JP2023177388A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Ryuta Saito
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Abstract

【課題】ホルダに対して電線を安定して保持可能としたワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、芯線21及び芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22を有する電線20と、電線20が挿通されるパイプ30と、パイプ30の長さ方向の端部の内側に固定される筒状のホルダ40とを備える。ホルダ40の内側には、絶縁被覆22に圧接されることでホルダ40内での電線20の位置を保持する突起47が設けられている。【選択図】図2

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、ワイヤハーネスとしては、電線と、電線が挿通されるパイプと、パイプの長さ方向の端部に固定されるとともに電線を保持する樹脂製のホルダとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。ホルダは、パイプの長さ方向の端部に内嵌される筒状の内嵌部と、内嵌部の周方向の一部から延びる保持片とを備える。ホルダは、保持片が電線と共に粘着テープに巻かれることで、電線を保持する。このようなワイヤハーネスでは、ホルダによってパイプの端部に対する電線の位置が保持される。
特開2015-35915号公報
しかしながら、上記のようなワイヤハーネスでは、粘着テープの粘着力に頼った構成であるため、ホルダに対して電線を保持する力が弱かった。
本開示の目的は、ホルダに対して電線を安定して保持可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、芯線及び前記芯線の外周を被覆する絶縁被覆を有する電線と、前記電線が挿通されるパイプと、前記パイプの長さ方向の端部の内側に固定される筒状のホルダと、を備え、前記ホルダの内側には、前記絶縁被覆に圧接されることで前記ホルダ内での前記電線の位置を保持する突起が設けられている。
本開示のワイヤハーネスによれば、ホルダに対して電線を安定して保持できる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスの一部断面図である。 図3は、一実施形態のワイヤハーネスの一部斜視図である。 図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部分解斜視図である。 図5は、図2の5-5線に沿った断面図である。 図6は、一実施形態のワイヤハーネスの一部拡大断面図である。 図7は、別例のワイヤハーネスの断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]芯線及び前記芯線の外周を被覆する絶縁被覆を有する電線と、前記電線が挿通されるパイプと、前記パイプの長さ方向の端部の内側に固定される筒状のホルダと、を備え、前記ホルダの内側には、前記絶縁被覆に圧接されることで前記ホルダ内での前記電線の位置を保持する突起が設けられている。
同構成によれば、ホルダの突起が絶縁被覆に局部的に圧接されることにより、ホルダに対して電線を安定して保持させることができる。
[2]上記[1]において、前記突起の先端は、前記ホルダを周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされていてもよい。
同構成によれば、突起の先端は、ホルダを周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているため、例えば、角を有する形状と比べて、絶縁被覆を傷つけ難くなる。
[3]上記[1]または[2]において、前記突起は、前記ホルダの長さ方向に並設される複数の突起のうちの1つであってもよい。
同構成によれば、ホルダの長さ方向に並設される複数の突起が絶縁被覆に圧接されることにより、ホルダの長さ方向に対して電線を安定して保持させることができる。
[4]上記[3]において、前記複数の突起は、前記絶縁被覆が前記突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で前記ホルダの長さ方向に並設されていてもよい。
同構成によれば、複数の突起は、絶縁被覆が突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダの長さ方向に並設されているため、突起が絶縁被覆の大きな盛り上がりとホルダの長さ方向に係合することになる。よって、ホルダの長さ方向に対して電線をより安定して保持させることができる。
[5]上記[1]から[4]のいずれか1つにおいて、前記突起は、前記ホルダの周方向に並設される複数の突起のうちの1つであってもよい。
同構成によれば、ホルダの周方向に並設される複数の突起が絶縁被覆に圧接されることにより、ホルダの周方向に対して電線を安定して保持させることができる。
[6]上記[5]において、前記複数の突起は、前記絶縁被覆が前記突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で前記ホルダの周方向に並設されていてもよい。
同構成によれば、複数の突起は、絶縁被覆が突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダの周方向に並設されているため、突起が絶縁被覆の大きな盛り上がりとホルダの周方向に係合することになる。よって、ホルダの周方向に対して電線をより安定して保持させることができる。
[7]上記[5]または[6]において、前記突起の先端は、前記ホルダを長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされていてもよい。
同構成によれば、突起の先端は、ホルダを長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているため、例えば、角を有する形状と比べて、絶縁被覆を傷つけ難くなる。
[8]上記[1]から[4]のいずれか1つにおいて、前記突起は、前記ホルダの周方向の全体に連続して形成されていてもよい。
同構成によれば、突起は、ホルダの周方向の全体に連続して形成されているため、例えば、ホルダの周方向に複数の突起が並設されている場合に比べて、ホルダの周方向に長い範囲で絶縁被覆と係合する。よって、ホルダの長さ方向に対して電線をより安定して保持させることができる。
[9]上記[1]から[8]のいずれか1つにおいて、前記ホルダは、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部と第2構成部とによって構成されていてもよい。
同構成によれば、ホルダは、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部と第2構成部とによって構成されているため、電線の外側から電線を第1構成部と第2構成部とで挟むように組み付けることができる。よって、例えば、組み付け作業が容易となる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「平行」や「直交」は厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。また、本明細書における「円」や「円弧」は厳密に円や円弧の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね円や円弧の場合も含まれる。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の電気機器を電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vの前部に設置されたインバータ11と、そのインバータ11よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの床下等を通るように配索される。例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部が車両Vの床下等の車室外を通るように配索される。
インバータ11は、車両走行の動力源となる図示しない車輪駆動用のモータと接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
図2に示すように、ワイヤハーネス10は、上記電気機器同士を電気的に接続する電線20と、電線20が挿通されるパイプ30と、パイプ30の長さ方向の端部に取り付けられるホルダ40とを備えている。
(電線20の構成)
ワイヤハーネス10は、2本の電線20を有している。電線20の各々は、芯線21と該芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22とを有する。
芯線21としては、例えば、複数の金属素線を撚り合わせてなる撚線や、複数の金属素線が筒状に編み込まれた編組部材を用いることができる。本実施形態の芯線21は撚線である。芯線21の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。なお、図2等では、撚線である芯線21を模式的に図示している。
絶縁被覆22は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料によって構成されている。
(パイプ30の構成)
パイプ30は、長尺の筒状に形成されている。本実施形態のパイプ30は、真円筒状に形成されている。パイプ30は、例えば、電線20の長さ方向の中間部を内部に収容している。パイプ30は、例えば、電線20の外周を周方向全周にわたって覆っている。パイプ30は、例えば、金属パイプや樹脂パイプを用いることができる。金属パイプの材料としては、例えば、アルミニウム系や銅系などの金属材料を用いることができる。樹脂パイプの材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。本実施形態のパイプ30は、金属パイプである。
パイプ30は、例えば、車両Vの床下から上方に向かう部位等で二次元状又は三次元状に屈曲されている。例えば、真っ直ぐな状態のパイプ30の内部に電線20が挿入された状態でパイプ30に曲げ加工が施されている。
図3及び図4に示すように、パイプ30の外周面には、円形の貫通孔31が設けられている。貫通孔31は、パイプ30の長さ方向の端部の近傍位置に設けられている。貫通孔31は、パイプ30の周方向の異なる2つの位置にそれぞれ設けられている。2つの貫通孔31は、パイプ30の周方向に180度間隔で設けられている。
(ホルダ40の構成)
図2及び図4に示すように、ホルダ40は、全体が筒状に形成されている。ホルダ40は、筒状部41と、フランジ部42とを有する。筒状部41は、パイプ30の長さ方向の端部に内嵌されて固定される。筒状部41の外周面は、パイプ30の内周面と対向している。フランジ部42は、筒状部41の長さ方向の第1端部41aに設けられている。フランジ部42は、筒状部41から径方向外側に突出している。フランジ部42は、筒状部41の周方向の一部に設けられている。フランジ部42は、筒状部41がパイプ30に内嵌された状態で、パイプ30の長さ方向の端面と当接する。
図4及び図5に示すように、ホルダ40は、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部44と第2構成部45とによって構成されている。詳しくは、第1構成部44と第2構成部45とは、筒状部41及びフランジ部42が周方向に2分割された形状である。また、第1構成部44及び第2構成部45の周方向の端部同士が、薄肉のヒンジ部46によって繋がれている。すなわち、ホルダ40は、ヒンジ部46を中心として第1構成部44と第2構成部45とを相対回動させることで、開状態とすることが可能とされている。ホルダ40は、開状態から閉状態とされることで、2本の電線20を外側から覆うように、電線20に対して取り付け可能とされている。ホルダ40は、樹脂製である。
図4に示すように、筒状部41は、筒状部41の長さ方向の第2端部41bから第1端部41aに向かって延びるスリット41cを有している。筒状部41は、一対のスリット41cに挟まれた部分に、可撓片41dを有している。可撓片41dは、第2端部41bと反対側の部分を基端として、筒状部41の径方向に撓むことが可能とされている。図5に示すように、可撓片41dは、筒状部41の周方向の異なる2つの位置にそれぞれ設けられている。2つの可撓片41dは、筒状部41の周方向に180度間隔で設けられている。可撓片41dは、第1構成部44における周方向の中央と第2構成部45における周方向の中央とに設けられている。
可撓片41dは、固定凸部41eを有する。固定凸部41eは、筒状部41の径方向外側に突出している。図3及び図5に示すように、固定凸部41eは、筒状部41がパイプ30に内嵌された状態で貫通孔31に嵌まることで、パイプ30からの筒状部41の抜けを抑制する。これにより、ホルダ40は、パイプ30に固定される。
また、図2から図5に示すように、ホルダ40の内側には、複数の突起47が設けられている。突起47は、絶縁被覆22に圧接されることで、ホルダ40内での電線20の位置を保持する。
詳述すると、突起47は、ホルダ40の筒状部41の内周面から径方向内側に突出している。
図2及び図6に示すように、突起47は、ホルダ40の長さ方向に等間隔で並設されている。突起47の先端は、ホルダ40を周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされている。言い換えると、突起47の先端は、ホルダ40の径方向に沿って切った断面形状が、角がない曲線形状とされている。
そして、突起47は、ホルダ40が電線20に対して取り付けられた状態で、絶縁被覆22に圧接されるように設定されている。すなわち、ホルダ40は、2本の電線20を第1構成部44と第2構成部45とで挟むように、両電線20に対して組み付けられる。そして、突起47は、2本の電線20が並んでいる方向から両電線20を挟み込むことで、両電線20の絶縁被覆22と圧接するように設定されている。
また、複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で、ホルダ40の長さ方向に並設されている。詳しくは、絶縁被覆22に突起47が圧接されることで、絶縁被覆22の表面部分が突起47の周囲に逃げつつ、突起47の周囲で盛り上がることになる。ここで、ホルダ40の長さ方向において、突起47同士の間隔が大きすぎると、絶縁被覆22の盛り上がりは繋がらずに、突起47毎の周囲にしか盛り上がりが形成されない。これに対し、本実施形態では、絶縁被覆22の盛り上がりが繋がって1つの大きな盛り上がりとなるように、複数の突起47の間隔が設定されている。
また、図5に示すように、突起47は、ホルダ40の周方向に等間隔で並設されている。突起47の先端は、ホルダ40を長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされている。言い換えると、突起47の先端は、ホルダ40の長さ方向と直交する方向に沿って切った断面形状が、角がない曲線形状とされている。
また、複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で、ホルダ40の周方向に並設されている。詳しくは、絶縁被覆22に突起47が圧接されることで、絶縁被覆22の表面部分が突起47の周囲に逃げつつ、突起47の周囲で盛り上がることになる。ここで、ホルダ40の周方向においても、突起47同士の間隔が大きすぎると、絶縁被覆22の盛り上がりは繋がらずに、突起47毎の周囲にしか盛り上がりが形成されない。これに対し、本実施形態では、絶縁被覆22の盛り上がりが繋がって1つの大きな盛り上がりとなるように、複数の突起47の間隔が設定されている。
上記実施形態の作用について説明する。
電線20は、絶縁被覆22に突起47が圧接されることによって、ホルダ40に保持される。また、ホルダ40は、貫通孔31に嵌まる固定凸部41eによって、パイプ30の長さ方向の端部に固定される。これにより、例えば、パイプ30に曲げ加工が施される際等、電線20に力が加わっても、パイプ30の端部に対する電線20の位置がずれてしまうことが抑制される。また、例えば、パイプ30の端部に対する電線20の擦れが抑制される。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)ホルダ40の内側には、絶縁被覆22に圧接されることでホルダ40内での電線20の位置を保持する突起47が設けられている。よって、ホルダ40の突起47が絶縁被覆22に局部的に圧接されることにより、ホルダ40に対して電線20を安定して保持させることができる。
(2)突起47の先端は、ホルダ40を周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているため、例えば、角を有する形状と比べて、絶縁被覆22を傷つけ難くなる。
(3)複数の突起47が、ホルダ40の長さ方向に並設されている。よって、ホルダ40の長さ方向に並設される複数の突起47が絶縁被覆22に圧接されることにより、ホルダ40の長さ方向に対して電線20を安定して保持させることができる。
(4)複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダ40の長さ方向に並設されているため、突起47が絶縁被覆22の大きな盛り上がりとホルダ40の長さ方向に係合することになる。よって、ホルダ40の長さ方向に対して電線20をより安定して保持させることができる。
(5)複数の突起47が、ホルダ40の周方向に並設されている。よって、ホルダ40の周方向に並設される複数の突起47が絶縁被覆22に圧接されることにより、ホルダ40の周方向に対して電線20を安定して保持させることができる。
(6)複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダ40の周方向に並設されているため、突起47が絶縁被覆22の大きな盛り上がりとホルダ40の周方向に係合することになる。よって、ホルダ40の周方向に対して電線20をより安定して保持させることができる。
(7)突起47の先端は、ホルダ40を長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているため、例えば、角を有する形状と比べて、絶縁被覆22を傷つけ難くなる。
(8)ホルダ40は、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部44と第2構成部45とによって構成されているため、電線20の外側から電線20を第1構成部44と第2構成部45とで挟むように組み付けることができる。よって、例えば、組み付け作業が容易となる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、複数の突起47がホルダ40の周方向に並設されているとしたが、これに限定されず、ホルダ40の周方向の全体に連続して形成されていてもよい。
具体的には、例えば、図7に示すように、突起48は、ホルダ40の周方向の全体に連続して形成されていてもよい。この例の突起48は、ホルダ40の内側において、スリット41cやヒンジ部46を除く部位の全体に形成されている。このようにすると、例えば、ホルダ40の周方向に複数の突起47が並設されている場合に比べて、突起48がホルダ40の周方向に長い範囲で絶縁被覆22と係合する。よって、ホルダ40の長さ方向に対して電線20をより安定して保持させることができる。
・上記実施形態では、突起47の先端は、ホルダ40を周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているとしたが、これに限定されず、角を有する形状としてもよい。
・上記実施形態では、複数の突起47がホルダ40の長さ方向に並設されているとしたが、これに限定されず、ホルダ40の長さ方向に1つのみ設けられていてもよい。
・上記実施形態では、複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダ40の長さ方向に並設されているとしたが、これに限定されない。例えば、突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で2つの盛り上がりとなるように間隔でホルダ40の長さ方向に並設されていてもよい。
・上記実施形態では、複数の突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔でホルダ40の周方向に並設されているとしたが、これに限定されない。例えば、突起47は、絶縁被覆22が突起47同士の間で2つの盛り上がりとなるように間隔でホルダ40の周方向に並設されていてもよい。
・上記実施形態では、突起47の先端は、ホルダ40を長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされているとしたが、これに限定されず、角を有する形状としてもよい。
・上記実施形態では、ホルダ40は、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部44と第2構成部45とによって構成されるとしたが、これに限定されず、分割されていない形状としてもよい。
・上記実施形態では、第1構成部44と第2構成部45とはヒンジ部46によって繋がれているとしたが、これに限定されず、ヒンジ部46を有していない構成としてもよい。すなわち、第1構成部44と第2構成部45とが別体で成形されて、重ね合わされる構成としてもよい。
・上記実施形態では、突起47は、ホルダ40の長さ方向に等間隔で並設されているとしたが、これに限定されず、ホルダ40の長さ方向に不等間隔で並設されていてもよい。
・上記実施形態では、突起47は、ホルダ40の周方向に等間隔で並設されているとしたが、これに限定されず、ホルダ40の周方向に不等間隔で並設されていてもよい。
・上記実施形態では、貫通孔31及び固定凸部41eの各々は、2つ設けられているとしたが、これに限定されず、例えば、1つのみ設けられている構成としてもよいし、3つ以上設けられている構成としてもよい。また、ホルダ40は、他の構成でパイプ30に対して固定されていてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10は、2本の電線20を有しているとしたが、これに限定されず、電線20を1本や3本以上有している構成としてもよい。
・上記実施形態では、パイプ30は、真円筒状に形成されているとしたが、これに限定されず、例えば、4角筒状や楕円形状等に形成されていてもよい。また、パイプ30の形状に応じて、ホルダ40の形状も変更してもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10は、インバータ11と高圧バッテリ12とを電気的に接続するものとしたが、これに限定されず、他の電気機器を電気的に接続するものとしてもよい。
10 ワイヤハーネス
11 インバータ
12 高圧バッテリ
20 電線
21 芯線
22 絶縁被覆
30 パイプ
31 貫通孔
40 ホルダ
41 筒状部
41a 第1端部
41b 第2端部
41c スリット
41d 可撓片
41e 固定凸部
42 フランジ部
44 第1構成部
45 第2構成部
46 ヒンジ部
47 突起
48 突起
V 車両

Claims (9)

  1. 芯線及び前記芯線の外周を被覆する絶縁被覆を有する電線と、
    前記電線が挿通されるパイプと、
    前記パイプの長さ方向の端部の内側に固定される筒状のホルダと、を備え、
    前記ホルダの内側には、前記絶縁被覆に圧接されることで前記ホルダ内での前記電線の位置を保持する突起が設けられている、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記突起の先端は、前記ホルダを周方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされている、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記突起は、前記ホルダの長さ方向に並設される複数の突起のうちの1つである、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記複数の突起は、前記絶縁被覆が前記突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で前記ホルダの長さ方向に並設されている、
    請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記突起は、前記ホルダの周方向に並設される複数の突起のうちの1つである、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記複数の突起は、前記絶縁被覆が前記突起同士の間で1つの盛り上がりとなるような間隔で前記ホルダの周方向に並設されている、
    請求項5に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記突起の先端は、前記ホルダを長さ方向に分割するように切断した断面形状がR形状とされている、
    請求項5に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記突起は、前記ホルダの周方向の全体に連続して形成されている、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記ホルダは、筒状体が周方向に分割された形状の第1構成部と第2構成部とによって構成されている、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
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