JP2023167777A - 計算機システム及び施策の立案支援方法 - Google Patents

計算機システム及び施策の立案支援方法 Download PDF

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Masakazu Takahashi
正史 恵木
Masashi Egi
晋太郎 高田
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ウシン リョウ
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Abstract

【課題】新たな施策の立案を支援する。【解決手段】計算機システムは、リソース又は顧客の属性の名称及び値から構成される特徴量と、行為とから定義される施策の効果を表す評価データを管理するための施策評価管理情報と、特徴量及び施策の効果の間の関連性を分析した結果を格納する知識ベースと、を保持する。計算機システムは、評価データの識別情報と、ドメイン知識を表すテーマを含む設定要求を受け付けた場合、評価データに含まれる特徴量と関連がある結果に対してテーマを付与する。計算機システムは、ユーザによって指定されたテーマを含む施策候補の生成要求を受信した場合、指定されたテーマが付与された結果を用いて施策候補を生成する。【選択図】図12

Description

本発明は、施策の立案を支援する技術に関する。
業務効率、生産性、及び売上げ等の指標を改善させるために様々な施策が実施される。施策の生成技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1には、「本実施形態のサービス提供システムは、情報取得機能と、知識ベース構築機能と、知識提示機能とを実現する。前記情報取得機能は、分析対象に関する情報及び当該分析対象の状態を示す情報を取得する。前記知識ベース構築機能は、前記情報取得機能により取得される情報に基づいて、前記分析対象の状態に対応する知識を獲得するための知識データベースを構築する。前記知識提示機能は、記知識データベースから前記分析対象の状態に対応する知識を提示する。」ことが記載されている。
特開2021-131913号公報
業務効率の改善等を実現するためには、様々な施策を実施する必要がある。そのため、新たな施策を効率的に生成する技術が必要となる。特許文献1に記載の技術は、過去のデータから得られた知識を利用するものであって、新たな施策を生成することについては言及されていない。
本発明は、新たな施策の立案を支援するシステム及び方法を実現することである。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、リソースを用いて、対象者に、ある作用を目的とした行為を行うための施策の立案を支援する計算機システムであって、プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する、少なくとも一つの計算機を含み、前記リソース又は顧客の属性の名称及び値から構成される特徴量と、前記行為とから定義される前記施策の効果を表す評価データを管理するための施策評価管理情報と、前記特徴量及び前記施策の効果の間の関連性を分析した結果を格納する知識ベースと、を保持し、前記少なくとも一つの計算機は、ユーザによって選択された前記評価データであるターゲット評価データの識別情報を少なくとも一つ含み、ドメイン知識を表すテーマを含む、ドメイン知識設定要求を受け付けた場合、前記ターゲット評価データに含まれる前記特徴量と関連がある前記結果に対して前記テーマを付与し、ユーザによって指定された前記テーマを含む施策候補の生成要求を受信した場合、指定された前記テーマが付与された前記結果を用いて施策候補を生成する。
本発明によれば、ユーザから取得したドメイン知識を用いて、新たな施策を生成することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
実施例1の計算機システムの構成の一例を示す図である。 実施例1の施策立案支援システムに含まれる計算機のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施例1の施策評価管理情報の一例を示す図である。 実施例1のアクション分析情報の一例を示す図である。 実施例1の特徴量分析情報の一例を示す図である。 実施例1の特徴量種別分析情報の一例を示す図である。 実施例1の特徴量間分析情報の一例を示す図である。 実施例1のドメイン知識情報の一例を示す図である。 実施例1の施策情報の一例を示す図である。 実施例1の実績情報の一例を示す図である。 実施例1の対象者リストの一例を示す図である。 実施例1の計算機システムの処理の流れを説明するシーケンス図である。 実施例1の施策立案支援システムが実行する施策評価処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の施策立案支援システムが実行する知識ベース生成処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の施策立案支援システムが実行するドメイン知識取得処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の施策立案支援システムが提示する画面の一例を示す図である。 実施例1の施策立案支援システムが提示する画面の一例を示す図である。 実施例1の施策立案支援システムが実行する施策立案処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の施策立案支援システムが実行する施策立案処理の一例を説明するフローチャートである。 実施例1の施策立案支援システムが提示する画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。ただし、本発明は以下に示す実施例の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。
以下に説明する発明の構成において、同一又は類似する構成又は機能には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本明細書等における「第1」、「第2」、「第3」等の表記は、構成要素を識別するために付するものであり、必ずしも、数又は順序を限定するものではない。
図面等において示す各構成の位置、大きさ、形状、及び範囲等は、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、及び範囲等を表していない場合がある。したがって、本発明では、図面等に開示された位置、大きさ、形状、及び範囲等に限定されない。
本明細書では、施策を評価するための比較グループをA群及びB群と定義する。また、対象及びリソースを区別しない場合、要素と記載する。
図1は、実施例1の計算機システムの構成の一例を示す図である。図2は、実施例1の施策立案支援システムに含まれる計算機のハードウェア構成の一例を示す図である。
計算機システムは、施策立案支援システム100及び業務システム101から構成される。施策立案支援システム100及び業務システム101は、WAN(Wide Area Network)及びLAN(Local Area Network)等のネットワーク102を介して互いに接続される。ネットワーク102の接続方式は、有線及び無線のいずれでもよい。
本明細書では、「施策」は、従業員等のリソースを用いて、対象者に、ある作用を目的とした行為(アクション)を行うこと、と定義する。施策は、リソース又は対象者に関する特徴量と、対象者に行うアクションとから構成されるものとする。また、特徴量は、リソース又は対象者の属性の名称及び値から構成されるものとする。
業務システム101は、業務の管理及び制御等を行うシステムである。本発明は業務の内容種別に限定されない。業務システム101は、施策情報141、実績情報142、対象者リスト143を保持する。
施策情報141は、実施する施策の詳細を管理するための情報である。実績情報142は、施策の実績を管理するための情報である。対象者リスト143は、施策を実施する対象者のリストである。
施策立案支援システム100は施策候補を生成し、ユーザによって選択された施策候補を実施する施策として業務システムに出力する。また、施策立案支援システム100は、施策の効果を評価する。施策立案支援システム100は、図2に示すような計算機200から構成される。
計算機200は、プロセッサ201、主記憶装置202、副記憶装置203、及びネットワークインタフェース204を有する。各ハードウェア要素はバスを介して互いに接続される。なお、計算機200は、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の入力装置を有してもよいし、ディスプレイ及びプリンタ等の出力装置を有してもよい。
プロセッサ201は、主記憶装置202に格納されるプログラムを実行する。プロセッサ201がプログラムにしたがって処理を実行することによって、特定の機能を実現する機能部(モジュール)として動作する。以下の説明では、機能部を主語に処理を説明する場合、プロセッサ201が当該機能部を実現するプログラムを実行していることを示す。
主記憶装置202は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の記憶装置であり、プロセッサ201が実行するプログラム及びプログラム使用するデータを格納する。主記憶装置202はワークエリアとしても用いられる。副記憶装置203は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)等の記憶装置であり、データを永続的に格納する。
なお、主記憶装置202に格納されるプログラム及びデータは、副記憶装置203に格納されてもよい。この場合、プロセッサ201は、副記憶装置203からプログラム及びデータを読み出し、主記憶装置202にロードする。
施策立案支援システム100は、分析部110、ドメイン知識蓄積部111、施策立案部112、及び施策評価部113を有する。また、施策立案支援システム100は、施策評価管理情報120、知識ベース121、及びドメイン知識情報122を保持する。
施策評価管理情報120は、実施された施策の評価結果を管理するための情報である。知識ベース121は、実施された施策に含まれる特徴量と、施策の効果との間の関連性の分析結果を管理するための情報を格納するデータベースである。知識ベース121は、アクション分析情報130、特徴量分析情報131、特徴量種別分析情報132、及び特徴量間分析情報133を含む。なお、知識ベース121には、前述した情報の全てが含まれていなくてもよい。例えば、特徴量分析情報131及び特徴量間分析情報133を含む知識ベース121でもよい。ドメイン知識情報122は、ユーザから取得した特徴量に関するドメイン知識を管理するための情報である。
分析部110は、施策評価管理情報120を用いて、実施された施策を分析し、知識ベース121を生成する。ドメイン知識蓄積部111は、施策評価管理情報120、知識ベース121、及びユーザ入力に基づいて、ドメイン知識情報122を生成する。施策立案部112は、知識ベース121及びドメイン知識情報122を用いて施策候補を生成し、また、施策候補から施策を生成する。施策評価部113は施策の効果を評価する。
なお、施策立案支援システム100が有する各機能部については、複数の機能部を一つの機能部にまとめてもよいし、一つの機能部を機能毎に複数の機能部に分けてもよい。
図3は、実施例1の施策評価管理情報120の一例を示す図である。
施策評価管理情報120は、施策ID301、特徴量(1)302、特徴量(2)303、アクション304、対象数305、及び効果306を含むエントリを格納する。一つの評価結果(評価データ)に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。例えば、3つ目の特徴量に対応するフィールドが含まれてもよい。
施策ID301は、施策の識別情報(施策ID)を格納するフィールドである。施策IDは、評価データの識別情報としても用いられる。
特徴量(1)302及び特徴量(2)303は、施策の特徴量を格納するフィールドである。一つの特徴量のフィールドには、属性の名称及び値が含まれる。アクション304は、施策のアクションの名称を格納するフィールドである。
対象数305は、施策を実施した対象者の数を格納するフィールドである。効果306は、施策の実施によるKPI等の改善の度合いを示す値を格納するフィールドである。
図4は、実施例1のアクション分析情報130の一例を示す図である。
アクション分析情報130は、分析ID401、アクション402、回数403、対象数(合計)404、及び効果405を含むエントリを格納する。一種類のアクションに対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
分析ID401は、アクション分析情報130のエントリを識別するための識別情報を格納するフィールドである。アクション402は、アクションの名称を格納するフィールドである。
回数403は、アクション402に対応するアクションを行った施策の数を格納するフィールドである。対象数(合計)404は、アクション402に対応するアクションを行った施策の対象者の数の合計値を格納するフィールドである。効果405は、アクション402に対応するアクションを行った施策の効果の統計値を格納するフィールドである。効果405には、例えば、各施策の効果の平均値等が格納される。
図5は、実施例1の特徴量分析情報131の一例を示す図である。
特徴量分析情報131は、分析ID501、特徴量_名称502、特徴量_値503、回数504、対象数(合計)505、及び効果506を含むエントリを格納する。一つの特徴量に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
分析ID501は、特徴量分析情報131のエントリを識別するための識別情報を格納するフィールドである。特徴量_名称502及び特徴量_値503は、特徴量を構成する属性の名称及び値を格納するフィールドである。
回数504は、特徴量_名称502及び特徴量_値503から構成される特徴量を含む施策の数を格納するフィールドである。対象数(合計)505は、特徴量_名称502及び特徴量_値503から構成される特徴量を含む施策の対象者の数の合計値を格納するフィールドである。効果506は、特徴量_名称502及び特徴量_値503から構成される特徴量を含む施策の効果の統計値を格納するフィールドである。効果506には、例えば、各施策の効果の平均値等が格納される。
図6は、実施例1の特徴量種別分析情報132の一例を示す図である。
特徴量種別分析情報132は、分析ID601、特徴量_名称602、回数603、回数603、対象数(合計)604、及び効果605を含むエントリを格納する。一種類の属性に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
分析ID601は、特徴量種別分析情報132のエントリを識別するための識別情報を格納するフィールドである。特徴量_名称602は、特徴量を構成する属性の名称を格納するフィールドである。
回数603は、特徴量_名称602に対応する属性を含む施策の数を格納するフィールドである。対象数(合計)604は、特徴量_名称602に対応する属性を含む施策の対象者の数の合計値を格納するフィールドである。効果605は、特徴量_名称602に対応する属性を含む施策の効果の統計値を格納するフィールドである。効果605には、例えば、各施策の効果の平均値等が格納される。
図7は、実施例1の特徴量間分析情報133の一例を示す図である。
特徴量間分析情報133は、分析ID701、特徴量(1)_名称702、特徴量(1)_値703、特徴量(2)_名称704、特徴量(2)_値705、回数706、対象数(合計)707、及び効果708を含むエントリを格納する。特徴量の組合せに対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
分析ID701は、特徴量間分析情報133のエントリを識別するための識別情報を格納するフィールドである。特徴量(1)_名称702、特徴量(1)_値703、特徴量(2)_名称704、及び特徴量(2)_値705は、各特徴量を構成する属性の名称及び値を格納するフィールドである。
回数706は、特徴量の組合せを含む施策の数を格納するフィールドである。対象数(合計)707は、特徴量の組合せを含む施策の対象者の数の合計値を格納するフィールドである。効果708は、特徴量の組合せを含む施策の効果の統計値を格納するフィールドである。効果708には、例えば、各施策の効果の平均値等が格納される。
図8は、実施例1のドメイン知識情報122の一例を示す図である。
ドメイン知識情報122は、テーマID801、テーマ名802、検証済み施策数803、未検証施策数804、対象数(合計)805、効果806、施策IDリスト807、及び分析IDリスト808を含むエントリを格納する。一つのドメイン知識に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
テーマID801は、ドメイン知識情報122のエントリを識別するための識別情報を格納するフィールドである。テーマ名802は、ドメイン知識を表すテーマの名称を格納するフィールドである。
検証済み施策数803は、エントリに対応するドメイン知識を用いて生成された施策のうち、実施されたことがある施策の数を格納するフィールドである。未検証施策数804は、エントリに対応するドメイン知識を用いて生成された施策のうち、実施されたことがない施策の数を格納するフィールドである。
対象数(合計)805は、施策の対象者の数の合計値を格納するフィールドである。効果806は、施策の効果の統計値を格納するフィールドである。効果806には、例えば、各施策の効果の平均値等が格納される。
施策IDリスト807は、ドメイン知識の登録時に用いられた施策の識別情報を格納するフィールドである。分析IDリスト808は、ドメイン知識として登録された知識ベース121のデータの識別情報を格納するフィールドである。分析IDリスト808には、知識ベース121に含まれる各情報のデータの識別情報が格納される。
図9は、実施例1の施策情報141の一例を示す図である。
施策情報141は、施策ID901、特徴量(1)902、特徴量(2)903、及びアクション904を含むエントリを格納する。一つの施策に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
施策ID901は、施策の識別情報(施策ID)を格納するフィールドである。特徴量(1)902及び特徴量(2)903は、施策の特徴量を格納するフィールドである。一つの特徴量のフィールドには、属性名及び属性値が含まれる。アクション904は、施策のアクションの名称を格納するフィールドである。
図10は、実施例1の実績情報142の一例を示す図である。
実績情報142は、顧客ID1001、OP_勤続年数1002、OP_年齢1003、顧客_プラン1004、顧客_データ使用量1005、KPI1006、施策ID1007、及び群1008を含むエントリを格納する。施策が実施された顧客に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
顧客ID1001は、顧客の識別情報を格納するフィールドである。OP_勤続年数1002及びOP_年齢1003は、施策の実施に用いたリソース(オペレータ)の情報を格納するフィールドである。顧客_プラン1004及び顧客_データ使用量1005は、施策が実施された顧客の情報を格納するフィールドである。
KPI1006は、施策の実施に対するKPIを格納するフィールドである。例えば、契約が取れた場合には「1」が格納され、契約が取れなかった場合には「0」が格納される。施策ID1007は、実施された施策の識別情報を格納するフィールドである。群1008は、施策の効果を検証するために実行される統計的検定のグループの識別情報を格納するフィールドである。
図11は、実施例1の対象者リスト143の一例を示す図である。
対象者リスト143は、顧客ID1101、顧客_プラン1102、及び顧客_データ使用量1103を含むエントリを格納する。一人の顧客に対して一つのエントリが存在する。なお、エントリに含まれるフィールドは前述したものに限定されない。前述したフィールドのいずれかを含まなくてもよいし、また、他のフィールドを含んでもよい。
顧客ID1101は、施策の実施対象者である顧客の識別情報を格納するフィールドである。顧客_プラン1102及び顧客_データ使用量1103は、顧客に関する情報を格納するフィールドである。
図12は、実施例1の計算機システムの処理の流れを説明するシーケンス図である。
業務システム101は、施策情報141及び実績情報142を施策立案支援システム100に送信する(ステップS101)。情報は、施策が実施された場合に送信されてもよいし、施策立案支援システム100からの取得要求を受信した場合に送信されてもよい。また、周期的に送信されてもよい。
施策立案支援システム100の施策評価部113は、施策情報141及び実績情報142を用いて施策評価処理を実行する(ステップS102)。これによって、施策評価管理情報120が生成又は更新される。施策評価処理の詳細は図13を用いて説明する。
施策立案支援システム100の分析部110は、知識ベース生成処理を実行する(ステップS103)。例えば、施策評価処理が完了した後に知識ベース生成処理を開始してもよいし、ユーザ1200から実行指示を受信した場合に知識ベース生成処理を開始してもよい。これによって、知識ベース121が生成又は更新される。知識ベース生成処理の詳細は図14を用いて説明する。
施策立案支援システム100のドメイン知識蓄積部111は、施策評価管理情報120、知識ベース121、及びユーザ1200からの入力に基づいて、ドメイン知識取得処理を実行する(ステップS104)。例えば、ユーザ1200から実行指示を受信した場合にドメイン知識取得処理が開始される。ドメイン知識取得処理の詳細は図15を用いて説明する。
施策立案支援システム100の施策立案部112は、ドメイン知識情報122を用いて施策立案処理を実行する(ステップS105)。例えば、ユーザ1200から実行指示を受信した場合に施策立案処理が開始される。施策立案処理の詳細は図18A及び図18Bを用いて説明する。
ユーザ1200は施策立案処理において生成された施策候補の中から実施する施策を選択する。施策立案支援システム100の施策立案部112は、ユーザ1200の選択を受け付けた場合、選択された施策候補を表す施策データを業務システム101に送信する(ステップS106)。
図13は、実施例1の施策立案支援システム100が実行する施策評価処理の一例を説明するフローチャートである。
施策評価部113は、施策のループ処理を開始する(ステップS201)。具体的には、施策評価部113は、施策情報141から一つのエントリ(施策データ)を選択する。
施策評価部113は、実績情報142から、選択した施策の実績データを取得し、A群及びB群に分類する(ステップS202)。
施策評価部113は、A群及びB群に分類された実績データを用いてKPIについての統計的有意差検定を実行し(ステップS203)、A群及びB群の間に有意差があるか否かを判定する(ステップS204)。
A群及びB群の間に有意差がない場合、施策評価部113はステップS207に進む。
A群及びB群の間に有意差がある場合、施策評価部113は、A群のKPI及びB群のKPIの差を効果として算出し(ステップS205)、施策評価管理情報120を更新する(ステップS206)。その後、施策評価部113はステップS207に進む。
具体的には、施策評価部113は、施策評価管理情報120にエントリを追加する。施策評価部113は、選択した施策に対応する施策データの施策ID901、特徴量(1)902、特徴量(2)903、及びアクション904の値を、追加されたエントリの施策ID301特徴量(1)302、特徴量(2)303、及びアクション304に設定する。施策評価部113は、追加されたエントリの対象数305に、選択した施策の実績データの数を設定する。また、施策評価部113は、追加されたエントリの効果306に算出された効果を設定する。
なお、施策評価管理情報120に選択した施策と同じ識別情報のエントリが存在する場合、施策評価部113は、当該エントリに値を上書きしてもよし、新たなエントリを追加してもよい。同一の識別情報のエントリを格納する場合、タイムスタンプ等と関連付けて保存される。
ステップS207では、施策評価部113は、施策情報141に登録されている全ての施策について処理が完了したか否かを判定する(ステップS207)。
施策情報141に登録されている全ての施策について処理が完了していない場合、施策評価部113は、ステップS201に戻り、新たな施策を選択する。
施策情報141に登録されている全ての施策について処理が完了した場合、施策評価部113は施策評価処理を終了する。
図14は、実施例1の施策立案支援システム100が実行する知識ベース生成処理の一例を説明するフローチャートである。
分析部110は、施策評価管理情報120を用いてアクション分析情報130を生成する(ステップS301)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S301-1)分析部110は、アクションの種別毎に、施策評価管理情報120のエントリを集約する。
(S301-2)分析部110は、アクションの種別を一つ選択する。
(S301-3)分析部110は、選択したアクションの種別のエントリの数を算出する。分析部110は、選択したアクションの種別の各エントリの対象数305の合計値を算出する。また、分析部110は、選択したアクションの種別の各エントリの効果306の値に、対象数305の値を重みとして乗算して、加重平均を算出する。
(S301-4)分析部110は、アクション分析情報130にエントリを追加し、追加されたエントリの分析ID401に識別情報を設定する。分析部110は、追加されたエントリのアクション402に、選択したアクションの種別を設定する。また、分析部110は、追加したエントリの回数403、対象数(合計)404、及び効果405に、S301-3で算出した値を設定する。
全てのアクションの種別について処理が完了していない場合、分析部110はS301-2に戻り、同様の処理を実行する。全てのアクションの種別について処理が完了した場合、分析部110はステップS301の処理を終了する。以上がステップS301の処理の説明である。
分析部110は、施策評価管理情報120を用いて特徴量種別分析情報132を生成する(ステップS302)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S302-1)分析部110は、属性の名称毎に、施策評価管理情報120のエントリを集約する。
(S302-2)分析部110は、属性の名称を一つ選択する。
(S302-3)分析部110は、選択した属性の名称を含むエントリの数を算出する。分析部110は、選択した属性の名称を含む各エントリの対象数305の合計値を算出する。また、分析部110は、選択した属性の名称を含む各エントリの効果306の値に、対象数305の値を重みとして乗算して、加重平均を算出する。
(S302-4)分析部110は、特徴量種別分析情報132にエントリを追加し、追加されたエントリの分析ID601に識別情報を設定する。分析部110は、追加されたエントリの特徴量_名称602に、選択した属性の名称を設定する。また、分析部110は、追加したエントリの回数603、対象数(合計)604、及び効果605に、S302-3で算出した値を設定する。
全ての属性の名称について処理が完了していない場合、分析部110はS302-2に戻り、同様の処理を実行する。全てのアクションの種別について処理が完了した場合、分析部110はステップS302の処理を終了する。以上がステップS302の処理の説明である。
分析部110は、施策評価管理情報120を用いて特徴量分析情報131を生成する(ステップS303)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S303-1)分析部110は、施策評価管理情報120の各エントリから特徴量を取得する。分析部110は、取得した特徴量の重複を排除することによって、一意な特徴量から構成されるグループを生成する。
(S303-2)分析部110は、グループから一つの特徴量を選択する。
(S303-3)分析部110は、施策評価管理情報120から、選択した特徴量を含むエントリを抽出する。
(S303-4)分析部110は、抽出されたエントリの数を算出する。分析部110は、抽出されたエントリの対象数305の合計値を算出する。また、分析部110は、抽出されたエントリの効果306の値に、対象数305の値を重みとして乗算して、加重平均を算出する。
(S303-5)分析部110は、特徴量分析情報131にエントリを追加し、追加されたエントリの分析ID501に識別情報を設定する。分析部110は、追加されたエントリの特徴量_名称502及び特徴量_値503に、選択した特徴量を構成する属性の名称及び値を設定する。また、分析部110は、追加したエントリの回数504、対象数(合計)505、及び効果506に、S303-4で算出した値を設定する。
グループに含まれる全ての特徴量について処理が完了していない場合、分析部110はS303-2に戻り、同様の処理を実行する。グループに含まれる全ての特徴量について処理が完了した場合、分析部110はステップS303の処理を終了する。以上がステップS303の処理の説明である。
分析部110は、施策評価管理情報120を用いて特徴量間分析情報133を生成し(ステップS304)、その後、知識ベース生成処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S304-1)分析部110は、施策評価管理情報120から一つのエントリを選択する。
(S304-2)分析部110は、エントリから特徴量を取得し、取得した特徴量を用いて特徴量のペアを生成する。ここでは、全ての特徴量の組合せについてペアが生成される。
施策評価管理情報120の全てのエントリについて処理が完了していない場合、分析部110はS304-1に戻り、同様の処理を実行する。
(S304-3)施策評価管理情報120の全てのエントリについて処理が完了した場合、分析部110は、特徴量のペアの重複を排除することによって、一意な特徴量のペアから構成されるグループを生成する。
(S304-4)分析部110は、特徴量のペアのグループから一つの特徴量のペアを選択する。
(S304-5)分析部110は、施策評価管理情報120から、特徴量のペアを含むエントリを抽出する。
(S304-6)分析部110は、抽出されたエントリの数を算出する。分析部110は、抽出されたエントリの対象数305の合計値を算出する。また、分析部110は、抽出されたエントリの効果306の値に、対象数305の値を重みとして乗算して、加重平均を算出する。
(S304-7)分析部110は、特徴量間分析情報133にエントリを追加し、追加されたエントリの分析ID701に識別情報を設定する。分析部110は、追加されたエントリの特徴量(1)_名称702、特徴量(1)_値703、特徴量(2)_名称704、及び特徴量(2)_値705に、選択した特徴量のペアを構成する属性の名称及び値を設定する。また、分析部110は、追加したエントリの回数706、対象数(合計)707、及び効果708に、S304-6で算出した値を設定する。
グループに含まれる全ての特徴量のペアについて処理が完了していない場合、分析部110はS304-4に戻り、同様の処理を実行する。グループに含まれる全ての特徴量のペアについて処理が完了した場合、分析部110はステップS304の処理を終了する。以上がステップS304の処理の説明である。
特徴量単位等、粒度が小さい要素と、効果との関連性を保持することによって、後述するドメイン知識の登録の効率化を実現することができる。
図15は、実施例1の施策立案支援システム100が実行するドメイン知識取得処理の一例を説明するフローチャートである。図16及び図17は、実施例1の施策立案支援システム100が提示する画面の一例を示す図である。
ドメイン知識蓄積部111は、図16に示すようなテーマ設定画面1600を表示し(ステップS401)、ユーザの入力を受け付ける。
テーマ設定画面1600は、選択欄1601及び入力欄1602を含む。
選択欄1601は、ドメイン知識を取得するために使用する評価データを選択するための欄である。ドメイン知識蓄積部111は、施策評価管理情報120に基づいて選択欄1601に評価データを表示する。ユーザは、チェック欄を操作することによって、ドメイン知識を取得するために使用する評価データを選択する。
入力欄1602は、ドメイン知識を表すテーマの名称を入力するための欄である。入力欄1602は、入力ボックス1611及び操作ボタン1612を含む。入力ボックス1611は、テーマの名称を入力するボックスである。操作ボタン1612は、テーマの設定を要求するための操作ボタンである。
操作ボタン1612が押下された場合、選択欄1601にて選択された評価データの識別情報と、入力ボックス1611に入力されたテーマの名称とを含むテーマ設定要求がドメイン知識蓄積部111に送信される。
ドメイン知識蓄積部111は、テーマ設定要求を受信した場合(ステップS402)、選択された評価データから特徴量を取得し、取得した特徴量の重複を排除することによって、一意な特徴量から構成されるグループを生成する(ステップS403)。
ドメイン知識蓄積部111は、特徴量のループ処理を開始する(ステップS404)。具体的には、特徴量のグループの中から一つの特徴量を選択する。
ドメイン知識蓄積部111は、特徴量分析情報131から、特徴量_名称502に選択した特徴量を構成する属性の名称が格納されるエントリを検索する(ステップS405)。
ドメイン知識蓄積部111は、特徴量間分析情報133から、選択された特徴量を含むエントリを検索する(ステップS406)。
ドメイン知識蓄積部111は、グループに含まれる全ての特徴量について処理が完了したか否かを判定する(ステップS407)。
グループに含まれる全ての特徴量について処理が完了していない場合、ドメイン知識蓄積部111は、ステップS404に戻り、新たな特徴量を選択する。
グループに含まれる全ての特徴量について処理が完了した場合、ドメイン知識蓄積部111は、図17に示すようなドメイン知識登録画面1700を表示し(ステップS408)、ユーザの入力を受け付ける。
ドメイン知識登録画面1700は、表示欄1701、選択欄1702、選択欄1703、及び操作ボタン1704を含む。
表示欄1701は、テーマ設定画面1600にて選択された評価データ及びユーザが入力したテーマ等を表示する欄である。
選択欄1702は、特徴量分析情報131から検索されたエントリに含まれる特徴量の中からドメイン知識として登録する特徴量を選択するための欄である。ドメイン知識蓄積部111は、ステップS405において検索されたエントリに基づいて、選択欄1702に特徴量を表示する。このとき、ドメイン知識蓄積部111は、ドメイン知識情報122を参照し、テーマ名802に、入力されたテーマ名が格納されるエントリを検索する。ドメイン知識蓄積部111は、検索されたエントリの分析IDリスト808を参照して、すでに登録された特徴量であるか否かを判定する。すでの登録された特徴量である場合、登録済みであること示す情報を提示する。ユーザは、エントリの追加ボタンを操作することによって、追加する特徴量を選択する。
選択欄1703は、特徴量間分析情報133から検索されたエントリに含まれる特徴量の中からドメイン知識として登録する特徴量を選択するための欄である。ドメイン知識蓄積部111は、ステップS406において検索されたエントリに基づいて、ステップS404で選択された特徴量とは異なる特徴量を表示する。このとき、ドメイン知識蓄積部111は、ドメイン知識情報122を参照し、テーマ名802に、入力されたテーマ名が格納されるエントリを検索する。ドメイン知識蓄積部111は、検索されたエントリの分析IDリスト808を参照して、すでに登録された特徴量であるか否かを判定する。すでの登録された特徴量である場合、登録済みであること示す情報を提示する。ユーザは、エントリの追加ボタンを操作することによって、追加する特徴量を選択する。
操作ボタン1704は、ドメイン知識に含める特徴量の登録を要求するための操作ボタンである。操作ボタン1704が押下された場合、選択欄1702、1703にて選択された特徴量の識別情報を含む登録要求がドメイン知識蓄積部111に送信される。
ドメイン知識蓄積部111は、登録要求を受信した場合(ステップS409)、ドメイン知識情報122を更新し(ステップS410)、その後、ドメイン知識取得処理を終了する。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S410-1)ドメイン知識蓄積部111は、ドメイン知識情報122を参照し、テーマ名802に、ユーザが入力したテーマの名称が格納されるエントリが存在するか否かを判定する。エントリが存在する場合、ドメイン知識蓄積部111はS410-3に進む。
(S410-2)エントリが存在しない場合、ドメイン知識蓄積部111は、ドメイン知識情報122にエントリを追加し、テーマID801に識別情報を設定し、テーマ名802にユーザが入力したテーマの名称を設定する。
(S410-3)ドメイン知識蓄積部111は、エントリの施策IDリスト807に、ドメイン知識を生成するために選択された評価データの施策ID301の値を設定する。ドメイン知識蓄積部111は、エントリの分析IDリスト808に、ユーザによって選択された特徴量に対応するエントリの識別情報を設定する。以上がステップS410の処理の説明である。
以上の処理によって、新たな施策の立案に有用な特徴量に関するドメイン知識を取得することができる。
図18A及び図18Bは、実施例1の施策立案支援システム100が実行する施策立案処理の一例を説明するフローチャートである。図19は、実施例1の施策立案支援システム100が提示する画面の一例を示す図である。
施策立案部112は、図19に示すような施策立案画面1900を表示し(ステップS501)、ユーザの入力を受け付ける。
施策立案画面1900は、選択欄1901、入力ボックス1902、操作ボタン1903、選択欄1904、及び操作ボタン1905を含む。
選択欄1901は、施策候補の生成時に使用するドメイン知識を選択するための欄である。ユーザは、使用するドメイン知識に対応する行のラジオボタンを押下する。入力ボックス1902は、施策に含める特徴量の数を入力するためのボックスである。操作ボタン1903は、施策候補の生成要求を送信するための操作ボタンである。
操作ボタン1903が押下された場合、選択欄1901にて選択されたドメイン知識(テーマ)の名称と、入力ボックス1902に入力された値とを含む施策候補の生成要求が施策立案部112に送信される。
選択欄1904は、施策候補を表示し、また、施策候補から実際に実施する施策を選択するための欄である。操作ボタン1905は、選択欄1904にて選択された施策候補を施策として立案するための操作ボタンである。
操作ボタン1905が押下された場合、選択欄1904にて選択された施策候補のデータが施策データとして業務システム101に送信される。
施策立案部112は、施策候補の生成要求を受信した場合(ステップS502)、ユーザが選択したドメイン知識の名称に対応するドメイン知識を取得する(ステップS503)。
具体的には、施策立案部112は、ドメイン知識情報122を参照し、テーマ名802にドメイン知識の名称が格納されるエントリを検索する。施策立案部112は、検索されたエントリの施策IDリスト807及び分析IDリスト808に基づいて、施策評価管理情報120及び知識ベース121から各種データを取得する。
施策立案部112は、業務システム101から実績情報142及び対象者リスト143を取得する(ステップS504)。
施策立案部112は、対象者リスト143に登録されている対象者の中から、ステップS502で取得した評価データに対応する施策が実施されなかった対象者(未検証対象者)のリストを生成する(ステップS505)。当該判定は、評価データに含まれる施策の識別情報及び対象者リスト143に基づいて、実績情報142を参照することによって生成することができる。
施策立案部112は、ステップS502において取得した評価データからアクションを取得し、取得したアクションの重複を排除することによって、一意なアクションから構成されるグループを生成する(ステップS506)。
施策立案部112は、評価データに含まれる特徴量、及び知識ベース121から取得した特徴量の重複を排除することによって、一意な特徴量から構成されるグループを生成する(ステップS507)。
施策立案部112は、入力ボックス1902に設定された数の特徴量から構成される特徴量の組合せを生成し、特徴量の組合せにアクションのグループを対応づけることによって施策候補を生成する(ステップS508)。
施策立案部112は、施策候補のループ処理を開始する(ステップS509)。具体的には、施策立案部112は施策候補を一つ選択する。
施策立案部112は、対象者リスト143及び施策候補に基づいて、施策候補の対象者の数(検証済み)を算出する(ステップS510)。施策候補に対象者を指定する特徴量が含まれていない場合、対象者リスト143に登録されている対象者の数となる。施策候補に対象者を指定する特徴量が含まれる場合、当該特徴量に合致する対象者の数となる。
施策立案部112は、未検証対象者のリスト及び施策候補に基づいて、施策候補の対象者の数(未検証)を算出する(ステップS511)。施策候補に対象者を指定する特徴量が含まれていない場合、未検証対象者のリストに登録されている対象者の数となる。施策候補に対象者を指定する特徴量が含まれる場合、当該特徴量に合致する対象者の数となる。
施策立案部112は、施策評価管理情報120を参照し、施策候補と同一内容の施策が存在するか否かを判定する(ステップS512)。
施策候補と同一内容の施策が存在する場合、施策立案部112は、施策候補に検証フラグ「Y」を付与する(ステップS513)。このとき、施策立案部112は、施策評価管理情報120の施策候補に対応するエントリの効果306の値を取得する。
施策立案部112は、対象者の数(検証済み)が0より大きいか否かを判定する(ステップS514)。
対象者の数(検証済み)が0である場合、施策立案部112はステップS519に進む。
対象者の数(検証済み)が0より大きい場合、施策立案部112は、施策候補をリストに登録する(ステップS515)。施策候補には、効果、対象者の数(検証済み)、対象者の数(未検証)が関連付けられる。
ステップS512において、施策候補と同一内容の施策が存在しない場合、施策候補に検証フラグ「N」を付与する(ステップS516)。このとき、施策立案部112は、特徴量分析情報131から、施策候補に含まれる特徴量に一致するエントリの効果506の値を取得し、効果の平均値を当該施策候補の効果として算出する。
施策立案部112は、対象者の数(未検証)が0より大きいか否かを判定する(ステップS517)。
対象者の数(未検証)が0である場合、施策立案部112はステップS519に進む。
対象者の数(未検証)が0より大きい場合、施策立案部112は、施策候補をリストに登録する(ステップS518)。施策候補には、効果、対象者の数(検証済み)、対象者の数(未検証)が関連付けられる。
ステップS519では、施策立案部112は、全ての施策候補について処理が完了したか否かを判定する(ステップS519)。
全ての施策候補について処理が完了していない場合、施策立案部112は、ステップS509に戻り、新たに施策候補を選択する。
全ての施策候補について処理が完了した場合、施策立案部112は、ドメイン知識情報122を更新する(ステップS520)。具体的には、以下のような処理が実行される。
(S520-1)施策立案部112は、テーマ名802にユーザが選択したドメイン知識の名称が格納されるエントリを検索する。
(S520-2)施策立案部112は、リストに登録されている施策候補の検証フラグに基づいて検証済みの施策数と未検証の施策数を算出する。施策立案部112は、検索されたエントリの検証済み施策数803及び未検証施策数804に値を設定する。
(S520-3)施策立案部112は、各施策候補の対象者の数(検証済み)及び対象者の数(未検証)の合計値を算出する。施策立案部112は、検索されたエントリの対象数(合計)805に値を設定する。
(S520-4)施策立案部112は、各施策候補の効果の平均値を算出し、検索されたエントリの効果806に値を設定する。以上がステップS520の説明である。
施策立案部112は、効果及び対象者の数(未検証)に基づいて、リストに登録されている施策候補をソートする(ステップS521)。具体的には、効果の降順、対象者の数(未検証)の降順に施策候補がソートされる。生成された施策候補には、既存の施策と同じ内容の施策候補が含まれる可能性がある。そこで、対象者の数(未検証)に基づいてソートを行うことによって、既存の施策とは異なる内容の施策候補を優先的に表示することができる。また、効果に基づいてソートを行うことによって、高い効果が見込まれる施策候補を優先的に表示することができる。なお、効果及び対象者の数(未検証)のいずれか一方に基づいてソートを行ってもよい。
施策立案部112は、リストに基づいて施策候補を表示し(ステップS521)、その後、施策立案処理を終了する。
選択欄1901の「検証済み施策数」及び「未検証施策数」には、検証済み施策数803及び未検証施策数804の値が表示される。選択欄1901の「対象数(合計)」には、対象数(合計)805の値が表示される。選択欄1901の「効果」には、効果806の値が表示される。
選択欄1904の「アクション」には、アクションのグループに含まれるアクションがプルダウン形式で表示される。
画面の表示は、施策立案支援システム100が行わなくてもよい。例えば、施策立案支援システム100に接続される端末が行ってもよい。この場合、施策立案支援システム100は、画面を表示するための表示情報を生成し、端末に送信する。
以上で説明したように、施策立案支援システム100は、ユーザから取得したドメイン知識を活用することによって、新規の施策を効率的に生成することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために構成を詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、他の構成に追加、削除、置換することが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、本発明は、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードによっても実現できる。この場合、プログラムコードを記録した記憶媒体をコンピュータに提供し、そのコンピュータが備えるプロセッサが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、及びそれを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、光ディスク、光磁気ディスク、CD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどが用いられる。
また、本実施例に記載の機能を実現するプログラムコードは、例えば、アセンブラ、C/C++、perl、Shell、PHP、Python、Java(登録商標)等の広範囲のプログラム又はスクリプト言語で実装できる。
さらに、実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを、ネットワークを介して配信することによって、それをコンピュータのハードディスクやメモリ等の記憶手段又はCD-RW、CD-R等の記憶媒体に格納し、コンピュータが備えるプロセッサが当該記憶手段や当該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するようにしてもよい。
上述の実施例において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。全ての構成が相互に接続されていてもよい。
100 施策立案支援システム
101 業務システム
102 ネットワーク
110 分析部
111 ドメイン知識蓄積部
112 施策立案部
113 施策評価部
120 施策評価管理情報
121 知識ベース
122 ドメイン知識情報
130 アクション分析情報
131 特徴量分析情報
132 特徴量種別分析情報
133 特徴量間分析情報
141 施策情報
142 実績情報
143 対象者リスト
200 計算機
201 プロセッサ
202 主記憶装置
203 副記憶装置
204 ネットワークインタフェース
1200 ユーザ
1600 テーマ設定画面
1700 ドメイン知識登録画面
1900 施策立案画面

Claims (12)

  1. リソースを用いて、対象者に、ある作用を目的とした行為を行うための施策の立案を支援する計算機システムであって、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する、少なくとも一つの計算機を含み、
    前記リソース又は顧客の属性の名称及び値から構成される特徴量と、前記行為とから定義される前記施策の効果を表す評価データを管理するための施策評価管理情報と、前記特徴量及び前記施策の効果の間の関連性を分析した結果を格納する知識ベースと、を保持し、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    ユーザによって選択された前記評価データであるターゲット評価データの識別情報を少なくとも一つ含み、ドメイン知識を表すテーマを含む、ドメイン知識設定要求を受け付けた場合、前記ターゲット評価データに含まれる前記特徴量と関連がある前記結果に対して前記テーマを付与し、
    ユーザによって指定された前記テーマを含む施策候補の生成要求を受信した場合、指定された前記テーマが付与された前記結果を用いて施策候補を生成する、
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    前記ドメイン知識設定要求を受け付けた場合、前記知識ベースから前記ターゲット評価データに含まれる前記特徴量と関連がある前記結果を取得し、
    取得された前記結果を表示するための表示情報を生成し、
    前記表示情報に基づく表示を参照したユーザによって選択された前記結果に対して前記テーマを付与することを特徴とする計算機システム。
  3. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    前記施策評価管理情報に含まれる前記評価データを用いて、前記知識ベースを生成することを特徴とする計算機システム。
  4. 請求項3に記載の計算機システムであって、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    前記評価データを用いて、一つの特徴量と、当該特徴量を含む施策による効果との関連性を示す結果を格納する情報を生成して、前記知識ベースに格納し、
    前記評価データを用いて、特徴量のペアと、当該特徴量のペアを含む施策による効果との関連性を示す結果を格納する情報を生成して、前記知識ベースに格納することを特徴とする計算機システム。
  5. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    前記施策候補の予測効果を算出し、
    前記予測効果に基づいて、前記施策候補をソートし、
    前記施策候補のソート結果を表示するための表示情報を生成することを特徴とする計算機システム。
  6. 請求項1に記載の計算機システムであって、
    前記少なくとも一つの計算機は、
    前記施策候補の対象者の数を算出し、
    前記対象者の数に基づいて、前記施策候補をソートし、
    前記施策候補のソート結果を表示するための表示情報を生成することを特徴とする計算機システム。
  7. 計算機システムが実行する、リソースを用いて、対象者に、ある作用を目的とした行為を行うための施策の立案支援方法であって、
    前記計算機システムは、
    プロセッサ、前記プロセッサに接続される記憶装置、及び前記プロセッサに接続されるネットワークインタフェースを有する、少なくとも一つの計算機を含み、
    前記リソース又は顧客の属性の名称及び値から構成される特徴量と、前記行為とから定義される前記施策の効果を表す評価データを管理するための施策評価管理情報と、前記特徴量及び前記施策の効果の間の関連性を分析した結果を格納する知識ベースと、を保持し、
    前記施策の立案支援方法は、
    前記少なくとも一つの計算機が、ユーザによって選択された前記評価データであるターゲット評価データの識別情報を少なくとも一つ含み、ドメイン知識を表すテーマを含む、ドメイン知識設定要求を受け付けた場合、前記ターゲット評価データに含まれる前記特徴量と関連がある前記結果に対して前記テーマを付与する第1のステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、ユーザによって指定された前記テーマを含む施策候補の生成要求を受信した場合、指定された前記テーマが付与された前記結果を用いて施策候補を生成する第2のステップと、
    を含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
  8. 請求項7に記載の施策の立案支援方法であって、
    前記第1のステップは、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記知識ベースから前記ターゲット評価データに含まれる前記特徴量と関連がある前記結果を取得するステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、取得された前記結果を表示するための表示情報を生成するステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記表示情報に基づく表示を参照したユーザによって選択された前記結果に対して前記テーマを付与するステップと、を含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
  9. 請求項7に記載の施策の立案支援方法であって、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記施策評価管理情報に含まれる前記評価データを用いて、前記知識ベースを生成する第3のステップを含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
  10. 請求項9に記載の施策の立案支援方法であって、
    前記第3のステップは、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記評価データを用いて、一つの特徴量と、当該特徴量を含む施策による効果との関連性を示す結果を格納する情報を生成して、前記知識ベースに格納するステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記評価データを用いて、特徴量のペアと、当該特徴量のペアを含む施策による効果との関連性を示す結果を格納する情報を生成して、前記知識ベースに格納するステップと、を含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
  11. 請求項7に記載の施策の立案支援方法であって、
    前記第2のステップは、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記施策候補の予測効果を算出するステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記予測効果に基づいて、前記施策候補をソートするステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記施策候補のソート結果を表示するための表示情報を生成するステップと、を含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
  12. 請求項7に記載の施策の立案支援方法であって、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記施策候補の対象者の数を算出するステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記対象者の数に基づいて、前記施策候補をソートするステップと、
    前記少なくとも一つの計算機が、前記施策候補のソート結果を表示するための表示情報を生成するステップと、を含むことを特徴とする施策の立案支援方法。
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