JP2023167659A - コーナーサッシ構造 - Google Patents

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Keisuke Kawamura
浩光 山田
Hiromitsu Yamada
信一 高波
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Abstract

【課題】コーナー部での解放感の向上、及び、サッシ枠の面外方向での強度の確保、を両立可能なコーナーサッシ構造を提供する。【解決手段】本発明に係るコーナーサッシ構造は、第1フレーム構造体と、第2フレーム構造体と、第1補強材と、第2補強材と、を備え、前記第1フレーム構造体は、第1上側横フレーム部と、第1下側横フレーム部と、を備え、前記第2フレーム構造体は、コーナー部で前記第1上側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2上側横フレーム部と、前記コーナー部で前記第1下側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2下側横フレーム部と、を備え、前記第1補強材は、第1サッシ枠に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方で、前記第2フレーム構造体の面外方向の強度を補強しており、前記第2補強材は、前記第1フレーム構造体の面外方向の強度を補強する。【選択図】図2

Description

本発明にはコーナーサッシ構造に関する。
従来から、建物の出隅部などのコーナー部に、サッシ枠を連窓させるコーナーサッシが知られている。特許文献1には、この種のコーナーサッシが開示されている。特許文献1には、出隅コーナーにおいて、直交する両方向から突出されるサッシ枠同士を、独立柱に固定する構造が開示されている。
特開2000-73661号公報
特許文献1のコーナーサッシでは、直交する両方向から突出されるサッシ枠同士が、上下の梁に連結される縦勝ちの独立柱に固定される。そのため、コーナー部での視界が独立柱により阻害され易く、開放感の観点で改善の余地がある。その一方で、各サッシ枠が取り付けられるフレーム構造体を設け、このフレーム構造体同士を、コーナー部で横勝ちに連結すると、サッシ枠の枠面に対して直交する面外方向(以下、「サッシ枠の面外方向」と記載する。)で、風荷重に対する強度が不足するおそれがある。
本発明は、コーナー部での解放感の向上、及び、サッシ枠の面外方向での強度の確保、を両立可能なコーナーサッシ構造を提供することを目的とする。
本発明に第1の態様としてのコーナーサッシ構造は、
(1)
第1サッシ枠及び第2サッシ枠がコーナー部で連窓されるコーナーサッシ構造であって、
前記第1サッシ枠を建物の構造躯体に取り付け可能とする第1フレーム構造体と、
前記第2サッシ枠を前記構造躯体に取り付け可能とする第2フレーム構造体と、
前記第1フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第1補強材と、
前記第2フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第2補強材と、を備え、
前記第1フレーム構造体は、
前記第1サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記上枠に沿って延在する第1上側横フレーム部と、
前記第1サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記下枠に沿って延在する第1下側横フレーム部と、を備え、
前記第2フレーム構造体は、
前記第2サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記上枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2上側横フレーム部と、
前記第2サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記下枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1下側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2下側横フレーム部と、を備え、
前記第1補強材は、前記第1サッシ枠に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方で、前記第2サッシ枠の枠面に対する面外方向の前記第2フレーム構造体の強度を補強しており、
前記第2補強材は、前記第2サッシ枠に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方で、前記第1サッシ枠の枠面に対する面外方向の前記第1フレーム構造体の強度を補強する、コーナーサッシ構造、である。
本発明の1つの実施形態としてのコーナーサッシ構造は、
(2)
前記第1フレーム構造体は、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部及び前記第1下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えず、
前記第2フレーム構造体は、前記コーナー部で前記第2上側横フレーム部及び前記第2下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えない、上記(1)に記載のコーナーサッシ構造、である。
本発明の1つの実施形態としてのコーナーサッシ構造は、
(3)
前記第1フレーム構造体は、前記コーナー部の側とは反対側で、前記第1上側横フレーム部及び前記第1下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する第1縦フレーム部を備え、
前記第2フレーム構造体は、前記コーナー部の側とは反対側で、前記第2上側横フレーム部及び前記第2下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する第2縦フレーム部を備える、上記(2)に記載のコーナーサッシ構造、である。
本発明の1つの実施形態としてのコーナーサッシ構造は、
(4)
前記第1補強材は、
前記第1フレーム構造体の屋外側に配置される外装パネル材、又は、
前記第1フレーム構造体に取り付けられる補強部材、である、上記(1)から(3)のいずれか1つに記載のコーナーサッシ構造、である。
本発明の1つの実施形態としてのコーナーサッシ構造は、
(5)
前記第2補強材は、
前記第2フレーム構造体の屋外側に配置される外装パネル材、又は、
前記第2フレーム構造体に取り付けられる補強部材、である、上記(1)から(4)のいずれか1つに記載のコーナーサッシ構造、である。
本発明に第2の態様としてのコーナーサッシ構造は、
(6)
第1サッシ枠及び第2サッシ枠がコーナー部で連窓されるコーナーサッシ構造であって、
前記第1サッシ枠を建物の構造躯体に取り付け可能とする第1フレーム構造体と、
前記第2サッシ枠を前記構造躯体に取り付け可能とする第2フレーム構造体と、
前記第1フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第1補強材と、
前記第2フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第2補強材と、を備え、
前記第1フレーム構造体は、
前記第1サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記上枠に沿って延在する第1上側横フレーム部と、
前記第1サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記下枠に沿って延在する第1下側横フレーム部と、を備え、
前記第2フレーム構造体は、
前記第2サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記上枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2上側横フレーム部と、
前記第2サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記下枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1下側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2下側横フレーム部と、を備え、
前記第1補強材は、
前記第1フレーム構造体の屋外側に配置され、前記第1サッシ枠との間にシール材が挟み込まれている外装パネル材、又は、
前記第1フレーム構造体に取り付けられる補強部材であり、
前記第2補強材は、
前記第2フレーム構造体の屋外側に配置され、前記第2サッシ枠との間にシール材が挟み込まれている外装パネル材、又は、
前記第2フレーム構造体に取り付けられる補強部材である、コーナーサッシ構造、である。
本発明によれば、コーナー部での解放感の向上、及び、サッシ枠の面外方向での強度の確保、を両立可能なコーナーサッシ構造を提供することができる。
本発明の一実施形態としてのコーナーサッシ構造を含む、建物の外壁構造の水平断面図である。 図1に示すコーナーサッシ構造の、第1サッシ枠、第2サッシ枠、第1フレーム構造体、第2フレーム構造体、第1補強材及び第2補強材の分解斜視図である。 図2に示す第1フレーム構造体及び第2フレーム構造体それぞれの、建物の構造躯体に対する取り付け構成を示す図である。 図1に示すコーナーサッシ構造における、第1フレーム構造体の第1下側横フレーム部と、第2フレーム構造体の第2下側横フレーム部と、の連結部を示す図である。 図1に示す外壁構造の鉛直断面図の一部を示す図である。
以下、本発明に係るコーナーサッシ構造の実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において同一の構成には同一の符号を付している。
図1は、本発明に係るコーナーサッシ構造の一実施形態としてのコーナーサッシ構造100を含む、建物200の外壁構造300の水平断面図である。図2は、コーナーサッシ構造100の分解斜視図である。図2に示すように、コーナーサッシ構造100は、第1サッシ枠10、第2サッシ枠20、第1フレーム構造体30、第2フレーム構造体40、第1補強材50及び第2補強材60を備える。
まず、図1に示す外壁構造300を備える建物200の概略について説明する。本実施形態の建物200は、例えば鉄骨造の軸組みを有する2階建ての戸建て住宅であり、鉄筋コンクリート造の基礎と、柱や梁などの軸組部材で構成された軸組架構を有し、基礎に固定された上部構造体と、で構成される。なお、軸組架構を構成する軸組部材は、予め規格化(標準化)されたものであり、予め工場にて製造されたのち建築現場に搬入されて組み立てられる。本実施形態の建物200は2階建ての戸建て住宅であるが、この構成に限られない。建物200は、例えば、1階層のみ又は3階層以上を有する戸建て住宅であってもよい。また、建物200は、例えば集合住宅等であってもよい。
上部構造体の軸組架構は、複数の柱及び複数の梁などから構成されている。軸組架構の外周部には、外周壁201を構成する外装パネル材70等が配置される。また、軸組架構の層間部には、床部を構成する床スラブ材等が配置される。更に、軸組架構の上部には、陸屋根を構成する屋根床スラブ材等が配置される。
建物200の外周壁201は、例えば、表面側に防水層としての塗膜が形成された軽量気泡コンクリート(ALC)からなるパネル状の外装パネル材70を連接されて構成された外部仕上げ層を備える。また、建物200の外周壁201は、例えば、フェノールフォーム、ポリスチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡樹脂系のパネル状の断熱材71を外装仕上げ層の内面に沿って連接されて構成された断熱層を備える。更に、建物200の外周壁201は、石膏ボートと石膏ボード表面に貼設された壁クロス等の仕上げ材とを含む内装壁材72により構成された内部仕上げ層を備える。但し、建物200の外周壁201は、この構成に限られない。
外装パネル材70は、上述したALCのパネルに限られず、例えば、金属系や窯業系のサイディング、押出成形セメント板、木質系パネル等であってもよい。
断熱材71は、上述した発泡樹脂系の材料からなるパネル状の構成に限られず、例えば、ロックウール等の繊維系の断熱材であってもよい。
建物200の床部は、床スラブ材を含む。床スラブ材は、軸組架構の梁間に架設され、梁により直接的又は間接的に支持される。床スラブ材としては、例えば、ALCパネルを用いることできるが、折板、押出成形セメント板、木質パネル材などの別の部材を用いてもよい。床部は、床スラブ材に加えて、例えば、床スラブ材に対して直接的又は間接的に取り付けられる、下階の天井面を構成する天井内装材や、床スラブ材上に積層された、上階の床面を構成するフローリング等の床内装材など、を含むものであってもよい。
なお、陸屋根を構成する屋根床スラブ材についても、ALCパネルを用いることができるが、ALCパネルに限られない。また、屋根床スラブ材は、例えば塩化ビニル樹脂から形成されている防水シート等により覆われることにより、防水処理が施されている。また、建物200の屋根は、陸屋根に限らず、スレート等の屋根外装材を用いた勾配屋根としてもよい。
次に、コーナーサッシ構造100について説明する。
図1に示すように、建物200の外周壁201には、平面視で略直交する方向に延在し、コーナー部200aとしての出隅部においてL字状に連なる、第1外壁部301及び第2外壁部302が設けられている。また、図1に示すように、建物200の外周壁201には、第1外壁部301から、コーナー部200aとしての出隅部を介して第2外壁部302に至る、コーナー開口部300bが形成されている。以下、説明の便宜上、コーナー開口部300bのうち、第1外壁部301により区画される開口部を第1開口部300b1と記載し、第2外壁部302により区画される開口部を第2開口部300b2と記載する。
上述したように、コーナーサッシ構造100は、第1サッシ枠10、第2サッシ枠20、第1フレーム構造体30、第2フレーム構造体40、第1補強材50及び第2補強材60を備える。
第1サッシ枠10は、コーナー開口部300bの第1開口部300b1を区画する、第1外壁部301の外装パネル材70aの周囲端面に沿って配置される。本実施形態の第1開口部300b1には、二重にしたガラス板73a1と、この二重にしたガラス板73a1の枠材としての框73a2と、を含む障子73aが取り付けられている。したがって、本実施形態の第1サッシ枠10は、障子73aの周囲に位置しており、障子73aを保持している。
第2サッシ枠20は、コーナー開口部300bの第2開口部300b2を区画する、第2外壁部302の外装パネル材70bの周囲端面に沿って配置される。本実施形態の第2開口部300b2には、二重にしたガラス板73b1と、この二重にしたガラス板73b1の枠材としての框73b2と、を含む障子73bが取り付けられている。したがって、本実施形態の第2サッシ枠20は、障子73bの周囲に位置しており、障子73bを保持している。
なお、障子73a、73bの構成は、上述した構成に限られない。また、障子73a、73bは、開閉可能な建具であってもよく、はめ殺し窓であってもよい。
更に、図1に示すように、第1サッシ枠10及び第2サッシ枠20の屋内側には、木製の額縁等の内装枠91が設けられてよい。
本実施形態の第1サッシ枠10は矩形状の形状を有している。より具体的には、図2に示すように、本実施形態の第1サッシ枠10は、第1開口部300b1(図1参照)の水平方向両側に位置し、鉛直方向に延在している2つの第1サッシ縦枠11と、これら2つの第1サッシ縦枠11の間に架設され、水平方向に延在している2つの第1サッシ横枠12と、により構成されている。2つの第1サッシ横枠12は、上枠12a及び下枠12bである。
第1サッシ縦枠11及び第1サッシ横枠12は、例えば、アルミニウムなどの金属製であってもよく、塩化ビニルなどの樹脂製であってもよい。更に、第1サッシ縦枠11及び第1サッシ横枠12は、金属製の部分と樹脂製の部分とを備える構成であってもよい。
本実施形態の第2サッシ枠20は、第1サッシ枠10と同様、矩形状の形状を有している。より具体的には、図2に示すように、本実施形態の第2サッシ枠20は、第2開口部300b2の水平方向両側に位置し、鉛直方向に延在している2つの第2サッシ縦枠21と、これら2つの第2サッシ縦枠21の間に架設され、水平方向に延在している2つの第2サッシ横枠22と、により構成されている。2つの第2サッシ横枠22は、上枠22a及び下枠22bである。
第2サッシ縦枠21及び第2サッシ横枠22は、例えば、アルミニウムなどの金属製であってもよく、塩化ビニルなどの樹脂製であってもよい。更に、第2サッシ縦枠21及び第2サッシ横枠22は、金属製の部分と樹脂製の部分とを備える構成であってもよい。
上述した第1サッシ枠10及び第2サッシ枠20は、コーナー部200aで連窓される。
図3は、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40それぞれの、建物200の構造躯体202に対する取り付け構成を示す図である。
図3に示すように、第1フレーム構造体30は、第1サッシ枠10(図1、図2参照)を建物200の構造躯体202に取り付け可能に構成されている。より具体的には、図1、図2に示すように、本実施形態の第1サッシ枠10は、第1フレーム構造体30に取り付けられる。第1サッシ枠10は、例えばビス等の締結部材により、の第1フレーム構造体30に取り付け可能である。また、第1フレーム構造体30は、建物200の構造躯体202に取り付け可能に構成されている。図3に示すように、本実施形態の第1フレーム構造体30は、構造躯体202としての第1下梁202a1に自重が支持されている状態で、構造躯体202としての第1上梁202b1に取り付けられる。第1フレーム構造体30の下端部は、例えば、第1下梁202a1に対して直接的又は間接的に、ボルト等の締結部材により締結されてもよい。また、第1フレーム構造体30の下端部は、例えば、第1下梁202a1に支持されている状態で、モルタル等により拘束されていてもよい。本実施形態の第1フレーム構造体30は、取り付け金具74を介して間接的に、第1上梁202b1に取り付けられているが、この構成に限られない。第1フレーム構造体30は、例えば、取り付け金具74を介さずに直接的に、第1上梁202b1に取り付けられていてもよい。取り付け金具74は、第1フレーム構造体30及び第1上梁202b1それぞれと、例えばボルト、ビス等の締結部材を用いて締結されてよい。
また、図3に示すように、第2フレーム構造体40は、第2サッシ枠20(図1、図2参照)を建物200の構造躯体202に取り付け可能に構成されている。より具体的には、図1、図2に示すように、本実施形態の第2サッシ枠20は、第2フレーム構造体40に取り付けられる。第2サッシ枠20は、例えばビス等の締結部材により、の第2フレーム構造体40に取り付け可能である。また、第2フレーム構造体40は、建物200の構造躯体202に取り付け可能に構成されている。図3に示すように、本実施形態の第2フレーム構造体40は、構造躯体202としての第2下梁202a2に自重が支持されている状態で、構造躯体202としての第2上梁202b2に取り付けられる。第2フレーム構造体40の下端部は、例えば、第2下梁202a2に対して直接的又は間接的に、ボルト等の締結部材により締結されてもよい。また、第2フレーム構造体40の下端部は、例えば、第2下梁202a2に支持されている状態で、モルタル等により拘束されていてもよい。本実施形態の第2フレーム構造体40は、取り付け金具75を介して間接的に、第2上梁202b2に取り付けられているが、この構成に限られない。第2フレーム構造体40は、例えば、取り付け金具75を介さずに直接的に、第2上梁202b2に取り付けられていてもよい。取り付け金具75は、第2フレーム構造体40及び第2上梁202b2それぞれと、例えばボルト、ビス等の締結部材を用いて締結されてよい。
図2、図3に示すように、第1フレーム構造体30は、略水平方向に延在する第1上側横フレーム部31と、この第1上側横フレーム部31と略平行に延在する第1下側横フレーム部32と、を備える。第1上側横フレーム部31は、第1サッシ枠10の上枠12aが取り付けられ、第1サッシ枠10の上枠12aに沿って延在している。第1下側横フレーム部32は、第1サッシ枠10の下枠12bが取り付けられ、第1サッシ枠10の下枠12bに沿って延在している。第1サッシ枠10の上枠12aは、例えばビス等の締結部材を用いて、第1上側横フレーム部31に取り付け可能である。また、第1サッシ枠10の下枠12bは、例えばビス等の締結部材を用いて、第1下側横フレーム部32に取り付け可能である。
また、図2、図3に示すように、第2フレーム構造体40は、略水平方向に延在する第2上側横フレーム部41と、この第2上側横フレーム部41と略平行に延在する第2下側横フレーム部42と、を備える。第2上側横フレーム部41は、第2サッシ枠20の上枠22aが取り付けられ、第2サッシ枠20の上枠22aに沿って延在している。第2下側横フレーム部42は、第2サッシ枠20の下枠22bが取り付けられ、第2サッシ枠20の下枠22bに沿って延在している。第2サッシ枠20の上枠22aは、例えばビス等の締結部材を用いて、第2上側横フレーム部41に取り付け可能である。また、第2サッシ枠20の下枠22bは、例えばビス等の締結部材を用いて、第2下側横フレーム部42に取り付け可能である。
図4は、コーナー部200aでの第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40の連結構成を示す図である。より具体的に、図4では、第1フレーム構造体30の第1下側横フレーム部32と、第2フレーム構造体40の第2下側横フレーム部42と、の連結部を示している。図4に示すように、第1フレーム構造体30の第1下側横フレーム部32は、第2フレーム構造体40の第2下側横フレーム部42と、取り付け金具76としてのアングル部材を介して、平面視でL字状に連結されている。第1フレーム構造体30の第1下側横フレーム部32、及び、取り付け金具76は、締結部材としてのボルト及びナットにより、連結されている。また、第2フレーム構造体40の第2下側横フレーム部42、及び、取り付け金具76についても、締結部材としてのボルト79a及びナット79bにより、連結されている。なお、第1フレーム構造体30の第1上側横フレーム部31、及び、第2フレーム構造体40の第2上側横フレーム部41、についても、同様の方法で連結されている。
つまり、コーナーサッシ構造100では、コーナー部200aにおいて、第1フレーム構造体30の第1上側横フレーム部31と、第2フレーム構造体40の第2上側横フレーム部41と、が横勝ちで連結されている。また、コーナーサッシ構造100では、コーナー部200aにおいて、第1フレーム構造体30の第1下側横フレーム部32と、第2フレーム構造体40の第2下側横フレーム部42と、が横勝ちで連結されている(図4参照)。このような構成とすることで、コーナー部200aにおける構成を簡素化できる。そのため、コーナー開口部300bによる解放感を向上できる。
また、本実施形態では、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40を、コーナー部200aで、ボルト79a及びナット79b等の締結部材により乾式接合する構成としている。これにより、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40を別々に輸送でき、建設現場で容易に連結することができる。つまり、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40が工場で一体組みされる構成と比較して、輸送効率を高めることができる。
特に、本実施形態の第1フレーム構造体30は、コーナー部200aで第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えていない。これにより、コーナー部200aにおける構成を、より簡素化できる。そのため、コーナー開口部300bによる解放感を、より向上できる。
同様に、本実施形態の第2フレーム構造体40についても、コーナー部200aで第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えていない。これにより、コーナー部200aにおける構成を、より簡素化できる。そのため、コーナー開口部300bによる解放感を、より向上できる。
以上のように、コーナーサッシ構造100では、第1サッシ枠10が取り付けられる第1フレーム構造体30と、第2サッシ枠20が取り付けられる第2フレーム構造体40とが、横フレーム部同士を横勝ちの連結により、コーナー部200aで連結されている。このような構成とすることで、上述したように、コーナー開口部300bによる解放感を向上できるが、その一方で、第1サッシ枠10の面外方向Aでの、第1フレーム構造体30の強度の低下が懸念される。同様に、第2サッシ枠20の面外方向Bでの、第2フレーム構造体40の強度の低下が懸念される。特に、本実施形態のように、コーナー部200aに、横フレーム部が縦勝ちで連結される縦フレーム部を設けない構成の場合には、上述の強度低下が、より懸念される。これに対して、コーナーサッシ構造100では、第1補強材50及び第2補強材60を設けることで、第1フレーム構造体30の面外方向Aでの強度、及び、第2フレーム構造体40の面外方向Bでの強度、を確保している。以下、第1補強材50及び第2補強材60の詳細について説明する。
図5は、図1に示す外壁構造300の鉛直断面図の一部を示す図である。より具体的に、図5では、第2外壁部302の鉛直断面を示しているが、第1外壁部301の構成も同様である。図2、図5に示すように、コーナーサッシ構造100は、第1フレーム構造体30に直接的又は間接的に係合している第1補強材50を備える。また、コーナーサッシ構造100は、第2フレーム構造体40に直接的又は間接的に係合している第2補強材60を備える。
第1補強材50は、第1サッシ枠10に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方(本実施形態では下方)で、第2サッシ枠20の枠面に対する面外方向Bの第2フレーム構造体40の強度を補強している。より具体的に、本実施形態の第1補強材50は、第1フレーム構造体30の屋外側に配置される外装パネル材70aである。外装パネル材70aと第1サッシ枠10との間には、シール材77(図1参照)が挟み込まれている。そのため、第2フレーム構造体40に対して面外方向Bから例えば風荷重などの外力が作用した場合に、この面外方向Bの外力は、第2フレーム構造体40に横勝ちで連結されている第1フレーム構造体30に作用するとともに、この第1フレーム構造体30に取り付けられている第1サッシ枠10からシール材77を介して外装パネル材70aの面内方向にも作用する。そのため、第2フレーム構造体40に作用する面外方向Bの外力に対する負担を、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40のみならず、外装パネル材70aにも分散できる。つまり、第1補強材50としての外装パネル材70aにより、第2フレーム構造体40の面外方向Bでの強度を補強でき、第2フレーム構造体40の変形を抑制できる。
また、第2補強材60は、第2サッシ枠20に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方(本実施形態では下方)で、第1サッシ枠10の枠面に対する面外方向Aの第1フレーム構造体30の強度を補強している。より具体的に、本実施形態の第2補強材60は、第2フレーム構造体40の屋外側に配置される外装パネル材70bである。外装パネル材70bと第2サッシ枠20との間には、シール材78が挟み込まれている。そのため、第1フレーム構造体30に対して面外方向Aから例えば風荷重などの外力が作用した場合に、この面外方向Aの外力は、第1フレーム構造体30に横勝ちで連結されている第2フレーム構造体40に作用するとともに、この第2フレーム構造体40に取り付けられている第2サッシ枠20からシール材78を介して外装パネル材70bの面内方向にも作用する。そのため、第1フレーム構造体30に作用する面外方向Aの外力に対する負担を、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40のみならず、外装パネル材70bにも分散できる。つまり、第2補強材60としての外装パネル材70bにより、第1フレーム構造体30の面外方向Aでの強度を補強でき、第1フレーム構造体30の変形を抑制できる。
以上のように、コーナーサッシ構造100では、第1補強材50及び第2補強材60が設けられていることで、第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40をコーナー部200aで横勝ちに連結しても、第1フレーム構造体30の面外方向Aでの強度、及び、第2フレーム構造体40の面外方向Bでの強度、を確保できる。
なお、本実施形態では、第1補強材50として外装パネル材70aを採用したが、この構成に限られない。第1補強材50は、第1フレーム構造体30に取り付けられる補強部材であってもよい。このような補強部材としては、面外方向Bでの第1フレーム構造体30の強度を補強する部材であればよく、例えば、第1下側横フレーム部32と、後述する第1縦フレーム部33、脚フレーム部36及び連結横フレーム部37と、で形成される矩形枠部の仕口部分に三角板状の補強部材を取り付ける構成や、当該矩形枠部に補強部材としてのブレース材を取り付ける構成、等が挙げられる。
また、本実施形態では、第1補強材50としての外装パネル材70aが、第1サッシ枠10に対して鉛直方向の下方にのみ配置されているが、この構成に限られない。第1補強材50は、第1サッシ枠10に対して鉛直方向の上方にのみ配置されてもよく、第1サッシ枠10に対して鉛直方向の上方及び下方の両方に配置されてもよい。
更に、本実施形態では、第2補強材60として外装パネル材70bを採用したが、この構成に限られない。第2補強材60は、第2フレーム構造体40に取り付けられる補強部材であってもよい。このような補強部材としては、面外方向Aでの第2フレーム構造体40の強度を補強する部材であればよく、例えば、第2下側横フレーム部42と、後述する第2縦フレーム部43、脚フレーム部46及び連結横フレーム部47と、で形成される矩形枠部の仕口部分に三角板状の補強部材を取り付ける構成や、当該矩形枠部に補強部材としてのブレース材を取り付ける構成、等が挙げられる。
また、本実施形態では、第2補強材60としての外装パネル材70bが、第2サッシ枠20に対して鉛直方向の下方にのみ配置されているが、この構成に限られない。第2補強材60は、第2サッシ枠20に対して鉛直方向の上方にのみ配置されてもよく、第2サッシ枠20に対して鉛直方向の上方及び下方の両方に配置されてもよい。
次に、本実施形態の第1フレーム構造体30及び第2フレーム構造体40の更なる詳細について説明する。
図2、図3に示すように、本実施形態の第1フレーム構造体30は、上述した第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32に加えて、第1縦フレーム部33と、2つの補助縦フレーム部34、35と、脚フレーム部36と、連結横フレーム部37と、を備える。本実施形態の第1上側横フレーム部31、第1下側横フレーム部32、第1縦フレーム部33、2つの補助縦フレーム部34、35、脚フレーム部36、及び、連結横フレーム部37は、いずれもスチール製である。
本実施形態の第1上側横フレーム部31は、第1サッシ枠10の上枠12aが取り付けられ、上枠12aに沿うように延在している。第1サッシ枠10の上枠12aは、例えばビス等の締結部材を用いて、第1上側横フレーム部31に固定されている。
本実施形態の第1フレーム構造体30は、第1上側横フレーム部31が取り付け金具74を介して第1上梁202b1に取り付けられることで、構造躯体202に取り付けられる。本実施形態の第1上側横フレーム部31は、その延在方向の異なる位置で、複数の取り付け金具74を取り付け可能に構成されている。但し、第1上側横フレーム部31における、取り付け金具74の取り付け位置、及び、取り付け金具74の取り付け数は、特に限定されない。
本実施形態の第1下側横フレーム部32は、第1サッシ枠10の下枠12bが取り付けられ、下枠12bに沿うように延在している。第1サッシ枠10の下枠12bは、例えばビス等の締結部材を用いて、第1下側横フレーム部32に固定されている。
第1縦フレーム部33は、鉛直方向に延在している。第1縦フレーム部33は、コーナー部200aの側とは反対側に位置している。第1縦フレーム部33には、第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32が縦勝ちで連結されている。更に、本実施形態の第1縦フレーム部33の上端部は、第1上側横フレーム部31の上端部の位置で終端している。これに対して、本実施形態の第1縦フレーム部33の下端部は、第1下側横フレーム部32より下方に突出している。第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32それぞれは、例えばビス等の締結部材により、第1縦フレーム部33に固定されている。但し、第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32それぞれは、例えば溶接等により、第1縦フレーム部33に固定されていてもよい。
2つの補助縦フレーム部34、35は、略鉛直方向に延在する。本実施形態の2つの補助縦フレーム部34、35それぞれには、例えばビス等の締結部材を用いて、第1サッシ枠10の第1サッシ縦枠11が取り付けられる。本実施形態の2つの補助縦フレーム部34、35それぞれの上端部は、例えばビス等の締結部材を用いて、第1上側横フレーム部31に固定されている。また、本実施形態の2つの補助縦フレーム部34、35それぞれの下端部は、例えばビス等の締結部材を用いて、第1下側横フレーム部32に固定されている。
このように、2つの補助縦フレーム部34、35は、第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32に連結されている。但し、2つの補助縦フレーム部34、35は、第1上側横フレーム部31と、第1下側横フレーム部32と、の間で延在する構成である。換言すれば、2つの補助縦フレーム部34、35は、第1上側横フレーム部31及び第1下側横フレーム部32に対して、縦勝ちで連結される縦フレーム部ではない。
なお、2つの補助縦フレーム部34、35は、上述の第1縦フレーム部33と直接連結されておらず、図1に示すように、面外方向Aに離間して配置されている。また、2つの補助縦フレーム部34、35は、後述する脚フレーム部36とも直接連結されていない。
脚フレーム部36は、コーナー部200aで、略鉛直方向に延在している。脚フレーム部36の上端部は、例えばビス等の締結部材により、第1下側横フレーム部32に固定されている。脚フレーム部36の下端部は、第1下側横フレーム部32より下方に突出している。
連結横フレーム部37は略水平方向に延在し、第1縦フレーム部33の下端部と、脚フレーム部36の下端部と、を連結している。
本実施形態の第1フレーム構造体30は、連結横フレーム部37が構造躯体202としての第1下梁202a1に支持されることで、構造躯体202により自重が支持されている。
図2、図3に示すように、本実施形態の第2フレーム構造体40は、上述した第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42に加えて、第2縦フレーム部43と、2つの補助縦フレーム部44、45と、脚フレーム部46と、連結横フレーム部47と、を備える。本実施形態の第2上側横フレーム部41、第2下側横フレーム部42、第2縦フレーム部43、2つの補助縦フレーム部44、45、脚フレーム部46、及び、連結横フレーム部47は、いずれもスチール製である。
本実施形態の第2上側横フレーム部41は、第2サッシ枠20の上枠22aが取り付けられ、上枠22aに沿うように延在している。第2サッシ枠20の上枠22aは、例えばビス等の締結部材を用いて、第2上側横フレーム部41に固定されている。
本実施形態の第2フレーム構造体40は、第2上側横フレーム部41が取り付け金具75を介して第2上梁202b2に取り付けられることで、構造躯体202に取り付けられる。本実施形態の第2上側横フレーム部41は、その延在方向の異なる位置で、複数の取り付け金具75を取り付け可能に構成されている。但し、第2上側横フレーム部41における、取り付け金具75の取り付け位置、及び、取り付け金具75の取り付け数は、特に限定されない。
本実施形態の第2下側横フレーム部42は、第2サッシ枠20の下枠22bが取り付けられ、下枠22bに沿うように延在している。第2サッシ枠20の下枠22bは、例えばビス等の締結部材を用いて、第2下側横フレーム部42に固定されている。
第2縦フレーム部43は、鉛直方向に延在している。第2縦フレーム部43は、コーナー部200aの側とは反対側に位置している。第2縦フレーム部43には、第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42が縦勝ちで連結されている。更に、本実施形態の第2縦フレーム部43の上端部は、第2上側横フレーム部41の上端部の位置で終端している。これに対して、本実施形態の第2縦フレーム部43の下端部は、第2下側横フレーム部42より下方に突出している。第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42それぞれは、例えばビス等の締結部材により、第2縦フレーム部43に固定されている。但し、第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42それぞれは、例えば溶接等により、第2縦フレーム部43に固定されていてもよい。
2つの補助縦フレーム部44、45は、略鉛直方向に延在する。本実施形態の2つの補助縦フレーム部44、45それぞれには、例えばビス等の締結部材を用いて、第2サッシ枠20の第2サッシ縦枠21が取り付けられる。本実施形態の2つの補助縦フレーム部44、45それぞれの上端部は、例えばビス等の締結部材を用いて、第2上側横フレーム部41に固定されている。また、本実施形態の2つの補助縦フレーム部44、45それぞれの下端部は、例えばビス等の締結部材を用いて、第2下側横フレーム部42に固定されている。
このように、2つの補助縦フレーム部44、45は、第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42に連結されている。但し、2つの補助縦フレーム部44、45は、第2上側横フレーム部41と、第2下側横フレーム部42と、の間で延在する構成である。換言すれば、2つの補助縦フレーム部44、45は、第2上側横フレーム部41及び第2下側横フレーム部42に対して、縦勝ちで連結される縦フレーム部ではない。
なお、2つの補助縦フレーム部44、45は、上述の第2縦フレーム部43と直接連結されておらず、図1に示すように、面外方向Bに離間して配置されている。また、2つの補助縦フレーム部44、45は、後述する脚フレーム部46とも直接連結されていない。
脚フレーム部46は、コーナー部200aで、略鉛直方向に延在している。脚フレーム部46の上端部は、例えばビス等の締結部材により、第2下側横フレーム部42に固定されている。脚フレーム部46の下端部は、第2下側横フレーム部42より下方に突出している。
連結横フレーム部47は略水平方向に延在し、第2縦フレーム部43の下端部と、脚フレーム部46の下端部と、を連結している。
本実施形態の第2フレーム構造体40は、連結横フレーム部47が構造躯体202としての第2下梁202a2に支持されることで、構造躯体202により自重が支持されている。
本発明に係るコーナーサッシ構造は、上述した実施形態の具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した第1フレーム構造体30の幅(面外方向Bの長さ)と、上述した第2フレーム構造体40の幅(面外方向Aの長さ)と、は略等しいが、異なる幅に構成されてもよい。
本発明はコーナーサッシ構造に関する。
10:第1サッシ枠
11:第1サッシ建枠
12:第1サッシ横枠
12a:上枠
12b:下枠
20:第2サッシ枠
21:第2サッシ縦枠
22:第2サッシ横枠
22a:上枠
22b:下枠
30:第1フレーム構造体
31:第1上側横フレーム部
32:第1下側横フレーム部
33:第1縦フレーム部
34、35:補助縦フレーム部
36:脚フレーム部
37:連結横フレーム部
40:第2フレーム構造体
41:第2上側横フレーム部
42:第2下側横フレーム部
43:第2縦フレーム部
44、45:補助縦フレーム部
46:脚フレーム部
47:連結横フレーム部
50:第1補強材
60:第2補強材
70:外装パネル材
70a:外装パネル材(第1補強材の一例)
70b:外装パネル材(第2補強材の一例)
71:断熱材
72:内装壁材
73a、73b:障子
73a1、73b1:ガラス板
73a2、73b2:框
74、75、76:取り付け金具
77、78:シール材
79a:ボルト
79b:ナット
91:内装枠
100:コーナーサッシ構造
200:建物
200a:コーナー部
201:外周壁
202:構造躯体
202a1:第1下梁
202a2:第2下梁
202b1:第1上梁
202b2:第2上梁
300:外壁構造
300b:コーナー開口部
300b1:第1開口部
300b2:第2開口部
301:第1外壁部
302:第2外壁部
A:第1サッシ枠の面外方向
B:第2サッシ枠の面外方向

Claims (6)

  1. 第1サッシ枠及び第2サッシ枠がコーナー部で連窓されるコーナーサッシ構造であって、
    前記第1サッシ枠を建物の構造躯体に取り付け可能とする第1フレーム構造体と、
    前記第2サッシ枠を前記構造躯体に取り付け可能とする第2フレーム構造体と、
    前記第1フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第1補強材と、
    前記第2フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第2補強材と、を備え、
    前記第1フレーム構造体は、
    前記第1サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記上枠に沿って延在する第1上側横フレーム部と、
    前記第1サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記下枠に沿って延在する第1下側横フレーム部と、を備え、
    前記第2フレーム構造体は、
    前記第2サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記上枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2上側横フレーム部と、
    前記第2サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記下枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1下側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2下側横フレーム部と、を備え、
    前記第1補強材は、前記第1サッシ枠に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方で、前記第2サッシ枠の枠面に対する面外方向の前記第2フレーム構造体の強度を補強しており、
    前記第2補強材は、前記第2サッシ枠に対して鉛直方向の上方及び下方の少なくとも一方で、前記第1サッシ枠の枠面に対する面外方向の前記第1フレーム構造体の強度を補強する、コーナーサッシ構造。
  2. 前記第1フレーム構造体は、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部及び前記第1下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えず、
    前記第2フレーム構造体は、前記コーナー部で前記第2上側横フレーム部及び前記第2下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する縦フレーム部を備えない、請求項1に記載のコーナーサッシ構造。
  3. 前記第1フレーム構造体は、前記コーナー部の側とは反対側で、前記第1上側横フレーム部及び前記第1下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する第1縦フレーム部を備え、
    前記第2フレーム構造体は、前記コーナー部の側とは反対側で、前記第2上側横フレーム部及び前記第2下側横フレーム部が縦勝ちで連結される、鉛直方向に延在する第2縦フレーム部を備える、請求項2に記載のコーナーサッシ構造。
  4. 前記第1補強材は、
    前記第1フレーム構造体の屋外側に配置される外装パネル材、又は、
    前記第1フレーム構造体に取り付けられる補強部材、である、請求項1から3のいずれか1つに記載のコーナーサッシ構造。
  5. 前記第2補強材は、
    前記第2フレーム構造体の屋外側に配置される外装パネル材、又は、
    前記第2フレーム構造体に取り付けられる補強部材、である、請求項1から3のいずれか1つに記載のコーナーサッシ構造。
  6. 第1サッシ枠及び第2サッシ枠がコーナー部で連窓されるコーナーサッシ構造であって、
    前記第1サッシ枠を建物の構造躯体に取り付け可能とする第1フレーム構造体と、
    前記第2サッシ枠を前記構造躯体に取り付け可能とする第2フレーム構造体と、
    前記第1フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第1補強材と、
    前記第2フレーム構造体に直接的又は間接的に係合している第2補強材と、を備え、
    前記第1フレーム構造体は、
    前記第1サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記上枠に沿って延在する第1上側横フレーム部と、
    前記第1サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第1サッシ枠の前記下枠に沿って延在する第1下側横フレーム部と、を備え、
    前記第2フレーム構造体は、
    前記第2サッシ枠の上枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記上枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1上側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2上側横フレーム部と、
    前記第2サッシ枠の下枠が取り付けられ、前記第2サッシ枠の前記下枠に沿って延在し、前記コーナー部で前記第1下側横フレーム部と横勝ちで連結されている第2下側横フレーム部と、を備え、
    前記第1補強材は、
    前記第1フレーム構造体の屋外側に配置され、前記第1サッシ枠との間にシール材が挟み込まれている外装パネル材、又は、
    前記第1フレーム構造体に取り付けられる補強部材であり、
    前記第2補強材は、
    前記第2フレーム構造体の屋外側に配置され、前記第2サッシ枠との間にシール材が挟み込まれている外装パネル材、又は、
    前記第2フレーム構造体に取り付けられる補強部材である、コーナーサッシ構造。
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