JP2023151793A - 走査光学装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱膨張時においてシートから光学素子が力を受けて、光学素子がずれることを抑えることを目的とする。【解決手段】走査光学装置1は、光源(半導体レーザ10)と、ポリゴンミラー51と、走査光学系と、光学箱2と、シート3を備える。ポリゴンミラー51は、光源からのビームを偏向する。走査光学系は、ポリゴンミラー51からの光を像面に結像する。走査光学系は、第1光学素子(第1反射ミラー81Y)を有する。光学箱2は、光源、ポリゴンミラー51および走査光学系を収容する。光学箱2は、第1凸部R1を有する。第1凸部R1は、第1光学素子を囲い、先端面R101が第1光学素子よりも外側に位置する。シート3は、第1光学素子を覆う可撓性のシートである。シート3は、第1凸部R1の先端面R101に接着される。【選択図】図2

Description

本発明は、感光体を露光する走査光学装置に関する。
従来、走査光学装置として、外壁に孔を有する光学箱と、孔に対応した位置に配置されるレンズと、孔を外側から覆うシートと、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、シートは、外壁とレンズとに貼り付けられている。
特開2014-126672号公報
しかしながら、従来技術では、シートが外壁とレンズとに貼り付けられているため、光学箱等が熱膨張すると、レンズがシートから力を受けて、レンズの位置がずれるおそれがある。
そこで、本発明は、熱膨張時においてシートから光学素子が力を受けて、光学素子がずれることを抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る走査光学装置は、光源と、ポリゴンミラーと、走査光学系と、光学箱と、シートと、を備える。
前記ポリゴンミラーは、前記光源からのビームを偏向する。
前記走査光学系は、前記ポリゴンミラーからの光を像面に結像する。前記走査光学系は、第1光学素子を有する。
前記光学箱は、前記光源、前記ポリゴンミラーおよび前記走査光学系を収容する。前記光学箱は、第1凸部を有する。前記第1凸部は、前記第1光学素子を囲い、先端面が前記第1光学素子よりも外側に位置する。
前記シートは、前記第1光学素子を覆う可撓性のシートである。前記シートは、前記第1凸部の前記先端面に接着される。
この構成によれば、第1光学素子を囲う第1凸部の先端面であって、第1光学素子よりも外側に位置する先端面に、シートが接着されるので、シートが第1光学素子に接しない。そのため、熱膨張時においてシートから光学素子が力を受けて、第1光学素子がずれることを抑制することができる。
また、前記走査光学系は、前記第1光学素子とは別の第2光学素子をさらに有し、前記光学箱は、前記第2光学素子を囲い、先端面が前記第2光学素子よりも外側に位置する第2凸部を有し、前記シートは、前記第2凸部の前記先端面に接着され、前記第2光学素子を覆ってもよい。
この構成によれば、1つのシートで第1光学素子と第2光学素子を覆うことで、製造工程を簡略化することができる。
また、前記光学箱は、前記第1凸部と前記第2凸部を連結する第3凸部を有し、前記第3凸部の先端面は、前記第1凸部の先端面と前記第2凸部の先端面に繋がっていてもよい。
この構成によれば、シートを第3凸部の先端面でも支持することができるので、シートの高さ位置を確保できる。
また、前記走査光学系は、前記第1光学素子および前記第2光学素子とは別の第3光学素子をさらに有し、前記第2凸部は、前記第2光学素子と前記第3光学素子を囲い、前記シートは、前記第3光学素子を覆ってもよい。
この構成によれば、第2光学素子と第3光学素子をまとめてシートで封止することができる。
また、前記第1光学素子は、ビームを像面に向けて反射する反射ミラーであってもよい。
この構成によれば、反射ミラーをシートで封止することができる。
また、前記シートの前記第1光学素子側の面には、全面に接着剤が設けられていてもよい。
この構成によれば、シートを光学箱に取り付ける作業を容易に行うことができる。また、シートが第1光学素子から離れていることで、シートの接着剤が第1光学素子に付着することはない。さらに、光学箱内に塵埃が侵入した場合でも、シートの接着剤で塵埃を捕捉することができる。
また、前記光学箱は、前記光源、前記ポリゴンミラーおよび前記走査光学系が固定されるフレームと、前記フレームの一部を覆うカバーと、を備え、前記シートは、前記フレームと前記カバーの両方に接着されていてもよい。
この構成によれば、フレームとカバーの隙間もシートで封止できる。
本発明によれば、熱膨張時においてシートから光学素子が力を受けて、光学素子がずれることを抑えることができる。
実施形態に係る走査光学装置を示す斜視図である。 走査光学装置を分解して示す斜視図である。 入射光学系等が取り付けられたフレームを第1方向の他方側から見た斜視図である。 入射光学系を拡大して示す斜視図である。 入射光学系等が取り付けられたフレームを第1方向の一方側から見た斜視図である。 図3のVI-VI断面図である。 図3のVII-VII断面図である。 フレームを第1方向の他方側から見た斜視図である。 シートと反射ミラーとの関係を拡大して示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2に示すように、走査光学装置1は、光学箱2と、シート3とを備える。光学箱2は、後述する入射光学系Li、偏向器50および走査光学系Loを収容する。光学箱2は、フレームFと、カバーCとを備える。カバーCは、第1カバーC1と、第2カバーC2とを備える。
図3~図5に示すように、走査光学装置1は、入射光学系Liと、偏向器50と、走査光学系Loとをさらに備える。入射光学系Liと、偏向器50と、走査光学系Loは、フレームFに固定されている。走査光学装置1は、電子写真式の画像形成装置に適用される。以下の説明では、図5に示すポリゴンミラー51の回転軸線X1に沿った方向を、「第1方向」と称する。また、第1方向に直交する方向であって、図5に示すポリゴンミラー51と第1走査レンズ60が並ぶ方向を、「第2方向」と称する。また、第1方向および第2方向に直交する方向を「第3方向」と称する。なお、第3方向は、走査光学系Loにおいては主走査方向に相当し、第1方向は、副走査方向に相当する。また、図面における各方向を示す矢印は、各方向における「一方側」を指すこととする。
図4に示すように、入射光学系Liは、4つの半導体レーザ10と、4つのカップリングレンズ20と、絞り板30と、集光レンズ40(図3参照)とを備える。
半導体レーザ10は、光源の一例であり、光を出射する装置である。半導体レーザ10は、走査光学装置1が走査露光する4つの感光ドラム200(図7参照)に対応して4つ設けられている。各感光ドラム200には、それぞれ異なる色のトナー像が形成される。
なお、本実施形態では、第1色を「イエロー(Y)」、第2色を「マゼンタ(M)」、第3色を「シアン(C)」、第4色を「ブラック(K)」とする。以下の説明では、第1色に対応した部品の名称の頭に「第1」を付し、第1色に対応した部品の符号の末尾に「Y」を付して区別する場合がある。また、第2色、第3色、第4色に対応した部品ついても同様に、名称の頭に「第2」、「第3」、「第4」を付し、符号の末尾に「M」、「C」、「K」を付して区別する場合がある。
第1半導体レーザ10Yは、第2半導体レーザ10Mに対して第1方向に間隔を空けて並んでいる。第1半導体レーザ10Yは、第2半導体レーザ10Mに対して第1方向の一方側に位置する。
第3半導体レーザ10Cは、第2半導体レーザ10Mに対して第2方向に間隔を空けて並んでいる。第3半導体レーザ10Cは、第2半導体レーザ10Mに対して第2方向の他方側に位置する。第4半導体レーザ10Kは、第1方向において第3半導体レーザ10Cと間隔を空けて並び、かつ、第2方向において第1半導体レーザ10Yと間隔を空けて並んでいる。
カップリングレンズ20は、半導体レーザ10からの光をビームに変換するレンズである。各色に対応したカップリングレンズ20Y,20M,20C,20Kは、対応する半導体レーザ10Y,10M,10C,10Kと対向する位置に配置されている。
図3に示すように、絞り板30は、カップリングレンズ20からのビームが通過する開口絞り31を有する部位であり、フレームFに一体に形成されている。絞り板30は、カップリングレンズ20と集光レンズ40の間に位置している。
集光レンズ40は、カップリングレンズ20からのビームを副走査方向においてポリゴンミラー51に集光するレンズである。集光レンズ40は、絞り板30に対してカップリングレンズ20とは反対側に位置している。
図5に示すように、偏向器50は、ポリゴンミラー51と、モータ52とを有する。ポリゴンミラー51は、集光レンズ40からのビームを主走査方向に偏向するミラーである。ポリゴンミラー51は、回転軸線X1から等距離に設けられた5つのミラー面を有している。モータ52は、ポリゴンミラー51を回転させるモータである。モータ52は、フレームFに固定されている。
走査光学系Loは、偏向器50に偏向されたビームを、像面としての感光ドラム200の表面に結像する光学系である。走査光学系Loは、フレームFに固定されている。図7に示すように、走査光学系Loは、イエローに対応した第1走査光学系LoYと、マゼンタに対応した第2走査光学系LoMと、シアンに対応した第3走査光学系LoCと、ブラックに対応した第4走査光学系LoKとを有する。
第1走査光学系LoYおよび第2走査光学系LoMは、第2方向において、ポリゴンミラー51の一方側に配置されている。第3走査光学系LoCおよび第4走査光学系LoKは、第2方向において、ポリゴンミラー51の他方側に配置されている。各走査光学系LoY,LoM,LoC,LoKには、ポリゴンミラー51によって主走査方向に偏向されたビームが入射する。
第1走査光学系LoYは、第1走査レンズ60YMと、第2走査レンズ70Yと、第1光学素子の一例としての第1反射ミラー81Yとを有する。
第1走査レンズ60YMは、偏向器50で偏向されたビームBY,BMを主走査方向に屈折させて像面に結像させるレンズである。また、第1走査レンズ60YMは、偏向器50によって等角速度で走査された光を、像面において等速度となるようにするfθ特性を有する。第1走査レンズ60YMは、第1走査光学系LoYのうちポリゴンミラー51に最も近い走査レンズである。
第1反射ミラー81Yは、第1走査レンズ60YMからのビームBYを像面に向けて反射するミラーである。
第2走査レンズ70Yは、第1反射ミラー81Yで反射されたビームBYを副走査方向に屈折させて像面に結像させるレンズである。第2走査レンズ70Yは、ポリゴンミラー51に対して第1方向の一方側の位置に配置されている。第2走査レンズ70Yは、第1走査光学系LoYのうち像面に最も近い走査レンズである。
第2走査光学系LoMは、第1走査レンズ60YMと、第2走査レンズ70Mと、第2光学素子の一例としての第2反射ミラー81Mと、ミラー82Mとを有する。
第1走査レンズ60YMは、第1走査光学系LoYと共用されている。第2走査レンズ70Mおよび第2反射ミラー81Mは、第1走査光学系LoYの第2走査レンズ70Yおよび第1反射ミラー81Yと同様の機能を有する。ミラー82Mは、第1走査レンズ60YMからのビームBMを第2反射ミラー81Mに反射するミラーである。
第3走査光学系LoCは、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に対して、おおむね第2走査光学系LoMと線対称の構造となっている。具体的に、第3走査光学系LoCは、第2走査光学系LoMの各部材と同様の機能を有する、第1走査レンズ60CK、第2走査レンズ70C、第3光学素子の一例としての第3反射ミラー81Cおよびミラー82Cを有する。
第4走査光学系LoKは、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に対して、おおむね第1走査光学系LoYと線対称の構造となっている。具体的に、第4走査光学系LoKは、第1走査光学系LoYの各部材と同様の機能を有する、第1走査レンズ60CK、第2走査レンズ70Kおよび第4反射ミラー81Kを有する。
図6に示すように、各半導体レーザ10Y,10M,10C,10Kから出射された光は、対応する各カップリングレンズ20Y,20M,20C,20Kを通ることでビームBY,BM,BC,BKに変換される。ビームBY,BM,BC,BKは、絞り板30の対応する開口絞り31Y,31M,31C,31Kを通った後、集光レンズ40を通って、ポリゴンミラー51に入射される。集光レンズ40は、ビームBY,BM,BC,BKが共通して通過するレンズであり、入射面が円筒面、出射面が平面で構成される。
図7に示すように、ポリゴンミラー51は、ビームBY,BM,BC,BKを、対応する走査光学系LoY,LoM,LoC,LoKに向けて偏向する。第1走査光学系LoYに向かうビームBYは、第1走査レンズ60YMを通った後、第1反射ミラー81Yで反射され、第2走査レンズ70Yを通って第1方向の一方側の像面に向けて出射される。ビームBYは、第1方向と所定の角度をなして第2走査レンズ70Yから出射される。ビームBYは、第1感光ドラム200Yの表面に結像され、主走査方向に走査される。
第2走査光学系LoMに向かうビームBMは、第1走査レンズ60YMを通った後、ミラー82Mおよび第2反射ミラー81Mで反射され、第2走査レンズ70Mを通って第1方向の一方側の像面に向けて出射される。ビームBMは、第1方向と所定の角度をなして第2走査レンズ70Mから出射される。ビームBMは、第2感光ドラム200Mの表面に結像され、主走査方向に走査される。なお、ビームBC,BKも、同様に、対応する走査光学系LoC,LoKによって、第1方向の一方側の像面に向けて出射されて、対応する感光ドラム200C,200Kの表面に結像され、主走査方向に走査される。
フレームFは、樹脂製であり、成形によって一体に造られている。フレームFは、図5に示す第1凹部CP1と、図8に示す第2凹部CP2とを有する。第1凹部CP1は、第1方向の一方側に開口する。第2凹部CP2は、第1方向の他方側に開口する。図7に示すように、第1凹部CP1内には、偏向器50と、走査光学系Loの一部とが配置されている。具体的には、走査光学系Loのうち各反射ミラー81を除く部材が、第1凹部CP1内に配置されている。図4に示すように、第2凹部CP2内には、カップリングレンズ20、絞り板30および集光レンズ40(図1参照)が配置されている。
図3に示すように、フレームFは、第1凹部CP1の底に位置する第1ベース壁Fb1と、第2凹部CP2の底に位置する第2ベース壁Fb2とを有する。
第1ベース壁Fb1および第2ベース壁Fb2は、第1方向に交差する壁である。詳しくは、第1ベース壁Fb1および第2ベース壁Fb2は、厚み方向が第1方向に沿っている壁である。つまり、第1ベース壁Fb1および第2ベース壁Fb2は、第1方向に直交する平面を有する壁である。第2ベース壁Fb2は、第1ベース壁Fb1に対して、第1方向の一方側にずれた位置に位置する。
反射ミラー81は、第1ベース壁Fb1付近に配置されている。反射ミラー81は、シート3がフレームFに貼り付けられていない状態において、第1ベース壁Fb1に対して、第1方向の他方側に露出している。言い換えると、フレームFは、反射ミラー81の第1方向の他方側に位置する部分を有していない。これにより、反射ミラー81は、第1方向の他方側に露出して、フレームFに対して、第1方向の他方側から取付可能となっている。
図8に示すように、フレームFは、反射ミラー81を支持する支持面Fm1を有する。支持面Fm1は、4つの反射ミラー81の長手方向の各端部に対応した位置に配置されている。支持面Fm1は、図9に示す支持部材Fsを介して反射ミラー81を支持する。支持部材Fsは、反射ミラー81を傾動可能に支持することが可能な球状の突起Fs1を有する。反射ミラー81は、突起Fs1を支点に角度調整可能となっている。反射ミラー81は、光硬化樹脂Pによって支持部材Fsに固定されている。光硬化樹脂によって固定された反射ミラー81および支持部材Fsは、U形状の板バネSPによって、フレームFに取り付けられる。詳しくは、光硬化樹脂Pを間に挟んだ状態の反射ミラー81および支持部材Fsを板バネSPによって支持面Fm1に取り付け、反射ミラー81の角度調整を行った後、光硬化樹脂Pに光を照射して硬化させることで、反射ミラー81等がフレームFに取り付けられる。
図8に示すように、フレームFは、第1凹部CP1と第2凹部CP2の間に位置する仕切壁F1をさらに有する。仕切壁F1は、第1ベース壁Fb1と第2ベース壁Fb2に接続されている。
仕切壁F1は、絞り板30の各開口絞り31からポリゴンミラー51に向かうビームBY,BM,BC,BKが通過する2つの第1開口F11,F12を有する。第1開口F11,F12は、第1方向に長いスリット状に形成され、第3方向に貫通するとともに、第1方向の一方側に開口している。第1開口F11は、ビームBY,BMを通す。第1開口F12は、ビームBC,BKを通す。
図3および図8に示すように、フレームFは、第1凸部R1と、第2凸部R2と、第3凸部R3と、第4凸部R4と、第5凸部R5とをさらに有する。第1凸部R1、第2凸部R2、第3凸部R3、第4凸部R4および第5凸部R5は、ポリゴンミラー51の軸方向、詳しくは第1方向の他方側に突出する。
第1凸部R1は、回転軸線X1に沿った方向から見て第1反射ミラー81Yを囲う略矩形の筒状のリブである。第1凸部R1は、4つのリブR11,R12,R13,14を有する。リブR11は、第1反射ミラー81Yに対して、第2方向の一方側に位置する。リブR12は、第1反射ミラー81Yに対して、第2方向の他方側に位置する。
リブR13は、第1反射ミラー81Yに対して、第3方向の一方側に位置する。リブR13は、リブR11とリブR12に連結されている。リブR14は、第1反射ミラー81Yに対して、第3方向の他方側に位置する。リブR14は、リブR11とリブR12に連結されている。
第2凸部R2は、回転軸線X1に沿った方向から見て第2反射ミラー81Mおよび第3反射ミラー81Cを囲う略矩形の筒状のリブである。第2凸部R2は、4つのリブR21,R22,R23,24を有する。リブR21は、第2反射ミラー81Mに対して、第2方向の一方側に位置する。リブR22は、第3反射ミラー81Cに対して、第2方向の他方側に位置する。
リブR23は、第2反射ミラー81Mに対して、第3方向の一方側に位置する。リブR23は、リブR21とリブR22に連結されている。リブR24は、第2反射ミラー81Mに対して、第3方向の他方側に位置する。リブR24は、リブR21とリブR22に連結されている。
図9に示すように、第1凸部R1は、先端面R101を有する。先端面R101は、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に沿った方向から見て、第1反射ミラー81Yを囲う略矩形の枠状の面である。先端面R101は、第1反射ミラー81Yよりも外側に位置する。ここで、「外側」とは、支持面Fm1から第1反射ミラー81Yに向かう方向における下流側をいう。言い換えると、先端面R101は、支持面Fm1に対して第1反射ミラー81Yよりも遠くに位置する。また、先端面R101を含む平面S1は、第1反射ミラー81Yと重ならず、第1反射ミラー81Yを挟んで支持面Fm1とは反対側に位置する。
第2凸部R2は、先端面R201を有する。先端面R201は、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に沿った方向から見て、第2反射ミラー81Mおよび第3反射ミラー81Cを囲う略矩形の枠状の面である。先端面R201は、第2反射ミラー81Mおよび第3反射ミラー81Cよりも外側に位置する(図7も参照)。ここで、枠状の先端面R201の中に2つの反射ミラー81M,81Cが配置される場合における「外側」とは、2つの支持面Fm1から2つの反射ミラー81M,81Cに向かう方向における下流側をいう。言い換えると、先端面R201は、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に沿った方向において、2つの支持面Fm1に対して2つの反射ミラー81M,81Cよりも遠くに位置する。また、先端面R201を含む平面S2は、2つの反射ミラー81M,81Cと重ならず、2つの反射ミラー81M,81Cを挟んで2つの支持面Fm1とは反対側に位置する。
図8に示すように、第3凸部R3は、第1凸部R1と第2凸部R2を連結するリブである。第3凸部R3は、第2方向に延びている。第3凸部R3は、第3方向に間隔を空けて複数並んでいる。第3凸部R3の先端面R301は、第1凸部R1の先端面R101と第2凸部R2の先端面R201に繋がっている。
図3および図8に示すように、第4凸部R4は、回転軸線X1に沿った方向から見て第4反射ミラー81Kを囲う略矩形の筒状のリブである。第4凸部R4は、ポリゴンミラー51の回転軸線X1に対して、おおむね第1凸部R1と線対称の構造となっている。第4凸部R4は、第1凸部R1のリブR11に対応したリブR41と、第1凸部R1のリブR12に対応したリブR42と、第1凸部R1のリブR13に対応したリブR43と、第1凸部R1のリブR14に対応したリブR44とを有する。
第4凸部R4は、先端面R401を有する。先端面R401と第4反射ミラー81Kの関係は、第1凸部R1の先端面R101と第1反射ミラー81Yとの関係と同様である。つまり、先端面R401は、第4反射ミラー81Kよりも外側に位置する。
第5凸部R5は、第4凸部R4と第2凸部R2を連結するリブである。第5凸部R5は、第2方向に延びている。第5凸部R5は、第3方向に間隔を空けて複数並んでいる。第5凸部R5の先端面R501は、第4凸部R4の先端面R401と第2凸部R2の先端面R201に繋がっている。
図2に示すように、第1カバーC1は、第1凹部CP1を覆うカバーである。第2カバーC2は、第2凹部CP2を覆うカバーである。図1に示すように、第2カバーC2は、第3方向において第2凸部R2と並んでいる。
シート3は、4つの反射ミラー81のすべてを覆う可撓性のシートである。シート3は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)からなる。本実施形態では、シート3は、光を透過可能であってもよいし、光を透過不能であってもよい。
シート3の反射ミラー81側の面には、全面に接着剤が設けられている。シート3は、各凸部R1,R2,R3,R4,R5の各先端面R101,R201,R301,R401,R501と、第2カバーC2とに接着されている(図6も参照)。
図7に示すように、シート3は、第1凸部R1の先端面R101で支持されることで、第1反射ミラー81Yから空間を開けて配置されている。シート3は、第2凸部R2の先端面R201で支持されることで、第2反射ミラー81Mおよび第3反射ミラー81Cから空間を開けて配置されている。シート3は、第4凸部R4の先端面R401で支持されることで、第4反射ミラー81Kから空間を開けて配置されている。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
各反射ミラー81よりも外側に位置する先端面R101,R201,R401に、シート3が接着されるので、シート3が各反射ミラー81に接しない。そのため、熱膨張時においてシート3から反射ミラー81が力を受けて、反射ミラー81がずれることを抑制することができる。
1つのシート3で4つの反射ミラー81を覆うので、4つの反射ミラー81を1つのシート3でまとめて封止することができるとともに、製造工程を簡略化することができる。
シート3を第3凸部R3の先端面R301および第5凸部R5の先端面R501でも支持するので、シート3の高さ位置を確保できる。
シート3の反射ミラー81側の面の全面に接着剤が設けられているので、シート3を光学箱2に取り付ける作業を容易に行うことができる。また、シート3が各反射ミラー81から離れていることで、シート3の接着剤が各反射ミラー81に付着することはない。さらに、光学箱2内に塵埃が侵入した場合でも、シート3の接着剤で塵埃を捕捉することができる。
シート3がフレームFと第2カバーC2の両方に接着されているので、フレームFと第2カバーC2の隙間もシート3で封止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
第1光学素子、第2光学素子および第3光学素子は、反射ミラー81に限らず、走査光学系を構成するその他の光学素子であってもよい。
接着剤は、シートの全面でなく、一部に設けられていてもよい。
光源は、複数の発光点を有する半導体レーザであってもよい。
前記実施形態では、カラーの画像形成装置に適用される走査光学装置を例示したが、走査光学装置は、1つのビームのみを走査するモノクロの画像形成装置に適用されるものであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 走査光学装置
2 光学箱
3 シート
10 半導体レーザ
51 ポリゴンミラー
81Y 第1反射ミラー
Lo 走査光学系
R1 第1凸部
R101 先端面

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源からのビームを偏向するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーからの光を像面に結像する走査光学系であって、第1光学素子を有する走査光学系と、
    前記光源、前記ポリゴンミラーおよび前記走査光学系を収容する光学箱であって、前記第1光学素子を囲い、先端面が前記第1光学素子よりも外側に位置する第1凸部を有する光学箱と、
    前記第1凸部の前記先端面に接着され、前記第1光学素子を覆う可撓性のシートと、を備えることを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記走査光学系は、前記第1光学素子とは別の第2光学素子をさらに有し、
    前記光学箱は、前記第2光学素子を囲い、先端面が前記第2光学素子よりも外側に位置する第2凸部を有し、
    前記シートは、前記第2凸部の前記先端面に接着され、前記第2光学素子を覆うことを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 前記光学箱は、前記第1凸部と前記第2凸部を連結する第3凸部を有し、
    前記第3凸部の先端面は、前記第1凸部の先端面と前記第2凸部の先端面に繋がっていることを特徴とする請求項2に記載の走査光学装置。
  4. 前記走査光学系は、前記第1光学素子および前記第2光学素子とは別の第3光学素子をさらに有し、
    前記第2凸部は、前記第2光学素子と前記第3光学素子を囲い、
    前記シートは、前記第3光学素子を覆うことを特徴とする請求項2に記載の走査光学装置。
  5. 前記第1光学素子は、ビームを像面に向けて反射する反射ミラーであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走査光学装置。
  6. 前記シートの前記第1光学素子側の面には、全面に接着剤が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走査光学装置。
  7. 前記光学箱は、
    前記光源、前記ポリゴンミラーおよび前記走査光学系が固定されるフレームと、
    前記フレームの一部を覆うカバーと、を備え、
    前記シートは、前記フレームと前記カバーの両方に接着されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走査光学装置。
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