JP2023170384A - 開口部建材 - Google Patents

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Abstract

【課題】室外側及び室内側のいずれから見た場合でも、枠体及び框体が目視されることがなく、室外側及び室内側のいずれの意匠性にも優れる開口部建材を提供すること。【解決手段】上枠、下枠及び左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、枠体の内側にスライド移動可能に取り付けられ、上框、下框及び左右の縦框を框組みして構成される框体を有する少なくとも1枚の面材ユニットと、枠体の室外側及び室内側にそれぞれ設けられ、枠体の内側を窓開口を残して遮蔽する室外側壁部及び室内側壁部と、を備え、窓開口を全閉状態とした面材ユニットの框体は、四周に亘って室外側壁部及び室内側壁部によって覆われている、開口部建材である。【選択図】図1

Description

本開示は、開口部建材に関する。
従来、枠体の内側に障子をスライド可能に配置させた片引き戸からなる建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この建具は、全閉状態の障子の上下左右の框を室内側から覆い隠す開口枠を有する。この建具によれば、障子の上下左右の框が室内側から目視されないため、意匠性が高められる。
特開2019-178556号公報
従来の建具では、枠体の上下左右及び障子の上下左右の框は、いずれも室外側に露出しているため、建具を室外側から見た場合の意匠性に課題を有している。
本開示は、室外側及び室内側のいずれから見た場合でも、枠体及び框体が目視されることがなく、意匠性に優れる開口部建材を提供することを目的とする。
本開示の開口部建材は、上枠、下枠及び左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、前記枠体の内周側にスライド移動可能に取り付けられ、上框、下框及び左右の縦框を框組みして構成される框体を有する少なくとも1枚の面材ユニットと、前記枠体の室外側及び室内側にそれぞれ設けられ、前記枠体の内周側を窓開口を残して遮蔽する室外側壁部及び室内側壁部と、を備え、前記窓開口を全閉状態とした前記面材ユニットの前記框体は、四周に亘って前記室外側壁部及び前記室内側壁部によって覆われている、開口部建材である。
開口部建材を室外側から見た図である。 開口部建材を室内側から見た図である。 図1に示すA-A線に沿う縦断面図である。 図1に示すB-B線に沿う横断面図である。 図1に示すC-C線に沿う横断面図である。 開口部建材の開口部ユニットを室外側から見た斜視図である。 開口部建材の面材ユニットの分解斜視図である。 面材ユニット移動機構に対する面材ユニットの取付け構造を室外側から見た斜視図である。 面材ユニット移動機構に対する面材ユニットの取付け構造を室内側から見た背面図である。 開口部建材の機能ブロック図である。 面材ユニットを下方向にスライド移動させる様子を説明する縦断面図である。 開口部建材の窓開口の上部を拡大して示す縦断面図である。 開口部建材の窓開口の下部を拡大して示す縦断面図である。 開口部建材の窓開口の一方の縦部を拡大して示す横断面図である。 開口部建材の窓開口の他方の縦部を拡大して示す横断面図である。 開口部建材の室外側壁部の化粧部材を取り外す様子を示す縦断面図である。 開口部建材の室外側壁部の化粧部材及びカバー部材を取り外す様子を示す横断面図である。 開口部建材の室外側壁部の全ての化粧部材及びカバー部材を取り外した状態を室外側から見た図である。 面材ユニットが横方向にスライド移動して収納空間部に収納される開口部建材を室外側から見た図である。 面材ユニットが上方向にスライド移動して収納空間部に収納される開口部建材を室外側から見た図である。
以下、本開示の開口部建材の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。開口部建材1は、建物の躯体開口部101の内側に取り付けられる開口部ユニット2と、躯体開口部101の室外側及び室内側にそれぞれ設けられる室外側壁部3及び室内側壁部4と、を有する。
図中に示す矢印において、X1-X2に沿う方向は、開口部建材1の室内外方向である。X1方向は、開口部建材1の室外側を示し、X2方向は、開口部建材1の室内側を示す。図1は、開口部建材1を室外側から見た図であり、図2は、開口部建材1を室内側から見た図である。各図の上下は、開口部建材1の鉛直方向に沿う上下に対応している。開口部建材1において、見付け面は、室外側及び室内側にそれぞれ面する面であり、見付け方向は、見付け面に沿う方向である。開口部建材1において、見込み面は、室内外方向に沿って配置される面である。
躯体開口部101は、建物躯体100に室内外方向に連通する矩形状に開口している。本実施形態の躯体開口部101は、横幅寸法よりも高さ寸法の方が大きい縦長に形成されている。室外側壁部3及び室内側壁部4は、躯体開口部101の四周に亘る縁部を含む建物躯体100の室外側及び室内側の表面をそれぞれ覆うように設けられる。
開口部ユニット2は、枠体20と、枠体20の内周側に取り付けられる複数枚の面材ユニット5と、を有する。開口部ユニット2は、枠体20の内周側に面材ユニット5を取り付けた状態で、室外側から躯体開口部101の内側に納められる。開口部ユニット2は、枠体20の外周に一体に設けられるフランジ部201を貫通する固定ねじ202によって、建物躯体100に固定される。
枠体20は、上枠21、下枠22、及び左右の縦枠23を、躯体開口部101と同じ矩形に枠組みすることによって構成される。上枠21は、躯体開口部101の上端部に配置され、躯体開口部101の左右方向に延びている。下枠22は、躯体開口部101の下端部に配置され、躯体開口部101の左右方向に延びている。左右の縦枠23は、躯体開口部101の左右端部に配置され、躯体開口部101の上下方向に延びている。枠体20の内側領域は、上半分の窓領域R1と、下半分の収納領域R2と、に分かれている。
図1~図6に示すように、枠体20の内周側領域の収納領域R2には、収納空間部203が形成される。収納空間部203は、開口部ユニット2に設けられる面材ユニット5を収納する空間である。収納空間部203は、遮蔽板24,25によって室外側及び室内側からそれぞれ遮蔽されている。
面材ユニット5は、枠体20の内周側に配置される。本実施形態の開口部ユニット2は、図3及び図4に示すように、3枚の面材ユニット5A,5B,5Cを有する。3枚の面材ユニット5A,5B,5Cは、同一サイズであり、開口部ユニット2の室内外方向に面するように並んで配置される。本実施形態において、最も室外側に配置される面材ユニット5Aは、日除けルーバーによって構成される。中央に配置される面材ユニット5Bは、網戸によって構成される。最も室内側に配置される面材ユニット5Cは、ガラス戸によって構成される。以下の説明において、面材ユニット5A,5B,5Cに共通する説明の場合は、単に面材ユニット5という。図6において、面材ユニット5A,5B,5Cは、それぞれ縦に切断され、室外側から見て右端部側のみを示している。
面材ユニット5は、図7に示すように、四周に亘る矩形の框体50の内周側に、面材ユニット5の種類に応じた面材54を納めることによって構成される。框体50は、上框51、下框52、及び左右の縦框53を矩形に框組みすることによって構成される。面材54は、框体50に対して室外側から取り付けられる上下左右の4つの押縁55によって、框体50の内周側に固定される。
面材ユニット5の大きさは、枠体20の内周側の大きさよりも小さい。詳しくは、面材ユニット5の横幅は、枠体20の内周側の左右方向の幅よりもやや小さい。面材ユニット5の高さは、枠体20の内周側の高さの略半分である。図7は、ガラス戸からなる面材ユニット5Cを例示しているが、他の面材ユニット5A,5Bも、面材54の種類が異なる以外、同様の構成を有する。
上框51、下框52、及び左右の縦框53は、それぞれ框体50の見付け方向の外周側に向けて突出する突壁部を有する。詳しくは、上框51は、室外側の端部から上方に向けて延びる突壁部511を有する。下框52は、室外側の端部から下方に向けて延びる突壁部521を有する。左右の縦框53は、室外側の端部から左右の外側方に向けて延びる突壁部531を有する。突壁部511,521,531は、上框51、下框52、及び縦框53の長さ方向の全長に亘って延びている。
室外側壁部3及び室内側壁部4は、建物躯体100の室外側及び室内側の表面に設けられる。室外側壁部3及び室内側壁部4は、側壁部本体31,41と、化粧部材32,42と、を有する。
側壁部本体31,41は、それぞれ建物躯体100の室外側及び室内側の表壁面を形成する壁板材である。側壁部本体31,41は、躯体開口部101の内側に取り付けられた開口部ユニット2を挟んで配置される矩形の側壁開口部311,411を有する。側壁部本体31,41は、枠体20の内周側領域の収納領域R2を完全に覆い隠している。側壁開口部311,411は、枠体20の内周側領域の窓領域R1に配置される。
本実施形態の室外側の側壁開口部311は、室内側の側壁開口部411よりも横幅及び高さがやや大きい。詳しくは、室外側の側壁開口部311の横幅及び高さは、それぞれ面材ユニット5の横幅及び高さよりも大きい。そのため、室外側の側壁開口部311は、その内周側に面材ユニット5を通過させることが可能である。これに対して、室内側の側壁開口部411の横幅及び高さは、それぞれ面材ユニット5の横幅及び高さとほぼ同じである。側壁開口部311,411は、窓領域R1の空間を挟んで室外側と室内側とを連通している。
化粧部材32、42は、側壁開口部311,411の内周縁の四周に沿って矩形枠状に配置される。化粧部材32、42の内周に沿って、開口部建材1の窓開口103が形成される。化粧部材32、42は、それぞれ窓開口103の周縁に沿って配置され、窓開口103の室外側及び室内側の開口枠を形成する。窓開口103は、図1~図4に示すように、室外側及び室内側から見て、同一の開口面積を有する。図3及び図4に示すように、室外側及び室内側から見たときの化粧部材32、42の内周面32a,42aの位置は、面材ユニット5の框体50の内周縁50aの位置と同一もしくは内周縁50aの位置よりも見付け方向の内周側に配置される。そのため、面材ユニット5の四周に亘る框体50は、化粧部材32、42によって室外側及び室内側から覆い隠される。
図3及び図4に示すように、室外側壁部3の化粧部材32は、上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323によって、室外側の側壁開口部311の内周縁に沿って矩形枠状に組付けられる。上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323は、それぞれ側壁開口部311の各辺に沿って延びる断面矩形の中空の型材によって形成される。化粧部材32を構成する上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323は、予め様々な大きさのものを用意しておき、開口部ユニット2よりも室外側の壁厚、すなわち、側壁部本体31と後述の断熱部材6とを合わせた壁厚に対応した大きさのものを選択して使用することができる。これによって、化粧部材32は、様々な壁厚に対応することが可能である。
室内側壁部4の化粧部材42は、上部化粧部材421、下部化粧部材422、及び左右の縦側化粧部材423によって、室内側の側壁開口部411の内周縁に沿って矩形枠状に組付けられる。上部化粧部材421、下部化粧部材422、及び左右の縦側化粧部材423は、それぞれ側壁開口部411の各辺に沿って延びる板状の額縁部材によって形成される。
化粧部材32の上側化粧部材321は、図12に示すように、中空形状の化粧部材本体3211と、化粧部材本体3211の室外側の端部から上方に突出する突出壁部3212と、を有する。上側化粧部材321の室外側見付け面321aは、化粧部材本体3211と突出壁部3212とに亘って形成される。側壁開口部311内に露出する上枠21の室外側見付け面21aには、室外側に向けて平行に突出する上下一対の取付壁部211,212が設けられる。上側化粧部材321は、化粧部材本体3211及び突出壁部3212から室内側に向けて突出する一対の係合片3213,3214を取付壁部211,212に係合させることによって、上枠21に着脱可能に取り付けられる。
化粧部材32の下側化粧部材322は、図13に示すように、中空形状の化粧部材本体3221と、化粧部材本体3221の室外側の端部から下方に突出する突出壁部3222と、を有する。下側化粧部材322の室外側見付け面322aは、化粧部材本体3221と突出壁部3222とに亘って形成される。側壁開口部311内に露出する遮蔽板24の表面24aには、室外側に向けて平行に突出する上下一対の取付壁部241,242が設けられる。下側化粧部材322は、化粧部材本体3221及び突出壁部3222から室内側に向けて突出する一対の係合片3223,3224を取付壁部241,242に係合させることによって、遮蔽板24の上端部に着脱可能に取り付けられる。
化粧部材32の縦側化粧部材323は、図14及び図15に示すように、中空形状の化粧部材本体3231と、化粧部材本体3231の室外側の端部から左右の外側方に突出する突出壁部3232と、を有する。縦側化粧部材323の室外側見付け面323aは、化粧部材本体3231と突出壁部3232とに亘って形成される。側壁開口部311内に露出する縦枠23の室外側見付け面23aには、室外側に向けて平行に突出する左右一対の取付壁部231,232が設けられる。縦側化粧部材323は、化粧部材本体3231及び突出壁部3232から室内側に向けて突出する一対の係合片3233,3234を取付壁部231,232に係合させることによって、縦枠23に着脱可能に取り付けられる。
図4、図14及び図15に示すように、側壁開口部311内に露出する左右の縦枠23には、面材ユニット5の框体50の左右の縦框53の少なくとも一部を室外側から覆い隠すカバー材233が設けられる。カバー材233は、上枠21と室外側の遮蔽板24の上端部との間に亘って延びている。カバー材233の内端233aの位置は、縦框53における内周縁50aの位置及び縦側化粧部材323における内周面32aの位置よりも、それぞれ見付け方向の外周側に配置される。そのため、カバー材233は、縦側化粧部材323によって覆い隠されている。縦枠23には、面材ユニット5の上框51よりも上方の位置及び下框52よりも下方の位置に、それぞれ見付け方向の内周側に突出して設けられる取付片234が設けられている。カバー材233は、取付片234に螺合する取付ねじ235によって、室外側から着脱可能に取り付けられる。
図12~図15に示すように、室外側の側壁開口部311の内周面に沿ってシーリング材34が設けられている。シーリング材34は、窓開口103の外周側を取り囲むように設けられる。詳しくは、シーリング材34は、側壁開口部311と上枠21の取付壁部212、遮蔽板24の取付壁部242、及び左右の縦枠23の取付壁部232との間の隙間をそれぞれシールしている。上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323の突出壁部3212,3222,3232は、係合片3214,3224,3234よりもさらに見付け方向の外周側に張り出し、シーリング材34を室外側から覆い隠している。
上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323のそれぞれの室外側見付け面321a,322a,323aには、側壁部本体31の表面と同様の色及び質感を持つ塗装あるいは表面材の張り付けを行ってもよい。これによって、室外側から見た場合に、側壁部本体31と化粧部材32とが区別されることなく同一壁面として視認されるため、室外側の壁面自体に面材ユニって5が嵌め込まれたかのような印象を与えることができる新規な意匠を表現することができる。
枠体20の内周側には、面材ユニット5を上方向及び下方向にスライド移動させる面材ユニット移動機構26が設けられる。面材ユニット移動機構26は、枠体20の左右の縦枠23の内周側、且つ面材ユニット5の左右の外側方にそれぞれ配置される。面材ユニット移動機構26は、面材ユニット5の数に対応して、面材ユニット5を左右から挟む位置に、それぞれ同数設けられる。本実施形態では、左右の縦枠23の内周側、且つ面材ユニット5の左右の外側方に、3枚の面材ユニット5A,5B,5Cに対応する3基ずつ合計6基の面材ユニット移動機構26が配置される。
面材ユニット移動機構26は、図8及び図9に示すように、縦枠23の長さ方向に沿って延びるガイドレール261と、ガイドレール261の内側に平行に配置され、縦枠23の長さ方向に沿って延びるボールねじ262と、面材ユニット5を取り付ける取付部263と、ボールねじ262を回転させる駆動源であるモータ264と、ガイドレール261及びボールねじ262の上端部及び下端部をそれぞれ支持する支持部材265と、を有する。取付部263は、1つの面材ユニット移動機構26に、上下に離れて2つ設けられている。支持部材265は、ボールねじ262を回転可能に支持する。
取付部263は、枠体20の内周側に向けて突出する板状部材である。取付部263は、ボールねじ262に螺合する取付部本体263aと、取付部本体263aからガイドレール261に向けて突出し、ガイドレール261に対して上下にスライド可能に係合する係合部263bと、取付部本体263aから面材ユニット5に向けて突出し、面材ユニット5を固定する固定片263cと、を有する。
2つの取付部263は、面材ユニット5を上下から挟んで固定する。詳しくは、上側の取付部263の固定片263cは、面材ユニット5の上框51の見込み面51aに接して配置される。下側の取付部263の固定片263cは、面材ユニット5の下框52の見込み面52aに接して配置される。上框51及び下框52は、室外側から突壁部511,521を貫通する固定ねじ266によって、固定片263cにそれぞれ固定される。これによって、面材ユニット5は、左右の面材ユニット移動機構26の間に配置される。
本実施形態の開口部ユニット2は、左右の縦枠33の内周側に3基ずつの面材ユニット移動機構26を有する。左右の面材ユニット移動機構26の2つのモータ264は同期して正逆方向に回転駆動する。1枚の面材ユニット5を固定する左右の面材ユニット移動機構26は、2つのモータ264を同期して正逆方向に回転駆動させることによって、左右のボールねじ262を同期して正逆方向に回転させる。ボールねじ262が正逆方向に回転すると、取付部263がガイドレール261に沿って上下にスライドし、面材ユニット5を上方向及び下方向にスライド移動させる。本実施形態では、面材ユニット5Aを固定する左右の面材ユニット移動機構26の2つのモータ264を第1モータ264Aとし、面材ユニット5Bを固定する面材ユニット移動機構26の2つのモータ264を第2モータ264Bとし、面材ユニット5Cを固定する面材ユニット移動機構26の2つのモータ264を第3モータ264Cとする。
第1モータ264A、第2モータ264B、及び第3モータ264Cのそれぞれの駆動は、図10に示すように、開口部ユニット2に設けられるモータ制御装置250によって制御される。ユーザは、携帯型あるいは壁面設置型のリモートコントローラ300を操作することによって、第1モータ264A、第2モータ264B、及び第3モータ264Cを選択的に正逆方向に回転駆動させる。これによって、ユーザは、任意の面材ユニット5A,5B,5Cを独立して上方向及び下方向にスライド移動させることができる。例えば、面材ユニット5A,5B,5Cが窓開口103を閉鎖する全閉位置に配置された状態において、ユーザが、リモートコントローラ300によって第3モータ264Cを逆方向に回転駆動させると、図11に示すように、面材ユニット5Cのみが、開方向である下方向にスライド移動し、収納空間部203に収納される。面材ユニット5Cが収納空間部203内に完全に収納されると、面材ユニット5Cは室外側及び室内側から見えなくなる。反対に、ユーザが、第3モータ264Cを正方向に回転駆動させると、面材ユニット5Cのみが収納空間部203内から閉方向である上方向にスライド移動する。
面材ユニット5は、室外側から固定ねじ266を取り外すことによって、面材ユニット移動機構26から簡単に取り外すことができる。これによって、面材ユニット5のメンテナンス、交換等を行うことができる。本実施形態のように複数の面材ユニット5A,5B,5Cが設けられる場合は、複数の面材ユニット5A,5B,5Cは、面材ユニット移動機構26によって、それぞれ独立してスライド移動可能及び着脱可能に取り付け可能である。そのため、複数の面材ユニット5A,5B,5Cの任意の面材ユニット5を独立して面材ユニット移動機構26から取り外すことによって、面材ユニット5の数を調整することもできる。
図1及び図2に示すように、全閉位置に配置される面材ユニット5は、窓開口103を閉鎖している。この状態において、窓開口103の内周側に臨む面材ユニット5の四周に亘る框体50は、室外側壁部3及び室内側壁部4によって覆われており、室外側及び室内側のいずれからも目視されない。
図3及び図4に示すように、開口部ユニット2と室外側壁部3及び室内側壁部4との間の隙間には、それぞれ断熱部材6が配置される。特に、図5に示すように、収納空間部203の室外側及び室内側に断熱部材6が配置されることによって、断熱性能が劣る収納空間部203における断熱性を向上させることができる。具体的な断熱部材6としては、樹脂発泡材、真空断熱材等が挙げられる。特に、真空断熱材は、厚みが薄くても一定の断熱性能を確保することができるため、収納空間部203の室外側及び室内側の断熱部材6を真空断熱材によって構成することによって、収納空間部203における断熱性を効果的に向上させることができる。
次に、面材ユニット5の取り外し方法について図16~図18を参照して説明する。まず、図16及び図17示すように、上側化粧部材321、下側化粧部材322、及び左右の縦側化粧部材323を室外側から取り外す。縦側化粧部材323を取り外した後、カバー材233を取り付けている取付ねじ235を室外側から外して、カバー材233を取り外す。これによって、図18に示すように、室外側の側壁開口部311が広く開放され、その内側に、最も室外側の面材ユニット5Aの全体が室外側に露出する。図18には、側壁開口部311に露出する面材ユニット5Aの右側の縦框53が示されているが、面材ユニット5Aの左側の縦框53も同様に側壁開口部311に露出する。
その後、面材ユニット5Aを面材ユニット移動機構26に固定している固定ねじ266を室外側から外す。これによって、面材ユニット5Aを面材ユニット移動機構26から取り外す。面材ユニット移動機構26から取り外された面材ユニット5Aは、側壁開口部311を通して室外側に取り出される。これと同様にして、面材ユニット5B,5Cも、面材ユニット移動機構26から取り外すことができる。
以上、本開示の開口部建材の一実施形態について説明したが、本開示の開口部建材は上記の実施形態に限定されず、本開示の要旨に逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、面材ユニットは下方向にスライド移動することによって収納空間部に収納されるものに限定されない。面材ユニットは、図19に示す開口部建材1Aの面材ユニット5のように、上方向にスライド移動することによって収納空間部203に収納されるように設けられてもよい。面材ユニットの移動方向は上下方向に限定されない。面材ユニットは、図20に示す開口部建材1Bの面材ユニット5のように、左右方向にスライド移動することによって収納空間部203に収納されるように設けられてもよい。
開口部ユニット2に取り付けられる面材ユニット5の数及び種類は、本実施形態に示す数及び種類に限定されない。開口部ユニット2に取り付けられる面材ユニット5の数は、少なくとも1枚であればよい。本開示の開口部建材は、建物躯体100の室内外方向の全体の壁厚に応じて、開口部ユニット2に設けられる面材ユニット5及び面材ユニット移動機構26の数を適宜調整することができる。そのため、本開示の開口部建材は、様々な壁厚を有する住宅に対応可能である。
開口部ユニット2に取り付けられる複数の面材ユニット5は、それぞれ異なる機能を有するものに限定されず、それぞれ任意の機能を有するものであってよい。したがって、複数の面材ユニット5のうちのいずれか2枚以上あるいは全ての面材ユニット5が同一の機能を有するものであってもよい。
以上の実施形態では、室外側の化粧部材32を着脱可能に設けることによって、面材ユニット5を室外側から取り付け及び取り外し可能に構成されるが、これに限定されない。室内側の化粧部材42を着脱可能に設けることによって、面材ユニット5を室内側から取り付け及び取り外し可能に構成されてもよい。さらに、化粧部材32,42をそれぞれ着脱可能に設けることによって、面材ユニット5を室外側及び室内側のいずれからも取り付け及び取り外し可能に構成されてもよい。
以上のように構成される本実施形態に係る開口部建材1は、以下の効果を奏する。
(1) 開口部建材1は、上枠21、下枠22及び左右の縦枠23を枠組みして構成される枠体20と、枠体20の内周側にスライド移動可能に取り付けられ、上框51、下框52及び左右の縦框53を框組みして構成される框体50を有する少なくとも1枚の面材ユニット5と、枠体20の室外側及び室内側にそれぞれ設けられ、枠体20の内周側を窓開口103を残して遮蔽する室外側壁部3及び室内側壁部4と、を備え、枠体20及び窓開口103を全閉状態とした面材ユニット5の框体50は、四周に亘って室外側壁部3及び室内側壁部4によって覆われている。
これによれば、開口部建材1を室外側及び室内側のいずれから見た場合でも、枠体20及び面材ユニット5の框体50が目視されることはない。そのため、開口部建材1は、室外側及び室内側のいずれの意匠性にも優れる。
(2) 上記(1)に記載の開口部建材1において、枠体20は、面材ユニット5をスライド移動可能に取り付ける面材ユニット移動機構26を有し、面材ユニット移動機構26は、面材ユニット5を着脱可能に取り付ける。
これによれば、面材ユニット移動機構26によって枠体20の内側の面材ユニット5をスライド移動させることができる。面材ユニット移動機構26は、面材ユニット5を着脱可能に取り付けるため、メンテナンスあるいは交換の目的で、面材ユニット5を面材ユニット移動機構26から取り外したり、取り付けたりすることができる。
(3) 上記(2)に記載の開口部建材1において、枠体20の内周側には、それぞれ着脱可能に取り付ける複数の面材ユニット移動機構26が配置され、
複数の前記面材ユニット移動機構26は、それぞれの面材ユニット5A,5B,5Cを独立してスライド移動可能である。
これによれば、複数の面材ユニット5A,5B,5Cをそれぞれ独立してスライド移動させることによって、窓開口103に任意の面材ユニット5を配置させることができる。そのため、全ての面材ユニット5A,5B,5Cを全閉位置に配置させるだけでなく、面材ユニット5A,5B,5Cのうちから選ばれるいずれかの面材ユニット5のみを全閉位置に配置させることもでき、窓開口103を遮蔽する際の自由度が向上する。
(4) 上記(3)に記載の開口部建材1において、複数の面材ユニット移動機構26は、それぞれ任意の機能を有する面材ユニット5を着脱可能に取り付け可能である。
これによれば、それぞれ任意の面材ユニット5A,5B,5Cを窓開口103に配置させることができる。そのため、開口部建材1は、季節、天候あるいはユーザの好み等に応じた任意の面材ユニット5A,5B,5Cによって窓開口103を遮蔽することができる。
(5) 上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の開口部建材1において、室外側壁部3及び室内側壁部4は、窓開口103の周縁に沿って配置されて面材ユニット5の框体50を四周に亘って覆う化粧部材32,42を有し、室外側壁部3及び室内側壁部4の少なくともいずれか一方の化粧部材32,42は、着脱可能に設けられる。
これによれば、着脱可能に設けられる化粧部材32,42を取り外すことによって、框体50を含む面材ユニット5の全体を室外側あるいは室内側に露出させることができる。開口部建材1が、面材ユニット5を着脱可能に取り付けた面材ユニット移動機構26を有する場合には、建物躯体100に開口部建材1を構築した後でも、室外側壁部3あるいは室内側壁部4を取り壊すことなく、面材ユニット5の取り付け作業及び取り外し作業を室外側あるいは室内側から容易に行うことができるため、面材ユニット5のメンテナンスおよび交換等を一層容易に行うことができる。
(6) 上記(5)に記載の開口部建材1において、室外側壁部3は、窓開口103の外周側を取り囲むように設けられるシーリング材34を有し、室外側壁部3の化粧部材32は、シーリング材34を室外側から覆い隠している。
これによれば、開口部建材1を室外側から見たときに、シーリング材34が目視されることはない。そのため、開口部建材1は、室外側から見た場合の意匠性に優れる。シーリング材34が化粧部材32によって保護されるため、シーリング材34の耐久性も向上する。
1 開口部建材、 3 室外側壁部、 4 室内側壁部、 5,5A,5B,5C 面材ユニット、 20 枠体、 21 上枠、 22 下枠、 23 縦枠、 26 面材ユニット移動機構、 32,42 化粧部材、 34 シーリング材、 50 框体、 51 上框、 52 下框、 53 縦框、 103 窓開口

Claims (6)

  1. 上枠、下枠及び左右の縦枠を枠組みして構成される枠体と、
    前記枠体の内周側にスライド移動可能に取り付けられ、上框、下框及び左右の縦框を框組みして構成される框体を有する少なくとも1枚の面材ユニットと、
    前記枠体の室外側及び室内側にそれぞれ設けられ、前記枠体の内周側を窓開口を残して遮蔽する室外側壁部及び室内側壁部と、を備え、
    前記枠体及び前記窓開口を全閉状態とした前記面材ユニットの前記框体は、四周に亘って前記室外側壁部及び前記室内側壁部によって覆われている、開口部建材。
  2. 前記枠体は、前記面材ユニットをスライド移動可能に取り付ける面材ユニット移動機構を有し、
    前記面材ユニット移動機構は、前記面材ユニットを着脱可能に取り付ける、請求項1に記載の開口部建材。
  3. 前記枠体の内周側には、それぞれ着脱可能に取り付ける複数の前記面材ユニット移動機構が配置され、
    複数の前記面材ユニット移動機構は、それぞれの前記面材ユニットを独立してスライド移動可能である、請求項2に記載の開口部建材。
  4. 複数の前記面材ユニット移動機構は、それぞれ任意の機能を有する前記面材ユニットを着脱可能に取り付け可能である、請求項3に記載の開口部建材。
  5. 前記室外側壁部及び前記室内側壁部は、前記窓開口の周縁に沿って配置されて前記面材ユニットの前記框体を四周に亘って覆う化粧部材を有し、
    前記室外側壁部及び前記室内側壁部の少なくともいずれか一方の前記化粧部材は、着脱可能に設けられる、請求項1~4のいずれか1項に記載の開口部建材。
  6. 前記室外側壁部は、前記窓開口の外周側を取り囲むように設けられるシーリング材を有し、
    前記室外側壁部の前記化粧部材は、前記シーリング材を室外側から覆い隠している、請求項5に記載の開口部建材。
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