JP2023148809A - 工作機械 - Google Patents

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博之 田中
Hiroyuki Tanaka
将登 近藤
Masato Kondo
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    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
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    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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    • E05F17/00Special devices for shifting a plurality of wings operated simultaneously

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Abstract

【課題】必要最低限の開口幅を確保しつつ機械幅を小さくできる工作機械を提供する。【解決手段】工作機械1は、カバー3の前壁11に親扉21と子扉22を備える。親扉21と子扉22は前壁11に設けられた開口部を開閉する。親扉21と子扉22は両開き式であり、親扉21は開口部20の右側、子扉22は開口部20の左側にてスライド移動する。前壁11においては、開口部20の右側に操作パネル15を取り付ける。それ故、開口部20は前壁11の幅方向の中心から左側にずれる。開口部20の開閉時において、子扉22の移動方向の長さを、親扉21の移動方向の長さの1/2とする。これにより、開口部20の左側の領域が狭くても、親扉21の移動に合わせて子扉22を半分の移動量で移動させることで、子扉22を左側の領域に配置できる。【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械に関する。
特許文献1に記載の工作機械はカバーを備える。カバー正面の中央には開口部が設けられ、その隣には操作パネルが設けられる。開口部には両開き式の2枚の扉が設けられる。2枚の扉の夫々の開閉時の移動量は同じである。
特開2012-141762号公報
機械幅の狭い工作機械の場合、カバーの正面において、操作パネルの取り付け領域を除いた部分に開口部を設けるので、開口部の中心が機械中心から片側にずれる。この場合、開口部とカバー正面の片側の一端部との間の領域が狭くなるため、開口幅を広くするのが困難であった。
本発明の目的は、必要最低限の開口幅を確保しつつ機械幅を小さくできる工作機械を提供することである。
請求項1の工作機械は、壁部に設けられた開口部を開閉する両開きの2枚の扉を備えた工作機械において、前記2枚の扉の移動方向における前記壁部の中心位置と、前記2枚の扉が前記開口部を閉じたときに互いに接触する接触位置とが相互に異なり、前記2枚の扉のうち一方の扉の移動方向の長さは、他方の扉の移動方向の長さと異なることを特徴とする壁部に設けられた開口部を開閉する両開きの2枚の扉を備えた工作機械において、前記開口部を開閉する動作において、前記2枚の扉のうち一方の扉の移動方向の長さは、他方の扉の移動方向の長さと異なることを特徴とする。一方の扉と他方の扉で移動方向の長さが相互に異なるので、開口部の必要最低限の幅を確保しつつ工作機械の幅を小さくできる。工作機械の幅とは、壁部の幅であって、扉の移動方向に平行な長さである。
請求項2の工作機械は、前記一方の扉のスライド移動に前記他方の扉のスライド移動を追従させる追従機構を備えてもよい。一方の扉のスライド移動だけで開口部を開閉できるので、操作性を向上できる。
請求項3の工作機械の前記追従機構は、前記壁部のうち前記開口部が開いたときの前記一方の扉側に設けられた第1定滑車と、前記他方の扉に設けられた第1動滑車と、前記一方の扉に設けられた第1固定部に一端部が固定され、当該一端部から前記第1定滑車及び前記第1動滑車を経由して前記他方の扉のうち前記第1動滑車よりも前記一方の扉側に設けられた第2固定部に他端部が固定された第1ワイヤ部とを備えてもよい。追従機構は滑車の原理を用いることができる。一方の扉を開いた状態から閉じる方向にスライド移動させると、第1ワイヤの一端部が閉じる方向に引っ張られるので、第1ワイヤは、第1定滑車の位置を基準に第1動滑車を閉じる方向に引き寄せる。これにより、開口部を閉じる際に、他方の扉が一方の扉の移動量よりも少ない移動量で移動するので、他方の扉を軽い力で閉じることができる。よって、扉の操作を容易にできる。
請求項4の工作機械の前記追従機構は、前記壁部のうち前記開口部が閉じたときの前記他方の扉側に設けられた第2定滑車と、前記他方の扉に設けられ、前記第2定滑車よりも前記一方の扉側に位置する第2動滑車と、前記第1固定部に一端部が固定され、当該一端部から前記第2定滑車及び前記第2動滑車を経由して前記第2固定部に他端部が固定された第2ワイヤ部とをさらに備えてもよい。一方の扉を閉じた状態から開く方向にスライド移動させると、第2ワイヤの一端部が開く方向に引っ張られるので、第2ワイヤは第2定滑車の位置を基準に第2動滑車を開く方向に引き寄せる。これにより、開口部を開く際においても、他方の扉が一方の扉の移動量よりも少ない移動量で移動するので、他方の扉を軽い力で閉じることができ、扉の開閉操作を容易にできる。
請求項5の工作機械の前記追従機構は、長尺状であり、前記一方の扉に一端部が回転可能に接続された第1レバーと、長尺状であり、前記第1レバーの前記一端部とは反対側の他端部に一端部が回転可能に接続された第2レバーと、長尺状であり、前記第2レバーの前記一端部とは反対側の他端部に一端部が回転可能に接続され、当該一端部とは反対側の他端部が前記他方の扉に回転可能に接続された第3レバーと、前記第2レバーの前記一端部と前記他端部の間に設けられ、前記壁部に回転可能に支持された支点軸とを備え、前記第1レバーの長さと前記第3レバーの長さが互いに異なっていてもよい。追従機構は3本のレバーを備えたリンク機構を用いて、一方の扉の開閉動作に他方の扉の開閉動作を追従させる。第1レバーの長さと第3レバーの長さが互いに異なるので、一方の扉の移動量と、他方の扉の移動量との比率を自由に変更できる。
請求項6の工作機械の前記追従機構は、前記一方の扉に設けられ、前記一方の扉の移動方向に平行な第1ラックギアと、前記他方の扉に設けられ、前記第1ラックギアに平行且つ対向して配置され、前記第1ラックギアとギア比が異なる第2ラックギアと、前記第1ラックギアと前記第2ラックギアの間配置され、前記第1ラックギアと噛合する第1ピニオン部と、前記第2ラックギアと噛合する第2ピニオン部とを備えるピニオンギアとを備えてもよい。追従機構はラックアンドピニオンを用いて、一方の扉の開閉動作に他方の扉の開閉動作を追従させる。第1ラックギアと第2ラックギアのギア比が異なるので、一方の扉の移動量と、他方の扉の移動量との比率を自由に変更できる。
請求項7の工作機械の前記一方の扉には、取手が設けられてもよい。一方の扉に設けられた取手を操作することで、他方の扉がそれに追従し、開口部を開閉できる。他方の扉を軽い力で移動できるので、片手でも操作ができる。
請求項8の工作機械は、被削材を加工する機械部と、前記機械部の周囲を取り囲むカバーとを備え、前記壁部は、前記カバーの正面の壁部であって、前記機械部は、前記被削材を上面に保持し且つ左右方向の位置が固定されたテーブルと、工具が装着される主軸を前記テーブルの上面に向けた状態で回転可能に支持する主軸ヘッドと、前記主軸ヘッドを昇降可能に支持し且つ左右方向に移動可能なコラムとを備えてもよい。テーブルの左右方向の位置が固定され、コラムが左右方向に移動する所謂コラムトラバース型の工作機械の場合であっても、一方の扉と他方の扉の夫々の移動量を相互に変えることができるので、テーブルと開口部の中心を合わせることができる。これにより、機械幅の小さい工作機械であっても、開口部を介したワーク交換、主軸に対する工具の手動による脱着等の作業性を向上できる。
請求項9の工作機械の前記第1ワイヤ部と前記第2ワイヤ部は一本のワイヤで構成され、前記第1ワイヤ部の前記他端部と、前記第2ワイヤ部の前記他端部は、前記第2固定部において互いに接続した状態で固定されていてもよい。第1ワイヤ部と第2ワイヤ部を1本のワイヤで構成できるので、部品点数を減らすことができる。
請求項10の工作機械の前記壁部のうち、前記開口部よりも前記一方の扉側の壁部である第1壁部の前記移動方向に平行な方向の長さは、前記開口部よりも前記他方の扉側の壁部である第2壁部の前記移動方向に平行な方向の長さよりも長くてもよい。この構成では、開口部と第1壁部の外端との間の領域に比べて、開口部と第2壁部の外端との間の領域が狭くなる。このような構成であっても、例えば、他方の扉の移動方向の長さを一方の扉の移動方向の長さよりも短くすることで、開口部の必要最低限の幅を確保しつつ工作機械の幅を小さくできる。
工作機械1(親子扉:閉)の斜視図。 工作機械1(親子扉:閉)の正面図。 工作機械1(親子扉:開)の斜視図。 工作機械1(親子扉:開)の正面図。 前壁11(親子扉:開)を背面側から見た斜視図。 前壁11(親子扉:閉)を背面側から見た斜視図。 第1ワイヤ101(親子扉:開)の配置を示す図である。 第1ワイヤ101(親子扉:閉)の配置を示す図である。 第2ワイヤ102(親子扉:開)の配置を示す図である。 第2ワイヤ102(親子扉:閉)の配置を示す図である。 リンク機構70を取り付けた親子扉の背面図。 ラックアンドピニオン機構80を取り付けた親子扉の背面図。
本発明の実施形態を説明する。以下、図中に示す矢印の向きで工作機械1の左右、前後、上下を説明する。左右、前後、上下は、工作機械1のX軸、Y軸、Z軸である。
図1~図4を参照し、工作機械1の構成を説明する。工作機械1は、基台2、機械部5、カバー3を備える。基台2は鉄製で且つ前後方向に長い略直方体状である。機械部5は、基台2上部に設ける。機械部5はコラム6、主軸ヘッド7、主軸8、テーブル10を備える。コラム6は基台2上面後部に固定し、基台2はコラム6をX軸方向に移動可能に支持する。主軸ヘッド7はコラム6前面にZ軸方向に昇降可能に設ける。主軸8は主軸ヘッド7内に回転可能に支持し、Z軸方向に延びる。主軸8は下端部に工具装着穴(図示略)を備える。工具9は工具装着穴に装着する。テーブル10は基台2上面前側に設け、Y軸方向に移動可能である。ワークはテーブル10上面に治具で固定する。機械部5は主軸8に装着した工具9とワークをX軸、Y軸、Z軸方向に相対的に移動することで、テーブル10上面に固定したワークに機械加工を施す。機械加工は例えばフライス削り、穴あけ、タップ、切削等である。
カバー3は基台2上部に設け、機械部5の周囲を取り囲む。カバー3は前壁11、右壁12、左壁13、背壁14、上壁(図示略)を備え、縦長且つ幅狭の略直方体状である。前壁11の中央部には、縦長矩形状の開口部20が設けられる。開口部20の位置は、前壁11の幅方向中央よりもやや左側にオフセットする。開口部20には、両開き式の一対の親扉21と子扉22が設けられる。親扉21は右側、子扉22は左側に夫々配置される。親扉21を左右方向に移動すると、子扉22がそれに追従して親扉21とは逆方向に移動する。これにより、開口部20が開閉される。なお、親扉21と子扉22が開口部20を閉じたときに、親扉21の左端部と子扉22の右端部とが互いに接触する接触位置は、カバー3の左右方向の中心位置よりも左側にずれている。以下説明は、親扉21と子扉22を纏めて呼ぶときは親子扉と呼ぶ。親扉21と子扉22を最大限に開いたときの親扉21と子扉22の夫々の位置を「開放位置」と呼び、閉じたときの夫々の位置を「閉塞位置」と呼ぶ。
開口部20の上側には、上側板部111が設けられ、下側には、下側板部112が設けられる。上側板部111は正面視横長の矩形状である。下側板部112も正面視横長の略矩形状である。下側板部112の左右方向の長さは上側板部111の左右方向の長さと略同一であり、下側板部112の上下方向の長さは上側板部111の上下方向の長さよりも短い。
開口部20の右側には、右側板部113が設けられ、左側には、左側板部114が設けられる。右側板部113は正面視縦長長方形状である。右側板部113の左右方向の長さは、親扉21の左右方向の長さよりもやや長い。右側板部113の背面側には、開放位置の親扉21を配置する空間が設けられる。左側板部114は正面視縦長長方形状である。左側板部114の左右方向の長さは、右側板部113の左右方向の長さよりも短く、子扉22の左右方向の長さよりもやや長い。左側板部114の背面側には、開放位置の子扉22を配置する空間が設けられる。
右側板部113の前面には、操作パネル15が取り付けられる。操作パネル15は正面視縦長略矩形状であり、右側板部113の左右方向と略同一の左右方向の長さを有する。操作パネル15の左端部は、右側板部113の左端部よりもやや右側に配置される。操作パネル15の右端部は、右側板部113の右端部より右側にやや突出する。操作パネル15は液晶、タッチパネル、各種キー、各種ボタン等を備え、機械部5の操作に関する各種入力を受け付ける。
カバー3の右壁12には、矩形状の開口部23が設けられる。開口部23には、蓋カバー24が右方から着脱自在に取り付けられる。左壁13にも、矩形状の開口部25が設けられる。開口部25には、蓋カバー26が左方から着脱自在に取り付けられる。ユーザは右壁12又は左壁13の開口部23,25を介して、例えば機械部5の点検、手動による主軸8への工具9の脱着、テーブル10上面におけるワークの交換等を右方又は左方から作業できる。
前壁11の背面の上側には、上ガイドレール28が設けられる。上ガイドレール28は左右方向に延び、上側板部111の背面下側と、右側板部113の背面上側と、左側板部114の背面上側とに対して、固定具(図示略)で略水平に支持される。上ガイドレール28は、親扉21と子扉22の夫々の上側部を左右方向にスライド可能に支持する。上ガイドレール28の後方には、遮蔽板38(図5参照)が設けられる。遮蔽板38は左右方向に延び、右側板部113の突出片115の内面上部と、左側板部114の突出片116の内面上部との間に設ける。突出片115は右側板部113の右端部から後方に突出する。突出片116は左側板部114の左端部から後方に突出する。遮蔽板38は下端から上端に向かって斜め後方に傾斜し、機械部5側から飛散する切粉が上ガイドレール28に付着するのを防止する。
右側板部113の背面右側に支持部35を固定し、支持部35は定滑車51を回転可能に支持する。定滑車51の軸心は前後方向に延びる。上側板部111の背面の左端側には、支持部42を固定し、支持部42は定滑車52を回転可能に支持する。定滑車51の軸心は前後方向に延びる。定滑車52の直下には、ワイヤ固定部43が固定される。ワイヤ固定部43と支持部42の間には、介在部45が固定される。介在部45と上側板部111の背面との間には、所定の隙間46が設けられる。
前壁11の背面下側には、下ガイドレール29が設けられる。下ガイドレール29は上ガイドレール28と平行に左右方向に延び、下側板部112の背面と、右側板部113の背面下側と、左側板部114の背面下側とに対して、固定具(図示略)で略水平に支持される。下ガイドレール29は、親扉21と子扉22の夫々の下側を下方から支持すると共に、左右方向に移動可能に支持する。
親扉21の構造について説明する。図2に示すように、親扉21は正面視縦長の略矩形状である。親扉21の略中央には、窓部211が設けられる。窓部211は略矩形状の開口であり、ガラス板212(図5参照)は窓部211を覆う。これにより、ユーザは窓部211を介してカバー3内を視認できる。親扉21の前面の左端部には、取手27が前方に突出して設けられる。図5に示すように、親扉21の上端部には、被案内部31が設けられる。被案内部31は、背面視横長略矩形状の板部材であって、その前面側には屈曲部(図示略)が設けられる。屈曲部は断面U字状に屈曲し、上ガイドレール28に対して下方から係合する。これにより、被案内部31は上ガイドレール28に沿って左右方向に案内される。
被案内部31の背面上部には、ワイヤ固定部32が固定される。ワイヤ固定部32は、支持部33と固定部34を備える。支持部33は、被案内部31の背面上部から左斜め上方に傾斜して延びる。固定部34は支持部33の上部に設け、背面視略U字状である。固定部34は下板部340、右板部341、左板部342、中板部344を備える。下板部340は、支持部33上端部から左右両側に延びる平面視細長略矩形状である。右板部341は、下板部340右端から上方に突出する。左板部342は、下板部340左端から上方に突出する。右板部341上部には、左右方向に貫通する穴部(図示略)が設けられる。左板部342の上部にも左右方向に貫通する穴部(図示略)が設けられる。中板部344は、下板部340の上面左右方向の中央から上方に突出し、背面視略矩形状である。中板部344の上部には、左右に並ぶ一対の孔345が設けられる。親扉21が開放位置にあるとき、固定部34は定滑車51の左下方に配置される(図5参照)。
子扉22の構造について説明する。図2に示すように、子扉22は、正面視縦長の矩形状である。子扉22の左右方向の幅は、親扉21の左右方向の幅よりも短い。子扉の略中央にも窓部221が設けられる。窓部221は略矩形状の開口であり、ガラス板222(図5参照)は窓部221を覆う。これにより、ユーザは、窓部221を介してカバー3内を視認できる。図5に示すように、子扉22の上端部には、被案内部41が設けられる。被案内部41は背面視横長略矩形状の板部材であって、その前面側には、屈曲部41Aが設けられる。屈曲部41Aは断面U字状に屈曲し、上ガイドレール28に対して下方から係合する。これにより、被案内部41は、上ガイドレール28に沿って左右方向に案内される。
被案内部41の背面には、L字状部44が固定される。L字状部44は、横方向部441と縦方向部442を備える。横方向部441は、被案内部41の背面上端部に沿って固定され、被案内部41の右端部よりも右方に延びる。横方向部441の右端側は、介在部45と上側板部111背面との間の隙間46に対して左方から右方に差し込まれる。縦方向部442は横方向部441の左端部から垂直上方に延びる。L字状部44の背面で且つ横方向部441と縦方向部442が互いに直交する部分には、動滑車61が回転可能に支持される。縦方向部442の背面上端部には、動滑車62が回転可能に支持される。横方向部441の背面の右端部には、動滑車63が回転可能に支持される。動滑車61~63の夫々の軸心は前後方向に延びる。
図7,図9を参照し、第1ワイヤ101と第2ワイヤ102の配設方法について説明する。図7に示すように、第1ワイヤ101の一端部101Aは、ワイヤ固定部32の右板部341の穴部に対して右方から左方に挿通しバネ85の一端に固定する。バネ85の他端は中板部344の右側の孔345に固定する。第1ワイヤ101の一端部101Aには、2枚の留めリング94,95が固定される。留めリング94は右板部341の右側、留めリング95は右板部341の左側に固定される。
第1ワイヤ101は、ワイヤ固定部32に固定された一端部101Aから定滑車51を経由して左方に180°折り返し、子扉22側の動滑車62を経由して下方に90°折り返し、さらに動滑車61を経由して右方に90°折り返して、他端部101Bをワイヤ固定部43の左側に固定する。これにより、第1ワイヤ101は、動滑車61,62により右方に開口する略U字状に屈曲する。第1ワイヤ101において、定滑車51から動滑車62までの直線部分と、動滑車61からワイヤ固定部43までの直線部分とは互いに略平行である。これにより、定滑車51から動滑車62までの直線部分が定滑車52及びその周囲に接触するのを防止できる。
図9に示すように、第2ワイヤ102の一端部102Aは、ワイヤ固定部32の左板部342の穴部に対して左方から右方に挿通し、バネ86の一端に固定する。バネ86の他端は中板部344の左側の孔345に固定する。第2ワイヤ102の一端部102Aにも、2枚の留めリング96,97が固定される。留めリング96は左板部342の左側、留めリング97は左板部342の右側に固定される。
第2ワイヤ102は、ワイヤ固定部32に固定された一端部102Aから左方に延ばし、定滑車52を経由して右方に折り返し、さらに動滑車63を経由して左方に折り返して、他端部102Bをワイヤ固定部43の右側に固定する。これにより、第2ワイヤ102は、定滑車52と動滑車63により背面視略逆S字状に屈曲する。
図3~図9を参照し、親子扉の開閉動作について説明する。
<開いた状態から閉じる動作>
図3~図5に示すように、開口部20が開かれた状態では、親扉21は前壁11の右側板部113の背面側の開放位置にあり、子扉22は前壁11の左側板部114の背面側の開放位置にある。ユーザは親扉21の取手27を把持し、親扉21を左方に移動させる。これに伴い、図7に示すように、ワイヤ固定部32は、第1ワイヤ101の一端部101Aを左方に引っ張る。中板部344が左方に移動することに伴い、一端部101Aはバネ85のバネ力で左方に引っ張られる。このとき、バネ85は左右方向に伸びるが、留めリング94が右板部341の右面に当接するので、一端部101Aはワイヤ固定部32によって左方に引っ張られる。
第1ワイヤ101の他端部101Bはワイヤ固定部43に固定されているので、第1ワイヤ101は定滑車51を背面視反時計回りに回転させながら、動滑車61,62を右方に引き寄せる。このとき、他端部101B側は、動滑車61,62を経由して右方に引っ張られるので、動滑車61,62は背面視反時計回りに回転する。
これにより、L字状部44は右方に引っ張られるので、子扉22は右方に移動する。上記の通り、第1ワイヤ101は、動滑車61,62により180°反対に折り返されている。それ故、滑車の原理により、親扉21が左方に移動すると、子扉22はその1/2の移動量で右方に移動する。子扉22は、親扉21の1/2の速度で移動する。図8に示すように、ワイヤ固定部32は左方に移動し、支持部42に近接する。そして、親扉21が開口部20の右側2/3を閉じ、子扉22が開口部20の左側1/3を閉じたとき、親扉21の左端部と子扉22の右端部が当接し、開口部20が閉じられる(図6参照)。
一方、図9に示すように、第2ワイヤ102は、他端部102Bがワイヤ固定部43に固定された状態で、定滑車52とワイヤ固定部43の間の部分が動滑車63により右方に押し込まれる。これにより、第2ワイヤ102は、ワイヤ固定部43側に引っ張られる(図10参照)。
図6に示すように、開口部20を閉じた状態では、ワイヤ固定部32の固定部34において、第1ワイヤ101の一端部101Aと、第2ワイヤ102の一端部102Aは、バネ85,86を介して中板部344を介して互いに近づく方向に引っ張られる。これにより、第1ワイヤ101と第2ワイヤ102は弛むこと無く、一定の張力が付与された状態となるので、親扉21と子扉22が閉じた状態から勝手に移動するのを防止できる。
<閉じた状態から開く動作>
図1において、ユーザは、開口部20を閉じた状態から開くため、親扉21の取手27を把持し、親扉21を右方にスライド移動させる。これに伴い、図10に示すように、ワイヤ固定部32が第2ワイヤ102の一端部102Aを右方に引っ張る。ここで、一端部102Aは、バネ86を介して中板部344に固定されているので、中板部344が右方に移動することに伴い、一端部102Aはバネ86のバネ力で右方に引っ張られる。ここで、バネ86は左右方向に伸びるが、留めリング96が左板部342の左面に当接するので、一端部102Aはワイヤ固定部32により右方に引っ張られる。
第2ワイヤ102の他端部102Bはワイヤ固定部43に固定され、定滑車52の位置は固定なので、第2ワイヤ102は定滑車52を背面視反時計回りに回転させながら、動滑車63を左方に押し戻す。L字状部44は左方に押し戻されるので、子扉22は左方にスライド移動する。このときも、滑車の原理により、親扉21が右方に移動すると、子扉22はその1/2の移動量で左方に移動する。そして、親扉21が前壁11の右側板部113の背面側の開放位置、子扉22が左側板部114の背面側の開放位置まで移動したとき、開口部20が開かれる。
上記説明にて、前壁11は本発明の「壁部」の一例である。開口部20は本発明の「開口部」の一例である。親扉21は本発明の「一方の扉」の一例である。子扉22は本発明の「他方の扉」の一例である。定滑車51は本発明の「第1定滑車」の一例である。動滑車61、62は本発明の「第1動滑車」の一例である。ワイヤ固定部32は本発明の「第1固定部」の一例である。定滑車52は本発明の「第2定滑車」の一例である。動滑車63は本発明の「第2動滑車」の一例である。前壁11の右側板部113は本発明の「第1壁部」の一例、左側板部114は本発明の「第2壁部」の一例である。
以上説明したように、本実施形態の工作機械1は、カバー3の前壁11に親扉21と子扉22を備える。親扉21と子扉22は前壁11に設けられた開口部20を開閉する。親扉21と子扉22は両開き式であり、親扉21は開口部20の右側、子扉22は開口部20の左側にて移動する。前壁11においては、開口部20の右側に操作パネル15を取り付ける。それ故、開口部20は前壁11の幅方向の中心から左側にずれる。一方、開口部20は、テーブル10に対してワークを固定又は取り外す等の作業を正面から行うために、テーブル10の正面に対向するよう必要最低限の開口幅を確保する必要がある。そうすると、開口部20の左側の領域は、操作パネル15を取り付ける右側の領域に比べて狭くなる。本実施形態では、開口部20の開閉時において、子扉22の移動方向の長さを、親扉21の移動方向の長さの1/2とする。これにより、開口部20の左側の領域が狭くても、親扉21の移動に合わせて子扉22を半分の移動量で移動させることで、子扉22を左側の領域に配置できる。これにより、工作機械1は、開口部20の必要最低限の幅を確保しつつ機械幅を最小限にできるので、狭い場所であっても使い勝手のよい工作機械1を設置できる。
特に、本実施形態の工作機械1では、テーブル10をX軸方向に移動できないため、開口部20において、テーブル10の正面に対向するよう必要最低限の開口幅を確保することで、テーブル10上の被削材交換等が容易な作業性のよい工作機械1を提供できる。
工作機械1は、親扉21のスライド移動に子扉22を追従させるために、滑車の原理を用いる。工作機械1はカバー3に、定滑車51、動滑車61,62、第1ワイヤ101を備える。定滑車51は、前壁11のうち開口部20が開いたときの親扉21側に設ける。動滑車61,62は子扉22に設ける。第1ワイヤ101は、親扉21に設けられたワイヤ固定部32に一端部101Aが固定され、その一端部101Aから定滑車51及び動滑車62,61を経由して子扉22のうち動滑車61,62よりも親扉21側に設けられたワイヤ固定部43に他端部101Bが固定される。親扉21を開いた状態から閉じる方向に移動させると、第1ワイヤ101の一端部101Aが閉じる方向に引っ張られるので、第1ワイヤ101は、定滑車51の位置を基準に動滑車61,62を閉じる方向に引き寄せる。これにより、開口部20を閉じる際に、子扉22が親扉21の移動量よりも少ない移動量で移動するので、子扉22を軽い力で閉じることができる。よって、親扉21と子扉22の操作を容易にできる。親扉21の移動に子扉22が追従するので、親扉21の操作だけで、親扉21と子扉22の両方を移動させることができる。また、親扉21には取手27が設けられているので、ユーザは取手27を把持して親扉21を操作することで、親扉21と子扉22の両方を操作でき、開口部20を開閉できる。
工作機械1はカバー3に、定滑車52、動滑車63、第2ワイヤ102を更に備える。定滑車52は、前壁11のうち開口部20が閉じたときの子扉22側に設けられる。動滑車63は子扉22に設けられ、定滑車52よりも親扉21側に位置する。第2ワイヤ102は、親扉21に設けられたワイヤ固定部32に一端部102Aが固定され、その一端部102Aから定滑車52及び動滑車63を経由してワイヤ固定部43に他端部102Bが固定される。親扉21を閉じた状態から開く方向にスライド移動させると、第2ワイヤ102の一端部102Aが開く方向に引っ張られるので、第2ワイヤ102は定滑車52の位置を基準に動滑車63を開く方向に引き寄せる。これにより、開口部20を開く際においても、子扉22が親扉21の移動量よりも少ない移動量で移動するので、子扉22を軽い力で閉じることができる。
本発明は上記実施形態に限らず各種変形が可能である。上記実施形態は滑車の原理を用いることで、親扉21の移動に子扉22を追従して移動させるが、これ以外の方法で追従させてもよい。以下2つの変形例について説明する。
第1変形例について説明する。図11に示すように、工作機械は、リンク機構70を利用して、親扉21の移動に子扉22を追従して移動させてもよい。リンク機構70は、第1レバー71、第2レバー72、第3レバー73、支軸75,77、支点軸76、連結軸78,79を備える。第1レバー71、第2レバー72、第3レバー73は何れも長尺状である。第1レバー71は、第3レバー73よりも長い。支軸75は親扉21の背面上部に設けられる。支点軸76は、親扉21と子扉22を閉じた状態で、親扉21と子扉22が互いに当接する部分の上部に対向する位置に配置される。支点軸76は、前壁11の上側板部111の背面に固定された支持部材(図示略)によって支持される。支軸77は子扉22の背面上部に設けられる。
支軸75は、第1レバー71の一端部711を回動可能に軸支する。連結軸78は、第1レバー71の他端部712と第2レバー72の一端部721を回動可能に連結する。支点軸76は、第2レバー72の長さ方向略中央部よりも他端部722側の位置を回動可能に軸支する。連結軸79は、第2レバー72の他端部722と第3レバー73の一端部731を回動可能に連結する。支軸77は、第3レバー73の他端部732を回動可能に軸支する。
上記実施形態と同様に、取手27を把持して親扉21を右方に移動させると、第1レバー71の一端部711が右方に引っ張られる。これに伴い、第2レバー72の一端部721が右方に引っ張られるので、第2レバー72が支点軸76を中心に背面視反時計回りに回転する。これに伴い、第2レバー72の他端部722が左方に移動し、第3レバー73の他端部732が左方に押されるので、子扉22が左方に移動する。上記の通り、第3レバー73は、第1レバー71よりも短い。そして、親扉21の移動量に対して子扉22の移動量が半分になるように、第1レバー71、第2レバー72、第3レバー73のレバー比(各レバー部材の長さの比率)を調節する。このようなリンク機構70によっても、上記実施形態と同様に親扉21の移動に追従して子扉22を移動させることができ、開閉時の移動量を異ならせることができる。
第2変形例について説明する。図12に示すように、工作機械は、ラックアンドピニオン機構80を利用して、親扉21の移動に子扉22を追従して移動させてもよい。ラックアンドピニオン機構80は、第1ラックギア81、第2ラックギア82、ピニオンギア90を備える。第1ラックギア81は親扉21内面の上側左端部に固定され、左方に向けて直線状に延びる。第1ラックギア81の下面には、多数の歯が左右方向に並ぶ第1ギア面81Aが設けられる。第2ラックギア82は子扉22内面の上側右端部に固定され、右方に向けて直線状に延びる。第2ラックギア82は、第1ラックギア81の下側で且つピニオンギア90を挟んで対向して配置される。第2ラックギア82の上面には、多数の歯が左右方向に並ぶ第2ギア面82Aが設けられる。第1ギア面81Aと第2ギア面82Aの歯数の比(ギア比)は互いに異なる。具体的には、第1ギア面81Aの歯数よりも、第2ギア面82Aの歯数を多くすればよく、例えば、第1ギア面81Aと第2ギア面82Aのギア比を1:2としてもよい。
ピニオンギア90は、第1ラックギア81と第2ラックギア82の間に配置される。ピニオンギア90は、前壁11の上側板部111の背面に固定された支持部材(図示略)によって、回転軸を前後方向に向けた状態で回転可能に支持される。ピニオンギア90は2段ギアであって、互いに径の異なる略円柱状の第1ピニオン91と第2ピニオン92を同軸上に連結する。第1ピニオン91はピニオンギア90の前側、第2ピニオン92はピニオンギア90の後側に形成される。第1ピニオン91は、第1ギア面81Aと噛合する。第2ピニオン92は、第2ギア面82Aと噛合する。
上記実施形態と同様に、親扉21と子扉22が閉じた状態から、取手27を把持して親扉21を右方に移動させると、第1ラックギア81も親扉21と一体して右方に移動する。これに伴い、ピニオンギア90は背面視反時計回りに回転する。ピニオンギア90の回転に伴い、第2ラックギア82は左方に押し出されるので、第2ラックギア82と一体して子扉22が左方に移動する。これにより、親扉21と子扉22は互いに逆方向に移動するので、開口部20が開かれる。
第1ギア面81Aと第2ギア面82Aのギア比は1:2なので、第1ラックギア81の移動量を1とした場合、第2ラックギア82の移動量はその半分の1/2となる。従って、第2変形例においても、親扉21の移動量よりも少ない移動量で子扉22を移動させることができると共に、子扉22を軽い力で閉じることができる。
本発明は上記の第1、第2変形例の他に種々の変更が可能である。上記実施形態では、第1ワイヤ101と第2ワイヤ102の2本のワイヤを使用するが、一本のワイヤを使用することも可能である。例えば、第1ワイヤ101の他端部101Bと、第2ワイヤ102の他端部102Bとを互いに連結した一本のワイヤとし、その連結した部分を、ワイヤ固定部43に加締めて取り付けてもよい。また、これとは逆に、第1ワイヤ101、第2ワイヤ102を夫々複数のワイヤで構成してもよい。
カバー3の前壁11の右側板部において、操作パネル15を省略してもよい。親扉21と子扉22の配置は、操作パネル15の配置に応じて左右逆にしてもよい。
上記実施形態において、図5に示すように、子扉22に固定されたL字状部44の縦方向部442には、2つの動滑車61,62が上下方向に並んで固定されているが、縦方向部442に固定する動滑車を1つ、又は2つ以上であってもよい。また、定滑車51,52、動滑車61~63は何れも同一径であるが、異ならせてもよい。
上記実施形態では、親扉21を取手27で移動させる手動式であるが、例えば、開閉ボタンを押下することで、親扉21が自動で移動する自動扉であってもよい。この場合、開閉ボタンの押下によって親扉21を移動させるアクチュエータを備えればよい。この構成によっても、自動で移動する親扉21に追従して子扉22も移動するので、アクチュエータの出力を抑えることができる。
1 工作機械
3 カバー
5 機械部
6 コラム
7 主軸ヘッド
8 主軸
9 工具
10 テーブル
11 前壁
20 開口部
21 親扉
22 子扉
27 取手
32 ワイヤ固定部
43 ワイヤ固定部
51,52 定滑車
61~63 動滑車
70 リンク機構
71 第1レバー
72 第2レバー
73 第3レバー
76 支点軸
80 ラックアンドピニオン機構
81 第1ラックギア
82 第2ラックギア
90 ピニオンギア
91 第1ピニオン
92 第2ピニオン
101 第1ワイヤ
101A 一端部
101B 他端部
102 第2ワイヤ
102A 一端部
102B 他端部

Claims (10)

  1. 壁部に設けられた開口部を開閉する両開きの2枚の扉を備えた工作機械において、
    前記2枚の扉の移動方向における前記壁部の中心位置と、前記2枚の扉が前記開口部を閉じたときに互いに接触する接触位置とが相互に異なり、
    前記2枚の扉のうち一方の扉の移動方向の長さは、他方の扉の移動方向の長さと異なること
    を特徴とする工作機械。
  2. 前記一方の扉のスライド移動に前記他方の扉のスライド移動を追従させる追従機構を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記追従機構は、
    前記壁部のうち前記開口部が開いたときの前記一方の扉側に設けられた第1定滑車と、
    前記他方の扉に設けられた第1動滑車と、
    前記一方の扉に設けられた第1固定部に一端部が固定され、当該一端部から前記第1定滑車及び前記第1動滑車を経由して前記他方の扉のうち前記第1動滑車よりも前記一方の扉側に設けられた第2固定部に他端部が固定された第1ワイヤ部と
    を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記追従機構は、
    前記壁部のうち前記開口部が閉じたときの前記他方の扉側に設けられた第2定滑車と、
    前記他方の扉に設けられ、前記第2定滑車よりも前記一方の扉側に位置する第2動滑車と、
    前記第1固定部に一端部が固定され、当該一端部から前記第2定滑車及び前記第2動滑車を経由して前記第2固定部に他端部が固定された第2ワイヤ部と
    をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項3に記載の工作機械。
  5. 前記追従機構は、
    長尺状であり、前記一方の扉に一端部が回転可能に接続された第1レバーと、
    長尺状であり、前記第1レバーの前記一端部とは反対側の他端部に一端部が回転可能に接続された第2レバーと、
    長尺状であり、前記第2レバーの前記一端部とは反対側の他端部に一端部が回転可能に接続され、当該一端部とは反対側の他端部が前記他方の扉に回転可能に接続された第3レバーと、
    前記第2レバーの前記一端部と前記他端部の間に設けられ、前記壁部に回転可能に支持された支点軸と
    を備え、
    前記第1レバーの長さと前記第3レバーの長さが互いに異なること
    を特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  6. 前記追従機構は、
    前記一方の扉に設けられ、前記一方の扉の移動方向に平行な第1ラックギアと、
    前記他方の扉に設けられ、前記第1ラックギアに平行且つ対向して配置され、前記第1ラックギアとギア比が異なる第2ラックギアと、
    前記第1ラックギアと前記第2ラックギアの間配置され、前記第1ラックギアと噛合する第1ピニオン部と、前記第2ラックギアと噛合する第2ピニオン部とを備えるピニオンギアと
    を備えたこと
    を特徴とする請求項2に記載の工作機械。
  7. 前記一方の扉には、取手が設けられたこと
    を特徴とする請求項1から6の何れか一に記載の工作機械。
  8. 被削材を加工する機械部と、 前記機械部の周囲を取り囲むカバーとを備え、
    前記壁部は、前記カバーの正面の壁部であって、
    前記機械部は、
    前記被削材を上面に保持し且つ左右方向の位置が固定されたテーブルと、
    工具が装着される主軸を前記テーブルの上面に向けた状態で回転可能に支持する主軸ヘッドと、
    前記主軸ヘッドを昇降可能に支持し且つ左右方向に移動可能なコラムと
    を備えたこと
    を特徴とする請求項1から7の何れか一に記載の工作機械。
  9. 前記第1ワイヤ部と前記第2ワイヤ部は一本のワイヤで構成され、
    前記第1ワイヤ部の前記他端部と、前記第2ワイヤ部の前記他端部は、前記第2固定部において互いに接続した状態で固定されていること
    を特徴とする請求項4に記載の工作機械。
  10. 前記壁部のうち、前記開口部よりも前記一方の扉側の壁部である第1壁部の前記移動方向に平行な方向の長さは、前記開口部よりも前記他方の扉側の壁部である第2壁部の前記移動方向に平行な方向の長さよりも長いこと
    を特徴とする請求項1から9の何れか一に記載の工作機械。
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