JP2023160192A - 高炉の操業方法、制御装置、プログラム - Google Patents

高炉の操業方法、制御装置、プログラム Download PDF

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浩 三尾
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Abstract

【課題】鉱石類が装入される位置を適切に管理する。【解決手段】高炉11内に鉱石類を装入して鉱石層21を形成する鉱石類装入工程と、高炉11内にコークスを装入してコークス層22を形成するコークス装入工程と、を含み、鉱石層21とコークス層22とを交互に形成して高炉11を操業する高炉11の操業方法であって、鉱石類装入工程では、コークス層22上に装入される鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整することで、コークス層22のうち、高炉11の中心に位置する中心部のコークス層22を鉱石層21から上部に露出させ、鉱石類装入工程では、鉱石層21の流れ込み位置Eが、高炉11の操業の安定性を示す指標に基づいて決定された目標範囲に収まるように、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、高炉の操業方法、制御装置、プログラムに関する。
高炉の操業において、装入物の分布を適切に管理し、炉内の還元ガス流の分布を制御することが重要である。従来、ガス流の一部を炉中心部に集中させて、安定した中心ガス流を得ることによって高炉操業を安定化させる手法が知られてきた。例えば、下記特許文献1に開示されるように、高炉の中心に位置する中心部のコークス層を装入物の表面より露出させたり、下記特許文献2に開示されるように、中心部のコークス層が炉の中心部に貫通して存在したりすることで、ガス流路を確実に確保する方法等がある。また、下記特許文献3に開示されるように、細粒焼結が中心に流れ込んでこないように装入順序を調整して中心ガス流を確保する方法等がある。
特開平9-157710号公報 特開2003-49210号公報 特開平7-268413号公報
中心部のコークス層を鉱石層から露出させる高炉の操業方法において、発明者は以下の知見に基づき、鉱石が装入される位置を適切に管理することは重要であることを見出した。すなわち、高炉の中心部に鉱石が過度に流れ込むとガスが周辺に回り、ガス流れが不安定となる。逆に鉱石の流れ込みが不足して中心部のコークス単独範囲が広くなりすぎると。中心ガス流が強くなりすぎて鉱石の還元が悪化し、未還元鉱石が炉内を降下することによって操業が不安定化する。なお、中心部のコークス単独範囲とは、高炉の中心に位置する中心部のコークス層である。中心部のコークス単独範囲は、コークス層の一部であり、高炉の中心部に存在するコークス層であり、その上方に鉱石層が形成されていない部分である。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、鉱石類が装入される位置を適切に管理することを目的とする。
<1>本発明の一態様に係る高炉の操業方法は、高炉内に鉱石類を装入して鉱石層を形成する鉱石類装入工程と、前記高炉内にコークスを装入してコークス層を形成するコークス装入工程と、を含み、前記鉱石層と前記コークス層とを交互に形成して前記高炉を操業する高炉の操業方法であって、前記鉱石類装入工程では、前記コークス層上に装入される前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整することで、前記コークス層のうち、前記高炉の中心に位置する中心部の前記コークス層を前記鉱石層から上部に露出させ、前記鉱石類装入工程では、前記鉱石層の流れ込み位置が、前記高炉の操業の安定性を示す指標に基づいて決定された目標範囲に収まるように、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する。
なお、コークス層上に装入される鉱石類についての高炉の径方向の位置を調整することとは、装入した鉱石類のコークス層上への落下後の径方向の位置を調整することを意味する。また、鉱石層の流れ込み位置とは、コークス層上に堆積される鉱石層のうち、径方向の最も内側に位置する部分(鉱石層の内周縁)の径方向の位置である。
鉱石類装入工程で、鉱石層の流れ込み位置が、高炉の操業の安定性を示す指標に基づいて予め決定された目標範囲に収まるように、鉱石類についての高炉の径方向の位置を調整する。よって、鉱石類が装入される位置を、目標範囲に基づいて適切に管理することができる。
<2>上記<1>に係る高炉の操業方法では、前記鉱石類装入工程では、対象とする前記鉱石類装入工程よりも以前に実施された前記鉱石類装入工程によって形成された前記鉱石層の形状に基づいて、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する構成を採用してもよい。
鉱石類装入工程で、対象とする鉱石類装入工程よりも以前に実施された鉱石類装入工程によって形成された鉱石層の形状に基づいて、鉱石類についての高炉の径方向の位置を調整する。よって、例えば、実操業上で生じた誤差に応じて、鉱石類についての高炉の径方向の位置が調整される。これにより、鉱石類が装入される位置を一層適切に管理することができる。
<3>上記<2>に係る高炉の操業方法では、前記鉱石類装入工程では、前記鉱石層の形状として、前記高炉の全周にわたる前記鉱石層の形状を取得し、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を、前記高炉の全周にわたって調整する構成を採用してもよい。
鉱石類装入工程で、鉱石層の形状として、高炉の全周にわたる鉱石層の形状を取得し、鉱石類についての高炉の径方向の位置を、高炉の全周にわたって調整する。これにより、鉱石類が装入される位置を、全周にわたって適切に管理することができる。
<4>上記<1>から<3>のいずれか一態様に係る高炉の操業方法では、前記高炉の中心軸線から前記高炉の炉壁までを1としたときの無次元値によって前記コークス層上における前記高炉の径方向の位置を表すとき、前記目標範囲は、0.02以上、0.25以下の範囲である構成を採用してもよい。
目標範囲を、前述した範囲とすることで、中心部のコークス単独層が、高炉の安定操業に適切な範囲に配置され、炉内の還元ガス流の分布を制御することができる。
<5>上記<1>から<4>のいずれか一態様に係る高炉の操業方法では、前記鉱石類装入工程では、ベルレス式の装入装置が前記高炉内に前記鉱石類を装入し、かつ、前記装入装置が、前記鉱石類の各ダンプにおいて前記高炉の径方向の最も内側に前記鉱石類を装入するときのノッチおよび旋回数のうちの少なくとも一方を調整することで、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する構成を採用してもよい。
装入装置が、鉱石類の各ダンプにおいて高炉の径方向の最も内側に鉱石類を装入するときのノッチや旋回数を調整することで、鉱石類についての高炉の径方向の位置を調整する。よって、鉱石層の流れ込み位置、つまり、鉱石層の径方向の内縁の位置の精度を高めることができる。
<6>本発明の一態様に係る制御装置は、高炉内に鉱石層とコークス層とを交互に積層させる装入装置を制御する制御装置であって、前記装入装置を制御することで、前記コークス層上に装入される鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整することで、前記コークス層のうち、前記高炉の中心に位置する中心部の前記コークス層を前記鉱石層から上部に露出させ、かつ、前記鉱石層の流れ込み位置が、前記高炉の操業の安定性を示す指標に基づいて決定された目標範囲に収まるように、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する。
<7>上記<6>に係る制御装置では、前記高炉には、前記高炉内における前記鉱石層の形状を取得する形状取得部が設けられ、前記制御装置は、前記形状取得部の取得結果に基づいて前記装入装置を制御する構成を採用してもよい。
<8>本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを上記<6>または<7>に係る制御装置として機能させる。
本発明によれば、鉱石が装入される位置を適切に管理することができる。
本発明の一実施形態に係る高炉システムを示すブロック図である。 図1に示す高炉システムを構成する高炉の内部を示す縦断面図である。 高炉におけるコークス比CRと送風圧力の標準偏差σとの関係を示すグラフである。 高炉における鉱石層の流れ込み位置と、送風圧力の標準偏差σと、の関係を示すグラフである。 鉱石類の装入位置を調整する前後における装入位置の変化を示す図である。
(高炉システム)
以下、図1から図4を参照し、本発明の一実施形態に係る高炉システム10を説明する。
図1に示すように、高炉システム10は、高炉11と、高炉11を操業するために必要となる装置と、を含むシステムである。高炉システム10は、高炉11に加え、装入装置12と、制御装置13と、を備えている。
図2に示すように、高炉11には、鉱石層21およびコークス層22が交互に積層される。鉱石層21およびコークス層22は、高炉11内で積層体となっている。鉱石層21は、鉱石類による層である。鉱石類としては、鉱石だけでなく、例えば、ペレット焼結鉱、還元鉄などが挙げられる。コークス層22は、コークスによる層である。なお以下では、鉱石類およびコークスをまとめて高炉原料という。
図1に示すように、高炉11には、形状取得部14と、装入深度計15と、が設けられている。
形状取得部14は、高炉11内における鉱石層21の形状を取得する。形状取得部14としては、例えば、プロフィールメーター等が挙げられる。プロフィールメーターとしては、例えば、2次元プロフィールメーターや、3次元プロフィールメーターなどが挙げられる。2次元プロフィールメーターは、高炉11の周方向のうちの特定の位置(方位)における鉱石層21の形状を取得可能である。3次元プロフィールメーターは、高炉11の全周にわたる鉱石層21の形状を取得可能である。高炉11の周方向のうちの複数の位置(方位)における鉱石層21の形状を取得する場合、複数の2次元プロフィールメーターを備えていてもよく、1つの3次元プロフィールメーターを備えていてもよい。
なお、鉱石層21の形状とは、一例として、プロフィールメーター等が取得した鉱石層21の高さ情報と当該高さ情報を取得した位置(高炉の半径方向の位置)との関係を示す情報がある。この場合、高炉11の半径方向の位置とは高炉11の中心軸線Lから高炉11の炉壁11aまでを1としたときの無次元値であってもよい。
装入深度計15は、ストックライン(SL)を計測する。ストックラインとは、高炉11内での積層体の高さ位置である。装入深度計15としては、公知の構成を適宜採用可能である。なおストックラインは、例えば、高炉11の溶銑を出銑することで調整することができる。
装入装置12は、図2に示すように、高炉11内に鉱石層21とコークス層22とを交互に積層させる。
装入装置12としては、例えば、ベル式の装置やベルレス式の装置などを採用することができる。本実施形態では、装入装置12は、ベルレス式の装置である。装入装置12は、鉱石類やコークスを高炉11内に装入するシュート(不図示)を備えている。装入装置12は、高炉原料が装入される高炉11内の径方向の位置を、例えば、ノッチ(シュートの鉛直軸に対する傾動角)に基づいて変更することができる。
装入装置12は、高炉11内に高炉原料を常時、装入するのではなく、間隔をあけて装入する。高炉11内に鉱石層21とコークス層22とを交互に積層させる1回の単位が1チャージである。1チャージは、複数回のダンプによって実施される。1回のダンプは、同種の高炉原料を装入する1回の単位である。本実施形態では、1チャージにおける複数回のダンプのうち、一部のダンプでは、コークスを装入し、残りのダンプでは、鉱石類を装入する。
1ダンプでは、シュートを複数回旋回させながら、シュートから高炉11内に高炉原料を装入する。このとき、シュートの傾動角(ノッチ)が、旋回ごとに異なることで、高炉11内における径方向の広範囲にわたって、高炉原料が装入される。なおノッチは、旋回ごとに大きくしてもよく、小さくしてもよい。すなわち、高炉原料は、径方向の外側から内側に向けて装入されもよく、径方向の内側から外側に向けて装入されもよい。
制御装置13は、例えば、コンピュータによって構成される。制御装置13は、例えば、バスで接続されたCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサとメモリとを備え、プログラムを実行する。コンピュータは、プログラムの実行によって制御装置13として機能する。
なお、制御装置13の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
制御装置13は、装入装置12を制御する。制御装置13は、コークス層22(直前のコークスの装入(ダンプ)によって形成されたコークス層22)上に装入される鉱石類についての高炉11の径方向の位置(以下、単に鉱石類の位置ともいう)を調整する。制御装置13は、装入した鉱石類のコークス層22上への落下後の位置を調整する。
制御装置13は、例えば、(1)装入装置12のノッチを調整したり、(2)ストックラインに応じて装入装置12から装入される鉱石類の装入の開始タイミングを調整したり、(3)装入装置12から装入される鉱石類の量を調整したり、することで、鉱石類の位置を調整する。
上記(1)に関し、装入装置12のノッチが調整されることで、シュートから高炉11内に装入される鉱石類の装入方向(落下方向)が変化する。これにより、鉱石類の位置が変化する。
上記(2)に関し、ストックラインは、装入装置12が装入する鉱石類の着地位置に関連する。すなわち、鉱石類の位置は、同じ装入方向であってもストックラインの位置(コークス層22の高さ)に応じて変化する。そのため、ストックラインに応じて装入装置12から装入される鉱石類の装入の開始タイミングを調整することで、鉱石類の位置が変化する。
上記(3)に関し、例えば、鉱石類の装入量が多いと、装入された鉱石類が高く積み上げられ、積み上げられた鉱石類の山が崩れる(このとき、例えば、鉱石類が径方向の内側に流れ込む)。これにより、鉱石類がコークス層22上で径方向に移動し、鉱石類の位置が変化する。装入量は、例えば、旋回数に応じて調整可能である。
上記(1)~(3)の各調整量と、鉱石類の位置と、の関係は、例えば、予め実施された検証試験によって予め取得することができる。この関係についての情報は、制御装置13に記憶されている。これにより、制御装置13は、所望の鉱石類の位置に応じて、各調整量を設定することができる。ここで、検証試験には、実機や試験機を使った検証試験だけでなく、コンピュータを用いたシミュレーションも含まれる。
なお、上記(1)~(3)の対象は、鉱石類であるが、同様の方法によって、コークスについての高炉11の径方向の位置も調整可能である。また、鉱石類やコークス(高炉原料)の位置の調整方法は、上記(1)~(3)の対象を調整する方法に限られない。
制御装置13は、鉱石類の位置を調整することで、図2に示すように、コークス層22のうち、高炉11の中心に位置する中心部のコークス層22(中心部コークス23ともいう)を鉱石層21から上部に露出させる。そしてこのとき、制御装置13は、鉱石層21の流れ込み位置Eが、予め決定された目標範囲に収まるように、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整する。鉱石層21の流れ込み位置Eの目標範囲(以下、単に目標範囲ともいう)は、制御装置13に記憶されている。目標範囲の具体的な内容については後述する。ここで、鉱石層21の流れ込み位置Eとは、コークス層22上に堆積される鉱石層21のうち、径方向の最も内側に位置する部分(鉱石層21の内周縁)の径方向の位置である。
なお、中心部コークス23の上面は、全域にわたって鉱石層21から上部に露出している。ただし、中心部コークス23の上面に、操業に実質的に影響が生じない程度の鉱石類が存在していてもよい。
また鉱石層21は、コークス層22のうち、中心部コークス23以外の部分は全面にわたって上方から覆っている。鉱石層21は、上方から見たときに環状となっている。
制御装置13は、装入装置12を制御し、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲に収まるように、鉱石類の位置を調整する。言い換えると、制御装置13は、装入装置12が装入する鉱石類のうち、最も内側に装入される鉱石類が、目標範囲内の所定位置に装入され、かつ、この所定位置よりも径方向の外側には全域にわたって鉱石類が装入されるように、装入装置12を制御する。制御装置13は、例えば、装入装置12が、鉱石類の各ダンプにおいて高炉11の径方向の最も内側に鉱石類を装入するときのノッチおよび旋回数のうちの少なくとも一方を調整することで、鉱石類の位置を調整してもよい。制御装置13は、ノッチのみを調整してもよく、旋回数のみを調整してもよく、ノッチおよび旋回数の両方を調整してもよい。
図1に示すように、制御装置13には、形状取得部14や装入深度計15が接続されている。制御装置13は、形状取得部14や装入深度計15の結果を受信可能である。制御装置13は、形状取得部14の取得結果や装入深度計15の計測結果に基づいて、装入装置12を制御する。
制御装置13は、形状取得部14の取得結果に基づいて鉱石層21の流れ込み位置Eを把握し、鉱石層21の流れ込み位置Eに基づいて、装入装置12を制御する。
(高炉11の操業方法)
次に、上記高炉システム10における高炉11の操業方法(以下、単に操業方法ともいう)について説明する。
この操業方法は、鉱石類装入工程と、コークス装入工程と、を含む。鉱石類装入工程では、装入装置12が、高炉11内に鉱石類を装入して鉱石層21を形成する。コークス装入工程では、装入装置12が、高炉11内にコークスを装入してコークス層22を形成する。そしてこの操業方法では、装入装置12が、鉱石層21とコークス層22とを交互に形成して高炉11を操業する。
なお例えば、鉱石類装入工程は、1チャージ中の鉱石類のダンプに相当する。コークス装入工程は、1チャージ中のコークスのダンプに相当する。鉱石類装入工程とコークス装入工程とを交互に実施することは、複数回チャージを実施することに相当する。
そして本実施形態では、鉱石類装入工程(鉱石類のダンプ)では、制御装置13が、コークス層22(直前のコークス装入工程(コークスのダンプ)によって形成されたコークス層22)上に装入される鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整する。これにより、中心部コークス23を鉱石層21から上部に露出させる。このとき、鉱石層21の流れ込み位置Eについての高炉11の径方向での位置が、前述の目標範囲に収まるように、制御装置13が鉱石類の位置を調整する。
なおこのとき、対象とする鉱石類装入工程よりも以前に実施された鉱石類装入工程によって形成された鉱石層21(例えば、以前のチャージによって形成された鉱石層21)の形状に基づいて、鉱石類の位置が調整されてもよい。またこのとき、鉱石層21の形状として、高炉11の全周にわたる鉱石層21の形状を取得し、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を、高炉11の全周にわたって調整してもよい。ここで制御装置13は、鉱石層21の形状を、形状取得部14の取得結果として取得可能である。
すなわち、鉱石類の位置の目標が予め設定されている場合、オペレーターや制御装置13が、操業について事前に検討しておき、鉱石類の位置に関する装入装置12の制御値を、制御装置13に、例えば高炉11の操業前に設定しておくことが可能である。
しかしながら、実際の操業では、事前の検討とは異なる場合があり、鉱石類の位置が、狙いの位置とならない場合がある。
そのため、制御装置13が、形状取得部14の取得結果(鉱石層21の流れ込み位置E)に基づいて鉱石類の位置を調整することで、鉱石類の位置の精度が高められる。このとき、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲よりも径方向の外側に位置する場合、鉱石類の装入位置(鉱石類の落下後の位置)を径方向の内側に移動させる。なお、鉱石類の装入位置の具体的な調整は、例えば、オフライン試験を予め実施して得られた試験結果に基づいて適時実施することができる。また、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲よりも径方向の内側に位置する場合、鉱石類の装入位置を径方向の外側に移動させる。このように、制御装置13は、鉱石層21の流れ込み位置Eに基づいて、鉱石類の位置の誤差を調整してもよい。なお誤差は、例えば、炉体の付着物の影響や、微粉炭の吹込みの円周位置ごとの偏差、原料性状のばらつき等を起因として生じると考えられる。
鉱石層21の形状としては、例えば、高炉11の中心軸線方向に沿う断面形状が挙げられる。鉱石層21の断面形状は、1断面のみ取得されてもよく、複数断面取得されてもよい。制御装置13は、鉱石層21の断面形状に基づいて、鉱石層21の流れ込み位置Eを取得することができる。ただし、取得される鉱石層21の形状は、断面形状に限られない。例えば、鉱石層21の形状(鉱石層21の流れ込み位置E)が周方向の複数箇所で取得された場合、制御装置13は、複数箇所における鉱石層21の流れ込み位置Eについての代表値を用い、鉱石類の位置を調整してもよい。代表値としては、例えば、複数の値の平均値や最小値、最大値、中央値、最頻値などが挙げられる。
なお、鉱石類の位置を全周にわたって調整することには、鉱石類の位置を全周にわたって連続的に調整することだけでなく、鉱石類の位置を全周にわたって間欠的に調整することが含まれる。例えば、鉱石類の位置を全周にわたって等間隔ごと(中心軸線L回りに等角度ごと)に調整することも、鉱石類の位置を全周にわたって調整することに含まれる。
また、制御装置13が、周方向の全周にわたって鉱石類の位置を調整する場合、前述した誤差の影響などにより、周方向の全周にわたる全ての位置(方位)において、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲に収まらない場合がある。この場合、好ましくは5割以上の位置(方位)において、より好ましくは8割以上の位置(方位)において、より一層好ましくは9割以上の位置(方位)において、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲に収まっていることが望まれる。
(目標範囲)
目標範囲は、例えば、予め実施された検証試験によって設定される。検証試験には、実機や試験機を使った検証試験だけでなく、コンピュータを用いたシミュレーションも含まれる。目標範囲は、高炉11の操業の安定性を示す指標(操業管理指標)に基づいて予め設定される。指標としては、例えば、例えば送風圧力の変動や炉体熱負荷、通気性指標などが挙げられる。指標として、送風圧力の変動を採用した場合、変動が小さい方が高炉11の操業が安定する。目標範囲は、予め実施された検証試験によって、高炉11が安定して操業されることが確認された範囲である。
本実施形態では、図2に示すように、高炉11の中心軸線Lから高炉11の炉壁11aまでを1としたときの無次元値によってコークス層22上における高炉11の径方向の位置を表す場合を前提として、目標範囲を説明する。この無次元値では、中心軸線L上が0となり、炉壁11aが1となり、中心軸線Lから炉壁11aに向かうに従い(径方向の内側から外側に向かうに従い)、値が大きくなる。
例えば、目標範囲は、上記無次元値において、0.02以上、0.25以下であることが好ましい。また、目標範囲は、上記無次元値において、0.04以上、0.2以下であることがさらに好ましい。ただし、目標範囲はこれらの値に限られない。例えば、操業の前提毎に検証試験を実施しておき、操業の前提に応じて適宜設定すること等が可能である。
本実施形態において、目標範囲を上述のように決定した理由について下記する。本実施形態では、目標範囲を設定するための指標として、送風圧力の変動、具体的には、送風圧力の時系列変化における標準偏差σ(以下、送風圧力σということもある)に着目した。
まず、送風圧力σと操業の安定性との関係を、図3を用いて説明する。図3は、高炉11におけるコークス比CRと送風圧力の標準偏差σとの関係を示すグラフ(散布図)である。図3の横軸はコークス比CR(kg/t)を表し、縦軸は送風圧力σ(hPa)を表す。図3のグラフ中のプロットは、過去の操業実績の1つの事案を表す。コークス比CRは、溶銑1t製造するために必要なコークス量を表している。コークス比CRが低い方が、操業が安定している。一例として、コークス比CRが320kg/t未満である場合、操業が概ね良好であるといえる。
図3から、CR<320kg/tの場合、送風圧力σは50hPa以下であった。そのため、送風圧力σが50hPa以下であることが、安定操業を表していると言える。
次に、鉱石層21の流れ込み位置Eと送風圧力σとの関係を、図4を用いて説明する。図4は、高炉11における鉱石層21の流れ込み位置Eと、送風圧力の標準偏差σと、の関係を示すグラフ(散布図)である。図4の横軸は、前述の無次元値によって表される鉱石層21の流れ込み位置Eを表し、縦軸は送風圧力σ(hPa)を表す。図4のグラフ中のプロットは、過去の操業実績の1つの事案を表す。
図4から、送風圧力σが50hPa以下のときの鉱石層21の流れ込み位置Eは、少なくとも0.02以上、0.25以下の範囲内にあり、好ましくは0.04以上、0.2以下の範囲内にある。鉱石層21の流れ込み位置Eが0.02以上、0.25以下である場合、各流れ込み位置Eに位置する複数のプロットのうちの少なくとも一部のプロットについて、送風圧力σが50hPaとなる。鉱石層21の流れ込み位置Eが0.04以上、0.2以下である場合、各流れ込み位置Eに位置する複数のプロットの全てのプロットについて、送風圧力σが50hPaとなる。
以上から、鉱石層21の流れ込み位置Eを0.02以上、0.25以下、より好ましくは0.04以上、0.2以下に管理することによって、安定的に中心ガス流を確保できると考えられる。そして、炉内ガス流を適切に形成する結果、安定操業を継続できると考えられる。
なお、鉱石層21の流れ込み位置Eが上限値を超過する、つまり、中心部コークス23が広くなると、炉内ガスが過剰に炉中心に偏流してしまい、ガスの利用率が低下してしまう(還元や昇温に使われずに出ていく)おそれがある。一方、鉱石層21の流れ込み位置Eが下限値を下回ると、炉内ガスが過剰に炉壁11aの近傍に流れてしまい、炉体からの抜熱量が上昇することにより、投入熱量(還元材比)の増大を招いてしまうおそれがある。
上述した目標範囲の設定方法について、以下に整理する。
(1)過去の操業実績などをもとに、コークス比CRと、指標(例えば、送風圧力σ)と、の関係をプロットしたグラフG1(散布図)を作成する。
(2)作成した上記グラフG1に対して、安定操業を示す範囲R1(例えば、CR<320kg/t)を特定し、その範囲R1における指標の閾値T1(例えば、送風圧力σが50hPa以下)を特定する。
(3)過去の操業実績などから、指標と鉱石層21の流れ込み位置Eとの関係についてデータをプロットし、グラフG2(散布図)を作成する。
(4)操業(ガス流れ)が安定しているとする指標の閾値T1(例えば、送風圧力σが50hPa)について直線を引き、グラフG2においてこの直線より操業が安定している側の範囲R2にプロットされたデータを確認する。
(4-1)その鉱石層21の流れ込み位置Eを示す複数のプロットのうち、少なくとも一部が上記(4)の条件を満たす場合の上下限UL1、LL1(例えば、0.02以上0.25以下)を、好ましい目標範囲の上下限値とする。
(4-2)その鉱石層21の流れ込み位置Eを示す複数のプロットのうち、全部が上記(4)の条件を満たす場合の上下限UL2、LL2(例えば、0.04以上0.2以下)を、より好ましい目標範囲の上下限値とする。
なお上記(1)に関し、コークス比CRに代えて、例えば、還元材比(RAR)や微粉炭比(PCR)などの操作指標を採用することが可能である。また、上記(1)に関し、送風圧力σに代えて、通気性指数や炉体熱負荷などの結果指標を採用してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る高炉11のシステムおよび高炉11の操業方法によれば、鉱石類装入工程で、中心部コークス23の単独範囲となる鉱石層21の流れ込み位置が、高炉11の操業の安定性を示す指標に基づいて予め決定された目標範囲に収まるように、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整する。よって、鉱石類が装入される位置を、目標範囲に基づいて適切に管理することができる。
鉱石類装入工程で、対象とする鉱石類装入工程よりも以前に実施された鉱石類装入工程によって形成された鉱石層21の形状に基づいて、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を調整する。よって、例えば、実操業上で生じた誤差に応じて、鉱石類についての高炉11の径方向の位置が調整される。これにより、鉱石類が装入される位置を一層適切に管理することができる。
なお鉱石類装入工程で、鉱石層21の形状として、高炉11の全周にわたる鉱石層21の形状を取得し、鉱石類についての高炉11の径方向の位置を、高炉11の全周にわたって調整する場合、鉱石類が装入される位置を、全周にわたって適切に管理することができる。
(実施例1)
実施例1では、装入装置12が、鉱石層21の流れ込み位置Eが予め決定された目標範囲に収まるように鉱石類を装入可能であることについて検証した。
実施例1では、装入装置12として、1/3ベルレス試験装置を用いた。この試験装置において高炉原料の装入を行い、鉱石類の装入方法と、鉱石類の位置と、の関係を調べた。
1/3ベルレス試験装置とは、ベルレス式炉頂装入装置を模した実炉の1/3サイズの模型実験装置(半径1800mm程度)である。
平均粒径は実炉の約1/3とし、装入量は実炉の約1/27とした。
コークスの1チャージ当たりの装入量は約1.3tとし、鉱石の1チャージ当たりの装入量は約7.3tとした。
鉱石層21の3次元堆積形状を3次元プロフィールメーターで測定し、この測定した3次元堆積形状を、炉周方向10°間隔ずつ36カ所で切り出し、各方位における堆積形状を取得した。
各方位における堆積形状を取得した後、各方位の鉱石層21の流れ込み位置Eを算出した。算出した鉱石層21の流れ込み位置Eは、炉口半径で除して無次元化した。
結果を図5に示す。図5は、試験装置を上方から見た場合における鉱石層21の流れ込み位置Eを示す図である。図5に示される円の中心位置は、試験装置(シュート)の直下の位置(高炉11の中心軸線Lの位置)である。この円には、円の全周を、前述したように炉周方向10°間隔ずつ36等分割する分割線が引かれている。分割線は、高炉11の周方向の各位置(方位)を示している。この円では、分割線に沿って前記中心位置からの距離が離れるに従い、高炉11の中心軸線Lから径方向の外側に離れることを意味する。分割線に沿って記載されている数値は、無次元化した高炉11の径方向の位置である。
図5中の一点鎖線で示された2つの円は、好ましい目標範囲(以下、第1目標範囲ともいう)の上下限UL1、LL1である0.02および0.25を示している。図5中の破線で示された2つの円は、より好ましい適正範囲(以下、第2目標範囲ともいう)の上下限UL2、LL2である0.04および0.2を示している。
各分割線上に位置する白抜きのプロット(○)および黒丸プロット(●)は、それぞれ鉱石層21の内縁位置を示している。白抜きプロットは、調整前のデータであり、黒丸プロット(●)は、調整後のデータである。
白抜きのプロット(○)は、試験装置について何ら調整しない状態、試験装置を初期設定のまま扱った状態における鉱石堆積形状(鉱石層21の形状)から算出された鉱石層21の内縁位置である。この状態において、第2目標範囲である0.04以上0.2以下に収まっている方位は0割で、第1目標範囲である0.02以上0.25以下に収まっている方位もわずか2/36方位(0.5割)に留まっている。
そのため、鉱石層21の内縁位置をより炉壁11a側とするため、鉱石ダンプの調整方法を検討した。鉱石層21の内縁位置は、鉱石ダンプの最も炉中心側のノッチで装入した鉱石の影響が大きいと考えられる。その鉱石の位置を調整するために、少なくとも最も炉中心側のノッチは調整する必要があると考えた。
そこで、鉱石ダンプの最も炉中心側のノッチを外振りする方法を種々検討し、全ノッチを1ノッチ分、炉壁11a側にシフトさせて最も炉中心側のノッチを外振りに変更することで鉱石をより炉壁11a側に装入するように変更した。
図5中の黒丸のプロット(●)は、鉱石類の装入方法を調整した後の鉱石層21の内縁位置である。
鉱石類の装入方法を調整した結果、全方位が少なくとも第1目標範囲である0.02以上0.25以下の範囲に収まり、その内の32/36方位(9割)がより第2目標範囲である0.04以上0.2以下に収まることが確認された。
また、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲外である場合は、少なくとも最も炉中心側のノッチを変更することが有効であることが確認された。
(実施例2)
実施例2では、鉱石層21の流れ込み位置Eが目標範囲に収まることで、操業が安定するか否かについて検証した。
実施例2では、実施例1で得られた結果を踏まえ、実高炉において、鉱石ダンプを変更した操業を行い、操業が安定するか否かを検討した。
対象となる高炉11は5000m級の高炉11である。この高炉11では、実施例1における調整前の状態(白抜きプロット(〇)の結果が得られた状態)と同じ装入条件で操業を行っていた。
このとき、特定の炉径方向に設置されたプロフィールメーター(形状取得部14)の測定結果より算出した鉱石層21の流れ込み位置Eは0.01であった。この位置は、第2目標範囲の下限値を下回っていた。
そこで、実施例1における鉱石類の装入方法を調整した後の状態(黒丸プロット(●)の結果が得られた状態)と同じ装入条件に変更して操業を行った。
その結果、鉱石層21の内縁位置は0.15に改善し、第2目標範囲に収めることができた。さらに送風圧力σが、条件の変更前に比べて33%低下し、炉内のガス流れが均一化したこと、および、安定操業が可能となることが確認された。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
11 高炉
11a 炉壁
12 装入装置
13 制御装置
14 形状取得部
21 鉱石層
22 コークス層
L 中心軸線
E 流れ込み位置

Claims (8)

  1. 高炉内に鉱石類を装入して鉱石層を形成する鉱石類装入工程と、
    前記高炉内にコークスを装入してコークス層を形成するコークス装入工程と、を含み、
    前記鉱石層と前記コークス層とを交互に形成して前記高炉を操業する高炉の操業方法であって、
    前記鉱石類装入工程では、前記コークス層上に装入される前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整することで、前記コークス層のうち、前記高炉の中心に位置する中心部の前記コークス層を前記鉱石層から上部に露出させ、
    前記鉱石類装入工程では、前記鉱石層の流れ込み位置が、前記高炉の操業の安定性を示す指標に基づいて決定された目標範囲に収まるように、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する、高炉の操業方法。
  2. 前記鉱石類装入工程では、対象とする前記鉱石類装入工程よりも以前に実施された前記鉱石類装入工程によって形成された前記鉱石層の形状に基づいて、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する、請求項1に記載の高炉の操業方法。
  3. 前記鉱石類装入工程では、前記鉱石層の形状として、前記高炉の全周にわたる前記鉱石層の形状を取得し、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を、前記高炉の全周にわたって調整する、請求項2に記載の高炉の操業方法。
  4. 前記高炉の中心軸線から前記高炉の炉壁までを1としたときの無次元値によって前記コークス層上における前記高炉の径方向の位置を表すとき、
    前記目標範囲は、0.02以上、0.25以下の範囲である、請求項1から3のいずれか1項に記載の高炉の操業方法。
  5. 前記鉱石類装入工程では、
    ベルレス式の装入装置が前記高炉内に前記鉱石類を装入し、
    かつ、前記装入装置が、前記鉱石類の各ダンプにおいて前記高炉の径方向の最も内側に前記鉱石類を装入するときのノッチおよび旋回数のうちの少なくとも一方を調整することで、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する、請求項1から3のいずれか1項に記載の高炉の操業方法。
  6. 高炉内に鉱石層とコークス層とを交互に積層させる装入装置を制御する制御装置であって、
    前記装入装置を制御することで、
    前記コークス層上に装入される鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整することで、前記コークス層のうち、前記高炉の中心に位置する中心部の前記コークス層を前記鉱石層から上部に露出させ、
    かつ、前記鉱石層の流れ込み位置が、前記高炉の操業の安定性を示す指標に基づいて決定された目標範囲に収まるように、前記鉱石類についての前記高炉の径方向の位置を調整する、制御装置。
  7. 前記高炉には、前記高炉内における前記鉱石層の形状を取得する形状取得部が設けられ、
    前記制御装置は、前記形状取得部の取得結果に基づいて前記装入装置を制御する、請求項6に記載の制御装置。
  8. コンピュータを、請求項6または7に記載の制御装置として機能させるプログラム。
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