JP2023161251A - 端子付き電線 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電線と端子との電気的接続信頼性が低下することの抑制を図った端子付き電線を提供する。【解決手段】端子付き電線1は、芯線101、及び該芯線を覆う被覆部102を有する電線10と、該電線に接続される端子2と、を備え、相手端子に接続される相手接続部21、及び電線に機械的に接続される機械接続部5を有する端子本体20と、該端子本体20と芯線とを電気的に接続する接続部材3と、を備え、端子本体20と接続部材3とは別体に設けられ、端子本体20には、相手接続部21と機械接続部5との間において相手接続部21に連続して、接続部材3を設置させる設置部4が設けられ、接続部材3は、設置部4に設置される被固定部31と、該被固定部31に連続するとともに芯線の内部に挿入される突き刺し部32と、を有し、被固定部31が設置部4に設置された状態で、突き刺し部32は相手接続部21から離れる方向X2に延びて形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、端子付き電線に関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載され、電子機器に電力や制御信号等を伝えるために、ワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスは、電線と、該電線の端末に接続される端子金具と、該端子金具を収容したコネクタハウジングと、を備える。また、電線の端末に端子金具が接続されたものを本明細書では「端子付き電線」と記す。
端子付き電線を構成する端子金具として、電線と端子金具とを圧着により接続するための圧着部を備えたものが用いられる場合がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された端子金具において、圧着部は、被覆電線(以下では、電線と記す場合がある)の芯線に加締め接続される芯線バレル部と、該芯線バレル部に連続して、電線の被覆部に加締め接続される被覆バレル部と、を備える。
芯線バレル部は、電線の芯線を載置するバレル底部と、該バレル底部から延出して電線の芯線を加締める一対の芯線バレル片と、各芯線バレル片の前端に連続するとともに、折り返されて芯線の内部に配置される一対の接触部と、を備える。一対の接触部は、芯線バレル部が電線の芯線に加締め接続される前の状態では、バレル底部に対向して設けられている。
このような芯線バレル部が、電線の芯線に加締め接続される際には、芯線の端末が芯線バレル部のバレル底部上に配置された状態で、一対の芯線バレル片によって電線の芯線が加締められることにより、一対の芯線バレル片の変位に伴って一対の接触部が対向するように変位して、一対の接触部が芯線を構成する金属素線の束をかき分けつつ内部に入り込む。さらに、一対の芯線バレル片による芯線の加締めが進んで、一対の芯線バレル片によって芯線が圧着され、一対の接触部は芯線の内部で対向状態となる。このようにして、芯線バレル部が、電線の芯線に加締め接続される。
特開2010-67577号公報
しかしながら、従来の端子付き電線は、芯線バレル部が電線の芯線に加締め接続される際には、一対の芯線バレル片の変位に伴って一対の接触部が対向するように変位して、一対の接触部が芯線を構成する金属素線の束をかき分けつつ内部に入り込む。即ち、一対の接触部は、一対の芯線バレル片の変位に連動して変位する。ここで、例えば、端子金具が単独で運搬等で取り扱われる際、接触部に外力が加わって接触部が変形した場合には、接触部が変形した状態のまま、芯線バレル部によって芯線が加締められる場合があった。その場合には、各芯線バレル片の変位に連動して接触部が変位し、接触部が芯線の内部の適切な位置に配置されず、接触部と芯線との間の電気的接続状態が本来の状態とは異なって、電線と端子金具(端子)との電気的接続信頼性が低下することが懸念される。
本発明は、電線と端子との電気的接続信頼性が低下することの抑制を図った端子付き電線を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、芯線、及び該芯線を覆う被覆部を有する電線と、該電線に接続される端子と、を備えた端子付き電線であって、前記端子は、相手端子に接続される相手接続部、及び前記電線に機械的に接続される機械接続部を有する端子本体と、該端子本体と前記芯線とを電気的に接続する接続部材と、を備え、前記端子本体と前記接続部材とは別体に設けられ、前記端子本体には、前記相手接続部と前記機械接続部との間において前記相手接続部に連続して、前記接続部材を設置させる設置部が設けられ、前記接続部材は、前記設置部に設置される接続部材本体と、該接続部材本体に連続するとともに前記芯線の内部に挿入される突き刺し部と、を有し、前記接続部材本体が前記設置部に設置された状態で、前記突き刺し部は前記相手接続部から離れる方向に延びて形成されていることを特徴とする端子付き電線である。
請求項1に記載の発明によれば、電線と端子との電気的接続信頼性が低下することの抑制を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。 前記端子付き電線を示す断面図である。 前記端子付き電線を示す分解斜視図である。 前記端子付き電線を製造する様子を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。 前記端子付き電線を示す分解斜視図である。 前記端子付き電線を製造する様子を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る端子付き電線を示す斜視図である。 図8中のI-I線に沿う断面図である。 前記端子付き電線を示す分解斜視図である。 前記端子付き電線を製造する様子を示す斜視図である。 端子付き電線の変形例を示す断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1~4に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る端子付き電線1を示す斜視図である。図2は、端子付き電線1を示す断面図である。図3は、端子付き電線1を示す分解斜視図である。図4は、端子付き電線1を製造する様子を示す斜視図である。
端子付き電線1は、図1に示すように、被覆電線10(以下、電線と記す)と、該電線10に接続されるとともに、雌型の端子金具から構成された請求項における端子としての雌端子2と、を備える。
電線10は、図2、3に示すように、複数の素線100が束ねられ圧縮して構成された芯線101と、該芯線101を被覆する被覆部102と、を備える。本実施形態では、複数の素線100は、銅または銅合金から構成されている。
雌端子2は、図3に示すように、端子本体20と、該端子本体20と電線10の芯線101とを電気的に接続するための接続部材3と、を備える。同図に示すように、端子本体20と接続部材3は別体に設けられている。即ち、本実施形態の雌端子2は、端子本体20、及び接続部材3の2つの部材から構成されている。
端子本体20は、図3に示すように、請求項における相手端子としての雄型のタブ端子を挿入させる請求項における相手接続部としての電気接触部21と、該電気接触部21の後方X2に連続して、後述する接続部材3を固定する請求項における設置部としての固定部4と、該固定部4の後方X2に連続して、電線10に機械的に接続される機械接続部5と、を備える。
尚、本実施形態では、機械接続部5に対する電気接触部21の側を「前方X1」と記し、これとは反対方向を「後方X2」と記し、前後方向Xに略直交する2方向をそれぞれ左右方向Y及び上下方向Zとする。また、上下方向のうち一方を「上方Z1」と記し、他方を「下方Z2」と記す場合がある。
電気接触部21は、図2、3に示すように、前後方向Xを軸とする四角筒状に形成された箱部6と、該箱部6の内部に設けられた片持ち梁状の接触バネ7と、を備える。
箱部6は、図2、3に示すように、下壁61、上壁62、及び一対の側壁63、63を有して、前後方向Xを軸とする四角筒状に構成されている。
上壁62には、図2に示すように、打ち出し部621が設けられている。この打ち出し部621は、下壁61に向かって打ち出し加工が施されて形成されることにより、箱部6の内方(下方Z2)に突出して設けられているとともに、前後方向Xに延在する突条に形成されている。この打ち出し部621が形成されていることにより、箱部6の前端に位置する挿入開口部6fから挿入された不図示のタブ端子は、後述する接触バネ7に近付けられる。
接触バネ7は、図2、3に示すように、箱部6の下壁61に連続するとともに、折れ曲がって、斜め後方X2に延びる第1バネ部71(図3に示す)と、該第1バネ部71に連続するとともに、折れ曲がって前方X1に延びる第2バネ部72と、該第2バネ部72に連続するとともに、折れ曲がって(以下では折れ曲がり部70と記し、符号70を付与する)第1バネ部71に向けて延びる第3バネ部73と、とを備える。折れ曲がり部70は、第2バネ部72と第3バネ部73との境界に位置し、箱部6の下壁61に当接するように構成されている。このような接触バネ7は、不図示のタブ端子が挿入開口部6fから挿入された際に、不図示のタブ端子によって下壁61に押され、接触バネ7の復元力で、不図示のタブ端子を上壁62に押し付けるようになっている。
固定部4は、図1~4に示すように、下壁61の後方X2に連続する連続部41と、該連続部41の左右方向Yの両端部それぞれに連続して、接続部材3の後述する延出部33を加締めにより固定する一対の固定片42、42(図2では一方のみを示す)と、を備える。連続部41は、前後方向Xを軸とする円弧状に形成されている。一対の固定片42、42は、接続部材3に固定される前の状態では、連続部41の左右方向Yの両端部それぞれに連続するとともに、斜め上方Z1に向けて延びるようにして形成されている。一対の固定片42、42の連続部41側の各端部には、後述する接続部材3の一対の突出部34、34を挿入させる一対の孔部420、420が設けられている。
機械接続部5は、図1~3に示すように、固定部4の連続部41の後方X2に連続する拡径部51と、該拡径部51の後方X2に連続するとともに電線10が載置される円弧状の載置部52と、該載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続して、電線10を加締めにより接続する被覆加締め部53と、を備える。
拡径部51は、図2、3に示すように、後方X2に進むにしたがって、径寸法が大きくなるような傾斜面を有して構成されている。載置部52は、図2、3に示すように、前後方向Xを軸とする円弧状に形成されている。また、載置部52の曲率半径は、電線10の曲率半径と等しくなるように設計されている。
被覆加締め部53は、図1、3に示すように、載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続する一対の被覆加締め片530、530を有して構成されている。図3に示すように、一対の被覆加締め片530、530は、電線10に接続される前の状態では、載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続するとともに、上方Z1に向けて延びるようにして形成されている。
また、一対の被覆加締め片530、530は、図1、3に示すように、それぞれ、加締め片本体531と、該加締め片本体531から延出される矩形状の延出片532A、532Bと、を備える。図1に示すように、一対の被覆加締め片530、530のうち一方の延出片532A、及び他方の延出片532Bは、一対の被覆加締め片530、530が電線10を加締めた状態で、前後方向Xに互い違いに設けられている。
接続部材3は、図3に示すように、固定部4に固定される請求項における接続部材本体としての矩形板状の被固定部31と、該被固定部31から後方X2に延出されるとともに電線10の芯線101の内部に挿入される突き刺し部32と、を備える。
被固定部31は、図3に示すように、延出部33と、該延出部33の左右方向Yの両側に連続する一対の突出部34、34と、を備える。即ち、一対の突出部34、34は、延出部33から、左右方向Yに突出して設けられている。
突き刺し部32は、図2、3に示すように、被固定部31と等しい板厚となるように形成されているとともに、延出部33から後方X2に延びて形成された突き刺し部本体321と、突き刺し部本体321の先端にある先細形状の先端部322と、を備える。本実施形態では、突き刺し部本体321は、上下方向Zの厚みが一定の板状に形成されている。先端部322は、被固定部31から離れる方向(後方X2)に向かうにしたがって、上下方向Z、及び左右方向Yの寸法が小さくなるような先細形状に構成されている。また、図2に示すように、この突き刺し部32は、被固定部31が固定部4に固定された状態で、機械接続部5の一対の被覆加締め片530、530の後端縁5bまで延びるようにして形成されている。
次に、端子付き電線1の組み立て手順を、図1、3、4を参照して説明する。
まず、導電性の板金に打ち抜き加工と曲げ加工を施して、図3に示すように、端子本体20、及び接続部材3、をそれぞれ製造する。この際、端子本体20は、図3に示すように、固定部4の一対の固定片42、42は斜め上方Z1に延びるようにして設けられ、機械接続部5の一対の被覆加締め片530、530は上方Z1に延びるようにして形成されている。
この後、図3に示すように、接続部材3の被固定部31を、固定部4の連続部41に近付けるとともに、一対の突出部34、34をそれぞれ固定部4の一対の孔部420,420に近付けて、一対の固定片42、42を加締める。これにより、一対の固定片42、42の各端部42Sが互いに近付けられ、一対の突出部34、34がそれぞれ固定部4の一対の孔部420,420に挿入されるとともに、一対の固定片42、42によって、被固定部31の延出部33が加締められる。このようにして、接続部材3は固定部4に固定される。
この際、図4に示すように、接続部材3が固定部4に固定された状態で、突き刺し部32が後方X2に延びるようにして形成されているとともに、突き刺し部32は、機械接続部5の載置部52に電線10が載置された際に、電線10の中心(中心軸)に突き刺さる位置に設置されている。
次に、図4に示すように、前後方向Xにおいて、雌端子2と電線10とを相対的に近付けるとともに、突き刺し部32の先端部322を、電線10に近付けて、雌端子2を後方X2に押し込む。これにより、突き刺し部32が電線10の芯線101内に挿入される。さらに、雌端子2の後方X2への押し込みが進んで、電線10の被覆部102は機械接続部5の載置部52に載置される。これにより、電線10と接続部材3とが電気的に接続されるとともに、接続部材3を介して、端子本体20と電線10とが電気的に接続される。
この後、図1に示すように、一対の被覆加締め片530、530によって電線10が加締められることにより、加締めにより電線10が機械接続部5に機械的に接続される。これにより、雌端子2が電線10の端末部に保持される。このようにして端子付き電線1が組み立てられる。
続いて、本実施形態の作用効果について、図4を参照して説明する。本実施形態の端子付き電線1は、組み立て前の状態で、端子本体20と接続部材3とが別体に設けられ、接続部材3の被固定部31(接続部材本体)が固定部4(設置部)に固定された状態で、突き刺し部32は電気接触部21(相手接続部)から離れる方向(後方X2)に延びるようにして形成されている。これによれば、突き刺し部32を、機械接続部5が電線10を加締める前に、電線10の芯線101の内部に挿入させることができ、機械接続部5が電線10を加締める際に、接続部材3に影響されない(接続部材3が変位されない)ことにより、例えば、運搬等で取り扱われる際に、雌端子2と電線10とが接続される前の状態(例えば図4に示す状態)で、雌端子2に外力が加わって、接続部材3が変形したとしても、突き刺し部32を、電線10の芯線101の中心(適切な位置)に挿入させることができ、電線10と雌端子2との電気的接続信頼性が低下することの抑制を図ることができる。
また、被固定部31(接続部材本体)は、突き刺し部32から電気接触部21(相手接続部)に向かって延出する延出部33と、該延出部33から、突き刺し部32が延びる方向(後方X2)に交差する交差方向(左右方向Y)に突出する一対の突出部34、34と、を有し、固定部4(設置部)には、一対の突出部34、34を挿入させる一対の孔部420,420を有して、延出部33を加締めて固定するための一対の固定片42、42が設けられている。これによれば、図4に示すように、接続部材3の被固定部31が固定部4に固定され、突き刺し部32が電気接触部21(相手接続部)から離れる方向(後方X2)に延びるようにして形成されていることにより、機械接続部5が電線10を加締める際に、接続部材3に影響されない(接続部材3が変位されない)構成を実現できる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態を図5~7に基づいて説明する。第1実施形態の雌端子2は、端子本体20を構成する電気接触部21、固定部4、及び機械接続部5は一体に設けられているのに対し、第2実施形態の雌端子12は、電気接触部21、及び固定部4に対して、機械接続部15が別体に設けられている点が相違する。図5は、本発明の第2実施形態に係る端子付き電線1Aを示す斜視図である。図6は、端子付き電線1Aを示す分解斜視図である。図7は、端子付き電線1Aを製造する様子を示す斜視図である。第2実施形態において、第1実施形態と同一形状乃至同一構成を有する部分には、第1実施形態と同一符号を付与してその部分の説明を省略する。
端子付き電線1Aは、図5に示すように、被覆電線10(以下、電線10と記す)と、該電線10に接続されるとともに、雌型の端子金具から構成された請求項における端子としての雌端子12と、を備える。
雌端子12は、図6に示すように、本体部12Aと、該本体部12Aと電線10の芯線101とを接続するための接続部材3と、電線10に機械的に接続されるとともに電線10と本体部12Aを機械的に接続するための機械接続部15と、を備える。本実施形態では、本体部12A、接続部材3、及び機械接続部15は、互いに別体に設けられている。即ち、本実施形態の雌端子12は、本体部12A、接続部材3、及び後述する機械接続部15の3つの部材から構成されている。
本体部12Aは、図6に示すように、請求項における相手端子としての雄型のタブ端子を挿入させる請求項における相手接続部としての電気接触部21と、該電気接触部21の後方X2に連続して、後述する接続部材3を固定する請求項における設置部としての固定部4と、を備える。本実施形態では、電気接触部21、固定部4、及び後述する機械接続部15によって、端子本体20Aが構成される。
機械接続部15は、図6、7に示すように、接続部材3を支持する支持部8と、支持部8の後方X2に連続する拡径部51と、該拡径部51の後方X2に連続する載置部52と、該載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続して、加締めにより電線10に接続される被覆加締め部53と、を備える。
支持部8は、図6に示すように、拡径部51の前端51fに連続して設けられているとともに、拡径部51の前方X1に延出する板状の壁部81と、該壁部81の左右方向Yの両端が折れ曲がって上方Z1に延びて形成された一対の延出壁82、82と、を備えて、前後方向Xから見てU字状に形成されている。一対の延出壁82、82の離間方向(左右方向Y)の寸法は、突き刺し部32の左右方向Yの寸法より僅かに大きい寸法となるように形成されている。
この支持部8に接続部材3が支持される際には、図6、7に示すように、接続部材3の突き刺し部32が被固定部31の後方X2に延在する格好で、接続部材3の突き刺し部32が、一対の延出壁82、82の間に位置されるとともに、壁部81に載置された状態で、接続部材3が後方X2に移動されることにより、被固定部31の一対の突出部34、34の各後端面34bが一対の延出壁82、82の各前端面である当接面80(図6に示す)に当接されて、支持部8に接続部材3が支持される。また、一対の突出部34、34が一対の延出壁82、82の各当接面80に当接することにより、前後方向Xにおいて、機械接続部15に対する接続部材3の位置決めがなされる。
また、支持部8に支持された接続部材3は、電線10が機械接続部15に機械的に接続された状態で、突き刺し部32の先端部322が、電線10の中心の延長上に位置するように設置されている。即ち、電線10が機械接続部15に機械的に接続された状態で、接続部材3は支持部8を構成する壁部81、及び一対の延出壁82、82によって後方X2に案内されて、突き刺し部32の先端部322が電線10の中心(適切な位置)に突き刺さる。
次に、端子付き電線1Aの組み立て手順を、図5~7を参照して説明する。
まず、導電性の板金に打ち抜き加工と曲げ加工を施して、図6に示すように、本体部12A、接続部材3、及び機械接続部15をそれぞれ製造しておく。
続いて、図6に示すように、電線10を、機械接続部15の載置部52に載置して、一対の被覆加締め片530、530によって電線10が加締められることにより、電線10が加締めにより機械接続部15に機械的に接続される。
次に、図6、7に示すように、接続部材3の突き刺し部32が被固定部31の後方X2に延在する格好で、突き刺し部32を支持部8の一対の延出壁82、82の間に近付けて、突き刺し部32を壁部81に載置する。そして、接続部材3を後方X2に移動させて、突き刺し部32を電線10の芯線101の内部に挿入する。挿入が進んで、接続部材3の一対の突出部34の後端面34bが、支持部8の当接面80(図6に示す)に当接して、突き刺し部32の電線10の芯線101の内部への挿入が停止される。この際、前後方向Xにおいて、機械接続部15に対する接続部材3の位置決めがなされ、突き刺し部32の芯線101に対する突き刺し量が一定以上とならないように規制されている。これにより、電線10と接続部材3とが電気的に接続されるとともに、図7に示すように、接続部材3が機械接続部15の支持部8に支持される。この状態では、接続部材3が機械接続部15を介して電線10に保持されている。以下では、図7に示すように、接続部材13が機械接続部15を介して電線10に保持された形態を、「接続部材付き電線10A」と記す場合がある。
この後、接続部材付き電線10Aにおける接続部材3の被固定部31を固定部4の連続部41に近付けるとともに、一対の突出部34、34をそれぞれ固定部4の一対の孔部420,420に近付けて、一対の固定片42、42を加締める。これにより、一対の固定片42、42の各端部42Sが互いに近付けられ、一対の突出部34、34がそれぞれ固定部4の一対の孔部420,420に挿入されるとともに、一対の固定片42、42によって、被固定部31の延出部33が機械接続部15の支持部8と共に加締められる。これにより、接続部材3を介して、本体部12Aと電線10とが電気的に接続される。このようにして、接続部材3、及び機械接続部15は固定部4に固定されるとともに、雌端子12が電線10の端末部に保持されることにより、端子付き電線1Aが組み立てられる。
上述した実施形態によれば、機械接続部15は、電線10を加締め接続する被覆加締め部53と、該被覆加締め部53から固定部4(設置部)に向かってに突出して設けられて接続部材3を支持する支持部8と、を備え、支持部8には、被固定部31を当接させる当接面80が設けられ、被固定部31が当接面80に当接することにより、接続部材3は、被覆加締め部53に対して、突き刺し部32の芯線101への挿入方向(後方X2)に位置決めされる。即ち、接続部材3は、被固定部31が当接面80に当接することにより、前後方向Xにおいて、機械接続部15に対する接続部材3の位置決めがなされ、突き刺し部32の芯線101に対する突き刺し量が一定以上とならないように規制することができる。
また、本実施形態の雌端子12は、本体部12A、接続部材3、及び機械接続部15の3つの部材から構成されている。また、本体部12Aを構成する電気接触部21、及び固定部4は一体に設けられ、機械接続部15は、本体部12Aとは、別体に設けられている。これによれば、機械接続部15の被覆加締め部53が電線10を加締めた後に、突き刺し部32を、電線10の芯線101の内部に挿入させることができる。これにより、被覆加締め部53が電線10を加締める際に、接続部材3に影響されない(接続部材3が変位されない)から、突き刺し部32を、電線10の芯線101の中心(適切な位置)に挿入させることができ、電線10と雌端子12との電気的接続信頼性が低下することの抑制を図ることができる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態を図8~11に基づいて説明する。第1実施形態、及び第2実施形態の接続部材3は、固定部4に固定される被固定部31と、突き刺し部32と、を備えて構成されていたのに対し、第3実施形態の接続部材13は、被固定部31の代わりに、被設置部31Bを有している点が相違する。図8は、本発明の第3実施形態に係る端子付き電線1Bを示す斜視図である。図9は、図8中のI-I線に沿う断面図である。図10は、前記端子付き電線を示す分解斜視図である。図11は、前記端子付き電線を製造する様子を示す斜視図である。第3実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同一形状乃至同一構成を有する部分には、第1実施形態と同一符号を付与してその部分の説明を省略する。
端子付き電線1Bは、図8、10に示すように、被覆電線10(以下、電線10と記す)と、該電線10に接続されるとともに、雌型の端子金具から構成された請求項における端子としての雌端子22と、を備える。
雌端子22は、図10に示すように、端子本体20Bと、該端子本体20Bと電線10の芯線101とを接続するための接続部材13と、を備える。本実施形態では、端子本体20Bと接続部材13は別体に設けられている。即ち、本実施形態の雌端子22は、端子本体20B、及び接続部材13の2つの部材から構成されている。
端子本体20Bは、図10に示すように、請求項における相手端子としての雄型のタブ端子を挿入させる請求項における相手接続部としての電気接触部21と、該電気接触部21の後方X2に連続して、後述する接続部材13を設置させる設置部14と、電線10に機械的に接続される機械接続部25と、を備える。即ち、端子本体20Bにおいて、電気接触部21、設置部14、及び機械接続部25は一体に設けられている。
設置部14は、図9、10に示すように、電気接触部21と機械接続部25との間に設けられているとともに電気接触部21の下壁61、及び機械接続部25の載置部52に連続して設けられていている。この設置部14は、長方形板状の板部140と、該板部140の左右方向Yの両端が上方Z1に折れ曲がって構成されて、接続部材13を左右方向Yに位置決めする一対の端縁部141、141と、を備えて構成されている。
機械接続部25は、図10に示すように、端子本体20Bの設置部14の後方X2に連続するとともに電線10が載置される載置部52と、該載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続して、加締めにより電線10に接続される第1被覆加締め部54と、を備える。
第1被覆加締め部54は、図10に示すように、載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続する一対の第1被覆加締め片540、540を有して構成されている。同図に示すように、一対の第1被覆加締め片540、540は、電線10に加締められる前の状態では、載置部52の左右方向Yの両端部それぞれに連続するとともに、斜め上方Z1に延びるようにして形成されている。
接続部材13は、図10に示すように、端子本体20Bの設置部14に設置される請求項における接続部本体としての矩形板状の被設置部31Bと、該被設置部31Bの前端31fに連続するとともに折り返されて、後方X2に延びるようにして形成されて、電線10の芯線101の内部に挿入される突き刺し部32と、被設置部31Bの左右方向Yの両端部それぞれに連続して、加締めにより電線10に接続される接続する第2被覆加締め部35と、を備える。
被設置部31Bは、図9、10に示すように、被設置部本体310と、該被設置部本体310の後方X2に延在して、電線10とともに、各第1被覆加締め片540に加締められる延在部311(図10に示す)と、下方Z2に向かって突出するとともに、前後方向Xに連続形成された一対の突条部312、312(図9に示す)と、を備える。
延在部311は、図10に示すように、被設置部本体310の同一面上に設けられているとともに、第2被覆加締め部35の後方X2に設けられている。
一対の突条部312、312は、図9に示すように、左右方向Yに並んで設けられているとともに、接続部材13が端子本体20Bの設置部14に設置された際に、設置部14に接触(当接)するように構成されている。一対の突条部312、312は、図10に示すように、被設置部本体310の前端31f(被設置部31Bの前端と同じ位置である)から延在部311の後端311bまで連続して設けられている。
第2被覆加締め部35は、図10に示すように、被設置部本体310の左右方向Yの両端部それぞれに連続する一対の第2被覆加締め片350、350を有して構成されている。同図に示すように、一対の第2被覆加締め片350、350は、電線10に加締められる前の状態では、被設置部本体310の左右方向Yの両端部それぞれに連続するとともに、斜め上方Z1に延びるようにして形成されている。
また、一対の第2被覆加締め片350、350は、それぞれ、第2加締め片本体351と、該第2加締め片本体351から延出される矩形状の第2延出片352A、352Bと、を備える。一対の第2被覆加締め片350、350のうち一方の第2延出片352A、及び他方の第2延出片352Bは、一対の第2被覆加締め片350、350が電線10を加締めた状態で、前後方向Xに互い違いに設けられている。
このような接続部材13が端子本体20Bの設置部14に設置された状態で、図8に示すように、接続部材13は機械接続部25の前方X1に位置しているとともに、接続部材13の第1被覆加締め部54の前端面54f、及び機械接続部25の第2被覆加締め部35の後端面35bは、前後方向Xにおいて、互いに対向して当接可能に設けられている。
次に、端子付き電線1Bの組み立て手順を、図8~11を参照して説明する。
まず、導電性の板金に打ち抜き加工と曲げ加工を施して、図10に示すように、端子本体20B、及び接続部材13、をそれぞれ製造しておく。
次に、図10に示すように、接続部材13の突き刺し部32が後方X2に延在する格好で、接続部材13の被設置部31Bの延在部311を電線10の被覆部102に近付けるとともに、接続部材3の突き刺し部32の先端部322を電線10の芯線101に近付けて、突き刺し部32を芯線101の内部に挿入する。
これにより、電線10の芯線101内に突き刺し部32が挿入され、接続部材13と電線10とが電気的に接続される。また、突き刺し部32が芯線101の奥側に挿入されるに伴って、電線10の被覆部102は、接続部材13の被設置部31Bに載置される。この後、図11に示すように、一対の第2被覆加締め片350、350によって電線10が加締められることにより、電線10が加締めにより第2被覆加締め部35に機械的に接続される。これにより、接続部材13が電線10に保持される。以下では、図11に示すように、接続部材13が電線10に保持された形態を、「接続部材付き電線10B」と記す場合がある。
続いて、図10に示すように、接続部材付き電線10Bにおける接続部材13の被設置部31Bを、端子本体20Bの設置部14に近付けて設置する。これにより、図9に示すように、被設置部31Bの一対の突条部312、312が、設置部14及び、機械接続部25の載置部52に当接する。また、被設置部31Bの延在部311は、機械接続部25の載置部52に一対の突条部312、312を介して対向配置される。
この後、図8に示すように、一対の第1被覆加締め片540、540によって、電線10が接続部材13の延在部311と共に加締められる。
この際、図8に示すように、機械接続部25の前方X1に接続部材13が設けられているとともに、第1被覆加締め部54の前端面54fと第2被覆加締め部35の後端面35bは、前後方向Xにおいて、互いに近接して対向するように配置されている。尚、前端面54fと後端面35bは、前後方向Xにおいて、互いに当接されていてもよい。また、一対の第1被覆加締め片540、540の加締めにより、接続部材13の延在部311は機械接続部25に載置部52に押し付けられている。これにより、一対の第1被覆加締め片540、540の加締めにより接続部材付き電線10Bが機械接続部25に機械的に接続されるとともに、接続部材13を介して、端子本体20Bと電線10とが電気的に接続される。このようにして端子付き電線1Bが組み立てられる。
上述した実施形態によれば、接続部材13の第2被覆加締め部35が電線10を加締めた状態で、接続部材13は、電気接触部21(相手接続部)と第1被覆加締め部54との間に位置して、第1被覆加締め部54に当接可能に設けられている。これによれば、例えば、端子付き電線1Bが運搬等で取り扱われる際、電線10と雌端子22が相対的に引き離されるような外力が加わったとしても、第2被覆加締め部35の後端面35bが、第1被覆加締め部54の前端面54fに当接することにより、電線10が雌端子22に対して相対的に引き離されることが抑制されることになる。これによれば、雌端子22の電線10に対する保持力が向上して、電線10が後方X2に引っ張られても抜け難くなる。
また、被設置部31B(接続部材本体)には、設置部14に向かって突出するとともに、電気接触部21(相手接続部)から離れる方向(後方X2)に延びて形成された一対の突条部312、312が設けられている。これによれば、一対の突条部312、312が設けられていることにより、安定した状態で、接続部材13が端子本体20Bの設置部14に線接触で接触することにより、端子本体20Bと接続部材13とが別体である場合でも、端子本体20Bと接続部材13との電気接続信頼性の向上を図ることができる。尚、本実施形態では、突条部312は一対で設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。突条部は、1つ、また3つ以上であってもよい。
また、被設置部31B(接続部材本体)は、電気接触部21(相手接続部)から離れる方向(後方X2)に延びて形成される延在部311を有し、延在部311は、電線10とともに、第1被覆加締め部54に加締められている。これによれば、第1被覆加締め部54により電線10とともに延在部311が加締められることにより、延在部311が機械接続部25の載置部52に押し付けられる。これにより、端子本体20Bと接続部材13とが別体である場合でも、端子本体20Bと接続部材13との電気接続信頼性の向上を図ることができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
図12は、実施形態の端子付き電線1、1A、1Bにおける突き刺し部32の変形例を示している。変形例としての突き刺し部132には、複数の溝部9が設けられている。
各溝部9は、図12に示すように、後方X2に進むにしたがって上方Z2に向かう傾斜面9Aと、該傾斜面9Aの後端部90から立ち上がって複数の素線100に係合する係合面9Bと、を有して構成されている。この係合面9Bは、後方X2に直交する直交面から構成されているとともに、前方X1(突き刺し部32が電線10から抜け出す方向)に係合するように構成されている。これによれば、端子付き電線1、1A、1Bが運搬等で取り扱われる際、電線10と雌端子2、12、22が相対的に引き離されるような外力が加わったとしても、溝部9に食い込んだ芯線101、及び該芯線101に係合する係合面9Bの相互作用により、電線10と雌端子2、12、22が相対的に引き離されることが、より一層抑制されることになる。これによれば、雌端子2、12、22の電線10に対する保持力が向上して、電線10が後方X2に引っ張られても、電線10を抜け難くすることができる。
また、前記実施形態の端子付き電線1、1A、1Bは、雌型の端子金具から構成された雌端子2、12、22(端子)を有して構成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。端子は、雄型の端子金具から構成された雄端子であってもよい。その場合には、相手接続部は、雄型のタブ端子から構成されていてもよい。
また、前記実施形態の端子付き電線1、1A、1Bを構成する電線10は、複数の素線100が銅または銅合金から構成された銅電線であるが、本発明はこれに限定されるものではない。電線は、複数の素線100がアルミニウムまたはアルミニウム合金から構成されたアルミ電線であってもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1、1A、1B 端子付き電線
2、12、22 雌端子(端子)
20、20A、20B 端子本体
21 電気接触部(相手接続部)
3、13 接続部材
4 固定部(設置部)
14 設置部
31 被固定部(接続部材本体)
31B 被設置部(接続部材本体)
311 延在部
312 突条部
32、132 突き刺し部
33 延出部
34、34 一対の突出部
35 第2被覆加締め部
42、42 一対の固定片
420、420 一対の孔部
5、15、25 機械接続部
53 被覆加締め部
54 第1被覆加締め部
8 支持部
80 当接面
9 溝部
9A 傾斜面
9B 係合面
10 電線
100 複数の素線
101 芯線
102 被覆部
X2 後方(相手接続部から離れる方向)

Claims (7)

  1. 芯線、及び該芯線を覆う被覆部を有する電線と、該電線に接続される端子と、を備えた端子付き電線であって、
    前記端子は、相手端子に接続される相手接続部、及び前記電線に機械的に接続される機械接続部を有する端子本体と、該端子本体と前記芯線とを電気的に接続する接続部材と、を備え、前記端子本体と前記接続部材とは別体に設けられ、
    前記端子本体には、前記相手接続部と前記機械接続部との間において前記相手接続部に連続して、前記接続部材を設置させる設置部が設けられ、
    前記接続部材は、前記設置部に設置される接続部材本体と、該接続部材本体に連続するとともに前記芯線の内部に挿入される突き刺し部と、を有し、
    前記接続部材本体が前記設置部に設置された状態で、前記突き刺し部は前記相手接続部から離れる方向に延びて形成されていることを特徴とする端子付き電線。
  2. 前記接続部材本体は、突き刺し部から前記相手接続部に向かって延出する延出部と、該延出部から、前記突き刺し部が延びる方向に交差する交差方向に突出する一対の突出部と、を有し、
    前記設置部には、前記一対の突出部を挿入させる一対の孔部を有して、前記延出部を加締めて固定するための一対の固定片が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
  3. 前記機械接続部は、前記相手接続部とは別体に設けられているとともに、前記電線を加締め接続する被覆加締め部と、該被覆加締め部から前記設置部に向かって突出して設けられて前記接続部材を支持する支持部と、を備え、
    前記支持部には、前記接続部材本体を当接させる当接面が設けられ、
    前記接続部材本体が前記当接面に当接することにより、前記接続部材は、前記被覆加締め部に対して、前記突き刺し部の前記芯線への挿入方向に位置決めされることを特徴とする請求項1または2に記載の端子付き電線。
  4. 前記機械接続部は、前記相手接続部に連続して設けられているとともに、前記電線を加締め接続する第1被覆加締め部を有し、
    前記接続部材は、前記接続部材本体から延出して、前記電線を加締め接続する第2被覆加締め部を有し、
    前記突き刺し部は、前記接続部材本体における前記相手接続部側の端部に連続するとともに折り返されて、前記相手接続部から離れる方向に延びて形成され、
    前記第2被覆加締め部が前記電線を加締めた状態で、前記第2被覆加締め部は、前記相手接続部と前記第1被覆加締め部との間に位置して、前記第1被覆加締め部に当接可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
  5. 前記接続部材本体には、前記設置部に向かって突出するとともに、前記相手接続部から離れる方向に延びて形成された突条部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の端子付き電線。
  6. 前記接続部材本体は、前記相手接続部から離れる方向に延びて形成される延在部を有し、
    前記延在部は、前記電線とともに、前記第1被覆加締め部に加締められていることを特徴とする請求項4または5に記載の端子付き電線。
  7. 前記芯線は、複数の素線が束ねられて構成され、
    前記突き刺し部は、該突き刺し部が延びる方向に交差する交差方向に延在する少なくとも1つの溝部を有し、
    前記溝部には、前記複数の素線間において、前記突き刺し部が前記電線から抜け出す方向に前記複数の素線に係合する係合面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
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