JP2023160666A - ロボット制御装置 - Google Patents

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峻 芝田
Shun Shibata
英嗣 本田
hidetsugu Honda
隆靖 大原
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Abstract

【課題】安価かつ単純な構成でメンテナンス性を向上する。【解決手段】ロボット制御装置は、ロボットを制御し、ロボット制御装置を構成する筐体と、筐体の内部に設けられ、複数の基板を有する制御ユニットと、を備える。制御ユニットは、複数の基板のうち第1基板が設けられ、一対の折り曲げ部を含むスライド部と、複数の基板のうち第2基板が設けられ、一対の側壁部を含み、一対の側壁部が一対の折り曲げ部をガイドすることによりスライド部を内部に収容可能に構成されたカバー部と、を有し、スライド部がカバー部の外側にスライドされることにより第1基板にアクセス可能に構成される。【選択図】図2

Description

本開示は、ロボット制御装置に関する。
特許文献1は、ロボットを制御する制御装置を開示している。この制御装置は、制御装置の内部に上下段にユニットが配置され、さらに上段ユニットが前後に少なくとも1つが配置され、上段ユニットの前方ユニットが制御装置の外側に引き出されて上段ユニットの奥側ユニットがアクセスされる。
特開2011-31316号公報
本開示は、安価かつ単純な構成でメンテナンス性を向上するロボット制御装置を提供する。
本開示は、ロボットを制御するロボット制御装置であって、前記ロボット制御装置を構成する筐体と、前記筐体の内部に設けられ、複数の基板を有する制御ユニットを備え、前記制御ユニットは、前記複数の基板のうち第1基板が設けられ、一対の折り曲げ部を含むスライド部と、前記複数の基板のうち第2基板が設けられ、一対の側壁部を含み、前記一対の側壁部が前記一対の折り曲げ部をガイドすることにより前記スライド部を内部に収容可能に構成されたカバー部と、を有し、前記スライド部が前記カバー部の外側にスライドされることにより前記第1基板にアクセス可能に構成される、ロボット制御装置を提供する。
本開示によれば、安価かつ単純な構成でメンテナンス性を向上できる。
実施の形態1に係るロボット制御装置の外観を表す斜視図 図1に示した扉を省略して表した筐体の斜視図 スライド部が引き出された制御ユニットの斜視図 カバー部に収容されたスライド部を透視した制御ユニットの透視斜視図 電子部品を省略したスライド部の斜視図 電子部品を省略したカバー部の斜視図 スライド部とカバー部を模式的に表した分解斜視図 スライド部がカバー部の収容空間に収容された制御ユニットを模式的に表した斜視図 変形例に係る制御ユニットを模式的に表した斜視図
(実施の形態に至る経緯)
従来、特許文献1等のロボット用の制御装置の周囲には、作業者(例えばロボット制御装置11のメンテナンスを行う人物)にとって十分なメンテナンス用のスペースが確保されていなく、メンテナンスに作業工数がかかるという課題があった。また、ロボット制御装置の筐体内部に収容されている基板の故障が発生した際、故障した基板の特定もしくは交換の各種作業をロボット制御装置の筐体内部で行わなければならず、作業員の作業が終了するまでロボット等の設備全体の稼動を停止させる必要があった。このような課題に対し、複数の基板を纏めてユニット化し、ユニットごと取り外すという構造は従来開示されている。しかしながら、筐体内部におけるユニットの引き出し構造を実現するため、例えばスライダーやヒンジ等の部品を別途追加する必要があり、部品点数の増加によるロボット制御装置内のスペースの減少や製作費の増加、ロボット制御装置の構造が複雑になるといった課題があった。
そこで、以下の実施の形態では、安価かつ単純な構成でメンテナンス性を向上するロボット制御装置の例を説明する。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係るロボット制御装置を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態1に係るロボット制御装置11の外観を表す斜視図である。実施の形態1に係るロボット制御装置11は、ロボット(図示略)を制御するための制御装置である。以下の説明において、ロボット制御装置11の筐体13の上下方向をZ軸、Z軸に垂直で筐体13の奥行き方向をY軸、Z軸およびY軸に垂直で筐体13の左右方向をX軸と定義する。ここで、ロボットは、6軸関節型の溶接ロボット(マニピュレータ)を一例として挙げることができるが、ロボットの種別や用途は限定されない。溶接ロボットは、例えば自動車あるいは工業製品等を生産するための生産工場内に配備された溶接作業ライン等に設置される。溶接ロボットは、ティーチングペンダントを用いたティーチング等によって予め設定された所定の溶接線に沿って、ロボット先端側の溶接トーチを移動させる。ロボット制御装置11は、溶接トーチが所定の溶接線に沿って移動するように溶接ロボットの動作を制御する。ロボット制御装置11は、この動作を制御するための各種の電子部品が実装された回路基板(以下、単に「基板」と称する場合がある)を有する複数のユニットを筐体内に収容している。
実施の形態1に係るロボット制御装置11は、装置全体の外殻を構成する金属製の筐体13を有する。筐体13は、例えば各面が四角形の六面体で形成される。筐体13は、6つの外面のうち一側面が開口部15(図2参照)となり、この開口部15を開閉自在とする扉17を備える。筐体13の6つの外面は、XY平面に平行な一対の外面と、YZ平面に平行な一対の外面と、ZX平面に平行な一対の外面と、により構成される。扉17は、例えば図1における矢印イ方向の正面視で、右側を釣元として蝶番19等のヒンジにより開閉自在に支持される。
筐体13においては、開口部15(図2参照)に設けた扉17が開かれることにより、作業者(例えばロボット制御装置11のメンテナンスを行う人物。以下同様。)は、筐体13の内部に収容されている各ユニットへアクセスすることが可能となる。扉17の表面は、開扉により筐体13の内部を開放する前に、各ユニットへ給電されている一次側電源を遮断するための主幹ブレーカ(図示略)における外部操作ハンドル21の操作部23が表出されるようになっていてもよい。
図2は、図1に示した扉17を省略して表した筐体13の斜視図である。筐体13においては、XY平面に平行な底板25が四角形となる。底板25の左右(つまり、図1の矢印イ方向の正面視の左右)の辺部からは、一対の平行な側板27が起立する。一対の平行な側板27は、その上辺部同士が天板29により接続される。底板25と、一対の側板27と、天板29の前縁は、開口部15を包囲する。また、筐体13においては、開口部15の反対側(奥側)が、背板31により塞がれる。背板31には、各ユニットや一次側電源用のケーブルが通されるケーブル挿通筒(図示略)が背板31を貫通して設けられていてもよい。
図2に示すように、ロボット制御装置11は、筐体13の内部に設けられ、複数の基板を有する制御ユニット33を備える。制御ユニット33は、一例として筐体13の内部における底板25の中央部で、開口部15に近接して配置される。なお、制御ユニット33は、底板25の他、筐体13の内部における側板27や天板29に設けられてもよい。
図3は、スライド部35が引き出された制御ユニット33の斜視図である。制御ユニット33は、複数の基板のうち第1基板37が設けられ、一対の折り曲げ部39を含むスライド部35(以下、「ユニット」と称する場合がある)と、複数の基板のうち第2基板41が設けられ、一対の側壁部43を含むカバー部45(以下、「シャーシ」と称する場合がある)と、を有する。
スライド部35は、複数の基板を具備するユニットとして構成される。スライド部35は、事前に新しいユニットを用意しておくことで、ユニットごと交換が可能となる。スライド部35は、板金材により形成され、例えば矩形状の底壁部47を有する。底壁部47は、筐体13の底板25に平行に載置される。底壁部47の上面には、第1基板37を含む複数の基板の他、コンデンサー49、リレー、コネクタ51、ヒューズ等の複数の電子部品が備えられる。
カバー部45は、スライド部35を収納するための枠として構成され、筐体13の底板25に固定される。カバー部45は、板金材により形成され、例えば矩形状の上壁部53を有する。上壁部53は、筐体13の底板25に対し、スライド部35の高さに相当する長さ程離間し、かつ、平行に配置される。カバー部45は、上壁部53の左右両端から相互に平行となって垂下する一対の側壁部43を有する。上壁部53の上面には、第2基板41の他、送風ファン55、配線固定具57等の複数の電子部品が備えられる。カバー部45は、筐体13の底板25に固定されることにより、その内部が開口部15に近接して開放する収容空間59(図2参照)となる。カバー部45は、この収容空間59に、スライド部35を抜き差し自在に収容する。すなわち、スライド部35とカバー部45とは、引き出し構造となっている。
制御ユニット33は、筐体13の開口部15に近接して配置されることにより、カバー部45の収容空間59からスライドされたスライド部35が、筐体13の外へ引き出されることになる。これにより、作業者によるスライド部35へのアクセスが筐体13に遮られることなく、良好に行えるようになっている。
図4は、カバー部45に収容されたスライド部35を透視した制御ユニット33の透視斜視図である。制御ユニット33は、スライド部35がカバー部45に差し入れられることにより、スライド部35の全てがカバー部45の収容空間59に収容される。言い換えると、制御ユニット33において、スライド部35およびカバー部45のそれぞれが、引き出し構造により分離可能となって一体化される。制御ユニット33においては、スライド部35がカバー部45に収容されることにより、板金材からなるカバー部45の上壁部53および一対の側壁部43にスライド部35が覆われる。カバー部45は、筐体13の底板25に固定されることで、筐体13に接地される。これにより、スライド部35の第1基板37等の基板は、カバー部45によって、隣接したユニットの空間ノイズ(静電誘導、電磁誘導および電磁波)を遮蔽することができる。
図5は、電子部品を省略したスライド部35の斜視図である。スライド部35の底壁部47には、基板をねじ61(図3参照)により固定するための複数の支持柱63が固定されている。底壁部47は、XY平面に平行に設けられ、カバー部45に対しY軸方向への差し入れ側における左右(つまり、底壁部47のY軸方向に垂直なX軸方向)の両端に、相互に平行となって一対の折り曲げ部39が起立する。この折り曲げ部39は、例えば底壁部47をプレス加工することにより成形される。スライド部35は、底壁部47のカバー部45への入り口部分のみ折り曲げることで、カバー部45への挿入時における左右方向(つまり、図1の矢印イ方向の正面視の左右方向)の動きが抑制される。つまり、一対の折り曲げ部39は、レールの代わりとして作用する。
スライド部35の底壁部47は、折り曲げ部39以外の部分に、カバー部45の左右の幅よりも広く左右に張り出した一対の翼片部が形成される。この翼片部は、位置決め部65となっている。つまり、スライド部35においては、底壁部47が、折り曲げ部39に加え、一対の位置決め部65をさらに含む構造を有している。位置決め部65は、レールの代わりとしても作用する。また、この位置決め部65は、ねじ61により筐体13の底板25に固定が可能となる。すなわち、位置決め部65の折り曲げ部39側の端には、ねじ61を介して筐体13とスライド部35とを締結して接触させるためのコの字状のねじ挿通部67が設けられている。
スライド部35の底壁部47における抜き差し方向の手元側には、前壁部69が垂直に折り曲げられて起立する。ここで、抜き差し方向とは、Y軸方向と平行にスライド部35がカバー部45に対して抜き差しされる方向である。スライド部35は、カバー部45に差し入れられると、前壁部69がカバー部45の前面と当接する。前壁部69には、複数のねじ挿通穴71が穿設される。スライド部35は、前壁部69がカバー部45の前面に当接した状態で、それぞれのねじ挿通穴71に等されたねじ61が、カバー部45の前面に設けられた複数の前壁部固定片73(図6参照)に螺合して固定される。前壁部69の前面上部には、山折りが2回されることにより指掛け片部を垂下させたコの字状の取手75が形成されている。
図6は、電子部品を省略したカバー部45の斜視図である。カバー部45は、送風ファン55等の搭載部品をねじ61(図3参照)により固定するための複数の支持柱63が固定されている。また、カバー部45は、収容空間59に収容したスライド部35に搭載されている電子部品(例えば第1基板37等)に、カバー部45の外側よりアクセス可能な開口77を、上壁部53や側壁部43、あるいは、上壁部53と側壁部43に渡って有する。開口77は、例えば複数の四角穴で形成される。また、上壁部53には、送風ファン用の送気口79が形成されている。
カバー部45は、上壁部53の左右両端から垂下した一対の側壁部43が、スライド部35における一対の折り曲げ部39をガイドすることにより、スライド部35を収容空間59に収容可能に構成されている。制御ユニット33は、図2に示すように、スライド部35がカバー部45の外側にスライドされる(引き出される)ことにより、第1基板37にアクセスが可能に構成されている。
カバー部45は、垂下した一対の側壁部43の下端に、筐体13の底板25に平行なカバー部固定片81が外側に折り曲げられている。カバー部45は、このカバー部固定片81が底板25に接し、貫通したねじ61により締結固定される。カバー部固定片81は、スライド部35の位置決め部65と干渉しない部分のみ外側に設けられる。カバー部固定片81は、底壁部47におけるスライド部35の抜き差し方向奥側に設けられる。すなわち、カバー部固定片81は、スライド部35の抜き差し方向の手元側には不在となる。なお、カバー部固定片81は、複数(例えば図6に示す2つ)に分割されて形成されてもよい。
一対の側壁部43は、筐体13との間で一対の位置決め部65を保持する切り欠き部83を含む。切り欠き部83は、スライド部35の抜き差し方向の手元側に設けられる。切り欠き部83は、カバー部固定片81が不在となった側壁部43の下端部分に形成される。一対の側壁部43では、カバー部固定片81が底板25に固定されることで、下端が底板25に当接する。切り欠き部83は、この底板25に当接する側壁部43の下端が、上側へ切り欠かれることにより、側壁部43の下端と底板25との間に、位置決め部65の板厚分のスリットを形成する。
図7は、スライド部35とカバー部45を模式的に表した分解斜視図である。制御ユニット33においては、スライド部35が、前壁部69と反対端の挿入先端85からカバー部45の収容空間59へ差し入れられる。従って、スライド部35においては、位置決め部65の設けられる位置が、スライド部35の抜き差し方向の手元側(言い換えると、挿入後端87)となる。一方、カバー部45に形成されている切り欠き部83は、スライド部35が差し入れられる。
図8は、スライド部35がカバー部45の収容空間59に収容された制御ユニット33を模式的に表した斜視図である。制御ユニット33においては、スライド部35の挿入先端85が、カバー部45の開口側端89から収容空間59に差し入れられると、収容完了の直前に、スライド部35の位置決め部65が、底板25と側壁部43との間に形成されたスリット状の切り欠き部83に進入する。スライド部35がカバー部45に更に差し入れられると、スライド部35の前壁部69が、カバー部45の開口側端89に当接する。この状態で、スライド部35においては、一対の位置決め部65が、筐体13の底板25と、切り欠き部83における側壁部43の下端とに上下から挟まれ、上下方向の移動が規制される。カバー部45へ差し入れが完了したスライド部35は、位置決め部65のねじ挿通部67に挿通されたねじ61により筐体13の底板25に螺着される。
これにより、制御ユニット33は、スライド部35の不用意な引き出しが規制されると共に、底壁部47の下面および位置決め部65がしっかりと筐体13の底板25に密接することになる。
図9は、変形例に係る制御ユニット33を模式的に表した斜視図である。なお、制御ユニット33においては、スライド部91が、位置決め部65(図7および図8参照)を有しない構成であってもよい。この場合、スライド部91においては、折り曲げ部39が、図7に示す折り曲げ部39に比べて前壁部69の近傍まで延出してより長く形成される。また、スライド部91が差し入れられるカバー部93においては、カバー部固定片81が、図8に示すカバー部固定片81に比べて開口側端89の付近まで延出してより長く設けられる。つまり、カバー部93は、切り欠き部83を有していない。
一方、カバー部93の一対の側壁部43には、スライド部91の差し入れ方向に延在する庇状の保持部95が、カバー部93の収容空間59に折り曲げられて形成される。保持部95は、側壁部43に、その一部分が接続するC字形の切り込み97を入れ、この一部分を折り曲げ線としてカバー部93の収容空間59内に折り曲げることにより、他部材を使用せずに形成できる。保持部95は、筐体13の底板25との間で、スライド部91における一対の折り曲げ部39を保持する。この変形例に係る制御ユニット33は、スライド部91の前壁部69が、前壁部固定片73(図6参照)にねじ61により螺着され、カバー部93を介して筐体13へ接地される。
次に、上述した実施の形態1に係るロボット制御装置の作用を説明する。
実施の形態1に係るロボット制御装置11は、ロボットを制御し、ロボット制御装置11を構成する筐体13と、筐体13の内部に設けられ、複数の基板を有する制御ユニット33と、を備える。制御ユニット33は、複数の基板のうち第1基板37が設けられ、一対の折り曲げ部39を含むスライド部35と、複数の基板のうち第2基板41が設けられ、一対の側壁部43を含み、一対の側壁部43が一対の折り曲げ部39をガイドすることによりスライド部35を内部(収容空間59)に収容可能に構成されたカバー部45と、を有する。また、制御ユニット33は、スライド部35がカバー部45の外側にスライドされることにより第1基板37にアクセス可能に構成される。
ロボット制御装置11では、ロボット制御装置11を構成する筐体13が、制御ユニット33を備える。制御ユニット33は、第1基板37を搭載したスライド部35(ユニット)と、第2基板41を搭載したカバー部45(シャーシ)と、を有している。つまり、制御ユニット33は、スライド部35とカバー部45とで、複数の基板を分散配置して構成される。スライド部35は、一対の折り曲げ部39を含む。一対の折り曲げ部39は、スライド部35における底壁部47の両端から相互に平行となって起立する。スライド部35は、筐体13の例えば底板25に、底壁部47が平行となって載置される。
一方、カバー部45は、一対の側壁部43を含む。一対の側壁部43は、カバー部45における上壁部53の両端から相互に平行となって垂下する。カバー部45は、垂下した一対の側壁部43の下端が、筐体13の底板25に平行なカバー部固定片81となって固定される。これにより、筐体13の内側には、カバー部45における一対の側壁部43および上壁部53と、筐体13の底板25と、に囲まれた収容空間59が作られる。カバー部45は、一対の側壁部43が、スライド部35における一対の折り曲げ部39に外側から挟むようにして接する。
制御ユニット33は、筐体13に固定されたカバー部45の収容空間59に、スライド部35がスライドして挿入可能となる。この際、スライド部35は、一対の折り曲げ部39が、カバー部45の一対の側壁部43によって外側からガイドされることで、カバー部45の収容空間59にスライド移動される。
制御ユニット33は、スライド部35における第1基板37に、故障が生じた場合、スライド部35がカバー部45の外側にスライドされることにより、第1基板37に容易なアクセスが可能となる。また、スライド部35における第1基板37に、故障が生じた場合には、事前に新しいユニット(スライド部35)を用意しておくことで、迅速な基板交換が可能となる。その結果、ロボット制御装置11は、メンテナンス性を向上させることができ、基板の故障や交換時の設備のダウンタイムを削減できる。
これに加え、このロボット制御装置11では、スライド部35に直接形成した一対の折り曲げ部39と、カバー部45に形成される一対の側壁部43とを利用して引き出し構造を構成することができる。すなわち、スライド機構を構成する専用部材を使用せずに済む。ロボット制御装置11は、スライダーやヒンジ等の部品を追加する必要がなく、安価かつ単純な構成で引き出し構造を実現することができる。このロボット制御装置11では、専用のスライド機構を設置しないので、制御装置内のスペースが減少しない。これにより、コンパクト化も可能となる。
また、ロボット制御装置11において、一対の側壁部43には、筐体13との間で一対の折り曲げ部39を保持する保持部95が設けられる。
このロボット制御装置11では、カバー部93における一対の側壁部43に、筐体13との間でスライド部91の折り曲げ部39を保持する保持部95が設けられる。スライド部91は、引き出し構造により、カバー部93の収容空間59に抜き差しされる。ここで、スライド部91の折り曲げ部39は、カバー部93の側壁部43よりも低く形成されている。この場合、スライド部91は、カバー部93の収容空間59において、上下に移動が可能となる。
そこで、制御ユニット33では、カバー部93における一対の側壁部43の対向面から内側に突出する庇状の保持部95がスライド部91のスライド方向に沿って設けられる。この保持部95の高さは、収容空間59に差し入れられた折り曲げ部39の起立上端に接する高さに設けられている。
これにより、スライド部91は、折り曲げ部39が側壁部43よりも低い場合であっても、折り曲げ部39が上方の保持部95と、筐体13の底板25とに挟まれて、上下方向の移動が規制され、がたつきのないスムースな抜き差しが可能となる。
これに加え、この制御ユニット33では、スライド部91の一対の折り曲げ部39を低く抑えることができるので、スライド部91に搭載される第1基板37等を大きく表出させることができ、スライド部搭載部品へのアクセスを容易にして、メンテナンス性をより高めることができる。
また、ロボット制御装置11において、スライド部35は、一対の位置決め部65をさらに含み、一対の側壁部43は、筐体13との間で一対の位置決め部65を保持する切り欠き部83を含む。
このロボット制御装置11では、スライド部35が、一対の位置決め部65を有する。一対の位置決め部65は、例えばスライド部35の底壁部47における抜き差し方向の手元側で、筐体13の底板25と平行となって底壁部47の左右から張り出す一対の翼片部として形成される。従って、この位置決め部65の形成される底壁部47の左右部分には、折り曲げ部39が不在となる。
一方、カバー部45には、スライド部35が収容空間59に差し入れられたとき、この位置決め部65が干渉しないように、側壁部43の下端を筐体13の底板25よりも上方に切り欠いたスリット状の切り欠き部83が設けられている。
この制御ユニット33では、スライド部35がカバー部45の収容空間59に差し入れられると、収容完了の直前に、スライド部35の位置決め部65が、底板25と側壁部43との間に形成されたスリット状の切り欠き部83に進入する。これにより、スライド部35は、一対の位置決め部65が、筐体13の底板25と、側壁部43の下端とに上下から挟まれ、上下方向の移動が規制される。制御ユニット33は、これら位置決め部65および切り欠き部83を備える場合には、上下方向の移動を規制する上述した保持部95を省略することが可能となる。
そして、この位置決め部65および切り欠き部83によりスライド部35の上下方向の移動を規制する制御ユニット33においても、位置決め部65が切り欠き部83で挟まれて上下方向の移動が規制されるので、スライド部35のがたつきのないスムースな抜き差しが可能となる。
これに加え、この制御ユニット33では、スライド部35の一対の折り曲げ部39を低く抑え、かつ手元側の折り曲げ部39を不在とできるので、スライド部35に搭載される第1基板37等をより大きく表出させることができ、搭載部品へのアクセスを容易にして、メンテナンス性をより一層高めることができる。
また、ロボット制御装置11において、一対の位置決め部65には、ねじ61を介して筐体13とスライド部35とを締結して接触させるためのねじ挿通部67が設けられる。
このロボット制御装置11では、スライド部35の位置決め部65に、筐体13とスライド部35とを締結して接触させるためのねじ挿通部67が設けられる。ねじ挿通部67は、透孔であってもよく、例えばU字状の切欠であってもよい。一対の位置決め部65は、スライド部35がカバー部45の収容空間59に差し込まれると、カバー部45における一対の側壁部43に形成された切り欠き部83に進入する。この際、一対の位置決め部65は、筐体13の底板25に摺接しながらスライドする。つまり、底板25と位置決め部65との間には、僅かながら非接触部が存在する。
制御ユニット33では、スライド部35がカバー部45へ差し入れ完了した状態で、切り欠き部83に進入した位置決め部65が、ねじ挿通部67に挿通されたねじ61により筐体13の底板25に締結される。これにより、スライド部35は、位置決め部65がしっかりと底板25に密着して固定される。その結果、スライド部35は、位置決め部65と底板25との間に存在していた非接触部が減少し、筐体13へ高い信頼性で接地できるようになる。
従来のスライダーを使用した場合には、円滑なスライドを可能とするため、少なからず非接触部が存在することから、確実に接地されない場合が発生する。
これに対し、ロボット制御装置11では、位置決め部65を締結することにより、スライド部35の底壁部47をほぼ全面で底板25に接触させることができるので、確実な接地が可能となる。これと同時に、スライド部35は、位置決め部65が底板25に締結されるので、ロボット制御装置11に加わる外力等により、不用意にカバー部45から引き出されることを、より確実に防止でき、安定した接地状態を維持できる。
また、ロボット制御装置11において、カバー部45は、内部(収容空間59)に収容したスライド部35の第1基板37に、カバー部45の外側よりアクセス可能な開口77を有する。
このロボット制御装置11では、カバー部45が、収容空間59に収容したスライド部35の第1基板37に、カバー部45の外側よりアクセス可能な開口77を有する。すなわち、第1基板37は、カバー部45からスライド部35が引き出されずに、第1基板37の一部分に対してアクセスできるようになる。ここで、アクセスとは、例えば第1基板37に実装されるコネクタ51に対して、カバー部45の外側から電線の末端に取り付けられた相手コネクタ99(図3参照)を結合または結合解除する行為、第1基板37に形成される回路導体や実装部品のリード線に、プローブ等を接触させて電流等を測定する行為、第1基板37に実装されているヒューズ等の着脱部品を交換する行為等が含まれる。
これにより、制御ユニット33は、第1基板37に生じた一部のメンテナンス作業を、スライド部35を引き出すことなく、簡単、迅速に行うことができるようになっている。
従って、実施の形態1に係るロボット制御装置11によれば、スライダーやヒンジ等の部品を追加する必要がなく、安価かつ単純な構成でスライド機構を実現することができ、基板のユニット化が可能になる。その結果、メンテナンス性を向上させることができ、新しいユニットを事前に用意しておくことで、基板の故障や交換時の設備のダウンタイムを削減できる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、安価かつ単純な構成でメンテナンス性を向上するロボット制御装置として有用である。
11 ロボット制御装置
13 筐体
33 制御ユニット
35 スライド部
37 第1基板
39 折り曲げ部
41 第2基板
43 側壁部
45 カバー部
61 ねじ
65 位置決め部
67 ねじ挿通部
77 開口
83 切り欠き部
91 スライド部
93 カバー部
95 保持部

Claims (5)

  1. ロボットを制御するロボット制御装置であって、
    前記ロボット制御装置を構成する筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、複数の基板を有する制御ユニットと、を備え、
    前記制御ユニットは、
    前記複数の基板のうち第1基板が設けられ、一対の折り曲げ部を含むスライド部と、
    前記複数の基板のうち第2基板が設けられ、一対の側壁部を含み、前記一対の側壁部が前記一対の折り曲げ部をガイドすることにより前記スライド部を内部に収容可能に構成されたカバー部と、を有し、
    前記スライド部が前記カバー部の外側にスライドされることにより前記第1基板にアクセス可能に構成される、
    ロボット制御装置。
  2. 前記一対の側壁部には、前記筐体との間で前記一対の折り曲げ部を保持する保持部が設けられる、
    請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. 前記スライド部は、一対の位置決め部をさらに含み、
    前記一対の側壁部は、前記筐体との間で前記一対の位置決め部を保持する切り欠き部を含む、
    請求項1に記載のロボット制御装置。
  4. 前記一対の位置決め部には、ねじを介して前記筐体と前記スライド部とを締結して接触させるためのねじ挿通部が設けられる、
    請求項3に記載のロボット制御装置。
  5. 前記カバー部は、前記内部に収容した前記スライド部の搭載部品に、前記カバー部の外側よりアクセス可能な開口を有する、
    請求項1に記載のロボット制御装置。
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