JP2023163576A - 乾燥炭化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体の構成を簡易化してコストを低減することができると共に、設置スペースも大幅に削減することが可能となり、作業時間も短縮することができる乾燥炭化装置を提供する。【解決手段】縦型の円筒形状をなし被処理物が投入される本体槽11と、該本体槽11内で軸心に沿う回転軸20周りに設けられ、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で伝熱面12aに押し付ける上下複数段の回転巻上羽根30と、を有する。本体槽11内は、その上部より投入された被処理物を、上方回転巻上羽根30Aの回転により乾燥させる乾燥領域11aと、その下方で乾燥済みの被処理物を受け入れ、該被処理物を、下方回転巻上羽根30Bの回転により炭化させる炭化領域11bとに、隔壁110を介して区画されている。【選択図】図1

Description

本発明は、縦型の円筒形状をなし被処理物が投入される本体槽と、該本体槽内で軸心に沿う回転軸周りに設けられ、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で前記本体槽内周の伝熱面に押し付ける上下複数段の回転巻上羽根と、を有する乾燥炭化装置に関する。
従来より、粒状、粉末状、液状、塊状等と種々様々な被処理物を乾燥させた後、続けて炭化させる乾燥炭化装置が知られている。特に本出願人は、サイクロンフィンと呼ばれる独自の羽根の開発により、理想の乾燥条件ないし炭化条件を実現することができる乾燥炭化装置を既に提案している(例えば特許文献1,2参照)。
このような乾燥炭化装置は、縦型の円筒形状の本体槽内に投入された被処理物を、回転軸に取り付けられた回転巻上羽根の回転により、本体槽内壁の伝熱面に薄膜状に押し付けられて乾燥させる乾燥機と、この乾燥機と同様の構成で、乾燥機で生成された乾燥物を、さらに高温かつ無酸素状態で炭化させる炭化機とを、それぞれ並設したものであった。
特開平10-185138号公報 特開2011-063743号公報
しかしながら、前述した特許文献1,2に記載された乾燥炭化装置では、乾燥機と炭化機とが、同様な構成であるにも関わらず、別々の本体槽等を備えた装置として構成されていた。そのため、装置全体として大掛かりとなるだけでなく、乾燥機から炭化機へ被処理物を移送する配管設備も必要となり、コストが嵩むものとなり、また、設置するために広いスペースが必要であるという問題点があった。さらに、乾燥機から乾燥物を炭化機まで移送することにより、作業時間も長くなるという問題点もあった。
本発明は、前述したような従来の技術が有する問題点に着目してなされたものであり、乾燥機と炭化機とを1つの装置としてまとめて構成したことにより、全体の構成を簡易化してコストを低減することができると共に、設置スペースも大幅に削減することが可能となり、省スペース化の要請にも応じることができ、さらに、作業時間も短縮することができる乾燥炭化装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するため、本発明の一態様は、
縦型の円筒形状をなし被処理物が投入される本体槽と、該本体槽内で軸心に沿う回転軸周りに設けられ、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で前記本体槽内周の伝熱面に押し付ける上下複数段の回転巻上羽根と、を有する乾燥炭化装置において、
前記本体槽内は、該本体槽の上部より投入された被処理物を、前記回転巻上羽根の回転により乾燥させる乾燥領域と、該乾燥領域の下方で乾燥済みの被処理物を受け入れ、該被処理物を、前記回転巻上羽根の回転により炭化させる炭化領域とに、隔壁を介して区画されたことを特徴とする。
本発明に係る乾燥炭化装置によれば、乾燥機と炭化機とを1つの装置としてまとめて構成したことにより、全体の構成を簡易化してコストを低減することができると共に、設置スペースも大幅に削減することが可能となり、省スペース化の要請にも応じることができ、しかも、被処理物の乾燥処理ないし炭化処理を効率良く実行することが可能となり、作業時間も短縮することができる。
本発明の実施形態に係る乾燥炭化装置の内部構造を概略的に示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る乾燥炭化装置の全体的な構成と処理を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施形態に係る乾燥炭化装置における処理中の被処理物の様子を示す説明図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する実施形態を説明する。
本実施形態に係る乾燥炭化装置10は、本体槽11に投入された被処理物を、本体槽11内で鉛直軸心に沿って延びる回転軸20に設けられた上下複数段の回転巻上羽根30の回転により、先ずは乾燥処理により乾燥物を生成し、次いで乾燥物を炭化処理して炭化物を生成するための装置である。ここで被処理物は、生ゴミ、残飯、食品残滓、汚泥、スラッジ、家畜糞尿等と多岐に渡り、その形態も、粒状、粉末状、液状、塊状等、種々様々で、水分含量も多様である。
図1は、本実施形態に係る乾燥炭化装置10の内部構造を示す縦断面図である。図2は、本実施形態に係る乾燥炭化装置10の全体的な構成と処理を概略的に示すフロー図である。図1ではハッチングを省略している。各図における各構成要素の相対的な寸法や形状等は、適宜設計変更されるものであり、実際とは異なる場合がある。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではなく、既に周知な事項の詳細な説明や、実質的に同一の構成に対する重複説明等は、適宜省略する場合がある。
<本体槽11について>
図1に示すように、本体槽11は、縦型の円筒形状に金属材により形成され、外周をなす周壁部12と、下側を塞ぐ底面部14と、上側を塞ぐ上面部15と、により内部が閉じられている。本体槽11は、脚部1によってフロア上に軸心が鉛直となる姿勢で設置される。本体槽11の周壁部12の内周面(本体槽内周)は、加熱手段からの熱を被処理物に伝える伝熱面12aとなる。加熱手段は、例えば、本体槽11の周壁部12の外周面(本体槽外周)を囲むように形成したジャケット13と、このジャケット13に接続され、ジャケット13内に熱風を送り込む熱風発生炉40(図2参照)と、を備えている。
ジャケット13は、周壁部12の外周面をその最下端から上端付近に亘って囲うように形成され、その内部は中空となっている。ジャケット13には、熱風をジャケット13内に受け入れる熱風流入部13aと、余分な熱風をジャケット13外に排出する熱風流出部13bと、が設けられている。熱風流入部13aは、ジャケット13のうち後述する本体槽11の炭化領域11bに重なる部位の下側(例えば最下端)に、配管を接続可能な管状に設けられている。
熱風流出部13bは、ジャケット13のうち後述する乾燥領域11aに重なる部位の上側(例えば最上端)に、配管を接続可能な管状に設けられている。図2に示すように、熱風流出部13bに接続された排気ラインをなす配管の終端側には、ブロワー50が設けられており、熱風流出部13bから排出された熱風は、例えば大気中に放出される。なお、ジャケット13の内部は、熱風流出部13bから導入された熱風を伝熱面12aの全周に亘って上方へ行き渡らせるように螺旋状の仕切板が設けられている。
また、加熱手段の他の例として、後述する熱風発生炉40からの熱風の代わりに、蒸気をジャケット13内に送り込むように構成したり、あるいは、ジャケット13内に収容した熱媒体と、ジャケット13の外周に配設した電気ヒーターとから構成しても良い。すなわち、電気ヒーターからの熱を熱媒体を介して伝熱面12aに伝えるものである。さらに構成を簡略化して、ジャケット13の外周に配設した電気ヒーターの熱を伝熱面12aに直接伝えるようにしても良い。このように加熱手段には種々のものが考えられる。
本体槽11の内部は、その上部より投入された被処理物を乾燥させる乾燥領域11aと、その下方で乾燥済みの被処理物を受け入れて炭化させる炭化領域11bとに、隔壁110を介して区画されている。隔壁110は、例えば、本体槽11の軸心と直交する円板状に形成され、周壁部12を高さ方向に略2等分する位置に設けられている。隔壁110は、乾燥領域11aの底面をなしている。なお、本体槽11は、周壁部12が後述のジャケット13と共に、隔壁110より下側の位置で上下に2分割されており、上下間の接合部18で分離可能に組み合わされている。これにより、本体槽11内への部品の組み付けや保守点検が可能となる。
乾燥領域11aは、本体槽11内の上半側であり、後述の供給管16より投入された被処理物を、当該領域に位置する上方回転巻上羽根30Aの回転により巻き上げつつ遠心力により伝熱面12aに押し付ける乾燥処理により、乾燥物を生成する領域である。乾燥領域11aには、上面部15にある通気口15a(図2参照)から空気が供給される。一方、炭化領域11bは、本体槽11内の下半側であり、乾燥領域11aより落下した乾燥物を受け入れて、当該領域に位置する下方回転巻上羽根30Bの回転により巻き上げつつ遠心力により伝熱面12aに押し付ける炭化処理により、炭化物を生成する領域である。
隔壁110における偏心した位置には、シャッター111aより開閉可能な落下口111が設けられている。シャッター111aは、例えばソレノイド111b等によって開閉駆動される。落下口111は、通常はシャッター111aによって閉じられているが、開状態のときは、この落下口111を通じて乾燥領域11a内の被処理物が炭化領域11bへ重力で自然落下するように構成されている。なお、落下口111は、1つだけに限らず複数設けても良い。
隔壁110の中央には、後述する上方回転軸20Aの下端を回転可能に支える下軸受け部を兼ねた連通部120が設けられている。連通部120は、隔壁110の中央に貫通した状態で固定された軸受け円筒部材121と、この円筒部材121の上面開口を上から囲うように被さる状態で上方回転軸20Aの途中に固定された覆い円筒部材122と、を備えてなる。軸受け円筒部材121の途中で隔壁110より下方の炭化領域11bに位置する箇所には、その内部に連通する通気口121aが設けられている。
軸受け円筒部材121の内側は、通気口121aを通じて炭化領域11bに連通すると共に、円筒部材121の上面開口と覆い円筒部材122との隙間を通じて乾燥領域11aに連通している。このような連通部120によって、炭化領域11bで発生する廃ガスは乾燥領域11aに送り込まれる一方、乾燥領域11aにおける被処理物が連通部120から炭化領域11bへ落下しないように構成されている。なお、後述する上方回転巻上羽根30Aは、覆い円筒部材122の外周下端側に固定されており、上方回転巻上羽根30Aは上方回転軸20Aと一体に回転する。
また、本体槽11の内部に被処理物を供給したり外部に排出する構成は様々である。本実施形態では、本体槽11の上面部15付近の周壁部12に供給管16を接続する一方、底面部14付近の周壁部12に排出管17を接続している。供給管16には、図示省略した被処理物の受入れ用のホッパーを接続する投入口16aと、この投入口16aを開閉するシャッター16bが設けられている。シャッター16bは、例えばソレノイド16c等によって開閉駆動される。また、供給管16内には、投入口16aに投入された被処理物を本体槽11内の上面部15付近、すなわち乾燥領域11aの上部に移送する供給スクリュー16dが回転可能に設けられている。供給スクリュー16dは、例えば駆動モータ16e等によって回転駆動される。
一方、排出管17には、外部に開口する排出口17aと、この排出口17aを開閉するシャッター17bが設けられている。シャッター17bは、例えばソレノイド17c等によって開閉駆動される。また、排出管17内には、本体槽11内の底面部14付近、すなわち炭化領域11bの底部から炭化済みの被処理物(炭化物)を排出口17aまで移送する排出スクリュー17dが回転可能に設けられている。排出スクリュー17dは、例えば駆動モータ17e等によって回転駆動される。
このような構成によれば、被処理物は、供給管16から供給スクリュー16dの回転駆動によって本体槽11内の乾燥領域11aに供給される。一方、本体槽11内の炭化領域11bで処理後の炭化物は、排出口17aから排出スクリュー17dの回転駆動によって外部に排出される。これにより、被処理物の供給を区切って、間欠的に炭化物を得るバッチ式の処理だけでなく、被処理物を連続的に供給しながら後述する乾燥処理ないし炭化処理を実行し、炭化物を連続的に排出する連続式の処理が可能となる。
あるいは、図示省略したが、本体槽11の上面部15の一部に開閉可能な供給口を設けて、この供給口より被処理物を内部に投入する一方、本体槽11の底面部14付近に開閉可能な排出口を設けて、この排出口より炭化物を外部に排出するように構成しても良い。このような構成によれば、全ての処理工程が終了するまで、途中で被処理物の供給ないし排出を行わないバッチ式の処理を行うものとなる。
また、本体槽11のうち乾燥領域11aには、本体槽11内で発生した廃ガスを外部に排出する廃ガス排気部19が設けられている。廃ガス排気部19の基端口は、上面部15に連通接続されている。廃ガス排気部19は、例えば煙突状に形成されており、配管を介して後述する熱風発生炉40(図2参照)に排ガスを供給するように接続されている。廃ガス排気部19の途中には、開閉可能なシャッター19aが設けられており、シャッター19aが開いた時に廃ガスを排出するように構成されている。シャッター19aは、例えばソレノイド19b等によって開閉駆動される。
<回転軸20について>
図1に示すように、本体槽11内には、その鉛直軸心に沿って延びる回転軸20が配設されている。回転軸20は、乾燥領域11aに配される上方回転軸20Aと、炭化領域11bに配される下方回転軸20Bと、に上下に分断されている。以下の説明で、上方回転軸20Aと下方回転軸20Bとを総称するときは、単に回転軸20と表記する。
上方回転軸20Aは、上端部が、本体槽11の上面部15の中央上側に設けられた上方軸受部21に回転可能に軸支され、下端部は、隔壁110の中央を貫通した前述の軸受け円筒部材121に回転可能に軸支されている。ここで上方軸受部21の上方に突出した上方回転軸20Aの上端部には、上駆動モータ23がギヤボックス23aを介して動力伝達可能に連結されている。上方回転軸20Aは、上駆動モータ23によって一方向へ軸心を中心に回転駆動される。
一方、下方回転軸20Bは、下端部が、本体槽11の底面部14の下方に設けられた下方軸受部22に回転可能に軸支され、上端部は、そのまま立設された状態となる。ここで下方軸受部22の下方に突出した下方回転軸20Bの下端部には、下駆動モータ24がギヤボックス24aを介して動力伝達可能に連結されている。下方回転軸20Bは、下駆動モータ24によって前記上方回転軸20Aと同様に一方向へ軸心を中心に回転駆動される。
<回転巻上羽根30について>
図1に示すように、回転軸20には、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で伝熱面12aに押し付ける上下複数段の回転巻上羽根30が支持されている。すなわち、上方回転軸20Aには、乾燥領域11aに配される上方回転巻上羽根30Aが支持され、下方回転軸20Bには、炭化領域11bに配される下方回転巻上羽根30Bが支持されている。以下の説明で、上方回転巻上羽根30Aと下方回転巻上羽根30Bとを総称するときは、単に回転巻上羽根30と表記する。
上方回転巻上羽根30Aは、上駆動モータ23の駆動により上方回転軸20Aと一体に一方向へ回転する。一方、下方回転巻上羽根30Bは、下駆動モータ24の駆動により下方回転軸20Bと一体に同じく一方向へ回転する。ここで上方回転巻上羽根30A(上駆動モータ23)と下方回転巻上羽根30B(下駆動モータ24)の回転駆動は、それぞれ別々に制御可能に構成されている。
回転巻上羽根30は、回転軸20を中心に円周方向に並ぶように配された複数の基羽根31から成る。本実施形態では、上方回転巻上羽根30Aは、2枚の基羽根31を備えている。また、下方回転巻上羽根30Bも、同様に2枚の基羽根31を備えている。各基羽根31は、それぞれ同一形状に形成されており、位相が略180度ずれた状態に配置されている。
各基羽根31は、平面視でそれぞれが円周方向に延び、被処理物をそれぞれの始端側から載せて終端側へ移動させつつ巻き上げ可能な平坦面31a(図3参照)を備えている。この平坦面31aは、回転巻上羽根30の回転方向と逆方向に向かい始端側から終端側にかけて斜め上方へ延びるように形成されている。すなわち、各基羽根31は、被乾燥物を平坦面31a上に載せて巻き上げつつ、遠心力(図3参照)によって前記伝熱面12aに押し付けるように構成されている。
各基羽根31の平坦面31aの外周端は、本体槽11の伝熱面12aと近接した円弧状となっている。ここで平坦面31aの外周端と伝熱面12aとの間には、各基羽根31の回転を許容する隙間U(図3参照)が確保されている。なお、基羽根31の平坦面31aの高い位置となる終端側は、回転方向と反対の方向に隣接する基羽根31の平坦面31aの低い位置となる始端側の上にオーバーラップさせても良い。
各基羽根31は、それぞれ回転軸20から径方向に延在させた取付アーム32の先端に始端側が連結されている。取付アーム32は、回転軸20の軸方向と直交する平面上に展開するように配され、それぞれが対応する基羽根31を支持している。本実施の形態では、基羽根31と取付アーム32とは一体成形されたものであり、一枚の金属板を裁断して曲げ加工することにより構成されている。
詳しく言えば、上方回転巻上羽根30Aにおける取付アーム32の基端は、上方回転軸20Aに直接ではなく、覆い円筒部材122の外周下端側に固定されている。一方、下方回転巻上羽根30Bにおける取付アーム32の基端は、下方回転軸20Bに直接固定されている。なお、各取付アーム32は、その幅方向において基羽根31の平坦面31aの傾斜に合わせて斜めに傾いている。
各基羽根31の終端側や途中も、必要に応じて回転軸20から径方向に延在させた別体の取付アーム32により支持しても良い。この場合、取付アーム32の先端は、各基羽根31の平坦面31aの裏側に固定される。また、各基羽根31は、取付アーム32を介さずに、それぞれ始端側を回転軸30に直接連結して、始端側から終端側にかけて伝熱面12aに徐々に近接する形状としても良い。
なお、回転巻上羽根30を構成する基羽根31の数は、図示した2枚に限られるものではなく、3枚あるいは4枚以上で構成しても良い。各基羽根31の具体的な長さや横幅の寸法も、適宜定め得る設計事項である。また、本実施形態では、上方回転軸20Aと下方回転軸20Bとに、それぞれ1段ずつ回転巻上羽根30を取り付けたが、本体槽11の高さや寸法に応じて、2段以上の回転巻上羽根30を取り付けても良く、上方回転軸20Aと下方回転軸20Bとで、回転巻上羽根30を取り付ける段数を異ならせても良い。
<熱風発生炉40について>
図2に示すように、本体槽11の傍らには、熱風発生炉40が本体槽11と並列する状態で立設されている。熱風発生炉40は、本体槽11内で発生した廃ガスを導き直接燃焼させて無害化する炉である。ここでの廃ガスは、水蒸気のほか、臭気成分やCOD、BOD成分を含むものである。熱風発生炉40は、立設された円筒状の炉筒41と、炉筒41内の上部に設けられたバーナー42と、を備えている。
炉筒41の上部には、外部から内部のバーナー42付近に連通する管状の排ガス供給部43が設けられている。炉筒41の下部には、内部から外部に連通する管状の熱風排出部44が設けられている。排ガス供給部43は、本体槽11の上面部15にある廃ガス排気部19に配管を介して接続されている。熱風排出部44は、本体槽11のジャケット13にある熱風流入部13aに配管を介して接続されている。
すなわち、熱風発生炉40と本体槽11とは、廃ガス排出ラインをなす配管で接続されていると共に、熱風供給ラインをなす配管で接続されている。これにより、本体槽11内の廃ガスは、熱風発生炉40内に導かれて燃焼し、燃焼によって生じた排気ガスは熱風として本体槽11のジャケット13内に導かれ、熱風発生炉40は、本体槽11の伝熱面12aを加熱するための加熱手段を構成している。
<乾燥炭化装置10の作用>
次に、本実施形態に係る乾燥炭化装置10の作用について説明する。
図2おいて、乾燥炭化装置10では、先ず本体槽11の上側の乾燥領域11aで被処理物の乾燥処理を行い、次いで本体槽11の下側の炭化領域11bで被処理物の炭化処理を行う。炭化領域11bでの炭化処理に際しては、同時に乾燥領域11aで新たな乾燥処理を行うこともできる。これにより、1つの乾燥炭化装置10だけで、被処理物の乾燥処理および炭化処理を連続的かつ同時に行うことが可能となる。
最初に本体槽11の乾燥領域11aでは、供給管16から供給スクリュー16dの回転駆動によって被処理物が供給される。このとき、熱風発生炉40の駆動により、ジャケット13内には熱風が導かれて伝熱面12aが加熱されている。乾燥領域11aに供給された被処理物は、上方回転軸20Aの回転駆動による上方回転巻上羽根30Aの回転によって、乾燥領域11aで上方へ巻き上げられる。
すなわち、上方回転巻上羽根30Aが回転すると、各基羽根31ごとに被処理物が始端側から平坦面31a上に載り、平坦面31aに沿って終端側へ移動していく。このとき、被処理物には上方へ向かわせる力が働き、被処理物は巻き上げられると共に、遠心力によって伝熱面12aに押し付けられる(図3参照)。これにより、被処理物は、水分が蒸発し乾燥する。
さらに、次述する炭化領域11bにおける炭化処理も同時に進行している場合、炭化処理により発生する廃ガスが、連通部120を通じて乾燥領域11aに送り込まれる。これにより、被処理物の薄膜状の内周側からも加熱することができ、被処理物の水分蒸発が推進されるため、乾燥領域11aにおける被処理物の乾燥効率をよりいっそう高めることができる。ここでの廃ガスは、乾燥済みの被処理物をさらに炭化する際に生じるものであり、主に水蒸気を含む熱風である。
乾燥領域11aにおける廃ガスは、上面部15にある廃ガス排気部19から外部へ排出され、配管を通して熱風発生炉40に導かれる。炉筒41の排ガス供給部43から導入された廃ガスは、水蒸気のほか、臭気成分やCOD、BOD成分を含むものであり、バーナー42によって燃焼されて無害化される。このとき発生する熱風は、炉筒41の熱風排出部44から配管を介してジャケット13の下部にある熱風流入部13aからジャケット13内に送られ、伝熱面12aを加熱する。
熱風発生炉40からジャケット13に導入された熱風は、ジャケット13に下部から上部へ循環するに従い温度は徐々に下がるが、乾燥領域11aを囲う部分でも乾燥処理に十分な高温に保たれている。しかも、乾燥領域11aには、前述したように、炭化領域11bからの排ガスが直接導入されるため、最初に被処理物を十分に乾燥させることができる。なお、ジャケット13内の上部に到達した熱風は、ジャケット13の上部にある熱風流出部13bから配管を通り、ブロワー50によって大気中に放出される。
このように、乾燥領域11aにおける乾燥処理は、例えば1~2時間ほど実行することにより、最初の被処理物の重量を、例えば5分の1程度まで減じることができる。乾燥領域11aにおいて乾燥された被処理物は、本体槽11の隔壁110にある落下口111のシャッター111aを開くことにより、落下口111から下方の炭化領域11bへそのまま落下させることができる。ここでシャッター111aは、例えばソレノイド111b等によって開閉駆動されるため、任意のタイミングで通常の閉じた状態から開いた状態へと制御することができる。
そして、炭化領域11bにおいて、乾燥された被処理物は引き続き炭化される。炭化領域11bには、乾燥領域11aのような通気口15aはなく、連通部120では、炭化領域11bから乾燥領域11aに向かって廃ガスが流れることになる。よって、炭化領域11bにおける炭化処理中は、ほぼ無酸素状態に保たれて酸素の混入による燃焼を防ぐことができる。
炭化領域11bを覆うジャケット13の下部は、熱風発生炉40から最初に熱風が送られる。そのため、乾燥領域11aを覆うジャケット13の上部よりも高温となり、伝熱面12aの温度を炭化に適した高温に加熱することができる。そして、炭化領域11bにおける処理物は、下方回転軸20Bの回転駆動による下方回転巻上羽根30Bの回転によって、炭化領域11bで上方へ巻き上げられる。
すなわち、下方回転巻上羽根30Bが回転すると、各基羽根31ごとに被処理物が始端側から平坦面31a上に載り、平坦面31aに沿って終端側へ移動していく。このとき、被処理物には上方へ向かわせる力が働き、被処理物は巻き上げられると共に、遠心力によって伝熱面12aに押し付けられる(図3参照)。これにより、既に乾燥された被処理物からは、さらに水分が蒸発して炭化する。また、炭化処理において発生した廃ガスは、前述したように連通部120より乾燥領域11aへ導入され、乾燥処理に利用することができる。
このように、炭化領域11bにおける炭化処理は、例えば1~2時間ほど実行することにより、乾燥領域11aから送られてきた乾燥済みの被処理物の重量を、さらに例えば4分の1程度まで減じることができる。そして、炭化された被処理物は、炭化領域11bの下部にある排出管17から排出スクリュー17dの回転駆動によって外部に排出される。なお、炭化された被処理物(炭化物)は、例えば土壌改良剤、廃水処理剤、燃料等として再利用することができる。
以上のように、本乾燥炭化装置10によれば、炭化領域11bから炭化された被処理物が排出されると、排出された分だけ、再び乾燥領域11aから乾燥済みの被処理物を炭化領域11bへ落下させ、さらに、乾燥領域11aには新たに被処理物が供給される。これにより、本乾燥炭化装置10では、連続的に被処理物の乾燥処理ないし炭化処理を同時に行うことができ、2つの処理にかかる作業時間も全体として大幅に短縮される。
[本発明の構成と作用効果]
以上、本発明の各種実施形態について説明したが、本発明は前述した各種実施形態に限定されるものではない。前述した各種実施形態から導かれる本発明について、以下に説明する。
先ず、本発明は、縦型の円筒形状をなし被処理物が投入される本体槽11と、該本体槽11内で軸心に沿う回転軸20周りに設けられ、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で前記本体槽11内周の伝熱面12aに押し付ける上下複数段の回転巻上羽根30と、を有する乾燥炭化装置10において、
前記本体槽11内は、該本体槽11の上部より投入された被処理物を、前記回転巻上羽根30の回転により乾燥させる乾燥領域11aと、該乾燥領域11aの下方で乾燥済みの被処理物を受け入れ、該被処理物を、前記回転巻上羽根30の回転により炭化させる炭化領域11bとに、隔壁110を介して区画されたことを特徴とする。
このような乾燥炭化装置10によれば、本体槽11の上部より投入された被処理物は、先ず乾燥領域11aで回転巻上羽根30の回転により伝熱面12aに押し付けられて乾燥される。次いで乾燥された被処理物は、乾燥領域11aの下方の炭化領域11bで回転巻上羽根30の回転により伝熱面12aに押し付けられて炭化される。
このように本装置10では、従来の乾燥機と炭化機とを1つの装置としてまとめて構成したことにより、全体の構成を簡易化してコストを低減することができると共に、設置スペースも大幅に削減することが可能となり、省スペース化の要請にも応じることができる。さらに、本装置10では、被処理物の乾燥処理ないし炭化処理を同時に行うことが可能であり、2つの処理にかかる作業時間も全体として大幅に短縮することができる。
また、本発明では、前記隔壁110に設けられ、シャッター111aより開閉可能な落下口111を備え、
前記落下口111が開状態のとき、該落下口111を通じて前記乾燥領域11a内で乾燥された被処理物が前記炭化領域11bへ落下することを特徴とする。
このような構成により、乾燥領域11aにおいて生成された乾燥物を、シャッター111aを開いた状態の落下口111から、そのまま重力により下方の炭化領域11bへ容易に移すことができる。ここでシャッター111aの開閉は、任意のタイミングで制御することができる。
また、本発明では、前記炭化領域11bでの炭化処理時に発生する廃ガスを、前記乾燥領域11aに送り込む連通部120を備えたことを特徴とする。
このような構成により、廃ガスに含まれる廃熱を、乾燥領域11aにおける乾燥処理の加熱源として有効に利用することが可能となり、乾燥効率を高めることができる。
また、本発明では、前記連通部120は、前記隔壁110の中央に貫通した状態で固定され、前記回転軸20の軸受けを兼ねる有底の軸受け円筒部材121と、該軸受け円筒部材121の上面開口を塞がずに上から囲うように被さる状態で前記回転軸20に固定された覆い円筒部材122と、を備えてなることを特徴とする。
このような連通部120によれば、炭化領域11bで発生した廃ガスを、簡易な構成により効率良く乾燥領域11aへ送り込むことができる。しかも、乾燥領域11aにおける被処理物が、連通部120を通じて炭化領域11bへ落下する事態を防止することができる。
また、本発明では、前記回転軸20は、前記乾燥領域11aに配される前記上方回転巻上羽根30Aを支持する上方回転軸20Aと、前記炭化領域11bに配される前記下方回転巻上羽根30Bを支持する下方回転軸20Bと、に上下に分断され、
前記上方回転軸20Aと前記下方回転軸20Bとは、別々に回転駆動されることを特徴とする。
このような構成によれば、上方回転軸20Aおよび上方回転巻上羽根30Aの回転と、下方回転軸20Bおよび下方回転巻上羽根30Bの回転と、別々に駆動することが可能となる。よって、乾燥領域11aにおける乾燥処理と、炭化領域11bにおける炭化処理を、それぞれ連続的に行ったり同時に行う等と自在なタイミングで制御することができる。
また、本発明では、前記本体槽11内周の伝熱面12aを加熱するための加熱手段を有し、
前記加熱手段は、前記本体槽11外周を囲うように形成されて内部が中空のジャケット13と、前記本体槽11内で発生した廃ガスを導き燃焼させて無害化する熱風発生炉40と、を備え、
前記本体槽11のうち前記乾燥領域11aに、廃ガスを外部に排出して前記熱風発生炉40に供給する廃ガス排気部19が設けられ、
前記ジャケット13のうち前記炭化領域11bに重なる部位の下側に、前記熱風発生炉40で発生した熱風を受け入れる熱風流入部13aを設ける一方、前記ジャケット13のうち前記乾燥領域11aに重なる部位の上側に、前記ジャケット13内における余分な熱風を外部に排出する熱風流出部13bを設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、本体槽11内で発生した廃ガスを、熱風発生炉40に導いて燃焼させるので、廃ガスに含まれる有害成分を無害化することができると共に、臭気成分も分解して悪臭の発生をなくすることができる。また、単に廃ガスを、乾燥処理および炭化処理の熱源として利用するだけでなく、廃ガスには比較的多くのカロリーが含まれているので、熱風発生炉40の燃料は比較的少量で済むことになり、エネルギーの節約も可能となる。
また、本発明では、前記回転巻上羽根30は、前記回転軸20を中心に円周方向に並ぶように配された複数の基羽根から成り、各基羽根は、平面視でそれぞれが円周方向に延び、被処理物をそれぞれの始端側から載せて終端側へ移動させつつ巻き上げ可能な平坦面31aを備え、該平坦面31aは、回転方向と逆方向に向かい始端側から終端側にかけて斜め上方へ延びるように形成されたことを特徴とする。
このような構成によれば、各回転巻上羽根30は、それぞれ基羽根31の平坦面31aにより、被処理物を効率良くすくい上げて巻き上げつつ、遠心力によって本体槽11内周の伝熱面12aに薄膜状に押し付けることができる。ここで伝熱面12aとの接触により含水率の低くなった被処理物は、含水率の高い被処理物と入れ替わるように、基羽根31の平坦面31a上を伝熱面12aから離反する方向へ移動する。これにより、被処理物を効率良く乾燥させることができる。
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施形態の本体槽11は、全体的に寸胴の円筒形であるが、他に例えば、本体槽11の上面部15から底面部14に向かって横断面積が漸次縮径する逆円錐台形に構成しても良い。
また、前記実施形態では、本体槽11の内部における乾燥領域11aと炭化領域11bとを、ほぼ同じ大きさとしたが、例えば乾燥領域11aの容積を大きくする等、異なる大きさに設計しても良い。もちろん、乾燥領域11aと炭化領域11bとにそれぞれ配した回転巻上羽根30の数や構成も、図示したものに限定されることはない。例えば、乾燥領域11aと炭化領域11bとで、回転巻上羽根30の段数を異ならせたり、基羽根31の数や形状を異ならせることもできる。
本発明の乾燥炭化装置においては、様々な種類の被処理物に対応可能であり、特に、固形物や半固形物を含む被処理物や粘性の強い被処理物であっても、効率良く乾燥ないし炭化させることが可能な乾燥炭化装置として幅広く利用することができる。
10…乾燥炭化装置
11…本体槽
11a…乾燥領域
11b…炭化領域
12…周壁部
12a…伝熱面
13…ジャケット
14…底面部
15…上面部
110…隔壁
111…落下口
20A…上方回転軸
20B…下方回転軸
30A…上方回転巻上羽根
30B…下方回転巻上羽根
31…基羽根

Claims (7)

  1. 縦型の円筒形状をなし被処理物が投入される本体槽と、該本体槽内で軸心に沿う回転軸周りに設けられ、被処理物を回転により巻き上げつつ遠心力で前記本体槽内周の伝熱面に押し付ける上下複数段の回転巻上羽根と、を有する乾燥炭化装置において、
    前記本体槽内は、該本体槽の上部より投入された被処理物を、前記回転巻上羽根の回転により乾燥させる乾燥領域と、該乾燥領域の下方で乾燥済みの被処理物を受け入れ、該被処理物を、前記回転巻上羽根の回転により炭化させる炭化領域とに、隔壁を介して区画されたことを特徴とする乾燥炭化装置。
  2. 前記隔壁に設けられ、シャッターより開閉可能な落下口を備え、
    前記落下口が開状態のとき、該落下口を通じて前記乾燥領域内で乾燥された被処理物が前記炭化領域へ落下することを特徴とする請求項1に記載の乾燥炭化装置。
  3. 前記炭化領域での炭化処理時に発生する廃ガスを、前記乾燥領域に送り込む連通部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥炭化装置。
  4. 前記連通部は、前記隔壁の中央に貫通した状態で固定され、前記回転軸の軸受けを兼ねる有底の軸受け円筒部材と、該軸受け円筒部材の上面開口を塞がずに上から囲うように被さる状態で前記回転軸に固定された覆い円筒部材と、を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の乾燥炭化装置。
  5. 前記回転軸は、前記乾燥領域に配される前記回転巻上羽根を支持する上方回転軸と、前記炭化領域に配される前記回転巻上羽根を支持する下方回転軸と、に上下に分断され、
    前記上方回転軸と前記下方回転軸とは、別々に回転駆動されることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の乾燥炭化装置。
  6. 前記本体槽内周の伝熱面を加熱するための加熱手段を有し、
    前記加熱手段は、前記本体槽外周を囲うように形成されて内部が中空のジャケットと、前記本体槽内で発生した廃ガスを導き燃焼させて無害化する熱風発生炉と、を備え、
    前記本体槽のうち前記乾燥領域に、廃ガスを外部に排出して前記熱風発生炉に供給する廃ガス排気部が設けられ、
    前記ジャケットのうち前記炭化領域に重なる部位の下側に、前記熱風発生炉で発生した熱風を受け入れる熱風流入部を設ける一方、前記ジャケットのうち前記乾燥領域に重なる部位の上側に、前記ジャケット内における余分な熱風を外部に排出する熱風流出部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の乾燥炭化装置。
  7. 前記回転巻上羽根は、前記回転軸を中心に円周方向に並ぶように配された複数の基羽根から成り、各基羽根は、平面視でそれぞれが円周方向に延び、被処理物をそれぞれの始端側から載せて終端側へ移動させつつ巻き上げ可能な平坦面を備え、該平坦面は、回転方向と逆方向に向かい始端側から終端側にかけて斜め上方へ延びるように形成されたことを特徴とする請求項6に記載の乾燥炭化装置。
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