JP2023161354A - 可動プレート - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供すること。【解決手段】可動プレート1は、可動板部2と、支持板部3と、接合部4とを備えて構成される。利用者が可動板部2の上に座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合、接合部4を点支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を横倒ししたような状態にして可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができるように点支持する。前後方向に揺れるように使用する場合、接合部4を線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態にして可動板部2を線支持する。【選択図】図2
Description
本発明は、可動プレートに関する。
下記特許文献1には、上面に使用者の臀部が載せられる座板と、この座板に一体的に設けられ、座板を椅子の座面又は床面に対して不安定に支持する不安定支持体とを備えた姿勢矯正具が開示される。
この姿勢矯正具は、構造が簡単であるものの、地面や床に対する垂直軸を中心とした回動をすること以外の可動域の設定はできない。
この姿勢矯正具は、構造が簡単であるものの、地面や床に対する垂直軸を中心とした回動をすること以外の可動域の設定はできない。
また、下記特許文献2には、座部と受部の間に凸部を設け、弾性体で結合する機構の椅子が開示される。
この椅子は、上述の姿勢矯正具よりも構造が複雑になり、また、上述のような可動域の設定もできない。
この椅子は、上述の姿勢矯正具よりも構造が複雑になり、また、上述のような可動域の設定もできない。
また、下記特許文献3には、着座部と、この着座部から独立した脚部とから構成される姿勢矯正用椅子が開示される。この姿勢矯正用椅子における上述の着座部は、平面視略三角形状に形成される。脚部は、3本の脚を天板に取り付けるようにして形成される。着座部は、下面にコイルスプリングを内蔵した3つの伸縮式ボールキャスターと、中心位置に固定式の1つの中央ボールキャスターとを有する。天板には、上面に各ボールキャスターの走行範囲を規制する受け皿が設けられる。
このような姿勢矯正用椅子は、構造が複雑になり、また、上述のような可動域の設定もできない。
このような姿勢矯正用椅子は、構造が複雑になり、また、上述のような可動域の設定もできない。
上述の従来技術にあっては、簡易な構造であり、可動域の設定も容易な構造のものが提供されていなかった。
本発明は、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の可動プレートは、
可動板部と、
前記可動板部を支持する支持板部と、
少なくとも前記可動板部における平面視略中心の第1軸の位置で当該第1軸がのびる方向に当該可動板部及び前記支持板部を所定の距離で離間させるように接合する接合部と、
を備え、
前記接合部は、前記第1軸の位置に配置される本体部と、当該本体部を中心にして前記第1軸に直交する第2軸がのびる方向に配置される一対の支持部と、を備え、
前記一対の支持部は、支持部材と、当該支持部材の位置での離間距離を前記所定の距離より短い距離に調整可能な調整機構と、を夫々備える、ことを特徴とする。
可動板部と、
前記可動板部を支持する支持板部と、
少なくとも前記可動板部における平面視略中心の第1軸の位置で当該第1軸がのびる方向に当該可動板部及び前記支持板部を所定の距離で離間させるように接合する接合部と、
を備え、
前記接合部は、前記第1軸の位置に配置される本体部と、当該本体部を中心にして前記第1軸に直交する第2軸がのびる方向に配置される一対の支持部と、を備え、
前記一対の支持部は、支持部材と、当該支持部材の位置での離間距離を前記所定の距離より短い距離に調整可能な調整機構と、を夫々備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な構造の可動プレートを提供することができる。
<可動プレート1の概要について>
本発明の一実施形態に係る可動プレート1の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る可動プレート1の概要を示す図であり、(a)は正面図、(b)は矢印PV方向から見た平面図(可動板部が円形の例)、(c)は矢印PV方向から見た平面図(可動板部が矩形の例)である。
本発明の一実施形態に係る可動プレート1の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る可動プレート1の概要を示す図であり、(a)は正面図、(b)は矢印PV方向から見た平面図(可動板部が円形の例)、(c)は矢印PV方向から見た平面図(可動板部が矩形の例)である。
図1(a)において、可動プレート1は、体を整えるためや、トレーニングのため等に使用される器具である。可動プレート1は、利用者がこの上に座ったり、足を載せたりすることで使用される。可動プレート1は、持ち運び可能であり、また、分解も可能なものである(一例である)。
可動プレート1は、可動板部2と、支持板部3と、接合部4とを備えて構成される。可動プレート1は、可動板部2及び支持板部3が平面視(矢印PV方向から見て)、図1(b)に示すような円形、又は、図1(c)に示すように矩形(長方形や正方形)に形成される。尚、平面視の形状は特に上述の形状に限定されず、楕円形や多角形等であってもよい。
可動板部2及び支持板部3は、例えば、平らな板状に形成される。接合部4は、可動板部2及び支持板部3を所定の距離で離間させるように接合する(この「接合する」を「支持する」と読み替えてもい)。
接合部4は、可動板部2及び支持板部3の中央位置に設けられる本体部5と、この本体部5を中心にして、例えば、等間隔で配置される一対の支持部6とを備えて構成される。
本体部5は、この本体部5単独では、可動板部2を回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる支持機能を有する。即ち、本体部5は、この本体部5単独で、可動板部2を点又は面支持することができる機能を有する。
接合部4は、可動板部2及び支持板部3の中央位置に設けられる本体部5と、この本体部5を中心にして、例えば、等間隔で配置される一対の支持部6とを備えて構成される。
本体部5は、この本体部5単独では、可動板部2を回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる支持機能を有する。即ち、本体部5は、この本体部5単独で、可動板部2を点又は面支持することができる機能を有する。
一対の支持部6は、これらが可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合、本体部5を中心にした可動板部2の回動を規制することができる機能を有する。また、一対の支持部6は、これらが可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合、本体部5と共に、可動板部2を線支持することができる機能を有する。
以上のような可動プレート1は、利用者が可動板部2の上に臀部を載せて座ったり、片足や両足を載せたりして使用され、接合部4における本体部5が単独で可動板部2を点又は面支持する場合は、可動板部2を回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる(回動については図2以降で説明する)。
一方、本体部5と共に一対の支持部6が可動板部2を線支持する場合には、可動板部2を所定方向にのみ傾けるような回動をさせることができる(この回動についても図2以降で説明する。なお、「線支持する」についは、複数の支持箇所を繋ぐと線になるため、ここではそのように呼ぶことにする)。
一方、本体部5と共に一対の支持部6が可動板部2を線支持する場合には、可動板部2を所定方向にのみ傾けるような回動をさせることができる(この回動についても図2以降で説明する。なお、「線支持する」についは、複数の支持箇所を繋ぐと線になるため、ここではそのように呼ぶことにする)。
なお、可動プレート1は、可動板部2の上に座ったり足を載せたりできる構造は勿論のこと、可動板部2の上に座るのみの構造や、可動板部2の上に足を載せるのみの構造に特化することも可能である。
可動プレート1は、上述のような回動が可能であることから、体を整えるためや、トレーニングのため等に使用することができる。
上述の「体を整える」ことに関しては、可動プレート1を座って使うことで体幹が分かるようになり、体幹をうまく使うことに繋げることができる。また、可動プレート1に足を載せれば距骨重心が分かるようになり、距骨重心を正確な位置に整えることができる。
可動プレート1を使うことで、利用者は、上述のように体幹をうまく使えるようになり、また、距骨重心を正確な位置に整えることができるようにもなることから、全身をリラックスに導くことができる。
従って、可動プレート1は、利用者の体を整えるための有効な器具として提供することができる。
従って、可動プレート1は、利用者の体を整えるための有効な器具として提供することができる。
例えば、座って可動プレート1を使えば、背骨の細い軸だけでバランスをとる(詳細は後述する)ことになり、その結果、自然と身体がリラックスして姿勢を整えるようにすることができる。姿勢が整えば、バネのある体にしていくことを可能にすることができる。バネのある体は、可動プレート1をトレーニング(ストレッチや筋力トレーニング等を含む)のため使うことでも得ることができる。
上述の「トレーニング」に関しては、可動プレート1を使うことで、利用者は、固くなった筋肉をほぐすことができ、体本来のバランスを取り戻すことができる。
例えば、長時間のデスクワークは、体に悪い影響を与えることが知られるが、デスクワーク中に可動プレート1に座ったり、足を載せたりするだけで上述の効果を得ることができる。固くなった筋肉をほぐし体本来のバランスを取り戻すことができる。
体のバランスを取り戻し正しい座り姿勢を保てれば、高い集中力を引き出して創造力を高められるという期待をすることができる。
例えば、長時間のデスクワークは、体に悪い影響を与えることが知られるが、デスクワーク中に可動プレート1に座ったり、足を載せたりするだけで上述の効果を得ることができる。固くなった筋肉をほぐし体本来のバランスを取り戻すことができる。
体のバランスを取り戻し正しい座り姿勢を保てれば、高い集中力を引き出して創造力を高められるという期待をすることができる。
可動プレート1を使うことで、揺れる体や回転する体の条件(感覚)を身に付けることができる。即ち、距骨重心・背骨中心の細い体幹を身に付けることができる。
例えば、首や肩、腰、膝の痛みの問題は、「固定された体」が原因(一箇所に負荷がかかるため)の一つであると考えられるが、上述のような距骨重心・背骨中心の細い体幹を身に付けることで、揺れる体や回転する体が、負荷のかかる箇所を分散させることができる。従って、上述のような痛みの問題を解消することができる。
例えば、首や肩、腰、膝の痛みの問題は、「固定された体」が原因(一箇所に負荷がかかるため)の一つであると考えられるが、上述のような距骨重心・背骨中心の細い体幹を身に付けることで、揺れる体や回転する体が、負荷のかかる箇所を分散させることができる。従って、上述のような痛みの問題を解消することができる。
ここで上述の「揺れる体」に関し補足をすると、例えば、フィットネス用品として(エクササイズ用品として)使用される、素材が塩化ビニル樹脂等の比較的大きなボールでは、次のような2つの問題点を有する。
即ち、1つ目としては、坐骨を使わないで上述のボールに座ることになるため(臀部全体がボールに包み込まれてしまうような状態に座ることになるため)、骨盤が開いてしまうという虞がある。
また、2つ目としては、上述のボールが大きすぎる故に、体幹以外の筋肉を使ってバランスをとってしまうという虞がある。
即ち、1つ目としては、坐骨を使わないで上述のボールに座ることになるため(臀部全体がボールに包み込まれてしまうような状態に座ることになるため)、骨盤が開いてしまうという虞がある。
また、2つ目としては、上述のボールが大きすぎる故に、体幹以外の筋肉を使ってバランスをとってしまうという虞がある。
これら2つの問題点により、ボール(器具)を使う程に悪い意味で体が固定化されてしまう(上述の「固定された体」になってしまう)が、可動プレート1を使うことにより、揺れる体を身に付けて上述の問題点を解消することができる。
即ち、可動プレート1を使えば、坐骨(坐骨2点)を意識し背骨の細い軸のみを使ってバランスをとることができる(この効果を得る構造に関しては後述する)。言い換えれば、微細に揺れながらバランスをとることができる。このようなバランスをとることができれば、瞬時に動ける体を作り上げることもできる。
即ち、可動プレート1を使えば、坐骨(坐骨2点)を意識し背骨の細い軸のみを使ってバランスをとることができる(この効果を得る構造に関しては後述する)。言い換えれば、微細に揺れながらバランスをとることができる。このようなバランスをとることができれば、瞬時に動ける体を作り上げることもできる。
また、ここで上述の「回転する体」に関し補足をすると、バランスの良い体を作り上げるには、足元が重要になる。この重要な足元である足首が固定されてしまえば(柔軟性が低下してしまえば)、本来の機能を失ってしまい、バランスの良い体作りは困難になる。
可動プレート1を使うことにより、回転する体(距骨重心)を身に付けて上述の問題点を解消することができる。即ち、可動プレート1を使えば、関節本来の回転を取り戻すことができ、体が揺れ始めて負荷を一箇所にかからないようにすることができる。
可動プレート1を使うことにより、回転する体(距骨重心)を身に付けて上述の問題点を解消することができる。即ち、可動プレート1を使えば、関節本来の回転を取り戻すことができ、体が揺れ始めて負荷を一箇所にかからないようにすることができる。
なお、ダウンビート(後述する)で生活する日本人の足元は固定されており、その解消に可動プレート1の使用は効果的である。
上述のダウンビートを挙げた背景を簡単に説明する。
クラッシック音楽を演奏するピアニストが、ヨーロッパの音楽大学に留学中、日本人は他の国の人たちに比べて、テクニックやフィジカル面において大きな差があることに気づき、その原因を追究したところ、日本人特有のダウンビート(表拍)のリズム感に起因することを突き止めた。そこで、アップビート(裏拍)を意識して演奏するようにしたところ、テクニックやフィジカル面を飛躍的に上達させることができた。
つまり、可動プレート1の使用において、少なくともその使用の一部でアップビート(裏拍)を感じさせる(体感させる)ことができれば効果的であり、結果、演奏や競技等で様々なパフォーマンスを向上させることができる。
クラッシック音楽を演奏するピアニストが、ヨーロッパの音楽大学に留学中、日本人は他の国の人たちに比べて、テクニックやフィジカル面において大きな差があることに気づき、その原因を追究したところ、日本人特有のダウンビート(表拍)のリズム感に起因することを突き止めた。そこで、アップビート(裏拍)を意識して演奏するようにしたところ、テクニックやフィジカル面を飛躍的に上達させることができた。
つまり、可動プレート1の使用において、少なくともその使用の一部でアップビート(裏拍)を感じさせる(体感させる)ことができれば効果的であり、結果、演奏や競技等で様々なパフォーマンスを向上させることができる。
<第1実施形態の可動プレート1について>
図2は、可動プレート1の第1実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図2に示す第1実施形態の可動プレート1は、図1(a)及び(c)に示す形状に対応するように形成される(なお、図1(b)に示す円形に対応する形状については説明を省略する)。
図2は、可動プレート1の第1実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図2に示す第1実施形態の可動プレート1は、図1(a)及び(c)に示す形状に対応するように形成される(なお、図1(b)に示す円形に対応する形状については説明を省略する)。
第1実施形態の可動プレート1において、例えば、図2中の矢印は、「前、後」、「左、右」、「上、下」を示すものとする。
図2(b)に示す第1軸CL1は、矢印「上、下」に沿ってのびる軸である(使用環境を考慮すれば略垂直軸)。また、第2軸CL2は、矢印「左、右」に沿ってのびる軸である。また、図2(a)に示す第3軸CL3は、矢印「前、後」に沿ってのびる軸である。
第1軸CL1は、後述する可動板部2の中央に位置する軸(平面視で中心の位置にある軸)であり、この第1軸CL1に対し第2軸CL2が直交する。また、第1軸CL1及び第2軸CL2の夫々に対し第3軸CL3が直交する。
図2(b)に示す第1軸CL1は、矢印「上、下」に沿ってのびる軸である(使用環境を考慮すれば略垂直軸)。また、第2軸CL2は、矢印「左、右」に沿ってのびる軸である。また、図2(a)に示す第3軸CL3は、矢印「前、後」に沿ってのびる軸である。
第1軸CL1は、後述する可動板部2の中央に位置する軸(平面視で中心の位置にある軸)であり、この第1軸CL1に対し第2軸CL2が直交する。また、第1軸CL1及び第2軸CL2の夫々に対し第3軸CL3が直交する。
可動プレート1は、可動板部2と、支持板部3と、接合部4とを備えて構成される。可動プレート1は、ここでは利用者が座ったり足を載せたりして使用することができるものとして提供される。
[可動板部2]
可動板部2は、平面視長方形となる板状の部品である。可動板部2は、第2軸CL2に線対称となるように形成される。また、可動板部2は、第2軸CL2の両側で質量が等しくなるように形成される。
可動板部2は、第3軸CL3に線対称となるように形成される。また、可動板部2は、第3軸CL3の両側で質量が等しくなるように形成される。
可動板部2は、第2軸CL2に沿って長手となる形状に形成される。また、可動板部2は、第3軸CL3に沿って短手となる形状に形成される。
可動板部2は、平面視長方形となる板状の部品である。可動板部2は、第2軸CL2に線対称となるように形成される。また、可動板部2は、第2軸CL2の両側で質量が等しくなるように形成される。
可動板部2は、第3軸CL3に線対称となるように形成される。また、可動板部2は、第3軸CL3の両側で質量が等しくなるように形成される。
可動板部2は、第2軸CL2に沿って長手となる形状に形成される。また、可動板部2は、第3軸CL3に沿って短手となる形状に形成される。
可動板部2は、利用者の臀部(臀部全体)を載せることができる大きさに形成される。また、可動板部2は、利用者の足(足裏全体)を載せることができる大きさに形成される。
本実施形態では、可動プレート1の利用者対象年齢を3歳以上として可動板部2の最小の大きさが設定される(一例であるものとする)。この場合、3歳児の坐骨2点が収まり、且つ、3歳児の臀部周囲に2cm以上の余り部分があることが好ましい。
本実施形態では、可動プレート1の利用者対象年齢を3歳以上として可動板部2の最小の大きさが設定される(一例であるものとする)。この場合、3歳児の坐骨2点が収まり、且つ、3歳児の臀部周囲に2cm以上の余り部分があることが好ましい。
可動板部2は、利用者の臀部や足を載せる上面(座面、載置面)が平坦な面に形成される(なお、平坦な面に限定するものでなく、例えば、姿勢矯正用として臀部型の窪みを若干つけてもよい)。可動板部2は、この上面に利用者の臀部を載せた時、利用者の坐骨2点が上面に当たっていることを感じさせるように形成される。
上述の坐骨2点が上面に当たっていることを感じさせるには、可動板部2を樹脂製、木製、ゴム製等にすることが有効である(硬さのある材質が好ましく、体の重心が多方向に分散し中心軸を作り難くするような柔らかい材質等は除く)。
可動板部2は、図2(b)に示す如く、所定の厚みの板状に形成される。この所定の厚みとしては、利用者が両足で立つようにして載っても破損しない厚みが設定される。
なお、例えば、樹脂製にする場合、軽量化や材料削減として可動板部2の下面に複数のリブがある構造にし、厚みを低減してもよい。
なお、例えば、樹脂製にする場合、軽量化や材料削減として可動板部2の下面に複数のリブがある構造にし、厚みを低減してもよい。
可動板部2は、この下面が平坦な面に形成される。本実施形態においては、平坦な下面を一部窪ませて後述する第1凹部21(図7参照)及び一対の第2凹部22(図7参照。回動規制部)が形成される。
なお、本実施形態においては、第1凹部21及び一対の第2凹部22における夫々の窪みの底位置に合わせて、第2軸CL2が矢印「左、右」である左右方向に沿ってのびる。
なお、本実施形態においては、第1凹部21及び一対の第2凹部22における夫々の窪みの底位置に合わせて、第2軸CL2が矢印「左、右」である左右方向に沿ってのびる。
可動板部2の下面には、摩耗防止板8が設けられる。この摩耗防止板8は、接合部4に対する摩耗を防止する板状の部品であって、少なくとも可動板部2の下面中央を覆うような、例えば、矩形状に形成される。
[支持板部3]
支持板部3は、可動板部2の支持側となる下方に配置される板状の部品である。支持板部3は、平面視で可動板部2と同じ大きさ(形状)に形成される。なお、可動板部2と同じ大きさ(形状)は一例であり、例えば、大きく形成されてもよい(この場合、どちらが支持板部3であるか区別がつく)。或いは、矩形に限らず円形に形成されてもよい。
支持板部3は、可動板部2の支持側となる下方に配置される板状の部品である。支持板部3は、平面視で可動板部2と同じ大きさ(形状)に形成される。なお、可動板部2と同じ大きさ(形状)は一例であり、例えば、大きく形成されてもよい(この場合、どちらが支持板部3であるか区別がつく)。或いは、矩形に限らず円形に形成されてもよい。
支持板部3は、可動板部2と同じ厚みに形成される(一例であり、例えば、強度を考慮して厚くしたり薄くしたり適宜厚みを設定できるものとする)。
支持板部3の材質は、例えば、可動板部2と同じ材質が採用される。即ち、樹脂製、木製、ゴム製等の材質が採用される。
支持板部3の材質は、例えば、可動板部2と同じ材質が採用される。即ち、樹脂製、木製、ゴム製等の材質が採用される。
支持板部3は、この下面が地面又は床等に置かれるため、平坦な面に形成される。このような支持板部3の下面には、特に図示しないが滑り止めが設けられる。
支持板部3の上面は、平坦な面に形成される。本実施形態においては、平坦な上面を一部窪ませて後述する一対の第1凹部31(図7参照。回動規制部)が形成される。
支持板部3の上面は、平坦な面に形成される。本実施形態においては、平坦な上面を一部窪ませて後述する一対の第1凹部31(図7参照。回動規制部)が形成される。
[接合部4]
接合部4は、可動板部2及び支持板部3を所定の距離で離間させるように接合するための部品である。具体的には、第1軸CL1の位置で、この第1軸CL1がのびる方向(上下方向)に、可動板部2と支持板部3とを所定の距離H1で離間させるように接合するための部品である。
また、接合部4は、第1軸CL1の位置において可動板部2を点支持することができると共に、第2軸CL2がのびる方向に沿って可動板部2を線支持することができるように接合するための部品である。
更に、接合部4は、上述の点支持及び線支持のうち何れかの支持に切り替えた時(切り替えると)に、この切り替えた支持に合わせて可動板部2を回動自在に接合するための部品である。
なお、第1軸CL1の位置において点の支持になるため、ここでは点支持として上述しているが、例えば、可動板部2に曲面を形成し、接合部4にも曲面を形成して、曲面同士で接合するような支持の形状の場合には、面支持とすることができる。
接合部4は、可動板部2及び支持板部3を所定の距離で離間させるように接合するための部品である。具体的には、第1軸CL1の位置で、この第1軸CL1がのびる方向(上下方向)に、可動板部2と支持板部3とを所定の距離H1で離間させるように接合するための部品である。
また、接合部4は、第1軸CL1の位置において可動板部2を点支持することができると共に、第2軸CL2がのびる方向に沿って可動板部2を線支持することができるように接合するための部品である。
更に、接合部4は、上述の点支持及び線支持のうち何れかの支持に切り替えた時(切り替えると)に、この切り替えた支持に合わせて可動板部2を回動自在に接合するための部品である。
なお、第1軸CL1の位置において点の支持になるため、ここでは点支持として上述しているが、例えば、可動板部2に曲面を形成し、接合部4にも曲面を形成して、曲面同士で接合するような支持の形状の場合には、面支持とすることができる。
このような接合部4は、本体部5と、一対の支持部6とを備えて構成される。本実施形態の接合部4は、上述の他に一対の指挟み防止部7(別の一対の支持部)も備えて構成される。
本体部5は、可動板部2及び支持板部3の中央位置に配置される部品である。このような配置の本体部5は、この本体部5単独で可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる支持機能を有する。即ち、本体部5は、この本体部5単独で、可動板部2を支持することができる機能を有する。
一対の支持部6は、本体部5を中心にして、第2軸CL2がのびる方向に沿って等間隔で配置される部品である。このような一対の支持部6は、この一対の支持部6が配置された位置での離間距離H2を上述の所定の距離H1より短い距離(H2<H1)に調整可能な機能を有する。
一対の支持部6は、これらが可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合、本体部5を中心にした(第1軸CL1を中心にした)可動板部2の360度方向の回動を規制することができる機能を有する。また、一対の支持部6は、これらが可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合(図7の二点鎖線で示す立てたような状態の場合)、本体部5を伴って、可動板部2を線支持することができる機能を有する。即ち、一対の支持部6は、第2軸CL2を中心にして可動板部2を傾けるように回動させることができる機能を有する。
一対の指挟み防止部7(別の一対の支持部)は、本体部5を中心にして、第3軸CL3がのびる方向に沿って等間隔で配置される部品である。このような一対の指挟み防止部7は、この一対の指挟み防止部7が配置された側において、可動板部2及び支持板部3の縁端部間の最短離間距離を、第2の所定の距離(参考として図7の符号H3よりも若干短い距離)以上を確保する機能を有する。
ここで、上述の第2の所定の距離とは、利用者の指の太さに配慮した距離であるものとする(大人の親指の太さ、若しくは手の甲の厚みであって、本実施形態においては、例えば、2cm以上を確保したい)。
一対の指挟み防止部7は、上述から分かるように、利用者の指が可動板部2及び支持板部3の間(可動板部2及び支持板部3の縁端部間)に挟まれないようにして安全を確保する機能を有する。
ここで、上述の第2の所定の距離とは、利用者の指の太さに配慮した距離であるものとする(大人の親指の太さ、若しくは手の甲の厚みであって、本実施形態においては、例えば、2cm以上を確保したい)。
一対の指挟み防止部7は、上述から分かるように、利用者の指が可動板部2及び支持板部3の間(可動板部2及び支持板部3の縁端部間)に挟まれないようにして安全を確保する機能を有する。
なお、一対の指挟み防止部7の設定(有無)は任意である。
一対の指挟み防止部7がある場合は、この一対の指挟み防止部7の一部又は全部をゴム等の弾性体で形成することが好ましい。その理由としては、可動板部2が傾くように回動した際にぶつかると、弾性体の反発力で可動板部2が回動前の元の位置に戻ろうとする。このような作用は、アップビート(裏拍)のリズムに合わせてストレッチ・トレーニングする際に効果的である。
一対の指挟み防止部7が無い場合は、可動板部2の縁端部及び支持板部3の縁端部のうち、少なくとも一方に、例えば、ゴムシート等の弾性体を設けておくことが好ましい。仮に指を挟んでしまっても弾性体の弾性変形により緩和することができ、また、上述のアップビート(裏拍)のリズムに合わせたストレッチ・トレーニングもすることができる。
一対の指挟み防止部7がある場合は、この一対の指挟み防止部7の一部又は全部をゴム等の弾性体で形成することが好ましい。その理由としては、可動板部2が傾くように回動した際にぶつかると、弾性体の反発力で可動板部2が回動前の元の位置に戻ろうとする。このような作用は、アップビート(裏拍)のリズムに合わせてストレッチ・トレーニングする際に効果的である。
一対の指挟み防止部7が無い場合は、可動板部2の縁端部及び支持板部3の縁端部のうち、少なくとも一方に、例えば、ゴムシート等の弾性体を設けておくことが好ましい。仮に指を挟んでしまっても弾性体の弾性変形により緩和することができ、また、上述のアップビート(裏拍)のリズムに合わせたストレッチ・トレーニングもすることができる。
接合部4について以上のように説明したが、これを構成する本体部5、一対の支持部6、及び一対の指挟み防止部7の夫々の構造については後述する。
[A-A線断面での構造]
図3は、図2のA-A線断面図である。
図3は、図2のA-A線断面図である。
可動板部2の平坦な下面には、第1凹部21及び一対の第2凹部22が形成される。これら第1凹部21及び一対の第2凹部22は、円弧を描くような曲面を有する窪み形状に夫々形成される。
可動板部2の下面に設けられる摩耗防止板8は、平板部81と、受け部82とを有する。平板部81は、可動板部2の下面に取り付けられる。受け部82は、第1凹部21に収まるような凹状の形状に形成される。受け部82は、接合部4の本体部5を受けることができる形状に形成される。受け部82は、円弧を描くような曲面を有する窪み形状に形成される。
支持板部3の平坦な上面には、一対の第1凹部31が形成される。この一対の第1凹部31は、円弧を描くような曲面を有する窪み形状に形成される。一対の第1凹部31は、可動板部2の一対の第2凹部22に対向する位置に形成される。
接合部4の本体部5は、本実施形態において、半球状支持部51と、台座部52とを備えて構成される(一例である)。また、接合部4の一対の支持部6は、支持部材61と、調整機構62とを夫々備えて構成される。
半球状支持部51は、台座部52の上面に設けられる。台座部52の下面は、支持板部3の上面に固定される。調整機構62は、回動軸63と、軸受け部64とを備えて構成される。
図3に示す各構成部品の状態では、可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる。
一方、二点鎖線で示すように、一対の支持部6が可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合は、本体部5を中心にした(第1軸CL1を中心にした)可動板部2の360度方向の回動を規制することができる。
二点鎖線で示す状態では、接合部4の本体部5及び一対の支持部6が可動板部2を線支持することから、第2軸CL2を中心に可動板部2を傾けることができる。
一方、二点鎖線で示すように、一対の支持部6が可動板部2及び支持板部3の夫々に接するようにセットされた場合は、本体部5を中心にした(第1軸CL1を中心にした)可動板部2の360度方向の回動を規制することができる。
二点鎖線で示す状態では、接合部4の本体部5及び一対の支持部6が可動板部2を線支持することから、第2軸CL2を中心に可動板部2を傾けることができる。
[矢印B方向から見た構造]
図4は、図2の矢印B方向から見た図である。
図4は、図2の矢印B方向から見た図である。
可動板部2及び支持板部3は、接合部4の本体部5により第1軸CL1の位置で所定の距離H1で離間するように配置される。
図4に示す各構成部品の状態では、可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる。
図4に示す各構成部品の状態では、可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる。
[C-C線断面での構造]
図5は、図2のC-C線断面図である。即ち、調整機構62を通る面での断面図である。
図5は、図2のC-C線断面図である。即ち、調整機構62を通る面での断面図である。
支持部6を構成する調整機構62において、回動軸63は、矢印「前、後」(前後方向)に沿ってのびる(後述する短手方向に沿ってのびる)と共に、支持部材61の所定位置でこの支持部材61を貫通するように配置される。また、調整機構62において、軸受け部64は、回動軸63の両端部を回動自在に支持すると共に、支持板部3の上面に固定される。
[D-D線断面での構造]
図6は、図2のD-D線断面図である。即ち、本体部5を通る面での断面図である。
図6は、図2のD-D線断面図である。即ち、本体部5を通る面での断面図である。
接合部4の本体部5は、利用者が可動板部2の上に座ったり、足を載せたりして使用する際に、本体部5自身が変形や破損等を引き起こさない程度の強度を有する(利用者の体の重心が多方向に分散して中心軸を作り難くするのは好ましくない。なお、距骨専用として可動プレート1を使用する場合は、足裏のアーチ構造を活かせる強度を確保できることが好ましい)。本体部5は、金属製、樹脂製、木製、ゴム製等にすることが挙げられる。
本体部5は、本実施形態において、半球形状となる半球状支持部51と、上面に半球状支持部51を設け且つ下面が支持板部3の上面に固定される台座部52とを備えて構成される。なお、図示の形状は一例であって、本体部5全体が、例えば、球体形状や楕円形状に形成されてもよい(例えば、三角錐の形状や棒状(円柱や角柱)の形状に形成されてもよい)。
本体部5は、本実施形態において、半球状支持部51の直径が少なくとも1cm以上確保できるように形成される(上述の直径は、脊椎の一般的な幅に合わせることが好ましい)。また、本体部5は、本実施形態において、可動板部2及び支持板部3を離間させる所定の距離H1が少なくとも1cm以上確保できるような高さに形成される(なお、可動板部2の上に足を載せることを専用(距骨専用)に可動プレート1を使用するのであれば、2cm以上確保できるような高さが好ましい(5cm程度の高さであると足をのばすことができ、より好ましい))。
一対の指挟み防止部7は、例えば、U字を逆にしたような断面形状に形成される。一対の指挟み防止部7は、本体部5を中心にして、第3軸CL3がのびる方向に沿って等間隔で配置される。一対の指挟み防止部7は、本実施形態において、弾力性を有する。
[細部の構造]
図7は、図2(b)における細部拡大図である。可動板部2の細部、支持板部3の細部、接合部4の細部、の順で説明する。
図7は、図2(b)における細部拡大図である。可動板部2の細部、支持板部3の細部、接合部4の細部、の順で説明する。
可動板部2の第1凹部21には、摩耗防止板8の受け部82が収容される。
可動板部2の第2凹部22は、接合部4の支持部6が図中の二点鎖線で示す状態にある時に、可動板部2の回動を規制する回動規制部として機能させることができるように形成される。
可動板部2の第2凹部22は、接合部4の支持部6が図中の二点鎖線で示す状態にある時に、可動板部2の回動を規制する回動規制部として機能させることができるように形成される。
支持板部3の第1凹部31は、可動板部2の第2凹部22と同様に、支持部6が図中の二点鎖線で示す状態にある時に、可動板部2の回動を規制する回動規制部として機能させることができるように形成される。
接合部4の本体部5における半球状支持部51には、接合のための曲面となる本体部側接合面53が形成される。この本体部側接合面53は、摩耗防止板8の受け部82に対し点(又は曲面)で接して可動板部2を支持することができるように形成される。
なお、半球状支持部51は、曲率半径がR1となるように形成される(曲率半径R1に関連する内容については後述する)。
なお、半球状支持部51は、曲率半径がR1となるように形成される(曲率半径R1に関連する内容については後述する)。
接合部4の支持部6における支持部材61は、略楕円球状の形状に形成される(図中の実線で示される状態の支持部材61は、第2軸CL2がのびる方向が長手方向となる。一方、二点鎖線で示される状態の支持部材61は、第1軸CL1がのびる方向が長手方向となる)。このような略楕円球状の支持部材61は、この支持部材61の中心を外すように回動軸63が貫通する(この貫通の方向が上述の長手方向に直交する短手方向となる)。
支持部材61には、曲率半径がR2となる支持部材側接合面65、66が形成される。この支持部材側接合面65、66は、接合のための曲面であって、支持部材61が二点鎖線で示される状態になると、可動板部2の第2凹部22及び支持板部3の第1凹部31に対し差し込まれ、そして、少なくとも底位置で接触する。
なお、支持部材側接合面65、66の曲率半径R2は、本体部側接合面53の曲率半径R1と略同じに設定される(この設定により、可動板部2に対する上述の線支持を滑らかに行うことができる)。
なお、支持部材側接合面65、66の曲率半径R2は、本体部側接合面53の曲率半径R1と略同じに設定される(この設定により、可動板部2に対する上述の線支持を滑らかに行うことができる)。
<座って使用する場合の作用効果について>
(1)利用者が座って左右方向に揺れるように使用する場合の作用効果、(2)利用者が座って前後方向に揺れるように使用する場合の作用効果、(3)利用者が座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合の作用効果、について順に説明する。なお、「揺れるように」とは、利用者が意識的に「揺らす」ことと異なるものとする。
(1)利用者が座って左右方向に揺れるように使用する場合の作用効果、(2)利用者が座って前後方向に揺れるように使用する場合の作用効果、(3)利用者が座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合の作用効果、について順に説明する。なお、「揺れるように」とは、利用者が意識的に「揺らす」ことと異なるものとする。
[(1)利用者が座って左右方向に揺れるように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に座って左右方向に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
なお、ここでは利用者が座って「左右方向に揺れる」ように使用する場合の説明をするため、便宜上、図中の矢印「前、後」を前後方向でなく左右方向と読み替えるものとする。また、逆に矢印「左、右」を前後方向と読み替えるものとする。
図2において、利用者が可動板部2の上に座って左右方向に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
なお、ここでは利用者が座って「左右方向に揺れる」ように使用する場合の説明をするため、便宜上、図中の矢印「前、後」を前後方向でなく左右方向と読み替えるものとする。また、逆に矢印「左、右」を前後方向と読み替えるものとする。
線支持に対応する状態では、第2軸CL2を中心にして可動板部2を左右に傾けることができる。このような左右に傾けることができる状態では、前後運動が固定され、その結果、前後直線方向に対して体重を預けるラインを生じさせることができる。この場合、全方向に対してバランスを取る時と比べて体の緊張を少なくすることができる。
人間の体は左右対称であり、その中心軸を意識することで、背骨を中心としたバランス感覚を養うことができる。これに対して、背骨を中心としたバランス感覚を養えていないと、個人個人の身体操作の癖を使ってバランスを取ってしまうことになり、体の緊張の改善をし難くしてしまう。
なお、中心軸がずれた歪みのある状態でバランスを取っていると、体の一部に負荷かがかかり続けることになり、その結果、体に症状として現れてしまう。
可動プレート1は、これを使用し体の癖を改善させることで、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、脊柱起立筋、多裂筋、腹直筋等を使ってバランス感覚を養うことができる。
体に不調をきたさないためには、中心軸でわずかに揺れている状態が重要である。可動プレート1は、体が肩や腰や背中などを支えとしないよう中心軸で揺れる感覚を養うことができる(固定させない感覚を知ることができる)。
人間の体は左右対称であり、その中心軸を意識することで、背骨を中心としたバランス感覚を養うことができる。これに対して、背骨を中心としたバランス感覚を養えていないと、個人個人の身体操作の癖を使ってバランスを取ってしまうことになり、体の緊張の改善をし難くしてしまう。
なお、中心軸がずれた歪みのある状態でバランスを取っていると、体の一部に負荷かがかかり続けることになり、その結果、体に症状として現れてしまう。
可動プレート1は、これを使用し体の癖を改善させることで、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、脊柱起立筋、多裂筋、腹直筋等を使ってバランス感覚を養うことができる。
体に不調をきたさないためには、中心軸でわずかに揺れている状態が重要である。可動プレート1は、体が肩や腰や背中などを支えとしないよう中心軸で揺れる感覚を養うことができる(固定させない感覚を知ることができる)。
以上のように、左右に対する中心軸が意識できると、以下で説明する前後の動きも中心軸を意識したまま行えるようになる。
[(2)利用者が座って前後方向に揺れるように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に座って図中の矢印「前、後」となる前後方向に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
図2において、利用者が可動板部2の上に座って図中の矢印「前、後」となる前後方向に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
線支持に対応する状態では、第2軸CL2を中心にして可動板部2を前後に傾けることができる。このような前後に傾けることができる状態では、左右運動が固定され、その結果、左右直線方向に対して体重を預けるラインを生じさせることができる。この場合、背骨が自然なS字を保ったままで前後のバランスを取ることになり、利用者は、背骨を中心とした軸の意識を持つことができる。
[(3)利用者が座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の点支持(又は面支持)に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を実線で示す横倒ししたような状態(図7も参照)にして可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができるように支持する。
図2において、利用者が可動板部2の上に座って360度方向に回動可能に揺れるように使用する場合、接合部4を上述の点支持(又は面支持)に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を実線で示す横倒ししたような状態(図7も参照)にして可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができるように支持する。
左右、前後で中心軸を意識できた上で360度方向に回動可能な可動板部2の上に座ることにより、これまでの左右、前後以外から多方の方向へのバランス感覚も養うことができる。可動プレート1を使用することにより、横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、脊柱起立筋、多裂筋、腹直筋から複雑な刺激が入り、中心軸を強化することができる。
上述の(1)~(3)のように可動プレート1を座って使うことで体幹がより分かるようになり、体幹をよりうまく使うことに繋げることができる。
可動プレート1を使用することにより、体幹(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、脊柱起立筋、多裂筋、腹直筋)だけを使って体を支えることができ、これによって、首周りや肩周り、腰回りを適度なリラックス状態にすることができる。その状態で、可動板部2を左右、前後、360度方向に意識的に動かすことで、普段(可動プレート1を使用する以前)以上の可動域でのストレッチと筋力トレーニングを行うことができる(可動プレート1を使用する以前では、首周り、肩周り、腰回りの筋肉を使いバランスを取っているために、ストレッチをしても制御された状態でしか行えない)。
可動プレート1を使用することにより、体幹(横隔膜、腹横筋、骨盤底筋群、脊柱起立筋、多裂筋、腹直筋)だけを使って体を支えることができ、これによって、首周りや肩周り、腰回りを適度なリラックス状態にすることができる。その状態で、可動板部2を左右、前後、360度方向に意識的に動かすことで、普段(可動プレート1を使用する以前)以上の可動域でのストレッチと筋力トレーニングを行うことができる(可動プレート1を使用する以前では、首周り、肩周り、腰回りの筋肉を使いバランスを取っているために、ストレッチをしても制御された状態でしか行えない)。
<足を載せて使用(距骨用として使用)する場合の作用効果について>
(4)利用者が足を載せて前後方向に動かすように使用する場合の作用効果、(5)利用者が足を載せて左右方向に動かすように使用する場合の作用効果、(6)利用者が足を載せて360度方向に回動可能に動かすように使用する場合の作用効果、について順に説明する。
(4)利用者が足を載せて前後方向に動かすように使用する場合の作用効果、(5)利用者が足を載せて左右方向に動かすように使用する場合の作用効果、(6)利用者が足を載せて360度方向に回動可能に動かすように使用する場合の作用効果、について順に説明する。
[(4)利用者が足を載せて前後方向に動かすように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて図中の矢印「前、後」となる前後方向に動かすように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて図中の矢印「前、後」となる前後方向に動かすように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
線支持に対応する状態では、第2軸CL2を中心にして可動板部2を前後に傾けることができる。このような足を載せて前後に傾けることができる状態では、利用者に距骨重心を分らせることができる。そして、前後に傾けることを繰り返すことで、距骨重心を正確な位置に整えることができる。距骨重心による前後運動をすることで、腰、股関節、膝、足首の筋力トレーニングを期待することができる。
[(5)利用者が足を載せて左右方向に動かすように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて左右方向に動かすように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
なお、ここでは利用者が足を載せて左右方向に動かすように使用する場合の説明をするため、便宜上、図中の矢印「前、後」を前後方向でなく左右方向と読み替えるものとする。また、逆に矢印「左、右」を前後方向と読み替えるものとする。
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて左右方向に動かすように使用する場合、接合部4を上述の線支持に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を二点鎖線で示す立てたような状態(図7も参照)にして可動板部2を線支持する。
なお、ここでは利用者が足を載せて左右方向に動かすように使用する場合の説明をするため、便宜上、図中の矢印「前、後」を前後方向でなく左右方向と読み替えるものとする。また、逆に矢印「左、右」を前後方向と読み替えるものとする。
上述の(4)により距骨重心が分かった上で、足の縦軸に可動プレート1を置き、そして足を載せて左右に動かすことで、足裏の縦軸を感じることができる(スケート靴の刃にのる感覚)。足裏の縦軸を感じながら左右にストレッチすることで、腰、股関節、膝、足首の負荷軽減を期待することができる。また、距骨重心による左右運動をすることで、腰、股関節、膝、足首の筋力トレーニングを期待することができる。
[(6)利用者が足を載せて360度方向に回動可能に動かすように使用する場合の作用効果]
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて360度方向に回動可能に動かすように使用する場合、接合部4を上述の点支持(又は面支持)に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を実線で示す横倒ししたような状態(図7も参照)にして可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができるように支持する。
図2において、利用者が可動板部2の上に足を載せて360度方向に回動可能に動かすように使用する場合、接合部4を上述の点支持(又は面支持)に対応した状態にする。即ち、略楕円球状の支持部材61を実線で示す横倒ししたような状態(図7も参照)にして可動板部2を第1軸CL1中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができるように支持する。
足を載せて360度方向に回動可能に動かすことで、距骨の回転運動を意識することができ、かかと・つま先重心から、距骨重心で足首を動かすことができる。距骨重心にすることで、足全体のリラックスを促すことができる。このリラックス状態で多方へのストレッチを行うことで、効果的に腰、股関節、膝、足首の負荷軽減を期待することができる。また、距骨重心による回動運動をすることで、腰、股関節、膝、足首の筋力トレーニングを期待することができる。
上述の(4)~(6)のように可動プレート1に足を載せて使うことで、距骨重心がより分かるようになり、距骨重心をより正確な位置に整えることができる。
距骨重心で可動プレート1を使用することにより、腰、股関節、膝、足首を適度なリラックス状態にすることができる。その状態で、可動板部2を左右、前後、360度方向に意識的に動かすことで、普段(可動プレート1を使用する以前)以上の可動域でのストレッチと筋力トレーニングを行うことができる(可動プレート1を使用する以前では、腰、股関節、膝、首周り、肩周りの筋肉を使いバランスを取っているために、ストレッチをしても制御された状態でしか行えない)。
距骨重心で可動プレート1を使用することにより、腰、股関節、膝、足首を適度なリラックス状態にすることができる。その状態で、可動板部2を左右、前後、360度方向に意識的に動かすことで、普段(可動プレート1を使用する以前)以上の可動域でのストレッチと筋力トレーニングを行うことができる(可動プレート1を使用する以前では、腰、股関節、膝、首周り、肩周りの筋肉を使いバランスを取っているために、ストレッチをしても制御された状態でしか行えない)。
なお、アップビート(裏拍)とダウンビート(表拍)とで支えに使う筋肉が変わってくる。ダウンビートでは、かかとに重心がくることになり、この時に使われる筋肉は下丹田と呼ばれる腹筋群になる。これに対し、アップビートでは、背筋群が主に使われるようになる。
ダウンビートのリズム感では、可動プレート1を使用しても揺れを感じることができにくい。ダウンビートでは、かかと重心と下丹田の意識により、体を支える軸が背骨を中心とした軸ではなく、腰回りや肩周りといった体の外側に支えを作ってバランスを取ってしまい、そのことが可動プレート1を使用しても揺れ出さない原因になる。
これに対し、アップビートのリズム感では、軸は体の中心にあり、距骨重心を取るようになる。座っていても、腰回りや肩周りの外側の筋肉を使ってバランスを取ることはなく、中心に一本軸があるだけにすることができる。
ダウンビートのリズム感では、可動プレート1を使用しても揺れを感じることができにくい。ダウンビートでは、かかと重心と下丹田の意識により、体を支える軸が背骨を中心とした軸ではなく、腰回りや肩周りといった体の外側に支えを作ってバランスを取ってしまい、そのことが可動プレート1を使用しても揺れ出さない原因になる。
これに対し、アップビートのリズム感では、軸は体の中心にあり、距骨重心を取るようになる。座っていても、腰回りや肩周りの外側の筋肉を使ってバランスを取ることはなく、中心に一本軸があるだけにすることができる。
<第1実施形態の可動プレート1による効果について>
以上、図2乃至図7を参照しながら説明してきたように、可動プレート1によれば、上述のような様々な効果を奏することができる。また、可動プレート1によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易なものを提供することができる。
以上、図2乃至図7を参照しながら説明してきたように、可動プレート1によれば、上述のような様々な効果を奏することができる。また、可動プレート1によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易なものを提供することができる。
<第1実施形態に対する変形例について>
図8は、図7の構造の変形例を示す図である。
図8は、図7の構造の変形例を示す図である。
変形例としての可動プレート1は、可動板部2と、支持板部3と、接合部4とを備えて構成される。
可動板部2の下面には、第1摩耗防止板83及び一対の第2摩耗防止板84が設けられる。
支持板部3の上面には、支持部材用凹部32及び支持部材用凸部33が傾斜面(符号省略)連続するような形状で設けられる。これら支持部材用凹部32及び支持部材用凸部33は、一対で設けられる。
接合部4は、本体部54と、一対の支持部67とを備えて構成される。本体部54は、第1軸CL1の位置に設けられ、球状支持部55と、台座部56とを備えて構成される。一対の支持部67は、球体形状の支持部材(符号省略)と、この支持部材を支持部材用凹部32と支持部材用凸部33との間で移動させる調整機構(符号省略)とを備えて構成される。
接合部4は、支持部材が支持部材用凸部33と第2摩耗防止板84との間に挟まれるような状態で配置されるとき、本体部54及び一対の支持部67で可動板部2を線支持する。一方、接合部4は、支持部材が支持部材用凹部32に配置されるとき、本体部54単独で可動板部2を点(又は面)支持する。
可動板部2の下面には、第1摩耗防止板83及び一対の第2摩耗防止板84が設けられる。
支持板部3の上面には、支持部材用凹部32及び支持部材用凸部33が傾斜面(符号省略)連続するような形状で設けられる。これら支持部材用凹部32及び支持部材用凸部33は、一対で設けられる。
接合部4は、本体部54と、一対の支持部67とを備えて構成される。本体部54は、第1軸CL1の位置に設けられ、球状支持部55と、台座部56とを備えて構成される。一対の支持部67は、球体形状の支持部材(符号省略)と、この支持部材を支持部材用凹部32と支持部材用凸部33との間で移動させる調整機構(符号省略)とを備えて構成される。
接合部4は、支持部材が支持部材用凸部33と第2摩耗防止板84との間に挟まれるような状態で配置されるとき、本体部54及び一対の支持部67で可動板部2を線支持する。一方、接合部4は、支持部材が支持部材用凹部32に配置されるとき、本体部54単独で可動板部2を点(又は面)支持する。
以上のような変形例としての可動プレート1は、第1実施形態の可動プレート1と同様に、点(又は面)支持及び線支持のうち何れか一方に切り替えて可動板部2及び支持板部3を接合することができる。
<第2実施形態の可動プレート1について>
図9は、可動プレート1の第2実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印E方向から見た図、(c)は(b)に対し可動板部2を傾けた状態の図である。
図9は、可動プレート1の第2実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)の矢印E方向から見た図、(c)は(b)に対し可動板部2を傾けた状態の図である。
第2実施形態としての可動プレート1は、可動板部2と、支持板部3と、これらを接合する接合部4とを備えて構成される。第2実施形態では、第1実施形態と異なり可動板部2及び支持板部3を平面視円形状に形成したものを採用する。
第2実施形態では、第2軸CL2の軸周りに可動板部2を傾ける線支持の状態において、可動板部2が第1軸CL1の軸周りに回動することを規制する回動規制部9を設けることに特徴を有する。
第2実施形態では、第2軸CL2の軸周りに可動板部2を傾ける線支持の状態において、可動板部2が第1軸CL1の軸周りに回動することを規制する回動規制部9を設けることに特徴を有する。
接合部4は、本体部5と、一対の支持部68とを備えて構成される。本体部5は、第1軸CL1の位置に設けられ、ここでは第1実施形態と同じものが採用される。一対の支持部68は、球体形状の支持部材68aと、この支持部材68aを所定の位置に移動させる調整機構68bとを備えて構成される。調整機構68bは、台座と、この台座の上に球体形状の支持部材68aを移動させるような機構(図示省略)とを有する。
回動規制部9は、上述のように可動板部2の回動を規制する機能を有し、ここでは可動板部2の下面に所定の間隔で固定されて、球体形状の支持部材68aに係合するような丸棒形状に形成される(丸棒は一例であり、例えば、球体形状や半球形状のもので代替することも可能である。可動板部2が第1軸CL1の軸周りに回動することを規制できれば特に形状は図に限定されないものとする)。
<第2実施形態の可動プレート1による効果について>
以上、図9を参照しながら説明してきたように、可動プレート1によれば、上述の第1実施形態と同様に様々な効果を奏することができるのは勿論のこと、接合部4が可動板部2を線支持している状態に切り替えると、簡単な構造の回動規制部9により可動板部2の回動を規制することができる。
従って、第2実施形態の可動プレート1によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易なものを提供することができる。
以上、図9を参照しながら説明してきたように、可動プレート1によれば、上述の第1実施形態と同様に様々な効果を奏することができるのは勿論のこと、接合部4が可動板部2を線支持している状態に切り替えると、簡単な構造の回動規制部9により可動板部2の回動を規制することができる。
従って、第2実施形態の可動プレート1によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易なものを提供することができる。
<第3実施形態の可動プレート11について>
図10は、可動プレート11の第3実施形態を示す図であり、(a)は接合部に関し、半球状の第1本体部14を例にした図、(b)は接合部に関し、半円柱状の第2本体部16を例にした図、(c)は(b)に対し第2本体部16の向きを変えた例の図である。
図10は、可動プレート11の第3実施形態を示す図であり、(a)は接合部に関し、半球状の第1本体部14を例にした図、(b)は接合部に関し、半円柱状の第2本体部16を例にした図、(c)は(b)に対し第2本体部16の向きを変えた例の図である。
図10(a)において、第3実施形態としての可動プレート11は、可動板部12と、支持板部13と、これらを接合する接合部(符号省略)とを備えて構成される。
可動板部12及び支持板部13は、ここでは平面視矩形状に形成される(矩形に限らず、丸形等であってもよい)。なお、可動板部12及び支持板部13の中央位置で、これらの上面及び下面に対し垂直となるように第1軸(符号省略)が設定されるものとする。また、第1軸に対し直交するように第2軸(符号省略)も設定されるものとする。
可動板部12は、この上面が平坦な面に形成される。可動板部12の上面は、利用者が座ったり足を載せたりする面になる。
可動板部12及び支持板部13は、ここでは平面視矩形状に形成される(矩形に限らず、丸形等であってもよい)。なお、可動板部12及び支持板部13の中央位置で、これらの上面及び下面に対し垂直となるように第1軸(符号省略)が設定されるものとする。また、第1軸に対し直交するように第2軸(符号省略)も設定されるものとする。
可動板部12は、この上面が平坦な面に形成される。可動板部12の上面は、利用者が座ったり足を載せたりする面になる。
接合部は、支持板部13の上面に対し着脱自在となる第1本体部14と、この第1本体部14を受けることができるように形成される第1受け部15とを備えて構成される。第1本体部14には、接合面が図示のような半球状になる第1凸部(符号省略)が形成される。これに対し第1受け部15には、例えば、上述の第1凸部に対応した曲面を有する窪み形状の第1凹部(符号省略)が形成される(一例であり、平面であってもよい)。
以上のような図10(a)に示す可動プレート11は、第1本体部14にて可動板部12を点支持することから、第1軸中心で360度方向に回動させたり、傾けたり、更には傾けつつ回動させたりすることができる。
図10(b)において、可動プレート11は、可動板部12と、支持板部13と、これらを接合する接合部(符号省略)とを備えて構成される。可動板部12及び支持板部13は、図10(a)のものと基本的に同じである。
接合部は、支持板部13の上面に対し着脱自在となる第2本体部16と、この第2本体部16を受けることができるように形成される第2受け部17とを備えて構成される。
第2本体部16は、第2軸(図示省略)に沿ってのびるような形状に形成される。このような第2本体部16には、接合面が図示のような半円柱の側面形状になる第2凸部(符号省略。これを符号16としてもよい)が形成される。これに対し第2受け部17には、例えば、上述の第2凸部に対応した曲面を有する窪み形状の第2凹部(符号省略)が形成される(一例であり、平面であってもよい)。
第2本体部16は、第2軸(図示省略)に沿ってのびるような形状に形成される。このような第2本体部16には、接合面が図示のような半円柱の側面形状になる第2凸部(符号省略。これを符号16としてもよい)が形成される。これに対し第2受け部17には、例えば、上述の第2凸部に対応した曲面を有する窪み形状の第2凹部(符号省略)が形成される(一例であり、平面であってもよい)。
以上のような図10(b)に示す可動プレート11は、第2本体部16にて可動板部12を線支持することから、第2軸中心で可動板部12を傾けることができる。
なお、図10(b)に示す可動プレート11は、図10(a)に示す可動プレート11から第1本体部14を取り外し、第2本体部16に付け替えたものである。
なお、図10(b)に示す可動プレート11は、図10(a)に示す可動プレート11から第1本体部14を取り外し、第2本体部16に付け替えたものである。
図10(c)において、可動プレート11は、可動板部12と、支持板部13と、これらを接合する接合部(符号省略)とを備えて構成される。可動板部12及び支持板部13は、図10(a)のものと基本的に同じである。接合部は、図10(b)のものに類似するため、ここでは同じ符号を付すものとする。
接合部は、支持板部13の上面に対し着脱自在となる第2本体部16と、この第2本体部16を受けることができるように形成される第2受け部17とを備えて構成される。
第2本体部16は、第1軸及び第2軸に対し直交する第3軸(図示省略)に沿ってのびるような形状に形成される。このような第2本体部16には、接合面が図示のような半円柱の側面形状になる第2凸部(符号省略。これを符号16としてもよい)が形成される。これに対し第2受け部17には、上述の第2凸部に対応した曲面を有する窪み形状の第2凹部(符号省略)が形成される。
第2本体部16は、第1軸及び第2軸に対し直交する第3軸(図示省略)に沿ってのびるような形状に形成される。このような第2本体部16には、接合面が図示のような半円柱の側面形状になる第2凸部(符号省略。これを符号16としてもよい)が形成される。これに対し第2受け部17には、上述の第2凸部に対応した曲面を有する窪み形状の第2凹部(符号省略)が形成される。
以上のような図10(c)に示す可動プレート11は、第2本体部16にて可動板部12を線支持することから、第3軸中心で可動板部12を傾けることができる。
なお、図10(c)に示す可動プレート11は、図10(a)に示す可動プレート11から第1本体部14を取り外し、第2本体部16に付け替えたもの、或いは、図10(b)に示す可動プレート11から第2本体部16を取り外し、向きを変えて再度取り付けたものである。
なお、図10(c)に示す可動プレート11は、図10(a)に示す可動プレート11から第1本体部14を取り外し、第2本体部16に付け替えたもの、或いは、図10(b)に示す可動プレート11から第2本体部16を取り外し、向きを変えて再度取り付けたものである。
第3実施形態の可動プレート11は、支持板部13に対し第1本体部14や第2本体部16が着脱自在なものであるが、これに限らないものとする。即ち、可動板部12に対し第1本体部14や第2本体部16が着脱自在なものであってもよい。
<第4実施形態の可動プレート18について>
図11は、可動プレート18の第4実施形態を示す図であり、(a)は正面図である。また、(b)及び(c)は接合部18cの取り付け例を示す図である。
図11においては特に図示しないが、図11の紙面上下方向に沿ってのびるように第1軸があり、また、紙面左右方向に沿ってのびるように第2軸があり、更に、紙面垂直方向に沿ってのびるように第3軸があるものとする。
図11は、可動プレート18の第4実施形態を示す図であり、(a)は正面図である。また、(b)及び(c)は接合部18cの取り付け例を示す図である。
図11においては特に図示しないが、図11の紙面上下方向に沿ってのびるように第1軸があり、また、紙面左右方向に沿ってのびるように第2軸があり、更に、紙面垂直方向に沿ってのびるように第3軸があるものとする。
第4実施形態の可動プレート18は、可動板部18aと、支持板部18bと、これらを接合する接合部18cとを備えて構成される。
第4実施形態では、支持板部18bを可動プレート18の構成部品に含めるか否かは任意であるものとする。即ち、床や地面等で代替できるのであれば、第4実施形態の構造においては、支持板部18bが必須の部品でないものとする。
第4実施形態では、第2軸を中心に回動可能な線支持のみの可動プレート18を提供する。
第4実施形態では、支持板部18bを可動プレート18の構成部品に含めるか否かは任意であるものとする。即ち、床や地面等で代替できるのであれば、第4実施形態の構造においては、支持板部18bが必須の部品でないものとする。
第4実施形態では、第2軸を中心に回動可能な線支持のみの可動プレート18を提供する。
可動板部18aは、利用者の臀部(臀部全体)を載せることができる大きさに形成される。また、可動板部18aは、利用者の足(足裏全体)を載せることができる大きさに形成される。
可動板部18aは、利用者の臀部や足を載せる上面(座面、載置面)が平坦な面に形成される(なお、平坦な面に限定するものでなく、例えば、姿勢矯正用として臀部型の窪みを若干つけてもよい)。可動板部18aは、この上面に利用者の臀部を載せた時、利用者の坐骨2点が上面に当たっていることを感じさせるように形成される。可動板部18aに関しては、基本的に上述の第1実施形態の可動板部2と同様に形成されるものとする。
接合部18cは、利用者が可動板部2の上に座ったり足を載せたりした時に、利用者に揺れを感じさせることができるように形成される。本実施形態では、先端が支持板部18bの上面、床、地面等に対して線接触し、全体で可動板部2を支持する(線支持する)ことができるように形成される。具体的には、両端面がU字形状になり、且つ、この形状が真っ直ぐのびるように形成される(一例であり、例えば、半円柱形状や三角柱形状等であってもよい)。
接合部18cは、例えば、金属製である(変形や破損等が生じなければ、材質は特に限定されないものとする)。
接合部18cは、例えば、金属製である(変形や破損等が生じなければ、材質は特に限定されないものとする)。
接合部18cは、可動板部2の下面に対し着脱自在であって、左右方向や前後方向の揺れの向きに応じて(傾けるような回動に応じて)、図11(b)又は(c)に示すように取り付けられる。
なお、上述の着脱自在は一例であり、図11(b)に示す可動プレート18、又は、図11(c)に示す可動プレート18として、接合部18cを完全に可動板部2の下面に固定してもよい。
なお、上述の着脱自在は一例であり、図11(b)に示す可動プレート18、又は、図11(c)に示す可動プレート18として、接合部18cを完全に可動板部2の下面に固定してもよい。
以上のような図11に示す可動プレート18は、第2本体部16にて可動板部12を線支持することから、第3軸中心で可動板部12を傾けることができる。
可動プレート18を使えば、坐骨(坐骨2点)を意識し背骨の細い軸のみを使ってバランスをとることができる。言い換えれば、微細に揺れながらバランスをとることができる。このようなバランスをとることができれば、瞬時に動ける体を作り上げることもできる。
また、可動プレート18を使えば、回転する体(距骨重心)を身に付けることができる。即ち、可動プレート18を使えば、関節本来の回転を取り戻すことができ、体が揺れ始めて負荷を一箇所にかからないようにすることができる。
また、可動プレート18を使えば、回転する体(距骨重心)を身に付けることができる。即ち、可動プレート18を使えば、関節本来の回転を取り戻すことができ、体が揺れ始めて負荷を一箇所にかからないようにすることができる。
<第5実施形態の可動プレート19について>
図12は、可動プレート19の第5実施形態を示す図である。
図12は、可動プレート19の第5実施形態を示す図である。
第5実施形態の可動プレート19は、可動板部19aと、支持板部19bと、これらを接合する接合部19cと、傾き検出部19dとを備えて構成される。
傾き検出部19dは、プロセッサや3軸加速度センサ等を備え、可動板部19aの傾きを検出して傾き情報を生成すると共に、この傾き情報を利用者Uの利用する、例えば、スマートフォン等の端末UT(ユーザ端末)に送信する機能を有する。なお、傾き検出部19dには、傾き検知処理を実行するアプリケーションプログラムが予めインストールされるものとする。
傾き検出部19dは、プロセッサや3軸加速度センサ等を備え、可動板部19aの傾きを検出して傾き情報を生成すると共に、この傾き情報を利用者Uの利用する、例えば、スマートフォン等の端末UT(ユーザ端末)に送信する機能を有する。なお、傾き検出部19dには、傾き検知処理を実行するアプリケーションプログラムが予めインストールされるものとする。
図13は、図12の可動プレート19に対する傾き検知処理を示すフローチャートである。
傾き検出部19dにおける処理動作として、ステップSS1では、可動板部19aの傾きを取得する処理を実行する。ステップSS1の実行後は、ステップSS2に移行する。
ステップSS2では、取得した傾きから可動板部19aが所定の傾きを超えたか否かを判断する処理を実行する。ステップSS2で所定の傾きを超えたと判断した場合(ステップSS2でYES)には、ステップSS3に移行する。一方、ステップSS2で所定の傾きを超えていないと判断した場合(ステップSS2でNO)には、ステップSS4に移行する。
ステップSS2では、取得した傾きから可動板部19aが所定の傾きを超えたか否かを判断する処理を実行する。ステップSS2で所定の傾きを超えたと判断した場合(ステップSS2でYES)には、ステップSS3に移行する。一方、ステップSS2で所定の傾きを超えていないと判断した場合(ステップSS2でNO)には、ステップSS4に移行する。
ステップSS3では、所定の傾きを超えた旨を端末UTに報知する処理を実行する。ステップSS3の実行後は、ステップSS4に移行する。
ステップSS4では、可動板部19aの傾きを検出して生成された傾き情報が通信部を介して端末UTに送信されるような処理を実行する。ステップSS4の実行後は、ステップSS5に移行する。
ステップSS4では、可動板部19aの傾きを検出して生成された傾き情報が通信部を介して端末UTに送信されるような処理を実行する。ステップSS4の実行後は、ステップSS5に移行する。
ステップSS5では、終了指示があったか否かを判断する処理を実行する。終了指示としては、電源のオフや端末UTからの指示等が挙げられる。傾きが所定時間変わらない等を終了指示があったとしてもよい。終了指示があった場合(ステップSS5でYES)には、傾き検知処理を終了する。これに対し、終了指示が無い場合(ステップSS5でNO)には、ステップSS1に戻り、上述の処理を繰り返す。
第5実施形態の可動プレート19では、傾き検出部19dを備えることから、利用者Uが可動板部19aの傾きや回動の状態を確認しながら可動プレート19を使用することができる。
なお、第5実施形態の可動プレート19では、傾き検出部19dを備えて可動板部19aの傾きを検出すると、傾き情報が通信部を介して端末UTに送信されるようにしているが、これに限らず、例えば、可動板部19aが所定以上の角度で傾いたら音を出力したり、可動板部19aが発光したりするようにしてもよい。
なお、第5実施形態の可動プレート19では、傾き検出部19dを備えて可動板部19aの傾きを検出すると、傾き情報が通信部を介して端末UTに送信されるようにしているが、これに限らず、例えば、可動板部19aが所定以上の角度で傾いたら音を出力したり、可動板部19aが発光したりするようにしてもよい。
<まとめ>
以上、本発明の可動プレートの実施形態について説明したが、本発明は上述した本実施形態に限定されない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果の列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されない。
以上、本発明の可動プレートの実施形態について説明したが、本発明は上述した本実施形態に限定されない。また、本実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果の列挙に過ぎず、本発明による効果は、本実施形態に記載されたものに限定されない。
本発明が適用される可動プレートは、次のような構成を取れば足り、各種各様な実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される可動プレート(例えば、図2の可動プレート1)は、
可動板部(例えば、図2の可動板部2)と、
前記可動板部を支持する支持板部(例えば、図2の支持板部3)と、
少なくとも前記可動板部における平面視略中心の第1軸(例えば、図2の第1軸CL1)の位置で当該第1軸がのびる方向に当該可動板部及び前記支持板部を所定の距離(例えば、図2の所定の距離H1)で離間させるように接合する接合部(例えば、図2の接合部4)と、
を備え、
前記接合部は、前記第1軸の位置に配置される本体部(例えば、図2の本体部5)と、当該本体部を中心にして前記第1軸に直交する第2軸がのびる方向に配置される一対の支持部(例えば、図2の一対の支持部6)と、を備え、
前記一対の支持部は、支持部材(例えば、図7の支持部材61)と、当該支持部材の位置での離間距離を前記所定の距離より短い距離に調整可能な調整機構(例えば、図7の調整機構62)と、を夫々備える、
ことを特徴とする。
即ち、本発明が適用される可動プレート(例えば、図2の可動プレート1)は、
可動板部(例えば、図2の可動板部2)と、
前記可動板部を支持する支持板部(例えば、図2の支持板部3)と、
少なくとも前記可動板部における平面視略中心の第1軸(例えば、図2の第1軸CL1)の位置で当該第1軸がのびる方向に当該可動板部及び前記支持板部を所定の距離(例えば、図2の所定の距離H1)で離間させるように接合する接合部(例えば、図2の接合部4)と、
を備え、
前記接合部は、前記第1軸の位置に配置される本体部(例えば、図2の本体部5)と、当該本体部を中心にして前記第1軸に直交する第2軸がのびる方向に配置される一対の支持部(例えば、図2の一対の支持部6)と、を備え、
前記一対の支持部は、支持部材(例えば、図7の支持部材61)と、当該支持部材の位置での離間距離を前記所定の距離より短い距離に調整可能な調整機構(例えば、図7の調整機構62)と、を夫々備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、可動板部、支持板部、及び接合部を備えて可動プレートを構成することができる。また、接合部は、可動板部を、点支持、及び、線支持のうち何れかの支持に切り替えることができる。更には、接合部は、切り替えた支持に合わせて可動板部を回動自在に接合することができる。
本発明によれば、接合部の構成のうち本体部を用いることにより、可動板部を点支持することができ、また、本発明によれば、接合部の構成のうち本体部及び一対の支持部の両方を用いることにより、可動板部を線支持することができる。
従って、本発明によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供することができる。
本発明によれば、接合部の構成のうち本体部を用いることにより、可動板部を点支持することができ、また、本発明によれば、接合部の構成のうち本体部及び一対の支持部の両方を用いることにより、可動板部を線支持することができる。
従って、本発明によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供することができる。
また、本発明が適用される可動プレートは、
前記支持部材は、前記接合部が前記第2軸に沿って線支持の状態において、前記第1軸がのびる方向を長手方向とすると共に当該長手方向に直交する方向を短手方向とする略楕円球状の形状に形成され、
前記調整機構は、前記短手方向にのびる回動軸(例えば、図7の回動軸63)と、当該回動軸を中心にして前記略楕円球状の支持部材を回動可能に固定する軸受け部(例えば、図7の軸受け部64)と、を備える、
ことを特徴とする。
前記支持部材は、前記接合部が前記第2軸に沿って線支持の状態において、前記第1軸がのびる方向を長手方向とすると共に当該長手方向に直交する方向を短手方向とする略楕円球状の形状に形成され、
前記調整機構は、前記短手方向にのびる回動軸(例えば、図7の回動軸63)と、当該回動軸を中心にして前記略楕円球状の支持部材を回動可能に固定する軸受け部(例えば、図7の軸受け部64)と、を備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、略楕円球状の支持部材を回動させることで、可動板部に対する支持を点支持から線支持に切り替えたり、線支持から点支持に切り替えたりすることができる。
従って、本発明によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供することができる。
従って、本発明によれば、簡易な構造で且つ可動域の設定も容易な可動プレートを提供することができる。
また、本発明が適用される可動プレートは、
前記本体部には、接合のための曲面となる本体部側接合面(例えば、図7の本体部側接合面53)が形成されると共に、前記略楕円球状の前記支持部材における長手方向の側にも、接合のための曲面となる支持部材側接合面(例えば、図7の支持部材側接合面65)が形成され、当該本体部側接合面及び当該支持部材側接合面は略同じ曲率半径である、
ことを特徴とする。
前記本体部には、接合のための曲面となる本体部側接合面(例えば、図7の本体部側接合面53)が形成されると共に、前記略楕円球状の前記支持部材における長手方向の側にも、接合のための曲面となる支持部材側接合面(例えば、図7の支持部材側接合面65)が形成され、当該本体部側接合面及び当該支持部材側接合面は略同じ曲率半径である、
ことを特徴とする。
本発明によれば、本体部側接合面の曲率半径及び支持部材側接合面の曲率半径を略同じに設定することで、可動板部に対する線支持を滑らかに行うことができる。
また、本発明が適用される可動プレートは、
前記接合部は、前記本体部を中心にして前記第1軸及び前記第2軸に直交する第3軸(例えば、図2の第3軸CL3)がのびる方向に沿って配置される、別の一対の支持部(例えば、図2の一対の指挟み防止部7)を更に備え、
前記別の一対の支持部は、前記可動板部が回動する際に、当該別の一対の支持部の配置側における前記可動板部及び前記支持板部の縁端部間の最短離間距離が指の太さに配慮した第2の所定の距離(参考として図7の符号H3よりも若干短い距離)以上を確保するように形成される、
ことを特徴とする。
前記接合部は、前記本体部を中心にして前記第1軸及び前記第2軸に直交する第3軸(例えば、図2の第3軸CL3)がのびる方向に沿って配置される、別の一対の支持部(例えば、図2の一対の指挟み防止部7)を更に備え、
前記別の一対の支持部は、前記可動板部が回動する際に、当該別の一対の支持部の配置側における前記可動板部及び前記支持板部の縁端部間の最短離間距離が指の太さに配慮した第2の所定の距離(参考として図7の符号H3よりも若干短い距離)以上を確保するように形成される、
ことを特徴とする。
本発明によれば、別の一対の支持部を設けることで、利用者の指が可動板部及び支持板部の間に挟まれないようにすることができる。即ち、利用者に対する安全を確保することができる。
また、本発明が適用される可動プレートは、
前記可動板部が前記第1軸の軸周りに回動することを規制する回動規制部(例えば、図7の第2凹部22、第1凹部31)を更に備える、
ことを特徴とする。
前記可動板部が前記第1軸の軸周りに回動することを規制する回動規制部(例えば、図7の第2凹部22、第1凹部31)を更に備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、回動規制部を設けることで、可動板部の可動域の設定を安定させることができる。
また、本発明が適用される可動プレート(例えば、図12の可動プレート19)は、
前記可動板部(例えば、図12の可動板部19a)の傾きを検出して傾き情報を生成すると共に当該傾き情報をユーザ端末(例えば、図12のユーザ端末UT)に送信する傾き検出部(例えば、図12の傾き検出部19d)を更に備える、
ことを特徴とする。
前記可動板部(例えば、図12の可動板部19a)の傾きを検出して傾き情報を生成すると共に当該傾き情報をユーザ端末(例えば、図12のユーザ端末UT)に送信する傾き検出部(例えば、図12の傾き検出部19d)を更に備える、
ことを特徴とする。
本発明によれば、傾き検出部を備えることから、利用者が可動板部の傾きや回動の状態を確認しながら可動プレートを使用することができる。
1・・・可動プレート、2・・・可動板部、3・・・支持板部、4・・・接合部、5・・・本体部、6・・・支持部、7・・・指挟み防止部(別の一対の支持部)、8・・・摩耗防止板
Claims (6)
- 可動板部と、
前記可動板部を支持する支持板部と、
少なくとも前記可動板部における平面視略中心の第1軸の位置で当該第1軸がのびる方向に当該可動板部及び前記支持板部を所定の距離で離間させるように接合する接合部と、
を備え、
前記接合部は、前記第1軸の位置に配置される本体部と、当該本体部を中心にして前記第1軸に直交する第2軸がのびる方向に配置される一対の支持部と、を備え、
前記一対の支持部は、支持部材と、当該支持部材の位置での離間距離を前記所定の距離より短い距離に調整可能な調整機構と、を夫々備える、
可動プレート。 - 前記支持部材は、前記接合部が前記第2軸に沿って線支持の状態において、前記第1軸がのびる方向を長手方向とすると共に当該長手方向に直交する方向を短手方向とする略楕円球状の形状に形成され、
前記調整機構は、前記短手方向にのびる回動軸と、当該回動軸を中心にして前記略楕円球状の支持部材を回動可能に固定する軸受け部と、を備える、
請求項1に記載の可動プレート。 - 前記本体部には、接合のための曲面となる本体部側接合面が形成されると共に、前記略楕円球状の前記支持部材における長手方向の側にも、接合のための曲面となる支持部材側接合面が形成され、当該本体部側接合面及び当該支持部材側接合面は略同じ曲率半径である、
請求項2に記載の可動プレート。 - 前記接合部は、前記本体部を中心にして前記第1軸及び前記第2軸に直交する第3軸がのびる方向に沿って配置される、別の一対の支持部を更に備え、
前記別の一対の支持部は、前記可動板部が回動する際に、当該別の一対の支持部の配置側における前記可動板部及び前記支持板部の縁端部間の最短離間距離が指の太さに配慮した第2の所定の距離以上を確保するように形成される、
請求項1に記載の可動プレート。 - 前記可動板部が前記第1軸の軸周りに回動することを規制する回動規制部を更に備える、
請求項1に記載の可動プレート。 - 前記可動板部の傾きを検出して傾き情報を生成すると共に当該傾き情報をユーザ端末に送信する傾き検出部を更に備える、
請求項1に記載の可動プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022071696A JP2023161354A (ja) | 2022-04-25 | 2022-04-25 | 可動プレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022071696A JP2023161354A (ja) | 2022-04-25 | 2022-04-25 | 可動プレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023161354A true JP2023161354A (ja) | 2023-11-07 |
Family
ID=88650156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022071696A Pending JP2023161354A (ja) | 2022-04-25 | 2022-04-25 | 可動プレート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023161354A (ja) |
-
2022
- 2022-04-25 JP JP2022071696A patent/JP2023161354A/ja active Pending
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