット46を接続する。情報端末40では、プロセッサ41、内蔵メモリ42及び外部メモリ43と、これらを接続するシステム伝送路47とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ41は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ41は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)に従って、情報端末40としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ41は、例えばCPUである。
内蔵メモリ42は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。内蔵メモリ42は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。内蔵メモリ42は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。内蔵メモリ42は、プロセッサ41が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。また内蔵メモリ42は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ41によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
外部メモリ43は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばSDメモリカード、USBメモリ等が外部メモリ43となり得る。外部メモリ43は、プロセッサ41が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ41での処理によって作成されたデータ等を保存する。外部メモリ43は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
タッチパネル44は、表示部としてのディスプレイと、検知部としてのタッチセンサとを組み合わせたデバイスである。ディスプレイは、種々の画像を表示するための画面を有する。タッチセンサは、操作者によってタッチされた画面上の位置を検知する。タッチパネル44は、タッチセンサによって検知された画面上の位置と、その位置に表示されている画像の情報とから、操作者によって入力されたデータを取得する。
カメラ45は、情報端末40に内蔵された撮像デバイスである。プロセッサ41は、カメラ45で撮影された画像からバーコード、二次元コード等のコードを読み取る読取部としての機能を有する。多くの商品には、当該商品の商品コードを所定のバーコード体系で表したバーコードが付されている。すなわちプロセッサ41は、カメラ45で撮影された画像から商品に付されたバーコードを読み取ることにより、購買商品の商品コードを取得することができる。
このように、タッチパネル44及びカメラ45は、情報端末40の入力デバイスとして機能する。
無線ユニット46は、アクセスポイント27との間で無線LANの通信プロトコルに従いデータ通信を行う通信デバイスである。
かかる構成の情報端末40は、外部メモリ43にセルフ登録プログラム431がインストールされる。セルフ登録プログラム431は、情報端末40で実行する商品登録システムのためのアプリケーションソフトウェアである。セルフ登録プログラム431は、内蔵メモリ42にインストールされてもよい。セルフ登録プログラム431を内蔵メモリ42又は外部メモリ43にインストールする方法は特に限定されない。リムーバブルな記録媒体にセルフ登録プログラム431を記録して、あるいはネットワークを介した通信によりセルフ登録プログラム431を配信して、セルフ登録プログラム431を内蔵メモリ42又は外部メモリ43にインストールすることができる。記録媒体は、SDメモリカード、USBメモリ等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
セルフ登録プログラム431がインストールされた情報端末40においては、外部メモリ43の一部の領域を評価待ちリスト432の領域とする。また、内蔵メモリ42の一部の領域を、リストメモリ421、合計メモリ422、第1コードメモリ423及び第2コードメモリ424としての領域とする。リストメモリ421、合計メモリ422、第1コードメモリ423及び第2コードメモリ424は、外部メモリ43に形成されてもよい。
評価待ちリスト432の領域には、当該情報端末40のユーザである会員の会員データ141に含まれている評価待ちリストが記述される。リストメモリ421の領域には、当該情報端末40のユーザが購買者であるときに登録支援サーバ11に形成される取引ファイル50の購買商品リストが記述される。購買商品リストは、明細データ数n個分の商品明細データ1~nから構成される。合計メモリ422の領域には、同取引ファイル50の合計点数と合計金額とが記述される。第1コードメモリ423と第2コードメモリ424とには、購買商品に代えて類似商品を購入する宣言がなされた場合に、その類似商品と購買商品の商品コードが記述される。具体的には、第1コードメモリ423には類似商品の商品コードが記述され、第2コードメモリ424には購買商品の商品コードが記述される。
そして、セルフ登録プログラム431がインストールされた情報端末40においては、プロセッサ41が、入力手段411、登録要求手段412、出力手段413、宣言手段414、入替要求手段415、評価受付手段416及び評価送信手段417として機能する。入力手段411は、タッチパネル44またはカメラ45等の入力デバイスを介して購買商品の識別情報を入力する機能である。識別情報は、典型的には商品コードである。商品の分類を識別する分類コードが識別情報となる場合もあり得る。登録要求手段412は、入力手段411により入力された識別情報で識別される購買商品の売上登録を登録支援サーバ11に要求する機能である。
出力手段413は、登録要求手段412により売上登録を要求した購買商品に対して他者による評価情報がある場合に当該評価情報を出力する機能である。評価情報は、タッチパネル44の画面に表示出力される。評価情報は、購買商品と類似する類似商品の評価情報を含む。出力手段413は、購買商品の評価情報と類似商品の評価情報とを比較可能に出力する。
宣言手段414は、購買商品に代えて類似商品を購入する宣言を受け付ける機能である。宣言は、タッチパネル44を介して受け付ける。この宣言を受けて、類似商品の商品コードが第1コードメモリ423に記述され、購買商品の商品コードが第2コードメモリ424に記述される。入替要求手段415は、上記の宣言の後に入力手段411により入力された識別情報が類似商品の識別情報であるとき、すなわち第1コードメモリ423に記述されている商品コードと一致する場合、購買商品に代えて類似商品を売上登録することを登録支援サーバ11に要求する機能である。
評価受付手段416は、登録支援サーバ11により売上登録が支援された商品が評価対象商品である場合に購買者による当該購買商品に対しての評価情報を受け付ける機能である。評価情報は、タッチパネル44を介して受け付ける。評価送信手段417は、評価受付手段416により受け付けた評価情報を登録支援サーバ11へと送信する機能である。
[セルフ商品登録システムの動作説明]
図8乃至図12は、情報端末40のプロセッサ41がセルフ登録プログラム431に従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図13乃至図20は、登録支援サーバ11のプロセッサ111がプログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。図21乃至図26は、情報端末40のタッチパネル44に表示される画面の遷移例である。以下、各図を用いて、セルフ商品登録システム100の主要な動作について説明する。なお、以下に説明する動作の手順及び内容は一例である。同様な効果を奏し得るのであればその手順又は内容は適宜変更することができる。また、画面は一例である。各画面のレイアウト、画像、テキスト等は、図示するものに限定されるものではない。
セルフ商品登録システム100が構築されている店舗で情報端末40を利用して買物を行う客、すなわち購買者は、先ず、セルフ登録プログラム431を起動する。セルフ登録プログラム431が起動されると、情報端末40のプロセッサ41は、図8乃至図12に示す手順の情報処理を開始する。プロセッサ41は、図8のACT1として当該情報端末40に設定された会員IDを取得する。次いで、プロセッサ41は、ACT2として外部メモリ43に評価待ちリスト432が存在するか否かを確認する。評価待ちリスト432が存在しない場合、プロセッサ41は、ACT2においてNOと判定し、ACT3へと進む。プロセッサ41は、ACT3としてタッチパネル44の画面を第1のトップ画面とする。これに対し、評価待ちリスト432が存在する場合には、プロセッサ41は、ACT2においてYESと判定し、ACT4へと進む。プロセッサ41は、ACT4としてタッチパネル44の画面を第2のトップ画面SCa(図21を参照)とする。
図21は、第2のトップ画面SCaの一表示例を示す模式図である。図示するように第2のトップ画面SCaは、入店用コードのスキャンを案内するガイダンスとともに、コード読取領域を示すフレームCMを配置する。また第2のトップ画面SCaは、評価ボタンBTaを配置する。評価ボタンBTaは、情報端末40のユーザである会員が評価待ちリスト432にある評価対象商品の評価を行う場合に操作する。評価ボタンBTaには、評価待ちリスト432に保存された評価待ちデータの数が丸数字によって表されている。一方、第1のトップ画面もフレームCMを配置する。ただし、評価待ちリスト432が存在しないので、評価ボタンBTaは配置されない。あるいは、評価ボタンBTaはグレイアウトにより無効化されている。
入店用コードは、店舗の入口に用意されている。入店用コードは、店舗に係る設定情報を二次元コード体系でコード化したものである。設定情報は、店舗コード、店内LANデータ、モバイル通信データ等を含む。店内LANデータは、情報端末40が無線LANを利用してアクセスポイント27と接続するために必要なSSID、パスワード、セキュリティ情報等である。モバイル通信データは、情報端末40がセルフ商品登録システム100の各機器と通信するために必要なタイムアウト時間、リトライ回数等である。
購買者が第1のトップ画面又は第2のトップ画面SCaのフレームCMに入店用コードが収まるように情報端末40のカメラ45を入店用コードに翳すと、カメラ45によって入店用コードが読み取られる。このように、情報端末40のカメラ45を入店用コードに翳す操作をチェックイン操作と称する。第1のトップ画面又は第2のトップ画面SCaを確認した購買者は、買物を始める前にチェックイン操作を行う。また、第2のトップ画面SCaを確認した購買者は、評価ボタンBTaを操作して評価待ち商品の評価を行うことも可能である。
ACT3において第1のトップ画面を表示したプロセッサ41は、ACT5としてチェックイン操作が行われるのを待ち受ける。また、ACT4において第2のトップ画面SCaを表示したプロセッサ41は、ACT6として評価ボタンBTaが入力されるか、ACT7としてチェックイン操作が行われるのを待ち受ける。この待ち受け状態においてチェックイン操作が行われてカメラ45で入店用コードが読み取られると、プロセッサ41は、ACT8へと進む。
プロセッサ41は、ACT8としてチェックイン要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、入店用コードから得られた店内LANデータを基に、アクセスポイント27と無線LANで接続する。そして、アクセスポイント27と接続後、無線ユニット46は、チェックイン要求コマンドを無線送信する。チェックイン要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。チェックイン要求コマンドには、情報端末40に設定された会員IDが含まれる。また、入店用コードから得られた店舗コードもチェックイン要求コマンドに含まれる。チェックイン要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、チェックイン要求処理が実行される。なお、情報端末40が店内LANを経由せず、直接ネットワーク30を介してサーバシステム10にアクセスするとしてもよい。その場合には、店内LANデータは不要となる。
図13は、チェックイン要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介してチェックイン要求コマンドを受信すると、チェックイン要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT111としてチェックイン要求コマンドから会員IDを取得する。またプロセッサ111は、ACT112としてチェックイン要求コマンドから店舗コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT113としてメインメモリ112に新規の取引ファイル50を作成して、チェックイン要求コマンドから取得した会員IDと店舗コードとを保存する。その後、プロセッサ111は、ACT114としてチェックイン要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。以上で、プロセッサ111は、チェックイン要求処理を終了する。
図8の説明に戻る。
チェックイン要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT6として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT10へと進む。プロセッサ41は、ACT10としてタッチパネル44の画面をトップ画面から登録画面SCb(図22を参照)に切り替える。
図22は、登録画面SCbの一表示例を示す模式図である。図示するように登録画面SCbは、スキャンボタンBTbとバーコード無ボタンBTcと支払いボタンBTdとを配置する。また登録画面SCbは、画面の一部を取引の合計表示部ARaとし、残りを購買商品の明細リスト表示部ARbとする。明細リスト表示部ARbは、例えば5つの明細エリアに区分されており、最大で5品目の購買商品に係る情報、例えば商品名、税区分、販売金額、販売点数等を表示可能とする。購買商品が6品目を超える場合、登録が古い購買商品から順に商品名等は明細リスト表示部ARbに表示されなくなる。ただし、例えば明細リスト表示部ARbを上下にスワイプさせることによって、登録が古い購買商品に係る情報を明細リスト表示部ARbに表示させることができる。販売金額は、価格に販売点数を乗算して算出された金額である。価格は、購買商品が特売品の場合には特売価格であり、非特売品の場合には通常価格である。特売品の明細エリアには、特売品であることを示す特売品マークMaが表示される。また、購買商品に対して他者による評価情報がある場合には、その旨を購買者に通知するための評価マークMbが明細エリアに表示される。評価マークMbが表示された明細エリアにタッチすることで、購買者は、他者による評価情報を確認することができる。
スキャンボタンBTbは、商品に付されたバーコードのスキャンを指示する操作子である。バーコード無ボタンBTcは、バーコードが付されていない商品の登録を指示する操作子である。支払いボタンBTdは、取引の代金支払いを指示する操作子である。現時点では買物が始まっていないので、支払いボタンBTdは配置されない。あるいは、支払いボタンBTdはグレーアウトにより無効化されている。
登録画面SCbを確認した購買者は、買物を始める。購買者は、売場にて購買商品を見つけると、その購買商品にバーコードが付されているか否かを確認する。購買商品にバーコードが付されている場合、購買者は、スキャンボタンBTbにタッチする。スキャンボタンBTbにタッチすると、タッチパネル44の画面がスキャン画面となる。スキャン画面は、バーコード読取領域を示すフレームを配置した画面である。購買者は、購買商品のバーコードがフレームの内側に収まるように情報端末40のカメラ45を購買商品に翳す。そうすると、情報端末40の読取部の機能によりバーコードが読み取られる。かくして、バーコードが付された商品の登録操作が行われる。
一方、購買商品にバーコードが付されていない場合には、購買者は、バーコード無ボタンBTcにタッチする。バーコード無ボタンBTcにタッチすると、タッチパネル44の画面がバーコード無商品の一覧画面となる。購買者は、一覧画面から購入しようとする商品を選択するための操作を行う。これにより、バーコードが付されていない商品の登録操作が行われる。
登録画面SCbの表示を制御したプロセッサ41は、ACT11として入力手段411としての機能により、購買商品の識別情報である商品コードが入力されるのを待ち受ける。前述した商品の登録操作が行われると、情報端末40に商品コードが入力される。商品コードが入力されると、プロセッサ41は、ACT12へと進む。
プロセッサ41は、ACT12として登録要求手段412としての機能により、登録要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、登録要求コマンドを無線送信する。登録要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。登録要求コマンドには、購買商品の識別情報である商品コードが含まれる。また、登録要求コマンドには、会員IDも含まれる。登録要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、登録要求処理が実行される。
図14は、登録要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して登録要求コマンドを受信すると、登録要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT121として登録要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT122として当該会員IDが保存された取引ファイル50を選択する。以下では、選択した取引ファイルを対象取引ファイル50と称する。
プロセッサ111は、ACT123として登録要求コマンドに含まれる購買商品の商品コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT124として商品データファイル15を検索して、当該商品コードを含む商品データを検出する。プロセッサ111は、ACT125として商品データを基に商品明細データを作成し、対象取引ファイル50に保存する。このときプロセッサ111は、対象取引ファイル50の明細データ数nを“1”だけ加算し、合計点数及び合計金額を再計算する。
ACT125の処理を終えると、プロセッサ111は、ACT126として登録要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、対象取引ファイル50に保存されている明細データ数n個分の商品明細データと合計点数と合計金額とが含まれる。以上で、プロセッサ111は、登録要求コマンドを受信したときの情報処理を終了する。
図8の説明に戻る。
登録要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT13として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT14へと進む。プロセッサ41は、ACT14として許諾応答コマンドに含まれる明細データ数n個分の商品明細データをリストメモリ421に記述する。またプロセッサ41は、ACT15として許諾応答コマンドに含まれる合計点数と合計金額を合計メモリ422に記述する。
ACT14及びACT15の処理を終えると、プロセッサ41は、図9のACT21へと進む。プロセッサ41は、ACT21として登録画面SCbを更新する。具体的にはプロセッサ41は、合計メモリ422に記述された合計点数と合計金額とを合計表示部ARaに表示させる。またプロセッサ41は、リストメモリ421に記述された商品明細データを基に、明細リスト表示部ARbの各明細エリアに購買商品毎に商品名、税区分、販売金額、販売点数等を表示させる。このとき、購買商品が特売品である場合、すなわち商品明細データの特売フラグが“1”の購買商品については、プロセッサ41は、その購買商品の明細エリアに特売品マークMaを表示させる。また、購買商品が評価対象商品である場合、すなわち商品明細データの評価フラグFbが“1”の購買商品については、プロセッサ41は、その購買商品の明細エリアに評価マークMbを表示させる。また、決済が可能となるため、支払いボタンBTdが有効となる。
登録画面SCbの表示を制御したプロセッサ41は、ACT22として購買商品の中に評価対象商品が存在するか否かを確認する。すなわち、リストメモリ421に評価フラグFbが“1”の商品明細データが記述されている場合には、プロセッサ41は、評価対象商品が存在すると認定する。リストメモリ421に評価フラグFbが“1”の商品明細データが記述されていない場合には、プロセッサ41は、評価対象商品が存在しないと認定する。
評価対象商品が存在しない場合、プロセッサ41は、ACT23及びACT24の処理をスキップしてACT25へと進む。プロセッサ41は、ACT25として2品目以降の商品の登録操作が行われたか否か確認する。商品の登録操作が行われていない場合、プロセッサ41は、ACT26として支払いボタンBTdが入力されたか否かを確認する。支払いボタンBTdが入力されていない場合、プロセッサ41は、ACT22へと戻る。このように、評価対象商品が存在しない場合には、プロセッサ41は、2品目以降の商品の登録操作が行われるか、支払いボタンBTdが入力されるのを待ち受ける。
これに対し、評価対象商品が存在する場合には、プロセッサ41は、ACT23へと進む。プロセッサ41は、ACT23として評価確認操作が行われたか否かを確認する。評価確認操作は、前述したように、評価マークMbが表示された明細エリアをタッチする操作である。評価確認操作が行われていない場合、プロセッサ41は、前述したACT25へと進む。このように、評価対象商品が存在する場合には、プロセッサ41は、評価確認操作が行われるか、2品目以降の商品の登録操作が行われるか、支払いボタンBTdが入力されるのを待ち受ける。
ACT25及びACT26の待ち受け状態、またはACT23、ACT25及びACT26の待ち受け状態において、2品目以降の商品の登録操作が行われた場合には、プロセッサ41は、図8のACT12へと戻る。そしてプロセッサ41は、ACT12以降の処理を前述したのと同様に実行する。したがって、1品目の購買商品及び2品目以降の購買商品に評価対象商品が含まれていない場合には、プロセッサ41は、ACT25及びACT26の待ち受け状態となる。1品目の購買商品又は2品目以降の購買商品のなかに評価対象商品が含まれている場合には、プロセッサ41は、ACT23、ACT25及びACT26の待ち受け状態となる。
さて、ACT23、ACT25及びACT26の待ち受け状態において、評価確認操作が行われた場合には、プロセッサ41は、ACT24へと進む。プロセッサ41は、ACT24として評価確認処理を実行する。
図10及び図11は、評価確認処理の手順を具体的に示す流れ図である。評価確認処理に入ると、プロセッサ41は、図41のACT41として評価要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、評価要求コマンドを無線送信する。評価要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。評価要求コマンドには、評価確認操作が行われた明細エリアに表示されている商品の商品コード、すなわち評価商品コードが含まれる。また、評価要求コマンドには、会員IDも含まれる。以下では、評価商品コードで識別される商品を評価確認商品と称する。評価要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、評価要求処理が実行される。
図15は、評価要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して評価要求コマンドを受信すると、評価要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT131として評価要求コマンドから評価商品コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT132として当該評価商品コードで識別される評価確認商品のお勧め度を決定する。すなわちプロセッサ111は、評価データファイル16から評価商品コードを含む評価データ161を取得する。そしてプロセッサ111は、この評価データ161の評価情報で最も点数が高い評価の段階をお勧め度とする。例えば、評価A、評価B、評価C、評価D及び評価Eの点数Va、点数Vb、点数Vc、点数Vd及び点数Veを比較し、点数Vaが最大値である場合には、評価Aをお勧め度とする。因みに、最大値の点数が複数存在する場合には、評価が高い方をお勧め度とする。あるいは、評価が低い方をお勧め度としてもよい。お勧め度の決定方法は、これに限らない。
評価確認商品のお勧め度を決定し終えると、プロセッサ111は、ACT133として評価データ161からユーザレビューを取得する。次いでプロセッサ111は、ACT134として評価確認商品に類似商品があるか否かを確認する。すなわちプロセッサ111は、商品データファイル15から評価商品コードを含む商品データを取得する。そしてプロセッサ111は、この商品データの類似商品件数kを取得する。類似商品件数kが“0”の場合、プロセッサ111は、類似商品無しと判定する。類似商品件数kが“1”以上の場合には、プロセッサ111は、類似商品有りと判定する。
類似商品有りと判定した場合、プロセッサ111は、ACT135へと進む。プロセッサ111は、ACT135として評価商品コードを含む商品データから類似商品件数k分の類似商品コードを取得する。またプロセッサ111は、ACT136として商品データファイル15から類似商品コードを含む商品データをすべて取得し、その商品データから商品名、価格、商品画像等の類似商品情報を取得する。価格は、類似商品が特売品、すなわち特売フラグFaが“1”の場合には特売価格である。類似商品が非特売品、すなわち特売フラグFaが“0”の場合には標準価格である。
ACT135及びACT136の処理を終えるか、ACT134において類似商品無しと判定すると、プロセッサ111は、ACT137へと進む。プロセッサ111は、ACT137として評価要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、評価確認商品のお勧め度とユーザレビューとが含まれる。また、評価確認商品に類似商品が含まれる場合には、類似商品情報も含まれる。以上で、プロセッサ111は、評価要求コマンドを受信したときの情報処理を終了する。
図10の説明に戻る。
評価要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT42として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT43へと進む。プロセッサ41は、ACT43として出力手段413としての機能により、許諾応答コマンドに含まれるデータを基に、タッチパネル44に評価画面SCc(図23を参照)を表示させる。評価画面SCcは、登録画面SCbの上に重ねられるポップアップ画面として表示される。評価画面SCcは、登録画面SCbに代えて表示されてもよい。
図23は、評価画面SCcの一表示例を示す模式図である。図示するように評価画面SCcは、評価確認商品に係る情報として、商品名61と商品画像62とお勧め度63とユーザレビュー64とを配置する。お勧め度63は、星の数で表す。具体的には、評価Aに相当するお勧め度を星5つ、評価Bに相当するお勧め度を星4つ、評価Cに相当するお勧め度を星3つ、評価Dに相当するお勧め度を星2つ、評価Eに相当するお勧め度を星1つで表す。評価画面SCcにおいてはお勧め度の星が3つなので、購買者は、商品AAAAAに対する他者の評価が評価Cであることを知り得る。ユーザレビュー64に関しては、購買者は、評価画面SCcを上にスクロールすることによって全てのユーザレビュー64を閲覧することができる。
また、評価確認商品に類似商品が含まれる場合、評価画面SCcは、類似商品の画像65を配置する。評価画面SCcにおいては、商品AAAAAの類似商品として3つの商品の画像65を配置している。購買者は、画像65から評価確認商品には3つの類似商品があることを知り得る。
評価画面SCcは、比較ボタンBTeと終了ボタンBTfとを含む。ただし、評価確認商品に類似商品が含まれていない場合には、比較ボタンBTeは配置されない。あるいは、比較ボタンBTeはグレーアウトにより無効化されている。
評価画面SCcを確認し終えた購買者は、終了ボタンBTfにタッチする。評価確認商品と類似商品とを比較したい購買者は、比較ボタンBTeにタッチする。このとき購買者は、評価確認商品と比較したい類似商品を選択してもよい。選択は、類似商品の画像65に付されたチェックボックスにチェックを入れる、あるいは、チェックボックスにはデフォルトでチェックが入っており、比較しない類似商品のチェックを外す、という操作でよい。選択は、単に類似商品の画像65にタッチする、という操作であってもよい。
図10の説明に戻る。
評価画面SCcの表示を制御したプロセッサ41は、ACT44として終了ボタンBTfが入力されるか、ACT45として比較ボタンBTeが入力されるのを待ち受ける。終了ボタンBTfが入力された場合には、プロセッサ41は、ACT46へと進む。プロセッサ41は、ACT46として評価画面SCcを消去して、タッチパネル44の画面を評価確認処理に入る直前の登録画面SCbに戻す。そしてプロセッサ41は、図9のACT22、ACT25及びACT26の待ち受け状態に戻る。
ACT44及びACT45の待ち受け状態において、比較ボタンBTeが入力された場合には、プロセッサ41は、ACT47へと進む。プロセッサ41は、ACT47として比較要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、比較要求コマンドを無線送信する。比較要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。比較要求コマンドには、比較対象として選択された類似商品の商品コードが含まれる。また、比較要求コマンドには、会員IDも含まれる。以下では、比較対象として選択された類似商品を比較類似商品と称する。また、比較類似商品の商品コードを比較商品コードと称する。比較要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、比較要求処理が実行される。
図16は、比較要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して比較要求コマンドを受信すると、比較要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT141として比較要求コマンドから比較商品コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT142として当該比較商品コードで識別される比較類似商品のお勧め度を決定する。お勧め度は、評価確認商品と同様な手法で決定される。
比較確認商品のお勧め度を決定し終えると、プロセッサ111は、ACT143へと進む。プロセッサ143は、ACT143として比較要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、比較確認商品のお勧め度が含まれる。以上で、プロセッサ111は、比較要求コマンドを受信したときの情報処理を終了する。
図10の説明に戻る。
比較要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT48として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT49へと進む。プロセッサ41は、ACT49として許諾応答コマンドに含まれるデータを基に、タッチパネル44に比較画面SCd(図24を参照)を表示させる。比較画面SCdは、登録画面SCb又は評価画面SCcの上に重ねられるポップアップ画面として表示される。比較画面SCdは、登録画面SCb又は評価画面SCcに代えて表示されてもよい。
図24は、比較画面SCdの一表示例を示す模式図である。図示するように比較画面SCdは、評価確認商品の明細エリアARcと比較類似商品の明細エリアARdとを区分する。また比較画面SCdは、終了ボタンBThを配置する。明細エリアARcには、評価確認商品の商品名、価格、お勧め度及び商品画像が表示される。評価確認商品が特売品である場合、特売品マークMaが表示されてもよい。明細エリアARdには、比較類似商品の商品名、価格、お勧め度及び商品画像が表示される。比較類似商品が特売品である場合、特売品マークMaが表示されてもよい。因みに、図24は、評価確認商品「商品AAAAA」と、2つの比較類似商品「商品BBBBB」及び「商品CCCCC」の各種情報を対比した比較画面SCdを例示している。
比較類似商品の明細エリアARdには、入替ボタンBTgが配置される。評価確認商品に代えて比較類似商品を購入する購買者は、その比較類似商品の明細エリアARdに配置された入替ボタンBTgにタッチする。評価確認商品を比較類似商品に入れ替えない購買者、あるいは評価確認商品とは別に比較類似商品も購入したい購買者は、終了ボタンBThにタッチする。明細エリアARc、ARdは、さらに商品の説明文を含んでも良い。また、明細エリアARc、ARdの所定の位置がタッチされた場合、ユーザレビューの一覧を表示するとしても良い。
図10の説明に戻る。
比較画面SCdの表示を制御したプロセッサ41は、ACT50として終了ボタンBThが入力されるか、ACT51として宣言手段414としての機能により、入替ボタンBTgが入力されるのを待ち受ける。終了ボタンBThが入力された場合には、プロセッサ41は、ACT52へと進む。プロセッサ41は、ACT52として比較画面SCdを消去して、タッチパネル44の画面を評価確認処理に入る直前の登録画面SCbに戻す。そしてプロセッサ41は、図9のACT22、ACT25及びACT26の待ち受け状態に戻る。
ACT50及びACT51の待ち受け状態において、入替ボタンBTgが入力された場合には、プロセッサ41は、ACT53へと進む。プロセッサ41は、ACT53として第1コードメモリ423に評価確認商品に代えて購入する比較類似商品の商品コードをセットし、第2コードメモリ424に評価確認商品の商品コードをセットする。その後、プロセッサ41は、ACT54としてタッチパネル44の画面を評価確認処理に入る直前の登録画面SCbに戻す。そしてプロセッサ41は、図11のACT61へと進む。
プロセッサ41は、ACT61として商品の登録操作が行われるのを待ち受ける。そして商品の登録操作が行われると、プロセッサ41は、ACT62へと進む。プロセッサ41は、ACT62として登録操作によって入力された商品コードが第1コードメモリ423で記憶している商品コードと一致しているか否かを確認する。
入替ボタンBTgを操作した購買者が、評価確認商品に代えて購入する比較類似商品の登録操作をした場合には、商品コードが一致する。これに対し、購買者が比較類似商品以外の商品を登録操作した場合には、商品コードか一致しない。
ACT62において商品コードが一致する場合、プロセッサ41は、ACT63へと進む。プロセッサ41は、ACT63として入替要求手段415により、取消要求を行うように無線ユニット46を制御する。またプロセッサ41は、ACT64として登録要求を行うように無線ユニット46を制御する。これらの制御により、無線ユニット46は、先ず、取消要求コマンドを無線送信する。取消要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。取消要求コマンドには、第2コードメモリ424に記憶されている商品コード、つまりは評価確認商品の商品コードが含まれる。また、取消要求コマンドには、会員IDも含まれる。次いで、無線ユニット46は、登録要求コマンドを無線送信する。登録要求コマンドも取消要求コマンドと同様に、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。登録要求コマンドには、第1コードメモリ423に記憶されている商品コード、つまりは比較類似商品の商品コードが含まれる。取消要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、取消要求処理が実行される。
図17は、取消要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して取消要求コマンドを受信すると、取消要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT151として取消要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT152として当該会員IDが保存された対象取引ファイル50を選択する。
プロセッサ111は、ACT153として取消要求コマンドから評価確認商品の商品コードを取得する。以下では、この商品コードを取消商品コードと称する。プロセッサ111は、ACT154として対象取引ファイル50から取消商品コードを含む商品明細データを削除する。そしてプロセッサ111は、明細データ数nを“1”だけ減算し、合計点数と合計金額を再計算する。
プロセッサ111は、ACT155として登録要求コマンドを待ち受ける。前述したように登録支援サーバ11においては、第2コードメモリ424に記憶された商品コードを含む取消要求コマンドを受信した後には、第1コードメモリ423に記憶された商品コードを含む登録要求コマンドを受信する。登録要求コマンドを受信すると、プロセッサ111は、ACT156へと進む。プロセッサ111は、ACT156として登録要求コマンドから比較類似商品の商品コードを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT157として商品データファイル15を検索して、当該商品コードを含む商品データを検出する。プロセッサ111は、ACT158として商品データを基に商品明細データを作成し、対象取引ファイル50に保存する。このときプロセッサ111は、対象取引ファイル50の明細データ数nを“1”だけ加算し、合計点数及び合計金額を再計算する。
ACT158の処理を終えると、プロセッサ111は、ACT159として取消要求コマンド送信元の情報端末40に許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、対象取引ファイル50に保存されている明細データ数n個分の商品明細データと合計点数と合計金額とが含まれる。以上で、プロセッサ111は、取消要求コマンドを受信したときの情報処理を終了する。
図11の説明に戻る。
取消要求コマンド及び登録要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT65として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT66へと進む。プロセッサ41は、ACT66として許諾応答コマンドに含まれる明細データ数n個分の商品明細データをリストメモリ421に記述する。またプロセッサ41は、ACT67として許諾応答コマンドに含まれる合計点数と合計金額を合計メモリ422に記述する。その後、プロセッサ41は、ACT68として登録画面SCbを更新したならば、図9のACT22、ACT25及びACT26の待ち受け状態に戻る。
因みに、ACT66、ACT67及びACT68の処理は、前述したACT14、ACT15及びACT21の処理と同様である。したがって、更新後の登録画面SCbにおいては、評価確認商品の明細データが削除され、新たに比較類似商品の明細データが表示される。このとき、比較類似商品が特売品である場合には、特売品マークMaが表示される。また、比較類似商品が評価対象商品の場合には、評価マークMbが表示される。したがって、この評価マークMbが表示された明細エリアにタッチすると、今度は、比較類似商品を評価確認商品とする評価画面SCcがタッチパネル44に表示されることとなる。
図9のACT22、ACT25及びACT26の待ち受け状態又はACT25及びACT26の待ち受け状態において、支払いボタンBTdが入力された場合には、プロセッサ41は、ACT27へと進む。プロセッサ41は、ACT27として決済要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、決済要求コマンドを無線送信する。決済要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。決済要求コマンドには、会員IDが含まれる。決済要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、決済要求処理が実行される。
図18は、決済要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して決済要求コマンドを受信すると、決済要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT161として決済要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT162として当該会員IDが保存された対象取引ファイル50を選択する。
プロセッサ111は、ACT163として対象取引ファイル50に保存されている商品明細データの中に、評価対象商品の商品明細データが存在するか否かを確認する。評価フラグFbが“1”の商品明細データは、評価対象商品の商品明細データである。評価対象商品の商品明細データが存在する場合、プロセッサ111は、ACT164へと進む。プロセッサ111は、ACT164として、ACT161で取得した会員IDを含む会員データの評価待ちリストに評価対象商品の評価待ちデータが存在するか否かを確認する。評価待ちデータが存在しない場合、プロセッサ111は、ACT165として同会員データの評価待ちリストに評価対象商品の商品コードと商品名とを含む評価待ちデータを追加する。評価待ちデータが存在する場合には、プロセッサ111は、ACT164の処理をスキップする。
ACT164の処理を終えるかスキップすると、プロセッサ111は、ACT166へと進む。また、ACT163において評価対象商品の商品明細データが存在しない場合も、プロセッサ111は、ACT166へと進む。プロセッサ111は、ACT166として一意の会計コードを作成する。そしてプロセッサ111は、ACT167としてその会計コードを対象取引ファイル50に保存する。その後、プロセッサ111は、ACT168として決済要求コマンド送信元の情報端末40に対し、許諾応答コマンドを送信する。許諾応答コマンドには、会計コードが含まれる。
図9の説明に戻る。
決済要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT30として許諾応答コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して許諾応答コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT29へと進む。プロセッサ41は、ACT29としてタッチパネル44の画面を会計画面SCe(図25を参照)とする。
図25は、会計画面SCeの一表示例を示す模式図である。図示するように、会計画面SCeには、許諾応答コマンドに含まれていた会計コードがバーコードBCとなって表示される。また、戻るボタンBTjが配置される。
会計画面SCjを確認した客は、専用会計機24のスキャナで会計画面SCjのバーコードBCをスキャンする。そうすると、専用会計機24から登録支援サーバ11に対して決済コマンドが送信される。決済コマンドには、バーコードBCのデータ、つまりは会計コードが含まれる。
決済コマンドを受信した登録支援サーバ11のプロセッサ111は、決済コマンドから会計コードを取得する。そしてプロセッサ111は、当該会計コードが保存された取引ファイル50のデータを決済コマンド送信元の専用会計機24へと送信する。これにより、専用会計機24のディスプレイに取引の内容が表示されるので、客は、内容を確認後、代金を支払う。そして、代金の支払いが完了すると、専用会計機24から登録支援サーバへと決済完了コマンドが送信される。
取引ファイル50のデータを専用会計機24へと送信したプロセッサ111は、決済完了コマンドを待ち受ける。決済完了コマンドを受信すると、プロセッサ111は取引ファイル50の会員IDが設定された情報端末40に対し、決済終了コマンドを送信する。
図9の説明に戻る。
会計画面SCeを表示した情報端末40のプロセッサ41は、ACT30として決済終了コマンドを待ち受ける。無線ユニット46を介して決済終了コマンドを受信すると、プロセッサ41は、ACT31へと進む。プロセッサ41は、ACT41として評価待ち要求を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、評価待ち要求コマンドを無線送信する。評価待ち要求コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。評価待ち要求コマンドには、会員IDが含まれる。評価待ち要求コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、評価待ち要求処理が実行される。
図19は、評価待ち要求処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して評価待ち要求コマンドを受信すると、評価待ち要求処理を開始する。プロセッサ111は、ACT171として評価待ち要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ111は、ACT172として当該会員IDを含む会員データの評価待ちリストを検索する。プロセッサ111は、ACT173として評価待ちリストに評価待ちデータ、つまりは評価待ち商品の商品コードと商品名とを含むデータが保存されているか否かを確認する。評価待ちデータが1つの保存されていない場合、プロセッサ111は、ACT174へと進む。プロセッサ111は、ACT174として評価待ち要求コマンド送信元の情報端末40に対し、評価待ち商品の件数が0件であることを示す応答コマンドを送信する。これに対し、評価待ちリストに評価待ちデータが保存されている場合には、プロセッサ111は、ACT175へと進む。プロセッサ111は、ACT175として評価待ち要求コマンド送信元の情報端末40に対し、その評価待ちデータを含む応答コマンドを送信する。
図9の説明に戻る。
評価待ち要求コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT32として応答コマンドを待ち受ける。この待ち受け状態において、評価待ち商品の件数が0件であることを示す応答コマンドを受信した場合には、プロセッサ41は、ACT32においてNOと判定し、図8のACT2へと戻る。これに対し、評価待ちデータを含む応答コマンドを受信した場合には、プロセッサ41は、ACT32においてYESと判定し、ACT33へと進む。プロセッサ41は、ACT33として評価待ちリスト432のデータを応答コマンドに含まれる評価待ちデータに更新する。その後、プロセッサ41は、図8のACT2へと戻る。そして以後、プロセッサ41は、ACT2以降の処理を前出したのと同様に実行する。
したがって、評価待ちデータを含む応答コマンドを受信した場合には、タッチパネル44の画面が第2のトップ画面SCaとなる。そこで、評価待ち商品の評価を行うことを決めた購買者は、評価ボタンBTaにタッチする。
評価ボタンBTaが入力されると、情報端末40のプロセッサ41は、図8のACT6においてYESと判定し、図12のACT71へと進む。プロセッサ41は、ACT71として評価待ちリストから評価待ちデータを取得する。そしてプロセッサ41は、ACT72として評価受付手段416としての機能により、評価待ちデータを基にタッチパネル44の画面を評価入力画面SCf(図26を参照)とする。
図26は、評価入力画面SCfの一表示例を示す模式図である。図示するように、評価入力画面SCfは、評価待ちデータの商品コードで識別される評価対象商品の商品名71と、評価入力部72と、ユーザレビュー入力部73とを配置する。また、評価入力画面SCfは、送信ボタンBTkと中止ボタンBTmとを配置する。評価入力部72は、購買者が星の数によって評価対象商品の評価(お勧め度)を入力する方式となっている。
評価入力画面SCfを確認した購買者は、評価対象商品についての自らの評価に相応しい星の数を入力する。例えば最高の評価であれば、星5つを入力する。その次の評価であれば星4つを入力する。以後、評価が下がる毎に星の数を減らし、最低の評価の場合には星1つを入力する。また購買者は、ユーザレビューとして投稿すべき事項があれば、ユーザレビュー入力部73にそのコメントを入力する。こうして、評価対象商品の評価を終えると、購買者は、送信ボタンBTkにタッチする。なお、評価を中止する場合には、購買者は、中止ボタンBTmにタッチする。
図12の説明に戻る。
評価入力画面SCfの表示を制御したプロセッサ41は、ACT73として中止ボタンBTmが入力されるか、送信ボタンBTkが入力されるのを待ち受ける。ACT73及びACT74の待ち受け状態において、送信ボタンBTkが入力されたことを検知すると、プロセッサ41は、ACT75へと進む。プロセッサ41は、ACT75として評価送信手段417としての機能により、評価通知を行うように無線ユニット46を制御する。この制御により、無線ユニット46は、評価通知コマンドを無線送信する。評価通知コマンドは、アクセスポイント27で受信され、POSシステム20のルータ26を介して登録支援サーバ11へと送信される。評価通知コマンドには、購買者が評価した評価対象商品の商品コードとその評価情報、詰まれは星の数とユーザレビューのデータとが含まれる。また、評価通知コマンドには、会員IDも含まれる。評価通知コマンドを受信した登録支援サーバ11においては、評価通知処理が実行される。
図20は、評価通知処理の要部手順を示す流れ図である。登録支援サーバ11のプロセッサ111は、通信インターフェース115を介して評価通知コマンドを受信すると、評価通知処理を開始する。プロセッサ111は、ACT181として評価通知コマンドから会員IDを取得する。またプロセッサ111は、ACT182として評価通知コマンドから評価対象商品の商品コードを取得する。さらにプロセッサ111は、ACT183として評価通知コマンドから評価情報を取得する。
プロセッサ111は、ACT184として評価データファイル16を検索し、ACT182の処理で取得した商品コードを含む評価データの評価件数を“1”だけ加算する。またプロセッサ111は、ACT185として同評価データの評価情報を更新する。すなわち、ACT183の処理で取得した評価情報が例えば評価Aの場合には、プロセッサ111は、点数Vaに1点を加算する。例えば評価Bの場合には、プロセッサ111は、点数Vbに1点を加算する。評価C、評価D、評価Eの場合も同様である。
プロセッサ111は、ACT186として評価通知コマンドにユーザレビューが含まれているか否かを確認する。ユーザレビューが含まれていない場合、プロセッサ111は、ACT187へと進む。プロセッサ111は、ACT187として会員データファイル14を検索し、ACT181の処理で取得した会員IDを含む会員データのサービスポイントに規定ポイントPを加算する。これに対し、ユーザレビューが含まれている場合には、プロセッサ111は、ACT188へと進む。プロセッサ111は、ACT188として評価データファイル16を検索し、ACT182の処理で取得した商品コードを含む評価データにユーザレビューを追加する。またプロセッサ111は、ACT189として会員データファイル14を検索し、ACT181の処理で取得した会員IDを含む会員データのサービスポイントに規定ポイントPの2倍のポイント2Pを加算する。
ACT187又はACT189の処理を終えると、プロセッサ111は、ACT190へと進む。プロセッサ111は、ACT189として会員データファイル14を検索し、ACT181の処理で取得した会員IDを含む会員データから、ACT182の処理で取得した商品コードの評価待ちデータを削除する。またプロセッサ111は、ACT191として同会員データの評価回数を“1”だけ加算する。以上で、プロセッサ111は、評価通知処理を終了する。
図12説明に戻る。
評価通知コマンドの送信を制御したプロセッサ41は、ACT76として評価待ちリスト432に存在する全ての評価待ちデータについて処理したか否かを確認する。評価待ちリスト432に未処理の評価待ちデータが残っている場合、プロセッサ41は、ACT71へと戻る。プロセッサ41は、未処理の評価待ちデータを取得して、ACT72以降の処理を前述したのと同様に実行する。
これに対し、評価待ちリスト432に存在する全ての評価待ちデータについて処理を終えた場合には、プロセッサ41は、ACT77へと進む。また、ACT73及びACT74の待ち受け状態において、中止ボタンBTmが入力された場合も、プロセッサ41は、ACT77へと進む。プロセッサ41は、ACT77として評価入力画面SCfを消去する。その後、プロセッサ41は、図8のACT2へと戻る。
[セルフ商品登録システムの効果説明]
以上の動作説明から明らかなように、セルフ商品登録システム100によれば、情報端末40のユーザである購買者は、売場で商品を購入する際に、その商品に対して他の購買者が行った評価を容易に確認することができる。したがって、セルフ商品登録システム100の優位性が高められるので、情報端末40のユーザである会員を増やすことができる。
また購買者は、購入しようとする商品に対して他の購買者が行った評価と、その商品に類似する商品に対して他の購買者が行った評価とを比較することができる。そして、その比較の結果、購買商品に代えて類似商品を購入する場合には、比較画面SCdの入替ボタンBTgにタッチし、類似商品の商品コードを登録操作するだけでよい。すなわち、購買商品の登録を取り消すための格別な操作をする必要がない。したがって購買者は、簡単な操作により、購買商品に代えて類似商品を購入することができる。
ところで、情報端末40のユーザである購買者が購入した商品の中に評価対象商品が含まれている場合、その情報端末40のトップ画面SCaに評価ボタンBTaが表示される。そして、購買者が評価ボタンBTaにタッチすると、タッチパネル44の画面が評価対象商品の評価入力画面SCfへと遷移する。購買者は、評価入力画面SCfから評価対象商品を評価したり、ユーザレビューを投稿したりできる。したがって、購買者が負担に感じることなく評価対象商品の評価を購買者から収集することができる。その上、評価を行った購買者に対してはサービスポイントが付与されるので、多くの購買者が評価を行うことが見込まれる。また、ユーザレビューを投稿することで付与されるサービスポイントが2倍になるので、ユーザレビューを数多く集められることが期待される。
[他の実施形態]
前記実施形態では、評価対象商品を購入した購買者がその商品の評価を行う場合を例示した。他の実施形態では、購買商品を販売する販売員が当該購買商品に対して評価を行う場合を例示する。
図27は、他の実施形態において、評価データファイル16に保存される評価データ162の要部構成を示す模式図である。前記実施形態の評価データ161では、ユーザレビューのコメントに、投稿した購買者の会員IDとその購買者の評価とが付加されていた。他の実施形態の評価データ162では、ユーザレビューのコメントに、投稿した販売員を個々に識別するための販売員IDとその販売員の評価とが付加される。このように、ユーザレビューのコメントに販売員IDと評価とを付加することによって、評価対象商品を評価した販売員とその販売員による評価の情報とを特定することができる。なお、販売員は、評価対象商品を評価する際にはユーザレビューを投稿することを必須とする。
図28は、他の実施形態において、情報端末40のタッチパネル44に表示される評価画面SCgの一例を示す模式図である。評価画面SCgが前記実施形態の評価画面SCcと異なる点は、評価者ボタンBTnが追加された点である。評価画面SCcを確認した購買者は、評価対象商品の評価を行った販売員の情報を知りたい場合、評価者ボタンBTnにタッチする。そうすると、タッチパネル44の画面が評価者リスト画面SCh(図29を参照)に遷移する。
図29は、評価者リスト画面SChの一表示例を示す模式図である。図示するように評価者リスト画面SChは、販売員別に明細エリアAReを配置する。また評価者リスト画面SChは、終了ボタンBThを配置する。明細エリアAReには、評価対象商品を評価した販売員の氏名とその販売員の評価を示す星の数とが表示される。評価者リスト画面SChを確認した購買者は、終了ボタンBThにタッチする。終了ボタンBThにタッチすることで、タッチパネル44の画面は、評価画面SCgに戻る。明細エリアAReは、さらに販売員によるテキストのレビューを表示しても良い。
他の実施形態によれば、購買者は、売場で商品を購入する際に、その商品に対して販売員が行った評価を、情報端末40を用いて容易に確認することができる。一般に、販売員による商品の評価は、購買者にとって信頼性の高いものであると言える。したがって、同一品目の中から購入しようとする商品を選択する上で非常に有益なデータとなり得るので、情報端末40のユーザがさらに増えることが見込まれる。すなわち、セルフ商品登録システムの優位性をより一層高められるようになる。
因みに、さらに他の実施形態として、評価者リスト画面SChにおいて、明細エリアAReを選択すると、その明細エリアAReが評価した他の商品の評価情報をタッチパネル44で見られるようにする。そうすることにより、購買者は、信頼する販売員の評価が高い商品を容易に知り得るので、販売の促進につながることが期待される。
また、登録支援サーバ11は、購買者による評価データ161を保存した第1の評価データファイル16と、販売員による評価データ162を保存した第2の評価データファイル16とを備える。そして、情報端末40のタッチパネル44に表示される評価画面は、購買者による評価と販売員による評価とを区別して表示する。このような構成を採用することにより、購買者は、他の購買者による評価と販売員による評価とを合わせて確認できるので、より一層、セルフ商品登録システムの優位性を高めることができる。
[変形例]
前記実施形態において、登録支援サーバ11は、図15を用いて説明した評価要求処理において類似商品のお勧め度を決定し、許諾応答コマンドに含めるようにしてもよい。そうすることにより、情報端末40においては、図10を用いて説明した情報処理のACT47及びACT48の処理を省略することができる。すなわち、評価画面SCcの比較ボタンBTeが入力された場合に、プロセッサ41は、比較要求を行うことなく比較画面SCdを表示することができる。したがって、登録支援サーバ11においては、図16を用いて説明した比較要求処理が不要となる。
前記実施形態では、情報端末40のユーザが評価対象商品の購買者である場合に、情報端末40を用いて評価対象商品の評価を行う場合を例示した。評価対象商品を評価できる購買者は、情報端末40のユーザに限定されない。情報端末40のユーザ以外の購買者からも評価を受ける場合には、例えば評価対象商品を購入した購買者に対してアンケート用紙を配布する。そして、購買者による評価を紙媒体であるいはインターネット等を通じて回収するようにすればよい。また、購買者のメールアドレスがわかっている場合には、メールを利用して評価のアンケートを取るようにしてもよい。そうすることにより、購買者が所有するスマートフォンを情報端末40として利用するセルフ商品登録システムだけでなく、店舗が用意したカート端末を利用するセルフ商品登録システムにも適用することができる。
前記実施形態において、登録支援サーバ11が有した機能を別のサーバ、例えば店舗サーバ21が有してもよい。前記実施形態のようにクラウド上のサーバである登録支援サーバ11が必要な機能を備えることにより、複数の店舗で評価対象商品を購入した購買者の評価をまとめて管理できる利点がある。その一方で、店舗サーバ21が必要な機能を備えた場合には、一店舗に特化して評価対象商品を購入した購買者の評価を管理できる利点がある。
評価画面SCc又は比較画面SCdにおいて、評価の示し方は、星の数に限定されないのは言うまでもない。例えば評価A~Eの点数を棒グラフ、円グラフ等のグラフで示してもよいし、点数をそのまま表示させて評価を示してもよい。また、評価画面SCc又は比較画面SCdにおいて、評価対象商品あるいは比較類似商品を選択すると、その商品の詳細を説明する文章等が表示されるようにしてもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…サーバシステム、11…登録支援サーバ、14…会員データファイル、15…商品データファイル、16…評価データファイル、20…POSシステム、40…情報端末、41…プロセッサ、42…内蔵メモリ、43…外部メモリ、44…タッチパネル、45…カメラ、46…無線ユニット、47…システム伝送路、50…取引ファイル、100…セルフ商品登録システム、411…入力手段、412…登録要求手段、413…出力手段、414…宣言手段、415…入替要求手段、416…評価受付手段、417…評価送信手段、421…リストメモリ、422…合計メモリ、423…第1コードメモリ、424…第2コードメモリ、431…セルフ登録プログラム、432…評価待ちリスト。

Claims (6)

  1. 商品の売場に居る購買者によって操作され、当該購買者が購入しようとする購買商品の売上登録を支援するサーバと通信を行う情報端末であって、
    前記購買商品を識別する識別情報を入力する入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記識別情報で識別される前記購買商品の売上登録を前記サーバに要求する登録要求手段と、
    前記登録要求手段により売上登録を要求した前記購買商品に対して他者による評価情報がある場合に当該評価情報を出力する出力手段と、
    を具備する情報端末。
  2. 前記評価情報は、前記購買商品と類似する類似商品の評価情報を含み、
    前記出力手段は、前記購買商品の評価情報と前記類似商品の評価情報とを比較可能に出力する、請求項1記載の情報端末。
  3. 前記購買商品に代えて前記類似商品を購入対象とする宣言を受け付ける宣言手段と、
    前記宣言の後に前記入力手段により入力された識別情報が前記類似商品の識別情報であるとき、前記購買商品に代えて前記類似商品を売上登録することを前記サーバに要求する入替要求手段と、
    をさらに具備する、請求項2記載の情報端末。
  4. 前記評価情報は、前記購買商品を購入した他の購買者が当該購買商品に対して行った評価の情報であり、
    前記サーバにより売上登録が支援された商品が評価対象商品である場合に前記購買者による当該購買商品に対しての評価情報を受け付ける評価受付手段と、
    前記評価受付手段により受け付けた前記評価情報を前記サーバへと送信する評価送信手段と、
    をさらに具備する請求項1乃至3のうちいずれか一記載の情報端末。
  5. 前記評価情報は、前記購買商品を販売する販売員が当該購買商品に対して行った評価の情報であり、
    前記出力手段は、前記評価情報をその評価を行った販売員を特定する情報とともに出力する、請求項1乃至3のうちいずれか一記載の情報端末。
  6. 商品の売場に居る購買者によって操作され、当該購買者が購入しようとする購買商品の売上登録を支援するサーバと通信を行う情報端末のコンピュータを、
    前記購買商品を識別する識別情報を入力する入力手段、
    前記入力手段により入力された前記識別情報で識別される前記購買商品の売上登録を前記サーバに要求する登録要求手段、及び、
    前記登録要求手段により売上登録を要求した前記購買商品に対して他者による評価情報がある場合に当該評価情報を出力する出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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