JP2023165110A - 水電解スタック - Google Patents

水電解スタック Download PDF

Info

Publication number
JP2023165110A
JP2023165110A JP2022075752A JP2022075752A JP2023165110A JP 2023165110 A JP2023165110 A JP 2023165110A JP 2022075752 A JP2022075752 A JP 2022075752A JP 2022075752 A JP2022075752 A JP 2022075752A JP 2023165110 A JP2023165110 A JP 2023165110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
water electrolysis
hydrogen
electrode
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2022075752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7148010B1 (ja
Inventor
俊明 草刈
Toshiaki Kusakari
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2022075752A priority Critical patent/JP7148010B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7148010B1 publication Critical patent/JP7148010B1/ja
Publication of JP2023165110A publication Critical patent/JP2023165110A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

Figure 2023165110000001
【課題】気液分離できる水電解スタックを提供する。
【解決手段】固体高分子電解質膜を挟んで一方側に配置された酸素発生極及び他方側に配置された水素発生極を有する水電解するための単位要素である水電解セルが複数積層されてなる水電解スタックであって、水電解セルには酸素発生極側に配置され水を供給する水供給流路を具備する酸素極セパレータ、及び、水素発生極側には発生した水素を流す水素流路を具備する水素極セパレータを備え、隣り合う水電解セルで、一方の水電解セルの水素極セパレータと他方の水電解セルの酸素極セパレータとが隣接しており、水素極セパレータと酸素極セパレータとの間にセパレータ間流路が形成され、セパレータ間流路は水素発生極と開口により連通している。
【選択図】図5

Description

本開示は水電解セルが積層された水電解スタックに関する。
特許文献1には、電解槽を電解システムの上段に設け、下段には電解液を電解槽に供給・循環する循環タンクを設け、循環タンクを電解液の回収用タンクとして併用し、電解液を循環タンクから電解槽に供給する供給マニホールドを電解槽の底面より下方に位置するよう設置し、供給マニホールドを電解液の回収用マニホールドとして併用し、電解槽の運転を停止したとき、電解槽内の全ての電解液をポンプを使用せずに、自重により回収することを特徴とする電解システムが開示されている。
特許文献2にはセパレータで水素ガスから分離された水をドレインラップを通じて排出させ得るように構成した水素・酸素発生装置が開示されている。
特開2016-204698号公報 特開2015-59263号公報
特許文献1、2等の従来技術では、水電解により水素ガスを得る際に、水素発生媒体から流出した流体は気液混合であるため、外部に気液分離器を配置する必要があった。
上記問題に鑑み本開示は、飽和蒸気による水分以外を気液分離できる水電解スタックを提供することを目的とする。
発明者は、水素発生極側において流出する水素と随伴水とをセパレータ部分で分離することに着目した。具体的には隣り合う水電解セルのうち、水素発生極(カソード)セパレータと酸素発生極(アノード)セパレータとの間に流路(セパレータ間流路)を設け、水素発生極(カソード)側とセパレータ間流路とを開口で連通させる。これによりセパレータ間流路に随伴水を導き気液を分離することを考えた。
本願は、固体高分子電解質膜を挟んで一方側に配置された酸素発生極及び他方側に配置された水素発生極を有する水電解するための単位要素である水電解セルが複数積層されてなる水電解スタックであって、水電解セルには酸素発生極側に配置され水を供給する水供給流路を具備する酸素極セパレータ、及び、水素発生極側には発生した水素を流す水素流路を具備する水素極セパレータを備え、隣り合う水電解セルで、一方の水電解セルの水素極セパレータと他方の水電解セルの酸素極セパレータとが隣接しており、水素極セパレータと酸素極セパレータとの間にセパレータ間流路が形成され、セパレータ間流路は水素発生極と開口により連通している、水電解スタックを開示する。
水素極セパレータ、及び、酸素極セパレータは、いずれも凹凸が繰り返される形状を有しており、水素極セパレータの凸部と酸素極セパレータの凸部とが重なることにより、水素極セパレータの凹部と酸素極セパレータの凹部との間にセパレータ間流路が形成されてもよい。
本開示によれば、隣り合う水電解セルの酸素発生極側のセパレータと水素発生極側のセパレータとの間に形成された流路で気液分離でき、水電解スタック内で気液分離をすることが可能となる。
図1は水電解セル10を平面視した図である。 図2は水電解セル10の水電解部10aにおける層構成を説明する概念図である。 図3は水電解スタック20の構造を説明する概念図である。 図4は水電解スタック20における水電解セル10の積層構造を説明する図である。 図5は図4の一部を拡大して表した図である。 図6は開口17dの形態が異なる例を説明する図である。
1.水電解セル
図1、図2に1つの形態にかかる水電解セル10の構造を説明する図を示した。水電解セル10は純水を水素と酸素とに分解するための単位要素であり、このような水分解セル10が複数積層されて水電解スタックを構成している。図1は水電解セル10を平面視した図、図2は図1のAーA断面の一部であり水電解セル10のうち水電解が行われる部位である水電解部10aにおける層構成を説明する図である。
水電解セル10は複数の層からなり、固体高分子電解質膜11を挟んで一方が酸素発生極(アノード)、他方が水素発生極(カソード)となる。アノードは固体高分子電解質膜11側からアノード触媒層12、アノードガス拡散層13、アノードセパレータ14がこの順に積層されている。一方、カソードは固体高分子電解質膜11側からカソード触媒層15、カソードガス拡散層16、カソードセパレータ17をこの順に備えている。ここで、水電解膜電極接合体は、固体高分子電解質膜11、固体高分子電解質膜11のアノード側に配置されたアノード触媒層12、及び、固体高分子電解質膜11のカソード側に配置されたカソード触媒層15の積層体を意味する。水電解膜電極接合体の厚さは0.4mm程度が典型的であり、水電解部10aにおける水電解セル10の厚さは1.3mm程度が典型的である。
各層は例えば次の通りである。
1.1.固体高分子電解質膜
固体高分子電解質膜11はプロトン伝導性を有する膜の1つの態様である。本形態で固体高分子電解質膜11を構成する材料(電解質)は固体高分子材料であり、例えばフッ素系樹脂や炭化水素系樹脂材料等により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜が挙げられる。これは湿潤状態で良好なプロトン伝導性(電気伝導性)を示す。より具体的にはパーフルオロ系電解質であるナフィオン(Nafion、登録商標)による膜が挙げられる。
固体高分子電解質膜11の厚さは特に限定されることはないが、200μm以下、好ましくは100μm以下、より好ましくは30μm以下である。
1.2.アノード触媒層
アノード触媒層(酸素極触媒層)12は、Pt、Ru、Ir等の貴金属触媒及びその酸化物を少なくとも1つ以上含む触媒を有する層である。触媒としてより具体的には、Pt、イリジウム酸化物、ルテニウム酸化物、イリジウムルテニウム酸化物、又は、これらの混合物が挙げられる。
イリジウム酸化物としては、酸化イリジウム(IrO、IrO)、イリジウムスズ酸化物、イリジウムジルコニウム酸化物等が挙げられる。
ルテニウム酸化物としては、酸化ルテニウム(RuO、Ru)、ルテニウムタンタル酸化物、ルテニウムジルコニウム酸化物、ルテニウムチタン酸化物、ルテニウムチタンセリウム酸化物等が挙げられる。
イリジウムルテニウム酸化物としては、イリジウムルテニウムコバルト酸化物、イリジウムルテニウムスズ酸化物、イリジウムルテニウム鉄酸化物、イリジウムルテニウムニッケル酸化物等が挙げられる。
ここでアノード触媒層12にはアイオノマを含んでもよい。アイオノマを含むことにより塗工性向上を図る他、その親水性により水分解の際に供給される水の透過を円滑に行うことができる。含まれるアイオノマとしては固体高分子電解質膜に用いる電解質であるパーフルオロ系電解質を含むアイオノマを挙げることができる。
1.3.アノードガス拡散層
アノードガス拡散層13は、アノード側に配置されるガス拡散層であり、公知のものを用いることができるが、ガス透過性及び導電性を有する部材によって構成されている。具体的には金属繊維(例えばチタン繊維)または金属粒子(チタン粒子)などの焼結体からなる多孔質導電性部材等を挙げることができる。
1.4.アノードセパレータ
アノードセパレータ14は、アノードガス拡散層13に供給する純水及び分解した酸素が流れる流路(水供給流路)14aを備える部材である。本形態でアノードセパレータ14は水電解部10aにおいて板状の部材を波状に形成して凹凸が繰り返された部材であり凹部14cがアノードガス拡散層13に接触して配置されることにより、アノードガス拡散層13と凸部14bの間に水供給流路14aが形成される。このとき、板厚は0.1mm~0.2mmが典型的であり、凹凸の高さは0.5mm程度が典型的である。
また、アノードセパレータ14には、図1からわかるように、水電解部10aから延長して外側となる位置で、流路14aの一端側となる部位には水入口孔Hin1、水入口孔Hin2が設けられ、流路14aの他端側となる部位には水及び酸素出口孔O/Hout、水素出口孔H2outが設けられている。また、流路14aが並ぶ方向の一端側に複数の水出口Houtが設けられている。
ここで流路14aは一端が水入口孔Hin1に通じ、他端が水及び酸素出口孔O/Houtに通じている。
1.5.カソード触媒層
カソード触媒層15に含まれる触媒は、公知の触媒を用いることができ、例えば白金、白金被覆チタン、白金担持カーボン、パラジウム担持カーボン、コバルトグリオキシム、ニッケルグリオキシム等を挙げることができる。
ここでカソード触媒層15にはアイオノマを含んでもよい。アイオノマを含むことにより塗工性向上を図ることができる。含まれるアイオノマとしては固体高分子電解質膜に用いる電解質であるパーフルオロ系電解質からなるアイオノマを挙げることができる。
1.6.カソードガス拡散層
カソードガス拡散層16は、カソード側に配置されるガス拡散層であり、公知のものを用いることができるが、ガス透過性及び導電性を有する部材によって構成されている。具体的にはカーボンクロスやカーボンペーパー等の多孔質部材等を挙げることができる。
1.7.カソードセパレータ
カソードセパレータ17は、水素イオンが還元されて発生した水素、及び、水素イオンが固体高分子電解質膜11を透過するときにこれに随伴した水(随伴水)が到達する流路17aを備える部材である。本形態でカソードセパレータ17は水電解部10aにおいて板状の部材を波状に形成して凹凸が繰り返された部材であり凹部17cがカソードガス拡散層16に接触して配置されることにより、カソードガス拡散層16と凸部17bとの間に水素排出のための流路17aが形成される。このとき、板厚は0.1mm~0.2mmが典型的であり、凹凸の高さは0.5mm程度が典型的である。
さらに、カソードセパレータ17は、その一部に壁を貫通する開口17dを備えている。本形態では凹部17cに設けられ、この開口17dによりカソードとセパレータ間流路30(図5参照)とが連通し、開口17dを通じて随伴水をセパレータ間流路30に流すことができる。
開口17dの形態は特に限定されることはないが、流路17aが延びる方向に連続したスリット状であってもよく、流路17aが延びる方向に断続的に複数の開口17dが間隔を有して設けられてもよい。ただし、カソードではその性質上ある程度の圧力を有していることから、開口17dをある程度小さくすることで、後述するような開口17dを通して随伴水を選択的にセパレータ間流路30に押し出すようにして導きやすくなる。
また、カソードセパレータ17には、図1からわかるように、水電解部10aから延長して外側となる位置で、流路17aの一端側となる部位には水入口孔Hin1、水入口孔Hin2が設けられ、流路17aの他端側となる部位には水及び酸素出口孔O/Hout、水素出口孔H2outが設けられている。また、流路17aが並ぶ方向の一端側に複数の水出口Houtが設けられている。
ここで流路17aは一端が水入口孔Hin2に通じ、他端が水素出口孔H2outに通じている。
2.水電解スタック
2.1.水電解スタックの基本構造
水電解スタック20は、上記した水電解セル10が複数(50枚~400枚程度)重ねられてなる部材であり、複数の水電解セル10に通電して水素及び酸素を生成する。図3にその構成の概要を示した。水電解セル20は、スタックケース21、エンドプレート22、複数の水電解セル10、及び、付勢部材23を備えている。
スタックケース21は、重ねられた複数の水電解セル10、及び、付勢部材23をその内側に収納する筐体である。本形態でスタックケース21は四角形の筒状で一端が開口し、他端が閉じているとともに、開口の縁に沿って開口とは反対側に板状の片が張り出し、フランジ21aを形成している。
エンドプレート22は板状の部材であり、スタックケース21の開口を塞ぐ。スタックケース21のフランジ21aとの重なり部分をボルト及びナット等によりスタックケース21にフタをするようにエンドプレート22がスタックケース21に固定される。
水電解セル10は上記の通りである。このような水電解セル10が複数重ねられている。ここで本形態では、図3からわかるように、水電解セル10は水平方向に重ねられるように構成され、各水電解セル10では図1に示したように流路14aが並ぶ方向、流路17aが並ぶ方向が鉛直方向となり、Houtが下方となるように配置されている。これにより後述するように重力の作用を利用し易くなる。
付勢部材23は、スタックケース21の内側に収まり、水電解セル10の積層体に対してその積層方向に押圧力を付与する。付勢部材として例えば皿バネ等を挙げることができる。
2.2.水電解セルの積層構造
上記のように水電解スタック20では複数の水電解セル10が積層されてなる。図4には積層された水電解セル10のうち3つを抽出して一部の断面を表した。また図5には図4のうちVで示した部分を拡大して表した。
図4、図5からわかるように、水電解セル10が積層されたときには隣接する水電解セル10で、一方の水電解セル10のカソードセパレータ17と他方の水電解セル10のアノードセパレータ14とが重なる。より具体的には一方の水電解セル10のカソードセパレータ17の凸部17bと他方の水電解セル10のアノードセパレータ14の凸部14bとが接触して重なる。
このように水電解セル10が積層されることで、隣接する水電解セル10の間に流路であるセパレータ間流路30が形成される。具体的には、隣接する水電解セル10において、一方の水電解セル10のカソードセパレータ17aの凸部17b及び他方の水電解セル10のアノードセパレータ14の凸部14bが重なるように配置されると、凹部14cと凹部17cと間に空間が形成されてこれがセパレータ間流路30となる。そしてこのセパレータ流路30は図1に示したHoutに連通している。
本形態ではカソードセパレータ17に上記したように開口17dが設けられているため、カソードからの随伴水をセパレータ間流路30に流すことができる。
図6には開口17dの位置が異なる例を説明する図を示した。図6は図5と同様の視点による図である。図6の例ではカソードセパレータ17の凸部17bと凹部17cとを結ぶ壁部に開口17dが設けられている。このような開口17dでも同様に作用する。
3.水電解スタックによる水素の生成等
水電解スタック20により次のように純水から水素及び酸素が生成される。従って、本開示の水電解スタックは上記の他にも水素を生成するために必要な公知の部材や構成を備えることができる。
アノードセパレータ14の流路14aからアノード(酸素発生極)に供給された純水(HO)は、アノードとカソードとの間に通電することで、電位がかかったアノード触媒層12で酸素、電子及びプロトン(H)に分解される。このときプロトンは固体高分子電解質膜11を通りカソード触媒層15に移動する。一方、アノード触媒層12で分離された電子は外部回路を通りカソード触媒層15に達する。そして、カソード触媒層15にてプロトンが電子を受け取り水素(H)が発生し、カソードガス拡散層16に達する。なお、カソードガス拡散層16では発生した水素ガスとともに随伴水が存在する。
カソードガス拡散層16に存在する水素ガス及び随伴水はカソードセパレータ17に達する。カソードセパレータ17には開口17dが設けられている。また、本形態の水電解スタック20では水電解セル10が、セパレータ間流路30が水平の延び、複数のこれらのセパレータ間流路30が鉛直方向に配置される。これにより、開口17dを通じて随伴水がセパレータ間流路30に達し重力の作用で下方に移動する。その結果水素は流路17aを移動する。そして随伴水は水電解セル10の下方に設けられ、セパレータ間流路30に通じるHoutから排出され、水素ガスは流路17aを通ってH2outから排出される。すなわち、水電解スタック内で水素と随伴水との気液分離がされる。
なお、アノード触媒層12で発生した酸素及び使用されなかった水はアノードセパレータ14に達して流路14aを通ってO/Houtから排出される。
4.効果等
上記のように本形態では、発生した多くの随伴水をセパレータ間流路30に流すことができ、水電解スタック20で気液が分離される。これをさらに水素の出口(H2out)と随伴水の排出口(Hout)の高低差を利用して気液分離を促進してより確実に気液分離を行う。これにより分離された気液混合流体から気体(飽和蒸気による水分は含んだまま)は分離することができ、外部に別途気液分離器を設けることを不要とすることも可能である。また、随伴水をセパレータ間流路30に流すことができるので、水素の流路17aに随伴水が溜まり難く、水電解の進行が妨げられることを抑制することが可能となる。
また、本形態では、水電解セルに燃料電池に用いられる単位要素の構造を兼用することができる(ただし開口は除く。)。このとき、燃料電池の冷却水流路を上記セパレータ間流路として用いることができる。従って水電解スタックと燃料電池との構造上の互換性を高め、両者の部品供給性を高めて生産性向上、コスト削減を図ることもできる。
10 水電解セル
11 固体高分子電解質膜
12 アノード触媒層
13 アノードガス拡散層(酸素発生極ガス拡散層)
14 アノードセパレータ(酸素発生極セパレータ)
15 カソード触媒層
16 カソードガス拡散層(水素発生極ガス拡散層)
17 カソードセパレータ(水素発生極セパレータ)
17d 開口
20 水電解スタック
30 セパレータ間流路

Claims (2)

  1. 固体高分子電解質膜を挟んで一方側に配置された酸素発生極及び他方側に配置された水素発生極を有する水電解するための単位要素である水電解セルが複数積層されてなる水電解スタックであって、
    前記水電解セルには前記酸素発生極側に配置され水を供給する水供給流路を具備する酸素極セパレータ、及び、前記水素発生極側には発生した水素を流す水素流路を具備する水素極セパレータを備え、
    隣り合う前記水電解セルで、一方の前記水電解セルの前記水素極セパレータと他方の前記水電解セルの前記酸素極セパレータとが隣接しており、
    前記水素極セパレータと前記酸素極セパレータとの間にセパレータ間流路が形成され、
    前記セパレータ間流路は前記水素発生極と開口により連通している、
    水電解スタック。
  2. 前記水素極セパレータ、及び、前記酸素極セパレータは、いずれも凹凸が繰り返される形状を有しており、前記水素極セパレータの凸部と前記酸素極セパレータの凸部とが重なることにより、前記水素極セパレータの凹部と前記酸素極セパレータの凹部との間に前記セパレータ間流路が形成されている、請求項1に記載の水電解スタック。
JP2022075752A 2022-05-02 2022-05-02 水電解スタック Active JP7148010B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022075752A JP7148010B1 (ja) 2022-05-02 2022-05-02 水電解スタック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022075752A JP7148010B1 (ja) 2022-05-02 2022-05-02 水電解スタック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7148010B1 JP7148010B1 (ja) 2022-10-05
JP2023165110A true JP2023165110A (ja) 2023-11-15

Family

ID=83507319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022075752A Active JP7148010B1 (ja) 2022-05-02 2022-05-02 水電解スタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7148010B1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239786A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Shinko Pantec Co Ltd 水素・酸素発生装置
JP2004119084A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Equos Research Co Ltd 燃料電池
JP2005209470A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Equos Research Co Ltd 燃料電池
JP2010189689A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 水電解装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08239786A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Shinko Pantec Co Ltd 水素・酸素発生装置
JP2004119084A (ja) * 2002-09-24 2004-04-15 Equos Research Co Ltd 燃料電池
JP2005209470A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Equos Research Co Ltd 燃料電池
JP2010189689A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 水電解装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7148010B1 (ja) 2022-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8337678B2 (en) Electrochemical apparatus
DK2909363T3 (en) Electrolysis cell of alkali solutions
US20100230278A1 (en) Water electrolysis system
JP5269372B2 (ja) 燃料電池
US8894829B2 (en) Water electrolysis apparatus
JP2013531134A (ja) ガスを生成するための方法および装置
US8658008B2 (en) High-pressure hydrogen producing apparatus
CN106030886B (zh) 电化学电池
JP5140123B2 (ja) 水電解システム
US20230313388A1 (en) Water electrolysis cell and water electrolysis stack
JP2010073626A (ja) 燃料電池用セパレータ及び燃料電池スタック
JP7148010B1 (ja) 水電解スタック
KR101892692B1 (ko) 역전기투석 장치와 연료전지를 이용한 하이브리드 발전 시스템
JP6876998B1 (ja) 圧縮装置
KR20140133301A (ko) 전기화학셀용 막전극 접합체
JP2009037915A (ja) 燃料電池スタックシステムおよび電子機器
JP2023144569A (ja) 水電解セル、水電解スタック
CN1815788A (zh) 一种运行稳定性较高的燃料电池
JP2007005291A (ja) 直接液体燃料電池スタック
JP4972884B2 (ja) 燃料電池
JP5714462B2 (ja) 燃料電池
JP2007234315A (ja) 燃料電池
JP2013036068A (ja) 高圧水電解システム及びその運転方法
WO2023234335A1 (ja) 電解セルおよび電解装置
JP2023159573A (ja) 水電解セル、水電解セルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220623

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7148010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151