JP2023166284A - バスマット干し部材 - Google Patents

バスマット干し部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2023166284A
JP2023166284A JP2022077240A JP2022077240A JP2023166284A JP 2023166284 A JP2023166284 A JP 2023166284A JP 2022077240 A JP2022077240 A JP 2022077240A JP 2022077240 A JP2022077240 A JP 2022077240A JP 2023166284 A JP2023166284 A JP 2023166284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
bath mat
drying member
body portion
body part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022077240A
Other languages
English (en)
Inventor
麻里子 柳澤
Mariko Yanagisawa
健二 五十嵐
Kenji Igarashi
哲也 小林
Tetsuya Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitori Holdings Co Ltd
Original Assignee
Nitori Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitori Holdings Co Ltd filed Critical Nitori Holdings Co Ltd
Priority to JP2022077240A priority Critical patent/JP2023166284A/ja
Publication of JP2023166284A publication Critical patent/JP2023166284A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】バスマットの乾燥効率を向上させ、簡単な構成で安価なバスマット干しを得る。
【解決手段】バスマット干し部材10(第1本体部12及び第2本体部14)の表面30側には、第1本体部12、第2本体部14の外縁部32以外の略全体に亘って膨出する膨出部34が形成されている。これにより、バスマット干し部材10の上に載せられたバスマット90はバスマット干し部材10の形状に倣って変形することになるため、バスマット干し部材10の表面30がフラット形状の場合と比較して、バスマット干し部材10とバスマット90との間に隙間が形成され、これにより、バスマット干し部材10とバスマット90との間に長孔36、38を通じて空気を流入させることができ、簡単な構成でバスマット90の乾燥効率を向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスマット干し部材に関する。
例えば、下記特許文献1には、バスマットに代表されるマット類を干す機能を備えたマット干し機能付き木製スノコに関する技術が開示されている。この先行技術では、スノコ構造を有する一対の台板がヒンジ部によって連結され、ヒンジ部を介して一対の台板が折り畳み又は自立可能とされた本体を構成している。
一対の台板の裏面には所定の間隔で一対の桟木が取り付けられており、一対の桟木を架け渡すようにして支軸が取り付けられ、この支軸に支持脚が折り畳み可能に取り付けられている。そして、ヒンジ部を下にした状態で1対の台板を開き、当該台板が支持脚によって支持されるようになっている。
この状態で、マット干し機能付き木製スノコは自立された状態となり、1対の台板にバスマットを架け渡し、或いは一対の台板にそれぞれバスマットの半分を載置させた状態でバスマットを乾燥可能としている。
実用新案登録第3139381号公報
しかしながら、上記先行技術では、マット干し機能付き木製スノコを自立させるため、一対の支持脚を取り付ける必要がある。このため、部品点数が増え、また、組付け工数が増加する分、コストも増加してしまう。また、マット干し機能付き木製スノコを自立させる際、支持脚を回転させ、台板を支持させるようにする必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、バスマットの乾燥効率を向上させ、簡単な構成で安価なバスマット干し部材を得ることが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明に係るバスマット干し部材は、平面視で略矩形状に形成され、バスマットが載置可能な本体部と、前記本体部の裏面側に設けられ当該本体部を支持し、前記本体部と当該本体部が配置される配置面との間に隙間を設ける支持部と、前記本体部の表面側に形成され、当該本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出する膨出部と、前記膨出部に形成され、所定の間隔で配置された貫通孔と、を有している。
請求項1に記載の発明に係るバスマット干し部材では、本体部と、支持部と、膨出部と、複数の貫通孔と、を含んで構成されている。本体部は、平面視で略矩形状に形成されており、バスマットが載置可能とされている。本体部の裏面側には支持部が設けられており、支持部によって本体部は支持され、本体部と当該本体部が配置される配置面との間には隙間が設けられている。また、本体部の表面側には、膨出部が形成されており、当該膨出部は、本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出している。また、膨出部には、所定の間隔で配置された貫通孔が形成されている。
本発明では、本体部には貫通孔が形成され、本体部と当該本体部が配置される配置面との間には隙間が設けられている。このため、当該本体部の上にバスマットを載せた状態で、当該貫通孔を通じて本体部に載せられたバスマットを乾燥させることが可能となる。
ここで、本発明では、本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出する膨出部が形成されている。このため、本体部の上に載せられたバスマットも本体部の形状に倣って変形することになり、本体部の表面がフラット形状の場合と比較して、本体部とバスマットとの間に隙間を形成することが可能となる。このように、本体部とバスマットとの間に隙間を形成することで、本体部とバスマットとの間に貫通孔を通じて空気を流入させることができ、バスマットの乾燥効率を向上させることができる。
つまり、本発明では、バスマットの乾燥効率を向上させるバスマット干し部材を、簡単な構成で形成するため、その分、コストを抑えることが可能となる。
また、本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出する膨出部が形成されることによって、本発明では、本体部の外縁部と膨出部との間で稜線が形成されることになる。このため、本体部の表面がフラットに形成された場合と比較して、意匠上の変化を持たせることができる。なお、「貫通孔」として、丸孔及び長孔が挙げられる。
請求項2に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項1に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記本体部の裏面側に形成され、前記支持部の一部を構成し、前記貫通孔と連続し前記配置面と接触可能な第1リブと、前記本体部の裏面側に形成され、前記第1リブの隣に配置され、当該第1リブと連続する貫通孔とは異なる前記貫通孔と連続すると共に前記配置面との間に隙間を有する第2リブと、をさらに有している。
請求項2に記載の発明に係るバスマット干し部材では、本体部の裏面側には第1リブ及び第2リブが形成されており、第1リブは、支持部の一部を構成し、貫通孔と連続し本体部が配置される配置面と接触可能とされている。一方、第2リブは、第1リブの隣に配置されており、第1リブと連続する貫通孔とは異なる貫通孔と連続すると共に当該配置面との間に隙間を有している。
つまり、本発明では、第1リブと第2リブとで交互に配置することによって、本体部を支持する支持力と本体部における通気性とを担保できるようにしている。
請求項3に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項2に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記本体部は、板状を成す第1本体部と、前記第1本体部に対してヒンジ部を介して連結され、展開状態では前記第1本体部と同一平面上に配置され、収納状態では当該第1本体部と厚み方向に重なる板状の第2本体部と、を含んで構成されている。
請求項3に記載の発明に係るバスマット干し部材では、本体部は、第1本体部と、第2本体部と、を含んで構成されている。第1本体部及び第2本体部は板状を成しており、第1本体部と第2本体部はヒンジ部を介して連結されている。また、第1本体部及び第2本体部は、展開状態では同一平面上に配置され、収納状態では厚み方向に重なる。
本発明では、第1本体部と第2本体部は、展開状態で本体部(第1本体部及び第2本体部)の上に載せられたバスマットを乾燥させることもできるが、ヒンジ部により、第1本体部と第2本体部との間で180°未満の所定の角度を形成し本体部を自立させた状態でバスマットを乾燥させることができる。
本体部を自立させた状態でバスマットを乾燥させる場合、本体部が展開された状態(展開状態)でバスマットを乾燥させる場合と比較して、本体部の膨出部とバスマットとの接触圧力が低下する分、本体部とバスマットとの間に隙間を形成し易く、本体部とバスマットとの間に、貫通孔を通じて空気を流入させることができる。これにより、乾燥効率が向上し、より早くバスマットを乾燥させることができる。
請求項4に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項3に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記ヒンジ部は、前記収納状態において、当該第1本体部の裏面と当該第2本体部の裏面が対向する方向に前記第1本体部と前記第2本体部とを折り畳み可能とし、前記収納状態では、前記第1本体部の前記第1リブと前記第2本体部の前記第2リブは当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なり、前記第1本体部の前記第2リブと前記第2本体部の前記第1リブは当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なるように設定されている。
請求項4に記載の発明に係るバスマット干し部材では、ヒンジ部は、第1本体部と第2本体部の収納状態で、当該第1本体部の裏面と当該第2本体部の裏面が対向する方向に折り畳み可能とされる。
本発明では、第1本体部と第2本体部の収納状態では、第1本体部の第1リブと第2本体部の第2リブが第1本体部及び第2本体部の厚み方向に重なり、第1本体部の第2リブと第2本体部の第1リブが第1本体部及び第2本体部の厚み方向に重なる。これにより、本発明では、比較例として、第1リブ同士を重ねる場合と比較して、第1本体部と第2本体部が収納される状態で、本体部の厚みを薄くすることができる。
請求項5に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項3に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記貫通孔は、前記本体部の長手方向に沿った方向を長手方向として形成された長孔とされている。
請求項5に記載の発明に係るバスマット干し部材では、貫通孔は、長孔とされており、当該長孔は、本体部の長手方向に沿った方向を長手方向として形成されている。本発明では、本体部を自立させた状態で、長孔の内縁部に水滴が付着した場合であっても当該水滴を第1本体部、第2本体部の傾斜角度に沿って下方側へ流すことができる。これにより、本発明では、本体部自体の乾燥効率を向上させることが可能となる。ひいては、自立させた状態の本体部に載せられたバスマットの乾燥効率も向上する。
請求項6に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項5に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記長孔は、前記本体部の長手方向及び前記長手方向に対して略直交する幅方向に沿って同一直線上に複数配置されている。
請求項6に記載の発明に係るバスマット干し部材では、長孔は、本体部の長手方向及び幅方向に沿って同一直線上に複数配置されており、長孔の配置において規則性が得られるように形成されている。
請求項7に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項6に記載の発明に係るバスマット干し部材において、前記隣り合って配置された長孔と長孔の間には、前記膨出部を頂部として形成された曲面部が設けられている。
請求項7に記載の発明に係るバスマット干し部材では、隣り合って配置された長孔と長孔の間に膨出部を頂部として形成された曲面部が設けられることによって、例えば、膨出部がフラット形状で形成された場合と比較して、当該膨出部とバスマットとの接触面積を減らすことができる。
これにより、膨出部とバスマットとの間に隙間を形成することが可能となり、当該膨張部とバスマットとの間に長孔を通じて空気を流入させることができ、その分、バスマットの乾燥効率を向上させることができる。
また、膨出部がフラット形状で形成された場合と比較して、本体部の意匠面に曲面部で繋がる稜線が現れることになり、また、本体部の角度によって稜線の濃さも変わるため意匠的にも変化を得ることができる。
請求項8に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項7に記載のバスマット干し部材において、前記第1本体部と前記第2本体部とが前記ヒンジ部を介して180°未満の所定の角度を成すように、当該第1本体部及び当該第2本体部が自立する自立状態で前記配置面と接触し前記自立状態を維持する滑り止め部材が設けられている。
請求項8に記載の発明に係るバスマット干し部材では、滑り止め部材が設けられている。この滑り止め部は、第1本体部と第2本体部との間でヒンジ部を介して180°未満の所定の角度を成し当該第1本体部及び当該第2本体部が自立する自立状態において、配置面と接触する。これにより、当該第1本体部及び当該第2本体部の自立状態を維持することができる。
請求項9に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項8に記載のバスマット干し部材において、前記滑り止め部材は、前記本体部の裏面かつ角部に装着され、一部が当該本体部の側面側に露出する弾性部材とされている。
請求項9に記載の発明に係るバスマット干し部材では、滑り止め部材は弾性部材である。当該弾性部材は、本体部の裏面かつ角部に装着されており、一部が当該本体部の側面側に露出し、弾性変形可能な弾性部材が配置面と接触することによって、第1本体部及び第2本体部(本体部)において自立した状態が維持される。例えば、本発明では、弾性部材と配置面との摩擦力によって本体部の自立状態が維持される。
請求項10に記載の発明に係るバスマット干し部材は、請求項3~請求項9の何れか1項に記載のバスマット干し部材において、前記第1本体部と前記第2本体部が同じ金型で形成可能な同一形状とされ、前記ヒンジ部は、前記第1本体部の外縁部に形成された第1切欠き部内に架け渡された第1軸部と、前記第2本体部の外縁部に形成された第2切欠き部内に架け渡された第2軸部と、前記第1本体部の外縁部に形成され、前記第2切欠き部内に収容可能とされ、前記第2軸部を回動可能に支持する第1軸受け部と、前記第2本体部の外縁部に形成され、前記第1切欠き部内に収容可能とされ、前記第1軸部を回動可能に支持する第2軸受け部と、を含んで構成されている。
請求項10に記載の発明に係るバスマット干し部材では、第1本体部と第2本体部が同じ金型で形成可能な同一形状とされている。ここで、ヒンジ部は、第1軸部と、第2軸部と、第1軸受部と、第2軸受部と、を含んで構成されている。
第1軸部は、第1本体部の外縁部に形成された第1切欠き部内に架け渡されて形成されており、第2本体部の外縁部に形成された第2軸受部が当該第1切欠き部内に収容されて第1軸部を回転可能に支持する。また、第2軸部は、第2本体部の外縁部に形成された第2切欠き部内に架け渡されて形成されており、第1本体部の外縁部に形成された第1軸受部が当該第2切欠き部内に収容されて第2軸部を回転可能に支持する。
言い換えると、本発明では、第1本体部及び第2本体部にそれぞれ軸部及び軸受部を設けることによって、第1本体部と第2本体部を同じ金型で形成することができるようにしている。このように、第1本体部と第2本体部を共有化することによって、第1本体部と第2本体部とでそれぞれ金型を形成する場合と比較して金型機構に伴うコストを削減することができる。また、第1本体部と第2本体部を共有化することによって生産効率が向上し、結果的にコストの削減を図ることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、バスマットの乾燥効率を向上させ、簡単な構成で安価なバスマット干し部材を得ることができる。
本実施の形態に係るバスマット干し部材を示す斜め上方側から見た斜視図である。 本実施の形態に係るバスマット干し部材を示す平面図である。 本実施の形態に係るバスマット干し部材を構成する第1本体部及び第2本体部を示す分解斜視図である。 本実施の形態に係るバスマット干し部材を示す裏面側から見た斜視図である。 図2で示すA-A’線に沿って切断したときの断面図である。 図2で示すB-B’線に沿って切断したときの断面図である。 図2で示すC-C’線に沿って切断したときの断面図である。 図2で示すD-D’線に沿って切断したときの断面図である。 図2で示す矢印Xで示す領域を拡大して示す斜め上方側から見た斜視図である。 図9で示す矢印Y方向から見たときの矢視図である。 図9で示す矢印Z方向から見たときの矢視図である。 (A)は、図2で示すG-G’線に沿って切断したときの第1本体部と第2本体部を連結するヒンジ部の断面図であり、(B)は、第1本体部と第2本体部をヒンジ部で連結させる前の状態を示す断面図である。 本実施の形態に係るバスマット干し部材が自立した状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係るバスマット干し部材が折り畳まれた状態を示す斜視図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係るバスマット干し部材について説明する。
(バスマット干し部材の構成)
まず、本発明の実施の形態に係るバスマット干し部材の構成について説明する。
図1に示されるように、バスマット干し部材(本体部)10は、第1本体部12と第2本体部14を含んで構成されている。第1本体部12及び第2本体部14は、ヒンジ部16(後述する)によって連結され、ヒンジ部16を介して展開又は図14に示されるように、収納(折り畳み)が可能とされている。
本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14は、同じ形状で形成されている。このため、以下の説明では、両者を代表して、第1本体部12の構成について説明し、図面では、第1本体部12と第2本体部14とで区別する必要がない場合は、同じ符号を付している。
図1、図2に示されるように、第1本体部12は、平面視で矩形板状を成す略箱状とされており、載置部(本体部)11と、ヒンジ部16を除き載置部11の外縁に形成された周壁部18と、を含んで構成されている。なお、周壁部18は、第1本体部12のヒンジ部16の反対側に位置する第1本体部12の長手方向(矢印A方向)に沿って形成された周壁部20と、第1本体部12の幅方向(矢印B方向)に沿って形成された一対の周壁部22と、で構成されている。
当該周壁部18は、バスマット干し部材10が配置される配置面24に接触可能とされており、バスマット干し部材10が配置面24に配置された状態で、第1本体部12を支持する支持部26の一部を構成している。
なお、周壁部22には、第1本体部12の外側を開口とする切欠き部28が第1本体部12の幅方向に沿って複数形成されている。つまり、周壁部22では、切欠き部28によって分断された複数の周壁部22Aによって第1本体部12が支持されることになる。
また、第1本体部12には、図5、図8に示されるように、第1本体部12の表面30側に、外縁部32以外の略全体に亘って膨出する膨出部34が形成されている。
ここで、図5には、図2で示すA-A’線に沿って切断したときの断面図が示されており、図6には、図2で示すB-B’線に沿って切断したときの断面図が示されている。また、図7には、図2で示すC-C’線に沿って切断したときの断面図が示されており、図8には、図2で示すD-D’線に沿って切断したときの断面図が示されている。なお、図2で示すC-C’線及びD-D’線は、切断線を見やすくするため、第2本体部14側に図示されている。
そして、当該膨出部34は、図5に示されるように、図2で示すA-A’線に沿って切断したときの断面図及び、図8に示されるように、図2で示すD-D’線に沿って切断したときの断面図では、直線状に形成されている。
また、図1に示されるように、膨出部34には、バスマット干し部材10の長手方向(矢印B方向)及び幅方向(矢印A方向)に沿って所定の間隔で配置されており、当該バスマット干し部材10の長手方向に沿った方向を長手方向として形成された長孔(貫通孔)36、38が複数設けられている。
当該長孔36、38は、第1本体部12の長手方向(矢印A方向)及び幅方向(矢印B方向)に沿って同一直線上に交互に配置されている。図1、図4、図6に示されるように、長孔36の内縁からは、第1本体部12の裏面40側から長孔状のリブ(第1リブ)42が垂下されており、長孔38の内縁からは、長孔状のリブ(第2リブ)44が垂下されている。
図4、図6に示されるように、リブ42は、リブ44の高さよりも高くなるように形成されており、バスマット干し部材10が配置される配置面24に接触可能とされ、バスマット干し部材10(載置部11)を支持する支持部26の少なくとも一部を構成している。一方、リブ44は、配置面24との間に隙間が設けられる。
ここで、バスマット干し部材10は、バスマット90(図1参照)を載せた状態で使用可能とされ、当該バスマット干し部材10を使用するユーザは、バスマット干し部材10の上に乗った状態で当該バスマット干し部材10上のバスマット90で濡れた足を拭く。
このため、バスマット干し部材10には、ユーザの体重が掛かることになる。これにより、バスマット干し部材10の載置部11は下方側へ向かって若干撓み、リブ42は配置面24に対して接触する。これにより、バスマット干し部材10の載置部11はリブ42によって支持される。
言い換えると、ユーザの体重が掛かっていない状態では、リブ42と、配置面24との間には若干隙間が設けられてもよい。一方、リブ44では、ユーザの有無に関係なく、配置面24との間に隙間が設けられた状態が維持される。
また、前述のように、長孔36、38は、第1本体部12の長手方向及び幅方向に沿って同一直線上に交互に配置されているため、長孔36と連続するリブ42と長孔38と連続するリブ44とは、第1本体部12の長手方向、幅方向に沿ってそれぞれ交互に配置される。なお、リブ42、44の根本はR状に形成されて第1本体部12の裏面40と繋がっている。
一方、本実施形態では、図5に示されるように、図2で示すA-A’線に沿って切断したときの断面図では、膨出部34は、直線状に形成されているが、図6に示されるように、図2で示すB-B’線に沿って切断したときの断面図では、長孔36と長孔38の間には、膨出部34を頂部Vとして形成された曲面部46が設けられている。
また、図8に示されるように、図2で示すD-D’線に沿って切断したときの断面図では、膨出部34は、直線状に形成されているが、図7に示されるように、図2で示すC-C’線に沿って切断したときの断面図では、長孔36と長孔38の間には、膨出部34を頂部Vとして形成された曲面部48が設けられている。
曲面部46と曲面部48は異なる向きに形成された曲面であるため、図9に示されるように、曲面部46と曲面部48がなだらかな曲面で繋がるように長孔36と長孔38の間には3次元的な曲面部50が形成されている。
なお、図9には、図2に示すA部を拡大して示す部分拡大斜視図が示されている。図9に示されるように、バスマット干し部材10の長手方向に沿って隣り合って配置された長孔36と長孔38の間には、曲面部46と曲面部48が曲面部50によって連続的に繋がることによって稜線Pが形成されている。図2に示されるように、この稜線Pは、バスマット干し部材10の外縁部32と膨出部34の間に現れる稜線Qよりも薄く現れており、バスマット干し部材10の角度によって稜線Pの濃度が変化する。
一方、図4に示されるように、バスマット干し部材10の裏面40側の角部10Aには、脚部材装着部54が設けられており、脚部材装着部54には、例えば、熱可塑性エラストマーで形成されたコーナ脚部材(弾性部材、滑り止め部材、支持部)62が装着可能とされている。なお、本実施形態では、コーナ脚部材62は、熱可塑性エラストマーで形成されているが、弾性部材であればよいためこれに限るものではなく、合成ゴム等を含むゴム部材で形成されてもよい。
脚部材装着部54には、図1に示す平面視でバスマット干し部材10の外縁部32及び膨出部34の稜線Q(図1参照)を含むようにして、図4で示す略円筒状を成し一部が開口された円筒状部56と、当該円筒状部56の開口部分と繋がりバスマット干し部材10の角部10A側に延在された一対の連結リブ58と、を含んで構成されている。バスマット干し部材10の外縁に沿った円筒状部56の両側には、三角形状を成す三角リブ60がそれぞれ形成されている。
当該脚部材装着部54の形状に合わせてコーナ脚部材(滑り止め部材)62が形成されている。コーナ脚部材62は、中央部に設けられ円筒状部56及び連結リブ58内に係合される係合中央部64と、係合中央部64の両側に設けられ三角リブ60の外側を覆う係合側部66と、を含んで構成されている。
また、コーナ脚部材62の外縁部62Aには、溝部68(図5参照)が形成されており、当該溝部68内にバスマット干し部材10の周壁部18が挿入可能とされている。コーナ脚部材62が脚部材装着部54に装着された状態で、当該コーナ脚部材62は、バスマット干し部材10が配置される配置面24に接触可能とされ、図1に示されるように、コーナ脚部材62の外縁部62Aがバスマット干し部材10の周壁部18側に露出する。
そして、後述するが、図13に示されるように、ヒンジ部16を介してバスマット干し部材10が自立した状態で、コーナ脚部材62の一部がバスマット干し部材10が配置される配置面24に接触可能とされる。このように、バスマット干し部材10が自立した状態で、コーナ脚部材62が配置面24に接触することによって、バスマット干し部材10は、自立した状態が維持される。
また、図4に示されるように、バスマット干し部材10の裏面40側には、円筒状のボス70が複数立設されている。ボス70内には、上端にフランジ部72が形成された略円柱状の脚部材(支持部)74が装着可能とされている。脚部材74は熱可塑性エラストマーで形成され、脚部材74がボス70に装着された状態で、当該脚部材74のフランジ部72は、バスマット干し部材10が配置される配置面24(図1参照)に接触可能とされる。なお、本実施形態では、脚部材74は、熱可塑性エラストマーで形成されているが、これに限るものではなく、合成ゴム等を含むゴム部材で形成されてもよい。
以上のように、それぞれ複数の脚部材74、コーナ脚部材62及びリブ42によってバスマット干し部材10が配置される配置面24に接触することによって、ユーザがバスマット干し部材10の上に乗った状態でも当該バスマット干し部材10(載置部11)は安定した状態で支持される。
一方、図3に示されるように、第1本体部12には、幅方向の一端部に第2本体部14と連結されるヒンジ部16が設けられている。ヒンジ部16は、第1軸部76及び第1軸受部78(ここではそれぞれ二個)が第1本体部12の長手方向(矢印A方向)に沿って設けられている。
具体的に説明すると、ヒンジ部16には、第1本体部12の外側を開口として平面視で略U字状を成す切欠き部80が形成されており、切欠き部80を構成する一対の側壁80Aに第1軸部76が架け渡されている。
また、ヒンジ部16には、第1本体部12の外縁から平面視で略矩形状を成す第1軸受板82が延出されている。第1軸受板82は、バスマット干し部材10が配置される配置面24に接触可能とされ、バスマット干し部材10を支持する支持部26の一部を構成している。
また、第1軸受板82は、切欠き部80内に収容可能な大きさに形成されている。第1軸受板82の裏面側には、図12(A)の実線及び図12(B)に示されるように、複数のリブ84が形成されており、第1軸受板82の剛性を担保している。各リブ84には、第1軸部76の形状に沿って第1軸受部78が形成されている。これらの第1軸受部78によって後述する第2軸部88が軸支可能とされている。
ここで、本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14が同じ金型で形成されている。このため、図1、図3に示されるように、第1本体部12と第2本体部14は同じ形状で形成されている。
したがって、第1本体部12と第2本体部14を同じ平面上に第1本体部12の第1軸部76を第2本体部14の第2軸受板85に形成された第2軸受部86に軸支させると共に、第2本体部14の第2軸部88を第1本体部12の第1軸受部78に軸支させる(ヒンジ部16を連結させる)ことによってバスマット干し部材10が形成される。
そして、当該ヒンジ部16を介して、バスマット干し部材10は、図1に示されるように展開し、又は図13に示されるように自立し、図12(B)の二点鎖線、図14に示されるように、第1本体部12の裏面40と当該第2本体部14の裏面40が対向するように折り畳み可能とされる。
(バスマット干し部材の作用及び効果)
次に、本発明の実施の形態に係るバスマット干し部材の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、本実施形態では、展開されたバスマット干し部材10の上にバスマット90を載せた状態で、当該バスマット干し部材10が使用される。
ここで、バスマット干し部材10(第1本体部12及び第2本体部14)の表面30側には、第1本体部12、第2本体部14の外縁部32以外の略全体に亘って膨出する膨出部34が形成されており、膨出部34には、所定の間隔で配置された複数の長孔36、38が形成されている。この長孔36、38を通じてバスマット干し部材10に載せられたバスマット90を乾燥させることが可能となる。
前述のように、本実施形態では、第1本体部12、第2本体部14の外縁部32以外の略全体に亘って膨出する膨出部34が形成されている。このため、バスマット干し部材10の上に載せられたバスマット90もバスマット干し部材10の形状に倣って変形することになる。
したがって、図示はしないが、バスマット干し部材10の表面30がフラット形状の場合と比較して、本実施形態では、バスマット干し部材10とバスマット90との間に隙間を形成することが可能となる。このように、バスマット干し部材10とバスマット90との間に隙間を形成することで、バスマット干し部材10とバスマット90との間に長孔36、38を通じて空気を流入させることができ、本実施形態では、バスマット90の乾燥効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1本体部12、第2本体部14の外縁部32以外の略全体に亘って膨出する膨出部34が形成されることによって、本実施形態では、第1本体部12、第2本体部14の外縁部32と膨出部34との間で稜線Qが形成されることになる。このため、第1本体部12、第2本体部14の表面30がフラットに形成された場合と比較して、意匠上の変化を持たせることができる。
さらに、本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14とはヒンジ部16によって展開又は折り畳み(収納)可能に連結されている。当該ヒンジ部16を介して、第1本体部12と第2本体部14は、展開された状態(展開状態)で同一平面上に配置され、又は収納される状態(収納状態)で図14に示されるように、第1本体部12と第2本体部14は厚み方向に重なる。
本実施形態では、図1に示されるように、第1本体部12と第2本体部14が展開された状態でバスマット干し部材10の上に載せられたバスマット90を乾燥させることもできるが、ヒンジ部16により、図13に示されるように、第1本体部12と第2本体部14との間で180°未満の所定の角度を成し、バスマット干し部材10を自立させた状態でバスマット90を乾燥させることができる。
当該バスマット干し部材10を自立させた状態でバスマット90を乾燥させる場合、バスマット干し部材10が展開された状態でバスマット90を乾燥させる場合と比較して、バスマット干し部材10の膨出部34とバスマット90との接触圧力が低下する分、膨出部34とバスマット90との間に隙間を形成し易くなる。
これにより、本実施形態では、膨出部34とバスマット90との間に、長孔36、38を通じて空気を流入させることができ、その結果、乾燥効率が向上し、より早くバスマット90を乾燥させることができる。
ところで、図4、図6、図7に示されるように、本実施形態では、第1本体部12、第2本体部14の裏面40側には第1リブ42及び第2リブ44が形成されており、第1リブ42は、支持部26の少なくとも一部を構成し、長孔36と連続しバスマット干し部材10が配置される配置面24と接触可能とされている。一方、第2リブ44は、第1リブ42の隣に配置されており、長孔38と連続すると共に当該配置面24との間には隙間が設けられるように設定されている。
つまり、第2リブ44は支持部26としての役割は担っていないが、配置面24との間に隙間が設けられているため、第2リブ44及び長孔38を通じて常時通気性を確保することができる。このように、本実施形態では、第1リブ42と第2リブ44とで交互に配置することによって、バスマット干し部材10を支持する支持力とバスマット干し部材10における通気性とを担保できるようにしている。
また、本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14が同じ金型で形成され、第1本体部12と第2本体部14は同じ形状で形成されている。図14に示されるように、第1本体部12及び第2本体部14(バスマット干し部材10)が収納される状態で、第1本体部12の裏面40と当該第2本体部14の裏面40が対向するように折り畳み可能とされる。
さらに、本実施形態では、バスマット干し部材10が収納される状態では、第1本体部12の第1リブ42と第2本体部14の第2リブ44が第1本体部12及び第2本体部14の厚み方向に重なるように設定されている。このため、バスマット干し部材10が収納される状態で、比較例として、図示はしないが、第1リブ42同士を重ねる場合と比較して、バスマット干し部材10の厚みを薄くすることができる。
また、本実施形態では、図1に示されるように、第1本体部12及び第2本体部14の周壁部22は、バスマット干し部材10が配置面24に配置された状態で第1本体部12を支持する支持部26の一部を構成しているが、周壁部22には、複数の切欠き部28が形成されている。
このため、本実施形態では、図14に示されるように、バスマット干し部材10が収納される状態で、第1本体部12の周壁部22Aは第2本体部14の切欠き部28内に収容され、第1本体部12の切欠き部28内には、第2本体部14の周壁部22が収容される。
これにより、図示はしないが、当該切欠き部28が形成されていない周壁部22と比較して、本実施形態では、バスマット干し部材10が収納される状態で周壁部22の先端同士が当接しないため、バスマット干し部材10の厚みを薄くすることができる。
また、本実施形態では、図1に示されるように、長孔36、38は、第1本体部12、第2本体部14の幅方向(矢印B方向)に沿った方向、つまり、バスマット干し部材10の長手方向に沿った方向を長手方向として形成されている。
ここで、本実施形態では、図13に示されるように、ヒンジ部16を介して第1本体部12と第2本体部14との間で180°未満の所定の角度を成しバスマット干し部材10を自立させることができる。このため、長孔36、38が、バスマット干し部材10の長手方向に沿った方向を長手方向として形成されると、長孔36、38の内縁部に水滴が付着した場合であっても、バスマット干し部材10が自立した状態で当該水滴を第1本体部12、第2本体部14の傾斜角度に沿って下方側へ流すことができる。したがって、本実施形態では、バスマット干し部材10自体の乾燥効率を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、図1に示されるように、長孔36、38は、バスマット干し部材10の長手方向(矢印B方向)及び幅方向(矢印A方向)に沿って同一直線上に複数配置されており、長孔36、38の配置において規則性が得られるように形成されている。
そして、本実施形態では、図9に示されるように、隣り合って配置された長孔36と長孔38の間に膨出部34を頂部Vとして形成された曲面部46、48が設けられている。これにより、例えば、膨出部34がフラット形状で形成された場合と比較して、当該膨出部34の表面は凹凸形状とされ、膨出部34とバスマット90(図1参照)との接触面積を減らすことができ、膨出部34とバスマット90との間に隙間を形成することが可能となる。
このように、本実施形態では、バスマット干し部材10とバスマット90との間に隙間を形成することで、バスマット干し部材10とバスマット90との間に長孔36、38を通じて空気を流入させることができ、バスマット90の乾燥効率を向上させることができる。
特に、本実施形態では、空気が流動する長孔36、38の近傍に曲面部46、48が形成されるため、より効果的にバスマット90の乾燥効率を向上させることができる。つまり、本実施形態によれば、バスマット干し部材10が展開された状態でもバスマット干し部材10上のバスマット90を乾燥させることが可能となる。
また、本実施形態では、長孔36、38の近傍に曲面部46、48が形成され、曲面部46と曲面部48はなだらかな曲面部50で3次元的に繋がるように形成されている。
これにより、本実施形態では、膨出部34がフラット形状で形成された場合と比較して、バスマット干し部材10の意匠面に曲面で繋がる稜線Pが現れることになり、また、バスマット干し部材10の角度によって稜線Pの濃さも変わるため意匠的にも変化を得ることができる。つまり、本実施形態によれば、意匠性が向上する。
一方、本実施形態では、図4に示されるように、バスマット干し部材10の裏面40側の角部10Aにコーナ脚部材62が設けられている。図13に示されるように、ヒンジ部16を介してバスマット干し部材10が自立した状態で、当該コーナ脚部材62の外縁部62Aが、バスマット干し部材10が配置される配置面24に接触することによって、バスマット干し部材10が自立した状態を維持することができる。
ここで、本実施形態では、バスマット干し部材10の裏面40側に設けられたコーナ脚部材62の外縁部62Aをバスマット干し部材10の周壁部18側に露出させることによって、バスマット干し部材10が展開された状態とバスマット干し部材10が自立した状態とで一つのコーナ脚部材62において配置面24と接触する部位を変え、当該コーナ脚部材62を介してそれぞれ滑り止めを行う。
また、本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14が同じ金型で形成され、図3に示されるように、第1本体部12と第2本体部14は同じ形状で形成されている。そして、第1本体部12と第2本体部14をヒンジ部16で連結させることによってバスマット干し部材10が形成される。
ここで、ヒンジ部16は、第1本体部12側に設けられた第1軸部76及び第1軸受部78と、第2本体部14側に設けられた第2軸部88及び第2軸受部86と、で構成されている。そして、第1本体部12の第1軸部76を第2本体部14の第2軸受部86に軸支させると共に、第2本体部14の第2軸部88を第1本体部12の第1軸受部78に軸支させることによって、ヒンジ部16は連結され、バスマット干し部材10が形成される。
言い換えると、本実施形態では、第1本体部12及び第2本体部14にそれぞれ軸部76、88及び軸受部78、86を設けることによって、第1本体部12と第2本体部14を同じ金型で形成することができる。
このように、本実施形態では、第1本体部12と第2本体部14を共有化することによって、第1本体部12と第2本体部14とでそれぞれ金型を形成する場合と比較して金型機構に伴うコストを削減することができる。また、第1本体部12と第2本体部14を共有化することによって生産効率が向上し、結果的にコストの削減を図ることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、バスマット90の乾燥効率を向上させ、簡単な構成で安価なバスマット干し部材10を得ることができる。
なお、本実施形態では、バスマット干し部材10は、第1本体部12、第2本体部14及びヒンジ部16を含んで構成されているが、必ずしもこれに限るものではない。例えば、第1本体部12のみでバスマット干し部材が構成されてもよい。
また、本実施形態では、貫通孔として、長孔36、38を例に挙げて説明したが、貫通孔の形状についてはこれに限るものではなく、丸孔が形成されてもよい。また、図4に示すリブ42とリブ44の間を直線状のリブで繋げるようにしてもよい。これにより、リブ42を補強してもよい。
さらに、本実施形態では、コーナ脚部材62は、バスマット干し部材10の角部10Aに設けられているが、周壁部18側に設けられるようにしてもよい。この場合、脚部材の形状は周壁部18の形状に沿って直線状に形成される。
<本実施形態の補足事項>
(構成1)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、平面視で略矩形状を成して形成された本体部と、前記本体部の裏面側に設けられ当該本体部を支持し、前記本体部と当該本体部が配置される配置面との間に隙間を設ける支持部と、前記本体部の表面側に形成され、当該本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出する膨出部と、前記膨出部に形成され、所定の間隔で配置された複数の貫通孔と、を備えている。
(構成2)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、平面視で略矩形状を成して形成された本体部と、前記本体部の裏面側に形成され、前記支持部の一部を構成し、前記貫通孔と連続し前記配置面と接触可能な第1リブと、前記本体部の裏面側に形成され、前記第1リブの隣に配置され、前記貫通孔と連続すると共に前記配置面との間に隙間が設けられる第2リブと、を備えている。
(付加的要素1)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記本体部は、板状を成す第1本体部と、前記第1本体部に対してヒンジ部を介して連結され、展開された状態で前記第1本体部と同一平面上に配置され、収納される状態で当該第1本体部と厚み方向に重なる板状の第2本体部と、を含んで構成されてもよい。
(付加的要素2)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記第1本体部と前記第2本体部を連結するヒンジ部は、前記第1本体部と前記第2本体部が収納される状態で、当該第1本体部の裏面と当該第2本体部の裏面が対向する方向に折り畳み可能とし、前記第1本体部と前記第2本体部が収納される状態で、前記第1本体部の前記第1リブと前記第2本体部の前記第2リブが当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なり、前記第1本体部の前記第2リブと前記第2本体部の前記第1リブが当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なるように設定されてもよい。
(付加的要素3)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記貫通孔は、前記本体部の長手方向に沿った方向を長手方向として形成された長孔とされてもよい。
(付加的要素4)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記貫通孔は、前記本体部の長手方向及び前記長手方向に対して略直交する幅方向に沿って同一直線上に複数配置されてもよい。
(付加的要素5)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、隣り合って配置された前記貫通孔と前記貫通孔の間には、前記膨出部を頂部として形成された曲面部が設けられてもよい。
(付加的要素6)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記ヒンジ部を介して前記第1本体部と前記第2本体部との間で所定の角度を形成し、前記配置面と接触して、当該第1本体部及び当該第2本体部において自立した状態を維持する滑り止め部材が設けられてもよい。
(付加的要素7)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記第1本体部及び前記第2本体部において自立した状態を維持する滑り止め部材は、前記本体部の裏面かつ角部に装着され、一部が当該本体部の側面側に露出する弾性部材とされてもよい。
(付加的要素8)
本実施の形態に係るバスマット干し部材は、上記構成1、構成2に加え、前記第1本体部と前記第2本体部が同じ金型で形成され、前記第1本体部と前記第2本体部を連結するヒンジ部は、前記第1本体部の外縁部に形成された第1切欠き部内に架け渡された第1軸部と、前記第2本体部の外縁部に形成された第2切欠き部内に架け渡された第2軸部と、前記第1本体部の外縁部に形成され、前記第2切欠き部内に収容可能とされ、前記第2軸部を回動可能に支持する第1軸受け部と、前記第2本体部の外縁部に形成され、前記第1切欠き部内に収容可能とされ、前記第1軸部を回動可能に支持する第2軸受け部と、を含んで構成されてもよい。
なお、上記付加的要素については、複数組み合わせてもよい。
以上、本発明を実施するための一形態として一実施例を用いて説明したが、本発明はこうした一実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、上述した一実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10 バスマット干し部材(本体部)
11 載置部(本体部)
12 本体部(第1本体部)
14 本体部(第2本体部)
16 ヒンジ部
18 周壁部(支持部)
20 周壁部(支持部)
22 周壁部(支持部)
22A 周壁部(支持部)
24 配置面
26 支持部
30 表面(本体部の表面)
32 外縁部(本体部の外縁部)
34 膨出部
36 長孔(貫通孔)
38 長孔(貫通孔)
40 裏面(本体部の裏面)
42 リブ(第1リブ)
44 リブ(第2リブ)
46 曲面部
48 曲面部
50 曲面部
62 コーナ脚部材(支持部)
74 脚部材(支持部)
76 軸部(第1軸部)
78 軸受部(第1軸受部)
86 軸受部(第2軸受部)
88 軸部(第2軸部)
90 バスマット
V 頂部

Claims (10)

  1. 平面視で略矩形状に形成され、バスマットが載置可能な本体部と、
    前記本体部の裏面側に設けられ当該本体部を支持し、前記本体部と当該本体部が配置される配置面との間に隙間を設ける支持部と、
    前記本体部の表面側に形成され、当該本体部の外縁部以外の略全体に亘って膨出する膨出部と、
    前記膨出部に形成され、所定の間隔で配置された貫通孔と、
    を有するバスマット干し部材。
  2. 前記本体部の裏面側に形成され、前記支持部の一部を構成し、前記貫通孔と連続し前記配置面と接触可能な第1リブと、
    前記本体部の裏面側に形成され、前記第1リブの隣に配置され、当該第1リブと連続する貫通孔とは異なる前記貫通孔と連続すると共に前記配置面との間に隙間を有する第2リブと、
    をさらに有する請求項1に記載のバスマット干し部材。
  3. 前記本体部は、
    板状を成す第1本体部と、
    前記第1本体部に対してヒンジ部を介して連結され、展開状態では前記第1本体部と同一平面上に配置され、収納状態では当該第1本体部と厚み方向に重なる板状の第2本体部と、
    を含んで構成されている請求項2に記載のバスマット干し部材。
  4. 前記ヒンジ部は、前記収納状態において、当該第1本体部の裏面と当該第2本体部の裏面が対向する方向に前記第1本体部と前記第2本体部とを折り畳み可能とし、
    前記収納状態では、前記第1本体部の前記第1リブと前記第2本体部の前記第2リブは当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なり、前記第1本体部の前記第2リブと前記第2本体部の前記第1リブは当該第1本体部及び当該第2本体部の厚み方向に重なるように設定されている請求項3に記載のバスマット干し部材。
  5. 前記貫通孔は、前記本体部の長手方向に沿った方向を長手方向として形成された長孔とされている請求項3に記載のバスマット干し部材。
  6. 前記長孔は、前記本体部の長手方向及び前記長手方向に対して略直交する幅方向に沿って同一直線上に複数配置されている請求項5に記載のバスマット干し部材。
  7. 隣り合って配置された前記長孔と前記長孔の間には、前記膨出部を頂部として形成された曲面部が設けられている請求項6に記載のバスマット干し部材。
  8. 前記第1本体部と前記第2本体部とが前記ヒンジ部を介して180°未満の所定の角度を成すように、当該第1本体部及び当該第2本体部が自立する自立状態で前記配置面と接触し前記自立状態を維持する滑り止め部材が設けられている請求項7に記載のバスマット干し部材。
  9. 前記滑り止め部材は、前記本体部の裏面かつ角部に装着され、一部が当該本体部の側面側に露出する弾性部材とされている請求項8に記載のバスマット干し部材。
  10. 前記第1本体部と前記第2本体部が同じ金型で形成可能な同一形状とされ、
    前記ヒンジ部は、
    前記第1本体部の外縁部に形成された第1切欠き部内に架け渡された第1軸部と、
    前記第2本体部の外縁部に形成された第2切欠き部内に架け渡された第2軸部と、
    前記第1本体部の外縁部に形成され、前記第2切欠き部内に収容可能とされ、前記第2軸部を回動可能に支持する第1軸受け部と、
    前記第2本体部の外縁部に形成され、前記第1切欠き部内に収容可能とされ、前記第1軸部を回動可能に支持する第2軸受け部と、
    を含んで構成されている請求項3~請求項9の何れか1項に記載のバスマット干し部材。
JP2022077240A 2022-05-09 2022-05-09 バスマット干し部材 Pending JP2023166284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022077240A JP2023166284A (ja) 2022-05-09 2022-05-09 バスマット干し部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022077240A JP2023166284A (ja) 2022-05-09 2022-05-09 バスマット干し部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023166284A true JP2023166284A (ja) 2023-11-21

Family

ID=88836834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022077240A Pending JP2023166284A (ja) 2022-05-09 2022-05-09 バスマット干し部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023166284A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2005107092A (ru) Трехмерная перфорированная пленка
US20080109958A1 (en) Bedstead assembly with a foldable support frame
CA2664476A1 (en) Flat mop
US20020098774A1 (en) Geometric construction system
JP4841585B2 (ja) 簡易組立式収納箱
JP2023166284A (ja) バスマット干し部材
KR200423977Y1 (ko) 종이벽돌
JP2006288980A (ja) 脱臭フィルター
KR101109206B1 (ko) 삼각종이벽돌
TWM469034U (zh) 瀝水容器結構
JP4576243B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP4126998B2 (ja) 収納ラック
JP2010270498A (ja) 簀の子
JP7442950B2 (ja) スノコ
JP6965415B1 (ja) 折畳み式柄付きうちわ
KR200273572Y1 (ko) 조립식 농산물 건조대
JP3155667U (ja) コンテナ
KR200371283Y1 (ko) 게임 기계용 코인 회수장치
JP3163761U (ja) 簡易組立式トレー
JP3051144U (ja) 折畳み介護入浴浴槽
JP6218907B1 (ja) 組立便器
KR200409716Y1 (ko) 휴대용 접철식 보면대
JP2023180190A (ja) 折り畳み台
JP3001710U (ja) 小物スタンド
JP3139381U (ja) マット干し機能付き木製スノコ