JP2023150269A - 水洗大便器装置 - Google Patents

水洗大便器装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023150269A
JP2023150269A JP2022059288A JP2022059288A JP2023150269A JP 2023150269 A JP2023150269 A JP 2023150269A JP 2022059288 A JP2022059288 A JP 2022059288A JP 2022059288 A JP2022059288 A JP 2022059288A JP 2023150269 A JP2023150269 A JP 2023150269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve unit
opening
connecting pipe
fastener
cleaning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022059288A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴァンダイ ファム
Van Dai Pham
幸司 渋谷
Koji Shibuya
佑介 上野
Yusuke Ueno
謙治 渡邉
Kenji Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2022059288A priority Critical patent/JP2023150269A/ja
Publication of JP2023150269A publication Critical patent/JP2023150269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

【課題】水洗大便器装置において、誤操作により配管の外れや、漏水が発生するリスクを低減する。【解決手段】本発明は、水洗大便器装置(1)であって、便器本体(2)と、衛生洗浄装置(3)と、供給された洗浄水を衛生洗浄装置で使用される洗浄水とボウル部の洗浄用の洗浄水に分岐させると共に、ボウル部への洗浄水の供給、停止を行うバルブユニット(14)と、バルブユニットと衛生洗浄装置を接続する衛生洗浄装置接続管(6c)と、バルブユニットの接続管取付部と衛生洗浄装置接続管との接続部に取り付けられ、衛生洗浄装置接続管の脱落を防止するクイックファスナー(48)と、クイックファスナーを覆うように配置されたファスナカバー(50)と、を有し、ファスナカバーは、バルブユニットに設けられると共に、接続部材を挿入するためのU字型の切欠(54a)、及びその開放部を開閉可能に覆う開閉板(58)を備えたことを特徴としている。【選択図】図4

Description

本発明は、水洗大便器装置に関し、特に、衛生洗浄装置及びバルブユニットを備えた水洗大便器装置に関する。
現在設置されている大部分の水洗大便器装置には、衛生洗浄装置が備えられている。また、多くの水洗大便器装置には、ボウル部を洗浄する洗浄水の供給、停止を行うためのバルブユニットが備えられている。従って、衛生洗浄装置及びバルブユニットを備えた水洗大便器装置では、水道から供給された水を、衛生洗浄装置とバルブユニットの双方に分岐させる必要がある。
このように、水道水を衛生洗浄装置及びバルブユニットに分岐させるため、従来は、トイレ室の床面等から立ち上げられた止水栓の近傍に分岐金具が取り付けられ、この分岐金具から衛生洗浄装置及びバルブユニットに夫々配管を接続していた。しかしながら、このような給水方式では、トイレ室内の止水栓から、衛生洗浄装置用と、バルブユニット用の2本の配管が延びることとなり、水洗大便器装置の美観が損なわれてしまう。
これに対し、特開2017-31601号(特許文献1)記載のトイレ装置においては、トイレ室内の止水栓から1本の給水管がトイレ装置に引き込まれ、トイレ装置内において、給水が衛生洗浄装置用と便器洗浄用に分岐される。これにより、特許文献1記載の発明では、トイレ室内に設置されたトイレ装置に、すっきりとした外観を与えることに成功している。
特開2017-31601号
しかしながら、特許文献1記載のトイレ装置では、給水バルブや衛生洗浄装置に接続される配管が、誤操作により外されてしまう虞があるという問題がある。即ち、特許文献1記載のトイレ装置においては、便器後方の上側カバーを取り外すことにより、給水接続部と給水管との接続部等、種々の機器や配管が露出するように構成されている。このため、トイレ装置のメンテナンスや修理に精通していない者が上側カバーを開け、メンテナンス等を行おうとすると、誤って取り外すべきでない配管を取り外してしまう虞がある。
即ち、トイレ室内の止水栓の近傍に取り付けられている分岐金具であれば、これを操作する者は、専門の施工業者か、水道工事従事者に限られ、誤操作により漏水等が発生する確率は極めて低い。これに対して、特許文献1記載のトイレ装置では、装置内部で分岐が行われるため、様々な機器が上側カバーの中に収納されており、必ずしも配管の取り扱いに精通していない者が上側カバーを開ける可能性がある。例えば、上側カバーの中には種々の電気機器も収納されているため、水道配管の取り扱いに慣れていない電気技術者が上側カバーを開けることが考えられる。或いは、停電時等に非常用の操作が必要となり、一般のユーザが上側カバーを開けて給水バルブ(バルブユニット)の操作を行うことも考えられる。このため、供給された水道水を、トイレ装置(水洗大便器装置)内で分岐させているタイプの水洗大便器装置では、誤操作により配管が取り外されたり、漏水が発生したりするリスクが高くなるという問題がある。
従って、本発明は、衛生洗浄装置及びバルブユニットを備えた水洗大便器装置において、誤操作により配管の外れや、漏水が発生するリスクを低減することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、衛生洗浄装置及びバルブユニットを備えた水洗大便器装置であって、汚物を受けるボウル部を備えた便器本体と、この便器本体の上に配置される衛生洗浄装置と、給水管に接続され、供給された洗浄水を衛生洗浄装置で使用される洗浄水とボウル部の洗浄用の洗浄水に分岐させると共に、ボウル部の洗浄用の洗浄水の供給、停止を行うバルブユニットと、このバルブユニットと衛生洗浄装置を接続する衛生洗浄装置接続管と、バルブユニットの接続管取付部と衛生洗浄装置接続管との接続部に取り付けられ、衛生洗浄装置接続管の、バルブユニットからの脱落を防止するためのクイックファスナーと、このクイックファスナーが取り付けられた部分を覆うように配置されたファスナカバーと、を有し、ファスナカバーは、バルブユニットに設けられると共に、衛生洗浄装置接続管の接続部材を挿入するためのU字型の切欠、及びこのU字型の切欠の開放部を開閉可能に覆う開閉板を備えたことを特徴としている。
このように構成された本発明においては、給水管から供給された洗浄水は、バルブユニットにおいて、衛生洗浄装置で使用される洗浄水とボウル部の洗浄用の洗浄水に分岐される。また、バルブユニットは、便器本体のボウル部の洗浄用の洗浄水の供給、停止を行う。バルブユニットと衛生洗浄装置は、衛生洗浄装置接続管によって接続される。バルブユニットの接続管取付部と衛生洗浄装置接続管との接続部にはクイックファスナーが取り付けられ、衛生洗浄装置接続管の脱落が防止される。このクイックファスナーが取り付けられた部分には、これを覆うようにファスナカバーが取り付けられる。
このように構成された本発明によれば、バルブユニットの接続管取付部と衛生洗浄装置接続管との接続部に、クイックファスナーが取り付けられているので、衛生洗浄装置接続管の偶発的な脱落を防止することができる。また、ファスナカバーは、クイックファスナーが取り付けられた部分を覆うように配置されている。このため、衛生洗浄装置接続管を取り外す必要のない者が、クイックファスナーを取り外すことは考えにくく、誤操作により衛生洗浄装置接続管が取り外されてしまうリスクを低減することができる。さらに、ファスナカバーは、バルブユニットに設けられると共に、衛生洗浄装置接続管の先端部を挿入するためのU字型の切欠、及びこのU字型の切欠の開放部を開閉可能に覆う開閉板を備えている。衛生洗浄装置接続管の接続部材を挿入するように設けられたファスナカバーの切欠がU字型に形成されているため、衛生洗浄装置接続管の接続部材を挿入するために要するスペースを小さくすることができ、狭いスペースに水洗大便器装置が設置された場合でも、容易に衛生洗浄装置接続管を接続することができる。
本発明において、好ましくは、ファスナカバーは、U字型の切欠が設けられたファスナカバー本体と、このファスナカバー本体とは別体で構成され、ファスナカバー本体に対して着脱可能に取り付けられる開閉板と、から構成されている。
このように構成された本発明によれば、開閉板がファスナカバー本体とは別体で構成され、ファスナカバー本体に対して着脱可能に取り付けられる。このため、可動部であり、破損しやすい開閉板が損傷された場合でも、簡単に開閉板のみを交換することが出来、安価に修理することができる。
本発明において、好ましくは、開閉板はヒンジ部を中心に回動可能に構成され、ファスナカバー本体には、開閉板の回動範囲を制限する開き止め部が設けられている。
このように構成された本発明によれば、開閉板の回動範囲を制限する開き止め部がファスナカバー本体に設けられているので、開閉板が開きすぎて他の部分の作業の邪魔になったり、開閉板が脱落したりするのを防止することができる。
本発明において、好ましくは、U字型の切欠は、その開放部が上方に向けられると共に、上方に向けて幅が広くなる一方、下半部は半円形状に形成され、下半部の半円形状は、接続管取付部の円形のフランジ部の下半部と合致した形状に構成されている。
このように構成された本発明によれば、U字型の切欠の開放部が上方に向けられ、上方に向けて幅が広くされているので、衛生洗浄装置接続管の接続部材を、容易にバルブユニットの接続管取付部に接近させることができる。また、U字型の切欠の下半部は半円形状に形成され、下半部の半円形状は、接続管取付部の円形のフランジ部の下半部と合致した形状にされているので、衛生洗浄装置接続管を接続する際、衛生洗浄装置接続管の接続部材と、バルブユニットの接続管取付部が整合する位置を容易に認識することができ、簡単に接続を行うことができる。
本発明において、好ましくは、衛生洗浄装置接続管の接続部材にはOリングが取り付けられ、Oリングよりも先端側には、接続管取付部への接続をガイドする所定長さの先導部が設けられている。
このように構成された本発明によれば、接続部材に取り付けられたOリングよりも先端側に、接続管取付部への接続をガイドする所定長さの先導部が設けられているので、接続管取付部に対して大きく傾斜した状態で接続部材が差し込まれるのを防止することができ、噛み込みによるOリングの損傷を防止することができる。
本発明においては、好ましくは、ファスナカバーは、バルブユニットの接続管取付部と一体に構成されている。
このように構成された本発明によれば、ファスナカバーがバルブユニットの接続管取付部と一体に構成されているので、ファスナカバーを別体とした場合に比べ、バルブユニットの接続管取付部及びファスナカバーをコンパクトに構成することができる。
本発明の水洗大便器装置によれば、誤操作により配管の外れや、漏水が発生するリスクを低減することができる。
本発明の一実施形態による水洗大便器装置の全体構成図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置の側面図である。 図2に示す本発明の一実施形態による水洗大便器装置のバルブユニットのIII-III線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置において、貯水タンクの下方に取り付けられたバルブユニットを拡大して示す斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置において、バルブユニットに設けられたファスナカバーの部分を拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置において、バルブユニットに設けられたファスナカバーの部分を拡大して示した斜視図である。 本発明の一実施形態による水洗大便器装置に使用されているクイックファスナーの斜視図である。 図6におけるVIII-VIII線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水洗大便器装置について説明する。
まず、図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器装置の全体構成図である。また、図2は、本発明の一実施形態による水洗大便器装置の側面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態による水洗大便器装置1は、陶器製の便器本体2と、その上に配置された衛生洗浄装置3と、便器本体2の後方側に設けられたタンク装置4と、衛生洗浄装置3及びタンク装置4に洗浄水を供給するバルブユニット14と、を備えている。
また、便器本体2は、汚物を受けるボウル部2aと、このボウル部2aの底部から延びてボウル部2a内の汚物を排出する排水トラップ部(排水トラップ管2b)と、ボウル部2aの上縁に形成されるリム部2cと、を備えている。
衛生洗浄装置3は、便器本体2後部の上に配置され、使用者の操作に基づいて局部を洗浄するように構成されている。
タンク装置4は、ボウル部2aを洗浄するために便器本体2に洗浄水を供給する給水ユニットの一部を構成している。タンク装置4の詳細については後述する。
バルブユニット14は、給水管6aに接続され、供給された洗浄水を衛生洗浄装置3で使用される洗浄水と、ボウル部2aを洗浄するためにタンク装置4に貯留される洗浄水に分岐させるように構成されている。また、バルブユニット14は、ボウル部2aの洗浄用にタンク装置4に貯留される洗浄水の供給、停止を行うように構成されている。
また、図1に示すように、給水経路には、上流側から下流側に向かって、止水栓12、バルブユニット14がそれぞれ設けられている。即ち、図2に示すように、トイレ室の床面F1から立ち上げられた水道管に止水栓12が取り付けられ、この止水栓12からバルブユニット14まで、給水管6aが延びている。さらに、図1に示すように、バルブユニット14は、給水管6aの下流側に設けられた定流量弁16、並びに、この定流量弁16の下流側に設けられた開閉弁(ダイヤフラム式の主弁体17)を開閉する電磁弁18をそれぞれ含んでいる。
また、バルブユニット14の下流側にはタンク装置接続管6bが接続され、このタンク装置接続管6bはタンク装置4の貯水タンク10に洗浄水を供給する。即ち、バルブユニット14において、給水管6aから流入した洗浄水は、定流量弁16により流量が一定に調整される。その後、電磁弁18が電磁的に開弁し、開閉弁(ダイヤフラム式の主弁体17)により流路が開放されると、バルブユニット14から流出した洗浄水が、タンク装置接続管6bを介してタンク装置4に送られる。タンク装置4に流入した洗浄水は、連結ユニット20を経てタンクユニット22に供給されるようになっている。
一方、定流量弁16を通った洗浄水は、開閉弁の上流側で分岐され、分岐された洗浄水は衛生洗浄装置接続管6cを介して衛生洗浄装置3に供給される。
また、図1及び図2に示すように、タンク装置4は、その下流側に接続された吐水管8を備えている。
つぎに、図1に示すように、連結ユニット20は、ハウジング24と、オーバーフロー管26と、逆止弁28と、を備えている。
また、ハウジング24は、その下方開口部がタンクユニット22の貯水タンク10の上方開口部に着脱可能に接続されている。
さらに、オーバーフロー管26は、ハウジング24の側壁の一部に設けられたオーバーフロー口と吐水管8とを接続している。
吐水管8は、その上流側がタンク装置4のポンプ30に接続され、その下流側が便器本体2のリム部の内部のリム導水路に接続されている。
さらに、逆止弁28は、ハウジング24の側壁に設けられており、ハウジング24内の洗浄水がオーバーフロー管26に流入することを可能にする一方、オーバーフロー管26内の洗浄水がハウジング24内への逆流を防止することができるようになっている。
つぎに、図1に示すように、タンクユニット22は、貯水タンク10と、ポンプ30と、フロートスイッチ32と、水抜き栓34と、を備えている。
ポンプ30は、吐水管8の上流側に接続されている通水管36の途中に設けられている。この通水管36の上流端は、貯水タンク10内に設けられた吸引管38の下流端に接続されている。
貯水タンク10内に貯水されている洗浄水は、ポンプ30が作動することにより、吸引管38から通水管36内に吸引された後、ポンプ30を経て吐水管8に圧送されるようになっている。
これにより、貯水タンク10からポンプ30により吐水管8に供給された洗浄水のうちのすべてが便器本体2のリム導水路内に供給されるようになっている。そして、リム導水路内の洗浄水はリム吐水口からボウル部2a内に吐水され、便器洗浄(いわゆる、リム吐水100%による便器洗浄)が行われるようになっている。
フロートスイッチ32は、貯水タンク10内の水位を検知するものであり、バルブユニット14の電磁弁18の開閉動作は、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位に基づいてコントローラ(図示せず)により制御されるようになっている。また、ポンプ30の作動についても、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位に基づいてコントローラ(図示せず)により制御されるようになっている。例えば、フロートスイッチ32が検知した貯水タンク10内の水位が所定以下である場合には、電磁弁18が開弁し、ポンプ30が作動されるようになっている。そして、貯水タンク10内の水位が所定水位まで到達すると、電磁弁18が閉弁し、ポンプ30が停止されるようになっている。
水抜き栓34は、貯水タンク10の底面に設けられている。この水抜き栓34は、通常時では、常時閉鎖されており、必要に応じて開放され、貯水タンク10内の洗浄水を外部に排出することができるようになっている。
つぎに、図3~図6を新たに参照して、本発明の一実施形態による水洗大便器装置のバルブユニットの詳細について説明する。
まず、図3は、図2に示す本発明の一実施形態による水洗大便器装置のバルブユニットのIII-III線に沿った断面図である。
図2及び図3に示すように、バルブユニット14は、便器本体2の後部に配置されたタンク装置4の貯水タンク10の下端に配置されている。すなわち、貯水タンク10は、便器本体2の上端面であるリム部2cよりも下方に延在し、バルブユニット14は、貯水タンク10よりも下方に配置され、且つ便器本体2のボウル部2aよりも後方の領域に設けられている。また、バルブユニット14は、便器本体2の後方領域の側方に取り外し可能に設けられた一枚のカバー部材39により覆われている。なお、図2に示す水洗大便器装置1においては、カバー部材39については、省略し、想像線のみで示している。
また、バルブユニット14からタンク装置4に洗浄水を供給するタンク装置接続管6bは、バルブユニット14の前端部に接続されている。一方、バルブユニット14から衛生洗浄装置3に洗浄水を供給する衛生洗浄装置接続管6cは、バルブユニット14の下部に接続されている。
つぎに、図4は、貯水タンクの下方に取り付けられたバルブユニットを拡大して示す斜視図である。また、図5及び図6は、バルブユニットに設けられたファスナカバーの部分を拡大して示した斜視図であり、図5は接続部材を取り外した状態を示し、図6は接続部材を取り付けた状態を示している。また、図5及び図6においては、バルブユニット本体部は図示を省略している。さらに、図4乃至図6においては、バルブユニット14に衛生洗浄装置接続管6cを接続するために取り付ける複数の部品も図示されている。
図4に示すように、バルブユニット14は、便器本体2の後方に設けられたベースプレート42の下方に吊り下げられるようにして取り付けられている。また、バルブユニット14は、概ね円柱形のバルブユニット本体部14aを有し、このバルブユニット本体部14aの中に定流量弁16及び主弁体17(図1)が収納されている。さらに、バルブユニット本体部14aの前側側部には、主弁体17を開閉させるためのパイロット弁(図示せず)を駆動するための電磁弁18が取り付けられている。また、バルブユニット本体部14aの中央側部には、停電時において、使用者の手動の操作により主弁体17を開弁させるためのハンドル部40が設けられている。
通常時においては、コントローラ(図示せず)から電磁弁18に制御信号が送られて、主弁体17を開閉させることにより、バルブユニット14は、ボウル部2aを洗浄するための洗浄水の、タンク装置4への供給、停止を行う。一方、停電時等の非常時においては、使用者がハンドル部40を操作して、主弁体17を開弁させ、タンク装置4への供給を行う。なお、停電時においては、バルブユニット14からタンク装置4へ供給された洗浄水は、オーバーフロー管26を介して便器本体2に流入し、ボウル部2aが洗浄される。
また、図4に示すように、バルブユニット本体部14aの前側端部には、タンク装置接続管6bを接続するための取付部14bが設けられている。また、バルブユニット本体部14aの後側端部には、止水栓12から延びる給水管6aを接続するための取付部14cが設けられている。また、給水管6aから流入した洗浄水は、バルブユニット本体部14a内で分岐され、一方は主弁体17(図1)へ導かれ、他方は、バルブユニット本体部14aから下方に突出するように設けられた突出部44へ導かれる。
この突出部44は、バルブユニット本体部14aの、ハンドル部40よりも後ろ側から、下方に向けて張り出している。この突出部44の外側側面には、衛生洗浄装置接続管6cを接続するための接続管取付部45が設けられている。また、接続管取付部45を取り囲むように、ファスナカバー50が、バルブユニット本体部14aの接続管取付部45と一体に設けられている。なお、接続管取付部45は、バルブユニット本体14aと一体に設けられてもよく、また、別体に設けられても良い。
一方、接続管取付部45に接続される、衛生洗浄装置接続管6cの基端部には接続部材46が設けられている。衛生洗浄装置接続管6cは、この接続部材46を介して、バルブユニット14の接続管取付部45に接続される。
また、図4乃至図6に示すように、バルブユニット14の接続管取付部45と、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46との接続部には、クイックファスナー48が取り付けられ、衛生洗浄装置接続管6cのバルブユニット14からの脱落が防止される。このクイックファスナー48が取り付けられた部分は、ファスナカバー50によって覆われている。このファスナカバー50はバルブユニット本体部14aと一体に設けられており、接続管取付部45の先端部がファスナカバー50によって取り囲まれている。この状態で、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を、接続管取付部45に接続し、この接続部にクイックファスナー48が取り付けられる。
図5に示すように、接続管取付部45は概ね円筒形に形成され、その内部はバルブユニット本体部14a内と連通されており、バルブユニット本体部14aで分岐された洗浄水が流出するように構成されている。また、接続管取付部45の先端部には半径方向外方に向けて延びるフランジ部45aが形成されている。
接続部材46は、衛生洗浄装置接続管6cの基端部に設けられた管部材であり、一端が接続管取付部45に接続され、他端が衛生洗浄装置接続管6cに接続される。接続部材46の、接続管取付部45との接続部には、小径部46aと大径部46bが設けられており、小径部46aが接続管取付部45の中に挿入されることにより、接続部材46が接続管取付部45に接続される。また、小径部46aの外周に取り付けられたOリング47により、接続部材46と接続管取付部45の間の水密性が確保される。
また、小径部46aの、Oリング47よりも先端側の部分は先導部46dとして機能し、この先導部46dは、所定の長さを有し、接続部材46の、接続管取付部45への接続をガイドするように構成されている。さらに、大径部46bの、小径部46a側の端部には、半径方向外方に向けて延びるフランジ部46cが形成されている。これら接続管取付部45のフランジ部45aと、接続部材46のフランジ部46cは、ほぼ同一の直径を有し、接続部材46が接続管取付部45に取り付けられた状態では、フランジ部45aとフランジ部46cが互いに当接する。
次に、図5を参照して、ファスナカバー50の構造を説明する。
図5に示すように、ファスナカバー50は樹脂製の部品であり、ファスナカバー本体と、ファスナカバー本体とは別体で構成され、ファスナカバー本体に対して着脱可能に取り付けられる開閉板58と、を有する。ファスナカバー本体は、第1側板52、第2側板54、及びこれらを連結する2つの連結側板56から形成され、バルブユニット14の接続管取付部45と一体に構成されている。また、一方の連結側板56には、開閉板58の一端部を挿入可能な開閉板連結部56aが設けられ、ここに開閉板58が取り付けられる。開閉板58は、万一破損した場合には、開閉板58だけを交換することができる。
ファスナカバー本体を構成する第1側板52は、バルブユニット14の接続管取付部45を受け入れる円形の開口が設けられた平板状の部分であり、概ね長方形に構成されている。第2側板54は、第1側板52と概ね平行に形成された平板状の部分である。2つの連結側板56は、第1側板52、第2側板54の両側の側縁を連結するように、概ね平行に形成された概ね長方形板状の部分である。
第2側板54には、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を挿入するためのU字型の切欠54aが設けられ、概ね長方形に構成されている。このU字型の切欠54aは、その開放部が上方に向けられる(上に向けて開いている)と共に、上方に向けて幅が広くなるように形成されている。さらに、U字型の切欠54aの下半部は半円形状に形成されており、この下半部の半円形状は接続管取付部45のフランジ部45aと合致した形状に構成されている。
これにより、ファスナカバー50のファスナカバー本体の上端には、第1側板52、第2側板54及び2つの連結側板56によって囲まれた長方形の上端開口が形成される。
開閉板58は、開閉板58は細長い長方形板状の部材であり、ファスナカバー本体の上端開口、及びU字型の切欠54aの開放部を覆うように着脱可能に取り付けられる。開閉板58の一端には挿入部58bが設けられ、この挿入部58bをファスナカバー本体の開閉板連結部56aに挿入することにより、開閉板58がファスナカバー本体に、回動可能に取り付けられる。即ち、挿入部58bの基端には、ヒンジ部58dが設けられ、このヒンジ部58dが弾性的に曲げ変形されることにより、開閉板58は、ファスナカバー本体に対してヒンジ部58dを中心に回動され、ファスナカバー本体の上端開口が開閉される。
一方、連結側板56の開閉板連結部56aに隣接して、開き止め部56bが設けられている。この開き止め部56bは、開閉板連結部56aから上方に向けて突出するように構成されている。開き止め部56bは、開閉板58が開く方向に大きく回動されると開閉板58と干渉して、開閉板58の回動範囲を制限する。(図8)
また、開閉板58の、挿入部58bとは反対側の端部には、開閉板58に対してほぼ直角に延びる平板状の係合部58aが設けられている。一方、開閉板連結部56aが設けられていない方の連結側板56には、係合爪56c(図8)が設けられている。開閉板58がファスナカバー本体の上端開口を覆った状態では、係合部58aが係合爪56cと係合する。これにより、開閉板58は、ファスナカバー50の上端開口を閉鎖した状態でスナップ止めされる。さらに、開閉板58には、係合部58aとは反対側に突出するように、把持部58cが設けられている。この把持部58cを、ヒンジ部58dの側に押すことにより、係合部58aが係合爪56cから外れ、スナップ止めが解除される。
次に、図7を参照して、クイックファスナー48の構造を説明する。
図7は、クイックファスナー48の斜視図である。クイックファスナー48は金属製の薄板を折り曲げて形成された部品である。このクイックファスナー48は、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46が、バルブユニット14の接続管取付部45から脱落するのを防止するように、接続管取付部45と衛生洗浄装置接続管6cとの接続部に取り付けられる。
図7に示すように、クイックファスナー48は、連結部48aと、この連結部48aの両側の下端から下方に向けて延びる2つの脚部から構成されている。クイックファスナー48のこれらの脚部は、外側に向けて凸型となるように互いに反対方向に折り曲げられている。各脚部の上側の半部は第1斜面部48bを夫々構成し、下側の半部は第2斜面部48cを夫々構成している。また、各第2斜面部48cの下端には案内部48dが夫々形成されている。
連結部48aは、薄板を概ね逆U字形に折り曲げることにより形成された部分である。
第1斜面部48bは、連結部48aの両側の下端から下方に向けて延びるように夫々形成されると共に、下方に向かって互いの間隔が広くなるようにハの字形に形成されている。また、各第1斜面部48bには、クイックファスナー48が取り付けられたとき、接続管取付部45のフランジ部45a及び接続部材46のフランジ部46cを同時に受け入れるための略長方形の開口部が夫々設けられている。
第2斜面部48cは、各第1斜面部48bの下端から下方に向けて延びるように夫々形成されると共に、下方に向かって互いの間隔が狭くなるように折り曲げられている。また、各第2斜面部48cには、クイックファスナー48が取り付けられたとき、接続管取付部45のフランジ部45a及び接続部材46のフランジ部46cを同時に受け入れるための略長方形の開口部が夫々設けられている。
案内部48dは、各第2斜面部48cの下端から、外方に向けて概ね水平方向に向けて延びる部分である。クイックファスナー48を、バルブユニット14と衛生洗浄装置接続管6cの接続部に取り付ける際に、各案内部48dは、弾性変形によりクイックファスナー48の各脚部の間隔が広くなるように案内する。
次に、図8を新たに参照して、衛生洗浄装置接続管6cのバルブユニット14への接続を説明する。
図8は、図6におけるVIII-VIII線に沿う断面図である。
まず、バルブユニット14に対し、衛生洗浄装置接続管6cが接続されていない状態では、接続管取付部45の先端が、ファスナカバー50の第1側板52に設けられた開口を通ってファスナカバー50の中に突出している(図5)。次いで、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46が、バルブユニット14の接続管取付部45に接続される。具体的には、接続部材46の先端部をファスナカバー50の第2側板54のU字型の切欠54aを通してファスナカバー50の中に入れ、接続部材46の小径部46aに設けられた先導部46dを、接続管取付部45の中に挿入する。この際、U字型の切欠54aは、上方が開放部にされ、上方に向けて幅が広くなっているので、上方から接続部材46を接近させる際、接続部材46が第2側板54に干渉することがなく、狭いスペースでも容易に接続部材46を接続管取付部45に接続することができる。
また、接続部材46の先端には、所定の長さの先導部46dが設けられているので、接続部材46が先導部46dによって案内され、接続部材46が接続管取付部45に斜めに挿入されるのを抑制することができる。これにより、接続部材46の小径部46aに取り付けられたOリング47が噛み込まれ、Oリング47が損傷されるのを防止することができる。さらに、U字型の切欠54aの下半部の半円形状は、接続管取付部45のフランジ部45aの下半部と合致した形状にされているので、接続部材46を整合させるべき位置を認識しやすく、容易に接続部材46を接続管取付部45に挿入することができる。
接続部材46が挿入された状態では、図6に示すように、接続部材46の先端部がファスナカバー50の中に突出し、接続部材46に設けられたフランジ部46cと、接続管取付部45に設けられたフランジ部45aが互いに当接する。また、この状態においては、フランジ部45a及びフランジ部46cは、全体がファスナカバー50の内部に位置する。この状態において、ファスナカバー50の上端開口からクイックファスナー48を挿入し、クイックファスナー48を接続管取付部45と接続部材46(衛生洗浄装置接続管6c)の接続部に取り付ける。即ち、クイックファスナー48を接続管取付部45と接続部材46の接続部に押し当てると、クイックファスナー48の両側の脚部が、クイックファスナー48の各案内部48d(図7)によって案内され、弾性変形により外方に押し広げられる。クイックファスナー48が所定の位置まで押し込まれると、各案内部48dが接続管取付部45と接続部材46の接続部を乗り越え、クイックファスナー48は概ね元の形状に復帰する。
即ち、図8に示すように、接続管取付部45と接続部材46の接続部がクイックファスナー48の両側の脚部の間に受け入れられる。これにより、互いに当接しているフランジ部45a及び46cの一部が、クイックファスナー48の第1斜面部48b及び第2斜面部48cに夫々設けられた長方形の開口部の中に突出する。この状態では、フランジ部45a及び46cが、クイックファスナー48の第1、第2斜面部に夫々設けられた長方形の開口部の縁と係合する。このため、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を接続管取付部45から引き抜こうとしても、接続部材46のフランジ部46cがクイックファスナー48と係合して、これが阻止される。これにより、衛生洗浄装置接続管6cのバルブユニット14からの脱落が防止される。
接続管取付部45と接続部材46の接続部にクイックファスナー48を取り付けた後、ファスナカバー50の開閉板58を回動させ、開閉板58先端の係合部58aを、連結側板56の係合爪56cに係合させる。これにより、ファスナカバー50の上端開口が覆われた状態で、開閉板58がスナップ止めされる。このように、開閉板58が閉じられた状態では、クイックファスナー48を取り外すことはできず、また、クイックファスナー48は、外部からほぼ視認することができなくなる。このため、停電時等の非常時に、ハンドル部40を操作しようとした使用者が誤ってクイックファスナー48を引き抜いてしまうのを防止することができる。
従って、この状態において、衛生洗浄装置接続管6cをバルブユニット14から取り外すためには、まず、ファスナカバー50の開閉板58を開けてクイックファスナー48を露出させ、ファスナカバー50の上端開口を通してクイックファスナー48を上方に引き抜く。次いで、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を接続管取付部45から取り外す必要がある。このため、クイックファスナー48は使用者の目につきにくく、不慣れな使用者の誤操作により、衛生洗浄装置接続管6cがバルブユニット14から取り外されてしまうのを効果的に防止することができる。さらに、ファスナカバー50の開閉板58は、便器本体2の前方側において連結側板56と連結され、便器本体2の後方側において係合部58aが係合爪56cと係合して上端開口を閉鎖するように配置されている。このため、開閉板58の係合部58aと係合爪56cとの係合部が視認されにくく、水洗大便器装置1の取り扱いに不慣れな使用者が、不必要に開閉板58を開けてしまう可能性を低減することができる。
本発明の実施形態の水洗大便器装置1によれば、バルブユニット14の接続管取付部45と衛生洗浄装置接続管6cとの接続部に、クイックファスナー48が取り付けられている(図4)ので、衛生洗浄装置接続管6cの偶発的な脱落を防止することができる。また、ファスナカバー50は、クイックファスナー48が取り付けられた部分を覆うように配置されている(図6)。このため、衛生洗浄装置接続管を取り外す必要のない者が、クイックファスナー48を取り外すことは考えにくく、誤操作により衛生洗浄装置接続管6cが取り外されてしまうリスクを低減することができる。さらに、ファスナカバー50は、衛生洗浄装置接続管6cの先端部を挿入するためのU字型の切欠54a、及びこのU字型の切欠54aの開放部を開閉可能に覆う開閉板58を備えている。このため、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を挿入するように設けられたファスナカバー50の切欠がU字型に形成されているため、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を挿入するために要するスペースを小さくすることができ、狭いスペースに水洗大便器装置1が設置された場合でも、容易に衛生洗浄装置接続管6cを接続することができる。
また、本実施形態の水洗大便器装置1によれば、開閉板58がファスナカバー本体とは別体で構成され、ファスナカバー本体に対して着脱可能に取り付けられる。このため、可動部であり、破損しやすい開閉板58が損傷された場合でも、簡単に開閉板58のみを交換することが出来、安価に修理することができる。
さらに、本実施形態の水洗大便器装置1によれば、開閉板58の回動範囲を制限する開き止め部56bがファスナカバー本体に設けられているので、開閉板58が開きすぎて他の部分の作業の邪魔になったり、開閉板58が脱落したりするのを防止することができる。
また、本実施形態の水洗大便器装置1によれば、U字型の切欠54aの開放部が上方に向けられ、上方に向けて幅が広くされているので、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46を、容易にバルブユニット14の接続管取付部45に接近させることができる。また、U字型の切欠54aの下半部は半円形状に形成され、下半部の半円形状は、接続管取付部45の円形のフランジ部45aの下半部と合致した形状にされているので、衛生洗浄装置接続管6cを接続する際、衛生洗浄装置接続管6cの接続部材46と、バルブユニット14の接続管取付部45が整合する位置を容易に認識することができ、簡単に接続を行うことができる。
さらに、本実施形態の水洗大便器装置1によれば、接続部材46に取り付けられたOリング47よりも先端側に、接続管取付部45への接続をガイドする所定長さの先導部46dが設けられているので、接続管取付部45に対して大きく傾斜した状態で接続部材46が差し込まれるのを防止することができ、噛み込みによるOリング47の損傷を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、バルブユニット14を通過したボウル部2aの洗浄用の洗浄水は、貯水タンク10に貯留され、ポンプ30によってボウル部2aに供給されていた。しかしながら、貯水タンクを備えない、水道直圧式の水洗大便器装置に本発明を適用することもでき、或いは、貯水タンクを備え、ポンプを備えていないタンク式の水洗大便器装置に本発明を適用することもできる。また、貯水タンク10に貯留された洗浄水、及び水道から直接供給された洗浄水を、ゼット吐水口、リム吐水口から夫々吐出させる水洗大便器装置等、任意の洗浄形式の便器に本発明を適用することができる。
また、上述した実施形態においては、バルブユニット14は、供給された洗浄水を衛生洗浄装置3で使用される洗浄水とボウル部2aの洗浄用の洗浄水に分岐させる機能、ボウル部2aの洗浄用の洗浄水の供給、停止を行う機能、及び停電等の非常時に手動でタンク装置4に洗浄水を供給する機能を備えていた。しかしながら、バルブユニットは、停電等の非常時に使用する機能を備えていなくても良い。
1 水洗大便器装置
2 便器本体
2a ボウル部
2b 排水トラップ管
2c リム部
3 衛生洗浄装置
4 タンク装置
6a 給水管
6b タンク装置接続管
6c 衛生洗浄装置接続管
10 貯水タンク
12 止水栓
14 バルブユニット
14a バルブユニット本体部
14b 取付部
14c 取付部
16 定流量弁
17 主弁体
18 電磁弁
20 連結ユニット
22 タンクユニット
24 ハウジング
26 オーバーフロー管
28 逆止弁
30 ポンプ
32 フロートスイッチ
34 水抜き栓
36 通水管
38 吸引管
39 カバー部材
40 ハンドル部
42 ベースプレート
44 突出部
45 接続管取付部
45a フランジ部
46 接続部材
46a 小径部
46b 大径部
46c フランジ部
46d 先導部
47 Oリング
48 クイックファスナー
48a 連結部
48b 第1斜面部
48c 第2斜面部
48d 案内部
50 ファスナカバー
52 第1側板
54 第2側板
54a U字型の切欠
56 連結側板
56a 開閉板連結部
56b 開き止め部
56c 係合爪
58 開閉板
58a 係合部
58b 挿入部
58c 把持部
58d ヒンジ部

Claims (6)

  1. 衛生洗浄装置及びバルブユニットを備えた水洗大便器装置であって、
    汚物を受けるボウル部を備えた便器本体と、
    この便器本体の上に配置される衛生洗浄装置と、
    給水管に接続され、供給された洗浄水を上記衛生洗浄装置で使用される洗浄水と上記ボウル部の洗浄用の洗浄水に分岐させると共に、上記ボウル部の洗浄用の洗浄水の供給、停止を行うバルブユニットと、
    このバルブユニットと上記衛生洗浄装置を接続する衛生洗浄装置接続管と、
    上記バルブユニットの接続管取付部と上記衛生洗浄装置接続管との接続部に取り付けられ、上記衛生洗浄装置接続管の、上記バルブユニットからの脱落を防止するためのクイックファスナーと、
    このクイックファスナーが取り付けられた部分を覆うように配置されたファスナカバーと、
    を有し、
    上記ファスナカバーは、上記バルブユニットに設けられると共に、上記衛生洗浄装置接続管の接続部材を挿入するためのU字型の切欠、及びこのU字型の切欠の開放部を開閉可能に覆う開閉板を備えたことを特徴とする水洗大便器装置。
  2. 上記ファスナカバーは、上記U字型の切欠が設けられたファスナカバー本体と、このファスナカバー本体とは別体で構成され、上記ファスナカバー本体に対して着脱可能に取り付けられる開閉板と、から構成されている請求項1記載の水洗大便器装置。
  3. 上記開閉板はヒンジ部を中心に回動可能に構成され、上記ファスナカバー本体には、上記開閉板の回動範囲を制限する開き止め部が設けられている請求項1又は2に記載の水洗大便器装置。
  4. 上記U字型の切欠は、その上記開放部が上方に向けられると共に、上方に向けて幅が広くなる一方、下半部は半円形状に形成され、上記下半部の半円形状は、上記接続管取付部の円形のフランジ部の下半部と合致した形状に構成されている請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
  5. 上記衛生洗浄装置接続管の接続部材にはOリングが取り付けられ、上記Oリングよりも先端側には、上記接続管取付部への接続をガイドする所定長さの先導部が設けられている請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器装置。
  6. 上記ファスナカバーは、上記バルブユニットの上記接続管取付部と一体に構成されている請求項1乃至5の何れか1項に記載の水洗大便器。
JP2022059288A 2022-03-31 2022-03-31 水洗大便器装置 Pending JP2023150269A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022059288A JP2023150269A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 水洗大便器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022059288A JP2023150269A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 水洗大便器装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023150269A true JP2023150269A (ja) 2023-10-16

Family

ID=88326439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022059288A Pending JP2023150269A (ja) 2022-03-31 2022-03-31 水洗大便器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023150269A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20030023600A (ko) 탱크레스 변기, 서양식 수세식변기, 국부 세정장치 및수세식 변기용 스퍼드
KR101642101B1 (ko) 비데 일체형 위생도기의 급수밸브
JPWO2004029374A1 (ja) 便器装置
US11566409B2 (en) Water supply mechanism for a bowl rim and a water inlet mechanism
US9322154B2 (en) Plumbing trap flushing device
KR101592233B1 (ko) 비데의 역류방지장치
JP6764563B2 (ja) 水洗大便器装置
JP5029225B2 (ja) 水栓装置
JP2023150269A (ja) 水洗大便器装置
JP7422979B2 (ja) 水洗大便器装置
JP2018165452A (ja) 水洗大便器装置
JP6808176B2 (ja) 水洗大便器
CN221118682U (zh) 一种冲水结构及马桶
KR20120131951A (ko) 다용도 배수트랩장치
CN212053080U (zh) 坐便器及用于坐便器的连接组件
JP2008261156A (ja) トイレ装置
CN111287308B (zh) 用于淋浴池的虹吸管和淋浴池
JP2004162505A (ja) 便器装置
WO1999016983A1 (fr) Dispositif de lavage sanitaire
JP6459140B2 (ja) 水栓装置、トイレシステムおよび汚物流しユニット
JP7362036B2 (ja) 水洗大便器
JP2023094229A (ja) 水洗大便器
JP2023095364A (ja) 水洗大便器
JP2024034400A (ja) 水洗大便器
JP7013647B2 (ja) 止水栓装置及びそれを備える便器装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220622