JP2023149160A - 熱交換器及び室内機 - Google Patents

熱交換器及び室内機 Download PDF

Info

Publication number
JP2023149160A
JP2023149160A JP2022057581A JP2022057581A JP2023149160A JP 2023149160 A JP2023149160 A JP 2023149160A JP 2022057581 A JP2022057581 A JP 2022057581A JP 2022057581 A JP2022057581 A JP 2022057581A JP 2023149160 A JP2023149160 A JP 2023149160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
screw
tube
ground terminal
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022057581A
Other languages
English (en)
Inventor
寛之 中野
Hiroyuki Nakano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2022057581A priority Critical patent/JP2023149160A/ja
Publication of JP2023149160A publication Critical patent/JP2023149160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】アルミニウム製の熱交換器において、電蝕を抑制できるアース端子の固定の確実性を向上させる。【解決手段】熱交換器31が備える伝熱管31bと、管板31dと、アース線50の第1アース端子51と、第1固定部38とは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製である。熱交換器31では、管板31dが有する第1固定部38に、第1アース端子51がネジ60で固定されている。【選択図】図5

Description

本開示は、熱交換器、及び熱交換器を備える室内機に関する。
室内の空気調和を行う室内機は、空気と冷媒との熱交換を行う熱交換器を備えている。室内機は、家庭用電気機械器具であり、安全性を高めるために熱交換器にアース線が接続される。例えば、特許文献1(実開昭61-15422号公報)には、ファストン端子をアース端子として有するアース線が開示されている。
特許文献1に開示されている熱交換器では、例えば伝熱管及びU字管に銅管が用いられている。従って、特許文献1に開示されているアース端子の材料には、熱交換器を構成している銅製の材料との間で電蝕を生じないように、銅または銅合金が用いられる。
しかしながら、熱交換器を構成する材料は銅または銅合金には限られない。熱交換器に用いられる材料としては、銅または銅合金以外に、アルミニウムまたはアルミニウム合金製の材料がある。伝熱管などの構成材料にアルミニウムまたはアルミニウム合金が用いられるアルミニウム製の熱交換器では、電蝕を防ぐために、アース端子の構成材料をアルミニウムまたはアルミニウム合金製にすることが考えられる。
アース端子に通常使用されるアルミニウムまたはアルミニウム合金は、アース端子に通常使用される銅または銅合金と比較するとバネ性が低い。そのため、アルミニウムまたはアルミニウム合金製のアース端子をファストン端子に用いると、固定の確実性が、銅または銅合金を用いた場合に比べて低くなる。
アルミニウム製の熱交換器においては、電蝕を抑制できるアース端子の固定の確実性を向上させるという課題がある。
第1観点の熱交換器は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の伝熱管と、伝熱管を固定するためのアルミニウム製またはアルミニウム合金製の管板と、管板に固定されるアルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子を有するアース線と、第1アース端子を固定するネジと、を備える。管板は、ネジの差し込まれるネジ穴が形成されている、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部を有する。
第1観点の熱交換器では、第1アース端子がアルミニウム製の場合に、ネジ固定によって、第1アース端子を第1固定部に締結することができる。
第2観点の熱交換器は、第1観点の熱交換器であって、第1アース端子が、ネジが差し込まれる丸穴を有する丸形端子である。
第3観点の熱交換器は、第1観点又は第2観点の熱交換器であって、アース線は、第1アース端子が一端に接続されている導電線及び、導電線の他端に接続されている第2アース端子を有する。第2アース端子が、熱交換器外に設けられている第2固定部に差し込まれる差込型端子である。
第3観点の熱交換器では、第2アース端子が差込型端子であるので、第2アース端子をネジ固定する場合に比べて、第2アース端子の着脱が容易になる。
第4観点の熱交換器は、第1観点から第3観点のいずれかの熱交換器であって、伝熱管に接続されているアルミニウム製またはアルミニウム合金製のU字管及びアルミニウム製またはアルミニウム合金製の配管を備える。第1固定部のネジ穴は、ネジの軸方向において、U字管及び配管と重ならない位置に配置されている。
第4観点の熱交換器では、第1アース端子をネジで固定する作業において、第1アース端子及びネジがアルミニウム製またはアルミニウム合金製で傷つき易いU字管及び配管と干渉し難くなり、作業性が上がる。
第5観点の熱交換器は、第1観点から第4観点のいずれかの熱交換器であって、伝熱管に接続されているU字管を備える。第1固定部は、伝熱管の挿通方向に管板から延ばされて設けられ、ネジ穴は、管板に対してU字管の曲げ部よりも遠い位置に配置されている。
第5観点の熱交換器では、ネジ穴がU字管の曲げ部よりも遠い位置にあるので、U字管と干渉することなくネジ締めを行うことができて作業性が向上する。
第6観点の熱交換器は、第1観点から第5観点のいずれかの熱交換器であって、第1固定部が、1.0mm以上の板状部材からなる。
第6観点の熱交換器では、銅材よりも柔らかいアルミニウムまたはアルミニウム合金製の第1固定部でも、1.0mm以上の板状部材からなる第1固定部の強度が高いので、第1アース端子をネジによって大きな力で締結することができる。
第7観点の熱交換器は、第6観点の熱交換器であって、ネジは、隣り合うネジ山同士の間隔が0.5mm以下である。
第7観点の熱交換器では、隣り合うネジ山同士の間隔が0.5mm以下のネジを用いるので、ネジで第1アース端子を第1固定部にしっかり締結できる。
第8観点の熱交換器は、第1観点から第7観点のいずれかの熱交換器であって、ネジは、第1アース端子に当接する部分が、第1アース端子と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている。
第8観点の熱交換器では、第1アース端子と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料の部分でネジが第1アース端子に当接するので、第1アース端子において異種金属間で生じる電蝕を抑制することができる。
第9観点の室内機は、第1観点から第8観点のいずれかに記載の熱交換器を備え、熱交換器で室内空気と熱交換器の伝熱管の中を流れる冷媒との熱交換を行う。
第10観点の室内機は、第9観点の室内機であって、室内機は、壁掛形である。熱交換器は、室内機の前面に対して第1熱交換部、第2熱交換部の順に配置されている。管板は、第1熱交換部に取り付けられている第1管板と、第2熱交換部に取り付けられている第2管板とを含む。第1管板が第1固定部を有する。
第10観点の室内機では、前面に近い第1熱交換部の第1管板が第1固定部を有するので、第2熱交換部の第2管板が第1固定部を有する場合に比べて、前面から第1アース端子までの距離が近くなり、第1アース端子の取り扱い作業が容易になる。
第1実施形態から第3実施形態に係る室内機を含む空気調和機の冷媒回路の一例を示す回路図である。 図1の空気調和機の外観の一例を示す図である。 室内機の断面の概要を示す断面図である。 室内機の中の熱交換器と電装品箱を示す図である。 第1実施形態の熱交換器の一部を示す斜視図である。 図5の熱交換器の一部を拡大した拡大斜視図である。 第2実施形態の熱交換器の一部を示す斜視図である。 図7の熱交換器の一部を拡大した拡大斜視図である。 第3実施形態の熱交換器の一部を示す斜視図である。 図9の熱交換器の一部を拡大した拡大斜視図である。
<第1実施形態>
(1)全体構成
図1に示されている室内機30と室外機20は、空気調和機10を構成する。空気調和機10では、室内機30と室外機20とが冷媒配管12,13で接続されて冷媒回路11が形成されている。冷媒回路11には、圧縮機21と四方弁22と室外熱交換ユニット23と膨張弁24とアキュムレータ25と室内機30の熱交換器31が接続されている。室外機20は、圧縮機21と四方弁22と室外熱交換ユニット23と膨張弁24とアキュムレータ25と室外ファン28を有している。室内機30は、熱交換器31と室内ファン32を有している。空気調和機10は、冷媒回路11で実施される蒸気圧縮式冷凍サイクルにより、冷房運転及び暖房運転を選択的に行うことができる。
四方弁22は、冷房運転モードでは、実線で示された接続状態に切り換わり、圧縮機21と室外熱交換ユニット23を接続するとともに熱交換器31とアキュムレータ25を接続する。四方弁22は、暖房運転モードでは、破線で示された接続状態に切り換わり、圧縮機21と熱交換器31を接続するとともに室外熱交換ユニット23とアキュムレータ25を接続する。
図2には、空気調和機10の外観の一例が示されている。図2に示されている空気調和機10では、室内機30が室内の壁面等に取り付けられ、室外機20が室外に据え付けられている。図2に示されている室内機30は、壁掛け型である。室外機20と室内機30を連絡しているのは、配管部材14である。配管部材14の中には、冷媒配管12,13が通っている。また、冷媒配管12,13以外に、例えば室外機20と室内機30に接続されている電線及び信号線(図示せず)が配管部材14の中を通っている。
(1-1)冷房運転における冷媒の循環
冷房運転では、圧縮機21で圧縮されたガス冷媒が、四方弁22を通って室外熱交換ユニット23に送られる。冷媒は、室外熱交換ユニット23で室外の空気に放熱し、膨張弁24で膨張して減圧され、冷媒配管13を通って室内機30の熱交換器31に送られる。膨張弁24から室内機30の熱交換器31に送られてきた低温低圧の冷媒は、熱交換器31で熱交換を行って、室内の空気から熱を奪う。室内機30の熱交換器31で熱交換を終えたガス冷媒または気液二相状態の冷媒は、冷媒配管12、四方弁22及びアキュムレータ25を通って圧縮機21に吸入される。室内機30の熱交換器31で熱を奪われた調和空気が室内機30から例えば室内に吹出されることにより、室内の冷房が行われる。
(1-2)暖房運転における冷媒の循環
暖房運転では、圧縮機21で圧縮されたガス冷媒が、四方弁22、冷媒配管12を通って室内機30の熱交換器31に送られる。室内機30の熱交換器31では、圧縮機21から送られてきた冷媒が空気と熱交換を行って室内の空気に熱を与える。熱交換器31で熱交換を終えた冷媒は、冷媒配管13を通って膨張弁24に送られる。膨張弁24で膨張して減圧された低温低圧の冷媒は、室外熱交換ユニット23に送られ、室外熱交換ユニット23で室外の空気と熱交換を行って空気から熱を得る。室外熱交換ユニット23で熱交換を終えたガス冷媒または気液二相状態の冷媒は、四方弁22及びアキュムレータ25を通って圧縮機21に吸入される。室内機30の熱交換器31で熱を与えられた調和空気が室内機30から例えば室内に吹出されることにより、室内の暖房が行われる。
(1-3)空気の流れ
室外機20が室外ファン28を備え、室内機30が室内ファン32を備えている。室外ファン28は、冷房運転モード及び暖房運転モードにおいて、室外熱交換ユニット23での空気と冷媒との熱交換を促進するために、空気を室外熱交換ユニット23に供給する。また、室内ファン32は、冷房運転モード及び暖房運転モードにおいて、熱交換器31での空気と冷媒との熱交換を促進するために、室内の空気を熱交換器31に供給する。
(2)詳細構成
(2-1)室内機
図3には、室内機30の長手方向に対して垂直な面で切断した場合の室内機30の断面構造の一例が示されている。図3に示されているように、室内機30は、熱交換器31と、室内ファン32と、ケーシング33と、エアフィルタ34と、ドレンパン36と、フラップ37とを備えている。また、室内機30は、例えば、室内の気温を検知する温度センサ(図示せず)、室内の湿度を検知する湿度センサ(図示せず)及びその他のセンサを備えている。温度センサなどの各種センサ及び室内ファン32は、制御装置(図示せず)に接続されている。制御装置は、図4に示されている電装品箱80に収納されている。熱交換器31の下には、ドレンパン36が配置されている。熱交換器31で発生した結露は、ドレンパン36で受け止められる。
(2-1-1)ケーシング
ケーシング33は、吸込口33aと吹出口33bを有する。室内機30は、上方に位置する吸込口33aからケーシング33の中に室内空気を吸い込んで、下方に位置する吹出口33bから調和空気を吹き出す。ケーシング33の面のうち、壁WLに接する面が背面33Rであり、背面33Rとは反対側に位置する面が前面33Fである。ケーシング33の中には、吸込口33aから吹出口33bに向う室内空気の流路において、吸込口33aに近い位置(気流の上流)から、エアフィルタ34、熱交換器31、室内ファン32、フラップ37が順に配置されている。
(2-1-2)エアフィルタ
熱交換器31に供給される室内空気は、実質的に全てエアフィルタ34を通過する。エアフィルタ34の網目よりも大きな塵埃は、エアフィルタ34で除去される。
(2-1-3)熱交換器
エアフィルタ34の下流に位置する熱交換器31は、図4に示されているように、正面から見て左右方向(水平方向)に長く延びている。言い換えると、図4に示されている熱交換器31は、正面視において、垂直方向の長さよりも水平方向の長さが長い。熱交換器31は、壁WLから遠い第1熱交換部31Fと壁WLに近い第2熱交換部31Rを含んでいる。熱交換器31は、図3に示されているように、複数の伝熱管31bを有している。伝熱管31bはアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。熱交換器31は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の伝熱管31bの延びる方向に見て(側面視において)、室内ファン32の上方を覆うように、下に向って開いた形状を呈する。ここでは、このような形状をΛ形状またはC字形状と呼ぶ。
図3には、第1熱交換部31Fの伝熱フィン31aを断面円形状の複数の伝熱管31bが貫通している状態及び、第2熱交換部31Rの伝熱フィン31aを断面円形状の複数の伝熱管31bが貫通している状態が示されている。第1熱交換部31F及び第2熱交換部31Rの伝熱フィン31aは、いずれも伝熱管31bが延びている方に、複数枚重ねて配置されている。複数の伝熱フィン31aは、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。これら複数の伝熱管31bと複数の伝熱フィン31aは熱的に接続されている。それにより、複数の伝熱フィン31aの間を流れる空気と複数の伝熱管31bの中を流れる冷媒の間で、伝熱フィン31aと伝熱管31bを介して熱が移動する。図4においては、上下に延びる多数の平行な線分によって伝熱フィン31aを表すと、図が見難くなるので、多数の伝熱フィン31aの記載を省略している。図4では、水平方向に延びる多数の伝熱管31bのうちの2本の伝熱管31b-1,31b-2のみを破線で示している。
複数の伝熱管31bには、複数のU字管31cが接続されている。複数のU字管31cは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の管である。例えば、2本の伝熱管31b-1,31b-2の一端には、U字管31c-2が接続されている。熱交換の際には、複数の伝熱フィン31aの間を空気が通過すると同時に、複数の伝熱管31bの中を冷媒が流れる。複数の伝熱管31bの中を流れる冷媒は、熱媒体の一種である。例えば、伝熱管31b-1を流れた冷媒は、U字管31c-2で折り返されて、伝熱管31b-2を流れる。伝熱管31b-1の他端は、他のU字管31c-1を介して他の伝熱管31bに接続されている。他の伝熱管31bを流れた冷媒がU字管31c-1を介して伝熱管31b-1に流れる。また、伝熱管31b-2の他端は、他のU字管31c-3を介して他の伝熱管31bに接続されている。伝熱管31b-2を流れた冷媒がU字管31c-3を介して他の伝熱管31bに流れる。冷媒は、複数のU字管31cで折り返されて複数の伝熱管31bを流れ、各伝熱フィン31aを複数回通り抜けるように流れる。
熱交換器31は、複数の伝熱管31bの中の例えば2つの伝熱管31bに接続されている、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の配管31eを備えている。1つの配管31eは、熱交換器31の外から熱交換器31の中に冷媒を流すために用いられる。他の1つの配管31eは、熱交換器31の中から熱交換器31の外に冷媒を流すために用いられる。熱交換器31は、熱交換器31の中を流れる冷媒の流路を分岐したり、流路を合流させたりするための分流器41を備えている。この分流器41と伝熱管31bとを接続する場合にも、配管31eが用いられる。
熱交換器31の長手方向の端部には、複数の伝熱管31bを固定するための管板31dが配置されている(図5参照)。管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の板状部材からなる。複数の伝熱管31bは、管板31dを貫通しており、管板31dによって支持されている。管板31dは、伝熱フィン31aに対して平行に配置されている。図5では、複数の伝熱フィン31aが、立体的なブロックとして表されている。
(2-1-4)室内ファン
Λ形の熱交換器31に囲まれるように、熱交換器31の下流に室内ファン32が配置されている。図3に示された室内ファン32は、伝熱管31bの延びる方向に沿って配置されているクロスフローファンである。室内ファン32は、伝熱管31bに対して直交する向きの気流を発生させる。室内ファン32は、回転速度を変更できるモータ(図示せず)を備えており、クロスフローファンの回転速度を変更することで風量を変更できる。
(2-1-5)フラップ
吹出口33bには、フラップ37が配置されている。フラップ37には、図3に図示された水平フラップと、図4に図示された垂直フラップが含まれる。水平フラップは、吹出口33bから吹出される空気の風向を上下に変更する。垂直フラップは、吹出口33bから吹出される空気の風向を左右に変更する。
(3)アース線と第1固定部
熱交換器31は、図5に示されているアース線50によってアースされている。アース線50は、第1アース端子51と第2アース端子52と導電線53とを有する。導電線53は、絶縁材料で被覆されている。この導電線53の一端には第1アース端子51が接続され、導電線53の他端には第2アース端子52が接続されている。言い換えると、第1アース端子51と第2アース端子52は、導電線53によって電気的に接続されている。第1アース端子51は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の端子である。第1アース端子51は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の管板31dに固定されている。第1アース端子51には、例えば圧着端子を用いることができる。
熱交換器31は、第1アース端子51を固定するためのネジ60を備えている。第1アース端子51は、ネジ60によって第1固定部38に固定される。図5に示された第1アース端子51は、ネジ60が差し込まれる丸穴51h(図6参照)を有する丸形端子である。
管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部38を有する。第1固定部38の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。ネジ止めの際にネジ60から第1固定部38に力が加わっても第1固定部38を変形し難くするために、第1固定部38にはリブ38aが形成されている。図6に示されている第1固定部38は、伝熱管31bの挿通方向(伝熱管31bが延びる方向)に管板31dから延ばされて設けられている。第1固定部38は、真っ直ぐに延びており、上方から見るとI字形の形状を有する。この挿通方向は、言い換えると、水平方向である。図6には、図5の一部が拡大して示されている。図6では、第1固定部38の構造を見易くするために、一部のU字管31c及び一部の配管31eの記載を省略している。図6の第1固定部38は、管板31dと一体に成形されたものである。この場合、第1固定部38の厚さが管板31dの厚さで決まるので、管板31dの板状部材の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。なお、管板31dは、第1熱交換部31Fに取り付けられている第1管板31dfと、第2熱交換部31Rに取り付けられている第2管板31drとを含んでいる。この場合、第1管板31dfが、第1固定部38を有することが好ましい。
第1固定部38には、ネジ60が差し込まれるネジ穴38hが形成されている。図5のネジ60は、タッピングネジである。そのため、ネジ穴38hに雌ネジが切られていなくても、ネジ60によって第1アース端子51を固定することができる。ネジ60の互いに隣り合うねじ山同士の間隔は、0.5mm以下であることが好ましい。なお、ここでは、ネジ60がタッピングネジである場合について説明しているが、ネジ60には、タッピングネジ以外のネジを用いることもできる。例えば、第1固定部38の裏側にナットを配置して、ネジ60とナットによって第1アース端子51を締結してもよい。ネジ60は、第1アース端子51に当接する部分が、第1アース端子51と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている。例えば、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子51よりも電位が低い亜鉛(Zn)がネジ60の全体にコーティングされている。あるいは、ネジ60が、第1アース端子51と同じ材質で形成されてもよい。
図6の第1固定部38は、その表面381を室内機30の前方に向けている。第1固定部38のネジ穴38hは、ネジ60の軸方向AXにおいて、U字管31c及び配管31eと重ならない位置に配置されている。第1固定部38のネジ穴38hは、管板31dに対してU字管31cの曲げ部312よりも遠い位置に配置されている。言い換えると、管板31dから曲げ部312の頂部までの距離d1が、管板31dからネジ穴38hまでの距離d2よりも短いということである。なお、U字管31cは、曲げ部312以外に、伝熱管31bとの接続部から真っ直ぐに延びている直線部311を有している。U字管31cは、2つの直線部311が曲げ部312で繋がった形状を持っている。第1固定部38は、ネジ60の軸方向AXにおいて、分流器41とも重ならない位置に配置されている。
リブ38aは、第1固定部38の長手方向に沿って延びている。リブ38aは、ネジ穴38hの直前であって、締結された第1アース端子51には干渉しない位置まで延びている。リブ38aは、曲げ部312の頂部の近傍まで延びている。
アース線50の第2アース端子52は、熱交換器31の外に設けられている第2固定部81に差し込まれる差込型端子である。第2アース端子52を第2固定部81に差し込むことで第2アース端子52と第2固定部81が互いに導通する。例えば、第2アース端子52が雄端子で、第2固定部81が雌端子である。第2固定部81は、電装品箱80の中の配線(図示せず)に接続されている。第2固定部81は、電装品箱80の中の配線を使ってアースされている。従って、アース線50の第2アース端子52が第2固定部81に接続され、第1アース端子51が第1固定部38に接続されることで、熱交換器31がアースされる。
<第2実施形態>
(4)全体構成
図1及び図2に示されている第1実施形態の室内機30の全体構成と同じ構成を、第2実施形態の室内機30が備えている。第2実施形態の室内機30は、図1及び図2に示されているように、室外機20と接続されて空気調和機10を構成する。
(5)詳細構成
(5-1)室内機
図3に示されている第1実施形態の室内機30のケーシング33、エアフィルタ34、室内ファン32及びフラップ37と同じ構成を、第2実施形態の室内機30は備えている。また、図3に示されている第1実施形態の熱交換器31と同じ構成を、第2実施形態の熱交換器31は備えている。第2実施形態の熱交換器31の構成が、第1実施形態の熱交換器31の構成と異なる点は、第1固定部38の構造である。
(5-1-1)熱交換器
第2実施形態の熱交換器31の長手方向の端部には、第1実施形態の熱交換器31と同様に、複数の伝熱管31bを固定するための管板31dが配置されている(図7参照)。管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の板状部材からなる。管板31dは、伝熱フィン31aに対して平行に配置されている。図7では、複数の伝熱フィン31aが、立体的なブロックとして表されている。
(6)アース線と第1固定部
第2実施形態の熱交換器31は、図7に示されているアース線50によってアースされている。第1アース端子51と第2アース端子52と導電線53とを有する図7のアース線50は、図5のアース線50と同じである。第2実施形態の熱交換器31は、第1アース端子51を固定するためのネジ60を備えている。第1アース端子51は、ネジ60によって図7に示された第1固定部38に固定される。図7に示された第1アース端子51は、ネジ60が差し込まれる丸穴51h(図8参照)を有する丸形端子である。
管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部38を有する。第1固定部38の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。ネジ止めの際にネジ60から第1固定部38に力が加わっても第1固定部38を変形し難くするために、第1固定部38にはリブ38aが形成されている。図8に示されている第1固定部38は、伝熱管31bの挿通方向(伝熱管31bが延びる方向)に管板31dから延ばされて設けられている。第1固定部38は、先端部が折れ曲がっており、上方から見るとL字形の形状を有する。図8には、図7の一部が拡大して示されている。図8では、第1固定部38の構造を見易くするために、一部のU字管31c及び一部の配管31eの記載を省略している。図8の第1固定部38は、管板31dと一体に成形されたものである。この場合、第1固定部38の厚さが管板31dの厚さで決まるので、管板31dの板状部材の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。また、第1管板31dfが、第1固定部38を有することが好ましい。
第1固定部38には、ネジ60が差し込まれるネジ穴38hが形成されている。図7のネジ60は、タッピングネジである。そのため、ネジ穴38hに雌ネジが切られていなくても、ネジ60によって第1アース端子51を固定することができる。ネジ60の互いに隣り合うねじ山同士の間隔は、0.5mm以下であることが好ましい。なお、ここでは、ネジ60がタッピングネジである場合について説明しているが、ネジ60には、タッピングネジ以外のネジを用いることもできる。例えば、第1固定部38の裏側にナットを配置して、ネジ60とナットによって第1アース端子51を締結してもよい。ネジ60は、第1アース端子51に当接する部分が、第1アース端子51と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている。例えば、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子51よりも電位が低い亜鉛(Zn)がネジ60の全体にコーティングされている。あるいは、ネジ60が、第1アース端子51と同じ材質で形成されてもよい。
図8の第1固定部38は、先端部の表面382を室内機30の側方(伝熱管31bが延びている方向)に向けている。第1固定部38のネジ穴38hは、ネジ60の軸方向AXにおいて、U字管31c及び配管31eと重ならない位置に配置されている。第1固定部38のネジ穴38hは、管板31dに対してU字管31cの曲げ部312よりも遠い位置に配置されている。言い換えると、管板31dから曲げ部312の頂部までの距離d1が、管板31dからネジ穴38h(先端部の表面382)までの距離d3よりも短いということである。第1固定部38は、ネジ60の軸方向AXにおいて、分流器41とも重ならない位置に配置されている。
第1固定部38のリブ38aは、第1固定部38の長手方向に沿って延びていて、第1固定部の先端部の表面382まで延びている。リブ38aは、ネジ穴38hは、締結された第1アース端子51には干渉しない位置まで延びている。そのため、リブ38aは、第1固定部38と同様にL字形に曲がっている。リブ38aは、管板31dに対してU字管31cの曲げ部312よりも遠い位置まで延びている。
第2実施形態の熱交換器31の第2アース端子5及び第2固定部81は、第1実施形態の熱交換器31の第2アース端子5及び第2固定部81と同様であるので、これらの説明については省略する。
<第3実施形態>
(7)全体構成
図1及び図2に示されている第1実施形態の室内機30の全体構成と同じ構成を、第3実施形態の室内機30が備えている。第3実施形態の室内機30は、図1及び図2に示されているように、室外機20と接続されて空気調和機10を構成する。
(8)詳細構成
(8-1)室内機
図3に示されている第1実施形態の室内機30のケーシング33、エアフィルタ34、室内ファン32及びフラップ37と同じ構成を、第3実施形態の室内機30は備えている。また、図3に示されている第1実施形態の熱交換器31と同じ構成を、第3実施形態の熱交換器31は備えている。第3実施形態の熱交換器31の構成が、第1実施形態の熱交換器31の構成と異なる点は、第1固定部38の構造である。
(8-1-1)熱交換器
第3実施形態の熱交換器31の長手方向の端部には、第1実施形態の熱交換器31と同様に、複数の伝熱管31bを固定するための管板31dが配置されている(図9参照)。管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の板状部材からなる。この板状部材の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。管板31dは、伝熱フィン31aに対して平行に配置されている。図9では、複数の伝熱フィン31aが、立体的なブロックとして表されている。
(9)アース線と第1固定部
第3実施形態の熱交換器31は、図9に示されているアース線50によってアースされている。アース線50は、第1アース端子51と第2アース端子52と導電線53とを有する。第1アース端子51と第2アース端子52と導電線53とを有する図9のアース線50は、図5のアース線50と同じである。第3実施形態の熱交換器31は、第1アース端子51を固定するためのネジ60を備えている。第1アース端子51は、ネジ60によって図9に示された第1固定部38に固定される。図9に示された第1アース端子51は、ネジ60が差し込まれる丸穴51h(図10参照)を有する丸形端子である。
管板31dは、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部38を有する。第1固定部38の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。図8に示されている第1固定部38は、伝熱管31bの挿通方向(伝熱管31bが延びる方向)に管板31dから延ばされて設けられている。第1固定部38は、管板31dを伝熱フィン31aが位置する方に向かって折れ曲げられて形成される。図10には、図9の一部が拡大して示されている。図10の第1固定部38は、管板31dと一体に成形されたものである。この場合、第1固定部38の厚さが管板31dの厚さで決まるので、管板31dの板状部材の厚さは、1.0mm以上であることが好ましい。また、第1管板31dfが、第1固定部38を有することが好ましい。
第1固定部38には、ネジ60が差し込まれるネジ穴38hが形成されている。図9及び図10に示された第1固定部38には2つのネジ穴38hが形成されているが、いずれか一方を使って第1アース端子51が固定されればよい。図9のネジ60は、タッピングネジである。そのため、ネジ穴38hに雌ネジが切られていなくても、ネジ60によって第1アース端子51を固定することができる。ネジ60の互いに隣り合うねじ山同士の間隔は、0.5mm以下であることが好ましい。ネジ60は、第1アース端子51に当接する部分が、第1アース端子51と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている。例えば、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子51よりも電位が低い亜鉛(Zn)がネジ60の全体にコーティングされている。あるいは、ネジ60が、第1アース端子51と同じ材質で形成されてもよい。
図10の第1固定部38は、表面383を室内機30の前方に向けている。第1固定部38の表面383には、第1アース端子51が取り付けられることを示す記号が表示されている。第1固定部38のネジ穴38hは、ネジ60の軸方向AXにおいて、U字管31c及び配管31eと重ならない位置に配置されている。第1固定部38は、ネジ60の軸方向AXにおいて、分流器41とも重ならない位置に配置されている。
第3実施形態の熱交換器31の第2アース端子5及び第2固定部81は、第1実施形態の熱交換器31の第2アース端子5及び第2固定部81と同様であるので、これらの説明については省略する。
(10)特徴
(10-1)
第1実施形態から第3実施形態の熱交換器31は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部38に、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子51をネジで締結する。従来のような差込型のアース端子を用いて、アース端子をアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成すると、アルミニウムまたはアルミニウム合金が銅に比べてバネ性が低いので、第1アース端子が外れ易くなる。それに対し、第1実施形態から第3実施形態の熱交換器31は、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部38と第1アース端子51とで、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の熱交換器での電蝕を抑制でき、ネジ60によって固定した第1アース端子51は外れ難くなる。
(10-2)
第1アース端子51が丸穴51hを有する丸形端子である場合には、ネジ60が第1固定部38に締結されている状態では、ネジ60が外れるような開放されている箇所が無い。そのため、第1アース端子51はネジ60が外れたり破損したりしない限り確実に固定される。
(10-3)
第2アース端子52が差込型端子である場合には、第2アース端子52をネジ固定する場合に比べて、第2アース端子52の着脱が容易になる。熱交換器31を、室内機30に取り付けたり、室内機30から取り外したりする場合には、第2アース端子52を第2固定部81に取り付けたり、第2固定部81から取り外したりすることが必要になる。第2アース端子52の着脱が容易になることで、室内機30への熱交換器31の取付け、取り外しが容易になる。
(10-4)
第1実施形態から第3実施形態では、第1固定部38のネジ穴38hが、ネジ60の軸方向AXにおいて、U字管31c及び配管31eと重ならない位置に配置されている場合について説明した。このような場合には、第1アース端子51をネジ60で固定する際に、第1アース端子51及びネジ60がU字管31c及び配管31eと干渉し難くなる。その結果、第1アース端子51を第1固定部38に固定する作業について、作業性が向上する。
(10-5)
第1実施形態から第3実施形態では、ネジ穴38hが、管板31dに対してU字管31cの曲げ部312よりも遠い位置に配置される場合について説明した。このようにネジ穴38hが曲げ部312よりも遠い位置にあると、U字管と干渉することなくネジ締めを行うことができて、アース線50の取り付け作業の作業性が向上する。
(10-6)
第1実施形態から第3実施形態では、第1固定部38が、1.0mm以上の板状部材からなる場合について説明した。このような場合には、銅材よりも柔らかいアルミニウムまたはアルミニウム合金製の第1固定部38でも高い強度を有し、第1固定部38を変形させることなく、第1アース端子51をネジ60によって大きな力で締結することができる。その結果、第1固定部38からネジ60が外れ難くなり、第1固定部38から第1アース端子51が外れ難くなる。
また、第1固定部38にリブ38aが形成されていることによって、第1固定部38の強度が増している。従って、リブ38aが形成されていない場合に比べて、第1アース端子51をネジ60によって、より大きな力で締結することができる。
(10-7)
第1実施形態から第3実施形態では、ネジ60は、隣り合うネジ山同士の間隔が0.5mm以下である場合について説明した。このような熱交換器31では、ネジ60で第1アース端子51を第1固定部38にしっかり締結できる。
(10-8)
第1実施形態から第3実施形態では、ネジ60のうちの第1アース端子51に当接する部分が、第1アース端子51と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている場合について説明した。このような場合、ネジ60が第1アース端子51に当接する箇所に例えば結露水が溜まっても、第1アース端子51とネジ60において異種金属間で生じる電蝕が起こり難くなる。その結果、ネジ60による第1アース端子51の電蝕を抑制することができる。
(10-9)
第1実施形態から第3実施形態では、室内機30が壁掛形であって、第1熱交換部31Fに取り付けられている第1管板31dfが第1固定部38を有する場合について説明した。前面に近い第1熱交換部31Fの第1管板31dfが第1固定部38を有するので、第2熱交換部31Rの第2管板31drが第1固定部38を有する場合に比べて、前面から第1アース端子51までの距離が近くなり、第1アース端子51の取り扱い作業が容易になる。その結果、室内機30のメンテナンスが容易になる。
(11)変形例
(11-1)変形例A
上記第1実施形態から第3実施形態では、室内機30が壁掛け型である場合について説明した。しかし、本開示の技術を適用できる室内機30のタイプは壁掛け型には限られない。室内機30は、例えば、天井に埋め込む天井設置型、天井から吊り下げる天井吊り下げ型または床に置く床置き型であってもよい。
(11-2)変形例B
上記第1実施形態から第3実施形態では、第1固定部38が管板31dと一体に成形されている場合について説明した。しかし、第1固定部38が管板31dと一体に成形されたものでなくてもよい。例えば、第1固定部38と管板31dとが別体であって、第1固定部38が管板31dに締結されてもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
10 空気調和機
20 室外機
30 室内機
31 熱交換器
31F 第1熱交換部
31R 第2熱交換部
31a 伝熱フィン
31b 伝熱管
31c U字管
31d 管板
31df 第1管板
31dr 第2管板
31e 配管
38 第1固定部
38h ネジ穴
50 アース線
51 第1アース端子
52 第2アース端子
53 導電線
60 ネジ
81 第2固定部
実開昭61-15422号公報

Claims (10)

  1. アルミニウム製またはアルミニウム合金製の伝熱管(31b)と、
    前記伝熱管を固定するためのアルミニウム製またはアルミニウム合金製の管板(31d)と、
    前記管板に固定されるアルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1アース端子(51)を有するアース線(50)と、
    前記第1アース端子を固定するネジ(60)と、
    を備え、
    前記管板は、前記ネジの差し込まれるネジ穴(38h)が形成されている、アルミニウム製またはアルミニウム合金製の第1固定部(38)を有する、熱交換器(31)。
  2. 前記第1アース端子は、前記ネジが差し込まれる丸穴を有する丸形端子である、
    請求項1記載の熱交換器(31)。
  3. 前記アース線は、前記第1アース端子が一端に接続されている導電線(53)及び、前記導電線の他端に接続されている第2アース端子(52)を有し、
    前記第2アース端子が、熱交換器外に設けられている第2固定部(81)に差し込まれる差込型端子である、
    請求項1または請求項2に記載の熱交換器(31)。
  4. 前記伝熱管に接続されているアルミニウム製またはアルミニウム合金製のU字管(31c)及びアルミニウム製またはアルミニウム合金製の配管(31e)を備え、
    前記第1固定部の前記ネジ穴は、前記ネジの軸方向において、前記U字管及び前記配管と重ならない位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の熱交換器(31)。
  5. 前記伝熱管に接続されているU字管(38c)を備え、
    前記第1固定部は、前記伝熱管の挿通方向に前記管板から延ばされて設けられ、
    前記ネジ穴は、前記管板に対して前記U字管の曲げ部よりも遠い位置に配置されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の熱交換器(31)。
  6. 前記第1固定部は、1.0mm以上の板状部材からなる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の熱交換器(31)。
  7. 前記ネジは、隣り合うネジ山同士の間隔が0.5mm以下である、
    請求項6に記載の熱交換器(31)。
  8. 前記ネジは、前記第1アース端子に当接する部分が、前記第1アース端子と同じ電位またはそれよりも低い電位の金属材料で形成されている、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の熱交換器(31)。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の熱交換器(31)を備え、
    前記熱交換器で室内空気と前記熱交換器の前記伝熱管の中を流れる冷媒との熱交換を行う、室内機(30)。
  10. 室内機は、壁掛形であって、
    前記熱交換器は、前記室内機の前面に対して第1熱交換部(31F)、第2熱交換部(31R)の順に配置され、
    前記管板は、前記第1熱交換部に取り付けられている第1管板(31df)と、前記第2熱交換部に取り付けられている第2管板(31dr)とを含み、
    前記第1管板が前記第1固定部を有する、
    請求項9に記載の室内機(30)。
JP2022057581A 2022-03-30 2022-03-30 熱交換器及び室内機 Pending JP2023149160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022057581A JP2023149160A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 熱交換器及び室内機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022057581A JP2023149160A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 熱交換器及び室内機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023149160A true JP2023149160A (ja) 2023-10-13

Family

ID=88287979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022057581A Pending JP2023149160A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 熱交換器及び室内機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023149160A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5881435B2 (ja) 熱交換器及びこれを備えた空気調和機
EP2423609B1 (en) Heat exchanger and air conditioner on which this heat exchanger is mounted
CN104011470B (zh) 制冷装置的室外单元
US9328965B2 (en) Heat exchanger of air conditioning device including a refrigerant path arranged downstream of other refrigerant paths relative to airflow direction
JP5246325B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
CN110476026B (zh) 热交换器单元
CN104024745A (zh) 冷冻装置的室外单元
JP5304881B2 (ja) 冷凍装置の室外ユニット
CN109154447A (zh) 空调装置的室外机
WO2018235215A1 (ja) 熱交換器、冷凍サイクル装置および空気調和機
KR20110100035A (ko) 관 연결유닛 및 이를 갖춘 공기조화기
JP2023149160A (ja) 熱交換器及び室内機
JP5333287B2 (ja) 空気調和機の室外機
CN213901535U (zh) 热交换器单元
JP2013139920A (ja) 冷凍装置の室外ユニット
JP2014081150A (ja) 空気調和機
CN217057716U (zh) 空调室内机
JP4213725B2 (ja) 空気調和装置
CN116724209B (zh) 热交换器
WO2023053579A1 (ja) 空気調和装置の室内ユニットおよび空気調和装置
JP2015087073A (ja) 熱交換器および空気調和装置
US20240230112A1 (en) Air conditioner indoor unit and air conditioner
JP7011187B2 (ja) 冷媒分流器、及び、空気調和機
CN110462296B (zh) 空调室内单元
JP2017110865A (ja) 空気調和機の室外機