JP2023158418A - サイドスポイラーのブラケットとリアウィンドウとの接合 - Google Patents

サイドスポイラーのブラケットとリアウィンドウとの接合 Download PDF

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Takuya Naito
量一 浦田
Ryoichi Urata
直裕 山口
Tadahiro Yamaguchi
孝志 川原
Takashi Kawahara
怜史 金子
Reishi Kaneko
英臣 上園
Hideomi Kamizono
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Abstract

【課題】サイドスポイラーのために用意されたブラケットとリアウィンドウとを精度よく接着する手段を提供する。【解決手段】ブラケット21はガラスGsの側縁部分Mgの表面に接着されるベース30を有する。側縁部分Mgとベース30とは少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いて接合される。第1の接着剤Qcは第2の接着剤Srよりも硬化時間が短い。第2の接着剤Srは第1の接着剤Qcよりも硬化後の接合が強い。接合に際して、第1の接着剤Qcと第2の接着剤Srを介して側縁部分Mg及びベース30が互いに接した状態で、ブラケット21を外部から固定する。第1の接着剤Qcの硬化を待ってブラケット21の外部からの固定を解除する。第1の接着剤Qcでさらに固定を続けながら第2の接着剤Srの硬化を進める。【選択図】図3

Description

本発明はサイドスポイラーのブラケットとウィンドウとの接合に関する。
特許文献1は車体にサイドスポイラーを取り付けることを開示している。サイドスポイラーのインナー部材は車体に係止される。さらにサイドスポイラーのアウター部材がインナー部材に被せられる。
特許文献2はバックドアにサイドスポイラーを取り付けることを開示している。ドア側クリップが車体のアウターパネルに固定される。一方でスポイラー側クリップがサイドスポイラーに固定される。ドア側クリップにスポイラー側クリップが嵌め合わされる。
特許文献3にはフロントウィンドシールド(段落[0011])の内面と、これに対向するカメラブラケット(段落[0013])の表面とを硬化時間の異なる2種類の接着剤で固定することが開示されている。2種類の接着剤の内訳は、硬化時間が長いものの強度が高い接着剤と硬化時間が短いものの強度が低い接着剤とからなる。後者の接着剤はいわゆる仮止めに用いられる。このため後者の接着剤を両面テープに替えることもできる。
特開2015-048024号公報 特開2020-040472号公報 特開2022-007591号公報
発明者らはブラケットと接着剤とを用いてサイドスポイラーをリアウィンドウに対して接合することに取り組んだ。本開示はサイドスポイラーのために用意されたブラケットとリアウィンドウとを精度よく接着する手段を提供する。
[1] 車両のリアウィンドウガラスに対して、サイドスポイラー用のブラケットを接合することでブラケット付きガラスを製造する方法であって、
前記リアウィンドウガラスは、前記ブラケットが取り付けられる側縁部分を有し、
前記ブラケットは前記側縁部分の前記車両の外側及び内側の少なくともいずれかに向いた表面に接着されるベースを有し、
前記側縁部分と前記ベースとは、第1の接着剤及び第2の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いて接合され、 ここで前記第1の接着剤は前記第2の接着剤よりも硬化時間が短く、前記第2の接着剤は前記第1の接着剤よりも硬化後の接合が強く、
接合に際して、
前記第1の接着剤と前記第2の接着剤を介して前記側縁部分及び前記ベースが互いに接した状態で、前記ブラケットを外部から固定し、
前記第1の接着剤の硬化を待って前記ブラケットの外部からの固定を解除するとともに、前記第1の接着剤でさらに固定を続けながら前記第2の接着剤の硬化を進める、
方法。
[2] 前記ブラケットはサイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
前記ブラケットを外部から固定する際に、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスを基準として所定の向きとなるように、前記ブラケットの位置決めがなされ、またこの時、前記側縁部分と前記ベースとの間に傾きの生じることが許され、
前記第2の接着剤及び前記第1の接着剤で前記側縁部分と前記ベースとの間の隙間を埋めながら、前記第1の接着剤を硬化させるとともに前記第2の接着剤を硬化させる、
[1]に記載の方法。
[3] 前記ブラケットは前記側縁部分に沿った長手方向に延設される部分を有し、
前記ベース中の前記第1の接着剤を塗布する第1の接着エリアは前記ブラケットの前記長手方向に沿って少なくとも2箇所に位置するとともに、前記側縁部分中の上下方向の少なくとも2箇所に対向し、
前記固定部分の前記所定の向きは前記長手方向を回転軸とした前記固定部分の向きである、
[2]に記載の方法。
[4] 各第1の接着エリアは互いに、前記長手方向を回転軸とした捻じれの向きを有することが許されており、
前記捻じれの向きによって生じる前記側縁部分と各第1の接着エリアとの間の傾きの大きさのバラツキを前記第1の接着剤の厚みで補償しながら、前記第1の接着剤を硬化させる、
[3]に記載の方法。
[5] 前記ブラケットは前記サイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
前記ベースが前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記内側の表面に接するとともに、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスの側縁からはみ出した状態で、前記ブラケットを固定する、
[1]に記載の方法。
[6] 前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記外側の表面と、前記ブラケット中の前記リアウィンドウガラスの前記側縁からはみ出した部分とをリーンフォースでさらに連結する、
[5]に記載の方法。
[7] 前記側縁部分と前記リーンフォースとの接合に第3の接着剤及び第4の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用い、
ここで前記第3の接着剤は前記第4の接着剤よりも硬化時間が短く、また前記第4の接着剤は前記第3の接着剤よりも硬化後の接合が強く、
前記第3の接着剤は前記第1の接着剤と同一又は異なる組成を有し、
前記第4の接着剤は前記第2の接着剤と同一又は異なる組成を有する、
[6]に記載の方法。
[8] 前記第1の接着剤の接着剤はホットメルト接着剤であり、
前記第2の接着剤の接着剤は湿気硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤、混合反応型接着剤、光硬化型接着剤、嫌気硬化型接着剤から選ばれる少なくとも1種以上の接着剤であり、
前記接着剤の組み合わせを前記側縁部分及び前記ベースの間に挟み込む際に、先に前記第2の接着剤を、前記側縁部分及び前記ベースのいずれかに塗布してから、予め熱で溶融させた前記第1の接着剤を前記側縁部分及び前記ベースのいずれかに塗布する、
[1]に記載の方法。
[9] 車両のリアウィンドウガラスに対して、サイドスポイラー用のブラケットが接合されたブラケット付きガラスであって、
前記リアウィンドウガラスは、前記ブラケットが取り付けられる側縁部分を有し、
前記ブラケットは前記側縁部分の前記車両の外側及び内側の少なくともいずれかの表面に接着されるベースを有し、
前記側縁部分と前記ベースとが、第1の接着剤及び第2の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いて接合されており、
前記第1の接着剤は前記第2の接着剤よりも硬化時間が短く、また前記第2の接着剤は前記第1の接着剤よりも硬化後の接合が強い、
ブラケット付きガラス。
[10] 前記ブラケットは前記側縁部分に沿った長手方向に延設される部分を有し、
前記ベース中の前記第1の接着剤を塗布する第1の接着エリアは前記ブラケットの前記長手方向に並んだ少なくとも2箇所に位置するとともに、前記側縁部分中の上下方向の少なくとも2箇所に対向する、
[9]に記載のブラケット付きガラス。
[11] 各第1の接着エリアは互いに、前記長手方向を回転軸とした捻じれの向きを有することが許されており、
前記捻じれの向きによって生じる前記側縁部分と前記第1の接着エリアとの間の傾きのバラツキが前記第1の接着剤で補償されている、
[10]に記載のブラケット付きガラス。
[12] 前記リアウィンドウガラスは前記車両の窓枠との接合箇所を備え、さらにその側方に前記側縁部分を備え、
前記ブラケットは前記サイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
前記ベースが前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記内側の表面に接するとともに、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスの前記側縁部分からはみ出している、
[9]に記載のブラケット付きガラス。
[13] 前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記外側の表面と、前記ブラケット中の前記リアウィンドウガラスの前記側縁からはみ出した部分とを連結するリーンフォースをさらに備える、
[12]に記載のブラケット付きガラス。
[14] サイドスポイラーを備えるテールゲートであって、
[9]~[13]のいずれかに記載のブラケット付きガラスに接合している窓枠をさらに備え、
前記サイドスポイラーは前記ブラケットに接合している、
テールゲート。
[15] サイドスポイラーを備える車両であって、
[9]~[13]のいずれかに記載のブラケット付きガラスに接合している窓枠をさらに備え、
前記サイドスポイラーは前記ブラケットに接合している、
車両。
本開示はサイドスポイラーのために用意されたブラケットとリアウィンドウとを精度よく接着する手段を提供する。
車両の後方の斜視図 ブラケット付きガラスの正面図 ブラケット付きガラスの片側断面図 ブラケットの背面図 ブラケットとガラスとの接合の断面図 ブラケット付きガラスの正面図と部分左側面図 ブラケット付きガラスの正面図 ブラケット付きガラスの断面図 ブラケット付きガラスの正面図 ブラケット付きガラスの断面図
<ブラケット付きガラス>
図1は車両の後方を示す。車両はテールゲート17を備える。テールゲート17はサイドスポイラー18と、ガラスGsと、窓枠Frとを備える。
サイドスポイラー18はサイドフィンとも呼ばれる空気力学的な外装部品である。サイドスポイラー18は車両の後方に向かって車両の両側の後端から突き出している、魚の尾びれや船の舵のような形状を有する。サイドスポイラー18はテールゲート17の上部に設けられるリアスポイラー19とは分離している。しかしながら図に示す一態様においてはこれらが連続する表面を有する一体的な意匠を成している。図に示す態様とは異なる態様においてサイドスポイラー18はリアスポイラー19と一体的な部品となっている。
図1に示すガラスGsはリアウィンドウガラスである。窓枠FrはガラスGsに接合している。サイドスポイラー18はブラケットを介してガラスGsに取り付けられている。ブラケットはサイドスポイラー18によって隠されている。車両はテールゲート17を備えなくともよい。ガラスGsは車両のボディに形成された窓枠に直接取り付けられていてもよい。
図2は正面視したブラケット付きガラス20を示す。本実施形態において「正面」の用語は図1に示すようにブラケット付きガラスを車両に取り付けた時に車両の後方になる方向を表す。ガラスGsに対して、ブラケット21を接合することでブラケット付きガラス20を製造する。ブラケット付きガラス20は車両の窓枠Frに接合する。
図2に示すガラスGsはソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス及び石英ガラスのいずれかからなることが好ましく、ソーダライムガラスが特に好ましい。一態様においてガラスGsは溶融ガラスをフロート法で成形して得たガラス板である。
図2に示すガラスGsは一枚の強化ガラスであってよい。強化ガラスはその表面に圧縮応力層を有し、内部に引張応力層を有する。ガラスGsは物理強化ガラス又は化学強化ガラスのいずれでもよい。物理強化ガラスの例は風冷強化ガラスである。風冷強化ガラスは、均一に加熱されているガラス板において、その表面だけを急激に冷却することでその温度を軟化点付近の温度よりも引き下げることで作製する。ガラス板の表面と内部との温度差によって表面に圧縮応力層が生じるとともに、内部に引張応力層が生じる。これらの層の作用により、ガラスの表面は割れにくくなる。化学強化ガラスは例えばイオン交換法で作製する。
図2に示す一態様においてガラスGsはリアウィンドウガラスに求められる透明性を確保できる程度に着色されていてもよい。ガラスGsはリアウィンドウガラスに求められる強度及び重量を満たせる程度に厚みを有する。厚みは0.5mm以上5.0mm以下であることが好ましい。より好ましくは1.5~3.5mmである。
図2に示すガラスGsは合わせガラスでもよい。合わせガラスは複数のガラス板と、ガラス板同士を接合する中間膜とにより構成される。これらのガラス板の厚みは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
合わせガラスは、これを車両に取り付けたときに車両の外側(Outer)の表面に位置する外層ガラスと車両の内側(Inner)の表面に位置する内層ガラスとを備える。本実施形態において「外側(Outer)」の用語はブラケット付きガラスを車両に取り付けた時に車外側になる方向を表す。「内側(Inner)」の用語はブラケット付きガラスを車両に取り付けた時に車内側になる方向を表す。
外層ガラスは飛び石の衝突に耐える強度を有する。その厚みは好ましくは1.1mm以上、より好ましくは1.8mm以上である。外層ガラスに3.0mm以下、好ましくは2.8mm以下の厚みを持たせることで、合わせガラス全体を軽量化することが好ましい。一方で内層ガラスに0.3mm以上の厚みを持たせることで、かかる内層ガラスの取り回しを容易にすることが好ましい。内層ガラスに2.3mm以下の厚みを持たせることで、合わせガラス全体を軽量化することが好ましい。
合わせガラスの中間膜の材料は一態様において樹脂組成物である。樹脂組成物は熱可塑性樹脂を含有することが好ましい。熱可塑性樹脂としては、可塑化ポリビニルアセタール系樹脂、可塑化ポリ塩化ビニル系樹脂、飽和ポリエステル系樹脂、可塑化飽和ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、可塑化ポリウレタン系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン-エチルアクリレート共重合体系樹脂、シクロオレフィンポリマー樹脂、アイオノマー樹脂等が挙げられる。また、特許文献2に記載されている変性ブロック共重合体水素化物を含有する樹脂組成物も好適に使用できる。
中間膜はポリビニルアセタール系樹脂を含有する樹脂組成物であることが好ましい。ポリビニルアセタール系樹脂は可塑剤の添加により可塑化されていることが好ましい。かかる樹脂組成物は透明性、耐候性、強度、接着力、耐貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性、遮熱性及び遮音性に優れる。ポリビニルアセタール系樹脂としては、ポリビニルアルコール(PVA)とホルムアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルホルマール樹脂、PVAとアセトアルデヒドとを反応させて得られる狭義のポリビニルアセタール系樹脂、PVAとn-ブチルアルデヒドとを反応させて得られるポリビニルブチラール樹脂(PVB)が挙げられる。PVBはリアウィンドウガラスに求められる、透明性、耐候性、強度、接着力、耐貫通性、衝撃エネルギー吸収性、耐湿性、遮熱性及び遮音性の好ましいバランスを提供できる。これらのポリビニルアセタール系樹脂は、単独で又は2種以上組み合わせて用いてもよい。
図2に示すガラスGsは外側(Outer)に凸になるように湾曲していてもよい。一態様において溶融ガラスをフロート法で平らに成形することでガラス板を得た後に、重力成形又はプレス成形でガラス板を湾曲させる。この曲げ成形は、ガラスを加熱により軟化させてから行われる。曲げ成形時のガラスの加熱温度は、約550℃以上700℃以下である。
図2に示すガラスGsが合わせガラスの場合、外層ガラス及び内層ガラス並びにその他のガラス板に曲げ成形を施す。湾曲したガラス板同士を中間膜で接合する。ガラス板の曲率半径は好ましくは1×10~1×10mmである。
図2に示す一態様においてガラスGsは、上下方向または左右方向の何れか一方向にのみ曲げ加工を施すことで得られる単曲曲げ形状を有する。他の態様においてガラスGsは、上下方向及び左右方向に曲げ加工した複曲曲げ形状を有する。ガラスGsが合わせガラスである場合、外層ガラス及び内層ガラスの曲率半径は同じであってもよく、異なっていてもよい。
図2に示すようにブラケット21はガラスGsの左右の側縁に接合される。ブラケット21は窓枠Frとの接合箇所よりも外側に取り付けられる。本実施形態においてガラスGsの窓枠Frよりもさらに側方の部分を側縁部分Mgと呼ぶ。側縁部分MgはガラスGsにブラケット21を接着するための「のりしろ」としての役割を果たす。
<ブラケットとガラスとの接着>
図3は図2に示すIII-III線で切断したブラケット付きガラス20を示す。ブラケット21は側縁部分Mgの表面に接着されるベース30を有する。一態様においてベース30は側縁部分Mgの外側(Outer)の表面に接着剤24で接着される。他の態様においてベース30は側縁部分Mgの内側(Inner)の表面に接着剤24で接着される。ベース30はブラケット21の根元部分となる。
図3に示すようにブラケット21はサイドスポイラーを固定するための固定部分Stをさらに有する。図に示す一態様において固定部分Stはブラケット21に設けられた貫通孔である。図に示す一態様において固定部分Stの孔は車両の内側(Inner)から外側(Outer)に向かってブラケット21を貫通している。一態様において固定部分StはガラスGsの側縁からはみ出す。
<接着剤の使い分け>
図4は背面視したブラケット付きガラス20を示す。図中ではブラケット21をガラスGs越しに背面視している。ブラケット21は側縁部分Mgに沿った長手方向に延設される部分を有する。ベース30の中にブラケット21の長手方向に沿って第1の接着エリア31と第2の接着エリア32とが並んでいる。
本実施形態では図3に示す接着剤24として少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いる。そこで図4に示すように側縁部分Mgとベース30との接合に速硬化型である第1の接着剤Qc及び強力型である第2の接着剤Srを用いる。
図4に示す第1の接着剤Qcは、第2の接着剤Srよりも硬化時間が短い。第1の接着剤Qcは、室温例えば23℃±2℃、では固体だが加熱されると溶融する。溶融により液状化した第1の接着剤Qcは冷却により固体に戻ることで被着物同士を接着させる。冷却は室温にて放冷により行ってもよく、室温より高い温度下で徐々に行ってもよく、室温より低い温度下で急速に行ってもよい。第1の接着剤Qcとしては、例えばエチレン酢酸ビニル共重合系、ポリアミド系、合成ゴム系、アクリル系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリエステル系、シリコーン系のうち1以上を含むホットメルト接着剤が挙げられる。第2の接着剤Srは第1の接着剤Qcよりも硬化後の接合が強い。第2の接着剤Srは常温で液体である。第2の接着剤Srは通常の使用形態、例えば下記の標準雰囲気で放置されることで自身の硬化反応が進む。第2の接着剤Srとしては、例えばエポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、変成シリコーン系、メラミン系、フェノール系、及び、アクリル系、のうち1以上を含む接着剤が挙げられる。第2の接着剤Srは、例えば湿気硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤、混合反応型接着剤、光硬化型接着剤及び嫌気硬化型接着剤の少なくともいずれかのタイプの接着剤として分類される。
硬化時間及び硬化後の接合の強さは標準雰囲気で測定されてもよい。標準雰囲気はJIS K 6833-1及びこれの引用するJIS K 7100に規定される温度23℃±2℃、相対湿度(50±10)%である。接合に当たりさらに他の種類の接着剤を用いてもよい。これらの接着剤はいずれも2つ以上の剤を混合することでその硬化が始まるものでもよい。
図4に示すように第1の接着エリア31に第1の接着剤Qcを塗布する。第2の接着エリア32に第2の接着剤Srを塗布する。一態様において第1の接着エリア31と第2の接着エリア32とは組になっている。第2の接着エリア32は第1の接着エリア31よりも広い。
図4に示す一態様において第1の接着剤Qc及び第2の接着剤SrをガラスGs及びブラケット21の間に挟み込む。第1の接着剤Qcを予め第1の接着エリア31の表面に塗布しておく。他の態様において第1の接着剤Qcを予め側縁部分Mg中の第2の接着エリア32と対向する部分に塗布しておく。
図4に示す一態様において第2の接着剤Srは予め第2の接着エリア32に塗布しておく。他の態様において第2の接着剤Srを予め側縁部分Mg中の第2の接着エリア32と対向する部分に塗布しておく。第2の接着エリア32及び側縁部分Mg中のこれと対向する部分の少なくともいずれかには予めプライマーを塗布することで第2の接着剤Srによる接着をさらに強くしてもよい。
図4に示す一態様において第1の接着エリア31はブラケット21の長手方向に沿って少なくとも2箇所に位置する。これらの第1の接着エリア31は側縁部分Mg中の上下方向に並んだ少なくとも2箇所に対向する。一態様において第2の接着エリア32はブラケット21の長手方向に沿って少なくとも2箇所に位置する。これらの第2の接着エリア32は側縁部分Mg中の上下方向に並んだ少なくとも2箇所に対向する。
図4に示すように第1の接着剤Qc及び第2の接着剤Srを含む接着剤の組み合わせを介して側縁部分Mg及びベース30が互いに接している。この時ブラケット21の姿勢をガラスGsの外部から保持する。例えば治具26でブラケット21の姿勢を保持する。さらに治具27でガラスGsの姿勢を保持する。
図4に示すようにガラスGsに対してブラケット21が動かないようにする。固定の間に第1の接着剤Qc及び第2の接着剤Srの硬化を進める。第1の接着剤Qcの硬化を待って外部からの姿勢の保持を解除する。第1の接着剤Qcでさらに固定を続けながら第2の接着剤Srの硬化を進める。
図4に示す一態様において第1の接着剤Qcをホットメルト接着剤とする。この時、先に第2の接着剤Srを第2の接着エリア32に塗布してから、予め熱で溶融させた第1の接着剤Qcを第1の接着エリア31に塗布する。第1の接着剤Qcは周囲に熱を放散することで速やかに硬化する。このため第1の接着剤Qcを塗布次第、速やかに、ブラケット21とガラスGsとの姿勢を保持して結合することが好ましい。
<接着剤により隙間を埋めることと固定部分の向き>
図5の上段は図4に示す断面Aにおけるブラケット21とガラスGsとの接合を表す。図5の下段は図4に示す断面Bにおけるブラケット21とガラスGsとの接合を表す。図4に示すようにブラケット21を外部から固定する際にブラケット21を位置決めする。
図5に示すように位置決めにより固定部分StはガラスGsを基準として所定の向きを有するものとなる。一態様において固定部分Stの所定の向きはブラケット21の長手方向を回転軸とした固定部分Stの向きである。一例において固定部分Stが貫通孔である場合、貫通孔はガラスGsの表面に対して垂直である。
図5に示すように固定部分Stの向きを所定の向きとする上で、例えばブラケット21の端部とガラスGsの内側(Inner)の表面との間の距離に設計長さDsを設定してもよい。設計長さDsに対する公差を設定してもよい。本実施形態の方法ではブラケット21とガラスGsとを精度よく接着できるため、この公差をより小さくできる。
図5に示すようにブラケット21の形状にはバラツキがあるため、側縁部分Mgの表面とベース30の表面とを密着させようとすると固定部分Stの向きが所定の向きとならない可能性がある。したがってブラケット21の位置決めをする際、側縁部分Mgとベース30との間に傾きを設けることが許される。この傾きは側縁部分Mgとベース30との間に隙間を生じる。そこで第1の接着剤Qcで側縁部分Mgとベース30との間の隙間を埋めながら、第1の接着剤Qcを硬化させる。またさらに図4に示す第2の接着剤Srで側縁部分Mgとベース30との間の隙間を埋めながら、第2の接着剤Srを硬化させる。
図5に示すようにブラケット21の形状にはバラツキがあるため、各第1の接着エリア31は互いに、ブラケット21の長手方向を回転軸とした捻じれの向きを有することが許されている。捻じれの向きによって生じる側縁部分Mgと第1の接着エリア31との間の隙間の大きさのバラツキを第1の接着剤Qcの厚みで補償しながら、第1の接着剤Qcを硬化させる。図4に示した第2の接着剤Srもまた側縁部分Mgと第1の接着エリア31との間の隙間の大きさのバラツキを補償しながらゆっくりと硬化する。このように補償がされるので、ブラケット21の形状のバラツキに影響されることなく、ブラケット21とガラスGsとを精度よく接着できる。
<例1 リアウィンドウガラスの外側に設けられたブラケット>
図6の左側はブラケット付きガラス40を正面視したものである。右側はその一部分を拡大して左側面視したものである。ガラスGsの外側(Outer)にブラケット41を接合する。まず第1の接着エリア36に塗布した第1の接着剤Qcを硬化させることでブラケット41をガラスGsに固定する。次に第2の接着エリア37に塗布した第2の接着剤Srを硬化させることでブラケット41をガラスGsに強く結合させる。
図6に示すブラケット付きガラス40にサイドスポイラーを取り付ける。サイドスポイラーはインナー部材Ieとアウター部材Oeからなる。アウター部材Oeはサイドスポイラーの有する空力学的な意匠を有する。まずインナー部材Ieが固定部分Stに接合する。固定部分StはガラスGs上に位置する。一態様においてインナー部材Ieと固定部分Stとは貫通孔を有する。これらの貫通孔にピンPnが通ることでインナー部材Ieと固定部分Stとを接合する。アウター部材Oeがインナー部材Ieに被さる。
<例2 リアウィンドウガラスの内側に設けられたブラケット>
図7はブラケット付きガラス50を正面視したものである。図8は図7に示す最も上側のA-A断面、上側寄りのB-B断面及び中央のC-C断面でブラケット付きガラス50を断面視したものである。図7に示すようにガラスGsの内側にブラケット51を接合する。まず第1の接着エリア46に塗布した速硬化型の第1の接着剤を硬化させることでブラケット51をガラスGsに固定する。次に図8に示すように第2の接着エリア47に塗布した強力型の第2の接着剤を硬化させることでブラケット51をガラスGsに強く結合させる。
図8に示すブラケット付きガラス50にサイドスポイラーを取り付ける。まずA-A断面及びB-B断面においてインナー部材Ieが各固定部分Stに接合する。固定部分StはガラスGsの側縁からはみ出している。A-A断面においてインナー部材Ie及び固定部分Stの貫通孔に外側(Outer)からピンPnが通る。さらにB-B断面においてインナー部材Ie及び固定部分Stの貫通孔に内側(Inner)からピンPnが通る。C-C断面においてインナー部材Ie及び固定部分Stの接合はなされない。ブラケット51に固定されたインナー部材Ieにアウター部材Oeが被さる。
<例3 リーンフォースによるブラケットの補強>
図9はブラケット付きガラス60を正面視したものである。図10は図9に示す上側のA-A断面及び下側のB-B断面でブラケット付きガラス60を断面視したものである。ガラスGsの内側(Inner)にブラケット61を接合する。まず第1の接着エリア46に塗布した速硬化型の第1の接着剤を硬化させることでブラケット61をガラスGsに固定する。次に第2の接着エリア47に塗布した強力型の第2の接着剤を硬化させることでブラケット61をガラスGsに強く結合させる。
図10に示すように側縁部分MgにおけるガラスGsの外側(Outer)の表面と、ブラケット61中のガラスGsの側縁からはみ出した部分とをリーンフォース62及びリーンフォース63でさらに連結する。上段のA-A断面に示すリーンフォース62はサイドスポイラーを固定するための固定部分Stを有する。下段のB-B断面に示すリーンフォース63はサイドスポイラーを固定するための固定部分を有さない。
図9に示すようにガラスGsの外側(Outer)にリーンフォース62及びリーンフォース63を接合する。まず第3の接着エリア56に塗布した速硬化型の第3の接着剤を硬化させることでこれらのリーンフォースをガラスGsに固定する。第3の接着剤は第1の接着剤と同一又は異なる組成を有する。
次に図10に示すように第4の接着エリア57に塗布した強力型の第4の接着剤を硬化させることでこれらのリーンフォースをガラスGsに強く結合させる。第4の接着剤は第2の接着剤と同一又は異なる組成を有する。さらに図10に示すようにブラケット61の外側(Outer)にリーンフォース63を接合する。この接合の態様は特に限定されない。記第3の接着剤は第4の接着剤よりも硬化時間が短く、また第4の接着剤は第3の接着剤よりも硬化後の接合が強い。
図10に示すブラケット付きガラス60にサイドスポイラーを取り付ける。まずA-A断面においてインナー部材Ieがブラケット61及びリーンフォース62の有する固定部分Stに接合する。固定部分StはガラスGsの側縁からはみ出している。A-A断面においてインナー部材Ie及びこれらの固定部分Stの貫通孔に外側(Outer)からピンPnが通る。ピンPnがブラケット61、リーンフォース62及びインナー部材Ieの三者を接合する。B-B断面においてインナー部材Ieと固定部分Stとの接合はなされない。ブラケット61に固定されたインナー部材Ieにアウター部材Oeが被さる。
17 テールゲート、 18 サイドスポイラー、 19 リアスポイラー、 20 ブラケット付きガラス、 21 ブラケット、 24 接着剤、 26 治具、 27 治具、 30 ベース、 31 第1の接着エリア、 32 第2の接着エリア、 36 第1の接着エリア、 37 第2の接着エリア、 40 ブラケット付きガラス、 41 ブラケット、 46 第1の接着エリア、 47 第2の接着エリア、 50 ブラケット付きガラス、 51 ブラケット、 56 第3の接着エリア、 57 第4の接着エリア、 60 ブラケット付きガラス、 61 ブラケット、 62 リーンフォース、 63 リーンフォース、 Ds 設計長さ、 Fr 窓枠、 Gs ガラス、 Ie インナー部材、 Inner 内側、 Mg 側縁部分、 Oe アウター部材、 Outer 外側、 Pn ピン、 Qc 第1の接着剤、 Sr 第2の接着剤、 St 固定部分

Claims (15)

  1. 車両のリアウィンドウガラスに対して、サイドスポイラー用のブラケットを接合することでブラケット付きガラスを製造する方法であって、
    前記リアウィンドウガラスは、前記ブラケットが取り付けられる側縁部分を有し、
    前記ブラケットは前記側縁部分の前記車両の外側及び内側の少なくともいずれかに向いた表面に接着されるベースを有し、
    前記側縁部分と前記ベースとは、第1の接着剤及び第2の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いて接合され、ここで前記第1の接着剤は前記第2の接着剤よりも硬化時間が短く、前記第2の接着剤は前記第1の接着剤よりも硬化後の接合が強く、
    接合に際して、
    前記第1の接着剤と前記第2の接着剤を介して前記側縁部分及び前記ベースが互いに接した状態で、前記ブラケットを外部から固定し、
    前記第1の接着剤の硬化を待って前記ブラケットの外部からの固定を解除するとともに、前記第1の接着剤でさらに固定を続けながら前記第2の接着剤の硬化を進める、
    方法。
  2. 前記ブラケットはサイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
    前記ブラケットを外部から固定する際に、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスを基準として所定の向きとなるように、前記ブラケットの位置決めがなされ、またこの時、前記側縁部分と前記ベースとの間に傾きの生じることが許され、
    前記第2の接着剤及び前記第1の接着剤で前記側縁部分と前記ベースとの間の隙間を埋めながら、前記第1の接着剤を硬化させるとともに前記第2の接着剤を硬化させる、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記ブラケットは前記側縁部分に沿った長手方向に延設される部分を有し、
    前記ベース中の前記第1の接着剤を塗布する第1の接着エリアは前記ブラケットの前記長手方向に沿って少なくとも2箇所に位置するとともに、前記側縁部分中の上下方向の少なくとも2箇所に対向し、
    前記固定部分の前記所定の向きは前記長手方向を回転軸とした前記固定部分の向きである、
    請求項2に記載の方法。
  4. 各第1の接着エリアは互いに、前記長手方向を回転軸とした捻じれの向きを有することが許されており、
    前記捻じれの向きによって生じる前記側縁部分と各第1の接着エリアとの間の傾きの大きさのバラツキを前記第1の接着剤の厚みで補償しながら、前記第1の接着剤を硬化させる、
    請求項3に記載の方法。
  5. 前記ブラケットは前記サイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
    前記ベースが前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記内側の表面に接するとともに、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスの側縁からはみ出した状態で、前記ブラケットを固定する、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記外側の表面と、前記ブラケット中の前記リアウィンドウガラスの前記側縁からはみ出した部分とをリーンフォースでさらに連結する、
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記側縁部分と前記リーンフォースとの接合に第3の接着剤及び第4の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用い、
    ここで前記第3の接着剤は前記第4の接着剤よりも硬化時間が短く、また前記第4の接着剤は前記第3の接着剤よりも硬化後の接合が強く、
    前記第3の接着剤は前記第1の接着剤と同一又は異なる組成を有し、
    前記第4の接着剤は前記第2の接着剤と同一又は異なる組成を有する、
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の接着剤の接着剤はホットメルト接着剤であり、
    前記第2の接着剤の接着剤は湿気硬化型接着剤、加熱硬化型接着剤、混合反応型接着剤、光硬化型接着剤、嫌気硬化型接着剤から選ばれる少なくとも1種以上の接着剤であり、
    前記接着剤の組み合わせを前記側縁部分及び前記ベースの間に挟み込む際に、先に前記第2の接着剤を、前記側縁部分及び前記ベースのいずれかに塗布してから、予め熱で溶融させた前記第1の接着剤を前記側縁部分及び前記ベースのいずれかに塗布する、
    請求項1に記載の方法。
  9. 車両のリアウィンドウガラスに対して、サイドスポイラー用のブラケットが接合されたブラケット付きガラスであって、
    前記リアウィンドウガラスは、前記ブラケットが取り付けられる側縁部分を有し、
    前記ブラケットは前記側縁部分の前記車両の外側及び内側の少なくともいずれかの表面に接着されるベースを有し、
    前記側縁部分と前記ベースとが、第1の接着剤及び第2の接着剤を含む少なくとも2種類の接着剤の組み合わせを用いて接合されており、
    前記第1の接着剤は前記第2の接着剤よりも硬化時間が短く、また前記第2の接着剤は前記第1の接着剤よりも硬化後の接合が強い、
    ブラケット付きガラス。
  10. 前記ブラケットは前記側縁部分に沿った長手方向に延設される部分を有し、
    前記ベース中の前記第1の接着剤を塗布する第1の接着エリアは前記ブラケットの前記長手方向に並んだ少なくとも2箇所に位置するとともに、前記側縁部分中の上下方向の少なくとも2箇所に対向する、
    請求項9に記載のブラケット付きガラス。
  11. 各第1の接着エリアは互いに、前記長手方向を回転軸とした捻じれの向きを有することが許されており、
    前記捻じれの向きによって生じる前記側縁部分と前記第1の接着エリアとの間の傾きのバラツキが前記第1の接着剤で補償されている、
    請求項10に記載のブラケット付きガラス。
  12. 前記リアウィンドウガラスは前記車両の窓枠との接合箇所を備え、さらにその側方に前記側縁部分を備え、
    前記ブラケットは前記サイドスポイラーを固定する固定部分をさらに有し、
    前記ベースが前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記内側の表面に接するとともに、前記固定部分が前記リアウィンドウガラスの前記側縁部分からはみ出している、
    請求項9に記載のブラケット付きガラス。
  13. 前記側縁部分における前記リアウィンドウガラスの前記外側の表面と、前記ブラケット中の前記リアウィンドウガラスの前記側縁部分からはみ出した部分とを連結するリーンフォースをさらに備える、
    請求項12に記載のブラケット付きガラス。
  14. サイドスポイラーを備えるテールゲートであって、
    請求項9~13のいずれかに記載のブラケット付きガラスに接合している窓枠をさらに備え、
    前記サイドスポイラーは前記ブラケットに接合している、
    テールゲート。
  15. サイドスポイラーを備える車両であって、
    請求項9~13のいずれかに記載のブラケット付きガラスに接合している窓枠をさらに備え、
    前記サイドスポイラーは前記ブラケットに接合している、
    車両。
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