JP2023172573A - サーバ、プリンタ、及び、端末装置のためのアプリケーションプログラム - Google Patents
サーバ、プリンタ、及び、端末装置のためのアプリケーションプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を向上させるサーバ、プリンタ及びプリケーションプログラムを提供する。【解決手段】プリンタ、サーバ及び端末装置を有する通信システムにおいて、サーバは、プリンタから、プリンタに装着されているカートリッジが、純正カートリッジであるのか、非純正カートリッジであるのか、に関連するカートリッジ情報を受信し、端末装置からプリンタを識別する識別情報を受信し、かつ、識別情報によって識別されるプリンタから受信したカートリッジ情報が、純正カートリッジがプリンタに装着されていることを示す場合に、サービスへの加入を促す第1のメッセージを端末装置に送信する。サーバはまた、端末装置から識別情報を受信し、かつ、識別情報によって識別されるプリンタから受信されたカートリッジ情報が、非純正カートリッジがプリンタに装着されていることを示す場合に、サービスへの加入を促す第2のメッセージを端末装置に送信する。【選択図】図4
Description
本明細書は、プリンタに関係するサービスへの加入を促すメッセージを表示する技術を開示する。
特許文献1には、トナーローを検出することに応じてトナー配送契約を勧める画面を表示するプリンタが開示されている。
本明細書では、ユーザの利便性を向上させることができる技術を開示する。
本明細書は、プリンタに関係するサービスを提供するサーバを開示する。サーバは、前記プリンタから、前記プリンタに装着されているカートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジであるのか、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジであるのか、に関連するカートリッジ情報を受信するカートリッジ情報受信部と、前記プリンタとは異なる端末装置から前記プリンタを識別する識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第1のメッセージを前記端末装置に送信する第1のメッセージ送信部と、前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記端末装置に送信する第2のメッセージ送信部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、サーバは、プリンタに装着されているカートリッジの種類に応じた適切なメッセージを端末装置に送信することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本明細書は、プリンタを開示する。プリンタは、表示部と、カートリッジが着脱可能に装着される印刷実行部と、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジである場合に、サーバによって提供されるサービスへの加入を促す第1のメッセージを前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジである場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記表示部に表示させる第2の表示制御部と、を備えてもよい。
上記の構成によると、プリンタは、印刷実行部に装着されているカートリッジの種類に応じて、適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本明細書は、端末装置のためのアプリケーションプログラムを開示する。アプリケーションプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、プリンタから、前記プリンタに装着されているカートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジであるのか、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジであるのか、に関連するカートリッジ情報を受信するカートリッジ情報受信部と、前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記プリンタに関係するサービスであって、サーバによって提供される前記サービスへの加入を促す第1のメッセージを前記端末装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記表示部に表示させる第2の表示制御部と、として機能させてもよい。
上記の構成によると、端末装置は、プリンタに装着されているカートリッジの種類に応じて、適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上記のサーバを実現するための制御方法、上記のサーバのためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体も、新規で有用である。また、上記のプリンタを実現するための制御方法、上記のプリンタのためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶する記憶媒体も、新規で有用である。また、上記のアプリケーションプログラムを記憶する記憶媒体、及び、当該アプリケーションプログラムによって実現される端末装置も、新規で有用である。また、上記のプリンタとサーバとを備える通信システム、及び、上記のプリンタとサーバと端末装置とを備える通信システムも、新規で有用である。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10A、10Bと、端末装置100と、サーバ200と、を備える。プリンタ10A、10B、及び、端末装置100は、LAN(Local Area Networkの略)4に接続されている。プリンタ10A、10B、及び、端末装置100は、LAN4を介して、通信可能である。LAN4は、インターネット6に接続されている。プリンタ10A、10B、端末装置100、及び、サーバ200は、インターネット6に接続されている。プリンタ10A、10B、端末装置100、及び、サーバ200は、インターネット6を介して、通信可能である。サーバ200は、プリンタに関する定額制の課金サービス(以下では、「定額制サービス」と呼ぶ)と、自動発注サービスと、を提供する。定額制サービス及び自動発注サービスについては、後で詳しく説明する。以下では、プリンタ10A、10Bを総称して、「プリンタ10」と記載することがある。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10A、10Bと、端末装置100と、サーバ200と、を備える。プリンタ10A、10B、及び、端末装置100は、LAN(Local Area Networkの略)4に接続されている。プリンタ10A、10B、及び、端末装置100は、LAN4を介して、通信可能である。LAN4は、インターネット6に接続されている。プリンタ10A、10B、端末装置100、及び、サーバ200は、インターネット6に接続されている。プリンタ10A、10B、端末装置100、及び、サーバ200は、インターネット6を介して、通信可能である。サーバ200は、プリンタに関する定額制の課金サービス(以下では、「定額制サービス」と呼ぶ)と、自動発注サービスと、を提供する。定額制サービス及び自動発注サービスについては、後で詳しく説明する。以下では、プリンタ10A、10Bを総称して、「プリンタ10」と記載することがある。
(プリンタ10A、10Bの構成)
プリンタ10Aは、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ちPC等の周辺装置)である。プリンタ10Aは、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10Aは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、通信インターフェース20と、制御部30と、を備える。プリンタ10Aは、シリアル番号「SN1」と、モデル名「MN1」と、を有する。シリアル番号は、プリンタの製造時に割り当てられる識別番号であり、当該プリンタを識別するための情報である。モデル名は、プリンタのモデルを示す情報である。以下では、インターフェースを「I/F」と記載することがある。
プリンタ10Aは、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ちPC等の周辺装置)である。プリンタ10Aは、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタ10Aは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、通信インターフェース20と、制御部30と、を備える。プリンタ10Aは、シリアル番号「SN1」と、モデル名「MN1」と、を有する。シリアル番号は、プリンタの製造時に割り当てられる識別番号であり、当該プリンタを識別するための情報である。モデル名は、プリンタのモデルを示す情報である。以下では、インターフェースを「I/F」と記載することがある。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10Aに入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。
印刷実行部16は、インクジェット方式の印刷機構である。印刷実行部16には、インクを収容するカートリッジが装着される。印刷実行部16は、カートリッジ内のインクを利用して、印刷を実行する。カートリッジには、カートリッジを識別するためのカートリッジ番号が割当てられている。カートリッジ番号は、複数個のカートリッジが製造される際に、各カートリッジに割り当てられるユニークな文字列である。カートリッジには、プリンタ10Aのベンダによって提供される純正カートリッジと、当該ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジと、が存在する。非純正カートリッジは、販売店で購入可能である。純正カートリッジは、販売店で購入可能であり、プリンタの販売時に当該プリンタに同梱されている同梱カートリッジと、販売店で購入可能であり、プリンタの販売時に当該プリンタに同梱されていない汎用カートリッジと、販売店で購入不可能であり、サーバ200から発送される専用カートリッジと、を含む。非純正カートリッジ及び汎用カートリッジは、プリンタが定額制サービスの提供を受けていない状態(以下では、「サービス非提供状態」と記載する)で利用可能であり、プリンタが定額制サービスの提供を受けている状態(以下では、「サービス提供状態」と記載する)で利用不可能である。同梱カートリッジは、サービス非提供状態、及び、サービス提供状態で利用可能である。専用カートリッジは、サービス提供状態で利用可能であり、サービス非提供状態で利用不可能である。カートリッジには、カートリッジ番号が記憶されているメモリ(ICチップ)が取付けられている。図1は、同梱カートリッジ18Aが印刷実行部16に装着されている状況を示している。
通信I/F20は、LAN4に接続されている。通信I/F20は、無線I/Fであってもよいし、有線I/Fであってもよい。
制御部30は、CPU32とメモリ34とを備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ34は、さらに、サービスフラグ40を記憶している。サービスフラグ40は、プリンタ10Aが定額制サービスの提供を受けていることを示す「ON」と、定額制サービスの提供を受けていないことを示す「OFF」と、のどちらからの値を示す。プリンタ10Aは、サービス提供状態である場合に、サービスフラグ40を「ON」に設定し、サービス非提供状態である場合に、サービスフラグ40を「OFF」に設定する。
プリンタ10Bは、シリアル番号「SN2」を有する点を除いて、プリンタ10Aと同様の構成を有する。
(端末装置100の構成)
端末装置100は、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、携帯電話(例えばスマートフォン)等のユーザ端末である。端末装置100は、操作部112と、表示部114と、通信I/F120と、制御部130と、を備える。各部112~130は、バス線(符号省略)に接続されている。
端末装置100は、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPC、携帯電話(例えばスマートフォン)等のユーザ端末である。端末装置100は、操作部112と、表示部114と、通信I/F120と、制御部130と、を備える。各部112~130は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部112は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部112を操作することによって、様々な指示を端末装置100に入力することができる。表示部114は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部114は、ユーザから指示を受け付けるタッチパネル(即ち操作部)としても機能する。通信I/F120は、LAN4に接続されている。通信I/F120は、無線I/Fであってもよいし、有線I/Fであってもよい。
制御部130は、CPU132とメモリ134とを備える。CPU132は、メモリ134に格納されているプログラム136、138に従って、様々な処理を実行する。メモリ134は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ134は、OS(Operating Systemの略)プログラム136と、プリントアプリケーション138と、を記憶する。以下では、OSプログラム136のことを「OS136」と記載し、プリントアプリケーション138のことを「アプリ138」と記載する。OS136は、端末装置100の基本的な動作を制御するためのプログラムである。アプリ138は、端末装置100を利用して、プリンタ10に印刷を実行させるためのアプリケーションである。
(サーバ200の構成)
サーバ200は、プリンタ10のベンダによってインターネット6上に設置される。なお、変形例では、サーバ200は、当該ベンダとは異なる事業者によってインターネット6上に設置されてもよい。別の変形例では、プリンタ10のベンダは、サーバ200のハードウェアを自前で準備せず、外部のクラウドコンピューティングサービスが提供する環境を利用してもよい。この場合、プリンタ10のベンダは、サーバ200のプログラム(即ちソフトウェア)を準備し、それを上記の環境に導入することによって、サーバ200を実現してもよい。上述のように、サーバ200は、定額制サービスと、自動発注サービスと、を提供する。定額制サービスは、所定期間(例えば、1ヶ月)における印刷枚数が契約印刷枚数(例えば1000枚)以下の場合に、予め決められた金額(以下では、「定額料金」と記載することがある)を支払い、所定期間における印刷枚数が契約印刷枚数を超える場合に、定額料金と、契約印刷枚数を超えた印刷枚数に応じた金額と、を合算した請求金額を支払うサービスである。自動発注サービスは、例えば、プリンタ10Aの印刷実行部16に装着されている専用カートリッジ内のインクの残量が所定残量以下になる場合に、新たな専用カートリッジを自動的に発注するサービスである。なお、変形例では、サーバ200は、定額制サービスに代えて、所定期間(例えば、1ヶ月)における印刷枚数に応じた金額を支払うサービスである従量制の課金サービスを提供してもよい。
サーバ200は、プリンタ10のベンダによってインターネット6上に設置される。なお、変形例では、サーバ200は、当該ベンダとは異なる事業者によってインターネット6上に設置されてもよい。別の変形例では、プリンタ10のベンダは、サーバ200のハードウェアを自前で準備せず、外部のクラウドコンピューティングサービスが提供する環境を利用してもよい。この場合、プリンタ10のベンダは、サーバ200のプログラム(即ちソフトウェア)を準備し、それを上記の環境に導入することによって、サーバ200を実現してもよい。上述のように、サーバ200は、定額制サービスと、自動発注サービスと、を提供する。定額制サービスは、所定期間(例えば、1ヶ月)における印刷枚数が契約印刷枚数(例えば1000枚)以下の場合に、予め決められた金額(以下では、「定額料金」と記載することがある)を支払い、所定期間における印刷枚数が契約印刷枚数を超える場合に、定額料金と、契約印刷枚数を超えた印刷枚数に応じた金額と、を合算した請求金額を支払うサービスである。自動発注サービスは、例えば、プリンタ10Aの印刷実行部16に装着されている専用カートリッジ内のインクの残量が所定残量以下になる場合に、新たな専用カートリッジを自動的に発注するサービスである。なお、変形例では、サーバ200は、定額制サービスに代えて、所定期間(例えば、1ヶ月)における印刷枚数に応じた金額を支払うサービスである従量制の課金サービスを提供してもよい。
サーバ200は、通信I/F220と、制御部230と、を備える。通信I/F220は、インターネット6に接続されている。制御部230は、CPU232と、メモリ234と、を備える。CPU232は、メモリ234に格納されているプログラム236に従って、様々な処理を実行する。メモリ234は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。メモリ234は、さらに、サービステーブル238と、デバイステーブル240と、画面テーブル242と、を記憶している。
(各テーブルの構成;図2)
続いて、図2を参照して、サーバ200内のサービステーブル238、デバイステーブル240、及び、画面テーブル242の内容を説明する。
続いて、図2を参照して、サーバ200内のサービステーブル238、デバイステーブル240、及び、画面テーブル242の内容を説明する。
サービステーブル238では、モデル名と、サポート情報と、が関連付けて記憶されている。サポート情報は、定額制サービスがサポートされていることを示す「ON」と、定額制サービスがサポートされていないことを示す「OFF」と、のどちらかの値を示す。サポート情報は、サーバ200の管理者によって更新される情報である。
デバイステーブル240では、シリアル番号と、モデル名と、カートリッジ番号と、が関連付けて記憶されている。以下では、シリアル番号、モデル名、及び、カートリッジ番号を総称して、「プリンタ情報」と記載することがある。
画面テーブル242は、後述するサーバ処理(図4参照)において、端末装置100に送信される通知画面データを決定するためのテーブルである。画面テーブル242では、サポート情報と、純正情報と、種別情報と、通知画面データと、が関連付けて記憶されている。純正情報は、カートリッジが純正であることを示す「純正」と、カートリッジが非純正であることを示す「非純正」と、のいずれかである。種別情報は、カートリッジが同梱カートリッジであることを示す「同梱」と、カートリッジが汎用カートリッジであることを示す「汎用」と、カートリッジが専用カートリッジであることを示す「専用」と、のいずれかである。サーバ200は、サポート情報、純正情報、及び、種別情報を利用して、端末装置100に送信する通知画面データを決定する。なお、サーバ200のメモリ234(図1参照)には、カートリッジ番号に基づいて、純正情報、及び、種別情報を特定するためのカートリッジ番号情報が予め記憶されている。第1通知画面データND1~第5通知画面データND5については、後で詳しく説明する。
(プリンタ情報登録プロセス;図3)
図3を参照して、プリンタ10Aのプリンタ情報がサーバ200のデバイステーブル240に登録されるプリンタ情報登録プロセスについて説明する。以下の各通信の全ては通信I/F20、120、220を介して実行されるので、以下では、「通信I/F20(又は、120、220)を介して」という説明を省略する。また、図3、図5、図9では、理解の容易化のために、プリンタ10AのCPU32、端末装置100のCPU132、サーバ200のCPU232のそれぞれが実行する動作を、CPU32、132、232を主体として記載せずに、プリンタ10A、端末装置100、サーバ200のそれぞれを主体として記載する。プリンタ10BのCPU(図示省略)が実行する動作についても、プリンタ10Bを主体として記載する。
図3を参照して、プリンタ10Aのプリンタ情報がサーバ200のデバイステーブル240に登録されるプリンタ情報登録プロセスについて説明する。以下の各通信の全ては通信I/F20、120、220を介して実行されるので、以下では、「通信I/F20(又は、120、220)を介して」という説明を省略する。また、図3、図5、図9では、理解の容易化のために、プリンタ10AのCPU32、端末装置100のCPU132、サーバ200のCPU232のそれぞれが実行する動作を、CPU32、132、232を主体として記載せずに、プリンタ10A、端末装置100、サーバ200のそれぞれを主体として記載する。プリンタ10BのCPU(図示省略)が実行する動作についても、プリンタ10Bを主体として記載する。
プリンタ10Aのユーザは、T10において、プリンタ10Aの電源をONするための操作を実行し、T12において、プリンタ10Aに同梱されている同梱カートリッジ18Aを印刷実行部16(図1参照)に装着し、T14において、ネットワーク接続操作を実行する。これにより、プリンタ10Aは、LAN4、及び、インターネット6を介して、サーバ200と通信可能な状態になる。そして、プリンタ10Aは、印刷実行部16に装着されている同梱カートリッジ18Aのカートリッジ番号「CN1」を読み取り、T20において、シリアル番号「SN1」とモデル名「MN1」とカートリッジ番号「CN1」とを含むプリンタ情報をサーバ200に送信する。
サーバ200は、T20において、プリンタ10Aからプリンタ情報を受信すると、T22において、プリンタ情報内のシリアル番号「SN1」とモデル名「MN1」とカートリッジ番号「CN1」とを関連付けてデバイステーブル240に記憶する。その後、プリンタ10Aは、所定時間(例えば、24時間)が経過する毎に、プリンタ情報をサーバ200に送信する。例えば、プリンタ10Aは、印刷実行部16に装着されている同梱カートリッジ18Aが汎用カートリッジに交換された後において、シリアル番号「SN1」と、モデル名「MN1」と、当該汎用カートリッジのカートリッジ番号と、を含むプリンタ情報をサーバ200に送信する。
(サーバ処理;図4)
図4を参照して、サーバ200のCPU232によって実行されるサーバ処理について説明する。CPU232は、サーバ200の電源がONされる場合に、図4の処理を開始する。
図4を参照して、サーバ200のCPU232によって実行されるサーバ処理について説明する。CPU232は、サーバ200の電源がONされる場合に、図4の処理を開始する。
S10において、CP232は、端末装置100がトップ画面にアクセスすることを監視する。具体的には、CPU232は、端末装置100から、トップ画面データ要求を受信することを監視する。トップ画面は、定額制サービスに加入するための画面であり、プリンタのシリアル番号の入力欄を含む。CPU232は、端末装置100からトップ画面データ要求が受信される場合に、S12に進む。
S12において、CPU232は、トップ画面データを端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200からトップ画面データを受信すると、トップ画面を表示する。そして、端末装置100は、トップ画面内の入力欄へのシリアル番号の入力を受付けると、入力済みのシリアル番号をサーバ200に送信する。
S14において、CPU232は、端末装置100からシリアル番号(以下では、「対象シリアル番号」と記載することがある)を受信する。
S20において、CPU232は、対象シリアル番号と、デバイステーブル240(図2参照)と、を利用して、対象モデル名、及び、対象カートリッジ番号を特定する。CPU232は、デバイステーブル240内において、対象シリアル番号に関連付けられているモデル名、及び、カートリッジ番号を、それぞれ、対象モデル名、及び、対象カートリッジ番号として特定する。
S30において、CPU232は、サービステーブル238(図2参照)において、対象モデル名に関連付けられているサポート情報が「ON」であるのか否かを判断する。CPU232は、サポート情報が「ON」である場合(S30でYES)に、S40に進み、サポート情報が「OFF」である場合(S30でNO)に、S32に進む。
S32において、CPU232は、画面テーブル242(図2参照)において、サポート情報「OFF」に関連付けられている第1通知画面データND1を特定し、特定済みの第1通知画面データND1を端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200から第1通知画面データND1を受信すると、第1通知画面SC1を表示する。図2に示すように、第1通知画面SC1は、非サポート用メッセージと、OKボタンと、を含む。非サポート用メッセージは、対象シリアル番号によって識別される対象プリンタが定額制サービスをサポートしていないことを示すメッセージを含む。これにより、ユーザは、対象プリンタを利用して、定額制サービスを受けることができないことを知ることができる。CPU232は、図4のS32が終了すると、図4の処理を終了する。
S40において、CPU232は、対象プリンタに装着されているカートリッジ(以下では、「対象カートリッジ」と記載することがある)が純正カートリッジであるのか否かを判断する。CPU232は、対象カートリッジ番号を利用して、対象カートリッジの純正情報を特定し、特定済みの純正情報が「純正」であるのか否かを判断する。CPU232は、純正情報が「純正」である場合(S40でYES)に、S50に進み、純正情報が「純正」でない場合、即ち、純正情報が「非純正」である場合(S40でNO)に、S42に進む。
S42において、CPU232は、画面テーブル242(図2参照)において、サポート情報「ON」、及び、純正情報「非純正」に関連付けられている第2通知画面データND2を特定し、特定済みの第2通知画面データND2を端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200から第2通知画面データND2を受信すると、第2通知画面SC2を表示する。図2に示すように、第2通知画面SC2は、定額制サービスへの加入を促すためのメッセージである非純正用メッセージと、OKボタンと、キャンセルボタンと、を含む。非純正用メッセージは、定額制サービスに加入することで、高品質・低価格の印刷を利用できることを示す内容と、特別な割引が適用されることを示す内容と、を含む。CPU232は、S42が終了すると、図4の処理を終了する。
S50において、CPU232は、対象カートリッジが同梱カートリッジであるのか否かを判断する。CPU232は、対象カートリッジ番号を利用して、対象カートリッジの種別情報を特定し、特定済みの種別情報が「同梱」であるのか否かを判断する。CPU232は、種別情報が「同梱」である場合(S50でYES)に、S52に進み、種別情報が「同梱」でない場合(S50でNO)に、S60に進む。
S52において、CPU232は、画面テーブル242(図2参照)において、サポート情報「ON」、純正情報「純正」、及び、種別情報「同梱」に関連付けられている第3通知画面データND3を特定し、特定済みの第3通知画面データND3を端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200から第3通知画面データND3を受信すると、第3通知画面SC3を表示する。図2に示すように、第3通知画面SC3は、同梱カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージと、OKボタンと、キャンセルボタンと、を含む。当該第1純正用メッセージは、定額制サービスへの加入を促すためのメッセージである。また、当該第1純正用メッセージは、定額制サービスに加入することで、定額制サービスをすぐに利用することができることを示す内容と、特別な割引が適用されることを示す内容と、を含む。CPU232は、図4のS52が終了すると、図4の処理を終了する。
S60において、CPU232は、対象カートリッジが汎用カートリッジであるのか否かを判断する。CPU232は、S50で特定した種別情報が「汎用」であるのか否かを判断する。CPU232は、種別情報が「汎用」である場合(S60でYES)に、S62に進み、種別情報が「汎用」でない場合(S60でNO)に、S70に進む。なお、種別情報が「同梱」及び「汎用」でない場合とは、種別情報が「専用」である場合である。
S62において、CPU232は、画面テーブル242(図2参照)において、サポート情報「ON」、純正情報「純正」、及び、種別情報「汎用」に関連付けられている第4通知画面データND4を特定し、特定済みの第4通知画面データND4を端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200から第4通知画面データND4を受信すると、第4通知画面SC4を表示する。図2に示すように、第4通知画面SC4は、汎用カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージと、OKボタンと、キャンセルボタンと、を含む。当該第1純正用メッセージは、定額制サービスへの加入を促すためのメッセージである。また、当該第1純正用メッセージは、専用カートリッジが届いた後に、定額制サービスを利用することができるようになることを示す内容と、一般割引が適用されることを示す内容と、を含む。なお、一般割引は、ユーザに付与される特典が、特別割引よりも大きい。例えば、特別割引における定額料金の無料期間が「2ヶ月」である場合、一般割引における定額料金の無料期間は「1ヶ月」である。CPU232は、図4のS62が終了すると、図4の処理を終了する。
S70において、CPU232は、画面テーブル242(図2参照)において、サポート情報「ON」、純正情報「純正」、及び、種別情報「専用」に関連付けられている第5通知画面データND5を特定し、特定済みの第5通知画面データND5を端末装置100に送信する。端末装置100は、サーバ200から第5通知画面データND5を受信すると、第5通知画面SC5を表示する。図2に示すように、第5通知画面SC5は、第2純正用メッセージと、OKボタンと、を含む。第2純正用メッセージは、定額制サービスに加入済みであることを示す内容を含む。これにより、ユーザは、定額制サービスに加入済みであることを知ることができる。CPU232は、S70が終了すると、図4の処理を終了する。
(ケースA;図5)
図5を参照して、プリンタ10Aの販売時に同梱されている同梱カートリッジ18Aがプリンタ10Aの印刷実行部16に装着されている状態において、定額制サービスに加入するための操作が実行されるケースAについて説明する。ケースAの初期状態は、図3のプリンタ情報登録プロセスが完了した後の状態である。このため、サーバ200のデバイステーブル240には、シリアル番号「SN1」と、モデル名「MN1」と、カートリッジ番号「CN1」と、が関連付けて記憶されている(図2参照)。
図5を参照して、プリンタ10Aの販売時に同梱されている同梱カートリッジ18Aがプリンタ10Aの印刷実行部16に装着されている状態において、定額制サービスに加入するための操作が実行されるケースAについて説明する。ケースAの初期状態は、図3のプリンタ情報登録プロセスが完了した後の状態である。このため、サーバ200のデバイステーブル240には、シリアル番号「SN1」と、モデル名「MN1」と、カートリッジ番号「CN1」と、が関連付けて記憶されている(図2参照)。
端末装置100は、T110において、サーバ200のトップ画面にアクセスするためのアクセス操作を受付けると、T112において、トップ画面データ要求をサーバ200に送信する。
サーバ200は、T112において、端末装置100からトップ画面データ要求を受信すると(図4のS10でYES)、T114において、トップ画面データを端末装置100に送信する(S12)。
端末装置100は、T114において、端末装置100からトップ画面データを受信すると、T116において、トップ画面を表示する。次いで、端末装置100は、T120において、プリンタ10Aのシリアル番号「SN1」の入力を受付けると、T122において、シリアル番号「SN1」をサーバ200に送信する。
サーバ200は、T122において、端末装置100からシリアル番号「SN1」を受信すると(S14)、デバイステーブル240において、対象シリアル番号「SN1」に関連付けられているモデル名「MN1」、カートリッジ番号CN1を、それぞれ、対象モデル名「MN1」、対象カートリッジ番号「CN1」として特定する(S20)。次いで、サーバ200は、サービステーブル238において、対象モデル名「MN1」に関連付けられているサポート情報が「ON」であると判断し(S30でYES)、対象カートリッジ番号「CN1」を利用して、対象カートリッジの純正情報、種別情報を、それぞれ、「純正」、「同梱」と特定する。次いで、サーバ200は、特定済みの純正情報が「純正」であると判断し(S40でYES)、特定済みの種別情報が「同梱」であると判断し(S50でYES)、画面テーブル242内の第3通知画面データND3を端末装置100に送信すべき通知画面データとして特定する。そして、サーバ200は、T124において、第3通知画面データND3を端末装置100に送信する(S52)。
端末装置100は、T124において、サーバ200から第3通知画面データND3を受信すると、T126において、第3通知画面SC3(図2参照)を表示する。これにより、ユーザは、定額制サービスをすぐに利用することができること、及び、特別な割引が適用されることを知ることができる。その後、ユーザは、定額制サービスに加入することができる。
(本実施例の効果)
上記の構成によれば、サーバ200は、プリンタ10に装着されているカートリッジ(以下では、「装着カートリッジ」と記載することがある。)が純正カートリッジである場合(S40でYES)に、第1純正用メッセージを端末装置100に送信し(S52、S62)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S40でNO)に、非純正用メッセージを端末装置100に送信する(S42)。このような構成によると、サーバ200は、装着カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを端末装置100に送信することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の構成によれば、サーバ200は、プリンタ10に装着されているカートリッジ(以下では、「装着カートリッジ」と記載することがある。)が純正カートリッジである場合(S40でYES)に、第1純正用メッセージを端末装置100に送信し(S52、S62)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S40でNO)に、非純正用メッセージを端末装置100に送信する(S42)。このような構成によると、サーバ200は、装着カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを端末装置100に送信することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、サーバ200は、装着カートリッジが同梱カートリッジである場合(S50でYES)に、同梱カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを端末装置100に送信し(S52)、装着カートリッジが汎用カートリッジである場合(S60でYES)に、汎用カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを端末装置100に送信する(S42)。このような構成によると、サーバ200は、純正カートリッジがプリンタ10に装着されている状態において、純正カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを端末装置100に送信することができる。従って、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、サーバ200は、装着カートリッジが専用カートリッジである場合(S60でNO)に、第2純正用メッセージを端末装置100に送信する(S70)。このような構成によると、ユーザは、プリンタが定額制サービスの提供を受けていることを知ることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、サーバ200は、プリンタ10が定額制サービスをサポートしていない場合(S30でNO)に、非サポート用メッセージを端末装置100に送信し(S32)、装着カートリッジが純正カートリッジであり(S40でYES)、かつ、プリンタ10が定額制サービスをサポートしている場合(S30でYES)に、第1純正用メッセージを端末装置100に送信し(S52、S62)、装着カートリッジが非純正カートリッジであり(S40でNO)、かつ、プリンタ10が定額制サービスをサポートしている場合(S30でYES)に、非純正用メッセージを端末装置100に送信する(S42)。このような構成によると、サーバ200は、プリンタ10が定額制サービスをサポートしているのか否か、及び、装着カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを端末装置100に送信することができる。従って、ユーザの利便性をより向上させることができる。
(対応関係)
定額制サービスが、「プリンタに関係するサービス」の一例である。カートリッジ番号が、「カートリッジ情報」の一例である。シリアル番号が、「識別情報」の一例である。第1純正用メッセージ、非純正用メッセージが、それぞれ、「第1のメッセージ」、「第2のメッセージ」の一例である。同梱カートリッジ、汎用カートリッジが、それぞれ、「第1種の純正カートリッジ」、「第2種の純正カートリッジ」の一例である。第1純正用メッセージ内の同梱カートリッジ用の通知内容、汎用カートリッジ用の通知内容が、それぞれ、「第1の通知内容」、「第2の通知内容」の一例である。専用カートリッジが、「第3種の純正カートリッジ」の一例である。第2純正用メッセージが、「第3のメッセージ」の一例である。非サポート用メッセージが、「第4のメッセージ」の一例である。
定額制サービスが、「プリンタに関係するサービス」の一例である。カートリッジ番号が、「カートリッジ情報」の一例である。シリアル番号が、「識別情報」の一例である。第1純正用メッセージ、非純正用メッセージが、それぞれ、「第1のメッセージ」、「第2のメッセージ」の一例である。同梱カートリッジ、汎用カートリッジが、それぞれ、「第1種の純正カートリッジ」、「第2種の純正カートリッジ」の一例である。第1純正用メッセージ内の同梱カートリッジ用の通知内容、汎用カートリッジ用の通知内容が、それぞれ、「第1の通知内容」、「第2の通知内容」の一例である。専用カートリッジが、「第3種の純正カートリッジ」の一例である。第2純正用メッセージが、「第3のメッセージ」の一例である。非サポート用メッセージが、「第4のメッセージ」の一例である。
図3のT20が、「プリンタ情報受信部」によって実行される処理の一例である。図4のS52、S62が、「第1のメッセージ送信部」によって実行される処理の一例である。図4のS42が、「第2のメッセージ送信部」によって実行される処理の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、図4のサーバ処理に代えて、図6のプリンタ処理が実行される。また、本実施例では、プリンタ10Aのメモリ34(図1参照)には、カートリッジ番号に基づいて、純正情報、及び、種別情報を特定するためのカートリッジ番号情報が予め記憶されている。
本実施例では、図4のサーバ処理に代えて、図6のプリンタ処理が実行される。また、本実施例では、プリンタ10Aのメモリ34(図1参照)には、カートリッジ番号に基づいて、純正情報、及び、種別情報を特定するためのカートリッジ番号情報が予め記憶されている。
(プリンタ処理;図6)
図6を参照して、プリンタ10AのCPU32によって実行されるプリンタ処理について説明する。CPU32は、印刷が完了する場合に、図6の処理を開始する。なお、変形例では、CPU32は、プリンタ10Aの電源がONされる場合、又は、所定時間が経過する毎に、図6の処理を実行してもよい。
図6を参照して、プリンタ10AのCPU32によって実行されるプリンタ処理について説明する。CPU32は、印刷が完了する場合に、図6の処理を開始する。なお、変形例では、CPU32は、プリンタ10Aの電源がONされる場合、又は、所定時間が経過する毎に、図6の処理を実行してもよい。
S110において、CPU32は、メモリ34内のサービスフラグ40が「OFF」であるのか否かを判断する。即ち、CPU32は、プリンタ10Aが定額制サービスの提供を受けているのかを判断する。CPU32は、サービスフラグ40が「OFF」である場合(S110でYES)に、S120に進み、サービスフラグ40が「ON」である場合に、図6の処理を終了する。
S120において、CPU32は、プリンタ10Aが定額制サービスをサポートしているのか否かを判断する。CPU32は、プリンタ10Aのモデル名「MN1」をサーバ200に送信し、サーバ200からモデル名「MN1」に対応するサポート情報を受信する。そして、CPU32は、受信済みのサポート情報が「ON」であるのか否かを判断する。CPU32は、サポート情報が「ON」である場合(S120でYES)に、S130に進み、サポート情報が「OFF」である場合(S120でNO)に、図6の処理を終了する。
S130、S140、S150は、CPU32によって実行される処理である点、プリンタ10Aに装着されているカートリッジから読み取られるカートリッジ番号が利用される点、及び、メモリ34内のカートリッジ番号情報が利用される点を除いて、それぞれ、図4のS40、S50、S60と同様である。
CPU32は、純正情報が「純正」である場合(S130でYES)に、S140に進み、純正情報が「純正」でない場合、即ち、純正情報が「非純正」である場合(S130でNO)に、S132に進む。S132において、CPU32は、第2通知画面SC2(図2参照)を表示部14に表示させる。CPU32は、S132が終了すると、図6の処理を終了する。
CPU32は、種別情報が「同梱」である場合(S140でYES)に、S142に進み、種別情報が「同梱」でない場合(S140でNO)に、S150に進む。S142において、CPU32は、第3通知画面SC3(図2参照)を表示部14に表示させる。CPU32は、S142が終了すると、図6の処理を終了する。
CPU32は、種別情報が「汎用」である場合(S150でYES)に、S152に進み、種別情報が「汎用」でない場合、即ち種別情報が「専用」である場合(S150でNO)に、図6の処理を終了する。S152において、CPU32は、第4通知画面SC4(図2参照)を表示部14に表示させる。CPU32は、S142が終了すると、図6の処理を終了する。
(本実施例の効果)
上記の構成によれば、プリンタ10Aは、印刷実行部16に装着されているカートリッジ(即ち、装着カートリッジ)が純正カートリッジである場合(図5のS130でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S142、S152)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S130でNO)に、非純正用メッセージを表示する(S132)。このような構成によると、プリンタ10Aは、装着カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の構成によれば、プリンタ10Aは、印刷実行部16に装着されているカートリッジ(即ち、装着カートリッジ)が純正カートリッジである場合(図5のS130でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S142、S152)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S130でNO)に、非純正用メッセージを表示する(S132)。このような構成によると、プリンタ10Aは、装着カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、プリンタ10Aは、装着カートリッジが同梱カートリッジである場合(S140でYES)に、同梱カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを表示し(S142)、装着カートリッジが汎用カートリッジである場合(S150でYES)に、汎用カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを表示する(S152)。このような構成によると、プリンタ10Aは、純正カートリッジが印刷実行部16に装着されている状態において、純正カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、プリンタ10Aは、装着カートリッジが専用カートリッジである場合(S150でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。定額制サービスに加入済みである状態において、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージが表示されると、ユーザが煩わしいと感じ得る。上記の構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。
また、プリンタ10Aは、装着カートリッジが純正カートリッジであり(S130でYES)、かつ、プリンタ10Aが定額制サービスをサポートしている場合(S120でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S142、S152)、装着カートリッジが非純正カートリッジであり(S130でNO)、かつ、プリンタ10Aが定額制サービスをサポートしている場合(S120でYES)に、非純正用メッセージを表示し(S132)、プリンタ10Aが、定額制サービスをサポートしていない場合(S120でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。定額制サービスに加入できない状況において、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージが表示されると、ユーザが煩わしいと感じ得る。上記の構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。また、定額制サービスの提供を受けることが可能なプリンタの種類が拡張されることがある。上記の構成によると、プリンタ10Aは、プリンタ10Aが、定額制サービスの提供を受けることが不可能な状態から、定額制サービスの提供を受けることが可能な状態になった後に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示することができる。このため、ユーザは、プリンタ10Aが、定額制サービスの提供を受けることが可能な状態になったことを知ることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、プリンタ10Aは、装着カートリッジが純正カートリッジであり(S130でYES)、かつ、サービスフラグ40が「OFF」である場合(S110でYES)に、第1純正用メッセージを表示し、当該カートリッジが非純正カートリッジであり(S130でNO)、かつ、サービスフラグ40が「OFF」である場合(S110でYES)に、非純正用メッセージを表示し、サービスフラグ40が「ON」である場合(S110でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。定額制サービスに加入済みである状態において、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージが表示されると、ユーザが煩わしいと感じ得る。上記の構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。
(対応関係)
サービスフラグ40が、「サービス情報」の一例である。
サービスフラグ40が、「サービス情報」の一例である。
図6のS142、S152が、「プリンタ」の「第1の表示制御部」によって実行される処理の一例である。図6のS132が、「プリンタ」の「第2の表示制御部」によって実行される処理の一例である。
(第3実施例)
第3実施例では、図4のサーバ処理に代えて、図8の端末処理が実行される。また、図1に示すように、本実施例では、端末装置100のメモリ134には、管理テーブル140が記憶されている。また、端末装置100のメモリ134は、カートリッジ番号に基づいて、純正情報、及び、種別情報を特定するためのカートリッジ番号情報が予め記憶されている。
第3実施例では、図4のサーバ処理に代えて、図8の端末処理が実行される。また、図1に示すように、本実施例では、端末装置100のメモリ134には、管理テーブル140が記憶されている。また、端末装置100のメモリ134は、カートリッジ番号に基づいて、純正情報、及び、種別情報を特定するためのカートリッジ番号情報が予め記憶されている。
図7に示すように、管理テーブル140では、シリアル番号と、モデル名と、サービス提供情報と、が関連付けて記憶されている。サービス提供情報は、定額制サービスの提供を受けていることを示す「ON」と、定額制サービスの提供を受けていないことを示す「OFF」と、のどちらかの値を示す。
(端末処理;図8)
図8を参照して、端末装置100のCPU132がアプリ138に従って実行する端末処理について説明する。CPU132は、アプリ138を利用した印刷が完了する場合、即ち、プリンタ10から印刷完了通知が受信される場合に、図8の処理を開始する。なお、変形例では、アプリ138は、アプリ138が起動される場合、又は、アプリ138が起動されている状態において所定時間が経過する毎に、図8の処理を実行してもよい。以下では、図8では、理解の容易化のために、CPU132を処理の主体として記載することに代えて、アプリ138を処理の主体として記載する。
図8を参照して、端末装置100のCPU132がアプリ138に従って実行する端末処理について説明する。CPU132は、アプリ138を利用した印刷が完了する場合、即ち、プリンタ10から印刷完了通知が受信される場合に、図8の処理を開始する。なお、変形例では、アプリ138は、アプリ138が起動される場合、又は、アプリ138が起動されている状態において所定時間が経過する毎に、図8の処理を実行してもよい。以下では、図8では、理解の容易化のために、CPU132を処理の主体として記載することに代えて、アプリ138を処理の主体として記載する。
S210において、アプリ138は、管理テーブル140内の全てのサービス提供情報が「OFF」であるのか否かを判断する。アプリ138は、全てのサービス提供情報が「OFF」である場合(S210でYES)に、S212に進む。一方、アプリ138は、少なくとも1個のサービス提供情報が「ON」である場合(S210でNO)に、図8の処理を終了する。
S212において、アプリ138は、印刷完了通知の送信元であるプリンタ(以下では、「対象プリンタ」と記載することがある)にカートリッジ情報要求を送信する。カートリッジ情報要求は、対象プリンタに装着されているカートリッジのカートリッジ番号を含むカートリッジ情報の送信を要求するための信号である。
S214において、アプリ138は、対象プリンタからカートリッジ情報を受信する。
S220において、アプリ138は、対象プリンタが定額制サービスをサポートしているのか否かを判断する。アプリ138は、管理テーブル140において、対象プリンタのシリアル番号に関連付けられているモデル名を特定し、特定済みのモデル名をサーバ200に送信し、サーバ200から特定済みのモデル名に対応するサポート情報を受信する。そして、アプリ138は、サーバ200から受信されるサポート情報が「ON」であるのか否かを判断する。アプリ138は、サポート情報が「ON」である場合(S220でYES)に、S230に進み、サポート情報が「OFF」である場合(S220でNO)に、図8の処理を終了する。
S230、S240、S250は、アプリ138によって実行される処理である点、対象プリンタから受信されるカートリッジ情報内のカートリッジ番号が利用される点、及び、メモリ134内のカートリッジ番号情報が利用される点を除いて、それぞれ、図4のS40、S50、S60と同様である。また、S232、S242、S252は、アプリ138によって実行される処理である点、及び、第2通知画面SC2~第4通知画面SC4が端末装置100の表示部114に表示される点を除いて、それぞれ、図6のS132、S142、S152と同様である。
(ケースB)
図9を参照して、汎用カートリッジがプリンタ10Aに装着されている状態において、プリンタ10Aを利用した印刷が実行されるケースBについて説明する。ケースBの初期状態において、管理テーブル140は、空の状態である。
図9を参照して、汎用カートリッジがプリンタ10Aに装着されている状態において、プリンタ10Aを利用した印刷が実行されるケースBについて説明する。ケースBの初期状態において、管理テーブル140は、空の状態である。
端末装置100は、T210において、アプリ138を起動させるための操作を受付けると、T212において、ホーム画面を表示する。ホーム画面は、アプリ138に登録されているプリンタを利用して印刷を実行するための画面であるとともに、アプリ138にプリンタを登録させるための画面である。端末装置100は、T214において、シリアル番号「SN1」によって識別されるプリンタ10Aを登録するための操作を受付けると、T220において、デバイス情報要求をプリンタ10Aに送信する。
プリンタ10Aは、T220において、端末装置100からデバイス情報要求を受信すると、メモリ34内のサービスフラグ40が「OFF」であることを特定し、T222において、シリアル番号「SN1」とモデル名「MN1」とサービス提供情報「OFF」とを含むデバイス情報を端末装置100に送信する。
端末装置100は、T222において、プリンタ10Aからデバイス情報を受信すると、T224において、シリアル番号「SN1」とモデル名「MN1」とサービス提供情報「OFF」とを関連付けて管理テーブル140に記憶し、T232において、ホーム画面を表示する。この時点において、ユーザは、アプリ138を介して、プリンタ10Aに印刷を実行させることができる。T234は、シリアル番号「SN2」が選択される点を除いて、T214と同様である。T240、T242は、通信対象がプリンタ10Bである点を除いて、それぞれ、T220、T222と同様である。なお、プリンタ10Bは、T242において、シリアル番号「SN2」とモデル名「MN1」とサービス提供情報「OFF」とを含むデバイス情報を端末装置100に送信する。端末装置100は、T242において、プリンタ10Bからデバイス情報を受信すると、T244において、シリアル番号「SN2」とモデル名「MN1」とサービス提供情報「OFF」とを関連付けて管理テーブル140に記憶し、T252において、ホーム画面を表示する。この時点において、ユーザは、アプリ138を介して、プリンタ10A及びプリンタ10Bに印刷を実行させることができる。端末装置100は、T254において、シリアル番号「SN1」によって識別されるプリンタ10Aに印刷を実行させるための操作を受付けると、T260において、印刷データをプリンタ10Aに送信する。
プリンタ10Aは、T260において、端末装置100から印刷データを受信すると、T262において、印刷データを利用した印刷を実行し、T264において、印刷完了通知を端末装置100に送信する。
端末装置100は、T264において、プリンタ10Aから印刷完了通知を受信すると、管理テーブル140内の全てのサービス提供情報が「OFF」であると判断し(図8のS210でYES)、T270において、カートリッジ情報要求をプリンタ10Aに送信し(S212)、T272において、プリンタ10Aから、汎用カートリッジのカートリッジ番号「CN2」を含むカートリッジ情報を受信する(S214)。次いで、端末装置100は、管理テーブル140において、印刷に利用されたプリンタ10Aのシリアル番号「SN1」に関連付けられているモデル名「MN1」を特定し、T280において、モデル名「MN1」を含むサポート情報要求をサーバ200に送信し、T282において、サーバ200から、サポート情報「ON」を受信する。端末装置100は、受信済みのサポート情報が「ON」であると判断する(S220でYES)。次いで、端末装置100は、受信済みのカートリッジ番号「CN2」、及び、メモリ134内のカートリッジ番号情報を利用して、カートリッジ番号「CN2」に対応する純正情報「純正」、及び、種別情報「汎用」を特定する。この場合、端末装置100は、プリンタ10Aに装着されているカートリッジが純正カートリッジであると判断し(S230でYES)、当該カートリッジが同梱カートリッジでないと判断し(S240でNO)、当該カートリッジが汎用カートリッジであると判断する(S250でYES)。この場合、端末装置100は、T290において、第4通知画面SC4(図2参照)を表示する(S252)。
(本実施例の効果)
上記の構成によれば、端末装置100は、プリンタ10に装着されているカートリッジ(即ち装着カートリッジ)が純正カートリッジである場合(図8のS230でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S242、S252)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S230でNO)に、非純正用メッセージを表示する(S232)。このような構成によると、端末装置100は、プリンタ10に装着されているカートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
上記の構成によれば、端末装置100は、プリンタ10に装着されているカートリッジ(即ち装着カートリッジ)が純正カートリッジである場合(図8のS230でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S242、S252)、装着カートリッジが非純正カートリッジである場合(S230でNO)に、非純正用メッセージを表示する(S232)。このような構成によると、端末装置100は、プリンタ10に装着されているカートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、端末装置100は、装着カートリッジが同梱カートリッジである場合(S240でYES)に、同梱カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを表示し(S242)、装着カートリッジが汎用カートリッジである場合(S250でYES)に、汎用カートリッジ用の通知内容を含む第1純正用メッセージを表示する(S252)。このような構成によると、端末装置100は、純正カートリッジがプリンタ10に装着されている状態において、純正カートリッジの種類に応じた適切なメッセージを表示することができる。従って、ユーザの利便性をより向上させることができる。
また、端末装置100は、装着カートリッジが専用カートリッジである場合(S250でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。このような構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。
また、端末装置100は、装着カートリッジが純正カートリッジであり(S230でYES)、かつ、プリンタ10が定額制サービスをサポートしている場合(S220でYES)に、第1純正用メッセージを表示し(S242、S252)、装着カートリッジが非純正カートリッジであり(S230でNO)、かつ、プリンタ10が定額制サービスをサポートしている場合(S220でYES)に、非純正用メッセージを表示し(S232)、プリンタ10が定額制サービスをサポートしていない場合(S220でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。このような構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。また、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、端末装置100は、装着カートリッジが純正カートリッジであり(図8のS230でYES)、かつ、メモリ134内の全てのサービス提供情報が「OFF」である場合(S210でYES)、第1純正用メッセージを表示し(S242、S252)、装着カートリッジが非純正カートリッジであり(S230でNO)、かつ、メモリ134内の全てのサービス提供情報が「OFF」である場合(S210でYES)に、非純正用メッセージを表示し(S232)、メモリ134内の少なくとも1個のサービス提供情報が「OFF」である場合(S210でNO)に、第1純正用メッセージ及び非純正用メッセージを表示しない。メモリ134内の少なくとも1個のサービス提供情報が「OFF」である場合、端末装置100のユーザは、定額制サービスを知っている可能性が高い。このような状況において、定額制サービスへの加入を促すメッセージが表示されると、ユーザが煩わしいと感じ得る。上記の構成によると、ユーザが、煩わしいと感じることを抑制することができる。
(対応関係)
図8のS242、S252が、「端末装置のコンピュータ」の「第1の表示制御部」によって実行される処理の一例である。図8のS232が、「端末装置のコンピュータ」の「第2の表示制御部」によって実行される処理の一例である。
図8のS242、S252が、「端末装置のコンピュータ」の「第1の表示制御部」によって実行される処理の一例である。図8のS232が、「端末装置のコンピュータ」の「第2の表示制御部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(第1変形例)第1~第3実施例において、サーバ200は、単一のサーバによって構成されていてもよいし、複数個のサーバを有していてもよい。
(第2変形例)第1実施例において、サーバ200がカートリッジの種類を特定しているが、プリンタ10が、カートリッジの種類を特定してもよい。この場合、プリンタ10は、カートリッジの種類を示す情報(即ち、純正情報、及び、種別情報)をサーバ200に送信する。本変形例では、カートリッジの種類を示す情報が、「カートリッジ情報」の一例である。
(第3変形例)第1実施例において、サーバ200は、プリンタ10から、プリンタ情報を定期的に受信しなくてもよい。本変形例では、サーバ200は、端末装置100からシリアル番号を受信する場合に、プリンタ情報要求をプリンタ10又は端末装置100に送信し、プリンタ10又は端末装置100からプリンタ情報を受信する。
(第4変形例)第1実施例~第3実施例において、第3通知画面データND3と第4通知画面データND4とが同じであってもよい。即ち、装着カートリッジが同梱カートリッジである場合に表示される通知メッセージの通知内容と、装着カートリッジが汎用カートリッジである場合に表示される通知メッセージの通知内容と、が同じであってもよい。
(第5変形例)「第1種の純正カートリッジ」は、同梱カートリッジに限定されず、プリンタの販売時にプリンタに付属されていればよく、例えば、プリンタとセットで販売されるカートリッジであってもよい。
(第6変形例)第1実施例において、S70を省略可能である。本変形例では、「第3のメッセージ送信部」を省略可能である。
(第7変形例)第2実施例において、プリンタ10Aは、図6のS150でNOと判断する場合に、第2純正用メッセージを表示してもよい。また、第3実施例において、端末装置100は、図8のS250でNOと判断する場合に、第2純正用メッセージを表示してもよい。
(第8変形例)図4のS30、S32を省略可能である。本変形例では、「モデル名受信部」及び「第4のメッセージ送信部」を省略可能である。
(第9変形例)第2実施例において、プリンタ10Aは、図6のS120でNOと判断する場合に、非サポート用メッセージを表示してもよい。また、第3実施例において、端末装置100は、図8のS220でNOと判断する場合に、非サポート用メッセージを表示してもよい。
(第10変形例)図6のS110を省略可能である。本変形例では、プリンタ10Aは、サービスフラグ40を記憶していなくてもよい。即ち、「サービス情報」を省略可能である。
(第11変形例)図8のS210を省略可能である。本変形例では、端末装置100は、管理テーブル140を記憶していなくもよい。即ち、「サービス提供情報」を省略可能である。
(第12変形例)上記の各実施例では、図3~図6、図8、及び、図9の各処理がソフトウェア(例えばプログラム36、136、138、236)によって実現されるが、これらの各処理のうちの少なくとも1つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:LAN、6:インターネット、10:プリンタ、10A:プリンタ、10B:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18A:同梱カートリッジ、20:通信I/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、40:サービスフラグ、100:端末装置、112:操作部、114:表示部、120:通信I/F、130:制御部、132:CPU、134:メモリ、136:OSプログラム、138:プリントアプリケーション、140:管理テーブル、200:サーバ、220:通信I/F、230:制御部、232:CPU、234:メモリ、236:プログラム、238:サービステーブル、240:デバイステーブル、242:画面テーブル
Claims (15)
- プリンタに関係するサービスを提供するサーバであって、
前記プリンタから、前記プリンタに装着されているカートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジであるのか、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジであるのか、に関連するカートリッジ情報を受信するカートリッジ情報受信部と、
前記プリンタとは異なる端末装置から前記プリンタを識別する識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第1のメッセージを前記端末装置に送信する第1のメッセージ送信部と、
前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記端末装置に送信する第2のメッセージ送信部と、
を備える、サーバ。 - 前記第1のメッセージ送信部は、
前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されている第1種の前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、第1の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記端末装置に送信し、
前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記第1種の純正カートリッジとは異なる第2種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていない前記第2種の純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第1の通知内容とは異なる第2の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記端末装置に送信する、請求項1に記載のサーバ。 - 前記第2種の純正カートリッジは、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていない状態で前記プリンタが利用可能であると共に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用不可能であるカートリッジであり、
前記サーバは、さらに、
前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記第1種の純正カートリッジ及び前記第2種の純正カートリッジとは異なる第3種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていないと共に前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用可能である前記第3種の純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージとは異なる第3のメッセージであって、前記サービスに加入済みであることを示す前記第3のメッセージを前記端末装置に送信する第3のメッセージ送信部を備える、請求項2に記載のサーバ。 - 前記サーバは、さらに、
前記プリンタから前記プリンタのモデル名を受信するモデル名受信部と、
前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが不可能なモデル名である場合に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けることが不可能であることを示す第4のメッセージを前記端末装置に送信する第4のメッセージ送信部と、を備え、
前記第1のメッセージ送信部は、前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが可能なモデル名である場合に、前記第1のメッセージを前記端末装置に送信し、
前記第2のメッセージ送信部は、前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記識別情報によって識別される前記プリンタから受信された前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが可能なモデル名である場合に、前記第2のメッセージを前記端末装置に送信する、請求項1に記載のサーバ。 - 前記サーバは、さらに、
前記プリンタから、前記カートリッジ情報と共に前記識別情報を受信する識別情報受信部と、
前記プリンタから前記識別情報と前記カートリッジ情報とが受信される場合に、前記識別情報と前記カートリッジ情報とを関連付けてメモリに記憶する記憶制御部と、を備え、
前記第1のメッセージ送信部は、前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記メモリ内において前記識別情報に関連付けられている前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第1のメッセージを前記端末装置に送信し、
前記第2のメッセージ送信部は、前記端末装置から前記識別情報が受信され、かつ、前記メモリ内において前記識別情報に関連付けられている前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第2のメッセージを前記端末装置に送信すると、請求項1に記載のサーバ。 - プリンタであって、
表示部と、
カートリッジが着脱可能に装着される印刷実行部と、
前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジである場合に、サーバによって提供されるサービスへの加入を促す第1のメッセージを前記表示部に表示させる第1の表示制御部と、
前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジである場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記表示部に表示させる第2の表示制御部と、
を備える、プリンタ。 - 前記第1の表示制御部は、
前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されている第1種の前記純正カートリッジである場合に、第1の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記第1種の純正カートリッジとは異なる第2種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていない前記第2種の純正カートリッジである場合に、前記第1の通知内容とは異なる第2の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記表示部に表示させる、請求項6に記載のプリンタ。 - 前記第2種の純正カートリッジは、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていない状態で前記プリンタが利用可能であると共に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用不可能であるカートリッジであり、
前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが、前記第1種の純正カートリッジ及び前記第2種の純正カートリッジとは異なる第3種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていないと共に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用可能である前記第3種の純正カートリッジである場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項7に記載のプリンタ。 - 前記第1の表示制御部は、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが前記純正カートリッジであり、かつ、前記プリンタが前記サービスの提供を受けることが可能である場合に、前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記第2の表示制御部は、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが前記非純正カートリッジであり、かつ、前記プリンタが前記サービスの提供を受けることが可能である場合に、前記第2のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記プリンタが前記サービスの提供を受けることが不可能である場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項6に記載のプリンタ。 - 前記プリンタは、前記プリンタが前記サービスの提供を受けているのか否かを示すサービス情報を記憶するメモリを備え、
前記第1の表示制御部は、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが前記純正カートリッジであり、かつ、前記メモリ内のサービス情報が、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていないことを示す場合に、前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記第2の表示制御部は、前記印刷実行部に装着されている前記カートリッジが前記非純正カートリッジであり、かつ、前記メモリ内のサービス情報が、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていないことを示す場合に、前記第2のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記メモリ内のサービス情報が、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていることを示す場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項6に記載のプリンタ。 - 端末装置のためのアプリケーションプログラムであって、
前記端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
プリンタから、前記プリンタに装着されているカートリッジが、前記プリンタのベンダによって提供される純正カートリッジであるのか、前記ベンダとは異なる事業者によって提供される非純正カートリッジであるのか、に関連するカートリッジ情報を受信するカートリッジ情報受信部と、
前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記プリンタに関係するサービスであって、サーバによって提供される前記サービスへの加入を促す第1のメッセージを前記端末装置の表示部に表示させる第1の表示制御部と、
前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記サービスへの加入を促す第2のメッセージであって、前記第1のメッセージとは異なる前記第2のメッセージを前記表示部に表示させる第2の表示制御部と、
として機能させる、アプリケーションプログラム。 - 前記第1の表示制御部は、
前記カートリッジ情報が、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されている第1種の前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、第1の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記カートリッジ情報が、前記第1種の純正カートリッジとは異なる第2種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていない前記第2種の純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第1の通知内容とは異なる第2の通知内容を含む前記第1のメッセージを前記表示部に表示させる、請求項11に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記第2種の純正カートリッジは、前記プリンタが前記サービスの提供を受けていない状態で前記プリンタが利用可能であると共に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用不可能であるカートリッジであり、
前記カートリッジ情報が、前記第1種の純正カートリッジ及び前記第2種の純正カートリッジとは異なる第3種の前記純正カートリッジであって、前記プリンタの販売時に前記プリンタに付属されていないと共に、前記プリンタが前記サービスの提供を受けている状態で前記プリンタが利用可能である前記第3種の純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示す場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項12に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記端末装置は、
前記プリンタから前記プリンタのモデル名を受信するモデル名受信部を備え、
前記第1の表示制御部は、前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが可能なモデル名である場合に、前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記第2の表示制御部は、前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが可能なモデル名である場合に、前記第2のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記モデル名が、前記サービスの提供を受けることが不可能なモデル名である場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項11に記載のアプリケーションプログラム。 - 前記端末装置は、
前記プリンタを含む2個以上のプリンタのそれぞれについて、当該プリンタが前記サービスの提供を受けているのか否かを示すサービス提供情報を記憶するメモリを備え、
前記第1の表示制御部は、前記カートリッジ情報が、前記純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記メモリ内の全てのサービス提供情報が、前記サービスの提供を受けていないことを示す場合に、前記第1のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記第2の表示制御部は、前記カートリッジ情報が、前記非純正カートリッジが前記プリンタに装着されていることを示し、かつ、前記メモリ内の前記全てのサービス提供情報が、前記サービスの提供を受けていないことを示す場合に、前記第2のメッセージを前記表示部に表示させ、
前記メモリ内の少なくとも1個のサービス提供情報が、前記サービスの提供を受けていることを示す場合に、前記第1のメッセージ及び前記第2のメッセージは表示されない、請求項11に記載のアプリケーションプログラム。
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