JP2023154436A - トレー、包装体、およびトレーの使用方法 - Google Patents

トレー、包装体、およびトレーの使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用時に変形させて内容物を再収容することが可能なトレー、包装体、およびトレーの使用方法を提供する。【解決手段】 矩形状の底面板21と底面板21の4辺から夫々立設する側面板22a~22dとを有して上面に開口部20aを開口するトレー20であって、底面板21には、底面板21の短尺方向に沿って延びる切り取り予定線K1が形成されている、トレー20。【選択図】 図2

Description

本開示は、トレー、包装体、およびトレーの使用方法に関する。
従来、菓子が入った小袋をより大きな袋や箱に収容して販売することが行われている。使用者は、袋や箱から複数の小袋を取り出して、それぞれ喫食することになる。菓子と該菓子が複数個載せられるトレーとからなり、複数個の菓子をトレーに載せた状態で、複数個の菓子とトレーとを包装袋に収容して密封するようにした包装袋入り菓子等の販売も行われている(特許文献1参照)。
特開2000-23621号公報
包装袋の開封後、菓子等の内容物をすぐに消費しない場合には、内容物を保管しておく場所が必要となる。流通の際には適した形態であった包装袋やトレーは、家庭における保管時には必ずしも適していないという問題がある。
そこで、本開示は、使用時に変形させて内容物を再収容することが可能なトレー、包装体、およびトレーの使用方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本開示では、
矩形状の底面板と前記底面板の4辺から夫々立設する側面板とを有して上面に開口部を開口するトレー、であって、
前記底面板には、前記底面板の短尺方向に沿って延びる切り取り予定線が形成されている、トレーを提供する。
また、本開示のトレーにおいて、
前記切り取り予定線は、前記底面板の長手方向の略中央に位置するミシン目であってもよい。
また、本開示のトレーにおいて、
前記切り取り予定線は、除去予定部を間に挟んで2本形成されており、
2本の前記切り取り予定線の各々は、単位切込みが前記底面板の短尺方向に沿って複数配置されており、
各単位切込みは、前記底面板の短尺方向に沿って延びる第1切込み部と、前記第1切込み部の一端に斜めに連設される第2切込み部を有してもよい。
また、本開示では、
前記トレーが包装袋に収容された包装体であって、
内容物の長手方向が、前記トレーの短尺方向に沿った方向となるようにして、前記内容物が前記トレーに収容されている包装体を提供する。
また、本開示では、
前記トレーの使用方法であって、
長手方向が、前記トレーの底面板の短尺方向に沿った方向となるようにして配置された内容物を、トレーから取り出し、
前記トレーを切り取り予定線から分離し、
分離した部分の開口同士を向き合わせて、側面板に形成された差込片を対応する差込孔に差し込んで、箱体を形成し、
形成された箱体の底面を下方に向けた状態で、前記内容物を前記箱体に再収容する、トレーの使用方法を提供する。
本開示によれば、使用時に変形させて商品を再収容することが可能なトレー、包装体、およびトレーの使用方法を提供することが可能となる。
本開示の一実施形態に係るトレーの開口部側からの斜視図である。 本開示の一実施形態に係るトレーの展開図である。 トレーを2つの部分体に分割する様子を示す斜視図である。 側面板22aと側面板22cが同一面になるように揃えて第1部分体31、第2部分体32の開口部20a側同士を向き合わせた状態を示す斜視図である。 組み立て後の箱体50を示す斜視図である。 トレーに内容物を収容した状態を示す斜視図である。 トレー20を包装袋10に封入して構成される包装体100を示す斜視図である。 箱体50に内容物を再収容した状態を示す図である。 変形例に係るトレーの展開図である。
以下、本開示の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<トレーの構成>
図1は本開示の一実施形態に係るトレー20の開口部側からの斜視図である。図1に示すように、トレー20は矩形状の底面板21(図2参照)と底面板21の4辺から夫々立設する側面板22a~22dとを有し、上面に開口部20aを開口する。
側面板22aの上端部には差込片SA1が上方に突出して設けられている。また、側面板22cの上部には差込孔SB1が設けられている。側面板22bの上端部には差込片SA2が上方に突出して設けられている。また、側面板22bの上部には差込孔SB2が設けられている。側面板22dの上端部には差込片SA3が上方に突出して設けられている。また、側面板22dの上部には差込孔SB3が設けられている。
図2はトレー20の展開図である。トレー20を展開したブランク板29は所定の坪量を有するマニラボール、ボール紙、カード紙、クラフトボール等の板紙のシートを打ち抜いて形成される。なお、樹脂板によりブランク板29を形成してもよい。
ブランク板29は矩形状の底面板21を有している。底面板21の4辺には矩形状の側面板22a~22dが折り線26を介してそれぞれ連設される。図2において、折り線26は破線で示されている。また、対向する側面板22b、22dの両側部には折り線26を介して糊代片25がそれぞれ連設される。糊代片25は、側面板22b、22dではなく、側面板22a、22cの両側部には折り線26を介して連設されていてもよい。本実施形態では、矩形状の底面板21は、長尺方向(図2の左右方向)と短尺方向(図2の上下方向)を有している。このため、底面板21は、側面板22a、22cよりも長い辺で、側面板22b、22dと連設されている。
底面板21には、底面板21の短尺方向に延びる切り取り予定線K1が形成されている。切り取り予定線としては、トレー20を複数部分に分離できる構造であれば、どのような構造のものであってもよい。本実施形態では、切り取り予定線K1はミシン目である。本実施形態では、切り取り予定線K1は、組み立て後の状態における側面板22bの上端(図2における上端)から側面板22dの上端(図2における下端)まで形成されている。切り取り予定線K1は、必ずしも、側面板22b、側面板22dの上端まで達している必要はない。切り取り予定線K1から切取って、トレー20を2つに分離することができればよい。切り取り予定線K1の形成位置は、必ずしも限定されないが、切り取り予定線K1は、底面板21の長尺方向の略中央に位置することが好ましい。切り取り予定線K1は、底面板21の長尺方向の略中央に位置することにより、箱体50(図5、図8参照)を組み立てた際、開口部50aの高さ位置が揃えられる。
側面板22bにおいては、側面板22aと側面板22cを結ぶ方向(図2における左右方向)において、差込片SA2と側面板22aの最短距離ds1は、差込孔SB2と側面板22cの最短距離ds2より大きい。また、側面板22aと側面板22cを結ぶ方向において、差込片SA2と側面板22aの最長距離dm1は、差込孔SB2と側面板22cの最長距離dm2より小さい。同様に、側面板22dにおいても、側面板22aと側面板22cを結ぶ方向において、差込片SA3と側面板22aの最短距離ds3は、差込孔SB3と側面板22cの最短距離ds4より大きい。また、側面板22aと側面板22cを結ぶ方向において、差込片SA3と側面板22aの最長距離dm3は、差込孔SB3と側面板22cの最長距離dm4より小さい。
側面板22aと側面板22cを結ぶ方向において、差込片SA2、差込孔SB2が、側面板22a、側面板22cと上記のような位置関係(距離関係)にあることにより、分離したトレー20を組み合わせる際、差込片SA2が差込孔SB2に適切に挿入される。また、側面板22aと側面板22cを結ぶ方向において、差込片SA3、差込孔SB3が側面板22a、側面板22cと上記のような位置関係(距離関係)にあることにより、分離したトレー20を、側面板22aと側面板22cを合わせて組み合わせる際、差込片SA3が差込孔SB3に適切に挿入される。
ブランク板29を折り線26で折曲してトレー20が形成される。即ち、側面板22a~22dを底面板21の周縁から折曲して立設し、糊代片25を隣接する側面板22a、22cの内面に接着剤を介して各々接着する。これにより、隣接する側面板22a~22dが夫々連結するトレー20が形成される。
なお、糊代片25の代わりに隣接する側面板22a、22cに形成されたスリットに挿入される挿入片を側面板22b、22dの両側部に設けても隣接する側面板22a~22dを夫々連結することができる。なお、糊代片25は、図1においては図示を省略してある。
図3は、トレー20を分割する様子を示す斜視図である。図3(a)は、分割する前のトレー20の斜視図であり、図3(b)は、分割した後のトレー20の斜視図である。図3では、図1とは逆に底面板21を上方に向けて、開口部20aを下方に向けた状態を示している。図3(a)に示したような状態から、切り取り予定線K1において切り取り、図3(b)に示すように、2つの部分体である第1部分体31、第2部分体32に分離する。この際、切り取り予定線K1により、底面板21、側面板22b、側面板22dが、それぞれ2つに分離される。
次に、第1部分体31、第2部分体32の開口部20a側同士を向き合わせる。側面板22aは第1部分体31の一部となり、側面板22cは第2部分体32の一部となっている。図4は、第1部分体31、第1部分体の32の開口部20a側同士を向き合わせた状態を示す斜視図である。図4に示すような状態から、さらに側面板22aと側面板22cを近づける。そして、側面板22aに形成された差込片SA1を、側面板22cに形成された差込孔SB1に差し込む。
図4においては隠れているが、第1部分体31、第2部分体32に分離された側面板22b同士、側面板22d同士も近づけられる。そして、第1部分体31の側面板22bに形成された差込片SA2を、第2部分体32の側面板22bに形成された差込孔SB2に差し込む。また、第1部分体31の側面板22dに形成された差込片SA3を、第2部分体32の側面板22dに形成された差込孔SB3に差し込む。この結果、連結された側面板22aと側面板22cを新たな底面51とし、この底面51と対向する側が開口部50aとなった箱体50が形成される。
図5は、組み立て後の箱体50を示す図である。図5においては、側面板22aと側面板22cからなる底面51を下方にした状態を示している。この場合、箱体50の側面は、側面52a~側面52dの4つの側面となる。側面52a、側面52aと対向する側面52cは、それぞれ分離された底面板21である。側面52b、側面52bと対向する側面52dは、それぞれ側面板22b同士を連結した面、側面板22d同士を連結した面となる。4つの側面で囲まれ、側面板22aと側面板22cからなる底面51の反対側には、開口部50aが形成される。このような箱体50の組み立ては、商品を購入した消費者が行うことも想定される。
次に、内容物が収容された状態について説明する。図6は、トレーに内容物を収容した状態を示す斜視図である。図6は、図1と同様に、開口部20a側から見た状態となっている。図6の例では、外形が略円筒状の内容物Nが、8個収容された状態を示している。本実施形態に係るトレー20から箱体50を組み立てて利用する場合には、内容物Nの長手方向が、底面板21の短尺方向に沿う方向となるように、内容物Nを配置して収容することが好ましい。ここで、沿う方向としては、好ましくは平行である。しかし、トレー20内に厳密に平行に配置することは難しいため、実質的にトレー20内に揃えて内容物Nを収容できる程度に、方向が合っていればよい。
<包装袋の特徴>
包装体100は包装袋10の内部にトレー20を収納して構成される。図7は、トレー20を包装袋10に封入して構成される包装体100を示す斜視図である。外側からは包装袋10が視認でき、透明である場合は、内部のトレー20も視認可能となる。図7の例では、トレー20の図示は省略している。包装袋10はトレー20を収納した状態において、上面部12と底面部13と一対の側面部14とを有する。上面部12はトレー20の開口部20aと対向し、底面部13はトレー20の底面板21と対向する。側面部14は上面部12と底面部13とを連結する。図7に示した包装体100は、内容物の長手方向が、トレー20の短尺方向に沿った方向となるようにして、内容物Nがトレー20に収容されている包装体である。
包装袋10は積層フィルムの対向する端縁を合掌シール部により合掌貼りして筒状体を形成し、合掌シール部は底面部13に配される。筒状体の開口部は熱接着部により熱接着してトレー20が密封される。
熱接着部は側面部14を内側に折り畳んで上面部12と底面部13とで挟持してシールバーで外側から挟み込んで熱接着することにより形成される。
また、側面部14と上面部12とを連設する辺、側面部14と底面部13とを辺に沿ってシール部が形成されている。このシール部を形成することにより、包装袋10をトレー20の形状に沿って形成することができ、包装体100を小型化することができる。
各シール部は積層フィルムの最内層の熱接着性樹脂層同士が対向するように所定幅で折返してシールバーで外側から挟み込んで熱接着することにより形成される。なお、シール部は5mm~15mmのシール幅で形成することが好ましい。
使用者は合掌貼りされた合掌シール部を片手で摘持して上面部12を残る片手で摘持し、両手が離れる方向に引張ることにより、上面部12と底面部13とのシール部が引き剥されて開封口が形成される。開封口を介してトレー20は包装袋10から引き出される。
包装袋10を構成する積層フィルムは、基材層、熱接着性樹脂層が順に積層されている。なお、基材層と熱接着性樹脂層との間にガスバリア性を有する金属箔や金属の蒸着膜から成る中間層を配してもよい。
基材層は樹脂フィルムを用いることができ、例えば、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等の公知の樹脂を任意に選択することができる。また、これらの樹脂から選ばれた1種ないし2種以上を使用して基材層を形成してもよい。また、樹脂フィルムの代わりに紙基材を用いてもよい。
基材層の外面には印刷層が配され、印刷層はグラビア印刷またはオフセット印刷によってインキ材を所定位置に印刷塗布して形成される。印刷層により、例えば、文字、図形、記号等の所望の絵柄を基材層の外面に任意に形成することができる。
熱接着性樹脂層は熱によって溶融して対向する熱接着性樹脂層と融着して熱接着し得る樹脂で構成される。例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・α-オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン-アクリル酸エチル共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー等のポリオレフィン系樹脂が挙げられる。
次に、トレー20の使用方法について説明する。図7は、トレー20を包装袋10に封入して構成される包装体100を示す斜視図である。図6に示したような、商品Nを収容したトレー20を包装袋に挿入し、包装袋の外側を密封シールすることにより、商品Nが封入された包装体100が得られる。このような、内容物Nを収容した包装体100の状態で流通が行われることも想定される。消費者は、図7に示したような包装体100において、包装袋10を開封して、図6に示したようなトレー20を取り出す。すなわち、長手方向が、トレー20の底面板21の短尺方向に沿った方向となるようにして配置された内容物Nを、トレー20から取り出す。
そして、トレー20から内容物を取り出した図1、図3に示す状態において、トレー20を切り取り予定線K1から分離する。そして、第1部分体31、第2部分体32を組み立てて、図5に示したような箱体50を得る。具体的には、分離した部分である第1部分体31、第2部分体32の開口部20aどうしを向き合わせて、側面板22に形成された差込片SA1~SA3をそれぞれ対応する差込孔SB1~SB3に差し込んで、箱体50を形成する。
箱体50が完成したら、収容されていた内容物Nを再収容することができる。図8は、箱体50に内容物を再収容した状態を示す図である。図8に示すように、形成された箱体50の底面51を下方に向けた状態で、内容物Nを箱体50に再収容する。具体的には、内容物の長手方向が開口部50aから底面51に向かう方向になるように、内容物Nを立てた状態で収容する。箱体50の高さは、トレー20の底面板21の長尺方向の長さの1/2である。商品の流通時における商品の収容形態は、商品のサイズとトレーのサイズに応じて、任意に行うことができる。例えば、効率的な収容形態として、商品の長手方向の長さが、トレー20の底面板21の短尺方向に納まる程度の長さである場合が考えられる。この場合、箱体50の高さは、商品の長手方向の長さの1/2を超えることになる。このため、図8に示したように、縦置きで収容した場合、商品の1/2を超える部分が箱体50内に納まることになる。これにより、商品である内容物Nを安定的に保持することができる。
また、側面部14は上面部12及び底面部13と連設する辺に沿って熱接着されたシール部が形成されることにより、包装袋10をトレー20の形状に沿って形成することができ、包装体100を小型化することができる。
<変形例>
変形例について説明する。図9は、変形例に係るトレーの展開図である。上記実施形態では、切り取り予定線K1は1本のミシン目であったが、図9では、2本の切り取り予定線K2、K3が形成されている点が異なる。2本の切り取り予定線K2、K3は互いに平行であり、切り取り予定線K2、K3の間に除去予定部27が位置する。すなわち、切り取り予定線は、除去予定部27を間に挟んでK2、K3の2本形成されている。切り取り予定線K2、K3に沿って切り取ることにより、除去予定部27が切除され、トレー20Aは2つに分離される。切り取り予定線K2、K3は、いわゆるジッパーとして機能する。したがって、除去予定部27を一方から他方側に引っ張ることにより、切り取り予定線K2、K3が切り取られる。
切り取り予定線K2、K3は、一般的な形態とすることができる。具体的には、切り取られる想定のラインをジッパーラインとし、このジッパーラインに沿って複数の単位切り込みLTが配置された形態である。ジッパーラインは概ね、底面板21の短尺方向に沿っている。したがって、単位切り込みLTは底面板21の短尺方向に沿って複数配置されていると言える。単位切り込みLTは、ブランク板を貫通する切り込みであり、主導部LTaと斜行部LTbを含む。主導部LTaと斜行部LTbは互いの端部で連続している。主導部LTa、斜行部LTbは、いずれも直線状である。主導部LTaは、想定されるジッパーライン上に配置されている。したがって、各単位切り込みLTの主導部LTaを結んでいくと、側面板22dの端部から側面板22bの端部まで達する。斜行部LTbは、主導部LTaに対して傾斜して接続されている。主導部LTa、斜行部LTbは、それぞれ第1切込み部、第2切込み部と表現することができる。したがって、各単位切込みLTは、底面板21の短尺方向に沿って延びる第1切込み部と、第1切込み部の一端に斜めに連設される第2切込み部を有する。
図9の例では、ジッパーラインが曲線状である。このため、複数の単位切り込みLTで構成される切り取り予定線K2、K3も全体として曲線状となっている。ジッパーラインは、直線状であってもよい。ジッパーラインが直線状の場合、主導部LTaを結ぶと、側面板22dの端部から側面板22bの端部まで達する直線となる。図9に示したように、ジッパーラインが、曲線状の場合は、その部分で箱体に変化を与えることができる。例えば、図9に示したように、底面板21の短尺方向中央付近において、側面板22a側に突出している場合、底面板21の突出した部分に、動物などのキャラクターを印刷しておいてもよい。この場合、側面板22a、側面板22cを底面とした箱体50Aを形成した際、正面にキャラクターが配された興味深い箱体となる。
図2、図9の展開図に示すように、側面板22aには、支持片23a、23bが形成されており、側面板22cには、支持片23c、23dが形成されていてもよい。支持片23a~23dは、それぞれ三方を囲む切り込みにより側面板22a、22cと分離されるようになっている。この切り込みは、折り線26付近に形成される。この切り込みにより、後に折り線26で折った際に、底面板21の面方向に延伸する支持片23a~23dが形成される。4個の支持片23a~23dがあることにより、底面52を浮かせた状態で、箱体50を支持することもできる。
以上、本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、内容物として外形がほぼ円柱状のものを用いたが、内容物の形状については特に限定されない。ただし、内容物が長手方向を有するものであって、内容物の長手方向の長さがトレーの底面板の短尺方向より短いことが好ましい。このような関係であることにより、商品の流通時には、内容物をトレーの底面板の長尺方向に並べて収容することができる。内容物の形状としては、長手方向を有していれば、角柱状、円錐状、角錐状や、それに類する形状とすることができる。また、内容物は、内容物そのものでなく、個別に小袋に収納した態様であってもよい。各内容物は、小袋に入った状態で、トレーに収容してもよい。
10・・・包装袋
12・・・上面部
13・・・底面部
14・・・側面部
20、20A・・・トレー
20a・・・開口部
21・・・底面板
22a~22d・・・側面板
23a~23d・・・支持片
25・・・糊代片
26・・・折り線
27・・・除去予定部
29・・・ブランク板
31・・・第1部分体
32・・・第2部分体
50・・・箱体
50a・・・開口部
51・・・底面
52a~52d・・・側面
100・・・包装体
K1~K3・・・切り取り予定線
LT・・・単位切り込み
LTa・・・主導部(第1切込み部)
LTb・・・斜行部(第2切込み部)
SA1~SA3・・・差込片
SB1~SB3・・・差込孔

Claims (5)

  1. 矩形状の底面板と前記底面板の4辺から夫々立設する側面板とを有して上面に開口部を開口するトレーであって、
    前記底面板には、前記底面板の短尺方向に沿って延びる切り取り予定線が形成されている、トレー。
  2. 前記切り取り予定線は、前記底面板の長手方向の略中央に位置するミシン目である、請求項1に記載のトレー。
  3. 前記切り取り予定線は、除去予定部を間に挟んで2本形成されており、
    2本の前記切り取り予定線の各々は、単位切込みが前記底面板の短尺方向に沿って複数配置されており、
    各単位切込みは、前記底面板の短尺方向に沿って延びる第1切込み部と、前記第1切込み部の一端に斜めに連設される第2切込み部を有する、請求項1に記載のトレー。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたトレーが包装袋に収容された包装体であって、
    内容物の長手方向が、前記トレーの短尺方向に沿った方向となるようにして、前記内容物が前記トレーに収容されている包装体。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたトレーの使用方法であって、
    長手方向が、前記トレーの底面板の短尺方向に沿った方向となるようにして配置された内容物を、トレーから取り出し、
    前記トレーを切り取り予定線から分離し、
    分離した部分の開口どうしを向き合わせて、側面板に形成された差込片を対応する差込孔に差し込んで、箱体を形成し、
    形成された箱体の底面を下方に向けた状態で、前記内容物を前記箱体に再収容する、トレーの使用方法。
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