JP2023158802A - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明では、ウエハ表面が帯電している時間を最小限にしつつ電荷の除去量を適切にすることができる技術を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のプラズマ処理装置では、プラズマを生成するための高周波電力を供給する第一の高周波電源と、試料が載置される試料台と、高周波電圧を前記試料台に供給する第二の高周波電源と、載置された前記試料を静電吸着させるための電圧と前記試料表面に蓄積した電荷を除去するための電圧を重畳して電圧(以下、単に「重畳電圧」という。)を発生させる静電吸着用電圧発生部と、前記静電吸着用電圧発生部を制御する制御部を備え、前記重畳電圧の一周期の波形は、順に第一の勾配を持つ第一の期間と、第二の勾配を持つ第二の期間と、第三の勾配を持つ第三の期間と、第四の勾配を持つ第四の期間を有することを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
ドライエッチングは、半導体デバイスの製造に必要不可欠な工程である。ドライエッチングを活用した例としてプラズマを用いた異方性エッチングがあり、ウエハに高周波電圧を印加しプラズマ中のイオンを垂直に加速し、これによってエッチングを垂直に進行させて材料にトレンチ構造を形成している。
異方性エッチングでは、イオンはウエハに対して垂直に加速されてトレンチ底部に集中的に到達する一方、電子は等方的に運動しトレンチの側壁にも入射する。結果としてトレンチの側壁が負に帯電し、底部は正に帯電する。これによりイオンがトレンチ側壁に引き込まれるような電場が生じ、イオンの軌道が曲げられてしまう。このような電子シェーディング効果が発生する場合、原子レベルの加工精度や非常に高いアスペクト比の形状加工が求められる最先端の半導体デバイスでは、加工形状の悪化が問題となっていた。
このような加工形状の悪化を抑制する技術として、特許文献1に開示されるようにプラズマ処理中に自己バイアス用高周波電圧に低周波の直線三角波電圧もしくは曲線三角波電圧を重畳することでウエハ表面の荷電粒子を除去する技術がある。
国際公開第2020/100357号
特許文献1によれば、ウエハ表面の電荷は印加した電圧が変化したときに移動し、その大きさは電圧の時間に対する変化の割合に比例する。即ち、ウエハの表面に蓄積した電荷を最も効率よく除去するためには、印加電圧の変化の割合が大きく、かつ変化する時間が長くなれば良い。特許文献1においては、電荷を効果的に除去するために、プラズマを発生させた状態で、ウエハを載置する載置台に三角波電圧を印加する構成が開示されている。このような構成において、時間の経過にともなってウエハ表面に蓄積する電荷の量に対して十分な電荷を除去しウエハ表面の帯電を解消させるためには、載置台に印加する三角波電圧の時間に対する変化の割合を適切に設定する必要がある。
一方で、印加電圧が上昇している間は負の電荷のみが除去され、下降している間は正の電荷のみが除去されることから、正負それぞれの電荷の除去に使える時間は、三角波の一周期のうち半分の時間にすぎない。即ち、三角波の印加時間に対する変化の割合は、印加時間あたりに除去する電荷の量が印加時間あたりに蓄積する電荷の量の二倍となるように設定することが求められる。このとき除去された電荷の累積量と蓄積された電荷の累積量が等しくなる、すなわちウエハ表面の帯電量がゼロになるのは一瞬であり、ウエハが帯電していない状態を維持することはできない。そのため三角波電圧を印加しないときよりは改善されるとはいえ、電子シェーディング効果によって加工形状が悪化することになる。
本願発明は、かかる先行技術の課題に鑑みてなされたものであり、ウエハ表面が帯電している時間を最小限にしつつ電荷の除去量を適切にすることができる技術を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、代表的な本発明のプラズマ処理装置の一つは、プラズマを生成するための高周波電力を供給する第一の高周波電源と、試料が載置される試料台と、高周波電圧を前記試料台に供給する第二の高周波電源と、載置された前記試料を静電吸着させるための電圧と前記試料表面に蓄積した電荷を除去するための電圧を重畳して電圧(以下、単に「重畳電圧」という。)を発生させる静電吸着用電圧発生部と、前記静電吸着用電圧発生部を制御する制御部を備え、前記重畳電圧の一周期の波形は、順に第一の勾配を持つ第一の期間と、第二の勾配を持つ第二の期間と、第三の勾配を持つ第三の期間と、第四の勾配を持つ第四の期間を有する。
また、上記した課題を解決するために、代表的な本発明のプラズマ処理方法の一つは、試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、前記試料が載置される試料台に電圧及び高周波電圧を印加しながら前記試料をプラズマ処理する工程を有し、前記電圧の一周期の波形は、順に第一の勾配を持つ第一の期間と、第二の勾配を持つ第二の期間と、第三の勾配を持つ第三の期間と、第四の勾配を持つ第四の期間を有する。
本発明によれば、ウエハ表面が帯電している時間を最小限にしつつ電荷の除去量を適切にすることができる。その結果、電子シェーディング効果に起因する加工形状の悪化を従来以上に抑制し、高精度なプラズマ処理が可能なプラズマ処理装置を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施をするための形態における説明により明らかにされる。
図1は、実施形態1にかかるプラズマ処理装置の模式的な構成を示す図である。 図2は、実施形態1にかかるプラズマ処理装置の電気的な等価回路を表すブロック図である。 図3は、ウエハに印加される電圧の波形を示す図である。 図4は、ウエハに流れる電流の波形を示す図である。 図5は、ウエハの表面に蓄積される負の電荷量を示す図である。 図6は、実施形態2にかかるプラズマ処理装置の模式的な構成を示すブロック図である。
プラズマ処理装置を用いてエッチング処理の異方性をより高め、加工形状の悪化をより抑制するには、エッチング中に局所帯電により生じた電場が入射したイオンの軌道へ与える影響を最小限に抑えなければならない。そのためには、印加電圧の一周期の間にウエハ表面に蓄積する正と負の電荷についてそれぞれ半周期の間に除去しつつ、ウエハ表面が帯電している時間帯を最小限にしなければならない。
本実施形態では、ウエハ表面が帯電する期間を短縮しつつ適切な量の荷電粒子を除去するために、プラズマ処理装置の載置台(以下、「試料台」ともいう。)に接続された直流電源は制御機構からの信号に基づき、出力電圧波形の電圧が急激に上昇する第一の勾配(以下、「傾き」ともいう。)を持つ第一の期間、電圧が緩やかに上昇する第二の勾配を持つ第二の期間、電圧が急激に下降する第三の勾配を持つ第三の期間、電圧が緩やかに下降する第四の勾配を持つ第四の期間の四つの期間を繰り返し出力するようにした。
ここで、出力電圧が第一の期間と第二の期間では単調増加し、第三の期間と第四の期間では単調減少し、第一の勾配の絶対値が第二の勾配の絶対値より大きく、第三の勾配の絶対値が第四の勾配の絶対値より大きく、第一の期間開始時の電圧の値と第四の期間終了時の電圧の値が等しく、第一の期間と第三の期間は電荷がウエハから電極へ移動する際の距離Lを荷電粒子が移動する際の速度vで除して求められる時間より長く、第二の期間と第四の期間において、単位時間あたりに除去する電荷の量と単位時間あたりに帯電する電荷の量が等しくなるようにした。
上記したプラズマ処理を実現するために、本実施形態においては、プラズマを生成するための高周波電力を供給する第一の高周波電源(以下、「マイクロ波電源」ともいう。)と、ウエハなどの試料が載置される試料台と、試料台に高周波電力を供給する第二の高周波電源(以下、「高周波バイアス電源」ともいう。)と、周期的に繰り返される波形により変化させた電圧を試料台に印加する直流電源を備えるプラズマ処理装置において、試料台に印加する周期的に繰り返される電圧波形に、時間によって電圧波形の傾きが大きい期間と、傾きの小さい期間を含ませることにより、印加電圧の一周期の間にウエハ表面に蓄積する正と負の電荷についてそれぞれを半周期の間に除去しつつ、ウエハ表面が帯電している時間帯を最小限にした。
すなわち、本実施形態では、プラズマを発生させて試料台に載置された試料を加工処理するプラズマ処理装置において、プラズマを発生させている状態で、出力電圧波形の勾配が異なる四つの期間を有する電圧波形により出力された電圧を高周波電圧に重畳させながら試料が載置される試料台に印加してプラズマ処理を行うようにプラズマ処理装置を構成し、プラズマ処理を行うようにしたものである。
以下に、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態を説明するための図において同一機能を有するものは同一の符号を付すようにし、その繰り返しの説明は原則として省略する。
ただし、本発明は以下に示す本実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。本発明の思想ないし趣旨から逸脱しない範囲で、その具体的構成を変更し得る。
[実施形態1]
以下、図1から図6を用いて、本願発明にかかるプラズマ処理装置の実施形態1を説明する。図1は、実施形態1にかかるプラズマ処理装置の模式的な構成を示す図である。
図1に示す実施形態1にかかるプラズマ処理装置100は、マイクロ波ECR(Electron Cyclotron Resonance)プラズマエッチング装置である。図1では、プラズマ処理装置100に備わる真空処理室101について、その内部に配置された電極、並びに外部に配置された電場および磁場の発生装置等が模式的に示されている。
真空処理室101は真空容器102の内部に形成される空間である。真空容器102は、上部が誘電体窓103で気密封止され、下部が可変コンダクタンスバルブ110を通じてターボ分子ポンプ111とドライポンプ112からなる排気系へ接続される。
誘電体窓103の直下には、複数の細孔120を持つシャワープレート121が設置される。誘電体窓103とシャワープレート121の間の空間122は、ガス配管123を通じてガス供給機構124と接続される。空間122と真空処理室101は、細孔120を通じて連通している。
真空処理室101内部の圧力は、圧力計104で測定される値に基づいたフィードバック制御により、所望の値に保たれる。フィードバック制御では、可変コンダクタンスバルブ110の開度が調整され、かつターボ分子ポンプ111による真空処理室101からの排気量が調整される。
真空処理室101の上部にはマイクロ波電源130、導波管131、出力モニタ132、自動整合器133、空洞共振器134からなるマイクロ波供給機構が設置される。マイクロ波電源130はプラズマを生成するためのマイクロ波(高周波電力)を供給する。マイクロ波電源130より出力されたマイクロ波は、導波管131を通じて空洞共振器134へ伝搬し、プラズマ生成に適したマイクロ波分布にされ、誘電体窓103及びシャワープレート121を通じて真空処理室101へ導入される。この時、マイクロ波の典型的な周波数は2.45GHzである。また、出力モニタ132は、マイクロ波の反射波の出力の値を測定する。自動整合器133は、反射波の出力の値に基づいたフィードバック制御により、自動整合器133のインピーダンスを調整し反射波を抑制する。
ソレノイドコイル140、141、142は真空容器102及び空洞共振器134を囲うように設置され、コイル電源143から電流が流されると真空処理室101内部に磁場を形成する。この磁場の強度とマイクロ波供給機構より導入されるマイクロ波の周波数が特定の関係を満たす領域において、電子サイクロトロン共鳴(ECR)が発生する。例えば2.45GHzのマイクロ波に対しては、磁場強度が0.0875Tとなる領域である。この領域では電子はマイクロ波から効率的にエネルギーを受け取って加速し、ガス供給機構124より供給されたガスと衝突し解離・電離を促進する。これによりプラズマ144が生成され、真空処理室101内部に拡散する。
プラズマが生成される領域は真空処理室101内部の磁場配位によって制御することができ、磁場配位はソレノイドコイル140、141、142に流れる電流の値によって制御することができる。また、プラズマは磁力線に沿って移動するため、磁場配位によって制御することができる。
真空処理室101内部には図示されていない梁により固定された試料台125が設置される。試料台125、真空容器102、ターボ分子ポンプ105及び空洞共振器134は円筒形であり、それらの中心軸は同一であるため、プラズマ144の生成及びガスの流れは中心軸に対して均一になる。エッチング対象のウエハ150はプラズマ処理装置100に備えられたロボットアーム等の搬送装置によって試料台125上部まで搬送され、試料台に載置される。
電極151(以下、「第二の電極」ともいう。)の上面及び側面は、誘電体膜152により覆われている。また、誘電体膜152内部には、試料台125の中心側、外周側それぞれに分かれた静電吸着電極153(以下、「第一の電極」ともいう。)が設置されており、静電吸着電極153には真空容器102の外部から静電吸着用電圧発生部154が接続される。静電吸着用電圧発生部154は、試料台に載置されたウエハを静電吸着させるための電圧を発生させる。静電吸着用電圧発生部154より中心側及び外周側の静電吸着電極153にそれぞれ異なった電圧が印加されることでウエハ150と静電吸着電極153の間に引力が発生し、ウエハ150は試料台125上部に固定される。また、温度制御膜155は誘電体膜152内部に設置され、真空容器102外部の温度制御機構156に接続されている。これにより試料台125の温度を制御し、ウエハ150の温度を制御することができる。
プラズマ144が生成されるとプラズマ144とウエハ150の間、及びプラズマ144とアース157の間それぞれに、シース145及びシース146が生成される。プラズマ144中の粒子は、このシース145を通過してウエハ150に到達する。
電極151に接続された高周波バイアス電源158により高周波電圧が出力されると、後述のように自動整合器159、電極151、誘電体膜152、ウエハ150、シース145、プラズマ144、シース146を通じてアース157へ至る電気回路が形成される。そのうえで、ウエハ150に高周波電圧が発生し、ウエハ150は自己バイアス電圧を持つことになる。これによりプラズマ144からウエハ150へ入射するイオンが加速され、異方性エッチングを行うことができる。この高周波電圧はマイクロ波電源130の出力周波数より低く、誘電体膜152を介してウエハ150へ電圧を印加することができるほどに高い周波数を持ち、典型的には数百KHzから数MHzの周波数が用いられる。また、自動整合器159は高周波バイアス電源158から出力された電力がシース145に効率よく伝達されるようにインピーダンスマッチングを行う。
以上の構成は制御部160に接続されており、あらかじめ設定されたレシピと呼ばれる動作シーケンスに従い制御されている。
図2は、実施形態1にかかるプラズマ処理装置の電気的な等価回路を表すブロック図である。図2は、図1に示した実施形態1にかかる高周波バイアス電源158及び静電吸着用電圧発生部154により電圧が印加された際に形成される電気回路の等価回路を示したものである。
静電吸着用電圧発生部154の出力は、静電吸着電極153に相当する点153a、誘電体膜152に相当するキャパシタンス152a、ウエハ150上に成膜された誘電体膜に相当するキャパシタンス150a、ウエハ150の表面に相当する点150b、シースに相当する並列回路145a、プラズマに相当する抵抗144a、シース146に相当する並列回路146aを伝わりアース157へ至る。
この等価回路では、ウエハ150内部に生じる電場Eはウエハ150の厚さd及び比例定数Aを用いて、E=AV/dという関係が成り立つ。即ち、電場Eは静電吸着用電圧発生部154により出力される電圧Vに比例する。
また、静電吸着用電圧発生部154により出力される電圧Vと静電吸着用電圧発生部154からウエハ150を通ってアース157に流れる電流Iの間には、比例定数Bを用いてI=B×dV/dtの関係が成り立つ。即ち、静電吸着用電圧発生部154からウエハ150を通ってアース157に流れる電流Iは、静電吸着用電圧発生部154により出力される電圧Vが時間に対して変化する割合に比例する。
図3は、ウエハに印加される電圧の波形を示す図である。図3(a)は図1に示した実施形態1にかかる静電吸着用電圧発生部154から出力される電圧の波形を示す。静電吸着用電圧発生部154は制御部160からの信号に基づき、グラフ300に示す電圧301を出力する。電圧301の波形は、静電吸着のための電圧VESCに対しウエハ150の表面に蓄積した電荷を除去するための電圧を重畳することで与えられる波形である。
電圧301の波形は、第一乃至第四の期間から構成される一周期Tをもつ。各期間における傾きはそれぞれg1、g2、g3、g4と表され、各期間の長さはT1、T2、T3、T4と表される。また電圧301の振幅は、V0で表される。第一の期間T1は第一の傾きg1を持ち、第二の期間T2は第二の傾きg2を持ち、第三の期間T3は第三の傾きg3を持ち、第四の期間T4は第四の傾きg4を持つ。一周期Tは、順にT1からT4の期間に分けられる。第一の期間T1及び第二の期間T2において電圧301は上昇する傾きをもち、第三の期間T3及び第四の期間T4において電圧301は下降する傾きを持つ。
なお、ウエハ150の表面に蓄積した電荷をウエハ150の外部まで移動させて除去するためには、ウエハ150の表面に蓄積した電荷がウエハ150外部まで移動するのにかかる時間tよりも、電流Iが同じ方向に継続して流れる時間が長くなる必要がある。ここで時間tは、ウエハ150の表面に蓄積した電荷が除去される際に移動する距離Lを、ウエハ150における電荷(電子および正イオン)の速度vで除して求められる。距離Lは、ウエハ150の表面から誘電体膜152までの間の距離であり、電子と正イオンの場合で差はほとんどなく同じ距離と仮定する。本実施形態における装置構成ではウエハ150の表面に蓄積した電荷がウエハ150の外部まで移動するのに必要な時間は数百μsであるため、電流Iが継続して流れる時間を1ms以上とすることが望ましい。すなわち、電圧301の波形の各期間の長さT1、T2、T3、T4は、いずれも1msを下回らないようにすることが望ましい。なお、一周期Tは例えば20ms程度であり、一周期Tのなかで電圧301の波形が設定される。また、第一の期間T1及び第三の期間T3ではプラズマから流入する電荷とすでにウエハ表面に蓄積された電荷とを合わせて除去する必要がある。一方、第二の期間T2および第四の期間T4ではプラズマから流入する電荷のみを除去すればよい。このため、電圧の傾きの大小関係は、第一の期間の勾配が第二の期間の傾きよりも大きく、g1>g2であり、また-g3>-g4である。
また、第一の期間T1の開始時の電圧の値は第四の期間T4の期間の終了時の電圧の値と等しく、第一の期間T1から第四の期間T4までが繰り返されて、電圧301が印加される。
図3(b)の三角波電圧302は、図3(a)の電圧301との比較のために示したもので、ウエハ150上の荷電粒子を除去することができる波形を示している。三角波電圧302において、電圧波形の立ち上がりと立ち下がりはいずれも直線で傾きが一定であるために、一定の電流が所定の時間流れることになる。
図4は、ウエハ150に流れる電流の波形を示す図である。図4は、図1に示した実施形態1にかかる静電吸着用電圧発生部154からウエハ150を通りアース157に流れる電流Iを示したものであり、グラフ400はその電流Iの波形を示したものである。図4(a)の電流波形401は図3(a)に示した電圧301を用いた場合を表し、図4(b)の電流波形403は図3(b)に示した三角波電圧302を用いた場合を表す。
電圧301を用いた場合、静電吸着用電圧発生部154の出力電圧が変化している期間に流れる電流Iは、図4(a)に示すように各期間における電圧波形の傾きに比例定数Bを乗じたものに等しくなる。三角波電圧302を用いた場合は、三角波電圧302の波形の傾きは±4V0/Tであるため、図4(b)に示すように±B×4V0/Tの電流が流れる。
電流波形401において、電流が正の値を持つときウエハ150に蓄積された負の電荷が除去され、電流が負の値を持つときウエハ150に蓄積された正の電荷が除去される。即ち、第一及び第二の期間T1とT2においてはウエハ150に蓄積された負の電荷が除去され、第三及び第四の期間T3とT4においてはウエハ150に蓄積された正の電荷が除去される。なお、後述の図5(a)についての説明にもあるように、第二の期間T2においてウエハ150から除去される負の電荷の量は、プラズマからウエハ表面へ流入する電荷の量と等しくなるように設定されている。電流波形403においても同様に、電流が正の値を持つときウエハ150に蓄積された負の電荷が除去され、電流が負の値を持つときウエハ150に蓄積された正の電荷が除去される。
網掛け部402の面積の合計は、電圧301を用いた場合にウエハ150から除去される電荷量を表す。このとき、電流Iの値は電圧301の傾きに比例定数Bを乗じたものに等しいことから、第一期間T1における網掛け部402の面積はBg1×T1であり、第二期間T2における網掛け部402の面積はBg2×T2となる。これらの面積の和はB(g1×T1+g2×T2)であり、図3(a)よりg1×T1+g2×T2=2V0であるため、網掛け部402の内、電流Iが正の値を持つ部分の面積の合計はB×2V0である。同様に網掛け部402の内、電流Iが負の値を持つ部分の面積の合計もB×2V0である。また、三角波電圧302を用いた場合は、網掛け部404の面積の合計が当該電荷量に相当する。このとき網掛け部404の内、電流Iが正の値を持つ部分の面積の合計及び負の値を持つ部分の面積の合計はどちらもB×2V0である。すなわち、電圧301と三角波電圧302のどちらを用いても、単位時間あたりにウエハ150から除去される電荷量は同じである。
図5は、ウエハ150の表面に蓄積される負の電荷量を示した図である。グラフ500は負の電荷量の時間変化を示したものであり、図5(a)に示した電荷量の時間変化501は電圧301を用いた場合を表し、図5(b)に示した電荷量の時間変化502は三角波電圧302を用いた場合を表す。
ここで、Ipをプラズマ144から流入し、ウエハ150の表面に単位時間あたりに蓄積される電荷量を表すとする。実施形態1においては、Ipは、期間T1からT4までの間、マイクロ波電源130と高周波バイアス電源158が印加された状態で発生したプラズマから流入する電荷量であり、単位時間当たり一定の電荷量である。このとき、電流Iはウエハ150の表面から単位時間あたりに除去される電荷量を表すと解釈することも可能である。ウエハ150の表面に蓄積される電荷量は、電流Iの値がIpの値より大きい時に減少し、電流Iの値がIpの値より小さい時に増加し、電流Iの値とIpの値が等しい時には変化しない。
図5(a)に示されるように、電荷量の時間変化501において、第三及び第四の期間T3とT4では、ウエハ150の表面から負の電荷を除去する正の値をもつ電流が流れておらず(図4(a)参照)、プラズマから負の電荷が流入するため、電荷量は増加する。第一の期間T1では、電圧301の第一の期間T1における傾きg1の値を適切に設定することで電流Iの値を第一の期間T1が終了する際に電荷量が0になるように調整する。同様に第二の期間T2では、電圧301の第二の期間T2における傾きg2の値を適切に設定することで電流Iの値とIpの値が等しくなるように調整する。これにより第二の期間T2ではウエハ150の表面に電荷が蓄積されていない状態を維持することができる。
一方、図5(b)に示されるように、電荷量の時間変化502においては、ウエハ150の表面から負の電荷を除去する電流が流れている期間の長さと、電流が流れていない期間の長さは、いずれもT0/2である。また、三角波電圧が印加される一周期T0の間において、ウエハ150の表面に電荷が蓄積されていない状態は維持されていない。
また、電圧301及び三角波電圧302を用いた場合のウエハ150の表面に蓄積された電荷量の時間平均について計算すると、それらの電圧の周期が等しいとき、図3(a)の電圧301を用いた場合の方が三角波電圧302を用いた場合よりも小さくなる。具体的には、電圧301の一周期Tと三角波電圧302の一周期T0が等しいとし、T0=T=T1+T2+T3+T4、T1+T2=T3+T4=T0/2とすると、図3(a)における電荷量の時間平均は、[期間T1の面積{Ip(T3+T4)×T1×1/2}+期間T2の面積(0)+期間T3とT4の面積{Ip(T3+T4)×(T3+T4)×1/2}]/(T1+T2+T3+T4)=(Ip+T0)/4×(0.5+T1/T0)である。図3(b)における電荷量の時間平均は、高さTp×T0/2で底辺の長さT0/2の三角形が2つあるから、Tp×T0/2×T0/2×(1/2)/(T0)=Ip×T0/4となる。(0.5+T1/T0)<1、即ちT1<0.5×T0となるとき、電圧301を用いた場合の方が三角波電圧302を用いた場合よりも小さくなる。
なお、実施形態1において、ウエハへ流入する電荷量および蓄積された電荷量は、装置において発生しうるプラズマの密度と温度、ウエハ表面の構造から、推定することができる。推定された電荷量に基づいて、電荷除去に必要な時間としてT1およびT3を設定し、T2およびT4は1周期の時間からT1およびT3の時間を除いた値とする。通常は、T1=T3、g1=-g3となる。また、電圧の期間や傾きのパラメータはあらかじめレシピに登録されたものであり、試料や装置の材料、プラズマ条件から、適切な値が設定される。
以上では主に負の電荷の除去について説明したが、第三の期間T3及び第四の期間T4における第三の傾きg3及び第四の傾きg4を適切に設定することで、印加電圧の半周期の間にウエハ150の表面に蓄積された正の電荷を除去しつつ、ウエハ150の表面が帯電している時間帯を最小限にすることができる。例えば、図5において、第一の期間T1と第二の期間T2において負の電荷が除去され、第二の期間T2において時間あたりに蓄積される負の電荷の量と時間あたりに除去される負の電荷の量が等しいことが示されている。正の電荷について考える場合、第三の期間T3と第四の期間T4において正の電荷が除去されるように表示され、また第四の期間T4において時間あたりに蓄積される正の電荷の量と時間あたりに除去される正の電荷の量が等しくなる。
[実施形態2]
図6を用いて、本発明の実施形態2を説明する。実施形態1においては高周波バイアス電源158が電極151に電圧を印加するところ、実施形態2においては、高周波バイアス電源158が、静電吸着用電圧発生部154に接続された静電吸着電極153a及び静電吸着電極153bに接続される点で実施形態1と異なる。なお、実施形態1において説明した図1と実施形態2における図6とで同一の符号が付された構成部品は同一の機能を有するため、その構成部品については説明を省略する。
図6は、実施形態2にかかるプラズマ処理装置の模式的な構成を示すブロック図である。図6においては、電極151の断面及び高周波バイアス電源158、静電吸着用電圧発生部154の詳細が示されている。実施形態2では高周波バイアス電源158と自動整合器159がキャパシタ601a及びキャパシタ601bを介して静電吸着電極153a及び静電吸着電極153bに接続されている。静電吸着用電圧発生部154は電源ユニット154a及び電源ユニット154bから構成され、それぞれ静電吸着電極153a及び静電吸着電極153bに接続される。
キャパシタ601aおよび601bは、静電吸着用電圧発生部154から出力される直流電圧が高周波バイアス電源158に伝わることを防ぐ役割がある。また、図1に示す実施形態1における電極151と静電吸着電極153aおよび153bとの間の静電容量をキャパシタ601aおよび601bで模擬することで、図1に示す実施形態1の場合と同等の効果を得ることができる。
実施形態2においても、実施形態1の場合と同等の効果を得ることができる。すなわち、静電吸着用電圧発生部154による印加電圧の一周期の間に、ウエハ150の表面に蓄積する正と負の電荷についてそれぞれ半周期の間に除去しつつ、ウエハ表面が帯電している時間帯を最小限にすることができ、その結果、電子シェーディング効果に起因する加工形状の悪化を従来以上に抑制可能なプラズマ処理装置を提供することができる。
以上の説明によれば、電圧301を用いることで、ウエハ150から除去される電荷量を三角波電圧302を用いた場合と同等にしつつ、三角波電圧302を用いた場合と比べてウエハ表面が帯電している時間を最小限にすることが可能である。
以上、発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施の形態には限定されず、様々な変形例を含む。例えば、上述した実施の形態は、本発明を分かりやすく説明するため詳細に説明してあるが、本発明は必ずしも説明した全ての構成を備えるものには限定されない。例えば、上述の実施の形態においては、電圧の一周期を4つの期間に分けることを説明したが、4つの期間に分ける場合に限定されるものではない。ウエハ表面に帯電する電荷を除去するための期間を2以上の期間とすることも可能である。また、ウエハの表面が帯電している時間を最小限にするというのは、従来の三角波電圧の場合よりも、実施の形態に示した電圧を印加している間にウエハの表面が帯電している時間帯を少なくすることも含む。装置の構成やウエハの表面の構成に応じて、ウエハの表面が帯電している時間帯はある程度の幅を持ちうる。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。さらに、各実施の形態の構成について、他の構成を追加したり、あるいは構成の一部を削除・置換したりすることも可能である。なお、図面に記載した各部材や相対的なサイズは、本発明を分かりやすく説明するため簡素化・理想化しており、本発明が限定されるものではない。
なお、上述した実施の形態で説明した構造や方法については、上述の実施の形態のものに限定されるものではなく、様々な応用例が含まれる。
100 プラズマ処理装置、 101 真空処理室、 102 真空容器、
103 誘電体窓、 104 圧力計、 105、111 ターボ分子ポンプ、
110 可変コンダクタンスバルブ、 112 ドライポンプ、 120 細孔、
121 シャワープレート、 122 空間、 123 ガス配管、
124 ガス供給機構、 125 試料台、 130 マイクロ波電源、
131 導波管、 132 出力モニタ、 133、159 自動整合器、
134 空洞共振器、 140 ソレノイドコイル、 143 コイル電源、
144 プラズマ、 144a プラズマに相当する抵抗、
145、146 シース、 145a、146a シースに相当する並列回路、
150 ウエハ、
150a ウエハ上に製膜された誘電体膜に相当するキャパシタンス、
150b ウエハの表面に相当する点、 151 電極、 152 誘電体膜、
153、153a、153b 静電吸着電極、
154 静電吸着用電圧発生部、 154a、154b 電源ユニット、
155 温度制御膜、 156 温度制御機構、 157 アース、
158 高周波バイアス電源、 160 制御部、
300、400、500 グラフ、 301 電圧、 302 三角波電圧、
401、403 電流波形、 402、404 網掛け部、
501、502 時間変化、 601a、601b キャパシタ、
T1~T4 期間、 g1~g4 傾き、 T、T0 周期

Claims (19)

  1. プラズマを生成するための高周波電力を供給する第一の高周波電源と、
    試料が載置される試料台と、
    高周波電圧を前記試料台に供給する第二の高周波電源と、
    載置された前記試料を静電吸着させるための電圧と前記試料表面に蓄積した電荷を除去するための電圧を重畳して電圧(以下、単に「重畳電圧」という。)を発生させる静電吸着用電圧発生部と、
    前記静電吸着用電圧発生部を制御する制御部を備え、
    前記重畳電圧の一周期の波形は、順に第一の勾配を持つ第一の期間と、第二の勾配を持つ第二の期間と、第三の勾配を持つ第三の期間と、第四の勾配を持つ第四の期間を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記試料台は、載置された前記試料を静電吸着させるための第一の電極と、前記第一の電極と異なる第二の電極と、を具備し、
    前記第二の高周波電源からの高周波電圧が前記第二の電極に印加され、前記重畳電圧が前記第一の電極に印加されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記試料台は、載置された前記試料を静電吸着させるための第一の電極と、前記第一の電極と異なる第二の電極を具備し、
    前記第二の高周波電源からの高周波電圧と前記重畳電圧が前記第一の電極に印加されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  4. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記第一の期間の開始時の電圧の値は前記第四の期間の終了時の電圧の値と等しく、前記第一の期間から前記第四の期間までが繰り返されることを特徴とするプラズマ処理装置。
  5. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記重畳電圧は、前記第一の期間及び第二の期間において上昇し、前記第三及び第四の期間において下降することを特徴とするプラズマ処理装置。
  6. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記第一の勾配が前記第二の勾配より大きいことを特徴とするプラズマ処理装置。
  7. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記第三の勾配が前記第四の勾配より大きいことを特徴とするプラズマ処理装置。
  8. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記第一の期間から前記第四の期間までのそれぞれの期間の長さが、前記試料表面に蓄積した電荷が除去される際に移動する距離Lを、前記試料における電荷(電子および正イオン)の速度vで除して求められる、前記試料表面に蓄積した電荷が前記試料外部まで移動するのにかかる時間tよりも長いことを特徴とするプラズマ処理装置。
  9. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記重畳電圧の波形が前記第二の期間において、前記試料に時間あたりに蓄積される負の電荷の量と、前記試料から時間あたりに除去される負の電荷が等しくなるような第二の勾配を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  10. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記重畳電圧の波形が前記第四の期間において、前記試料に時間あたりに蓄積される正の電荷の量と、前記試料から時間あたりに除去される正の電荷が等しくなるような第四の勾配を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
  11. 請求項1に記載のプラズマ処理装置において、
    前記重畳電圧は、前記第一の期間から前記第四の期間までのそれぞれの期間の長さが1ms以上であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  12. 試料をプラズマ処理するプラズマ処理方法において、
    前記試料が載置される試料台に電圧及び高周波電圧を印加しながら前記試料をプラズマ処理する工程を有し、
    前記電圧の一周期の波形は、順に第一の勾配を持つ第一の期間と、第二の勾配を持つ第二の期間と、第三の勾配を持つ第三の期間と、第四の勾配を持つ第四の期間を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
  13. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一の期間は、開始時の電圧の値が前記第四の期間の終了時の電圧の値と等しく、前記第一の期間から前記第四の期間が繰り返されることを特徴とするプラズマ処理方法。
  14. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記電圧は、前記第一の期間及び第二の期間において上昇し、前記第三及び第四の期間において下降することを特徴とするプラズマ処理方法。
  15. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一の勾配が前記第二の勾配より大きいことを特徴とするプラズマ処理方法。
  16. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第三の勾配が前記第四の勾配より大きいことを特徴とするプラズマ処理方法。
  17. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記第一の期間から前記第四の期間までのそれぞれの期間の長さが、前記試料表面に蓄積した電荷が除去される際に移動する距離Lを、前記試料における電荷(電子および正イオン)の速度vで除して求められる、前記試料表面に蓄積した電荷が前記試料外部まで移動するのにかかる時間tよりも長いことを特徴とするプラズマ処理方法。
  18. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記電圧の波形が前記第二の期間において、前記試料に時間あたりに蓄積される負の電荷の量と、前記試料から時間あたりに除去される負の電荷が等しくなるような第二の勾配を有することを特徴とするプラズマ処理方法。
  19. 請求項12に記載のプラズマ処理方法において、
    前記電圧は、前記第一の期間から前記第四の期間までのそれぞれの期間の長さが1ms以上であることを特徴とするプラズマ処理方法。
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