JP2023156759A - ロータ及びロータの製造方法 - Google Patents

ロータ及びロータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023156759A
JP2023156759A JP2022066301A JP2022066301A JP2023156759A JP 2023156759 A JP2023156759 A JP 2023156759A JP 2022066301 A JP2022066301 A JP 2022066301A JP 2022066301 A JP2022066301 A JP 2022066301A JP 2023156759 A JP2023156759 A JP 2023156759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor
circumferential direction
permanent magnets
permanent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022066301A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023156759A5 (ja
Inventor
一憲 島田
Kazunori Shimada
訓明 松本
Noriaki Matsumoto
崇 平林
Takashi Hirabayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2022066301A priority Critical patent/JP2023156759A/ja
Priority to PCT/JP2023/014946 priority patent/WO2023199962A1/ja
Publication of JP2023156759A publication Critical patent/JP2023156759A/ja
Publication of JP2023156759A5 publication Critical patent/JP2023156759A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • H02K1/2706Inner rotors
    • H02K1/272Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis
    • H02K1/274Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets
    • H02K1/2753Inner rotors the magnetisation axis of the magnets being perpendicular to the rotor axis the rotor consisting of two or more circumferentially positioned magnets the rotor consisting of magnets or groups of magnets arranged with alternating polarity
    • H02K1/278Surface mounted magnets; Inset magnets
    • H02K1/2783Surface mounted magnets; Inset magnets with magnets arranged in Halbach arrays
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】ハルバッハ配列磁石を構成する磁石材の破損を防止しつつ容易な取り付けが行え得るロータ及びロータの製造方法を提供する。【解決手段】ロータ12の永久磁石22には、周方向両側部にd軸磁石部22dn,22dsと周方向中央部にq軸磁石部22qとを1個の磁石材として一体的に構成したものが用いられる。そして、ロータ12の周方向に隣接する永久磁石22の同極のd軸磁石部22dn,22ds同士が連続して並ぶような配置としている。ハルバッハ配列磁石を採用するロータ12では着磁済みの磁石材の取り付けとなるが、個々の永久磁石22を上記構成及び配置とすることで、先に取り付けた永久磁石22に対して後に取り付ける永久磁石22は吸引力ではなく反発力を利用した取り付けとなる。【選択図】図3

Description

本開示は、永久磁石を有するロータ及びロータの製造方法に関する。
モータのロータにおいて、磁極部としてロータ基部の側面に複数個の永久磁石を配置して構成されているものが知られている。永久磁石は、一例としてハルバッハ配列磁石にて構成されている(例えば特許文献1参照)。ハルバッハ配列磁石を用いることで、モータの性能向上が見込める。
特開2020-137387号公報
ハルバッハ配列磁石は、主として磁束が径方向を向くd軸磁石部と、主として磁束が周方向を向くq軸磁石部とを周方向に交互に配列してなる磁石である。このような磁石の構成上、未着磁の磁石材をロータ基部に取り付けた後に着磁を行うことが難しい磁石となっている。そのため、ロータにハルバッハ配列磁石を用いるには、d軸磁石部及びq軸磁石部とする各磁石材に予め着磁を済ませて、着磁済みの各磁石材をロータ基部に取り付ける手法を採るのが一般的である。
しかしながら、d軸磁石部及びq軸磁石部とする着磁済みの各磁石材をロータ基部に取り付ける際、例えば先に取り付けられたq軸磁石部の磁石材に対し、後に取り付けるd軸磁石部の磁石材との間で吸引力が作用してしまう。つまり、各磁石材の取付作業の際、各磁石材同士が互いの吸引力の作用を受けて接触し得る状況である。そのため、各磁性材同士が強く接触した場合等、磁性材が破損に至る懸念があった。換言すると、各磁石材同士を強く接触させないようにする慎重で煩雑な取付作業を行うことが必要であった。
本開示の目的は、ハルバッハ配列磁石を構成する磁石材の破損を防止しつつ容易な取り付けが行え得るロータ及びロータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するロータは、ロータ基部(21)と、前記ロータ基部の側面(21a)の周方向に複数配置される永久磁石(22)とを備え、前記永久磁石は、ハルバッハ配列磁石にて構成されてなるロータ(12)であって、前記永久磁石は、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部(22dn,22ds)と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部(22q)とが1個の磁石材として一体的に構成されており、周方向に隣接する前記永久磁石の同極の前記d軸磁石部同士が連続して並ぶように配置されている。
上記課題を解決するロータの製造方法は、ロータ基部(21)と、前記ロータ基部の側面(21a)の周方向に複数配置される永久磁石(22)とを備え、前記永久磁石は、ハルバッハ配列磁石にて構成されてなるロータ(12)の製造方法であって、前記永久磁石は、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部(22dn,22ds)と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部(22q)とが1個の磁石材として一体的に構成されているものを用い、前記永久磁石を前記ロータ基部の前記側面に対して周方向の1つ置きに全周若しくは周方向の一部に亘って取り付けた後に、先に取り付けた前記永久磁石間に次の前記永久磁石を径方向から挿入して取り付けて、周方向に隣接する前記永久磁石の同極の前記d軸磁石部同士が連続して並ぶように配置される。
上記ロータ及びロータの製造方法によれば、ロータの永久磁石には、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部とを1個の磁石材として一体的に構成したものが用いられる。そして、ロータの周方向に隣接する永久磁石の同極のd軸磁石部同士が連続して並ぶような配置としている。ハルバッハ配列磁石を採用するロータにおいては着磁済みの磁石材の取り付けとなるが、個々の永久磁石を上記構成及び配置とすることで、先に取り付けた永久磁石と後に取り付ける永久磁石との間で生じる磁気的な力は吸引力ではなく反発力となる。つまり、先取り付けの永久磁石と後取り付けの永久磁石との間で反発力を利用した取り付けとなるため、両者間で吸引力により互いに強く接触する事象自体の発生が抑えられ、これによる永久磁石の破損の発生が抑えられる。換言すると、取付時の永久磁石同士の吸引による強い接触が生じ難くなるため、永久磁石の取付作業の容易化が見込める。
一実施形態におけるロータを有するモータの構成図である。 同実施形態におけるロータの斜視図である。 同実施形態におけるロータの一部拡大図である。 同実施形態におけるロータの製造過程を示す説明図である。
以下、ロータ及びロータの製造方法の一実施形態について説明する。
(モータ10の構成)
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ステータ11とロータ12とを備えている。ステータ11は、略円環状に構成されている。ステータ11は、周方向に例えば24極のコイル磁極部(図示略)を有してなる。ステータ11の内側には、ロータ12が回転可能に配置されている。ステータ11は、自身のコイル磁極部への通電に基づき、ロータ12の回転駆動のための回転磁界を発生させる。本実施形態のモータ10は、一例として使用最高回転数が12000[rpm]以上の高速回転仕様のモータへの適用を想定している。
(ロータ12の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態のロータ12は、ロータ基部21と永久磁石22と飛散防止部材23とを備えている。
ロータ基部21は、全体として略円筒状に構成されている。ロータ基部21は、軽量化等を考慮した中空構造をなしている。ロータ基部21の軸方向端部は、出力軸部21xとして一体的に構成されている。ロータ基部21の軸方向中央部の外側面21aには、周方向に例えば20個の永久磁石22が配置されている。本実施形態のロータ基部21の外側面21aは、各永久磁石22に合わせて20個の平坦面を有する(図3参照)。ロータ12としては、周方向に20極の磁石磁極部を有してなる。
永久磁石22は、略四角形状をなしている。ロータ12の内径側となる永久磁石22の内側面22aは、ロータ基部21の外側面21aに当接している。永久磁石22の内側面22aは平坦面をなし、ロータ基部21の外側面21aと平坦面同士で当接している。ロータ12の外径側となる永久磁石22の外側面22bは、周方向全部の永久磁石22によってロータ12の一様の外周面を構成している。ロータ12の周方向における永久磁石22の両側の側端面22cは、ロータ12の径方向に沿った平坦面をなしている。永久磁石22は、自身の内側面22aをロータ基部21に当接させるため、周方向両側の永久磁石22に対して両側の側端面22cそれぞれで隙間を有するか、若しくは片側の側端面22cのみの当接となっている。なお各図において、各永久磁石22間は当接して描いてある。
図3に示すように、永久磁石22は、本実施形態ではハルバッハ配列磁石にて構成されている。具体的には、永久磁石22は、周方向において着磁態様の異なる3つの部位に分けられる。永久磁石22の周方向両側部は、主として磁束が径方向に向くd軸磁石部22dn,22dsである。永久磁石22の周方向中央部は、主として磁束が周方向に向き、自身の両側部のd軸磁石部22dn,22dsに向くq軸磁石部22qとなっている。永久磁石22のより具体的な構成及びロータ基部21への装着方法については後述する。
図2に示すように、飛散防止部材23は、周方向の複数の永久磁石22の外側面22bに沿ってロータ12を周回する態様にて装着されている。飛散防止部材23は、例えば永久磁石22を完全に覆うように円筒状をなして設けられている。飛散防止部材23には、例えば炭素繊維強化樹脂材(CFRP材という)が用いられる。CFRP材のリボン状素材(図示略)はロータ12の永久磁石22周りを数周巻回され、一層若しくは多層に巻回される。そして、加熱硬化がなされて、永久磁石22の固定及び飛散防止を図る筒状の飛散防止部材23が作製されている。
(永久磁石22の具体構成及び取付方法)
図3に示すように、本実施形態の永久磁石22は、d軸磁石部22dn,22dsとq軸磁石部22qとが1個の磁石材として一体的に構成されている。d軸磁石部22dn,22dsは永久磁石22の周方向両側部に、q軸磁石部22qは周方向中央部に設けられている。また、周方向一方側のd軸磁石部22dnは永久磁石22の外側面22bにN極が現れ、周方向他方側のd軸磁石部22dsは永久磁石22の外側面22bにS極が現れるものとなっている。ロータ12における各永久磁石22の周方向の配置態様としては、周方向に隣接する各永久磁石22の同極のd軸磁石部22dn同士とd軸磁石部22ds同士とが連続して並ぶようにしている。つまり本実施形態では、隣接する各永久磁石22の同極のd軸磁石部22dn同士とd軸磁石部22ds同士とがそれぞれ協働して同一極の磁石磁極部を構成している。
また、ロータ基部21の外側面21aに対する各永久磁石22の取付態様について、本実施形態では永久磁石22を全周に亘って1つ置きに取り付けた後、先に取り付けた永久磁石22間を埋めるように残りの1つ置きの永久磁石22が取り付けられる。なお、永久磁石22を1つ分の間隔を空けて取り付けた後、続けて永久磁石22間を埋めるように次の永久磁石22を取り付けることを、ロータ基部21の全周に亘って繰り返し行う態様であってもよい。いずれにしても、後に取り付ける永久磁石22は、先に取り付けた1つ分間隔を空けた各永久磁石22間に径方向外側から内側に挿入するような取付態様となっている。
このような取付態様等を考慮し、各永久磁石22の径方向内側部22eは、内側面22aと連続する各d軸磁石部22dn,22dsの角部をそれぞれ傾斜面22fとし、径方向内側ほど先細形状となるように構成されている。すなわち、先に取り付けた永久磁石22間に永久磁石22を挿入するように取り付ける態様を採る本実施形態では、永久磁石22の挿入側先端部である径方向内側部22eが先細形状となっている。そのため、先に取り付けていた周方向両側の永久磁石22に対して後で取り付ける永久磁石22の接触が生じ難くなり、永久磁石22の取り付けの容易化が見込める。
また、各永久磁石22では両側にd軸磁石部22dn,22ds、中央にq軸磁石部22qを有する構成であるため、内部磁束が径方向内側ほど中央部に向く傾向である。つまり、永久磁石22の径方向内側部22eを先細形状とする傾斜面22fを設けたことで省略される径方向内側角部は元々内部磁束が少ない部分であるため、永久磁石22の性能への影響は十分に小さい。本実施形態では更に永久磁石22の内部磁束の流れを考慮し、d軸磁石部22dn,22dsの着磁自体を傾斜面22fに沿うような傾斜した着磁としている。すなわち、d軸中心線Ldは、永久磁石22の周方向中心線でもあるq軸中心線Lqに対して所定の傾斜角θ1を有する設定となっている。d軸中心線Ldの傾斜角θ1は、20個の永久磁石22を用いる本実施形態では、一例として30°~40°に設定されている。d軸磁石部22dn,22dsの着磁が傾斜する態様も相まって永久磁石22の性能への影響は十分に小さく、本実施形態の永久磁石22は合理的な構成となっている。
(本実施形態の作用)
本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のロータ12の作製において、永久磁石22はハルバッハ配列磁石として構成されるものである。そのため、予め着磁がなされた複数個の永久磁石22の取り付けが行われる。
先ず、ロータ基部21の外側面21aに対して永久磁石22が1つ置きに全周に亘って取り付けられる。ロータ基部21の外側面21aと各永久磁石22の内側面22aとは、互いに平坦面同士の当接である。次いで、先に取り付けた周方向に1つ置きの永久磁石22間に、残りの1つ置きの永久磁石22が径方向外側から内側に向けて挿入される。この場合、挿入する後取り付けの永久磁石22の両側のd軸磁石部22dn,22dsと、先に取り付けられている両側の永久磁石22のd軸磁石部22dn,22dsとがそれぞれ同極となる配置である。
そのため図4に示すように、後取り付けの永久磁石22に対しては、先取り付けの両側の永久磁石22から均等的な反発力F1を受ける。これにより、従来懸念していた先取り付けの永久磁石22と後取り付けの永久磁石22との両者間で作用する吸引力にて互いに強く接触する事象自体の発生が抑えられる。つまり、永久磁石22の吸引力の作用による取付時に永久磁石22同士の強い接触による破損の発生が抑えられている。換言すると、永久磁石22同士の吸引による強い接触が生じないため、永久磁石22の取付作業は比較的容易とすることが可能である。
また、各永久磁石22の挿入側先端部である径方向内側部22eに傾斜面22fを設けて先細形状としたことでも、先取り付けの永久磁石22間への後取り付けの永久磁石22の挿入が容易となる。つまりこのことにおいても、永久磁石22の取付作業の容易化が見込めるものとなっている。
そして、このようにして取り付けられる後取り付けの永久磁石22についても、自身の内側面22aとロータ基部21の外側面21aとの当接が互いに平坦面同士である。そのため、ロータ基部21に対して全周全ての永久磁石22が回り止めされた状態での取り付けとなっている。その後、各永久磁石22を覆うように飛散防止部材23が装着され、各永久磁石22のより確実な固定がなされて、ロータ12の完成となる。
(本実施形態の効果)
本実施形態の効果について説明する。
(1)ロータ12の永久磁石22には、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部22dn,22dsと、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部22qとを1個の磁石材として一体的に構成したものが用いられる。そして、ロータ12の周方向に隣接する永久磁石22の同極のd軸磁石部22dn,22ds同士が連続して並ぶような配置としている。ここで、ハルバッハ配列磁石を採用する本実施形態のようなロータ12においては着磁済みの磁石材の取り付けとなる。しかしながら、個々の永久磁石22を上記構成及び配置とすることで、先に取り付けた永久磁石22と後に取り付ける永久磁石22との間で生じる磁気的な力は吸引力ではなく反発力F1となる。つまり、先取り付けの永久磁石22と後取り付けの永久磁石22との間で反発力F1を利用した取り付けとなるため、両者間で吸引力により互いに強く接触する事象自体の発生が抑えられ、これによる永久磁石22の破損の発生を抑えることができる。換言すると、取付時の永久磁石22同士の吸引による強い接触が生じ難くなるため、永久磁石22の取付作業の容易化が十分に期待できる。
(2)永久磁石22は、ロータ基部21の外側面21aに対して互いに平坦面同士で当接して配置されている。つまり、ロータ基部21に対して永久磁石22が回り止めされた状態での取り付けとなるため、ロータ12の回転方向における永久磁石22の固定強度の向上に貢献できる。
(3)永久磁石22において、ロータ基部21の外側面21aに向く部位である径方向内側部22eは先細形状をなしている。つまり、先に取り付けていた周方向両側の永久磁石22に対して後で取り付ける永久磁石22の挿入による取り付けの際に接触が生じ難くなり、永久磁石22の取り付けの容易化が十分に期待できる。
(4)永久磁石22において、径方向内側部22eを先細形状とするための傾斜面22fが設けられている。傾斜面22fが位置する永久磁石22のd軸磁石部22dn,22dsは傾斜面22fに沿うような傾斜した着磁がなされるため、永久磁石22の性能への影響を十分小さく抑えることができる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記した各種数値は一例であり、適宜変更してもよい。
・飛散防止部材23を永久磁石22の全体を覆うように設けたが、永久磁石22が一部露出する態様であってもよい。また、飛散防止部材23を省略してもよい。
・永久磁石22の形状は一例であり、適宜変更してもよい。例えば、永久磁石22に傾斜面22fを設けていなくてもよい。また、永久磁石22の内側面22aは円周面であってもよい。この場合、ロータ基部21の外側面21aの形状も合わせて変更する。
・その他、ロータ12の構成を適宜変更してもよい。
・ロータ12がステータ11の径方向内側に位置するインナロータ型に適用したが、ロータ12がステータ11の径方向外側に位置するアウタロータ型に適用してもよい。
・ロータ12とステータ11とが径方向に対向するラジアル型のものに適用したが、ロータとステータとが軸方向に対向するアキシャル型のものに適用してもよい。
(付記)
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)ロータ基部(21)と、前記ロータ基部の側面(21a)の周方向に複数配置される永久磁石(22)とを備え、前記永久磁石は、ハルバッハ配列磁石にて構成されてなるロータ(12)と、
前記ロータの回転駆動のための回転磁界を発生させるステータ(11)と
を備えてなるモータ(10)であって、
前記ロータの前記永久磁石は、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部(22dn,22ds)と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部(22q)とが1個の磁石材として一体的に構成されており、
周方向に隣接する前記永久磁石の同極の前記d軸磁石部同士が連続して並ぶように配置されている、
モータ。
12 ロータ、21 ロータ基部、21a 外側面(側面)、22 永久磁石、22dn,22ds d軸磁石部、22q q軸磁石部

Claims (5)

  1. ロータ基部(21)と、
    前記ロータ基部の側面(21a)の周方向に複数配置される永久磁石(22)と
    を備え、
    前記永久磁石は、ハルバッハ配列磁石にて構成されてなるロータ(12)であって、
    前記永久磁石は、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部(22dn,22ds)と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部(22q)とが1個の磁石材として一体的に構成されており、
    周方向に隣接する前記永久磁石の同極の前記d軸磁石部同士が連続して並ぶように配置されている、
    ロータ。
  2. 前記永久磁石は、前記ロータ基部の前記側面に対して互いに平坦面同士で当接して配置されている、
    請求項1に記載のロータ。
  3. 前記永久磁石における前記ロータ基部の前記側面に向く部位(22e)は、先細形状をなしている、
    請求項1に記載のロータ。
  4. 前記永久磁石における前記ロータ基部の前記側面に向く部位(22e)は、先細形状とするための傾斜面(22f)を有し、
    前記d軸磁石部は、前記傾斜面に沿うような傾斜した着磁がなされている、
    請求項1に記載のロータ。
  5. ロータ基部(21)と、
    前記ロータ基部の側面(21a)の周方向に複数配置される永久磁石(22)と
    を備え、
    前記永久磁石は、ハルバッハ配列磁石にて構成されてなるロータ(12)の製造方法であって、
    前記永久磁石は、周方向両側部に主として磁束が径方向を向くd軸磁石部(22dn,22ds)と、周方向中央部に主として磁束が周方向を向くq軸磁石部(22q)とが1個の磁石材として一体的に構成されているものを用い、
    前記永久磁石を前記ロータ基部の前記側面に対して周方向の1つ置きに全周若しくは周方向の一部に亘って取り付けた後に、先に取り付けた前記永久磁石間に次の前記永久磁石を径方向から挿入して取り付けて、周方向に隣接する前記永久磁石の同極の前記d軸磁石部同士が連続して並ぶように配置される、
    ロータの製造方法。
JP2022066301A 2022-04-13 2022-04-13 ロータ及びロータの製造方法 Pending JP2023156759A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022066301A JP2023156759A (ja) 2022-04-13 2022-04-13 ロータ及びロータの製造方法
PCT/JP2023/014946 WO2023199962A1 (ja) 2022-04-13 2023-04-13 ロータ及びロータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022066301A JP2023156759A (ja) 2022-04-13 2022-04-13 ロータ及びロータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023156759A true JP2023156759A (ja) 2023-10-25
JP2023156759A5 JP2023156759A5 (ja) 2024-06-10

Family

ID=88329838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022066301A Pending JP2023156759A (ja) 2022-04-13 2022-04-13 ロータ及びロータの製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023156759A (ja)
WO (1) WO2023199962A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9893571B2 (en) * 2011-07-08 2018-02-13 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet type electric rotating machine having main magnets and auxiliary magnets, and manufacturing method thereof
JP2018107929A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 橘コンサルタンツ株式会社 モータ用ロータおよびその製造方法
JP2021121153A (ja) * 2020-01-30 2021-08-19 株式会社マグネイチャー ハルバッハ界磁子およびこれを備える回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023199962A1 (ja) 2023-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6503950B2 (ja) ロータ及びブラシレスモータ
US9912204B2 (en) Permanent magnet type rotating electric machine
US20050285474A1 (en) Rotating electric machine
JP5347588B2 (ja) 埋め込み磁石式モータ
JP4678321B2 (ja) ロータの製造方法及び電動パワーステアリング用モータ
JP2016163468A (ja) モータのロータ、およびモータ
JP6001379B2 (ja) ロータ及びモータ
WO2018135382A1 (ja) ロータ及びそれを用いたモータ
KR100921243B1 (ko) 분할 마그네트 배열을 적용한 영구자석식 교류 발전기의회전자
JP2007202363A (ja) 回転電機
WO2023199962A1 (ja) ロータ及びロータの製造方法
JP6316350B2 (ja) 永久磁石モータ
KR20170062889A (ko) 전동기용 자석 조립체
JP5917193B2 (ja) ロータ、モータ及びロータの製造方法
WO2023199963A1 (ja) ロータ
JP2007116850A (ja) 永久磁石式回転電機および円筒型リニアモータ
WO2018135405A1 (ja) ロータ及びそれを用いたモータ
JP2017046386A (ja) 永久磁石電動機
WO2018135409A1 (ja) ロータ及びそれを用いたモータ
JP2016001973A (ja) スイッチドリラクタンスモータ
KR101587839B1 (ko) 비엘디씨 모터용 링형자석의 착자 장치
WO2023190855A1 (ja) ロータ及びロータの製造方法
US20220271584A1 (en) Rotating electric machine
JP2014096869A (ja) 磁石埋込型モータの回転子
JP2009027910A (ja) 車両用交流発電機の回転子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240531