JP2023165510A - プログラム、精算装置、およびシステム - Google Patents

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敦 山田
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Abstract

【課題】販売場所ごとの販売促進の効率化を支援すること。【解決手段】本発明の一態様であるプログラムは、移動販売で用いられる精算装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。【選択図】図6

Description

本発明は、プログラム、精算装置、およびシステムに関する。
従来から、車両を利用して、所定の販売場所で商品を販売する移動販売が行われている。関連する技術として、移動販売車両の位置情報をウェブサイトに公開して、予め登録されたコースデータを呼び出して、携帯電話等で移動販売車両を検索および閲覧する移動販売車検索システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-221984号公報
しかしながら、従来技術では、販売場所ごとの売上の分析が行えないことがあり、これにより、販売場所ごとに販売促進を効率よく行うことができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援する技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、移動販売で用いられる精算装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である精算装置は、移動販売で用いられる精算装置であって、前記精算装置は、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるシステムは、移動販売で用いられる精算装置を備えたシステムであって、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、を備えることを特徴とするシステムである。
実施形態に係る移動販売システム1のネットワーク構成を示す説明図である。 商品マスタ101の一例を示す説明図である。 取引結果DB102の一例を示す説明図である。 販売実績DB103の一例を示す説明図である。 携帯端末装置120のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 携帯端末装置120の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 店舗端末装置110に表示される販売実績に基づく画面の一例を示す説明図である。 店舗端末装置110に表示される販売実績に基づく画面の一例を示す説明図である。 携帯端末装置120に表示される画面の一例を示す説明図である。 本実施形態に係るレシートの一例を示す説明図である。 携帯端末装置120が行う販売実績生成処理の一例を示すフローチャートである。 携帯端末装置120が行う販売実績の表示処理の一例を示すフローチャートである。
(実施形態)
(移動販売システム1のネットワーク構成)
図1は、実施形態に係る移動販売システム1のネットワーク構成を示す説明図である。移動販売システム1(システムの一例)は、移動販売車両122を用いた移動販売を行う各種店舗111において導入することが可能である。各種店舗111は、デパート、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店などである。
図1において、移動販売システム1は、管理サーバ100と、店舗端末装置110と、携帯端末装置120とを含む。各装置は、ネットワーク140を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
本実施形態において、管理サーバ100は、移動販売において販売する各商品の商品情報や、移動販売における販売実績などを管理する。管理サーバは、後述する商品マスタ101(図2参照)と、取引結果DB(データベース)102(図3A参照)と、販売実績DB103(図3B参照)とを備える。管理サーバ100は、携帯端末装置120から送信された商品コードを受信すると、当該商品コードに対応する商品情報を携帯端末装置120へ送信する。商品コードは、商品を一意に特定することが可能な識別情報である。例えば、商品コードは、JAN(Japanese Article Number)コードである。
店舗端末装置110は、店舗111のバックヤード等に配置されるコンピュータ装置である。店舗端末装置110は、例えば、店長等の店舗スタッフによって操作されるパーソナルコンピュータである。店舗端末装置110は、店舗111に配置されるPOS(Point Of Sales)端末装置を管理するストアコントローラであってもよい。店舗端末装置110は、ディスプレイ112や、キーボードおよびマウス等の入力デバイス113や、不図示の通信I/F(インターフェース)などを備える。店舗端末装置110は、商品の売上の管理や在庫状況の管理等に用いられるとともに、店舗の売上分析や移動販売の売上分析などに用いられる。
携帯端末装置120は、精算装置の一例である。携帯端末装置120は、移動販売車両122に乗車する販売スタッフが所持する可搬型のコンピュータ装置である。携帯端末装置120は、例えば、スマートフォンやタブレット装置である。なお、精算装置は、携帯端末装置120に限らず、レジスタ装置であってもよい。レジスタ装置は、店舗で利用される据え置き型のレジスタ装置であってもよい。当該レジスタ装置は、移動販売車両122に搭載されていればよい。
携帯端末装置120は、商品の登録機能を備える。具体的には、携帯端末装置120は、カメラやスキャナを備え、カメラやスキャナにより商品に付された商品コードが読み取られることによって、商品を登録する。具体的には、携帯端末装置120は、商品コードを読み取ると、管理サーバ100に対して、商品情報の問い合わせを行う。当該問い合わせは、商品コードと、当該商品コードに対応する商品情報の送信要求とを含む。管理サーバ100は、商品情報の問い合わせがあると、商品マスタ101から商品コードに対応する商品情報を抽出して、店舗端末装置110へ送信する。これにより、携帯端末装置120は、商品情報を受信して、商品の登録を行う。
また、本実施形態において、携帯端末装置120は、販売スタッフによって操作されることとするが、これに限らない。携帯端末装置120は、セルフ精算機であってもよく、すなわち、顧客によって操作されてセルフ精算を行うことが可能なものでもよい。セルフ精算を行うようにする場合、携帯端末装置120は、予め精算用プログラムがインストールされたタブレットPOSとしてもよい。また、セルフ精算を行うようにする場合、携帯端末装置120に代えて、店舗で利用される据え置き型の精算機を用いるようにしてもよい。当該精算機を移動販売車両122に積み込み、当該精算機を用いてセルフ精算を行うようにすることも可能である。
なお、商品マスタ101は、管理サーバ100に具備されることに限らず、携帯端末装置120に予め記憶されていてもよい。また、商品マスタ101は、店舗111のストアコントローラに具備されていてもよい。この場合、店舗端末装置110は、ストアコントローラに対して商品情報の問い合わせを行ってもよい。また、商品マスタ101は、管理サーバ100とは異なる外部の装置に具備されていてもよい。この場合、店舗端末装置110は、当該外部の装置に対して商品情報の問い合わせを行ってもよい。
携帯端末装置120は、店舗端末装置110によって登録された商品の精算を行う。携帯端末装置120は、精算が完了すると、接続するプリンタ121を制御して、レシートを発行する。なお、携帯端末装置120は、プリンタ121の機能を備えてもよい。なお、図示では、便宜上、一の携帯端末装置120および一の移動販売車両122を示しているが、移動販売システム1は、複数の携帯端末装置120、および各携帯端末装置120に対応する複数の移動販売車両122を備える。
なお、携帯端末装置120と、移動販売車両122とは、一対一で対応していてもよいし、一対一で対応していなくてもよい。例えば、一の移動販売車両122に複数人の販売スタッフが乗車する場合には、各販売スタッフがそれぞれ携帯端末装置120を所持することもある。この場合、一の移動販売車両122に対して、複数の携帯端末装置120が対応することとなる。また、一の携帯端末装置120を複数の移動販売車両122で使い回すこともある。例えば、一の携帯端末装置120を、午前中にある移動販売車両122で使用し、午後に別の移動販売車両122で使用することもある。この場合、一の携帯端末装置120に対して、複数の移動販売車両122が対応することとなる。
(商品マスタ101の一例)
図2は、商品マスタ101の一例を示す説明図である。図2において、商品マスタ101は、「商品コード」と、「商品名」と、「単価」と、「内税/外税」と、「税率」との項目を含む。各項目に情報が入力されることにより、商品情報がレコードとして記録される。
「商品コード」は、例えば、JANコードであり、13桁のコードから成る。JANコードは、事業者および商品を特定することが可能なコードである。なお、「商品コード」は、インストアバーコードを含んでよい。インストアバーコードは、店舗111内での商品管理のために用いられる独自に採番されたバーコードである。
「商品名」は、商品の名称である。
「単価」は、商品の販売単位当たり(例えば1個当り)の販売価格である。なお、商品には、量り売り商品も含まれる。量り売り商品の場合、「単価」は、例えば、100g(グラム)あたりの販売価格を示す。また、量り売り商品の場合、商品マスタ101には、量り売り商品であることを示す情報が含まれていてもよい。
「内税/外税」は、「単価」に消費税額が含まれる内税と、「単価」に消費税額が含まれない外税とのうち、いずれかを示す。
「税率」は、消費税率であり、商品の種別に応じて、例えば、8%および10%のいずれかを示す。例えば、税率は、飲料食品については8%であり、酒類や日用品については10%である。なお、商品マスタ101に記憶される税率と内税/外税とに応じて、後述するレシートの印字態様が異なるようになっている。
なお、商品マスタ101は、図示した項目の他にも、例えば、産地名、製造会社(メーカー)などを含んでもよい。
(取引結果DB102の一例)
図3Aは、取引結果DB102の一例を示す説明図である。取引結果は、移動販売における取引結果であり、携帯端末装置120において生成された情報である。図3Aにおいて、取引結果DB102は、「端末番号」と、「場所情報」と、「取引情報」との項目を含む。
「端末番号」は、携帯端末装置120を識別する識別情報を示す。
「場所情報」は、移動販売を行った場所を示す情報であり、例えば、地名、施設名などを示す。
「取引情報」は、登録商品や精算に関する情報であり、取引ごとの情報である。「取引情報」は、「販売日時」と、「会員番号」と、「購入金額」と、「購入点数」と、「購入品」と、「決済種別」との項目を含む。以下、各項目について説明する。
「販売日時」は、移動販売において取引が行われた日時を示す。
「会員番号」は、取引を行った顧客が会員である場合の会員識別情報を示す。なお、会員登録をしていない顧客であれば、「会員番号」の項目には、非会員を示す情報が記憶されることになる。
「購入金額」は、取引において顧客が購入した商品の合計金額を示す。
「購入点数」は、取引において顧客が購入した商品の合計点数を示す。
「購入品」は、取引において顧客が購入した商品名を示す。
「決済種別」は、取引において顧客が決済した際の決済種別を示す。
(販売実績DB103の一例)
図3Bは、販売実績DB103の一例を示す説明図である。販売実績は、取引結果に基づいて生成される情報であり、図示では、移動販売システム1全体(複数の移動販売車両122)の集計結果を示す。移動販売システム1全体の集計結果は、移動販売システム1に係る全ての移動販売車両122の集計結果であり、具体的には、移動販売システム1に係る全ての携帯端末装置120の集計結果である。なお、各携帯端末装置120の販売実績は、それぞれ携帯端末装置120において生成することが可能である。ただし、各携帯端末装置120の販売実績は、管理サーバSvによって生成されてもよいし、店舗端末装置110によって生成されてもよい。
図3Bにおいて、販売実績DB103は、「端末番号」と、「販売日」と、「場所情報」と、「売上」と、「客数」と、「客単価」と、「客点数」と、「決済種別ごとの売上」との項目を含む。
「端末番号」は、携帯端末装置120を識別する識別情報を示す。
「販売日」は、移動販売の集計対象となる日にちを示す。
「場所情報」は、移動販売を行った場所を示す情報であり、例えば、地名、施設名などを示す。
「売上」は、集計対象の日にちにおける販売場所ごとの売上の総額を示す。
「客数」は、集計対象の日にちにおける販売場所ごとの客数を示す。
「客単価」は、集計対象の日にちおける顧客1人あたりの売上額の平均を示す。
「客点数」は、集計対象の日にちにおける顧客1人あたりの購入点数の平均を示す。
「決済種別ごとの売上」は、集計対象の日にちにおいて精算が行われた際の決済種別を示し、それぞれの売上額の総額を示す。図示において、決済種別は、「現金」、「クレジットカード」、および交通系IC等の「プリペイドカード」を示すが、この他にも、商品券、クーポン券などを含んでもよい。
(携帯端末装置120のハードウェア構成)
図4は、携帯端末装置120のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4において、携帯端末装置120は、CPU301と、メモリ302と、入力デバイス303と、通信I/F304と、記憶媒体I/F305と、ディスプレイ306と、GPSユニット307と、カメラ308と、スキャナ309と、プリンタ121とを備える。また、各構成部121、301~309は、バス320によってそれぞれ接続される。
CPU301は、携帯端末装置120の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶する。各種プログラムは、本実施形態に係る精算処理プログラムを含む。各種プログラムは、各種アプリケーションソフトウェア(以下「アプリ」という場合がある。)を含む。携帯端末装置120には、精算処理プログラム(精算処理アプリ)が予めインストールされている。精算処理アプリは、携帯端末装置120に商品の登録や精算を行わせることが可能なアプリである。なお、商品の登録や精算は、当該アプリを用いて行われることに限らず、所定のWebブラウザを用いて行われてもよい。言い換えれば、携帯端末装置120には、当該アプリがインストールされていなくても、商品の登録や精算を行うことは可能である。
RAMは、CPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
入力デバイス303は、タッチパネルや操作ボタンである。なお、入力デバイス303は、キーボード、マウス、マイクなどを含んでもよい。
通信I/F304は、通信回線を通じて、インターネットなどのネットワーク140に接続され、ネットワーク140を介して他の装置に接続される。また、通信I/F304は、ネットワーク140と自装置内部とのインターフェースを司り、他の装置(例えば、管理サーバ100や、店舗端末装置110など)からのデータの入出力を制御する。
記憶媒体I/F305は、CPU301の制御にしたがって、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光ディスクなど不図示の記憶媒体に対するデータのリード、ライトを制御する。
ディスプレイ306は、画像を表示する出力デバイスであり、例えば、タッチパネル式のディスプレイである。なお、ディスプレイ306のほかにも、出力デバイスとして、スピーカが含まれていてもよい。
GPSユニット307は、GPS衛星から位置情報を受信し、地図データ上における携帯端末装置120の現在位置を検出する機能を有する。また、携帯端末装置120は、不図示の各種センサ(例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、距離センサなど)を備え、携帯端末装置120の各種状態(例えば、携帯端末装置120の傾き)などを検出する機能を有する。
カメラ308は、被写体を撮像する。カメラ308は、動画または静止画を撮像する。カメラ308は、ディスプレイ306側に設けられたインカメラと、背面側に設けられたアウトカメラ(背面カメラ)とを含む。カメラ308は、商品に付された商品コード(バーコードや2次元コード)を読み取り可能であってもよい。
スキャナ309は、携帯端末装置120の筐体の上部に設けられる。スキャナ309の読取方式には、例えば、レーザー方式やCCD(Charge Coupled Device)方式などを採用することができる。スキャナ309は、例えば、商品に付された商品コード(バーコード)を読み取る。
(携帯端末装置120の機能的構成の一例)
ここで、販売場所ごとの売上の分析が行えないと、効率よく販売促進を行うことができないことがある。そこで、本実施形態では、携帯端末装置120は、移動販売における販売場所を示す場所情報と、販売場所における取引情報とを関連付けるようにし、販売場所ごとの売上の分析が行えるようにしている。以下、図5を用いて、携帯端末装置120の機能的構成について説明する。
図5は、携帯端末装置120の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。携帯端末装置120は、設定部401と、取引情報取得部402と、生成部403と、出力部404と、位置情報取得部405とを備える。各部は、携帯端末装置120が備えるCPU301によって実現される。すなわち、CPU301がメモリ302に記憶される精算処理プログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。
設定部401は、商品の販売場所を示す場所情報を設定する。場所情報は、例えば、地名、番地、施設名、通り名などを示す地名情報である。具体的には、例えば、場所情報は、「○○駅前広場」、「○○公園」、「○○大通り」、「○○交差点」、「○○ビル前」、「○○町○○丁目」、「○○スタジアム」などを示す地名情報である。ただし、場所情報は、緯度および経度によって表される地点の情報としてもよい。
設定部401は、販売場所における移動販売の開始時に、場所情報を設定する。例えば、設定部401は、販売場所おいて、販売スタッフから登録開始の操作を受け付けた場合に場所情報を設定する。場所情報の設定は、例えば、位置情報取得部405によって取得される位置情報に基づいて行われる。位置情報は、例えば、GPSユニット307によって検出される緯度経度情報である。位置情報取得部405は、GPSユニット307から位置情報を取得する。
位置情報に基づく場所情報の設定について一例を挙げて説明する。例えば、販売場所の地名とエリアとを対応付けた対応情報を予め所定の記憶部に記憶しておく。所定の記憶部は、携帯端末装置120のメモリ302でもよいし、管理サーバ100の記憶部でもよい。設定部401は、位置情報取得部405によって取得された位置情報と、所定の記憶部に記憶される対応情報に基づいて、当該位置情報が示す地点が含まれるエリアを特定する。さらに、設定部401は、対応情報に基づいて、当該エリアに対応付けられる地名を場所情報として設定する。
なお、場所情報の設定は、販売スタッフの選択に基づいて行われるようにすることも可能である。例えば、設定部401は、予め設定される販売場所の候補(例えば、「○○駅前広場」、「○○公園」等)をディスプレイ306に選択可能に表示させ、当該候補の中から販売スタッフによって選択された一の地名を場所情報として設定することも可能である。また、設定部401は、移動販売車両122が何号車であるかを示す車両識別情報を設定するようにしてもよい。車両識別情報の設定は、販売スタッフの操作に基づいて行われるようにすればよい。
取引情報取得部402は、各取引の取引情報を取得する。取引情報は、例えば、取引結果DB102(図3A参照)に示した「取引情報」である。具体的には、取引情報は、顧客が購入した商品の、商品名、購入点数、購入金額、税率などのほか、取引日時、会員情報、決済種別などを含む。なお、携帯端末装置120は、設定部401に販売場所や車両識別情報の設定がされていない場合には、取引を開始できないようにしてもよい。
生成部403は、販売場所を示す場所情報と取引情報とに基づいて、販売場所ごとの販売実績を生成する。販売実績は、場所情報と取引情報とを関連付けた取引結果に基づいて生成された情報である。販売実績は、例えば、販売実績DB103(図3B参照)に示した項目のうち、「場所情報」を除いた情報である。販売実績は、取引結果から得られる各種情報を集計した結果である。具体的には、販売実績は、売上、客数、客単価などを示し、集計対象の期間ごとや、販売場所ごとに表すことが可能な情報である。集計対象とする期間は、1日に限らず、例えば、1週間などとすることも可能である。また、販売実績は、販売場所ごとに表すことに限らず、移動販売システム1における総売上や総客数として表すことも可能であり、すなわち、各販売場所の集計結果を累計して表すことも可能である。
なお、生成部403が生成する販売実績は、自装置の取引に係る販売実績である。販売実績を生成するタイミングは、一取引が終了するタイミングとしてもよいし、販売場所における移動販売を終了するタイミングとしてもよい。なお、一取引が終了するタイミングで販売実績を生成するとは、具体的に、一取引ごとに販売実績を更新することである。
出力部404は、販売場所ごとの販売実績を出力する。具体的には、出力部404は、通信I/F304を制御して販売場所ごとの、販売実績を管理サーバ100へ送信させる。
また、出力部404は、商品の精算時に、プリンタ121を制御して、場所情報と取引情報とを関連付けたレシートを発行させる。出力部404は、設定部401に販売場所や車両識別情報の設定がされていない場合には、レシートを発行させないようにしてもよい。レシートは、紙媒体のレシートであるが、顧客の携帯端末に表示される電子レシートであってもよい。本実施形態において発行するレシートの詳細については、図9を用いて後述する。
また、出力部404は、販売場所ごとの販売実績をディスプレイ306に出力することも可能である。例えば、出力部404は、通信I/F304を制御して、管理サーバ100に対して、取引結果DB102に記憶される販売実績の閲覧要求を行う。閲覧要求の対象となる販売実績は、自装置で生成した販売実績のほか、他の携帯端末装置120で生成された販売実績を含む。出力部404は、当該閲覧要求に応じて管理サーバ100から受信した販売実績をディスプレイ306に表示する。出力部404は、自装置で生成した販売実績や、他の携帯端末装置120で生成された販売実績をディスプレイ306に表示することが可能である。ディスプレイ306に表示される販売実績の画面例については、図8を用いて後述する。
なお、携帯端末装置120は、GPSユニット307によって検出される位置情報に基づいて、自装置の移動を検出することが可能である。このため、携帯端末装置120は、自装置の移動を検知した場合、販売場所の場所情報について再設定を促す報知を行うようにしてもよい。
また、設定部401は、移動販売の開始前に、すなわち、移動販売車両122の出発前に販売場所の場所情報を設定することも可能である。この場合、携帯端末装置120は、当該販売場所についての過去の分析結果に基づいて、移動販売車両122に積むべき推奨商品を報知するようにしてもよい。
ここで、販売場所ごとの販売実績は、携帯端末装置120に表示されることに限らず、店舗端末装置110のディスプレイ112にも表示される。以下に、店舗端末装置110のディスプレイ112に表示される販売実績の画面例について説明する。
(店舗端末装置110に表示される販売実績の画面例)
図6および図7は、店舗端末装置110に表示される販売実績に基づく画面の一例を示す説明図である。図6(A)に示すように、店舗端末装置110のディスプレイ112には、携帯端末別日報画面600が表示されている。携帯端末別日報画面600は、ある1日の携帯端末装置120ごとの販売実績を示す。
具体的には、携帯端末別日報画面600は、「端末番号」と、「総売上」と、「総客数」と、「客単価」と、「客点数」と、「決済種別ごとの売上」との項目を含む。これらの項目は、販売実績DB103(図3B参照)の各項目に入力された情報に基づく。具体的には、携帯端末別日報画面600は、2022年4月30日における、端末番号が示す各携帯端末装置120(移動販売車両122)の販売実績(総売上、総客数、客単価、客点数、決済種別ごとの売上)を示している。
このような携帯端末別日報画面600を表示することにより、店舗スタッフは、携帯端末装置120ごとの総売上や客単価を把握したり、いずれの決済種別で多く精算が行われるのかといったこと把握したりすることができる。携帯端末別日報画面600は、詳細画面ボタン601を含む。詳細画面ボタン601が押下されると、図6(B)に示す詳細画面610に遷移する。
図6(B)は、詳細画面610を示す。詳細画面610は、「端末番号」と、「販売場所」と、「販売日時」と、「会員番号」と、「購入金額」と、「購入点数」と、「購入品」と、「決済種別」との項目を含む。これらの項目は、販売実績DB103(図3B参照)の各項目に入力された情報に基づく。具体的には、詳細画面610は、端末番号「000001」が各販売場所で販売した取引ごとの取引結果(販売日時、会員番号、購入金額、購入点数、決済種別、購入品)を示している。
このような詳細画面610を表示することにより、店舗スタッフは、各携帯端末装置120について販売場所ごとの詳細な取引結果を把握することができる。詳細画面610は、分析画面ボタン611を含む。分析画面ボタン611が押下されると、図7に示す分析画面700に遷移する。なお、戻るボタン612は、例えば、図6(A)の携帯端末別日報画面600に戻ることを受け付けるボタンである。
図7は、分析画面700を示す。分析画面700に示す画面情報は、管理サーバ100によって生成されてもよいし、店舗端末装置110によって生成されてもよい。分析画面700は、各販売場所における時間帯別のランキングを示す。具体的には、分析画面700は、「販売場所」と、「時間帯」と、「売れ筋商品」と、「多く利用される決済種別」との項目を含む。「販売場所」は、移動販売を行った販売場所を示す。「時間帯」は、販売場所において移動販売を行った時間帯を示す。「売れ筋商品」は、多く売れた商品の点数をランキング形式で示す。「決済種別」は、多く利用された決済種別をランキング形式で示す。
このような分析画面700により、店舗スタッフは、各販売場所の時間帯ごとの売れ筋商品や多く利用された決済種別を把握することができる。これにより、販売場所や時間帯に応じて売れ筋商品を多く準備したり、現金が多く利用される販売場所や時間帯では釣銭を多く準備したりするなど、今後の移動販売に役立てることができる。また、例えば、オフィス街ではキャッシュレスが多い傾向にあり、住宅街では現金決済が多い傾向にあるといった街ごとの傾向が得られた場合には、新規の販売エリアの開拓を行う際に当該エリアの傾向に応じた決済種別の準備を行うことができる。具体的には、例えば、QRコード(登録商標)を用いた決済の中でも使用される傾向の高い決済種別を予め準備することができる。
また、分析画面700は、各種ボタン711~715を含む。場所選択ボタン711は、閲覧する販売場所の変更を受け付けるボタンである。例えば、場所選択ボタン711が選択されることにより、別の販売場所の売れ筋商品などが表示される。時間帯選択ボタン712は、閲覧する時間帯の変更を受け付けるボタンである。例えば、時間帯選択ボタン712が選択されることにより、別の時間帯における売れ筋商品等が表示される。
売上別ボタン713は、売れ筋商品について、売上ベースの表示に切り替えることを受け付けるボタンである。例えば、売上別ボタン713が選択されることにより、「売れ筋商品」が売上順でランキング表示される。販売場所ランクボタン714は、販売場所のランキング(総売上、総販売点数など)に切り替えることを受け付けるボタンである。例えば、販売場所ランクボタン714が選択されることにより、販売場所が売上順でランキング表示される。
なお、戻るボタン715は、図6(B)の詳細画面610や、一つ前の画面に戻ることを受け付けるボタンである。分析画面700に示した表示形式は、一例に過ぎず、販売実績に基づく表示形式であれば、他の表示形式とすることも可能である。
(携帯端末装置120に表示される画面例)
図8は、携帯端末装置120に表示される画面の一例を示す説明図である。まず、図8(A)~図8(E)を参照し、商品の登録に係る画面の遷移について説明する。
図8(A)は、携帯端末装置120のディスプレイ306に表示されるメニュー画面810を示す。メニュー画面810は、従業員欄801と、従業員切替えボタン802と、各種選択ボタン811~815とを含む。
従業員欄801には、携帯端末装置120にログインした販売スタッフの氏名が表示される。
従業員切替えボタン802は、ログインする販売スタッフを切替えることを受け付けるボタンである。
締めボタン811は、所定期間(例えば当日)の売上等の実績を確定させる操作を受け付けるボタンである。
登録ボタン812は、商品の登録を含めた取引に関する操作全般の開始を受け付けるボタンである。
業務ボタン813は、例えば、購入履歴などの各種業務に係る情報の表示を受け付けるボタンである。
レポートボタン814は、例えば、販売履歴の閲覧開始を受け付けたり、店舗111からの連絡事項等の表示を受け付けたりするボタンである。
設定ボタン815は、本実施形態に係る精算処理アプリの各種の設定変更を受け付けるボタンである。
移動販売の開始時に表示されたメニュー画面810において、登録ボタン812が選択されると、図8(B)に示す設定画面820に遷移する。
図8(B)は、設定画面820を示す。設定画面820は、販売場所を設定する旨の通知と、携帯端末装置120が備える位置情報を取得する機能をオンにする旨の通知とを含む。設定画面820において、位置情報選択ボタン821が押下されると、GPSユニット307の検出結果から位置情報を取得して、当該位置情報に基づいて販売場所が設定される。一方で、操作選択ボタン822が押下されると、販売場所の一覧表示が表示され、一覧表示の中から販売スタッフの選択に基づいて販売場所が設定される。また、設定画面820において、移動販売車両122が何号車であるかを示す車両識別情報の設定を受け付けるボタンが表示されてもよい。販売場所が設定されると、図8(C)に示す登録画面830に遷移する。
図8(C)は、登録画面830を示す。登録画面830は、場所情報831と、撮像領域832と、登録商品表示領域833とを含む。
場所情報831は、設定部401によって設定された場所情報を示す。なお、登録画面830において、場所情報831が表示されなくてもよい。
撮像領域832は、商品に付された商品コード(バーコード)や、会員カードに記載された会員コードを撮像することにより、各種コードを読み取る領域である。
登録商品表示領域833は、登録された商品を表示する領域である。
販売スタッフが携帯端末装置120のスキャナ309をオンにし、図8(D)に示すように、商品コード839が読み取られると、携帯端末装置120は、管理サーバ100に商品情報の問合せを行って、当該商品コード839に対応する商品を登録する。商品が登録されると、図8(E)の登録画面840に示すように、登録商品表示領域833に、登録した商品が表示される。
図8(E)は、商品が登録された際の登録画面840を示す。登録画面840は、購入予定の登録商品情報841と、合計点数欄842と、合計金額欄843と、小計ボタン844とを含む。登録商品情報841は、それぞれ、金額の情報を含む。金額の情報は、軽減税率(8%)の対象となる商品を示す「※」や、外税商品であることを示す「外」の文字を含む。
合計点数欄842には、購入する商品の合計点数が表示される。合計金額欄843には、購入する商品の合計金額が表示される。小計ボタン844は、精算処理の開始を受け付けるボタンである。小計ボタン844が押下されると、決済種別を選択する選択画面に遷移し、選択された決済種別で精算が行われることになる。
このようにして商品が登録され、精算が行われることにより、携帯端末装置120は、取引結果を得ることが可能になっている。
次に、図8(A)、(F)、(G)、(H)を参照し、携帯端末装置120に表示される販売実績の画面例について説明する。図8(A)に示すメニュー画面810において、レポートボタン814が押下されると、図8(F)に示す日報画面850に遷移する。なお、日報画面850を表示する前提として、例えば、締めボタン711が押下されて、所定期間(例えば当日)の売上等の実績が確定していることとする。
また、日報画面850は、レポートボタン814が押下されることによって遷移することに限らず、予め定めたボタン(例えば、業務ボタン813)が押下されることによって遷移してもよい。また、日報画面850を表示するための情報は、管理サーバ100の取引結果DB102や販売実績DB103に記憶されることとするが、携帯端末装置120のメモリ302に記憶されることとしてもよい。
図8(F)に示す日報画面850は、例えば、自端末における移動販売の当日の販売実績を示す。具体的には、日報画面850は、図6(A)に示した携帯端末別日報画面600のうち、自端末に対応する販売実績が表示されている。なお、携帯端末装置120のディスプレイ306の表示領域が比較的狭いことから、日報画面850は、携帯端末別日報画面600と比較すると簡易な画面であるが、携帯端末別日報画面600と同じ画面であってもよい。
日報画面850は、他端末選択ボタン851と、詳細画面ボタン852と、分析画面ボタン853と、印刷ボタン854とを含む。他端末選択ボタン851は、他の携帯端末装置120(他の移動販売車両122)で販売された販売実績を表示させることを受け付けるボタンである。日報画面850において、他端末選択ボタン851が押下されると、例えば、他の携帯端末装置120のうち一の携帯端末装置120を選択する画面に遷移し、当該画面において選択された一の携帯端末装置120の販売実績が表示される。
日報画面850において、詳細画面ボタン852が押下されると、例えば、図8(G)に示す詳細画面860に遷移する。
日報画面850において、分析画面ボタン853が押下されると、例えば、図7に示した分析画面700と同様の内容を表示する画面に遷移する。なお、携帯端末装置120のディスプレイ306の表示領域が比較的狭いことから、遷移後の画面は、分析画面700と比較すると簡易な画面であるが、分析画面700と同じ画面であってもよい。
印刷ボタン854は、日報画面850の印刷を受け付けるボタンである。
図8(G)に示す詳細画面860は、図6(B)に示した詳細画面610と同様の内容を表示させるための各種選択を受け付ける販売場所選択ボタン861と、時間帯選択ボタン862とを含む。販売場所選択ボタン861は、表示対象となる販売場所の選択画面に遷移させることを受け付けるボタンである。販売場所選択ボタン861が押下されると、販売場所の選択画面に遷移し、表示対象となる販売場所の選択を受け付ける。時間帯選択ボタン862は、表示対象となる時間帯の選択画面に遷移させることを受け付けるボタンである。時間帯選択ボタン862が押下されると、時間帯の選択画面に遷移し、表示対象となる時間帯の選択を受け付ける。
販売場所および時間帯の選択を受け付けると、例えば、図8(H)に示す詳細画面870に遷移する。詳細画面870は、例えば、図6(B)に示した詳細画面610と同様の内容を表示する画面である。なお、携帯端末装置120のディスプレイ306の表示領域が比較的狭いことから、遷移後の画面は、図6(B)に示した詳細画面610と比較すると簡易な画面であるが、詳細画面610と同じ画面であってもよい。
このように、本実施形態に係る携帯端末装置120は、販売実績および分析結果など、店舗端末装置110に表示される画面と同様の内容の画面を表示することが可能になっている。
(本実施形態に係るレシートについて)
図9は、本実施形態に係るレシートの一例を示す説明図である。なお、図9に示すレシート500aおよびレシート500bの説明において、両者に共通する内容を説明する場合には、レシート500aおよびレシート500bに分けて説明せずに、レシート500として説明する。
また、以下に記載のレシート500の印字(表示)態様は、保存方式(インボイス制度)への対応に基づくものとであり、取引において取引先が仕入税額控除を行う場合に必要な適格請求書に関するものである。適格請求書とは、例えば、請求書、納品書、領収書、レシート等であり、その書類の名称は問わない。
適格請求書に必要な要件は、次の(1)~(6)であり、いずれかの構成を欠いたものは適格請求書とみなされない。
(1)適格請求書発行事業者の氏名又は名称及び事業者登録番号。
(2)取引年月日。
(3)取引内容(軽減税率の対象品目である旨)。
(4)税率ごとに区分して合計した対価の額(税抜き又は税込み)及び適用税率。
(5)税率ごとに区分した消費税額等。
(6)書類の交付を受け付ける事業者の氏名又は名称。ただし、(6)については、省略が許されるものとしてもよい。
図9に示すレシート500aは、事業者エリア510と、一般項目エリア520と、明細エリア530とを含む。事業者エリア510は、レシート(請求書)の発行事業者に関する内容が表示されるエリアである。具体的には、事業者エリア510は、発行事業者欄511と、登録番号欄512と、店舗ロゴ欄513と、販売場所欄514とを含む。
発行事業者欄511は、レシート500を発行する事業者を示し、具体的には、店舗の名称および住所を示す。
登録番号欄512は、国税庁等の所定の機関で交付される請求書発行事業者の登録番号(以下「事業者登録番号」という。)を示す。事業者登録番号は、定められた所定数(例えば14桁)のアルファベットや数字を用いて半角文字で表される。具体的には、事業者登録番号は、例えば、法人の場合であれば「アルファベットのT+13桁の法人番号」であり、また、法人以外の個人事業者等の場合であれば「アルファベットT+13桁の独自の数字」である。
店舗ロゴ欄513は、店舗それぞれが有する店舗のロゴや、顧客へのメッセージが印刷される欄である。顧客へのメッセージは、例えば、「ご利用ありがとうございました」といったメッセージである。
販売場所欄514は、場所情報を示す。具体的には、販売場所欄514は、移動販売による取引であることと、移動販売の販売場所とを含む。なお、レシート500において、販売場所欄514に記載される場所情報を除いた各情報が取引情報に相当する。すなわち、レシート500は、場所情報と取引情報とを関連付けたレシートである。なお、携帯端末装置120に車両識別情報を設定するようにした場合、レシート500には、当該車両識別情報が印刷されるようにしてもよい。
一般項目エリア520は、取引識別情報欄521と、交付先欄522と、書類名欄523とを含む。
取引識別情報欄521は、取引が行われた日時と、レジ番号と、店員情報と、レシート番号とを含む。図示において、取引が行われた日時は、例えば、2022年4月30日(日)12:00である。レジ番号は、携帯端末装置120の識別番号であり、例えば、1番であれば「♯000001」である。店員情報は、販売スタッフの識別番号および名前であり、例えば、「999999寺岡」である。レシート番号は、例えば、17番目の取引であれば「0017」である。
交付先欄522は、レシートの交付を受ける者(顧客)の氏名または名称を示す。交付先欄522に記入される氏名または名称は、手書きで入力されてもよいし、携帯端末装置120が氏名または名称の入力を受け付けるようにし、受け付けた内容を印刷するようにしてもよい。当該入力は、ディスプレイ306から受け付けられるようにすればよい。当該入力は、店員の操作によって受け付けられてもよいし、顧客の操作によって受け付けられてもよい。
書類名欄523は、書類名を示す欄である。図示では、書類名欄523の書類名は「領収書」を示すが、これに限らず、「レシート」など他の書類名とすることも可能である。また、書類名欄523は、省略してもよい。
明細エリア530は、登録商品の明細を表示するエリアである。明細エリア530は、取引内容欄531と、小計欄532と、総額欄533と、税率別合計欄534と、バーコード欄535とを含む。
取引内容欄531は、顧客が購入した商品の名称および金額を示す。取引内容欄531には、軽減税率の対象となる商品(以下「軽減税率商品」という。)についてはその旨が表示される。図示において、軽減税率商品には、「※」のマークが付される。一方で、通常税率が適用される商品(以下「通常税率商品」という。)には、「※」のマークが表示されない。また、取引内容欄531に表示される金額において、外税表示(税抜表示)する外税商品には「外」の文字が付されている。一方で、内税表示(税込表示)する内税商品には、「外」の文字が付されていない。なお、外税表示するか内税表示するかは、例えば、商品マスタ101に記憶されている商品情報に基づいて決まる。
図示の例について説明すると、「○○和牛」は、軽減税率商品であり且つ内税商品であることを示している。「○○牛乳」は、軽減税率商品であり且つ外税商品であることを示している。「○○果実酒」は、通常税率商品であり且つ外税商品であることを示している。
小計欄532は、内税商品の合計支払額と外税商品の合計支払額とを、軽減税率商品と通常税率商品とで別々に表示する欄である。軽減税率商品については、外税商品(○○牛乳)分の支払額と、内税商品(○○和牛)分の支払額とが別々に表示されている。図示において、外税商品(○○牛乳)分の支払額は、税抜価格の¥200と、8%の消費税額¥16とを示す。内税商品(○○和牛)分の支払額は、税込価格¥3780を示す。また、通常税率商品については、内税商品が登録されておらず、外税商品(○○果実酒)のみの支払額が表示されている。具体的には、外税商品(○○果実酒)分の支払額は、税抜価格¥1300と、10%の消費税額¥130とを示す。
総額欄533は、内税商品の合計支払額と、外税商品の合計支払額とを合算した総支払額を表示する欄であり、具体的には、小計欄532に示した各支払額を合算した総支払額を表示する欄である。また、総額欄533は、精算に用いられた決済種別(現金、クレジットカード、商品券、交通系IC、QRコード(登録商標)決済など)を示す表示を含む。特に、現金支払いの場合、「お預かり」の欄とともに顧客から受けとった(顧客が入金した)金額が印字されるとともに、「お釣り」の欄とともにお預かり額から合計支払額を差し引いた額が印字される。さらに、複数の決済種別を混在させることもできる。
次に、税率別合計欄534について説明する。
税率別合計欄534は、合計支払額欄534aと、適用税率欄534bと、合計税額欄534cとを含む。
図示に示すように、合計支払額欄534aは、軽減税率商品と、通常税率商品とが別々に区分されて、それぞれの合計支払額が表示される。合計支払額欄534aは、軽減税率商品と、通常税率商品との内税表示(税込表示)を示す。
適用税率欄534bは、軽減税率商品と通常税率商品とにそれぞれ適用した税率(8%および10%のうち一方)を示す。
合計税額欄534cは、軽減税率商品と通常税率商品とのそれぞれの消費税額の合計を示す。
総額欄533と税率別合計欄534との配置の印字態様に関し、図9では、総額欄533の下に税率別合計欄534となる配置の印字態様としたが、総額欄533の上に税率別合計欄534となる配置の印字態様としてもよい。
バーコード欄535は、携帯端末装置120や、店舗111に配置されるPOS端末装置において取引情報を呼び出すためのバーコードを示す。当該バーコードは、取引識別情報欄521に示す各情報を含む。当該バーコードは、明細エリア530に示す取引情報と関連付けられて、管理サーバ100や携帯端末装置120等の所定の記憶部に記憶される。レシート500を印刷した後に、顧客から、返品、取引内容の訂正、領収書発行等の申し出があると、販売スタッフは、スキャナ309を用いて、携帯端末装置120に当該バーコードを読み取らせる。携帯端末装置120は、当該バーコードを読み取ると、当該バーコードに関連付けられている取引情報を所定の記憶部から読み出す。携帯端末装置120は、顧客からの申し出に応じた各種操作(返品操作、訂正操作、領収書発行操作など)を販売スタッフから受け付ける。携帯端末装置120は、読み出した取引情報を用いて、販売スタッフから受け付けた操作に応じた処理を行う。
なお、レシート500にバーコード欄535を設けないようにしたとすると、販売スタッフがレシート番号や日付などを携帯端末装置120に入力して取引情報を検索しなければならず、販売スタッフにとって不便なものとなる。本実施形態では、バーコード欄535を設けることにより、煩雑な操作を行わなくても、取引情報を正確かつ検索することができるため、販売スタッフにとっての利便性を向上させることができる。
ここで、レシート500aの他の例について、以下の(1)、(2)の2パターンを挙げる。
(1)交付先欄522は、表示されることに限らず、省略されてもよい。この場合、交付先欄522を省略した分、明細エリア530を上に詰めて記載すればよい。
(2)適用税率欄534bと合計税額欄534cとは、両方が表示されることに限らず、少なくともいずれか一方が表示されていればよい。言い換えれば、適用税率欄534bと合計税額欄534cとのうち、いずれか一方を省略してもよい。
発行するレシート500の態様を、上記のレシート500aとするか、上記(1)、(2)の2パターンのうちいずれかとするかは、設定に応じて切替え可能とすることも可能である。当該設定は、管理サーバ100、店舗端末装置110、および携帯端末装置のうち、いずれかの装置で行わればよい。
具体的に補足すると、上記(1)に関し、交付先欄522の記載の有無は、店員の操作に応じて切替え可能としてもよい。
上記(2)に関し、適用税率欄534bと合計税額欄534cとのうち、両方の表示、または、一方を表示する場合には表示する一方を、店舗スタッフの操作に応じて切替え可能にしてもよい。
(小計欄532の省略について)
次に、小計欄532を省略したレシート500bについて説明する。携帯端末装置120は、内税商品のみを登録することがある。ここでは、商品マスタ101において、仮に、「○○牛乳」および「○○果実酒」についても内税商品で記憶されているものとして説明する。
携帯端末装置120は、内税商品のみが登録された場合、小計欄532を省略したレシート500bを印刷させる。図5に示すレシート500bは、レシート500aと比較して、小計欄532が省略されている。また、取引内容欄531に示す各商品は、全て内税商品であることを示している。具体的には、図示において、軽減税率商品である「○○牛乳」は、内税商品(¥216)であることを示している。また、通常税率商品である「○○果実酒」は、内税商品(¥1430)であることを示している。
ここで、レシート500aでは、取引内容欄531に外税商品(「○○牛乳」および「○○果実酒」)が含まれていることから、取引内容欄531に示す各商品の価格をそのまま加算したとしても、総額欄533に示す総支払額にはならない。このため、小計欄532を設けないとすると、取引内容欄531に示す価格から、総額欄533に示す総支払額が導出されることが不明瞭になってしまう。このため、レシート500aでは、小計欄532を設けて、軽減税率商品と通常税率商品とに分け、それぞれの税率における内税商品の合計額、外税商品の合計額、外税商品の合計額にかかる税額、を表示することにより、これらの加算によって総額欄533に示す総支払額となることを明示するようにしている。
一方で、レシート500bでは、取引内容欄531には外税商品が含まれていないことから、取引内容欄531に示す各商品の価格をそのまま加算しても、総額欄533に示す総支払額になる。すなわち、軽減税率商品と通常税率商品とに分けて小計額を表示しなくても、取引内容欄531に示す各商品の価格をそのまま加算するだけで、総額欄533に示す総支払額になることを明示することができる。このため、レシート500bでは、小計欄532を省略することとしている。
レシート500aに示したように小計欄532を設けることで、総支払額の導出の過程を顧客に示すことができる。このため、どのような理由で総支払額が導出されたのか、という顧客からの問い合わせを減らすことができる。
一方で、レシート500bに示したように小計欄532を設けない場合は、レシート500の紙媒体の使用量を抑えることができる。
上記のように取引に係る登録商品の税の表示形態(外税、内税)に基づいて小計欄532の省略の可否を制御することができるため、効率的な運用を図ることができる。
(携帯端末装置120が行う販売実績生成処理の一例)
図10は、携帯端末装置120が行う販売実績生成処理の一例を示すフローチャートである。図10において、携帯端末装置120は、移動販売の開始であるか否かを判断する(ステップS1001)。ステップS1001の判断は、具体的には、図8(A)のメニュー画面810において、登録ボタン812が押下されたか否かの判断である。携帯端末装置120は、移動販売の開始となるまで待機し(ステップS1001:NO)、移動販売の開始になると(ステップS1001:YES)、位置情報に基づいて、または、販売スタッフの操作に基づいて、販売場所の場所情報を取得する(ステップS1002)。
そして、携帯端末装置120は、販売場所を設定する(ステップS1003)。次に、携帯端末装置120は、商品に付された商品コードをスキャンしたか否かを判断する(ステップS1004)。商品コードをスキャンしない場合(ステップS1004:NO)、携帯端末装置120は、ステップS1007に進む。商品コードをスキャンした場合(ステップS1004:YES)、携帯端末装置120は、管理サーバ100へ商品コードの問合せを行う(ステップS1005)。
そして、携帯端末装置120は、管理サーバ100から商品コードに対応する商品情報を受信して、ディスプレイ306に当該商品情報を登録商品として表示する(ステップS1006)。次に、携帯端末装置120は、精算開始であるか否かを判断する(ステップS1007)。ステップS1007の判断は、具体的には、図8(E)に示した登録画面840において、小計ボタン844が押下されたか否かの判断である。
精算開始ではない場合(ステップS1007:NO)、携帯端末装置120は、ステップS1004に戻る。精算開始である場合(ステップS1007:YES)、携帯端末装置120は、精算処理を行う(ステップS1008)。精算処理では、レシート500が発行される。そして、携帯端末装置120は、販売実績を生成し(ステップS1009)、生成した販売実績を管理サーバ100へ送信する(ステップS1010)。次に、携帯端末装置120は、販売終了であるか否かを判断する(ステップS1011)。
なお、販売終了は、現在の販売場所での販売を終了することと、一日の販売を終了することとを含む。ステップS1011に示す販売終了は、例えば、現在の販売場所での販売を終了することである。このため、ステップS1011の処理を行うにあたり、携帯端末装置120は、現在の販売場所での販売を終了することを受け付ける所定の画面を表示させる。所定の画面は、図8(B)より後の段階で表示される、「現在の販売場所での販売終了」を示す操作を受け付ける画面(不図示)としてもよい。また、所定の画面は、図8(A)に示したメニュー画面810において、締めボタン811が押下されることによって、さらに、その後に表示される画面としてもよい。当該画面は、「現在の販売場所での販売終了」と「一日の販売実績を確定」とのいずれか一方の選択を受け付ける画面としてもよい。
販売終了ではない場合(ステップS1011:NO)、携帯端末装置120は、ステップS1004に戻る。販売終了である場合(ステップS1011:YES)、携帯端末装置120は、一連の処理を終了する。これにより、管理サーバ100は、各携帯端末装置120から受信した販売実績を一元管理する。
(携帯端末装置120が行う販売実績の表示処理の一例)
図11は、携帯端末装置120が行う販売実績の表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下では、図11に示すフローチャートの実行主体を携帯端末装置120として説明するが、当該実行主体を店舗端末装置110とした場合も同様である。
図11において、携帯端末装置120は、所定の画面において、販売実績の閲覧要求を受け付けたか否かを判断する(ステップS1101)。携帯端末装置120は、販売実績の閲覧要求を受け付けるまで待機し(ステップS1101:NO)、販売実績の閲覧要求を受け付けると(ステップS1101:YES)、管理サーバ100へ閲覧要求を送信する(ステップS1102)。
そして、携帯端末装置120は、管理サーバ100から販売実績を受信して、ディスプレイ306に当該販売実績を表示する(ステップS1103)。次に、携帯端末装置120は、画面の切り替えを受け付けたか否かを判断する(ステップS1104)。ステップS1104の判断は、具体的には、図8(F)に示した日報画面850の各種ボタン851~853や、図8(G)に示す詳細画面860の各種ボタン861、862の操作を受け付けた否かの判断である。なお、本フローチャートを実行する主体が店舗端末装置110であれば、ステップS1104の判断は、図6(B)に示した詳細画面610の各種ボタン611、612や、図7(B)に示した分析画面700の各種ボタン711~715の操作を受け付けたか否かの判断である。
画面の切り替えを受け付けない場合(ステップS1104:NO)、携帯端末装置120は、ステップS1106に進む。画面の切り替えを受け付けた場合(ステップS1104:YES)、携帯端末装置120は、受け付けたボタンに応じた画面に切り替える(ステップS1105)。そして、携帯端末装置120は、販売実績に基づく画面の閲覧を終了させるか否かを判断する(ステップS1106)。ステップS1106の判断は、当該画面の終了を示す所定の操作を受け付けたか否かの判断である。閲覧終了ではない場合(ステップS1106:NO)、携帯端末装置120は、ステップS1104に戻る。閲覧終了である場合(ステップS1106:YES)、携帯端末装置120は、一連の処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る携帯端末装置120は、商品の販売場所を示す場所情報を設定し、設定した場所情報と、各取引の取引情報とに基づいて、販売場所ごとの販売実績を生成して出力する。これにより、販売スタッフや店舗スタッフは、販売実績を用いて販売の分析を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援することができる。
また、本実施形態に係る携帯端末装置120は、販売場所ごとの販売実績をディスプレイ306に出力する。これにより、販売スタッフは、自身の1日の販売実績や、他の移動販売車両の販売実績などを閲覧することができる。したがって、販売スタッフは、販売の分析を効率よく行うことができる。
また、本実施形態に係る携帯端末装置120は、商品の精算時に、場所情報と取引情報とを関連付けたレシート500を発行させる。これにより、購入した日用品などの商品を返品する際に、どの販売場所で販売された商品であるのかを明確にすることができる。したがって、販売スタッフや店舗スタッフの返品手続における作業負荷を軽減させることができる。
また、本実施形態に係る携帯端末装置120は、可搬型の装置である。これにより、移動販売車両122にレジスタ装置を搭載しなくても、スマートフォンなどの携帯可能な装置で容易に商品の登録および精算を行うことができる。したがって、移動販売における設備投資を抑えることができるとともに、操作の簡素化を図ることができる。
また、本実施形態に係る携帯端末装置120は、自装置の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて、販売場所を設定する。これにより、携帯端末装置120が備えるGPSユニット307の検出結果を用いて場所情報を簡単に設定することができる。したがって、移動販売を開始する際の販売スタッフの操作を簡素化することができる。
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]プログラム、精算装置、およびシステム
[技術分野]
本発明は、プログラム、精算装置、およびシステムに関する。
[背景技術]
従来から、車両を利用して、所定の販売場所で商品を販売する移動販売が行われている。関連する技術として、移動販売車両の位置情報をウェブサイトに公開して、予め登録されたコースデータを呼び出して、携帯電話等で移動販売車両を検索および閲覧する移動販売車検索システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2011-221984号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、販売場所ごとの売上の分析が行えないことがあり、これにより、販売場所ごとに販売促進を効率よく行うことができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援する技術を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様であるプログラムは、移動販売で用いられる精算装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
上記構成によれば、販売スタッフや店舗スタッフは、販売実績を用いて販売の分析を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援することができる。
(2)上記(1)の構成において、前記出力手段は、前記販売場所ごとの販売実績を表示部に出力するようにしてもよい。
上記構成によれば、販売スタッフは、自身の1日の販売実績や、他の移動販売車両の販売実績などを閲覧することができる。したがって、販売スタッフは、販売の分析を効率よく行うことができる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記出力手段は、商品の精算時に、前記場所情報と前記取引情報とを関連付けたレシートを発行させるようにしてもよい。
上記構成によれば、購入した日用品などの商品を返品する際に、どの販売場所で販売された商品であるのかを明確にすることができる。したがって、販売スタッフや店舗スタッフの返品手続における作業負荷を軽減させることができる。
(4)上記(1)~(3)のいずれかの構成において、前記精算装置は、可搬型の装置であることとしてもよい。
上記構成によれば、移動販売車両122にレジスタ装置を搭載しなくても、スマートフォンなどの携帯可能な装置で容易に商品の登録および精算を行うことができる。したがって、移動販売における設備投資を抑えることができるとともに、操作の簡素化を図ることができる。
なお、(5)上記(1)~(4)のいずれかの構成において、前記コンピュータを、自装置の位置情報を取得する位置情報取得手段として機能させ、前記設定手段は、前記位置情報に基づいて、前記販売場所を設定するようにしてもよい。
上記構成によれば、携帯端末装置120が備えるGPSユニット307の検出結果を用いて場所情報を簡単に設定することができる。したがって、移動販売を開始する際の販売スタッフの操作を簡素化することができる。
(6)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様である精算装置は、移動販売で用いられる精算装置であって、前記精算装置は、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする精算装置である。
上記構成によれば、販売スタッフや店舗スタッフは、販売実績を用いて販売の分析を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援することができる。
(7)上述した課題を解決するために、本発明の他の態様であるシステムは、移動販売で用いられる精算装置を備えたシステムであって、商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、を備えることを特徴とするシステムである。
上記構成によれば、販売スタッフや店舗スタッフは、販売実績を用いて販売の分析を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、販売場所ごとの販売促進の効率化を支援することができる。
なお、上記において説明した携帯端末装置120における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の全部または一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
具体的には、上述した説明では、携帯端末装置120が、各機能部401~405を備える構成について説明した。各機能部401~405の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、各機能部401~405のうち全部または一部が、管理サーバ100に具備されていてもよいし、店舗端末装置110に具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、各機能部401~405を具備するコンピュータ装置は、複数台であってもよいし、1台であってもよい。
上記に関連し、携帯端末装置120は、場所情報と取引情報とに基づいて販売場所ごとの販売実績を生成することに関しては、入出力のインターフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、携帯端末装置120は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報等)を管理サーバ100に送信し、当該入力情報に基づく管理サーバ100の処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
なお、以上に説明した移動販売システム1、店舗端末装置110、および携帯端末装置120を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…移動販売システム、100…管理サーバ、101…商品マスタ、102…取引結果DB、103…販売実績DB、110…店舗端末装置、120…携帯端末装置、121…プリンタ、122…移動販売車両、301…CPU、302…メモリ、306…ディスプレイ、309…スキャナ、401…設定部、402…取引情報取得部、403…生成部、404…出力部、405…位置情報取得部

Claims (7)

  1. 移動販売で用いられる精算装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段、
    各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段、
    前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段、
    前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  2. 前記出力手段は、前記販売場所ごとの販売実績を表示部に出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記出力手段は、商品の精算時に、前記場所情報と前記取引情報とを関連付けたレシートを発行させる、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記精算装置は、可搬型の装置である、
    請求項1または2に記載のプログラム。
  5. 前記コンピュータを、自装置の位置情報を取得する位置情報取得手段として機能させ、
    前記設定手段は、前記位置情報に基づいて、前記販売場所を設定する、
    請求項4に記載のプログラム。
  6. 移動販売で用いられる精算装置であって、
    前記精算装置は、
    商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、
    各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、
    前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、
    前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする精算装置。
  7. 移動販売で用いられる精算装置を備えたシステムであって、
    商品の販売場所を示す場所情報を設定する設定手段と、
    各取引の取引情報を取得する取引情報取得手段と、
    前記場所情報と前記取引情報とに基づいて、前記販売場所ごとの販売実績を生成する生成手段と、
    前記販売場所ごとの販売実績を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とするシステム。
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