JP2023155555A - 情報処理装置、情報処理方法、電子機器、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、電子機器、情報処理システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器とワークフローとの関係を表示する。【解決手段】電子機器と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムが、電子機器の要求に応じてワークフローを実行したログ情報を記憶部に記憶するログ情報管理部と、ログ情報に基づいてワークフロー毎にワークフローに接続された電子機器を表す機器情報を生成する機器情報生成部と、機器情報に基づいて電子機器とワークフローとの関係を表す情報を表示部に表示する表示制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
電子機器が生成した電子データに対して、外部サービスと連携する処理を行うワークフローを実行するサービス提供システムがある。例えば、ファクス機器で受信したファクス文書を外部のクラウドストレージサービスに転送するサービスが利用されている。
例えば、特許文献1には、画像形成装置が受信したファクシミリデータをクラウドストレージの所定のフォルダに振り分けて格納し、振り分け先に応じて設定された通知先のメールアドレス宛に通知メールを送信する発明が開示されている。
しかしながら、従来技術では、電子機器とワークフローとの関係を表示することができない、という課題がある。例えば、外部サービスの仕様によりワークフローの同時実行可能数が有限である場合、1つのワークフローに対して接続する電子機器の数を管理する必要がある。電子機器とワークフローとの関係を表示することができれば、電子機器から接続するワークフローを効率的に決定することができる。
この発明の一実施形態は、上記のような技術的課題に鑑みて、電子機器とワークフローとの関係を表示することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一実施形態である情報処理システムは、電子機器と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、電子機器の要求に応じてワークフローを実行したログ情報を記憶部に記憶するログ情報管理部と、ログ情報に基づいてワークフロー毎にワークフローに接続された電子機器を表す機器情報を生成する機器情報生成部と、機器情報に基づいて電子機器とワークフローとの関係を表す情報を表示部に表示する表示制御部と、を備える。
この発明の一実施形態によれば、電子機器とワークフローとの関係を表示することができる。
一実施形態における情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 一実施形態におけるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態におけるMFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態における情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 一実施形態におけるワークフロー実行処理の一例を示す図である。 一実施形態におけるワークフロー設定情報の一例を示す図である。 一実施形態における機器設定情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるログ情報の一例を示す図である。 一実施形態におけるワークフロー設定処理の一例を示す図である。 一実施形態におけるワークフロー選択画面の一例を示す図である。 一実施形態におけるワークフロー詳細画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[実施形態]
<概要>
近年、企業においてリモートワーク等が普及し、従業員が自宅で業務を行うことが増えている。企業における業務では、文書の送受信にファクスを用いる場合がある。この場合、従業員は、オフィスで受信したファクス文書を受け取るために出勤する必要がある。
上記のような問題を解決するために、オフィスで受信したファクス文書を自宅から確認できるように、ファクス文書を自動的にクラウドストレージに転送及び保管する外部連携サービスが提供されている。
上記の外部連携サービスを利用するためには、オフィスに設置されたファクス機能を有する電子機器(以下、単に「電子機器」と呼ぶ)と、電子機器が受信したファクス文書をクラウドストレージに出力するワークフローとを連携させる必要がある。電子機器においては、ファクス文書の転送及び保管で誤操作を発生させないことが重要である。そのため、電子機器とワークフローとの間で、転送及び保管での誤操作を防止するためのプログラムが動作している。外部連携サービスでは、上記のプログラムの動作を保証するために、1つのワークフローに対して接続できる電子機器の台数を制限している。
しかしながら、多数の電子機器を保有する大企業等の組織では、電子機器の台数に比例して多数のワークフローが必要となる。例えば、1つのワークフローに対して接続できる電子機器を5台までと制限している場合、100台の電子機器を保有する大企業は、20個のワークフローを保有する必要がある。
外部連携サービスでは、サービスを利用する企業をテナントとして管理する。1つの企業に対しては、1つのテナントIDが割り当てられることが多い。この場合、管理業務を分散することができないため、多数のワークフローを保有する大企業では、どの電子機器がどのワークフローに接続されているかを管理することが困難となる。その結果、電子機器を増設、移設又は廃棄等を行う場合等には、作業が煩雑になる。
一方、サービス提供者としては、テナントID毎に、契約している電子機器の台数及びワークフローの数を管理できればよい。したがって、テナントIDと機器IDとの対応関係を表すテーブルと、テナントIDとワークフローIDとの対応関係を表すテーブルとを保持していれば十分である。
例えば、外部連携サービスにおいて、機器IDとワークフローIDとの対応関係を表すテーブルを保持することは可能である。しかしながら、電子機器の台数が多いテナントでは、テーブルのサイズが膨大になるおそれがある。テナント毎にテーブルの記憶容量を制限することは困難であるため、各テナントに想定される最大の記憶容量を用意しなければならない。この場合、電子機器の台数が少ないテナントでは未使用の記憶領域が多くなり、非効率である。
一方で、電子機器又はワークフローにおいて、エラーが発生した場合の原因解析等のために、ワークフローを実行したときのログ情報が利用されている。ログ情報には、ワークフローが実行されるたびに、機器ID、ワークフローID及び実行日時等が関連付けて記録される。
本実施形態における情報処理システムは、電子機器からの要求に応じてワークフローを実行したとき、要求した電子機器及び実行したワークフローを表すログ情報を記憶する。また、本実施形態における情報処理システムは、ログ情報に基づいて、ワークフロー毎に当該ワークフローに接続される電子機器を表す機器情報を生成する。
したがって、本実施形態における情報処理システムによれば、電子機器とワークフローとの関係を表示することができる。その結果、多数の電子機器を保有するテナントであっても、電子機器を効率的に管理することが可能となる。
<情報処理システムの全体構成>
まず、本実施形態における情報処理システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における情報処理システムの全体構成の一例を示す概念図である。
図1に示されているように、本実施形態における情報処理システム1は、サービス提供装置10、1台以上の電子機器20、及び外部サービス装置30を含む。
サービス提供装置10、電子機器20及び外部サービス装置30は、それぞれ通信ネットワークN1に接続している。通信ネットワークN1は、接続されている各装置が相互に通信可能となるように構成されている。
通信ネットワークN1は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などの有線通信によるネットワークによって構築されている。通信ネットワークN1は、有線通信だけでなく、例えば、無線LAN、又は近距離無線通信等の無線通信、もしくはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又は5G(5th Generation)等の移動体通信によるネットワークが含まれていてもよい。
サービス提供装置10は、通信ネットワークN1を介して、1以上のワークフローを含む複数のアプリケーションを実行するサービスを、電子機器20に提供する情報処理装置である。
サービス提供装置10は、1台の情報処理装置によって実現されてもよいし、複数台の情報処理装置によって実現されるシステムであってもよい。
本実施形態におけるサービス提供装置10は、マルチテナントシステムである。マルチテナントシステムでは、複数のテナント(例えば、企業又は顧客等)がリソースを共有しており、テナント毎にユーザを作成することができる。マルチテナントシステムによるサービス提供装置10は、テナント又はユーザ毎にアプリケーションを管理する。
ワークフローは、複数の処理を接続した一連の処理を定義した情報である。ワークフローに含まれる各処理はコンポーネントと呼ばれるパーツにより実現される。アプリケーションは、1個のメインワークフローと0個以上のサブワークフロー(例えば、エラー発生時に実行する共通のワークフロー等)を含む。
電子機器20は、ユーザが使用する各種の電子機器である。ユーザは、電子機器20を用いて、サービス提供装置10が提供するサービスを利用することができる。
以降では、電子機器20が複数ある場合に、各々を区別するときは、「電子機器20-1」、「電子機器20-2」等と枝番を用いて表記する。
外部サービス装置30は、通信ネットワークN1を介して、各種のクラウドサービスを提供する情報処理装置である。外部サービス装置30の一例は、ストレージサービス(又はオンラインストレージ)と呼ばれるクラウドサービスである。ストレージサービスとは、外部サービス装置30のストレージの記憶領域を貸し出すサービスである。
外部サービス装置30は、1台の情報処理装置によって実現されてもよいし、複数台の情報処理装置によって実現されるシステムであってもよい。
サービス提供装置10、電子機器20及び外部サービス装置30の一例は、情報処理装置である。電子機器20の他の一例は、画像形成装置(プリンタ、FAX装置、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer:デジタル複合機)、スキャナ装置)である。
なお、電子機器20は、通信機能を備えた装置であれば、情報処理装置又は画像形成装置に限られない。電子機器20は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
図1に示す情報処理システム1の構成は一例であって、他の構成であってもよい。例えば、本実施形態における情報処理システム1には、電子データの入力及び出力の少なくとも一方を行う各種機器が含まれ、これらの機器がサービス提供装置10により提供される各種サービスを利用してもよい。
<情報処理システムのハードウェア構成>
次に、本実施形態における情報処理システムに含まれる各装置のハードウェア構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
≪コンピュータのハードウェア構成≫
図2は、サービス提供装置10、電子機器20及び外部サービス装置30がコンピュータで実現される場合のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示されているように、本実施形態におけるコンピュータは、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティング機器512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワークN1を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティング機器512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
≪MFPのハードウェア構成≫
図3は、電子機器20がMFPで実現される場合のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示されているように、本実施形態におけるMFPは、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、MFPの全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCI機器、周辺機器とを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、MFP全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、MFPは、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワークN1を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<情報処理システムの機能構成>
次に、本実施形態における情報処理システムの機能構成の一例について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態における情報処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
≪サービス提供装置の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態におけるサービス提供装置10は、テナント管理部101、テナント情報記憶部102、要求受信部103、ワークフロー実行部104、データ送信部105、ログ情報管理部106、ログ情報記憶部107、機器情報生成部108及び機器情報送信部109を備える。
テナント管理部101、要求受信部103、ワークフロー実行部104、データ送信部105、ログ情報管理部106、機器情報生成部108及び機器情報送信部109は、例えば、図2に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501に実行させる処理によって実現される。
テナント情報記憶部102及びログ情報記憶部107は、例えば、図2に示されているHD504を用いて実現される。HD504が記憶するデータの読み込み又は書き込みは、例えば、HDDコントローラ505を介して行われる。
テナント管理部101は、情報処理システム1の管理者による操作又は電子機器20からの要求に応じて、テナントに関する設定情報を生成し、テナント情報記憶部102に記憶する。本実施形態における設定情報は、ワークフロー設定情報及び機器設定情報を含む。ワークフロー設定情報は、テナントとワークフローとを関連付ける設定情報である。機器設定情報は、テナントと電子機器とを関連付ける設定情報である。
テナント情報記憶部102には、テナント管理部101が生成したワークフロー設定情報及び機器設定情報が記憶される。ワークフロー設定情報は、ワークフロー設定管理テーブルに格納される。機器設定情報は、機器設定管理テーブルに格納される。ワークフロー設定管理テーブル及び機器設定管理テーブルについては後述する。
要求受信部103は、電子機器20から電子データに対する処理要求を受信する。当該処理要求には、処理対象とする電子データ、当該電子機器を識別する識別情報(以下、「機器ID」と呼ぶ)、及び実行するワークフローを識別する識別情報(以下、「ワークフローID」と呼ぶ)が含まれる。要求受信部103は、受信した処理要求をワークフロー実行部104に送る。
ワークフロー実行部104は、電子機器20から受信した電子データに対して、処理要求で指定されたワークフローを実行する。本実施形態における電子データは、電子機器20が受信したファクス文書の内容を表すファクスデータである。本実施形態におけるワークフローは、ファクスデータを外部サービス装置30により提供されるストレージサービスに格納する処理を行う。
データ送信部105は、ワークフロー実行部104により実行されたワークフローからの要求に応じて、電子データの記憶要求を外部サービス装置30に送信する。当該記憶要求には、電子機器20から受信した電子データが含まれる。
ログ情報管理部106は、ワークフロー実行部104により実行されたワークフローの履歴を表すログ情報をログ情報記憶部107に記憶する。本実施形態におけるログ情報は、処理要求を送信した電子機器20の機器ID、実行されたワークフローのワークフローID、及びワークフローが実行された実行日時等を含む。
また、ログ情報管理部106は、ログ情報記憶部107に記憶されたログ情報のうち、所定の保管期限を超過したログ情報を定期的に削除する。保管期限は、ワークフローの実行頻度及びログ情報記憶部107の記憶容量に基づいて任意に定めればよい。本実施形態における保管期限は、例えば、1か月である。
ログ情報記憶部107には、ログ情報管理部106が生成したログ情報が記憶される。ログ情報は、ログ情報管理テーブルに格納される。ログ情報管理テーブルについては後述する。
機器情報生成部108は、電子機器20からの要求に応じて、ワークフロー毎に当該ワークフローに接続された電子機器を表す機器情報を生成する。本実施形態における機器情報は、ログ情報記憶部107に記憶されているログ情報に基づいて生成される。機器情報の生成方法については後述する。
機器情報送信部109は、機器情報生成部108により生成された機器情報を電子機器20に送信する。
≪電子機器の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態における電子機器20は、登録要求部201、データ生成部202、処理要求部203、画面情報生成部204及び表示制御部205を備える。
登録要求部201、データ生成部202、処理要求部203、画面情報生成部204及び表示制御部205は、例えば、図3に示されているHD909からRAM902a上に展開されたプログラムがCPU901に実行させる処理によって実現される。
登録要求部201は、ユーザの操作に応じて、当該電子機器の登録要求をサービス提供装置10に送信する。当該登録要求には、当該電子機器を識別する機器ID、及びテナントを特定するための情報が含まれる。テナントを特定するための情報とは、例えば、ユーザがサービス利用開始時に入力したメールアドレス等である。
データ生成部202は、所定の処理を実行することで電子データを生成する。データ生成部202が実行する処理は、電子データが生成される処理であればどのようなものでもよい。本実施形態における所定の処理は、例えば、ファクス受信である。したがって、本実施形態における電子データは、受信したファクス文書の内容を表すファクスデータである。
処理要求部203は、データ生成部202が生成した電子データに対する処理要求をサービス提供装置10に送信する。処理要求に含めるワークフローIDは、ユーザが予め設定したワークフローIDである。電子機器20にワークフローIDを設定する方法は後述する。
画面情報生成部204は、ユーザの操作に応じて、サービス提供装置10から機器情報を取得する。画面情報生成部204は、取得した機器情報に基づいて、電子機器とワークフローとの関係を表す情報を表示するための画面情報を生成する。
表示制御部205は、画面情報生成部204が生成した画面情報に基づいて、所定の画面をディスプレイ506に表示する。本実施形態における画面は、ワークフロー選択画面及びワークフロー詳細画面を含む。ワークフロー選択画面及びワークフロー詳細画面については後述する。
≪外部サービス装置の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態における外部サービス装置30は、データ受信部301及びデータ記憶部302を備える。
データ受信部301は、サービス提供装置10から電子データを受信する。データ受信部301は、受信した電子データをデータ記憶部302に記憶する。
データ記憶部302には、データ受信部301が受信した電子データが記憶される。データ記憶部302は、外部サービス装置30が管理するアカウント毎に記憶領域が設定されている。各記憶領域の記憶容量は、各アカウントのサービス利用契約に従って設定される。電子データが記憶される記憶領域は、ワークフローに設定されたアカウント情報に基づいて決定される。
<情報処理方法の処理手順>
続いて、本実施形態における情報処理システムが実行する情報処理方法の処理手順の一例について、図5乃至図11を参照しながら説明する。本実施形態における情報処理方法は、ワークフロー実行処理(図5参照)及びワークフロー設定処理(図9参照)を含む。
≪ワークフロー実行処理≫
まず、本実施形態におけるワークフロー実行処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態におけるワークフロー実行処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
ステップS1において、サービス提供装置10が備えるテナント管理部101は、情報処理システム1の管理者の操作に応じて、ワークフローを作成する。ワークフローを作成する操作は、テナントを指定して行われる。管理者がワークフローを作成する契機は任意であるが、例えば、テナントが当該サービスの利用を開始する前である。
上記のとおり、本実施形態におけるワークフローは、ファクスデータをストレージサービスに格納する処理を行う。そのため、ワークフローには、ストレージサービスのアカウント情報が設定される。テナントに複数のワークフローを作成する場合、ストレージサービスのアカウント情報は、それぞれ異なるものを設定する。
次に、テナント管理部101は、作成したワークフローの処理内容を表す情報を、テナント情報記憶部102に記憶する。これにより、作成したワークフローを識別するワークフローIDが発行される。
続いて、テナント管理部101は、ワークフロー設定情報を生成する。ワークフロー設定情報は、テナントとワークフローとを関連付ける設定情報である。ワークフロー設定情報には、テナントID及びワークフローIDが含まれる。続いて、テナント管理部101は、生成したワークフロー設定情報をテナント情報記憶部102のワークフロー設定管理テーブルに格納する。
(ワークフロー設定管理テーブル)
ここで、本実施形態におけるワークフロー設定管理テーブルについて、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態におけるワークフロー設定管理テーブルの一例を示す概念図である。
図6に示されているように、本実施形態におけるワークフロー設定管理テーブル1000は、データ項目として、テナントID及びワークフローID等を有する。テナントが複数のワークフローを保有している場合、ワークフローIDには、各ワークフローに対応する複数のワークフローIDが含まれる。
図5に戻って説明する。ステップS2において、電子機器20が備える登録要求部201は、ユーザによる機器登録操作を受け付ける。機器登録操作は、例えば、パネル表示部940aに表示された管理画面において行われる。
ステップS3において、電子機器20が備える登録要求部201は、機器登録要求をサービス提供装置10に送信する。当該登録要求には、テナントID及び機器IDが含まれる。機器IDは、例えば、電子機器20の製造者により予め設定されている。サービス提供装置10では、テナント管理部101が、機器登録要求を受信する。
ステップS4において、サービス提供装置10が備えるテナント管理部101は、受信した機器登録要求に基づいて、機器設定情報を生成する。機器設定情報は、テナントと電子機器20とを関連付ける設定情報である。機器設定情報には、登録要求に含まれるテナントID及び機器IDが含まれる。続いて、テナント管理部101は、生成した機器設定情報をテナント情報記憶部102の機器設定管理テーブルに格納する。
(機器設定管理テーブル)
ここで、本実施形態における機器設定管理テーブルについて、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態における機器設定管理テーブルの一例を示す概念図である。
図7に示されているように、本実施形態における機器設定管理テーブル1100は、データ項目として、テナントID及び機器ID等を有する。テナントが複数の電子機器20を保有している場合、機器IDには、各電子機器20に対応する複数の機器IDが含まれる。
図5に戻って説明する。ステップS5において、テナント管理部101は、機器登録結果を電子機器20に送信する。電子機器20では、登録要求部201が、機器登録結果を受信する。次に、表示制御部205が、機器登録結果をパネル表示部940a等に表示する。
ステップS6において、電子機器20が備えるデータ生成部202は、ファクスを受信する。これにより、ファクスデータが生成される。データ生成部202は、ファクスデータを処理要求部203に送る。
ステップS7において、電子機器20が備える処理要求部203は、データ生成部202からファクスデータを受け取る。次に、処理要求部203は、ファクスデータの処理要求をサービス提供装置10に送信する。当該処理要求には、データ生成部202により生成されたファクスデータ、当該電子機器20の機器ID、及び予め設定されたワークフローIDが含まれる。ワークフローIDは、後述のワークフロー設定処理で、ユーザにより予め設定されている。
サービス提供装置10では、要求受信部103が、ファクスデータの処理要求を受信する。要求受信部103は、受信したファクスデータの処理要求をワークフロー実行部104に送る。ワークフロー実行部104は、ファクスデータの処理要求を要求受信部103から受け取る。
ステップS8において、サービス提供装置10が備えるワークフロー実行部104は、処理要求に含まれるワークフローIDに基づいて、ワークフローを特定する。次に、ワークフロー実行部104は、処理要求に含まれるファクスデータに対して、特定されたワークフローを実行する。ワークフローは、予め設定されたアカウント情報を用いてファクスデータを外部サービス装置30に記憶することをデータ送信部105に要求する。
ステップS9において、サービス提供装置10が備えるデータ送信部105は、ワークフローからの要求に応じて、ファクスデータの記憶要求を外部サービス装置30に送信する。当該記憶要求には、処理要求に含まれるファクスデータ及びワークフローに予め設定されたアカウント情報が含まれる。
ステップS10において、外部サービス装置30が備えるデータ受信部301は、サービス提供装置10からファクスデータの記憶要求を受信する。次に、データ受信部301は、記憶要求に含まれるアカウント情報に基づいて、ファクスデータを記憶する記憶領域を特定する。続いて、データ受信部301は、特定した記憶領域にファクスデータを記憶する。
ステップS11において、外部サービス装置30が備えるデータ受信部301は、ファクスデータの記憶結果をサービス提供装置10に送信する。サービス提供装置10では、データ送信部105が、ファクスデータの記憶結果を受信する。データ送信部105は、ファクスデータの記憶結果をワークフロー実行部104に送る。ワークフロー実行部104は、ワークフローを実行した履歴の記憶をログ情報管理部106に要求する。
ステップS12において、サービス提供装置10が備えるログ情報管理部106は、ワークフロー実行部104からの要求に応じて、ログ情報を生成する。ログ情報には、機器ID、ワークフローID及び実行日時が含まれる。ログ情報管理部106は、生成したログ情報をログ情報記憶部107のログ情報管理テーブルに格納する。
(ログ情報管理テーブル)
ここで、本実施形態におけるログ情報管理テーブルについて、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態におけるログ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。
図8に示されているように、本実施形態におけるログ情報管理テーブル1200は、データ項目として、ログID、機器ID、ワークフローID及び実行日時等を有する。ログIDは、当該ログ情報を識別する識別情報である。ログIDは、ログ情報が格納される際に一意の値が自動的に発行される。
図5に戻って説明する。ステップS13において、サービス提供装置10が備えるワークフロー実行部104は、ファクスデータの処理結果を電子機器20に送信する。電子機器20では、登録要求部201が、ファクスデータの処理結果を受信する。次に、表示制御部205が、ファクスデータの処理結果をパネル表示部940a等に表示する。
≪ワークフロー設定処理≫
次に、本実施形態におけるワークフロー設定処理について、図9を参照しながら説明する。図9は、本実施形態におけるワークフロー設定処理の手順の一例を示すシーケンス図である。
ステップS21において、電子機器20が備える表示制御部205は、ユーザによるワークフロー選択画面を表示するための操作を受け付ける。次に、表示制御部205は、ワークフロー選択画面を表す画面情報を画面情報生成部204に要求する。
本実施形態におけるワークフロー選択画面は、例えば、ユーザが電子機器20にログインした後に表示される画面である。この場合、ワークフロー選択画面を表示するための操作は、電子機器20にログインする操作である。
ステップS22において、電子機器20が備える画面情報生成部204は、表示制御部205からの要求に応じて、機器情報の取得要求をサービス提供装置10に送信する。当該取得要求には、当該電子機器20の機器IDが含まれる。サービス提供装置10では、機器情報生成部108が、機器情報の取得要求を受信する。
ステップS23において、サービス提供装置10が備える機器情報生成部108は、受信した機器情報の取得要求に基づいて、電子機器20のテナントを特定する。具体的には、機器情報生成部108は、テナント情報記憶部102の機器設定管理テーブル1100から、取得要求に含まれる機器IDに関連付けられているテナントIDを取得する。
ステップS24において、サービス提供装置10が備える機器情報生成部108は、ステップS23で特定したテナントが保有するワークフローを取得する。具体的には、機器情報生成部108は、テナント情報記憶部102のワークフロー設定管理テーブル1000から、ステップS23で取得したテナントIDに関連付けられているワークフローIDを取得する。
ステップS25において、サービス提供装置10が備える機器情報生成部108は、ステップS24で取得したワークフローそれぞれに接続された電子機器20を取得する。具体的には、機器情報生成部108は、ログ情報記憶部107のログ情報管理テーブル1200から、ステップS24で取得したワークフローIDそれぞれに関連付けられている機器IDを取得する。
なお、ステップS24で複数のワークフローIDが取得された場合、ステップS25は、各ワークフローIDについて、繰り返し実行される。
機器情報生成部108は、ワークフロー毎に当該ワークフローに接続された電子機器を表す機器情報を生成する。具体的には、機器情報生成部108は、ステップS23で取得されたワークフローIDそれぞれについて、ステップS24で取得された機器IDを関連付けることで、機器情報を生成する。機器情報生成部108は、生成した機器情報を機器情報送信部109に送る。
ステップS26において、サービス提供装置10が備える機器情報送信部109は、機器情報生成部108から受け取った機器情報を、機器情報の取得要求を送信した電子機器20に送信する。電子機器20では、画面情報生成部204が、機器情報をサービス提供装置10から受信する。
ステップS27において、電子機器20が備える画面情報生成部204は、受信した機器情報に基づいて、ワークフロー選択画面の画面情報を生成する。次に、画面情報生成部204は、ワークフロー選択画面の画面情報を表示制御部205に送る。
ステップS28において、電子機器20が備える表示制御部205は、画面情報生成部204から受け取った画面情報に基づいて、ワークフロー選択画面をパネル表示部940aに表示する。
(ワークフロー選択画面)
ここで、本実施形態におけるワークフロー選択画面について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態におけるワークフロー選択画面の一例を示す概念図である。
図10に示されているように、本実施形態におけるワークフロー選択画面2000は、1以上のワークフロー選択ボタン2001及びOKボタン2009等を有する。ワークフロー選択ボタン2001には、機器台数表示欄2002及び詳細ボタン2003が設けられる。
ワークフロー選択ボタン2001は、テナントが保有するワークフローそれぞれに対応する。すなわち、ワークフロー選択ボタン2001は、テナントが保有するワークフローと同数だけ表示される。
ワークフロー選択ボタン2001は、排他的に選択可能な表示態様で表示される。ワークフロー選択ボタン2001は、例えば、トグルスイッチ形式で表示される。すなわち、選択されていないワークフロー選択ボタン2001を押下すると、そのワークフロー選択ボタン2001が選択状態となり、他のワークフロー選択ボタン2001は未選択状態となるように制御される。
初期状態では、当該電子機器20にワークフローが既に設定されている場合、そのワークフローに対応するワークフロー選択ボタン2001が選択状態となる。一方、当該電子機器20にワークフローが設定されていない場合、すべてのワークフロー選択ボタン2001が未選択となる。
機器台数表示欄2002には、ワークフロー選択ボタン2001に対応するワークフローに接続された電子機器20の台数が表示される。当該台数は、サービス提供装置10から受信した機器情報において、ワークフローIDに関連付けられた機器IDの数を集計することで得られる。
ユーザが詳細ボタン2003を押下すると、ワークフロー選択ボタン2001に対応するワークフローを表示対象として、ワークフロー詳細画面を表示するための操作が受け付けられる。
ユーザがいずれかのワークフロー選択ボタン2001が選択状態のときOKボタン2009を押下すると、選択状態のワークフロー選択ボタン2001に対応するワークフローが当該電子機器20に設定される。
図9に戻って説明する。ステップS29において、電子機器20が備える表示制御部205は、ユーザによるワークフロー詳細画面を表示するための操作を受け付ける。次に、表示制御部205は、ワークフロー詳細画面を表す画面情報を画面情報生成部204に要求する。
続いて、画面情報生成部204は、サービス提供装置10から受信した機器情報に基づいて、ワークフロー詳細画面の画面情報を生成する。次に、画面情報生成部204は、ワークフロー詳細画面の画面情報を表示制御部205に送る。
続いて、表示制御部205は、画面情報生成部204から受け取った画面情報に基づいて、ワークフロー詳細画面をパネル表示部940aに表示する。
(ワークフロー詳細画面)
ここで、本実施形態におけるワークフロー詳細画面について、図11を参照しながら説明する。図11は、本実施形態におけるワークフロー詳細画面の一例を示す概念図である。
図11に示されているように、本実施形態におけるワークフロー詳細画面2100は、識別情報表示欄2101及びOKボタン2109を有する。
識別情報表示欄2101には、表示対象のワークフローに接続された電子機器20の機器IDが一覧で表示される。当該機器IDは、サービス提供装置10から受信した機器情報において、ワークフローIDに関連付けられた機器IDである。
識別情報表示欄2101には、機器IDを、予め設定された電子機器20の名称に変換して表示してもよい。また、機器ID又は名称を、当該電子機器20に関する属性情報と共に表示してもよい。属性情報とは、例えば、電子機器20の設置場所等である。
<実施形態の効果>
本実施形態における情報処理システムは、電子機器からの要求に応じてワークフローを実行したとき、要求した電子機器及び実行したワークフローを表すログ情報を記憶する。また、本実施形態における情報処理システムは、ログ情報に基づいて、ワークフロー毎に当該ワークフローに接続される電子機器を表す機器情報を生成する。したがって、本実施形態における情報処理システムによれば、電子機器とワークフローとの関係を表示することができる。
特に、本実施形態における情報処理システムは、電子機器にワークフローを設定するための画面に、各ワークフローに接続している電子機器の台数を表示する。したがって、接続可能な電子機器の最大数に達しているワークフローを、ユーザが誤って選択することを防止することができる。
また、本実施形態における情報処理システムは、各ワークフローに接続している電子機器の台数が比較可能な態様で表示する。したがって、複数のワークフローの間で接続している電子機器の台数が平準化されることが期待できる。
さらに、本実施形態における情報処理システムでは、各ワークフローに接続している電子機器の詳細な情報が表示される。したがって、あるワークフローに接続している電子機器を他のワークフローに接続させたい場合、接続を変更すべき電子機器を特定することが容易になる。
[補足]
上記各実施形態において、サービス提供装置10は情報処理装置の一例である。ファクスデータは電子データの一例である。外部サービス装置30は外部記憶装置の一例である。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等の機器を含むものとする。
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、サービス提供装置10及び外部サービス装置30は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 情報処理システム
10 サービス提供装置
101 テナント管理部
102 テナント情報記憶部
103 要求受信部
104 ワークフロー実行部
105 データ送信部
106 ログ情報管理部
107 ログ情報記憶部
108 機器情報生成部
109 機器情報送信部
20 電子機器
201 登録要求部
202 データ生成部
203 処理要求部
204 画面情報生成部
205 表示制御部
30 外部サービス装置
301 データ受信部
302 データ記憶部
特開2021-110328号公報
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、電子機器、情報処理システム及びプログラムに関する。

Claims (7)

  1. 電子機器と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、
    前記電子機器の要求に応じてワークフローを実行したログ情報を記憶部に記憶するログ情報管理部と、
    前記ログ情報に基づいて前記ワークフロー毎に当該ワークフローに接続された前記電子機器を表す機器情報を生成する機器情報生成部と、
    前記機器情報に基づいて前記電子機器と前記ワークフローとの関係を表す情報を表示部に表示する表示制御部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記表示制御部は、前記ワークフローに接続された前記電子機器の数を表示する、
    情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記表示制御部は、前記ワークフローに接続された前記電子機器を識別する識別情報を表示する、
    情報処理システム。
  4. 請求項2又は3に記載の情報処理システムであって、
    テナントと前記電子機器とを関連付ける機器設定情報及び前記テナントと前記ワークフローとを関連付けるワークフロー設定情報を前記記憶部に記憶するテナント管理部をさらに備え、
    前記機器情報生成部は、
    前記機器設定情報に基づいて、前記電子機器に関連付けられた前記テナントを特定し、
    前記ワークフロー設定情報に基づいて、特定された前記テナントに関連付けられた前記ワークフローを特定し、
    前記ログ情報に基づいて、特定された前記ワークフローに関連付けられた前記電子機器を特定する、
    情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムであって、
    前記ワークフローは、前記電子機器が生成した電子データを、ネットワークを介して外部記憶装置に記憶する、
    情報処理システム。
  6. 請求項5に記載の情報処理システムであって、
    前記ワークフローは、接続可能な電子機器の数が制限されている、
    情報処理システム。
  7. 電子機器と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
    前記情報処理装置が、前記電子機器の要求に応じてワークフローを実行したログ情報を記憶部に記憶するログ情報管理手順と、
    前記情報処理装置が、前記ログ情報に基づいて前記ワークフロー毎に当該ワークフローに接続された前記電子機器を表す機器情報を生成する機器情報生成手順と、
    前記電子機器が、前記機器情報に基づいて前記電子機器と前記ワークフローとの関係を表す情報を表示部に表示する表示制御手順と、
    を実行する情報処理方法。
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