JP2023149988A - ダストシールリング - Google Patents
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Abstract
【課題】シール性能のさらなる向上を可能とするダストシールリングを提供する。【解決手段】このダストシールリング100は、主ダストシールリング100Aと、主ダストシールリング100Aの一方面側に配置されるサポートリング300とを備え、主ダストシールリング100Aは、略矩形形状の本体部111と、第1リップ112と、第2リップ113とを含み、サポートリング300は、本体部111の第1側面111c上に沿って環状に配置される平坦部310と、第1リップ112上に沿って環状に配置される傾斜部320と、サポートリング300の分割面において、継合わされるように設けられたサポートリング当接面C3とを含む。【選択図】図3
Description
この発明は、油圧エレベータジャッキ、油圧シリンダ、その他の流体伝動装置のオイル漏れを防ぎ、外部からの異物侵入も防ぐのに適した、ダストシールリングの構造に関する。
たとえば、特開2017-207148号公報(特許文献1)には、環状部材からなるシールリングにおいて、周方向の一部が分割され、対向する端面同士を当接する構造が採用されている。このように分割されたシールリングを用いることで、流体伝動装置を分解することなくシールリングの交換を行なうことができるため、流体伝動装置のメンテナンスの工数および費用を削減することを可能としている。
近年は、分割されたダストシールリングのカット部分でのシール性能をより向上させたダストシールリングが求められるようになってきている。したがって、この発明は、シール性能のさらなる向上を可能とするダストシールリングを提供することを目的とする。
この開示のシールリングにおいては、主ダストシールリングと、主ダストシールリングの一方面側に配置されるサポートリングと、を備える。
上記主ダストシールリングは、周方向の一部が分割された円環状の本体シールと、上記本体シールの分割面において、継合わされるように設けられた本体シール当接面と、を含み、上記本体シールは、上記本体シールの中心軸を含む仮想平面に沿って見た上記本体シールの断面において、略矩形形状の本体部と、略矩形形状の上記本体部の上記中心軸が延びる方向の一方側の第1側面と、上記本体部の半径方向の内側面において、上記中心軸が延びる方向の一方側において、内方に向かって上記本体部から遠ざかる方向に傾斜して延びる第1リップと、上記本体部の半径方向の上記内側面において、上記中心軸が延びる方向の他方側において、内方に向かって上記本体部から遠ざかる方向に傾斜して延びる第2リップと、を含む。
上記サポートリングは、上記第1側面上に沿って環状に配置される平坦部と、上記第1リップ上に沿って環状に配置される傾斜部と、当該サポートリングの分割面において、継合わされるように設けられたサポートリング当接面と、を含む。
他の形態においては、上記本体シールの中心軸を含む仮想平面に沿って見た上記本体シールの断面において、上記本体部は、上記本体部の半径方向の外側面において、上記中心軸が延びる方向の一方側において、外方に向かって突出する第1凸部と、上記本体部の半径方向の上記外側面において、上記中心軸が延びる方向の他方側において、外方に向かって突出する第2凸部と、を含む。
他の形態においては、略矩形形状の上記本体部の上記中心軸が延びる方向の他方側の第2側面上に、上記本体シールの環状形状に沿って配置される押えプレートを含む。
このシールリングによれば、シール性能のさらなる向上を可能とするダストシールリングの提供を可能とする。
本実施の形態におけるダストシールリングについて、以下、図を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。以下の説明においては、説明の便宜上、上下の文言を用いて位置関係を明示しているが、上下の配置が天地逆になる構成、および、左右に配置される構成を排除するものではい。
(実施の形態1:ダストシールリング100)
図1から図3を参照して、本実施の形態のダストシールリング100について説明する。図1は、ダストシールリング100の平面図、図2は、ダストシールリング100の裏面図、図3は、図1中のII-II線矢視断面図である。
図1から図3を参照して、本実施の形態のダストシールリング100について説明する。図1は、ダストシールリング100の平面図、図2は、ダストシールリング100の裏面図、図3は、図1中のII-II線矢視断面図である。
ダストシールリング100は、主ダストシールリング100Aと、この主ダストシールリング100Aの一方面側に載置されるサポートリング300とを備える。主ダストシールリング100Aの他方側には、複数の押えプレート121が設けられている。
主ダストシールリング100Aは、周方向の一部が分割された円環状の本体シール110と、本体シール110の分割面において、継合わされるように設けられた本体シール当接面110cとを含む。本体シール当接面110cは、複数の階段状に設けられており、中心軸CLが延びる方向の一方側の第1側面111c側に、継ぎ合せラインC1が露出している。同様に、中心軸CLが延びる方向の他方側の第2側面111d側に、継ぎ合せラインC2が露出している。本体シール当接面110cの形態は、階段状に限定されるものでなく、公知の種々の形態を適用することができる。
主ダストシールリング100Aは、平面視において、円環状の形態を有している。一例ではあるが、外径寸法は、約φ30mm~φ40mm、内径寸法(軸寸法)は、約φ20mm~φ30mm程度、後述する本体部111の高さ(K1:図5参照)は、約4mm~約5mm程度である。主ダストシールリング100Aの材料としては、たとえば、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)等が用いられる。
サポートリング300も、一方面側に載置される程度に同等の円環状の形態を有している。サポートリング300の分割面において、継合わされるように設けられたサポートリング当接面C3が設けられている。サポートリング当接面C3は、サポートリング300の半径が延びる方向に対して交差する方向に直接状に設けられている。サポートリング300には、ポリテトラフルオロエチレン(PTEF)等のフッ素樹脂、比較的柔らかいエンジニアリングプラスチック等が用いられるとよい。
本体部111の後述する第1側面111cの上には、4分割された押えプレート121が設けられている。隣接する押えプレート121の間には、押えプレート121が載置されていないスリットSL1が設けられる。このスリットSL1は、ダストシールリング100を後述する装着溝600mへの装着した際の空気逃げ道として機能する。
この押えプレート121を設けることで、ダストシールリング100を装着溝600m(後述)への装着した際に、本体部111がより圧縮され、オイル漏れの発生をより抑制することを可能とする。
なお、押えプレート121を4分割した場合について説明したが、4分割に限定されることなく、ダストシールリングに要求されるシール性能に応じて、2以上に分割するとよい。また、ダストシールリングに要求されるシール性能に応じては、押えプレート121を設けなくてもよい場合がある。
図4を参照して、主ダストシールリング100Aの断面形状について説明する。図4は、主ダストシールリング100Aの拡大断面図であり、この断面は、本体シール110の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
本体シール110は、略矩形形状の本体部111を備える。この本体部111は、本体部111の半径方向の内側に位置する内側面111aと、本体部111の半径方向の外側に位置する外側面111bと、本体部111の中心軸CLが延びる方向の一方側の第1側面111cと、本体部111の中心軸CLが延びる方向の他方側の第2側面111dと、を含む。
本体シール110は、内側面111a側に、第1リップ112および第2リップ113を含む。第1リップ112は、中心軸CLが延びる方向の一方側において、第1側面111cに連続して内方に向かって本体部111から遠ざかる方向に傾斜して延びる形態を有している。第2リップ113、中心軸CLが延びる方向の他方側において、第2側面111dに連続して内方に向かって本体部111から遠ざかる方向に傾斜して延びる形態を有している。第1リップ112の厚さ(E1)は、約1mm程度である。第2リップ113の厚さ(E2)は、約1mm程度である。
第1側面111cと第1リップ112との外面は、湾曲面B1により連続するように設けられている。第2側面111dと第2リップ113との外面は、本体部111側に凹む凹面B2により連続するように設けられている。
さらに、第1リップ112の長さL1および第2リップ113の長さL2は、本体部111の半径方向の幅W1よりも短くなるように設けられている。第1リップ112の長さL1は、図3の断面において、第1側面111cと交差する第1リップ112の根元から第1リップ112の先端までの長さを意味する。第2リップ113の長さL2は、凹面B2の底部から、第2リップ113の先端までの長さを意味する。本体部111の半径方向の幅W1は、外側面111bから凹面B2の底部までの長さを意味する。
さらに、本実施の形態では、外側面111bに、外方に向かって突出する第1凸部114および第2凸部115が設けられている。第1凸部114は、第1側面111c側に設けられ、第2凸部115、第2側面111d側に設けられている。なお、第1凸部114および第2凸部115が設けられていない形態の採用も可能である。
再び、図3を参照して、サポートリング300の断面形状について説明する。サポートリング300の断面は、本体シール110の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
サポートリング300は、本体シール110の第1側面111c上に沿って環状に配置される平坦部310と、第1リップ112上に沿って環状に配置される傾斜部320とを有する。平坦部310の厚さ(K2:図5参照)は、約1mm~約2mm程度、傾斜部320の厚さは、約0.5mm~約1.0mm程度である。
(ダストシールリング100の取付状態)
図5を参照して、上記構成を有するダストシールリング100の取付状態について説明する。図5は、ダストシールリング100の取付状態の断面図である。この断面は、本体シール110の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
図5を参照して、上記構成を有するダストシールリング100の取付状態について説明する。図5は、ダストシールリング100の取付状態の断面図である。この断面は、本体シール110の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
ダストシールリング100が、ロッド500の外周面に装着されている状態を示している。ダストシールリング100は、本体600に設けられた装着溝600mに嵌め入れられ、第1側面111c側から分割プレート700によりダストシールリング100のサポートリング300が圧縮された状態で固定されている。圧縮には、図示しないクランプ装置が用いられる。第1リップ112の中心と分割プレート700の端面700tとの隙間(S)は、約1mm程度が好ましい。分割プレート700の端面700tの傾斜角度(α)は、約15度程度が好ましい。第1リップ112と傾斜部320との間に生じる隙間は、約0.1mm程度であるとよい。
ダストシールリング100の外径寸法は、装着溝600mの装着部寸法よりも大きくしておくことで(0.5%~2%程度)、ダストシールリング100の装着溝600mへの装着後には、半径方向の外径側から圧縮されるような寸法設定としておくとよい。
また、装着溝600mは、分割タイプの構成が好ましく、分割プレート700で本体部111を圧縮するとよい。本体部111の寸法は、装着溝600mに対して2%~6%のつぶし代を設けるとよい。
(比較技術:ダストシールリング200)
ここで、図6から図8を参照して、比較技術としてのダストシールリング200の形状について説明する。図6は、比較技術のダストシールリング200の平面図である。図7は、図6中のVII-VII線矢視断面図、図8は、比較技術のダストシールリングの拡大断面図である。比較技術におけるダストシールリング200の基本的な構成は、上記ダストシールリング100に対して、サポートリング300および押えプレート121が設けられておらず、さらに、本体シール110の断面形状が相違にある。本体シール110と、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
ここで、図6から図8を参照して、比較技術としてのダストシールリング200の形状について説明する。図6は、比較技術のダストシールリング200の平面図である。図7は、図6中のVII-VII線矢視断面図、図8は、比較技術のダストシールリングの拡大断面図である。比較技術におけるダストシールリング200の基本的な構成は、上記ダストシールリング100に対して、サポートリング300および押えプレート121が設けられておらず、さらに、本体シール110の断面形状が相違にある。本体シール110と、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない。
ダストシールリング200は、平面視において、円環状の形態を有している。ダストシールリング200の材料としては、たとえば、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)等が用いられる。
ダストシールリング200は、周方向の一部が分割された円環状の本体シール210と、本体シール210の分割面において、継合わされるように設けられた本体シール当接面210cとを備える。本体シール当接面210cは、複数の階段状に設けられており、中心軸CLが延びる方向の一方側に、継ぎ合せラインC1が露出している。同様に、中心軸CLが延びる方向の他方側に、継ぎ合せラインC2が露出している。
図8を参照して、ダストシールリング200の断面形状について説明する。図8は、ダストシールリング200の拡大断面図であり、この断面は、本体シール210の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
本体部211は、放射状に、第1リップ212、第2リップ213、および、第3リップ214が設けられている。第1リップ212は、中心軸CLが延びる方向の一方側において、本体部211から遠ざかる半径方向の内側方向に傾斜して延びる形態を有している。第2リップ213は、中心軸CLが延びる方向の他方側において、本体部211から遠ざかる半径方向の内側方向に傾斜して延びる形態を有している。第3リップ214は、中心軸CLが延びる方向の他方側において、本体部211から遠ざかる半径方向の外側方向に傾斜して延びる形態を有している。
第1リップ112と本体部211との外面は、湾曲面D1により連続するように設けられている。第2リップ213と第3リップ214との間には、本体部211側に凹む凹面D2により連続するように設けられている。第1リップ212と第2リップ213との外面は、湾曲面D3により連続するように設けられている。
図9を参照して、上記構成を有するダストシールリング200の取付状態について説明する。図9は、ダストシールリング200の取付状態の断面図である。この断面は、本体シール210の中心軸CLを含む仮想平面に沿って見た形状である。
ダストシールリング200が、ロッド500の外周面に装着されている状態を示している。ダストシールリング200は、本体600に設けられた装着溝600mに嵌め入れられ、本体部211の上面側から分割プレート700によりダストシールリング200の本体部211が固定されている。
(比較・検討)
図5に示す取付状態のダストシールリング100と図9に示す取付状態のダストシールリング200のシーリング機能について、比較検討する。図9に示すダストシールリング200の場合には、第1リップ212、第2リップ213、および、第3リップ214には、本体シール当接面210cが存在する。そのため、ダストシールリング200に圧が加わると、第1リップ212、および、第2リップ213の長さが、ダストシールリング200全体の構成に比較して長く設けられていることから、第1リップ212、および、第2リップ213が倒れやすくなる。その結果、本体シール当接面210cでオイル漏れが発生しやすくなる。
図5に示す取付状態のダストシールリング100と図9に示す取付状態のダストシールリング200のシーリング機能について、比較検討する。図9に示すダストシールリング200の場合には、第1リップ212、第2リップ213、および、第3リップ214には、本体シール当接面210cが存在する。そのため、ダストシールリング200に圧が加わると、第1リップ212、および、第2リップ213の長さが、ダストシールリング200全体の構成に比較して長く設けられていることから、第1リップ212、および、第2リップ213が倒れやすくなる。その結果、本体シール当接面210cでオイル漏れが発生しやすくなる。
一方、上記実施の形態におけるダストシールリング100の場合には、ダストシールリング200と同様に、本体シール当接面110cが存在する。しかしながら、ダストシールリング100の第1リップ112は、本体部111の半径方向の内側面111aにおいて、中心軸CLが延びる方向の一方側において、内方に向かって本体部111から遠ざかる方向に傾斜して延びている。
また、ダストシールリング100の第2リップ113は、本体部111の半径方向の内側面111aにおいて、中心軸CLが延びる方向の他方側において、内方に向かって本体部111から遠ざかる方向に傾斜して延びる第2リップ113と、を有している。その結果、ダストシールリング100に圧が加わっても、第1リップ112、および、第2リップ113が倒れにくい。その結果、本体シール当接面110cでのオイル漏れの発生を抑制することができる。
より好ましくは、第1リップ112および第2リップ113のそれぞれの長さは、本体部111の半径方向の幅W1よりも短くなるように設けられていることで、ダストシールリング100に圧が加わっても、第1リップ112、および、第2リップ113の倒れをより抑制することを可能としている。
さらに、上記実施の形態におけるダストシールリング100の場合には、第1側面111c側にサポートリング300が設けられている。
本体部111の分割プレート700が当接する第1側面111cは平面であり、サポートリング300の平坦部310も平面であることから、分割プレート700の押圧力が均等に加わり、オイル漏れの発生を抑制することを可能とする。
さらに、第1リップ112、および、第2リップ113は、装着溝600mへの装着後には、ロッド500側に押さえつけられる。この場合に、サポートリング300の傾斜部320が、第1リップ112をさらにロッド500側に押さえつける。これにより、本体シール当接面110cからのオイル漏れを抑制することを可能とする。
さらに、本体部111には、外側面111bに、第1凸部114および第2凸部115が設けられていることにより、第1凸部114および第2凸部115が、装着溝600mの平面を押圧し、オイル漏れの発生をより抑制することを可能とする。
さらに、押えプレート121が設けられている場合には、ダストシールリング100を装着溝600mへの装着した際に、本体部111がより圧縮され、オイル漏れの発生をより抑制することを可能とする。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100,200 ダストシールリング、100A 主ダストシールリング、110,210 本体シール、110c,210c 本体シール当接面、111,211 本体部、111a 内側面、111b 外側面、111c 第1側面、111d 第2側面、112,212 第1リップ、113,213 第2リップ、114 第1凸部、115 第2凸部、121 押えプレート、214 第3リップ、300 サポートリング、310 平坦部、320 傾斜部、500 ロッド、600 本体、600m 装着溝、700 分割プレート、700t 端面。
Claims (3)
- 主ダストシールリングと、
主ダストシールリングの一方面側に配置されるサポートリングと、
を備え、
前記主ダストシールリングは、
周方向の一部が分割された円環状の本体シールと、
前記本体シールの分割面において、継合わされるように設けられた本体シール当接面と、を含み、
前記本体シールは、
前記本体シールの中心軸を含む仮想平面に沿って見た前記本体シールの断面において、
略矩形形状の本体部と、
略矩形形状の前記本体部の前記中心軸が延びる方向の一方側の第1側面と、
前記本体部の半径方向の内側面において、前記中心軸が延びる方向の一方側において、内方に向かって前記本体部から遠ざかる方向に傾斜して延びる第1リップと、
前記本体部の半径方向の前記内側面において、前記中心軸が延びる方向の他方側において、内方に向かって前記本体部から遠ざかる方向に傾斜して延びる第2リップと、を含み、
前記サポートリングは、
前記第1側面上に沿って環状に配置される平坦部と、
前記第1リップ上に沿って環状に配置される傾斜部と、
当該サポートリングの分割面において、継合わされるように設けられたサポートリング当接面と、を含む、
ダストシールリング。 - 前記本体シールの中心軸を含む仮想平面に沿って見た前記本体シールの断面において、
前記本体部は、
前記本体部の半径方向の外側面において、前記中心軸が延びる方向の一方側において、外方に向かって突出する第1凸部と、
前記本体部の半径方向の前記外側面において、前記中心軸が延びる方向の他方側において、外方に向かって突出する第2凸部と、
を含む、
請求項1に記載のダストシールリング。 - 略矩形形状の前記本体部の前記中心軸が延びる方向の他方側の第2側面上に、前記本体シールの環状形状に沿って配置される押えプレートを含む、
請求項1に記載のダストシールリング。
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