JP2023066191A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】特定のアプリケーション間で共通のデータの利用を可能にする。【解決手段】情報処理装置は、情報処理端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を情報処理端末に提供する画面提供部と、設定画面に対する操作に応じて、第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理手順と、を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
複数の処理を接続した一連の処理を実現するワークフローを自動的に実行するサービスが利用されている。特許文献1には、ワークフローを実行する際に使用する設定情報を記憶部で管理する発明が開示されている。
しかしながら、従来技術では、1以上のワークフローを含む特定のアプリケーションの間で共通のデータを利用することができない、という課題がある。例えば、第1のアプリケーションと第2のアプリケーションでは共通のデータを利用可能とし、第3のアプリケーションはそのデータを利用不可とする、といった制御ができない。
この発明の一実施形態は、上記のような技術的課題に鑑みて、特定のアプリケーション間で共通のデータの利用を可能にすることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の一実施形態である情報処理装置は、情報処理端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を情報処理端末に提供する画面提供部と、設定画面に対する操作に応じて、第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理部と、を備える。
この発明の一実施形態によれば、特定のアプリケーション間で共通のデータの利用を可能にすることができる。
一実施形態における情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態における画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 一実施形態における情報処理システムの機能構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ登録アプリ作成処理の一例を示す図である。 一実施形態におけるポータルログイン画面の一例を示す図である。 一実施形態におけるポータルトップ画面の一例を示す図である。 一実施形態におけるアプリ作成画面の一例を示す図である。 第1実施形態におけるパラメータ設定画面(データ登録アプリ作成時)の一例を示す図である。 一実施形態におけるアプリ登録画面の一例を示す図である。 第1実施形態におけるワークフロー情報(データ登録アプリ作成後)の一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ取得アプリ作成処理の一例を示す図である。 第1実施形態におけるパラメータ設定画面(データ取得アプリ作成時)の一例を示す図である。 第1実施形態におけるワークフロー情報(データ取得アプリ作成後)の一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ登録アプリ実行処理の一例を示す図である。 一実施形態におけるサービスログイン画面の一例を示す図である。 一実施形態におけるアプリ選択画面の一例を示す図である。 一実施形態におけるアプリ実行画面の一例を示す図である。 第1実施形態における共有データ情報(データ登録アプリ実行後)の一例を示す図である。 第1実施形態におけるデータ取得アプリ実行処理の一例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ登録アプリ作成処理の一例を示す図である。 第2実施形態におけるパラメータ設定画面(データ登録アプリ作成時)の一例を示す図である。 第2実施形態におけるワークフロー情報(データ登録アプリ作成後)の一例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ取得アプリ作成処理の一例を示す図である。 第2実施形態におけるパラメータ設定画面(データ取得アプリ作成時)の一例を示す図である。 第2実施形態におけるワークフロー情報(データ取得アプリ作成後)の一例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ登録アプリ実行処理の一例を示す図である。 第2実施形態における共有データ情報(データ登録アプリ実行後)の一例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ取得アプリ実行処理の一例を示す図である。 第2実施形態における共有データ情報(データ取得アプリ実行後)の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、図面中において同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
[第1実施形態]
本実施形態における情報処理システムは、複数の処理を接続した一連の処理を実現するワークフローを実行するサービスを、情報処理装置が通信ネットワークを介して情報処理端末及び電子機器に提供する情報処理システムである。情報処理システムのユーザは、情報処理端末に対する操作により1以上のワークフローを含む複数のアプリケーションを情報処理装置に登録する。また、情報処理システムのユーザは、電子機器に対する操作により情報処理装置に登録されたアプリケーションを実行する。
以降では、アプリケーションを登録するユーザを「アプリ開発者」と呼ぶ。また、アプリケーションを実行するユーザを「アプリ利用者」と呼ぶ。
本実施形態における情報処理システムでは、アプリ開発者がアプリケーションを登録する際に、そのアプリケーションが利用するデータを識別する識別情報(以下、「データ管理ID」と呼ぶ)を設定する。データ管理IDは、そのアプリケーションが利用するデータと関連付けて記憶部に記憶される。
また、本実施形態における情報処理システムでは、アプリ開発者が登録済みの第1のアプリケーションと異なる第2のアプリケーションを登録する際に、第1のアプリケーションに設定されているデータ管理IDを第2のアプリケーションに設定することができる。
このように構成することにより、第2のアプリケーションは、データ管理IDに基づいて第1のアプリケーションが利用するデータを用いてワークフローを実行することができるようになる。一方、第1のアプリケーションに関連付けられたデータ管理IDを設定されていない他のアプリケーションは、第1のアプリケーションとデータを共有することはできない。
したがって、本実施形態における情報処理システムによれば、共通のデータ管理IDを関連付けて記憶されている特定のアプリケーション間のみでデータを共有することが可能となる。
<情報処理システム1の全体構成>
まず、本実施形態における情報処理システム1の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態における情報処理システム1の全体構成の一例を示す図である。
図1に示されているように、情報処理システム1は、情報処理装置10、電子機器20、及び情報処理端末30を含む。
情報処理装置10、電子機器20、及び情報処理端末30は、それぞれ通信ネットワーク100に接続している。通信ネットワーク100は、接続されている各装置が相互に通信可能となるように構成されている。通信ネットワーク100は、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area Network)などの有線通信によるネットワークによって構築されている。通信ネットワーク100は、有線通信だけでなく、例えば、無線LAN、又は近距離無線通信等の無線通信、もしくはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、又は5G(5th Generation)等の移動体通信によるネットワークが含まれていてもよい。
情報処理装置10は、通信ネットワーク100を介して、1以上のワークフローを含む複数のアプリケーションを実行するサービスを、電子機器20及び情報処理端末30に提供する情報処理装置である。情報処理装置10は、1台の情報処理装置によって実現されてもよいし、複数台の情報処理装置によって実現されるシステムであってもよい。
本実施形態における情報処理装置10は、マルチテナントシステムである。マルチテナントシステムでは、複数のテナント(例えば、企業又は顧客等)がリソースを共有しており、テナント毎にユーザを作成することができる。マルチテナントシステムによる情報処理装置10は、テナント又はユーザ毎にアプリケーションを管理する。
ワークフローは、複数の処理を接続した一連の処理を定義した情報である。ワークフローに含まれる各処理はコンポーネントと呼ばれるパーツにより実現される。アプリケーションは、1個のメインワークフローと0個以上のサブワークフロー(例えば、エラー発生時に実行する共通のワークフロー等)を含む。
電子機器20は、アプリ利用者が使用する各種の電子機器である。アプリ利用者は、電子機器20を用いて、情報処理装置10が提供するサービスを利用することができる。
情報処理端末30は、アプリ開発者が使用する各種の情報処理装置である。アプリ開発者は、情報処理端末30を用いて、情報処理装置10が提供するサービスを管理することができる。
情報処理装置10及び情報処理端末30の一例は、情報処理装置である。電子機器20の一例は、画像形成装置(プリンタ、FAX装置、MFP(Multifunction Peripheral/Product/Printer:デジタル複合機)、スキャナ装置)である。なお、情報処理装置10、電子機器20及び情報処理端末30は、通信機能を備えた装置であれば、情報処理装置又は画像形成装置に限られない。
情報処理装置10、電子機器20及び情報処理端末30は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
<情報処理システム1に含まれる各装置のハードウェア構成>
次に、本実施形態における情報処理システム1に含まれる各装置のハードウェア構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。
≪情報処理装置のハードウェア構成≫
図2は、情報処理装置10及び情報処理端末30が情報処理装置で実現される場合のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示されているように、情報処理装置は、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティング機器512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、情報処理装置全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティング機器512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
≪画像形成装置のハードウェア構成≫
図3は、電子機器20が画像形成装置で実現される場合のハードウェア構成の一例を示す図である。図3に示されているように、画像形成装置は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCI機器、周辺機器とを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、画像形成装置全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<情報処理システム1に含まれる各装置の機能構成>
次に、本実施形態における情報処理システム1の機能構成の一例について、図4を参照しながら説明する。図4は、本実施形態における情報処理システム1に含まれる各装置の機能構成を例示するブロック図である。
≪情報処理装置10の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態における情報処理装置10は、ポータルサービス部11、ウェブサービス部12、入出力サービス部13、アプリ情報記憶部14及び共有データ記憶部15を備える。ポータルサービス部11は、画面提供部111及びアプリ登録部112を備える。ウェブサービス部12は、画面構成部121及びアプリ実行部122を備える。入出力サービス部13は、アプリ管理部131及びロジック処理部132を備える。
情報処理装置10が備えるポータルサービス部11、ウェブサービス部12及び入出力サービス部13は、例えば、図2に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501に実行させる処理によって実現される。
情報処理装置10が備えるアプリ情報記憶部14及び共有データ記憶部15は、例えば、図2に示されているHD504を用いて実現される。HD504が記憶するデータの読み込み又は書き込みは、例えば、HDDコントローラ505を介して行われる。
ポータルサービス部11は、情報処理端末30に対して、アプリケーションを管理するための画面を提供する。また、ポータルサービス部11は、入出力サービス部13に対して、アプリケーションの管理を要求する。
画面提供部111は、情報処理端末30からの要求に応じて、アプリ情報記憶部14に記憶されている画面情報を情報処理端末30に送信(提供)する。
アプリ登録部112は、情報処理端末30からアプリケーションの登録要求を受信する。また、アプリ登録部112は、情報処理端末30から受信した登録要求に基づいて、アプリケーションに関する情報(以下、「アプリ情報」とも呼ぶ)をアプリ管理部131に送る。そして、アプリ登録部112は、アプリ管理部131から受け取った登録結果を情報処理端末30に返信する。
ウェブサービス部12は、電子機器20に対して、アプリケーションを実行するための画面を提供する。また、ウェブサービス部12は、入出力サービス部13に対して、アプリケーションの実行を要求する。
画面構成部121は、電子機器20からの要求に応じて、アプリ情報記憶部14に記憶されている画面情報を電子機器20に送信(提供)する。
アプリ実行部122は、電子機器20からアプリケーションの実行要求を受信する。また、アプリ実行部122は、電子機器20から受信した実行要求に基づいて、アプリケーションの実行要求をロジック処理部132に送る。そして、アプリ実行部122は、ロジック処理部132から受け取った実行結果を電子機器20に返信する。
入出力サービス部13は、ポータルサービス部11からの要求に応じて、アプリケーションの管理を行う。また、入出力サービス部13は、ウェブサービス部12からの要求に応じて、アプリケーションを実行する。
アプリ管理部131は、アプリ登録部112からアプリ情報を受け取る。また、アプリ管理部131は、アプリ情報をアプリ情報記憶部14に記憶する。さらに、アプリ管理部131は、画面構成部121からの要求に応じて、アプリ情報記憶部14に記憶されているアプリ情報を画面構成部121に送る。
ロジック処理部132は、アプリ実行部122からアプリケーションの実行要求を受け取る。また、ロジック処理部132は、アプリ情報記憶部14に記憶されているアプリ情報に基づいてアプリケーションを実行する。そして、ロジック処理部132は、アプリケーションの実行結果をアプリ実行部122に送る。
アプリ情報記憶部14は、情報処理装置10が提供するサービスで実行されるアプリケーションに関するアプリ情報を記憶する。アプリ情報には、アプリケーションに含まれるワークフローに関する設定を表すワークフロー情報、及びアプリケーションを管理又は実行する際に提供される画面を表す画面情報が含まれる。
共有データ記憶部15は、情報処理装置10が提供するサービスで実行される複数のアプリケーション間で共有されるデータを表す共有データ情報を記憶する。
なお、アプリ情報記憶部14及び共有データ記憶部15は、情報処理装置10が備えず、外部の記憶装置を用いてもよい。外部の記憶装置の一例は、NAS(Network Attached Storage)又はオンラインストレージサービスである。
≪電子機器20の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態における電子機器20は、ブラウザ21を備える。
電子機器20が備えるブラウザ21は、例えば、図3に示されているHD909からRAM902a上に展開されたプログラムがCPU901に実行させる処理によって実現される。
ブラウザ21は、アプリ利用者の操作に応じて、情報処理装置10が備える画面構成部121に画面情報を要求する。また、ブラウザ21は、画面構成部121から受信した画面情報に基づいて、アプリケーションを実行するための画面を操作パネル940に表示する。そして、ブラウザ21は、操作パネル940に表示した画面に対するアプリ利用者の操作に応じて、アプリケーションの実行をアプリ実行部122に要求する。
なお、アプリ利用者がアプリケーションを実行するための方法は、ブラウザ21に表示された画面に対する操作のみに限定されない。例えば、アプリケーションで指定したメールアドレスにメールを送信することで自動的にアプリケーションを実行する方法、又はアプリケーションで指定したURL(Uniform Resource Locator)にリクエストを送信することで自動的にアプリケーションを実行する方法(Webhookとも呼ばれる)等を用いてもよい。
≪情報処理端末30の機能構成≫
図4に示されているように、本実施形態における情報処理端末30は、ブラウザ31を備える。
情報処理端末30が備えるブラウザ31は、例えば、図2に示されているHD504からRAM503上に展開されたプログラムがCPU501に実行させる処理によって実現される。
ブラウザ31は、アプリ開発者の操作に応じて、情報処理装置10が備える画面提供部111に画面情報を要求する。また、ブラウザ31は、画面提供部111から受信した画面情報に基づいて、アプリケーションを管理するための画面をディスプレイ506に表示する。また、ブラウザ31は、ディスプレイ506に表示した画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、アプリケーションの登録をアプリ登録部112に要求する。
なお、アプリ開発者がアプリケーションを管理するための方法は、ブラウザ31に表示された画面に対する操作のみに限定されない。例えば、情報処理端末30にインストールされた専用のアプリケーションに対する操作により実現されてもよい。
<情報処理システム1の処理手順>
次に、本実施形態における情報処理システム1が実行する情報処理方法の詳細について説明する。本実施形態における情報処理方法は、1-1.データ登録アプリ作成処理、1-2.データ取得アプリ作成処理、1-3.データ登録アプリ実行処理及び1-4.データ取得アプリ実行処理を含む。
なお、データ登録アプリは、データを登録する処理を実行するワークフローを含むアプリケーションである。また、データ取得アプリは、データを取得する処理を実行するワークフローを含むアプリケーションである。データ登録アプリ及びデータ取得アプリは、データを登録又は取得する処理を含んでいれば、その他にどのような処理を実行するものであってもよい。
≪1-1.データ登録アプリ作成処理≫
まず、アプリ開発者の要求に応じてデータ登録アプリを作成するデータ登録アプリ作成処理について、図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ登録アプリ作成処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS101において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ開発者の操作に応じて、ポータルログイン画面の取得要求を情報処理装置10に送信する。ポータルログイン画面の取得を要求する操作は、例えば、アプリ開発者が、情報処理端末30のディスプレイ506に表示されたポータルログイン画面を開くためのURL(Uniform Resource Locator)をクリックする操作等である。
ステップS102において、情報処理装置10が備える画面提供部111は、情報処理端末30からポータルログイン画面の取得要求を受信する。次に、画面提供部111は、アプリ情報記憶部14に記憶されているポータルログイン画面の画面情報を読み出す。そして、画面提供部111は、ポータルログイン画面の画面情報を情報処理端末30に送信する。
ステップS103において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、情報処理装置10からポータルログイン画面の画面情報を受信する。そして、ブラウザ31は、ポータルログイン画面の画面情報に基づいて、ポータルログイン画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるポータルログイン画面について、図6を参照しながら説明する。図6は、本実施形態におけるポータルログイン画面の一例を示す図である。
図6に示されているように、本実施形態におけるポータルログイン画面2000は、テナントID入力欄2001、ユーザID入力欄2002、パスワード入力欄2003及びログインボタン2009を有する。
ポータルログイン画面2000において、アプリ開発者は、テナントID入力欄2001、ユーザID入力欄2002及びパスワード入力欄2003に、テナントID、ユーザID及びパスワードをそれぞれ入力し、ログインボタン2009を押下する。すると、ブラウザ31は、テナントID、ユーザID及びパスワードの入力を受け付け、ログインを要求するための操作を開始する。
図5に戻って説明する。ステップS104において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、ポータルログイン画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、ログイン要求を情報処理装置10に送信する。当該ログイン要求には、アプリ開発者がポータルログイン画面に入力した認証情報(ここでは、テナントID、ユーザID及びパスワード)が含まれる。
ステップS105において、情報処理装置10が備える画面提供部111は、情報処理端末30からログイン要求を受信する。次に、画面提供部111は、ログイン要求に含まれる認証情報を用いてアプリ開発者の認証を行う。そして、画面提供部111は、認証に成功したか否かを表す認証結果を情報処理端末30に送信する。ここでは、アプリ開発者の認証に成功したものとして説明を続ける。
ステップS106において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、情報処理装置10から認証結果を受信する。そして、ブラウザ31は、ポータルトップ画面の取得要求を情報処理装置10に送信する。
ステップS107において、情報処理装置10が備える画面提供部111は、情報処理端末30からポータルトップ画面の取得要求を受信する。次に、画面提供部111は、アプリ情報記憶部14に記憶されているポータルトップ画面の画面情報を読み出す。そして、画面提供部111は、ポータルトップ画面の画面情報を情報処理端末30に送信する。
ステップS108において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、情報処理装置10からポータルトップ画面の画面情報を受信する。そして、ブラウザ31は、ポータルトップ画面の画面情報に基づいて、ポータルトップ画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるポータルトップ画面について、図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態におけるポータルトップ画面の一例を示す図である。
図7に示されているように、本実施形態におけるポータルトップ画面2100は、操作選択領域2101を有する。操作選択領域2101には、情報処理装置10に対する各種の操作を実行するためのメニューが表示されている。
ポータルトップ画面2100において、アプリ開発者は、アプリケーションを作成するためのメニューを選択する。すると、ブラウザ31は、アプリケーションを作成するための操作を開始する。
図5に戻って説明する。ステップS109において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、ポータルトップ画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、アプリ作成画面の取得要求を情報処理装置10に送信する。
ステップS110において、情報処理装置10が備える画面提供部111は、情報処理端末30からアプリ作成画面の取得要求を受信する。次に、画面提供部111は、アプリ情報記憶部14に記憶されているアプリ作成画面の画面情報を読み出す。そして、画面提供部111は、アプリ作成画面の画面情報を情報処理端末30に送信する。
ステップS111において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、情報処理装置10からアプリ作成画面の画面情報を受信する。そして、ブラウザ31は、アプリ作成画面の画面情報に基づいて、アプリ作成画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるアプリ作成画面について、図8を参照しながら説明する。図8は、本実施形態におけるアプリ作成画面の一例を示す図である。
図8に示されているように、本実施形態におけるアプリ作成画面2200は、タイプ選択領域2201を有する。タイプ選択領域2201には、予め設定されているアプリケーションのタイプを選択するためのメニューが表示されている。
アプリ作成画面2200において、アプリ開発者は、作成したいアプリケーションのタイプを選択する。すると、ブラウザ31は、選択されたアプリケーションのタイプに応じてパラメータを設定するための操作を開始する。
図5に戻って説明する。ステップS112において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ作成画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、パラメータ設定画面をディスプレイ506に表示する。パラメータ設定画面の画面情報は、アプリ作成画面の画面情報に含まれている。ブラウザ31は、パラメータ設定画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、データ管理ID及びデータの入力を受け付ける。
ここで、本実施形態におけるパラメータ設定画面について、図9を参照しながら説明する。図9は、データ登録アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面の一例を示す図である。
図9に示されているように、データ登録アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面2300は、データ管理ID入力欄2301、データ入力欄2302、設定ボタン2308及びキャンセルボタン2309を有する。
パラメータ設定画面2300において、アプリ開発者は、データ管理ID入力欄2301及びデータ入力欄2302に、データ管理ID及びデータをそれぞれ入力し、設定ボタン2308を押下する。データ管理ID及びデータは任意の値を入力すればよい。すると、ブラウザ31は、データ管理ID及びデータの入力を受け付け、アプリケーションを登録するための操作を開始する。
なお、パラメータ設定画面2300において、アプリ開発者がキャンセルボタン2309を押下すると、ブラウザ31は、パラメータ設定画面2300を閉じて、アプリ作成画面2200に戻る。
図5に戻って説明する。ステップS113において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、パラメータ設定画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、アプリ登録画面をディスプレイ506に表示する。そして、ブラウザ31は、アプリ登録画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、データ登録アプリのアプリ情報を生成する。アプリ情報には、パラメータ設定画面で受け付けたデータ管理ID及びデータが含まれる。
ここで、本実施形態におけるアプリ登録画面について、図10を参照しながら説明する。図10は、本実施形態におけるアプリ登録画面の一例を示す図である。
図10に示されているように、本実施形態におけるアプリ登録画面2400は、プレビュー領域2401、登録ボタン2408及びキャンセルボタン2409を有する。プレビュー領域2401には作成中のアプリケーションの画面がプレビュー表示される。
アプリ登録画面2400において、アプリ開発者は、プレビュー領域2401に表示されたアプリケーションの動作を確認し、登録ボタン2408を押下する。すると、ブラウザ31は、アプリケーションを登録するための操作を続行する。
なお、アプリ登録画面2400において、アプリ開発者がキャンセルボタン2409を押下すると、ブラウザ31は、アプリ登録画面2400を閉じて、パラメータ設定画面2300に戻る。
図5に戻って説明する。ステップS114において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ登録画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、データ登録アプリの登録要求を情報処理装置10に送信する。当該登録要求には、データ登録アプリのアプリ情報が含まれる。
ステップS115において、情報処理装置10が備えるアプリ登録部112は、情報処理端末30からデータ登録アプリの登録要求を受信する。そして、アプリ登録部112は、データ登録アプリの登録要求をアプリ管理部131に送る。
ステップS116において、情報処理装置10が備えるアプリ管理部131は、アプリ登録部112からデータ登録アプリの登録要求を受け取る。そして、アプリ管理部131は、登録要求に含まれるデータ登録アプリのアプリ情報をアプリ情報記憶部14に記憶する。
ここで、アプリ情報記憶部14に記憶されるアプリ情報に含まれるワークフロー情報について、図11を参照しながら説明する。図11は、データ登録アプリ作成後のワークフロー情報の一例を示す図である。
図11に示されているように、本実施形態におけるワークフロー情報は、データ項目として、アプリID、ワークフローID、コンポーネント、データ管理ID及びデータを有する。アプリIDは、アプリケーションを識別する識別情報である。ワークフローIDは、ワークフローを識別する識別情報である。コンポーネントは、ワークフローの中で実行されるコンポーネントを示す情報である。データ管理ID及びデータは、パラメータ設定画面で受け付けたデータ管理ID及びデータである。
図11に示したワークフロー情報は、アプリケーション"app0001"にワークフロー"flow0001"が含まれ、ワークフロー"flow0001"ではコンポーネント"データ管理コンポーネント(データ登録)"が実行され、コンポーネント"データ管理コンポーネント(データ登録)"にデータ管理ID"data0001"が関連付けられたデータ"{key0001: value0001}"が設定されていることを表している。ただし、"app0001"はデータ登録アプリを示すアプリIDである。すなわち、データ登録アプリには、データ管理ID"data0001"が関連付けられたデータが設定されていることがわかる。
≪1-2.データ取得アプリ作成処理≫
次に、アプリ開発者の要求に応じてデータ取得アプリを作成するデータ取得アプリ作成処理について、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ取得アプリ作成処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-1.データ登録アプリ作成処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS112において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ作成画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、パラメータ設定画面をディスプレイ506に表示する。図13は、データ取得アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面の一例を示す図である。
図13に示されているように、データ取得アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面2310は、データ管理ID入力欄2301、設定ボタン2308及びキャンセルボタン2309を有する。すなわち、パラメータ設定画面2310は、パラメータ設定画面2300と比較すると、データ入力欄2302を有さない点が異なる。
パラメータ設定画面2310において、アプリ開発者は、データ管理ID入力欄2301に、データ管理IDを入力し、設定ボタン2308を押下する。データ管理IDはデータ登録アプリに設定したデータ管理IDを入力する。すると、ブラウザ31は、データ管理IDの入力を受け付け、アプリケーションを登録するための操作を開始する。
図12に戻って説明する。ステップS116において、情報処理装置10が備えるアプリ管理部131は、アプリ登録部112からデータ登録アプリの登録要求を受け取る。そして、アプリ管理部131は、登録要求に含まれるデータ取得アプリのアプリ情報をアプリ情報記憶部14に記憶する。
図14は、データ取得アプリ作成後のワークフロー情報の一例を示す図である。図14に示したワークフロー情報は、アプリケーション"app0002"にワークフロー"flow0002"が含まれ、ワークフロー"flow0002"ではコンポーネント"データ管理コンポーネント(データ取得)"が実行され、コンポーネント"データ管理コンポーネント(データ取得)"にデータ管理ID"data0001"が設定されていることを表している。ただし、"app0002"はデータ取得アプリを示すアプリIDである。
すなわち、データ取得アプリには、データ登録アプリに関連付けられたデータ管理ID"data0001"が設定されていることがわかる。したがって、データ取得アプリは、データ管理ID"data0001"に基づいて、データ登録アプリに関連付けられたデータ"{key0001: value0001}"を利用することが可能となっている。
≪1-3.データ登録アプリ実行処理≫
続いて、アプリ利用者の要求に応じてデータ登録アプリを実行するデータ登録アプリ実行処理について、図15を参照しながら説明する。図15は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ登録アプリ実行処理の一例を示すシーケンス図である。
ステップS121において、電子機器20が備えるブラウザ21は、アプリ利用者の操作に応じて、サービスログイン画面の取得要求を情報処理装置10に送信する。サービスログイン画面の取得を要求する操作は、例えば、アプリ利用者が、操作パネル940に表示されたログインボタンを押下する操作等である。
ステップS122において、情報処理装置10が備える画面構成部121は、電子機器20からサービスログイン画面の取得要求を受信する。次に、画面構成部121は、アプリ情報記憶部14に記憶されているサービスログイン画面の画面情報を読み出す。そして、画面構成部121は、サービスログイン画面の画面情報を電子機器20に送信する。
ステップS123において、電子機器20が備えるブラウザ21は、情報処理装置10からサービスログイン画面の画面情報を受信する。そして、ブラウザ21は、サービスログイン画面の画面情報に基づいて、サービスログイン画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるサービスログイン画面について、図16を参照しながら説明する。図16は、本実施形態におけるサービスログイン画面の一例を示す図である。
図16に示されているように、本実施形態におけるサービスログイン画面3000は、テナントID入力欄3001、ユーザID入力欄3002、パスワード入力欄3003及びログインボタン3009を有する。
サービスログイン画面3000において、アプリ利用者は、テナントID入力欄3001、ユーザID入力欄3002及びパスワード入力欄3003に、テナントID、ユーザID及びパスワードをそれぞれ入力し、ログインボタン3009を押下する。すると、ブラウザ21は、テナントID、ユーザID及びパスワードの入力を受け付け、ログインを要求するための操作を開始する。
図15に戻って説明する。ステップS124において、電子機器20が備えるブラウザ21は、サービスログイン画面に対するアプリ利用者の操作に応じて、ログイン要求を情報処理装置10に送信する。当該ログイン要求には、アプリ利用者がサービスログイン画面に入力した認証情報(ここでは、テナントID、ユーザID及びパスワード)が含まれる。
ステップS125において、情報処理装置10が備える画面構成部121は、電子機器20からログイン要求を受信する。次に、画面構成部121は、ログイン要求に含まれる認証情報を用いてアプリ利用者の認証を行う。そして、画面構成部121は、認証に成功したか否かを表す認証結果を電子機器20に送信する。ここでは、アプリ利用者の認証に成功したものとして説明を続ける。
ステップS126において、電子機器20が備えるブラウザ21は、情報処理装置10から認証結果を受信する。そして、ブラウザ21は、アプリ選択画面の取得要求を情報処理装置10に送信する。
ステップS127において、情報処理装置10が備える画面構成部121は、電子機器20からアプリ選択画面の取得要求を受信する。そして、画面構成部121は、アプリ情報の取得要求をアプリ管理部131に送る。
ステップS128において、情報処理装置10が備えるアプリ管理部131は、画面構成部121からアプリ情報の取得要求を受け取る。次に、アプリ管理部131は、アプリ情報記憶部14に記憶されているアプリ情報を読み出す。そして、アプリ管理部131は、アプリ情報を画面構成部121に送る。
ステップS129において、情報処理装置10が備える画面構成部121は、アプリ管理部131からアプリ情報を受け取る。次に、画面構成部121は、アプリ情報記憶部14に記憶されているアプリ選択画面の画面情報を読み出す。続いて、画面構成部121は、アプリ情報をアプリ選択画面の画面情報に埋め込む。そして、画面構成部121は、アプリ選択画面の画面情報を電子機器20に送信する。
ステップS130において、電子機器20が備えるブラウザ21は、情報処理装置10からアプリ選択画面の画面情報を受信する。そして、ブラウザ21は、アプリ選択画面の画面情報に基づいて、アプリ選択画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるアプリ選択画面について、図17を参照しながら説明する。図17は、本実施形態におけるアプリ選択画面の一例を示す図である。
図17に示されているように、本実施形態におけるアプリ選択画面3100は、アプリ選択ボタン3101を有する。アプリ選択ボタン3101は、当該テナントに登録されているアプリケーションの数だけ表示される。ここでは、データ登録アプリに対応するアプリ選択ボタン3101-1及びデータ取得アプリに対応するアプリ選択ボタン3101-2が表示されている。
アプリ選択画面3100において、アプリ利用者は、実行したいアプリケーションに対応するアプリ選択ボタン3101を押下する。ここでは、データ登録アプリに対応するアプリ選択ボタン3101-1が押下されたものとする。すると、ブラウザ21は、選択されたアプリケーションを実行するための操作を開始する。
図15に戻って説明する。ステップS131において、電子機器20が備えるブラウザ21は、アプリ選択画面に対するアプリ利用者の操作に応じて、アプリケーションの選択を受け付ける。そして、ブラウザ21は、選択されたアプリケーションに関するアプリ実行画面をディスプレイ506に表示する。
ここで、本実施形態におけるアプリ実行画面について、図18を参照しながら説明する。図18は、本実施形態におけるアプリ実行画面の一例を示す図である。
図18に示されているように、本実施形態におけるアプリ実行画面3200は、実行パラメータ入力欄3201及び開始ボタン3209を有する。ただし、実行パラメータ入力欄3201は、選択されたアプリケーションにおいて実行パラメータが必要な場合のみ表示される。また、実行パラメータ入力欄3201の内容は、選択されたアプリケーションの処理内容によって異なる。
アプリ実行画面3200において、アプリ利用者は、必要に応じて実行パラメータ入力欄3201に実行パラメータを入力し、開始ボタン3209を押下する。すると、ブラウザ21は、選択されたアプリケーションを実行するための操作を続行する。
上述したとおり、アプリ利用者がアプリケーションを実行するための方法には、所定のメールアドレスにメールを送信する方法又は所定のURLをクリックする方法等、ブラウザ21に表示された画面に対する操作には限定されない。画面操作を要さない方法によりアプリケーションを実行する場合には、ステップS121からS131までの処理は省略される。
図15に戻って説明する。ステップS132において、電子機器20が備えるブラウザ21は、アプリ実行画面に対するアプリ利用者の操作に応じて、データ登録アプリの実行要求を情報処理装置10に送信する。当該実行要求には、データ登録アプリのアプリ情報及びアプリ実行画面で受け付けた実行パラメータが含まれる。
ステップS133において、情報処理装置10が備えるアプリ実行部122は、電子機器20からデータ登録アプリの実行要求を受信する。そして、アプリ実行部122は、データ登録アプリの実行要求をロジック処理部132に送る。
ステップS134において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、アプリ実行部122からデータ登録アプリの実行要求を受け取る。そして、ロジック処理部132は、実行要求に含まれるアプリ情報及び実行パラメータを用いて、データ登録アプリに含まれるワークフローを実行する。
ステップS135において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、ワークフローに含まれるデータ管理コンポーネント(データ登録)を実行し、アプリ情報に含まれるデータ管理ID及びデータを共有データ記憶部15に記憶する。
ここで、共有データ記憶部15に記憶される共有データ情報について、図19を参照しながら説明する。図19は、データ登録アプリ実行後の共有データ情報の一例を示す図である。
図19に示されているように、本実施形態における共有データ情報は、データ項目として、データ管理ID及びデータを有する。データ管理ID及びデータには、アプリ情報記憶部14に記憶されているワークフロー情報において、データ登録アプリを示すアプリIDに関連付けて記憶されているデータ管理ID及びデータが設定される。
図19に示した共有データ情報は、データ管理ID"data0001"にデータ"{key0001: value0001}"が関連付けられていることを表している。なお、データ管理ID"data0001"は、図11に示したワークフロー情報において、データ登録アプリを示すアプリID"app0001"に関連付けられている。
その後、ロジック処理部132は、ワークフローの処理結果をアプリ実行部122に送る。アプリ実行部122は、ワークフローの処理結果を電子機器20に送信する。電子機器20が備えるブラウザ21は、情報処理装置10から受信したワークフローの処理結果を操作パネル940に表示する。
≪1-4.データ取得アプリ実行処理≫
続いて、アプリ利用者の要求に応じてデータ取得アプリを実行するデータ取得アプリ実行処理について、図20を参照しながら説明する。図20は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ取得アプリ実行処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-3.データ登録アプリ実行処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS132において、電子機器20が備えるブラウザ21は、アプリ実行画面に対するアプリ利用者の操作に応じて、データ取得アプリの実行要求を情報処理装置10に送信する。当該実行要求には、データ取得アプリのアプリ情報及びアプリ実行画面で受け付けた実行パラメータが含まれる。
ステップS133において、情報処理装置10が備えるアプリ実行部122は、電子機器20からデータ取得アプリの実行要求を受信する。そして、アプリ実行部122は、データ取得アプリの実行要求をロジック処理部132に送る。
ステップS134において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、アプリ実行部122からデータ取得アプリの実行要求を受け取る。そして、ロジック処理部132は、実行要求に含まれるアプリ情報及び実行パラメータを用いて、データ取得アプリに含まれるワークフローを実行する。
ステップS135において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、データ取得アプリに含まれるワークフローにおいてデータ管理コンポーネント(データ取得)を実行し、共有データ記憶部15からアプリ情報に含まれるデータ管理IDに関連付けられたデータを読み出す。
ロジック処理部132は、データ取得アプリに含まれるワークフローにおける以降の処理を、必要に応じて共有データ記憶部15から読み出したデータを利用しながら実行する。
<第1実施形態の効果>
本実施形態における情報処理装置10は、アプリ開発者がアプリケーションを登録する際に、データ管理IDを関連付けて記憶するためのパラメータ設定画面を情報処理端末30に提供する。アプリ開発者は、データ取得アプリを登録する際に、登録済みのデータ登録アプリとデータを共有したい場合、パラメータ設定画面においてデータ登録アプリに設定されているデータ管理IDを入力することができる。
このように構成することにより、データ取得アプリは、データ管理IDに基づいてデータ登録アプリが利用するデータを用いてワークフローを実行することができるようになる。一方、データ登録アプリに関連付けられたデータ管理IDを設定されていない他のアプリケーションは、データ登録アプリが利用するデータを利用することはできない。
したがって、本実施形態における情報処理システムによれば、同一のデータ管理IDが関連付けられている特定のアプリケーション間のみで共通のデータを利用することが可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、アプリ開発者がアプリケーションを登録する際にデータ管理IDを設定する必要があった。第2実施形態では、アプリ開発者がアプリケーションを登録する際にデータ管理IDを設定するか否かを選択できるように構成する。アプリ開発者がデータ管理IDを設定しなかった場合には、情報処理装置10が他のデータ管理IDと重複しない識別情報を生成し、そのアプリケーションに対応するデータ管理IDとして記憶する。
<情報処理システム1の処理手順>
本実施形態における情報処理システム1が実行する情報処理方法の詳細について説明する。本実施形態における情報処理方法は、2-1.データ登録アプリ作成処理、2-2.データ取得アプリ作成処理、2-3.データ登録アプリ実行処理及び2-4.データ取得アプリ実行処理を含む。
≪2-1.データ登録アプリ作成処理≫
まず、本実施形態におけるデータ登録アプリ作成処理について、図21を参照しながら説明する。図21は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ登録アプリ作成処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-1.データ登録アプリ作成処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS112において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ作成画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、パラメータ設定画面をディスプレイ506に表示する。図22は、本実施形態におけるデータ登録アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面の一例を示す図である。
図22に示されているように、本実施形態におけるデータ登録アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面2320は、データ管理ID入力欄2301、データ入力欄2302、データ管理ID非設定選択欄2303、データ非設定選択欄2304、設定ボタン2308及びキャンセルボタン2309を有する。すなわち、パラメータ設定画面2320は、パラメータ設定画面2300と比較すると、データ管理ID非設定選択欄2303及びデータ非設定選択欄2304を有する点が異なる。
データ管理ID非設定選択欄2303を選択状態にすると、データ管理ID入力欄2301が入力不可となる。また、データ非設定選択欄2304を選択状態にすると、データ入力欄2302が入力不可となる。
本実施形態では、パラメータ設定画面2320において、アプリ開発者が、データ管理ID非設定選択欄2303を選択状態とし、データ入力欄2302にデータを入力し、設定ボタン2308を押下したものとする。すると、ブラウザ31は、データの入力を受け付け、アプリケーションを登録するための操作を開始する。
図21に戻って説明する。ステップS115において、情報処理装置10が備えるアプリ登録部112は、情報処理端末30から受信したデータ登録アプリの登録要求をアプリ管理部131に送る。本実施形態におけるデータ登録アプリの登録要求には、パラメータ設定画面で受け付けたデータが含まれ、データ管理IDは含まれない。
ステップS201において、情報処理装置10が備えるアプリ管理部131は、アプリ登録部112からデータ登録アプリの登録要求を受け取る。そして、アプリ管理部131は、データ登録アプリを示すアプリIDを発行し、データ管理IDとして設定する。ここでは、データ登録アプリを示すアプリIDとして"app0003"が発行されたものとする。
図23は、本実施形態におけるデータ登録アプリ作成後のワークフロー情報の一例を示す図である。図23に示したワークフロー情報は、アプリケーション"app0003"にワークフロー"flow0001"が含まれ、ワークフロー"flow0001"ではコンポーネント"データ管理コンポーネント(データ登録)"が実行され、コンポーネント"データ管理コンポーネント(データ登録)"にデータ管理ID"app0003"が関連付けられたデータ"{key0001: value0003}"が設定されていることを表している。
図23に示したワークフロー情報では、データ管理ID"app0003"はアプリケーション"app0003"のみに設定されている。そのため、アプリケーション"app0003"は、他のアプリケーション"app0001", "app0002"とデータを共有することはできない。
≪2-2.データ取得アプリ作成処理≫
次に、本実施形態におけるデータ取得アプリ作成処理について、図24を参照しながら説明する。図24は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ取得アプリ作成処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-2.データ取得アプリ作成処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS112において、情報処理端末30が備えるブラウザ31は、アプリ作成画面に対するアプリ開発者の操作に応じて、パラメータ設定画面をディスプレイ506に表示する。図25は、本実施形態におけるデータ取得アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面の一例を示す図である。
図25に示されているように、本実施形態におけるデータ取得アプリ作成処理において表示されるパラメータ設定画面2330は、データ管理ID入力欄2301、データ管理ID非設定選択欄2303、設定ボタン2308及びキャンセルボタン2309を有する。すなわち、パラメータ設定画面2330は、パラメータ設定画面2310と比較すると、データ管理ID非設定選択欄2303を有する点が異なる。
本実施形態では、パラメータ設定画面2330において、アプリ開発者が、データ管理ID非設定選択欄2303を選択状態とし、設定ボタン2308を押下したものとする。すると、ブラウザ31は、アプリケーションを登録するための操作を開始する。
図24に戻って説明する。ステップS115において、情報処理装置10が備えるアプリ登録部112は、情報処理端末30から受信したデータ取得アプリの登録要求をアプリ管理部131に送る。本実施形態におけるデータ取得アプリの登録要求には、データ管理ID及びデータが含まれない。
ステップS201において、情報処理装置10が備えるアプリ管理部131は、アプリ登録部112からデータ取得アプリの登録要求を受け取る。そして、アプリ管理部131は、データ取得アプリを示すアプリIDを発行し、データ管理IDとして設定する。ここでは、データ取得アプリを示すアプリIDとして"app0004"が発行されたものとする。
図26は、本実施形態におけるデータ取得アプリ作成後のワークフロー情報の一例を示す図である。図26に示したワークフロー情報は、アプリケーション"app0004"にワークフロー"flow0002"が含まれ、ワークフロー"flow0002"ではコンポーネント"データ管理コンポーネント(データ取得)"が実行され、コンポーネント"データ管理コンポーネント(データ取得)"にデータ管理ID"app0004"が設定されていることを表している。
図26に示したワークフロー情報では、データ管理ID"app0004"はアプリケーション"app0004"のみに設定されている。そのため、アプリケーション"app0004"は、他のアプリケーション"app0001", "app0002", "app0003"とデータを共有することはできない。
≪2-3.データ登録アプリ実行処理≫
続いて、本実施形態におけるデータ登録アプリ実行処理について、図27を参照しながら説明する。図27は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ登録アプリ実行処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-3.データ登録アプリ実行処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS135において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、ワークフローに含まれるデータ管理コンポーネント(データ登録)を実行し、アプリ情報に含まれるデータ管理ID及びデータを共有データ記憶部15に記憶する。本実施形態におけるアプリ情報に含まれるデータ管理IDには、データ登録アプリを示すアプリIDが設定されている。
図28は、本実施形態におけるデータ登録アプリ実行後の共有データ情報の一例を示す図である。図28に示した共有データ情報は、データ管理ID"app0003"にデータ"{key0001: value0003}"が関連付けられていることを表している。なお、データ管理ID"app0003"は、図23に示した本実施形態におけるワークフロー情報において、本実施形態におけるデータ登録アプリを示すアプリID"app0003"に関連付けられている。
≪2-4.データ取得アプリ実行処理≫
続いて、本実施形態におけるデータ取得アプリ実行処理について、図29を参照しながら説明する。図29は、本実施形態における情報処理システム1が実行するデータ取得アプリ実行処理の一例を示すシーケンス図である。
以下では、≪1-4.データ取得アプリ実行処理≫との相違点を中心に説明する。
ステップS135において、情報処理装置10が備えるロジック処理部132は、データ取得アプリに含まれるワークフローにおいてデータ管理コンポーネント(データ取得)を実行し、共有データ記憶部15からアプリ情報に含まれるデータ管理IDに関連付けられたデータを読み出す。本実施形態におけるアプリ情報に含まれるデータ管理IDには、データ取得アプリを示すアプリIDが設定されている。
図30は、本実施形態におけるデータ取得アプリ実行後の共有データ情報の一例を示す図である。図30に示した共有データ情報は、データ管理ID"app0004"にデータ"{key0001: value0004}"が関連付けられていることを表している。なお、データ管理ID"app0004"は、図26に示した本実施形態におけるワークフロー情報において、本実施形態におけるデータ取得アプリを示すアプリID"app0004"に関連付けられている。
なお、データ管理ID"app0004"が関連付けられた共有データ情報は、データ取得アプリからは登録することができない。そのため、データ取得アプリを実行する前に、他のサービス又は同じアプリケーション内で、データ取得アプリのデータ管理IDが関連付けられた共有データ情報を登録しておく必要がある。
<第2実施形態の効果>
本実施形態における情報処理装置10は、アプリ開発者がアプリケーションを登録する際にデータ管理IDを設定しなかった場合、そのアプリケーションを識別するアプリIDをデータ管理IDとして記憶する。このように構成することにより、アプリ開発者が他のアプリケーションとデータを共有しないアプリケーションを作成する場合に、誤って他のアプリケーションに関連付けられたデータ管理IDと重複するデータ管理IDを設定してしまい、意図せずにデータが共有されてしまうリスクを回避することができる。
[補足]
上記各実施形態において、データ管理IDはデータ識別情報の一例である。アプリIDはアプリ識別情報の一例である。データ登録アプリは第1のアプリケーションの一例である。データ取得アプリは第2のアプリケーションの一例である。ディスプレイ506は画面表示部の一例である。ネットワークI/F509は送信部の一例である。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等の機器を含むものとする。
実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理装置10は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 情報処理システム
10 情報処理装置
11 ポータルサービス部
111 画面提供部
112 アプリ登録部
12 ウェブサービス部
121 画面構成部
122 アプリ実行部
13 入出力サービス部
131 アプリ管理部
132 ロジック処理部
14 アプリ情報記憶部
15 共有データ記憶部
20 電子機器
21 ブラウザ
30 情報処理端末
31 ブラウザ
特開2014-229094号公報

Claims (8)

  1. 情報処理端末とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
    第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を前記情報処理端末に提供する画面提供部と、
    前記設定画面に対する操作に応じて、前記第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と前記第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記データ識別情報に基づいて前記第1のアプリケーションに関するデータを用いて前記第2のアプリケーションを実行する処理部をさらに備える、
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記画面提供部は、アプリケーションの登録を受け付ける登録画面を前記情報処理端末に提供し、
    前記登録画面は、前記第2のアプリケーションの登録を受け付ける際に前記設定画面を表示する、
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記設定画面は、前記データ識別情報の入力を受付可能に表示される、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記管理部は、前記設定画面において前記データ識別情報が入力されなかった場合、前記第2のアプリケーションを識別するアプリ識別情報を前記データ識別情報として記憶する、
    情報処理装置。
  6. 情報処理端末と情報処理装置とがネットワークを介して通信可能な情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を前記情報処理端末に提供する画面提供部と、
    前記設定画面に対する操作に応じて、前記第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と前記第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理部と、
    を備え、
    前記情報処理端末は、
    前記情報処理装置から受信した前記設定画面を表示する画面表示部と、
    前記設定画面に対するユーザの操作に応じて、前記第2のアプリケーションに関するアプリ情報に前記データ識別情報を含めて前記情報処理装置に送信する送信部と、
    を備える、
    情報処理システム。
  7. 情報処理端末とネットワークを介して通信可能なコンピュータが、
    第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を前記情報処理端末に提供する画面提供手順と、
    前記設定画面に対する操作に応じて、前記第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と前記第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理手順と、
    を実行する情報処理方法。
  8. 情報処理端末とネットワークを介して通信可能なコンピュータに、
    第1のアプリケーションに関するデータと第2のアプリケーションとを関連付ける操作を受け付ける設定画面を前記情報処理端末に提供する画面提供手順と、
    前記設定画面に対する操作に応じて、前記第1のアプリケーションに関するデータを識別するデータ識別情報と前記第2のアプリケーションとを関連付けて記憶部に記憶する管理手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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