JP2023159475A - 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム - Google Patents

基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム Download PDF

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橘 八幡
Takashi Yahata
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Abstract

【課題】基板に対して高効率で形成されたプラズマ活性種ガスを供給することが可能な技術を提供する。【解決手段】基板処理装置において、処理炉202は、基板200を処理する処理室201と、複数の基板200を多段に垂直方向に積載する基板保持部217と、処理室201内にプラズマを生成するプラズマ生成部(バッファ構造237、外部電極300及び高周波電源273)と、処理室201内に磁場を発生させる、断熱板315の中央部に埋め込まれている磁性体と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラムに関する。
半導体装置の製造工程の1つに、基板処理装置の処理室内に搬入した基板に対して、原料ガスや反応ガスなどをプラズマにより活性化させて供給し、基板上に絶縁膜や半導体膜、導体膜等の各種膜を形成したり、各種膜を除去したりする基板処理が行われることがある。例えば、特許文献1では、反応管内にプラズマを生成するバッファ室を設けている。
特開2016-106415号公報
本開示の目的は、基板に対して高効率で生成されたプラズマ活性種ガスを供給することが可能な技術を提供することにある。
本開示の一態様によれば、
基板を処理する処理室と、
複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、
前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、
前記処理室内に磁場を発生させる磁性体と、
を有する技術が提供される。
本開示によれば、基板に対して高効率で生成されたプラズマ活性種ガスを供給することが可能な技術を提供することが可能となる。
本開示の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面図で示す図である。 本開示の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を図1のA-A線断面図で示す図である。 (a)本開示の実施形態で好適に用いられる基板処理装置のバッファ構造を説明するための横断面拡大図である。(b)本開示の実施形態で好適に用いられる基板処理装置のバッファ構造を説明するための模式図である。 本開示の実施形態で好適に用いられる基板処理装置のコントローラの概略構成図であり、コントローラの制御系をブロック図で示す図である。 本開示の実施形態に係る基板処理工程のフローチャートである。 (a)は本開示の実施形態で好適に用いられる磁性体を有する断熱板の正面図であり、(b)は(a)に示す磁性体による磁場を説明する模式図である。 本開示の他の実施形態で好適に用いられる基板処理装置の縦型処理炉の概略構成図であり、図2と同様の断面図で示す図である。
<本開示の実施形態>
以下、本開示の一実施形態について図1から図5を参照しながら説明する。
(1)基板処理装置の構成
(加熱装置)
図1に示すように、基板処理装置に使用される処理炉202は基板を垂直方向多段に収容することが可能な、いわゆる縦型炉であり、加熱装置(加熱機構)としてのヒータ207を有する。ヒータ207は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース(図示せず)に支持されることにより垂直に据え付けられている。ヒータ207は、後述するようにガスを熱で活性化(励起)させる活性化機構(励起部)としても機能する。
(処理室)
ヒータ207の内側には、ヒータ207と同心円状に反応管203が配設されている。反応管203は、例えば石英(SiO)または炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料で構成され、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。反応管203の下方には、反応管203と同心円状に、マニホールド(インレットフランジ)209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス(SUS)等の金属で構成され、上端および下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209の上端部は、反応管203の下端部に係合しており、反応管203を支持するように構成されている。マニホールド209と反応管203との間には、シール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベースに支持されることにより、反応管203は垂直に据え付けられた状態となる。主に、反応管203とマニホールド209とにより処理容器(反応容器)が構成されている。処理容器の内側である筒中空部には処理室201が形成されている。処理室201は、複数枚の基板としてのウエハ200と、後述する複数個の断熱板315を収容可能に構成され、ウエハ200と断熱板315は交互に配置されている。なお、処理容器は上記の構成に限らず、反応管203のみを処理容器と称する場合もある。
処理室201内には、ノズル249a、配管249bが、マニホールド209の側壁を貫通するように設けられている。ノズル249a、配管249bには、ガス供給管232a,232bが、それぞれ接続されている。このように、処理室201には1本のノズル249aと、1本の配管249bと、2本のガス供給管232a,232bとが設けられており、処理室201内へ複数種類のガスを供給することが可能となっている。
ガス供給管232a,232bには、ガス流の上流側から順に、流量制御器(流量制御部)であるマスフローコントローラ(MFC)241a,241bおよび開閉弁であるバルブ243a,243bがそれぞれ設けられている。ガス供給管232a,232bのバルブ243a,243bよりも下流側には、不活性ガスを供給するガス供給管232c,232dがそれぞれ接続されている。ガス供給管232c,232dには、ガス流の上流側から順に、MFC241c,241dおよびバルブ243c,243dがそれぞれ設けられている。
ノズル249aは、図2に示すように、反応管203の内壁とウエハ200との間における空間に、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。すなわち、ノズル249aは、ウエハ200が配列(載置)されるウエハ配列領域(載置領域)の側方の、ウエハ配列領域を水平に取り囲む領域に、ウエハ配列領域に沿うように設けられている。すなわち、ノズル249aは、処理室201内へ搬入された各ウエハ200の端部(周縁部)の側方にウエハ200の表面(平坦面)と垂直となる方向に設けられている。ノズル249aの側面には、ガスを供給するガス供給孔250aが設けられている。ガス供給孔250aは、反応管203の中心を向くように開口しており、ウエハ200に向けてガスを供給することが可能となっている。ガス供給孔250aは、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられ、それぞれが同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
ガス供給管232bの先端部には、配管249bが接続されている。配管249bは、バッファ構造237内に接続されている。本実施形態においては、平面視で2つのバッファ構造237が、反応管203(処理室201)の中心とノズル249aとを通る直線を挟んで配置、または、反応管203の中心と排気管(排気部)231とを通る直線を挟んで配置され、2つのバッファ構造237をノズル249aと排気管231を結ぶ線に対して対称に配置している。バッファ構造237には仕切り板237aが設けられ、仕切り板237aにより配管249bからガスを導入するガス導入エリア237bとガスをプラズマ化するプラズマエリア237cに仕切られている。プラズマエリア237cはガス分散空間であるバッファ室237cともいう。バッファ室237cはノズル249a側に配置され、ガス導入エリア237bは排気管231側に配置されている。
バッファ室237cは、図2に示すように、反応管203の内壁とウエハ200との間における平面視において円環状の空間に、また、反応管203の内壁の下部より上部にわたる部分に、ウエハ200の積載方向に沿って設けられている。すなわち、バッファ室237cは、ウエハ配列領域の側方のウエハ配列領域を水平に取り囲む領域に、ウエハ配列領域に沿うようにバッファ構造237によって形成されている。バッファ構造237は、石英またはSiC等の耐熱性材料である絶縁物によって構成されており、バッファ構造237の円弧状に形成された壁面には、ガスを供給するガス供給口302,304が形成されている。ガス供給口302,304は、積載されている複数枚のウエハ200の水平方向に複数設けられており、反応管203の中心を向くように開口しており、ウエハ200に向けてガスを供給することが可能となっている。ガス供給口302,304は、反応管203の下部から上部にわたってウエハ200の積載方向に沿って複数設けられ、それぞれが同一の開口面積を有し、更に同じ開口ピッチで設けられている。
ガス導入エリア237bは、反応管203の内壁の下部より上部に沿って、ウエハ200の積載方向上方に向かって立ち上がるように設けられている。仕切り板237aには、ガス導入エリア237bからプラズマエリア237cへガスを供給するガス供給孔237dが設けられている。これにより、ガス導入エリア237bに供給された反応ガスがバッファ室237c内で分散される。ガス供給孔237dは、ガス供給孔250aと同様に、反応管203の下部から上部にわたって複数設けられている。なお、配管249bおよびガス導入エリア237bに代えて、ノズル、例えばノズル249aと同様な多孔ノズルをバッファ室237c内に設け処理ガスを供給するようにしてもよい。
このように、本実施形態では、反応管203の側壁の内壁と、反応管203内に配列された複数枚のウエハ200の端部で定義される平面視において円環状の縦長の空間内、すなわち、円筒状の空間内に配置したノズル249aおよびバッファ室237cを経由してガスを搬送している。そして、ノズル249aおよびバッファ室237cにそれぞれ開口されたガス供給孔250a、ガス供給口302,304から、ウエハ200の近傍で初めて反応管203内にガスを噴出させている。そして、反応管203内におけるガスの主たる流れを、ウエハ200の表面と平行な方向、すなわち、水平方向としている。このような構成とすることで、各ウエハ200に均一にガスを供給でき、各ウエハ200に形成される膜の膜厚の均一性を向上させることが可能となる。ウエハ200の表面上を流れたガス、すなわち、反応後の残ガスは、排気口、すなわち、後述する排気管231の方向に向かって流れる。但し、この残ガスの流れの方向は、排気口の位置によって適宜特定され、垂直方向に限ったものではない。
ガス供給管232aからは、所定元素を含む原料として、例えば、所定元素としてのシリコン(Si)を含むシラン原料ガスが、MFC241a、バルブ243a、ノズル249aを介して処理室201内へ供給される。
原料ガスとは、気体状態の原料、例えば、常温常圧下で液体状態である原料を気化することで得られるガスや、常温常圧下で気体状態である原料等のことである。本明細書において「原料」という言葉を用いた場合は、「液体状態である液体原料」を意味する場合、「気体状態である原料ガス」を意味する場合、または、それらの両方を意味する場合がある。
シラン原料ガスとしては、例えば、Siおよびハロゲン元素を含む原料ガス、すなわち、ハロシラン原料ガスを用いることができる。ハロシラン原料とは、ハロゲン基を有するシラン原料のことである。ハロゲン元素は、塩素(Cl)、フッ素(F)、臭素(Br)、ヨウ素(I)からなる群より選択される少なくとも1つを含む。すなわち、ハロシラン原料は、クロロ基、フルオロ基、ブロモ基、ヨード基からなる群より選択される少なくとも1つのハロゲン基を含む。ハロシラン原料は、ハロゲン化物の一種ともいえる。
ハロシラン原料ガスとしては、例えば、SiおよびClを含む原料ガス、すなわち、クロロシラン原料ガスを用いることができる。クロロシラン原料ガスとしては、例えば、ジクロロシラン(SiHCl、略称:DCS)ガスを用いることができる。
ガス供給管232bからは、上述の所定元素とは異なる元素を含むリアクタント(反応体)として、例えば、反応ガスとしての窒素(N)含有ガスが、MFC241b、バルブ243b、配管249b、ガス導入エリア237bを介してバッファ室237c内へ供給されるように構成されている。N含有ガスとしては、例えば、窒化水素系ガスを用いることができる。窒化水素系ガスは、NおよびHの2元素のみで構成される物質ともいえ、窒化ガス、すなわち、Nソースとして作用する。窒化水素系ガスとしては、例えば、アンモニア(NH)ガスを用いることができる。
ガス供給管232c,232dからは、不活性ガスとして、例えば、窒素(N)ガスが、それぞれMFC241c,241d、バルブ243c,243d、ガス供給管232a,232b、ノズル249a、配管249bを介して処理室201内へ供給される。
主に、ガス供給管232a、MFC241a、バルブ243aにより、第1のガス供給系としての原料供給系が構成される。主に、ガス供給管232b、MFC241b、バルブ243bにより、第2のガス供給系としての反応体供給系(リアクタント供給系)が構成される。主に、ガス供給管232c,232d、MFC241c,241d、バルブ243c,243dにより、不活性ガス供給系が構成される。原料供給系、反応体供給系および不活性ガス供給系を総称して単にガス供給系(ガス供給部)とも称する。
(プラズマ生成部)
次にプラズマ生成部について、図1から図3を用いて説明する。
図2に示すように、プラズマは容量結合プラズマ(Capacitively Coupled Plasma、略称:CCP)を用い、反応ガス供給時に石英などで作製された真空隔壁である反応管203(処理室201)の内部のバッファ構造237で生成する。
図2および図3(a)に示すように、外部電極300は、ウエハ200の配列方向に長い矩形形状を有する薄板で構成されている。図1及び図3(b)に示すように、外部電極300は、整合器272を介して高周波電源273が接続される第1の外部電極(Hot電極)300-1と、基準電位0Vでありアースに接地されている第2の外部電極(Ground電極)300-2が、等間隔で配置されている。本開示では特に区別して説明する必要のない場合には、外部電極300として記載して説明する。
外部電極300は反応管203とヒータ207との間に、バッファ構造237が設けられている位置に対応する処理室201の外側に設けられている。具体的には、バッファ構造は、ガスをプラズマ化するためのエリアとしてプラズマエリア(バッファ室)237cを設け、外部電極300は、バッファ室237cが設けられている位置に対応する反応管203の外壁(処理室201の外側)に沿うように略円弧状に配置される。外部電極300は、例えば、中心角が30度以上240度以下となる円弧状に形成された石英カバーの内壁面に固定されて配置される。すなわち、外部電極300はバッファ室237cが設けられている位置に対応する反応管203の外周に配置される。また、バッファ構造237は、バッファ室237cにガスを供給するためのエリアとしてガス供給部(ガス導入エリア)237bが設けられている。外部電極300は、ガス導入エリア237bが設けられている位置に対応する反応管203の外周には配置されていない。外部電極300には、高周波電源273から整合器272を介し、例えば周波数13.56MHzの高周波が入力されることによってバッファ室237c内にプラズマ活性種306が生成される。このように生成されたプラズマによって、ウエハ200の周囲から基板処理のためのプラズマ活性種306をウエハ200の表面に供給することが可能となる。主に、バッファ構造237と外部電極300と高周波電源273によってプラズマ生成部が構成される。プラズマ生成部は処理室201の外部に設けられている。
外部電極300は、アルミニウムや銅、ステンレスなどの金属で構成することもできるが、ニッケルなどの耐酸化材料で構成することにより、電気伝導率の劣化を抑制しつつ、基板処理が可能となる。特に、アルミニウムが添加されたニッケル合金材料で構成することにより、耐熱性および耐腐食性の高い酸化被膜であるAlO膜が電極表面に形成される。この被膜形成の効果により、電極内部への劣化の進行を抑止できるため、電気伝導率の低下によるプラズマ生成効率の低下を抑制することが可能となる。
(電極固定治具)
次に外部電極300を固定する電極固定治具としての石英カバー301について、図3を用いて説明する。図3(a),(b)で示すように、複数本設けられた外部電極300は、その切欠き部(不図示)を湾曲形状の電極固定治具である石英カバー301の内壁面に設けられた突起部310に引掛け、スライドさせて固定し、この石英カバー301と一体となるようユニット化(フック式電極ユニット)して反応管203の外周に設置されている。ここで、外部電極300と電極固定治具である石英カバー301とを含めて電極固定ユニットという。なお、石英カバー301と外部電極300の材料として、それぞれ、石英とニッケル合金を採用している。
基板温度500℃以下で高い処理能力を得るためには、石英カバー301の専有率を中心角30度以上240度以下の円弧形状とし、また、パーティクルの発生を避けるために排気口である排気管231やノズル249aなどを避けた配置が望ましい。30度よりも小さい中心角となるように構成すると、配置する外部電極300の本数が少なくなってしまい、プラズマの生産量が減少してしまう。240度よりも大きい中心角となるように構成すると、反応管203の側面を石英カバー301が覆う面積が大きくなり過ぎてしまい、ヒータ207からの熱エネルギーを遮断してしまう。本実施形態においては中心角110度の石英カバーを2台で左右対称に配置している。
反応管203には、処理室201内の雰囲気を排気する排気部としての排気管231が設けられている。排気管231には、処理室201内の圧力を検出する圧力検出器(圧力検出部)としての圧力センサ245および排気バルブ(圧力調整部)としてのAPC(Auto Pressure Controller)バルブ244を介して、真空排気装置としての真空ポンプ246が接続されている。APCバルブ244は、真空ポンプ246を作動させた状態で弁を開閉することで、処理室201内の真空排気および真空排気停止を行うことができ、更に、真空ポンプ246を作動させた状態で、圧力センサ245により検出された圧力情報に基づいて弁開度を調節することで、処理室201内の圧力を調整することができるように構成されているバルブである。主に、排気管231、APCバルブ244、圧力センサ245により、排気系が構成される。真空ポンプ246を排気系に含めて考えてもよい。排気管231は、反応管203に設ける場合に限らず、ノズル249aと同様にマニホールド209に設けてもよい。
マニホールド209の下方には、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるように構成されている。シールキャップ219は、例えばSUS等の金属により構成され、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。シールキャップ219の処理室201と反対側には、後述するボート217を回転させる回転機構267が設置されている。回転機構267の回転軸255は、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構267は、ボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は、反応管203の外部に垂直に設置された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を昇降させることで、ボート217を処理室201内外に搬入および搬出することが可能なように構成されている。ボートエレベータ115は、ボート217すなわちウエハ200を、処理室201内外に搬送する搬送装置(搬送機構)として構成されている。また、マニホールド209の下方には、ボートエレベータ115によりシールキャップ219を降下させている間、マニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシャッタ219sが設けられている。シャッタ219sは、例えばSUS等の金属により構成され、円盤状に形成されている。シャッタ219sの上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220cが設けられている。シャッタ219sの開閉動作(昇降動作や回動動作等)は、シャッタ開閉機構115sにより制御される。
(基板支持具)
図1に示すように基板支持具(基板保持具、基板保持部)としてのボート217は、複数枚、例えば25~200枚のウエハ200および後述する断熱板315を、水平姿勢で、かつ、互いに中心を揃えた状態で垂直方向に整列させて多段に支持するように、すなわち、所定の間隔を空けて配列させるように構成されている。ボート217は、例えば石英やSiC等の耐熱性材料で構成される。ボート217の下部には、例えば石英やSiC等の耐熱性材料で構成される断熱板218が多段に支持されている。
(断熱板)
図6(a)に示すように、断熱板315は、その中央部に埋め込まれている磁場を発生させる磁場発生部(磁場発生器)としての磁性体316を備える。なお、磁性体316は、成膜温度(処理温度)より高いキュリー温度を有する。また、断熱板315は、ウエハ200の径と同等の円盤状のプレートで構成される。また、断熱板315は、例えば、石英やSiCなどの絶縁材料(絶縁部材)により構成される。磁性体316が断熱板315に埋め込まれているので、磁性体316による処理室201内の汚染を防止することができる。図6(b)に示すように、磁性体316を断熱板315の中央部に設けると共に、ウエハ200と断熱板315とをボート217に交互に配置してウエハ200を断熱板315で挟むことによりウエハ200の中央部付近には磁場が発生し、プラズマ分布に変化が起きる。磁場をコントロールすることによりウエハ200の中心部にもプラズマから生成されるラジカル(活性種)を供給することが可能となる。これにより、ウエハ200のエッジ部とウエハ200の中心部の膜質のバラつきを抑制することが可能となる。複数枚のウエハ200を断熱板315で挟むようにしても構わない。
磁性体316を有する断熱板315に代えて、図7に示すように、処理室201内に設けられる磁性体金属318と、処理室201外に設けられ、磁性体金属318に接続される強磁性体319と、により構成される磁場発生部(磁場発生器)であってもよい。磁性体金属318は、例えば、SUS430などである。強磁性体319は、例えば、電磁石や強烈な磁場を有するネオジム磁石である。強磁性体319は耐熱が低温であるので、処理室201の外に設けられる。なお、磁性体金属318は、成膜温度(処理温度)より高いキュリー温度を有する。磁性体金属318は、垂直方向(ウエハ200が積載される方向)に沿って設けられ、保護管317により覆われている。保護管317は、例えば、石英管である。磁性体金属318が保護管317に覆われているので、磁性体金属318による処理室201内の汚染を防止することができる。磁性体金属318は、プラズマ生成部が設けられる位置に対向する位置に設けられる。すなわち、磁性体金属318は、バッファ構造237の円弧状に形成された壁面に形成されているガスを供給するガス供給口302,304に対向する位置に設けられる。これにより、ウエハ200の中心部にもプラズマから生成されるラジカル(活性種)を供給することが可能となり、ウエハ200のエッジ部とウエハ200の中心部の膜質のバラつきを抑制することが可能となる。なお、ガス供給口302,304に対向する位置に排気部が配置されている場合には、この排気部を避けて磁性体金属318が配置される。
図1に示すように反応管203の内部には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ207への通電具合を調整することで、処理室201内の温度を所望の温度分布とする。温度センサ263は、ノズル249aと同様に反応管203の内壁に沿って設けられている。
(制御装置)
次に制御装置について図4を用いて説明する。図4に示すように、制御部(制御装置)であるコントローラ121は、CPU(Central Processing Unit)121a、RAM(Random Access Memory)121b、記憶装置121c、I/Oポート121dを備えたコンピュータとして構成されている。RAM121b、記憶装置121c、I/Oポート121dは、内部バス121eを介して、CPU121aとデータ交換可能なように構成されている。コントローラ121には、例えばタッチパネル等として構成された入出力装置122が接続されている。
記憶装置121cは、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成されている。記憶装置121c内には、基板処理装置の動作を制御する制御プログラムや、後述する成膜処理の手順や条件等が記載されたプロセスレシピ等が、読み出し可能に格納されている。プロセスレシピは、後述する各種処理(成膜処理)における各手順をコントローラ121に実行させ、所定の結果を得ることが出来るように組み合わされたものであり、プログラムとして機能する。以下、プロセスレシピや制御プログラム等を総称して、単に、プログラムともいう。また、プロセスレシピを、単に、レシピともいう。本明細書においてプログラムという言葉を用いた場合は、レシピ単体のみを含む場合、制御プログラム単体のみを含む場合、または、それらの両方を含む場合がある。RAM121bは、CPU121aによって読み出されたプログラムやデータ等が一時的に保持されるメモリ領域(ワークエリア)として構成されている。
I/Oポート121dは、上述のMFC241a~241d、バルブ243a~243d、圧力センサ245、APCバルブ244、真空ポンプ246、ヒータ207、温度センサ263、整合器272、高周波電源273、回転機構267、ボートエレベータ115、シャッタ開閉機構115s等に接続されている。
CPU121aは、記憶装置121cから制御プログラムを読み出して実行すると共に、入出力装置122からの操作コマンドの入力等に応じて記憶装置121cからレシピを読み出すように構成されている。CPU121aは、読み出したレシピの内容に沿うように、回転機構267の制御、MFC241a~241dによる各種ガスの流量調整動作、バルブ243a~243dの開閉動作、インピーダンス監視に基づく高周波電源273の調整動作、APCバルブ244の開閉動作および圧力センサ245に基づくAPCバルブ244による圧力調整動作、真空ポンプ246の起動および停止、温度センサ263に基づくヒータ207の温度調整動作、回転機構267によるボート217の正逆回転、回転角度および回転速度調節動作、ボートエレベータ115によるボート217の昇降動作、高周波電源273および外部電極300によるプラズマ生成等を制御するように構成されている。
コントローラ121は、外部記憶装置(例えば、ハードディスク等の磁気ディスク、CD等の光ディスク、MO等の光磁気ディスク、USBメモリ等の半導体メモリ)123に格納された上述のプログラムを、コンピュータにインストールすることにより構成することができる。記憶装置121cや外部記憶装置123は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体として構成されている。以下、これらを総称して、単に、記録媒体ともいう。本明細書において記録媒体という言葉を用いた場合は、記憶装置121c単体のみを含む場合、外部記憶装置123単体のみを含む場合、または、それらの両方を含む場合がある。なお、コンピュータへのプログラムの提供は、外部記憶装置123を用いず、インターネットや専用回線等の通信手段を用いて行ってもよい。
(2)基板処理工程
次に、基板処理装置を使用して、半導体装置の製造工程の一工程として、ウエハ200上に薄膜を形成する工程について、図5を参照しながら説明する。以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ121により制御される。
ここでは、原料ガスとしてDCSガスを供給するステップと、反応ガスとしてプラズマ励起させたNHガスを供給するステップとを非同時に、すなわち同期させることなく所定回数(1回以上)行うことで、ウエハ200上に、SiおよびNを含む膜として、シリコン窒化膜(SiN膜)を形成する例について説明する。また、例えば、ウエハ200上には、予め所定の膜が形成されていてもよい。また、ウエハ200または所定の膜には予め所定のパターンが形成されていてもよい。
本明細書では、図5に示す成膜処理のプロセスフローを、便宜上、以下のように示すこともある。
(DCS→NH*)×n ⇒ SiN
本明細書において「ウエハ」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものを意味する場合や、ウエハとその表面に形成された所定の層や膜との積層体を意味する場合がある。本明細書において「ウエハの表面」という言葉を用いた場合は、ウエハそのものの表面を意味する場合や、ウエハ上に形成された所定の層等の表面を意味する場合がある。本明細書において「ウエハ上に所定の層を形成する」と記載した場合は、ウエハそのものの表面上に所定の層を直接形成することを意味する場合や、ウエハ上に形成されている層等の上に所定の層を形成することを意味する場合がある。本明細書において「基板」という言葉を用いた場合も、「ウエハ」という言葉を用いた場合と同義である。
(搬入ステップ:S1)
複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、シャッタ開閉機構115sによりシャッタ219sが移動させられて、マニホールド209の下端開口が開放される(シャッタオープン)。その後、図1に示すように、複数枚のウエハ200を支持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201内へ搬入(ボートロード)される。この状態で、シールキャップ219は、Oリング220bを介してマニホールド209の下端をシールした状態となる。
(圧力・温度調整ステップ:S2)
処理室201の内部、すなわち、ウエハ200が存在する空間が所望の圧力(真空度)となるように、真空ポンプ246によって真空排気(減圧排気)される。この際、処理室201内の圧力は圧力センサ245で測定され、この測定された圧力情報に基づきAPCバルブ244がフィードバック制御される。真空ポンプ246は、少なくとも後述する成膜ステップが終了するまでの間は常時作動させた状態を維持する。
また、処理室201内のウエハ200が所望の温度となるようにヒータ207によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように、温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ207への通電具合がフィードバック制御される。ヒータ207による処理室201内の加熱は、少なくとも後述する成膜ステップが終了するまでの間は継続して行われる。ただし、成膜ステップを室温以下の温度条件下で行う場合は、ヒータ207による処理室201内の加熱は行わなくてもよい。なお、このような温度下での処理だけを行う場合には、ヒータ207は不要となり、ヒータ207を基板処理装置に設置しなくてもよい。この場合、基板処理装置の構成を簡素化することができる。
続いて、回転機構267によるボート217およびウエハ200の回転を開始する。回転機構267によるボート217およびウエハ200の回転は、少なくとも成膜ステップが終了するまでの間は継続して行われる。
(原料ガス供給ステップ:S3,S4)
ステップS3では、処理室201内のウエハ200に対してDCSガスを供給する。バルブ243aを開き、ガス供給管232a内へDCSガスを流す。DCSガスは、MFC241aにより流量調整され、ノズル249aを介してガス供給孔250aから処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。このとき同時にバルブ243cを開き、ガス供給管232c内へNガスを流す。Nガスは、MFC241cにより流量調整され、DCSガスと一緒に処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。
また、配管249b内へのDCSガスの侵入を抑制するため、バルブ243dを開き、ガス供給管232d内へNガスを流す。Nガスは、ガス供給管232b、配管249bを介して処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。
MFC241aで制御するDCSガスの供給流量は、例えば1sccm以上、6000sccm以下、好ましくは3000sccm以上、5000sccm以下の範囲内の流量とする。MFC241c,241dで制御するNガスの供給流量は、それぞれ例えば100sccm以上、10000sccm以下の範囲内の流量とする。処理室201内の圧力は、例えば1Pa以上、2666Pa以下、好ましくは665Pa以上、1333Paの範囲内の圧力とする。DCSガスにウエハ200を晒す時間は、例えば1サイクルあたり20秒程度の時間とする。なお、DCSガスにウエハ200を晒す時間は膜厚によって異なる。
ヒータ207の温度は、ウエハ200の温度が、例えば0℃以上700℃以下、好ましくは室温(25℃)以上550℃以下、より好ましくは40℃以上500℃以下の範囲内の温度となるような温度に設定する。本実施形態のように、ウエハ200の温度を700℃以下、さらには550℃以下、さらには500℃以下とすることで、ウエハ200に加わる熱量を低減させることができ、ウエハ200が受ける熱履歴の制御を良好に行うことができる。
上述の条件下でウエハ200に対してDCSガスを供給することにより、ウエハ200(表面の下地膜)上に、Si含有層が形成される。Si含有層はSi層の他、ClやHを含み得る。Si含有層は、ウエハ200の最表面に、DCSが物理吸着したり、DCSの一部が分解した物質が化学吸着したり、DCSが熱分解することでSiが堆積したりすること等により形成される。すなわち、Si含有層は、DCSやDCSの一部が分解した物質の吸着層(物理吸着層や化学吸着層)であってもよく、Siの堆積層(Si層)であってもよい。
Si含有層が形成された後、バルブ243aを閉じ、処理室201内へのDCSガスの供給を停止する。このとき、APCバルブ244を開いたままとし、真空ポンプ246により処理室201内を真空排気し、処理室201内に残留する未反応もしくはSi含有層の形成に寄与した後のDCSガスや反応副生成物等を処理室201内から排除する(S4)。また、バルブ243c,243dは開いたままとして、処理室201内へのNガスの供給を維持する。Nガスはパージガスとして作用する。なお、このステップS4を省略してもよい。
原料ガスとしては、DCSガスのほか、テトラキスジメチルアミノシラン(Si[N(CH、略称:4DMAS)ガス、トリスジメチルアミノシラン(Si[N(CHH、略称:3DMAS)ガス、ビスジメチルアミノシラン(Si[N(CH、略称:BDMAS)ガス、ビスジエチルアミノシラン(Si[N(C、略称:BDEAS)、ビスターシャリーブチルアミノシラン(SiH[NH(C)]、略称:BTBAS)ガス、ジメチルアミノシラン(DMAS)ガス、ジエチルアミノシラン(DEAS)ガス、ジプロピルアミノシラン(DPAS)ガス、ジイソプロピルアミノシラン(DIPAS)ガス、ブチルアミノシラン(BAS)ガス、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)ガス等の各種アミノシラン原料ガスや、モノクロロシラン(SiHCl、略称:MCS)ガス、トリクロロシラン(SiHCl、略称:TCS)ガス、テトラクロロシラン(SiCl、略称:STC)ガス、ヘキサクロロジシラン(SiCl、略称:HCDS)ガス、オクタクロロトリシラン(SiCl、略称:OCTS)ガス等の無機系ハロシラン原料ガスや、モノシラン(SiH、略称:MS)ガス、ジシラン(Si、略称:DS)ガス、トリシラン(Si、略称:TS)ガス等のハロゲン基非含有の無機系シラン原料ガスを好適に用いることができる。
不活性ガスとしては、Nガスの他、Arガス、Heガス、Neガス、Xeガス等の希ガスを用いることができる。
(反応ガス供給ステップ:S5,S6)
成膜処理が終了した後、処理室201内のウエハ200に対して反応ガスとしてのプラズマ励起させたNHガスを供給する(S5)。
このステップでは、バルブ243b~243dの開閉制御を、ステップS3におけるバルブ243a,243c,243dの開閉制御と同様の手順で行う。NHガスは、MFC 241bにより流量調整され、配管249bを介してバッファ室237c内へ供給される。このとき、外部電極300に高周波電力を供給する。バッファ室237c内へ供給されたNHガスはプラズマ状態に励起され(プラズマ化して活性化され)、活性種(NH*)として処理室201内へ供給され、排気管231から排気される。
MFC241bで制御するNHガスの供給流量は、例えば100sccm以上、10000sccm以下、好ましくは1000sccm以上、2000sccm以下の範囲内の流量とする。外部電極300に印加する高周波電力は、例えば50W以上、600W以下の範囲内の電力とする。処理室201内の圧力は、例えば1Pa以上、500Pa以下の範囲内の圧力とする。プラズマを用いることで、処理室201内の圧力をこのような比較的低い圧力帯としても、NHガスを活性化させることが可能となる。NHガスをプラズマ励起することにより得られた活性種をウエハ200に対して供給する時間、すなわち、ガス供給時間(照射時間)は、例えば1秒以上、180秒以下、好ましくは1秒以上、60秒以下の範囲内の時間とする。その他の処理条件は、上述のS3と同様な処理条件とする。
上述の条件下でウエハ200に対してNHガスを供給することにより、ウエハ200上に形成されたSi含有層がプラズマ窒化される。この際、プラズマ励起されたNHガスのエネルギーにより、Si含有層が有するSi-Cl結合、Si-H結合が切断される。Siとの結合を切り離されたCl、Hは、Si含有層から脱離することとなる。そして、Cl等が脱離することで未結合手(ダングリングボンド)を有することとなったSi含有層中のSiが、NHガスに含まれるNと結合し、Si-N結合が形成されることとなる。この反応が進行することにより、Si含有層は、SiおよびNを含む層、すなわち、シリコン窒化層(SiN層)へと変化させられる(改質される)。
なお、Si含有層をSiN層へと改質させるには、NHガスをプラズマ励起させて供給する必要がある。NHガスをノンプラズマの雰囲気下で供給しても、上述の温度帯では、Si含有層を窒化させるのに必要なエネルギーが不足しており、Si含有層からClやHを充分に脱離させたり、Si含有層を充分に窒化させてSi-N結合を増加させたりすることは、困難なためである。
Si含有層をSiN層へ変化させた後、バルブ243bを閉じ、NHガスの供給を停止する。また、外部電極300への高周波電力の供給を停止する。そして、ステップS4と同様の処理手順、処理条件により、処理室201内に残留するNHガスや反応副生成物を処理室201内から排除する(S6)。なお、このステップS6を省略してもよい。
窒化剤、すなわち、プラズマ励起させるN含有ガスとしては、NHガスの他、ジアゼン(N)ガス、ヒドラジン(N)ガス、Nガス等を用いてもよい。
不活性ガスとしては、Nガスの他、例えば、ステップS4で例示した各種希ガスを用いることができる。
(所定回数実施:S7)
上述したS3,S4,S5,S6をこの順番に沿って非同時に、すなわち、同期させることなく行うことを1サイクルとし、このサイクルを所定回数(n回)、すなわち、1回以上行う(S7)ことにより、ウエハ200上に、所定組成および所定膜厚のSiN膜を形成することができる。上述のサイクルは、複数回繰り返すことが好ましい。すなわち、1サイクルあたりに形成されるSiN層の厚さを所望の膜厚よりも小さくし、SiN層を積層することで形成されるSiN膜の膜厚が所望の膜厚になるまで、上述のサイクルを複数回繰り返すことが好ましい。
(大気圧復帰ステップ:S8)
上述の成膜処理が完了したら、ガス供給管232c,232dのそれぞれから不活性ガスとしてのNガスを処理室201内へ供給し、排気管231から排気する。これにより、処理室201内が不活性ガスでパージされ、処理室201内に残留するガス等が処理室201内から除去される(不活性ガスパージ)。その後、処理室201内の雰囲気が不活性ガスに置換され(不活性ガス置換)、処理室201内の圧力が常圧に復帰される(S8)。
(搬出ステップ:S9)
その後、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、マニホールド209の下端が開口されるとともに、処理済のウエハ200が、ボート217に支持された状態でマニホールド209の下端から反応管203の外部に搬出(ボートアンロード)される(S9)。ボートアンロードの後は、シャッタ219sが移動させられ、マニホールド209の下端開口がOリング220cを介してシャッタ219sによりシールされる(シャッタクローズ)。処理済のウエハ200は、反応管203の外部に搬出された後、ボート217より取り出されることとなる(ウエハディスチャージ)。なお、ウエハディスチャージの後は、処理室201内へ空のボート217を搬入するようにしてもよい。
(3)本実施形態による効果
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果が得られる。
(a)反応管(処理室)内に磁場を形成・活用することによりプラズマがウエハ中心まで届くようになり、ウエハ中心に対してのプラズマ密度が向上する。
(b)プラズマや活性種がウエハ中心に届くことにより、ウエハエッジ部とウエハ中心部での膜質のバラつきが減少し、ウエハ面内の膜質均一性の向上が図れる。
以上、本開示の実施形態について具体的に説明した。しかしながら、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、上述の実施形態では、原料を供給した後に反応ガスを供給する例について説明した。本開示はこのような態様に限定されず、原料、反応ガスの供給順序は逆でもよい。すなわち、反応ガスを供給した後に原料を供給するようにしてもよい。供給順序を変えることにより、形成される膜の膜質や組成比を変化させることが可能となる。
上述の実施形態等では、ウエハ200上にSiN膜を形成する例について説明した。本開示はこのような態様に限定されず、ウエハ200上に、シリコン酸化膜(SiO膜)、シリコン酸炭化膜(SiOC膜)、シリコン酸炭窒化膜(SiOCN膜)、シリコン酸窒化膜(SiON膜)等のSi系酸化膜を形成する場合や、ウエハ200上にシリコン炭窒化膜(SiCN膜)、シリコン硼窒化膜(SiBN膜)、シリコン硼炭窒化膜(SiBCN膜)等のSi系窒化膜を形成する場合にも、好適に適用可能である。これらの場合、反応ガスとしては、O含有ガスの他、C等のC含有ガスや、NH等のN含有ガスや、BCl等のB含有ガスを用いることができる。
また、本開示は、ウエハ200上に、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)等の金属元素を含む酸化膜や窒化膜、すなわち、金属系酸化膜や金属系窒化膜を形成する場合においても、好適に適用可能である。すなわち、本開示は、ウエハ200上に、TiO膜、TiN膜、TiOC膜、TiOCN膜、TiON膜、TiBN膜、TiBCN膜、ZrO膜、ZrN膜、ZrOC膜、ZrOCN膜、Z
rON膜、ZrBN膜、ZrBCN膜、HfO膜、HfN膜、HfOC膜、HfOCN膜、HfON膜、HfBN膜、HfBCN膜、TaO膜、TaOC膜、TaOCN膜、TaON膜、TaBN膜、TaBCN膜、NbO膜、NbN膜、NbOC膜、NbOCN膜、NbON膜、NbBN膜、NbBCN膜、AlO膜、AlN膜、AlOC膜、AlOCN膜、AlON膜、AlBN膜、AlBCN膜、MoO膜、MoN膜、MoOC膜、MoOCN膜、MoON膜、MoBN膜、MoBCN膜、WO膜、WN膜、WOC膜、WOCN膜、WON膜、MWBN膜、WBCN膜等を形成する場合にも、好適に適用することが可能となる。
これらの場合、例えば、原料ガスとして、テトラキス(ジメチルアミノ)チタン(Ti[N(CH、略称:TDMAT)ガス、テトラキス(エチルメチルアミノ)ハフニウム(Hf[N(C)(CH)]、略称:TEMAH)ガス、テトラキス(エチルメチルアミノ)ジルコニウム(Zr[N(C5)(CH)]、略称:TEMAZ)ガス、トリメチルアルミニウム(Al(CH、略称:TMA)ガス、チタニウムテトラクロライド(TiCl)ガス、ハフニウムテトラクロライド(HfCl)ガス等を用いることができる。反応ガスとしては、上述の反応ガスを用いることができる。
すなわち、本開示は、半金属元素を含む半金属系膜や金属元素を含む金属系膜を形成する場合に、好適に適用することができる。これらの成膜処理の処理手順、処理条件は、上述の実施形態や変形例に示す成膜処理と同様な処理手順、処理条件とすることができる。これらの場合においても、上述の実施形態や変形例と同様の効果が得られる。
成膜処理に用いられるレシピは、処理内容に応じて個別に用意し、電気通信回線や外部記憶装置123を介して記憶装置121c内に格納しておくことが好ましい。そして、各種処理を開始する際、CPU121aが、記憶装置121c内に格納された複数のレシピの中から、処理内容に応じて適正なレシピを適宜選択することが好ましい。これにより、1台の基板処理装置で様々な膜種、組成比、膜質、膜厚の薄膜を汎用的に、かつ、再現性よく形成することができるようになる。また、オペレータの負担を低減でき、操作ミスを回避しつつ、各種処理を迅速に開始できるようになる。
上述のレシピは、新たに作成する場合に限らず、例えば、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを変更することで用意してもよい。レシピを変更する場合は、変更後のレシピを、電気通信回線や当該レシピを記録した記録媒体を介して、基板処理装置にインストールしてもよい。また、既存の基板処理装置が備える入出力装置122を操作し、基板処理装置に既にインストールされていた既存のレシピを直接変更するようにしてもよい。
本開示は、少なくとも以下の実施形態を含む。
(付記1)
基板を処理する処理室と、
複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、
前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、
前記処理室内に磁場を発生させる磁場発生部と、
を有する基板処理装置。
(付記2)
前記磁場発生部は、前記基板の中央部付近に磁場を発生させる付記1に記載の基板処理装置。
(付記3)
前記基板保持部は、複数の前記基板と、前記磁場発生部を中央部に設けた断熱板と、を積載する付記1に記載の基板処理装置。
(付記4)
前記磁場発生部は、前記断熱板に埋め込まれている付記2又は3に記載の基板処理装置。
(付記5)
前記基板と前記断熱板とが、前記基板保持部に交互に配置される付記3又は4に記載の基板処理装置。
(付記6)
前記プラズマ生成部は、前記処理室の外部に設けられる付記1に記載の基板処理装置。
(付記7)
前記磁場発生部は、前記処理室内に設けられる磁性体金属と、当該磁性体金属に接続される強磁性体と、により構成される付記1に記載の基板処理装置。
(付記8)
前記磁性体金属は、前記垂直方向に沿って設けられる付記7に記載の基板処理装置。
(付記9)
前記磁性体金属は、保護管により覆われている付記7又は8に記載の基板処理装置。
(付記10)
前記磁場発生部は、前記プラズマ生成部が設けられる位置に対向する位置に設けられる付記7に記載の基板処理装置。
(付記11)
基板を処理する処理室と、複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記処理室内に、磁場を発生させる磁場発生部と、を有する基板処理装置の前記処理室に基板を搬入する工程と、
前記処理室内にプラズマを生成する工程と、
を有する半導体装置の製造方法。
(付記12)
基板を処理する処理室と、複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記処理室内に、磁場を発生させる磁場発生部と、を有する基板処理装置の前記処理室に基板を搬入する手順と、
前記処理室内にプラズマを生成する手順と、
をコンピュータにより前記基板処理装置に実行されるプログラム。
(付記13)
複数の基板と、磁性体を中央部に設けた断熱板と、を積載する基板保持具。
200:ウエハ(基板)
201:処理室
217:ボート(基板保持部)
316:磁性体

Claims (5)

  1. 基板を処理する処理室と、
    複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、
    前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、
    前記処理室内に磁場を発生させる磁場発生部と、
    を有する基板処理装置。
  2. 前記磁場発生部は、前記基板の中央部付近に磁場を発生させる請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記基板保持部は、複数の前記基板と、前記磁場発生部を中央部に設けた断熱板と、を積載する請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 基板を処理する処理室と、複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記処理室内に磁場を発生させる磁場発生部と、を有する基板処理装置の前記処理室に基板を搬入する工程と、
    前記処理室内にプラズマを生成する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  5. 基板を処理する処理室と、複数の前記基板を多段に垂直方向に積載する基板保持部と、前記処理室内にプラズマを生成するプラズマ生成部と、前記処理室内に磁場を発生させる磁場発生部と、を有する基板処理装置の前記処理室に基板を搬入する手順と、
    前記処理室内にプラズマを生成する手順と、
    をコンピュータにより前記基板処理装置に実行されるプログラム。
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