JP2023155009A - 支障物検知装置、支障物検知方法、支障物検知プログラム、及びホームドア装置 - Google Patents

支障物検知装置、支障物検知方法、支障物検知プログラム、及びホームドア装置 Download PDF

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萌 加賀山
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Abstract

【課題】誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知する支障物検知装置、支障物検知方法、支障物検知プログラム、及びホームドア装置を提供する。【解決手段】支障物検知装置は、鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部31と、プラットホームと軌道とを区画して利用客が鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置5の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサ20の検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を在線情報に基づいて設定する設定部32と、検知センサ20の検知結果を外部に出力する出力部33と、を備える。設定部32は、在線情報により鉄道車両がプラットホームに在線しないことが示される場合には、検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を、在線情報により鉄道車両がプラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、支障物検知装置、支障物検知方法、支障物検知プログラム、及びホームドア装置に関する。
特許文献1に記載のホームドア装置では、ホームドアの側方であるドアパネルと鉄道車両との間の空間に加え、ホームドアの側方以外である戸袋パネルと鉄道車両との間の空間に侵入した利用客を検知する支障物検知装置を備えている。
特開2021-11224号公報
ところで、上記のようなホームドア装置では、支障物の検知エリアをホームドア装置とプラットホームに停止した鉄道車両との間の空間に設定することになる。支障物の検知エリアは、プラットホームに停止した鉄道車両及びホームドア装置を検知しないように設定されている。そして、鉄道車両がプラットホームにあるか否かに関わらず、支障物の検知エリアが設定されている。このため、在線する鉄道車両を踏まえて検知エリアを設定せざるを得ないので、支障物の検知精度に限界がある。
上記課題を解決する支障物検知装置は、軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。
上記構成によれば、在線情報取得部によって鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホームに在線しない場合には、鉄道車両がプラットホームに在線する場合の第1設定と異なる第2設定に設定部が設定する。このため、鉄道車両がプラットホームに在線するときと在線しないときとで検知センサが異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知することができる。
上記支障物検知装置について、前記第1設定の検知エリアは、前記プラットホーム上であって、在線している前記鉄道車両と前記ホームドア装置との間に設定されることが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアよりも広いことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記ホームドア装置の上部を含むことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記軌道の上部を含むことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記乗降口のプラットホーム側を含むことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記鉄道車両と前記プラットホームとの距離を示す距離情報を取得する距離情報取得部を備え、前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記距離が第1距離のときは、前記第1距離よりも長い第2距離のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2距離のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行うことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記鉄道車両の種別情報を取得する種別情報取得部を備え、前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記プラットホームに入線する前記鉄道車両が前記プラットホームに停止しない種別であるときは、前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行うことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記鉄道車両の速度情報を取得する速度情報取得部を備え、前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記鉄道車両が前記プラットホームに入線するまでの時間が第1時間のときは、前記第1時間よりも長い第2時間のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2時間のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行うことが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに存在しないときに前記検知センサが支障物を検知した場合には、複数の前記ホームドア装置に開閉指令を出力する総合制御盤に前記検知結果を出力することが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記プラットホームでの異常を検知するカメラから前記プラットホームでの異常検知情報を取得する異常検知情報取得部を備え、前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記検知センサが支障物を検知するとともに、前記カメラが前記プラットホームでの異常を検知した場合には、前記検知センサのみが支障物を検知しているときよりも危険度が高いことを示す前記検知結果を前記総合制御盤に出力することが好ましい。
上記支障物検知装置について、前記ホームドア装置は、一般的な成人の背の高さ未満の高さの戸袋と、前記戸袋に収納されて前記乗降口を開閉するドアとを備えることが好ましい。
上記課題を解決する支障物検知方法は、軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、を含み、前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。
上記方法によれば、在線情報取得ステップにおいて鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホームに在線しない場合には、鉄道車両がプラットホームに在線する場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。このため、鉄道車両がプラットホームに在線するときと在線しないときとで検知センサが異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知することができる。
上記課題を解決する支障物検知プログラムは、軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、をコンピュータが実行し、前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。
上記プログラムによれば、在線情報取得ステップにおいて鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホームに在線しない場合には、鉄道車両がプラットホームに在線する場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。このため、鉄道車両がプラットホームに在線するときと在線しないときとで検知センサが異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知することができる。
上記課題を解決するホームドア装置は、プラットホームと軌道とを区画して利用客が鉄道車両に乗降する乗降口を開閉する開閉部と、前記開閉部の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサと、前記軌道を走行する前記鉄道車両が前記プラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、前記検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。
上記構成によれば、在線情報取得部によって鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホームに在線しない場合には、鉄道車両がプラットホームに在線する場合の第1設定と異なる第2設定に設定部が設定する。このため、鉄道車両がプラットホームに存在するときと存在しないときとで検知センサが異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知することができる。
本発明によれば、誤検知を低減しつつ、利用客の軌道への侵入を精度よく検知することができる。
第1実施形態のホームドア装置が設置されたプラットホームを示す平面図。 同実施形態のホームドア装置の概略構成を示すブロック図。 同実施形態のホームドア装置の第1設定の検知エリアを示す背面図。 同実施形態のホームドア装置の第2設定の検知エリアを示す背面図。 同実施形態のホームドア装置の支障物検知処理を示すフローチャート。 第2実施形態のホームドア装置の支障物検知処理を示すフローチャート。 第3実施形態のホームドア装置が設置されたプラットホームを示す平面図。 同実施形態のホームドア装置の支障物検知処理を示すフローチャート。 ホームドア装置の検知エリアの変形例を示す図。 ホームドア装置の検知エリアの変形例を示す図。 ホームドア装置及び支障物検知装置の変形例の概略構成を示すブロック図。 ホームドア装置及び総合制御盤の変形例の概略構成を示すブロック図。
以下、図1~図5を参照して、支障物検知装置及びホームドア装置の第1実施形態について説明する。ホームドア装置は、駅のプラットホームに設置される。支障物検知装置は、ホームドア装置に設置されている。
図1に示すように、駅1には、鉄道車両が走行する軌道2と、軌道2に沿ってプラットホーム3が設けられている。ホームドア装置5は、プラットホーム3の延出方向に沿って複数並んで設置されている。
(ホームドア装置5)
ホームドア装置5は、プラットホーム3側と軌道2側とを区画する。ホームドア装置5は、戸袋10と、第1扉11と、第2扉12とを備えている。戸袋10は、プラットホーム3に固定され、一般的な成人の背の高さ未満の高さである。プラットホーム3側から見て戸袋10の左側に第1扉11が位置し、戸袋10の右側に第2扉12が位置する。第1扉11及び第2扉12は、戸袋10に収納される。第1扉11及び第2扉12は、引戸であって、リニアガイド等のガイド部材(図示略)によって戸袋10に支持され、戸袋10から開閉方向に進退可能に設けられる。第1扉11及び第2扉12は、プラットホーム3上の乗降口Eを開閉する。乗降口Eは、利用客が鉄道車両に乗降する開口部であって、戸袋10と戸袋10との間である。第1扉11は、開閉方向に移動可能に戸袋10に支持されている。第1扉11は、戸袋10の左側面から進退可能に設けられている。第2扉12は、開閉方向に移動可能に戸袋10に支持されている。第2扉12は、戸袋10の右側面から進退可能に設けられている。1つの乗降口Eは、2つのホームドア装置5によって開閉される。すなわち、乗降口Eは、プラットホーム3側から見て左側に位置するホームドア装置5の第2扉12と右側に位置するホームドア装置5の第1扉11とによって開閉される。第1扉11及び第2扉12が開閉部に相当する。なお、1つの乗降口Eを開閉する第1扉11及び第2扉12を1つのホームドア装置としてもよい。また、戸袋10の左右側面のいずれか一方のみから扉が進退可能に設けられてもよい。
ホームドア装置5は、検知センサ20を備えている。検知センサ20は、ホームドア装置周辺の検知エリアASに存在する物体を検知する支障物検知を行う。検知センサ20は、プラットホーム3上の第1扉11及び第2扉12よりも軌道2側において、戸袋10と戸袋10との間に位置する物体の有無を検知する。検知センサ20は、戸袋10の軌道2側の背面の右寄りに固定された第1ボックス21内に設けられている。戸袋10の背面の左寄りには、第2ボックス22が固定されている。検知センサ20は、光を出射し、物体に反射した光を受ける。検知センサ20は、反射ミラーが回転することで光を走査して、検知エリアASを形成する。検知センサ20は、第1ボックス21と第2ボックス22との間に検知エリアASを形成する。検知センサ20が検知する物体には、人、支障物、地面を含む。検知センサ20は、光が反射した物体までの距離をタイム・オブ・フライト(TOF)原理を利用して測定する。検知センサ20は、光が反射した物体の位置を、反射ミラーの回転角度と、物体までの距離とから特定する。検知センサ20は、光が反射した物体の位置を検知エリアASに含むか否かを設定することで検知エリアASの範囲を決定している。
次に、図2を参照して、ホームドア装置5の電気的な構成について説明する。
図2に示すように、ホームドア装置5は、プラットホーム3毎に設置される総合制御盤4に通信線Lを介してそれぞれ接続されている。ホームドア装置5は、ドア制御部13と、第1駆動部14と、第2駆動部15と、検知センサ20と、報知部16と、を備えている。第1駆動部14、第2駆動部15、検知センサ20、及び報知部16は、ドア制御部13に接続されている。総合制御盤4は、上位システムである運行管理システム50から鉄道車両の運行状況や在線情報を受信する。
(ドア制御部13)
ドア制御部13は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサとして構成し得る。ドア制御部13すなわちプロセッサにより実行される処理には、支障物検知方法が含まれる。支障物検知方法は、後述する在線情報取得ステップと設定ステップと出力ステップとを含む。なお、ドア制御部13は、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路、またはその組み合わせを含む回路(circuitry)として構成してもよい。プロセッサは、CPU及び、RAM並びにROM等のメモリを含む。メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリすなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。コンピュータ可読媒体に格納されたプログラムには支障物検知プログラムが含まれる。支障物検知プログラムは、在線情報取得ステップと設定ステップと出力ステップとをコンピュータに実行させる。
第1駆動部14及び第2駆動部15は、ドア制御部13に駆動制御される。第1駆動部14は、モータ(図示略)を備え、モータの駆動力をベルト(図示略)を介して第1扉11に伝達することで第1扉11を開閉方向に駆動する。第2駆動部15は、モータ(図示略)を備え、モータの駆動力をベルト(図示略)を介して第2扉12に伝達することで第2扉12を開閉方向に駆動する。ドア制御部13は、第1扉11及び第2扉12が全閉していることを検知する位置センサ(図示略)から第1扉11及び第2扉12が全閉していることを示す全閉信号を受信する。
ドア制御部13は、検知センサ20の検知結果に応じて第1扉11及び第2扉12の開閉を制御する。ドア制御部13は、第1駆動部14を駆動制御することで第1扉11を開閉し、第2駆動部15を駆動制御することで第2扉12を開閉する。検知センサ20の検知結果は、図1の左側のホームドア装置5から右側のホームドア装置5に送信される。つまり、ホームドア装置5は、自身に設けられた検知センサ20の検知結果に応じて第2扉12の駆動を制御し、左隣に位置するホームドア装置5に設けられた検知センサ20の検知結果に応じて第1扉11の開閉を制御する。ドア制御部13は、総合制御盤4からの開閉指令に応じて第1扉11及び第2扉12を開閉する。
(センサ制御部30)
ドア制御部13は、検知センサ20を制御するセンサ制御部30を兼ねる。ドア制御部13は、在線情報取得部31と、設定部32と、出力部33とを備えている。在線情報取得部31は、軌道2を走行する鉄道車両がプラットホーム3に在線するか否かを示す在線情報を取得する。在線情報取得部31は、総合制御盤4から在線情報を取得する。「在線」とは、鉄道車両の少なくとも一部がプラットホーム3に入っている状態である。なお、「在線」には、鉄道車両がプラットホーム3に停止している状態、鉄道車両がプラットホーム3を通過する状態も含む。なお、在線情報は、鉄道車両の位置情報や、鉄道車両とプラットホーム3との距離を示す距離情報でもよく、位置情報や距離情報から鉄道車両がプラットホーム3に在線しているか否かを在線情報取得部31が判定する。
センサ制御部30は、第1扉11及び第2扉12の全閉時及び全開状態から閉じるときに、検知センサ20に支障物を検知させる。ドア制御部13は、第1扉11及び第2扉12の閉動作時に検知センサ20が支障物を検知すると、第1駆動部14及び第2駆動部15の駆動を停止して、第1扉11及び第2扉12を停止させる。又はドア制御部13は、第1駆動部14及び第2駆動部15を開方向に駆動させて第1扉11及び第2扉12を開方向に移動させる。ドア制御部13は、検知センサ20の支障物の検知がなくなると第1駆動部14及び第2駆動部15を閉駆動して、第1扉11及び第2扉12の閉方向に移動させる。
(検知センサ20)
ところで、検知センサ20の検知エリアASは、プラットホーム3に停止した鉄道車両及びホームドア装置5を検知しないように設定されている。このため、検知センサ20の検知エリアASは、在線する鉄道車両を踏まえて検知エリアASを設定せざるを得ない。そこで、設定部32は、検知センサ20の検知エリアAS及び検知感度の少なくとも一方を在線情報に基づいて設定する。具体的には、設定部32は、在線情報により鉄道車両がプラットホーム3に在線しないことが示される場合には、検知エリアAS及び検知感度の少なくとも一方を、在線情報により鉄道車両がプラットホーム3に在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する。第2設定として検知エリアASのみ、検知感度のみ、検知エリアAS及び検知感度の両方のいずれかを選択するかは、鉄道事業者等が任意に設定可能である。
図3に示されるように、第1設定の検知エリアを第1検知エリアAS1とする。第1検知エリアAS1は、プラットホーム3上であって、在線している鉄道車両とホームドア装置5との間に設定される。
図4に示されるように、第2設定の検知エリアを第2検知エリアAS2とする。第2検知エリアAS2は、第1検知エリアAS1よりも広い。第2検知エリアAS2は、第1検知エリアAS1にホームドア装置5の上部を含む。第2検知エリアAS2がホームドア装置5の上部を含むことで、検知センサ20は、鉄道車両が在線していないときにホームドア装置5を乗り越える利用客を検知することができる。
設定部32は、検知センサ20の第2設定の検知感度を第1設定の検知感度よりも高くする。鉄道車両が在線するときの第1設定では、鉄道車両及び利用客を誤検知しないようにする必要がある。一方、鉄道車両が在線しないときの第2設定では、ホームドア装置5を乗り越える人や、軌道2に侵入しようとする人をできる限り検知したいので、検知感度が高いほうが好ましい。
検知センサ20は、支障物を検知すると検知信号をセンサ制御部30に出力する。出力部33は、検知センサ20の検知結果を外部に出力する。出力部33は、鉄道車両がプラットホーム3に存在しないときに検知センサ20が支障物を検知した場合には、総合制御盤4に検知結果を出力する。検知結果には、鉄道車両を停止させる緊急停止信号が含まれていてもよい。また、出力部33は、検知センサ20が検知すると報知部16に報知させる。報知部16は、光及び音の少なくとも一方を出力する。
(支障物検知処理)
次に、図5を併せ参照して、上記ホームドア装置5による支障物検知処理について説明する。
図5に示すように、センサ制御部30は、在線情報を取得する(ステップS1)。すなわち、在線情報取得部31は、総合制御盤4から在線情報を取得する。在線情報は、鉄道車両の少なくとも一部がプラットホーム3に入っているときを在線とする情報である。なお、ステップS1が在線情報取得ステップに相当する。
続いて、センサ制御部30は、鉄道車両が在線しているか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、設定部32は、在線情報取得部31が取得した在線情報に基づいて鉄道車両がプラットホーム3に在線しているか否かを判定する。設定部32は、在線情報が在線であれば鉄道車両が在線していると判定し、在線情報が在線していないであれば鉄道車両が在線していないと判定する。
そして、設定部32は、鉄道車両が在線していないと判定した場合には(ステップS2:NO)、検知センサ20の検知を第2設定に設定して(ステップS6)、ステップS4に移行する。すなわち、設定部32は、検知センサ20の検知エリアAS及び検知感度の少なくとも一方を第2設定に設定する。第2検知エリアAS2がホームドア装置5の上部を含むことで、検知センサ20は、鉄道車両が在線していないときにホームドア装置5を乗り越える利用客を検知することができる。また、第2設定の検知感度では、第1設定よりも検知感度が高いので、ホームドア装置5を乗り越える人や、軌道2に侵入しようとする人を検知することができる。なお、ステップS2が設定ステップに相当する。
一方、設定部32は、鉄道車両が在線していると判定した場合には(ステップS2:YES)、検知センサ20の検知を第1設定に設定する(ステップS3)。すなわち、設定部32は、検知センサ20の検知エリアAS及び検知感度を第1設定に設定する。鉄道車両が在線している状態で、鉄道車両や利用客の誤検知を抑制しつつ、支障物を検知することができる。なお、ステップS3が設定ステップに相当する。
続いて、センサ制御部30は、検知センサ20の検知があるか否かを判定する(ステップS4)。すなわち、センサ制御部30は、第1設定又は第2設定に設定された検知センサ20から検知信号が入力されているか否かを判定する。
そして、センサ制御部30は、検知センサ20から検知信号が入力されていないと判定した場合には(ステップS4:NO)、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS7)。すなわち、センサ制御部30は、ステップS1において在線情報を取得してから所定時間の間は取得した在線情報に基づく設定で検知センサ20が支障物の検知を行う(ステップS7:NO)。なお、設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線する在線情報を取得した時点で第1設定に設定する。そして、センサ制御部30は、ステップS1において在線情報を取得してから所定時間が経過すると処理を終了する(ステップS7:YES)。
一方、センサ制御部30は、検知センサ20から検知信号が入力されていると判定した場合には(ステップS4:YES)、異常を出力して(ステップS5)、処理を一旦終了する。すなわち、出力部33は、総合制御盤4に検知結果を出力する。また、出力部33は、検知センサ20が検知すると、報知部16に報知させる。報知部16は、光及び音の少なくとも一方を出力する。なお、ステップS5が出力ステップに相当する。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
(1-1)在線情報取得部31によって鉄道車両がプラットホーム3に在線するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合には、鉄道車両がプラットホーム3に在線する場合の第1設定と異なる第2設定に設定部32が設定する。このため、鉄道車両がプラットホーム3に在線するときと在線しないときとで検知センサ20が異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道2への侵入を精度よく検知することができる。
(1-2)第1設定の検知エリアASにおいて、プラットホーム3上の鉄道車両とホームドア装置5との間における居残りを検知して、鉄道車両がいないときには第1設定の検知エリアASとは異なる第2設定の検知エリアASで利用客の軌道2への侵入を検知することができる。
(1-3)鉄道車両がプラットホーム3に在線しないときの検知エリアASは、鉄道車両がプラットホーム3に在線するときの検知エリアASよりも広いので、誤検知を低減しつつ、利用客の軌道2への侵入を精度よく検知することができる。
(1-4)鉄道車両がプラットホーム3に在線しないときには、検知エリアASがホームドア装置5の上部を含むので、ホームドア装置5を乗り越えて軌道2に侵入しようとする人を検知することができる。
(1-5)検知センサ20が支障物を検知したことを総合制御盤4において把握することができる。
(1-6)成人の背の高さ未満の高さのホームドア装置5では利用客に乗り越えられる可能性が高いので、支障物検知装置を採用することは有効である。
(第2実施形態)
以下、図6を参照して、ホームドア装置の第2実施形態について説明する。この実施形態のホームドア装置は、鉄道車両とプラットホームとの距離に応じて検知センサの検知が設定される点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
(センサ制御部30)
センサ制御部30は、距離情報取得部(図示略)を更に備える。距離情報取得部は、鉄道車両とプラットホーム3との距離を示す距離情報を総合制御盤4から取得する。総合制御盤4は、運行管理システム50から鉄道車両の位置情報として鉄道車両とプラットホーム3との距離を示す距離情報を取得する。なお、総合制御盤4又は距離情報取得部が鉄道車両の位置情報から鉄道車両とプラットホーム3との距離を示す距離情報を算出してもよい。
設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、距離が第1距離のときは第3設定に設定する。第1距離は駅1に近いことを示す所定距離未満であって、第2距離は所定距離以上である。設定部32は、第3設定では、第2距離のときの検知センサ20の検知エリアASよりも広くする、及び第2距離のときの検知センサ20の検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う。設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、所定距離以上である第2距離では、検知センサ20の検知を第2設定に設定する。
(支障物検知処理)
次に、図6を参照して、上記ホームドア装置5の支障物検知処理について説明する。
図6に示すように、ステップS1~S7まで第1実施形態と同様の処理を行う。
ステップS6に続いて、センサ制御部30は、鉄道車両の距離情報を取得する(ステップS11)。すなわち、距離情報取得部は、総合制御盤4から距離情報を取得する。距離情報は、鉄道車両とプラットホーム3との最短距離とする。なお、プラットホーム3の任意の位置と鉄道車両の任意の位置との距離を距離情報としてもよい。
続いて、センサ制御部30は、鉄道車両とプラットホーム3との距離が所定距離未満であるか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、設定部32は、距離情報取得部が取得した距離情報に基づいて鉄道車両とプラットホーム3との距離が所定距離未満であるか否かを判定する。
設定部32は、鉄道車両とプラットホーム3との距離が所定距離以上であると判定した場合には(ステップS12:NO)、鉄道車両とプラットホーム3との距離が第2距離として第2設定のまま、ステップS4に移行する。
一方、設定部32は、鉄道車両とプラットホーム3との距離が所定距離未満であると判定した場合には(ステップS12:YES)、検知センサ20の検知を第3設定に設定して(ステップS13)、ステップS4に移行する。すなわち、設定部32は、検知センサ20の検知エリアAS及び検知感度を第3設定に設定する。鉄道車両がプラットホーム3に在線していない状態で、第2設定よりも広い検知エリアASでホームドア装置5を乗り越える利用客を検知することができる。また、第3設定の検知感度では、第2設定よりも検知感度が高いので、ホームドア装置5を乗り越える人や、軌道2に侵入しようとする人を更に検知することができる。
続いて、センサ制御部30は、第1設定又は第2設定又は第3設定に設定された検知センサ20から検知信号が入力されているか否かを判定する。なお、ステップS4,S5,S7は、第1実施形態と同様であるため、説明を割愛する。
次に、第2実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1-1)~(1-6)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(2-1)鉄道車両とプラットホーム3との距離を把握することができ、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、鉄道車両がプラットホーム3に近いときに検知センサ20の検知エリアASを広くする、及び検知センサ20の検知感度を高くする、の少なくとも一方を設定部32が行う。鉄道車両とプラットホーム3との距離で危険度が異なるので、距離に応じて検知センサ20が異なる検知を行うことができる。
(第3実施形態)
以下、図7及び図8を参照して、ホームドア装置の第3実施形態について説明する。この実施形態のホームドア装置は、プラットホームでの異常検知を踏まえて出力する点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第3実施形態との相違点を中心に説明する。
(カメラ40)
図7に示すように、プラットホーム3には、カメラ40が複数設置されている。カメラ40は、プラットホーム3における異常を検知する。すなわち、カメラ40は、撮影した映像に通常の動きとは異なる動きをする人や物が含まれている場合に、異常と判断して、異常検知情報を総合制御盤4に出力する。カメラ40には、異常な動きか否かを判定する判定プログラムを有している。カメラ40は、プラットホーム3が短ければ1台のみでもよい。
(センサ制御部30)
センサ制御部30は、異常検知情報取得部(図示略)を更に備える。異常検知情報取得部は、カメラ40から総合制御盤4を介してプラットホーム3での異常検知情報を取得する。なお、異常検知情報取得部は、カメラ40から直接プラットホーム3での異常検知情報を取得してもよい。
出力部33は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、検知センサ20が支障物を検知するとともに、カメラ40がプラットホーム3での異常を検知した場合には、検知センサ20のみが支障物を検知しているときよりも危険度が高いことを示す検知結果を総合制御盤4に出力する。
(支障物検知処理)
次に、図8を参照して、上記ホームドア装置5の支障物検知処理について説明する。
図8に示すように、ステップS7まで第1実施形態と同様の処理を行う。
ステップS6に続いて、センサ制御部30は、検知センサ20の検知があるか否かを判定する(ステップS8)。すなわち、センサ制御部30は、第2設定に設定された検知センサ20から検知信号が入力されているか否かを判定する。
そして、センサ制御部30は、検知センサ20から検知信号が入力されていないと判定した場合には(ステップS8:NO)、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS9)。すなわち、センサ制御部30は、ステップS1において在線情報を取得してから所定時間の間は取得した在線情報に基づく設定で検知センサ20が支障物の検知を行う。なお、設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線する在線情報を取得した時点で第1設定に設定する。
一方、センサ制御部30は、検知センサ20から検知信号が入力されていると判定した場合には(ステップS8:YES)、異常検知があるか否かを判定する(ステップS21)。すなわち、設定部32は、異常検知情報取得部が異常検知情報を取得しているか否かを判定する。
そして、出力部33は、異常検知情報取得部が異常検知情報を取得していないと判定した場合には(ステップS21:NO)、異常を出力して(ステップS5)、処理を一旦終了する。すなわち、出力部33は、総合制御盤4に検知結果を出力する。また、出力部33は、検知センサ20が検知すると、報知部16に報知させる。報知部16は、光及び音の少なくとも一方を出力する。
一方、出力部33は、異常検知情報取得部が異常検知情報を取得していると判定した場合には(ステップS21:YES)、危険度の高い検知と認識する(ステップS22)。すなわち、出力部33は、検知センサ20のみが支障物を検知しているときよりも危険度が高いことを示す検知結果とする。そして、出力部33は、検知結果を総合制御盤4に出力する(ステップS5)。総合制御盤4に検知結果を出力する。また、出力部33は、検知センサ20が検知すると、報知部16に報知させる。
次に、第3実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1-1)~(1-6)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(3-1)検知センサ20が支障物を検知するとともに、カメラ40がプラットホーム3での異常を検知すると危険度が高いことを示す検知結果を総合制御盤4に出力する。このため、検知結果から危険度が高いことを総合制御盤4において把握することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記第2実施形態では、鉄道車両とプラットホーム3との距離に応じて検知センサ20の検知を設定した。しかしながら、鉄道車両とプラットホーム3との距離に替えて鉄道車両の種別に応じて検知センサ20の検知を設定してもよい。詳しくは、センサ制御部30は、鉄道車両の種別情報を取得する種別情報取得部を更に備える。種別情報は、特急、急行、普通等であって、鉄道車両が駅1に停止するか否かを含む情報である。設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、プラットホーム3に入線する鉄道車両がプラットホーム3に停止しない種別であるときは、第3設定に設定する。設定部32は、第3設定では、鉄道車両がプラットホーム3に停止するときの検知センサ20の検知エリアASよりも広くする、及び鉄道車両がプラットホーム3に停止するときの検知センサ20の検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う。設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、プラットホーム3に入線する鉄道車両がプラットホーム3に停止する種別であるときは、第2設定に設定する。このような構成によれば、種別情報から鉄道車両がプラットホーム3に停止するか否かを把握することができ、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、鉄道車両がプラットホーム3に停止しない種別であるときに検知センサ20の検知エリアASを広くする、及び検知センサ20の検知感度を高くする、の少なくとも一方を設定部32が行う。このため、鉄道車両がプラットホーム3を通過するか否かに応じて検知センサ20が異なる検知を行うことができる。
・上記第2実施形態では、鉄道車両とプラットホーム3との距離に応じて検知センサ20の検知を設定した。しかしながら、鉄道車両とプラットホーム3との距離に替えて鉄道車両の速度に応じて検知センサ20の検知を設定してもよい。詳しくは、センサ制御部30は、鉄道車両の速度情報を取得する速度情報取得部を更に備える。速度情報取得部は、速度情報から鉄道車両がプラットホーム3に入線するまでの時間を算出する。設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、鉄道車両がプラットホーム3に入線するまでの時間が第1時間のときは、第3設定に設定する。第1時間は駅1に近いことを示す所定時間未満であって、第2時間は所定時間以上である。設定部32は、第3設定では、所定時間よりも長い第2時間のときの検知センサ20の検知エリアASよりも広くする、及び第2時間のときの検知センサ20の検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う。設定部32は、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、鉄道車両がプラットホーム3に入線するまでの時間が第2時間のときは、第2設定に設定する。このような構成によれば、位置情報及び速度情報から鉄道車両がプラットホーム3に到達するまでの時間を把握することができ、鉄道車両がプラットホーム3に在線しない場合に、鉄道車両がプラットホーム3に近いときに検知センサ20の検知エリアASを広くする、及び検知センサ20の検知感度を高くする、の少なくとも一方を設定部32が行う。このため、鉄道車両がプラットホーム3に到達するまでの時間に応じて検知センサ20が異なる検知を行うことができる。
・上記各実施形態では、第2設定の検知エリアASである第2検知エリアAS2は、第1設定の検知エリアASである第1検知エリアAS1にホームドア装置5の上部を含むようにした。しかしながら、図9に示されるように、第2設定の検知エリアASである第3検知エリアAS3は、第1検知エリアAS1に軌道2の上部を含むようにしてもよい。軌道2の上部の第3検知エリアAS3の範囲は任意に設定可能である。このような構成によれば、鉄道車両がプラットホーム3に在線しないときには、検知エリアが軌道2の上部を含むので、軌道2に侵入した人を検知することができる。なお、第2設定の検知エリアASとして、ホームドア装置5の上部と軌道2の上部とを含めてもよい。
・上記各実施形態では、第2設定の検知エリアASである第2検知エリアAS2は、第1設定の検知エリアASである第1検知エリアAS1にホームドア装置5の上部を含むようにした。しかしながら、図10に示されるように、第2設定の検知エリアASである第4検知エリアAS4は、第1検知エリアAS1に乗降口Eのプラットホーム3側を含むようにしてもよい。なお、第1扉11及び第2扉12よりもプラットホーム3側の検知は、第1扉11及び第2扉12と床面との隙間や枠状の第1扉11及び第2扉12の枠の間から検知する。このような構成によれば、鉄道車両がプラットホーム3に存在しないときには、検知エリアASがホームドア装置5の乗降口Eのプラットホーム3側を含むので、乗降口Eに接近している人を検知することができる。なお、第2設定の検知エリアASとして、ホームドア装置5の上部、軌道2の上部、及び乗降口Eのプラットホーム3側の少なくとも一つを含めてもよい。
・上記各実施形態では、ドア制御部13がセンサ制御部30を兼ねた。しかしながら、図11に示すように、ホームドア装置5とは別に支障物検知装置6が設けられてもよい。支障物検知装置6は、検知センサ20と、センサ制御部30と同様のセンサ制御部130と、を備えている。センサ制御部130は、在線情報取得部31、設定部32、及び出力部33を備えている。センサ制御部130は、ドア制御部13を介して総合制御盤4から在線情報を取得する。センサ制御部130は、検知センサ20の検知結果をドア制御部13に出力する。
・上記各実施形態において、図12に示すように、在線情報取得部41及びセンサ設定部42を総合制御盤4に備えてもよい。ドア制御部13は、出力部33を備えている。総合制御盤4は、在線情報取得部41が在線情報を取得すると、センサ設定部42が検知センサ20の検知エリアAS及び検知感度の少なくとも一方を設定する。ドア制御部13のセンサ制御部30は、センサ設定部42の設定に基づいて検知センサ20を制御する。このようにすれば、総合制御盤4に接続されるホームドア装置5の検知センサ20の設定を総合制御盤4から一斉に設定することができる。
・上記各実施形態では、運行管理システム50から受信した在線情報に基づいて鉄道車両の在線を判定した。しかしながら、鉄道車両が存在するか否かを把握することができる軌道回路の情報、鉄道車両に設けられる全地球測位システム(GPS)の位置情報、踏切の作動情報の少なくとも1つに基づいて鉄道車両の在線情報を取得してもよい。
・上記各実施形態では、運行管理システム50から受信した在線情報に基づいて鉄道車両の在線を判定した。しかしながら、プラットホーム3に設置されたカメラから鉄道車両がプラットホーム3に位置するか否かの情報を取得してもよい。
・上記各実施形態では、戸袋10の高さが一般的な利用客の背の高さ未満の高さである腰高タイプのホームドア装置5とした。しかしながら、戸袋10の高さが一般的な利用客の背の高さ以上の高さであるフルハイトタイプのホームドア装置としてもよい。フルハイトタイプのホームドア装置であっても、ホームドア装置を乗り越えることはなくても、鉄道車両がプラットホーム3に存在するときと存在しないときとで検知センサ20が異なる検知を行うことで誤検知を低減しつつ、利用客の軌道2への侵入を精度よく検知することができる。
・上記各実施形態において、複数の物体で構成されているものは、当該複数の物体を一体化してもよく、逆に一つの物体で構成されているものを複数の物体に分けることができる。一体化されているか否かにかかわらず、発明の目的を達成することができるように構成されていればよい。
・上記各実施形態において、複数の機能が分散して設けられているものは、当該複数の機能の一部又は全部を集約して設けても良く、逆に複数の機能が集約して設けられているものを、当該複数の機能の一部又は全部が分散するように設けることができる。機能が集約されているか分散されているかにかかわらず、発明の目的を達成することができるように構成されていればよい。
1…駅
2…軌道
3…プラットホーム
4…総合制御盤
5…ホームドア装置
6…支障物検知装置
10…戸袋
11…第1扉
12…第2扉
13…ドア制御部
14…第1駆動部
15…第2駆動部
16…報知部
20…検知センサ
21…第1ボックス
22…第2ボックス
30…センサ制御部
31…在線情報取得部
32…設定部
33…出力部
40…カメラ
41…在線情報取得部
42…センサ設定部
50…運行管理システム
130…センサ制御部
AS…検知エリア
AS1…第1検知エリア
AS2…第2検知エリア
AS3…第3検知エリア
AS4…第4検知エリア
E…乗降口
L…通信線
・上記各実施形態において、複数の機能が分散して設けられているものは、当該複数の機能の一部又は全部を集約して設けても良く、逆に複数の機能が集約して設けられているものを、当該複数の機能の一部又は全部が分散するように設けることができる。機能が集約されているか分散されているかにかかわらず、発明の目的を達成することができるように構成されていればよい。
上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(付記1)
軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、
前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、
前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、
前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
支障物検知装置。
(付記2)
前記第1設定の検知エリアは、前記プラットホーム上であって、在線している前記鉄道車両と前記ホームドア装置との間に設定される
付記1に記載の支障物検知装置。
(付記3)
前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアよりも広い
付記1又は2に記載の支障物検知装置。
(付記4)
前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記ホームドア装置の上部を含む
付記1~3のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記5)
前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記軌道の上部を含む
付記1~4のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記6)
前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記乗降口のプラットホーム側を含む
付記1~5のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記7)
前記鉄道車両と前記プラットホームとの距離を示す距離情報を取得する距離情報取得部を備え、
前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記距離が第1距離のときは、前記第1距離よりも長い第2距離のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2距離のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
付記1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記8)
前記鉄道車両の種別情報を取得する種別情報取得部を備え、
前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記プラットホームに入線する前記鉄道車両が前記プラットホームに停止しない種別であるときは、前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
付記1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記9)
前記鉄道車両の速度情報を取得する速度情報取得部を備え、
前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記鉄道車両が前記プラットホームに入線するまでの時間が第1時間のときは、前記第1時間よりも長い第2時間のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2時間のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
付記1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記10)
前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに存在しないときに前記検知センサが支障物を検知した場合には、複数の前記ホームドア装置に開閉指令を出力する総合制御盤に前記検知結果を出力する
付記1~9のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記11)
前記プラットホームでの異常を検知するカメラから前記プラットホームでの異常検知情報を取得する異常検知情報取得部を備え、
前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記検知センサが支障物を検知するとともに、前記カメラが前記プラットホームでの異常を検知した場合には、前記検知センサのみが支障物を検知しているときよりも危険度が高いことを示す前記検知結果を前記総合制御盤に出力する
付記10に記載の支障物検知装置。
(付記12)
前記ホームドア装置は、一般的な成人の背の高さ未満の高さの戸袋と、前記戸袋に収納されて前記乗降口を開閉するドアとを備える
付記1~11のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
(付記13)
軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、
前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、
前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、を含み、
前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
支障物検知方法。
(付記14)
軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、
前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、
前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、をコンピュータが実行し、
前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
支障物検知プログラム。
(付記15)
プラットホームと軌道とを区画して利用客が鉄道車両に乗降する乗降口を開閉する開閉部と、
前記開閉部の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサと、
前記軌道を走行する前記鉄道車両が前記プラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、
前記検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、
前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、
前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
ホームドア装置。

Claims (15)

  1. 軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、
    前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、
    前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、
    前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
    支障物検知装置。
  2. 前記第1設定の検知エリアは、前記プラットホーム上であって、在線している前記鉄道車両と前記ホームドア装置との間に設定される
    請求項1に記載の支障物検知装置。
  3. 前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアよりも広い
    請求項1又は2に記載の支障物検知装置。
  4. 前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記ホームドア装置の上部を含む
    請求項1~3のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  5. 前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記軌道の上部を含む
    請求項1~4のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  6. 前記第2設定の検知エリアは、前記第1設定の検知エリアに前記乗降口のプラットホーム側を含む
    請求項1~5のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  7. 前記鉄道車両と前記プラットホームとの距離を示す距離情報を取得する距離情報取得部を備え、
    前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記距離が第1距離のときは、前記第1距離よりも長い第2距離のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2距離のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
    請求項1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  8. 前記鉄道車両の種別情報を取得する種別情報取得部を備え、
    前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記プラットホームに入線する前記鉄道車両が前記プラットホームに停止しない種別であるときは、前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記鉄道車両が前記プラットホームに停止する種別であるときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
    請求項1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  9. 前記鉄道車両の速度情報を取得する速度情報取得部を備え、
    前記設定部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記鉄道車両が前記プラットホームに入線するまでの時間が第1時間のときは、前記第1時間よりも長い第2時間のときの前記検知センサの検知エリアよりも広くする、及び前記第2時間のときの前記検知センサの検知感度よりも高くする、の少なくとも一方を行う
    請求項1~6のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  10. 前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに存在しないときに前記検知センサが支障物を検知した場合には、複数の前記ホームドア装置に開閉指令を出力する総合制御盤に前記検知結果を出力する
    請求項1~9のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  11. 前記プラットホームでの異常を検知するカメラから前記プラットホームでの異常検知情報を取得する異常検知情報取得部を備え、
    前記出力部は、前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しない場合に、前記検知センサが支障物を検知するとともに、前記カメラが前記プラットホームでの異常を検知した場合には、前記検知センサのみが支障物を検知しているときよりも危険度が高いことを示す前記検知結果を前記総合制御盤に出力する
    請求項10に記載の支障物検知装置。
  12. 前記ホームドア装置は、一般的な成人の背の高さ未満の高さの戸袋と、前記戸袋に収納されて前記乗降口を開閉するドアとを備える
    請求項1~11のいずれか一項に記載の支障物検知装置。
  13. 軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、
    前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、
    前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、を含み、
    前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
    支障物検知方法。
  14. 軌道を走行する鉄道車両がプラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得ステップと、
    前記プラットホームと前記軌道とを区画して利用客が前記鉄道車両に乗降する乗降口を開閉するホームドア装置の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定ステップと、
    前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力ステップと、をコンピュータが実行し、
    前記設定ステップでは、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
    支障物検知プログラム。
  15. プラットホームと軌道とを区画して利用客が鉄道車両に乗降する乗降口を開閉する開閉部と、
    前記開閉部の周辺の検知エリアに存在する支障物を検知する検知センサと、
    前記軌道を走行する前記鉄道車両が前記プラットホームに在線するか否かを示す在線情報を取得する在線情報取得部と、
    前記検知センサの検知エリア及び検知感度の少なくとも一方を前記在線情報に基づいて設定する設定部と、
    前記検知センサの検知結果を外部に出力する出力部と、を備え、
    前記設定部は、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線しないことが示される場合には、前記検知エリア及び前記検知感度の少なくとも一方を、前記在線情報により前記鉄道車両が前記プラットホームに在線することが示される場合の第1設定と異なる第2設定に設定する
    ホームドア装置。
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