JP2023148118A - 吸収性物品個装体 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023148118000001
【課題】体液の漏れ及び手指の直接の接触を防止しつつ、使用済品を隠蔽性及び密封性良く包装して、比較的大きく膨らんだ使用済品でも包装可能な吸収性物品個包装体の提供。
【解決手段】吸収性物品50と、吸収性物品を包装する個包装シート60とを含み、個包装シート60は、幅方向に延びて長手方向の一端側に設けられる第1ミシン目62と、第1ミシン目62と略平行に幅方向に延びて長手方向の他端側に設けられ、第1ミシン目62と長さの異なる第2ミシン目63と、を有する、吸収性物品の個包装体1。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品個装体に関する。
生理用ナプキン、パンティーライナー、軽失禁製品、軽失禁ライナー、尿取りパッド等のパッド製品を、1つずつ個包装シートで包み、個包装シートの端部を封止テープで封着することにより個包装化した、吸収性物品の個包装体が知られている。吸収性物品の個包装化により、吸収性物品を1つずつ、簡易にかつ衛生的に持ち運ぶことができ、外出先での使用済の吸収性物品(以下単に「使用済品」ともいう)の新しい吸収性物品(以下単に「新品」ともいう)への交換も比較的容易である。
吸収性物品の個包装体を利用して、使用済品を新品に交換するときに、新品の個包装シートで使用済品を包んで廃棄することが行なわれている。具体的には、例えば、下着から剥がした使用済品を折り畳むか又はロール状に巻回した後に、新品に付属する個包装シートで包み、得られた包装体を新品に付属する封止テープで封じるのが一般的な手法である。しかしながら、前述の手法では、使用済品を直接手で触れるのを避けることができず、不衛生であるという問題がある。また、新品を取り出すために一度剥がした封止テープでは接着力が弱まり再封性がよくない。具体的には、包装体が開いて、使用済品の隠蔽性が著しく低下したり、使用済品に吸収されていた尿や血液等が包装体から漏出したりするといった不具合が生じ易い。新品と取り替えた使用済品を包装するときに、使用済品への手指の接触を出来るだけ少なくし、使用済品を隠蔽性及び密封性良く包装し、体液の漏れを防止できる吸収性物品の個包装体が要望され、種々の提案がなされている。
特許文献1には、吸収性物品を個包装する可撓性の個包装シートであって、表裏に貫通する挿通部を有し、吸収性物品を、折り畳むか又はロール状に丸めて柱状体とすると共に挿通部が外面に露出するように個包装シートでくるみ、且つ柱状体の軸心方向端部側から個包装シートの挿通部に挿通することで、吸収性物品を柱状体等の状態に維持可能に包装できる個包装シートが記載されている(請求項1)。特許文献1の個包装シートの代表的な実施形態は、2つの挿通部が個包装シートの長手方向の一方の端部において幅方向に対向配置された形態である(請求項2、3)。また、挿通部は例えばミシン目として形成される(請求項5)。特許文献1によれば、粘着性の部材を用いることなく吸収性物品を個包装シートでくるんだ状態で維持することができると記載されている(段落0006)。
特開2011-067489号公報
吸収性物品の量産ラインでは、通常、吸収性物品の長手方向と搬送方向(MD方向)とが直交するように吸収性物品やその一部を構成する資材が搬送される。特許文献1の個包装シート90で包んだ、図8に示す吸収性物品個包装体100を搬送すると、挿通部を構成するためのミシン目71の延びる方向である長手方向と搬送方向とが略直交することから、個包装シート90ひいてはミシン目71に搬送方向のテンションが掛かり、ミシン目71が破れやすくなる。一方で、ミシン目71を破れにくくするために、ミシン目71の間隔を広げるなどすると、使用時にミシン目71が開け難くなる。
また、吸収性物品は体液を吸収して比較的大きく膨らむことが比較的多く発生し、このような場合、特許文献1の個包装シート90は、挿通部(ミシン目71の切り込み)に入らず、包むことができない。無理に挿通部に入れ込もうとすると、挿通部が裂けてしまい、使用済品を隠蔽性及び密封性良く包装することができない。さらに、体液漏れを十分に防止することもできない。
本発明の目的は、使用済品を、一端吸収した体液の漏れ及び手指の直接の接触を防止しつつ、隠蔽性及び密封性良く包装することができ、比較的大きく膨らんだ使用済品でも包装可能な吸収性物品の個包装体を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、個包装シートの長手方向の両端部に、幅方向に延びて長手方向に対向するように破断可能なミシン目を設けることで、製品の搬送方向に力が掛かっても損傷することがなく、使用済品を、その使用品が比較的多くの体液を吸収して大きく膨らんだ使用済品であっても、一端吸収した体液の漏れ及び手指の直接の接触を防止しつつ、隠蔽性及び密封性良く包装できることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、下記の吸収性物品個包装体に係る。
(1)吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する個包装シートと、を含む吸収性物品の個包装体であって、
前記個包装シートは、
幅方向に延びて長手方向の一端側に設けられる第1ミシン目と、
前記第1ミシン目と略平行に幅方向に延びて長手方向の他端側に設けられ、前記第1ミシン目と長さの異なる第2ミシン目と、を有する、吸収性物品の個包装体。
(2)前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目のうち、長い方は、個包装シートの最大幅に対して50%以上90%以下の長さであり、短い方は、個包装シートの最大幅に対して10%以上40%以下の長さであり、前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は前記個包装シートの長手方向端から10mm以上20mmの領域に配置される、上記(1)の吸収性物品の個包装体。
(3)前記個包装シートの、前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目のうちの長い方がある側の端部に設けられる、封止テープをさらに有する、上記(1)又は(2)の吸収性物品の個包装体。
(4)前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は、いずれも、幅方向に直線状に延びる中間部と、前記中間部の両端から前記第1ミシン目と前記第2ミシン目との対向方向に向けて曲がる両端部と、を有する、上記(1)乃至(3)のいずれかの吸収性物品の個包装体。
(5)前記中間部と前記両端部との成す角度が35°以上55°以下である、上記(4)の吸収性物品の個包装体。
(6)前記第1ミシン目又は前記第2ミシン目から、これに近接する側の前記個包装シート端までの領域を、それ以外の領域とは異なる色に着色する、上記(1)乃至(5)のいずれかの吸収性物品の個包装体。
(7)前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は、いずれも、非貫通部と貫通部とが交互に線状に複数個ずつ配置されたものであり、前記非貫通部の長さが0.5mm以上3.0mm以下の範囲であり、前記貫通部の長さが1.0mm以上3.0mm以下の範囲である、上記(1)乃至(6)のいずれかの吸収性物品の個包装体。
(8)前記個包装シートは、スパンボンド不織布又は前記スパンボンド不織布を含む複合不織布から構成される、上記(1)乃至(7)のいずれかの吸収性物品の個包装体。
(9)前記個包装シートと前記吸収性物品との間に介在する剥離シートを更に有し、前記剥離シートは、前記個包装シートと前記剥離シートとは剥離不能に接合され、前記吸収性物品と前記剥離シートとは剥離可能に接着されている、上記(1)乃至(8)の吸収性物品の個包装体。
本発明によれば、使用済品を、一端吸収した体液の漏れ及び手指の直接の接触を防止しつつ、隠蔽性及び密封性良く包装することができ、比較的大きく膨らんだ使用済品でも包装可能な吸収性物品の個包装体が提供される。
第1実施形態に係る吸収性物品の個装体の構成を模式的に示す展開図である。 吸収性物品の一実施形態の構成を模式的に示す図面である。(a)は平面図、(b)は断面図を示す。 本実施形態の個包装シートによる使用済品の包装の第1ステップを模式的に示す斜視図である。第1ステップでは、(a)(b)(c)の順で手順が進行する。 本実施形態の個包装シートによる使用済品の包装の第2ステップを模式的に示す斜視図である。第2ステップでは、(a)(b)(c)の順で手順が進行する。 本実施形態の個包装シートによる使用済品の包装の第3ステップを模式的に示す斜視図である。 第2実施形態に係る吸収性物品の個装体の構成を模式的に示す展開図である。 第3実施形態に係る吸収性物品の個装体の構成を模式的に示す展開図である。 従来技術の課題を説明する模式平面図である。
本明細書において、吸収性物品の着用とは、体液の吸収前後を問わず、吸収性物品を身体に着用した状態をいう。吸収性物品において、長さ方向とは吸収性物品を身体に着用したときに着用者の股間部を介して身体の前後に亘る図中Yで示す方向であり、幅方向とは長さ方向に対して直交する図中Xで示す方向であり、厚さ方向とは各構成部材を積層する図中Zで示す方向である。肌側表面とは、吸収性物品を着用したときに、着用者の肌に当接する表面及び肌を臨む表面であり、非肌側表面とは、着用者の衣服に接触する表面又は衣服を臨む表面である。体液とは、尿や血液、軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。
<吸収性物品個包装体の第1実施形態>
以下、図面を参照しつつ、本実施形態に係る吸収性物品個包装体1について説明する。図1は吸収性物品個包装体1を示す。図2は、吸収性物品個包装体1に備わる吸収性物品50の一実施形態を示す。図3乃至図5は、吸収性物品個包装体2に備わる個包装シート60による使用済の吸収性物品(以下単に「使用済品」ともいう)50の包装を示す。図6及び図7は、他の形態の吸収性物品個包装体3、4を示す。これらの図面は吸収性物品個包装体1、3、4中の各構成部材の形状や寸法、大小関係等を規定するものではない。
本実施形態の吸収性物品個包装体1は、図1に示すように、吸収性物品50と、吸収性物品50を包む個包装シート60と、個包装シート60の長手方向の一端に取り付けられた封止テープ61と、を備える。吸収性物品個包装体1は、例えば、吸収性物品50におけるバックシート30の非肌側表面に設けられた下着取り付け用接着剤層31により、吸収性物品50と個包装シート60とが接着されている。個包装シート60で包まれた吸収性物品50は、例えば、プラスチックフィルム製の扁平な平面視方形状容器中に収納された状態で市販される。
本実施形態の吸収性物品個装体1に備わる個包装シート60は、吸収性物品50よりも長手方向及び幅方向のいずれよりも大寸である、平面視方形状のシートである。平面視形状は本実施形態に限定されず、例えば、長円状、楕円形状、4角が丸まった角丸長方形状等でもよい。本実施形態の個包装シート60は、第1のミシン目62と、第2のミシン目63とを有している。第1のミシン目62、及び第2のミシン目63は、それぞれ、個包装シート60の長手方向の一端部及び他端部に対向配置され、幅方向に延びている。第1のミシン目62、及び第2のミシン目63は、いずれか一方が長く、他方が短くなるように構成されている。本実施形態では、第1のミシン目62は、第2のミシン目63よりも長い。また、封止テープ61は、個包装シート60の、第1のミシン目62及び第2のミシン目のうちの長い方がある側の長手方向端部に設けられ、より具体的には本実施形態では第1のミシン目62がある側の長手方向端部に設けられている。
第1のミシン目62、及び第2のミシン目63は、製品の搬送方向と同じ方向に延びることから、製造ラインにおいて搬送方向のテンションが掛かることがなく、ミシン目が破れて損傷することがない。なお、第1のミシン目62、及び第2のミシン目63を最初から破断させた切り口にしておくと、個包装シート60の全体としての剛性が低下することで、製造工程における不良品率の増加や、使用済品を包装するときの密閉性の低下や使用済品と手指との接触頻度の増加等が発生し易くなる傾向がある。
封止テープ61は、取替用の新しい吸収性物品(以下単に「新品」ともいう)50の個包装シート60による包装体に封をするだけでなく、使用済品を個包装シート60で包むときに、第1のミシン目62、及び第2のミシン目63を割いて穴をあけ、封止テープ61をつまんで短い方(第2のミシン目63を割いた穴)に通すことで、個包装シート60による使用済品の包装が容易になり、包装の密封性が向上し、更に手指が使用済品に直接接触する頻度が顕著に低下する。
本実施形態によれば、個包装シート60の長手方向両端に、幅方向に延びて長さの異なる第1のミシン目62、及び第2のミシン目63を対向配置することで、次のような優れた効果が得られる。
第1に、第1のミシン目62、及び第2のミシン目63の延びる方向が、製造ラインにおける製品の搬送方向に一致することから、第1のミシン目62、及び第2のミシン目63に搬送に伴う余分な負荷が掛らなくなる。その結果、製造ラインにおける第1のミシン目62及び第2のミシン目63の不用意な割けがなくなり、それに伴う不良品の発生率が顕著に低下する。
第2に、個包装シート60の長手方向両端に、長さが異なりかつ幅方向に延びる第1のミシン目62及び第2のミシン目63を対向配置することで、使用済品を個包装シート60で包み、第1のミシン目62を割いて形成される断片を、第2のミシン目63を割いて形成される穴に通して結ぶことで、手指が使用済品に直接触れるのを防止しつつ、使用済品を隠蔽性及び密封性良く包装できるとともに、使用済品からの体液の漏れを防止できる。
第3に、使用済品が比較的多くの体液を吸収して大きく膨らんだものであっても、個包装シート60が吸収性物品よりも長手方向及び幅方向のいずれにも大寸に構成され、前述の第1、第2のミシン目62、63の構成が機能することから、手指が使用済品に直接触れるのを防止しつつ、使用済品を隠蔽性及び密封性良く包装できるとともに、使用済品からの体液の漏れを防止できるという前述と同様の効果を得ることができる。
以下、吸収性物品50、及び個包装シート60の順にさらに詳しく説明する。
<吸収性物品>
本実施形態の吸収性物品個装体1に備わる吸収性物品50は、ベビー用、成人用及び高齢者用の種々の吸収性物品として使用でき、その中でも、生理用ナプキン、パンティーライナー、おりものシート、軽失禁パッド、軽失禁ライナー、尿取りパッド等のパッド製品である。吸収性物品50の、長手方向の寸法は例えば100mm以上800mm以下の範囲、150mm以上500mm以下の範囲、又は150mm以上350mm以下の範囲であり、幅方向の寸法は例えば50mm以上250mm以下の範囲、50mm以上180mm以下の範囲、又は50mm以上105mm以下の範囲である。各寸法を前述の数値範囲内にすると、軽失禁用製品、生理用ナプキン、おりものシート等に適した吸収性物品50が得られる。
本実施形態の吸収性物品50は、トップシート10、吸収体20、及びバックシート30を基本構成単位とし、例えば、立体ギャザー40やサイドシート(不図示)の配設、トップシート10と吸収体20との間へのセカンドシートやトランスファシート(不図示)の配置、キャリアシート(不図示)による吸収体20の被覆等の、公知の様々な改変を施すことができる。以下、本実施形態の吸収性物品50の構成部材について、トップシート10、吸収体20、バックシート30、立体ギャザー40及びサイドシートの順で更に詳しく説明する。
<トップシート>
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させて吸収体20の面方向に体液を拡散させる液透過性のシート状基材である。トップシート10は、着用者の肌に直接当接してもよいように、柔らかな感触で、肌に刺激を与えない基材が好ましい。該基材としては、例えば、親水性シート、同種又は異種の親水性シートの積層体である複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム等が挙げられる。親水性シートとしては、例えば、ポリプロピレンやポリエチレン等の合成樹脂からなる合成繊維、レーヨン等の再生繊維、綿等の天然繊維等を用いて作製された、エアスルー不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布等が挙げられる。これらの中でも各不織布が好ましい。
トップシート10には、液透過性を向上させる観点から、エンボス加工や穿孔加工を表面に施してもよい。トップシート10は、肌への刺激を低減させる観点から、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等の1種又は2種以上を含有してもよい。トップシート10の坪量は、強度、加工性及び液戻り量の観点から、例えば、15g/m以上40g/m以下の範囲、又は19g/m以上35g/m以下の範囲である。トップシート10の形状は特に制限されず、漏れがないように体液を吸収体20に誘導するために必要とされる、吸収体20の一部又は全部を覆う形状であればよい。
<吸収体>
吸収体20は、その長手方向の寸法(最大長さ)が、例えば、100mm以上450mm以下の範囲、又は150mm以上350mm以下の範囲である。吸収体20の幅方向の寸法(最大幅)は、例えば、30mm以上250mm以下の範囲、又は30mm以上180mm以下の範囲である。
吸収体20としては、例えば、吸収性繊維と高吸収性ポリマーとを含むフラッフ吸収体が挙げられる。
(吸収性繊維)
吸収性繊維は、一般に生理用ナプキンや紙おむつ、尿取りパッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N-BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体20に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、肌触りや体液吸収量等の観点から、例えば、80g/m以上800g/m以下の範囲、200g/m以上500g/m以下の範囲である。
(高吸収性ポリマー)
高吸収性ポリマー(以下「SAP」ともいう)としては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸塩、ポリアスパラギン酸塩、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等が挙げられる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸塩が好ましく、ポリアクリル酸アルカリ金属塩がより好ましく、ポリアクリル酸ナトリウムが更に好ましい。高吸収性ポリマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
高吸収性ポリマーは、例えば、粒子状、繊維状等の形態で用いられるが、取扱い易さ等の観点から好ましくは粒子状で用いられる。このとき、粉体としての流動性が悪い微粉末の高吸収性ポリマーの使用を避け、中位粒子径を有する高吸収性ポリマーを用いることにより、吸収に関する基本性能を高め、かつ、吸収体20が体液を吸収した後に硬化することにより発生するごつごつとした触感を低減することができる。高吸収性ポリマー12の中位粒子径は、例えば、50μm以上600μm以下の範囲又は100μm以上500μm以下の範囲である。吸収体20における高吸収性ポリマーの含有量は、吸収体20全量の40重量%以上の範囲、又は40重量%以上70重量%以下の範囲である。
吸収体20において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したものでもよく、吸収性繊維間にSAP粒子を固着したSAPシートでもよい。前述のフラッフ吸収体以外にも、吸収体20として、複数の親水性シートとこれらの間に固着担持された高吸収性ポリマーとを含む吸収性シートを使用することもできる。SAP粒子の吸収体20からの漏洩防止や吸収体20の形状の安定化の観点から、吸収体20の下又は吸収体20を全体に包むように、キャリアシートを設けてもよい(不図示)。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー、吸収紙、エアレイド不織布等の親水性不織布を挙げることができる。キャリアシートを複数備える場合は、複数のキャリアシートの基材は同一でも異なっていてもよい。
<バックシート>
バックシート30は、吸収性シート20が保持する体液が着用者の衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、該基材としては、例えば、樹脂フィルム、樹脂フィルムと不織布との積層体である複合シート等が挙げられる。複合シートに用いられる不織布としては、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布等の単層不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布積層体、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体等の複合不織布、これらの複合材料等が挙げられる。また、樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等が挙げられる。
バックシート30の坪量は、強度及び加工性の点から、例えば15g/m以上60g/m以下の範囲である。また、着用時の蒸れを防止するため、バックシート30には、通気性を持たせることが好ましい。バックシート30に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート30にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
バックシート30は、図1に示すように、非肌側表面に下着取り付け用接着剤層(以下単に「接着剤層」ともいう)31を有している。接着剤層31は、樹脂フィルム、紙、不織布等に対して接着性を示す接着剤を含んでいる。接着剤層31は、個包装シート60に貼り付けられているが、接着剤層31と個包装シート60との間には、プラスチックフィルム等からなる剥離シート(不図示)を介在させてもよい。剥離シートの材質としては、例えば、プラスチックフィルム、不織布シート、紙等が挙げられるが、シリコン加工を施した紙が好ましい。プラスチックフィルムや不織布シートなどには、例えば、高齢者が取り扱い易いように、エンボス加工や伸縮加工を施してもよい。尚、剥離シートの粘着層31に接する面は、シリコン加工が施されていないか、その反対面よりも弱いシリコン加工が施されていることが好ましい。これにより、剥離シートと個包装シート60と4を剥離不能に接合することができる。
接着剤層31に含まれる接着剤としては特に限定されず、公知の接着剤を使用できるが、例えば、ホットメルト接着剤等が挙げる。ホットメルト接着剤としては、融点が100℃以上180℃以下のものを特に限定なく使用でき、例えば、スチレン-ブタジエン-スチレン系共重合体、スチレン-イソプレン-スチレン系共重合体等の合成ゴム系ホットメルト接着剤、エチレン-酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系ホットメルト接着剤等が挙げられる。ホットメルト接着剤の塗布方法としては、ノズルから溶融状態のホットメルト接着剤を非接触式で塗布するカーテンコート法やスパイラル法、接触式で塗布するスロット法等、公知の方法が利用できる。また、接着剤層31に、両面テープ等を用いることもできる。
<立体ギャザー>
立体ギャザー40は、例えば、吸収性物品50の着用者が排泄した体液の横漏れ等を防止するために、トップシート10の肌側表面の幅方向両端部において、吸収性物品50の長手方向に沿って延びるように設けてもよい。立体ギャザー40は、弾性伸縮部材40aと、撥水性及び/又は防水性のシート部材40bと、を含む。
弾性伸縮部材40aは、シート部材40bの自由端(他端)付近に長手方向に沿って配設され、該自由端に起立性を付与し、シート部材40bの自由端及びその近傍領域を着用者の体型に合わせて変形可能にする。シート部材40bは、本実施形態では幅方向一端(固定端)がバックシート30の肌側表面の幅方向両端付近に固定され、幅方向途中部がトップシート10の肌側表面の幅方向両端付近に固定され、幅方向他端が起立性を有する自由端である。シート部材40bの固定端(幅方向一端)の固定位置は、本実施形態に限定されず、例えば、バックシート30の非肌側表面、内部に吸収体20を収納したトップシート10とバックシート30との各縁辺の全部又は一部接合体の肌側表面又は非肌側表面の幅方向両端付近、トップシート10の肌側表面の幅方向両端付近等が挙げられる。
シート部材40bは撥水性及び/又は防水性を有するシートであり、例えば不織布から構成される。第1シート部材用不織布としては、疎水性繊維にて形成された撥水性及び/又は防水性(液不透過性)の不織布を特に限定なく使用でき、例えば、スパンボンド不織布、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布積層体である複合不織布(SMS不織布)等が挙げられる。シート部材40bの坪量は、例えば、13g/m以上20g/m以下の範囲である。弾性伸縮部材40aとしては、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン等からなる、糸状、紐状、帯状のものを適宜使用することができる。
<サイドシート>
トップシート10の肌側表面の長手方向両端部には、吸収性物品50の幅方向に延びるように一対のサイドシート(不図示)を設けてもよい。サイドシートの材質としては、バックシート30に用いられるのと同様の、液不透過性の不織布や樹脂フィルムを特に限定なく使用できる。サイドシートは、例えば、トップシート10の長手方向両端部を、その形状に沿って覆うように設けられ、一方及び他方の長手方向におけるサイドシートの長手方向寸法は例えば10mm以上30mm以下の範囲である。
<個包装シート>
本実施形態の吸収性物品個包装体1に備わる個包装シート60は、前述のように、個包装シート60の幅方向に延びる第1、第2のミシン目62、63が長手方向の両端にほぼ平行に対向配置され、ここでは、第1のミシン目62が第2のミシン目63よりも長くなるように構成されている。このように構成することで、後述する図3乃至図5に示す、個包装シート60により使用済品を包装するときに、得られる包装体の隠蔽性及び密封性を向上させ、使用済品からの体液の漏れを防止できる。なお、本実施形態では、第2のミシン目63が第1のミシン目62よりも長くなるように構成してもよい。
好ましい実施形態では、第1、第2のミシン目62、63のうち、長い方は、個包装シート60の最大幅に対して50%以上90%以下の長さであり、短い方は、個包装シート60の最大幅に対して10%以上40%以下の長さである。長い方の長さが個包装シート60の最大幅の50%未満であると、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片(例えば、ミシン目の裂け目と個包装シート60の長手方向端部とで挟まれた領域のシート片)を短い方のミシン目を割いた穴に入れ込み難くなり、使用済品と手指との接触が起こり易くなる傾向があり、一方、個包装シート60の最大幅の90%を超えると、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を、短い方のミシン目を割いた穴に入れ込むとき等に、前述のシート片が破断するか又は個包装シートから千切れるといった不具合が生じ、個包装シート60による使用済品の包装が不十分になる傾向がある。また、短い方の長さが、個包装シート60の最大幅の10%未満であると、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を短い方のミシン目の裂け目に入れ込み難くなり、手指が使用済品に直接触れ易くなる傾向があり、個包装シート60の最大幅の40%を超えると、得られる包装体の密閉性が低下し易くなる傾向がある。2つのミシン目の長さが同じであり、ミシン目が長いと、遊びができてしまうため、中身の吸収性物品50が見えてしまい、隠蔽性に劣り、2つのミシン目の長さが同じであり、ミシン目が短いと、シート片を穴に通しにくくなる。
好ましい実施形態では、第1、第2のミシン目62、63は個包装シート60の長手方向端から10mm以上20mmの領域に配置されている。このような実施形態によれば、個包装シート60による使用済品の包装体が剛性良く包装された状態になるので、廃棄した後でも良好な隠蔽性、密閉性が保持される。第1、第2のミシン目62、63の配置が個包装シート60の長手方向端から10mm未満であると、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を、短い方のミシン目を割いた穴に入れ込むとき等に、前述のシート片が破断するか又は個包装シートから千切れるといった不具合が生じ、個包装シート60による使用済品の包装が不十分になる傾向がある。第1、第2のミシン目62、63の配置が個包装シート60の長手方向端から20mmを超えると、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を短い方のミシン目を割いた穴に入れ込み難くなり、使用済品と手指との接触や、使用済品からの体液漏れが起こり易くなる傾向がある。
別の好ましい実施形態では、個包装シート60における、第1、第2のミシン目62、63のうちの長い方がある側の端部(本実施形態では第1のミシン目62側の端部)に設けられた封止テープ61を有する。封止テープ61は、本実施形態の吸収性物品個装体1の包装を封じるだけでなく、使用済品を包装するときに、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を、短い方のミシン目を割いた穴に入れ込むときに、該シート片のリード線の役割を果たし、該シート片を短い方のミシン目を割いた穴に入れ込みやすくする。
各実施形態において、第1、第2のミシン目62、63は、いずれも、非貫通部と貫通部とが交互に線状に複数個ずつ配置されたものである。非貫通部とは個包装シート60がそのまま残存する部分であり、貫通部とは個包装シート60が存在しない部分である。好ましい実施形態では、非貫通部の長さが0.5mm以上3.0mm以下の範囲であり、貫通部の長さが1.0mm以上3.0mm以下の範囲である。非貫通部及び貫通部の各長さを前述の範囲に調整することで、製造時、搬送時等の第1、第2のミシン目62、63が破れ難くなる耐性と、使用時、包装時等の第1、第2のミシン目62、63の開封性と、を両立させることができる。
個包装シート60の材質としては特に限定されず、不織布、樹脂フィルム、少なくとも表面に撥水性を付与した紙製シート等、種々のものを使用できるが、ミシン目の破れ難さに関する耐性、外出先に持ち運ぶための軽量性や嵩高等の観点から、不織布が好ましい。不織布としては、バックシート30に用いられる不織布が好ましく、強度等の観点からスパンボンド不織布、スパンボンド不織布を含む複合不織布等がより好ましい。スパンボンド不織布を含む複合不織布としては、例えば、スパンボンド不織布/メルトブロー不織布/スパンボンド不織布等が挙げられる。使用される不織布の坪量は、例えば、13g/m以上25g/m以下の範囲である。
次に図3乃至図5に基づいて、個包装シート60による使用済品50の包装について説明する。図3及び図4では、それぞれ、(a)、(b)、(c)の順でステップが進行する。
図3のステップ(a)では、第2実施形態の吸収性物品個装体2を用意する。吸収性物品個装体2は、新品の吸収性物品50と個包装シート60との間に剥離シート64が介在する以外は、第1実施形態の吸収性物品個装体1と同じ構成を有している。図3(a)は、吸収性物品個装体2から新品の吸収性物品50を取り外した状態を示している。新品の吸収性物品50は使用済品50と取り替えられる。
図3のステップ(b)では、使用済品を丸めずに、個包装シート60に剥離シート64を介して使用済品50を取り付け、積層体を得る。
図3のステップ(c)では、図3(b)に示す積層体の状態で、第1、第2のミシン目62、63を開いた後、第2のミシン目62を開いて形成された穴に人差し指を通し、
該積層体を、個包装シート60を外側、使用済品を内側にして2つ折りにする。次に図4のステップ(a)に移る。
図4のステップ(a)では、第1のミシン目62を開いて形成された帯状のシート片を第2のミシン目63を開いて形成された穴に外側から通す。
図4のステップ(b)では、第1のミシン目62側を持ち上げて使用済品50の自重を利用して締める。
図4のステップ(c)では、第2のミシン目63を開いて形成されたシート片を硬く締め付けて固定する。
こうして得られる、図5に示す包装体は、硬く締結されていることから、剛性が高く、密閉性及び隠蔽性に優れ、体液漏れも顕著に防止することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態に係る吸収性物品個包装体3は、第1、第2のミシン目62、63が異なる以外は、第1実施形態に係る吸収性物品個包装体1と同じ構成を有している。本実施形態に係る第1、第2のミシン目62、63は、図6に示すように、いずれも、幅方向に直線状に延びる中間部と、中間部の両端から他方のミシン目(第1のミシン目62であれば他方のミシン目は第2のミシン目63であり、第2のミシン目63であれば他方のミシン目は第1のミシン目62である)との対向方向に向けて曲がる両端部と、を有している。
この実施形態によれば、長い方のミシン目を割いて形成されるシート片を、短い方のミシン目を割いた穴に入れ込むとき等に、長い方及び/短い方のミシン目の端部が裂けるのを防止し、使用済品を個包装体シート60により剛性高く包装することができる。その結果、密閉性、隠蔽性が良く、体液の漏れが発生し難い包装体が得られる。
本実施形態において、中間部と両端部との成す角θ(図6)の角度は特に限定されないが、例えば、35°以上55°以下の範囲である。この範囲であれば、前述の効果を確実に得ることができる。角θが35°未満では、中間部と両端部とを設ける効果が不十分になり、直線状のミシン目を設ける効果と大差ない傾向がある。また、角θが55°を超えると、両端部に搬送方向の力が掛かり易くなり、両端部ひいてはミシン目全体が破れやすくなる傾向がある。
<第4実施形態>
第4実施形態に係る吸収性物品個包装体4は、図7に示すように、2つの着色領域62B、63Bを有する以外は、第1実施形態に係る吸収性物品個包装体1と同じ構成を有している。着色領域62B、63Bは、第1、第2のミシン目62、63から、これに近接する側の個包装シート60の長手方向端までを、それ以外の領域とは異なる色に着色した領域である。着色領域62B、63Bは、本実施形態のように、第1、第2のミシン目62、63と同じ幅方向長さに構成してもよく、短く又は長く構成してもよい。本実施形態によれば、第1、第2のミシン目62、63の破る箇所を分かりやすくすることができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態や実施例に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、2、3、4 吸収性物品個装体
10 トップシート
20 吸収体
30 バックシート
40 立体ギャザー
40a 弾性伸縮部材
40b シート部材
50 吸収性物品、使用済品
60 個包装シート
61 封止テープ
62 第1のミシン目
62a 第1の着色領域
63 第2のミシン目
63a 第2の着色領域
64 剥離シート

Claims (9)

  1. 吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する個包装シートと、を含む吸収性物品の個包装体であって、
    前記個包装シートは、
    幅方向に延びて長手方向の一端側に設けられる第1ミシン目と、
    前記第1ミシン目と略平行に幅方向に延びて長手方向の他端側に設けられ、前記第1ミシン目と長さの異なる第2ミシン目と、を有する、吸収性物品の個包装体。
  2. 前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目のうち、長い方は、個包装シートの最大幅に対して50%以上90%以下の長さであり、短い方は、個包装シートの最大幅に対して10%以上40%以下の長さであり、前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は前記個包装シートの長手方向端から10mm以上20mmの領域に配置される、請求項1に記載の吸収性物品の個包装体。
  3. 前記個包装シートの、前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目のうちの長い方がある側の端部に設けられる、封止テープをさらに有する、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品の個包装体。
  4. 前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は、いずれも、幅方向に直線状に延びる中間部と、前記中間部の両端から前記第1ミシン目と前記第2ミシン目との対向方向に向けて曲がる両端部と、を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
  5. 前記中間部と前記両端部との成す角度が35°以上55°以下である、請求項4に記載の吸収性物品の個包装体。
  6. 前記第1ミシン目又は前記第2ミシン目から、これに近接する側の前記個包装シート端までの領域を、それ以外の領域とは異なる色に着色する、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
  7. 前記第1ミシン目及び前記第2ミシン目は、いずれも、非貫通部と貫通部とが交互に線状に複数個ずつ配置されたものであり、前記非貫通部の長さが0.5mm以上3.0mm以下の範囲であり、前記貫通部の長さが1.0mm以上3.0mm以下の範囲である、請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
  8. 前記個包装シートは、スパンボンド不織布又は前記スパンボンド不織布を含む複合不織布から構成される、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
  9. 前記個包装シートと前記吸収性物品との間に介在する剥離シートを更に有し、前記剥離シートは、前記個包装シートと前記剥離シートとは剥離不能に接合され、前記吸収性物品と前記剥離シートとは剥離可能に接着されている、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の吸収性物品の個包装体。
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