JP2023148787A - コイル部品 - Google Patents

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武史 奥村
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将典 鈴木
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Abstract

Figure 2023148787000001
【課題】コイル部とバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有し、バンプ電極に付加される浮遊容量を低減するコイル部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、磁性素体Mに埋め込まれたコイル部と、磁性素体Mに埋め込まれ、コイル導体の端部に接続されたバンプ電極B1、B2と、を備える。コイル部の軸方向と直交するXY平面方向におけるバンプ電極B1、B2の側面は、絶縁樹脂層R2で覆われている。バンプ電極B1、B2の側面を覆う絶縁樹脂層R2は、幅がW1である領域と、幅がW2(>W1)である領域と、を有する。このように、バンプ電極B1、B2の側面の一部が幅の大きい絶縁樹脂層R2で覆われていることから、バンプ電極B1、B2に付加される浮遊容量が低減される。
【選択図】図3

Description

本発明はコイル部品に関し、特に、コイル部とバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有するコイル部品に関する。
特許文献1には、コイル部とバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有するコイル部品が開示されている。コイル部を磁性素体に埋め込めば、高いインダクタンスを得ることが可能となる。
特開2021-052076号公報
しかしながら、磁性素体は一般的な樹脂材料と比べて誘電率が高いことから、磁性素体に埋め込まれるバンプ電極の高さが高くなるほど、バンプ電極に付加される浮遊容量が増大するという問題があった。
したがって、本発明は、コイル部とバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有するコイル部品において、バンプ電極に付加される浮遊容量を低減することを目的とする。
本発明によるコイル部品は、磁性素体と、磁性素体に埋め込まれ、コイルパターンを含む導体層と磁性素体よりも誘電率の低い材料からなる第1の絶縁樹脂層が交互に積層された構造を有し、複数のコイルパターンで形成されるコイル部と、第2の絶縁樹脂層を介して磁性素体に埋め込まれ、コイル導体の端部に接続されたバンプ電極とを備え、実装面におけるバンプ電極の側面は第2の絶縁樹脂層で覆われており、バンプ電極の側面を覆う第2の絶縁樹脂層は、平面方向における幅が第1の幅である第1の領域と、平面方向における幅が第1の幅よりも大きい第2の幅である第2の領域とを有することを特徴とする。
本発明によれば、バンプ電極の側面の一部が幅の大きい絶縁樹脂層で覆われていることから、バンプ電極に付加される浮遊容量を低減することが可能となる。
本発明において、バンプ電極は、コイル部の一端に接続された第1のバンプ電極と、コイル部の他端に接続された第2のバンプ電極とを含み、第2の絶縁樹脂層の第2の領域は、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の間に位置しても構わない。これによれば、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の間に位置する磁性素体の量が低減し、その分、絶縁樹脂層の量が増加することから、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の間に生じる容量成分を低減することが可能となる。
本発明において、バンプ電極は、コイル部の一端に接続された第1のバンプ電極と、コイル部の他端に接続された第2のバンプ電極とを含み、第1及び第2のバンプ電極は、軸方向からそれぞれ第1及び第2の電極パターンで覆われ、第2の絶縁樹脂層の第2の領域は、第1及び第2のバンプ電極から見て、それぞれ第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の配列方向と直交する方向に位置しても構わない。これによれば、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の対向面積が低減することから、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極の間に生じる容量成分を低減することが可能となる。
この場合、第1及び第2のバンプ電極は、磁性素体のうちコイル部の径方向における外側領域に位置する部分と重ならなくても構わない。これによれば、バンプ電極と磁性素体の重なりに起因する浮遊容量を低減することが可能となる。
本発明において、第1及び第2の電極パターンは、磁性素体と接していなくても構わない。これによれば、第1及び第2の電極パターンに付加される浮遊容量を低減することが可能となる。
本発明において、第2の絶縁樹脂層は、第1の絶縁樹脂層よりも誘電率が低くても構わない。これによれば、バンプ電極に付加される浮遊容量をより低減することが可能となる。
このように、本発明によれば、コイル部とバンプ電極が磁性素体に埋め込まれた構造を有するコイル部品において、バンプ電極に付加される浮遊容量を低減することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるコイル部品1の外観を示す略斜視図である。 図2は、図1のA-A線に沿った略断面図である。 図3は、コイル部品1の略平面図である。 図4は、導体層10の形状を示す略平面図である。 図5は、導体層20,40,60の形状を示す略平面図である。 図6は、導体層30,50の形状を示す略平面図である。 図7は、コイル部品1の効果を説明するためのグラフである。 図8は、本発明の第2の実施形態によるコイル部品2の構造を説明するための略断面図である。 図9は、コイル部品2の略平面図である。 図10は、本発明の第3の実施形態によるコイル部品3の構造を説明するための略断面図である。 図11は、コイル部品3の略平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態によるコイル部品1の外観を示す略斜視図である。また、図2は図1のA-A線に沿った略断面図であり、図3はコイル部品1の略平面図である。
本実施形態によるコイル部品1は表面実装型のチップ部品であり、図1~図3に示すように、磁性素体Mと、磁性素体Mに埋め込まれたコイル部C及び一対のバンプ電極B1,B2とを備える。バンプ電極B1,B2は絶縁樹脂層Rを介して磁性素体Mに埋め込まれており、バンプ電極B1,B2と磁性素体Mは接触しない。絶縁樹脂層Rは単一の材料によって構成されていても構わないし、後述するように、互いに材料の異なる絶縁樹脂層R1,R2によって構成されていても構わない。コイル部Cの構成については後述するが、本実施形態においてはスパイラル状のコイルパターンを有する導体層が6層積層され、これによって1つのコイル導体が形成される。そして、コイル導体の一端がバンプ電極B1に接続され、コイル導体の他端がバンプ電極B2に接続される。但し、コイルパターンがスパイラル状である点は必須でなく、他の形状を有していても構わない。
磁性素体Mは、鉄(Fe)やパーマロイ系材料などからなる金属磁性体フィラーと樹脂バインダーを含む複合磁性部材であり、コイル導体に電流を流すことによって生じる磁束の磁路を構成する。樹脂バインダーとしては、液状又は粉体のエポキシ樹脂を用いることが好ましい。磁性素体Mは、単一の複合磁性部材からなるものであっても構わないし、2種類以上の複合磁性部材からなるものであっても構わない。
図2に示すように、コイル部Cは、絶縁樹脂層R1と導体層10,20,30,40,50,60が軸方向(Z方向)に交互に積層された構造を有している。導体層10の平面形状は図4に示され、導体層20,40,60の平面形状は図5に示され、導体層30,50の平面形状は図6に示されている。導体層10,20,30,40,50,60はそれぞれスパイラルパターン11,21,31,41,51,61を有している。スパイラルパターン11,21,31,41,51,61の表面が絶縁樹脂層R1で覆われており、これにより磁性素体Mとの接触が防止されている。
スパイラルパターン11,21,31,41,51,61は、絶縁樹脂層R1に形成されたビアホールを介して互いに接続されることにより、1つのコイル導体を構成している。導体層10,20,30,40,50,60の材料としては、銅(Cu)を用いることが好ましい。絶縁樹脂層R1の材料については特に限定されないが、少なくとも磁性素体Mよりも誘電率の低い樹脂材料が用いられる。
導体層10は1層目の導体層であり、図4に示すように、スパイラル状に約1.5ターン巻回されたスパイラルパターン11を有している。導体層20,30,40,50,60は、絶縁樹脂層R1を介して導体層10上に積層された2~6層目の導体層であり、図5及び図6に示すように、スパイラル状に約1ターン巻回されたスパイラルパターン21,31,41,51,61と、接続パターン22,32,42,52,62をそれぞれ有している。接続パターン22,32,42,52,62は、面内においてそれぞれスパイラルパターン21,31,41,51,61とは独立して設けられている。
そして、スパイラルパターン11の外周端は、接続パターン22,32,42,52,62を介してバンプ電極B1に接続される。また、スパイラルパターン11,21の内周端同士が接続され、スパイラルパターン21,31の外周端同士が接続され、スパイラルパターン31,41の内周端同士が接続され、スパイラルパターン41,51の外周端同士が接続され、スパイラルパターン51,61の内周端同士が接続され、スパイラルパターン61の外周端がバンプ電極B2に接続される。これにより、バンプ電極B1とバンプ電極B2の間に約6.5ターンのコイル導体が接続されることになる。バンプ電極B1,B2は、Z方向における厚みが導体層10,20,30,40,50,60の厚みよりも厚いポスト状の導体である。バンプ電極B1,B2の材料としては、導体層10,20,30,40,50,60と同様、銅(Cu)を用いることが好ましい。
本実施形態においては、磁性素体Mに埋め込まれたバンプ電極B1,B2が一対の外部端子として用いられる。バンプ電極B1,B2の露出面は、Snなどを含む合金によって覆われていても構わない。図1に示すように、本実施形態においては、バンプ電極B1,B2が実装面であるXY面に露出するとともに、実装面に対して垂直なYZ面にも露出することにより、いわゆるL字型電極を構成している。
図3に示すように、コイル部Cの軸方向であるZ方向と直交するXY平面方向におけるバンプ電極B1,B2の側面は、絶縁樹脂層R2で覆われている。ここで、バンプ電極B1,B2の側面を覆う絶縁樹脂層R2の平面方向における幅は均一ではなく、幅が狭い領域と幅が広い領域が存在する。図3に示す例では、バンプ電極B1,B2のY方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W1よりも、バンプ電極B1,B2のX方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W2の方が大きい。X方向とは、バンプ電極B1,B2の配列方向である。幅W1や幅W2が一定ではない場合は、最短幅を幅W1や幅W2と定義しても構わない、平均幅を幅W1や幅W2と定義しても構わない。
かかる構成により、バンプ電極B1,B2の側面を覆う絶縁樹脂層R2の幅を全てW1に設定した場合と比べ、バンプ電極B1,B2とX方向に隣接する磁性素体Mとの距離が拡大することから、バンプ電極B1,B2に付加される浮遊容量が低減する。しかも、X方向はバンプ電極B1,B2の配列方向であることから、バンプ電極B1とバンプ電極B2の間に生じる容量成分も低減される。このような効果は、バンプ電極B1,B2のZ方向における高さが高いほど顕著となる。また、バンプ電極B1,B2の側面を覆う絶縁樹脂層R2の幅を全てW2に設定した場合と比べて磁性素体Mのボリュームが増大するため、十分なインダクタンスを確保することも可能となる。ここで、絶縁樹脂層R2と絶縁樹脂層R1が同じ材料からなるものであっても構わないが、絶縁樹脂層R2の材料として絶縁樹脂層R1よりも誘電率の低い樹脂材料を用いれば、バンプ電極B1,B2の浮遊容量をより低減することが可能となる。
図7は、本実施形態によるコイル部品1の効果を説明するためのグラフであり、横軸は周波数、縦軸はインダクタンスである。図7において、実線は本実施形態によるコイル部品1の特性を示し、破線は比較例によるコイル部品の特性を示している。比較例によるコイル部品は、本実施形態によるコイル部品1において、バンプ電極B1,B2の側面を覆う絶縁樹脂層R2の幅を全てW1とした構造を有している。図7に示すように、比較例によるコイル部品では共振周波数が約65MHzであるのに対し、本実施形態によるコイル部品1では共振周波数が約95MHzであり、高周波特性が改善されていることが分かる。
<第2の実施形態>
図8は、本発明の第2の実施形態によるコイル部品2の構造を説明するための略断面図である。また、図9はコイル部品2の略平面図である。
図8及び図9に示すように、第2の実施形態によるコイル部品2は、バンプ電極B1,B2の平面サイズが縮小されているとともに、バンプ電極B1,B2をZ方向から覆う電極パターンE1,E2が追加されている点において、第1の実施形態によるコイル部品1と相違している。その他の基本的な構成は第1の実施形態によるコイル部品1と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、バンプ電極B1が接続パターン62の直下及びその近傍にのみ設けられ、バンプ電極B2がスパイラルパターン61の外周端の直下及びその近傍にのみ設けられている。このため、バンプ電極B1,B2は、磁性素体MのYZ面からは露出せず、XY面のみから露出する。バンプ電極B1,B2の露出面であるXY面は、それぞれ電極パターンE1,E2に接続される。電極パターンE1,E2は、金属粉と樹脂を含む導電性ペーストからなる。電極パターンE1,E2は磁性素体Mとは接しておらず、バンプ電極B1,B2と接しない部分は全て絶縁樹脂層R2と接している。
バンプ電極B1,B2のサイズは、特にY方向において縮小されており、その結果、バンプ電極B1,B2のX方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W3,W4よりも、バンプ電極B1,B2のY方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W5の方が大きい。これにより、バンプ電極B1とバンプ電極B2の対向面積が低減することから、両者間に生じる容量成分が低減される。また、バンプ電極B1,B2のサイズは、X方向においても縮小されることにより、磁性素体Mのうちコイル部Cの径方向における外側領域に位置する部分と重なりを有していない。これにより、バンプ電極B1,B2と磁性素体MのZ方向における重なりに起因する浮遊容量についても低減される。
また、本実施形態においては、バンプ電極B1,B2のX方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W3,W4は、バンプ電極B1,B2間に位置する領域の幅W4よりも、外側に位置する領域の幅W3の方が大きい。これにより、バンプ電極B1,B2の露出面積を大幅に縮小しているにもかかわらず、電極パターンE1,E2の面積を十分に確保することが可能となる。
<第3の実施形態>
図10は、本発明の第3の実施形態によるコイル部品3の構造を説明するための略断面図である。また、図11はコイル部品3の略平面図である。
図10及び図11に示すように、第3の実施形態によるコイル部品3は、電極パターンE1,E2が絶縁樹脂層R2に埋め込まれており、それぞれバンプ電極B1,B2と一体化している点において、第2の実施形態によるコイル部品2と相違している。また、電極パターンE1,E2の表面と絶縁樹脂層R2の表面は、研磨等の表面処理によってほぼ同一面を構成している。その他の基本的な構成は第2の実施形態によるコイル部品2と同一であることから、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態においては、電極パターンE1,E2がバンプ電極B1,B2と同じ材料からなる。そして、第2の実施形態によるコイル部品2と同様、バンプ電極B1,B2のX方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W3,W4よりも、バンプ電極B1,B2のY方向側に位置する絶縁樹脂層R2の幅W5の方が大きい。これにより、バンプ電極B1とバンプ電極B2の間に生じる容量成分が低減される。また、電極パターンE1,E2がバンプ電極B1,B2と同じ材料からなることから、第2の実施形態によるコイル部品2よりも直流抵抗を低減することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、単一のコイル部Cが磁性素体Mに埋め込まれた構造を有するコイル部品を例に説明したが、複数のコイル部Cが磁性素体Mに埋め込まれたいわゆるアレイ品に本発明を適用することも可能である。
1~3 コイル部品
10,20,30,40,50,60 導体層
11,21,31,41,51,61 スパイラルパターン
22,32,42,52,62 接続パターン
B1,B2 バンプ電極
C コイル部
E1,E2 電極パターン
M 磁性素体
R,R1,R2 絶縁樹脂層

Claims (6)

  1. 磁性素体と、
    前記磁性素体に埋め込まれ、コイルパターンを含む導体層と前記磁性素体よりも誘電率の低い材料からなる第1の絶縁樹脂層が交互に積層された構造を有し、複数の前記コイルパターンで形成されるコイル部と、
    第2の絶縁樹脂層を介して前記磁性素体に埋め込まれ、前記複数のコイルパターンからなるコイル導体の端部に接続されたバンプ電極と、を備え、
    実装面における前記バンプ電極の側面は、前記第2の絶縁樹脂層で覆われており、
    前記バンプ電極の前記側面を覆う前記第2の絶縁樹脂層は、前記実装面と平行な平面方向における幅が第1の幅である第1の領域と、前記平面方向における幅が前記第1の幅よりも大きい第2の幅である第2の領域とを有することを特徴とするコイル部品。
  2. 前記バンプ電極は、前記コイル導体の一端に接続された第1のバンプ電極と、前記コイル導体の他端に接続された第2のバンプ電極とを含み、
    前記第2の絶縁樹脂層の前記第2の領域は、前記第1のバンプ電極と前記第2のバンプ電極の間に位置することを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記バンプ電極は、前記コイル導体の一端に接続された第1のバンプ電極と、前記コイル導体の他端に接続された第2のバンプ電極とを含み、
    前記第1及び第2のバンプ電極は、前記実装面に対して垂直な方向からそれぞれ第1及び第2の電極パターンで覆われ、
    前記第2の絶縁樹脂層の前記第2の領域は、前記第1及び第2のバンプ電極から見て、それぞれ前記第1のバンプ電極と前記第2のバンプ電極の配列方向と直交する方向に位置することを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  4. 前記第1及び第2のバンプ電極は、前記磁性素体のうち前記コイル部の径方向における外側領域に位置する部分と重ならないことを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 前記第1及び第2の電極パターンは、前記磁性素体と接していないことを特徴とする請求項3又は4に記載のコイル部品。
  6. 前記第2の絶縁樹脂層は、前記第1の絶縁樹脂層よりも誘電率が低いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のコイル部品。
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