JP2023167613A - 作業機 - Google Patents

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JP2023167613A
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大地 仲村渠
Daichi Nakandakari
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Abstract

【課題】電池パックの重量が作業機本体に作用しにくい作業機を実現する。【解決手段】作業機(100)であって、モータ(30)と、モータ(30)を内蔵する作業機本体(10)と、電池パック(40)と、作業機本体(10)と係合した端子ユニット(60)とを備え、端子ユニット(60)は、電池パック(40)と連結可能な端子部材(61)と、端子部材(61)上に位置する弾性部材(65)とを有し、作業機本体(10)の前後方向において、弾性部材(65)の少なくとも一部が作業機本体(10)と端子部材(61)との間に位置する。【選択図】図5

Description

本開示は、電池パックを備える作業機に関する。
従来、電池パックを備えた作業機が知られている。このような作業機として、例えば特許文献1には、ハウジングに着脱可能に装着されるバッテリパックを備えたチェーンソーが開示されている。
特開2019-171510号公報
電池パックは、高容量化に伴って重量が増す場合がある。電池パックの重量によっては、作業者が作業機を取り落してしまった場合等に、落下の衝撃により電池パックの重量が作業機本体に直接作用し、作業機本体が破損する恐れがある。
本開示の一態様は、電池パックの重量が作業機本体に作用しにくい作業機を実現することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る作業機は、モータと、前記モータを内部に有する作業機本体と、前記モータと電気的に接続可能な電池パックと、前記作業機本体と係合した端子ユニットと、を備えており、前記端子ユニットは、前記電池パックと連結可能な端子部材と、前記端子部材上に位置する弾性部材と、を有しており、前記作業機本体の前後方向において、前記弾性部材の少なくとも一部が前記作業機本体と前記端子部材との間に位置している。
本開示の一態様によれば、電池パックの重量が作業機本体に作用しにくい作業機を実現できる。
実施形態1および実施形態2に係る作業機の一例を示す斜視図である。 実施形態1に係る作業機の一例であって、カバーが開いた状態を示す斜視図である。 図1に示した作業機の側面図であって、作業機本体の一部を取り外した状態を示す分解側面図である。 図1に示した作業機が備える端子部材を示す図であって、符号401で示すのは正面斜視図であり、符号402で示すのは背面斜視図であり、符号403で示すのは側面図である。 図1に示した作業機の一部を示す図であって、符号501で示すのは作業機本体の一部を取り外した状態を示す分解側面図を拡大した斜視図であり、符号502で示すのはV-V線断面を拡大した矢視断面図である。 図2に示した作業機の一部を拡大した斜視図である。 実施形態2に係る作業機の一例が備える端子部材を示す図であって、符号701で示すのは正面図であり、符号702で示すのは背面図であり、符号703で示すのは側面図である。 図7に示す端子部材の変形例を示す図であって、符号801で示すのは背面図であり、符号802で示すのは側面図である。 図7に示す端子部材の製造方法の一例を示す斜視図であって、符号901で示すのは連結前の第2部材であり、符号902で示すのは連結後の端子部材である。
〔実施形態1〕
以下、本開示の一実施形態に係る作業機について、図面を用いて説明する。但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、実施形態を説明する上で必要な主要部材のみを簡略化して示したものである。したがって、前記の作業機は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、各図中の各部材の寸法は、実際の構成部材の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
本実施形態では、作業機としてチェーンソーを例に挙げて説明する。本開示の一実施形態に係る作業機は、電池パックを備える作業機であれば特に限定されない。チェーンソー以外の作業機としては、例えば、丸ノコ、ブロワーおよび刈払機が挙げられる。
<作業機100の概要>
図1から図3を参照して、本実施形態に係る作業機100の概要構成について説明する。図1は、作業機100の一例を示す斜視図である。図2は、作業機100の一例であって、カバー14が開いた状態を示す斜視図である。図3は、図1に示した作業機100の側面図であって、作業機本体10の一部を取り外した状態を示す分解側面図である。
本明細書では、図1に示すように、作業機100の方向についてガイドバー20側を前側、リアハンドル12側を後側とし、作業機100の長手方向を前後方向とする。また、作業機100のカバー14を上側とし、作業機100において図1に表れている通気口13側を左側とする。
作業機100は、充電式のチェーンソーである。図1から図3に示すように、作業機100は、作業機本体10と、ガイドバー20と、ガイドバー20の外周部に位置するソーチェーン21とを備えている。
作業機本体10は、作業機100が備える各種部材を内蔵する本体部分であって、モータ30を内部に有している。モータ30は、ソーチェーン21を駆動する部材である。モータ30の種類は特に限定しないが、例えば、ブラシレスモータであってもよい。作業機本体10は、1つ以上の通気口13を有していてよい。通気口13から外気が吸気され、外気が作業機本体10の内部を通って不図示の排気口から排気されることで、作業機本体10が内部に有するモータ30等の電子機器を、外気によって冷却できる。
作業機本体10は、作業機100の組み立ておよび分解の観点から、複数の部材により構成されていてもよい。例えば、図3において取り外された「作業機本体10の一部」とは、作業機本体10の左側面側の部材である。このように、作業機本体10は少なくとも、右側面側を構成する部材と、左側面側を構成する部材とを連結して構成してもよい。
作業機本体10の前方には、前側に突出するガイドバー20が位置している。ガイドバー20は、前後方向に延びる板状部材である。ソーチェーン21は、ガイドバー20の外周に沿って回転可能なように、ガイドバー20の外周部に位置している。ソーチェーン21は、モータ30の出力軸に取り付けられた不図示のスプロケットと係合している。モータ30の駆動に応じてスプロケットが回転することで、スプロケットと係合したソーチェーン21がガイドバー20の外周に沿って回転する。
作業機本体10は、フロントハンドル11およびリアハンドル12を備えている。フロントハンドル11は作業機本体10において、左側面下部から右側面上部まで延伸するように位置している。リアハンドル12は、作業機本体10の最後部に位置している。フロントハンドル11は、作業者が作業機100を使用するために、例えば左手で把持する部位である。リアハンドル12は、作業者が作業機100を使用するために、例えば右手で把持する部位である。
リアハンドル12は、トリガ12aを有している。トリガ12aは、作業機100を用いる作業者によって操作可能な部材であって、トリガ12aの操作に応じてモータ30が駆動する。トリガ12aは、例えば押込み式の操作部材であってよい。また、図3に示すように、作業機本体10は内部に制御装置50を備えていてもよい。制御装置50は、トリガ12aの操作による操作信号を受け取っている間、モータ30に制御信号を出力してモータ30を駆動する。
作業機本体10は、上面にカバー14を有している。カバー14は、電池パック40を装着可能な装着部15を、開閉可能に覆う部材である。図2に示すように、装着部15は作業機本体10の一部であって、作業機本体10の上面が内部側に窪んだ部位である。装着部15の位置は、作業機本体10の上面に限定されない。
図2に示すように、装着部15には端子ユニット60が係合している。言い換えれば、作業機100は、作業機本体10と係合した端子ユニット60を備えている。作業機本体10は、装着部15において作業機本体10の前側に位置する開口面15aに、開口151を有している。端子ユニット60は、開口151を作業機本体10の内側から覆うように、作業機本体10と係合している。端子ユニット60の詳細な構成については後述する。
電池パック40は、モータ30と電気的に接続可能である。電池パック40は、装着部15に挿入されることで、端子ユニット60と連結可能である。このように、電池パック40は、作業機100に対して着脱可能に構成されていてよい。例えば、作業者が作業機100を使用するときには、作業者は作業機100に電池パック40を装着し、作業機100を使用しないときには、作業者は作業機100から電池パック40を取り外してよい。電池パック40は、作業機100に装着されて端子ユニット60と連結した状態では、作業機本体10の内部に位置する回路を介して、モータ30と電気的に接続しモータ30に電力を供給する。
<端子ユニット60の構成>
次に、図3から図6を参照して、作業機100が備える端子ユニット60について詳細に説明する。図4は、図1に示した作業機が備える端子部材61を示す図であって、符号401で示すのは正面斜視図であり、符号402で示すのは背面斜視図であり、符号403で示すのは側面図である。図5は、図1に示した作業機100の一部を示す図であって、符号501で示すのは作業機本体10の一部を取り外した状態を示す分解側面図を拡大した斜視図であり、符号502で示すのはV-V線の断面を拡大した矢視断面図である。図6は、図2に示した作業機100の一部を拡大した斜視図である。
(端子ユニット60の基本構成)
図3に示すように、端子ユニット60は、端子部材61と、弾性部材65とを有している。本明細書では、端子ユニット60および端子部材61について、図4の符号401で示す図において、紙面に向かって手前側を正面側として説明する。作業機100と端子ユニット60とが係合した状態において、作業機100の後側が端子部材61の正面側に対応し、作業機100の前側が端子部材61の裏面側に対応する。
端子部材61は、電池パック40と連結可能な板状部材である。端子部材61は、正面視において長方形状であるが、これに限られず、例えば正面視において多角形状であってもよい。端子部材61は、第1面61a、第2面61b、第1側面61cおよび第2側面61dを有している。第1面61aは、電池パック40と端子部材61とが連結した状態において電池パック40側に位置する、端子部材61の正面側の面である。第2面61bは、端子部材61において第1面61cの裏側の面である。第1側面61cは、端子部材61の正面視における左側の側面であり、第2側面61dは、端子部材61の正面視における右側の側面であって、第1側面61cと対向する側面である。
端子部材61は、突起611と、基底部612と、端子基部613と、係合部615とを備えている。
基底部612は、端子部材61の第2面61b側に位置する板状部材である。
端子基部613は、基底部612から、端子部材61の正面を構成する第1面61a側に突出した部位である。端子基部613は、端子614を有している。端子614は、導電性を有する部材であって、端子部材61の第1面61a側から第2面61b側まで貫通している。端子614は、端子部材61の第1面61a側において、電池パック40と電気的に接続する。また、端子614は、端子部材61の第2面61b側において、作業機本体10が内部に有する回路との接続を介して、モータ30と電気的に接続している。言い換えれば、電池パック40は、端子部材61と連結した状態において、端子部材61と電気的に接続しており、端子部材61は、モータ30と電気的に接続していてもよい。
係合部615は、電池パック40と係合する部材である。端子部材61は、2つの係合部615を有している。これらの係合部615は、第1側面61cまたは第2側面61dにそれぞれ、端子部材61の内側から接続している。係合部615は、基底部612よりも、端子部材61の第1面61a側に位置している。端子部材61は、基底部612と係合部615との間に空隙を有している。
係合部615は、第1面61aに1つ以上の凹部616を有していてもよい。凹部616は、第2面61b側に凹む窪みである。凹部616により係合部615が立体的な構造となるため、端子部材61について強度を保ちつつ軽量化できる。凹部616は第1面61aが有していればよく、例えば基底部612が1つ以上の凹部616を有していてもよい。凹部616によれば、従来の作業機は備えていなかった端子部材61による作業機100の重量増加を低減できるため、作業機100の携帯性を維持しやすい。また、端子部材61を型成型により製造する場合に、凹部616により端子部材61における厚肉部の面積を低減できるため、いわゆるヒケの発生を低減できる。
基底部612は、端子部材61の正面視において係合部615と重なる位置に、貫通孔617を有していてもよい。端子部材61は、例えば、合成樹脂材料を成形するための一般的な製造方法により製造できる。このような方法の一例として型成形法が挙げられる。端子部材61の製造に型成形法を用いる場合、例えば、第1面61a側の型と、第2面61b側の型との間に合成樹脂材料を配置する。貫通孔617によれば、これらの型の形状を過度に複雑にすることなく、係合部615を有する立体的な形状の端子部材61を製造できる。このように、貫通孔617は、端子部材61における立体的な形状の製造性を向上すると共に、端子部材61の軽量化にも資する。
電池パック40は、基底部612と係合部615との間の空隙に挿入されて、係合部615と係合するフック部(不図示)を有していてもよい。電池パック40は、当該フック部により端子部材61との連結状態を固定してもよい。
端子部材61は、基底部612の上部が湾曲した湾曲部618を有していてもよい。湾曲部618は、端子部材61の形状が電池パック40の形状に沿うように、端子部材61の上端が第2面61b側に向かうように湾曲している部分である。端子部材61がこのような湾曲部618を有していれば、電池パック40と端子部材61との連結がスムーズとなる。端子部材61は、このような湾曲部618に限らず、電池パック40の形状に対応した立体形状を有していてよい。
基底部612、端子基部613および係合部615における、端子部材61の正面側の面は、いずれも第1面61aのそれぞれ一部を構成していてよい。このように、第1面61aは、電池パック40と端子部材61とが連結した状態において、電池パック40側に位置する面である限りにおいて、互いに連続していない複数の面を含んでいてよい。第2面61bも、第1面61aのように互いに連続していない複数の面を含んでいてよい。
(突起611および弾性部材65)
突起611は、端子部材61から突出する部材である。端子部材61は、第1側面61cおよび第2側面61dにそれぞれ、2つずつ突起611を有している。
図5の符号501で示すように、突起611には、弾性部材65が嵌め込まれている。このように弾性部材65は、端子部材61上に位置する部材である。本実施形態において、弾性部材65は、突起611が挿入される挿入孔65aを有するキャップ状の部材である。挿入孔65aは、突起611の挿入方向に貫通しているが、これに限られず、例えば、突起611が挿入された状態において、突起611の先端と対向する端部が閉塞した形状であってもよい。
図5の符号502で示すように、端子ユニット60と作業機本体10とは、開口面15aにおいて作業機本体10の内部側に位置する係合孔110に、弾性部材65を有する突起611が挿入されることで係合する。
作業機本体10は、それぞれの突起611に対応する位置に、係合孔110を有していてもよい。これによれば、端子ユニット60は、対向する2つの側面にそれぞれ位置する突起611により、2箇所で作業機本体10と係合する。そのため、端子ユニット60と作業機本体10との係合が安定しやすい。
端子部材61における突起611の位置は、左右の側面である第1側面61cおよび第2側面61dに限られず、例えば、上下の側面であってもよい。また、端子部材61が、正面視において長方形状ではなく多角形状である場合でも、突起611は、いずれかの対向する2つの側面に位置していればよい。
また、端子部材61は、対向する2つの側面に、それぞれ2つ以上の突起611を有していてもよい。これによれば、端子ユニット60は、4箇所以上で作業機本体10と係合する。そのため、端子ユニット60と作業機本体10との係合がより安定しやすい。
弾性部材65の少なくとも一部は、作業機本体10の前後方向において、作業機本体10と端子部材61との間に位置している。また、弾性部材65の少なくとも一部は、作業機本体10の前後方向に加え、作業機本体の前後方向と直交する少なくとも1方向において、作業機本体10と端子部材61との間に位置していてもよい。
図5の符号502で示すように、作業機100において弾性部材65は、作業機本体10と端子部材61との間に位置している。具体的には、弾性部材65の少なくとも一部は、係合孔110と突起611との間に位置している。弾性部材65は突起611にはめ込まれて、突起611の側面を覆っていることから、弾性部材65は、突起611の延伸方向と直交する全方向において、係合孔110と突起611との間に位置している。このように、弾性部材65の少なくとも一部は、作業機本体10の前後方向および上下方向、並びに作業機本体10の前後方向と上下方向との間のいかなる方向においても、作業機本体10と端子部材61との間に位置する。
弾性部材65は、延伸部65bと、根元部65cとを有している。根元部65cは、突起611の根元側の端部に位置しており、延伸部65bは、根元部65cから、突起611の先端側に延伸している。根元部65cは、突起611を覆う側壁の壁厚が延伸部65bよりも大きい。これにより、端子ユニット60の側面視において、根元部65cの外径は、延伸部65bの外径よりも大きい。
図5の符号502で示すように、係合孔110の先端は根元部65cに当接し、端子部材61とは接しない。すなわち、弾性部材65の少なくとも一部は、作業機本体10の左右方向においても、作業機本体10と端子部材61との間に位置する。このような弾性部材65によれば、作業機本体10と端子部材61との間において衝撃が伝播しにくい。端子部材61は、電池パック40と連結する。作業者が作業機100を落下させてしまった場合等に、落下の衝撃により電池パック40の重量が作業機本体10に直接作用してしまうと、作業機本体10が破損する恐れがある。この恐れは、電池パック40が大容量化して電池パック40の重量が大きいほど顕著である。作業機本体10が弾性部材65を備えていれば、電池パック40から作業機本体10に作用する力が弾性部材65により吸収されるため、落下等の衝撃により作業機本体10が破損する恐れを低減できる。
弾性部材65は、少なくとも作業機本体10の前後方向において、作業機本体10と端子部材61との間に位置していれば、作業機本体10が破損する恐れを低減できる。また、弾性部材65は、作業機本体10の前後方向に加え、作業機本体10の前後方向と直交する少なくとも1方向において、作業機本体10と端子部材61との間に位置していれば、作業機本体10が破損する恐れをより低減できる。
このように、本開示の一実施形態に係る作業機100によれば、作業機100の使用による破損可能性を低減できるため、作業機100の実用上の耐用年数を長期化しやすい。これにより、国連主導による持続可能な開発目標(SDGs)の、例えば「12.持続可能な生産消費形態の確保」等の達成に貢献できる。
弾性部材65の位置は、係合孔110と突起611との間に限られない。端子部材61が、突起611以外の部分でも作業機本体10と接する設計とする場合には、当該「突起611以外の部分」に弾性部材65が位置していてもよい。また、端子部材61がその側面全体により開口151に嵌まりこむことで、作業機本体10と端子ユニット60とが係合する態様であってもよく、この場合、端子部材61の側面全体に弾性部材65が位置していてもよい。一方、端子部材61が突起611を有していれば、弾性部材65は、突起611と作業機本体10との間に位置していればよいため、突起611の大きさおよび数を調整することで、弾性部材65の使用量を容易に調整できる。
また、弾性部材65の位置は、端子部材61と作業機本体10との間であればよい。例えば、作業機100を組み立てる過程において、弾性部材65は、端子部材61に予め固定されていてもよいし、作業機本体10に予め固定されていてもよい。いずれの場合においても、組み立て後の作業機100において、弾性部材65が端子部材61と作業機本体10との間に位置していれば、作業機100は、端子部材61と弾性部材65とを有する端子ユニット60を備えているといえる。
弾性部材65の材料は、弾性を有していれば特に限定されない。弾性部材65の材料は、ゴムであってもよいし、ゴム以外の弾性を有する合成樹脂であってもよい。弾性部材65の材料としては、例えば、熱可塑性エラストマーが挙げられる。また、弾性部材65は、材料が弾性を有していなくても、バネ等のように部材全体として弾性を有していてもよい。例えば、弾性部材65は、作業機本体10と端子部材61との間に位置する板バネまたはコイルバネ等であってもよい。
(突出部620)
図6に示すように、端子部材61は、開口151の内側に位置する基部610と、開口151の外側に位置する突出部620とを備えていてもよい。開口151の内側とは、端子部材61の正面視における開口151の内側を意図し、開口151の外側とは、端子部材61の正面視における開口151の外側を意図する。
基部610は、端子部材61において、開口151の内側に位置する各部材を含む部分を示し、例えば、基底部612と、端子基部613と、係合部615とを含む部分であってよい。
突出部620は、基部610から突出するとともに開口151の外側に位置している。突出部620は、端子部材61の側面において、突起611を除いた部分に位置する凸条部材である。突出部620は、作業機本体10の内部に位置していてもよく、この場合、その少なくとも一部は作業機本体10の外側から視認されない。
作業機本体10は、開口151と接続された第1部分152を有していてもよい。第1部分152は、開口151の周縁部分であってよい。突出部620は、第1部分152と対向している。作業機100において、突出部620は作業機本体10の内部に位置しているため、突出部620は、作業機本体10の内側から第1部分152と対向する。突出部620は、作業機本体10の外側において、第1部分152と対向する位置に突出していてもよい。
端子部材61の正面視において、突出部620の少なくとも一部は、第1部分152と重なり合うように位置していてもよい。このような突出部620によれば、開口151と端子部材61との間の隙間に突出部620が位置するため、開口151から作業機本体10の内部が視認されない状態にできる。また、突出部620により、開口151と端子部材61との間の隙間から異物が侵入する恐れを低減できる。
〔実施形態2〕
本開示の他の実施形態について、図7から図9を参照して以下に説明する。説明の便宜上、前記の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図7は、本実施形態に係る作業機101の一例が備える端子部材71を示す図であって、符号701で示すのは正面図であり、符号702で示すのは背面図であり、符号703で示すのは側面図である。図8は、図7に示す端子部材71の変形例である端子部材81を示す図であって、符号801で示すのは背面図であり、符号802で示すのは側面図である。図9は、図7に示す端子部材71の製造方法の一例を示す斜視図であって、符号901で示すのは連結前の第2部材73であり、符号902で示すのは連結後の端子部材71である。
(端子部材71の構成)
本実施形態に係る作業機101は、端子部材61とは異なる端子部材71を備えている点において、実施形態1に係る作業機100と異なる。具体的には、端子部材71は、第1部材72と、第2部材73と、第3部材74とを備えている。第1部材72は、第1面61aの一部である第1部位71aを含む、端子部材71の略左半分の部分を構成する部品である。第2部材73は、第1面61aにおける第1部位71a以外の少なくとも一部である第2部位71bを含む、端子部材71の略右半分の部分を構成する部品である。第3部材74は、端子基部613の上側に位置し、端子614を有する部品である。
端子部材71は、第1部材72と第2部材73とが連結している。また、端子部材71において、第3部材74が、第1部材72および第2部材73のそれぞれと連結していてもよい。第3部材74は、第1部材72または第2部材73のいずれかに連結していてもよい。また、端子部材71は第3部材74を備えていなくてもよい。端子部材71が第3部材74を備えていない場合、端子614は、第1部材72および第2部材73の少なくともいずれかが有していてもよい。
このような構成によれば、端子部材71は第1部材72および第2部材73を含む複数の部品から構成される。必然的に、各部品はそれぞれ端子部材71全体の大きさよりも小さい。そのため、例えば端子部材71を型成形により製造する場合に、部品ごとに型成型することで、端子部材71の製造が容易となる。例えば、端子部材71は、端子部材61と異なり貫通孔617を有していなくてもよい。第1部材72および第2部材73をそれぞれ型成形する場合、貫通孔617がなくても、係合部615等の立体的な形状を容易に成形できる。また、端子部材71を複数の部品から構成することにより、例えば第3部材74等の一部の部品について、端子部材71を含む製品群の中で共通部品化しやすい。
第1部材72は、第1ボス721を有している。第2部材73は、第1ボス721と連結する第2ボス731を有している。第1ボス721および第2ボス731はいずれも、端子部材71の左右方向に延伸する筒状の部材である。第1ボス721と第2ボス731とは、ネジSが左右方向に連通することで連結する。
第1ボス721および第2ボス731は、端子部材71において第1面61aの裏側に位置する第2面61bに位置していてもよい。これによれば、第1ボス721および第2ボス731は、端子部材71の上端よりも上側に突出しない。したがって、端子部材71の大きさが上側へ拡大することがない。また、このような位置の第1ボス721および第2ボス731は、端子部材71の第1面61a側における、端子部材71と電池パック40との連結を妨げない。
第1部材72は、第1ボス721に加え、第3ボス722を有している。第3ボス722は、第1部材72の下側面に位置している。また、第2部材73は、第2ボス731に加え、第4ボス732を有している。第4ボス732は、第2部材73の下側面に位置しており、第3ボス722と連結する。第3ボス722および第4ボス732は、端子部材71の左右方向に延伸する筒状の部材である。第3ボス722と第4ボス732とは、ネジSが左右方向に連通することで連結する。
また、第1ボス721および第2ボス731は、第2面61bにおいて、湾曲部618に位置していてもよい。端子部材71は、実施形態1に係る端子部材61と同じく、上部に位置する湾曲部618を有している。
このように端子部材71は、湾曲部618が位置する端子部材71の上部において第1ボス721と第2ボス731とが連結し、下側面において第3ボス722と第4ボス732とが連結していてもよい。このような構成によれば、第1部材72と第2部材73とが、端子部材71の上端付近および下端の2箇所で連結する。これにより、第1部材72と第2部材73との連結が強固となりやすい。
(端子部材71の変形例)
また、図8に示すように、作業機101は、端子部材71の変形例である端子部材81を備えていてもよい。端子部材81は、第2面61bにおいて、端子614よりも上側に位置する第3ボス822および第4ボス832を備えている。第3ボス822および第4ボス832が端子部材71の下側側面ではなく、第2面61bに位置していれば、端子部材81の大きさが下側に拡大することがない。
ここで、端子部材81の第2面61b側において、端子614の下側には、作業機本体10が内部に有する回路を構成する配線が位置し得る。そのため、端子部材71のように、端子614の下側に第3ボス722および第4ボス732が位置する場合、第3ボス722および第4ボス732が当該配線の位置の自由度を低減してしまう。端子部材81のように、端子614の上側に第3ボス822および第4ボス832が位置していれば、これらの配線を妨げることなく、端子部材81の下端に近い位置において第1部材72と第2部材73とを連結できる。
(端子部材71の製造方法)
図9に示すように、端子部材71は、第1部材72と第2部材73と第3部材74とを連結することで製造できる。第1部材72、第2部材73および第3部材74はそれぞれ、端子部材61のように、合成樹脂材料の一般的な成形方法により製造してよい。これらの各部品の連結方法としては、例えば、図9の符号901で示すように、まず第2部材73と第3部材74とを連結する。次に、第1部材72と第2部材73とを、第1ボス721および第2ボス731が隣接し、かつ、第3ボス722および第4ボス732が隣接するように並べて配置する。そして、図9の符号902で示すように、第1ボス721および第2ボス731をネジSで連結すると共に、第3ボス722および第4ボス732をネジSで連結する。例えばこのような方法により、第1部材72、第2部材73および第3部材74が連結した端子部材71を製造できる。
〔まとめ〕
本開示の態様1に係る作業機は、モータと、前記モータを内部に有する作業機本体と、前記モータと電気的に接続可能な電池パックと、前記作業機本体と係合した端子ユニットと、を備えており、前記端子ユニットは、前記電池パックと連結可能な端子部材と、前記端子部材上に位置する弾性部材と、を有しており、前記作業機本体の前後方向において、前記弾性部材の少なくとも一部が前記作業機本体と前記端子部材との間に位置している。
本開示の態様2に係る作業機は、前記態様1において、前記弾性部材の少なくとも一部は、前記作業機本体の前後方向に加え、前記作業機本体の前後方向と直交する少なくとも1方向において、前記作業機本体と前記端子部材との間に位置していてもよい。
本開示の態様3に係る作業機は、前記態様1または2において、前記端子部材は、突起を有し、前記弾性部材の少なくとも一部は、前記突起と前記作業機本体との間に位置していてもよい。
本開示の態様4に係る作業機は、前記態様1から3の何れかにおいて、前記作業機本体は、開口と、前記開口と接続された第1部分と、を有し、前記端子ユニットは、前記開口の内側に位置する基部と、前記基部から突出するとともに前記開口の外側に位置し、前記第1部分と対向する突出部と、を有していてもよい。
本開示の態様5に係る作業機は、前記態様1から4の何れかにおいて、前記電池パックは、前記端子部材と連結した状態において、前記端子部材と電気的に接続しており、前記端子部材は、前記モータと電気的に接続していてもよい。
本開示の態様6に係る作業機は、前記態様1から5の何れかにおいて、前記端子部材は、前記電池パックと前記端子部材とが連結した状態において前記電池パック側に位置する第1面を有し、前記第1面は、1つ以上の凹部を有していてもよい。
本開示の態様7に係る作業機は、前記態様1から5の何れかにおいて、前記端子部材は、前記電池パックと前記端子部材とが連結した状態において前記電池パック側に位置する第1面を有し、前記第1面は、1つ以上の貫通孔を有していてもよい。
本開示の態様8に係る作業機は、前記態様6または7において、前記端子部材は、前記第1面の一部である第1部位を含む第1部材と、前記第1面における前記第1部位以外の少なくとも一部である第2部位を含む第2部材とを備え、前記第1部材と前記第2部材とが連結しており、前記第1部材は第1ボスを有し、前記第2部材は、前記第1ボスと連結する第2ボスを有し、前記第1ボスおよび前記第2ボスは、前記端子部材において前記第1面の裏側に位置する第2面に位置していてもよい。
〔付記事項〕
以上、本開示に係る発明について、諸図面および実施例に基づいて説明してきた。しかし、本開示に係る発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。すなわち、本開示に係る発明は本開示で示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示に係る発明の技術的範囲に含まれる。つまり、当業者であれば本開示に基づき種々の変形または修正を行うことが容易であることに注意されたい。また、これらの変形または修正は本開示の範囲に含まれることに留意されたい。
10 作業機本体
100、101 作業機
151 開口
152 第1部分
30 モータ
40 電池パック
60 端子ユニット
61、71、81 端子部材
61a 第1面
61b 第2面
610 基部
611 突起
616 凹部
617 貫通孔
620 突出部
65 弾性部材
71a 第1部位
72 第1部材
71b 第2部位
73 第2部材
721 第1ボス
731 第2ボス

Claims (8)

  1. モータと、
    前記モータを内部に有する作業機本体と、
    前記モータと電気的に接続可能な電池パックと、
    前記作業機本体と係合した端子ユニットと、を備えており、
    前記端子ユニットは、
    前記電池パックと連結可能な端子部材と、
    前記端子部材上に位置する弾性部材と、を有しており、
    前記作業機本体の前後方向において、前記弾性部材の少なくとも一部が前記作業機本体と前記端子部材との間に位置する、作業機。
  2. 前記弾性部材の少なくとも一部は、前記作業機本体の前後方向に加え、前記作業機本体の前後方向と直交する少なくとも1方向において、前記作業機本体と前記端子部材との間に位置する、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記端子部材は、突起を有し、
    前記弾性部材の少なくとも一部は、前記突起と前記作業機本体との間に位置する、請求項1に記載の作業機。
  4. 前記作業機本体は、
    開口と、
    前記開口と接続された第1部分と、を有し、
    前記端子部材は、
    前記開口の内側に位置する基部と、
    前記基部から突出するとともに前記開口の外側に位置し、前記第1部分と対向する突出部と、を有している、請求項1に記載の作業機。
  5. 前記電池パックは、前記端子部材と連結した状態において、前記端子部材と電気的に接続しており、
    前記端子部材は、前記モータと電気的に接続している、請求項1から4の何れか1項に記載の作業機。
  6. 前記端子部材は、前記電池パックと前記端子部材とが連結した状態において前記電池パック側に位置する第1面を有し、
    前記第1面は、1つ以上の凹部を有している、請求項5に記載の作業機。
  7. 前記端子部材は、前記電池パックと前記端子部材とが連結した状態において前記電池パック側に位置する第1面を有し、
    前記第1面は、1つ以上の貫通孔を有している、請求項5に記載の作業機。
  8. 前記端子部材は、前記第1面の一部である第1部位を含む第1部材と、前記第1面における前記第1部位以外の少なくとも一部である第2部位を含む第2部材とを備え、
    前記第1部材と前記第2部材とが連結しており、
    前記第1部材は第1ボスを有し、
    前記第2部材は、前記第1ボスと連結する第2ボスを有し、
    前記第1ボスおよび前記第2ボスは、前記端子部材において前記第1面の裏側に位置する第2面に位置する、請求項6に記載の作業機。
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