JP2023166092A - 外観検査システム及び外観検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査面が凹曲面または凸曲面からなる被検査物品の欠陥を検査する外観検査システムを提供する。【解決手段】被検査物品10を保持する傾斜及び回転可能な駆動ステージ20と、被検査物品10へ照明光を照射するドーム照明からなる照明手段30と、被検査物品10からの照明反射光を結像し撮像面で受光するテレセントリック光学系40を前置する撮像手段50とからなる検査部200と、検査部200を制御する制御部300とを備える。テレセントリック光学系40の光軸Cが駆動ステージの鉛直軸Bに対して所定の斜視角Φをなして配設されている。検査領域を設定した被検査面を所定の回転角で逐次回転させて、1又は2以上の検査領域からなる被検査面を逐次検査する回転検査工程と、被検査面を傾斜する被検査面傾斜工程を備える外観検査方法である。【選択図】図1

Description

本願発明は、外観検査システム及び外観検査方法に関する。特に、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の外観不良、例えば異物、キズ、塗工ムラを検査する外観検査システム及び検査方法に関する。
被検査面が鏡面となる凹曲面または凸曲面からなる物品の外観検査においては、照明光の配置、照明反射光の撮像手段に及ぼす影響を考慮した外観検査システム及び検査方法が求められている。
特許文献1には、凸曲面が鏡面となっている検査対象物の表面のキズや凹みを検査する鏡面検査装置として、相互に異なる色の光を投射するとともに相互に異なる配置角度で配置された複数の照明部と検査対象領域を撮像してカラー画像を取得する撮像部を備える鏡面検査装置が開示されている。しかしながら、検査対象物は、円筒の金属ロッドであり検査対象物を回転傾斜させて検査する点については開示されていない。
特許文献2には、回転対称性を有する非球面レンズの形状計測装置として、xyzθθθの6軸方向に駆動可能な回転ステージを制御する形状計測装置が開示されている。しかしながら、光源と検出部の配置はハーフミラーを介した同軸照明系であり、光源と検出部の配置は公知のものである。
特許文献3には、同軸照明とドーム照明を併用する欠陥検査システムが開示されている。しかしながら、照明光の配置、照明反射光の撮像手段に及ぼす影響を考慮したものではなく、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品を検査の対象としたものではない。
特開2016-212060号公報 特開2016-153786号公報 特開2016-194434号公報
被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の外観検査において、同軸落射照明を採用した場合には、被検査面が凸曲面であると、同軸落射照明の筐体が被検査物品の外観検査情報(以下、「検査画像」という。)に映り込むという課題がある。また、同軸落射照明に代えてドーム照明を採用した場合には、撮像手段を配設するためにドーム照明に設けた配設孔は照明光を反射する機能を持たないため検査画像に暗孔として現れるという課題がある。
本願発明は、かかる課題を解決して被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の欠陥を適切に検査できる外観検査システムを提供することである。
本願発明の課題は、以下の態様(1)乃至(7)により解決できる。具体的には、
(態様1) 被検査物品を保持する傾斜及び回転可能な駆動ステージと、前記被検査物品へ照明光を照射するドーム照明からなる照明手段と、前記被検査物品からの照明反射光を結像し撮像面で受光するテレセントリック光学系を前置する撮像手段と、からなる検査部と、
前記検査部を制御する制御部と、を備える外観検査システムであって、前記テレセントリック光学系の光軸が前記駆動ステージの鉛直軸に対して所定の斜視角をなして配設されていることを特徴とする外観検査システムである。
テレセントリック光学系の光軸が前記駆動ステージの鉛直軸に対して所定の斜視角をなして配設されていることにより、撮像手段で取得される撮像面におけるカメラ軸の映り込みの影響を排除できるからである。
(態様2) 前記被検査物品の被検査面が、凹曲面又は凸曲面であることを特徴とする態様1に記載する外観検査システムである。
被検査面が、凹曲面又は凸曲面である被検査物品の外観検査に適切な外観検査システムだからである。
(態様3) 前記ドーム照明からなる照明手段が、前記テレセントリック光学系を前置する撮像手段を配設するための配設孔を設けたドーム状の可動部と前記可動部を内接して支持する半ドーム状の支持部で構成されていることを特徴とする態様1または態様2のいずれかに記載する外観検査システムである。
ドーム照明が配設孔を設けた可動部を備えることで、斜視角の設定が簡易となるからである。
(態様4) 前記駆動ステージに載置された被検査物品の被検査面、前記光学系及び前記撮像面の間でシャインプルーフの条件を満たすことを特徴とする態様1から態様3のいずれかに記載する外観検査システムである。
シャインプルーフの条件を満たすことで、撮像手段で取得される撮像面の合焦点範囲(被写界深度)を広げることができるからである。
(態様5) 被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品の外観検査方法であって、被検査面の回転中心を決定する回転中心決定工程と、xyステージ走査及び光軸走査zにより、回転中心を決定した被検査面に撮像手段の被写界深度内とする検査領域を設定する検査領域設定工程と、回転ステージの走査により、検査領域を設定した被検査面を所定の回転角で逐次回転させて、1又は2以上の検査領域からなる被検査面を逐次検査する回転検査工程と、傾斜ステージの走査により、被検査面を傾斜する被検査面傾斜工程と、を備える外観検査方法である。
(態様6) 前記検査領域設定工程、前記回転検査工程及び前記被検査面傾斜工程を逐次繰り返すことにより、被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品の全周面を検査することを特徴とする態様5に記載する外観検査方法である。
(態様7) 回転中心を決定した被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品のコンピュータで実行可能な外観検査プログラムであって、前記検査領域設定工程、前記回転検査工程及び前記被検査面傾斜工程を逐次実行することを特徴とするコンピュータで実行可能な外観検査プログラムである。
本願発明によれば、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の外観検査において、撮像手段で取得される検査画像に現れる照明手段の映り込み、撮像手段を配設するために照明手段に設けた配設孔により撮像手段で取得される検査画像に現れる暗孔の影響を排除することができ、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の欠陥を適切に検査できる外観検査システムを提供できる。
本願発明の外観検査システムの全体構成図である。 本願発明の外観検査システムで採用するドーム照明の第1の態様を示す説明図である。 本願発明の外観検査システムで採用するドーム照明の第2の態様を示す説明図である。 同軸落射照明により凸曲面を撮像する場合の照明筐体の検査画像への映り込みの説明図である。 ドーム照明における撮像手段の斜視角Φと撮像手段で取得される検査画像との関係の説明図である。 シャインプルーフの原理を説明する模式図である。 本願発明の外観検査方法を示すフロー図である。 本願発明の被検査面が回転対称を有する凸曲面である場合の被検査面における検査領域の配置を示す説明図である。 本願発明の被検査面が回転対称を有する凹曲面である場合の被検査面における検査領域の配置を示す説明図である。
本願発明を実施するための形態を図1~図9に基づいて説明する。ただし、図1~図9は実施形態の一例であり、これに限定されるものではない。
1.外観検査システム
(1)外観検査システムの構成
図1は、本願発明の外観検査システムの全体構成を示す全体構成図である。図1に示すように、本願発明の外観検査システム100は、被検査物品10の外観検査画像を取得する検査部200と、検査部200を制御する制御部300で構成されている。以下、被検査物品10、検査部200、制御部300の順で説明する。
(2)被検査部品
本願発明の外観検査システム100の検査対象となる被検査物品10は、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品であれば特に限定されない。非球面レンズの金型などがある。被検査面が回転対称性を有する凹曲面または凸曲面からなる物品に好適である。
(3)検査部
本願発明の検査部200は、被検査物品10の検査画像を取得する役割を担う。検査部200は、被検査物品10を保持して水平移動、傾斜及び回転可能な駆動ステージ20と、被検査物品10へ照明光を照射するドーム照明からなる照明手段30と、被検査物品10からの照明反射光を結像し撮像面で受光するテレセントリック光学系40を前置する撮像手段50とからなる。テレセントリック光学系40の光軸Cは、駆動ステージ20の鉛直軸Bに対して所定の斜視角Φをなして配設されている。
また、照明手段30及びテレセントリック光学系40を前置する撮像手段50を一体としてz方向へ移動可能な光軸駆動手段を備える。
(3-1)駆動機構
本願発明の駆動機構は、駆動ステージ20と光軸駆動手段で構成される。
駆動ステージ20は、被検査物品10の被検査面をxyθsの4軸方向に移動回転傾斜する役割を担う。具体的には、被検査物品10を保持して回転軸Aを中心に所定の回転角θで回転する回転ステージ21、被検査物品10をxy方向に水平移動するxyステージ22、被検査物品10を所定の傾斜角Sで傾斜する傾斜ステージ23で構成される。
駆動ステージ20及び光軸駆動手段は、制御部300の駆動制御部62からの指令に基づいて駆動走査し、被検査物品10の被検査面をxyzθs5軸方向に移動回転傾斜することができる。駆動ステージ20及び光軸駆動手段の走査により被検査面が凹曲面または凸曲面からなる被検査物品10の被検査面を余すところなく検査することができる。
(3-2)照明手段
本願発明の外観検査システム100の照明手段30は、ドーム照明31を採用する。図2は、本願発明の外観検査システムで採用するドーム照明の第1の態様を示す説明図である。ドーム照明31は、複数の光源33からなる環状照明を底側面に配設し、光源33からの照射光を反射するドーム状の筐体32を備えている。光源33は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色を同時に発光するLED光源が好適である。ドーム照明31は、被検査物品10とテレセントリック光学系40を前置する撮像手段50との間に配置される。ドーム照明31の頂側面には、テレセントリック光学系40を前置する撮像手段50を所定の斜視角Φをなして配設するための配設孔34が設けられている。
図3は、本願発明の外観検査システムで採用するドーム照明の第2の態様を示す説明図である。本態様では、図3(a)に示すようにドーム状の筐体32は、ドーム状の可動部32aと半ドーム状の支持部32bで構成され、一体でドーム状筐体32となる。可動部32aは、テレセントリック光学系40を前置する撮像手段50を配設するための配設孔34を設けている。支持部32bは、可動部32aを内接し、複数の光源33からなる環状照明を底側面に配設している。可動部32aを設けることで、適宜配設孔34を任意の斜視角Φとすることができる。図3(b)、図3(c)は、斜視角Φをそれぞれ、15°、45°とした場合の態様である。図3(d)に示すように固定手段35(例えば、磁石板、粘着シート)を用いて可動部32aと支持部32bを固定できる。
本願発明では、ドーム照明を採用することにより、被検査物品10に対して広範囲に拡散光を照射でき、輝度ムラを低減できる。また、図4に説明する同軸落射照明を採用した場合に生ずる同軸落射照明の筐体が検査画像に映り込むという課題を解決できるという利点もある。
(3-3)撮像手段
本願発明の外観検査システム100の撮像手段50は、照明手段30の後方に設けられ、テレセントリック光学系40を前置する。すなわち、テレセントリック性を有するテレセントリックレンズユニット(図示せず)を被検査物品10と撮像手段50の間に配置して、物体側テレセントリック光学系を構成する。
本願発明の外観検査システム100では、照明手段30は、ドーム照明を採用し、テレセントリック光学系40の光軸Cは、駆動ステージ20の鉛直軸Bに対して所定の斜視角Φをなして配設されている。本願発明の外観検査システム100の斜視角Φは、15°~45°が好ましく、15°~20°がより好ましい。
図5は照明手段及び撮像手段の斜視角Φと撮像手段で取得される検査画像との関係の説明図である。本願発明は、テレセントリック光学系40の光軸Cを駆動ステージ20の鉛直軸Bに対して所定の斜視角Φをなして配設している。これは、撮像手段50で取得される検査画像から暗孔を排除した検査画像を適切に取得できるからである。
撮像手段50は、被検査物品10からの照明反射光を光電変換して映像信号とする集積回路(IC:integrated circuits)を用いた撮像素子を好適に採用できる。撮像素子としては、多数のホトダイオードを平面状のシリコン基板に並べたものが使われ、転送には電荷結合素子(CCD:charge-coupled device)または相補型金属酸化膜半導体(CMOS (シーモス) :complementary metal oxide semiconductor)等の集積回路が使われる。撮像素子の出力を信号処理して画素ごとの輝度値を得る信号処理回路等で構成されるエリアカメラ、特にRGB成分に分解処理できるカラーカメラが好適である。
(3-4)シャインプルーフ条件
本願発明の外観検査システム100では、被検査物品10が合焦点範囲(被写界深度)内に収まるように、テレセントリック光学系40及び撮像手段50の傾きΨが調整されている。具体的には、テレセントリック光学系40の主面41及び撮像手段50の受光面51がシャインプルーフの条件を満たすように設定されている。
図6は、シャインプルーフの原理を説明する模式図である。シャインプルーフの原理とは、撮像手段50の撮像素子(受光面)51を含む平面S1と、テレセントリック光学系40の主面41を含む平面S2とが同一直線L(点Lにおける紙面に垂直な直線)上で交わる場合、合焦状態となる物体面S3も同一直線L上で交わることをいう。したがって、シャインプルーフの原理に基づく条件(シャインプルーフ条件)は、撮像手段の受光面51を含む平面S1とテレセントリック光学系40の主面41を含む平面S2と、被検査物品10を含む平面(被検査面)S3が同一直線Lで互いに交わる条件である。
本願発明の外観検査システム100では、テレセントリック光学系40の光軸Cが被検査物品10を含む平面(被検査面)S3に対して斜視角Φで設定され、撮像手段50の光軸Dがテレセントリック光学系40の主面41に対して傾きΨで、それぞれ設定されている。斜視角Φ及び傾きΨは、被検査物品10の大きさにより適切な角度に任意に設定できる。
(4)制御部
本願発明の制御部300は、外観検査システム100の全体を制御する役割を担う。プログラム制御されたCPU(Central Processing Unit)61、駆動ステージ20及び光軸駆動手段を制御する駆動制御部62、照明手段を制御する照明制御部63、撮像手段による映像信号を画像情報として取得する画像取得部64、画像取得部64が取得した画像情報を検査画像に画像処理する画像処理部65、検査画像の合否を判定する画像判定部66、検査画像及び検査プログラムを格納する情報記憶部67、入出力用の各種インターフェースである入力装置68及び出力装置69からなる。
(4-1)駆動制御部
駆動制御部62は、駆動ステージ20及び光軸駆動手段を駆動して、検査時に被検査物品10の被検査面をxyzθsの5軸方向に移動回転傾斜して、被検査物品10の全体を逐次検査する役割を担う。具体的には、xyステージ22は、被検査物品10の中心を光軸中心に移動する。回転ステージ21は、被検査物品10を、回転軸Aを中心に回転(θ)する。傾斜ステージ23は、被検査物品10を傾斜角(s)で傾斜する構成される。
(4-2)照明制御部
照明制御部63は、被検査物品10に照射する照明手段の光量を制御する役割を担う。
(4-3)画像取得部
画像取得部64は、撮像手段50が取得した被検査物品10からの照明反射光による映像信号に基づく画像情報を記憶し、画像処理部65に送信する役割を担う。また、RS232C、カメラリンク(Camera Link)、USB(Universal Serial Bus)、CXP(CoaXPress(登録商標))、ギガビットイーサネット(GigE)等の汎用通信インターフェースを介して撮像手段50の撮像のタイミング等の動作を制御する役割を担う。
(4-4)画像処理部
画像処理部65は、画像取得部64からの画像情報に対して各種の画像処理をして検査画像を作成する役割を担う。検査画像は、画像判定部66及び情報記憶部67に送信される。
(4-5)画像判定部
画像判定部66は、画像処理された検査画像の合否を判定する役割を担う。合否判定した検査画像を出力装置(表示装置)に送信する役割も担う。
(4-6)情報記憶部
情報記憶部67は、CPUによって実行される検査プログラム等各種プログラムやこれらプログラムの実行時に必要な情報を格納する。また、画像処理部66で作成された検査画像を画像情報として格納する。
2.外観検査方法
図7は、本願発明の外観検査方法を示すフロー図である。本願発明の外観検査方法は、被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品を回転傾斜しておこなう外観検査方法である。被検査面の回転中心を決定する回転中心決定工程(S101)と、xyステージ走査及び光軸走査zにより、回転中心を決定した被検査面に撮像手段の被写界深度内とする検査領域を設定する検査領域設定工程(S102)と、回転ステージの走査により、検査領域を設定した被検査面を所定の回転角で逐次回転させて、1又は2以上の検査領域からなる被検査面を逐次検査する回転検査工程(S103)と、傾斜ステージの走査により、被検査面を傾斜する被検査面傾斜工程(S104)とを備える。
そして、被検査面のサイズに合わせて、検査領域設定工程、回転検査工程及び被検査面傾斜工程を逐次繰り返すことにより、被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品の全周面を検査することができる。
図8は、被検査面が凸曲面である場合の被検査面における検査領域の配置を示す説明図であり、(a)は回転方向、(b)は傾斜方向をそれぞれ示す。図9は、被検査面が凹曲面である場合の被検査面における検査領域の配置を示す説明図であり、(a)は回転方向、(b)は傾斜方向をそれぞれ示す。
被検査面の配置は、被検査物品10を傾斜ステージ23が駆動することにより行うことができる。具体的には、光軸中心が定められた被検査物品10は、回転ステージ21による回転と、傾斜角を変えた回転を逐次(凸曲面(1→2→3→4→5→6→7→8)、凹曲面(1→2→3→4→5))を行う。
以下、回転中心決定工程、検査領域設定工程、回転検査工程、被検査面傾斜工程の順で説明する。
(1)回転中心決定工程
回転中心決定工程(S101)は、被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる被検査物品を傾斜回転して検査をするために回転中心を決定する工程である。被検査物品に中心を示すケガキ線及びフォーカス用基準線を作成した事前サンプル(測定原器)を用いて行う。
(2)検査領域設定工程
検査領域設定工程(S102)は、回転中心を決定した被検査面に撮像手段の被写界深度内とする検査領域を設定する。検査領域は、被写界深度内の最大視野となる。被検査面の曲率により異なるため被検査面の傾斜移動ごとに設定する必要がある。xyステージ走査及び光軸走査zにより行う。
(3)回転検査工程
回転検査工程(S103)は、検査領域を設定した被検査面を所定の回転角で逐次回転させて、1又は2以上の検査領域からなる被検査面を逐次検査する。回転角は、被検査面の長さと検査領域の大きさにより設定する。回転ステージの走査により行う。
(4)被検査面傾斜工程
被検査面傾斜工程(S104)は、回転検査を行った被検査物品を傾斜させて被検査面を移動させる。これにより、検査が未了の被検査面について検査を行うことができる。図8、図9は、被検査物品10の被検査曲面に沿って最大視野と被写界深度を表す長方形(検査領域)を配置し、作図機能から傾斜角度を求める目的で作成したものである。図8は(1→2→3→4→5→6→7→8)、図9は(1→2→3→4→5)について作図に伴って傾斜角が判明しているので傾斜ステージの走査により被検査面の移動を行う。被検査面傾斜工程(S104)により新たな検査の対象となる被検査面については、検査領域設定工程(S102)、回転検査工程(S103)の順に検査を繰り返す。これにより、被検査面が回転対称性を有する凹曲面又は凸曲面からなる物品の全周面を検査することができる。なお、検査が未了の被検査面がなくなることにより、被検査面傾斜工程(S104)は終了する。
3.外観検査プログラム
本願発明は、上述した外観検査方法の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記録媒体を介してシステムに供給し、システムのコンピュータにおけるプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理により行うことができる。
本願発明により、被検査面が凹曲面または凸曲面からなる物品の外観検査システムを提供できる。
100 外観検査システム
200 検査部
300 制御部
10 被検査物品
20 駆動ステージ
21 回転ステージ
22 xyステージ
23 傾斜ステージ
30 照明手段
31 ドーム照明
32 ドーム状筐体
32a 可動部
32b 支持部
33 光源
34 配設孔
35 固定手段
40 テレセントリック光学系
41 光学系主面
50 撮像手段
51 撮像素子受光面
61 CPU
62 駆動制御部
63 照明制御部
64 画像取得部
65 画像処理部
66 画像判定部
67 情報記憶部
68 入力装置
69 出力装置
A 回転軸
B 鉛直軸
C テレセントリック光学系の光軸
D 撮像手段の光軸
θ 回転角
Φ 斜視角
Ψ 傾斜角

Claims (7)

  1. 被検査物品を保持する傾斜及び回転可能な駆動ステージと、
    前記被検査物品へ照明光を照射するドーム照明からなる照明手段と、
    前記被検査物品からの照明反射光を結像し撮像面で受光するテレセントリック光学系を前置する撮像手段と、
    からなる検査部と、
    前記検査部を制御する制御部と、
    を備える外観検査システムであって、
    前記テレセントリック光学系の光軸が前記駆動ステージの鉛直軸に対して所定の斜視角をなして配設されていることを特徴とする外観検査システム。
  2. 前記被検査物品の被検査面が、凹曲面又は凸曲面であることを特徴とする請求項1に記載する外観検査システム。
  3. 前記ドーム照明からなる照明手段が、前記テレセントリック光学系を前置する撮像手段を配設するための配設孔を設けたドーム状の可動部と前記可動部を内接して支持する半ドーム状の支持部で構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載する外観検査システム。
  4. 前記駆動ステージに保持された被検査物品の被検査面、前記光学系及び前記撮像面の間でシャインプルーフの条件を満たすことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載する外観検査システム。
  5. 被検査面が回転対称性を有する凹曲面又は凸曲面からなる物品の外観検査方法であって、
    被検査面の回転中心を決定する回転中心決定工程と、
    xyステージ走査及び光軸走査zにより、回転中心を決定した被検査面に撮像手段の被写界深度内とする検査領域を設定する検査領域設定工程と、
    回転ステージの走査により、検査領域を設定した被検査面を所定の回転角で逐次回転させて、1又は2以上の検査領域からなる被検査面を逐次検査する回転検査工程と、
    傾斜ステージの走査により、被検査面を傾斜する被検査面傾斜工程と、
    を備える外観検査方法。
  6. 前記検査領域設定工程、前記回転検査工程及び前記被検査面傾斜工程を逐次繰り返すことにより、被検査面が回転対称性を有する凹曲面又は凸曲面からなる物品の全周面を検査することを特徴とする請求項5に記載する外観検査方法。
  7. 回転中心を決定した被検査面が凹曲面又は凸曲面からなる物品のコンピュータで実行可能な外観検査プログラムであって、
    前記検査領域設定工程、前記回転検査工程及び前記被検査面傾斜工程を逐次実行することを特徴とするコンピュータで実行可能な外観検査プログラム。
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