JP2012028229A - 電源接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】AC電力が供給される電線が接続される場合であっても、DC電力が供給される電源が接続される場合であっても、電線を容易に取り付けることができる電源接続構造を提供する。
【解決手段】電源接続部3は、貫通孔30と、貫通孔30を貫通した電源コネクタ5Aの左右に配置される一対の側壁31と、上部に配置される上壁32とを備えている。電源カバー4は、長方形板状のカバー本体部41と、カバー本体部41の左右両辺と直交するように連結している一対の側壁部42と、一対の側壁部42から外側に突出した一対の支持軸43とを備え、支持軸43が長孔である支持孔34に係合されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気機器、電子機器等の機器に外部の電源から電線を接続するための電源接続構造に関するものである。
各種工場、プラント或いは建築物等では様々な機械設備が使用されており、これらの機械設備を制御するための制御盤が設置されている。前記制御盤は前記制御装置に対する入力を行うための操作盤や、前記機械設備の温度や動作時間等の前記機械設備の状態や制御の状態を表示するための表示盤を備えている。また、近年、前記操作盤と前記表示盤とが一体化された表示ユニットが用いられることが多くなっている。
前記表示ユニットの内部には、LCD、メモリ、CPU等の電子部品が含まれており、これら電子部品に電力を供給する必要がある。そこで、前記表示ユニットには、内部に配置された電源部に外部電源から電力を供給する電線を接続するための電源コネクタが備えられている。
前記表示ユニットにはAC(交流)電力が供給されるものがあり、AC電力が供給されるときの電源コネクタとして、電線の端部の被覆が露出した部分を配置し、螺子で締結する金属製のターミナルを備えているものが利用されている。このように、AC電源と接続される電線を直接ターミナルに接続する電源コネクタでは、安全性を確保するため、ターミナルを覆う開閉可能な板状のカバーが取り付けられる(例えば、特開2002−42918号公報、図2、図3)。また、電線を前記電源コネクタに取り付けた後、前記電源コネクタを覆い、螺子止めする板状のカバーもある。
また、前記表示ユニットが取り付けられる制御盤によっては、DC(直流)電力が供給される場合もある。DC電力が供給される場合の電源コネクタは、電線及び表示ユニット両方にコネクタが備えられており、前記コネクタ同士を嵌合させることで接続される(例えば、特開2009−231016号公報、図3、図4)
特開2002−42918号公報 特開2009−231016号公報
前記開閉可能な板状のカバーはその構造上、長いヒンジ(支持軸)を採用できないので、勝手に外れやすく、紛失してしまうことがある。また、前記電線を前記電源コネクタのターミナルに取り付けるとき、前記カバーが勝手に開閉し、邪魔になる場合がある。また、螺子止めで筐体に固定されるカバーの場合、電線を前記電源コネクタのターミナルに着脱するたびに、螺子の着脱が必要でありわずらわしい。
また、近年では、設計及び製造の簡略化のため、前記表示ユニットのような電子機器において、AC電力が供給される機器もDC電力が供給される機器も同じ筐体を用いるようになってきている。外部のAC電源と接続する電源コネクタは、その取付方法(電線を直接ターミナルに螺子止めする)から、少なくとも前記ターミナルが前記筐体の外部に露出している。一方で、外部のDC電源と接続する電源コネクタは、電線に取り付けられたコネクタを係合させて接続するので、筐体から突出しない。
AC電源と接続する電子機器の場合、前記カバーを取り付けるため電源コネクタを囲むように盛り上がっている部分が筐体に必要である。一方で、外部のDC電源と接続する電子機器の場合、前記電線に取り付けられた電線コネクタと前記電源コネクタとがスナップフィット機構等の係合機構で係合している。前記筐体に電源コネクタを囲むように盛り上がっている部分があると、DC電源と接続する電源コネクタは前記筐体の表面から低い場所になってしまう。前記電源コネクタと前記電線コネクタとの接続位置が前記筐体の表面から低いと、係合機構に手や工具が届きにくい。この場合、前記電線コネクタを前記電源コネクタに差し込むだけの取り付けは容易に行われるが、取り外しは作業者の手及び(又は)工具で係合機構を解除しなくてはならず、作業が煩雑となる。
本発明は、上記の点に鑑み、AC電力が供給される電線が接続される場合であっても、DC電力が供給される電線が接続される場合であっても、電線を容易に取り付けることができる電源接続構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、筐体に備えられた一対の側壁と、前記一対の側壁に取り付けられ、外部電源と接続される電源コネクタを覆う開閉可能な電源カバーとを備えた電源接続構造であって、前記電源カバーは、矩形板状のカバー本体部と、前記カバー本体部の対向する辺のそれぞれ接続する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記カバー本体部から離れた部分から互いに反対側に突出した支持軸とを備えており、前記一対の側壁部の少なくとも一方は前記カバー本体部との接続部と反対側の面が凸曲面に形成された湾曲部を備えており、前記支持軸は前記一対の側壁のそれぞれに形成され、前記電源カバーの開閉方向に延びる長孔である支持孔に回動可能且つ摺動可能に係合されており、前記一対の側壁のうち前記湾曲部と近接する側には、前記湾曲部の一部と接触するように突出した規制リブを備えており、前記湾曲部は、前記湾曲部と前記規制リブとが接触しつつ前記電源カバーが回動するとき、前記支持軸が前記支持孔内を摺動するように形成されていることを特徴とする。
この構成によると、前記支持軸が前記カバー本体部から離れている場所に備えられており、前記電源カバーが開くとき、前記支持軸が前記支持孔を摺動しつつ回動するので、前記側壁の前記電源コネクタの突出方向の高さを抑えることが可能である。
上記構成において、前記一対の側壁部が弾性変形可能に形成されており、前記一対の側壁部を弾性変形させ、前記一対の支持軸を前記支持孔に対して着脱できる前記電源カバーを備えていてもよい。
上記構成において、前記電源カバーを開いたとき前記カバー本体部を押え、開状態を維持するための開維持機構を備えていてもよい。なお、前記開維持機構として筐体に形成された上壁と、前記上壁から前記電源カバーに向かって突出した凸部と、前記カバー本体部に形成され、前記電源カバーが開いたとき前記凸部と係合する係合凹部とを有するものを挙げることができる。
上記構成において、前記一対の側壁部の少なくとも一方には、前記支持軸と同方向に突出する係止部が備えられており、前記一対の側壁には、前記係止部が嵌合される凹穴である係止凹部が形成されていてもよい。
上記構成において、前記電源カバーは、前記電源コネクタが外部AC電源と接続される場合、前記電源コネクタに電線を接続した状態で閉じることが可能である。また、前記電源カバーは、前記電源コネクタが外部DC電源と接続される場合、取り外される。
本発明によると、AC電力が供給される電線が接続される場合であっても、DC電力が供給される電源が接続される場合であっても、電線を容易に取り付けることができる電源接続構造を提供することができる。
本発明にかかる電源接続構造の一例を備えた表示ユニットの斜視図である。 図1に示す表示ユニットの電源接続部の電源カバーを閉じた状態の拡大斜視図である。 図2に示す電源接続部の電源カバーを開いた状態の斜視図である。 電源カバーを開いたとき及び閉じたときの電源カバーを同時に示した電源接続部の断面図である。 電源カバーの斜視図である。 本発明にかかる電源接続構造の電源カバーが開く工程を順に示した断面図である。 DC電力が供給される表示ユニットの斜視図である。 図7に示す電源接続構造を拡大した斜視図である。 図8に示す電源接続構造の電線コネクタを取り外した状態の斜視図である。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる電源接続構造の一例を備えた表示ユニットの斜視図である。なお、以下の説明において、特に説明しない限り、上下、左右及び背面側との表記は、図1の表記を基準とする。また、電子機器の取付構造を備えた電子機器として、制御盤や制御盤が制御する機器の状態を表示部に表示し、制御盤内の制御装置に指示を送る操作部を備えた表示ユニットを例に説明している。
図1に示す表示ユニットAは、AC電力が供給される電子機器である。図示しているように、表示ユニットAは、フロントカバー1と、フロントカバー1の背面に取り付けられたリヤカバー2とを備えている。フロントカバー1及びリヤカバー2は樹脂で形成されており、フロントカバー1とリヤカバー2とは、表示ユニットAの筐体の外装を構成している。フロントカバー1とリヤカバー2とで囲まれた空間の内部には、表示ユニットAを構成する各種機器(例えば、LCD、基板、メモリ、CPU、外部通信用コネクタ等)が格納されている。
フロントカバー1は、4つの壁を筒状に連結した枠体11と、枠体11の正面側の端縁と一体形成されたフランジ部12とを備えている。リヤカバー2は開口を有する箱型の部材である。リヤカバー2の開口の端部は、フロントカバー1の枠体11の端部と接触しており、複数個のねじでフロントカバー1に固定されている。図に示しているように、リヤカバー2の下部は、背面側が凹んだ切り欠き部分が形成されている。この切り欠き部分の下向きの面は、外部機器と接続するためのケーブルを接続するコネクタが配置された、入出力コネクタ配置部になっている。また、切り欠き部分の背面側向きの面は、外部の電源と接続された電力線が接続される電源接続構造である電源接続部3を備えている。電源接続部3は開閉可能に配置された電源カバー4を備えている。なお、本実施例では、フロントカバー1とリヤカバー2をねじ止めしているが、これに限定されるものではない。例えば、一方に形成された係合爪を他方に形成された係合凹部に係合させて固定してもよい。さらには、フロントカバー1とリヤカバー2をしっかり固定できる公知の方法を用いて固定してもよい。
本発明にかかる電源接続構造の一例である電源接続部3を、図面を参照して説明する。図2は図1に示す表示ユニットの電源接続部の電源カバーを閉じた状態の拡大斜視図であり、図3は図2に示す電源接続部の電源カバーを開いた状態の斜視図であり、図4は電源カバーを開いたとき及び閉じたときの電源カバーを同時に示した電源接続部の断面図である。図2、図3に示すように、電源接続部3は、AC用の電線が接続される電源コネクタ5Aが貫通する貫通孔30と、貫通孔30を貫通した電源コネクタ5Aの左右に配置される一対の側壁31と、電源コネクタ5Aの上部に配置される上壁32とを備えている。そして、電源カバー4は一対の側壁31に支持され、上下方向に回転可能となっている。このとき、電源カバー4の後述する一対の側壁部42は側壁31と摺動できる程度に接触して配置されているが、非接触であってもよく、一対の側壁部42のうち一方のみが側壁31と接触するように配置されていてもよい。
電源コネクタ5Aは、外部のAC電源と接続されている電線が螺子で固定されるターミナル51aと、ターミナル51aの側部に取り付けターミナル51aを隔離するための隔壁52aとを備えている。図3に示しているように、ターミナル51aは2個備えられており、隔壁52aはターミナル51aの間及び2個のターミナル51aそれぞれの外側の合計、3個備えられている。また、2個のターミナル51aの外側の隔壁52aは電源カバー4の側壁部42と近接して配置されている。なお、表示ユニットAでは、2個のターミナル51aと3個の隔壁52aを備えた電源コネクタ5Aを搭載しているもので説明しているが、それに限定されるものではない。例えば、表示ユニットには、1個、或いは、3個以上のターミナルを有する電源コネクタを備えることも可能である。このとき、電源コネクタにおいて、隔壁はターミナルよりも1個多く備えられる。
図4に示しているように、表示ユニットAの内部には、基板Bdが備えられており、電源コネクタ5Aは基板Bdに実装され、貫通孔30を貫通している。図2、図4に示しているように、電源カバー4を閉じた状態のとき、電源コネクタ5Aのリヤカバー2の背面側から見える部分は電源カバー4に隠れている。一方で、ターミナル51aの下部は電源カバー4に隠れていない。このことから、電源カバー4を開いた状態で、外部電源装置に接続された電線(いずれも不図示)の端部の導電部をターミナル51aに螺子止めした後、電線を下側に配線することで、電源カバー4を閉じても、電源カバー4と電線とが干渉しにくい。また、図4に示しているように、電源接続部3の上壁32には凸部33が形成されており、電源カバー4が開かれたとき、電源カバー4の後述する係合凹部411が凸部33と係合し、電源カバー4が開状態に維持される。なお、以下の説明において、リヤカバー2の背面から電源接続部3の側壁31の背面側の端部までの距離をL1、電源カバー4が閉じた状態のときの電源カバー4の、リヤカバー2の背面からの距離をL2として説明する場合がある。
次に、電源カバーの詳細について図面を参照して説明する。図5は電源カバーの斜視図であり、図6は本発明にかかる電源接続構造の電源カバーが開く工程を順に示した断面図である。図5に示すように、電源カバー4は、長方形板状のカバー本体部41と、カバー本体部41の左右両辺と直交するように連結している一対の側壁部42と、一対の側壁部42から外側に突出した一対の支持軸43と、同じく、一対の側壁部42から外側に突出した一対の係止部44とを備えている。一対の側壁部42はカバー本体部41の同じ側の面と接続している。なお、以下の説明では特に必要のない限り、側壁部42、支持軸43及び係止部44が一対である旨の記載は省略する。
カバー本体部41の上部の中央部分には、電源接続部3の凸部33と係合する係合凹部411が形成されている。また、カバー本体部41の上辺は電源カバー4を閉じたとき外側の角部を面取りした形状の曲面部412を備えている。電源カバー4が開閉されるとき、カバー本体部41の上辺が電源接続部3の上壁32に引っかかりにくい。これにより、電源カバー4の開閉は円滑に行われる。
側壁部42はカバー本体部41と反対側の端部に湾曲部421が形成されている。そして、湾曲部421の下側と隣り合うように段部422が形成されている。湾曲部421は凸形状に湾曲しており、1又は複数の曲率の曲面をつないだ形状である(図5に示す、電源カバー4において、湾曲部421は1つの曲率の曲面で構成されている)。そして、段部422は湾曲部421の下側と連続して形成されており、カバー本体部41と平行な面と直交する面とを組み合わせた形状となっている。電源カバー4が閉じた状態のとき、段部422と側壁31に形成された後述する規制リブ35とが係合し、電源カバー4の下方への移動が抑制される(図6(A)参照)。そして、電源カバー4が開閉するとき、湾曲部421と規制リブ35とが摺動し、電源カバー4の下方への移動が抑制される(図6(B)、図6(C)参照)。
図6(A)に示すように、支持軸43は電源カバー4が開閉するとき、電源カバー4の回転中心となる軸であり、円柱形状である。なお、支持軸43は電源カバー4が閉じた状態のときの、側壁部42の上端近傍で、且つ、カバー本体部41から離れた位置に形成されている。係止部44は、電源接続部3の側壁31に形成されている、後述の係止凹部36に嵌合し電源カバー4の移動(支持軸43を中心とした回転)を抑制する。係止部44は小さな力で電源カバー4の移動を規制できるように、支持軸43から遠い部分、すなわち、側壁部42の下端近傍に配置されている。
なお、図5等に示す電源カバー4において、側壁部42には支持軸43が突出している部分と、係止部44が突出している部分との間に、スリットが形成されている。係止部44が係止凹部36と係合するとき、係止部44が押され側壁部42が撓む。その撓みが支持軸43側に伝達され、支持軸43が脱落するのを抑制するためである。支持軸43が脱落しにくい構成(例えば、支持軸43の長さが、係止部44の係止凹部36への係合による側壁部42の撓みによって、支持孔34から抜けない程度に長い構成)であれば、スリットは設けなくてもよい。
次に、電源接続部3と電源カバーの詳細及び電源カバーの開閉について主に図6の各図を参照して説明する。なお、図6(A)は電源カバー4が閉じた状態であり、図6(B)は電源カバー4が略半分開いた状態であり、図6(C)は電源カバー4が完全に開いた状態である。また、図6(A)、図6(B)、図6(C)では、説明の便宜上、電源コネクタ5Aを省略している。
図6(A)に示すように、側壁31には、電源カバー4の支持軸43を支持する支持孔34と、電源カバー4の側壁部42の湾曲部421又は段部422と接触し、電源カバー4の移動を規制する規制リブ35と、電源カバー4が閉じたとき、係止部44が係合される係止凹部36とを備えている。支持孔34は上下方向(電源カバー4が開閉する方向)に延びる長孔である。支持孔34に挿入された支持軸43は、支持孔34の内部で回転可能であるとともに、支持孔34に沿って摺動可能となっている。なお、本実施例では係止孔34は直線上に延びる長孔であるがそれに限定されるものではなく、電源カバー4を安定して開閉させることができるものであれば、湾曲(或いは屈曲)した長孔であってもよい。
電源カバー4の側壁部42は弾性変形可能な部材である。一対の支持軸43の先端同士の長さが側壁31の幅よりも小さくなるように一対の側壁部42を変形させて、支持軸43を側壁31に形成された支持孔34に挿入させる。そして、側壁部42を元の形状に戻すことで、電源カバー4は支持軸43の周りに回動可能に取り付けられる。また、側壁部42を変形させ支持軸43を支持孔34から引き抜くことで容易に取り外しも可能である。そして、AC電源用の電源コネクタ5Aが貫通孔30を貫通している場合、側壁部42に何らかの力が作用して弾性変形しようとしても、電源コネクタ5Aの両外に配置された隔壁52aが近接配置されているので、支持軸43が支持孔34から脱落しにくくなっている。
規制リブ35は電源カバー4が開閉するとき、湾曲部421又は段部422のどこかと接触し、電源カバー4の下方への移動を規制している。支持軸43が支持孔34内に回転可能且つ摺動可能に配置されているとともに、湾曲部421又は段部422が規制リブ35と接触しているので、電源カバー4は常に同じ軌跡で開閉する。すなわち、支持孔34が長孔であっても、電源カバー4は開閉時、がたつきにくい。
図6(A)に示すように電源カバー4が閉じた状態のとき、支持軸43は支持孔34の最上部に位置しており、規制リブ35は段部422と係合し電源カバー4が下方に移動するのを抑制している。さらに、係止部44が係止凹部36に嵌合しており、電源カバー4は振動等によって開かないように規制される。なお、支持軸43及び係止部44がカバー本体部41から離れているので、図4に示すL1の長さを従来のような開閉可能な板状のカバーを用いる場合に比べて短くすることができ、電源コネクタ5Aの表示ユニットAの背面側に突出した部分を覆うことが可能である(図4参照)。
電源カバー4が閉じた状態(図6(A)参照)では、作業者は電源コネクタ5A(図4参照)のターミナル51aにアクセスできないので、電源カバー4を開いてターミナル51aにアクセスする。電源カバー4が閉じた状態で、電源カバー4の下部を背面側方向に引っ張ると、側壁部42の係止部44が配置されている部分が撓む。電源カバー4の下部を背面側方向に引っ張る力が大きくなると、側壁部42の撓み量が大きくなり、係止部44が係止凹部36から外れる。このとき、側壁部42にはスリットがあるため、側壁部42の支持軸43が配置されている部分に撓みが伝播せず、支持軸43が支持孔34から外れるのを抑制することが可能である。
係止部44が係止凹部36から外れると、電源カバー4は支持軸43を中心に回転し、同時に段部422が規制リブ35と離れ、湾曲部421が規制リブ35と接触する(図6(B)参照)。このように、湾曲部421が規制リブ35と接触しながら電源カバー4が開かれるので、電源カバー4の下方への移動が規制される。また、電源カバー4が湾曲部421と規制リブ35とが接触した状態で回転するので、支持軸43は支持孔34内を下方に摺動する。これにより、電源カバー4は円滑に開閉される。
そして、電源カバー4が約90度回転したとき、支持軸43が支持孔34の最下部に到達するとともに、カバー本体部41が上壁32に沿う位置まで移動する。このとき、カバー本体部41の係合凹部411に上壁32の凸部33が挿入される(図6(C)参照)。図6(C)に示しているように、電源カバー4が開いた状態において、凸部33が係合凹部411を押え、電源カバー4が自重で閉じてしまうのを抑制することができる。電源カバー4が開いた状態で維持されるので、作業者は電源カバー4に邪魔されることなく、電源コネクタ5Aのターミナル51aに電線を螺子で取り付け、固定できる。
また、電源カバー4を用いることで、側壁部42のうち支持軸43が配置される部分の変形が隔壁52aによって阻止されるので、支持軸43が支持孔34から外れにくい。これにより、電源カバー4が勝手に外れてしまうのを抑制することができ、電源カバー4の紛失を防止することが可能である。
次に、電源接続構造に外部のDC電源と接続された電線が接続される表示ユニットについて図面を参照して説明する。図7はDC電力が供給される表示ユニットの斜視図であり、図8は図7に示す電源接続構造を拡大した斜視図であり、図9は図8に示す電源接続構造の電線コネクタを取り外した状態の斜視図である。図7、8、9に示す表示ユニットBは、外部DC電源(不図示)からDC電力が供給される電源コネクタ5Bを備えている。また、電源コネクタ5Bには外部DC電源に接続された電線の端部に取り付けられた電線コネクタ6が接続される。それ以外の部分は図1等に示す表示ユニットAの電源接続部3と同じ構成を有しており、実質上同じ部分には同じ符号を付し、さらに実質上同じ部分の詳細な説明は省略する。また、図7、図8に示す電線コネクタ6には電線が接続されていないが実際には電線コネクタ6の背面側に形成されている穴に電線が接続されている。
表示ユニットAのように、AC電源に接続されている電線が電源コネクタ5Aに接続される場合、電線は2本の場合が多く、交流であることから、電線とターミナルとの組み合わせを厳格に決定する必要はない。表示ユニットBのように、DC電源に接続されている電線が電源コネクタ5Bに接続される場合、電線のプラスマイナスが決まっている。ここでは、離れた場所で配線し、ワンタッチで接続でき、操作性の良好な電源コネクタ6を用いている。
表示ユニットBにおいては、電源コネクタ5Bと電線コネクタ6とで接続されるため、電源接続部3には、電源カバー4が取り付けられない(図7等参照)。図9に示すように、電源コネクタ5Bの電線コネクタ6との接触面は側壁31の背面側の端部よりも低い。この電源コネクタ5Bに電線コネクタ6を取り付ける場合、電源コネクタ5Bから電線コネクタ6が外れるのを抑制するため、電源コネクタ5Bと電線コネクタ6とは、スナップフィット構造等の従来良く知られた係合機構を利用して係合される。
電源コネクタ5Bに電線コネクタ6を取り付ける場合は、方向をあわせて差し込むだけで取付が可能であるが、電源コネクタ5Bから電線コネクタ6を取り外すときは、係合機構を操作する必要があり、電源コネクタ5Bが側壁31の背面側の端部からあまり低くない位置に配置されていることが好ましい。
本発明の電源接続部3では、電源カバー4を用いることで、従来の板状の電源カバーを備えた電源接続部に比べて図4に示す距離L1を短くすることが可能であり、電源コネクタ5Bを側壁31の背面側の端部から低くない位置(従来のものに比べて)に配置することが可能である。また、電源カバー4を用いることで、図4に示す距離L1を距離L2に比べて短くすることが可能である。
このことにより、電源カバー4を備える電源接続部3は、AC電源と接続するための電源コネクタ5Aを用いるときは電源コネクタ5Aのターミナル51aに電線を確実に取り付けることができる。また、DC電源と接続するための電源コネクタ5Bを用いるときは容易に電源カバー4を取り外すことができるとともに、リヤカバー2の背面から電源コネクタ5B及び電線コネクタ6にアクセスしやすい。
以上に示したように、本発明の電源接続構造を用いることで、供給される電力がACであっても、DCであっても、電源との接続を容易に行うことができる。また、電源カバー4を用いるので、ACが供給される場合でも、電源コネクタのターミナルを覆って、安全性も十分に確保することができる。さらに、電源カバー4は電源コネクタの隔壁に押えられて脱落が抑制されるので、電源カバー4が不意に脱落して紛失してしまうのを防止することができる。なお、上述の実施形態では、DC電力が供給される電源コネクタ5Bを用いる場合、電源カバー4を取り外していたが、電源コネクタ5Bと電線コネクタ6の着脱の邪魔にならないのであれば、取り付けられたままであってもよい。この場合、電源カバー4は着脱可能でなくてもよい。
本発明は、電子機器、電気機器等、電力で駆動する機器、装置の電力供給部に利用することができる。
1 フロントカバー
11 枠体
12 フランジ部
13 シール部
2 リヤカバー
3 電源取付部
31 側壁
32 上壁
33 凸部
34 支持孔
35 規制リブ
36 係止凹部
4 電源カバー
41 カバー本体部
411 係合凹部
412 曲面部
42 側壁部
421 湾曲部
422 段部
43 支持軸
44 係止部
5A 電源コネクタ(AC用)
5B 電源コネクタ(DC用)

Claims (7)

  1. 筐体に備えられた一対の側壁と、
    前記一対の側壁に取り付けられ、外部電源と接続される電源コネクタを覆う開閉可能な電源カバーとを備えた電源接続構造であって、
    前記電源カバーは、矩形板状のカバー本体部と、前記カバー本体部の対向する辺のそれぞれ接続する一対の側壁部と、前記一対の側壁部の前記カバー本体部から離れた部分から互いに反対側に突出した支持軸とを備えており、
    前記一対の側壁部の少なくとも一方は前記カバー本体部との接続部と反対側の面が凸曲面に形成された湾曲部を備えており、
    前記支持軸は前記一対の側壁のそれぞれに形成され、前記電源カバーの開閉方向に延びる長孔である支持孔に回動可能且つ摺動可能に係合されており、
    前記一対の側壁のうち前記湾曲部と近接する側には、前記湾曲部の一部と接触するように突出した規制リブを備えており、
    前記湾曲部は、前記湾曲部と前記規制リブとが接触しつつ前記電源カバーが回動するとき、前記支持軸が前記支持孔内を摺動するように形成されていることを特徴とする電源接続構造。
  2. 前記一対の側壁部が弾性変形可能に形成されており、
    前記一対の側壁部を弾性変形させ、前記一対の支持軸を前記支持孔に対して着脱できる前記電源カバーを備えている請求項1に記載の電源接続構造。
  3. 前記電源カバーを開いたとき前記カバー本体部を押え、開状態を維持するための開維持機構を備えた請求項1又は請求項2に記載の電源接続構造。
  4. 前記筐体には前記電源カバーが開いたとき前記カバー本体部と近接する上壁を備えており、
    前記開維持機構は、前記上壁から前記電源カバーに向かって突出した凸部と、前記カバー本体部に形成され、前記電源カバーが開いたとき前記凸部と係合する係合凹部とを備えている請求項3に記載の電源接続構造。
  5. 前記一対の側壁部の少なくとも一方には、前記支持軸と同方向に突出する係止部が備えられており、
    前記一対の側壁には、前記係止部が嵌合される凹穴である係止凹部が形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の電源接続構造。
  6. 前記電源カバーは、前記電源コネクタが外部AC電源と接続される場合、前記電源コネクタに電線を接続した状態で閉じることが可能である請求項1から請求項5のいずれかに記載の電源接続構造。
  7. 前記電源カバーは、前記電源コネクタが外部DC電源と接続される場合、取り外される請求項1から5のいずれかに記載の電源接続構造。
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