JP2023173156A - 販売データ処理装置および販売データ処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明が解決しようとする課題は、顧客に特典を付与するサービスを容易に運用することが可能な販売データ処理装置および販売データ処理システムを提供することである。【解決手段】実施形態の情報処理装置は、顧客識別情報が入力される第1入力部と、商品識別情報が入力される第2入力部と、第1入力部に入力された顧客識別情報の顧客が特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部と、特典利用指示を受付ける受付部と、第2入力部に入力された商品識別情報の商品が特定商品であり、かつ、取得部が取得した特典情報で示される特典が特定商品の購入に利用できる条件を満たしている場合、受付部が特典利用指示を受付けたことを条件に、特定商品を優待価格で会計処理する会計処理部と、を備える。【選択図】図9
Description
本発明の実施形態は、販売データ処理装置および販売データ処理システムに関する。
従来、販売促進等を目的に特典シールによるサービスを実施している店舗が存在している。このサービスは、顧客が店舗でサービス対象商品を購入すると、当該サービス対象商品の購入金額に応じて顧客に対して特典シールを付与し、特典シールの枚数が一定数に達すると顧客にサービスを提供するというものである。
顧客に提供するサービスとしては、企画対象の特定商品を優待価格で購入することができるといったサービスが行われている。例えば、特定商品ごとに優待価格で購入するための特典シール枚数が設定され、顧客は設定された特典シール枚数を集めると、対応する特定商品を優待価格で購入することができる。
上記サービスを運用するためには、顧客は店舗から受領した特典シールを管理する必要があり、店舗は会計時に特典シールを顧客に付与する必要があるため、顧客および店舗双方にとって煩雑なものであった。
本発明が解決しようとする課題は、顧客に特典を付与するサービスを容易に運用することが可能な販売データ処理装置および販売データ処理システムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部と、商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部と、前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部と、前記特典を利用して前記特定商品を購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部と、前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品が前記特定商品であり、かつ、前記取得部が取得した特典情報で示される特典が当該特定商品の購入に利用できる条件を満たしている場合、前記受付部が前記特典利用指示を受付けたことを条件に、当該特定商品を優待価格で会計処理する会計処理部と、を備える。
以下、図面を参照して実施形態の販売データ処理装置および販売データ処理システムついて説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。例えば、以下に説明する実施形態では、特定商品の購入に利用可能な特典として、一定の購入金額ごとに付与される特典シールを用いた例について説明するが、これに限らない。例えば、上記特典は、購入金額に対して所定の割合で付与されるポイントなどであってもよい。
また、以下に説明する実施形態では、販売データ処理システムを1店舗に適用した例について説明するが、これに限らない。販売データ処理システムは、複数の店舗を跨いで構築されるものであってもよい。この場合、例えば、各店舗に配置されたPOS(Point Of Sales)端末を販売データ処理装置とし、複数の店舗を運営する企業の本部が管理する本部サーバをサーバ装置とすることができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について説明する。図1は、販売データ処理システムを含む店舗システム1の概略を示す図である。本実施形態の店舗システム1は、例えば、食料品、衣料品、日用品等を販売するスーパーマーケットなどの店舗に適用される。
以下、第1の実施形態について説明する。図1は、販売データ処理システムを含む店舗システム1の概略を示す図である。本実施形態の店舗システム1は、例えば、食料品、衣料品、日用品等を販売するスーパーマーケットなどの店舗に適用される。
店舗システム1は、顧客端末2および販売データ処理システム3を含む。顧客端末2は、特典サービスを利用可能な会員である顧客が保有するスマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)などの情報端末である。顧客端末2には、特典サービス用のアプリケーションプログラムがインストールされている。
販売データ処理システム3は、サーバ装置4と複数のPOS端末5とを有する。サーバ装置4とPOS端末5は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。また、サーバ装置4は、インターネット等のネットワークNを介して顧客端末2と通信可能に接続される。なお、顧客端末2およびPOS端末5の数は図示した例に限らない。
サーバ装置4は、店舗の各種情報を管理する店舗サーバとして機能する。例えば、サーバ装置4は、各POS端末5から、会計処理にて支払された商品の商品情報や決済方法等に関する決済情報を含む購入情報を受信する。また、サーバ装置4は、各POS端末5から、所定期間(例えば一日)の売上金額を示した売上情報を受信する。サーバ装置4は、各POS端末5から受信した購入情報、売上情報等を集中的に管理して、一店舗での売上管理等を行う。さらに、サーバ装置4は、店舗が販売する商品に関する情報を記憶した商品マスタを適宜更新し、各POS端末5に送信する。また、サーバ装置4は、特典サービスに係る情報を記憶し、これら情報を必要に応じて各POS端末5に送信する。
また、サーバ装置4は、サービス対象商品の購入に応じて顧客に付与される特典シールの枚数を顧客ごとに管理する。特典シールは、一定の購入金額ごとに付与される電子データで、予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典の一例である。例えば、サービス対象商品の購入金額1,000円ごとに1枚の特典シールが付与される。
顧客は、付与された特典シールが一定枚数になると、特定商品を優待価格で購入することができる。例えば、顧客は、特典シールを10枚集めると特定商品Aを優待価格で購入することができ、特典シールを20枚集めると特定商品Bを優待価格で購入することができる。優待価格は、特定商品ごとに設定されている。なお、優待価格を0円としてもよく、この場合、顧客は一定枚数の特典シールを特定商品と無償で交換できるものとなる。
サーバ装置4は、特典シールの他に、商品の購入に応じて顧客に対して付与するポイントも管理する。ポイントは、次回以降の買物で任意に利用できる金銭相当の価値を有するものである。ポイントは、サービス対象商品だけでなく店内のいずれの商品を購入しても付与されるものとなっている。サーバ装置4は、特典シールとポイントとを顧客ごとに管理する。顧客端末2がサーバ装置4にアクセスすることによって、顧客は自己が保有する特典シール枚数やポイントなどの情報を閲覧することができる。
POS端末5は、店舗内に設けられ、顧客が購入する商品の代金の支払いに係る会計処理を実行する。POS端末5は、販売データ処理装置の一例である。POS端末5は、店員が商品登録および会計処理に係る操作を行うPOS端末であっても、顧客自身がこれら操作を行うセルフPOS端末であってもよい。また、POS端末5は、店員が商品登録に係る操作を行う登録装置と、顧客が会計処理に係る操作を行う会計装置とを備えたセミセルフPOSであってもよい。
POS端末5は、会計処理される取引に関して顧客に付与される特典シール枚数およびポイントを算出する。POS端末5は、算出した特典シール枚数およびポイントを含む取引データをサーバ装置4に送信する。サーバ装置4は、受信した取引データに含まれる特典シール枚数およびポイントを顧客ごとに管理する。なお、上記した特典シール枚数およびポイントの算出はサーバ装置4で行うようにしてもよい。
次に、サーバ装置4の構成、機能について詳細に説明する。図2は、サーバ装置4の主たるハードウェア構成を示すブロック図である。サーバ装置4は、制御部40と、記憶部41と、表示部42と、操作部43と、通信部44と、を備えている。制御部40、記憶部41、表示部42、操作部43、および通信部44は、バス45等を介して互いに接続されている。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)402、RAM(Random Access Memory)403を備えたコンピュータ構成となっている。CPU401、ROM402、およびRAM403は、バス45を介して互いに接続されている。
CPU401は、サーバ装置4の各部を統括的に制御する。ROM402は、CPU401の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM403は、CPU301のワークエリアとして使用され、ROM402や記憶部41に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部40は、CPU401がROM402や記憶部41に記憶されてRAM403に展開された制御プログラムに従って動作することによって、サーバ装置4の各種制御処理を実行する。
記憶部41は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部41は、制御プログラム411、商品マスタ412、特典条件テーブル413、特典管理テーブル414、および特典付与設定値ファイル415を記憶する。
制御プログラム411は、POS端末5から受信した特典シール枚数やポイントを管理する機能、優待価格で購入可能な特定商品を設定する機能、サービス対象商品を設定する機能、顧客端末2からの要求に応じて各種情報を当該顧客端末2に提供する機能等を実現するためのプログラムなどである。
商品マスタ412は、店舗が販売する商品に関する情報(商品情報)を記憶したマスタファイルである。図3は、商品マスタ412のデータ構成を示す図である。商品マスタ412は、商品コードに対応付けて、商品名、価格、特定商品フラグ、および特典付与フラグを記憶する。店舗で扱う商品は日々変化するため、商品マスタ412は適宜更新され、各POS端末5に送信される。
商品コードは、商品を識別する情報であり、商品識別情報の一例である。特定商品フラグは、顧客が特典シールを利用して優待価格で購入できる商品であるか否かを示す情報である。特定商品フラグは、商品が特定商品である場合に「1」が登録され、特定商品でない場合に「0」が登録される。特典付与フラグは、特典シールを付与する対象商品(サービス対象商品)であるか否かを示す情報である。特典付与フラグは、商品がサービス対象商品である場合に「1」が登録され、サービス対象商品でない場合に「0」が登録される。特定商品フラグおよび特典付与フラグは、店舗が企画する特典サービスに応じて当該店舗が任意に設定することができる。
特典条件テーブル413は、特定商品に関する情報を管理するデータテーブルである。図4は、特典条件テーブル413のデータ構成を示す図である。特典条件テーブル413は、商品コードに対応付けて、特典条件と優待価格とを記憶する。
特典条件は、特定商品を優待価格で購入することができる条件を示す情報である。特典条件として、特典シールの枚数が登録される。優待価格は、特典条件を満たした場合に特定商品を購入することができる特別な価格である。特典条件および優待価格は、店舗が企画する特典サービスに応じて当該店舗が任意に設定することができる。
特典管理テーブル414は、顧客ごとに特典シールの枚数やポイントを管理するデータテーブルである。図5は、特典管理テーブル414のデータ構成を示す図である。特典管理テーブル414は、会員IDに対応付けて、日時、付与枚数、利用枚数、累計枚数、付与ポイント、利用ポイント、および累計ポイントを記憶する。特典管理テーブル414は、POS端末5から受信する取引データに応じて更新される。
会員IDは、特典サービスを利用可能な会員を識別する情報であり、顧客識別情報の一例である。会員IDは、例えば会員番号などで構成される。日時は、管理する特典シールやポイントに変化が生じた日時を示す情報である。付与枚数は、サービス対象商品を購入した取引によって付与された特典シールの枚数である。利用枚数は、特定商品を優待価格で購入した際に利用された特典シールの枚数である。累計枚数は、日時で示される時点で顧客が保有する特典シールの枚数である。累計枚数は、予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報の一例である。付与ポイントは、取引によって付与されたポイントである。利用ポイントは、取引によって利用されたポイントである。累計ポイントは、日時で示される時点で顧客が保有するポイントである。
特典付与設定値ファイル415は、特典シール1枚に対するサービス対象商品の購入金額を設定したファイルである。具体的には、特典付与設定値ファイル415は、顧客に特典シール1枚を付与する条件となるサービス対象商品の購入金額を記憶する。顧客に付与する特典シール枚数は、サービス対象商品の購入金額と特典付与設定値ファイル415に記憶された金額とに基づいて算出される。
図2に戻ってサーバ装置4のハードウェア構成について説明する。表示部42は、表示デバイスであり、液晶ディスプレイなどで構成される。表示部42は、制御部40の制御の下、各種情報を表示する。例えば、表示部42は、商品マスタ412、特典条件テーブル413、特典付与設定値ファイル415などに情報を入力するための入力画面等を表示する。
操作部43は、入力デバイスであり、表示部42の表面に設けられたタッチパネル、マウスなどで構成される。操作部43は、店員等の操作により入力された情報を制御部40に入力する。
通信部44は、顧客端末2、POS端末5などの外部装置と通信するためのインターフェイスである。制御部40は、通信部44を介して外部装置と接続されることで、当該外部装置と情報(データ)の送受信が可能となる。
続いて、サーバ装置4の制御部40の機能構成について説明する。図6は、サーバ装置4の制御部40の主たる機能構成を示すブロック図である。制御部40は、CPU401がROM402や記憶部41に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、受付部4001、情報管理部4002、および送受信部4003として機能する。なお、これら各機能を専用回路等のハードウェアで構成してもよい。
受付部4001は、送受信部4003を介して顧客端末2やPOS端末5から各種情報を受付ける。例えば、受付部4001は、顧客端末2から特典シール枚数やポイントの保有情報の問合せを受付ける。また、受付部4001は、POS端末5から取引データを受付ける。さらに、受付部4001は、操作部43で入力された各種操作情報を受付ける。
情報管理部4002は、受付部4001が受付けた各種情報を管理する。例えば、情報管理部4002は、受付部4001が受付けた上記問合せに応じて、特典管理テーブル414から特典シールの累計枚数や累計ポイントを読み出す。また、情報管理部4002は、POS端末5から受付けた取引データに含まれる付与特典シール枚数や付与ポイント等に応じて特典管理テーブル414を更新する。さらに、情報管理部4002は、受付部4001が受付けた操作情報に応じて商品マスタ412、特典条件テーブル413、特典付与設定値ファイル415などを更新する。
送受信部4003は、顧客端末2やPOS端末5との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部4003は、顧客端末2から特典シール枚数やポイントの保有情報の問合せを受信し、当該問合せに対応して顧客が保有する特典シールの枚数やポイントを顧客端末2に送信する。また、送受信部4003は、POS端末5から会員IDを受信し、当該会員IDで識別される顧客が保有する特典シールの枚数やポイントを当該POS端末5に送信する。さらに、送受信部4003は、更新された商品マスタ412、特典条件テーブル413、および特典付与設定値ファイル415を各POS端末5に送信する。
次に、POS端末5について詳細に説明する。図7は、POS端末5の主たるハードウェア構成を示すブロック図である。POS端末5は、制御部50と、記憶部51と、表示部52と、操作部53と、スキャナ54と、カードリーダ55と、釣銭機56と、通信部57と、を備えている。制御部50、記憶部51、表示部52、操作部53、スキャナ54、カードリーダ55、釣銭機56、および通信部57は、バス58等を介して互いに接続されている。
制御部50は、CPU501、ROM502、RAM503を備えたコンピュータ構成となっている。CPU501、ROM502、およびRAM503は、バス58を介して互いに接続されている。
CPU501はPOS端末5の全体の動作を制御する。ROM502は、CPU501の駆動に用いられるプログラムなどの各種プログラムや各種データを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用され、ROM502や記憶部51に記憶された各種プログラムや各種データを展開する。制御部50は、CPU501がROM502や記憶部51に記憶されてRAM503に展開された制御プログラムに従って動作することによって、POS端末5の各種制御処理を実行する。
また、RAM503は、商品情報部5031および特典情報部5032を備える。商品情報部5031は、スキャナ54で読取られた商品コードで識別される商品の商品情報(商品コード、商品名、価格など)を記憶する。商品情報部5031に商品情報が登録(記憶)されることによって商品登録が実行される。特典情報部5032は、スキャナ54あるいはカードリーダ55で読取られた会員IDで識別される顧客が保有する特典シール枚数およびポイントを記憶する。なお、以下の説明において、顧客が保有する特典シール枚数および/またはポイントを特典情報という場合がある。
記憶部51は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部51は、制御プログラム511、商品マスタ512、特典条件テーブル513、および特典付与設定値ファイル515を記憶する。
制御プログラム511は、スキャナ54で読取られた商品コードに基づいて商品登録および会計処理を行う機能、サーバ装置4と各種情報を送受信する機能、スキャナ54あるいはカードリーダ55で読取られた会員IDに基づいて特典情報を取得する機能、取引に応じて特典情報を変更する機能等を実現するためのプログラムなどである。
商品マスタ512、特典条件テーブル513、および特典付与設定値ファイル515(以下、これらを総称して「受信ファイル」ともいう)は、サーバ装置4から受信したものである。POS端末5は、例えば毎日開店前の定められた時間にサーバ装置4から受信ファイルを受信して更新する。受信ファイルのデータ構成はサーバ装置4に記憶されたものと同様であるので重複する説明は省略する。なお、記憶部51は、受信ファイルを記憶しない構成であってもよい。この場合、POS端末5は、サーバ装置4と通信して当該サーバ装置4に記憶された商品マスタ412、特典条件テーブル413および特典付与設定値ファイル415を参照することで、受信ファイルを記憶する構成と同様な機能を発揮することができる。
表示部52は、表示デバイスであり、液晶ディスプレイなどで構成される。表示部52は、制御部50の制御の下、各種情報を表示する。例えば、表示部52は、商品登録された商品の商品情報や、一取引の合計金額(取引金額)などを表示する。また、表示部52は、一取引において顧客に付与される特典シール枚数やポイント等を表示する。
操作部53は、入力デバイスであり、表示部52の表面に設けられたタッチパネル、表示部52とは別に設けられたキーボードなどで構成される。操作部53は、店員等の操作により入力された各種情報を制御部50に入力する。例えば、操作部53は、顧客が特典シールを利用して特定商品を購入することを宣言する特典利用指示を制御部50に入力する。
スキャナ54は、商品に付されたバーコードなどのコードシンボル(以下、「商品バーコード」ともいう)から商品コードを読取る。具体的には、スキャナ54は、商品バーコードを光学的にまたは撮像して認識する。そして、スキャナ54は、認識した商品バーコードをデコードし、商品バーコードが示す商品コードを読み取る。なお、スキャナ54が認識した商品バーコードのデコードは、制御部50で行ってもよい。また、スキャナ54は、顧客端末2に表示されたバーコードから会員コードを読取る。スキャナ54は、POS端末5に固定的に設けられたものでもよいし、店員が手に取って操作可能なハンディ式のものでもよい。
カードリーダ55は、顧客の会員カードから会員IDを読み取る。また、カードリーダ55は、顧客のクレジットカードからクレジットカード決済に必要な顧客情報を読取る。カードリーダ55は、磁気カードから情報を読取る磁気カードリーダでもよいし、ICチップを内蔵したカードから情報を読取るICカードリーダでもよい。
釣銭機56は、顧客が購入代金を現金で支払った際に、顧客の支払った紙幣と硬貨を受け付け、必要に応じて釣り銭を払い出す。
通信部57は、サーバ装置4などの外部装置と通信するためのインターフェイスである。制御部50は、通信部57を介して外部装置と接続されることで、外部装置と情報(データ)の送受信が可能となる。
続いて、POS端末5の制御部50の機能構成について説明する。図8は、POS端末5の制御部50の主たる機能構成を示すブロック図である。制御部50は、CPU501がROM502や記憶部51に記憶された制御プログラムにしたがって動作することで、入力部5001、取得部5002、受付部5003、判定部5004、決済処理部5005、変更部5006、表示制御部5007、および送受信部5008として機能する。なお、これら各機能を専用回路等のハードウェアを用いて構成してもよい。
入力部5001には、スキャナ54やカードリーダ55から各種情報が入力される。例えば、入力部5001には、スキャナ54あるいはカードリーダ55から会員IDが入力される。入力部5001は、顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部として機能する。また、入力部5001には、スキャナ54から商品コードが入力される。入力部5001は、商品を識別する商品情報が入力される第2入力部として機能する。
取得部5002は、第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する。具体的には、取得部5002は、送受信部5008がサーバ装置4から受信した特典シールの累計枚数を取得する。取得部5002が取得した特典シールの累計枚数は、入力部5001に入力された会員IDに対応する特典シールの累計枚数である。
受付部5003は、特典を利用して特定商品を購入することを宣言する特典利用指示を受付ける。具体的には、受付部5003は、操作部53に入力された特典利用指示を受付ける。特典利用指示は、顧客が特典シールを利用して特定商品を優待価格で購入する際に店員によって操作部53に入力される情報である。
判定部5004は、入力部5001に入力された商品コードで識別される商品が特定商品であるか否か判定する。具体的には、判定部5004は、商品マスタ512を参照して、入力部5001に入力された商品コードに対応する特定商品フラグを読み出す。判定部5004は、特定商品フラグに「1」が登録されている場合に特定商品であると判定し、「0」が登録されている場合に特定商品でないと判定する。
また、判定部5004は、取得部5002が取得した特典情報で示される特典が、特定商品ごとに予め設定された特典条件を満たしているかを判定する。具体的には、判定部5004は、特典条件テーブル513から、顧客が購入しようとする特定商品の特典条件である特典シール枚数を読み出す。そして、判定部5004は、取得部5002が取得した顧客保有の特典シールの累計枚数が、特典条件テーブル513から読み出した特典シール枚数以上であるか否か判定する。
判定部5004は、顧客保有の特典シールの累計枚数が特典条件テーブル513から読み出した特典シール枚数以上の場合、特典条件を満たしていると判定する。また、判定部5004は、顧客保有の特典シールの累計枚数が特典条件テーブル513から読み出した特典シール枚数に満たない場合、特典条件を満たしていないと判定する。なお、POS端末5は判定部5004を備えなくてもよく、この場合、判定部5004の機能はサーバ装置4が備えるものとなる。そして、POS端末5は、サーバ装置4から判定結果を取得する。
決済処理部5005は、一取引に係る決済処理を実行する。決済処理とは、顧客が購入代金の支払いを完了するための処理である。また、決済処理部5005は、入力部5001に入力された商品識別情報で識別される商品が特定商品であり、かつ、取得部5002が取得した特典情報で示される特典が当該特定商品の購入に利用できる条件を満たしている場合、受付部5003が特典利用指示を受付けたことを条件に、当該特定商品を優待価格で決済処理する。
具体的には、決済処理部5005は、入力部5001に入力された商品コードで識別される商品が特定商品であること、取得部5002が取得した顧客保有の特典シール枚数が特定商品の特典条件として設定された特典シール枚数以上であること、および受付部5003が特典利用指示を受付けたことを条件として、当該特定商品を優待価格で決済処理する。例えば、決済処理部5005は、特定商品の価格を優待価格として一取引の取引金額を算出する。
変更部5006は、特定商品の購入に利用された特典に基づいて、取得部5002が取得した特典情報を変更する。具体的には、変更部5006は、顧客が特典シールを利用して特定商品を購入する場合、取得部5002が取得し特典情報部5032に記憶された特典シール枚数を変更する。より詳細には、顧客が特典シールを利用して特定商品を購入する場合、変更部5006は、特典情報部5032に記憶されたシール枚数から特定商品の購入に利用されたシール枚数を減算する。
また、変更部5006は、必要に応じて特典情報部5032に記憶された特典シール枚数を変更する。例えば、顧客がサービス対象商品を購入して当該顧客に特典シールが付与される場合、変更部5006は、特典情報部5032に記憶されたシール枚数に付与される枚数を加算する。
変更部5006は、購入代金の支払いに係る会計処理中あるいは会計処理とは別に特典シール枚数を変更することができる。会計処理とは別に特典シール枚数を変更する例としては、商品の返品に係る処理だけを行う場合、顧客が取引時に会員カードを持ち合わせず後から取引に係る特典シール枚数を付与する場合、などがある。ここで、会計処理とは、購入商品の代金の支払いを行うためにPOS端末5で実行される処理であって、商品登録、決済処理、レシート発行等の処理を含む概念である。
表示制御部5007は、表示部52に各種情報を表示させる。例えば、表示制御部5007は、表示部52に特典利用指示画面を表示させる。特典利用指示画面は、商品登録時にスキャナ54が特定商品の商品コードを読取った際に、特典シールを利用して特定商品を購入するか否かを入力する画面である。また、表示制御部5007は、取引の決済時に、当該取引におけるサービス対象商品の購入金額および特典シール付与枚数を示す画面を表示部52に表示させる。さらに、表示制御部5007は、会計処理とは別に特典シール枚数を変更する場合、変更する枚数を入力するための画面を表示部52に表示させる。
送受信部5008は、サーバ装置4との間で各種情報を送受信する。例えば、送受信部5008は、入力部5001に会員IDが入力されると、当該会員IDで識別される会員の特典情報要求をサーバ装置4に送信する。そして、送受信部5008は、上記特典情報要求に対する応答として、特典情報をサーバ装置4から受信する。また、送受信部5008は、サーバ装置4から受信ファイルを受信する。
次に、上記構成のPOS端末5が実行する会計処理について説明する。図9は、POS端末5の制御部50による会計処理の流れを示すフローチャートである。会計処理は、顧客が購入する商品の代金の支払いを行う際に実行される。
制御部50は、受付部5003が操作部53から会計指示入力を受付けたか否か判断し(ステップS1)、受付けなければ(ステップS1のN)、ステップS1の処理に戻って待機する。受付部5003が操作部53から会計指示入力を受付けると(ステップS1のY)、制御部50は、入力部5001に会員IDが入力されたか否か判断する(ステップS2)。
入力部5001に会員IDが入力されると(ステップS2のY)、取得部5002は、サーバ装置4から当該会員IDに対応する特典情報を取得する(ステップS3)。取得部5002が取得する特典情報は、会員IDで識別される会員が保有する特典シール枚数を含む。続いて、制御部50は、取得部5002が取得した特典情報を特典情報部5032に記憶し(ステップS4)、ステップS2の処理に戻る。
ステップS2の処理において、会員IDが入力されないと(ステップS2のN)、制御部50は、入力部5001に商品コードが入力されたか否か判断する(ステップS5)。入力部5001に商品コードが入力されると(ステップS5のY)、判定部5004は、商品マスタ512を参照して、入力された商品コードで識別される商品が特定商品であるか否か判断する(ステップS6)。
入力された商品コードで識別される商品が特定商品であると(ステップS6のY)、表示制御部5007は、表示部52に特典利用指示画面を表示させる。特典指示画面は、入力部5001に入力された商品コードで識別される商品が特定商品である場合、特典シールの利用指示を入力するための操作子を表示する画面である。ここで、特典利用指示画面について説明する。
図10は特典利用指示画面を示す図である。特典利用指示画面は、商品情報表示部5211が表示された状態で、特典利用指示表示部5212がポップアップ表示されることで形成される画面となっている。商品情報表示部5211は、入力部5001に入力された商品コードに対応する商品情報を表示する。表示される商品情報は、例えば、商品名、点数、および価格などである。商品情報表示部5211は、入力部5001に商品コードが入力された順、言い換えれば商品登録された順に商品情報を表示する。より詳細には、先に商品登録された商品の商品情報がより下方に表示される。
入力部5001に特定商品の商品コードが入力されると、表示部52は、商品情報表示部5211に特典利用指示表示部5212をポップアップ表示する。特典利用指示表示部5212は、特定商品表示部5213、利用ボタン5214、および利用しないボタン5215を表示する。
特定商品表示部5213は、入力部5001に入力された商品コードに対応する商品、言い換えればスキャナ54で商品バーコードを読取った商品の商品名と、当該商品が特定商品であることを示す情報とを表示する。このため、POS端末5を操作する操作者(本実施形態では店員)は、スキャナ54で商品バーコードを読取った商品が、特典シールを利用可能な特定商品であることを認識することができる。これにより、店員は、顧客に対して特典シールを利用するか否かを確認することができる。
利用ボタン5214は、顧客が特典シールを利用して特定商品を優待価格で購入する場合に操作されるボタンで、特典利用指示を入力するための操作子の一例である。利用ボタン5214が操作されると、制御部50には特典シールを利用する旨の情報が入力される。利用しないボタン5215は、顧客が特典シールを利用しない場合に操作されるボタンである。利用しないボタン5215が操作されると、制御部50には特典シールを利用しない旨の情報が入力される。
特典指示画面を表示することで、購入しようする商品が特定商品であることに顧客が気付かない場合でも、店員は顧客に対して特典シールを利用するか否かを確認することができる。このため、顧客に対するサービスを向上させることができる。また、顧客が特典シールを利用する場合、後述するように、利用ボタン5214を操作するのみで優待価格での商品登録が可能となるので、操作性を向上することができる。
図9に戻って会計処理について説明する。制御部50は、図10の利用ボタン5214が操作されたか否かを判断することで、受付部5003が特典シール利用を受付けたか否か判断する(ステップS8)。受付部5003が特典シール利用を受付けると(ステップS8のY)、判定部5004は、利用条件を満たすか否か判定する(ステップS9)。詳細には、判定部5004は、特典条件テーブル513から該当する特定商品の特典条件である特典シール枚数を読み出す。そして、判定部5004は、特典情報部5032に記憶されている特典シール枚数が読み出した特典シール枚数以上であるか否か判断する。なお、入力部5001に会員IDが入力されていない場合、特典情報部5032には特典シール枚数が記憶されていないため、ステップS9の処理において利用条件を満たさないと判断される。
利用条件を満たす場合(ステップS9のY)、制御部50は、特典条件テーブル513から該当する優待価格を読み出す(ステップS10)。言い換えると特典情報部5032に記憶されている特典シール枚数が特典条件テーブル513から読み出した特典シール枚数以上である場合、制御部50は優待価格を読み出す。続いて、制御部50は、商品登録を実行し(ステップS11)、ステップS2の処理に戻る。この場合、商品登録は、優待価格を用いてなされる。また、特典情報部5032に記憶されている特典シール枚数を、特定商品の購入に利用した枚数分だけ減算して更新する。
なお、ステップS6の処理において、入力された商品コードで識別される商品が特定商品でないと(ステップS6のN)、制御部50は、商品マスタ512から該当する価格を読み出し(ステップS12)、ステップS11の処理に移行する。この場合、商品登録は、優待価格でなく通常の価格を用いてなされる。ステップS8の処理において、特典シールを利用しない場合(ステップS8のN)、制御部50はステップS12の処理に移行する。
ステップS9の処理において、利用条件を満たさない場合(ステップS9のN)、表示制御部5007は、表示部52にエラー情報を表示させる(ステップS13)。例えば、表示制御部5007は、優待価格で商品を購入する条件を満たしていない旨のメッセージを表示部52に表示させる。そして、制御部50は、ステップS2の処理に戻る。
また、ステップS5の処理において、商品コードが入力されないと(ステップS5のN)、制御部50は、受付部5003が決済指示入力を受付けたか否か判断する(ステップS14)。受付部5003が決済指示入力を受付けない場合(ステップS14のN)、制御部50は、ステップS2の処理に戻る。
受付部5003が決済指示入力を受付けると(ステップS14のY)、決済処理部5005は、商品情報部5031に記憶されている商品情報を読み出し(ステップS15)、取引金額、付与する特典(特典シール枚数およびポイント)を算出する(ステップS16)。続いて、決済処理部5005は、決済を実行する(ステップS17)。決済処理部5005は、顧客が現金決済で購入代金の支払いを行う場合、釣銭機56を制御して釣銭の払い出し等を行う。また、決済処理部5005は、顧客がクレジットカード決済で購入代金の支払いを行う場合、決済事業者が管理する決済サーバと通信して必要な情報の送受信を行う。さらに、決済処理部5005は、顧客が二次元コード決済等の他の決済方法で購入代金の支払いを行う場合、支払に必要な処理を行う。なお、顧客がポイントを利用する場合、算出された取引金額から利用するポイント相当金額を減算したうえで、決済がなされる。
ここで、決済時に表示部52が表示する画面について説明する。図11は、決済時の表示画面を示す図である。受付部5003が決済指示入力を受付けると、表示部52は、商品情報表示部5211に決済情報表示部5221をポップアップ表示する。商品情報表示部5211は、図10に示す特典指示画面と同様であるので、重複する説明は省略する。決済情報表示部5221は、合計情報表示部5222、特典情報表示部5223、支払方法選択ボタン5224、および戻るボタン5225を表示する。
合計情報表示部5222は、商品登録された商品の合計点数、および当該商品の合計金額(取引金額)を表示する。特典情報表示部5223は、取引における特典シール付与対象額、および特典シール付与枚数を表示する。特典シール付与対象額は、取引金額のうち、サービス対象商品の購入金額を示すものである。特典シール付与枚数は、特典シール付与対象額に応じて付与される特典シール枚数である。
支払方法選択ボタン5224は、支払方法を選択する画面に移行するための操作ボタンである。店員は、合計情報表示部5222、特典情報表示部5223等を確認して、誤りがなければ支払方法選択ボタン5224を操作する。戻るボタン5225は、商品情報表示部5211を表示した登録画面に戻るための操作ボタンである。店員は、合計情報表示部5222、特典情報表示部5223等を確認して、商品登録等に誤りがあると考えられる場合などのときに戻るボタン5225を操作する。
図9に戻って会計処理について説明する。決済が完了すると送受信部5008は、ステップS16で算出された付与される特典シール枚数、および特定商品の購入に利用された特典シールの枚数を、会員IDとともにサーバ装置4に送信する(ステップS18)。次いで、制御部50は、図示しないプリンタを制御してレシートを発行させる(ステップS19)。なお、本実施形態および他の実施形態において、発行される各種レシートは紙レシートに限らず、電子レシートであってもよい。続いて、制御部50は、商品情報部5031および特典情報部5032に記憶された情報をクリアし(ステップS20)、会計処理を終了する。言い換えると、制御部50は、一取引に係る決済およびレシートの発行が終了すると、当該一取引に係る情報をクリアして、次の取引の会計処理に備える。
ここで、決済後に発行されるレシートについて説明する。図12は、POS端末5が発行するレシートを示す図である。レシートには、店舗名61、商品情報62、ポイント情報63、および特典シール情報64が印字される。商品情報62には、顧客が購入した商品ごとに、商品名、購入点数、金額が印字される。また、商品情報62には、取引の合計金額(取引金額)も印字される。ポイント情報63には、今回の取引で付与されたポイントおよび累計ポイントが印字される。特典シール情報64には、今回の取引における特典シール付与対象額(購入したサービス対象商品の合計金額)および特典シール付与枚数が印字される。また、特典シール情報64には、取引後の特典シール累計枚数も印字される。なお、会員でない顧客、会員カードを持ち合わせず会計処理時に会員IDの入力がされなかった顧客の場合、累計ポイントおよび特典シール累計枚数は印字されない。
上記会計処理により、POS端末5は、一取引に係る決済および特典の付与を行うことができるばかりでなく、サーバ装置4と協働して顧客に付与する特典シールの枚数を管理することができる。
続いて、POS端末5が実行する特典シール変更処理について説明する。図13は、POS端末5の制御部50による特典シール変更処理の流れを示すフローチャートである。特典シール変更処理は、顧客が保有する特典シールの枚数を変更することを主目的とした処理である。特典シール変更処理は、例えば、顧客が商品を返品する際、会計処理時に会員カードを持ち合わせずに後から特典シールを付与する際、顧客が特典シールを利用して特定商品のみを購入する際などに実行される。
制御部50は、受付部5003が操作部53から特典変更指示入力を受付けたか否か判断し(ステップS21)、受付けなければ(ステップS21のN)、ステップS21の処理に戻って待機する。特典変更指示入力は、会計処理とは別に顧客が保有している特典シールの枚数、すなわちサーバ装置4で管理されている特典シールの枚数を変更することを指示する情報である。受付部5003が操作部53から特典変更指示入力を受付けると(ステップS21のY)、制御部50は、入力部5001に会員IDが入力されたか否か判断する(ステップS22)。
入力部5001に会員IDが入力されないと(ステップS22のN)、制御部50は、ステップS22の処理に戻って待機する。入力部5001に会員IDが入力されると(ステップS22のY)、取得部5002は、サーバ装置4から当該会員IDに対応する特典情報である特典シール枚数を取得する(ステップS23)。続いて、制御部50は、取得部5002が取得した特典情報を特典情報部5032に記憶する(ステップS24)。
次いで、制御部50は、受付部5003が操作部53から交換入力を受付けたか否か判断する(ステップS25)。交換入力は、顧客が特典シールを利用して特定商品を優待価格で購入すること(以下、「交換」ともいう)を示す情報である。
受付部5003が操作部53から交換入力を受付けると(ステップS25のY)、表示制御部5007は、交換可能な特定商品のリストを表示部52に表示させる。詳細には、表示制御部5007は、特典条件テーブル513を参照して、特典条件に記憶された特典シール枚数がサーバ装置4から取得した特典シール枚数以下の商品、すなわち交換可能商品を抽出し、抽出した交換可能商品をリストにして表示部52に選択可能に表示させる。
続いて、制御部50は、受付部5003が操作部53から特定商品の選択入力を受付けたか否か判断し(ステップS27)、受付けなければ(ステップS27のN)、ステップS27の処理に戻って待機する。店員は、表示部52に表示された交換可能商品のリストから特定商品を選択することができる。受付部5003が特定商品の選択入力を受付けると(ステップS27のY)、制御部50は、特典シールの累計枚数を算出して会員IDとともにサーバ装置4に送信する(ステップS28)。特定商品を交換する場合、特典シールの累計枚数算出は、特典情報部5032に記憶された特典シール枚数から交換で利用された特典シール枚数を減算することでなされる。
次いで、制御部50は、制御部50は、図示しないプリンタを制御して特典レシートを発行させ(ステップS29)、特典情報部5032に記憶された情報をクリアし(ステップS30)、特典シール変更処理を終了する。発行される特典レシートについては後述する。
なお、交換入力がなされた場合、すなわち顧客が特典シールを利用して特定商品を購入する場合、ステップS30の処理に続いて、優待価格での決済処理が行われる。本実施形態では、特典シール変更処理において購入する特定商品が選択されるので、当該特典シール変更処理の一部として特定商品の決済処理を行うことができる。
ステップS25の処理において、受付部5003が交換入力を受付けないと(ステップS25のN)、制御部50は、受付部5003が加算入力を受付けたか否か判断する(ステップS31)。加算入力は、サーバ装置4に記憶されている特典シール枚数を加算するための処理を、会計処理とは別に行う場合に入力される情報である。加算入力は、例えば、会計処理時に顧客が会員カードを持ち合わせず後から特典シールを付与する際に入力される。
次いで、制御部50は、受付部5003が操作部53から加算枚数入力を受付けたか否か判断し(ステップS32)、受付けなければ(ステップS32のN)、ステップS32の処理に戻って待機する。受付部5003が操作部53から加算枚数入力を受付けると(ステップS32のY)、制御部50は、ステップS28の処理に移行する。特典シールを加算する場合、ステップS28における特典シールの累計枚数算出は、特典情報部5032に記憶された特典シール枚数に入力された加算枚数を加算することでなされる。
ここで、加算枚数を入力するための特典シール加算画面について説明する。図14は、
特典シール加算画面を示す図である。受付部5003が加算入力を受付けると、表示部52は、特典シール加算画面を表示する。特典シール加算画面は、メッセージ表示部5231、情報表示部5232、および確定ボタン5233を表示する。
特典シール加算画面を示す図である。受付部5003が加算入力を受付けると、表示部52は、特典シール加算画面を表示する。特典シール加算画面は、メッセージ表示部5231、情報表示部5232、および確定ボタン5233を表示する。
メッセージ表示部5231は、加算するシール枚数の入力を促すメッセージを表示する。情報表示部5232は、会員番号、現在シール枚数、加算シール枚数を表示する。会員番号は、会員IDを構成するもので、入力部5001に入力された会員IDである。現在シール枚数は、入力部5001に会員IDが入力されてサーバ装置4から取得した当該会員IDに対応する特典シールの累計枚数である。すなわち、現在シール枚数は、特典シール変更処理によって加算される前の特典シール枚数である。加算シール枚数は、操作部53に入力される特典シールの枚数である。
例えば、加算枚数入力は次のように行われる。まず、POS端末5を操作する店員は、会計処理時に会員カードを所持していなかった顧客から当該会計処理時に発行されたレシートを受け取り、特典シール付与枚数を確認する。そして、店員は特典シール加算画面において、レシートで確認した特典レシート付与枚数を入力する。店員は、レシートに特典シール累計枚数が印字されていないことを確認することで、当該レシートに印字された特典レシート付与枚数が会計処理時に付与されていないことを認識できる。
図13に戻って特典シール変更処理について説明する。ステップS31において、加算入力がなされないと(ステップS31のN)、制御部50は、受付部5003が減算入力を受付けたか否か判断する(ステップS33)。減算入力は、サーバ装置4に記憶されている特典シール枚数を減算するための処理を、会計処理とは別に行う場合に入力される情報である。減算入力は、例えば、返品が生じて顧客に代金を返金する際に入力される。受付部5003が減算入力を受付けないと(ステップS33のN)、制御部50は、ステップS25の処理に戻る。
受付部5003が減算入力を受付けると(ステップS33のY)、制御部50は、受付部5003が操作部53から減算枚数入力を受付けたか否か判断し(ステップS34)、受付けなければ(ステップS34のN)、ステップS34の処理に戻って待機する。受付部5003が操作部53から減算枚数入力を受付けると(ステップS34のY)、制御部50は、ステップS28の処理に移行する。特典シールを減算する場合、ステップS28における特典シールの累計枚数算出は、特典情報部5032に記憶された特典シール枚数から入力された減算枚数を減算することでなされる。
減算枚数を入力するための特典シール減算画面は、特典シール加算画面と同様である。詳細には、特典シール減算画面は、図14に示す特典シール加算画面における「加算」が「減算」に置き換わる点を除いて当該特典シール加算画面と同一である。したがって、店員は、減算枚数入力も加算枚数入力と同様に行うことができる。
ここで、交換入力、加算入力、減算入力のいずれかによって特典シール枚数が算出された後に発行される特典レシートについて説明する。図15は、POS端末5が発行する特典レシートを示す図である。特典レシートには、処理情報71、変更情報72、および処理対象情報73が印字される。処理情報71には、特典シール変更処理を実行した日時およびPOS端末番号が印字される。また、変更情報72には、訂正(変更)枚数および累計枚数が印字される。処理対象情報73には、特典シール変更処理の対象となった顧客の会員番号、レシート番号、および特典変更シール処理を行った店舗の番号が印字される。
上記特典シール変更処理により、POS端末5は、会計処理中でなくても、顧客が保有する特典シール、言い換えればサーバ装置4によって管理されている顧客の特典シールの枚数を必要に応じて変更することができる。また、交換入力がなされると、顧客が特典シールを利用して購入可能な商品をリスト表示するので、店員は顧客に対して当該購入可能な商品を知らせることができる。このため、顧客に対するサービスを向上させることができる。なお、特典シール変更処理と同様の処理により、顧客が保有するポイントについても変更することができる。
以上説明したとおり、第1の実施形態のPOS端末5は、顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部(入力部5001)と、商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部(入力部5001)と、前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部5002と、前記特典を利用して前記特定商品を購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部5003と、前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品が前記特定商品であり、かつ、取得部5002が取得した特典情報で示される特典が当該特定商品の購入に利用できる条件を満たしている場合、受付部5003が前記特典利用指示を受付けたことを条件に、当該特定商品を優待価格で決済処理する決済処理部5005と、を備える。
これにより、特定商品の購入に利用できる特典を顧客ごとに管理することができる。したがって、店舗は、特典サービスを容易に運用することが可能となる。しかも、顧客が特典を利用して特定商品を購入した際、決済処理に合わせて顧客が保有する特典の変更も行なわれるので、POS端末5を操作するオペレータの操作性を向上させることができる。
また、第1の実施形態のPOS端末5は、取得部5002が取得した特典情報で示される特典が、特定商品ごとに予め設定された特典条件を満たしているかを判定する判定部5004をさらに備える。
これにより、POS端末5を操作するオペレータは、保有する特典を利用して顧客が特定商品を購入可能か否か判断する必要がない。この点においても、オペレータの操作性を向上させることができる。
さらに、第1の実施形態のPOS端末5は、入力部5001に入力された商品識別情報で識別される商品が特定商品である場合、特典利用指示を入力するための操作子を表示部52に表示させる表示制御部5007をさらに備える。
これにより、POS端末5を操作するオペレータは、例えば会計処理において商品バーコードを読み取らせた商品が特定商品の場合、当該商品が特定商品であることを容易に認識できる。このため、オペレータは特典を利用した購入が可能であることを顧客に知らせることが可能となるので、顧客へのサービス向上を図ることができる。また、表示された操作子を操作することで、優待価格での決済が可能となるため、オペレータの操作性を向上させることができる。
加えて、第1の実施形態のPOS端末5は、受付部5003が特典利用指示を受付けた場合、特定商品を選択可能な選択画面を表示部52に表示させる表示制御部5007をさらに備える。
これにより、POS端末5を操作するオペレータは、顧客が特典を利用して購入する特定商品を容易に選択することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、特典シール変更処理における交換入力時の表示画面、交換入力がなされた場合の特定商品の決済などにおいて第1の実施形態と異なる。なお、以下では、第1の実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、特典シール変更処理における交換入力時の表示画面、交換入力がなされた場合の特定商品の決済などにおいて第1の実施形態と異なる。なお、以下では、第1の実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。
図16は、第2の実施形態における特典シール変更処理の流れを示すフローチャートである。第1の実施形態における特典シール変更処理と同様の処理には同一符号を付し、説明を省略する。
顧客が特典シールを利用して特定商品を購入する場合に受付部5003が交換入力を受付けると(ステップS25のY)、表示制御部5007は表示部52にプリセット画面を表示させる(ステップS41)。プリセット画面は、特定商品ごとに定めされた特典条件、言い換えると特定商品の購入に利用される特典シール枚数の入力を容易にするための画面である。
図17は、プリセット画面を示す図である。受付部5003が交換入力を受付けると、表示部52は、プリセット画面を表示する。プリセット画面は、保有特典表示部5241、プリセットボタン表示部5242、選択特典表示部5243、および確定ボタン5244を表示する。
保有特典表示部5241は、現在シール枚数を表示する。現在シール枚数は、入力部5001に会員IDが入力されてサーバ装置4から取得した当該会員IDに対応する特典シールの累計枚数である。プリセットボタン表示部5242は、複数のプリセットボタンを表示する。これらプリセットボタンは、特定商品の購入で利用される特典シール枚数(特典条件)に対応して設けられている。本実施形態においては、特典条件が5枚に設定された特定商品が複数設けられている。同様に、特典条件が10枚、15枚、20枚、30枚に設定された特定商品も複数設けられている。
選択特典表示部5243は、プリセットボタンで選択された枚数を表示する。なお、選択特典表示部5243は、複数のプリセットボタンの選択に基づいて枚数を表示するようにしてもよい。例えば、選択特典表示部5243は、20枚のプリセットボタンが選択されると20枚と表示し、その後確定ボタン5244が操作される前に5枚のプリセットボタンが選択されると25枚と表示するようにしてもよい。確定ボタン5244は、特定商品の購入に利用される特典シールの枚数を確定させるための操作ボタンである。店員は、選択特典表示部5243に表示された特典シール枚数を確認して確定ボタン5244を操作する。なお、プリセット画面は、加算入力や減算入力がなされた場合に表示してもよい。
図16に戻って特典シール変更処理について説明する。表示制御部5007がプリセット画面を表示させた後、制御部50は、受付部5003が交換枚数入力を受付けたか否か判断し(ステップS42)、受付けなければ(ステップS42のN)、ステップS42の処理に戻って待機する。受付部5003が交換枚数入力を受付けると(ステップS42のY)、制御部50は、ステップS28の処理に移行する。
本実施形態においては、特典シール変更処理において購入する特定商品が選択されないので、ステップS30の処理に続いて優待価格での決済は行われない。本実施形態の特典シール変更処理では、選択した特定商品の特典条件、すなわち購入で利用される特典シールの枚数を特典条件テーブル413から読み出さずに店員が入力するようにしている。このため、特典条件を予め記憶しておく必要がなく、特典条件の変更を容易に行うことができる。例えば、特典条件を変更して容易に異なるプロモーションを企画することができる。しかも、特典条件に対応したプリセットボタンを表示するので、店員の操作性を低減することを抑制することができる。
続いて、POS端末5が実行する交換会計処理について説明する。図18は、POS端末5の制御部50による交換会計処理の流れを示すフローチャートである。交換会計処理は、顧客が特典シールを利用して特定商品を購入する場合、特典シール変更処理と別に実行される。
制御部50は、受付部5003が操作部53から交換決済入力を受付けたか否か判断し(ステップS51)、受付けなければ(ステップS51のN)、ステップS51の処理に戻って待機する。交換決済入力は、特典を利用して購入することを宣言するものであり、特典利用指示の一例である。受付部5003が操作部53から交換決済入力を受付けると(ステップS51のY)、制御部50は、入力部5001に商品コードが入力されたか否か判断する(ステップS52)。
入力部5001に商品コードが入力されないと(ステップS52のN)、制御部50は、ステップS52の処理に戻って待機する。入力部5001に商品コードが入力されると(ステップS52のY)、判定部5004は、商品マスタ512を参照して、入力された商品コードで識別される商品が特定商品であるか否か判断する(ステップS53)。
入力部5001に入力された商品コードで識別される商品が特定商品であると(ステップS53のY)、決済処理部5005は、特典条件テーブル413から該当商品の優待価格を読み出し(ステップS54)、読み出した優待価格に基づいて決済を実行する(ステップS55)。言い換えると、決済処理部5005は、入力部5001に入力された商品コードで識別される商品の価格を優待価格に変更した決済処理を実行する。なお、優待価格は、操作部53操作により入力されてもよい。次いで、制御部50は、図示しないプリンタを制御してレシートを発行させる(ステップS56)。そして、制御部50は交換会計処理を終了する。
ステップS53の処理において、入力部5001に入力された商品コードで識別される商品が特定商品でない場合(ステップS53のN)、表示制御部5007は表示部52にエラーメッセージを表示させる。表示されるエラーメッセージは、例えば、商品バーコードを読取った商品は優待価格で購入可能な特定商品でないことを示すメッセージなどである。そして、制御部50は、交換会計処理を終了する。
以上説明したとおり、第2の実施形態のPOS端末5は、顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部(入力部5001)と、商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部(入力部5001)と、前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部5002と、前記特典を利用して購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部5003と、受付部5003が特典利用指示を受付けると、前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品の価格を変更した決済処理を可能する決済処理部5005と、を備える。
これにより、特定商品の購入に利用できる特典を顧客ごとに管理することができる。したがって、店舗は、特典サービスを容易に運用することが可能となる。
なお、上記各実施形態において、顧客端末2、サーバ装置4、およびPOS端末5の各装置で実行される制御プログラムは、CD-ROM等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上記各実施形態の各装置で実行される制御プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良く、さらには、インターネット等のネットワーク経由で提供するように構成しても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
3 販売データ処理システム
4 サーバ装置(情報処理装置)
5 POS端末(販売データ処理装置)
412 商品マスタ(商品情報記憶部)
413 特典条件テーブル(利用条件記憶部)
414 特典管理テーブル(特典情報記憶部)
512 商品マスタ(商品情報記憶部)
513 特典条件テーブル(利用条件記憶部)
5001 入力部
5002 取得部
5003 受付部
5004 判定部
5005 決済処理部
5006 変更部
5007 表示制御部
4 サーバ装置(情報処理装置)
5 POS端末(販売データ処理装置)
412 商品マスタ(商品情報記憶部)
413 特典条件テーブル(利用条件記憶部)
414 特典管理テーブル(特典情報記憶部)
512 商品マスタ(商品情報記憶部)
513 特典条件テーブル(利用条件記憶部)
5001 入力部
5002 取得部
5003 受付部
5004 判定部
5005 決済処理部
5006 変更部
5007 表示制御部
Claims (6)
- 顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部と、
商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部と、
前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部と、
前記特典を利用して前記特定商品を購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部と、
前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品が前記特定商品であり、かつ、前記取得部が取得した特典情報で示される特典が当該特定商品の購入に利用できる条件を満たしている場合、前記受付部が前記特典利用指示を受付けたことを条件に、当該特定商品を優待価格で会計処理する会計処理部と、
を備える販売データ処理装置。 - 前記取得部が取得した特典情報で示される特典が、前記特定商品ごとに予め設定された特典条件を満たしているかを判定する判定部をさらに備える、
請求項1に記載の販売データ処理装置。 - 前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品が前記特定商品である場合、前記特典利用指示を入力するための操作子を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、
請求項1または請求項2に記載の販売データ処理装置。 - 前記受付部が前記特典利用指示を受付けた場合、前記特定商品を選択可能な選択画面を表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、
請求項1または請求項2に記載の販売データ処理装置。 - 顧客が購入する商品に関する会計処理を実行する販売データ処理装置と、前記顧客に付与される特典を管理するサーバ装置と、を備える販売データ処理システムであって、
商品ごとに、当該商品を識別する商品識別情報と特定商品であるか否かを示す特定商品情報とを対応付けて記憶する商品情報記憶部と、
前記特定商品ごとに、当該特定商品の購入に利用できる特典条件を記憶する利用条件記憶部と、
顧客ごとに、保有する特典を示す特典情報を記憶する特典情報記憶部と、
顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部と、
商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部と、
前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客に対応する特典情報を前記特典情報記憶部から取得する取得部と、
前記特典を利用して購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部と、
前記商品情報記憶部に記憶された情報に基づいて前記第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品が前記特定商品であると判定され、かつ、前記利用条件記憶部に記憶された情報に基づいて前記取得部が取得した特典情報で示される特典が当該特定商品の購入に利用できる条件を満たしていると判定された場合、前記受付部が前記特典利用指示を受付けたことを条件に、当該特定商品を優待価格で会計処理する会計処理部と、
を備える販売データ処理システム。 - 顧客を識別する顧客識別情報が入力される第1入力部と、
商品を識別する商品識別情報が入力される第2入力部と、
前記第1入力部に入力された顧客識別情報で識別される顧客が予め設定された特定商品の購入に利用可能な特典を示す特典情報を取得する取得部と、
前記特典を利用して購入することを宣言する特典利用指示を受付ける受付部と、
前記受付部が特典利用指示を受付けると、第2入力部に入力された商品識別情報で識別される商品の価格を変更した決済処理を可能する決済処理部と、
を備える販売データ処理装置。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP2022085205A JP2023173156A (ja) | 2022-05-25 | 2022-05-25 | 販売データ処理装置および販売データ処理システム |
CN202310011688.2A CN117132320A (zh) | 2022-05-25 | 2023-01-05 | 销售数据处理装置及销售数据处理系统 |
US18/175,202 US20230410141A1 (en) | 2022-05-25 | 2023-02-27 | Sales data processing apparatus and sales data processing system |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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2022
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2023
- 2023-01-05 CN CN202310011688.2A patent/CN117132320A/zh active Pending
- 2023-02-27 US US18/175,202 patent/US20230410141A1/en not_active Abandoned
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