JP7292869B2 - 組織情報処理装置、組織情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

組織情報処理装置、組織情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、組織の改善のための処理を行う組織情報処理装置等に関するものである。
従来、幅広い組織の活動を通して得られる知見を、多くの組織で利用可能にすることを目的とした組織改善活動支援システムがあった(特許文献1参照)。
かかる組織改善活動支援システムは、施策ごとに、所定のストレス項目の各々に対する当該施策の効果の度合いを示すテーマ適合度と、特に定めた組織の特性である組織特性のとり得る内容の各々に対する当該施策との相性の良し悪しを前記テーマ適合度に与える影響度として定量化して示す組織適合度とを記憶する施策情報記憶手段と、前記施策情報記憶手段に記憶されている情報に基づいて、組織に対して施策の提案を行う施策提案手段と、実際に活動を行った組織の活動内容を示す情報である活動報告を、活動ログとして2以上記憶する活動ログ記憶手段と、前記活動ログ記憶手段に記憶されている活動ログに基づき、ある施策について、前記施策情報記憶手段に記憶されている情報によって示される組織特性と効果との関係またはテーマと効果との関係に矛盾が生じているか否かを判定する活動ログ分析手段と、前記矛盾が生じていると判定された場合に、所定のユーザに通知を行うユーザ連携手段とを備えたことを特徴とする組織改善活動支援システムである。
特開2017-59111号公報
しかしながら、従来技術においては、組織改善システムの運用を適切に行うための処理が行えなかった。
本第一の発明の組織情報処理装置は、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズに関する1以上のスコアを含む1以上のアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、2以上のフェーズのうちの1以上のフェーズの1以上のスコアから特定される改善元情報を用いて、組織の改善のための処理である改善処理を行う改善処理部とを具備する組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
また、本第二の発明の組織情報処理装置は、第一の発明に対して、組織の2以上の各構成員のアンケートに対する回答を示す2以上の回答情報が格納される回答情報格納部をさらに具備し、改善処理部は、アクション情報格納部に格納されている1以上の各フェーズの1以上のスコアと、回答情報格納部に格納されている2以上の回答情報とから特定される改善元情報を用いて、組織の改善のための処理を行う組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアとアンケートに対する構成員の回答情報とを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
また、本第三の発明の組織情報処理装置は、第一または第二の発明に対して、アクション情報は、2以上の各フェーズにおける情報である2以上のフェーズ情報を有し、フェーズ情報は、1以上のスコアと、フェーズにおける入力に関する入力関連情報とを有する組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアとアンケートに対する構成員の回答情報と入力関連情報とを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
また、本第四の発明の組織情報処理装置は、第三の発明に対して、入力関連情報は、フェーズに対して入力された入力情報、または入力情報の量に関する入力量情報のうちの1種類以上の情報である組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアとアンケートに対する構成員の回答情報と入力関連情報とを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
また、本第五の発明の組織情報処理装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、アクション情報格納部の1以上の各アクション情報は、組織の属性値である組織属性値に対応し、改善処理部は、同一の改善元情報を用いる場合でも、組織属性値に応じて、組織の改善のための異なる処理を行う組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の属性値に応じて、組織改善システムの運用を適切に行うための適切な処理を提供できる。
また、本第六の発明の組織情報処理装置は、第一から第五いずれか1つの発明に対して、アクション情報は、各フェーズに対する期待度、満足度のうちの1以上のスコアを含む組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズにおける期待度、満足度のうちの1以上のスコアを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
また、本第七の発明の組織情報処理装置は、第一から第六いずれか1つの発明に対して、組織の改善のためのシステムである組織改善システムの運用に関する提案を示す2以上の各提案情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される提案情報格納部をさらに具備し、改善処理部は、改善元情報に合致する改善元情報条件と対になる提案情報を提案情報格納部から取得する提案情報取得手段と、提案情報取得手段が取得した提案情報を出力する提案情報出力手段とを具備する組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための提案ができる。
また、本第八の発明の組織情報処理装置は、第一から第七いずれか1つの発明に対して、組織改善システムが使用する情報である1以上の設定情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される設定情報格納部をさらに具備し、改善処理部は、改善元情報に合致する改善元情報条件と対になる設定情報を設定情報格納部から取得する設定情報取得手段と、設定情報取得手段が取得した設定情報を出力する設定情報出力手段とを具備する組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための設定情報を提供できる。
また、本第九の発明の組織情報処理装置は、第一から第八いずれか1つの発明に対して、アクション情報格納部には、組織ごとにアクション情報が格納され、かつ少なくとも1以上の各組織において、組織全体のアクション情報および2以上の各部署ごとのアクション情報が格納され、改善処理部は、組織全体のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織の改善のための処理を行い、かつ2以上の各部署のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織の改善のための処理を行う組織情報処理装置である。
かかる構成により、組織全体の運用プロセス、当該組織の1以上の各部署の運用プロセスを適切に遂行するための処理を提供できる。
本発明による組織情報処理装置によれば、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
実施の形態1における情報システムAの概念図 同情報システムAのブロック図 同組織情報処理装置1の動作例について説明するフローチャート 同改善処理の例について説明するフローチャート 同設定情報使用処理の例について説明するフローチャート 同項目情報管理表を示す図 同組織情報管理表を示す図 同アクション情報を示す図 同回答情報を示す図 同個別スコア表を示す図 同提案情報管理表を示す図 同設定情報管理表を示す図 同出力例を示す図 同コンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、組織情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、組織の改善のためのアクションを支援するシステムの運用プロセスを管理する組織情報処理装置であって、2以上の各フェーズに対するスコアが格納され、スコアに応じて、運用を改善するための改善処理を行う組織情報処理装置、および当該組織情報処理装置を備える情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、組織に対するサーベイの結果も格納され、当該結果とスコアとに応じて、改善処理を行う組織情報処理装置を備える情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、運用プロセスにおける1以上のフェーズにおける入力状況が格納され、入力状況にも応じて、改善処理を行う組織情報処理装置を備える情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、組織の1以上の属性値も管理され、当該1以上の属性値に応じて、異なる改善処理を行う組織情報処理装置を備える情報システムについて説明する。
なお、本実施の形態において、改善処理は、例えば、運用に関する提案の出力、運用に関する設定情報の自動修正等である。
さらに、本実施の形態において、管理する運用プロセスは、組織全体の運用プロセスと当該組織を構成する1以上の各部署の運用プロセスである。
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、組織情報処理装置1、および1または2以上の端末装置2を備える。組織情報処理装置1は、ここではいわゆるサーバ装置である。組織情報処理装置1は、例えば、クラウドサーバやASPサーバであるが、そのタイプや設置場所は問わない。端末装置2は、スマートフォンやタブレット端末や携帯電話等の携帯端末、いわゆるパソコン等であり、そのタイプは問わない。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。組織情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。
格納部11は、組織情報格納部111、アクション情報格納部112、回答情報格納部113、提案情報格納部114、および設定情報格納部115を備える。
処理部13は、改善処理部131、および設定情報使用処理部132を備える。改善処理部131は、提案情報取得手段1311、提案情報出力手段1312、設定情報取得手段1313、および設定情報出力手段1314を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
組織情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する組織情報、後述するアクション情報、後述する回答情報、後述する提案情報、後述する設定情報である。
組織情報格納部111には、2以上の組織情報が格納される。組織情報は、組織に関する情報である。組織情報は、例えば、組織識別子を有する。組織識別子は、組織名、組織を識別するID等である。組織識別子は、例えば、会社名、部門名等である。
組織情報は、例えば、1または2以上の組織属性値と1または2以上の構成員情報とを含む。組織属性値は、組織の属性の値である。組織属性値は、例えば、組織の業種を示す業種識別子(例えば、銀行、アパレル、メーカーなど)、組織の規模を分類する規模識別子(例えば、大企業、中小企業、零細企業、個人事業など)、組織の経営状況に基づく組織のカテゴリー(例えば、黒字企業、赤字企業など)を示す情報、本社の地域を示す地域識別子、組織内の部門を識別する部門識別子(例えば、人事、経理、研究所、技術部門、営業部門、製造部門等)、上場しているか否かを示す上場識別子、組織のステージを示すステージ識別子(例えば、創成期、拡大期、多角化期、再生期など)、事業モデルを示す事業モデル識別子(例えば、複数の種類の事業を行うイノベーター、一つ等の少ない種類の事業を行いかつ人に依存する事業であるプロフェッショナル、一つ等の少ない種類の事業を行いかつ仕組みに依存する事業であるオペレーター等)、構成員数、下位の組織の組織識別子、下位の組織の数、存続年数、資本金、売上高、黒字か否か、利益額等である。なお、業種は、金融、メーカー、商社、サービス等の大きな分類でも良いし、銀行、証券、電気メーカー、食品メーカー、機械メーカー等の小さな分類でも良い。業種の分け方等は問わないことは言うまでもない。
構成員情報は、組織の構成員の情報である。なお、構成員とは、例えば、企業の従業員、学校の職員、役所の職員等であるが、企業の役員等も含んでいても良い。構成員は、アルバイト等でも良い。
また、構成員情報は、例えば、構成員識別子を有する。構成員識別子は、例えば、構成員の氏名、ID等である。構成員情報は、1以上の構成員属性値を有する。構成員属性値は、構成員の属性の値である。構成員属性値は、例えば、勤続年数、年齢、性別、構成員の評価値(例えば、1から5の5段階、A,B,Cの3段階など)、構成員の各特性(例えば、協調性、仕事遂行力、独創性など)に対する評価値(例えば、1から5の5段階、A,B,Cの3段階など)、所属先の組織識別子などである。構成員情報は、2以上の時点の構成員の評価値を含んでも良い。構成員情報は、マネージャーの構成員情報も含むと考えても良いし、マネージャーの構成員情報は、非マネージャーの構成員情報とは別の情報である、と考えても良い。
組織情報は、例えば、当該組織がシステムの運用に使用する1以上の設定情報を有しても良い。設定情報は、組織改善システムが使用する情報である。設定情報は、パラメータと言っても良い。組織改善システムが使用する情報とは、通常、組織改善システムが機能を発揮するための使用する情報である。設定情報は、例えば、サーベイ頻度情報、組織改善システムにおいて使用する機能を特定する機能特定情報、行うサーベイを特定するサーベイ特定情報(例えば、フォーカスサーベイを実施するか否かを示すパラメータ)、組織診断を実施するか否かを示すパラメータである。
なお、サーベイとは、いわゆる調査であり、例えば、構成員に対するアンケートと回答の統計処理等でも良い。また、サーベイは、例えば、「組織診断」「フォーカスサーベイ」等の2種類以上のものがあり得る。
「組織診断」は、例えば、後述する総合的項目と後述する個別項目の両方の設問を有するアンケートを行うことを示す情報である。「組織診断」は、「エンゲージメントサーベイ」と言っても良い。フォーカスサーベイは、例えば、後述する総合的項目のみの設問を有するアンケートを行うことを示す情報である。エンゲージメントサーベイは、エンゲージメントスコアを算出するためのサーベイである。フォーカスサーベイは、エンゲージメントサーベイと比較して簡易なサーベイであり、焦点を絞ったサーベイである。
また、サーベイ頻度情報は、サーベイを行う頻度に関する情報である。サーベイ頻度情報は、例えば、「毎月」「年4回」「四半期毎」「年1回」「4月,10月」等である。つまり、サーベイ頻度情報は、定期期間におけるサーベイの回数、サーベイを行う時期、サーベイを行う日等の情報である。サーベイ頻度情報は、例えば、フォーカスサーベイを行う頻度に関する情報、またはエンゲージメントサーベイを行う頻度に関する情報、アンケートの実施頻度に関する情報である。
また、機能特定情報は、例えば、サーベイの機能を使用するか否か(サーベイを実施するか否か)を特定する情報、アクションプランを使用するか否か(アクションプランを登録するか否か)を特定する情報である。アクションプランとは、サーベイの結果に基づくアクションの計画であり、組織の改善を行うための計画である。
また、サーベイ特定情報は、例えば、第一のサーベイを行うか否かを示す情報、第二のサーベイを行うか否かを示す情報である。なお、第一のサーベイは、例えば、フォーカスサーベイである。第二のサーベイは、例えば、エンゲージメントサーベイである。
また、組織改善システムは、組織情報処理装置1でも良いし、情報処理システムAでも良いし、他の装置でも良い。
また、組織情報は、例えば、1以上の送信先情報を有しても良い。送信先情報は、情報を送信する先を特定する情報である。送信先情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、アプリのID、IPアドレス等である。
アクション情報格納部112には、1以上のアクション情報が格納される。アクション情報は、組織の改善のためのアクションに関する情報である。アクションとは、組織の改善のためのアクションである。アクションとは、組織情報処理装置1に対するユーザの入力または操作、または他の組織改善システムに対するユーザの入力または操作である。なお、ユーザとは組織の改善を行おうとしているユーザである。また、組織情報処理装置1に対する入力または操作は、端末装置2への入力または操作を組織情報処理装置1が受信する場合も含む。また、他の組織改善システムに対する入力または操作は、端末装置2への入力または操作を組織情報処理装置1が受信する場合も含む。
アクション情報格納部112には、組織ごとにアクション情報が格納されることは好適である。また、アクション情報格納部112には、少なくとも1以上の各組織において、組織全体のアクション情報および1または2以上の各部署ごとのアクション情報が格納されることは好適である。
アクション情報は、2以上のスコアを含む。2以上の各スコアは、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズに関するスコアである。フェーズは、例えば、組織改善のためのプロセスを構成するフェーズである。フェーズは、例えば、「See」「Plan」「Do」「Check・Action」である。フェーズは、例えば、「See」「Plan」「Do/Check・Action」である。フェーズは、例えば、「Plan」「Do」「Check」「Action」である。フェーズは、例えば、「Plan」「Do」「Check・Action」である。
「See」とは、組織の状態を観察するフェーズである。「Plan」とは、「See」での観察を受けて、組織改善のための計画を練る段階である。「Do」とは、組織改善のための計画を実行する段階である。「Check」とは、組織改善のための実行結果をチェックする段階である。「Action」とは、チェック結果に基づいてアクションを行う段階である。
なお、各フェーズに関するスコアは、通常、ユーザにより入力された情報であるが、自動的に算出された情報でも良い。スコアが自動的に算出された情報である場合、例えば、後述する処理部13が、ユーザからの入力情報に基づいて算出する。
また、アクション情報に含まれるスコアは、例えば、期待度、満足度のうちの1または2種類のスコアを含む。アクション情報に含まれるスコアは、例えば、2以上の各フェーズの期待度、2以上の各フェーズの満足度のうちの1種類以上のスコアである。なお、期待度とは、対象(例えば、会社、仕事、上司、職場、業界内での影響力、給与等)に対する期待の度合である。また、「期待度」は、「重要度」や「影響度」等の同種の用語の意義であると考えても良いし、同種の用語に置き換えても良いことは言うまでもない。また、満足度とは、対象(例えば、会社、仕事、上司、職場、業界内での影響力、給与等)に対する満足の度合である。「満足度」は、「実現度」や「達成度」等の同種の用語の意義であると考えても良いし、同種の用語に置き換えても良いことは言うまでもない。
アクション情報は、通常、組織識別子に対応する。アクション情報は、組織識別子を含んでも良い。アクション情報は、通常、2以上のフェーズ情報を有する。フェーズ情報は、2以上の各フェーズに関する情報である。フェーズ情報は、例えば、フェーズを識別するフェーズ識別子と1以上のスコア情報とを有する。フェーズ情報は、例えば、フェーズ識別子と1以上のスコア情報と入力関連情報とを有する。スコア情報は、例えば、スコアの対象である対象識別子とスコアとを有する。入力関連情報は、フェーズに対して入力された入力情報、または入力情報の量に関する入力量情報のうちの1種類または2種類の情報を含む。入力情報は、スコアを含むと考えても良い。
回答情報格納部113は、2以上の回答情報が格納される。回答情報は、組織の1または2以上の各構成員に対する設問の回答を示す情報である。設問は、問題や項目と言っても良い。なお、回答情報を単に、回答と言う場合もある。
また、回答情報は、通常、組織を識別する組織識別子に対応付いている。また、回答情報は、通常、組織の1以上の属性値である組織属性値に対応付いている。
一の回答情報は、一の組織の1または2以上の構成員の回答の情報の集合である。一の回答情報は、2以上の各構成員に対応する2以上の構成員回答情報を有する。構成員回答情報は、構成員が項目に対する質問に回答した結果を含む情報である。構成員回答情報は、2以上の項目回答情報を有する。構成員回答情報は、通常、項目の数の分だけの項目回答情報を有する。項目回答情報は、項目識別子と回答情報とを有する。回答情報は、質問に対する回答に関する情報である。回答情報は、例えば、満足度情報を有する。満足度情報とは、項目に対する構成員の満足の度合いに関する回答を示す情報である。満足度情報は、例えば、項目に対する満足度を特定する情報である。満足度情報は、2以上のクラスに分類される。満足度情報は、例えば、1から5のいずれかの自然数を採り得る。ただし、満足度情報は、例えば、A、B、Cといった、ランクや順序を有する評価値でも良いし、1から100までのいずれかの自然数等でも良い。また、回答情報は、例えば、満足度情報と期待度情報とを有する。期待度情報は、項目に対する構成員の期待の度合いに関する回答を示す情報である。期待度情報は、例えば、項目に対する期待度を特定する情報である。期待度情報は、2以上のクラスに分類される。期待度情報は、例えば、1から5のいずれかの自然数を採り得る。ただし、期待度情報は、例えば、A、B、Cといった、ランクや順序を有する評価値でも良いし、1から100までのいずれかの自然数等でも良い。なお、項目や質問等の内容は問わない。また、構成員とは、例えば、企業の従業員、学校の職員、役所の職員等であるが、企業の役員等も含んでいても良い。構成員は、アルバイトでも良い。
なお、総合的項目は、例えば、会社に満足している度合いを示す会社満足度、仕事に満足している度合いを示す仕事満足度、上司に満足している度合いを示す上司満足度、職場に満足している度合いを示す職場満足度等である。また、個別項目は、例えば、自社の事業優位性、戦略目標の発信と伝達、全体的な連帯感、評価・給与の妥当性等である。
提案情報格納部114には、2以上の各提案情報が格納される。提案情報は、通常、改善元情報条件に対応付けられている。提案情報は、組織の改善のためのシステムである組織改善システムの運用に関する提案を示す情報である。組織改善システムとは、組織情報処理装置1または情報処理システムAでも良いし、他の装置でも良い。運用は、使用または利用と言っても良い。
改善元情報条件とは、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である。改善元情報とは、ここでは提案情報を取得するための元になる情報である。改善元情報は、1以上のフェーズの1以上のスコア、入力関連情報、組織属性値のうちの1または2種類以上の情報であることは好適である。なお、改善元情報条件の記載方法は問わない。改善元情報条件は、演算式でも良いし、プログラム(関数やメソッド)等でも良い。
改善元情報条件は、例えば、「特定のフェーズの期待度が条件を満たすほど高い(例えば、閾値以上、閾値より高い)こと」「特定のフェーズの満足度が条件を満たすほど低い(例えば、閾値以下、閾値より低い)こと」「特定のフェーズの期待度が条件を満たすほど高く、かつ特定のフェーズの満足度が条件を満たすほど低いこと」である。なお、特定のフェーズとは、例えば、「DO」または「Check」である。また、改善元情報条件は、例えば、「回答情報が有する特定の項目の満足度が条件を満たすほど低い(例えば、閾値以下、閾値より低い)こと」である。なお、回答情報が有する特定の項目の満足度とは、例えば、上司に対する満足度、会社に対する満足度である。また、改善元情報条件は、例えば、「一の組織の構成員の回答の状況が予め決められた条件を満たすほど良くないこと」である。「一の組織の構成員の回答の状況が予め決められた条件を満たすほど良くないこと」は、例えば、一に組織に対応する回答情報が有する構成員回答情報の数が閾値以下または閾値より少ないこと、一に組織に対応する回答情報が有する構成員回答情報の数の割合が、構成員の数に対して、閾値以下または閾値より少ないことである。回答の状況とは、例えば、回答の割合、回答数、または回答の内容の1または2以上である。
なお、一に組織の構成員の数は、例えば、組織情報格納部111に格納されているが、その取得方法は問わない。また、改善元情報条件は、例えば、「一の組織に対応するサーベイ頻度情報が示すサーベイの頻度が予め決められた条件を満たすほど多く、かつ当該一の組織の構成員の回答の状況が予め決められた条件を満たすほど良くないこと」である。
また、一の組織のサーベイ頻度情報は、例えば、組織情報格納部111に格納されている、または組織情報格納部111に格納されている情報(例えば、サーベイを行う実施時期を特定する1以上の情報)から取得可能な情報である。一の組織のサーベイ頻度情報は、通常、組織識別子に対応付けられて格納されている。
設定情報格納部115には、1以上の設定情報が格納される。ここでの設定情報は、通常、改善元情報条件に対応付けられている。ここでの設定情報は、通常、設定情報そのものであるが、設定情報を変更するための設定情報変更情報でも良い。設定情報変更情報は、例えば、システムの運用のために使用される設定情報をパラメータとする演算式、サーベイの頻度を現在の半分にすることを示す情報等である。
改善元情報条件は、改善元情報に関する条件である。ここでの改善元情報は、設定情報を取得するための元になる情報である。改善元情報は、1以上のフェーズの1以上のスコア、入力関連情報、組織属性値のうちの1または2種類以上の情報であることは好適である。
改善元情報条件は、例えば、「特定のフェーズの期待度が条件を満たすほど高いこと」「特定のフェーズの満足度が条件を満たすほど低いこと」「特定のフェーズの期待度が条件を満たすほど高く、かつ特定のフェーズの満足度が条件を満たすほど低いこと」である。また、改善元情報条件は、例えば、「回答情報が有する特定の項目の満足度が条件を満たすほど低いこと」である。なお、回答情報が有する特定の項目の満足度とは、例えば、上司に対する満足度、会社に対する満足度である。また、改善元情報条件は、例えば、「一の組織の構成員の回答の状況が予め決められた条件を満たすほど良くないこと」である。「一の組織の構成員の回答の状況が予め決められた条件を満たすほど良くないこと」は、例えば、一に組織に対応する回答情報が有する構成員回答情報の数が閾値以下または閾値より少ないこと、一に組織に対応する回答情報が有する構成員回答情報の数の割合が、構成員の数に対して、閾値以下または閾値より少ないことである。
受付部12は、各種の情報や指示等を受け付ける。ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信であるが、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であると考えても良い。
各種の情報や指示等とは、例えば、組織情報、アクション情報、アンケートの回答情報、提案情報、設定情報、後述する入力情報、開始指示等である。開始指示とは、動作の開始の指示である。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、改善処理部131、設定情報使用処理部132、提案情報取得手段1311、提案情報出力手段1312、設定情報取得手段1313、設定情報出力手段1314が行う処理である。
各種の処理とは、例えば、受付部12が受け付けた各種の情報を、格納部11に蓄積する処理である。処理部13は、例えば、受付部12が受け付けた組織情報を組織情報格納部111に蓄積する。処理部13は、例えば、受付部12が受け付けたアクション情報をアクション情報格納部112に蓄積する。処理部13は、例えば、受付部12が受け付けた回答情報を回答情報格納部113に蓄積する。処理部13は、例えば、受付部12が受け付けた入力情報をアクション情報格納部112に蓄積する。
処理部13は、例えば、組織ごとの回答情報を用いて、各組織のスコアを算出しても良い。処理部13は、例えば、以下のようにスコアを算出する。
処理部13は、2以上の各項目の構成員の分の回答情報を統計処理し、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。項目スコアとは、項目(アンケートの質問)ごとのスコアである。
処理部13は、例えば、組織ごとに、当該組織の回答情報に含まれる2以上の各項目の満足度情報を統計処理し、項目スコアを組織ごと及び項目ごとに取得する。処理部13は、例えば、組織ごと及び項目ごとに、満足度情報の代表値(例えば、平均値、中央値)を算出し、かかる代表値を項目スコアとして、項目識別子と対に、図示しないバッファまたは格納部11に蓄積しても良い。なお、満足度情報とは、満足度を特定する情報である。
また、処理部13は、例えば、組織ごと及び項目ごとに、構成員の属性値に応じて、異なる重み付けをして、満足度情報の加重平均値を算出し、かかる加重平均値を項目スコアとして、項目識別子と対に、図示しないバッファまたは格納部11に蓄積しても良い。なお、構成員の属性値は、例えば、役職、勤続年数、性別等である。例えば、処理部13は、勤続年数が長い従業員の満足度情報を、短い従業員の満足度情報と比較して、重みを重くして、加重平均を算出しても良い。
処理部13は、少なくとも一部の項目に対して、満足度情報と期待度情報とを用いて、組織ごとに項目スコアを取得する。なお、満足度情報と期待度情報とを用いて項目スコアを取得する対象の項目は、例えば、個別項目である。なお、期待度情報とは、期待度を特定する情報である。
処理部13は、例えば、満足度情報が高ければ高いスコアになり、期待度情報が低ければ高いスコアになるように、項目スコアを取得することは好適である。
処理部13は、例えば、2以上の各組織について、2以上の各項目について、回答情報が有する満足度情報の代表値と回答情報が有する期待度情報の代表値とを算出し、2つの代表値を用いて、項目ごとに項目スコアを取得する。
処理部13は、例えば、個別スコア表に、満足度情報と期待度情報とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。また、処理部13は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の統計処理結果と期待度情報の統計処理結果とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。処理部13は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の代表値と期待度情報の代表値とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。処理部13は、例えば、個別スコア表に、満足度情報の加重平均値と期待度情報の加重平均値とを適用し、項目ごとに、項目スコアを取得しても良い。なお、加重平均値は、構成員の属性値に基づく、加重平均値である。また、個別スコア表は、ここでは、満足度情報と期待度情報とを与えた場合に、項目スコアが決定される情報である。個別スコア表は、ここでは、例えば、満足度情報の軸と期待度情報の軸とを有する表であり、表の各セルに個別スコアが記載され、満足度情報と期待度情報とが決定した場合に、項目スコアが決定される表である。かかる個別スコア表は、満足度情報が示す満足度が大きいほど、大きい項目スコアが取得され、期待度情報が示す期待度が小さいほど、大きい項目スコアが取得される表であることは好適である。
処理部13は、例えば、満足度情報の代表値をパラメータとする増加関数であり、期待度情報の代表値をパラメータとする減少関数を用いて、項目ごとに、項目スコアを算出しても良い。
上記では、処理部13が、いわゆる絶対的な項目スコアを算出する処理を説明した。絶対的な項目スコアは、業種等の組織識別子に依存しない項目スコアであり、通常、一の組織の組織識別子に対応する回答情報のみから取得される。
ただし、処理部13は、いわゆる相対的な項目スコアを算出しても良い。つまり、処理部13は、例えば、組織属性値に応じた項目スコアを取得する。かかる場合、処理部13は、例えば、当該組織の各項目の絶対的な項目スコアを算出する。そして、処理部13は、例えば、当該組織の組織属性値と同一の組織属性値(例えば、同一の業種)と対になる1以上の組織識別子に対応する回答情報から取得された1以上の項目スコアを用いて相対的な項目スコアを算出する。
処理部13は、例えば、当該組織の絶対的な項目スコアの偏差値を、当該組織と同一の組織属性値と対になる1以上の組織識別子で識別される組織の項目スコアを用いて算出する。なお、複数の絶対的な項目スコアを用いて、一の絶対的な項目スコアの偏差値である相対的な項目スコアを算出技術は周知技術である。
また、処理部13は、例えば、当該組織の組織属性値と同一の組織属性値と対になる1以上の組織識別子に対応する回答情報から取得された2以上の絶対的な項目スコアの平均値を算出し、当該平均値と、当該組織の絶対的な項目スコアとの差を用いて、相対的な項目スコアとして取得する等しても良い。なお、かかる相対的な項目スコアは、項目スコアの平均値と当該組織の絶対的な項目スコアとの差そのものでも良いし、当該差をパラメータとして演算式に代入して算出される値でも良い。
つまり、同一の組織属性値に対応する複数の組織の絶対的な項目スコアを用いて、一の組織の相対的な項目スコアの算出方法は種々考えられる。同一の組織属性値とは、1または2以上の組織属性値が同一であることである。処理部13は、例えば、各項目について、同一業種の複数企業の中における、着目する企業の相対的な項目スコアを算出しても良いし、同一業種および同様の規模の範疇に入る複数企業の中における、着目する企業の相対的な項目スコアを算出しても良い。
処理部13は、2以上の各組織回答情報に対して、2以上の項目スコアを用いて、総合スコアを取得する。総合スコアは、各組織に対する総合的なスコアである。処理部13は、通常、2以上の各項目スコアが良好なスコアほど、高い総合スコアを取得する。
処理部13は、出力指示が有する組織識別子により識別される組織のスコアであり、当該組織識別子と対になる1または2以上の組織属性値に応じた当該組織のスコアである属性値加味総合スコアを、複数の組織回答情報を用いて取得する。
つまり、処理部13は、例えば、1または2以上の組織属性値を用いて構成される条件に合致する複数の組織の中における、一の組織の相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得しても良い。例えば、処理部13は、例えば、業種識別子が「メーカー」であり、かつ部門識別子が「研究所または技術部門」である複数の組織の中における、特定の組織(例えば、A社)の研究所または技術部門に属する従業員の回答情報から、メーカーであるA社の「研究所+技術部門」の属性値加味総合スコアを取得しても良い。かかる場合、条件は「(業種識別子=メーカー) AND (部門識別子=研究所 OR 技術部門)」である。 処理部13は、例えば、2以上の絶対的な項目スコアを用いて、絶対的な総合スコアを取得する。
また、処理部13は、例えば、2以上の相対的な項目スコアを用いて、相対的な総合スコアである属性値加味総合スコアを取得する。
処理部13は、総合的項目に対する項目スコアと個別項目に対する項目スコアとの両方を用いて、かつ総合的項目に対する項目スコアを個別項目に対する項目スコアと比較して、重みを大きくして、総合スコアを取得することは好適である。なお、かかる場合も、絶対的な項目スコアを用いれば、処理部13は、絶対的な総合スコアを取得できる。また、相対的な項目スコアを用いれば、処理部13は、属性値加味総合スコアを取得できる。
処理部13は、例えば、「総合スコア=α×総合的項目に対する項目スコアの統計的スコア+β×個別項目に対する項目スコアの統計的スコア」により、総合スコアを算出しても良い。なお、ここで、(α>β)であることは好適である。つまり、処理部13は、総合的項目に対する項目スコアを個別項目に対する項目スコアと比較して、重みを大きくして、総合スコアを取得することは好適である。また、例えば、「α=0.7,β=0.3」である。なお、総合的項目に対する項目スコアの統計的スコアは、例えば、総合的項目に対する項目スコアの平均値、または加重平均等である。個別項目に対する項目スコアの統計的スコアは、例えば、個別項目に対する項目スコアの平均値、または加重平均等である。
処理部13は、組織識別子と対になる総合スコアと組織属性値とを取得し、当該総合スコアと組織属性値とを用いて、組織属性値に応じた組織のスコアである属性値加味総合スコアを取得する。なお、属性値加味総合スコアは、組織属性値に依存する相対的な総合スコアである、と考えても良い。また、属性値加味総合スコアは、相対的なエンゲージメントスコアと言っても良い。なお、かかる場合の組織属性値は、1または2以上の組織属性値である。
処理部13は、例えば、組織識別子により識別される組織のスコアであり、組織識別子と対になる組織属性値に応じた組織のスコアである属性値加味総合スコアを、複数の組織回答情報を用いて取得する。
処理部13は、組織識別子と対になる総合スコアと組織属性値とを取得し、総合スコアと組織属性値とを用いて属性値加味総合スコアを取得する。ここでの総合スコアは、絶対的な総合スコアであり、属性値加味総合スコアは相対的な総合スコアである。
処理部13は、取得した2以上の相対的な項目スコアを用いて、属性値加味総合スコアを取得する。処理部13は、通常、相対的な項目スコアが大きいほど、大きな属性値加味総合スコアを取得する。処理部13は、例えば、取得した2以上の相対的な項目スコアをパラメータとする増加関数(例えば、平均値、加重平均、和など)により、属性値加味総合スコアを取得する。例えば、格納部11に、2以上の相対的な項目スコアの集合と、属性値加味総合スコアとの対応表が格納されており、処理部13は、当該対応表を参照し、取得した2以上の相対的な項目スコアに対応する属性値加味総合スコアを当該対応表から取得する。
改善処理部131は、改善処理を行う。改善処理は、組織の改善のための処理である。改善処理部131は、改善元情報を用いて、改善処理を行う。改善処理は、例えば、提案情報を出力する処理、設定情報を出力する処理である。提案情報を出力する処理は、例えば、提案情報を端末装置2に送信する処理である。また、設定情報を出力する処理は、例えば、設定情報を組織情報格納部111または外部の装置に蓄積する処理である。
改善処理部131は、2以上のフェーズのうちの1以上のフェーズの1以上のスコアを用いて特定される改善元情報を用いて、組織の改善のための処理である改善処理を行う。なお、改善元情報を取得する方法、装置等は問わない。
改善処理部131は、アクション情報格納部112に格納されている1以上の各フェーズの1以上のスコアと、回答情報格納部113に格納されている2以上の回答情報とを用いて特定される改善元情報を用いて、改善処理を行う。なお、改善元情報を取得する方法、装置等は問わない。また、ここでの1以上のスコアと2以上の回答情報とは、同一の組織識別子に対応付いている情報であることは言うまでもない。
改善処理部131は、例えば、2以上のフェーズのうちの、いずれか1または2以上のフェーズの1または2以上のスコアをアクション情報格納部112から取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織の改善のための処理である改善処理を行う。
改善処理部131は、例えば、1以上の各フェーズの1または2以上のスコアをアクション情報格納部112から取得し、回答情報格納部113から2以上の回答情報を取得し、2以上の各フェーズの1以上のスコアと2以上の回答情報とを有する改善元情報を用いて、組織の改善のための処理を行う。
改善処理部131は、同一の値の改善元情報を用いる場合でも、組織属性値に応じて、組織の改善のための異なる処理を行うことは好適である。つまり、改善処理部131は、組織属性値(例えば、業種、組織の規模)に応じて、異なる改善処理を行うことは好適である。なお、異なる処理とは、異なる提案情報を出力すること、異なる設定情報を出力することでも良い。異なる処理とは、例えば、第一の組織属性値に対応する組織に対しては提案情報を出力し、第二の組織属性値に対応する組織に対しては設定情報を出力し、第三の組織属性値に対応する組織に対しては提案情報を出力し、かつ設定情報を出力することでも良い。
改善処理部131は、例えば、組織全体のアクション情報に含まれる1または2以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織改善処理を行い、かつ2以上の各部署のアクション情報に含まれる1または2以上のスコアを取得し、1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織改善処理を行う。かかる場合、例えば、組織が2以上の部署を有する
ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
提案情報取得手段1311は、改善元情報に合致する改善元情報条件と対になる提案情報を提案情報格納部114から取得する。
提案情報出力手段1312は、提案情報取得手段1311が取得した提案情報を出力する。なお、ここでの出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
設定情報取得手段1313は、改善元情報に合致する改善元情報条件と対になる設定情報を提案情報格納部114から取得する。
設定情報出力手段1314は、提案情報取得手段1311が取得した設定情報を出力する。なお、ここでの出力とは、通常、蓄積であるが、端末装置2や他の装置への送信等でも良い。なお、設定情報の蓄積先は、例えば、組織情報格納部111であるが、他の装置でも良い。
設定情報使用処理部132は、設定情報格納部115に格納されている設定情報を用いて、処理を行う。設定情報使用処理部132は、例えば、設定情報が特定する時に、サーベイの実施を促す通知を1以上の端末装置2に送信する。設定情報使用処理部132は、例えば、設定情報が特定する時に、サーベイの実施のためのアンケートの情報を1以上の端末装置2に送信する。設定情報使用処理部132は、例えば、設定情報が「フォーカスサーベイを実施しない旨の情報」である場合、フォーカスサーベイのための画面へのアクセスを許可しない、またはフォーカスサーベイのための画面にアクセスできないようにインターフェイスを変更する。設定情報使用処理部132は、例えば、設定情報が特定する時を除いて、組織情報処理装置1へのアクセスを許可しない。
つまり、設定情報使用処理部132が行う処理は、情報の送信等の積極的な処理でも良いし、端末装置2等からのアクセスを拒絶する等の消極的な処理でも良い。
出力部14は、各種の情報を出力する。ここで、各種の情報とは、例えば、サーベイの実施を促す通知、アンケートの情報である。なお、ここでの出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザの組織を識別する組織識別子である。各種の情報は、例えば、端末受信部25が受信した情報である。なお、組織識別子は、ユーザを識別する情報と考えても良い。組織識別子は、組織を識別するために使用されるユーザ識別子等でも良い。
端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。つまり、各種の指示や情報等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
また、各種の指示や情報等とは、例えば、組織情報、アクション情報、アンケートの回答情報、提案情報、設定情報、後述する入力情報、開始指示等である。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受信部25が受信した情報を表示されるデータに構成する処理である。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する処理である。
端末送信部24は、各種の指示や情報等を組織情報処理装置1に送信する。各種の指示や情報等とは、例えば、端末処理部23が構成した指示、端末受付部22が受け付けた指示や情報等である。
端末受信部25は、各種の情報を受信する。組端末受信部25は、通常、各種の情報を組織情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、提案情報、設定情報、サーベイの実施を促す通知、アンケートの情報である。
端末出力部26は、各種の情報を取得する。各種の情報とは、例えば、端末受付部22が受け付けた情報、端末受信部25が受信した情報、端末処理部23が構成した情報である。各種の情報とは、例えば、提案情報、設定情報、サーベイの実施を促す通知、アンケートの情報である。
格納部11、組織情報格納部111、アクション情報格納部112、回答情報格納部113、提案情報格納部114、設定情報格納部115、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、改善処理部131、設定情報使用処理部132、提案情報取得手段1311、設定情報取得手段1313、設定情報出力手段1314、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
提案情報出力手段1312、出力部14、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。提案情報出力手段1312、出力部14は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現されても良い。
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、組織情報処理装置1の動作例について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)受付部12は、開始指示を端末装置2から受信したか否かを判断する。開始指示を受信した場合はステップS302に行き、開始指示を受信しなかった場合はステップS311に行く。
(ステップS302)改善処理部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS303)改善処理部131は、i番目の組織識別子が存在するか否かを判断する。i番目の組織識別子が存在する場合はステップS304に行き、i番目の組織識別子が存在しない場合はステップS301に戻る。
(ステップS304)改善処理部131は、i番目の組織識別子に対応する組織全体のアクション情報がアクション情報格納部112に存在するか否かを判断する。組織全体のアクション情報が存在する場合はステップS305に行き、組織全体のアクション情報が存在しない場合はステップS306に行く。
(ステップS305)改善処理部131は、i番目の組織識別子に対応する組織全体に対する改善処理を行う。改善処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS306)改善処理部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS307)改善処理部131は、i番目の組織識別子に対応するj番目の部署の部署識別子が組織情報格納部111に存在するか否かを判断する。部署識別子が存在する場合はステップS308に行き、部署識別子が存在しない場合はステップS310に行く。
(ステップS308)改善処理部131は、i番目の組織識別子に対応するj番目の部署に対する改善処理を行う。改善処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS309)改善処理部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS307に戻る。
(ステップS310)改善処理部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS303に戻る。
(ステップS311)受付部12は、情報を端末装置2から受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS312に行き、情報を受信しなかった場合はステップS313に行く。なお、情報とは、例えば、組織情報、アクション情報、アンケートの回答情報、提案情報、設定情報、入力情報である。また、受付部12は、通常、組織識別子に対応付けられる情報を受信する。
(ステップS312)処理部13は、ステップS311で受信された情報を、組織識別子に対応付けて、格納部11に蓄積する。ステップS301に戻る。
(ステップS313)処理部13は、設定情報使用処理を開始するタイミングであるか否かを判断する。設定情報使用処理を開始するタイミングであればステップS314に行き、設定情報使用処理を開始するタイミングでなければステップS301に戻る。なお、設定情報使用処理を開始するタイミングは、例えば、予め決められた時刻になったこと、設定情報使用処理の開始の指示が受信されたこと等である。
(ステップS314)設定情報使用処理部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS315)設定情報使用処理部132は、i番目の組織識別子が存在するか否かを判断する。i番目の組織識別子が存在する場合はステップS316に行き、i番目の組織識別子が存在しない場合はステップS301に戻る。
(ステップS316)設定情報使用処理部132は、設定情報使用処理を行う。設定情報使用処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS317設定情報使用処理部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS315に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、ステップS301で受信された開始指示が組織を特定する情報を含む場合、通常、当該組織を特定する情報により特定される1以上の各組織に対してのみ、ステップS304からS310の処理が行われる。
また、図3のフローチャートにおいて、特定の組織に対してのみ、ステップS316の設定情報使用処理を行っても良い。
さらに、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS305の改善処理の例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)改善処理部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS402)改善処理部131は、提案情報格納部114にi番目の提案情報が存在するか否かを判断する。i番目の提案情報が存在する場合はステップS403に行き、i番目の提案情報が存在しない場合はステップS410に行く。
(ステップS403)提案情報取得手段1311は、i番目の提案情報に対応する改善元情報条件を提案情報格納部114から取得する。
(ステップS404)提案情報取得手段1311は、ステップS403で取得した改善元情報条件が使用する情報であり、着目する組織または部署の組織識別子または部署識別子と対になる情報を取得する。なお、かかる情報は、例えば、アクション情報または回答情報または組織属性値のうちの1または2種類以上の情報である。
そして、提案情報取得手段1311は、取得した情報を用いて、改善元情報を構成する。なお、改善元情報のデータ構造は問わないことは言うまでもない。
(ステップS405)提案情報取得手段1311は、ステップS404で取得した改善元情報がステップS403で取得した改善元情報条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS406に行き、合致しない場合はステップS409に行く。
(ステップS406)提案情報取得手段1311は、i番目の提案情報を取得する。
(ステップS407)提案情報出力手段1312は、提案情報を送信する送信先を特定する送信先情報を取得する。なお、送信先情報は、開始指示を送信してきた端末装置2と通信するための情報(例えば、IPアドレス、メールアドレス等)、または着目する組織または部署の組織識別子または部署識別子と対に格納部11に格納されている送信先情報(例えば、メールアドレス、電話番号等)である。
(ステップS408)提案情報出力手段1312は、ステップS407で取得した送信先情報が示す送信先に、ステップS406で取得された提案情報を送信する。
(ステップS409)改善処理部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS402に戻る。
(ステップS410)改善処理部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS411)改善処理部131は、設定情報格納部115にj番目の設定情報が存在するか否かを判断する。j番目の設定情報が存在する場合はステップS412に行き、j番目の設定情報が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS412)設定情報取得手段1313は、j番目の設定情報に対応する改善元情報条件を設定情報格納部115から取得する。
(ステップS413)設定情報取得手段1313は、ステップS412で取得した改善元情報条件が使用する情報であり、着目する組織または部署の組織識別子または部署識別子と対になる情報を取得する。なお、かかる情報は、例えば、アクション情報または回答情報または組織属性値のうちの1または2種類以上の情報である。
そして、設定情報取得手段1313は、取得した情報を用いて、改善元情報を構成する。
(ステップS414)設定情報取得手段1313は、ステップS413で取得した改善元情報がステップS412で取得した改善元情報条件に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS415に行き、合致しない場合はステップS417に行く。
(ステップS415)設定情報取得手段1313は、j番目の設定情報を取得する。
(ステップS416)設定情報出力手段1314は、ステップS415で取得したj番目の設定情報を出力する。なお、ここでの出力は、例えば、組織情報格納部111への蓄積である。
(ステップS417)改善処理部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS411に戻る。
次に、ステップS316の設定情報使用処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)設定情報使用処理部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS502)設定情報使用処理部132は、i番目の設定情報が存在するか否かを判断する。i番目の設定情報が存在する場合はステップS503に行き、i番目の設定情報が存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS503)設定情報使用処理部132は、図示しない時計または図示しないNTPサーバ等から現在時刻を取得する。
(ステップS504)設定情報使用処理部132は、ステップS503で取得した現在時刻とi番目の設定情報とを用いて、現在が通知する時か否かを判断する。通知する時であればステップS505に行き、通知する時でなければステップS507に行く。
(ステップS505)設定情報使用処理部132は、通知する情報である通知情報を構成する。なお、通知情報を構成する処理は、通知情報を格納部11から読み出す処理でも良い。設定情報使用処理部132は、例えば、i番目の設定情報を用いて通知情報を構成する。通知情報は、例えば、「フォーカスサーベイを実施してください。」「フォーカスサーベイを実施する時期が経過しています。」等である。
(ステップS506)設定情報使用処理部132は、ステップS505で取得された通知情報を端末装置2に送信する。
(ステップS507)設定情報使用処理部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
次に、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受付部22は、各種の指示や情報等を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた指示等を送信する指示等に構成する。端末送信部24は、端末処理部23が構成した指示等を組織情報処理装置1に送信する。そして、端末受信部25は、指示等の送信に応じて、組織情報処理装置1から情報を受信する。次に、端末処理部23は、端末受信部25が受信した情報を出力されるデータに構成する。次に、端末出力部26は、端末処理部23により構成された情報を出力する。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、格納部11には、例えば、図6に示す項目情報管理表が格納されている、とする。項目情報管理表は、組織(ここでは、企業)の構成員(ここでは、従業員)に対するアンケートの項目を示す多数の項目情報を管理する表である。項目情報は、ここでは、「設問No」「種類」「ファクター」「項目」「質問:期待度」「質問:満足度」を有する。「設問No」は設問を識別するIDであり、項目識別子の一例である。「種類」は項目の種類を示す情報であり、ここでは、総合的項目または個別項目のいずれかを採り得る。「ファクター」は項目の中位概念であり、対象と言っても良い。「項目」は項目の内容を示す情報である。なお、「項目」を項目識別子である、と考えても良い。「質問:期待度」は期待度情報を取得するための質問である。「質問:満足度」は満足度情報を取得するための質問である。なお、項目情報管理表に格納されている項目と対になる質問がアンケートを構成し、当該アンケートが組織の構成員の端末装置2に送信される。また、上述した通り、総合的項目と個別項目の両方の設問を有するアンケートはエンゲージメントサーベイに使用される。また、総合的項目のみの設問を有するアンケートは、フォーカスサーベイに使用される。
なお、図6において、設問No「1」から「4」のレコードは、アンケートの種類「フォーカスサーベイ」に対応づいている、とする。また、図6において、設問No「5」以降のレコードは、アンケートの種類「組織診断」に対応づいている、とする。なお、設問No「1」から「4」のレコードは、アンケートの種類「フォーカスサーベイ」にも対応づいていていても良い。
また、組織情報格納部111には、例えば、図7に示す組織情報管理表が格納されている。組織情報管理表は、組織情報を管理する表である。組織情報管理表は、「ID」「組織識別子」「組織属性値」「総合スコア」「頻度情報」等を有するレコードを2以上有する。「組織属性値」は、ここでは「業種識別子」「規模識別子」「地域識別子」「経営状況識別子」「構成員数」等を有する。「業種識別子」は、業種を識別する情報であり、ここでは、例えば、メーカー、商社、銀行等である。「規模識別子」は、組織の規模を識別する情報であり、例えば、大企業、中小企業、零細企業、個人事業等である。「地域識別子」は、組織(企業等)の本社の所在地を識別する情報であり、例えば、都道府県のいずれかである。「経営状況識別子」は、経営の状況を識別する情報であり、例えば、黒字または赤字等である。「構成員数」は、組織の構成員の数(例えば、社員数)である。「総合スコア」は、処理部13が算出した組織の総合スコアである。総合スコアは、絶対的な総合スコアでも、相対的な総合スコアでも良い。「頻度情報」は、ここではフォーカスサーベイの実施頻度の情報であり、「2」は、1年間で2回のフォーカスサーベイを行うことを示す。なお、「頻度情報」は、「12」(1回/月)等でも良いことは言うまでもない。
また、アクション情報格納部112には、例えば、図8に示すアクション情報が格納されている。図8に示すアクション情報は、組織識別子「A社」のアクション情報である。アクション情報格納部112には、通常、2以上の組織のアクション情報が格納されている、とする。図8のアクション情報は、「See」「Plan」「Do/Check・Action」という3つの各フェーズのA社全体の期待度、満足度、および一部署の期待度、満足度の情報を含む。図8のアクション情報は、例えば、ユーザが端末装置2に入力し、組織情報処理装置1が受信し、アクション情報格納部112に蓄積した情報である。
なお、アクション情報格納部112には、組織識別子に対応付けて、フォーカスサーベイを実施するか否かを示すフラグ(フォーカスサーベイフラグという)、およびアクションプランを実施するか否かを示すフラグ(アクションプランフラグという)が格納されている、とする。そして、アクション情報格納部112には、例えば、組織識別子「A社」と対にして、「フォーカスサーベイフラグ=1」「アクションプランフラグ=1」が格納されている、とする。なお、フォーカスサーベイを実施する場合は「フォーカスサーベイフラグ=1」、フォーカスサーベイを実施しない場合は「フォーカスサーベイフラグ=0」である、とする。また、アクションプランを実施する場合は「アクションプランフラグ=1」、アクションプランを実施しない場合は「アクションプランフラグ=0」である、とする。
また、回答情報格納部113には、例えば、図9に示すような構造を有する回答情報が格納されている、とする。回答情報格納部113には、通常、2以上の回答情報が格納されている。図9は、組織識別子「A社」で識別される組織の回答情報である。また、901は、組織識別子「A社」で識別される組織の一の従業員の構成員回答情報である。組織識別子「A社」で識別される組織の回答情報は、2以上の従業員の構成員回答情報を含む。構成員回答情報は、「項目識別子」「期待度情報」「満足度情報」を有するレコードを多数(ここでは、63以上)有する。なお、項目識別子が1~4の項目のレコードは、総合的項目のレコードであり、期待度情報を有さない。そして、901の構成員回答情報を構成する期待度情報、満足度情報は、従業委員が、図7に示す項目情報管理表の「質問:期待度」「質問:満足度」に対して行った回答から取得された情報である。そして、かかる回答は、ここでは、1から5までの自然数のいずれかによる回答である。また、ここでは、「質問:期待度」に対する期待度情報が1である場合、期待度が最も低く、5である場合、期待度が最も高い。また、「質問:満足度」に対する満足度情報が1である場合、満足度が最も低く、5である場合、満足度が最も高い。また、組織識別子「A社」で識別される組織の業種である組織属性値は「メーカー」である、とする。なお、業種は、組織属性の一例である。また、回答情報格納部113には、組織属性値「メーカー」に対応する組織の組織回答情報が、複数格納されている、とする。
また、格納部11には、図10に示す個別スコア表が格納されている。個別スコア表は、「期待度情報」「満足度情報」「スコア」を有する2以上のレコードを管理している。「期待度情報」は、例えば、期待度情報の平均値である。「期待度情報」は、例えば、期待度情報の平均値の範囲を示す情報でも良い。「期待度情報」の属性値である「期待度の値1」「期待度の値2」・・・「期待度の値N」は、具体的な値または範囲の情報である。また、「満足度情報」は、例えば、満足度情報の平均値である。「満足度情報」は、例えば、満足度情報の平均値の範囲を示す情報でも良い。「満足度情報」の属性値である「満足度の値1」「満足度の値2」・・・「満足度の値N」は、具体的な値または範囲の情報である。「スコア」は、ここでは、項目スコアを示す情報である。「スコア」の属性値である「スコア1」「スコア2」・・・「スコアN」は、具体的な値である。なお、処理部13は、例えば、回答情報が有する統計満足度情報と統計期待度情報とを、図10の個別スコア表に適用し、各個別項目の絶対的な項目スコアを取得する。そして、処理部13は、各個別項目の項目識別子と対に、取得した項目スコアをバッファに蓄積する。そして、処理部13は、取得した項目スコアを統計処理し、総合スコアを算出する。かかる総合スコアは、図7の「総合スコア」の属性値である。
また、提案情報格納部114には、図11に示す提案情報管理表が格納されている。提案情報管理表は、「ID」「改善元情報条件」「提案情報」を有するレコードを1以上、有する。図11に示す提案情報管理表において、「ID=1」の改善元情報条件は、「フォーカスサーベイの頻度が1年に2回以上であり、かつ構成員のフォーカスサーベイの回答率が70%未満であること」である。また、「ID=2」の改善元情報条件は、「フォーカスサーベイの上司満足度の平均値が3.0以下であり、アクションプランを実施する」ことである。また、「ID=3」の改善元情報条件は、「“Do/Check&Action”の期待度がx以上より、かつ“Do/Check&Action”の満足度がx以下である」ことである。なお、「ID=3」の改善元情報条件において、「x>x」であることは好適である。
さらに、設定情報格納部115には、には、図12に示す設定情報管理表が格納されている。設定情報管理表は、「ID」「改善元情報条件」「設定情報」を有するレコードを1以上、有する。図12の「“Do/Check&Action”の期待度がx以上より、かつアクションプランを実施しない」ことである。また、「ID=2」の改善元情報条件は、「組織の構成員の数が50人以下であり、フォーカスサーベイの頻度が1年に2回以上であり、回答率が70%未満であること」である。
かかる状況において、ユーザは、端末装置2に対して、「組織識別子=”A社”」を含む開始指示を入力した、とする。すると、端末装置2の端末受付部22は、「組織識別子=”A社”」を含む開始指示を受け付ける。次に、端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた開始指示を送信する開始指示に構成する。端末送信部24は、端末処理部23が構成した開始示を組織情報処理装置1に送信する。
次に、組織情報処理装置1の受付部12は、開始指示を端末装置2から受信する。
次に、改善処理部131は、開始指示が有する組織識別子”A社”を取得する。次に、改善処理部131は、以下のように改善処理を行う。
つまり、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる組織属性値を図7の組織情報管理表から取得する。また、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になるアクション情報(図8参照)をアクション情報格納部112から取得する。なお、ここでのアクション情報には、組織識別子”A社”と対になる「フォーカスサーベイフラグ=1」「アクションプランフラグ=1」が含まれる、とする。また、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる回答情報(図9参照)を回答情報格納部113から取得する。
次に、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる情報であり、取得した情報が、図11の各レコードの改善元情報条件に合致するか否かを判断していく。ここで、改善処理部131は、組織”A社”のアンケートの回答率「55%」を取得し、図11のレコードの「ID=1」「ID=2」の改善元情報条件に合致した、と判断した、とする。なお、1以上の構成員の回答情報、組織属性値である構成員数より回答率「55%」を取得することは公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
すると、改善処理部131は、「ID=1」「ID=2」の各提案情報「フォーカスサーベイの頻度を下げることをご検討下さい。・・・」「アクションプランを実施することを中断した方が良いです。・・・」を取得した、とする。
次に、改善処理部131は、取得した提案情報を、組織識別子”A社”と対になる送信先情報が示す送信先(ここでは、例えば、端末装置2)に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、開始指示の送信に応じて、組織情報処理装置1から提案情報を受信する。次に、端末処理部23は、端末受信部25が受信した提案情報を出力されるデータに構成する。次に、端末出力部26は、端末処理部23により構成された提案情報を出力する。かかる出力例は、図13である。
また、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる情報であり、取得した情報が、図12の各レコードの改善元情報条件に合致するか否かを判断していく。ここで、改善処理部131は、図12のレコードの「ID=2」の改善元情報条件に合致する、と判断した、とする。そして、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる設定情報である頻度情報「1回/年」を出力する。なお、ここでは、例えば、改善処理部131は、組織識別子”A社”と対になる頻度情報を「1回/年」に書き換える。
なお、改善処理部131は、頻度情報を「1回/年」に書き換えた旨の情報を、組織識別子”A社”と対になる送信先情報が示す送信先(ここでは、例えば、端末装置2)に送信しても良い。
以上、本実施の形態によれば、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアを用いて、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における組織情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズに関する1以上のスコアを含む1以上のアクション情報が格納されるアクション情報格納部にアクセス可能なコンピュータを、前記アクション情報格納部から前記2以上の各フェーズの1以上のスコアを取得し、当該2以上の各フェーズの1以上のスコアを有する改善元情報を用いて、組織の改善のための処理である改善処理を行う改善処理部として機能させるためのプログラムである。
また、図14は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の組織情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図14は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図15は、システム300のブロック図である。なお、図14、図15は、エンゲージメントシステムを実現するコンピュータの外観等を示す図である。
図14において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図15において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の組織情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の組織情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる組織情報処理装置は、組織改善システムの運用を適切に行うための処理を提供できるという効果を有し、組織情報処理装置等として有用である。
A 情報システム
1 組織情報処理装置
2 端末装置
11 格納部
12 受付部
13 処理部
14 出力部
21 端末格納部
22 端末受付部
23 端末処理部
24 端末送信部
25 端末受信部
25 組端末受信部
26 端末出力部
111 組織情報格納部
112 アクション情報格納部
113 回答情報格納部
114 提案情報格納部
115 設定情報格納部
131 改善処理部
132 設定情報使用処理部
1311 提案情報取得手段
1312 提案情報出力手段
1313 設定情報取得手段
1314 設定情報出力手段

Claims (15)

  1. 組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズのスコアであり、ユーザにより入力されたスコアまたはユーザからの入力に基づいて算出されたスコアを含むアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、組織情報処理装置の運用に関する提案を示す2以上の各提案情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報についての条件である改善元情報条件に対応付けて格納される提案情報格納部とを参照し、処理を行う改善処理部を具備し、
    前記改善処理部は、
    前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得する提案情報取得手段と、
    前記提案情報取得手段が取得した提案情報を出力する提案情報出力手段とを具備する組織情報処理装置。
  2. 前記提案情報取得手段は、
    前記組織の2以上の各構成員のアンケートに対する回答を示す2以上の回答情報が格納される回答情報格納部を参照し、前記アクション情報格納部に格納されている1以上の各フェーズの1以上のスコアと、前記回答情報格納部に格納されている前記2以上の回答情報とから特定される改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得する、請求項1記載の組織情報処理装置。
  3. 前記アクション情報格納部の前記アクション情報は、前記組織の属性値である組織属性値に対応し、
    前記改善元情報は、前記1以上のスコアと前記組織属性値とを含み、
    前記改善元情報条件は、前記1以上のスコアと前記組織属性値とを含む前記改善元情報についての条件であり、
    前記提案情報取得手段は、
    前記改善元情報が合致する前記改善元情報条件と対になる提案情報を取得する、請求項1または請求項2記載の組織情報処理装置。
  4. 前記アクション情報格納部には、
    組織ごとにアクション情報が格納され、かつ少なくとも1以上の各組織において、組織全体のアクション情報および2以上の各部署ごとのアクション情報が格納され、
    前記提案情報取得手段は、
    組織全体のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得し、かつ2以上の各部署のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得する、請求項1から請求項3いずれか一項に記載の組織情報処理装置。
  5. 前記アクション情報は、各フェーズに対する期待度、満足度のうちの1以上のスコアを含む、請求項1から請求項4いずれか一項に記載の組織情報処理装置。
  6. 組織情報処理装置が使用する情報である1以上の設定情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報についての条件である改善元情報条件に対応付けて格納される設定情報格納部と、
    前記設定情報格納部に格納されている前記1以上の設定情報を用いて、処理を行う設定情報使用処理部と、
    組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズのスコアであり、ユーザにより入力されたスコアまたはユーザからの入力に基づいて算出されたスコアを含むアクション情報が格納されるアクション情報格納部を参照し、処理を行う改善処理部とを具備し、
    前記改善処理部は、
    前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得する設定情報取得手段と、
    前記設定情報取得手段が取得した設定情報を出力する設定情報出力手段とを具備する組織情報処理装置。
  7. 前記設定情報取得手段は、
    前記組織の2以上の各構成員のアンケートに対する回答を示す2以上の回答情報が格納される回答情報格納部を参照し、前記アクション情報格納部に格納されている1以上の各フェーズの1以上のスコアと、前記回答情報格納部に格納されている前記2以上の回答情報とから特定される改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得する、請求項6記載の組織情報処理装置。
  8. 前記アクション情報格納部には、
    組織ごとにアクション情報が格納され、かつ少なくとも1以上の各組織において、組織全体のアクション情報および2以上の各部署ごとのアクション情報が格納され、
    前記設定情報取得手段は、
    組織全体のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得し、かつ2以上の各部署のアクション情報に含まれる1以上のスコアを取得し、当該1以上のスコアを有する改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得する請求項6または請求項7記載の組織情報処理装置。
  9. 前記設定情報格納部の前記設定情報は、構成員に対するアンケートの頻度に関する情報であり、定期期間におけるサーベイの回数、サーベイを行う時期、またはサーベイを行う日の情報であるサーベイ頻度情報であ、請求項6から請求項8いずれか一項に記載の組織情報処理装置。
  10. 前記アクション情報格納部のアクション情報は、前記組織の属性値である組織属性値に対応し、
    前記改善元情報は、前記1以上のスコアと前記組織属性値とを含み、
    前記改善元情報条件は、前記1以上のスコアと前記組織属性値とを含む前記改善元情報についての条件であり、
    前記設定情報取得手段は、
    前記改善元情報が合致する前記改善元情報条件と対になる設定情報を取得する請求項6から請求項9いずれか一項に記載の組織情報処理装置。
  11. 前記2以上のフェーズは、
    組織の状態を観察する段階「See」、段階「See」での観察を受けて、組織改善のための計画を練る段階「Plan」、組織改善のための計画を実行する段階「Do」、組織改善のための実行結果をチェックする段階「Check」、チェック結果に基づいてアクションを行う段階「Action」の5つの段階のうちの2以上の段階である、請求項1から請求項10いずれか一項に記載の組織情報処理装置。
  12. 組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズのスコアであり、ユーザにより入力されたスコアまたはユーザからの入力に基づいて算出されたスコアを含むアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、組織情報処理装置の運用に関する提案を示す2以上の各提案情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される提案情報格納部と、改善処理部とにより実現される組織情報処理方法であって、
    前記改善処理部が、
    前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得する提案情報取得サブステップと、
    前記提案情報取得サブステップで取得された提案情報を出力する提案情報出力サブステップとを行う、組織情報処理方法。
  13. 組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズのスコアであり、ユーザにより入力されたスコアまたはユーザからの入力に基づいて算出されたスコアを含むアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、組織情報処理装置が使用する情報である1以上の設定情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される設定情報格納部と、設定情報使用処理部と、設定情報取得手段と、設定情報出力手段とにより実現される組織情報処理方法であって、
    前記設定情報使用処理部が、前記設定情報格納部に格納されている前記1以上の設定情報を用いて、処理を行う設定情報使用処理ステップと、
    前記設定情報取得手段が、前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得する設定情報取得ステップと、
    前記設定情報出力手段が、前記設定情報取得ステップで取得された設定情報を出力する設定情報出力ステップとを具備する組織情報処理方法。
  14. 組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズの1以上のスコアであり、ユーザにより入力されたスコアまたはユーザからの入力に基づいて算出されたスコアを含むアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、組織情報処理装置の運用に関する提案を示す2以上の各提案情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される提案情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる提案情報を前記提案情報格納部から取得する提案情報取得手段と、
    前記提案情報取得手段が取得した提案情報を出力する提案情報出力手段として機能させるためのプログラム。
  15. 組織の改善のためのアクションを構成する2以上の各フェーズのスコアを含む情報であり、組織情報処理装置に対するユーザの入力または操作に基づく情報であるアクション情報が格納されるアクション情報格納部と、組織情報処理装置が使用する情報である1以上の設定情報が、いずれか1以上のフェーズの1以上のスコアを含む改善元情報に関する条件である改善元情報条件に対応付けて格納される設定情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、
    前記設定情報格納部に格納されている前記1以上の設定情報を用いて、処理を行う設定情報使用処理部と、
    前記アクション情報格納部の前記アクション情報に含まれる1以上のスコアを含む改善元情報が合致する改善元情報条件と対になる設定情報を前記設定情報格納部から取得する設定情報取得手段と、
    前記設定情報取得手段が取得した設定情報を出力する設定情報出力手段として機能させるためのプログラム。
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