JP2023174249A - 重量物の揚重方法および揚重ジャッキシステム - Google Patents

重量物の揚重方法および揚重ジャッキシステム Download PDF

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Abstract

【課題】重量物の揚重作業において油圧ジャッキの状態を遠隔から安全に確認できる重量物の揚重方法を得ること。【解決手段】重量物の揚重方法は、重量物を揚重する複数の油圧ジャッキ10のストローク値を油圧ジャッキ10が備えるセンサ11で検出するステップと、複数の油圧ジャッキ10のストローク値の情報を携帯端末が無線通信により取得するステップと、携帯端末が複数の油圧ジャッキ10のストローク値の情報を表示するステップと、を含む。【選択図】図1

Description

本開示は、複数の油圧ジャッキを用いて重量物の揚重を行う重量物の揚重方法および揚重ジャッキシステムに関する。
従来、電気盤等の重量物の搬送においては、台車およびチルローラーといった搬送装置を利用して重量物を搬送する方法が用いられている。重量物を台車に搭載するためには、重量物を台車の高さ分だけ揚重する必要がある。また、台車に搭載された重量物を台車から荷下ろしするためには、台車に搭載された重量物を台車の高さ分だけ降ろす必要がある。チルローラーを用いる場合においても同様である。
電気盤等の重量物を揚重する場合には、重量物の4点を油圧ジャッキで支持することが多い。この場合、重量物から各ジャッキにかかる荷重差に起因した各ジャッキのジャッキストローク差が大きい場合には、重量物が傾斜し、さらに転倒する可能性がある。
重量物を傾斜させずに揚重する方法としては、各ジャッキにジャッキストローク値を測定するセンサを取り付け、測定された各ジャッキのジャッキストローク値に基づいて各ジャッキの動作速度を自動で制御する方法が知られている。
特許文献1には、複数のジャッキの各ジャッキ間のストローク変位に差が生じた場合に、ストローク変位の一番小さいジャッキを基準にして他のジャッキの出力を低下させ、各ジャッキのストローク変位が均等になるようにすることが開示されている。
特許文献2には、油圧ジャッキに管路を介して連結された中央処理装置で、油圧ポンプに連結された油圧ジャッキに所定量のオイルを供給して油圧ジャッキを動作させることが開示されている。
電気盤等の重量物の重量および寸法は様々であり、一般的に揚重時はジャッキの支持間隔が小さいほど重量物が傾きやすくなる。このため、各ジャッキのジャッキ動作の制御設定値は、重量物および作業環境に合わせて適切に設定することが求められる。
特許第3189675号公報 特開平6-199494号公報
しかしながら、揚重作業中に遠隔でジャッキのジャッキストロークを確認する手段がないと、ジャッキストロークを確認するには作業者が重量物に近づく必要がある。特許文献1または特許文献2に記載の方法で揚重作業を行った場合には、ジャッキの自動制御機能に不具合が出た際に作業者が重量物に近づいて各ジャッキストロークの差を確認すると、大きく傾いて転倒した重量物に作業者が巻き込まれる可能性がある。
そして、電気盤等の重量物の重量および寸法は様々であり、各ジャッキのジャッキ動作の制御設定値は重量物および作業環境に合わせて適切に設定することが求められる。しかしながら、事前にジャッキ支持間隔と重量物の重心位置とに対応した転倒角度計算を行い重量物ごとの適切な制御設定値を把握しておくには予め計画する労力が必要である。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、重量物の揚重作業において油圧ジャッキの状態を遠隔から安全に確認できる重量物の揚重方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる重量物の揚重方法は、重量物を揚重する複数の油圧ジャッキのストローク値を油圧ジャッキが備えるセンサで検出するステップと、複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を携帯端末が無線通信により取得するステップと、携帯端末が複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を表示するステップと、を含む。
本開示によれば、重量物の揚重作業において油圧ジャッキの状態を遠隔から安全に確認できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムを示す模式図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの油圧ジャッキに重量物が載置された状態を示す模式図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムのセンサの機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムのジャッキ通信器の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの油圧ポンプの機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムのポンプ通信器の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の制御装置表示部に表示されたストローク表示時におけるジャッキ操作画面を示す図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の制御装置表示部に表示されたストローク表示時における制御設定画面を示す図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の制御装置表示部に表示された角度表示時におけるジャッキ操作画面を示す図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の制御装置表示部に表示された角度表示時における制御設定画面を示す図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の制御装置表示部に表示される各画面の遷移の概念を示す図 実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステムの制御装置の処理の手順を説明するフローチャート 実施の形態1にかかる制御部のそれぞれの機能をハードウェアで実現した構成を示す図 実施の形態1にかかる制御部のそれぞれの機能をソフトウェアで実現した構成を示す図
以下に、実施の形態にかかる重量物の揚重方法および揚重ジャッキシステムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1を示す模式図である。図2は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の油圧ジャッキ10に重量物2が載置された状態を示す模式図である。図3は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の機能構成を示すブロック図である。実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1は、複数台の油圧ジャッキ10と、センサ11と、ジャッキ通信器12と、油圧ポンプ20と、ポンプ通信器21と、制御装置30と、を備える。
以下、揚重ジャッキシステム1の各構成について説明する。まず、油圧ジャッキ10について説明する。
油圧ジャッキ10は、一般的に重量物2の揚重に使用される汎用の油圧ジャッキが用いられる。油圧ジャッキ10は、重量物2の揚重に必要とされる台数が用いられるが、揚重ジャッキシステム1においては、4台の油圧ジャッキ10が用いられるものとする。油圧ジャッキ10は、センサ11を備えることにより、油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を測定する機能であるジャッキストローク値測定機能を有する。また、油圧ジャッキ10は、ジャッキ通信器12を備えることにより、油圧ポンプ20および制御装置30との間で通信を行う通信機能を有する。
揚重ジャッキシステム1においては、油圧ジャッキ10として、第1油圧ジャッキ10a、第2油圧ジャッキ10b、第3油圧ジャッキ10cおよび第4油圧ジャッキ10dの4台の油圧ジャッキ10が設けられている。揚重ジャッキシステム1より重量物2を揚重する場合には、図2に示すように4台の油圧ジャッキ10の上に重量物2が載置される。
センサ11は、各油圧ジャッキ10に設けられ、油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を測定するセンサである。センサ11には、例えばワイヤ式変位計が用いられる。ワイヤ式変位計は、ワイヤの引出し量を電気信号に変換して伝送するセンサであり、油圧ジャッキ10の本体に設置され、ワイヤの伸び量からジャッキストローク値を検出する。センサ11は、油圧ジャッキ10のジャッキ作業時に、予め決められた周期で油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を測定し、測定結果であるジャッキストローク値をジャッキ通信器12に送信する。センサ11は、ジャッキ通信器12から電源が供給される。
揚重ジャッキシステム1においては、センサ11として、第1油圧ジャッキ10aに設けられた第1センサ11a、第2油圧ジャッキ10bに設けられた第2センサ11b、第3油圧ジャッキ10cに設けられた第3センサ11c、および第4油圧ジャッキ10dに設けられた第4センサ11dの4台のセンサ11が設けられている。
図4は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1のセンサ11の機能構成を示すブロック図である。センサ11は、測定部111と、センサ記憶部112と、センサ制御部113と、を有する。上記のセンサ11の各構成部は、互いに情報の送受信が可能である。
測定部111は、油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を測定する。測定部111は、測定したジャッキストローク値の情報を、センサ制御部113に送信する。センサ記憶部112は、センサ11の制御に用いられる各種の情報および測定部111における測定結果の情報を記憶する。
センサ制御部113は、センサ11全体の動作を制御する。センサ制御部113は、ジャッキ通信器12と互いに情報の送受信が可能である。センサ制御部113は、制御装置30から送信される動作指示情報をジャッキ通信器12を介して受信し、動作指示情報に基づいてセンサ11の動作を制御する。すなわち、センサ制御部113は、動作指示情報に基づいてセンサ11の稼働、停止の動作を制御する。センサ制御部113は、測定部111における測定結果の情報を、ジャッキ通信器12に送信する。センサ制御部113は、測定部111における測定結果の情報を、センサ記憶部112に記憶させる。
ジャッキ通信器12は、各油圧ジャッキ10に設けられ、ポンプ通信器21および制御装置30との間で通信を行う。ジャッキ通信器12は、センサ11で測定されたジャッキストローク値の情報をセンサ11のセンサ制御部113から取得し、当該ジャッキストローク値の情報を、無線通信によりポンプ通信器21および制御装置30に送信する。ジャッキ通信器12は、例えばスマートフォンにより実現される。ジャッキ通信器12にスマートフォンを用いることにより、油圧ポンプ20および制御装置30との間の通信機能が容易に得られ、スマートフォンの画面へのジャッキストローク値のデータの表示機能が得られ、またセンサ11への電源供給機能といった各種の機能が容易に実現可能である。
揚重ジャッキシステム1においては、ジャッキ通信器12として、第1油圧ジャッキ10aに設けられた第1ジャッキ通信器12a、第2油圧ジャッキ10bに設けられた第2ジャッキ通信器12b、第3油圧ジャッキ10cに設けられた第3ジャッキ通信器12c、および第4油圧ジャッキ10dに設けられた第4ジャッキ通信器12dの4台のセンサ11が設けられている。
図5は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1のジャッキ通信器12の機能構成を示すブロック図である。ジャッキ通信器12は、ジャッキ通信器操作部121と、ジャッキ通信器表示部122と、ジャッキ通信器記憶部123と、ジャッキ通信器通信部124と、ジャッキ通信器制御部125と、を有する。上記のジャッキ通信器12の各構成部は、互いに情報の送受信が可能である。
ジャッキ通信器操作部121は、ユーザが要求する設定操作を受け付ける。ジャッキ通信器操作部121は、ユーザからの操作を受け付けると、ユーザの操作に対応した信号を操作信号としてジャッキ通信器制御部125に送信する。
ジャッキ通信器表示部122は、ジャッキストローク値のデータなどの油圧ジャッキ10を含む揚重ジャッキシステム1に関する情報を表示する。ジャッキ通信器表示部122は、ジャッキ通信器制御部125から送信された信号を受信し、当該信号に基づいて各種の情報を表示する。
ジャッキ通信器記憶部123は、ジャッキストローク値のデータなどの油圧ジャッキ10を含む揚重ジャッキシステム1に関する情報を一時的または長期的に記憶する。
ジャッキ通信器通信部124は、制御装置30の後述する制御装置通信部304およびポンプ通信器21の後述するポンプ通信器通信部214との間で通信を行う。ジャッキ通信器通信部124は、ジャッキ通信器12の外部から受信した信号をジャッキ通信器制御部125に送信する。また、ジャッキ通信器通信部124は、ジャッキ通信器制御部125から受信した信号をジャッキ通信器12の外部の装置に送信する。
ジャッキ通信器制御部125は、ジャッキ通信器12全体の動作を制御する。ジャッキ通信器制御部125は、制御装置30またはジャッキ通信器操作部121から送信される操作信号に基づいて、ジャッキ通信器12の制御を行う。
つぎに、油圧ポンプ20について説明する。
油圧ポンプ20は、オイル管路22により4台の油圧ジャッキ10のそれぞれに接続されている。油圧ポンプ20は、不図示の油圧タンクからオイル管路22を介してオイルを油圧ジャッキ10に圧送することにより油圧ジャッキ10を駆動させる。
図6は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の油圧ポンプ20の機能構成を示すブロック図である。油圧ポンプ20は、ポンプ部201と、ポンプ制御部202と、を有する。上記の油圧ポンプ20の各構成部は、互いに情報の送受信が可能である。
ポンプ部201は、ポンプ制御部202の制御に従って、油圧タンクからオイル管路22を介して油圧ジャッキ10にオイルを圧送することにより、油圧ジャッキ10を駆動させる。
ポンプ制御部202は、制御装置30の制御に従って、ポンプ部201を制御する。すなわち、ポンプ制御部202は、制御装置30から送信される制御信号に従って、ポンプ部201を制御する。
ポンプ通信器21は、油圧ポンプ20に設けられ、ジャッキ通信器12および制御装置30との間で通信を行う。ポンプ通信器21は、ポンプ通信器21の外部から受信した信号を油圧ポンプ20に送信する。ポンプ通信器21は、制御装置30から受信した制御信号を油圧ポンプ20に送信する。
図7は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1のポンプ通信器21の機能構成を示すブロック図である。ポンプ通信器21は、ポンプ通信器操作部211と、ポンプ通信器表示部212と、ポンプ通信器記憶部213と、ポンプ通信器通信部214と、ポンプ通信器制御部215と、を有する。上記のポンプ通信器21の各構成部は、互いに情報の送受信が可能である。
ポンプ通信器操作部211は、ユーザが要求する設定操作を受け付ける。ポンプ通信器操作部211は、ユーザからの操作を受け付けると、ユーザの操作に対応した信号を操作信号としてポンプ通信器制御部215に送信する。
ポンプ通信器表示部212は、ジャッキストローク値のデータなどの油圧ジャッキ10を含む揚重ジャッキシステム1に関する情報を表示する。ポンプ通信器表示部212は、ポンプ通信器制御部215から送信された信号を受信し、当該信号に基づいて各種の情報を表示する。
ポンプ通信器記憶部213は、ジャッキストローク値のデータなどの油圧ジャッキ10を含む揚重ジャッキシステム1に関する情報を一時的または長期的に記憶する。
ポンプ通信器通信部214は、制御装置30の後述する制御装置通信部304およびジャッキ通信器12のジャッキ通信器通信部124との間で通信を行う。ポンプ通信器通信部214は、ポンプ通信器21の外部から受信した信号をポンプ通信器制御部215に送信する。また、ポンプ通信器通信部214は、ポンプ通信器制御部215から受信した信号をポンプ通信器21の外部の装置に送信する。
ポンプ通信器制御部215は、ポンプ通信器21全体の動作を制御する。ポンプ通信器制御部215は、制御装置30またはポンプ通信器操作部211から送信される操作信号に基づいて、ポンプ通信器21の制御を行う。
つぎに、制御装置30について説明する。
制御装置30は、ジャッキ操作およびジャッキストロークの確認を行い、揚重ジャッキシステム1による重量物2の揚重あるいは荷下ろしの作業においてジャッキ作業の監視およびジャッキ作業の制御を行う、制御装置である。制御装置30は、作業者が携帯して移動可能な携帯端末であり、油圧ジャッキ10および重量物2から離れた場所から遠隔で、重量物2の揚重あるいは荷下ろしのジャッキ作業の監視およびジャッキ作業の制御を行うことができる。したがって、制御装置30は、揚重ジャッキシステム1による重量物2の揚重あるいは荷下ろしの作業においてジャッキ作業の監視およびジャッキ作業の制御を行う遠隔監視制御装置といえる。
図8は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の機能構成を示すブロック図である。制御装置30は、制御装置操作部301と、制御装置表示部302と、制御装置記憶部303と、制御装置通信部304と、制御装置制御部305と、を有する。上記の制御装置30の各構成部は、互いに情報の送受信が可能である。
制御装置操作部301は、ユーザが要求する設定操作を受け付ける。制御装置操作部301は、ユーザからの操作を受け付けると、ユーザの操作に対応した信号を操作信号として制御装置制御部305に送信する。
制御装置表示部302は、揚重ジャッキシステム1に関する各種の情報を表示する。制御装置表示部302は、ジャッキ操作画面、制御設定画面、ジャッキ操作画面および制御設定画面といった各種の画面を表示する。作業者は、ジャッキ操作画面、制御設定画面、ジャッキ操作画面および制御設定画面において操作を行うことにより、油圧ジャッキ10のジャッキ作業を制御する。制御装置表示部302の形態は特に限定されないが、ここでは、制御装置操作部301と制御装置表示部302とがタッチパネルによって構成されているものとする。タッチパネルにおいて操作された情報は、制御装置制御部305に送信される。
制御装置記憶部303は、揚重ジャッキシステム1に関する情報を一時的または長期的に記憶する。
制御装置通信部304は、ポンプ通信器21のポンプ通信器通信部214およびジャッキ通信器12のジャッキ通信器通信部124との間で通信を行う。制御装置通信部304は、制御装置30の外部から受信した信号を制御装置制御部305に送信する。また、制御装置通信部304は、制御装置制御部305から受信した信号を制御装置30の外部の装置に送信する。
制御装置制御部305は、制御装置30全体の動作を制御する。制御装置制御部305は、揚重ジャッキシステム1の各構成部を制御するための制御信号を対応する構成部に送信することで、当該構成部を制御する。
制御装置制御部305は、以下のような転倒防止制御を行う。制御装置制御部305は、油圧ジャッキ10のジャッキ作業時に、ポンプ通信器21を介してジャッキ通信器12から送信される各油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の情報を、制御装置通信部304を介して受信する。すなわち、制御装置制御部305は、油圧ジャッキ10のジャッキ作業時に、第1油圧ジャッキ10a、第2油圧ジャッキ10b、第3油圧ジャッキ10cおよび第4油圧ジャッキ10dの各々のジャッキストローク値の情報を、ポンプ通信器21を介してジャッキ通信器12から受信する。
制御装置制御部305は、第1油圧ジャッキ10a、第2油圧ジャッキ10b、第3油圧ジャッキ10cおよび第4油圧ジャッキ10dのジャッキストローク値を比較する。そして、制御装置制御部305は、4台の油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の最大値とジャッキストローク値の最小値との差が予め決められた制御設定値以上である場合に、ジャッキストローク値が最大値である油圧ジャッキ10の動作を停止させる制御を、油圧ポンプ20に対して行う。すなわち、制御装置制御部305は、ジャッキストローク値の最大値とジャッキストローク値の最小値との差が予め決められた制御設定値以上である場合に、ジャッキストローク値が最大値である油圧ジャッキ10へのオイルの圧送状態を固定する制御を、油圧ポンプ20に対して行う。
制御装置制御部305は、その後に受信した4台の油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の最大値とジャッキストローク値の最小値との差が予め決められた制御設定値未満となった場合に、停止させていた油圧ジャッキ10を動作させる制御を、油圧ポンプ20に対して行う。
制御装置制御部305は、上記のようにして、4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差が制御設定値未満となるように4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を制御して油圧ジャッキ10を動作させることにより、重量物2を転倒させずに、安全に重量物2を揚重することができる。
図9は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の制御装置表示部302に表示されたストローク表示時におけるジャッキ操作画面を示す図である。図9に示すジャッキ操作画面には、ジャッキ通信器12から受信した各油圧ジャッキ10のジャッキストローク値が表示されるジャッキストローク値表示部30aと、油圧ジャッキ10の番号が表示されて油圧ジャッキ10を選択可能なボタンであるジャッキ選択ボタン30bと、油圧ジャッキ10を動作させる制御を行うためのボタンである運転ボタン30cと、制御設定画面への切替を行うためのボタンである制御設定画面切替ボタン30dと、角度表示画面への切替を行うためのボタンである角度表示画面切替ボタン30eと、が表示される。作業者は、各ボタンをタップすることにより、油圧ジャッキ10を動作させる。
ジャッキ操作画面において運転ボタン30cがタップされている間、制御装置制御部305は、転倒防止制御に従って各油圧ジャッキ10を動作させる転倒防止制御の制御信号を各油圧ジャッキ10に送信する。各油圧ジャッキ10は、制御装置制御部305から送信された転倒防止制御の制御信号を受信すると、当該転倒防止制御の制御信号に従って動作する。また、ジャッキ操作画面では、ジャッキ選択ボタン30bをタップすることにより、各油圧ジャッキ10に対応したボタンを選択した後に運転ボタン30cをタップすることで、転倒防止制御を適用せず油圧ジャッキ10を動作させることも可能である。
図10は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の制御装置表示部302に表示されたストローク表示時における制御設定画面を示す図である。図9のジャッキ操作画面において制御設定画面切替ボタン30dをタップすることで、制御装置表示部302の画面が図10の制御設定画面へ遷移する。
図10に示す制御設定画面には、ジャッキストローク値表示部30aと、ジャッキ選択ボタン30bと、油圧ジャッキ10間の間隔であるジャッキ支持間隔の情報の入力欄であるジャッキ支持間隔入力欄30fと、重量物2の重心位置の情報の入力欄である重心位置入力欄30gと、制御設定値の表示部である制御設定値表示部30hと、角度表示画面切替ボタン30eと、ジャッキ操作画面への切替を行うためのボタンであるジャッキ操作画面切替ボタン30iと、が表示される。
ジャッキ支持間隔は、水平面において隣り合う油圧ジャッキ10間の距離である。具体的に、ジャッキ支持間隔は、水平面において隣り合う油圧ジャッキ10の中心間の距離である。例えば、第1油圧ジャッキ10a、第2油圧ジャッキ10b、第3油圧ジャッキ10cおよび第4油圧ジャッキ10dの各油圧ジャッキ10の3次元配置の座標が、第1油圧ジャッキ10a:(0,0,0)、第2油圧ジャッキ10b:(x,0,0)、第3油圧ジャッキ10c:(0,y,0)、第4油圧ジャッキ10d:(x,y,0)であると想定する。この場合、第1油圧ジャッキ10aの位置を基準位置とすると、第1油圧ジャッキ10aと第2油圧ジャッキ10bとの間の水平距離がxとなる。また、第1油圧ジャッキ10aと第3油圧ジャッキ10cとの間の水平距離がyとなる。また、各油圧ジャッキ10のz軸上での位置は、第1油圧ジャッキ10a=第2油圧ジャッキ10b=第3油圧ジャッキ10c=第4油圧ジャッキ10dとなる。
制御設定値は、水平方向において、重量物2の重心が、油圧ジャッキ10が重量物2を支えている支点を超える場合の、4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差の値を算出し、当該差の値に予め決められた安全率を乗じた値である。水平方向において、重量物2の重心が、油圧ジャッキ10が重量物2を支えている支点を超える場合は、重量物2が転倒する場合である。すなわち、制御設定値は、重量物2を転倒させずに、安全に重量物2を揚重するための4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差の閾値である。
図10に示す制御設定画面において、ジャッキ支持間隔の情報がジャッキ支持間隔入力欄30fに入力され、重量物2の重心位置の情報が重心位置入力欄30gに入力されると、制御装置制御部305は、制御設定値を算出して記憶し、また算出した制御設定値を制御設定値表示部30hに表示させる。
制御設定値の算出について説明する。ジャッキ支持間隔の情報がジャッキ支持間隔入力欄30fに入力され、重量物2の重心位置の情報が重心位置入力欄30gに入力されると、制御装置制御部305は、水平方向において、重量物2の重心が、油圧ジャッキ10が重量物2を支えている支点を超える場合の、4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差の値を算出し、当該差の値に予め決められた安全率を乗じた値を制御設定値として算出する。
制御装置制御部305は、4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差が制御設定値を超えないように4つの油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を制御して油圧ジャッキ10を動作させることにより、重量物2を転倒させずに、安全に重量物2を揚重することができる。すなわち、制御装置制御部305は、複数の油圧ジャッキ10の支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、重量物2の重心位置の情報とに基づいて、重量物2が転倒する場合の複数の油圧ジャッキ10のジャッキストロークの差を算出し、複数の油圧ジャッキ10のジャッキストロークの差を、重量物2が転倒する場合の複数の油圧ジャッキ10のジャッキストロークの差未満とするように、複数の油圧ジャッキ10を動作させる。
また、図10のジャッキ支持間隔入力欄30fにおいては、「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔が入力されている。座標をX軸、Y軸、Z軸の3次元座標で考える。X軸およびY軸は水平方向において直交する方向である。Z軸は、XY平面に垂直な方向である。このとき、4つの油圧ジャッキ10において、XY平面において「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔が存在している。この場合、XY平面における「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔の方向のそれぞれの方向において制御設定値が算出され、より安全な値である、より小さい値が、制御設定値として決定される。
図11は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の制御装置表示部302に表示された角度表示時におけるジャッキ操作画面を示す図である。図9のジャッキ操作画面において角度表示画面切替ボタン30eをタップすることで、制御装置表示部302の画面が図11のジャッキ操作画面へ遷移する。
図11に示すジャッキ操作画面には、ジャッキストローク値表示部30aと、ジャッキ選択ボタン30bと、運転ボタン30cと、制御設定画面切替ボタン30dと、ジャッキ支持間隔入力欄30fと、現在の重量物2の傾斜角度が表示される傾斜角度表示部30jと、ストローク表示画面への切替を行うためのボタンであるストローク表示画面切替ボタン30kと、が表示される。
図11に示すジャッキ操作画面において、ジャッキ支持間隔の情報がジャッキ支持間隔入力欄30fに入力されると、制御装置制御部305は、各油圧ジャッキ10のジャッキストローク値の差から、図2に示すような重量物2の傾斜角度αの値を算出して記憶し、また算出した傾斜角度αを現在の傾斜角度として傾斜角度表示部30jに表示させる。
重量物2の傾斜角度αは、4つの油圧ジャッキ10により支持されて揚重されている重量物2の水平面からの傾斜角度である。
また、図11のジャッキ支持間隔入力欄30fにおいては、「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔が入力されている。このとき、4つの油圧ジャッキ10において、XY平面において「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔が存在している。この場合、XY平面における「500,600」の2種類のジャッキ支持間隔の方向のそれぞれの方向において傾斜角度αが算出され、より安全な値である、より小さい値が、傾斜角度αとして決定される。
図12は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の制御装置表示部302に表示された角度表示時における制御設定画面を示す図である。図10の制御設定画面において角度表示画面切替ボタン30eをタップするか、図11のジャッキ操作画面において制御設定画面切替ボタン30dをタップすることで、制御装置表示部302の画面が図12の制御設定画面へ遷移する。
図12に示す制御設定画面には、ジャッキストローク値表示部30aと、ジャッキ選択ボタン30bと、ジャッキ支持間隔入力欄30fと、重心位置入力欄30gと、傾斜角度表示部30jと、ストローク表示画面切替ボタン30kと、制御角度設定値の入力欄である制御角度設定値表示部30lと、ジャッキ操作画面切替ボタン30iと、が表示される。
制御角度設定値は、制御設定値を重量物2の設定角度に変換した値である。
図12に示す制御設定画面において、ジャッキ支持間隔の情報がジャッキ支持間隔入力欄30fに入力され、重量物2の重心位置の情報が重心位置入力欄30gに入力されると、制御装置制御部305は、制御角度設定値を算出して記憶し、また算出した制御角度設定値を制御角度設定値表示部30lに表示させる。なお、制御角度設定値は、制御設定値を角度に変換したものと同義である。
制御角度設定値の算出について説明する。ジャッキ支持間隔の情報がジャッキ支持間隔入力欄30fに入力され、重量物2の重心位置の情報が重心位置入力欄30gに入力されると、制御装置制御部305は、水平方向において、重量物2の重心が、油圧ジャッキ10が重量物2を支えている支点を超える場合の、4つの油圧ジャッキ10により支持されて揚重されている重量物2の水平面からの傾斜角度を算出し、当該傾斜角度の値に予め決められた安全率を乗じた値を制御角度設定値として算出する。
図13は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の制御装置表示部302に表示される各画面の遷移の概念を示す図である。
図14は、実施の形態1にかかる揚重ジャッキシステム1の制御装置30の処理の手順を説明するフローチャートである。
ステップS110において、制御設定値の算出が開始される。すなわち、図9に示す制御装置30のジャッキ操作画面から油圧ジャッキ10を制御して重量物2の揚重が開始されるときに制御設定値の算出が開始される。
ステップS120において、傾斜角度αが算出される。すなわち、図10に示す制御設定画面および図11に示すジャッキ操作画面においてユーザの操作が行われることにより、制御装置制御部305は、傾斜角度αの値を算出して記憶し、また算出した傾斜角度αを現在の傾斜角度として傾斜角度表示部30jに表示させる。
ステップS130において、制御角度設定値が算出される。すなわち、図12に示す制御設定画面においてユーザの操作が行われることにより、制御装置制御部305は、制御角度設定値を算出する。
その後、制御装置制御部305は、上述した制御角度設定値未満あるいは制御設定値未満となるように転倒防止制御により油圧ジャッキ10の動作を制御する。
上述した実施の形態1によれば、重量物を揚重する複数の油圧ジャッキのストローク値を油圧ジャッキが備えるセンサで検出するステップと、複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を携帯端末が無線通信により取得するステップと、携帯端末が複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を表示するステップと、を含む重量物の揚重方法が実現される。
上述した実施の形態1によれば、作業者が複数の油圧ジャッキ10のジャッキストローク値を遠隔から確認可能である。これにより、ジャッキ作業時に作業者が重量物2に近づく必要性および可能性を無くすことができ、作業者の負担を減らすことができ、重量物転倒時の作業者の災害リスクを低減することができる。さらに、作業者が揚重作業前に予め油圧ジャッキ10の動作を計画する労力を必要とせず、重量物2ごとに制御設定値を適切に変更可能とできる、安全な揚重作業ができる。
続いて、実施の形態1にかかる制御部80のそれぞれのハードウェア構成について説明する。制御部80は、実施の形態1にかかるセンサ制御部113、ジャッキ通信器制御部125、ポンプ制御部202、ポンプ通信器制御部215、制御装置制御部305のそれぞれに対応する。実施の形態1にかかる制御部80のそれぞれの機能は、処理回路により実現される。処理回路は、専用のハードウェアであってもよく、記憶装置に格納されるプログラムを実行する処理装置であってもよい。
処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらを組み合わせたものが該当する。図15は、実施の形態1にかかる制御部80のそれぞれの機能をハードウェアで実現した構成を示す図である。処理回路81には、制御部80の機能を実現する論理回路81aが組み込まれている。
処理回路81が処理装置の場合、制御部80の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
図16は、実施の形態1にかかる制御部80のそれぞれの機能をソフトウェアで実現した構成を示す図である。処理回路81は、プログラム81bを実行するプロセッサ811と、プロセッサ811がワークエリアに用いるランダムアクセスメモリ812と、プログラム81bを記憶する記憶装置813を有する。記憶装置813に記憶されているプログラム81bをプロセッサ811がランダムアクセスメモリ812上に展開し、実行することにより、制御部80の機能が実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラム言語で記述され、記憶装置813に格納される。プロセッサ811は、中央処理装置を例示できるがこれに限定はされない。記憶装置813は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)といった半導体メモリを適用できる。半導体メモリは、不揮発性メモリでもよいし揮発性メモリでもよい。また、記憶装置813は、半導体メモリ以外にも、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクまたはDVD(Digital Versatile Disc)を適用できる。なお、プロセッサ811は、演算結果といったデータを記憶装置813に出力して記憶させてもよいし、ランダムアクセスメモリ812を介して不図示の補助記憶装置に当該データを記憶させてもよい。プロセッサ811、ランダムアクセスメモリ812および記憶装置813を1チップに集積することにより、制御部80の機能をマイクロコンピュータにより実現することができる。
処理回路81は、記憶装置813に記憶されたプログラム81bを読み出して実行することにより、制御部80の機能を実現する。プログラム81bは、制御部80の機能を実現する手順および方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
なお、処理回路81は、制御部80の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、制御部80の機能の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
このように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 揚重ジャッキシステム、2 重量物、10 油圧ジャッキ、11 センサ、12 ジャッキ通信器、20 油圧ポンプ、21 ポンプ通信器、22 オイル管路、30 制御装置、30a ジャッキストローク値表示部、30b ジャッキ選択ボタン、30c 運転ボタン、30d 制御設定画面切替ボタン、30e 角度表示画面切替ボタン、30f ジャッキ支持間隔入力欄、30g 重心位置入力欄、30h 制御設定値表示部、30i ジャッキ操作画面切替ボタン、30j 傾斜角度表示部、30k ストローク表示画面切替ボタン、30l 制御角度設定値表示部、80 制御部、81 処理回路、81a 論理回路、81b プログラム、111 測定部、112 センサ記憶部、113 センサ制御部、121 ジャッキ通信器操作部、122 ジャッキ通信器表示部、123 ジャッキ通信器記憶部、124 ジャッキ通信器通信部、125 ジャッキ通信器制御部、201 ポンプ部、202 ポンプ制御部、211 ポンプ通信器操作部、212 ポンプ通信器表示部、213 ポンプ通信器記憶部、214 ポンプ通信器通信部、215 ポンプ通信器制御部、301 制御装置操作部、302 制御装置表示部、303 制御装置記憶部、304 制御装置通信部、305 制御装置制御部、811 プロセッサ、812 ランダムアクセスメモリ、813 記憶装置。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる重量物の揚重方法は、重量物を揚重する複数の油圧ジャッキのストローク値を油圧ジャッキが備えるセンサで検出するステップと、複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を携帯端末が無線通信により取得するステップと、携帯端末が複数の油圧ジャッキのストローク値の情報を表示するステップと、を含む。複数の油圧ジャッキの支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、重量物の重心位置の情報とに基づいて、重量物が転倒する場合の複数の油圧ジャッキのジャッキストロークの差を算出し、油圧ジャッキのジャッキストロークの差に基づいて、複数の油圧ジャッキを動作させる。

Claims (6)

  1. 重量物を揚重する複数の油圧ジャッキのストローク値を前記油圧ジャッキが備えるセンサで検出するステップと、
    複数の前記油圧ジャッキのストローク値の情報を携帯端末が無線通信により取得するステップと、
    前記携帯端末が複数の前記油圧ジャッキのストローク値の情報を表示するステップと、
    を含むことを特徴とする重量物の揚重方法。
  2. 複数の前記油圧ジャッキの支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、前記重量物の重心位置の情報とに基づいて、前記重量物が転倒する場合の複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差を算出し、前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差に基づいて、複数の前記油圧ジャッキを動作させること、
    を特徴とする請求項1に記載の重量物の揚重方法。
  3. 複数の前記油圧ジャッキの支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差とに基づいて、前記重量物の傾斜角度を算出すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の重量物の揚重方法。
  4. ストローク値を測定するストローク値測定機能と、外部の装置との通信機能とを備えて重量物を揚重する複数の油圧ジャッキと、
    外部の装置との通信機能を備えて複数の前記油圧ジャッキにオイルを圧送することにより複数の前記油圧ジャッキを駆動させる油圧ポンプと、
    前記油圧ジャッキのストローク値測定機能により測定された複数の前記油圧ジャッキのストローク値の情報を前記油圧ジャッキから無線通信により取得して表示する制御装置と、
    を備えることを特徴とする揚重ジャッキシステム。
  5. 前記制御装置は、複数の前記油圧ジャッキの支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、前記重量物の重心位置の情報とに基づいて、前記重量物が転倒する場合の複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差を算出し、複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差を、前記重量物が転倒する場合の複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差未満とするように、複数の前記油圧ジャッキを動作させること、
    を特徴とする請求項4に記載の揚重ジャッキシステム。
  6. 前記制御装置は、複数の前記油圧ジャッキの支持間隔であるジャッキ支持間隔の情報と、複数の前記油圧ジャッキのジャッキストロークの差とに基づいて、前記重量物の傾斜角度を算出して表示すること、
    を特徴とする請求項4または5に記載の揚重ジャッキシステム。
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