JP2023148772A - ランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法 - Google Patents

ランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法 Download PDF

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Saho Suzuki
友香 松井
Yuka Matsui
貴洋 南野
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Abstract

【課題】作業者の作業負担の増加を回避しつつ、上向き作業における施工性の向上を図ること。【解決手段】ランナー留め付け治具100は、電動ドライバを利用して、天井にランナー200をネジによって留め付ける際に適用される、ランナー留め付け治具100であって、前記ネジが挿通される挿通孔50を有し、前記ランナー200に押し当てられ、前記ランナー200を下方から支持する支持片10と、前記支持片10に対して前記挿通孔50に連通するように取り付けられ、前記ネジと該ネジを先端に備えた前記電動ドライバのビッドが挿通されて、前記ランナーまでネジを案内する案内筒20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法に関する。
例えば、住宅の間仕切壁の上端部は、天井に留め付けられたランナーによって支持されている。このようなランナーを天井に留め付ける際に適用される補助具として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載される補助具は、床及び天井に架設された棒状の架設部材に取り付けられて使用される。この補助具は、ランナーが仮置きされる仮置き部と、架設部材に取り付けられる本体と、本体に回動可能に保持された回動子と、回動子の先端部に、回動中心から回動の径方向に沿ってスライドするスライド部材と、スライド部材を付勢する付勢部材とを備える。
特開2021-98959号公報
特許文献1に記載の補助具は、天井と床との間に複数の棒状の架設部材を設ける必要があること、また、複数の架設部材に対して補助具を組み付ける必要があることにより、作業者の作業負担が増大するといった課題がある。また、補助具を用いないでランナーを天井に留め付ける場合には、作業員が、天井を向いてランナーを支持すると共に、ネジを適切な位置に配置してランナーを留め付ける、所謂上向き作業となることから、作業時の負荷が大きく、作業性が悪いといった課題がある。
本発明は、作業者の作業負担の増加を回避しつつ、上向き作業における施工性の向上を図ることができるランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成すべく、本発明によるランナー留め付け治具の一態様は、
電動ドライバを利用して、天井にランナーをネジによって留め付ける際に適用される、ランナー留め付け治具であって、
前記ネジが挿通される挿通孔を有し、前記ランナーに押し当てられ、前記ランナーを下方から支持する支持片と、
前記支持片に対して前記挿通孔に連通するように取り付けられ、前記ネジと該ネジを先端に備えた前記電動ドライバのビッドが挿通されて、前記ランナーまでネジを案内する案内筒と、を備えることを特徴とする。
本態様によれば、支持片を用いてランナーを支持しながら、ネジを先端に備えた電動ドライバのビッドを案内筒に挿通させることにより、ネジが支持片の挿通孔に配置され、電動ドライバを用いてネジを回転させて、ランナーを天井に留め付けることができる。ランナーを支持しながら、ネジを適切な位置に配置することができ、天井に対してランナーを容易に留め付けることが可能になる。その結果、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。従前の技術のように、天井と床との間に複数の棒状の架設部材を設ける必要がなく、架設部材に対して補助具を組み付ける必要もないため、作業者の作業負担の増加を回避できる。
また、本発明の他の態様において、
前記案内筒が磁力を有することを特徴とする。
本態様によれば、案内筒に挿通されたネジが、磁力によって案内筒内に保持されることにより、ネジが落下するおそれが低減される。そのため、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の態様において、
前記支持片が磁力を有し、前記ランナーが磁気吸着されることを特徴とする。
本態様によれば、支持片に対してランナーが磁気吸着されることにより、支持片によってランナーを安定して支持できる。そのため、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の態様において、
前記支持片から延設された取っ手を更に備えることを特徴とする。
本態様によれば、作業者は、支持片から延設された取っ手を持ちながら、支持片をランナーに押し当て、作業することができる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の態様において、
前記案内筒は、前記支持片の幅方向において異なる位置に配置された第1案内筒及び第2案内筒を含むことを特徴とする。
本態様によれば、第1案内筒及び第2案内筒が、支持片の幅方向において異なる位置に配置されていることにより、ランナーの幅方向において、異なる位置にネジを配置できる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の態様において、
前記支持片は、前記ランナーに押し当てられる押圧面を含み、
前記支持片の幅方向において、前記押圧面に隣接する部分には面取り加工が施されていることを特徴とする。
本態様によれば、ランナーに押し当てられる押圧面に隣接する部分に面取り加工が施されているので、支持片をランナーの溝の内部に容易に配置することができる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
前記目的を達成すべく、本発明によるランナー留め付け方法の一態様は、
電動ドライバを利用して、天井にランナーをネジによって留め付けるランナー留め付け方法であって、
前記ネジが挿通される挿通孔を有する、ランナー留め付け治具の支持片を、前記ランナーに押し当てて、前記ランナーを下方から支持する工程と、
前記支持片に対して、前記挿通孔に連通するように取り付けられた、前記留め付け治具の案内筒に、前記ネジと該ネジを先端に備えた前記電動ドライバのビッドを挿通する工程と、
前記電動ドライバを利用して前記ネジを回転させて、前記ランナーを前記天井に留め付ける工程と、を含むことを特徴とする。
本態様によれば、支持片を用いてランナーを支持しながら、ネジを先端に備えた電動ドライバのビッドを案内筒に挿通させることにより、ネジが支持片の挿通孔に配置され、電動ドライバを用いてネジを回転させて、ランナーを天井に留め付けることができる。ランナーを支持しながら、ネジを適切な位置に配置することができ、ランナーを天井に容易に留め付けることが可能になる。その結果、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。従前の技術のように、天井と床との間に複数の棒状の架設部材を設ける必要がなく、架設部材に対して補助具を組み付ける必要もないため、作業者の作業負担の増加を回避できる。
以上の説明から理解できるように、ランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法によれば、作業者の作業負担の増加を回避しつつ、上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
実施形態に係るランナー留め付け治具の一例を示す斜視図である。 実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態を下方から示す斜視図である。 実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態を下方から示す図である。 実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態をランナーの長手方向から示す図である。 実施形態に係るランナー留め付け治具の一例を示す底面図である。 実施形態に係るランナー留め付け治具がランナーに対して傾けられている状態を、ランナーの長手方向から示す図である。
以下、実施形態に係るランナー留め付け治具、及びランナー留め付け方法について、添付の図面を参照しながら説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く場合がある。
[ランナー留め付け治具の概略]
はじめに、図1乃至図6を参照して、実施形態に係るランナー留め付け治具について説明する。ここで、図1は、実施形態に係るランナー留め付け治具の一例を示す斜視図である。図2は、実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態を下方から示す斜視図である。図3は、実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態を下方から示す図である。図4は、実施形態に係るランナー留め付け治具がランナー内に配置されている状態をランナーの長手方向から示す図である。図5は、実施形態に係るランナー留め付け治具の一例を示す底面図である。図6は、実施形態に係るランナー留め付け治具がランナーに対して傾けられている状態を、ランナーの長手方向から示す図である。
また、各図において、互いに直交する3方向として、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向を示す矢印を適宜図示す場合がある。X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向は、ランナー留め付け治具100を基準に設定されている。Z軸方向は、ランナー留め付け治具100の支持片10の厚さ方向に沿う方向であり、ランナー留め付け治具100がランナー200内に配置された状態において、上下方向に沿う方向である。Y軸方向は、ランナー留め付け治具100の長手方向に沿う方向であり、ランナー留め付け治具100がランナー200内に配置された状態において、ランナー200の長手方向に沿う方向である。X軸方向は、ランナー留め付け治具100の幅方向に沿う方向であり、ランナー留め付け治具100がランナー200内に配置された状態において、ランナー200の幅方向に沿う方向である。
ランナー留め付け治具100は、天井にランナー200をネジによって留め付ける際に適用される治具である。
[ランナー]
ランナー留め付け治具100について詳細に説明する前に、図2~図4を参照して、ランナー200について説明する。ランナー200は、長手方向に見てコ字状を成し、天板201、及び一対の側板202,203を有する。ランナー200は、例えば金属から形成されている。ランナー200が天井に固定された状態において、天板201は、上下方向に沿う。
一対の側板202,203は、天板201の幅方向に離間し、ランナー200が天井に固定された状態において、天板201から下方に垂下する。一対の側板202,203は、天板201の幅方向の両端から折り曲げられて形成されている。天井に固定されたランナー200は、例えば上下方向に延在するスタッドの上端部を保持する。
一対の側板202,203の先端部は、側板202,203の基端部よりも天板201の幅方向に接近するように配置されている。側板202,203の先端部は、ランナー200が天井に固定された状態において、ランナー200の下端に配置される。一対の側板202,203の先端部同士の間隔は、ランナー200の幅方向において、側板202,203の基端部同士の間隔よりも狭い。これにより、スタッドを確実に保持できる。
[ランナー留め付け治具]
図1~図6に示されるように、ランナー留め付け治具100は、支持片10と、案内筒20と、取っ手30とを備える。ランナー留め付け治具100は、電動ドライバを利用して、天井にランナー200を留め付ける際に適用される。
[支持片]
支持片10は、Z軸方向に見て、矩形状を成すように形成されている。支持片10は、例えば樹脂から形成されている。支持片10は、Z軸方向に所定の厚みを有する。図5に示されるように、支持片10は、Z軸方向に貫通する挿通孔50を有する。挿通孔50は、ランナー200を天井に留め付けるためのネジが挿通される挿通孔である。挿通孔50は、複数の挿通孔51,52を含む。複数の挿通孔51,52は、X軸方向において異なる位置に配置されている。
支持片10は、第1部分11及び第2部分12を有する。第1部分11及び第2部分12は、Z軸方向に重ねられ、例えば、ボルトナットを用いて互いに固定されている。第1部分11は、ランナー200の天板201に押し当てられる押圧面11aを有する。押圧面11aは、Z軸方向において、第2部分12とは反対側の面である。なお、ランナー留め付け治具100の説明において、第1部分11が配置される方を下、第2部分12が配置される方を上として説明する場合がある。この場合、押圧面11aは、ランナー留め付け治具100の底面とする。第2部分12は、Z軸方向において、第1部分11とは反対側の面である天面12aを有する。
図4に示されるように、第2部分12は、X軸方向に対向する一対の側壁15,16を有する。一対の側壁15,16は、ランナー留め付け治具100がランナー200に押し当てられている状態において、ランナー200の側板202,203と対面するように配置される。一対の側壁15,16は、側板202,203と当接してもよい。
[案内筒]
図1に示されるように、案内筒20は、第2部分12の天面12aから突出するように配置されている。案内筒20は、支持片10に対して、挿通孔50に連通するように取り付けられている。案内筒20は、複数の案内筒21,22を含む。複数の案内筒21,22は、X軸方向において異なる位置に配置されている。案内筒21は、挿通孔51に連通し、案内筒22は、挿通孔52に連通する。案内筒21は、第1案内筒の一例であり、案内筒22は、第2案内筒の一例である。なお、案内筒21,22を区別しない場合には、案内筒20と記載する。
案内筒20は、円筒状を成し、ネジ及び電動ドライバのビッドを挿通可能な大きさを有する。案内筒20の長さは、例えば、ネジの長さより長くてもよい。案内筒20は、内部に挿通されたネジを挿通孔50に案内する。案内筒20は、Z軸方向に延設され、案内筒20の基端部は、支持片10内に埋め込まれ、案内筒20の先端部は、天面12aよりも上方に配置されている。案内筒20の基端部は、Z軸方向において、第1部分11に近い位置に配置されている。
案内筒20は、例えば磁化されている。ランナー留め付け治具100は、図5に示されるように、磁石40を備える。磁石40は、例えばリング状を成し、Z軸方向に見て、挿通孔50を包囲するように配置されている。磁石40は、例えば、第1部分11と第2部分12との間に挟まれて保持されている。案内筒20は、例えば、磁石40に接続されて磁化され、磁力を有する。これにより、案内筒20に挿通されたネジを保持することができる。例えば、ランナー留め付け治具100がランナー200に押し当てられ、案内筒20の先端が、下方に向けられている状態において、案内筒20内のネジは、落下しない程度の磁力を有する。
磁石40は、Z軸方向において、押圧面11aに近い位置に配置されている。磁石40の一部は、外部に対して露出されていてもよい。ランナー留め付け治具100では、押圧面11aの近傍に磁石40が配置されていることにより、金属製のランナー200が押圧面11aに磁気吸着される。
[取っ手]
取っ手30は、グリップ31、連結部分32,33、及び延出部分34を有する。グリップ31、連結部分32,33、及び延出部分34は、X軸方向から見て矩形の枠体を形成している。取っ手30は、例えば樹脂から形成される。延出部分34は、支持片10からY軸方向に延出されている。延出部分34の底面34aは、支持片10の押圧面11aと連続する面を形成する。底面34aは、押圧面11aと面一に形成されている。底面34aは、押圧面11aと同様に、ランナー200の天板201に押し当てられる。取っ手30は、支持片10の第1部分11と一体成型されていてもよい。延出部分34のX軸方向に沿う幅は、押圧面11aの幅よりも狭くてもよい。
連結部分32,33は、Y軸方向に互いに離間し、延出部分34からZ軸方向に延びている。連結部分32,33は、Z軸方向に延出部分34とグリップ31とを連結する。連結部分32,33は、Z軸方向において、案内筒20よりも突出するように形成されている。
グリップ31は、Z軸方向において、支持片10及び延出部分34から離間する位置に配置されている。グリップ31は、連結部分32,33の上端部を連結するように、Y軸方向に延設されている。グリップ31は、作業者によって握ることができる部分であり、例えば板状を成していてもよい。グリップ31の形状は、例えば棒状を成していてもよい。作業者は、グリップ31を握って、ランナー留め付け治具100をランナー200に押し当てることができる。
[傾斜面]
支持片10の底部には、傾斜面14が形成されている。傾斜面14は、支持片10の幅方向において押圧面11aに隣接する部分に設けられている。傾斜面14は、押圧面11aに対して傾斜している。傾斜面14は、Y軸方向に連続している。傾斜面14は、支持片10の第1部分11に形成されている。押圧面11aの両側に傾斜面14が形成されていることにより、押圧面11aのX軸方向に沿う幅は、第2部分12の幅よりも狭くなっている。傾斜面14は、面取り加工が施されることで、形成されている。なお、傾斜面14は、湾曲する面でもよく、例えばR加工が施されることにより、形成された面でもよい。
[ランナー留め付け方法]
次に、実施形態に係るランナー留め付け方法について説明する。ランナー留め付け方法は、上記のランナー留め付け治具100を用いて実行される。ランナー留め付け方法は、伝送ドライバを利用して、天井にランナー200をネジによって留め付ける方法である。
ランナー留め付け方法は、ランナー留め付け治具100の支持片10を、ランナーにおし当てて、ランナー200を下方から支持する工程と、ランナー留め付け治具100の案内筒20にネジとネジを先端に備えた電動ドライバのビッドを挿通する工程と、電動ドライバを利用してネジを回転させて、ランナー200を天井に留め付ける工程とを含む。

ランナー200を下方から支持する工程では、作業者は、ランナー200のグリップ31を握って、ランナー留め付け治具100をランナー200内に挿入する。具体的には、ランナー200の側板202,203間に、ランナー留め付け治具100を挿入して、支持片10の押圧面11aをランナー200の天板201に押し当てる。
ランナー留め付け治具100をランナー200内に挿入する際には、図6に示されるように、押圧面11aを天板201に対して傾斜させた状態で、ランナー留め付け治具100を挿入してもよい。例えば、一方の傾斜面14を最初に側板202,203間に挿入してもよい。ランナー留め付け治具100では、傾斜面14が形成されているので、一対の側板202,203に支持片10を挿入しやすい。
ランナー200を下方から支持する工程では、図4に示されるように、押圧面11aをランナー200の天板201に対面させて、上方に押し付ける。このとき、磁石40による磁力によって、天板201が押圧面11aに吸着される。
次に、ランナー留め付け治具100を用いて、ランナー200を所定の位置に配置して、下方から支持した状態で、案内筒20に、ネジを先端に備えた電動ドライバのビッドを挿通する工程を行う。作業者は、ランナー留め付け治具100を持って、ランナー200を天井に押し当てた状態で、ネジ及びビッドを案内筒20に挿通する。
ネジは、案内筒20の磁力によって案内筒20内に保持されるので、案内筒20から落下するおそれが低減される。案内筒20内のネジは、ビッドを押し上げることにより、支持片10の挿通孔50に案内されて、天井に突き当てられる。
次に、作業者は、電動ドライバを操作して、ネジを回転させて、ランナー200を天井に留め付ける工程を行う。ここでは、作業者は、電動ドライバを操作して、ネジを回転させて天井にねじ込むことにより、ランナー200を天井に留め付ける。
作業者は、これらの工程を繰り返し、複数のネジを所定の位置に配置して、ランナー200を天井に留め付ける。作業者は、ランナー留め付け治具100をランナー200の長手方向に移動させて、ネジを所定のピッチで配置する。ランナー留め付け治具100では、複数の案内筒21,22が設けられているので、ネジを交互に案内筒21,22に挿通することで、ネジを千鳥配置できる。一つのランナー留め付け治具100を用いて容易に、ネジを千鳥配置できる。
ランナー200の長手方向の端部においては、2本のネジをX軸方向に並べて配置してもよい。
(作用効果)
本実施形態に係るランナー留め付け治具100によれば、支持片10を用いてランナー200を支持しながら、ネジを先端に備えた電動ドライバのビッドを案内筒20に挿通させることにより、ネジが支持片10の挿通孔50に配置され、電動ドライバを用いてネジを回転させて、ランナー200を天井に留め付けることができる。ランナー200を支持しながら、ネジを適切な位置に配置することができ、ランナー200を天井に容易に留め付けることが可能になる。その結果、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。従前の技術のように、天井と床との間に複数の棒状の架設部材を設ける必要がなく、架設部材に対して補助具を組み付ける必要もないため、作業者の作業負担の増加を回避できる。
また、ランナー留め付け治具100では、案内筒20に挿通されたネジが、磁力によって案内筒20内に保持されることにより、ネジが落下するおそれが低減される。そのため、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、ランナー留め付け治具100では、支持片10が磁力を有し、ランナー200が磁気吸着されることにより、支持片10によってランナー200を安定して支持できる。そのため、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、ランナー留め付け治具100では、作業者は、支持片10から延設されたグリップ31を持ちながら、支持片10をランナー200に押し当て、作業することができる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。また、ランナー留め付け治具100では、押圧面11aからY軸方向に延びる延出部分34の底面34aによっても、ランナー200を押し付けることができるので、ランナー200の長手方向においてランナー200を押し付ける面積を広げることが可能になる。そのため、より安定して、ランナー200を支持できる。
また、ランナー留め付け治具100では、案内筒21,22が、支持片10の幅方向において異なる位置に配置されていることにより、ランナー200の幅方向において、異なる位置にネジを配置できる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
また、ランナー留め付け治具100では、ランナー200に押し当てられる押圧面11aに隣接する部分に面取り加工が施されて、傾斜面14が形成されているので、支持片10をランナー200の側板202,202間に容易に配置することができる。これにより、作業者の上向き作業における施工性の向上を図ることができる。
尚、上記実施形態に挙げた構成等に対し、その他の構成要素が組み合わされるなどした他の実施形態であってもよく、ここで示した構成に本発明が何等限定されるものではない。この点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
(変形例)
上記のランナー留め付け治具100では、案内筒20に磁石40が接続されて、案内筒20が磁力を有する形態について説明しているが、案内筒20が磁石によって形成されていてもよく、案内筒20が磁石を含んでいてもよい。また、案内筒20が、磁力を有していない形態でもよい。
上記のランナー留め付け治具100では、支持片10の内部に磁石40を配置することにより、ランナー200を押圧面11aに吸着させる場合について説明しているが、支持片10の押圧面11aが磁石によって形成されていてもよく、押圧面11aが磁石を含む構成でもよい。また、押圧面11aに対して、ランナー200を吸着させなくてもよい。例えば、取っ手30の延出部分34に磁石を設けることにより、延出部分34の底面34aにランナー200を吸着させてもよい。
また、上記のランナー留め付け治具100では、2つの案内筒21,22を備える形態について例示しているが、案内筒20の本数は1本でもよく、3本以上の複数でもよい。また、複数の案内筒20は、Y軸方向において異なる位置に配置されていてもよい。
また、上記のランナー留め付け治具100では、1つの支持片10を備える構成について説明しているが、例えば、Y軸方向において、取っ手30の両側に複数の支持片10及び案内筒20が配置されている構成でもよい。例えば、ランナー200の長手方向において、ネジのピッチに対応して、支持片10及び案内筒20が配置されている構成でもよい。
100:ランナー留め付け治具
10:支持片
11:第1部分
11a:押圧面
12:第2部分
12a:天面
14:傾斜面
15:側壁
16:側壁
20:案内筒
21:案内筒(第1案内筒)
22:案内筒(第2案内筒)
30:取っ手
31:グリップ
32:連結部分
33:連結部分
34:延出部分
34a:底面
40:磁石
50:挿通孔
51:挿通孔
52:挿通孔
200:ランナー
201:天板
202:側板
203:側板

Claims (7)

  1. 電動ドライバを利用して、天井にランナーをネジによって留め付ける際に適用される、ランナー留め付け治具であって、
    前記ネジが挿通される挿通孔を有し、前記ランナーに押し当てられ、前記ランナーを下方から支持する支持片と、
    前記支持片に対して前記挿通孔に連通するように取り付けられ、前記ネジと該ネジを先端に備えた前記電動ドライバのビッドが挿通されて、前記ランナーまで前記ネジを案内する案内筒と、を備えることを特徴とするランナー留め付け治具。
  2. 前記案内筒が磁力を有することを特徴とする請求項1に記載のランナー留め付け治具。
  3. 前記支持片が磁力を有し、前記ランナーが磁気吸着されることを特徴する請求項1又は2に記載のランナー留め付け治具。
  4. 前記支持片から延設された取っ手を更に備えることを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載のランナー留め付け治具。
  5. 前記案内筒は、前記支持片の幅方向において異なる位置に配置された第1案内筒及び第2案内筒を含むことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のランナー留め付け治具。
  6. 前記支持片は、前記ランナーに押し当てられる押圧面を含み、
    前記支持片の幅方向において、前記押圧面に隣接する部分には面取り加工が施されていることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のランナー留め付け治具。
  7. 電動ドライバを利用して、天井にランナーをネジによって留め付けるランナー留め付け方法であって、
    前記ネジが挿通される挿通孔を有する、ランナー留め付け治具の支持片を、前記ランナーに押し当てて、前記ランナーを下方から支持する工程と、
    前記支持片に対して、前記挿通孔に連通するように取り付けられた、前記留め付け治具の案内筒に、前記ネジと該ネジを先端に備えた前記電動ドライバのビッドを挿通する工程と、
    前記電動ドライバを利用して前記ネジを回転させて、前記ランナーを前記天井に留め付ける工程と、を含むことを特徴とするランナー留め付け方法。
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