JP2023154832A - 打ち込み工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮バネの付勢力を打ち込み力として利用する機械バネ式の打ち込み工具において、左右半割りハウジングに対する照明具等の内装部品と電気配線の組み付け性を高める。【解決手段】打ち込み工具1の本体ハウジング11は、左右半割り構造の第1ハウジング11Lと第2ハウジングを具備する。組み付け工程において、第1ハウジング11Lに内装部品が組み付けられる。内装部品はホルダ56により第2ハウジング側から押さえ付けられる。ホルダ56の配線保持部にマガジンセンサ19eの電気配線60が保持される。ホルダ56により第1ハウジング11Lに対して内装部品が保持され、かつマガジン19との間に電気配線60が配線された状態で第1ハウジング11Lに第2ハウジングが結合される。【選択図】図3

Description

本開示は、例えば充電式タッカと称される手持ち式の打ち込み工具であって、主として建築現場において床材や石膏ボードの結合に用いられる打ち込み工具に関する。
特許文献1には、打ち込み工具の照明具が記載されている。照明具には、LED(発光ダイオード)を含む基板が用いられている。照明具は、工具本体の前面に配置されている。この照明具によれば、打ち込み部位がマガジン等の他部位の陰にならずに明るく照らされることから例えば暗所等での打ち込み作業の便宜が図られる。
特開2022-10621号公報
照明具は、組み付け工程の簡略化のためねじ止めではなく、例えばハウジングに設けたリブや別途用意した保持具で押さえ付けることにより、工具本体内にがたつきなく保持された状態に組み付けられる。本開示では、照明具を含む各種の内装部品がハウジング内に効率良く組み付けられるようにする。
本開示の1つの局面によれば、打ち込み工具は、例えば相互に重ねられる第1ハウジングと第2ハウジングを具備する本体ハウジングを有する。例えば第1ハウジングと第2ハウジングの間に電動モータが収容される。例えば電動モータにより動作する打ち込み機構が第1ハウジングと第2ハウジングの間に収容される。例えば打ち込み具を収容するマガジンが本体ハウジングに装着される。例えば第1ハウジングに設けられる内装部品がホルダにより第2ハウジング側から保持される。例えばホルダは、第2ハウジング側において電気配線を保持する配線保持部を有する。
従って、内装部品がホルダにより第2ハウジング側から保持されることにより第1ハウジングに対する内装部品の組み付け性が良くなる。また、ホルダの配線保持部により本体ハウジングに対する電気配線の組み付け性が良くなる。
打ち込み工具の全体斜視図である。 打ち込み工具の前面図である。 打ち込み工具の右側面図である。本図は、右側の半割ハウジングを取り外して内部を露出した状態を示している。 打ち込み機構の縦断面図である。 図4中V-V線断面矢視図であって、遊星ギヤボックスとマガジンの横断面図である。 図4中VI-VI線断面矢視図であって、照明具とホルダ周辺の縦断面図である。 図4中VII部の拡大斜視図である。 ホルダの斜視図である。 ホルダの斜視図である。本図は図8中矢印IX方向から見た状態を示している。 ホルダの斜視図である。本図は図8中矢印X方向から見た状態を示している。
1つ又はそれ以上の実施態様において、内装部品は例えば照明具である。従って、第1ハウジングに照明具がホルダにより保持されて組み付けられる。これにより照明具のハウジングに対する組み付け作業が簡略化される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、本体ハウジングに、例えば電動モータの動作制御をするコントローラが内装される。例えば電気配線の一方側がコントローラに接続される。例えば電気配線の他方側がマガジンに配された電気部品に接続される。これによりコントローラとマガジン側との間において電気配線がホルダを経てコンパクトに配線される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばマガジンに打ち込み具の残量を検知するセンサが設けられる。例えば、電気配線の他方側がセンサに接続される。これによりコントローラとセンサとの間がホルダを経てコンパクトに配線される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばホルダの配線保持部は、電気配線を受け入れる第1開口と、第1開口よりも開口幅が狭くかつ第1開口よりもマガジンの近くに位置する第2開口を有する。例えば電気配線が第1開口から第2開口に向けて案内される。これにより、電気配線がホルダを経てコンパクトに配線されて、電気配線の組み付け作業が迅速化される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばマガジンに、電気配線を保持する配線保持部が設けられる。従って、マガジン側において電気配線の配線作業が迅速化される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばマガジン側の配線保持部は、電気配線を受け入れる第1開口と、第1開口よりも開口幅が広くかつ第1開口よりも本体ハウジングの近くに位置する第2開口を有する。例えば第1開口から第2開口に向けて電気配線が案内される。従ってマガジン側から本体ハウジング側に向けて電気配線が迅速に配線される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、例えばホルダの配線保持部は、電気配線のコントローラ側の第1部を通過させる第1開口と、電気配線のマガジン側の第2部を通過させる第2開口を有する。第2開口は、第1開口よりも第2ハウジングに近い場所に位置する。従って、電気配線が第1開口と第2開口を経て第1ハウジング側から第2ハウジング側に三次元的に配線される。
1つ又はそれ以上の実施態様において、打ち込み機構は、例えば圧縮バネと、圧縮バネの付勢力で移動して打ち込み具を打ち込むドライバと、ドライバを電動モータにより移動させて圧縮バネを圧縮させるリフト機構を有する。従って、例えばタッカ等の機械バネ式の打ち込み工具において、照明具等の内装部品の組み付け作業及び空打ち防止用の電気配線の配線作業の作業性が高められる。
図1~3に示すように、本実施形態では、打ち込み工具1として、圧縮コイルバネの付勢力を打撃力(打ち込み力)として利用する機械バネ式のタッカを例示する。例示するタッカは、充電式のバッテリを電源として取り付け可能な充電式タッカである。打ち込み工具1により、ステープルと称されるU字形の打ち込み具Tが被打ち込み材Wに打ち込まれる。
打ち込み工具1は、工具本体10と、駆動源としての電動モータ13を内装したモータ収容部12と、使用者が把持するグリップ部16と、多数の打ち込み具Tを装填するためのマガジン19と、電源部20を備えている。工具本体10は、本体ハウジング11内に、リフト機構30と打ち込み機構40と反動吸収機構50を内装した構成を備えている。以下の説明では、打ち込み具Tの打ち込み方向を前側、反打ち込み方向を後側とする。使用者は打ち込み工具1の後方に位置してグリップ部16を把持する。上下方向、左右方向については使用者を基準として用いる。
工具本体10とモータ収容部12とグリップ部16と電源部20は、1つの本体ハウジング11を外殻とする。本体ハウジング11は、左側の第1ハウジング11Lと右側の第2ハウジング11Rを重ねた左右の半割構造を有する。第1ハウジング11Lと第2ハウジング11Rを相互に分離すると、工具本体10とモータ収容部12とグリップ部16と電源部20の内部が露出される。
工具本体10の前部に、打ち込み具打撃用のドライバ3を打ち込み方向に案内する打ち込みノーズ部2を有する。ドライバ3が打ち込みノーズ部2の打ち込み通路内を前進することにより打ち込み具Tが打撃されてその前端部の射出口2aから打ち出される。射出口2aから打ち出された1本の打ち込み具Tが被打ち込み材Wに打ち込まれる。
打ち込みノーズ部2にはコンタクトアーム4が設けられている。コンタクトアーム4は打ち込みノーズ部2に沿って前後に延びている。コンタクトアーム4は打ち込みノーズ部2に対して前後に移動可能に支持されている。コンタクトアーム4の前端部は打ち込みノーズ部2の前端部(射出口2a)よりも前方に位置している。コンタクトアーム4は、打ち込みノーズ部2との間に介装した圧縮バネ5により相対的に前方へ付勢されている。
コンタクトアーム4の前端部を被打ち込み材Wに当接させた状態で打ち込み工具1を押し下げ操作することで、コンタクトアーム4が圧縮バネ5に抗して打ち込みノーズ部2に対して相対的に後退される。コンタクトアーム4の後退位置への移動操作(オン操作)がなされることが打ち込み動作の条件とされる。
コンタクトアーム4の後退位置は打ち込み機構40の前部側に配置したコンタクトアームセンサ6により検知される。コンタクトアームセンサ6には1つのマイクロスイッチが用いられている。コンタクトアーム4には検知アーム部4aが一体に設けられている。コンタクトアーム4が後退動作されると検知アーム部4aの接近によりコンタクトアームセンサ6がオンする。コンタクトアームセンサ6の検知信号が後述するコントローラ23に入力される。コントローラ23により打ち込み動作の制御がなされる。
モータ収容部12とグリップ部16は、工具本体10の下部から下方へ延びている。モータ収容部12が前側で、グリップ部16が後側において相互にほぼ平行に延びている。前側のモータ収容部12に、リフト機構30の駆動源である電動モータ13が収容されている。図3に示すように電動モータ13のモータ軸線Mは、打ち込み方向(前後方向)に交差(直交)する方向であって、上下に延びている。
打ち込みノーズ部2には、マガジン19が結合されている。マガジン19は、打ち込みノーズ部2の下面からモータ収容部12の前側に沿って下方へ長く延びている。マガジン19には、ステープルと称されるU字形をなす打ち込み具Tを多数本相互に並列に仮止めした連結打ち込み具が装填される。マガジン19の詳細は後述する。
前側のモータ収容部12と、後側のグリップ部16との間には、使用者が片方の手先を差し入れるためのスペースが設けられている。このスペースに差し入れた手先でグリップ部16を把持できる。グリップ部16の上部に、使用者が指先で引き操作(オン操作)するトリガ17を有する。トリガ17の後方にトリガセンサ18が内装されている。トリガ17が後方へ引き操作されることでトリガセンサ18がオンする。トリガセンサ18がオン操作されることを1つの条件として電動モータ13が起動する。
モータ収容部12とグリップ部16の下部間に跨って電源部20を有する。電源部20の下面側にバッテリ取付部21を有する。バッテリ取付部21に1つのバッテリパック22を取り付けることができる。取り付けたバッテリパック22の電力が主として電動モータ13の電源として供給される。
バッテリパック22は、概ね直方体形を有するスライド取り付け形式のリチウムイオンバッテリで、バッテリ取付部21から取り外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。また、このバッテリパック22は、例えば充電式のねじ締め機や切断工具等その他の電動工具の電源としても利用できる汎用性の高いバッテリパックが適用されている。バッテリパック22は、バッテリ取付部21に対して後方から前方にスライドさせることで取り付けられる。バッテリ取付部21はスライド取り付けのためのレール受け部を有する。
バッテリ取付部21の内部に、電動モータ13の動作を制御する制御回路基板や電源回路基板を内装したコントローラ23が収容されている。
図3,4に示すように打ち込み機構40は、ドライバ3を支持するドライバ台座部41と、ドライバ台座部41を前後に移動可能に支持する機構フレーム46と、ドライバ台座部41を打ち込み方向に付勢する圧縮バネ42を有する。圧縮バネ42の付勢力が打ち込み具Tを打撃する打撃力となる。
ドライバ台座部41の上部にドライバ3の後部が結合ピン3aを介して結合されている。ドライバ3は、細長い板材で、打ち込みノーズ部2の打ち込み通路内を前後に往復動する。機構フレーム46の前部に、ドライバ台座部41の前進端位置での衝撃を吸収するための弾性部材44を有する。
ドライバ3は、電動モータ13を駆動源とするリフト機構30により後退端位置まで戻される。電動モータ13の回転出力は、遊星ギヤ列14aを内装した減速ギヤボックス14で減速されて出力ギヤ15に出力される。出力ギヤ15は、アイドルギヤ31に噛み合わされている。
アイドルギヤ31は、1つのリフトギヤ32に噛み合わされている。アイドルギヤ31とリフトギヤ32はそれぞれ機構ベース33の上面に回転可能に支持されている。リフトギヤ32の上面に、第1係合部34と第2係合部35が設けられている。第1係合部34と第2係合部35は相互にほぼ同径の円柱形の突部で、それぞれ上方へ突き出す状態に設けられている。第1係合部34の上方への突き出し量は第2係合部35よりも小さくなっている。
ドライバ台座部41の下面に第1係合受け部43と第2係合受け部47が一体に設けられている。第1係合受け部43と第2係合受け部47は、それぞれドライバ台座部41の下面から下方へ突き出す状態に設けられている。後側の第1係合受け部43の下方への突き出し量は、前側の第2係合受け部47よりも大きくなっている。
リフトギヤ32が1回転されることにより、第1係合部34が第1係合受け部43の前面に係合される状態(図3に示す状態)と、第2係合部35が第2係合受け部47の前面に係合される状態が連続してなされる。これにより、ドライバ台座部41が前進端位置から後退端位置に戻される。ドライバ台座部41が後方へ戻されることで圧縮バネ42が縮小されて打撃力が高められる。
ドライバ3の待機位置(初期位置)は、後退端位置に至る手前の位置に設定されている。ドライバ3が待機位置に位置する状態が打ち込み工具1の初期状態に相当する。
打ち込み工具1の初期状態において打ち込み動作は、コンタクトアーム4の後退操作(コンタクトアームセンサ6のオン操作)とトリガ17の引き操作(トリガセンサ18のオン操作)がなされることを条件として開始される。コンタクトアームセンサ6がオンし、且つトリガセンサ18がオンすると、電動モータ13への電力供給が開始されて電動モータ13が起動する。ドライバ3の待機位置において電動モータ13が起動すると、リフトギヤ32の回転によりドライバ3が後退端に至る。
ドライバ3の後退端位置は、後退端センサ7により検知される。後退端センサ7は、打ち込み機構40の後部側に配置されている。後退端センサ7にはマイクロスイッチが用いられている。後退端センサ7に対する第1係合受け部43の接近によりドライバ3の後退端位置が検知される。
後退端センサ7がオンすることで、電動モータ13の起動時間を管理する起動タイマーが作動する。電動モータ13の起動時間(停止のタイミング)は、後退端センサ7により検知されるドライバ3の後退端位置から前進端位置(打ち込み位置)を経て後退端位置の手前の待機位置に戻されるまでの時間に設定されている。起動タイマーにより電動モータ13の起動時間が管理されることで、ドライバ3が打ち込み後前進端位置から後方の待機位置(初期位置)まで戻される。
ドライバ3が後退端位置に至った直後、さらにリフトギヤ32が回転することにより第2係合部35が第2係合受け部47から外れる。これにより、ドライバ台座部41が圧縮バネ42の付勢力により前進して、ドライバ3による打ち込みがなされる。
打ち込み後、電動モータ13の起動状態が継続される。これにより、リフトギヤ32の回転状態が継続されてドライバ台座部41が前進端位置から後方へ戻される。ドライバ3が待機位置に戻された時点で、電動モータ13がタイマー機能により停止してリフト機構30が停止される。以上で1回の打ち込み動作が完了する。
打ち込み機構40の下方に沿って左右一対の反動吸収機構50が配置されている。反動吸収機構50により打撃時の反動が吸収される。左右の反動吸収機構50は、それぞれ1つのカウンタウエイト51と、カウンタウエイト51を後方(反打ち込み方向)に付勢する反動吸収バネ52を有する。カウンタウエイト51は、ラックギヤと同期ギヤとの噛み合いを介してドライバ3とは反対方向へ同期して移動される。左右のカウンタウエイト51が打ち込み時にドライバ3と同期して反打ち込み方向に移動することによって、打ち込み時の反動が吸収される。これにより、打ち込み工具1の操作性及び使い勝手が良くなる。
図1,2に示すように工具本体10の前面には1つの照明具55が設けられている。照明具55は、左側の第1ハウジング11Lの前面に設けられている。このため照明具55はマガジン19に対して左側にズレて配置されている。これによりマガジン19が陰になることなく打ち込み部位が照明具55により明るく照らされる。
照明具55には、基板に搭載した1つ又は複数の発光ダイオード(LED)が用いられる。図6に示すように照明具55は、左側の第1ハウジング11Lの内面に設けた矩形リブ形の内装部品保持部11aに保持される。内装部品保持部11aにより照明具55が、主として第1ハウジング11Lの内面方向(上下前後方向)に移動不能に保持される。
内装部品保持部11aにはホルダ56が差し込んで組み付けられる。ホルダ56は第2ハウジング11R側(右方)から差し込まれる。これにより照明具55が内装部品保持部11aから第2ハウジング11R側へ離脱不能に押さえ付けられる。従って、ホルダ56が組み付けられることで、照明具55が第1ハウジング11Lの内装部品保持部11aに全方向へ移動不能に保持される。
図8~10には、内装部品保持部11aへ組み付ける前のホルダ56が単体で示されている。ホルダ56は、上方及び右方が開放された概ね四角筒体を有する。ホルダ56は、前壁56aと後壁56bと左壁56cと底部56dを有する。
前壁56aの右縁と後壁56bの右縁との間は、電気配線60の第1部60aを通過させるための第1開口56gとされている。前壁56aには上端に開口する溝形の第2開口56eが設けられている。第2開口56eは、上下に長く延在される。第2開口56eは、前壁56aの高さ方向中程まで延在されている。第2開口56eは第1開口56gよりも開口幅が狭い。第2開口56eに電気配線60の第2部60bが通過される。主として第2開口56eが、電気配線60を保持するための配線保持部として機能する。
後壁56bの右縁には案内壁56fが設けられている。案内壁56fは、後壁56bの高さ方向下側の領域に設けられている。案内壁56fは、右方且つ斜め後方へ傾斜する方向に張り出している。案内壁56fは、電気配線60を第1開口56gに案内する機能を有する。
後壁56bの左縁には位置決め壁56hが設けられている。位置決め壁56hは、後壁56bの高さ方向下側の領域に設けられている。位置決め壁56hは、案内壁56fとほぼ同じ高さを有する。位置決め壁56hは、後方へ張り出している。位置決め壁56hは、左壁56cと面一に張り出している。位置決め壁56hにより、ホルダ56が内装部品保持部11aに対して前後左右方向に位置決めされる。
底部56dの下面に押さえ部56iが設けられている。図6に示すように押さえ部56iにより照明具55が押さえ付けられる。組み付け工程の過程において、照明具55が保持された内装部品保持部11aにホルダ56の底部56dが差し込まれることで、照明具55が内装部品保持部11aに保持される。これにより照明具55が第1ハウジング11Lの内面に組み付けられる。
図5に示すようにマガジン19内には、圧縮バネ19bにより送り方向に付勢されたプッシャ19cが設けられている。装填した連結打ち込み具は、プッシャ19cにより工具本体10の打ち込み動作に連動して打ち込みノーズ部2側にピッチ送りされる。これにより打ち込み具Tが1本ずつ打ち込み通路内に供給される。
このため、マガジン19内の打ち込み具Tが消費されて残量本数が少なくなるほど、プッシャ19cが打ち込みノーズ部2側に移動する。プッシャ19cには検知部19dが一体に設けられている。図3に示すように検知部19dの上方(送り方向の前方)に1つのマガジンセンサ19eが配置されている。コンタクトアームセンサ6や後退端センサ7と同様、マガジンセンサ19eにもマイクロスイッチが用いられている。マガジンセンサ19eによりマガジン19内の打ち込み具Tの残り本数(本実施例では例えばゼロ本)が検知される。
打ち込みノーズ部2の打ち込み通路に供給された最後の打ち込み具Tが打ち込まれると、プッシャ19cが最上端位置(送り方向の最前端位置)に移動する。これによりマガジンセンサ19eが検知部19dにより押されてオンする。マガジンセンサ19eがオンすると、マガジン19内の打ち込み具Tの残量がゼロになったと判断されてその後の打ち込み動作が規制される。これにより空打ちが防止される。空打ちが防止されることにより被打ち込み材の傷つきが未然に回避される。マガジン19内に打ち込み具Tが補充されると、プッシャ19cが下方(送り方向の後方)へ後退するため打ち込み動作の再開が可能になる。
マガジン19の前部には、打ち込み深さ調整用の規制レバー19aが設けられている。調整ダイヤル19fを回転することで、規制レバー19aを前後に位置調整することができる。これにより被打ち込み材Wに対する打ち込み具Tの打ち込み深さを調整できる。規制レバー19aが被打ち込み材Wに当接されるまで、打ち込み工具1を押し下げることでコンタクトアーム4が後退操作される。
図3,7に示すようにマガジンセンサ19eに電気配線60の他方側が接続されている。電気配線60の一方側はコントローラ23に接続されている。マガジンセンサ19eをコントローラ23に電気的に接続する電気配線60には例えば2本のリード線が用いられる。コントローラ23は、上方開放で矩形底浅のケース23a内に、制御基板23bを収容して樹脂モールドで絶縁したもので、概ね平板形を有している。コントローラ23は、電源部20内であってバッテリ取付部21の上方に沿って配置されている。
マガジンセンサ19eの検知信号が電気配線60を経てコントローラ23に入力される。入力されたマガジンセンサ19eの検知信号に基づいて打ち込み動作の制御がなされる。電気配線60は、マガジン19の右側面とモータ収容部12の内部に沿って配線されている。電気配線60は、1箇所のコネクタ61により1本に接続されている。コネクタ61は、マガジン19の右側部に設けた第1リブ61aと第2リブ61bとの間に弾性的に挟まれている。これによりコネクタ61がマガジン19の右側部から脱落不能に保持されている。
マガジン19の右側部に配線保持部62が設けられている。マガジン19の配線保持部62は、コネクタ61に対してコントローラ23側(検知信号の送信方向について下流側)に設けられている。配線保持部62は、第1開口62aと第2開口62bを有する。第1開口62aは、前後方向に延在される第3リブ62cに設けられている。第1開口62aは、第3リブ62cの右縁から左方へ切り込まれる溝形を有している。第1開口62aの開口幅は、電気配線60を押し込んで弾性的に保持できる程度に狭く形成されている。
第2開口62bは、第1開口62aの下流側(モータ収容部12側)に配置されている。第2開口62bは、第4リブ62dと第5リブ62eとの間に設けられている。上側の第4リブ62dは前後方向に延在されている。下側の第5リブ62eは、後側ほど上方へ変位する傾斜方向に沿って設けられている。上側の第4リブ62dの後部と下側の第5リブ62eの後部との間が第2開口62bとなっている。第2開口62bの開口幅は第1開口62aよりも大きくなっている。傾斜する下側の第5リブ62eにより電気配線60が第2開口62bに向けて案内される。
第2開口62bの後方に、第1ハウジング11L側に組み付けられたホルダ56が位置する。ホルダ56の第2開口56eがマガジン19側の第2開口62bに対してほぼ同じ高さ位置(左右方向の同じ位置)に対向される。このため第2開口62bを通過した電気配線60はそのままホルダ56の第2開口56e内に案内される。電気配線60の第2部60bが第2開口56e内に案内される。
第2開口56eを通過した電気配線60は、ホルダ56内を右方へ配線される。これにより電気配線60は、第1開口56gの右側(底部56d側)から引き出される。このように電気配線60の配線経路が、ホルダ56の第1開口56gと第2開口56eとの間で左右方向(ホルダ56の長手方向)に変化される。これにより電気配線60がホルダ56により三次元的に配線される。
ホルダ56の第1開口56gから引き出された電気配線60は、モータ収容部12の前部内側に沿って配線されてコントローラ23の制御基板23bに結線されている。
打ち込み工具1の組み付け工程において、ホルダ56により照明具55を保持し、かつホルダ56の配線保持部を経て電気配線60を第1ハウジング11Lの内面に沿って組み付けた状態で、第1ハウジング11Lに対して第2ハウジング11Rが重ねられてねじ結合される。図6に示すように第2ハウジング11Rの前部であって、照明具55の右方領域は欠落されて逃がし部11bが設けられている。このため、ホルダ56による照明具55の組み付け状態及び電気配線60の配線状態を逃がし部11bから目視で確認しつつ、第1ハウジング11Lに対して第2ハウジング11Rの組み付け作業を行うことができる。
ホルダ56の右方には、別途用意するホルダカバー57が取り付けられる。ホルダカバー57は例えば固定ねじ58で第2ハウジング11Rにねじ結合される。これにより第2ハウジング11Rの逃がし部11bが塞がれるとともに、ホルダ56が右方(第2ハウジング11R側)へ変位不能に保持される。ホルダ56がホルダカバー57で右方へ変位不能に保持されることで、内装部品としての照明具55が本体ハウジング11内に移動不能に組み付けられる。
以上説明した実施例によれば、内装部品である照明具55がホルダ56により第2ハウジング11R側(右方側)から保持される。また、ホルダ56の配線保持部(第1開口56gと第2開口56e)に電気配線60が保持される。ホルダ56を介して第1ハウジング11Lに照明具55が保持され、かつ電気配線60が保持された状態で、第1ハウジング11Lに第2ハウジング11Rが結合される。これにより本体ハウジング11に対する照明具55及び電気配線60の組み付け性が良くなる。
実施例によれば、マガジン19の打ち込み具Tの残量を検知するマガジンセンサ19eが電気配線60を介してコントローラ23に接続される。これにより、打ち込み工具1の空打ちが防止される。工具本体10とマガジン19との間に跨って配線される電気配線60がホルダ56の配線保持部及びマガジン19の配線保持部62を介して迅速かつコンパクトに配線される。
実施例によれば、ホルダ56の配線保持部は、第1開口56gと第2開口56eを有する。第2開口56eは、第1開口56gよりも開口幅が狭くかつ第1開口56gよりもマガジン19の近くに位置する。電気配線60が第1開口56gと第2開口56eとの間に跨って配線される。電気配線60のコントローラ側の第1部60aが第1開口56gを通過する。電気配線60のマガジン19側の第2部60bが第2開口56eを通過する。これにより、電気配線60がホルダ56を経てコンパクトに配線され、且つ保持されることで電気配線60の組み付け作業が迅速化される。
実施例によれば、マガジン19に電気配線60を保持するための配線保持部62が設けられる。マガジン19側の配線保持部62は、第1開口62aと第2開口62bを有する。第2開口62bは、第1開口62aよりも開口幅が広くかつ第1開口62aよりも本体ハウジング11の近くに位置する。第1開口62aから第2開口62bに向けて電気配線60が案内される。従ってマガジン19側から本体ハウジング11側に向けて電気配線60が迅速且つコンパクトに配線される。
実施例によれば、ホルダ56の第2開口56eは、第1開口56gよりも第2ハウジング11Rに近い場所(右側)に位置する。これにより、電気配線60が第1開口56gと第2開口56eを経て第1ハウジング11L側から第2ハウジング11R側に三次元的に配線される。
実施例によれば、打ち込み工具1は、圧縮バネ42の付勢力を打ち込み力として利用する機械バネ式の打ち込み工具であって、U字形のステープルを打ち込むタッカである。また、打ち込み工具1は充電式のバッテリパック22を電源とする充電式タッカである。実施例によれば充電式タッカにおいて、照明具55の組み付け作業及び空打ち防止用の電気配線60の配線作業の作業性が高められる。
以上例示した実施例には、種々変更を加えることができる。例えば、内装部品として照明具55を例示したが、他の内装部品を第1ハウジング11L又は第2ハウジング11Rの内面に組み付ける場合に例示したホルダ56を適用することができる。
打ち込み具Tの残量を検知するマガジンセンサ19eの電気配線60を、ホルダ56の配線保持部(第2開口56e)に保持する構成を例示したが、例えばコンタクトアームセンサ6や照明具55の電気配線を、内装部品を保持するホルダに保持する構成としてもよい。
打ち込み具Tは、例示したようにU字形のステープルである他、棒形の釘(ピンネイル)であってもよい。
例示したホルダ56は、圧縮バネ42の付勢力を打ち込み力として利用する機械バネ式の打ち込み工具1の他、電動モータを駆動源としてピストンを後退させることにより発生する空気バネの反力を打ち込み力として利用する空気バネ式の打ち込み工具にも適用することができる。
実施例の打ち込み工具1が本開示の1つの局面における打ち込み工具の一例である。実施例の第1ハウジング11Lが本開示の1つの局面における第1ハウジングの一例である。実施例の第2ハウジング11Rが本開示の1つの局面における第2ハウジングの一例である。実施例の電動モータ13が本開示の1つの局面における電動モータの一例である。実施例の打ち込み機構40が本開示の1つの局面における打ち込み機構の一例である。
実施例のマガジン19が本開示の1つの局面におけるマガジンの一例である。実施例の打ち込み具Tが本開示の1つの局面における打ち込み具の一例である。実施例の照明具55が本開示の1つの局面における内装部品の一例である。実施例のホルダ56が本開示の1つの局面におけるホルダの一例である。実施例の電気配線60が本開示の1つの局面における電気配線一例である。実施例の第2開口56eが本開示の1つの局面における配線保持部の一例である。
W…被打ち込み材
T…打ち込み具
1…打ち込み工具(充電式タッカ)
2…打ち込みノーズ部
3…ドライバ
3a…結合ピン
4…コンタクトアーム
4a…検知アーム部
5…圧縮バネ
6…コンタクトアームセンサ
7…後退端センサ
10…工具本体
11…本体ハウジング
11a…内装部品保持部、11b…逃がし部
11L…第1ハウジング(左側)、11R…第2ハウジング(右側)
12…モータ収容部
13…電動モータ
14…減速ギヤボックス
14a…遊星ギヤ列
15…出力ギヤ
M…モータ軸線
16…グリップ部
17…トリガ
18…トリガセンサ
19…マガジン
19a…規制レバー、19b…圧縮バネ、19c…プッシャ、19d…検知部
19e…マガジンセンサ、19f…調整ダイヤル
20…電源部
21…バッテリ取付部
22…バッテリパック
23…コントローラ
23a…ケース、23b…制御基板
30…リフト機構
31…アイドルギヤ
32…リフトギヤ
33…機構ベース
34…第1係合部
35…第2係合部
40…打ち込み機構
41…ドライバ台座部
42…圧縮バネ
43…第1係合受け部
44…弾性部材
46…機構フレーム
47…第2係合受け部
50…反動吸収機構
51…カウンタウエイト
52…反動吸収バネ
55…照明具
56…ホルダ
56a…前壁、56b…後壁、56c…左壁、56d…底部、56e…第2開口(配線保持部)
56f…案内壁、56g…第1開口、56h…位置決め壁、56i…押さえ部
60…電気配線
60a…第1部、60b…第2部
61…コネクタ
61a…第1リブ、61b…第2リブ
62…配線保持部
62a…第1開口、62b…第2開口、62c…第3リブ、62d…第4リブ(上側)
62e…第5リブ(下側)

Claims (9)

  1. 打ち込み工具であって、
    相互に重ねられる第1ハウジングと第2ハウジングを具備する本体ハウジングと、
    前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間に収容される電動モータと、
    前記電動モータにより動作しかつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの間に収容される打ち込み機構と、
    前記本体ハウジングに装着されかつ打ち込み具を収容するマガジンと、
    前記第1ハウジングに設けられる内装部品を前記第2ハウジング側から保持するホルダを有し、
    前記ホルダは、前記第2ハウジング側において電気配線を保持する配線保持部を有する打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、
    前記内装部品は、照明具である打ち込み工具。
  3. 請求項1又は2記載の打ち込み工具であって、
    前記本体ハウジングに、前記電動モータの動作制御をするコントローラが内装され、
    前記電気配線の一方側が前記コントローラに接続され、
    前記電気配線の他方側が前記マガジンに配された電気部品に接続される打ち込み工具。
  4. 請求項3記載の打ち込み工具であって、
    前記マガジンに前記打ち込み具の残量を検知するセンサが設けられ、
    前記電気配線の前記他方側が前記センサに接続される打ち込み工具。
  5. 請求項3又は4記載の打ち込み工具であって、
    前記ホルダの前記配線保持部は、前記電気配線を受け入れる第1開口と、前記第1開口よりも開口幅が狭くかつ前記第1開口よりも前記マガジンの近くに位置する第2開口を有し、前記電気配線が前記第1開口から前記第2開口に向けて案内される打ち込み工具。
  6. 請求項3~5の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記マガジンに、前記電気配線を保持する配線保持部が設けられる打ち込み工具。
  7. 請求項6記載の打ち込み工具であって、
    前記マガジンの前記配線保持部は、前記電気配線を受け入れる第1開口と、前記第1開口よりも開口幅が広くかつ前記第1開口よりも前記本体ハウジングの近くに位置する第2開口を有し、前記電気配線が前記第1開口から前記第2開口に向けて案内される打ち込み工具。
  8. 請求項3~7の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記ホルダの前記配線保持部は、前記電気配線の前記コントローラ側の第1部を通過させる第1開口と、前記電気配線の前記マガジン側の第2部を通過させる第2開口を有し、
    前記第2開口は、前記第1開口よりも前記第2ハウジングに近い場所に位置する打ち込み工具。
  9. 請求項1~8の何れか1つに記載の打ち込み工具であって、
    前記打ち込み機構は、圧縮バネと、前記圧縮バネの付勢力で移動して前記打ち込み具を打ち込むドライバと、前記ドライバを前記電動モータにより移動させて前記圧縮バネを圧縮させるリフト機構を有する打ち込み工具。
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