JP2023157350A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つのヒータを備え、暖房調整の精度が高い車両用空調装置を提供すること。【解決手段】ケース(20)は、上流側延出ドア(71)の先端(77)よりも外周側に、上流側延出ドア(71)の先端(77)の軌跡(T)に沿っていると共に、フルホット位置を起点として、フルクール側へ向かって延びている外周壁面(20d)を有している。ミックスドア(60)がフルホット位置の近傍にあるとき、上流側延出ドア(71)の先端(77)と外周壁面(20d)との間に、ミックス空間(27)へ向かって冷風が流れる隙間(D)が形成されることにより、ミックス空間(27)への冷風の流入が制限される。【選択図】図11

Description

本発明は、バタフライタイプのミックスドアを備えた車両用空調装置に関する。
乗用自動車等の車両の多くは、外気や内気を車室に取り込んで温度を調和するための、車両用空調装置を備えている。車両用空調装置に関する従来技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された車両用空調装置は、内部を空気が流れるケースと、ケースを流れる空気を冷却可能な冷却用熱交換器と、冷却用熱交換器から流出した空気を加熱可能なヒータと、備えている。
さらに、ケースの内部には、第1ヒータ又は第2ヒータから流出した空気が流れる温風通路と、冷却用熱交換器から流出した空気が第1ヒータに加熱されずに流れる冷風通路と、温風通路を流れる空気と冷風通路を流れる空気との比率を調整可能なミックスドアと、温風通路を流れた空気と冷風通路を流れた空気が合流するミックス空間と、が設けられている。
ミックスドアは、いわゆるバタフライタイプであり、回転軸と、回転軸から互いに略反対方向に延出した上流側延出ドア及び下流側延出ドアと、を備えている。回転軸が回転すると、下流側延出ドア及び上流側延出ドアの位置が変化し、ミックス空間へ流れ込む温風通路の空気と、冷風通路の空気の割合が変化し、ミックス空間にて調和される調和空気の温度を変化させることができる。調和空気はダクト等を通じて車室に吐出される。
特開2017-132380号公報
先行技術の車両用空調装置のヒータは、空気の流れ方向に沿って配置された第1ヒータ及び第2ヒータを含んでいる。第2ヒータは第1ヒータに対して段差状に配置されている。温風通路は、第1ヒータから流出した温風の一部が第2ヒータを迂回して下流へ流れる第2ヒータ迂回路を含んでいる。
この第2ヒータ迂回路を下流側延出ドアによって開閉することにより、第1ヒータから流出した温風のうち、第2ヒータへ向かう温風と、第2ヒータを迂回して流れる温風との割合を調整して暖房の強弱を調整できるが、暖房調整の精度をさらに高めることが望ましい。
本発明は、2つのヒータを備え、暖房調整の精度が高い車両用空調装置の提供を課題とする。
以下の説明では、本発明の理解を容易にするために添付図面中の参照符号を括弧書きで付記するが、それによって本発明は図示の形態に限定されるものではない。
本発明によれば、内部を空気が流れるケース(20)と、前記ケース(20)を流れる空気を冷却可能な冷却用熱交換器(13)と、前記冷却用熱交換器(13)から流出した空気を加熱可能な第1ヒータ(31)と、前記第1ヒータ(31)から流出した空気を加熱可能な第2ヒータ(36)と、前記第1ヒータ(31)又は前記第2ヒータ(36)から流出した空気が流れる温風通路(50)と、前記冷却用熱交換器(13)から流出した空気が前記第1ヒータ(31)に加熱されずに流れる冷風通路(40)と、前記温風通路(50)を流れる空気と前記冷風通路(40)を流れる空気との比率を調整可能なミックスドア(60)と、前記温風通路(50)を流れた空気と前記冷風通路(40)を流れた空気が合流するミックス空間(27)と、を備えた車両用空調装置(10)であって、
前記ミックスドア(60)は、前記冷風通路(40)を流れる空気を基準として、略直交するよう設けられた回転軸(62)と、前記回転軸(62)から延出し前記回転軸(62)よりも上流側を移動可能な上流側延出ドア(71)と、前記回転軸(62)から前記上流側延出ドア(71)が延出している方向とは略反対方向へ延出している下流側延出ドア(81)を有するバタフライドア部(61)を含み、
前記ミックスドア(60)は、
前記回転軸(62)を中心に前記上流側延出ドア(71)及び前記下流側延出ドア(81)がスイングするとともに、
前記温風通路(50)を流れる空気の比率を最小とするフルクール位置、
前記温風通路(50)を流れる空気の比率を最大とするフルホット位置、および、
前記温風通路(50)を流れる空気の比率および前記冷風通路(40)を流れる空気の比率のいずれも最大としない温度調和位置、に位置することが可能とされており、
前記下流側延出ドア(81)には、延出した先端に下流側ヒンジ(82)を介して板状の下流側従動ドア(83)が接続されており、
前記温風通路(50)は、前記第1ヒータ(31)から流出した空気が前記第2ヒータ(36)を迂回して流れることが可能であると共に前記下流側従動ドア(83)により開閉可能な第2ヒータ迂回路(52)を有し、
前記ケース(20)は、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)よりも外周側に、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)の軌跡(T)に沿っていると共に、前記ミックスドア(60)が前記フルホット位置に位置するときの前記上流側延出ドア(71)の先端(77)の接触する部位(20a)を起点として、前記フルクール側へ向かって延びている外周壁面(20d)を有しており、
前記温度調和位置は、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)と前記外周壁面(20d)との間に、前記ミックス空間(27)へ向かって冷風が流れる隙間(D)が形成されることにより、前記ミックス空間(27)への冷風の流入を制限する冷風流入制限区間(A)を含んでいる、ことを特徴とする車両用空調装置(10)が提供される。
フルホット位置からフルクール位置へ向かいミックスドア(60)が移動すると、フルホット位置にて閉じられていた第2ヒータ迂回路(52)の下流端は徐々に開き、暖房の強弱の調整が可能となる。暖房の強弱を調整している間は、ミックスドア(60)はミックス空間(27)への冷風の流入が制限される冷風流入制限区域(A)に位置する。ミックスドア(60)が冷風流入制限区間(A)に位置するとき、上流側先端シール部材(77)と外周壁面(20d)との間には、ミックス空間(27)への冷風の流入を制限可能な隙間(D)が形成されている。隙間(D)によりミックス空間への冷風の流入が制限されるため、ミックス空間(27)内では、冷風の割合が下がる。第2ヒータ迂回路(52)の開閉による温風の変化が暖房の強弱に反映されやすくなり、暖房調整の精度を高めることができる。
実施例の車両用空調装置の斜視図である。 図1に示された車両用空調装置の概略断面図である。 温度調和位置のミックスドアの構成と空気の流れを説明する図(図2の3の線で囲われた部位)である。 図4Aは、フルクール位置でのミックスドアを説明する図である。図4Bは、温度調和位置でのミックスドアを説明する図である。図4Cは、フルホット位置でのミックスドアを説明する図である。 図5Aは、冷風流入制限区間の範囲を説明する図である。図5Bは、第1冷風流入許容区間の範囲を説明する図である。図5Cは、第2冷風流入許容区間の範囲を説明する図である。 温度調和位置(冷風流入制限区間)のミックスドアの構成と空気の流れを説明する図である。 温度調和位置(第1冷風流入許容区間)のミックスドアの構成と空気の流れを説明する図である。 温度調和位置(第2冷風流入許容区間)のミックスドアの構成と空気の流れを説明する図である。 フルホット位置でのミックスドアの構成と空気の流れを説明する図である。 フルクール位置でのミックスドアの構成と空気の流れを説明する図である。 実施例の作用を説明する図である。
実施例を添付図に基づいて以下に説明する。図中Frは前、Rrは後、Lは車室内の乗員を基準として左、Rは車室内の乗員を基準として右、Upは上、Dnは下を示している。さらに、以下の説明文のなかの"上流側"、"下流側"とは、空気の流れ方向を基準とする。
<実施例>
図1には、外気や内気を車室に取り込んで温度を調節する車両用空調装置10が示されている。車両用空調装置10は、例えば乗用車に搭載され、車室内の前方にて、左右方向に延びるよう配置されている。
車両用空調装置10は、吸い込んだ空気を送風する送風装置11と、送風装置11から送風された空気の温度調節を行い車室内に調和空気を吹き出す温調装置12と、を有して構成されている。
送風装置11は、電動モータと、電動モータにより駆動されるインペラと、を内部に備えている。インペラが回転すると、車室内、及び/又は、車室外の空気が、送風装置11内に吸い込まれる。
温調装置12は、送風装置11から送られた空気が内部を流れるケース20を備えている。ケース20には、調和空気を吹き出すために開口している開口部21~23が形成されている。
開口部21~23は、フロントガラスに向かって調和空気を送風しフロントガラス曇りを除去するデフロスタ開口部21と、前席の乗員の上半身に向かって調和空気を送風するベント開口部22と、前席の乗員の脚部に向かって調和空気を送風するフット開口部23,23と、を含んでいる。
図2には、温調装置12の断面図が示されている。図1と図2を併せて参照する。デフロスタ開口部21は開閉部材17により開閉可能である。ベント開口部22は開閉部材18により開閉可能である。フット開口部23,23は開閉部材19,19により開閉可能である。
温調装置12のケース20は、送風装置11から送られた風をケース20内に取り込むために開口している取り込み部24を有している。
ケース20は、取り込み部24から流出した空気を冷却可能な冷却用熱交換器13を収納している。冷却用熱交換器13とケース20との隙間はシール材14,14で埋められていることが好ましい。
ケース20は、冷却用熱交換器13から流出した空気を加熱可能な第1ヒータ31を収納している。ケース20の内部には、第1ヒータ31の上端部を支持している第1支持部25が設けられている。第1支持部25と第1ヒータ31の上端部との隙間はシール材で埋められていることが好ましい。第1ヒータ31の下端部とケース20との隙間はシール材で埋められていることが好ましい。
ケース20は、第1ヒータ31の下流側に配されていることにより第1ヒータ31から流出した空気の少なくとも一部を加熱可能な第2ヒータ36を収納している。第1ヒータ31と第2ヒータ36とは、互いの高さが異なり、段差状に配されている。
第2ヒータ36の上端部を支持している第2支持部26が設けられている。第2支持部と第2ヒータ36の上端部との隙間はシール材で埋められていることが好ましい。第2ヒータ36の下端部とケース20との隙間はシール材で埋められていることが好ましい。第1ヒータ31及び第2ヒータ36は、電力により発熱するもの、温水が通過されるもの、高温の冷媒が通過されるものの、いずれであってもよい。また、第1ヒータ31と第2ヒータ36の熱源は、異なるものであってもよい。
[温風通路、冷風通路、ミックス空間]
ケース20の内部には、第1ヒータ31又は第2ヒータ36から流出した空気が流れる温風通路50と、冷却用熱交換器13から流出した空気が第1ヒータ31にも第2ヒータ36にも加熱されずに冷風の状態で流れる冷風通路40と、温風通路50を流れた空気と冷風通路40を流れた空気が合流するミックス空間27(メインミックス空間27)と、が設けられている。
[ミックスドア]
図3を参照する。ケース20の内部には、温風通路50を流れる空気と冷風通路40を流れる空気との比率を調整可能なミックスドア60が設けられている。
[バタフライドア部]
ミックスドア60は、回転軸62を中心にスイング可能な2つの板状のドア71,81を有するバタフライドア部61を含む。
[回転軸、上流側延出ドア、下流側延出ドア]
詳細には、バタフライドア部61は、冷風通路40を流れる空気を基準として、略直交する方向に軸線が延びている回転軸62と、回転軸62から延出し回転軸62よりも上流側を移動可能な上流側延出ドア71と、回転軸62から前記上流側延出ドア71が延出している方向とは略反対方向へ延出している下流側延出ドア81と、を有する。以下、上流側延出ドア71を、上流側ドア70と呼ぶことがある。
[上流側シール部材]
ミックスドア60を構成する各々のドアは矩形状を呈している。上流側延出ドア71の縁には、上流側先端シール部材77が設けられている。
[下流側ヒンジ、下流側従動ドア]
下流側延出ドア81には、下流側ヒンジ82を介して板状の下流側従動ドア83が接続されている。なお、下流側従動ドア83は、下流側延出ドア81の延出した先端、又は、その近傍に設けることが好ましい。
[下流側シール部材]
下流側延出ドア81の縁には、下流側中間シール部材87が設けられている。下流側従動ドア83の縁には、下流側先端シール部材88が設けられている。
第1支持部25の側面には、下流側第2中間シール部材89が設けられている。この下流側第2中間シール部材89は第1支持部25の側面に設けられているが、下流側従動ドア83に設けても良い。
[下流側ドア径、下流側ドア角度]
下流側従動ドア83は、下流側延出ドア81に対して、下流側ヒンジ82を中心にスイング可能である。ケース20の側壁面90,90には、下流側従動ドア83のスイングをガイド可能な下流側溝92が形成されている。下流側従動ドア83の先端の近傍には、下流側溝92に対してスライド可能な下流側ピン84が取り付けられている。下流側溝92の形状・位置を適宜変更することにより、下流側従動ドア83の軌跡を適宜変更することができる。
回転軸62が回転すると、回転軸62から下流側従動ドア83の下流側先端シール部材88までの下流側ドア径Rが変化する。下流側従動ドア83と下流側延出ドア81とがなす下流側ドア角度θも変化可能である。下流側ドア角度θは、常に180度以下になっている。以下、下流側延出ドア81、下流側ヒンジ82、及び、下流側従動ドア83を、全体として下流側ドア80とする。
[冷風通路の詳細]
冷風通路40は、冷却用熱交換器13(図2参照)と上流側延出ドア71のスイング範囲との間の上流側冷風通路41と、上流側冷風通路41から流れてきた冷風が上流側延出ドア71により分岐してメインミックス空間27へ向かうメインミックス空間側冷風通路42と、上流側冷風通路41から流れてきた冷風が上流側延出ドア71により分岐して第1ヒータ31へ向かうヒータ側冷風通路43と、ヒータ側冷風通路43から流れてきた冷風が第1ヒータ31を迂回して流れる第1ヒータ迂回路44と、を含む。第1ヒータ迂回路44は、第1ヒータ31と回転軸62との間の領域を含む通路である。
[温風通路の詳細]
温風通路50は、第1ヒータ31から流出して第2ヒータ36へ向かう温風が流れるヒータ間温風通路51と、第1ヒータ31から流出した温風が第2ヒータ36を迂回して流れる第2ヒータ迂回路52と、第2ヒータ迂回路52を通過した温風又は第2ヒータ36から流出した温風が流れる下流側温風通路53と、を含む。
[第1ヒータと第2ヒータの配置]
第1ヒータ31は、冷風が流入する第1流入面32と、第1流入面32から流入した冷風が第1ヒータ31の内部で加熱されて温風を流出する第1流出面33と、を有する。第2ヒータ36は、第1流出面33から流出した温風が流入する第2流入面37と、第2流入面37から流入した温風が第2ヒータ36の内部で加熱されて温風が流出する第2流出面38と、を有する。
第2ヒータ36の第2流出面38は、第1ヒータ31の第1流入面32よりも小さい。第1流出面33を、第2流入面37に対向している対向面33aと、第2流入面37に対向していない非対向面33bと、に区画する。
ヒータ間温風通路51は、第1ヒータ31の対向面33aと第2ヒータ36の第2流入面37との間の通路ともいえる。第2ヒータ迂回路52は、第1ヒータ31の非対向面33bよりも下流側の通路ともいえる。
なお、第1ヒータ31の第1流出面33と第2ヒータ36の第2流入面37とは、互いに平行である例を図示したが、ケース20内に第2ヒータ迂回路52が設けられる限り、第1ヒータ31に対する第2ヒータ36の位置は非平行としてもよい。
[ミックスドアの位置]
回転軸62を回転させると、回転軸62を中心に上流側ドア70(上流側延出ドア71)及び下流側ドア80がスイングすることにより、ミックスドア60の位置が変化する。
[フルクール位置]
図4Aには、温風通路50を流れる空気の比率を最小とするフルクール位置に位置するミックスドア60が示されている。
[温度調和位置]
図4Bには、温風通路50を流れる空気の比率および冷風通路40を流れる空気の比率のいずれも最大としない温度調和位置に位置するミックスドア60が示されている。
[フルホット位置]
図4Cには、温風通路50を流れる空気の比率を最大とするフルホット位置に位置するミックスドア60が示されている。
[下流側従動ドアのスイング]
図3及び図4A~図4Cを参照する。ミックスドア60がフルホット位置(図4C参照)からフルクール位置(図4A参照)へ移動するにつれて、下流側ドア角度θ及び下流側ドア径Rは共に小さくなる。換言すると、ミックスドア60がフルホット位置からフルクール位置へ移動するにつれて、下流側従動ドア83は、下流側延出ドア81に対して、下流側温風通路53の上流側(第1ヒータ31に近づく方向)へスイングする(下流側ドア角度θが徐々に小さくなる)。
[冷風流入制限区間と冷風流入許容区間]
図5Aを参照する。温度調和位置は、ミックス空間27への冷風の流入を制限する冷風流入制限区間Aと、冷風流入制限区間Aのフルクール側(ミックスドア60がフルホット位置(図4C参照)からフルクール位置(図4A参照)へ移動する方向)に隣り合うと共に、ミックス空間27への冷風の流入を許容する冷風流入許容区間Bと、含んでいる。
図5B及び図5Cを参照する。冷風流入許容区間Bは、後述する隙間Dが形成されず、フルホット側に位置する第1冷風流入許容区間B1(図5B参照)と、フルクール側に位置する第2冷風流入許容区間B2(図5C参照)と、を含んでいる。
ミックス空間27へ流れ込む冷風の割合は、冷風流入制限区間A、第1冷風流入許容区間B1、第2冷風流入許容区間B2の順に大きくなる。
ミックスドア60が、温度調和位置(冷風流入制限区間A、第1冷風流入許容区間B1、第2冷風流入許容区間B2のいずれかの区間内)に位置するとき、冷却用熱交換器13から流出した空気は、一部が冷風として冷風通路40を流れ、同時に他の一部が温風として温風通路50を流れる。このため、ミックスドア60が温度調和位置にあるとき、温風通路50を流れる空気の比率および冷風通路40を流れる空気の比率のいずれも、最大ではない。
[外周壁面と隙間]
図6には、冷風流入制限区間Aに位置するミックスドア60が示されている。ケース20は、上流側延出ドア71の先端(上流側先端シール部材77)よりも外周側に、上流側先端シール部材77の軌跡Tに沿っている外周壁面20dを有している。
外周壁面20dは、フルホット位置にて上流側先端シール部材77が接触する壁面20a(メインメインミックス空間側冷風通路42の下流端の壁面)を起点として、フルクール側へ向かって延びている円弧状の面である。上流側先端シール部材77と外周壁面20dとの間には、ミックス空間27への冷風の流入を制限可能な隙間Dが形成される。
[冷風流入制限区間でのミックスドアの構成と空気の流れ]
冷風流入制限区間Aでは、上流側冷風通路41から流れてきた冷風C1は、隙間Dを介して、ミックス空間側冷風通路42へ流れ込み可能である。
さらに、上流側冷風通路41からヒータ側冷風通路43へ冷風C2が流れ込み可能である。下流側従動ドア83は、下流側第2中間シール部材89に密着している。即ち、第1ヒータ迂回路44の下流端は閉じている。なお、第1ヒータ迂回路44が下流側ドア80のいずれかの部位により閉じられる限り、下流側第2中間シール部材89は、下流側ドア80のなかのいずれかの部位に接触すればよい。
冷風C2は、第1ヒータ31を迂回することなく、第1ヒータ31の第1流入面32に流入し、第1ヒータ31により加熱される。冷風C2の一部は、温風H1として第1流出面33の対向面33aから流出し、ヒータ間温風通路51を流れ、第2ヒータ36の第2流入面37から第2ヒータ36の内部へ流れ込む。第2ヒータ36の内部へ流れ込んだ温風H1はさらに加熱されて、第2ヒータ36の第2流出面38から温風H2として流出し、下流側温風通路53へ流れ込む。
冷風C2の一部は、温風H3として第1流出面33の非対向面33bから流出する。下流側先端シール部材88は、第2ヒータ26の第2支持部26の角26a(第2流出面38の上方)から離れている。即ち、第2ヒータ迂回路52は開いている。温風H3は、第2ヒータ迂回路52を通過して、下流側温風通路53へ流れ込む。下流側温風通路53では、温風H2と温風H3とが混合し温風H4となる。
下流側中間シール部材87は、下流側温風通路53の下流端の壁面20cから離れている。即ち、下流側温風通路53は開いているため、温風H4は、ミックス空間27へ流れ込む。ミックス空間27では、温風H4と冷風C1とが混合し、調和空気となる。
[第1冷風流入許容区間でのミックスドアの構成と空気の流れ]
図7には、第1冷風流入許容区間B1に位置するミックスドア60が示されている。上流側冷風通路41から流れてきた冷風C3は、ミックス空間側冷風通路42へ流れ込む。
さらに、上流側冷風通路41からヒータ側冷風通路43へ冷風C4が流れ込む。下流側従動ドア83は、下流側第2中間シール部材89に密着している。即ち、第1ヒータ迂回路44の下流端は閉じている。冷風C4は、第1ヒータ31を迂回することなく、第1ヒータ31の第1流入面32に流入し、第1ヒータ31により加熱される。
冷風C4の一部は、温風H5として第1流出面33の対向面33aから流出し、ヒータ間温風通路51を流れ、第2ヒータ36の第2流入面37から第2ヒータ36の内部へ流れ込む。第2ヒータ36の内部へ流れ込んだ温風H5はさらに加熱されて、第2ヒータ36の第2流出面38から温風H6として流出し、下流側温風通路53へ流れ込む。
冷風C4の一部は、第1流出面33の非対向面33bから温風H7として流出する。下流側先端シール部材88は、第2ヒータ36の第2支持部26の角26aから離れている。即ち、第2ヒータ迂回路52は開いている。温風H7は、第2ヒータ迂回路52を通過して、下流側温風通路53へ流れ込む。下流側温風通路53では、温風H6と温風H7とが混合し温風H8となる。
下流側中間シール部材87は、下流側温風通路53の下流端の壁面20cから離れている。即ち、下流側温風通路53は開いているため、温風H8は、ミックス空間27へ流れ込む。ミックス空間27では、温風H8と冷風C3とが混合し、調和空気となる。
[第2冷風流入許容区間でのミックスドアの構成と空気の流れ]
図8には、第2冷風流入許容区間B2に位置するミックスドア60が示されている。上流側冷風通路41から流れてきた冷風C5は、ミックス空間側冷風通路42へ流れ込む。
さらに、上流側冷風通路41からヒータ側冷風通路43へ冷風C6が流れ込む。冷風C6の一部は冷風C7として、第1ヒータ31の第1流入面32から第1ヒータ31の内部へ流れ込む。
冷風C6の一部は、温風H9として第1流出面33の対向面33aから流出し、ヒータ間温風通路51を流れ、第2ヒータ36の第2流入面37から第2ヒータ36の内部へ流れ込む。第2ヒータ36の内部へ流れ込んだ温風H9はさらに加熱されて、第2ヒータ36の第2流出面38から温風H10として流出し、下流側温風通路53へ流れ込む。
下流側従動ドア83は、下流側第2中間シール部材89から離れている。即ち、第1ヒータ迂回路44の下流端は開いている。冷風C6の一部は、冷風C8として第1ヒータ迂回路44を通過し、第2ヒータ迂回路52へ流れ込む。
冷風C6の一部は、温風H11として第1流出面33の非対向面33bから流出し、第2ヒータ迂回路52を流れる。第2ヒータ迂回路52にて、温風H11と、冷風C8は混合し、混合風M1となり、第2ヒータ迂回路52の一部にサブミックス空間28が生じる。
下流側先端シール部材88は、第2ヒータ36の第2支持部26の角26aから離れている。即ち、第2ヒータ迂回路52の下流端は開いている。サブミックス空間28の混合風M1は、下流側温風通路53へ流れ込み、温風H10と混合し、温風H12となる。
下流側中間シール部材87は、下流側温風通路53の下流端の壁面20cから離れている。即ち、下流側温風通路53の下流端は開いている。温風H12は、下流側温風通路53からメインミックス空間27へ流れ込む。ミックス空間27では、温風H12と冷風C5とが混合し、調和空気となる。
[フルホット位置でのミックスドアの構成と空気の流れ]
図9を参照する。上流側先端シール部材77は、メインミックス空間側冷風通路42の下流端の壁面20aに密着している。即ち、メインミックス空間27側冷風通路42の下流端は閉じられている。上流側冷風通路41からヒータ側冷風通路43へ冷風C9が流れ込む。
フルホット位置では、下流側ドア80は最も展開された(開いた)状態となる。下流側ドア径R(図3)は最長となり、下流側ドア角度θ(図3)は最大となる。
下流側第2中間シール部材89は、下流側従動ドア83に密着している。即ち、第1ヒータ迂回路44の下流端は閉じている。
下流側中間シール部材87は、下流側従動ドア83の基端83aに密着している。下流側延出ドア81と、下流側従動ドア83との隙間を介して、第1ヒータ迂回路44から下流側温風通路53へ冷風が流れることを抑制あるいは防止できる。
冷風C9は、第1ヒータ迂回路44を流れることなく、ヒータ側冷風通路43を流れて、第1ヒータ31の第1流入面32から第1ヒータ31の内部へ流入する。第1ヒータ31により加熱された冷風C9は、第1ヒータ31の第1流出面33から温風H13として流出する。
下流側先端シール部材88は、第2ヒータ36の第2支持部26の角26aに密着している。即ち、第2ヒータ迂回路52の下流端は閉じている。温風H13は、第2ヒータ迂回路52を流れることなく、第2ヒータ36の第2流入面37から第2ヒータ36の内部へ流入する。温風H13は、第2ヒータ36により加熱され、第2ヒータ36の第2流出面38から温風H14として流出する。
下流側中間シール部材87は、下流側温風通路53の下流端の壁面20cから離れている。温風H14は、下流側温風通路53からメインミックス空間27へ流れ込む。以上の構成により、上流側冷風通路41からヒータ側冷風通路43へ流れ込む冷風の割合が最大となる。即ち、温風通路50を流れる空気の比率が最大となる。
[フルクール位置でのミックスドアの構成と空気の流れ]
図10を参照する。上流側先端シール部材77は、ヒータ側冷風通路43の上流端の壁面20bに密着している。即ち、ヒータ側冷風通路43の上流端は閉じている。上流側冷風通路41からメインミックス空間27へ冷風C10が流れ込む。
フルクール位置では、下流側ドア80は最も折れ曲がった状態となる。下流側ドア径R(図3)は最短となり、下流側ドア角度θ(図3)は最小となる。
下流側第2中間シール部材89は、下流側従動ドア83から離れている。即ち、第1ヒータ迂回路44の下流端は開いている。下流側先端シール部材88は、第2ヒータ36の第2支持部26の角26aから離れている。即ち、第2ヒータ迂回路52の下流端は開いている。下流側中間シール部材87は、下流側温風通路53の下流端の壁面20cに密着している。即ち、下流側温風通路53の下流端は閉じている。以上の構成により、上流側冷風通路41からメインミックス空間側冷風通路42へ流れ込む冷風の割合が最大となる。即ち、温風通路50を流れる空気の比率が最小となる。
[実施例の効果]
[冷風流入制限による暖房調整精度の向上]
図11を参照する。ミックスドア60がフルホット位置からフルクール位置へ向かって、冷風流入制限区間A内を移動する場合について説明する。
ケース20は、上流側先端シール部材77よりも外周側に、軌跡Tに沿っている外周壁面20dを有している。ミックスドア60が冷風流入制限区間Aに位置するとき、上流側先端シール部材77と外周壁面20dとの間には、ミックス空間27への冷風の流入を制限可能な隙間Dが形成される。
フルホット位置からフルクール位置へ向かいミックスドア60が移動すると、フルホット位置にて閉じられていた第2ヒータ迂回路52の下流端は徐々に開く。第1ヒータ31から流出する温風のうち、第2ヒータ迂回路52を流れる温風(温風H3参照)の割合が徐々に多くなる。一方、第1ヒータ31及び第2ヒータ36の双方を通過する空気(温風H2参照)の割合が少なくなる。即ち、第2ヒータ36に加熱されない温風H3の割合が増えるため、暖房が徐々に弱まる構成となる。この暖房が徐々に弱まる間は、上流側先端シール部材77と外周壁面20dとの間には、ミックス空間27への冷風の流入を制限可能な隙間Dが形成されている。
換言すると、フルホットに近い位置にて、第2ヒータ迂回路52の開度を変更することにより暖房の強弱を調整している間は、ミックス空間27への冷風の流入が制限される。ミックス空間27内では冷風の割合が下がるため、第2ヒータ迂回路52の開閉による温風の変化が暖房の強弱に反映されやすくなり、暖房調整の精度を高めることができる。
また、第2ヒータ36に加熱されずに第1ヒータ31のみで加熱された温風H3の割合が増えるため、通気抵抗が徐々に弱まる構成となる。第2ヒータ迂回路52の開閉による通気抵抗の変化が風量の多少に反映されやすくなり、暖房調整の精度を高めることができる。
なお、冷風流入制限区間Aの長さ(外周壁面20dの円弧長さ)は、第2ヒータ迂回路52の開度により温風の加熱の度合いが変化する間に冷風の流入を制限できるように設定される限り、適宜変更することができる。
[下流側従動ドアによる暖房調整の精度向上]
図3を参照する。下流側延出ドア81には、下流側ヒンジ82を介して板状の下流側従動ドア83が接続されている。これにより、下流側従動ドア83は、下流側延出ドア81に対して、下流側ヒンジ82を中心にスイング可能である。
図3及び図4A~図4Cを参照する。詳細には、下流側ドア角度θは、ミックスドア60がフルホット位置(図4C参照)からフルクール位置(図4A参照)へ移動するにつれて、小さくなるように構成されている。すなわち、下流側従動ドア83のスイング方向は、下流側温風通路53の上流側(第1ヒータ31に近づく方向)へ設定されている。
図4A及び図4Bを参照する。下流側延出ドア83は、第1ヒータ31を迂回して流れる冷風の妨げとなり、ミックス空間27での温風の割合が相対的に高まり、暖房調整の精度を向上することができる。
[サブミックス空間の増加による調和空気の調整の精度向上]
図8を参照する。冷風流入許容区間Bは、第1ヒータ迂回路44が開いていると共に第1ヒータ迂回路44を通過した冷風C8と第2ヒータ迂回路52を通過した温風H11とが合流可能な第2冷風流入許容区間B2を含んでいる。そのため、ミックスドア60が第2冷風流入許容区間B2に位置するとき、冷風C8と、温風H11とが混合するサブミックス空間28が生じる。メインミックス空間27に加えてサブミックス空間28が生じることにより、調和空気の調整の精度を向上させることができる。
[下流側中間シール部材の部品点数の減少]
下流側中間シール部材87は、フルクール位置にてケース20に接触可能なフルクール側シール部87aと、フルホット位置にて下流側従動ドア83の基端83aに接触可能なフルホット側シール部87bと、が一体となり構成されている。フルクール側シール部87aと、フルホット側シール部87bとを別個に設けても良いが、一体化させることにより部品点数を減らすことができる。
本発明の作用・効果を奏する限り、本発明は実施例に限定されるものではない。
本発明の車両用空調装置は、乗用車に搭載するのに好適である。
10…車両用空調装置
13…冷却用熱交換器
20…ケース
20a…フルホット位置にて上流側延出ドアの先端の接触する部位
20d…外周壁面
27…メインミックス空間(ミックス空間)
31…第1ヒータ
36…第2ヒータ
40…冷風通路
44…第1ヒータ迂回路
50…温風通路
52…第2ヒータ迂回路
60…ミックスドア
61…バタフライドア部
71…上流側延出ドア
77…上流側延出ドアの先端
81…下流側延出ドア
82…下流側ヒンジ
83…下流側従動ドア
A…冷風流入制限区間
B…冷風流入許容区間
B1…第1冷風流入許容区間
B2…第2冷風流入許容区間
D…冷風が流れる隙間
T…上流側延出ドアの先端の軌跡
θ…下流側ドア角度

Claims (3)

  1. 内部を空気が流れるケース(20)と、前記ケース(20)を流れる空気を冷却可能な冷却用熱交換器(13)と、前記冷却用熱交換器(13)から流出した空気を加熱可能な第1ヒータ(31)と、前記第1ヒータ(31)から流出した空気を加熱可能な第2ヒータ(36)と、前記第1ヒータ(31)又は前記第2ヒータ(36)から流出した空気が流れる温風通路(50)と、前記冷却用熱交換器(13)から流出した空気が前記第1ヒータ(31)に加熱されずに流れる冷風通路(40)と、前記温風通路(50)を流れる空気と前記冷風通路(40)を流れる空気との比率を調整可能なミックスドア(60)と、前記温風通路(50)を流れた空気と前記冷風通路(40)を流れた空気が合流するミックス空間(27)と、を備えた車両用空調装置(10)であって、
    前記ミックスドア(60)は、前記冷風通路(40)を流れる空気を基準として、略直交するよう設けられた回転軸(62)と、前記回転軸(62)から延出し前記回転軸(62)よりも上流側を移動可能な上流側延出ドア(71)と、前記回転軸(62)から前記上流側延出ドア(71)が延出している方向とは略反対方向へ延出している下流側延出ドア(81)を有するバタフライドア部(61)を含み、
    前記ミックスドア(60)は、
    前記回転軸(62)を中心に前記上流側延出ドア(71)及び前記下流側延出ドア(81)がスイングするとともに、
    前記温風通路(50)を流れる空気の比率を最小とするフルクール位置、
    前記温風通路(50)を流れる空気の比率を最大とするフルホット位置、および、
    前記温風通路(50)を流れる空気の比率および前記冷風通路(40)を流れる空気の比率のいずれも最大としない温度調和位置、に位置することが可能とされており、
    前記下流側延出ドア(81)には、延出した先端に下流側ヒンジ(82)を介して板状の下流側従動ドア(83)が接続されており、
    前記温風通路(50)は、前記第1ヒータ(31)から流出した空気が前記第2ヒータ(36)を迂回して流れることが可能であると共に前記下流側従動ドア(83)により開閉可能な第2ヒータ迂回路(52)を有し、
    前記ケース(20)は、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)よりも外周側に、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)の軌跡(T)に沿っていると共に、前記ミックスドア(60)が前記フルホット位置に位置するときの前記上流側延出ドア(71)の先端(77)の接触する部位(20a)を起点として、前記フルクール側へ向かって延びている外周壁面(20d)を有しており、
    前記温度調和位置は、前記上流側延出ドア(71)の先端(77)と前記外周壁面(20d)との間に、前記ミックス空間(27)へ向かって冷風が流れる隙間(D)が形成されることにより、前記ミックス空間(27)への冷風の流入を制限する冷風流入制限区間(A)を含んでいる、ことを特徴とする車両用空調装置(10)。
  2. 前記下流側従動ドア(83)と前記下流側延出ドア(81)とがなす下流側ドア角度(θ)は、前記ミックスドア(60)が前記フルホット位置から前記フルクール位置へ移動するにつれて、小さくなるように構成されている、請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記温度調和位置は、前記冷風流入制限区間(A)に隣り合うと共に、前記隙間(D)が形成されないことにより前記ミックス空間(27)への冷風の流入を許容する冷風流入許容区間(B)を含み、
    前記冷風通路(40)は、前記第1ヒータ(31)を迂回した空気が流れることが可能であると共に前記下流側延出ドア(81)及び前記下流側従動ドア(83)により開閉可能な第1ヒータ迂回路(44)を有しており、
    前記冷風流入許容区間(B)は、前記第1ヒータ迂回路(44)が閉じている第1冷風流入許容区間(B1)と、前記第1ヒータ迂回路(44)が開いていると共に前記第1ヒータ迂回路(44)を通過した空気と前記第2ヒータ迂回路(52)を通過した空気とが合流可能な第2冷風流入許容区間(B2)と、を含む、請求項2に記載の車両用空調装置(10)。
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