JP2023162510A - 紙容器 - Google Patents

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孝也 中村
Takaya Nakamura
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Abstract

【課題】 開封の際、胴部の頂部角部を紙容器の内方に容易に折り曲げることができ、頂部角部を紙容器の内方に折り曲げる動作と妻壁形成パネル左右に広げる動作を一連の動作で容易に行える紙容器を得る。【解決手段】 切妻屋根形成パネル16,17の間に折り込まれている開封側の妻壁形成パネル24を引き出して注出口を開口させる切妻屋根型の紙容器1において、妻壁形成パネル24における折り込み用折線34,35と頂部横折線26で囲まれた略三角面部37および妻壁形成パネル24に連設する開封側の胴部パネル8に、頂部横折線26を跨ぐ2本の補助折線48,49が、略三角面部37の頂点50と胴部パネル8の左右の胴部縦折線4,5の端部と底部横折線42の左右の端部との交点51,52を結ぶ仮想線L1,L2上に位置し、この仮想線L1,L2に沿って形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、液状内容物を収容する紙容器に関する。
従来、牛乳やジュースなどの液状内容物を収容する紙容器として、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の筒状胴部が形成され、胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが連設され、一対の切妻屋根形成パネルの間に一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型の紙容器が広く用いられている。
このような切妻屋根型の紙容器の開封は、一対の切妻屋根形成パネル、胴部パネルおよび妻壁形成パネルとの間で開口する空間に指を入れて、妻壁形成パネルに指をかけてから左右に広げることにより、開封側の外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルの加熱シールされている対向面同士を剥がし、そして、一対の切妻屋根形成パネルの間に折り込まれている前記妻壁形成パネルを引き出し、頂部横折線を介して連設している胴部パネルとの境界の頂部横折線から外側へ折り返して注出口を開口させるようにして行われる。しかし、使用者の手が大きい場合、紙容器が小型の場合、または省スペースを目的として切妻屋根型の頂部の高さを低くした場合などには、胴部パネルおよび妻壁形成パネルとの間に形成される空間が狭いため、妻壁形成パネルに指をかけることが難しく、開封作業が容易に行えないといった問題があった。
このような問題を解決する紙容器として、近年、紙容器の開封時に引き出される妻壁形成パネルと妻壁形成パネルと連接する胴部パネルにおいて、妻壁形成パネルとの境界に位置する頂部横折線の近傍に、その頂部横折線の一方の端部からもう一方の端部に向けて胴部パネルの中央に向かうに従い下がる補助折線が設けられている切妻屋根型紙容器が知られている(例えば特許文献1参照。)。
このような補助折線が設けられている切妻屋根型紙容器によれば、頂部横折線により形成された胴部の頂部角部を容器の内側に押しこむと、補助折線から山折れして頂部角部は容器の内方に折れ曲がり、胴部パネルの頂部横折線と開口補助罫線に挟まれた上部が容器内側に凹む。これにより、開封時に妻壁形成パネルに指をかけるときに指を入れる空間が広くなるので、紙容器の開封を容易に行うことができる。
特開2002-234524号公報
上記のように、特許文献1に記載された紙容器は、開封の際、頂部横折線により形成された胴部の頂部角部を容器の内側に押し込んで頂部角部を容器の内方に折り曲げるが、そもそも頂部角部は曲げ強度が高く、そして頂部角部の凸側から凹側へ押し込むので、頂部角部を容器の内方に折り曲げるのが容易ではなく、特に、胴部パネルの横幅が短い場合押し込み難く、頂部角部を押し込むのに大きい力を必要とし、頂部角部を容器の内方に折り曲げるのに苦労するといった問題がある。
本発明の目的は、開封の際、頂部横折線により形成された胴部の頂部角部を容器の内側に比較的小さい力で押し込み頂部角部を紙容器の内方に容易に折り曲げることができ、さらには頂部角部を紙容器の内方に折り曲げる動作と妻壁形成パネル左右に広げる動作を一連の動作で容易に行える紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが頂部横折線を介して連設され、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込み用折線から谷折りされて折り込まれ、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端には、底面形成パネルと内側パネルが底部横折線を介して連設され、底面形成パネルの内側に内側パネルが折り込まれて底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、開封側の前記妻壁形成パネルにおける前記折り込み用折線と前記頂部横折線で囲まれた略三角面部および前記妻壁形成パネルに連設する開封側の前記胴部パネルに、前記頂部横折線を跨ぐ2本の補助折線が、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記胴部パネルの左右の胴部縦折線の端部と前記底部横折線の左右の端部との交点を結ぶ仮想線上に位置し、この仮想線に沿って形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、開封側の前記妻壁形成パネルにおける前記折り込み用折線と前記頂部横折線で囲まれた略三角面部および前記妻壁形成パネルに連設する開封側の前記胴部パネルに、前記頂部横折線を跨ぐ2本の前記補助折線が形成されているので、前記頂部横折線により形成される前記胴部の頂部角部を押し込んだときの力が、前記頂部横折線により形成された前記頂部角部を形成する前記頂部横折線と前記頂部横折線を跨ぐ2本の前記補助折線との交差する部分に等分にかかることから、前記頂部角部の曲げ強度が低くなる。そして、2本の補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記胴部パネルの左右の胴部縦折線の端部と前記底部横折線の左右の端部との交点を結ぶ仮想線上に位置し、この仮想線に沿って形成されているので、前記頂部角部を押し込んだとき、前記略三角面部および前記胴部パネルが2本の前記補助折線から容易に谷折れし、前記頂部角部が紙容器の内側に折り曲がることを誘導するので、前記頂部角部を比較的小さい力で紙容器の内方に折り曲げることができる。
また、2本の前記補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記胴部パネルの左右の胴部縦折線の端部と前記底部横折線の左右の端部との交点を結ぶ仮想線上に位置し、この仮想線に沿って形成されているので、開封の際、前記切妻屋根形成パネル、前記胴部パネルおよび前記妻壁形成パネルとの間で開口する空間に両手の指を同時に入れると、両手の指の内側が前記頂部横折線に圧接し、前記頂部角部を紙容器の内方に折り曲がり、前記空間を広げることができ、そのまま指の挿入を続け前記妻壁形成パネルにおける前記略三角形の左右の外側の面に指を掛けることができることになり、前記頂部角部の折り曲と前記妻壁形成パネルを左右に広げる行為を一連の動作で行うことができる。
このとき、2本の前記補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記胴部パネルの左右の胴部縦折線の端部と前記底部横折線の左右の端部との交点を結ぶ仮想線上に位置しているので、両方の手の指を前記空間に入れたき、指が2本の前記補助折線上に乗るので、前記略三角面部および前記胴部パネルは2本の前記補助折線から容易に谷折れし、前記頂部角部を紙容器の内方に容易に折り曲げることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部における上端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを垂直に結ぶ高さの3/5以上の高さにあり、また、前記胴部パネルにおける前記補助折線の下端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを垂直に結ぶ高さの1/4以上、1/2以下の高さの範囲に位置していることを特長とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記補助折線は、前記補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部における上端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを垂直に結ぶ高さの3/5以上の高さにあるので、前記頂部角部を押し込んだとき、前記略三角面部および前記胴部パネルが2本の前記補助折線から一層容易に谷折れし、前記頂部角部が紙容器の内側に折り曲がることを効果的に誘導することになり、前記頂部角部を一層小さい力で紙容器の内方に折り曲げることができる。
また、前記胴部パネルにおける前記補助折線の下端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを結ぶ高さの1/4以上、1/2以下の高さの範囲に位置しているので、前記補助折線の下端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを結ぶ高さの1/4以上の位置にある場合、前記頂部角部を折り曲げて、前記妻壁形成パネルの略三角面部と前記胴部パネルにおける上部を凹ませることにより、一対の前記切妻屋根形成パネル、前記胴部パネルおよび妻壁形成パネルとの間で開口する空間は、指を差し込むのに十分な空間とすることができる。
また、一対の前記切妻屋根形成パネルの間に折り込まれている前記妻壁形成パネルを引き出したとき、前記妻壁形成パネルの略三角面部と前記胴部パネルは、2本の前記補助折線から山折れし、同時に前記胴部パネルは2本の前記補助折線の下端部間を結ぶ仮想線から座屈して谷折れするので、前記妻壁形成パネルを引き出して形成された前記注出口は紙容器の外側へ突出し、前記注出口からの液状内容物の注ぎだしを容易にすることができる。
また、前記補助折線の下端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを結ぶ高さの1/2以下の高さの位置にある場合、一対の前記切妻屋根形成パネルの間に折り込まれている前記妻壁形成パネルを引き出したとき、前記胴部パネルは、前記胴部パネルにおける2本の前記補助折線の下端部間を結ぶ仮想線から谷折れしている部分により、前記補助折線から山折れして突出している前記略三角面部と前記胴部パネルの谷折れ方向への戻りが効果的に抑えられるので、開口した前記注出口の形態を保つことができる。
以上のように、本発明に係る紙容器によれば、開封の際、頂部横折線により形成された胴部の頂部角部を容器の内側に比較的小さい力で押し込み頂部角部を紙容器の内方に容易に折り曲げることができ、さらには頂部角部を紙容器の内方に折り曲げる動作と妻壁形成パネル左右に広げる動作を一連の動作で容易に行うことができる。
本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示す開封側の側面図である。 図1に示す紙容器のカートンブランクスを示す平面図である。 図2の一部拡大説明図である。 図1に示す紙容器の頂部角部を押し込んだ状態を示す側面拡大説明図である。 図1に示す紙容器の妻壁形成パネルを切妻屋根形成パネルから離反方向に引き出し注出口を開口した状態を示す開封側の側面拡大説明図である。
以下、本発明に係る紙容器を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1~図5は本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示すものであり、図1は本例の紙容器の開封側の側面図、図2は図1に示す紙容器のカートンブランクスを示す平面図、図3は図2の一部拡大説明図、図4は図1に示す紙容器の頂部角部を押し込んだ状態を示す側面拡大説明図、図5は図1に示す紙容器の妻壁形成パネルを切妻屋根形成パネルから離反方向に引き出し注出口を開口した状態を示す開封側の側面拡大説明図である。
本例の紙容器1は、図2に示す表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材であるカートンブランクス2から形成される。カートンブランクスは胴部縦折線3,4,5を介して連設されている4つの胴部パネル6,7,8,9を備えている。紙容器1の形成時には、4つの胴部パネル6,7,8,9は、胴部パネル9に胴部縦折線10を介して連設されている縦方向シールパネル11と胴部パネル6の縁部12が接合されて、紙容器の四角の筒状の胴部13を形成する。
胴部パネル7,9の上端には、上部に外側トップシールパネル14,15を有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネル16,17が頂部横折線18,19を介して連設されている。また、胴部パネル6,8の上端には、上部に内側トップシールパネル20,21を有し互いに対向して何れか一方が注出口22となり開封される一対の妻壁形成パネル23,24が頂部横折線25,26を介して連設されている。第1例では妻壁形成パネル24を開封側の妻壁形成パネルとしている。
切妻屋根形成パネル16,17には、開封側の妻壁形成パネル24側に、開封時の切妻屋根形成パネル16,17の折り曲げをガイドするガイド折線27,28が形成されている。また切妻屋根形成パネル16には、裏面側から形成されたストロー挿入口となる第1ハーフカット29と第1ハーフカット29を囲むように表面側から形成された第2ハーフカット30により構成されたストロー用注出口31が設けられている。
妻壁形成パネル23,24には妻壁形成パネル23,24を折り込むための折り込み用折線32,33,34,35が形成されている。また、折り込み用折線32,33,34,35と頂部横折線25,26に囲まれた略三角面部36,37が形成されている。
紙容器1の形成時には、切妻屋根形成パネル16,17の間に妻壁形成パネル23,24が折り込まれて、外側トップシールパネル14,15および内側トップシールパネル20,21が所定の位置で加熱されシールされ密封されることによって紙容器1に切妻型の頂部38が形成される。
また、胴部パネル6,8の下端には、底面形成パネル39,40が底部横折線41,42を介して連設され、胴部パネル7,9の下端には、内側パネル43,44が底部横折線45,46を介して連設され、底面形成パネル39,40の内側に内側パネル43,44が折り込まれて底部47が形成される。
また、開封側の妻壁形成パネル24における折り込み用折線34,35と頂部横折線26で囲まれた略三角面部37および妻壁形成パネル24に連設する開封側の胴部パネル8に、頂部横折線26を跨ぐ2本の補助折線48,49が、妻壁形成パネル24の略三角面部37の頂点50と胴部パネル8の左右の胴部縦折線4,5の端部と底部横折線42の左右の端部との交点51,52を結ぶ仮想線L1,L2上に位置し、この仮想線L1,L2に沿って形成されている。
本例では、補助折線48,49は、略三角面部37における上端部53,54の高さ方向の位置が、頂部横折線26から、略三角面部37の頂点50と頂部横折線26とを垂直に結ぶ高さHの3/5以上の高さにある。また、胴部パネル8における補助折線48,49の下端部55,56の高さ方向の位置が、頂部横折線26から、略三角面部37の頂点50と頂部横折線26とを垂直に結ぶ高さHの1/4以上、1/2以下の高さの範囲に位置している(図3参照。)。
以上のように構成された紙容器1によれば、略三角面部37と胴部パネル8に、頂部横折線26を跨ぐ2本の補助折線48,49が、形成されているので、頂部横折線26により形成される胴部13の頂部角部57を押し込んだときの力が、頂部角部57を形成する頂部横折線26と、頂部横折線26を跨ぐ補助折線48,49との交差する部分に等分にかかることから、頂部角部57の曲げ強度が低くなる。
そして、補助折線48,49は、略三角面部37の頂点50と胴部パネル8の左右の胴部縦折線4,5の端部と底部横折線42の左右の端部との交点51,52を結ぶ仮想線L1,L2上に位置し、この仮想線l,L2に沿って形成されているので、頂部角部57を押し込んだとき、略三角面部37および胴部パネル8が補助折線48,49から容易に谷折れし、頂部角部57が紙容器1の内側に折り曲がることを誘導するので、頂部角部57を比較的小さい力で紙容器1の内方に折り曲げることができる。
そして、胴部パネル8は、頂部角部57を折り曲げたとき、補助折線48,49の下端部55,56を結ぶ仮想線L3および、補助折線48の下端部55と、胴部パネル8の胴部縦折線4の端部と頂部横折線26の端部との交点58を結ぶ仮想線L4、補助折線49の下端部56と、胴部パネル8の胴部縦折線5の端部と頂部横折線26の端部との交点59を結ぶ仮想線L5から座屈して山折れする。これにより、略三角面部37と胴部パネル8における上部を容易に凹ませることができる。
本例では、胴部パネル8における補助折線48,49の下端部55,56の高さ方向の位置が、頂部横折線26から、略三角面部37の頂点50と頂部横折線26とを垂直に結ぶ高さHの1/4以上、1/2以下の高さの範囲に位置しているので、補助折線48,49の下端部55,56の高さ方向の位置が、頂部横折線26から、略三角面部37の頂点50と頂部横折線26とを垂直に結ぶ高Hさの1/4以上の位置にある場合、頂部角部57を折り曲げて、略三角面部37と胴部パネル8における上部を凹ませることにより、切妻屋根形成パネル16,17、胴部パネル8および妻壁形成パネル24との間で開口する空間58は、指を差し込むのに十分な空間とすることができる(図4参照。)。
また、切妻屋根形成パネル16,17の間に折り込まれている妻壁形成パネル24を引き出したとき、略三角面部37と胴部パネル8は、補助折線48,49から山折れし、同時に前記胴部パネルは、補助折線48,49の下端部55,56を結ぶ仮想線L3および、補助折線48の下端部55と、胴部パネル8の胴部縦折線4の端部と頂部横折線26の端部との交点58を結ぶ仮想線L4、補助折線49の下端部56と、胴部パネル8の胴部縦折線5の端部と頂部横折線26の端部との交点59を結ぶ仮想線L5から座屈して谷折れする。これにより、妻壁形成パネル24を引き出して形成された注出口22は紙容器1の外側へ突出し、注出口22からの液状内容物の注ぎだしを容易にすることができる(図5参照。)。
また、補助折線48,49の下端部の高さ方向の位置が、頂部横折線26から、略三角面部37の頂点50と頂部横折線26とを垂直に結ぶ高Hさの1/2以下の高さの位置にある場合、切妻屋根形成パネル16,17の間に折り込まれている妻壁形成パネル24を引き出したとき、胴部パネル8は、胴部パネル8における補助折線48,49の下端部間を結ぶ仮想線L3から谷折れしている部分により、補助折線48,49から山折れして突出している略三角面部37と胴部パネル8の谷折れ方向への戻りが効果的に抑えられるので、開口した前記注出口の形態を保つことができる。
また、補助折線48,49は、略三角面部37の頂点50と胴部パネル8の左右の胴部縦折線4,5の端部と底部横折線42の左右の端部との交点51,52を結ぶ仮想線L1,L2上に位置し、この仮想線L1,L2に沿って形成されているので、開封の際、切妻屋根形成パネル16,17、胴部パネル8および妻壁形成パネル24との間で開口する空間58に両手の指を同時に入れると、両手の指の内側が頂部横折線26に圧接し、頂部角部57を紙容器1の内方に折り曲がり、空間58を広げることができる。そして、そのまま指の挿入を続けることにより、妻壁形成パネル24における略三角形37の左右の外側の面に指を掛けることができることから、頂部角部57の折り曲と妻壁形成パネル24を左右に広げる行為を一連の動作で行うことができる。
このとき、補助折線48,49は、略三角面部37の頂点5と胴部パネル8の左右の胴部縦折線4,5の端部と底部横折線42の左右の端部との交点51,52を結ぶ仮想線L1,L2上に位置しているので、両方の手の指を空間58に入れたき、指が補助折線48,49上に乗るので、略三角面部37および胴部パネル8は補助折線48,49から容易に谷折れし、頂部角部57を紙容器1の内方に容易に折り曲げることができる。
1 紙容器
2 カートンブランクス
3,4,5 胴部縦折線
6,7,8,9 胴部パネル
10 胴部縦折線
11 縦方向シールパネル
12 縁部
13 胴部
14,15 外側トップシールパネル
16,17 切妻屋根形成パネル
18,19 頂部横折線
20,21 内側トップシールパネル
22 注出口
23,24 妻壁形成パネル
25,26 頂部横折線
27,28 ガイド折線
29 第1ハーフカット
30 第2ハーフカット
31 ストロー用注出口
32,33,34,35 折り込み用折線
36,37 略三角面部
38 頂部
39,40 底面形成パネル
41,42 底部横折線
43,44 内側パネル
45,46 底部横折線
47 底部
48,49 補助折線
50 頂点
51,52 交点
53,54 上端部
55,56 下端部
57 頂部角部
58 空間
L1,L2,L3,L4,L5 仮想線
H 高さ

Claims (2)

  1. 表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが頂部横折線を介して連設され、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込み用折線から谷折りされて折り込まれ、外側トップシールパネルおよび内側トップシールパネルが所定の位置で加熱されシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端には、底面形成パネルと内側パネルが底部横折線を介して連設され、底面形成パネルの内側に内側パネルが折り込まれて底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、
    開封側の前記妻壁形成パネルにおける前記折り込み用折線と前記頂部横折線で囲まれた略三角面部および前記妻壁形成パネルに連設する開封側の前記胴部パネルに、前記頂部横折線を跨ぐ2本の補助折線が、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記胴部パネルの左右の胴部縦折線の端部と前記底部横折線の左右の端部との交点を結ぶ仮想線上に位置し、この仮想線に沿って形成されていることを特徴とする紙容器。
  2. 前記補助折線は、前記妻壁形成パネルの略三角面部における上端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを垂直に結ぶ高さの3/5以上の高さにあり、また、前記胴部パネルにおける前記補助折線の下端部の高さ方向の位置が、前記頂部横折線から、前記妻壁形成パネルの略三角面部の頂点と前記頂部横折線とを垂直に結ぶ高さの1/4以上、1/2以下の高さの範囲に位置していることを特長とする請求項1に記載の紙容器。
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